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Patent Searching and Data


Title:
STRUCTURE FOR FIXING PUMP MEMBER AND MAGNET IN MAGNETICALLY DRIVEN PUMP
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/084588
Kind Code:
A1
Abstract:
A structure for fixing an impeller and magnet in a magnetically driven pump, in which the impeller and the driven magnet are instantaneously fixed together. Snap arms (44) having displaceable free ends are integrally formed on the same circle, in a synthetic resin impeller (36) including a blade part (40). A snap hook (48) is formed at the free end of each of the snap arms (44). A circular hollow cylindrical driven magnet (32) is fitted to the snap arms (44) from the outside, and the snap hooks (48) of the snap arms (44) are engaged with the driven magnet (32) with the driven magnet (32) in contact with a stopper. The driven magnet (32) cannot be moved in the direction opposite to the advancing direction of the driven magnet because the snap arms (44) are engaged with the snap hooks (48). Thus, the driven magnet (32) is fixed to the impeller (36).

Inventors:
TAKAHASHI JUN (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/070884
Publication Date:
July 17, 2008
Filing Date:
October 26, 2007
Export Citation:
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Assignee:
MIKUNI KOGYO KK (JP)
TAKAHASHI JUN (JP)
International Classes:
F04D13/02
Foreign References:
US5779449A1998-07-14
JPS59103988A1984-06-15
JPH05300679A1993-11-12
JPH10243587A1998-09-11
Attorney, Agent or Firm:
YASHIMA, Keiichi (HOSOKAWA Building 1-17, Akasaka 1-chome, Minato-k, Tokyo 52, JP)
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Claims:
 磁界を変化させる駆動手段と、その駆動手段の磁界の変化に伴って回転させられる円筒状の従動マグネットと、その従動マグネットに固定されるポンプ用部材とを有する磁気駆動ポンプにおいて、前記ポンプ用部材にその回転中心軸を中心とする同一円周位置に軸方向に伸びる1個以上のスナップアームを一体に形成し、前記スナップアームの自由端またはその自由端付近にスナップアームの外面から外側に突出する係止手段を備え、前記スナップアームの自由端またはその自由端付近を外力によって変位可能とし、前記円筒状の従動マグネットを1個以上のスナップアームの外側に嵌合した場合に前記係止手段が前記従動マグネットに係止して前記従動マグネットを前記ポンプ用部材に固定することを特徴とする磁気駆動ポンプにおけるポンプ用部材とマグネットの固定構造。
 前記円筒状の従動マグネットの内壁から内側に向けて、前記隣り合うスナップアーム同士に接触する回り止め用ボスを1個以上設けたことを特徴とする請求項1記載の磁気駆動ポンプにおけるポンプ用部材とマグネットの固定構造。
 前記ポンプ用部材において回転中心軸を中心とする同一円周位置に前記スナップアームを複数設け、それら複数のスナップアーム同士の間であって前記円周位置に、前記円筒状の従動マグネットの内壁に接触するものであって前記ポンプ用部材と一体に形成される内面ガイドを設け、その内面ガイドの自由端は外力によって変位しないようにしたことを特徴とする請求項1記載の磁気駆動ポンプにおけるポンプ用部材とマグネットの固定構造。
 前記円筒状の従動マグネットの内壁から内側に向けて、隣り合う前記スナップアームと前記内面ガイドに接触する回り止め用ボスを1個以上設けたことを特徴とする請求項3記載の磁気駆動ポンプにおけるポンプ用部材とマグネットの固定構造。
 前記従動マグネットの内壁の一方の端面側位置に前記係止手段が係止する係止用凹部を設け、前記係止用凹部に前記係止手段が係止した状態では、前記係止手段が従動マグネットの一方の端面より外部に突出しないことを特徴とする請求項1記載の磁気駆動ポンプにおけるポンプ用部材とマグネットの固定構造。
 前記ポンプ用部材に回り止め用第一係合手段を形成し、前記従動マグネットに前記回り止め用第一係合手段と係合する回り止め用第二係合手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の磁気駆動ポンプにおけるポンプ用部材とマグネットの固定構造。
 磁界を変化させる駆動手段と、その駆動手段の磁界の変化に伴って回転させられる円筒状の従動マグネットと、その従動マグネットに固定されるポンプ用部材とを有する磁気駆動ポンプにおいて、前記ポンプ用部材にその回転中心軸を中心とする同一円周位置に軸方向に円筒部を一体に形成し、前記円筒部の内壁に係止用凹部を形成し、前記円筒状の従動マグネットの内径よりも径大の環状の連結部材を備え、前記連結部材に環状の中心位置中心とする円周位置に軸方向に伸びる1個以上のスナップアームを設け、前記スナップアームの自由端またはその自由端付近にスナップアームの外面から外側に突出する係止手段を設け、前記スナップアームの自由端またはその自由端付近を外力によって変位可能とし、前記円筒部の外側に前記従動マグネットを嵌合し、その後前記円筒部の内側に前記連結部材の前記1個以上のスナップアームを嵌合した場合に、前記係止手段が前記円筒部の前記係止用凹部に係止して前記連結部材と前記ポンプ用部材とを固定し、前記連結部材と前記ポンプ用部材とで前記従動マグネットを挟持して移動しないようにしたことを特徴とする磁気駆動ポンプにおけるポンプ用部材とマグネットの固定構造。
 前記従動マグネットの内壁の一方の端面側位置に前記係止手段が係止する係止用凹部を設け、前記係止用凹部に前記係止手段が係止した状態では、前記係止手段が従動マグネットの一方の端面より外部に突出しないことを特徴とする請求項7記載の磁気駆動ポンプにおけるポンプ用部材とマグネットの固定構造。
Description:
磁気駆動ポンプにおけるポンプ 部材とマグネットの固定構造

