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Title:
SUBSTANCE MIXING DEVICE, AND CASING EMPLOYED IN SAME
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2010/047082
Kind Code:
A1
Abstract:
Disclosed is a substance mixing device that makes it possible to alleviate the restrictions on the types of substances that can be charged therein, and also disclosed is a casing employed in the same. A substance mixing device (10) comprises a casing (1) having an opening portion (1a). The casing (1) houses a sealed ampule (2a) and sealed ampules (2b, 2c), and the housing sections therefor are manufactured from a flexible material. A fluid is charged into the sealed ampule (2a), and a substance is charged into the sealed ampules (2b, 2c). In addition,  with the sealed ampule (2a) and sealed ampules (2b, 2c) housed in the casing (1), the sealed ampule (2a) and sealed ampules (2b, 2c) are ruptured. As a result, the fluid and the substance are mixed.

Inventors:
OYAMA, Yoshio (2422-7 Maginu, Miyamae-ku Kawasaki-sh, Kanagawa 35, 〒2160035, JP)
Application Number:
JP2009/005468
Publication Date:
April 29, 2010
Filing Date:
October 19, 2009
Export Citation:
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Assignee:
OYAMA, Yoshio (2422-7 Maginu, Miyamae-ku Kawasaki-sh, Kanagawa 35, 〒2160035, JP)
International Classes:
B01F3/00; A61J1/00; B01F15/02; B65D81/32
Attorney, Agent or Firm:
HIROSE, Takayuki (The Royal Building 3F 3-8-7, Irifune, Chuo-k, Tokyo 42, 〒1040042, JP)
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Claims:
 開口部(1a)を有するケーシング(1)を備える物質混合装置(10)であって,
 前記ケーシング(1)は,少なくとも一部が柔軟性材料製であり,
 前記ケーシング(1)は,
  破損性を有する第1の密封アンプル(2a)と,破損性を有する第2の密封アンプル(2b,2c)とを,前記柔軟性材料により柔軟性のある部分において収容し,
 前記第1の密封アンプル(2a)及び前記第2の密封アンプル(2b,2c)を前記ケーシング(1)内に収容した状態で,前記第1の密封アンプル(2a)及び前記第2の密封アンプル(2b,2c)を破損させることにより,前記第1の密封アンプル(2a)に封入された流体と前記第2の密封アンプル(2b,2c)に封入された物質とを混合させて流動性のある混合物を得ることが可能な,
 物質混合装置(10)。
 前記物質混合装置(10)は,さらに,
  前記ケーシング(1)の開口部(1a)と接続可能な回収容器(3)と,
  前記ケーシング(1)と前記回収容器(3)との間に配置されるフィルター部(5)と,
 を含み,
 前記ケーシング(1)内の混合物を前記回収容器(3)内に回収する際に,前記フィルター部(5)により前記破損させた第1の密封アンプル(2a)及び前記破損させた第2の密封アンプル(2b,2c)が前記回収容器(3)に進入することを防止する,
 請求項1に記載の物質混合装置(10)。
 前記回収容器(3)は,
  前記ケーシング(1)の開口部(1a)が接続される第1の開口部(3b)と,
  前記回収容器(3)に設けられる第2の開口部(3c)と,
 を含み,
 前記物質混合装置(10)は,
  前記回収容器(3)の前記第2の開口部(3c)を塞ぐ,弾性材料製の閉塞部材(7)をさらに備え,
 前記閉塞部材(7)に中空針状物を刺しこむことで,前記ケーシング(1)及び前記回収容器(3)で形成される空間の気密性を維持しつつ,前記回収容器(3)内に回収された混合物の少なくとも一部を取り出すか,又は前記混合物に他の物質を混合させることが可能な,
 請求項2に記載の物質混合装置(10)。
 前記回収容器(3)の前記第1の開口部(3b)及び前記第2の開口部(3c)の少なくとも一方のサイズは,
  撹拌子(9)の出し入れが可能なサイズであり,
 前記回収容器(3)内に入れた前記撹拌子(9)を用いて,前記混合物を撹拌させることが可能な,
 請求項3に記載の物質混合装置(10)。
 前記物質混合装置(10)は,前記回収容器(3)に装着可能な噴霧装置をさらに含み,
 前記噴霧装置は,前記ケーシング(1)に代えて前記回収容器(3)に装着されることで,前記回収容器(3)内に回収された前記混合物を噴霧可能である,
 請求項2~請求項4のいずれか1項に記載の物質混合装置。
 前記ケーシング(1)は,
  前記開口部(1a)を一端として長手方向に長い部材であるとともに,
  前記長手方向の前記一端に配置された第1収容室と,
  前記長手方向の他端側に配置され,前記第1収容室につながる第2収容室とを含み,
 前記第1収容室は,前記第1の密封アンプル(2a)及び前記第2の密封アンプル(2b,2c)の一方を収容し,
 前記第2収容室は,前記第1の密封アンプル(2a)及び前記第2の密封アンプル(2b,2c)の他方を収容する,
 請求項1~請求項5のいずれか1項に記載の物質混合装置(10)。
 破損性を有する第1の密封アンプル(2a)と,破損性を有する第2の密封アンプル(2b,2c)とを収容するための開口部(1a)を有する柔軟性材料製のケーシング(1)であって,
 前記ケーシング(1)内に前記第1の密封アンプル(2a)及び前記第2の密封アンプル(2b,2c)を収容した状態で,前記第1の密封アンプル(2a)及び前記第2の密封アンプル(2b,2c)を破損させることにより,前記第1の密封アンプル(2a)に封入された流体と前記第2の密封アンプル(2b,2c)に封入された物質とを混合させて混合物を得ることが可能な,
 ケーシング(1)。
 前記物質混合装置(10)は,さらに,
  前記ケーシング(1)の開口部(1a)と接続可能な回収容器(3)と,
  前記ケーシング(1)と前記回収容器(3)との間に配置されるフィルター部(5)と,
 を含み,
 前記回収容器(3)は,
  前記ケーシング(1)の開口部(1a)が接続される第1の開口部(3b)と,前記回収容器(3)に設けられ,噴霧器(11)が装着される第2の開口部(3c)とを有する回収容器であり,
 前記ケーシング(1)内の混合物を前記回収容器(3)内に回収する際に,前記フィルター部(5)により前記破損させた第1の密封アンプル(2a)及び前記破損させた第2の密封アンプル(2b,2c)が前記回収容器(3)に進入することを防止し,
 前記回収容器(3)内に回収した混合物を,前記噴霧器(11)を介して噴霧できる,
 請求項1に記載の物質混合装置(10)。
 
