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Title:
STRIP PACK DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/051030
Kind Code:
A1
Abstract:
When the seal portion (Z) on the front side of a bag (X) in the carrying direction is pulled by a brush unit (7) to a pull-in position (P1) and then smoothed and unfolded thereat before the bag (X) received by a gripping unit (8) is moved to the sticking position (P2) of a sticking unit (9), grip fingers (81, 81) of a strip pack device for gripping the seal portion (Z) perform arcuate movement as shown by mark (A) so that the seal portion (Z) is moved from the pull-in position (P1) to the sticking position (P2) in the direction reverse to the pull-in direction (b).

Inventors:
IWAMOTO YOSHIO (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/068166
Publication Date:
April 23, 2009
Filing Date:
October 06, 2008
Export Citation:
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Assignee:
ISHIDA SEISAKUSHO (JP)
IWAMOTO YOSHIO (JP)
International Classes:
B65B15/04
Foreign References:
JP2007112502A2007-05-10
JP2004090948A2004-03-25
US3864895A1975-02-11
JP2004262482A2004-09-24
JP2004182302A2004-07-02
US3864895A1975-02-11
Attorney, Agent or Firm:
SHINJYU GLOBAL IP (1-4-19 Minamimori-machi, Kita-ku, Osaka-sh, Osaka 54, JP)
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Claims:
 物品を帯体に貼付した商品を製造するストリップパック装置であって、
 物品を略水平方向に搬送する搬送手段と、
 前記搬送手段により搬送された物品の搬送方向前方側の端部を所定位置に引き込む引込手段と、
 前記引込手段による所定位置で物品を受け取って貼付位置に移動させる移動手段と、
 前記移動手段により貼付位置に移動された物品を前記端部で帯体に貼付する貼付手段と、
を備え、
 前記移動手段は、物品を、前記所定位置から、前記引込手段による引込方向と逆方向に移動させ始め、前記貼付位置まで移動させていく、
ストリップパック装置。
 前記移動手段は、揺動するリンクで構成されると共に、その揺動端部に、前記所定位置で物品の搬送方向前方側の端部を把持する把持手段を有しており、
 前記把持手段は、前記所定位置からの移動開始時に引込方向と逆方向に移動して、円弧軌道を描きながら前記貼付位置へと移動する、
請求項1に記載のストリップパック装置。
 前記所定位置からの移動開始時に、前記把持手段を引込方向と逆方向に移動させる、逆方向移動手段、
をさらに備える、請求項2に記載のストリップパック装置。
 前記移動手段は、前記把持手段により把持された物品の搬送方向前方側の端部の姿勢が、前記貼付位置において所定の姿勢となるように、構成されている、
請求項2または請求項3に記載のストリップパック装置。
 前記移動手段は、平行リンク機構を有しており、
 前記把持手段は、前記平行リンク機構の揺動端部に設けられている、
請求項4に記載のストリップパック装置。
 前記移動手段は、
 揺動するリンクと、
 前記リンクの揺動支点に前記リンクの揺動に拘わらず回転不能に設けられた第1歯付き回転体と、
 前記リンクの揺動端部に回転自在に設けられた第2歯付き回転体と、
 前記第1歯付き回転体と前記第2歯付き回転体との間に巻き掛けられた巻掛伝動部材と、
を有しており、
 前記把持手段は、前記第2歯付き回転体に固着されている、
請求項4に記載のストリップパック装置。
Description:
ストリップパック装置

 本発明は、複数の物品が帯体に貼付され 吊下げ状態で陳列されるストリップパック 称される商品を製造するストリップパック 置に関し、物品包装機械の技術分野に属す 。

 スナック菓子等を袋に充填した物品を帯 に複数個並べて貼付し、これを吊下げて陳 するストリップパックと称される商品が知 れている。このストリップパックは、陳列 省スペース化を図ることができるので、例 ば店舗内の通路等に陳列すれば消費者の目 付き易くなり、販売促進につながる利点が る。

 このようなストリップパックを製造する トリップパック装置として、例えば日本の 開2004-182302号公報に開示の装置は、縦型製 包装機の直下に設置され、この包装機で製 された物品の上部両側部を左右一対の把持 ームで把持して、この物品を下方の貼付位 に移動させたのち、この物品の上端部を帯 に貼付するように構成されている。また、 国特許第3864895号明細書に開示の装置も、縦 製袋包装機の直下に設置され、この包装機 製造された物品の上部片面を吸引カップで 引して、この物品を前方の貼付位置に移動 せたのち、この物品の上端部を帯体に貼付 るように構成されている。