 本発明は、マグネットを介して動力を伝 する磁気駆動ポンプにおけるポンプ用部材 マグネットの固定構造に関する。

 マグネットによって動力を伝達する主な のとしては、マグネットカップリング式イ ペラポンプ等が知られている。マグネット ップリング式インペラポンプでは、インペ は一般に従動側マグネットに固定されてい 。従動側マグネットとインペラとを固定す 方法としては、従動側マグネットをインペ に挿入して成形するインサート成形方法(特 許文献1)や、お互いを接着剤で接着する方法 知られている。

特開平5-296178

 インサート成形方法では、成形時の樹脂 力によって、マグネットが割れるおそれが った。また、1個毎に手作業でマグネットを 樹脂型に挿入するため作業工数がかかるとい う欠点があった。更にマグネットによって樹 脂や金型の温度が低下したり不安定になった りして、完成品の寸法が均一にならないおそ れがあった。

 一方、接着剤を充填して従動側マグネッ とインペラとを固定する方法では、接着剤 固化させるための時間を必要とするだけで く、加熱手段等の設備や煩雑な工程を必要 し、固定までに乾燥時間がかかると共に設 コストがかかるという問題があった。

 本発明は上記問題点に鑑みてなされたも であり、インペラ等のポンプ用部材と従動 グネットとを簡単に瞬間に固定できるよう した磁気駆動ポンプにおけるポンプ用部材 マグネットの固定構造を提供することを目 とするものである。

