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Title:
STORAGE SECTION CONTROL UNIT, DATA PROCESSOR, STORAGE SECTION CONTROL SYSTEM, AND STORAGE SECTION CONTROL PROGRAM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/019772
Kind Code:
A1
Abstract:
Even if a failure on storage sections occurs, a request for the processing of the storage sections is allowed to be immediately resumed while ensuring the duplication of the data between the storage sections. Thus, the data in a predetermined storage area of one storage section (11) is copied to another storage section (12) in response to the instruction from a data processor (2). A duplication control section (26) for maintaining the data in the predetermined storage area to be in the duplication state as a result of being copied thereto, if an acquisition section (25) acquires device failure information, changes the operational state of the duplication control section (26) to the suspension state in which the issuance of the processing request and the duplication processing by the data processor (2) are suspended. The duplication control section (26), if the recovery of the device related to the device failure information is completed, changes the operational state from the suspension state to a temporary disconnection state, that is, changes the operational state to the state in which the duplication processing is suspended while resuming the issuance of the processing request by the data processor (2) and managing the result of the processing in response to the processing request by a processing section (21).

Inventors:
OOGAI NARUHIRO (JP)
TOKORO HIROTOMO (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/065534
Publication Date:
February 12, 2009
Filing Date:
August 08, 2007
Export Citation:
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Assignee:
FUJITSU LTD (JP)
OOGAI NARUHIRO (JP)
TOKORO HIROTOMO (JP)
International Classes:
G06F3/06
Foreign References:
JP2006293947A2006-10-26
JP2003076592A2003-03-14
JP2006293850A2006-10-26
JP2006285336A2006-10-19
JP2006099495A2006-04-13
Attorney, Agent or Firm:
SANADA, Tamotsu (5th Floor 10-31,Kichijoji-honcho,1-chome, Musashino-shi, Tokyo 04, JP)
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Claims:
 データを保持する少なくとも一の記憶部と、該一の記憶部に保持されたデータを処理対象とする少なくとも一つのデータ処理装置との間に介装された記憶部制御装置であって、
 該データ処理装置からの処理要求に応じて該一の記憶部に対する処理を行なう処理部と、
 該データ処理装置からの指示に応じて該一の記憶部の所定記憶領域内のデータを他の記憶部にコピーすることにより該所定記憶領域内のデータを二重化状態に維持する二重化処理を行なう二重化制御部と、
 該一の記憶部および該他の記憶部に係る装置の装置故障情報を取得する取得部とをそなえ、
 該二重化制御部が、該取得部によって該装置故障情報が取得されると、該二重化制御部の稼働状態を、該データ処理装置による該処理要求の発行および該二重化処理が中断される中断状態に遷移するとともに、該装置故障情報に係る装置の復旧が完了すると、該稼働状態を該中断状態から一時切離し状態、即ち、該データ処理装置による該処理要求の発行を再開させ該処理部による該処理要求に応じた処理結果を管理する一方で該二重化処理は中断する状態に遷移するように構成されたことを特徴とする、記憶部制御装置。
 該取得部が、該装置故障情報に係る装置が復旧されたことを検知して該二重化制御部に通知することを特徴とする、請求項1記載の記憶部制御装置。
 該二重化制御部は、該一時切離し状態に遷移したことを該データ処理装置に通知することを特徴とする、請求項1または請求項2記載の記憶部制御装置。
 該二重化制御部は、該一時切離し状態中に、該装置故障情報に基づいて該一の記憶部と該他の記憶部との該二重化状態を復旧する自動復旧態様をとり得るように構成されていることを特徴とする、請求項1~3のいずれか1項に記載の記憶部制御装置。
 該二重化制御部は、該一時切離し状態に遷移した後は、オペレータによって該一の記憶部と該他の記憶部との該二重化状態が復旧されるまで該一時切離し状態を維持する手動復旧態様をとり得るように構成されていることを特徴とする、請求項4記載の記憶部制御装置。
 該二重化制御部は、該自動復旧態様と該手動復旧態様とを切換え可能に構成されていることを特徴とする、請求項5記載の記憶部制御装置。
 該二重化制御部は、該一の記憶部と該他の記憶部との該二重化状態が復旧すると、その旨を該データ処理装置に通知することを特徴とする、請求項4~6のいずれか1項に記載の記憶部制御装置。
 該二重化制御部は、該一の記憶部と該他の記憶部との該二重化状態が復旧すると、該稼働状態を該一時切離し状態から、該データ処理装置による該処理要求の発行が実行されるとともに該二重化処理を実行する動作中状態に遷移することを特徴とする、請求項4~7のいずれか1項に記載の記憶部制御装置。
 該二重化制御部は、該一時切離し状態から該動作中状態に遷移すると、該一時切離し状態中に管理していた該処理結果に係る二重化処理を実行することを特徴とする、請求項8記載の記憶部制御装置。
 該二重化制御部は、該データ処理装置からの指示に応じて該稼働状態を示す稼働状態情報が変更されるテーブルに基づいて、該稼働状態を変更するように構成され、
 該二重化制御部は、該取得部によって該装置故障情報が取得されると、該データ処理装置からの指示に応じて該稼働状態情報が該中断状態を示すように変更された該テーブルに基づいて該中断状態に遷移する一方、該装置故障情報に係る装置の復旧が完了すると、該テーブルの該稼働状態情報を該中断状態から該一時切離し状態を示すように変更することにより、該一時切離し状態に遷移することを特徴とする、請求項1~9のいずれか1項に記載の記憶部制御装置。
 データを保持する少なくとも一の記憶部に接続され、該一の記憶部の所定記憶領域内のデータを他の記憶部にコピーすることにより該所定記憶領域内のデータを二重化状態に維持する二重化処理を行なう二重化制御部と該一の記憶部および該他の記憶部に係る装置の装置故障情報を取得する取得部とを有する記憶部制御装置に対して該一の記憶部に対するデータ処理を要求するとともに該二重化処理を要求するデータ処理装置であって、
 該記憶部制御装置の該取得部によって該装置故障情報が取得されると、該二重化制御部の稼働状態を、該二重化制御部による該二重化処理が中断される中断状態に遷移させ該一の記憶部に対する処理要求の発行を抑止するとともに、該装置故障情報に係る装置の復旧が完了し、該記憶部制御装置の該二重化制御部が、該稼働状態を該一時切離し状態、即ち、該処理要求に応じた処理結果を管理する一方で該二重化処理は中断する状態に遷移すると、該処理要求を発行する処理部をそなえて構成されていることを特徴とする、データ処理装置。
 該処理部は、該記憶部制御装置が該一時切離し状態中に該一の記憶部と該他の記憶部との二重化状態が復旧すると、該二重化制御部の稼働状態を該動作中状態に遷移させることを特徴とする、請求項11記載のデータ処理装置。
 データを保持する少なくとも一の記憶部と、
 該一の記憶部に保持されたデータを処理対象とする少なくとも一つのデータ処理装置と、
 該一の記憶部と該データ処理装置との間に介装された記憶部制御装置とをそなえ、
 該記憶部制御装置が、
 該データ処理装置からの処理要求に応じて該一の記憶部に対する処理を行なう第1処理部と、
 該データ処理装置からの指示に応じて該一の記憶部の所定記憶領域内のデータを他の記憶部にコピーすることにより該所定記憶領域内のデータを二重化状態に維持する二重化処理を行なう二重化制御部と、
 該一の記憶部および該他の記憶部に係る装置の装置故障情報を取得する取得部とをそなえるとともに、
 該記憶部制御装置の該二重化制御部が、該取得部によって該装置故障情報が取得されると、該二重化制御部の稼働状態を、該データ処理装置による該処理要求の発行および該二重化処理が中断される中断状態に遷移するとともに、該装置故障情報に係る装置の復旧が完了すると、該稼働状態を該中断状態から一時切離し状態、即ち、該データ処理装置による該処理要求の発行を再開させ該第1処理部による該処理要求に応じた処理結果を管理する一方で該二重化処理は中断する状態に遷移するように構成されたことを特徴とする、記憶部制御システム。
 該データ処理装置が、該記憶部制御装置の該取得部によって該装置故障情報が取得されると、該記憶部制御装置の該二重化制御部の稼働状態を該中断状態に遷移させ該一の記憶部に対する処理要求の発行を抑止するとともに、該装置故障情報に係る装置の復旧が完了し、該記憶部制御装置の該二重化制御部が該稼働状態を該一時切離し状態に遷移すると、該処理要求を発行する第2処理部をそなえて構成されたことを特徴とする、請求項13記載の記憶部制御システム。
 該記憶部制御装置の該取得部が、該装置故障情報に係る装置が復旧されたことを検知して該二重化制御部に通知することを特徴とする、請求項13または請求項14記載の記憶部制御システム。
 該記憶部制御装置の該二重化制御部は、該一時切離し状態に遷移したことを該データ処理装置に通知することを特徴とする、請求項13~15のいずれか1項に記載の記憶部制御システム。
 該記憶部制御装置の該二重化制御部は、該一時切離し状態中に、該装置故障情報に基づいて該一の記憶部と該他の記憶部との該二重化状態を復旧する自動復旧態様をとり得るように構成されていることを特徴とする、請求項13~16のいずれか1項に記載の記憶部制御システム。
 該記憶部制御装置の該二重化制御部は、該一時切離し状態に遷移した後は、オペレータによって該一の記憶部と該他の記憶部との該二重化状態が復旧されるまで該一時切離し状態を維持する手動復旧態様をとり得るように構成されていることを特徴とする、請求項17記載の記憶部制御システム。
 該記憶部制御装置の該二重化制御部は、該自動復旧態様と該手動復旧態様とを切換え可能に構成されていることを特徴とする、請求項18記載の記憶部制御システム。
 データを保持する少なくとも一の記憶部と、該一の記憶部に保持されたデータを処理対象とする少なくとも一つのデータ処理装置との間に介装された記憶部制御装置において、装置故障時にデータの二重化状態を復旧する機能をコンピュータに実現させるための記憶部制御プログラムであって、
 該データ処理装置からの処理要求に応じて該一の記憶部に対する処理を行なう処理部、
 該データ処理装置からの指示に応じて該一の記憶部の所定記憶領域内のデータを他の記憶部にコピーすることにより該所定記憶領域内のデータを二重化状態に維持する二重化処理を行なう二重化制御部、および、
 該一の記憶部および該他の記憶部に係る装置の装置故障情報を取得する取得部として、該コンピュータを機能させるとともに、
 該二重化制御部が、該取得部によって該装置故障情報が取得されると、該二重化制御部の稼働状態を、該データ処理装置による該処理要求の発行および該二重化処理が中断される中断状態に遷移するとともに、該装置故障情報に係る装置の復旧が完了すると、該稼働状態を該中断状態から一時切離し状態、即ち、該データ処理装置による該処理要求の発行を再開させ該処理部による該処理要求に応じた処理結果を管理する一方で該二重化処理は中断する状態に遷移するように、該コンピュータを機能させることを特徴とする、記憶部制御プログラム。
Description:
記憶部制御装置,データ処理装置 ,記憶部制御システム,及び記憶部制御プログ ム

