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Title:
STATIONARY VEHICLE GAME MACHINE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/087935
Kind Code:
A1
Abstract:
A safe stationary vehicle game machine enjoyable by an infant which allows an infant and an adult to ride on a vehicle together and caused such an illusion that they actually touch a character image projected on a display screen in an oscillatory atmosphere so that they can enter the world of images easily. The stationary vehicle game machine has an oscillatory vehicle housing (2) and the display screen of an image display unit (11) provided at the front portion (3F) of the vehicle body while directed rearward is covered with a touch panel (12). A seat (31) for infant and a seat (32) for adult are provided side by side, the seat (31) for infant is arranged forwardly of the seat (32) for adult, the touch panel (12) is arranged at such a position that the arm of an infant sitting in the seat (31) for infant reaches the touch panel, and an image control means (60) varies an image being displayed on the display screen based on the touch operation data obtained by a touch operation to the touch panel (12).

Inventors:
UEMURA HIROSHI (JP)
YAMADA ATSUHIRO (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/050347
Publication Date:
July 24, 2008
Filing Date:
January 15, 2008
Export Citation:
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Assignee:
SEGA KK DBA SEGA CORP (JP)
UEMURA HIROSHI (JP)
YAMADA ATSUHIRO (JP)
International Classes:
A63G31/04; A63F1/06; A63G31/14
Domestic Patent References:
WO2006118264A12006-11-09
Foreign References:
JPH0511990U1993-02-19
JPH07141108A1995-06-02
JP2000276040A2000-10-06
JPH0737285U1995-07-11
JPH09284687A1997-10-31
JPH0477988U1992-07-07
JP2006300786A2006-11-02
JP2000237446A2000-09-05
JP2006518076A2006-08-03
Attorney, Agent or Firm:
EHARA, Nozomu et al. (Daini Taki Building4, Kanda-Tacho 2-chom, Chiyoda-ku Tokyo 46, JP)
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Claims:
 床面を有し揺動する乗物筐体と、同乗物筐体の前側に後方に向けて配置された操作パネルと、同操作パネルに表示画面を後方に向けて配置された映像表示装置と、前記床面より後側に左右に並んで配置された複数の座席とを備える定置型乗物遊戯機において、
 前記映像表示装置の表示画面上はタッチパネルにより覆われ、
 前記座席は、左右に並んで配置された幼児用座席と大人用座席からなり、
 前記幼児用座席が前記大人用座席より前方に配置され、
 前記幼児用座席に着座した幼児の手が届く位置に前記タッチパネルが配置され、
 前記タッチパネルへのタッチ操作から得られるタッチ操作データに基づいて前記表示画面に表示される映像を変化させる映像制御手段を備え
たことを特徴とする定置型乗物遊戯機。
 前記幼児用座席が前記大人用座席より低い位置に配置されていることを特徴とする請求項1記載の定置型乗物遊戯機。
 前記乗物筐体の左右側面のうち前記幼児用座席側側面は、側壁で閉じられていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の定置型乗物遊戯機。
 前記座席に着座した遊戯者の動きまたは存在を検知する第1のセンサが、前記乗物筐体の床面より前側に配置され、
 前記映像制御手段は、前記タッチ操作データとともに前記第1のセンサが検出した検知データに基づいて前記表示画面に表示される映像を変化させることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項記載の定置型乗物遊戯機。
 前記乗物筐体の操作パネルには、カードに記録された情報を読み取るカード情報読取機が設けられることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項記載の定置型乗物遊戯機。
 前記乗物筐体には、座席前方にカード掃出し装置が搭載されることを特徴とする請求項5記載の定置型乗物遊戯機。
 前記大人用座席の前方には停止スイッチが配置され、
 同停止スイッチがオンすると乗物筐体の揺動を停止させるように動作する制御手段が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか1項記載の定置型乗物遊戯機。
 前記乗物筐体の近傍における人の動きまたは存在を検知する少なくとも1つの第2のセンサが、前記乗物筐体の周縁部に配置され、
 前記第2のセンサが検出した検知データに基づいて前記映像制御手段により前記表示画面に表示される映像が変化させられることを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれか1項記載の定置型乗物遊戯機。
 前記乗物筐体の近傍における人の動きまたは存在を検知する少なくとも1つの第2のセンサが、前記乗物筐体の周縁部に配置され、
 前記第2のセンサが検出した検知データに基づいて音声が発せられることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項記載の定置型乗物遊戯機。
Description:
定置型乗物遊戯機

