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Title:
STRETCHING OUT PORTION BONDING DEVICE AND BONDING METHOD OF BOXLIKE PACKAGE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/142899
Kind Code:
A1
Abstract:
A turret portion rotates intermittently while holding a boxlike package (F). In the bonding mechanism (10) of a stretching out portion bonding device, the boxlike package (F) is held by a retaining guide (31) while folding the top flap to the top surface and projecting the stretching out portion (4a) from each side face (7b). A moving mechanism (33) for moving a heater section (39) obliquely upward from a lower part is provided between the side face (7b) of the boxlike package (F) and the stretching out portion (4a). The heater section (39) is provided with two heater planes (42) at positions facing the side face and the stretching portion, respectively. Folding guides (28) are provided to descend on the side face while penetrating a pair of long holes provided in the retaining guide (31). After the side face and the stretching portion are heated on the heater plane, the folding guide (28) is lowered and the stretching out portion is folded and bonded to the fused portion of the side face. Thereafter, both the bonding portions are pressed from the outside by a pressing mechanism.With such an arrangement, the stretching out portion and the side face can be heated and bonded without forming a welding crease on the surface.

Inventors:
MUNEMURA TAKESHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/054619
Publication Date:
November 27, 2008
Filing Date:
March 13, 2008
Export Citation:
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Assignee:
TOKYO AUTOMATIC MACH WORKS (JP)
HOSOKAWA YOKO KK (JP)
MUNEMURA TAKESHI (JP)
International Classes:
B65B7/08; B65B7/18; B65B51/14
Foreign References:
JPH06336219A1994-12-06
JPS5648901A1981-05-02
JPH0572706U1993-10-05
Attorney, Agent or Firm:
SHIGA, Masatake et al. (Marunouchi Chiyoda-k, Tokyo 20, JP)
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Claims:
 箱状包装体の側面より張り出してなるフラップ部の張り出し部を箱状包装体の側面に折り曲げて接着するようにした箱状包装体の張り出し部接着装置において、
 前記箱状包装体の側面と前記フラップ部の張り出し部とを加熱するヒータ部と、
 前記ヒータ部を支持していて前記側面と前記張り出し部に対して斜行移動可能な移動機構と、
 加熱された前記張り出し部を加熱された前記側面に折って加熱部同士を接着させる折りガイドと、
 前記張り出し部の張り出し方向に延びていて前記折りガイドが通過可能な領域を有する押さえガイドを備えていることを特徴とする箱状包装体の張り出し部接着装置。
 加熱された前記張り出し部と加熱された前記側面とを接着させた状態で、前記張り出し部を前記側面に押しつける押し付け部材と、前記箱状包装体の内面で前記押し付け部材に対向する位置に設けた受け部材とを備えた請求項1に記載の箱状包装体の張り出し部接着装置。
 前記張り出し部を前記ヒータ部で加熱する前に、前記側面をシールしてなるサイドフラップを前記側面に押しつけて接着するサイドフラップ接着機構を備えている請求項1または2に記載の箱状包装体の張り出し部接着装置。
 箱状包装体の側面より張り出してなるフラップ部の張り出し部を箱状包装体の側面に折り曲げて接着するようにした箱状包装体の張り出し部接着方法において、
 前記箱状包装体のフラップ部の前記張り出し部に沿って押さえガイドが延びており、
 ヒータ部を斜行移動させて前記側面と張り出し部を加熱し、
 前記押さえガイドに設けた折りガイドが通過可能な領域を通して該折りガイドを移動させることで加熱された前記張り出し部を折り曲げて加熱された前記側面に押しつけて接着させるようにしたことを特徴とする箱状包装体の張り出し部接着方法。
Description:
箱状包装体の張り出し部接着装 と接着方法

 本発明は、箱状包装体の側面より張り出し なるフラップ部の張り出し部を箱状包装体 側面に折り曲げて接着するための箱状包装 の張り出し部接着装置と溶着方法に関する
 本願は、2007年5月22日に日本国特許庁に出願 された特願2007-135794号に基づく優先権を主張 、その内容をここに援用する。

 従来、上述した箱状包装体は例えば開口 を閉鎖シールしてなるトップフラップにつ て箱状包装体の上面に折り曲げ、この状態 箱状包装体の両側側面から外側にそれぞれ 出する張り出し部を折り曲げて各側面に接 するようにした張り出し部接着装置や張り し部接着方法が提案されている。