Description:
物質混合装置,及び当該物質混合 装置に用いるケーシング

 本発明は、アンプルに封入された物質を 合するための物質混合装置,及び当該物質混 合装置に用いるケーシングに関する。

 たとえば2種類の液体を混合するために, 室容器が提案されている。複室容器は,樹脂 のパッケージの内部空間をたとえば2つに分 けた構造をしており,2つに分けることで形成 れた2つの室内のそれぞれに,混合対象とな 液体が封入される。そして,必要な時に,2つ 室内を隔てる隔壁を破損させるか,又は隔壁 分をなす弱シール部分を剥離することで,2 の室内空間をつなげ,これにより,2種類の液 を混合させることができる(たとえば,下記特 許文献1(特開2008-206686号公報)参照)。

 しかしながら,上述したような複室容器は ,樹脂製であるため,封入可能な液体の種類が 限される。具体的には,樹脂や弱シール部分 を浸食するような液体を複室容器に長期間に わたって封入することはできない。

 また,上記複室容器では,2種類の液体を混合 せるために,隔壁を破損させるか,又は弱シ ル部分を剥離する必要がある。このため,複 容器を再利用することができない。

特開2008-206686号公報

 本発明は,封入可能な物質の種類の制限を 緩和することができる物質混合装置,及び当 物質混合装置に用いるケーシングを提供す ことを第1の目的とする。

 また,本発明は,再利用可能な物質混合装 ,及び当該物質混合装置に用いるケーシング 提供することを第2の目的とする。

 本発明は,基本的には,物質を混合させて 合物を得る物質混合装置10に関する。本発明 の物質混合装置10は,柔軟性材料製のケーシン グ1を備えている。このケーシング1は,開口部 1aを有する。そして,このケーシング1には,複 の密封アンプル2が収容される。ここで,複 の密封アンプル2は,いずれも破損性を有する 。密封アンプル2を破損させることにより,密 アンプル2に封入された流体と物質とが混合 し,その結果,流動性のある混合物を得ること できる。