 ところで、上述の各文献に記載のストリ プパック装置は、その直上に配置された縦 製袋包装機に直結されているため、この包 機で製造された物品しかストリップパック することができない。また、この包装機で 造された物品をストリップパックにする前 、重量やシール性等の品質検査を行うこと できない。そこで、上流側装置及び下流側 置から独立した構成で汎用性の高いストリ プパック装置の提案が望まれる。その基本 成としては、物品を略水平方向に搬送する 送手段や、この搬送手段から受け渡された 品を保持して貼付位置に移動させる移動手 を含むものとなる。

 その場合、貼付位置を搬送手段に対して こに配置するかが問題となる。例えば、貼 位置を搬送手段の直下方に配置すると、物 の直下方への移動に際して邪魔になる搬送 段を移動の都度退避させる構成が必要とな 、装置構成や動作の複雑化を招くので、高 化を阻害することになる。そこで、貼付位 を搬送手段の搬送方向前方側に配置するこ が考えられる。この場合には、貼付位置を 送手段の直下方に配置したときのようにス リップパック装置の複雑化を招かずに済む

 一方、搬送手段により搬送された袋状の 品の端部に皺や折れ曲りがあると、この物 を端部で帯体に貼付したときに、見栄えが くなって商品価値を下げるおそれがある。 た、物品の端部と帯体との間の密着状態が くなるために十分な貼付強度が得られなく り、物品が帯体から剥がれるおそれがある そこで、物品を帯体に貼付する前に、搬送 段により搬送された物品の端部の皺や折れ りを伸ばすことがある。

 その場合、皺や折れ曲りを伸ばす手段と ては、物品の搬送方向前方側にあって、到 する物品の搬送方向前方側の端部を引き込 、この端部を上下両側からしごく構成のも が効果的である。しかしながら、この引込 段を搬送手段の搬送方向前方側に配置する 、物品の端部を引き込んだ引込手段と移動 段による物品の搬送方向前方側の例えば下 への移動経路とが干渉するので、物品を貼 位置に移動させることができなくなるとい 問題が生じることになる。

 そこで、本発明は、上流側装置や下流側 置から独立した構成で汎用性の高いストリ プパック装置において、搬送手段により搬 される物品の前方側端部を所定位置に引き む引込手段を備えながら、前記引込位置か 貼付位置への物品の移動が円滑に行われる うにすることを課題とする。

 本発明に係るストリップパック装置は、 品を帯体に貼付した商品を製造するストリ プパック装置であって、搬送手段と、引込 段と、移動手段と、貼付手段とを備えてい 。搬送手段は、物品を略水平方向に搬送す 。引込手段は、搬送手段により搬送された 品の搬送方向前方側の端部を、所定位置に き込む。移動手段は、引込手段による所定 置で物品を受け取って、貼付位置に移動さ る。貼付手段は、移動手段により貼付位置 移動された物品を、物品の端部で帯体に貼 する。そして、移動手段は、物品を、所定 置から、引込手段による引込方向と逆方向 移動させ始め、貼付位置まで移動させてい 。

 また、移動手段は、把持手段を有し、揺 するリンクで構成されていることが好まし 。把持手段は、揺動端部に設けられ、所定 置において、物品の搬送方向前方側の端部 把持するものである。また、把持手段は、 定位置からの移動開始時に引込方向と逆方 に移動して、円弧軌道を描きながら貼付位 へと移動する。

 さらに、ストリップパック装置は、逆方 移動手段を備えていることが好ましい。逆 向移動手段は、所定位置からの移動開始時 、把持手段を引込方向と逆方向に移動させ ものである。

 また、移動手段は、把持手段により把持 れた物品の搬送方向前方側の端部の姿勢が 付位置において所定の姿勢となるように構 されていることが好ましい。この場合、移 手段が平行リンク機構を有しており、且つ 把持手段が平行リンク機構の揺動端部に設 られていることが好ましい。

 また、移動手段は、平行リンク機構では く、揺動するリンク、第1歯付き回転体、第 2歯付き回転体および巻掛伝動部材から構成 れていてもよい。第1歯付き回転体は、リン の揺動支点に、リンクの揺動に拘わらず回 不能に設けられている。第2歯付き回転体は 、リンクの揺動端部に回転自在に設けられて いる。巻掛伝動部材は、第1歯付き回転体と 2歯付き回転体との間に巻き掛けられている この場合、把持手段は、第2歯付き回転体に 固着されることになる。