 本発明は、複数の記憶部間でデータの二 化を行なう情報処理システムにおいて、複 の記憶部に係るハードエラーが発生した際 、二重化状態を復旧するための技術に関す 。

 従来から、例えば、図9に示すような記憶部 制御システム100において、複数のディスク装 置[記憶部;例えば、RAID(Redundant Arrays of Inexpe nsive Disks)装置]101~104間でデータの二重化(同 ;Equivalent Copy)を行なう技術がある。
 記憶部制御システム100は、ディスク装置101~ 104に保持されたデータを処理対象とするホス ト105と、ホスト105からのデータ処理要求(リ ド/ライト要求)に応じてディスク装置101,102 対する処理を行なう記憶部制御装置[図中“C M(Centralized Module)”と表記]110と、ホスト105か のデータ処理要求に応じてディスク装置103, 104に対する処理を行なう記憶部制御装置(図 “CM”と表記)120と、ホスト105と記憶部制御 置110とのインタフェース制御を行なうチャ ルアダプタ[図中“CA(Channel Adapter)”と表記]1 13a,113bと、ホスト105と記憶部制御装置120との ンタフェース制御を行なうチャネルアダプ (図中“CA”と表記)123a,123bと、記憶部制御装 置110とディスク装置(以下、単にディスクと う)101,102とのインタフェース制御を行なうフ ァイバチャネル[図中“FC(Fiber Channel)”と表 ;例えばディスクアダプタ(DA:Disk Adapter)]114a,1 14bと、記憶部制御装置120とディスク103,104と インタフェース制御を行なうファイバチャ ル(図中“FC”と表記)124a,124bとを備えて構成 れている。

 なお、記憶部制御装置110,120のそれぞれは 、データ処理を実行するCPU(Central Processing Un it)111,121と、キャッシュ112,122とをそれぞれ備 ている。また、記憶部制御装置110,120,CA113a,1 13b,123a,123b,FC114a,114b,124a,124b,およびディスク101 ~104によって、ストレージ装置106が構成され 。

 そして、記憶部制御システム100は、記憶部 御装置110,120が協働して、ディスク102の所定 領域内のデータを、ディスク103にコピーする ことにより、当該所定領域内のデータを二重 化している。
 具体的には、記憶部制御装置110,120は、ディ スク102の所定領域内のデータコピーを実行し 、コピー元のディスク102のデータをコピー先 のディスク103にコピーすることによって、か かる所定領域内のデータを二重化状態に保つ 。

 なお、従来から、現用系サイトとバックア プ用の待機系サイトを有するシステムにお て、現用系サイトのメンテナンス後に短時 で現用系サイトを再起動させる技術(例えば 、下記特許文献1)や、記憶装置間で複数グル プごとにコピーペアを管理するシステムに いて発生したコピーペア異常を効率的に回 する技術(例えば、下記特許文献2)や、複数 ディスク装置に二重書込みを行なうシステ において、部分フォーマットによって復旧 能なディスク媒体の障害時には、部分フォ マット中にも通常のディスク書き込み要求 対して多重書き込みを行なわせる技術(例え ば、下記特許文献3参照)がある。

特開2005-141381号公報

特開2006-350460号公報

特開平7-36629号公報

 ところで、図9に示す従来の記憶部制御シ ステム100において、ディスク102,103間でデー の二重化状態を維持している際に、ディス 102,103に係る故障、即ち、ディスク102,103や、 FC114b,124aのハードウェア故障(装置故障;以下 ハード故障ともいう)が発生して、ホスト105 らのデータアクセスが不可能になる事象が 生した場合、CPU111は二重化処理のコピー状 を管理している管理テーブル(図示略)上の ピーの状態を、エラー状態にしている。

