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Title:
SUBSCRIBER PREMISES OPTICAL NETWORK UNIT
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/081597
Kind Code:
A1
Abstract:
In an ONU (100), a first serial signal terminal (121) of an ONU functional block (120) is connected through switch circuits (170a, 170b) to a first serial IF block (142). A ground wire (162b) is branched so as to be connected to the switch circuits (170a, 170b). A voltage applied to the ground wire (162b) is used as a control signal. When the ground wire (162b) is connected to ground, the switch circuits (170a, 170b) are cut off, so that an access from the first serial IF block (142) is not permitted. When a predetermined voltage is applied to the ground wire (162b), the switch circuits (170a, 170b) are energized, so that an access from the first serial IF block (142) is permitted.

Inventors:
ABOSHI KATSUYA (JP)
SHIMOOSAKO KAZUTAKA (JP)
ODAKA KUNIO (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/054346
Publication Date:
July 02, 2009
Filing Date:
March 11, 2008
Export Citation:
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Assignee:
FURUKAWA ELECTRIC CO LTD (JP)
ABOSHI KATSUYA (JP)
SHIMOOSAKO KAZUTAKA (JP)
ODAKA KUNIO (JP)
International Classes:
H04L12/44
Domestic Patent References:
WO2007125810A12007-11-08
Attorney, Agent or Firm:
MATSUSHITA, Makoto (2-5-19 Shinyokohama, Kohoku-k, Yokohama-shi Kanagawa 33, JP)
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Claims:
センタ側光回線終端装置と光伝送路で接続され、外部ノードとは信号線で接続されて終端処理を行う加入者宅側光回線終端装置であって、
前記センタ側光回線終端装置に接続されて主信号の光電気変換及び逆光電気変換を行う電気/光変換部と、
 前記電気/光変換部に接続されて前記主信号の終端処理を行う光回線終端装置機能部と、
前記光回線終端装置機能部に接続されて前記主信号のシリアル・パラレル変換及び逆シリアル・パラレル変換を行うシリアル/パラレル変換部と、
前記シリアル/パラレル変換部に接続されて前記外部ノードとの間で前記主信号の入出力を行う主信号IF(インタフェース)部と、所定のシリアル信号を入出力する第1のシリアルIF部と、電力供給を行うための給電線および接地線に接続される給電IF部とを有するインタフェースモジュールと、を備え、
所定の条件が成立すると、前記光回線終端装置機能部に設けられた第1のシリアル信号端と前記第1のシリアルIF部とが電気的に接続される
ことを特徴とする加入者宅側光回線終端装置。
前記所定の条件は、前記接地線に所定の電圧が印加されると成立し、前記所定の条件が成立しないときは前記第1のシリアル信号端と前記第1のシリアルIF部とが電気的に遮断されている
ことを特徴とする請求項1に記載の加入者宅側光回線終端装置。
前記所定の条件が成立すると、前記第1のシリアル信号端と前記第1のシリアルIF部との間を電気的に接続する切替手段をさらに備える
ことを特徴とする請求項1または2に記載の加入者宅側光回線終端装置。
前記切替手段は、前記所定の条件が成立しているときに前記第1のシリアルIF部と前記第1のシリアル信号端とを電気的に接続し、それ以外のときは前記第1のシリアルIF部と前記第1のシリアル信号端との間を電気的に遮断するスイッチ回路である
ことを特徴とする請求項3に記載の加入者宅側光回線終端装置。
前記スイッチ回路は、前記所定の条件が成立していないときは、前記第1のシリアルIF部と前記電気/光変換部に設けられた第2のシリアル信号端とを電気的に接続する
ことを特徴とする請求項4に記載の加入者宅側光回線終端装置。
前記インタフェースモジュールは、第2のシリアルIF部をさらに有し、
前記第2のシリアルIF部は前記電気/光変換部に設けられた第2のシリアル信号端に接続される
ことを特徴とする請求項4に記載の加入者宅側光回線終端装置。
前記第1のシリアル信号端および前記電気/光変換部に設けられた第2のシリアル信号端が前記第1のシリアルIF部にバス接続され、
前記切替手段は、前記所定の条件が成立していると判定すると、前記第1のシリアルIF部から前記第1のシリアル信号端を介して前記光回線終端装置機能部へのアクセスを許可する
ことを特徴とする請求項3に記載の加入者宅側光回線終端装置。
前記第1のシリアル信号端と前記第1のシリアルIF部との間がI2Cで接続される
ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の加入者宅側光回線終端装置。
前記第2のシリアル信号端と前記第1のシリアルIF部との間がI2Cで接続される
ことを特徴とする請求項5または7に記載の加入者宅側光回線終端装置。
 