 すなわち,本発明の物質混合装置10では,ケ ーシング1内で,密封アンプル2を破損させるだ けで,混合物を迅速に得ることが可能である すなわち,混合対象となる流体や物質は,密封 アンプル2に封入された状態にある時間が長 。このため,密封アンプル2に封入可能な物質 の種類にはほとんど制限がなく,従来よりも 類の制限を緩和できることとなる。また,得 れた混合物がケーシング1に長期間にわたっ て接触する必要がない。このため,ケーシン 1が,たとえ混合物により浸食されやすい材料 で構成されていたとしても,少なくとも1回の 用に耐えうる耐久性が得られることとなる

 また,本発明の物質混合装置10では,ケーシ ング1内の空間を2つに分ける必要がない。つ り,ケーシング1に隔壁を設けたり,弱シール 分を設けたりする必要がない。このため,ケ ーシング1が劣化しない限りは,再利用するこ が可能となる。

 さらに,本発明の物質混合装置10は,回収容 器3を備えており,ケーシング1と回収容器3と 間に,フィルター部5が配置されることが好ま しい。これにより,破損させた密封アンプル2 ケーシング1から回収容器3に進入すること 防止される。これにより,目的とする混合物 ,破損させた密封アンプル2が混入するおそ をなくすことができる。

 また,本発明の物質混合装置10では,回収容 器3の側面に設けられた別の開口部3cが閉塞部 材7によって塞がれている。ここで,閉塞部材7 は弾性材料製であり,中空針状物を刺しこむ とが可能である。これを利用して,ケーシン 1及び回収容器3で形成される空間の気密性 維持しつつ,回収容器3内に回収された混合物 の少なくとも一部を取り出したり,混合物に の物質を混合させたりすることが可能とな 。

 さらに,本発明の物質混合装置10において ,撹拌子9を用いて,回収容器3内に回収した混 合物を撹拌してもよい。さらに,本発明の物 混合装置10は,回収容器3に装着可能な噴霧装 をさらに含むことが好ましい。この噴霧装 は,ケーシング1に代えて回収容器3に装着さ る。そして,この噴霧装置は,回収容器3内に 収された混合物を噴霧可能である。これに り,これにより,混合物を手軽に利用できる うになる。また,上述したケーシング1は,開 部1aを一端として長手方向に長い部材であり ,複数の収容室,たとえば第1収容室と第2収容 を含んでいることが好ましい。ここで,第1収 容室は,ケーシングの長手方向の一端(開口部1 a側)に配置されており,第1収容室につながる 2収容室は,長手方向の他端側に配置される。 第1収容室及び第2収容室には,密封アンプル2 収容される。これにより,密封アンプル2の収 容場所が容易に分かる。このため,収容室を ぶ順序で,物質の混合順序を調整することが きる。

 また,本発明の別の側面は,上記物質混合 置10に用いるケーシング1と同等の機能を有 るケーシングである。これにより,上記物質 合装置10に用いるのに好適なケーシングが 供できる。

 本発明によれば,封入可能な物質の種類の 制限を緩和することができる物質混合装置10 提供できる。また,本発明によれば,再利用 能な物質混合装置10を提供できる。さらに, 発明によれば,当該物質混合装置10に用いる に好適なケーシング1を提供できる。

図1は,本発明の物質混合装置の構成を 略的に示す正面図である。 図2は,図1に示す回収容器の別の形状の を説明するために用いる図である。 図3は,図1の物質混合装置の使用時の状 の一例を説明するために用いる図である。 図4は,本発明の上記とは別の実施態様 関連する物質混合装置を示す図である。

 以下,図面を用いて本発明を実施するため の最良の形態を説明する。しかしながら,以 説明する形態はある例であって,当業者にと て自明な範囲で適宜修正することができる

 図1は,本発明の物質混合装置10の構成を概 略的に示す正面図である。本発明の物質混合 装置10は,複数の密封アンプル2(たとえば,後述 する2a,2b,2c)に封入された物質を混合させて流 動性のある混合物を得るためのものである。 図1に示す物質混合装置10は,ケーシング1を備 ている。また,この物質混合装置10は,さらに ,回収容器3と,フィルター部5と,閉塞部材7と, 拌子9とを含んで構成されている。