 本発明は、幼児用の定置型乗物遊技機に する。

 この種の定置型乗物遊技機としては、特 文献1に記載された定置型乗物遊技機が知ら れている。

実開平5-11990号公報 特許文献1に開示さ た定置型乗物遊技機は、左右または前後に 動する乗物筐体に左右に子供2人が座れる長 子状の座席があり、ドアのない開口した入 口から入って同座席に着座した子供の前方 操作ハンドルとビデオモニタの表示画面が る。そして、遊技者による操作ハンドルの 作に応じた映像をビデオモニタの表示画面 映し出す制御を行っている。

 特許文献1に開示された定置型乗物遊技機 は、操作ハンドルを操作することで映像が変 化するので、約4歳未満の幼児の場合、ビデ モニタの表示画面に映し出されるキャラク との触れ合いが、操作ハンドルを介するこ で直接的でないので、幼児は、なかなか映 の世界に入って一緒に楽しむようなことが きない。

 また、幼児の場合は、揺動する乗物に幼 1人または2人で乗るのは、安全面で好まし なく、そこで大人が付き添うとなると、上 定置型乗物遊技機では、子供用にできた座 が大人には狭く、大人と一緒に幼児が乗っ 楽しむことが難しい。また、大人が無理に れたとしても幼児を圧迫するようなことに って却って安全性に問題が生じる。

 本発明は、かかる点に鑑みなされたもの 、その目的とする処は、幼児が大人と一緒 乗物に乗り、揺動する雰囲気の中で表示画 に映し出されたキャラクタ画像に実際に触 ているかのような錯覚を起こさせ、映像の 界に入り易くした、幼児にとって楽しく安 な定置型乗物遊技機を供する点にある。

 上記目的を達成するために、本発明は、床 を有し揺動する乗物筐体と、同乗物筐体の 側に後方に向けて配置された操作パネルと 同操作パネルに表示画面を後方に向けて配 された映像表示装置と、前記床面より後側 左右に並んで配置された複数の座席とを備 る定置型乗物遊戯機において、前記映像表 装置の表示画面上はタッチパネルにより覆 れ、前記座席は、左右に並んで配置された 児用座席と大人用座席からなり、前記幼児 座席が前記大人用座席より前方に配置され 前記幼児用座席に着座した幼児の手が届く 置に前記タッチパネルが配置され、前記タ チパネルへのタッチ操作から得られるタッ 操作データに基づいて前記表示画面に表示 れる映像を変化させる映像制御手段を備え
たことを特徴とする定置型乗物遊戯機が提供 される。

 本発明では、前記幼児用座席が前記大人 座席より低い位置に配置されるのが望まし 。

 好適には、前記乗物筐体の左右側面のう 前記幼児用座席側側面は、側壁で閉じられ 。

 本発明では、前記座席に着座した遊戯者 動きまたは存在を検知する第1のセンサが、 前記乗物筐体の床面より前側に配置され、前 記映像制御手段は、前記タッチ操作データと ともに前記第1のセンサが検出した検知デー に基づいて前記表示画面に表示される映像 変化させるようにすることができる。

 好適には、前記乗物筐体の操作盤には、 ードに記録された情報を読み取るカード情 読取機が設けられる。

 本発明の好ましい実施形態においては、 記乗物筐体には、座席前方にカード掃出し 置が搭載される。

 本発明の好ましい実施形態においては、 記大人用座席の前方には停止用スイッチが 置され、同停止用スイッチがオンすると乗 筐体の揺動が停止するよう制御がなされる

 本発明では、前記乗物筐体の近傍におけ 人の動きまたは存在を検知する少なくとも1 つの第2のセンサが、前記乗物筐体の周縁部 配置され、前記第2のセンサが検出した検知 ータに基づいて前記映像制御手段により前 表示画面に表示される映像を変化させるか または音声を発するかの少なくとも一方が 行される。