 このような張り出し部接着装置や張り出し 接着方法の一例として例えば下記特許文献1 に記載されたものがある。
 この張り出し部接着装置及び方法では、箱 パッケージの開口部を閉鎖シールしてなる ップフラップを折り曲げてその上部に溶着 ることで、トップフラップの両張り出し部 突出した状態になる。そして、下支えバー よって張り出し部の裏面を支持して垂れ下 りを防止した状態で、両側面に予熱具を当 させて予熱を与えて半溶融状態にする。次 で折り込み具で張り出し部を折り込んで折 当て、更に張り出し部の外面が溶けない程 に熱を加えた加熱具によって張り出し部を して側面に溶着して張り出し部の外面に溶 による溶着じわを生じさせないようにして る。

特許第3664389号公報

 しかしながら、特許文献1に記載の張り出し 部接着装置や張り出し部接着方法では、張り 出し部を下支えバーによって裏面から支えて 予熱具で箱形パッケージの側面を予熱し、更 に張り出し部を側面に折り当てた後、張り出 し部の外面から溶着じわを生じない程度の熱 で間接的に加熱して側面と張り出し部を貼着 しているために、張り出し部の側面との接着 面側を十分に加熱できず、接着力が弱いとい う欠点があった。
 しかも、予熱具による側面の予熱と加熱具 よる張り出し部外側からの加熱とを2回に分 けて行わなければならず、箱状パッケージの 製造工程が増えて手間とコストがかかるとい う欠点があった。

 本発明は、このような実情に鑑みて、溶 しわを表面に形成することなく張り出し部 側面を十分な接着力で接着するようにした り出し部接着装置と接着方法を提供するこ を目的とする。

 本発明による箱状包装体の張り出し部接着 置は、箱状包装体の側面より張り出してな フラップ部の張り出し部を箱状包装体の側 に折り曲げて接着するようにした箱状包装 の張り出し部接着装置において、箱状包装 の側面とフラップ部の張り出し部とを加熱 るヒータ部と、該ヒータ部を支持していて 面と張り出し部に対して斜行移動可能な移 機構と、加熱された張り出し部を加熱され 側面に折って加熱部同士を接着させる折り イドと、張り出し部の張り出し方向に延び いて折りガイドが通過可能な領域を有する さえガイドを備えていることを特徴とする
 本発明によれば、ヒータ部が箱状包装体の り出し部と側面を加熱することができ、し も張り出し部が仮に側面側に傾斜していた 垂れていたとしても、斜行移動する移動機 によってヒータ部が張り出し部を側面側か 離間する方向または押し上げる方向に移動 せることで、張り出し部と側面の双方を同 に加熱できる。その後、折りガイドで張り し部を折り曲げて側面に当接させることで 熱部同士を接着でき、しかも加熱部は外部 現れないので溶着しわが表面に表れず見栄 がよい。しかも、移動機構を斜行移動させ 箱状包装体の側面と張り出し部とをヒータ で加熱する際に、ヒータ部に押される張り し部は背面に設けた押さえガイドによって 圧力を受けるために張り出し部が逃げるこ なく確実に加熱することができる。
 なお、フラップ部は箱状包装体のトップフ ップやボトムフラップ、その他の部位のフ ップ等を含むものである。また、押さえガ ドにおいて折りガイドが通過可能な領域と て孔や切欠等を含むものとする。

 また、加熱された張り出し部と加熱された 面とを接着させた状態で、張り出し部を側 に押しつける押し付け部材と、箱状包装体 内面で押し付け部材に対向する位置に設け 受け部材とを備えることが好ましい。
 加熱されて溶融された箱状包装体の側面と り出し部は、折りガイドで張り出し部が折 曲げられて互いに当接した状態で更に押し け部材と受け部材とで挟んで押圧すること より確実に溶着される。
 また、張り出し部をヒータ部で加熱する前 、側面をシールしてなるサイドフラップを 面に押しつけて接着するサイドフラップ接 機構を備えていてもよい。
 サイドフラップをサイドフラップ接着機構 よって箱状包装体の側面に押しつけて接着 ることで、張り出し部を折りガイドで折り げる際にゆがんだりすることがなく張り出 部の側面への接着がきれいに行える。