 本発明に係る磁気駆動ポンプにおけるポ プ用部材とマグネットの固定構造は、磁界 変化させる駆動手段と、その駆動手段の磁 の変化に伴って回転させられる円筒状の従 マグネットと、その従動マグネットに固定 れるポンプ用部材とを有する磁気駆動ポン において、前記ポンプ用部材にその回転中 軸を中心とする同一円周位置に軸方向に伸 る1個以上のスナップアームを一体に形成し 、前記スナップアームの自由端またはその自 由端付近にスナップアームの外面から外側に 突出する係止手段を備え、前記スナップアー ムの自由端またはその自由端付近を外力によ って変位可能とし、前記円筒状の従動マグネ ットを1個以上のスナップアームの外側に嵌 した場合に前記係止手段が前記従動マグネ トに係止して前記従動マグネットを前記ポ プ用部材に固定することを特徴とするもの ある。本発明は、前記円筒状の従動マグネ トの内壁から内側に向けて、前記隣り合う ナップアーム同士に接触する回り止め用ボ を1個以上設けたことを特徴とするものであ 。本発明は、前記ポンプ用部材においてそ 回転中心軸を中心とする同一円周位置に前 スナップアームを複数設け、それら複数の ナップアーム同士の間であって前記円周位 に、前記円筒状の従動マグネットの内壁に 触するものであって前記ポンプ用部材と一 に形成される内面ガイドを設け、その内面 イドの自由端は外力によって変位しないよ にしたことを特徴とするものである。本発 は、前記円筒状の従動マグネットの内壁か 内側に向けて、隣り合う前記スナップアー と前記内面ガイドに接触する回り止め用ボ を1個以上設けたことを特徴とするものであ る。本発明は、前記従動マグネットの内壁の 一方の端面側位置に前記係止手段が係止する 係止用凹部を設け、前記係止用凹部に前記係 止手段が係止した状態では、前記係止手段が 従動マグネットの一方の端面より外部に突出 しないことを特徴とするものである。本発明 は、前記ポンプ用部材に回り止め用第一係合 手段を形成し、前記従動マグネットに前記回 り止め用第一係合手段と係合する回り止め用 第二係合手段を設けたことを特徴とするもの である。

 本発明に係る磁気駆動ポンプにおけるポ プ用部材とマグネットの固定構造は、磁界 変化させる駆動手段と、その駆動手段の磁 の変化に伴って回転させられる円筒状の従 マグネットと、その従動マグネットに固定 れるポンプ用部材とを有する磁気駆動ポン において、前記ポンプ用部材にその回転中 軸を中心とする同一円周位置に軸方向に円 部を一体に形成し、前記円筒部の内壁に係 用凹部を形成し、前記円筒状の従動マグネ トの内径よりも径大の環状の連結部材を備 、前記連結部材に環状の中心位置中心とす 円周位置に軸方向に伸びる1個以上のスナッ プアームを設け、前記スナップアームの自由 端またはその自由端付近にスナップアームの 外面から外側に突出する係止手段を設け、前 記スナップアームの自由端またはその自由端 付近を外力によって変位可能とし、前記円筒 部の外側に前記従動マグネットを嵌合し、そ の後前記円筒部の内側に前記連結部材の前記 1個以上のスナップアームを嵌合した場合に 前記係止手段が前記円筒部の前記係止用凹 に係止して前記連結部材と前記ポンプ用部 とを固定し、前記連結部材と前記ポンプ用 材とで前記従動マグネットを挟持して移動 ないようにしたことを特徴とするものであ 。本発明は、前記従動マグネットの内壁の 方の端面側位置に前記係止手段が係止する 止用凹部を設け、前記係止用凹部に前記係 手段が係止した状態では、前記係止手段が 動マグネットの一方の端面より外部に突出 ないことを特徴とするものである。

 本発明の実施例1及び実施例2では、ポン 用部材と従動マグネットとを嵌合させるだ でポンプ用部材と従動マグネットとを固定 ることができるものである。本発明の実施 3では、ポンプ用部材と従動マグネットとを 合させた後、連結部材をポンプ用部材に嵌 させるだけでポンプ用部材と従動マグネッ とを固定することができるものである。こ ように本発明では、ポンプ用部材と従動マ ネットとを固定させる作業時間と固定に要 る時間とを従来のものと比べて大幅に短縮 て、作業コストを大幅に低減することがで るものである。この結果、本発明は、従来 接着による固定方法の欠点(固定までの時間 がかかり、設備コストがかかる)、や従来の ンサート成形方法の欠点(マグネットが割れ おそれや、完成品の寸法が均一ならない)を 解消することができる。