 
 
Description:
加入者宅側光回線終端装置

 本発明は、PON型の光伝送システムにおい 加入者宅に設置される加入者宅側光回線終 装置に関する。

 FTTH、CATV等の光ネットワークでは、下記 特許文献1に記載されているように、センタ 接続される光伝送路を受動型スプリッタに り分岐して複数の加入者宅まで光伝送路を 設するPON(Passive Optical Network)型の光伝送シ テムが使用されている。このような光伝送 ステムは、PDS(Passive Double Star)とも呼ばれ 。

 PON型の光伝送システムでは、図6に示すよ うに、センタの光回線終端装置(OLT:Optical Line  Termination)901が光ファイバ902を介してスプリ タ903の合波端に接続され、スプリッタ903の 数の分波端には光ファイバ904-1、…904-nを介 して各加入者宅に設置された光回線終端装置 (ONU:Optical Network Unit)905-1、…905-nが接続され 。

 ONU905-1、…905-nの構成を図7に示す。同図 、一例としてONU905-1の構成を示しており、ONU 905-1は、光トランシーバ部906、ONU機能部907、 びイーサネット(登録商標)インタフェース90 8を備える構成となっている。スプリッタ903 接続された光ファイバ904-1が、各加入者宅に 設けられた光成端ユニット909を介して光トラ ンシーバ部906に接続されている。

 イーサネット(登録商標)インタフェース908 して、10/100/1000BASE-TX等を用いることができ これに例えばLANケーブル910が接続される。LA Nケーブル910には、コンピュータやプリンタ の端末機器914を直接接続することができ、 たルータ912やスイッチングハブ913等のスイ チを接続し、これに別の端末機器914を接続 ることもできる。

特開平9-214541号公報

PON型の光伝送システムにおいて通信異常等が あった場合、現状ではONUの動作情報の全てを 読み出す手段が設けられていないため、ONU内 部のどこで不具合が発生しているかを容易に 知ることができなかった。また、ONUの製造時 や保守時等においても、ONUの動作情報を読み 出す手段が無いために、ONUの評価試験等に多 大の時間を要するといった問題があった。
さらには、ONUの小型化が進んでおり、製造時 や保守時等におけるONUの動作情報を読み出す 手段を実装するスペースも問題となっていた 。

そこで、本発明はこのような問題を解決す るためになされたものであり、シリアルイン タフェースを用いて動作情報の読み出しおよ び設定が可能な加入者宅側光回線終端装置を 提供することを目的とする。

 本発明の加入者宅側光回線終端装置の第1 の態様は、センタ側光回線終端装置と光伝送 路で接続され、外部ノードとは信号線で接続 されて終端処理を行う加入者宅側光回線終端 装置であって、前記センタ側光回線終端装置 に接続されて主信号の光電気変換及び逆光電 気変換を行う電気/光変換部と、前記電気/光 換部に接続されて前記主信号の終端処理を う光回線終端装置機能部と、前記光回線終 装置機能部に接続されて前記主信号のシリ ル・パラレル変換及び逆シリアル・パラレ 変換を行うシリアル/パラレル変換部と、前 記シリアル/パラレル変換部に接続されて前 外部ノードとの間で前記主信号の入出力を う主信号IF(インタフェース)部と、所定のシ アル信号を入出力する第1のシリアルIF部と 電力供給を行うための給電線および接地線 接続される給電IF部とを有するインタフェ スモジュールと、を備え、所定の条件が成 すると、前記光回線終端装置機能部に設け れた第1のシリアル信号端と前記第1のシリア ルIF部とが電気的に接続されることを特徴と る。

本発明の加入者宅側光回線終端装置の他の 態様は、前記所定の条件は、前記接地線に所 定の電圧が印加されると成立し、前記所定の 条件が成立しないときは前記第1のシリアル 号端と前記第1のシリアルIF部とが電気的に 断されていることを特徴とする。