 ここで,密封アンプル2としては,破損性を するものを用いることができ,たとえばガラ ス製のものを挙げることができる。なお,密 アンプル2は,ガラス製に限られることはなく ,脆性(もろさ)を有する材料製であればよい。 また,密封アンプル2の破損性を高めるために ,密封アンプル2は,長尺状であることが好ま い。また,密封アンプル2の破損性を高める めに,密封アンプル2に切り込みや溝を形成す ることで,部分的に厚みが異なる部分を設け もよい。このようにすることで,脆性のない 料(たとえば樹脂材料)であっても,密封アン ル2の構成材料とすることができる。

 ケーシング1は,柔軟性(可撓性)材料製であ り,たとえば,PP(ポリプロピレン),PET(ポリエチ ンテレフタレート)などの樹脂材料で構成さ れる。このように,ケーシング1を柔軟性材料 構成することにより,伸縮変形させることが できる。なお,ケーシング1は,全体が柔軟性材 料で構成されている必要はなく,少なくとも, 封アンプル2を収容する部分が柔軟性材料で 構成されていればよい。ケーシング1の一部 柔軟性材料で構成するとともに,残りの部分 相対的に剛性の高い材料で構成することに り,変形しやすい場所を局所的にすることが でき,これにより,部分的な折り曲げやひねり どが容易になる。また,ケーシング1は,中空 柱状の袋形状をなしており,長手方向の長さ がたとえば100mmである。そして,このケーシン グ1は,その一端に,開口部1aを有する。この開 部1aは,密封アンプル2の出し入れと,混合物 回収の際に用いられる。なお,ケーシング1は ,後述するように,複数の収容室を有していて よい。

 ケーシング1の長さの例は,1cm以上20cm以下 あり,2cm以上10cm以下でもよく,3cm以上7cm以下 もよい。ケーシング1のうち柔軟性材料によ り柔軟性を有する部分は,人力によりケーシ グ1を折り曲げることができる柔軟性のある 分である。一方,ケーシング1全体が柔軟性 料により製造されていても,その全てが柔軟 を有している必要はない。たとえば,ケーシ ング1の側面のみ可とう性を有していてもよ 。

 回収容器3は,本態様では,図1に示すように ,上部に比べて下部が広いボトル形状をなし おり,上部にはネック部3aが設けられている 回収容器3の形状として,ボトル形状を採用す ることで,回収容器3が転倒しにくくなる。ま ,回収容器3を構成する材料は,たとえばPET(ポ リエチレンテレフタレート)である。これに り,軽量化を図ることができる。また,PETは成 形性に優れているので大量生産が可能である 。なお,回収容器3を構成する材料は,PETなどの 樹脂材料に限られることはなく,たとえば,ガ スなどの耐久性のある材料であってもよい また,回収容器3の形状は,ボトル形状に限ら ることはない。たとえば,図2に示すように, 収容器3の形状を,ネック部3aを除く部分が同 径の筒形状とすることで,コンパクトにする とができ,これにより,持ちやすくすることが できる。

 この回収容器3のネック部3aは,上方に向か って開口する,円形の第1の開口部3bを有する このネック部3aには,上記ケーシング1の開口 の近傍をその柔軟性により引き伸ばして覆 ことで,上記ケーシング1の第1の開口部3bを 続することが可能である。これにより,ケー ング1の開口部1aと,回収容器3の第1の開口部3 bとが互いにつながることになる。また,その 続部は,ケーシング1の柔軟性によって密封 れる。すなわち,接続部は,液体の漏出や液体 や気体の進入が起こりにくい構造となってい る。

 フィルター部5は,ケーシング1と回収容器3 との間に配置される。このフィルター部5は, なくとも1つのフィルターを含んでおり,こ フィルターは,通過しようとする物質のうち, そのフィルターのメッシュよりも大きな物質 の通過させないようにするとともに,メッシ よりも小さな物質を通過させるようになっ いる。フィルター部5を構成するフィルター ,目的とする混合物の流動性(粘性)に応じて 宜選択されることが好ましい。たとえば粘 が高い混合物である場合には,フィルターの 厚みを大きくしたり,フィルターの剛性を高 したりすることで,フィルターの損傷を抑止 ることが好ましい。また,フィルターを湾曲 させて中央部に凹部又は凸部を設けることで ,相対的に低くなる部分に,メッシュよりも大 な物質を集めてもよい。これにより,メッシ ュの目詰まりが防止できるとともに,フィル ーが損傷しやすい部分を狭くすることがで る。