 本発明によれば、上流側装置及び下流側 置から独立した構成で汎用性の高いストリ プパック装置が実現する。また、移動手段 、物品を所定位置から引込方向と逆方向に 動させて貼付位置に移動させるので、所定 置から貼付位置への物品の移動が円滑に行 れるようになる。

 さらに、移動手段が、揺動端部に設けら た把持手段を有し、その把持手段が、所定 置からの移動開始時に引込方向と逆方向に 動して、円弧軌道を描きながら貼付位置へ 移動するように構成した場合には、装置構 や制御が簡素化される。

 また、所定位置からの移動開始時に把持 段を引込方向と逆方向に移動させる逆方向 動手段を備える場合には、引込手段に引き まれた物品の端部が、引き出される方向に 実に移動する。したがって、引込手段と移 手段により移動する物品との干渉が一層確 に回避されるようになり、引込位置から貼 位置への物品の移動が一層円滑に行われる うになる。

 また、把持手段により把持された物品の 送方向前方側の端部の姿勢が、貼付位置で 定の姿勢となるように、移動手段が構成さ ている場合には、貼付手段に適合した端部 姿勢が常時得られる。

 さらに、移動手段が平行リンク機構を備 る場合には、把持手段が、所定位置から貼 位置までの移動期間にわたり、一貫して同 姿勢に維持されるようになる。したがって 把持手段により把持された物品の端部は、 動手段が所定位置で受け取ったときの姿勢 まま、貼付位置まで移動される。

 また、リンク、第1歯付き回転体、第2歯 き回転体および巻掛伝動部材から移動手段 構成される場合には、両歯付き回転体の歯 を同一にすると、把持手段が、所定位置か 貼付位置までの移動期間にわたり、一貫し 同じ姿勢に維持されるようになる。したが て、この場合にも、把持手段により把持さ た物品の端部は、移動手段が所定位置で受 取ったときの姿勢のまま、貼付位置まで移 される。

本発明の第1実施形態に係るストリップ パック装置の側面図である。 ストリップパック装置に供給される袋 の平面図である。 ストリップパック装置により製造され るストリップパックの平面図である。 ブラシユニットの構成を説明するため 側面図である。 把持ユニットの側面図である。 把持ユニットの平面図である。 貼付ユニットの側面図である。 把持ユニットにより袋を把持して移動 開始するときの動作を示す要部側面図であ 。 本発明の第2実施形態に係るストリップ パック装置における把持ユニットの構成を説 明するための要部側面図である。 把持ユニットにより袋を把持して移動 開始するときの動作を示す要部側面図であ 。 本発明の第3実施形態に係るストリッ パック装置における把持ユニットの構成を 明するための側面図である。 把持ユニットの構成を説明するための 要部を抜粋して示す断面図である。 把持ユニットの構成を説明するための 平面図である。

符号の説明

  1   ストリップパック装置
  7   ブラシユニット(引込手段)
  8,108,208  把持ユニット(移動手段)
  9   貼付ユニット(貼付手段)
  81  グリップフィンガ(把持手段)
  84,85  リンク部材(リンク、平行リンク機 )
  188    エアシリンダ(逆方向移動手段)
  284    リンク部材(リンク)
  289A   歯付きプーリ(第1歯付き回転体)
  289B   歯付きプーリ(第2歯付き回転体)
  289C   歯付きタイミングベルト(巻掛伝動 部材)
  P1  引込位置(所定位置)
  P2  貼付位置
  SP  ストリップパック(商品)
  T   テープ(帯体)
  X   袋(物品)
  Z   シール部(物品の端部)

 <第1実施形態>
 (ストリップパック装置の全体構成)
 図1に示すように、本発明の第1実施形態に るストリップパック装置1は、本体ユニット2 、供給コンベア3、導入コンベア4、ドロップ ンベア5、排出コンベア6、ブラシユニット7 把持ユニット8、貼付ユニット9、テープ送 ユニット10、脱落防止部材12、受け台13など 備えている。

 供給コンベア3には、例えばスナック菓子 等を充填した袋Xが、取り扱う物品として、 流側装置から供給される。

 導入コンベア4は、供給コンベア3で矢印a 向に供給された袋Xを、矢印bで示すように 装置1の内部に導入する。

 ドロップコンベア5は、導入コンベア4の 端部を構成する。

 排出コンベア6は、テープに複数の袋X…X 貼付されてなるストリップパックSPを、下 側装置へ矢印cで示すように排出する。

 ブラシユニット7は、ドロップコンベア5 終端部より搬送方向bの前方側に配置されて り、ドロップコンベア5により導入された袋 Xの端部を引き込み、この端部の皺や折れ曲 を伸ばす。