 本発明の定置型乗物遊戯機によれば、乗 筐体には左右に並んで設けられる幼児用座 が大人用座席より前方に配置されるので、 物筐体が揺動しても大人がともに乗って幼 を保護し易くて安全性が高い。

 また、大人用座席より前方に張り出した 児用座席に着座した幼児は、手が映像表示 置の表示画面上のタッチパネルに容易に届 ので、着座した幼児は、乗物筐体の揺動を じながら表示画面の映像を見て、キャラク 画像などが映し出されると自然と手が出て ッチパネルに触れ、タッチ操作により映像 変化することで、実際にキャラクタなどに わっているかのような錯覚を起こさせ揺動 る雰囲気の中で映像の世界に入り易くキャ クタと一緒に遊ぶ疑似体験を楽しむことが きる。

 幼児用座席が前記大人用座席より低い位 に配置されると、幼児が足を床面にしっか と踏ん張ることができ、安全性が向上する ともに、着座した幼児の自然な視線に映像 示装置の表示画面が入るように設計し易い

 乗物筐体の左右側面のうち幼児用座席側 面を側壁で閉じることにより、幼児用座席 着座した幼児は側壁と大人に左右を挟まれ 益々安全である。

 座席に着座した遊戯者の動きまたは存在 検知する第1のセンサが、乗物筐体の床面よ り前側に配置され、第1のセンサが検出した 知データに基づいて表示画面に表示される 像を変化させるようにすることにより、幼 が手をタッチパネルに近づけるだけで、映 が変化してあたかも画像表示されたキャラ タなどが手を触れようとしたことに反応し 動いたかのような錯覚を覚え、キャラクタ 実際に遊んでいる気持ちにさせ、ますます 像の世界に入り易くなり、キャラクタと一 になって楽しい擬似体験をすることができ 。

 また、乗物筐体の操作盤に、カードに記 された情報を読み取るカード情報読取機が けられることにより、異なる情報が記録さ たカードをカード情報読取機に読み取らせ ことで、映像表示装置が表示するキャラク 画像などを変えたりすることができ、好き キャラクタを表示させて一緒に遊ぶことが き、益々興味が増す。

 さらに、乗物筐体に、座席前方にカード 出し装置が搭載されることによって、カー 掃出し装置から掃出されたカードをカード 報読取機に読み取らせてプレイすることが きるとともに、プレイするごとにカードを け取り、種々のカードを収集することがで る。

 また、大人用座席の前方に停止用スイッ が配置され、同停止用スイッチがオンする 乗物筐体の揺動が停止するよう制御される 合は、極めて安全性が高い。

 乗物筐体の近傍における人の動きまたは 在を検知する少なくとも1つの第2のセンサ 、乗物筐体の周縁部に配置され、同第2のセ サが人を検知すると、表示画面に表示され 映像を変化させるか、音声を発するかの少 くとも一方が実行されるようにすることに り、乗物筐体に近づいた人の注意を喚起さ て該乗物遊戯機のプレイに積極的に誘うこ ができる。

本発明の一実施の形態に係る定置型乗 遊戯機の外観図である。 同定置型乗物遊戯機の一部切欠いた側 図である。 同定置型乗物遊戯機の一部切欠いた断 図である。 同定置型乗物遊戯機における制御系の 略ブロック図である。 同制御系による動作手順の一例を示す 略フローチャートである。 カードの一例を示す図である。 液晶ディスプレイの表示画面の一例を す図である。 液晶ディスプレイの表示画面の一例の の状態を示す図である。 液晶ディスプレイの表示画面の一例の た別の状態を示す図である。 液晶ディスプレイの表示画面の一例の さらに別の状態を示す図である。