本発明に係る磁気駆動ポンプにおける ンプ用部材とマグネットの固定構造の実施 1を示す断面図である。 図1の要部斜視図である。 図1及び図2における駆動手段とポンプ 部材との固定状態を示す断面図である。 本発明に係る磁気駆動ポンプにおける ンプ用部材とマグネットの固定構造の実施 2を示す要部断面図である。 本発明に係る磁気駆動ポンプにおける ンプ用部材とマグネットの固定構造の実施 3を示す要部断面図である。

符号の説明

 10 磁気駆動ポンプ
 32 駆動マグネット
 36 インペラ
 44 スナップアーム
 46 内面ガイド
 48 スナップフック
 50 突出部
 52 従動マグネット
 53 内壁
 54 第一凹部
 56 第二凹部
 60 インペラ
 64 従動マグネット
 68 ボス
 74 インペラ
 76 筒状部
 78 凹部
 82 従動マグネット
 86 スナップアーム
 88 連結部材
 90 スナップフック

 本発明は、スナップアームに設けた係止 段を所定の部材に係止させるだけで、従動 マグネットとポンプ用部材とを簡単に固定 ることができるようにしたものである。

 以下、本発明を図面に基づいて説明する 図1は本発明に係る磁気駆動ポンプにおける ポンプ用部材とマグネットの固定構造の実施 例1を示す断面図、図2は図1の要部斜視図であ る。磁気駆動ポンプ10は、内部に駆動手段の 部を構成するモータ12を備えたポンプボデ 14と、ポンプ室16を形成するためのフロント ーシング18並びにリアケーシング20とを有し 、リアケーシング20を挟んでポンプボディ14 フロントケーシング18とを例えばボルト等の 固定手段22で固定することによって、ポンプ ディ14とフロントケーシング18とリアケーシ ング20とを固定する。ポンプボディ14の内部 モータ12側とリアケーシング20側とを区画す 区画ハウジング24が取り付けられ、リアケ シング20と区画ハウジング24とで、空間26が 成される。

リアケーシング20は例えば合成樹脂を素材 し、その中央部は空間26側に向けて突出す コップ状の有底円筒部28となっている。モー タ12の回転軸30には駆動手段の他の一部を構 するコップ形状の駆動マグネット32が固定さ れており、この駆動マグネット32は空間26内 配置される。この駆動マグネット32は前記コ ップ形状の有底円筒部28の外側に、有底円筒 28とは非接触状態で覆うように設定配置さ る。駆動マグネット32はコップ状としたが、 円筒状の箇所を有すれば良く(その場合には モータ12の回転軸30に固定されるものであっ 、円筒状の駆動マグネットを保持する保持 材が必要)、必ずしもコップ状である必要は 無い。本発明では、モータ12と駆動マグネッ 32とで駆動手段を構成し、その駆動手段は 界を変化させるものである。磁界を変化さ る駆動手段としては、モータ12と駆動マグネ ット32との組み合わせの他に、電流制御によ 電磁コイル等がある。リアケーシング20の 底円筒部28のポンプ室16側に、ポンプ用部材 しての合成樹脂製のインペラ36が回転自在 保持されている。なお、リアケーシング20に インペラ36を回転自在に保持する構造は、こ ではその説明を省略する。リアケーシング2 0は、液体が駆動マグネット32側に侵入しない ようにポンプ室16と空間26とを気密状態に保 ている。ポンプ用部材としては、インペラ36 の他に、動力伝達軸、駆動カム、プランジャ 、トロコイド等、各種ポンプに用いられるも のが考えられる。