本発明の加入者宅側光回線終端装置の他の 態様は、前記所定の条件が成立すると、前記 第1のシリアル信号端と前記第1のシリアルIF との間を電気的に接続する切替手段をさら 備えることを特徴とする。

本発明の加入者宅側光回線終端装置の他の 態様は、前記切替手段は、前記所定の条件が 成立しているときに前記第1のシリアルIF部と 前記第1のシリアル信号端とを電気的に接続 、それ以外のときは前記第1のシリアルIF部 前記第1のシリアル信号端との間を電気的に 断するスイッチ回路であることを特徴とす 。

本発明の加入者宅側光回線終端装置の他の 態様は、前記スイッチ回路は、前記所定の条 件が成立していないときは、前記第1のシリ ルIF部と前記電気/光変換部に設けられた第2 シリアル信号端とを電気的に接続すること 特徴とする。

本発明の加入者宅側光回線終端装置の他の 態様は、前記インタフェースモジュールは、 第2のシリアルIF部をさらに有し、前記第2の リアルIF部は前記電気/光変換部に設けられ 第2のシリアル信号端に接続されることを特 とする。

本発明の加入者宅側光回線終端装置の他の 態様は、前記第1のシリアル信号端および前 電気/光変換部に設けられた第2のシリアル信 号端が前記第1のシリアルIF部にバス接続され 、前記切替手段は、前記所定の条件が成立し ていると判定すると、前記第1のシリアルIF部 から前記第1のシリアル信号端を介して前記 回線終端装置機能部へのアクセスを許可す ことを特徴とする。

本発明の加入者宅側光回線終端装置の他の 態様は、前記第1のシリアル信号端と前記第1 シリアルIF部との間がI2Cで接続されること 特徴とする。

本発明の加入者宅側光回線終端装置の他の 態様は、前記第2のシリアル信号端と前記第1 シリアルIF部との間がI2Cで接続されること 特徴とする。

 本発明によれば、シリアルインタフェー を切替えて使用可能とすることにより、動 情報の読み出しおよび設定が可能な加入者 側光回線終端装置を提供することが可能と る。

本発明の第1の実施形態に係る加入者宅 側光回線終端装置の概略構成を示すブロック 図である。 本実施形態の加入者宅側光回線終端装 が用いられたPON型光伝送システムの一例を す構成図である。 本実施形態の加入者宅側光回線終端装 が試験用機器に接続された状態を示すブロ ク図である。 本発明の第2の実施形態に係る加入者宅 側光回線終端装置の概略構成を示すブロック 図である。 本発明の第3の実施形態に係る加入者宅 側光回線終端装置の概略構成を示すブロック 図である。 従来の光伝送システムを示す構成図で る。 従来の光伝送システムの加入者宅側光 線終端装置の概略構成を示すブロック図で る。

符号の説明

1、2  光伝送システム
10   PONインタフェースカード
11、901  OLT
12   認証機能部
20、40、902、904  光ファイバ
30、903  光カプラ
50   ONU
70   外部ノード
80、914  端末機器
100、200、300、905  加入者宅側光回線終端装
110  電気/光変換部
111  第2のシリアル信号端
120,907  ONU機能部
121  第1のシリアル信号端
130  シリアル/パラレル変換部
140、240、340  インタフェースモジュール
141、241、341  主信号IF部
142、242、342  第1のシリアルIF部
143  第2のシリアルIF部
144、244、344  給電IF部
150a、150b  第1のシリアル伝送路
151a、151b  パラレル伝送路
152a、152b  第2のシリアル伝送路
170a、170b、270a、270b  スイッチ回路
180  試験用機器
181  加電圧部
182  シリアル信号入出力部
190  処理部

 (第1の実施形態)
図面を参照して本発明の好ましい実施の形態 における加入者宅側光回線終端装置の構成に ついて詳細に説明する。本発明の第1の実施 形態に係る加入者宅側光回線終端装置(ONU)の 構成を示すブロック図を図1に示す。また、 1に示す本実施形態のONU100を用いて構成され PON型光伝送システムの一例を図2に示す。