 本態様では,上記フィルター部5は,図1に示 すように,フィルター内蔵型穴あきゴム栓5aと ,シールフィルター5bとを含んでいる。穴あき ゴム栓5aは,テーパー面を有する円柱形状をな すゴム製の栓に,その円柱の軸方向に沿って 数の貫通穴を設け,貫通穴の上方にフィルタ を配置したものである。なお,栓はゴム製で なくてもよい。この穴あきゴム栓5aは,図1に すように,第1の開口部3bに嵌め合わされてい 。また,シールフィルター5bは,たとえばメッ シュの細かい樹脂製材料(たとえばTPE(熱可塑 エラストマー))で構成されており,図1に示す ように,回収容器3のネック部3aの端部と,第1の 開口部3bに嵌め合わされた穴あきゴム栓5aの 方を覆うように配置される。なお,シールフ ルター5bに代えて,金属製や樹脂製の焼結フ ルター,又は濾紙を用いてもよい。

 さらに,回収容器3の側面には,第1の開口部 3bとは別に,円形の第2の開口部3cが設けられて いる。本態様では,第2の開口部3cは,上方に向 って開口している。なお,第2の開口部3cは, 方に向かって開口していてもよい。この第2 開口部3cは,本発明の物質混合装置10で得ら る混合物を回収する際に使用される。さら ,第2の開口部3cは,ケーシング1と回収容器3と 接続したときに,ケーシング1と回収容器3と 形成される空間の圧力を調整する際にも使 される。たとえば,回収容器3の圧力を低く るために,第2の開口部3cにアスピレーターを 続してもよい。

 閉塞部材7は,上記第2の開口部3cを塞ぐた の部材である。これにより,第2の開口部3cが 封される。閉塞部材7としては,ゴム栓,コル 栓,キャップ(一重),二重キャップ,伸縮性の るフィルムなどを用いることができる。と ろで,二重キャップは,中空円筒状をなす部材 の内周側の略中央部に隔壁を設けた部材であ る。二重キャップの一端を開口部に嵌め込み ,他端を一端側に折り返すように変形させる とで,隔壁が外側に露出するようになってい 。

 図1に示す例では,閉塞部材7として,第2の 口部3cと相補的な形状をなすキャップを用い ている。そして,このキャップには,中空針状 を刺しこむことが可能である。中空針状物 しては,たとえばシリンジ(注射器,インジェ ター)の針を挙げることができる。そして, リンジの針を刺しこむことで,回収容器3内に 物質を注入したり,回収容器3から物質の一部 抽出したりすることができる。このように 空針状物を刺しこむ場合には,閉塞部材7は, 性材料製であることが好ましい。これによ ,中空針状物を刺しこんだ後に抜き出しても ,穴が塞がりやすくなり,第2の開口部3cにおけ 気密性を維持することができる。

 撹拌子9は,液状の混合物を撹拌させる際 ,回収容器3内に入れて用いられるものであり ,撹拌子9として,図1に示す例では,球状体を2つ 用いている。これにより,回収容器3を移動さ るだけで,撹拌子9が回収容器3の底面上を転 るように移動する。ここで,回収容器3内に 動性を有する混合物があれば,当該混合物も 拌子9の移動にともなって撹拌される。なお ,撹拌子9としては,球状体以外のものを用いて もよい。この場合,撹拌子9に磁石などを内蔵 ,外部からの磁力で駆動することで撹拌子9 移動をスムーズに行うことが好ましい。ま ,撹拌子9の出し入れを可能にするために,上 第1の開口部3b及び上記第2の開口部3cの少な とも一方のサイズを,撹拌子9のサイズとクリ アランスとを考慮して決めることが好ましい 。より好ましくは,少なくとも上記第2の開口 3cのサイズを,撹拌子9のサイズとクリアラン スとを考慮して決める。これにより,回収容 3とケーシング1とが接続されても,回収容器3 撹拌子9を入れたり,回収容器3から撹拌子9を 出したりすることが確実にできる。

 続いて,上述したような構成要素を含む物 質混合装置10の使用方法について説明する。 ず,物質混合装置10は,図1に示すように組み てられていない状態から説明する。