 インペラ36は、図1並びに図2に示すように 、円盤状のインペラ基部38と、そのインペラ 部38に一体に形成される羽根部40と、インペ ラ基部38の中心から羽根部40とは反対側に伸 る中央支柱部42とを有する。インペラ36は更 、インペラ基部38と一体に形成されるもの あって中央支柱部42と平行でその中央支柱部 42の外側に配置される1個以上のスナップアー ム44並びに複数の内面ガイド46を有する。図2 示す例では、スナップアーム44は、インペ 基部38からインペラ36の回転軸方向に伸び、 ンペラ36の回転軸を中心に同一円周方向に 間隔で合計4個配置されている。内面ガイド4 6は隣り合うスナップアーム44の間に配置され て同一円周方向に等間隔で合計4個備えられ いる。各スナップアーム44の自由端またはそ の自由端付近には、スナップアーム44の円周 向の外面より外側に向けて突出する係止手 としてのスナップフック48が一体に形成さ ている。

 各スナップアーム44の根元(インペラ基部3 8との連結位置)には、円周方向の外側に向け 突出する回り止め用第一係合手段としての 出部50が一体に形成されている。各スナッ アーム44は自由端に至るまでの内外壁は空間 に面している。このため、各スナップアーム 44の自由端は、円周方向(4個を等間隔で配置 た同一円周方向)に対する法線方向に、外力 加わった際に移動が可能となっている。各 面ガイド46は中央支柱部42と固定されており 、各内面ガイド46の自由端はスナップアーム4 4の自由端とは異なり、外力によって移動し いように設定されている。

 磁気駆動ポンプ10の動力伝達手段は、駆 マグネット32と、それと対となる従動マグネ ット52から成る。図2に示すように、従動マグ ネット52は円筒形状をしており、その内径は 周方向にそれぞれ4個配置されたスナップア ーム44の円周方向の外壁並びに4個配置された 内面ガイド46の円周方向の外壁と嵌合接触す 寸法に設定されている。従動マグネット52 おいて、内壁53の一端側には各スナップアー ム44の根元の突出部50と嵌合するための回り め用第二係合手段としての第一凹部54を形成 し、内壁53の他端側には各スナップアーム44 自由端のスナップフック48を係止するための 係止用凹部としての第二凹部56とを形成する 第一凹部54の個数も第二凹部56の個数もスナ ップアーム44の個数と同数とする。

 磁気駆動ポンプ10では、後述するように インペラ36に円筒状の従動マグネット52が固 され、その円筒状の従動マグネット52の外 は有底円筒部28を挟んで駆動マグネット32と 峙した状態に配置される。

 図3(a)に示すように、4個のスナップアー 44のうち、180度反対側にある2個のスナップ ック48の最も離れている外縁の間の距離をL し、従動マグネット52の内径をDとすれば、 離Lは内径Dより大きいものとする。なお、ス ナップフック48における最先端の外縁の距離M は、スナップフック48の最先端が円筒状の従 マグネット52の内部空間に入ることができ ように、従動マグネット52の内径Dより縮径 きるものとする。

 インペラ36と従動マグネット52とを固定す る場合には、図3(a)に示すように、従動マグ ット52を第一凹部54を形成した側から、複数 スナップアーム44並びに複数の内面ガイド46 (図3では図示を省略する)の外側から嵌合する ようにしてA方向に移動させる。従動マグネ ト52の組付けの途中では、従動マグネット52 内径Dは180度反対側にある2個のスナップフ ク48の外側縁の間の距離Lより小さいが、イ ペラ36は合成樹脂を素材とし、スナップアー ム44の自由端(スナップフック48を形成した位 )は変位できるので、図3(b)に示すように、18 0度反対側にある2個のスナップフック48の外 縁の間の距離はDとなって、従動マグネット5 2の内壁53に接触した状態となり、スナップフ ック48を従動マグネット52の内壁53に接触した 状態を保ちながら、従動マグネット52をイン ラ36に対して移動させることができる。