符号の説明

 1…定置型乗物遊戯機、2…乗物筐体、3F…車 体前部、3C…床面、3R…車体後部、3L…側壁、 4…乗降口、
 5…鉛直パネル、6…ボンネットカバー、7… 作モニタ部、8…操作パネル、10…ビデオモ タ、11…液晶ディスプレイ、12…タッチパネ ル、13…バーコードリーダ、15…コイン収納 、16…緊急停止ボタン、17…カードディスペ サ、17a…カード掃出し口、18…スピーカ、20 …ドップラセンサ、25,26,27…犬模型、
 31…幼児用座席、32…大人用座席、
 40…基台、41…車輪、42…固定支持部材、43,4 4…軸受部材、43s,44s…支軸、45…揺動基板、46 …モータ、47…連結軸、48…偏心軸、49…軸受 部材、50…ピン、
 60…マイクロコンピュータ、61…CPU、62…ROM 63…RAM、70…コイン投入センサ、71…モータ 動回路、72…表示駆動回路、73…サウンド駆 動回路、74…ディスペンサ駆動回路、
 80…カード、81…バーコード。

 以下、本発明に係る一実施の形態につい 図1ないし図10に基づいて説明する。

 図1は本実施の形態に係る定置型乗物遊戯 機1の外観図である。

 なお、本明細書において、定置型乗物遊 機1の乗物が、想定された前進方向を向いた 姿勢を基準にして前後左右をそのまま前後左 右として説明することとする。

 二人乗りの小型自動四輪車を模した乗物 体2は、中央の床面3Cを挟んで前後に車体前 3Fと車体後部3Rが構成されており、床面3C上 空間は、左側面が側壁3Lで仕切られ、右側 は開放されて乗降口4となっている。

 車体前部3Fは、床面3Cの前端から立設した 鉛直パネル5と鉛直パネル5から前方に膨出し ボンネットカバー6で覆われており、ボンネ ットカバー6からは上方に操作モニタ部7が膨 形成されている。

 操作モニタ部7では、鉛直パネル5に連続 て上方に操作パネル8が若干前方に傾いて延 されており、図3に示されるように、操作パ ネル8には、その中央部よりいくらか左寄り ビデオモニタ10の大型液晶ディスプレイ11が けられ、液晶ディスプレイ11の表示画面を ってタッチパネル12が張設されている。

 タッチパネル12は、公知のもので、例え 特開平7-141108号公報に開示されているタッチ パネルを使用することができる。タッチパネ ル12は基本的には、ディスプレーモニタと、 ッチセンサとを組み合わせてなる入力装置 ある。タッチセンサには、マトリックス・ イッチの他、抵抗膜方式、静電容量方式、 響パルス認識方式、超音波表面弾性波方式 赤外遮光方式、画像認識方式等を用いたタ チセンサがあり、本発明ではいずれの方式 も採用が可能である。いずれの方式におい も、遊戯者がタッチパネル12の面の一部に れると、触れられた箇所の位置情報(座標情 )がタッチパネル12から入力インターフェー を介して入力信号としてマイクロコンピュ タ60に伝えられる。本発明においては、触 ている箇所のうち一点のみを検出するタッ パネルを用いているが、多点検出タッチパ ルを用いてもよい。

 液晶ディスプレイ11の左側には、カード 報読取機であるバーコードリーダ13が配設さ れている。バーコードリーダ13の上にはスピ カ18が配設されている。

 また、図3に示すように、操作パネル8の下 の鉛直パネル5の右側上部にコイン投入口14 あり、その下方にはコイン収納部15が配置さ れている。コイン投入口14のさらに右側に緊 停止ボタン16が配設され、鉛直パネル5の中 部にはカード掃出し装置であるカードディ ペンサ17のカード掃出し口17aが設けられて る。
鉛直パネル5の左側上部には左右に指向した 摺り19が突設されている。手摺り19は、後記 る幼児用座席31に着座した幼児が握り易い 置に設けられており、必要なときにはすぐ むことができ、安全性が高い。

 操作モニタ部7には、図2に示されるよう 、ビデオモニタ10の背後に電磁波センサの一 種であるドップラセンサ20が収容されている ドップラセンサは、マイクロ波センサであ 、人や物の動きを検知することができ、本 ップラセンサ20は遊戯者の手が液晶ディス レイ11に近づくのを検知できるように設定し てある。