 このエラー状態は、ディスク102,103のペア状 態(二重化状態)が成立していないことを表わ 状態であり、例えばディスク交換などをし ハード故障を復旧してもエラー状態はその ま維持される。
 したがって、ディスク102,103間の二重化状態 を再度成立させるためには、管理テーブル上 のディスク102,103の二重化状態を管理するた のセッション自体を一度削除した上で、再 、セッションを立ち上げてディスク102から ィスク103へのデータ転送を一からやり直す いう手順が必要となる。

 さらに、かかる手順は、ハード故障の状況 係わらず、例えば二重化対象のうち一部分 データに係る故障の場合であっても、全て 二重化対象のデータのコピーを再度実行し ければならず、効率が悪い。
 また、ホスト105は、ハード故障が検出され 管理テーブルがエラー状態になってから、 ィスク102,103が再度二重化状態に復帰するま での間は、ディスク102,103に対する処理を実 することができなくなってしまう。

 本発明は、このような課題に鑑み創案さ たもので、記憶部に係る故障が発生しても 複数の記憶部間のデータの二重化を保障し がら、記憶部に対する処理要求を早急に再 できるようにすることを目的とする。

 上記目的を達成するために、本発明の記 部制御装置は、データを保持する少なくと 一の記憶部と、該一の記憶部に保持された ータを処理対象とする少なくとも一つのデ タ処理装置との間に介装されたものであっ 、該データ処理装置からの処理要求に応じ 該一の記憶部に対する処理を行なう処理部 、該データ処理装置からの指示に応じて該 の記憶部の所定記憶領域内のデータを他の 憶部にコピーすることにより該所定記憶領 内のデータを二重化状態に維持する二重化 理を行なう二重化制御部と、該一の記憶部 よび該他の記憶部に係る装置の装置故障情 を取得する取得部とをそなえ、該二重化制 部が、該取得部によって該装置故障情報が 得されると、該二重化制御部の稼働状態を 該データ処理装置による該処理要求の発行 よび該二重化処理が中断される中断状態に 移するとともに、該装置故障情報に係る装 の復旧が完了すると、該稼働状態を該中断 態から一時切離し状態、即ち、該データ処 装置による該処理要求の発行を再開させ該 理部による該処理要求に応じた処理結果を 理する一方で該二重化処理は中断する状態 遷移するように構成されたことを特徴とし いる。

 なお、該取得部が、該装置故障情報に係る 置が復旧されたことを検知して該二重化制 部に通知することが好ましい。
 また、該二重化制御部は、該一時切離し状 に遷移したことを該データ処理装置に通知 ることが好ましい。
 さらに、該二重化制御部は、該一時切離し 態中に、該装置故障情報に基づいて該一の 憶部と該他の記憶部との該二重化状態を復 する自動復旧態様をとり得るように構成さ ていることが好ましい。

 なお、該二重化制御部は、該一時切離し 態に遷移した後は、オペレータによって該 の記憶部と該他の記憶部との該二重化状態 復旧されるまで該一時切離し状態を維持す 手動復旧態様をとり得るように構成されて ることが好ましく、さらには、該二重化制 部は、該自動復旧態様と該手動復旧態様と 切換え可能に構成されていることが好まし 。

 また、該二重化制御部は、該一の記憶部と 他の記憶部との該二重化状態が復旧すると その旨を該データ処理装置に通知すること 好ましい。
 さらに、該二重化制御部は、該一の記憶部 該他の記憶部との該二重化状態が復旧する 、該稼働状態を該一時切離し状態から、該 ータ処理装置による該処理要求の発行が実 されるとともに該二重化処理を実行する動 中状態に遷移することが好ましい。

 なお、該二重化制御部は、該一時切離し状 から該動作中状態に遷移すると、該一時切 し状態中に管理していた該処理結果に係る 重化処理を実行することが好ましい。
 また、該二重化制御部は、該データ処理装 からの指示に応じて該稼働状態を示す稼働 態情報が変更されるテーブルに基づいて、 稼働状態を変更するように構成され、該二 化制御部は、該取得部によって該装置故障 報が取得されると、該データ処理装置から 指示に応じて該稼働状態情報が該中断状態 示すように変更された該テーブルに基づい 該中断状態に遷移する一方、該装置故障情 に係る装置の復旧が完了すると、該テーブ の該稼働状態情報を該中断状態から該一時 離し状態を示すように変更することにより 該一時切離し状態に遷移することが好まし 。

 また、上記目的を達成するために、本発 のデータ処理装置は、データを保持する少 くとも一の記憶部に接続され、該一の記憶 の所定記憶領域内のデータを他の記憶部に ピーすることにより該所定記憶領域内のデ タを二重化状態に維持する二重化処理を行 う二重化制御部と該一の記憶部および該他 記憶部に係る装置の装置故障情報を取得す 取得部とを有する記憶部制御装置に対して 一の記憶部に対するデータ処理を要求する ともに該二重化処理を要求するものであっ 、該記憶部制御装置の該取得部によって該 置故障情報が取得されると、該二重化制御 の稼働状態を、該二重化制御部による該二 化処理が中断される中断状態に遷移させ該 の記憶部に対する処理要求の発行を抑止す とともに、該装置故障情報に係る装置の復 が完了し、該記憶部制御装置の該二重化制 部が、該稼働状態を該一時切離し状態、即 、該処理要求に応じた処理結果を管理する 方で該二重化処理は中断する状態に遷移す と、該処理要求を発行する処理部をそなえ 構成されていることを特徴としている。

 なお、該処理部は、該記憶部制御装置が該 時切離し状態中に該一の記憶部と該他の記 部との二重化状態が復旧すると、該二重化 御部の稼働状態を該動作中状態に遷移させ ことが好ましい。
 また、上記目的を達成するために、本発明 記憶部制御システムは、データを保持する なくとも一の記憶部と、この一の記憶部に 持されたデータを処理対象とする少なくと 一つのデータ処理装置と、該一の記憶部と データ処理装置との間に介装された記憶部 御装置とをそなえ、該記憶部制御装置が、 データ処理装置からの処理要求に応じて該 の記憶部に対する処理を行なう第1処理部と 、該データ処理装置からの指示に応じて該一 の記憶部の所定記憶領域内のデータを他の記 憶部にコピーすることにより該所定記憶領域 内のデータを二重化状態に維持する二重化処 理を行なう二重化制御部と、該一の記憶部お よび該他の記憶部に係る装置の装置故障情報 を取得する取得部とをそなえるとともに、該 記憶部制御装置の該二重化制御部が、該取得 部によって該装置故障情報が取得されると、 該二重化制御部の稼働状態を、該データ処理 装置による該処理要求の発行および該二重化 処理が中断される中断状態に遷移するととも に、該装置故障情報に係る装置の復旧が完了 すると、該稼働状態を該中断状態から一時切 離し状態、即ち、該データ処理装置による該 処理要求の発行を再開させ該第1処理部によ 該処理要求に応じた処理結果を管理する一 で該二重化処理は中断する状態に遷移する うに構成されたことを特徴としている。

 なお、該データ処理装置が、該記憶部制 装置の該取得部によって該装置故障情報が 得されると、該記憶部制御装置の該二重化 御部の稼働状態を該中断状態に遷移させ該 の記憶部に対する処理要求の発行を抑止す とともに、該装置故障情報に係る装置の復 が完了し、該記憶部制御装置の該二重化制 部が該稼働状態を該一時切離し状態に遷移 ると、該処理要求を発行する第2処理部をそ なえて構成されることが好ましい。