 把持ユニット8は、ドロップコンベア5の 端部より搬送方向bの前方側に配置されてお 、ドロップコンベア5から受け渡された袋X 端部を把持し、引込位置P1から貼付位置P2ま 移動させる。貼付位置P2は、ドロップコン ア5の終端部より搬送方向bの前方側下方に位 置している。

 貼付ユニット9は、把持ユニット8により 持されて貼付位置P2まで移動された袋Xを、 の端部でテープに貼付する。

 テープ送りユニット10は、テープをスト ップパックSPの製造に同期して送る。テープ のロール11は、本体ユニット2の上部に配設さ れている。

 脱落防止部材12は、導入コンベア4の始端 に設けられており、供給コンベア3から落下 する袋Xが本装置1外へ脱落するのを防止する

 受け台13は、製造されたストリップパッ SPを貼付ユニット9から排出コンベア6に中継 るために設けられており、下方に傾斜して る。

 図2Aに示すように、本装置1に供給される Xは、スナック菓子等が充填された中空部Y 、上下2箇所の端部としてのシール部Z,Zとを している。また、図2Bに示すように、本装 1で製造されるストリップパックSPは、細長 テープTに複数の袋X…Xがそれぞれ上側のシ ル部Z…Zで整列状態に貼付されたものである 。そして、テープTの一端には、ストリップ ックSPを係止して吊下げ状態で陳列するため のパンチ孔T1が形成されている。

 (ブラシユニットの詳細構成)
 ブラシユニット7は、袋Xのシール部Zを搬送 向bと同じ方向に引き込み、このシール部Z 皺や折れ曲りを伸ばすためのものである。 3に示すように、ブラシユニット7は、駆動プ ーリ71、従動プーリ73、上側の軸プーリ74、上 側の回転軸75、上側ブラシ76などを有してい 。駆動プーリ71は、モータで駆動される。従 動プーリ73には、駆動プーリ71の回転がタイ ングベルト72で伝達される。上側の軸プーリ 74には、従動プーリ73の回転がタイミングベ トで伝達される。上側の回転軸75は、軸プー リ74と一体回転する。上側ブラシ76は、回転 75に取り付けられている。従動プーリ73、上 軸プーリ74、上側回転軸75及び上側ブラシ76 、上側支持部材77に支持されている。

 また、従動プーリ73と一体回転する駆動 ーラ78も、上側支持部材77に支持されている 下方の下側支持部材77には、従動ローラ79、 下側の軸プーリ74、下側の回転軸75及び下側 ラシ76が支持されている。従動ローラ79は、 動ローラ78に当接することにより回転され 。下側の軸プーリ74には、従動ローラ79の回 がタイミングベルトで伝達される。下側の 転軸75は、軸プーリ74と一体回転する。下側 ブラシ76は、回転軸75に取り付けられている

 すなわち、ブラシユニット7は、袋Xのシ ル部Zに上下から接触した状態で、矢印d方向 に回転する上側及び下側ブラシ76,76により、 ール部Zを引き込んでしごく構造とされてい る。

 また、ブラシ76は、相対的に厚みの薄い 盤形状の分割ブラシが、複数個、所定の間 をあけて回転軸75上に並設された構造である 。ブラシ76は、例えば、海綿のようなブラシ 、線材を放射状に束ねたタワシのようなブ シが好ましい。

 そして、ブラシ76を構成する隣接する分 ブラシ間に、位置決め部材76Aが櫛状に組み けられている。位置決め部材76Aは、下側支 部材77に支持されて、袋Xの搬送方向前方側 シール部Zに当接して袋Xを位置決めする。

 なお、引込位置P1とは、位置決め部材76A よって位置決めされたときの袋Xの位置であ 。一方、位置決め部材76Aが配備されない場 の引込位置は、上側及び下側ブラシ76,76に り引き込まれて停止したときの袋Xの位置で る。

 (把持ユニットの詳細構成)
 図4及び図5に示すように、ドロップコンベ 5の終端部より搬送方向bの前方側に、把持ユ ニット8が配置されている。ドロップコンベ 5は、始端部を支点にして矢印e方向に揺動す るものである。把持ユニット8は、揺動する 下一対のグリップフィンガ81,81により、袋X 搬送方向前方側のシール部Zを、搬送方向bの 前方側から上下に把持する。そして、把持ユ ニット8は、把持した袋Xを、ブラシユニット7 による引込位置P1から、下方の貼付ユニット9 による貼付位置P2まで移動させる。