 一方、車体後部3Rには、左右に並んで人 着座できる座席が形成され、左側が幼児用 席31であり、右側が大人用座席32である。図1 を参照して、幼児用座席31は、大人用座席32 り低い位置でかつ前方に張り出して配置さ 、両座席31、32の背もたれ31b,32bは前後にずれ て形成されている。

 幼児用座席31の左側は、側壁3Lで閉塞され ている。したがって、乗物筐体2には、右側 乗降口4から幼児Cが先に乗り込み、幼児用座 席31に着座し、次いで保護者である大人が乗 込み、大人用座席32に着座する。

 幼児用座席31に着座した幼児Cは、左側に 壁3Lがあり、右側に大人が着座するので、 右を側壁3Lと大人に挟まれ、後方は背もたれ 31bがあるので、極めて安全である。

 また、乗物筐体2の左右方向中央に対し、 ビデオモニタ10の液晶ディスプレイ11は、そ 中心が左方向幼児側に寄るように設けられ 。したがって、幼児Cは、幼児用座席31に着 した自然の姿勢で、視線の前方で、幼児に いいくらか左寄りに液晶ディスプレイ11の表 示画面を視ることができるとともに、自然に 延ばした手が液晶ディスプレイ11の上に覆わ たタッチパネル12に触れることができる(図2 参照)。

 なお、幼児用座席31は、液晶ディスプレ 11が配置される操作パネル8に正対するよう 形成されているが、液晶ディスプレイ11の上 に覆われたタッチパネル12により触り易いよ に、幼児用座席31の座板を水平方向に斜め 方に向けて液晶ディスプレイ11に向き合うよ うにしてもよい。

 本乗物筐体2のボンネットカバー6の上、 作モニタ部7の上および幼児用座席31の背も れ31bの後部に、それぞれ犬模型25,26,27が固定 されている。これらの犬模型は、ねじで固定 されており、随時別の種類の犬模型などに変 更することが可能である。なお、犬模型に限 らず他の動物や展示物を取り付けてもよい。

 さらに、乗物筐体2の前後端部に第2のド プラセンサ28,28が配置されて、乗物筐体2の 傍における人の動きを検知できるようにし いる。

 以上のような乗物筐体2全体は、揺動基板 45の上に搭載されている。

 車輪41および固定支持部材42を備えた基台 40の左右方向中央の前後に軸受部材43,44が立 されており、軸受部材43,44に前後方向に指向 して同軸に軸支された支軸43s,44sに、前記揺 基板45の前後が嵌着されて支持されている。 したがって、揺動基板45は、乗物筐体2ととも に左右に揺動可能である。

 基台40の上には、右前部にモータ46が載置 、固定され、モータ46の後方に突出した駆動 に同軸に連結された連結軸47の後端に偏心 48が連結されており、一方、揺動基板45の右 に寄った位置に立設された軸受部材49から ン50が後方に突設されており、同ピン50と偏 軸48とをリンク部材51が連結している。

 モータ46の駆動により偏心軸48が旋回し、 リンク部材51を介して揺動基板45を左右に揺 するが、モータ46の駆動軸(連結軸47)に対し 偏心軸48の偏心量は小さいので、揺動基板45 揺動も小さく、かつ揺動速度も小さくして 物筐体2をゆっくり左右に小さく揺動させる 。したがって、益々安全性が高い。

 以上のような構成の下で定置型乗物遊技 を駆動制御する制御系の概略ブロック図を 4に示し説明する。

 制御はマイクロコンピュータ60により行 れ、CPU61が処理制御を行う。CPU61は、ROM62に き込まれたプログラムに従い随時RAM63を利用 してゲームを進行させる。

 CPU61には、前記コイン投入口14に設けられ たコイン投入センサ70、前記バーコードリー 13、タッチパネル12、ドップラセンサ20、28 緊急停止ボタン16の緊急停止スイッチ16sから の信号が入力インタフェース64を介して入力 れ、情報処理が行われて、出力インタフェ ス65を介して各種制御信号が出力される。

 モータ46の駆動制御信号がモータ駆動回 71に出力されてモータ駆動回路71によりモー 46が駆動され、画像制御信号が表示駆動回 72に出力されて表示駆動回路72によりビデオ ニタ10が駆動され映像が表示される。