図2のPON型光伝送システム1において、セン に設けられるPONインタフェースカード10は 光回線終端装置(OLT)11と認証機能部12とを有 ており、OLT11の光入出力端に光伝送路である 光ファイバ20の一端が接続されている。また 光カプラ(光合分波部)30は、1つの合波端と2 以上の分波端とを有しており、合波端にはO LT11に接続された光ファイバ20の他端が接続さ れている。

光カプラ30の分波端には、複数の光ファイ 40-1、…、40-n(n:自然数、以下では40-1~nと記 )のそれぞれの一端が接続され、それぞれの 端にはONU50-1~nが接続されている。このよう 構成により、OLT11からの下り信号が光カプ 30で分波されてONU50-1~nのそれぞれに伝送され る一方、ONU50-1~nのそれぞれから伝送される光 信号が光カプラ30で合波されてOLT11に伝送さ る。

ONU50-1~nは、それぞれが加入者宅毎に設置さ れ、これにパーソナルコンピュータやスイッ チ等の外部ノード70が接続される。図2では、 外部ノード70をスイッチとしており、スイッ に備えられた複数のポート70aには複数の端 機器80が接続されている。外部ノード70に用 いられるスイッチには、L2スイッチ、L3スイ チ、ルータ等がある。このような構成によ 、ONU100を介してセンタのOLT11に複数の端末機 器80を接続することができる。

 OLT11及びONU50-1~nには、GPON(Gigabit Passive Opt ical Networkの略称であり、ITU規格G.984.xに準拠 た方式)、GEPON(Gigabit Ethernet(登録商標) PONの 略であり、IEEE802.3ah規格に準拠した方式)の規 定に適合した装置が使用される。

本実施形態のONU100は、図2に示したONU50-1~n 用いることができる。以下では、一例とし ONU50-1にONU100が用いられているものとする。 実施形態のONU100は、図1に示すように、電気 /光変換部(TRx)110と光回線終端装置機能部(以 ではONU機能部と記す)120とシリアル/パラレル 変換部(SERDES)130とインタフェースモジュール1 40とを備えている。

主信号を伝送する信号線として、電気/光 換部110とONU機能部120との間は、シリアルな 気信号を伝送する第1のシリアル伝送路150a( り信号線)、150b(上り信号線)で接続されてい 。また、ONU機能部120とシリアル/パラレル変 換部130との間は、パラレルな電気信号を伝送 するパラレル伝送路151a(下り信号線)、151b(上 信号線)で接続されている。パラレル伝送路 151a、151bを伝送するパラレル信号は、例えば1 0ビットの信号とすることができる。さらに シリアル/パラレル変換部130とインタフェー モジュール140との間は、シリアルな電気信 を伝送する第2のシリアル伝送路152a(下り信 線)、152b(上り信号線)で接続されている。

電気/光変換部110は、センタ側のOLT11との間 で光ファイバ40を介して光信号を送受信する めの光入出力端を有しており、センタのOLT1 1から送信された主信号の光信号(下り信号)を 電気信号に変換(光電気変換)している。この 気信号は、下り信号線である第1のシリアル 伝送路150aを介してONU機能部120に出力される また、電気/光変換部110は、ONU機能部120から り信号線である第1のシリアル伝送路150bを して入力した主信号の電気信号を光信号に 換(逆光電気変換)している。この光信号は、 光ファイバ40を介してOLT11に送信される。

ONU機能部120は、電気/光変換部110から入力 たシリアル信号をパラレル信号に変換し、 定の終端処理を行った後にこの信号を下り 号線であるパラレル伝送路151aを介してシリ ル/パラレル変換部130に出力している。また 、ONU機能部120は、シリアル/パラレル変換部13 0から上り信号線であるパラレル伝送路151bを して入力したパラレル信号を、所定の終端 理を行った後にシリアル信号に変換して電 /光変換部110に出力している。

シリアル/パラレル変換部130は、図示しな シリアル/パラレル変換手段と逆シリアル/パ ラレル変換手段を備え、ONU機能部120から入力 したパラレル信号を逆シリアル/パラレル変 手段でシリアル信号に変換し、これを下り 号線である第2のシリアル伝送路152aを介して インタフェースモジュール140に出力している 。また、シリアル/パラレル変換部130は、イ タフェースモジュール140から第2のシリアル 送路152bを介して入力したシリアル信号をシ リアル/パラレル変換手段でパラレル信号に 換してONU機能部120に出力している。