 まず,混合対象となる物質が必要量だけ封 入された密封アンプル2を,混合対象となる物 の種類の数だけ(たとえば3本)用意する。こ で,混合対象となる物質のうち,少なくとも1 類は流体であり,図1に示す例では,密封アン ル2aに封入されている。また,混合対象とな 他の物質は,当該流体に分散又は溶解する固 体,液体,及び,該流体に可溶性のある気体から なる群から選択され,図1に示す例では,密封ア ンプル2b,2cに封入されている。混合対象とな 物質は,速やかに混合物が得られ,かつ外気 向かって拡散しないという点で,液体同士が も好ましい。

 密封アンプル2は,たとえば,中空のガラス イプを用意し,その中空部に封入対象の物質 を配置し,ガラスパイプの開口端を熱などに り,塞ぐことで用意することができる。封入 象の物質が液体である場合や,熱に弱い物質 である場合には,開口端が1つのガラス材を用 してもよい。また,封入対象の物質が紫外線 に強い場合には,ガラス製のセルを用意し,セ とセル用のキャップとを紫外線硬化性樹脂 接合することで密封アンプル2を用意しても よい。また,市販の物質封入済みの密封アン ル2を用意してもよい。

 続いて,用意した全ての密封アンプル2を物 混合装置10のケーシング1に開口部を介して れる。混合対象の物質のうち,密封アンプル2 に封入する必要のない物質があれば,ケーシ グ1や回収容器3に直接入れてもよい。そして ,フィルター部5が設けられた回収容器3を用意 し,回収容器3とケーシング1とを接続する。図 1に示す例では,ケーシング1に収容された3本 密封アンプル2a,2b,2cが隠れ線(破線)で示され いる。また,回収容器3には,撹拌子9が投入さ れ,投入後,回収容器3の第2の開口部3cが閉塞部 材7によって気密に覆われている。なお,第2の 開口部3cを閉塞部材7で覆う前に,ケーシング1 び回収容器3によって形成される空間内部の 空気を,所望の気体に置換してもよいし,アス レーターなどを用いて脱気してもよい。な ,置換に用いる気体としては,アルゴン(Ar)や 素(N 2 )などの不活性ガスを挙げることができる。 た,混合対象に気体がある場合には,置換に用 いる気体として,混合対象である気体を充満 せてもよい。

 次に,ケーシング1内に収容した密封アン ル2を破損させる。具体的には,密封アンプル 2をケーシング1の外部から間接的に手で握り, 折ればよい。ここで,ケーシング1の材料とし ,柔軟性を有する材料を用いているため,密 アンプル2を容易に破損させることができる けでなく,手で握ってもけがをするおそれが ない。

 なお,密封アンプル2の破損は,遠隔操作に って行ってもよい。遠隔操作の具体例とし は,ケーシング1が折り曲がったりケーシン 1にひねりが生じたりするようにケーシング1 に対して外的圧力を加えること,又は,ケーシ グ1内の気圧を低くすること,外部から密封 ンプル2に対して振動(超音波)などを印加す ことなどを挙げることができる。これによ ,人が立ち会うことなく,混合物を得ることも 可能となる。したがって,本発明は,クリーン ームなどの人が立ち入ることができない場 で混合物を得ることが可能である点で有効 ある。また,同様に,人体に有害な物質など ,人が立ち会うことなく調製することもでき 。

 そして,密封アンプル2に封入されていた 質は,ケーシング1内に拡散し,混合物となる ところで,複数の密封アンプル2を破損させて 複数の物質を混合するにあたり,その混合順 が問題となる場合がある。このような場合 は,密封アンプル2を破損させる順序で混合順 序を調整することが可能である。このために は,ケーシング1は,透明材料で構成することが 好ましく,これにより,複数の密封アンプル2を ケーシング1の外部から見分けることができ 。