 また、スピーカ18の駆動制御信号がサウ ド駆動回路73に出力されてサウンド駆動回路 73によりスピーカ18が駆動され音声を発生す 。

 さらに、前記カードディスペンサ17の駆 制御信号がディスペンサ駆動回路74に出力さ れてカードディスペンサ17が駆動される。

 以上の制御系による動作手順の一例を図5 に示す概略フローチャートに従って説明する 。

 電源をオンすると、制御系が初期化され( ステップS1)、アドバタイズ映像が液晶ディス プレイ11の表示画面に表示される(ステップS2) 。なお、アドバタイズ状態ではアドバタイズ 映像が表示されるとともに、アドバタイズ音 楽や音声も発せられており、アドバタイズ映 像としては、キャラクタ画像である犬がワン ワン吠えながら野原で遊んでいる様子が映し 出される。

 なお、アドバタイズ状態では、乗物筐体2 の前後端部に配置された第2のドップラセン 28,28により乗物筐体2に人が近づいたのを検 したとき、液晶ディスプレイ11のアドバタイ ズ映像を変化させたり、「いっしょにあそぼ うよ」といった音声を発するようにして、乗 物筐体2に近づいた人の注意を喚起させて乗 筐体2に積極的に誘うようにすることができ 。

 また、第2のドップラセンサ28,28により乗 筐体2に人が近づいたのを検知したとき、液 晶ディスプレイ11の映像と同期して音声を発 するスピーカとは別に設けられた専用のス ーカにより音声を発生するようにしてもよ 。

 この場合には、乗物筐体2に人が近づいて も液晶ディスプレイ11の映像および音声には 化はなく、別個に設けられたスピーカによ 音声を発生し、乗物筐体2に近づいた人の注 意を喚起させて乗物筐体2に積極的に誘うよ にしている。

 本定置型乗物遊戯機1は、ビデオモニタ10 背後に、タッチパネル12の周辺における遊 者の動きを検知するドップラセンサ20が配置 され、液晶ディスプレイ11の表示画面に手等 近づくと、この動きを検知することができ 。

 ステップS3では、このドップラセンサ20に より液晶ディスプレイ11の表示画面に手が近 いたか否かを判別しており、手が画面に近 いたと判別されたときは、ステップS4に進 、キャラクタ画像の犬が近づいてくるなど 像が変化し、ステップS5に進む。手が画面に 近づかなければ、ステップS3からステップS5 飛ぶ。

 ステップS5では、コインがコイン投入口14 に投入されたか否かが判別され、コインの投 入があるまで、ステップS5からステップS2に り、ステップS2ないしS5が繰り返されてアド タイズ状態が継続する。

 そして、コインの投入があると、ステッ S5からステップS6に抜け、液晶ディスプレイ 11の画面が変わる。この際、図7に示すように 、犬小屋だけが映し出されるようにし、中に どんな犬がいるかは分からないようにしても よい。このようにすると、犬小屋の中にどん な犬がいるか分からないため、幼児たちの好 奇心を誘うことができる。

 または、複数種類の犬がランダムに現わ て遊んでいる映像を映し出すようにしても く、幼児の興味をそそることができる。

 次のステップS7で、カードディスペンサ17 が駆動されて、カード80(図6)がカード掃出し 17aから掃出される。カード80は、図6に示す うに、ある種類の犬の絵が大きく印刷され とともに、一側縁にバーコード81が印刷さ ている。なお、犬の絵とともに犬の解説を せてもよい。

 また、カード80の裏面にはスキャン用の ーコードとともに表面に描かれた犬のシル ット,名前,大きさ,毛の色や原産地が国旗と もに描かれるなど、その犬独自の情報のほ に、犬全般に共通する情報が記載されてお 、これにより、カード80は学習用の資料とし ても使用でき、かつ収集欲を誘発することが 可能となる。