 また、上記目的を達成するために、本発 の記憶部制御プログラムは、データを保持 る少なくとも一の記憶部と、該一の記憶部 保持されたデータを処理対象とする少なく も一つのデータ処理装置との間に介装され 記憶部制御装置において、装置故障時にデ タの二重化状態を復旧する機能をコンピュ タに実現させるためのプログラムであって 該データ処理装置からの処理要求に応じて 一の記憶部に対する処理を行なう処理部、 データ処理装置からの指示に応じて該一の 憶部の所定記憶領域内のデータを他の記憶 にコピーすることにより該所定記憶領域内 データを二重化状態に維持する二重化処理 行なう二重化制御部、および、該一の記憶 および該他の記憶部に係る装置の装置故障 報を取得する取得部として、該コンピュー を機能させるとともに、該二重化制御部が 該取得部によって該装置故障情報が取得さ ると、該二重化制御部の稼働状態を、該デ タ処理装置による該処理要求の発行および 二重化処理が中断される中断状態に遷移す とともに、該装置故障情報に係る装置の復 が完了すると、該稼働状態を該中断状態か 一時切離し状態、即ち、該データ処理装置 よる該処理要求の発行を再開させ該処理部 よる該処理要求に応じた処理結果を管理す 一方で該二重化処理は中断する状態に遷移 るように、該コンピュータを機能させるこ を特徴としている。

 このように、本発明によれば、二重化制 部が、取得部によって装置故障情報が取得 れると、二重化制御部の稼働状態を、デー 処理装置による処理要求の発行および二重 処理が中断される中断状態に遷移するとと に、装置故障情報に係る装置の復旧が完了 ると、稼働状態を中断状態から一時切離し 態、即ち、データ処理装置による処理要求 発行を再開させ処理部による処理要求に応 た処理結果を管理する一方で二重化処理は 断する状態に遷移するように構成されてい ので、記憶部に係る装置のハード故障が発 しても、一の記憶部と他の記憶部とのデー の二重化を保障しながら、一の記憶部と他 記憶部とに対するデータ処理装置による処 要求の発行を早急に再開できる。

 また、本発明によれば、データ処理装置 、記憶部制御装置の取得部によって装置故 情報が取得されると、二重化制御部の稼働 態を、二重化制御部による二重化処理が中 される中断状態に遷移させ一の記憶部に対 る処理要求の発行を抑止するとともに、装 故障情報に係る装置の復旧が完了し、記憶 制御装置の二重化制御部が、稼働状態を一 切離し状態、即ち、処理要求に応じた処理 果を管理する一方で二重化処理は中断する 態に遷移すると、処理要求を発行する処理 をそなえて構成されているので、一の記憶 もしくは他の記憶部に係る装置故障が発生 ても従来技術のごとく二重化処理をキャン ルすることなく、装置故障情報に係る装置 復旧が完了すればすぐに処理を再開できる

本発明の一実施形態としての記憶部制 システムの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態としての記憶部制 システムのCMのCPUのコピー制御部が保持す テーブルを説明するための図である。 本発明の一実施形態としての記憶部制 システムのCMのCPUのコピー制御部による稼 状態の遷移を説明するための図である。 本発明の一実施形態としての記憶部制 システムのディスクに係る装置故障発生時 動作手順を説明するためのフローチャート ある。 図4における二重化処理の開始処理の処 理手順を説明するためのフローチャートであ る。 図4における復旧モード選択論理の処理 手順を説明するためのフローチャートである 。 図4における手動復旧論理の処理手順を 説明するためのフローチャートである。 図4における自動復旧論理の処理手順を 説明するためのフローチャートである。 従来の記憶部制御システムの構成を示 ブロック図である。

符号の説明

 1,100 記憶部制御システム
 2,105 ホスト(データ処理装置)
 2a 処理部(第2処理部)
 3,106 ストレージ装置
 4 バックアップ用ストレージ装置
 5 記録媒体
 10~13,101~104 ディスク装置(記憶部)
 20,30,110,120 記憶部制御装置(CM:Centralized Modul e)
 21 CPU(Central Processing Unit;処理部,第1処理部)
 22,32,112,122 キャッシュ
 23a,23b,33a,33b,113a,113b,123a,123b CA(Channel Adapter)
 24a,24b,34a,34b,114a,114b,124a,124b FC(Fiber Channel)
 25 システム制御部(取得部)
 26 コピー制御部(二重化制御部)
 26a コピーセッション管理テーブル(テーブ )
 26a-1 コピー管理番号
 26a-2 コピー状態(稼働状態)
 26a-3 コピーフラグ
 26a-4 コピー先LUN(Logical Unit Number)
 26a-5 コピー元LUN
 26a-6 コピー元コピー対象開始LBA(Logical Block  Address)
 26a-7 コピー先コピー対象開始LBA
 26a-8 コピー対象ブロック数
 26a-9 コピー状態管理ビットマップ
 30 記憶部制御装置(CM)
 31,111,121 CPU
 35 システム制御部
 36 コピー制御部

 以下、図面を参照しながら本発明の実施の 態について説明する。
 〔1〕本発明の一実施形態について
 まず、図1に示すブロック図を参照しながら 、本発明の一実施形態としての記憶部制御シ ステム(以下、本記憶部制御システムという)1 の構成について説明すると、本記憶部制御シ ステム1は、ホスト(データ処理装置)2,ストレ ジ装置3,およびバックアップ用ストレージ 置4とから構成されている。

 ホスト2は処理部(第2処理部)2aをそなえ、処 部2aは、ストレージ装置3に対して処理要求 発行する。具体的には、後述するディスク 置[記憶部;例えばRAID(Redundant Arrays of Inexpen sive Disks)装置]10~13に対して書込み要求(ライ 要求)や読出し要求(リード要求)を行なう。
 さらに、処理部2aは、後述するストレージ 置3内のコピー制御部26の稼働状態を変更す が、その点については後述する図3を参照し がら詳述する。

 ストレージ装置3は、ディスク装置(以下、 にディスクともいう)10~13と、CM(Centralized Modu le;記憶部制御装置)20,30と、CA(Channel Adapter)23a, 23b,33a,33bと、FC(Fiber Channel)24a,24b,34a,34bとを備 て構成されている。
 ディスク10~13はデータを保持する記憶部で る。なお、ディスク12には、後述するコピー 制御部(二重化制御部)26,36によって、ディス 11のデータがコピーされる。

 ここで、バックアップ用ストレージ装置4は 、記録媒体(例えば磁気テープ)5をそなえてお り、ストレージ装置3のディスク10~13に保持さ れたデータのバックアップを記録媒体5にス レージ装置4からの指示に応じて、あるいは 定期的に、もしくは、所定タイミングで実 する。
 ストレージ装置3のCM20,30は、ホスト2の処理 2a(以下、単にホスト2ともいう)からのディ ク10~13に対するデータの処理要求に応じてデ ィスク10~13に対する処理を行なうものであり ここでは、CM20がディスク10,11に対する処理 行なう一方、CM30がディスク12,13に対する処 を行なうように構成されている。

 CM20は、ホスト2からの処理要求に応じてデ スク10,11に対する書込み処理や読出し処理な どを行なうCPU(Central Processing Unit;処理部;第1 理部)21、および、一次メモリとしてのキャ シュ22を備えている。
 また、CM30もCM20と同様に、ディスク12,13に対 する書込み処理や読出し処理などを行なうCPU 31およびキャッシュ32を備えている。