 グリップフィンガ81,81は、ハンド82に搭載 されている。また、ハンド82は、取付部材83 介して、細長い上下左右各一対のリンク部 84,84,85,85の一方の端部に連結されている。ま た、リンク部材84,84,85,85の他方の端部は、本 ユニット2に設けられた支持部材86に連結さ ている。そして、一方の下側リンク部材85 、その基端部が、本体ユニット2に支持され エアシリンダ87の進退するロッドの先端部 、所定の箇所で連結されている。

 すなわち、取付部材83とリンク部材84,84,85 ,85と支持部材86とで、平行リンク機構が構成 れる。この平行リンク機構では、エアシリ ダ87のロッドの進退によってリンク部材84,84 ,85,85が矢印f,f″方向に揺動したときに、図4 おいて実線と二点鎖線とで示すように、取 部材83と支持部材86とが平行状態を保つ。リ ク部材84,84,85,85が揺動している間、グリッ フィンガ81,81は、袋Xのシール部Zを、図4の姿 勢、つまり略水平姿勢に保つ。また、グリッ プフィンガ81,81の先端部は、符号Aで示す円弧 運動により、引込位置P1と貼付位置P2との間 移動する。

 また、把持ユニット8は、袋Xに対して左 一対が設けられている。引込位置P1において 、左右一対のグリップフィンガ81…81は、ブ シユニット7のブラシ76,76の両側方でシール Zを把持する。

 (貼付ユニットの詳細構成)
 図6に示すように、本体ユニット2に組み付 られた貼付ユニット9は、ヒータ91、クラン 92、エアシリンダ93、パンチ・カッタユニッ 94、溶解防止部材95、エアシリンダ96などか 構成されている。

 ヒータ91は、テープTと袋Xとを溶着する熱 源である。

 クランプ92は、ヒータ91との間でテープT 袋Xとを挟み付ける。

 エアシリンダ93は、クランプ92を上下動さ せる。

 パンチ・カッタユニット94は、テープTに 宜パンチ孔T1やミシン目を入れる。

 溶解防止部材95は、上動することにより ープTをヒータ91から浮かせ、テープTの溶解 防ぐ。

 エアシリンダ96は、溶解防止部材95を上下 動させる。

 (把持ユニットの動作)
 次に、本装置1における把持ユニット8の特 的な動作について説明する。

 まず、図4及び図5に示すように、袋Xがド ップコンベア5によりブラシユニット7まで 水平方向に搬送されると、袋Xの搬送方向前 側のシール部Zが、回転する上下のブラシ76, 76の間に引き込まれ、位置決め部材76Aで引込 置P1に位置決めされる。その状態で、上下 ブラシ76,76がシール部Zの基部側から縁部側 回転することにより、シール部Zがしごかれ 、皺や折れ曲りが伸ばされる。

 次いで、把持ユニット8,8のグリップフィ ガ81…81により袋Xのシール部Zがブラシユニ ト7の両側方で把持されると、ドロップコン ベア5は、始端部を支点にして矢印e方向に揺 する(図4参照)。これにより、ブラシユニッ 7、把持ユニット8、及び貼付ユニット9の手 側に空間が出現するので、把持ユニット8に よる引込位置P1から貼付位置P2への袋Xの移動 可能となる。そして、各把持ユニット8のエ アシリンダ87のロッドが下がることにより、 ンク部材84,84,85,85は、支持部材86の側の端部 を支点にして矢印f方向に揺動する。

 その結果、リンク部材84,84,85,85の揺動端 に連結された取付部材83、ハンド82、及びグ ップフィンガ81,81は、図4の姿勢を保ったま 、符号Aで示すように、ブラシユニット7に る引込位置P1から、引込方向bと逆方向に移 し始め、貼付位置P2に円弧を描きながら移動 していく。そして、グリップフィンガ81,81に り把持された袋Xは、貼付位置P2において、 付ユニット9によりシール部ZでテープTに貼 されることになる。なお、貼付後、エアシ ンダ87のロッドが進出することにより、リ ク部材84,84,85,85が矢印f″方向に揺動し、グ ップフィンガ81,81は、図4の実線で示した状 (位置)に戻る。