 カード80には、複数の種類があり、種類 とに犬種を異にして、それぞれ印刷されて り、バーコードには印刷されている犬種を 別する情報が含まれている。

 カードディスペンサ17は、様々な犬種の ちから任意の犬種のカード80を掃出す。

 カード80を掃出すと、ステップS8で液晶デ ィスプレイ11に「カードをとってね」との表 をするとともに、音声によっても伝える。

 この表示と音声は、掃出されたカード80 取ったことをステップS9で確認するまで、ス テップS8に戻って繰り繰り返す。

 掃出されたカード80を取ると(ステップS9) ステップS10に進み、「カードをスキャンし ね」の表示が液晶ディスプレイ11にされる ともに、音声が発せられる。

 この表示と音声は、ステップS11でカード8 0をバーコードリーダ13の読取り溝にスライド させてスキャンしたと判断するまで、ステッ プS10に戻って繰り返す。

 ここで、バーコードリーダ13にスキャン るカード80は、ステップS7で掃出されたカー 80でなくてもよく、以前、この定置型乗物 戯機で遊んだときに取得したカード80を用い てスキャンしてもよい。

 複数種類のカード80を持っているときは 今回のプレイで取得したカード80を含め、中 から好きな犬種のカード80を選んで使用する とができる。ただし、別の種類のゲーム機 カードをスキャンしたような場合は、「カ ドが違うよ」と画像と音声で案内するよう なっている。

 カード80をバーコードリーダ13にスキャン すると、ステップS11からステップS12に抜け、 該カード80のバーコード80を読込み、ステッ S13に進む。

 ステップS13では、読込んだバーコード情 に応じた映像を液晶ディスプレイ11に表示 るとともに、音声も発する。

 バーコードリーダ13にスキャンしたカー 80に表示された犬種の情報がバーコード81か 読込まれ、それに対応する映像がRAM63から み取られ、その種類の犬の映像が液晶ディ プレイ11に表示されることになる。

 例えば、図8に示すように、先に液晶ディ スプレイ11に表示された犬小屋がズームアッ されて、犬小屋の出入り口に、その種類の がワンと吠えて現れる。そして、略同時に テップS14でモータ46が駆動されて、乗物筐 2が揺動を開始する。

 なお、図5のフローチャートでは省略した が、ステップS11でカード80のスキャンを待つ 、正しいカードがスキャンされるまでに一 時間が経過すると、カードがスキャンされ かったとしてコンピュータに予め初期設定 れている犬が自動的に選択されて液晶ディ プレイ11の表示画面に現われ、乗物筐体2が 動してゲームが進行するようにしている。

 次のステップS15では、「タッチして遊ん あげてね」の表示を液晶ディスプレイ11に るとともに、音声でも知らせる。

 なお、液晶ディスプレイ11の表示画面を うタッチパネル12に触ってもらうために、こ こで液晶ディスプレイ11でも犬がより近づい くるような映像を映し出して、自ずと手で でたくなるように誘導してもよい。

 そして、次のステップS16では、緊急停止 タン16が押され緊急停止スイッチ16sがオン たか否かを判別し、緊急停止スイッチ16sが フ状態のままならばステップS17に進み、緊 停止スイッチ16sがオンすれば、ステップS22 飛んで乗物の揺動を停止し、ゲームオーバ なり(ステップS23)、ステップS2に戻る。

 緊急停止ボタン16は、揺動する乗物筐体2 にあって幼児Cが揺動に驚いて泣いたり等し てゲームを中断する必要が生じた場合に、保 護者が操作するもので、幼児Cの隣りに座っ いる大人の前方の鉛直パネル5に設けられて るので、すぐに操作することができる。こ ように、緊急停止ボタン16により幼児Cにと てより安全な配慮がなされている。

 ステップS16において緊急停止スイッチ16s オフ状態でステップS17に進むと、液晶ディ プレイ11の表示画面に手を近づけたかどう をドップラセンサ20の検知信号から判断し、 幼児Cが手を近づけていなければステップS19 飛び、手を画面に近づけていればステップS1 7に進んで、液晶ディスプレイ11の画像が変化 して、例えば、図9に示すように、犬小屋の 入り口に現れた犬がさらに近づいてくる。