 本発明による箱状包装体の張り出し部接着 法は、箱状包装体の側面より張り出してな フラップ部の張り出し部を箱状包装体の側 に折り曲げて接着するようにした箱状包装 の張り出し部接着方法において、箱状包装 のフラップ部の張り出し部に沿って押さえ イドが延びており、ヒータ部を斜行移動さ て側面と張り出し部を加熱し、押さえガイ に設けた折りガイドが通過可能な領域を通 て折りガイドを移動させることで加熱され 張り出し部を折り曲げて加熱された側面に しつけて接着させるようにしたことを特徴 する。
 本発明によれば、ヒータ部を斜行移動させ 側面と張り出し部に当接させて加熱してそ ぞれ溶融させ、その際に張り出し部が押さ て逃げようとしても押さえガイドで背面を けているために張り出し部はヒータ部と押 えガイドで挟持されて確実に加熱溶融でき その後、折りガイドで張り出し部を折り曲 て側面に当接させることで加熱部同士を接 できる。

 本発明による箱状包装体の張り出し部接 装置と接着方法によれば、ヒータ部を斜行 動して箱状包装体の側面と張り出し部を共 加熱するので、張り出し部が傾いたり垂れ がっていてもヒータ部の斜行移動によって し上げて確実に加熱でき、下支えの必要が い。また、張り出し部が確実に側面に接着 れるので張り出し部が剥がれることがなく 品品質が高い。しかも、張り出し部の加熱 際して、側面と接着される面を加熱するた に接着後に溶着しわが外部に露出せず、見 えがよい。また張り出し部について予熱の 要がないため接着工程を簡単にできる。

本発明の実施の形態による箱状包装体 製袋装置の概略図である。 張り出し部接着装置を有するターレッ 部の概略正面図である。 接着機構の要部正面図である。 接着機構の要部側面図である。 押さえガイドの平面図である。 箱状包装体の側面とヒータとの位置関 を示す図である。 押し付け機構の平面図である。 押し付け機構のカム部を除いた平面図 ある。 押し付け機構の押し付け部材を示す図 ある。 押し付け部材で押し付ける箱状包装体 の接着部を示す側面図である。 箱状包装体における張り出し部を接 する工程を示す図である。 箱状包装体における張り出し部を接 する工程を示す図である。 箱状包装体における張り出し部を接 する工程を示す図である。

符号の説明

 1:製袋装置
 2:ファスナ
 3:サイドフラップ
 4:トップフラップ(フラップ部)
 4a:張り出し部
 5:ターレット部
 7a:頂面
 7b:側面
 9:張り出し部接着装置
 10:接着機構
 12:サイドフラップ受け部材
 13:保持板
 14:受け部材
 15:押し込み機構
 17:サイドフラップ接着機構
 28:折り曲げガイド(折りガイド)
 31:押さえガイド
 33:移動機構
 39:ヒータ部
 42:ヒータ面
 44:押し付け機構
 46:回動部材
 46b:アーム部
 47:支軸
 51:押し付け部材
 A1:供給位置
 A2:排出位置
 f:フィルム
 F:箱状包装体
 p:接着部

 以下、本発明の実施の形態による箱状包装 の製袋装置における張り出し部接着装置を 1乃至図11Cにより説明する。図1は箱状包装 の製袋装置の概略図、図2は張り出し部接着 置を有するターレット部の概略正面図、図3 は接着機構の要部正面図、図4は要部側面図 図5は押さえガイドの平面図、図6は箱状包装 体の側面とヒータ部の位置関係を示す図、図 7は押し付け機構の平面図、図8は押し付け機 のカム部を除いた平面図、図9は押し付け機 構の押し付け部材を示す図、図10は押し付け 材で押し付ける箱状包装体の側面の接着部 示す図、図11A~11Cは箱状部材の張り出し部を 接着する工程を示す図である。
 図1に示す箱状包装体の製袋装置1は、フィ ムロールから帯状のフィルムfを繰り出して 手方向に折り曲げる。フィルムfの繰り出し 工程の途中ではファスナ2をロールから繰り す。このファスナ2は途中で嵌合状態の雄部 雌部を剥離してフィルムfの幅方向略中央の 折り目を挟む両側に折り目に沿ってそれぞれ 貼り付けられる。ファスナ2の雄部と雌部は ィルムfの長手方向に沿って固着されている フィルムfは折り目で二つに折り曲げられて ファスナ2の雄部と雌部が嵌合される。
 そして二つ折りしたフィルムfは、個々の箱 状包装体毎に補強材として筒状のスリーブを 挿入すると共に両側部を幅方向に加熱シール してサイドフラップ3、3を形成する。次いで ァスナ2近傍の折り曲げ部を加熱シールして トップフラップ4を形成する。これによって ップフラップ4に対向する位置に開口部が形 された袋状部材f1が形成されて個別に切断 れ、ターレット部5に供給される。
 ターレット部5で袋状部材f1は箱状包装体Fに 成形される。次いで、箱状包装体Fの底部の 口部から内容物を充填した後に開口部を加 シールすることで製品化される。本実施形 における張り出し部接着装置はターレット 5に設けられている。