 (ストリップパック装置の特徴)
 (1)
 まず、袋Xを略水平方向に搬送するドロップ コンベア5と、このドロップコンベア5から袋X を受け取って貼付位置P2に移動させる把持ユ ット8と、この把持ユニット8により貼付位 P2に移動された袋Xをシール部ZでテープTに貼 付する貼付ユニット9とを備えているため、 流側装置及び下流側装置から独立した構成 汎用性の高いストリップパック装置1となっ いる。

 (2)
 その上で、このストリップパック装置1は、 袋Xの搬送方向前方側に配置されて、袋Xの搬 方向前方側のシール部Zを引込位置P1に引き むブラシユニット7を備えたものであり、か つ、把持ユニット8が袋Xを引込位置P1で受け って、下方の貼付位置P2に移動させるもので ある。把持ユニット8は、袋Xを、引込位置P1 ら、引込方向bと逆方向に移動させて、貼付 置P2に移動させる。このため、ブラシユニ ト7が存在していても、把持ユニット8による 袋Xの移動経路からブラシユニット7が外れ、 込位置P1から貼付位置P2への袋Xの移動が円 に行われるようになっている。

 (3)
 また、把持ユニット8では、揺動するリンク 部材84,84,85,85の揺動端部にグリップフィンガ8 1,81が設けられており、図7に示すように、こ らのグリップフィンガ81,81が、引込位置P1か らの移動開始時に、上下のブラシ76,76による 込方向bと逆方向に移動する。その後、グリ ップフィンガ81,81は、貼付位置P2まで、符号A 示した円弧運動を行う。したがって、袋Xの シール部Zの先端部も、図4符号Aで示す円弧軌 道を描く。したがって、把持ユニット8によ 把持された袋Xは、ブラシユニット7の下側ブ ラシ76や位置決め部材76Aに干渉することなく 移動することになる。このように、ブラシ ニット7と、把持ユニット8により移動する Xとの干渉を回避するため、本ストリップパ ク装置1では、グリップフィンガ81,81が設け れた揺動端部に単純な円弧運動を行わせる いう構成を採っており、装置構成や制御が 素化されている。

 (4)
 また、把持ユニット8は、グリップフィンガ 81,81により把持された袋Xの搬送方向前方側の シール部Zの姿勢を、貼付位置P2において所定 の姿勢としている。つまり、把持ユニット8 、袋Xの搬送方向前方側のシール部Zの姿勢を 、略水平姿勢としている。このため、上下方 向からテープTと袋Xのシール部Zとを挟み付け る構成の貼付ユニット9に適合したシール部Z 姿勢が、常時得られることになる。

 具体的には、把持ユニット8が平行リンク 機構を備えており、グリップフィンガ81,81が 行リンク機構の揺動端部に設けられている このため、グリップフィンガ81,81は、引込 置P1から貼付位置P2までの移動期間にわたり 一貫して同じ姿勢、つまり、この場合には 水平姿勢に維持される。したがって、グリ プフィンガ81,81により把持された袋Xのシー 部Zも、把持ユニット8が引込位置P1で受け取 ったときの姿勢のまま、貼付位置P2まで移動 れる。

 <第2実施形態>
 次に、本発明の第2実施形態に係るストリッ プパック装置について説明する。なお、前述 した第1実施形態と共通する構成要素につい は、同じ符号を用いることにする。

 このストリップパック装置では、把持ユ ットを除いた構成は、第1実施形態と同様で ある。図8に示すように、この把持ユニット10 8は、ブラシユニット7の上下のブラシ76,76に って引き込まれた袋Xのシール部Zを把持する グリップフィンガ81,81の前後位置が調整可能 されており、そのためのエアシリンダ188が えられている。また、エアシリンダ188の矢 g,g″方向に進退するロッドの先端部に、ハ ド82を介してグリップフィンガ81,81が取り付 けられている。そして、エアシリンダ188は、 取付部材183を介してリンク部材84,84,85,85(一方 の一対のみ図示)の一方の端部に連結されて る。

 この把持ユニット108の動作を説明する。 述した把持ユニット8におけるエアシリンダ 87の作動による取付部材83、ハンド82、及びグ リップフィンガ81,81の円弧運動に先立ち、図9 に示すように、エアシリンダ188のロッドが、 ドロップコンベア5による袋Xの搬送方向b(つ りブラシユニット7の上下のブラシ76,76によ 引込方向b)と逆方向gに所定長さだけ進出さ 、引込位置P1においてブラシユニット7に引 込まれていた袋Xのシール部Zは、把持ユニッ ト108のグリップフィンガ81,81により把持され 状態で引き出される。