 なお、CM20とCM30とは、互いに情報を送受信 能に接続されている。
 CA23a,23bは、ホスト2とCM20とのインタフェー 制御部として機能するものであり、CA33a,33b 、ホスト2とCM30とのインタフェース制御部と して機能するものである。
 FC24a,24bは、ディスク10,11とCM20とのインタフ ース制御部として機能するものであり、FC34 a,34bは、ディスク12,13とCM30とのインタフェー 制御部として機能するものである。なお、F C24a,24b,34a,34bは、例えばディスクアダプタ(Disk  Adapter)である。

 このように、CM20は、CA23a,23bおよびFC24a,24bを それぞれ介して、ホスト2とディスク10,11との 間に介装されている。
 したがって、ホスト2からのリード/ライト 求は、CA23a,23bを介してCM20のCPU21に送られ、 た、CPU21からの応答は、CA23a,23bを介してホス ト2に送られる。

 また、CPU21とディスク10との間の情報のやり 取りはFC24aを介して行われ、CPU21とディスク11 との間の情報のやり取りはFC24bを介して行わ る。
 CM30は、CA33a,33bおよびFC34a,34bをそれぞれ介し て、ホスト2とディスク12,13との間に介装され ている。
 したがって、ホスト2からのリード/ライト 求は、CA33a,33bを介してCM30のCPU31に送られ、 た、CPU31からの応答は、CA33a,33bを介してホス ト2に送られる。
 また、CPU31とディスク12との間の情報のやり 取りはFC34aを介して行われ、CPU31とディスク13 との間の情報のやり取りはFC34bを介して行わ る。

 次に、CM20のCPU21およびCM30のCPU31の詳細に いて説明すると、CPU21は、システム制御部( 得部)25とコピー制御部(二重化制御部)26とを そなえ、CPU31は、システム制御部35とコピー 御部36とをそなえて構成されている。

 CPU31のシステム制御部35は、ディスク12,13 よびFC34a,34b等のエラー状態を監視し、これ ハードウェアの故障(異常;以下、ハード故 ともいう)を検出するものであり、具体的に 、ディスク12,13およびFC34a,34b等のディスク12 ,13に係る装置の故障情報(装置故障情報)を取 する。なお、ディスク12,13がRAID装置の場合 、ディスク12,13の故障とは二重故障をいう

 さらに、システム制御部35はディスク12,13に 係る装置の故障情報を取得すると、その旨を ホスト2に通知すべく、ホスト2に対してCA33a,3 3bを介してセンスを上げるとともに、CPU21の ステム制御部25にもその旨を通知する。
 コピー制御部36は、ホスト2の指示に応じて 重化処理を行なうものであり、ここではデ スク11がコピー元でありディスク12がコピー 先であるので、コピー制御部26からコピーの めに送信されてきたデータをディスク12に 録することによって、コピー制御部26に従動 して二重化処理を実現する。

 CPU21のシステム制御部25は、ディスク10,11 よびFC24a,24b等のエラー状態を監視し、これ ハードウェアの故障(以下、ハード故障とも いう)を検出するものであり、具体的には、 ィスク10,11およびFC24a,24b等、ディスク10,11に る装置の故障情報(装置故障情報)を取得す 。なお、ディスク10,11がRAID装置の場合は、 ィスク10,11の故障とは二重故障をいう。

 さらに、システム制御部25はディスク10,11に 係る装置の故障情報を取得すると、その旨を ホスト2に通知すべく、ホスト2に対してCA23a,2 3bを介してセンスを上げる。
 また、システム制御部25は、CM30のCPU31のシ テム制御部35からディスク12,13に係る装置の 障情報を取得するように構成されている。

 そして、システム制御部25は、ディスク10,11 に係る装置の故障情報およびディスク12,13に る装置の故障情報を取得すると、コピー制 部26に取得した故障情報を通知する。
 さらに、システム制御部25は、ディスク10~13 に係る装置の故障情報が取得された後に、本 記憶部制御システム1のオペレータや管理者( 下、単にオペレータという)によって、装置 交換や部品交換、あるいは、修理調整等によ ってハード故障が解消されると、当該故障情 報に係る装置が復旧されたことを検知して、 その旨をコピー制御部26に通知する。

 なお、システム制御部25は、少なくとも二 化対象のディスク11,12に係る装置の故障情報 や復旧された旨のみをコピー制御部26に通知 てもよい。
 コピー制御部26は、ホスト2からの指示に応 てディスク11の所定記憶領域内のデータを ィスク12にコピーすることにより、かかる所 定記憶領域内のデータを二重化状態に維持す る二重化処理を行なうものである。

 なお、以下の説明においてコピーとは、特 断らない場合には二重化処理のためのコピ をいい、二重化と同義で使用する。
 コピー制御部26は、図2に示すコピーセッシ ン管理テーブル(以下、テーブルという)26a 有している。このテーブル26aは、基本的に ホスト2からの指示に応じて、コピー制御部2 6の稼働状態を示す稼働状態情報(後述するコ ー状態26a-2)を変更されるものであり、コピ 制御部26は、テーブル26aに基づいて稼働状 を変更するとともに二重化処理を制御する

 具体的には、テーブル26aは、コピー管理 号26a-1毎に、コピー状態26a-2,コピーフラグ26 a-3,コピー元LUN(Logical Unit Number)26a-4,コピー先 LUN26a-5,コピー元コピー対象開始LBA(Logical Block  Address)26a-6,コピー先コピー対象開始LBA26a-7, ピー対象ブロック数26a-8,およびコピー状態 理ビットマップ(Bit Map)26a-9を管理情報とし 保持している。

 なお、図2に示す例では、コピー管理番号26a -1が一つの場合のテーブル構成例である。
 これら管理情報は、ホスト2からの指示に基 づいて、コピー制御部26が登録,変更,削除等 更新を行なう。
 コピー管理番号26a-1は、コピー動作(二重化 理)ごとに付けられる一意的な番号である。

 コピー状態26a-2は、コピー制御部26によるコ ピー状態(二重化処理の状態)を示す稼働状態 報であり、初期状態(IDLE状態),予約状態(RESER VE状態),動作中状態(ACTIVE状態),一時切離し状 (SUSPEND状態),およびエラー状態(中断状態;ERROR 状態)の5つの稼働状態を示す。
 ここで、初期状態は未使用の状態を示し、 約状態は準備状態を示し、動作中状態は二 化処理中である状態(つまり、データの二重 化の保障がとれた状態)を示す。

 一時切離し状態は、二重化対象のディス 11,12を一時的に切離して、二重化処理のみ 一時的に切離した状態、即ち、ホスト2によ ディスク11,12に対する処理要求を発行させ( まり、ホスト2からの処理要求をCPU21が受け けて)、CPU21による当該処理要求に応じた処 結果を管理する一方で、コピー制御部26に る二重化処理は中断する状態を示す。

 エラー状態は、ホスト2による処理要求の発 行(つまり、ホスト2からの処理要求のCPU21の け付け)およびコピー制御部26による二重化 理の両方が中断される状態を示す。
 コピーフラグ26a-3は、システム制御部25によ ってディスク11,12に係る故障情報が取得され テーブル26aのコピー状態26a-2が一時切離し 態を示すものに変更された場合に、かかる 障情報に基づいてディスク11,12間の二重化状 態を自動的に復旧する自動復旧モード(方法) 、オペレータによる手動復旧を促してディ ク11,12間の二重化状態が復旧するまでは一 切離し状態を維持するだけの手動復旧モー (方法)とを切換えるフラグである。