 次に、図2乃至図11Cに基づいて本実施形態に よる張り出し部接着装置9について説明する
 図2に示す張り出し部接着装置9はターレッ 部5の周方向の間欠停止位置にサイドフラッ 接着機構17と張り出し部4a(図11A~11C参照)の接 着機構10と押し付け機構44とを設けている。 り出し部接着装置9において、ターレット部5 は円形の基盤11の周囲に等間隔にサイドフラ プ受け部材12が固定保持され、サイドフラ プ受け部材12の周方向両側には開閉可能な一 対の保持板13、13が配設されている。ターレ ト部5は基盤11を中心に間欠回転し、その周 向の適宜の回転停止位置に、箱状包装体Fを 組のサイドフラップ受け部材12及び保持板13 に受け入れる供給位置A1と箱状包装体Fを排出 する排出位置A2とを有している。
 供給位置A1では、袋状部材f1はサクションパ ッドで吸引されて略箱状に広げられ、箱状包 装体Fとなってサイドフラップ受け部材12及び 保持板13に嵌め込まれる。この状態で箱状包 体Fは保持板13の自由端に当接する頂面7aに ファスナ2とシール部を有するトップフラッ 4が設けられている(図11A~11C参照)。

 ここで、図11A~11Cに基づいて箱状包装体F 製造工程について説明する。図11Aにおいて 箱状包装体Fは頂面7aと対向する側面7b,7bとを 有している略箱状であり、頂面7aには加熱シ ルされたトップフラップ4とその内面に設け られたファスナ2とを有している。両側面7b、 7bには加熱シールされたサイドフラップ3、3 それぞれ設けられている。ちなみに図11Bは ップフラップ4が頂面7a上に折り曲げられて り出し部4a,4aが各側面7b、7bから突出した状 の図であり、図11Cは張り出し部4a、4aが側面7 b、7bに接着された状態の図である。

 図2に示すターレット5において、箱状包装 Fが嵌め込まれた一対の保持板13、13は平行に 広がることで箱状包装体Fを箱状に保持して 盤11を中心に間欠回転させる。一方の保持板 13にはその自由端部近傍に受け部材14が固定 れている。受け部材14は箱状包装体Fの内面 一方の側面7bから対向する側面7bまで延びる えば板状に形成されている(図7参照)。受け 材14は、後述のように側面7bにおいて張り出 し部4aとの接着を行う押し付け部材51や押さ ローラ29を受けると共に側面7bを加熱溶着す ヒータ面42を受けるために用いられる。
 供給位置A1に隣接する回転停止位置におい 、箱状包装体Fを押し込める押し込み機構15 設けられている。供給位置A1において箱状包 装体Fの保持板13、13への嵌め込みが不十分で っても押し込み機構15によって箱状包装体F 保持板13、13の適切な位置に嵌め込むことが できる。

 次の回転停止位置では、サイドフラップ3,3 箱状包装体Fの側面7b、7bに接着するサイド ラップ接着機構17が設けられている。このサ イドフラップ接着機構17は箱状包装体Fの側面 7b、7bの外側近接位置にブラケット19,19が設け られ、その内面にヒータ20、20が設けられて る。ブラケット19,19はブロック18,18に支持さ ている。箱状包装体Fの内側には保持板13、1 3の間にサイドフラップ受け部材12が設けられ ている。
 箱状包装体Fのサイドフラップ3,3はヒータ20 サイドフラップ受け部材12に挟まれて側面7b 、7bに加熱溶着される。これにより、後述す トップフラップ4の張り出し部4a、4aの折り て時にサイドフラップ3,3が歪んだりするこ がなく、張り出し部4a,4aの接着を綺麗に行う ことができる。