 次いで、第1実施形態で説明したように、 リンク部材84,84,85,85が矢印f方向に揺動すると 、グリップフィンガ81,81に把持された袋Xのシ ール部Zの先端部は、符号Aで示す円弧運動を い、把持された袋Xは、ブラシユニット7に る引込位置P1から貼付ユニット9による貼付 置P2に近づく。そして、図示は省略するが、 エアシリンダ188のロッドが所定長さだけ矢印 g″方向に退避すると、袋Xのシール部Zは、図 4に示したような所定の貼付位置P2に位置する ようになる。なお、円弧運動の下方側の終点 に貼付位置を設定すれば、前述した矢印g″ 向への退避は必要ない。

 この第2実施形態によれば、引込位置P1か の移動開始時に、グリップフィンガ81,81を 込方向bと逆方向gに真っ直ぐに移動させるエ アシリンダ188が備えられているので、ブラシ ユニット7に引き込まれた袋Xのシール部Zが、 引き出される方向gに確実に移動する。した って、ブラシユニット7と把持ユニット8によ り移動する袋Xとの干渉が一層確実に回避さ るようになり、引込位置P1から貼付位置P2へ 袋Xの移動が一層円滑に行われるようになる 。

 なお、グリップフィンガ81,81の前後位置 整用のエアシリンダ188が備えられている場 に、このエアシリンダ188を利用することか 、袋Xを引込方向bと逆方向gに移動させるた の駆動源を新たに備えなくてもよいので、 材点数を増やさなくて済むメリットがある

 <第3実施形態>
 次に、第3実施形態に係るストリップパック 装置について説明する。なお、この場合にも 、第1実施形態と共通する構成要素について 、同じ符号を用いることにする。

 このストリップパック装置でも、把持ユ ットを除いた構成は、第1実施形態と同様で ある。すなわち、図10~12に示すように、この 合の把持ユニット208は、始端部を支点にし 矢印e方向に揺動するドロップコンベア5の 端部より、搬送方向bの前方側に配置されて る。この把持ユニット208は、第1実施形態に おけると同様に、上下一対のグリップフィン ガ81,81により、袋Xの搬送方向前方側のシール 部Zを、搬送方向bの前方側から上下に把持す 。そして、把持ユニット208は、把持した袋X を、ブラシユニット7による引込位置P1から貼 付ユニット9による貼付位置P2まで移動させる 。

 グリップフィンガ81,81は、ハンド82に搭載 されている。また、ハンド82は、取付部材283 介して、長く延びる左右一対のリンク部材2 84,284の一方の端部に連結されている。そして 、リンク部材284,284の他方の端部は、本体ユ ット2に設けられた支持部材286に連結されて る。

 リンク部材284,284の支持部材286の側の端部 には、モータ287の出力軸が連結されている。 リンク部材284,284は、モータ287の出力軸の回 により、端部を支点にして矢印f,f″方向に 動可能とされている。また、リンク部材284,2 84の端部には、支持部材286から延びる固定部 286Aを介し、第1歯付きプーリ289Aが備えられ いる。第1歯付きプーリ289Aは、リンク部材28 4,284の揺動に拘わらず、回転不能である。一 、リンク部材284,284の揺動端部には、これら のリンク部材284,284に対して回転自在に、第2 付きプーリ289Bが備えられている。第1歯付 プーリ289Aの歯数と、第2歯付きプーリ289Bの 数は、同じである。また、両歯付きプーリ28 9A,289B間には、歯付きタイミングベルト289Cが き掛けられている。そして、ハンド82及び リップフィンガ81,81を支持することになる取 付部材283が、揺動端部側の第2歯付きプーリ28 9Bに固着されている。取付部材283は、第2歯付 きプーリ289Bと一体的に回転する。

 すなわち、前述した構成であるため、モ タ287の出力軸の回転によりリンク部材284,284 が矢印f方向に所定角度だけ揺動すると、支 部材286の側の第1歯付きプーリ289Aは回転しな い。一方、揺動端部側の第2歯付きプーリ289B 、矢印f″方向に所定角度だけ回転する。こ のため、第2歯付きプーリ289Bに取付部材283を して支持されたグリップフィンガ81,81は、 込位置P1から貼付位置P2までの移動期間にわ り、図10の姿勢、つまり略水平姿勢を保つ うになる。