 そして、次のステップS19では、液晶ディ プレイ11の表示画面を覆うタッチパネル12に 手を接触したか否かが判別され、手が接触し てなければステップS21に飛び、タッチパネル 12に手が接触すると、ステップS20に進み、タ チパネル12の手が接触した場所および触り をタッチパネル12が検知して、タッチ場所お よびタッチの仕方に応じて、キャラクタ画像 (ここでは犬画像)が変化する。

 例えば、犬のお腹辺りをなでてやると、 ピーカ18からくんくん鳴き声を発したり、 るいは図10に示すように横になったりする。

 その他に、手が触れた方向に犬が顔を向 たり、頭をなでてやると尻尾をふったり、 より下側に触れると伏せをしたり等、様々 動作をする。

 そして、ステップS21において、所定のプ イ時間が経過してタイムアップとなったか かを判別しており、タイムアップになるま は、ステップS16に戻り、ステップS16ないし テップS21の各ステップが繰り返される。

 したがって、この間に幼児が画面に手を づけると、画面中の犬が近づいてきて、画 上のタッチパネル12に手が接触して犬画像 触ってあげると、いろいろと犬画像が変化 て本物の犬と一緒になって遊んでいるよう 錯覚を与えることができる。

 タッチパネル12に手が接触して犬画像に っている間は、ステップS16,S17,S19,S20,S21の各 テップが繰り返されている。

 なお、タッチパネル12に手が接触せず、 面に手を近づけ動かすだけでも、ステップS1 6,S17,S18,S19,S21の各ステップが繰り返されて犬 像を変化させることができる。

 このようにステップS16ないしステップS21 各ステップが繰り返されてプレイしている に、緊急停止ボタン16が押されると、前記 たようにステップS22に抜けて乗物の揺動を 止してゲームオーバとなり、またタイムア プになると、同様にステップS22に抜けて乗 の揺動を停止してゲームオーバとなる。ゲ ムオーバとなると、ステップS2のアドバタイ ズ状態となる。

 これに代って、緊急停止ボタン16を2段階 にして、1回目では揺動のみを止めるだけで ゲームはできるようにし、2回目を押すと、 ームオーバとなるようにしてもよい。

 以上のように、幼児用座席31に着座した 児Cの手が届く位置に液晶ディスプレイ11の 示画面上のタッチパネル12が配置されるので 、着座した幼児Cは、乗物筐体2の揺動を感じ がら表示画面の映像を見て、キャラクタ画 などが映し出されると触りたくなって自然 手が出てタッチパネルに触れ、タッチ操作 より映像が変化することで、実際にキャラ タなどにさわっているかのような錯覚を起 し、揺動する雰囲気の中で映像の世界に入 易くキャラクタと一緒に遊ぶ疑似体験を楽 むことができる。

 さらに、本定置型乗物遊戯機1では、ビデ オモニタ10の背後にタッチパネル12の周辺に ける遊戯者の動きを検知するドップラセン 20が配置され、ドップラセンサ20が検出した 作検知データに基づいて液晶ディスプレイ1 1の表示画面に表示される映像を変化させる で、幼児Cが手をタッチパネル12に近づける けで、映像が変化してあたかも画像表示さ たキャラクタなどが手を触れようとしたこ に反応して動いたかのような錯覚を覚え、 ャラクタと実際に遊んでいる気持ちにさせ ますます映像の世界に入り易くなり、楽し 擬似体験をすることができる。

 ドップラセンサの代わりに光センサを液 ディスプレイ11の表示画面に沿って配設す ことによっても同じような作用効果が期待 きる。

 本定置型乗物遊戯機1は、犬をテーマにし て、乗物筐体2の外表面には犬模型が取り付 られ、液晶ディスプレイ11に映し出されるキ ャラクタも、カード80に印刷されたキャラク も犬であったが、他の猫や虫などの生き物 その他のキャラクタをテーマにして構成し もよい。

 なお、乗物筐体2は、自動車に限らず動物 ボートや宇宙船、雲、空飛ぶカーペット等幼 児が興味を引くものなら、その形状を問わな い。

 また、カード80はバーコードに限らず、 気カードやICカードでもよい。

 さらに、バーコードはQRコードなどの2次 コードであってもよく、その場合のカード ーダはそのコードが読めるようにするのは 論である。