 次の回転停止位置に張り出し部4aの接着機 10が設けられている。
 図3に示す接着機構10において、保持板13,13 支持されている箱状包装体Fの外側には二本 バー22a、22bが配設され、フレーム23に両端 連結されている。
二本のバー22a、22bには支持プレート24を介し シリンダ25が取り付けられ(図4参照)、シリ ダ25の下面から箱状包装体F方向にはロッド26 が進退可能に突出している。
 このロッド26には互いに連結するプレート26 a,26b、26cを介して板状の折り曲げガイド28,28 折りガイドとして連結されている。図4に示 ように各折り曲げガイド28の下端部の一方 角部は切除され、押さえローラ29が回転可能 に軸支されている。この押さえローラ29、29 折り曲げガイド28,28よりも若干内側に突出し ている。

 また、折り曲げガイド28,28の下方側には、 状の押さえガイド31が支持プレート24に水平 向に支持されている。押さえガイド31は箱 包装体Fの頂面7aに隣接して設けられ、箱状 装体Fのトップフラップ4に沿って延びている 。箱状包装体Fは頂面7a上に折り曲げられたト ップフラップ4の両側に張り出し部4a,4aが側面 7b、7bから突出して延びており、押さえガイ 31は張り出し部4a,4aの領域まで延びている。
 図5に示すように、押さえガイド31には箱状 装体Fの対向する側面7b、7b間より若干広い 隔で一対の長孔31a、31aが穿孔されている。 いは長孔31aに代えて切欠等を設けてもよい シリンダ25の作動によって折り曲げガイド28 28が作動すると、折り曲げガイド28、28は押 えガイド31の長孔31a、31aを貫通して箱状包 体Fの側面7b、7bに沿って降下して加熱した後 の張り出し部4a、4aを折り曲げることになる

 また、図3において、バー22aには箱状包装体 Fの両側に配設された一対の移動機構33、33が 結されている。
 移動機構33は、バー22aに沿って位置調整可 に固定された略L字状の保持部34の端部にヒ タ用シリンダ35が設けられている。このシリ ンダ35は筒体36が箱状包装体Fの側面7bに対し 傾斜して保持部34に連結され、筒体36からロ ド37が斜め下方に向けて進退可能とされて る。ロッド37の先端には連結プレート38が固 され、連結プレート38の他端側にはヒータ ロック40が断熱材41を介して固定されている
 ヒータブロック40は図3において断面略四角 状に形成され、その上面両端角部を面取り に切除されてヒータ面42、42が互いに略90度 傾斜角で設けられており、これらはヒータ 39を構成する。これら二面のヒータ面42,42は それぞれ箱状包装体Fの側面7bとトップフラッ プ4の張り出し部4aとに対向している。そのた め、ヒータ用シリンダ35がロッド37を収縮さ るとヒータブロック40のヒータ面42,42がそれ れ側面7bと張り出し部4aの裏面とに当接して 加熱溶融させることになる。
 この場合、ヒータ面42,42によって側面7bと張 り出し部4aを加熱溶融する加熱部は張り出し 4aを折り曲げガイド28で折り曲げた際に互い に重なる位置に設定されている。そのため、 好ましくはヒータブロック40の傾斜角度及び 行移動方向の角度は側面7bと折り曲げ前の り出し部4aに対してそれぞれ略45度となる。

 次に図2に示すターレット部5において、次 回転位置には押し付け機構44が設けられてい る。保持板13,13で保持された箱状包装体Fの両 側面7b、7bには溶着した張り出し部4a,4aが剥離 しないようにガイドする一対の略円弧状の側 面ガイド43、43が配設されている。この側面 イド43,43はターレット部5の周方向において 着機構10の位置から押し付け機構44を挟んで の回転停止位置まで(例えば90度の範囲に亘 て)延びている。
 押し付け機構44は接着機構10で接着した張り 出し部4a,4aと側面7b、7bとの接着部pを押圧し 接着をより確実な状態にする機構である。
 図7及び図8に示す押し付け機構44において、 バー49a、49bには平面視略T字状の基板45が固定 され、基板45の頭部45aはバー49aと保持板13、13 に保持された箱状包装体Fとの間に位置して る。基板45の頭部45aには図8に示すように平 視略L字形状の回動部材46、46が対向して配設 されている。各回動部材46は基部46aとアーム 46bとで構成され、基部46aが支軸47によって 部45aに回転可能に支持され、基部46aの端部 はカムフォロワ48が回転可能に支持されてい る。
 また、回動部材46のアーム部46bには棒状の し付け部材51が嵌合されてボルト等の締結部 材で固定している。各押し付け部材51は各側 ガイド43に穿孔した挿通孔43aを挿通して張 出し部4aの接着部pを押圧することになる。
 なお、支軸47は頭部45aに穿孔された長孔45b 固定されており、箱状包装体Fの寸法や形状 応じて回動部材46の取り付け位置を調整で る。