 ここで、把持ユニット208の特徴的な動作 ついて説明する。

 まず、図10、12に示したように、袋Xがド ップコンベア5によりブラシユニット7まで搬 送されると、袋Xの搬送方向前方側のシール Zが、回転する上下のブラシ76,76の間に引き まれ、位置決め部材76Aで引込位置P1に位置決 めされる。その状態で上下のブラシ76,76がシ ル部Zの基部側から縁部側へ回転することに より、シール部Zがしごかれて、皺や折れ曲 が伸ばされる。

 次いで、把持ユニット208の上下一対のグ ップフィンガ81,81が揺動して、袋Xのシール Zをブラシユニット7の両側方で把持すると ドロップコンベア5は、始端部を支点にして 印e方向に揺動し、把持ユニット208による袋 Xの移動が可能となる。そして、モータ287の 力軸が回転することにより、リンク部材284,2 84は、支持部材286の側の端部を支点にして矢 f方向に揺動する。

 その結果、リンク部材284,284の揺動端部に 連結された取付部材283、ハンド82、及びグリ プフィンガ81,81は、図10の姿勢を保ったまま 、符号Aで示すように、ブラシユニット7によ 引込位置P1から引込方向bと逆方向に移動し 貼付位置P2に移動する円弧運動を行う。す わち、この場合にも、第1実施形態で説明し ように、袋Xのシール部Zの先端部も符号Aで す円弧運動を行うので、把持ユニット8に把 持された袋Xは、ブラシユニット7の下側ブラ 76や位置決め部材76Aに干渉せずに移動する そして、グリップフィンガ81,81により把持さ れた袋Xは、貼付ユニット9によりシール部Zで テープTに貼付されることになる。

 以上のように、把持ユニット208は、揺動 るリンク部材284,284と、これらのリンク部材 284,284の揺動支点に揺動に拘わらず回転不能 設けられた第1歯付きプーリ289Aと、これらの リンク部材284,284の揺動端部に対して回転自 に設けられた第2歯付きプーリ289Bと、両歯付 きプーリ289A,289B間に巻き掛けられた歯付きタ イミングベルト289Cとを備えている。また、 リップフィンガ81,81は、揺動端部側の第2歯 きプーリ289Bに固着されている。このため、 動端部側の第2歯付きプーリ289Bは、リンク 材284,284の揺動方向fとは逆方向f″に回転す ことになる。

 すなわち、一対の歯付きプーリ289A,289Bの 数を同一にすると、これらのグリップフィ ガ81,81は、引込位置P1から貼付位置P2までの 動期間にわたり、一貫して同じ姿勢、つま 、この場合には略水平姿勢に維持される。 たがって、この場合にも、グリップフィン 81,81により把持された袋Xのシール部Zは、把 持ユニット208が引込位置P1で受け取ったとき 姿勢のまま、貼付位置P2まで移動される。

 さらに、この第3実施形態においても、第 2実施形態で説明したと同様に、グリップフ ンガ81,81の前後調整用のエアシリンダ188が備 えられている場合には、把持ユニット208のモ ータ287の作動によるグリップフィンガ81,81の 弧運動に先立ち、エアシリンダ188の作動に り袋Xを引込方向bと逆方向gに所定長さだけ 動させてもよい。

 <他の実施形態>
 なお、本発明は、具体的に詳述した実施の 態に限定されず、本発明の趣旨に沿うもの あればよい。

 例えば、第3実施形態では、一対の歯付き プーリ289A,289Bの歯数を同一にしていたが、歯 数を互いに異ならせることにより、リンク部 材284,284の矢印f方向の揺動角度と揺動端部側 歯付きプーリ289Bの矢印f″方向の回転角度 が異なるようになる。すなわち、グリップ ィンガ81,81により把持された袋Xのシール部Z 姿勢を、引込位置P1と貼付位置P2とで異なら せることができる。

 そして、第3実施形態では、一対の歯付き プーリ289A,289B間に歯付きタイミングベルト289 Cを巻き掛けていたが、一対のスプロケット にエンドレスチェーンを巻き掛けた構成と てもよい。

 以上説明したように、本発明によれば、 流側装置や下流側装置から独立した構成で 用性の高いストリップパック装置において 搬送手段により搬送される物品の前方側端 を引込位置に引き込む引込手段を備えなが 、引込位置から貼付位置への物品の移動が 滑に行われるようにすることができる。す わち、本発明は、物品包装機械の技術分野 広く好適である。




 
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