 ここでは、コピーフラグ26a-3は、手動復旧 ードを示す場合が“0”、自動復旧モードを す場合が“1”である。
 つまり、コピー制御部26は、自動復旧モー および手動復旧モードをとり得るように構 されるとともに、これら2つのモードを切換 可能に構成されている。
 なお、システム制御部25の故障情報取得時 、コピー制御部26が一時切離し状態へ遷移す る点は、本発明の特徴部分であるため、その 点については後述する図3を参照しながら詳 に説明する。

 コピー元LUN26a-4は、二重化処理のためのデ タの転送元であるディスク11の論理ユニット 番号であり、これに対してコピー先LUN26a-5は 二重化処理のためのデータの転送先である ィスク12の論理ユニット番号である。
 コピー元コピー対象開始LBA26a-6は、転送元 あるディスク11の論理ユニットでの二重化の ためのコピー開始アドレスであり、これに対 してコピー先コピー対象開始LBA26a-7は、転送 であるディスク12の論理ユニットでの二重 のためのコピー開始アドレスである。

 コピー対象ブロック数26a-8は、二重化処理 かかるコピー転送量をである。
 コピー管理状態ビットマップ26a-9は、コピ 状態(二重化状態)を管理するためのビットマ ップである。
 そして、コピー制御部26は、ディスク11,12間 の二重化処理を、ホスト2の指示に基づいて 録した、コピー元LUN26a-4,コピー先LUN26a-5,コ ー元コピー対象開始LBA26a-6,コピー先コピー 象開始LBA26a-7,コピー対象ブロック数26a-8,お びコピー状態管理ビットマップ26a-9に基づい て実行する。

 さらに、コピー制御部26は、ホスト2からの 示に基づくテーブル26aのコピー状態26a-2お びコピーフラグ26a-3の変更、もしくは、自身 によるコピー状態26a-2の変更によって、稼働 態や復旧モードを制御する。
 例えば、図3に示すように、コピー制御部26 、初期状態時に、ホスト2からの指示に応じ てコピー予約コマンドを実施する際には、テ ーブル26aのコピー状態26a-2を、予約状態を示 ものに変更して予約状態に遷移する(図中矢 印x1参照)。

 また、コピー制御部26は、予約状態時に、 スト2の指示に応じてコピー開始コマンドを 行する際には、コピー状態26a-2を、動作中 態を示すものに変更して動作中状態に遷移 る(図中矢印x2参照)。
 なお、コピー制御部26は、動作中状態時あ いは一時切離し状態時もしくはエラー状態 に、ホスト2からの指示で二重化処理を停止 るときは、コピー状態26a-2を、再度初期状 を示すものに変更して、初期状態に遷移す (図中矢印x3,x4,x5参照)。

 さらに、コピー制御部26は、動作中状態時 、ホスト2の指示に応じて一時切離しコマン を実行する際には、コピー状態26a-2を、一 切離し状態を示すものに変更して一時切離 状態に遷移する(図中矢印x6参照)。
 また、コピー制御部26は、一時切離し状態 に、ホスト2の指示に応じて再同期コマンド 実行する際には、コピー状態26a-2を、動作 状態を示すものに変更して動作中状態に遷 する(図中矢印x7参照)。

 そして、動作中状態時にハード故障が発 し、システム制御部25によって古書情報が 得されると、システム制御部25が故障情報を ホスト2に通知し、通知を受けたホスト2はコ ー制御部26の二重化処理を中断すべく、エ ー状態に遷移するようにコピー制御部26に指 示をする。この指示をコピー制御部26が受け ると、コピー制御部26はコピー状態26a-2を、 エラー状態を示すものに変更してエラー状態 に遷移する(図中矢印x8参照)。

 最後に、コピー制御部26は、ハード故障 発生してエラー状態に遷移した後、オペレ タによってハード故障が解消され故障情報 係る装置の復旧が完了すると(具体的には、 ステム制御部25から当該故障情報に係る装 が復旧されたことの通知を受ける)と、コピ 状態26a-2を、一時切離し状態を示すものに ら変更して一時切離し状態に遷移する(図中 印x9参照)。

 ここで、上述したようにテーブル26aのコ ー状態26a-2が一時切離し状態であれば、ホ ト2(処理部2a)は通常どおりディスク10~13に対 る処理要求を発行し、CPU21はホスト2からの 理要求を実行するので、コピー制御部26は ード故障が復旧されるとコピー状態26a-2をエ ラー状態から一時切離し状態に遷移させるこ とによって、ホスト2は二重化処理が復旧す 前に処理を再開することができる。

 このとき、前述した図9に示す従来のホス トであれば、ハード故障が検出されてコピー 制御部26がエラー状態に遷移すると、オペレ タの指示もしくは自動的にコピー停止コマ ドをコピー制御部26に発行して初期状態に 移させる(図3の矢印x5参照)が、ホスト2(処理 2a)は、コピー制御部26がエラー状態になっ もコピー停止コマンドの発行(つまり、ディ ク11,12のコピーセッションのキャンセル)を 止して、ハード故障が復旧してコピー制御 26が一時切離し状態になるまで待機する。

 これにより、コピー制御部26がハード故障 復旧に応じて稼働状態をエラー状態から一 切離し状態に遷移させることができるので る。
 また、コピー制御部26は、一時切離し状態 に、二重化対象のコピー元のディスク11に対 する書き込み要求(データ更新要求)がCPU21に って実行されると、その更新データを保持 管理するので、後に当該更新データの二重 を確実に実行でき、ディスク11,12の二重化状 態を確実に維持することもできる。

 なお、コピー制御部26は、自身の稼働状 をエラー状態から一時切離し状態に遷移さ る(つまり、テーブル26aのコピー状態26a-2を き換える)と、一時切離し状態に遷移したこ をホスト2に通知するように構成されている 。これにより、ホスト2はハード故障が復旧 コピー制御部26が一時切離し状態になったこ とを確実に知ることができ、ディスク11,12に する処理要求を確実に再開できる。

 また、コピー元のディスク11に係るが故 した場合は、後述のごとくオペレータの手 によって、バックアップ用ストレージ装置4 記録媒体5からデータをコピーしてきて故障 データおよび二重化を復旧するが、その際に ホスト2からディスク11の復旧対象領域のデー タに対する処理要求があると、コピー制御部 26は当該データを優先的に記録媒体5から読み 出して、CPU21が当該データに対する処理要求 実行できるようにする。

 一方、コピー先のディスク12に係る装置 故障した場合は、コピー制御部26は手動もし くは自動で二重化の復旧を実行するが、その 際にホスト2からディスク12の復旧対象領域の データに対する処理要求(リード要求)があり CM30のCPU31からその旨の通知を受けると、コ ー制御部26は当該データを優先的にディス 11からディスク12にコピーする。

 そして、コピー制御部26は、一時切離し状 中に、ハード故障によってディスク11,12間の 二重化状態ではなくなった領域の二重化状態 が復旧すると、その旨をホスト2に通知する
 ここで、ディスク11,12間の二重化状態の復 の完了通知を受けたホスト2は、再同期(二重 化)コマンドをコピー制御部26へ送信し、コピ ー制御部26の稼働状態を一時切離し状態から 作中状態に遷移させる。

 つまり、コピー制御部26は、二重化状態の 旧完了をホスト2に通知した後に、ホスト2か ら再同期コマンドを受信するとテーブル26aの コピー状態26a-2を動作中状態を示すものに変 して自身の稼働状態を動作中状態に遷移す 。
 このように、コピー制御部26は、ディスク11 ,12間の二重化状態が復旧すると、稼働状態を 一時切離し状態から、ホスト2による処理要 の発行が実行されるとともに二重化処理を 行する動作中状態に遷移するように構成さ ている。