 また、図7及び図9において、基板45には押し 付け用のシリンダ53が固定されており、シリ ダ53に設けた進退可能なロッド54の他端には ブロック55を介してカム溝56aを有するカム部5 6が連結されている。カム部56のカム溝56aは一 対の回動部材46、46に設けたカムフォロワ48,48 が摺動可能に挿入されている。
 そのため、シリンダ53を作動してロッド54を 収縮させることでシリンダ53側に移動するカ 部56に連動してカムフォロワ48,48が同一方向 に移動するため、回動部材46は支軸47を中心 して回動して押し付け部材51が側面ガイド43 挿通孔43aを通して箱状包装体Fの張り出し部 4aを側面7bに押し付ける。箱状包装体Fの内側 は保持板13に設けた受け部材14が配設されて おり、押し付け部材51と受け部材14とで側面7b と張り出し部4aの接着部pを挟んで接着を確実 にする。

 本実施の形態による張り出し部接着装置9は 上述の構成を有しており、次に張り出し部接 着方法について説明する。
 先ず図2において、フィルムfが加工された 状部材f1は図示しないサクションパッドで吸 引されて袋状から広げられて、袋状部材f1は ーレット部5の供給位置A1から先端をすぼめ れた保持板13、13に装着される。袋状部材f1 保持板13,13が略平行な状態に広げられて箱 包装体Fになる。
 そしてターレット部5が基盤11を中心に所定 度(例えば45度)間欠回転して停止する。この 回転停止位置で、保持板13、13に保持された 状包装体Fの頂部7aを押し込み機構15によって 押して箱状包装体Fを所定位置に押し込める これによって供給位置A1で袋状部材f1の保持 13,13への押し込みが不十分であっても適切 位置まで押し込むことができる。
 次に更に所定角度だけ保持板13、13に保持さ れた箱状包装体Fが回転すると、停止状態の 状包装体Fにサイドフラップ接着機構17が装 される。この状態で両側面7b、7bに設けられ サイドフラップ3,3をヒータ20,20で側面7b、7b 押し付けてサイドフラップ受け部材12との で挟んで固着する。

 次に保持板13、13に保持された箱状包装体F 更に所定角度だけ回転すると、接着機構10の 位置に保持される。この状態で箱状包装体F 図3及び図4に示す位置にあり、その頂面7a上 折り曲げられたトップフラップ4は押さえガ イド31で押さえられ、両側の張り出し部4a、4a も同様に突出して保持される。
 この状態で一対の移動機構33、33のシリンダ 35、35を収縮作動すると、ヒータ部39、39を箱 包装体Fの各側面7b、7bと張り出し部4a、4aと 間に斜行移動して進出させる。このとき、 り出し部4aが自重等で垂れ下がっていても ータ部39が斜め上方に移動するため、張り出 し部4aを押し上げてヒータ面42,42を側面7bと張 り出し部4aの裏面とに接触させて加熱溶融さ る。
 各張り出し部4aはヒータ面42に押されると逃 げようとするが、反対側に位置する押さえガ イド31に当接するため、押さえガイド31との で挟持して確実に加熱溶融できる。その後 シリンダ35,35を伸長作動させると、各ヒータ 部39,39は側面7b及び張り出し部4aから斜行後退 する。

 そして、シリンダ25を伸長作動すること ロッド26を突出させ、折り曲げガイド28、28 箱状包装体Fに向けて移動させると、折り曲 ガイド28、28は押さえガイド31の長孔31a,31aを 貫通して箱状包装体Fの両側面7b、7bに降下す 。すると、板状の折り曲げガイド28、28は長 孔31a,31aを通過した後、押さえガイド31の裏側 に位置する張り出し部4a、4aを折り曲げる。  これによって、張り出し部4a,4aは側面7b、7bに 当接されて加熱部同士が接着される。特に張 り出し部4a,4aと側面7b、7bの加熱部同士が接着 する接着部pは折り曲げガイド28,28の押さえロ ーラ29、29によって押圧される。この押さえ ーラ29は板状の折り曲げガイド28の面よりも 面7b側に突出しているために張り出し部4a,4a と側面7b、7bの加熱部同士の接着部pを集中的 押圧して互いに接着できる(図4参照)。