 図3(c)に示すように、従動マグネット52が ンペラ基部38と接触することで従動マグネ ト52の移動が停止する。即ち、インペラ基部 38はストッパの役割を果たす。従動マグネッ 52の挿入側端面58がインペラ基部38と接触し 状態では、スナップアーム44の根元の突出 50と従動マグネット52の第一凹部54とが嵌合 、従動マグネット52はインペラ36に対して軸 向に回転することはない。また、スナップ ーム44の自由端のスナップフック48は、第二 凹部56に係止する。即ち、スナップアーム44 自由端であるスナップフック48は、従動マグ ネット52の内径Dの箇所による圧迫から開放さ れて、180度反対側にある2個のスナップフッ 48の外側縁の距離は元のLとなる。このよう 、スナップアーム44のスナップフック48が従 マグネット52の第二凹部56に係止することに よって、従動マグネット52はインペラ36に対 てB方向(図3(b))に移動することができなくな 、従動マグネット52はインペラ36に固定され たことになる。また、第二凹部56にスナップ ック48が係止した状態では、スナップフッ 48が従動マグネット52の第二凹部56側の端面 り外部に突出しないように設定する。スナ プフック48が従動マグネット52の第二凹部56 の端面より外部に突出しないようにするこ で、磁気駆動ポンプ10の軸方向の長さを短く することができる。

 以上のように本発明の実施例1によれば、 従動マグネット52とインペラ36のスナップア ム44並びに内面ガイド46とに嵌合させること 、スナップアーム44のスナップフック48が従 動マグネット52の第二凹部56に係止する。こ 係止によって、従動マグネット32が進行方向 に対する反対方向に移動することができなく なり、従動マグネット32がインペラ36に固定 れる。その結果、本発明は、従来のような 着による固定方法の欠点(固着までの時間が かり、設備コストがかかる)、やインサート 成形方法の欠点(マグネットが割れるおそれ 、完成品の寸法が均一にならない)を解消す ことができる。また、従動マグネット52と ンペラ36とに、回り止め用係合手段54,50を設 ることで、従動マグネット52とインペラ36と を軸方向に外れないように固定した際に、互 いに回転することを防止することができる。

 なお、図2ではスナップアーム44と内面ガ ド46の数を4個としたが、複数個であれば個 はどれだけでも良い。また、インペラ36に いて、複数のスナップアーム44は備えるが、 内面ガイド46は必ずしも備えなくても良い。 に、従動マグネット52に回り止め用係合手 としての第一凹部54を形成し、インペラ36に り止め用係合手段としての突出部50を形成 たが、インペラ36に凹部を形成し、従動マグ ネット52に突出部を形成するようにしても良 。

 次に、本発明の他の実施例について説明 る。図4は本発明に係る磁気駆動ポンプにお けるポンプ用部材とマグネットの固定構造の 実施例2を示す要部断面図である。なお、図4 おいて、図1乃至図3と同一符号は同一部材 示す。実施例2のポンプ用部材としてのイン ラ60は、インペラ基部38におけるスナップア ーム44の根元の外側に環状の段部62を備える 実施例2のインペラ60と実施例1のポンプ用部 としてのインペラ36との相違点は、実施例1 は4個のスナップアーム44の各根元に回り止 用突出部50を設けたのに対し、実施例2では4 個のインペラ36の根元の外側の周囲に360度に たる環状の段部62を形成したことである。

 実施例2の従動マグネット64は筒状形状を ており、実施例1の従動マグネット52のよう 凹部54,56を設けていない。従動マグネット64 の軸方向の長さは、段部62の端面66とスナッ アーム44のスナップフック48との間の距離よ 僅かに短いものに設定する。従動マグネッ 64の内壁には、内壁から内部に突出する回 止め手段としてのボス68を一体に形成する。 このボス68は1個以上であれば良い。