 コピー制御部26は、一時切離し状態から動 中状態に遷移すると、一時切離し状態中に 理していた処理結果(更新データ)を二重化状 態にすべく、当該処理結果に係る二重化処理 を実行する。
 次に、図4~図7を参照しながら、本記憶部制 システム1のハード故障発生時の動作手順に ついて詳細に説明する。

 まず、図4に示すフローチャート(ステッ S10~S70)を参照しながら本記憶部制御システム 1のハード故障発生時の大まかな動作手順に いて説明すると、ホスト2からの指示に応じ 、CM20,30のCPU21,31のコピー制御部26,36が協働 てディスク11,12の二重化処理を開始(ステッ S10)した後に、ディスク11,12に係る装置の故 が発生すると(ステップS20)、システム制御部 25が当該故障に係る故障情報を取得してハー 故障発生をホスト2に通知する(ステップS30)

 次に、故障情報にかかる装置の復旧(例えば 、装置や部品の交換あるいは再調整)が完了 ると、コピー制御部26はテーブル26aのコピー フラグ26a-3に基づいて復旧モードを自動復旧 ードおよび手動復旧モードのいずれか一方 選択する復旧モード(方法)選択論理を実行 る(ステップS40)。
 そして、選択された復旧モードに応じて手 復旧論理を実行(ステップS50)、あるいは、 ピー制御部26による自動復旧論理を実行して (ステップS60)、復旧処理が完了する(ステップ S70)。

 続いて、図5に示すフローチャート(ステッ S11~S14)を参照しながら、図4における二重化 理の開始処理(上記ステップS10)の詳細を説明 する。
 二重化処理を開始するにあたり、まず、CM20 のCPU21のコピー制御部26は、ホスト2からの二 化処理の指示(コピー情報)をテーブル26aに 納する(ステップS11)。

 具体的には、コピー制御部26は、ホスト2か 二重化処理の指示としてコピー場所、開始 置、コピー量等を受け、それらに基づいて ピー元LUN26a-4,コピー先LUN26a-5,コピー元コピ 対象開始LBA26a-6,コピー先コピー対象開始LBA2 6a-7,およびコピー対象ブロック数26a-8をテー ル26aに格納する。
 さらに、コピー制御部26は、ホスト2から受 したハードエラー時の復旧モード(方法)の 択指示に基づいて、ハードエラー時の復旧 ードをテーブル26aのコピーフラグ26a-3に設定 する(ステップS12)。

 そして、コピー制御部26はテーブル26aを作 した後、ホスト2の指示に応じてコピー(二重 化処理)を開始する(ステップS13)。
 さらに、コピー制御部26はコピーを開始し ことをホスト2に通知する(ステップS14)こと より、コピー開始処理(上記ステップS10)が終 了する。
 次に、図6に示すフローチャート(ステップS4 1~S44)を参照しながら、図4における復旧モー 選択論理(上記ステップS40)の処理手順につい て説明する。

 CM20のCPU21のシステム制御部25によってディ ク11,12に係る装置の故障情報が取得されホス ト2に故障発生が通知されると、復旧モード 択論理が開始され、コピー制御部26がテーブ ル26aのコピーフラグ26a-3に基づいて復旧モー が手動復旧モードであるか否かを判断する( ステップS41)。
 ここで、コピーフラグ26a-3が“0”であり手 復旧モードが設定されていれば(ステップS41 のYesルート)、コピー制御部26は手動復旧論理 を起動して(ステップS42)、復旧モード選択論 を終了する。

 一方、コピーフラグ26a-3が“1”であり自動 旧モードが設定されていれば(ステップS41の Noルート)、コピー制御部26は、システム制御 25によって取得された故障情報に基づいて 故障箇所がコピー元領域、即ち、ディスク11 に係る装置の故障であるか否かを判断する( テップS43)。
 そして、コピー制御部26は、故障箇所がコ ー元領域に係るものであると判断すると(ス ップS43のYesルート)、手動復旧論理を起動し て(ステップS42)、復旧モード選択論理を終了 る。

 つまり、たとえテーブル26aのコピーフラグ2 6a-3が自動復旧モードに設定されていたとし も、コピー元であるディスク11に係る装置異 常であれば、故障箇所のデータ復旧に関して は自動的に実行できないため、コピー制御部 26は、バックアップ用ストレージ装置4の記録 媒体5からデータ復旧すべく手動復旧論理を 動する。
 一方、コピー制御部26は、故障箇所がコピ 元領域に係るものではないと判断すると(ス ップS43のNoルート)、コピー先であるディス 12に係る装置異常であるため、自動復旧論 を起動して(ステップS44)、処理を終了する。

 次に、図7に示すフローチャート(ステップS5 1~S58)を参照しながら、図4における手動復旧 理(上記ステップS50)の処理手順について説明 する。
 まず、故障情報に係る装置の復旧作業が、 ペレータにより実行され(ステップS51)、装 故障が復旧するまで待機する(ステップS52のN oルート)。
 そして、装置故障の復旧が完了すると(ステ ップS52のYesルート)、システム制御部26が復旧 を検知してコピー制御部26に通知する。

 すると、コピー制御部26は、テーブル26aを 更して自身の稼働状態をエラー状態から一 切離し状態に遷移する(ステップS53)。
 コピー制御部26が一時切離し状態に遷移す と、オペレータは、故障データの復旧を、 障情報に基づいてホスト2により実行する(ス テップS54)。なお、このステップS54における ィスク11,12間の二重化状態の復旧はハード故 障発生時の状態に復旧することをいう。

 このとき、ホスト2はディスク11,12に対する 理要求を発行し、コピー制御部26は処理要 に対する処理結果を、後に二重化できるよ に管理している。
 そして、データ復旧が完了するまで待機し( ステップS55のNoルート)、データ復旧が完了す ると(ステップS55のYesルート)、ホスト2は、再 同期コマンドをコピー制御部26に発行して(ス テップS56)、コピー制御部26の稼働状態を動作 中状態に遷移させ、二重化処理を再開させる 。

 すると、コピー制御部26は、管理していた 新データについてコピー先にデータ転送を ない、二重化処理を行なう(ステップS56)。
 コピー制御部26は、データ転送が完了する では待機し(ステップS57のNoルート)、データ 送が完了すると(ステップS57のYesルート)、 ータ復旧の完了をホスト2に通知して(ステッ プS58)、処理を終了する。

 続いて、図8に示すフローチャート(ステッ S61~S67)を参照しながら、図4における自動復 論理(上記ステップS60)の処理手順について説 明する。
 まず、手動復旧論理(上記ステップS51~S53)と 様に、故障情報に係る装置の復旧作業が、 ペレータにより実行され(ステップS61)、装 故障が復旧するまで待機する(ステップS62のN oルート)。

 そして、装置故障の復旧が完了すると(ステ ップS62のYesルート)、システム制御部26が復旧 を検知してコピー制御部26に通知する。
 すると、コピー制御部26は、テーブル26aを 更して自身の稼働状態をエラー状態から一 切離し状態に遷移する(ステップS63)。
 次に、コピー制御部26は、システム制御部25 によって取得された装置故障情報に基づいて 、故障範囲がコピー先ディスク12の全体か一 であるかを判断し(ステップS64)、判断した 障範囲のディスク11のコピー元データをコピ ー先のディスク12に自動的に転送する(ステッ プS65)。なお、このステップS65におけるディ ク11,12間の二重化状態の復旧はハード故障発 生時の状態に復旧することをいう。