 その後、シリンダ25を収縮作動させて折り げガイド28,28を後退させてターレット部5を に所定角度間欠回転させる。このとき、保 板13、13で保持された箱状包装体Fは張り出し 部4a,4aを側面ガイド43,43で押さえられた状態 回動するために、側面7b、7bとの接着部pが不 用意に剥離して離れることがない。そして、 押し付け機構44の位置で停止する。
 この状態において、押し付け機構44の押し け用シリンダ53が収縮作動するとロッド54を 縮させてブロック55を介してカム溝56aを有 るカム部56を箱状包装体Fから離間させる。 れによってカムフォロワ48,48が連動し、各回 動部材46,46が支軸47,47を中心に回動して、ア ム部46b、46bに設けた押し付け部材51、51が側 ガイド43、43の挿通孔43a、43aを通して張り出 し部4a、4aの側面7b、7bとの接着部pを外側から 押圧する。
 各側面7bの内側には保持板13に固定された受 け部材14が配設されているために、受け部材1 4と押し付け部材51とで側面7bと張り出し部4a 接着部pを挟んで押圧する。
 これによって、更に張り出し部4a、4aと側面 7b、7bとの接着がより確実になる。

 そして、更に保持板13、13に保持された箱状 包装体Fが所定角度だけ回転した位置まで側 ガイド43、43で張り出し部4a,4aが押さえられ いる。次に保持板13、13に保持された箱状包 体Fが所定角度だけ回転した位置で排出部A2 到達する。
ここで、保持板13,13をサイドフラップ受け部 12側に回動させてすぼめると共に図示しな サクションパッドで箱状包装体Fを吸着する とで、保持板13,13から箱状包装体Fを排出す 。
 そして、次工程で箱状包装体Fの開口してい る底部から内容物を充填して、その開口部を 加熱シールによってボトムフラップを形成す る。次いでボトムフラップを折り曲げて底部 に溶着することで箱状包装体が完成する。

 上述のように本実施形態による張り出し部 着装置9は箱状包装体Fの側面7bと張り出し部 4aに対してヒータ部39を上方に斜行させるた 、仮に張り出し部4aが下方に垂れ下がったり していても上方に押し上げて側面7bと張り出 部4aの両方を同時に加熱でき、張り出し部4a の下支えバー等を必要としない。また、押さ えガイド31で張り出し部4aを支えるので確実 張り出し部4aを加熱溶融できる。
 しかも、予熱することなく1回の加熱で側面 7bと張り出し部4aの両方を確実に溶融して接 できて作業が効率的である上に、十分に加 できて張り出し部4aが剥離することがなく製 品品質が高い。ヒータ部39によって加熱する 位は張り出し部4aの裏面であるから表面を 熱せず、側面7bと接着することで表面に溶着 しわを生じないので見栄えがよい。
 更に押し付け機構44を備えているので張り し部4aの接着をより確実に行える。
 また、張り出し部4aの接着に先立ってサイ フラップ3をサイドフラップ接着機構17で接 するので、張り出し部4aを折り曲げて接着す る際にサイドフラップ3が撓んだ状態で張り し部4aで挟み込むおそれがなく、張り出し部 4aの接着を綺麗に行えるのでこの点からも製 品質が高い。

 なお、本発明による張り出し部接着装置9は 上述の実施形態に限定されるものではなく、 本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜の変更 が可能である。
 本実施形態による張り出し部接着装置9は接 着機構10と押し付け機構44を備えているもの したが、サイドフラップ接着機構17を付加し てもよい。或いは、接着機構10だけで張り出 部接着装置9を構成してもよく、折り曲げガ イド28に設けた押さえローラ29によって側面7b と張り出し部4aとの接着部pの接着を完了する ようにしてもよい。或いは接着機構10に側面 イド34を付加した構成で張り出し部接着装 9を構成してもよい。
 また箱状包装体Fの張り出し部4aを折り曲げ 側面7bに接着するフラップ部はトップフラ プ4に限定されることなく、ボトムフラップ 他の部分のフラップであってもよい。或い シールしない折り曲げのみで形成されるフ ップでもよい。




 
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