インタフェースモジュール140は、外部ノー ド70とシリアルな電気信号で接続するもので る。本実施形態のONU100では、インタフェー モジュール140をMSA(Multi-Source Agreement)インタ フェースの規格に対応させており、外部ノー ド70に設けられたMSAインタフェーススロット( 図示せず)に直接接続することが可能な構成 している。MSAインタフェースの規格として GBIC、SFP等がある。

インタフェースモジュール140は、主信号IF 141と、第1のシリアルIF部142と、第2のシリア ルIF部143と、給電IF部144とを備えている。シ アル/パラレル変換部130に接続されて外部ノ ド70との間で入出力する主信号を伝送する めの第2のシリアル伝送路152a、152bは、主信 IF部141に接続されている。

また、ONU機能部120および電気/光変換部110 、それぞれ第1のシリアル信号端121及び第2の シリアル信号端111を備えており、それぞれが 第1のシリアルIF部142および第2のシリアルIF部 143に接続されている。第2のシリアル信号端11 1と第2のシリアルIF部143との間の信号線161a、1 61bは、I2Cで構成されている。I2C(Inter Integrated  Circuit)信号線は、シリアルデータ伝送用の 号線161aとクロック伝送用の信号線161bの2本 信号線で構成されている。

給電IF部144には、給電線162aと接地線162bが 続されている。インタフェースモジュール14 0が外部ノード70に接続されたとき、接地線162 bが接地されるとともに、給電線162aを経由し 外部ノード70からONU100に給電される。

本実施形態のONU100では、ONU機能部120の第1 シリアル信号端121にも信号線160a、160bが接続 されており、これらの信号線の他端は第1の リアルIF部142に接続されている。また、信号 線160a、160bの途中にスイッチ回路170a、170bが けられている。スイッチ回路170a、170bとして 、ここでは、リレーやスイッチ、ダイオード が用いられている。信号線160a、160bとして、 号線161a、161bと同様にI2C信号線を用いるこ ができる。あるいは、ONU機能部120のGPIO端子( 図示せず)に接続されたGPIO信号線を用いても い。

スイッチ回路170a、170bは、制御用信号を入 するために接地線162bを分岐して接続してお り、接地線162bに印加されている電圧を制御 信号として、信号線160a、160bを通電または遮 断するように制御している。すなわち、接地 線162bが接地されている場合にはスイッチ回 170a、170bが遮断状態となって信号線160a、160b 遮断される。これに対し、接地線162bに所定 の電圧が印加されている場合には、スイッチ 回路170a、170bが通電状態となって信号線160a、 160bが通電可能となる。

ONU100の通常の運用においては、ONU100が外部 ノード70のMSAインタフェーススロットに接続 れ、このとき接地線162bが外部ノード70を介 て接地される。その結果、スイッチ回路170a 、170bが遮断状態となって信号線160a、160bが遮 断される。従って、ONU100が外部ノード70に接 されているときには、ONU機能部120の第1のシ リアル信号端121と第1のシリアルIF部142との間 で信号を送受信させることはできない。

これに対し、ONU100の製造時や保守時などに 用いられる試験用機器は、ONU100を接続したと きに接地線162bに所定の電圧を印加するよう 構成することができる。このように構成さ た試験用機器にONU100を接続した状態を図3に す。ここで、信号線160a、160bは、信号線161a 161bと同様にI2C信号線としており、信号線160 aをシリアルデータ伝送用の信号線、信号線16 0bをクロック伝送用の信号線としている。

なお、信号線160a、160bは、試験用機器が接 されたときだけ使用される信号線、あるい 通常の運用時は別の目的で使用されている 号線、のいずれであってもよい。図1および 図3(a)に示すONU100では、信号線160a、160bを、試 験用機器が接続されたときだけ使用される信 号線としている。これに対し、図3(b)に示すON U100’では、信号線160a’、160b’は通常の運用 時には、所定の処理部190と電気的に接続され 、別の目的で使用するのに用いられている。