 そして、コピー制御部26は、自動復旧が完 するまでは待機し(ステップS66のNoルート)、 動復旧が完了する(ステップS66のYesルート) データ復旧の完了をホスト2に通知して(ステ ップS67)、処理を終了する。
 なお、ホスト2はデータ復旧の通知を受ける と、コピー制御部26の稼働状態を一時切離し 態から動作中状態に遷移させ、コピー制御 26は動作中状態に遷移すると一時切離し状 中に管理していた更新データをディスク12に 転送する。

 このように、本発明の一実施形態として 記憶部制御システム1によれば、コピー制御 部26が、システム制御部25によって装置故障 報が取得されると、ホスト2からの指示によ て、自身の稼働状態を、ホスト2による処理 要求の発行および二重化処理が中断される中 断状態に遷移するとともに、装置故障情報に 係る装置の復旧が完了すると、稼働状態を中 断状態から一時切離し状態、即ち、ホスト2 よる処理要求の発行を再開させCPU21による処 理要求に応じた処理結果を管理する一方で二 重化処理は中断する状態に自ら遷移するので 、ディスクに係るハード故障が発生しても、 ディスク11,12間のデータの二重化を保障しな ら、ディスク11,12に対するホスト2による処 要求の発行を早急に再開できる。

 また、システム制御部25は、装置故障情 に係る装置がオペレータによって復旧され ことを検知してコピー制御部26に通知するの で、コピー制御部26は、ホスト2から処理要求 を受け付けることができる最速のタイミング で、稼働状態をエラー状態から一時切離し状 態に遷移することができ、その結果、ホスト 2による処理要求の発行の早急な再開をより 実に実現できる。

 なお、コピー制御部26は、一時切離し状態 遷移したことをホスト2に通知するので、ホ ト2は処理要求の発行の再開を確実に行なう ことができる。
 さらに、コピー制御部26は、一時切離し状 中に、装置故障情報に基づいてディスク11,12 間の二重化状態を復旧する自動復旧態様をと り得るように構成されているので、オペレー タの負担を大幅に軽減できる。

 また、コピー制御部26は、一時切離し状態 遷移した後は、オペレータによってディス 11,12間の二重化状態が復旧されるまで一時切 離し状態を維持する手動復旧態様をとり得る ように構成されているので、コピー元である ディスク11に係る装置が故障した場合であっ も二重化状態を確実に復旧することができ 。
 さらに、コピー制御部26は、テーブル26aの ピーフラグ26a-3により、自動復旧態様と手動 復旧態様とを切換え可能に構成されているの で、オペレータの利便性を向上できる。

 なお、コピー制御部26は、ディスク11,12間の 二重化状態がハード故障発生時の状態に復旧 すると、その旨をホスト2に通知するので、 スト2は二重化状態の復旧を確実に検知した でその後の通常処理を実行できる。
 また、コピー制御部26は、ディスク11,12間の 二重化状態が復旧すると、稼働状態を、ホス ト2からの指示に応じて、一時切離し状態か 、ホスト2による処理要求の発行が実行され とともに二重化処理を実行する動作中状態 遷移するので、ハード故障が発生しても二 化処理を中止することなく一時的に中断す だけで後に確実に再開することができる。

 このとき、コピー制御部26は、一時切離し 態時に管理していた更新データをディスク11 ,12間で二重化するように二重化処理を行なう ので、一時切離し状態時にホスト2からの処 要求に応じてCPU21が処理を行なった更新デー タについても確実に二重化される。
 また、ホスト2が、CM20のシステム制御部25に よって装置故障情報が取得されると、コピー 制御部26の稼働状態を、コピー制御部26によ 二重化処理が中断される中断状態に遷移さ 、ディスク11に対する処理要求の発行を抑止 するとともに、装置故障情報に係る装置の復 旧が完了し、コピー制御部26が、稼働状態を 時切離し状態に遷移すると、処理要求を発 する処理部2aをそなえているので、ホスト2 処理部2aは、装置故障が発生しても当該装 故障が復旧すればすぐに処理を再開するこ ができる。

 また、ホスト2の処理部2aは、コピー制御 26が一時切離し状態中にディスク11,12間の二 重化状態が復旧すると、コピー制御部26の稼 状態を動作中状態に遷移させるので、ディ ク11,12に係る装置故障が発生しても従来技 のごとく二重化処理をキャンセルすること く、装置故障および二重化状態が復旧する 、二重化処理を再開することができる。

 〔2〕その他
 なお、本発明は上述した実施形態に限定さ るものではなく、本発明の趣旨を逸脱しな 範囲で種々変形、組み合わせて実施するこ ができる。
 上述した実施形態では、コピー制御部26が ィスク11,12間で二重化処理を行なう場合を例 にあげて説明したが、本発明はこれに限定さ れるものではなく、コピー制御部26は自身(CM2 0)に接続されたディスク10,11間の二重化を行 ってもよい。

 また、本発明の記憶部制御システムにおい 、ホスト2やディスクの数は限定されるもの ではない。
 さらに、上述した実施形態では、二重化状 の自動復旧をコピー制御部26が行なう場合 例にあげて説明したが、本発明はこれに限 されるものではなく、自動復旧処理自体は CPU21の他の機能部(例えば自動復旧専用の機 部)が実行してもよい。

 なお、上述した処理部2a,21,31、システム制 部25,35、およびコピー制御部26,36としての機 は、コンピュータ(CPU,情報処理装置,各種端 を含む)が所定のアプリケーションプログラ ム(記憶部制御プログラム)を実行することに って実現されてもよい。
 そのプログラムは、例えばフレキシブルデ スク,CD(CD-ROM,CD-R,CD-RWなど),DVD(DVD-ROM,DVD-RAM,DVD -R,DVD-RW,DVD+R,DVD+RWなど)等のコンピュータ読取 能な記録媒体に記録された形態で提供され 。この場合、コンピュータはその記録媒体 ら記憶部制御プログラムを読み取って内部 憶装置または外部記憶装置に転送し格納し 用いる。また、そのプログラムを、例えば 気ディスク,光ディスク,光磁気ディスク等 記憶装置(記録媒体)に記録しておき、その記 憶装置から通信回線を介してコンピュータに 提供するようにしてもよい。

 ここで、コンピュータとは、ハードウェ とOS(オペレーティングシステム)とを含む概 念であり、OSの制御の下で動作するハードウ アを意味している。また、OSが不要でアプ ケーションプログラム単独でハードウェア 動作させるような場合には、そのハードウ ア自体がコンピュータに相当する。ハード ェアは、少なくとも、CPU等のマイクロプロ ッサと、記録媒体に記録されたコンピュー プログラムを読み取るための手段とをそな ている。

 上記記憶部制御プログラムとしてのアプリ ーションプログラムは、上述のようなコン ュータに、処理部2a,21,31、システム制御部25 ,35、およびコピー制御部26,36としての機能を 現させるプログラムコードを含んでいる。 た、その機能の一部は、アプリケーション ログラムではなくOSによって実現されても い。
 なお、本実施形態としての記録媒体として 、上述したフレキシブルディスク,CD,DVD,磁 ディスク,光ディスク,光磁気ディスクのほか 、ICカード,ROMカートリッジ,磁気テープ,パン カード,コンピュータの内部記憶装置(RAMやRO Mなどのメモリ),外部記憶装置等や、バーコー ドなどの符号が印刷された印刷物等の、コン ピュータ読取可能な種々の媒体を利用するこ ともできる。




 
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