 インペラ60と従動マグネット64を固定する 場合に、従動マグネット64をインペラ60の複 のスナップアーム44並びに複数の内面ガイド 46の外側から嵌合させる。従動マグネット64 嵌合移動中には、図3(b)に示すものと同様に 180度反対側にある2個のスナップフック48の 側縁は従動マグネット64の内壁に接触した 態となり、その接触状態を保ちながら、従 マグネット64をインペラ60のインペラ基部38 に向いて移動させることができる。段部62の 端面66がストッパとなり、従動マグネット64 一方の端面70が段部62の端面66に接触した時 、従動マグネット64の移動が停止する。この 停止状態になった時に、スナップフック48が 動マグネット64の内壁から離れ、スナップ ック48が従動マグネット52の他方の端面72に 止する。これによって、インペラ60と従動マ グネット64とが固定される。

 この実施例2においても、従動マグネット 64とインペラ60とを嵌合するだけで、スナッ フック48によって従動マグネット52とインペ 36とを固定させることができる。よって、 施例2も実施例1と同様に、従来のような、接 着による固定方法の欠点(固着までの時間が かり、設備コストがかかる)、やインサート 形方法の欠点(マグネットが割れるおそれや 、完成品の寸法が均一にならない)を解消す ことができる。

 次に、本発明の更に他の実施例について 明する。図5は本発明に係る磁気駆動ポンプ の更に他の実施例を示す断面図である。なお 、図5において、図1乃至図3と同一符号は同一 部材を示す。実施例3のポンプ用部材として インペラ74は、実施例1のポンプ用部材とし のインペラ36における4個のスナップアーム44 並びに4個の内面ガイド46に代えて、インペラ 基部38と一体に形成する円筒状の筒状部76を えたものである。更に、筒状部76の内壁に係 止手段としての係止用凹部78を形成する。こ 筒状部76はその外側に、後述する駆動マグ ット82と嵌合するものである。筒状部76とイ ペラ基部38との連絡箇所に、回り止め用係 手段としての突出部80を形成する。従動マグ ネット82は円筒形状をしており、その従動マ ネット82には実施例1の従動マグネット32と 様、インペラ74の突出部80と係合する回り止 用係合手段としての第一凹部54が形成され いる。

 この実施例3では、環状で板状の基部84と その基部84に対して直角方向に1個以上のス ップアーム86とを備えた合成樹脂製の連結 材88を備える。環状で板状の基部84の外径は 円筒形状の従動マグネット82の内壁53の内径 より大きい寸法に設定してある。各スナップ アーム86の自由端またはその付近に、外壁か 外部に突出するスナップフック90を形成す 。各スナップアーム86は自由端に至るまでの 内外壁は空間に面している。このため、各ス ナップアーム88の自由端または自由端付近は 力によって変位できる状態に設定されてい 。

 この実施例3においてインペラ74と従動マ ネット82とを固定する場合には、先ず、イ ペラ74の筒状部76の外側から円筒状の従動マ ネット82を嵌合させる。その際、インペラ74 の突出部80と従動マグネット82の第一凹部54と を嵌合させる。これによって、インペラ74と 動マグネット82との回転が阻止される。

 インペラ74の筒状部76と円筒状の従動マグ ネット82を嵌合させた後、連結部材88のスナ プアーム86をインペラ74の筒状部76の内部に けて嵌合挿入する。そして、インペラ74の筒 状部76の係止用凹部78と連結部材88のスナップ アーム86のスナップフック90とを係止させる 筒状部76の係止用凹部78とスナップアーム86 スナップフック90とが係止した状態では、イ ンペラ74と連結部材88とが固定され、連結部 88の基部84とインペラ74とで従動マグネット82 を挟持する。よって、従動マグネット82とイ ペラ74とが固定された状態になる。

 この実施例3においても、インペラ74と従 マグネット82とを嵌合した後、インペラ74と 連結部材88とを嵌合するだけで、スナップフ ク90による係止によって従動マグネット82と インペラ74とを固定させることができる。よ て、実施例3も実施例1と同様に、従来のよ な、接着による固定方法の欠点(固定までの 間がかかり、設備コストがかかる)、やイン サート成形方法の欠点(マグネットが割れる それや、完成品の寸法が均一ならない)を解 することができる。