一例として、通常の運用時に所定の処理部190 から第1のシリアルIF部142へレートコントロー ル信号やLOS(Loss of Signal)信号等を、例えば、 GPIO信号により伝送するものであってよい。ON U100’が試験用機器180に接続されると、信号 160a’、160b’は、スイッチ回路170a’、170b’ より、ONU機能部120と第1のシリアルIF部142と 接続に切替えられる。
また、処理部190の機能は、ONU機能部120やシリ アル/パラレル変換部130で実現することもで る。

図3(a)に示す試験用機器180は、加電圧部181 シリアル信号入出力部182とを備えている。 験用機器180にONU100が接続されると、給電IF部 144を介して接地線162bが加電圧部181に接続さ て所定の電圧が印加されるとともに、信号 160aがシリアル信号入出力部182に接続される このとき、スイッチ回路170a、170bは、接地 162bが所定の電圧を印加されていることを検 して通電状態に切り替えられる。その結果 シリアル信号入出力部182は、信号線160aを介 してONU機能部120にアクセス可能となり、ONU機 能部120の動作情報を入力したり、所定の設定 値を出力してONU機能部120を設定することが可 能となる。図3(b)に示すONU100’を試験用機器18 0に接続したときも同様の切替が行われる。

上記説明のように、本実施形態のONU100では 、ONU機能部120の第1のシリアル信号端121とイ タフェースモジュール140との間に信号線160a 160bとスイッチ回路170a、170bを設け、外部ノ ド70に接続されたときはスイッチ回路170a、1 70bを遮断して第1のシリアルIF部142からONU機能 部120にアクセスできないようにする一方、試 験用機器180に接続されたときにはスイッチ回 路170a、170bを通電状態にしてONU機能部120にア セスできるようにしている。これにより、 常運用時のセキュリティが高められるとと に、ONU100の製造時や保守時などでは、ONU100 動作情報の読み出しおよび設定を行うこと 可能となる。

本発明の第2の実施の形態に係るONUの構成 、図4を用いて説明する。図4は、第2の実施 形態に係るONU200の構成を示すブロック図で る。本実施形態のONU200では、インタフェー モジュール240が主信号IF部241と、第1のシリ ルIF部242と、給電IF部244とを有しており、第2 のシリアルIF部は有していない。

また、ONU200は、スイッチ回路170a、170bに代 て、別のスイッチ回路270a、270bを備えてい 。スイッチ回路270a、270bは、第1のシリアルIF 部242からONU機能部120の第1のシリアル信号端12 1または電気/光変換部110の第2のシリアル信号 端111のいずれかに切り替えて接続されるよう に制御される。スイッチ回路270a、270bは、そ ぞれ3つの接点を有しており、各接点に第1 シリアルIF部242、第1のシリアル信号端121、 び第2のシリアル信号端111のそれぞれに接続 れた各信号線が接続されている。

図4では、スイッチ回路270aの接点271aに第1 シリアルIF部242からの信号線263aが接続され 接点272aに第1のシリアル信号端121からの信号 線260aが接続され、さらに接点273aに第2のシリ アル信号端111からの信号線261aが接続されて る。同様に、スイッチ回路270bの接点271bには 第1のシリアルIF部242からの信号線263bが接続 れ、接点272bには第1のシリアル信号端121から の信号線260bが接続され、さらに接点273bには 2のシリアル信号端111からの信号線261bが接 されている。

本実施形態では、第1のシリアルIF部242に直 接またはスイッチ回路270a、270bを介して接続 れる信号線263a、263b、260a、260b、261a、261bは すべてI2Cで構成されている。スイッチ回路2 70a、270bは、制御用信号を入力するために接 線262bを分岐して接続しており、接地線262bに 印加されている電圧を制御用信号として、ス イッチ回路270a、270bの切り替え制御が行われ 。

ONU200が外部ノード70のMSAインタフェースス ットに接続されて運用される通常時は、接 線262bが外部ノード70を介して接地される。 の場合には、スイッチ回路270a、270bは、接 271aと273a、および接点271bと273bのそれぞれを 続する。すなわち、外部ノード70に接続さ た通常運用時は、第1のシリアルIF部242が電 /光変換部110の第2のシリアル信号端111に接続 されている。

これに対し、図4に示すように、ONU200が製 時や保守時などに用いられる試験用機器180 接続されている場合には、試験用機器180の 電圧部181から接地線262bに所定の電圧が印加 れる。スイッチ回路270a、270bは、接地線262b 所定の電圧が印加されていると、接点271aと 272a、および接点271bと272bのそれぞれを接続す るように切り替わる。その結果、第1のシリ ル信号端121と第1のシリアルIF部242とが接続 れ、試験用機器のシリアル信号入出力部182 らONU機能部120にアクセス可能となる。

本実施形態のONU200でも、第1のシリアルIF部 242からONU機能部120の第1のシリアル信号端121 たは電気/光変換部110の第2のシリアル信号端 111のいずれかに切り替えて接続するスイッチ 回路270a、270bを備える構成とすることにより 製造時や保守時などに用いられる試験用機 180に接続された場合のみ、第1のシリアルIF 242を介してONU機能部120にアクセスすること 可能となっている。これにより、、製造時 保守時にONU200の動作情報の読み出しおよび 定を行うことが可能となり、保守等の作業 大幅に効率化できる。

また、外部ノード70に接続されているとき 、スイッチ回路270a、270bを切り替えて第1の リアルIF部242を電気/光変換部110の第2のシリ アル信号端111に接続させるようにすることで 、ONU機能部120にアクセスできないようにして セキュリティを高めている。

本発明の第3の実施の形態に係るONUの構成 、図5を用いて説明する。図5は、第3の実施 形態に係るONU300の構成を示すブロック図で る。本実施形態のONU300でも、インタフェー モジュール340が主信号IF部341と、第1のシリ ルIF部342と、給電IF部344とを有する構成とし いる。また、本実施形態ではスイッチ回路 用いない構成としている。

図5において、ONU機能部120と電気/光変換部1 10とがI2Cバス363a、363bに並列に接続されてお 、第1のシリアルIF部342からONU機能部120の第1 シリアル信号端121および電気/光変換部110の 第2のシリアル信号端111へは、I2Cバス363a、363b を経由して常に接続された状態に構成されて いる。

ONU機能部120は、I2Cバス363a、363bを経由して 1のシリアル信号端121から第1のシリアルIF部 342に接続されるとともに、接地線362bから制 用信号を分岐して入力している。ここでは ONU機能部120は、接続線の切替手段を備え、 地線362bに印加されている電圧を制御用信号 しており、接地線362bに所定の電圧が印加さ れているか否かによって、第1のシリアルIF部 342からのアクセスを許可するか否かを判定し ている。

ONU300が外部ノード70のMSAインタフェースス ットに接続されて通常に運用される時は、 地線262bが外部ノード70を介して接地される この場合には、接地線362bに所定の電圧が印 加されていないことから、ONU機能部120は第1 シリアルIF部342からのアクセスを許可しない 。これに対し、ONU300の製造時や保守時などに 用いられる試験用機器に接続されている場合 には、試験用機器から接地線362bに所定の電 が印加されるように構成されている。ONU機 部120は、接地線362bに所定の電圧が印加され いることを検知すると、第1のシリアルIF部3 42からのアクセスを許可する。

このように、ONU300では製造時や保守時など に用いられる試験用機器に接続された場合の み、第1のシリアルIF部342を介してONU機能部120 にアクセスできる構成としており、製造時や 保守時にはONU300の動作情報の読み出しおよび 設定を行うことが可能となり、保守等の作業 を大幅に効率化できる。

また、ONU300が外部ノード70に接続されている きは、接地線362bが接地されて所定の電圧が 印加されていないことから、ONU機能部120がこ れを検知することで、第1のシリアルIF部342か らONU機能部120をアクセスするのを許可しない ようにすることができる。これにより、ONU機 能部が不正にアクセスされるのを防止してセ キュリティを高めている。
なお、I2Cバス363a、363bに接続された電気/光変 換部110は、第2のシリアル信号端111と第1のシ アルIF部342との間で常に信号伝送可能とす ことができる。

本実施の形態における記述は、本発明に係 る加入者宅側光回線終端装置の一例を示すも のであり、これに限定されるものではない。 本実施の形態における加入者宅側光回線終端 装置の細部構成及び詳細な動作等に関しては 、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更 可能である。