 より好ましくは,ケーシング1において,密 アンプル2を1つずつセット可能な収容室を 手方向に沿って並ぶように複数設ける。こ により,密封アンプル2の収容場所が容易に分 かる。このため,収容室を選ぶ順序で,物質の 合順序を調整することができる。具体例を げると,ケーシング1は,その長手方向の一端 配置されて開口部1aにつながる第1収容室と, 第1収容室につながる第2収容室とを少なくと 含んでおり,第1収容室には,固体物質が封入 れた密封アンプル2bが収容され,第2収容室に は,液体が封入された密封アンプル2aが収容さ れている。そして,鉛直方向下方にある密封 ンプル2bを先に破損させ,その後に,密封アン ル2aを破損させることで,固体物質を液体で 解させながら流下させることができる。つ り,固体物質がケーシング1に残留しにくく る。又は,必要に応じて,鉛直方向上方にある 密封アンプル2を下方にある密封アンプル2よ も先に破損させてもよい。なお,ケーシング 1に3つ以上の収容室を設けるには,第2収容室 つながるように収容室をケーシング1の長手 向の他端側に設ければよい。

 さらには,この混合物は,ケーシング1内か ,フィルター部5を介して,下方にある回収容 3に移動する。このとき,フィルター部5は,密 封アンプル2a,2b,2cの破片が回収容器3に進入す ることを防止する。これにより,混合物だけ 回収することができる。なお,混合対象の物 に気体が含まれる場合には,柔軟性を有する ケーシング1を押しつぶすことで回収容器3側 移動させることができる。

 回収容器3側では,撹拌子9を用いて混合物 撹拌させる。これにより,混合物における混 合比のばらつきをなくすことができる。また ,このとき,シリンジの針を閉塞部材7に刺しこ み,混合物に他の物質を混合させる(添加する) ことができる。図3には,シリンジの針を閉塞 材7に刺しこんだときの状態が示されている 。同様にシリンジの針を閉塞部材7に刺しこ ,混合物の一部を,たとえば分析用に取り出す ことができる。閉塞部材7として弾性材料を いているので,シリンジの針を抜きとっても, 気密性が損なわれにくくすることができる。 また,気密性を維持する必要がない場合には, 塞部材7を第2の開口部3cから取り外して,第2 開口部3cにアスピレーターを接続してもよ 。これにより,ケーシング1内に残留する混合 物の回収率を高めることができる。

 そして,最終的に,目的とする混合物が得 れたら,物質混合装置10を解体する。具体的 は,閉塞部材7を第2の開口部3cから取り外し, ーシング1を回収容器3から取り外し,さらに, 収容器3からフィルター部5を取り外す。ま ,回収容器3内から撹拌子9も取り出す。これ より,回収容器3のみを物質混合装置10から分 できる。このため,得られた混合物を回収容 器3から別の容器に移すことも容易になる。

 また,混合物が入った回収容器3を,噴霧装 としてのスプレーポンプなどに装着して,混 合物を噴霧してもよい。これにより,混合物 手軽に利用できるようになる。噴霧装置は, ーシング1の代わりに回収容器3に装着され ものであるから,回収容器3のネック部3aに装 可能なものが好ましい。また,この場合,回 容器3は,噴霧装置を装着した状態での持ち運 びを容易にするために,図2に示したように,コ ンパクトな形状のものが好ましい。

 上述した態様によれば,物質混合装置10は, ケーシング1内で,密封アンプル2が破損するだ けで,混合物を迅速に得ることが可能である すなわち,混合対象となる物質は,密封アンプ ル2に封入された状態にある時間が長い。こ ため,密封アンプル2に封入可能な物質の種類 にはほとんど制限がなく,従来よりも種類の 限を緩和できることとなる。また,得られた 合物がケーシング1に長期間にわたって接触 する必要がない。このため,ケーシング1が,た とえ混合物により浸食されやすい材料で構成 されていたとしても,少なくとも1回の使用に えうる耐久性が得られることとなる。また, 本発明の物質混合装置10によれば,混合物を得 る直前まで,密封アンプル2に混合対象の物質 封入しておくことができる。このため,劣化 しやすい物質(たとえば,医薬品,栄養素,美容 果成分)を,使用(たとえば,注射,飲用,塗布)の 前まで,劣化させることなく保存することが できるという点で非常に有効である。さらに は,本発明によれば,混合物を迅速に得ること できるので,混合により他の物質を合成する 際に必要な安定化処理にかかる手間を軽減す ることができたり,従来は必要であった混合 への酸化防止剤や防腐剤などの添加を排除 ることができたり,物質の保存容器の簡素化 実現できたりする。

 また,上述した態様によれば,ケーシング1 の空間を完全に2つに分ける必要がない。つ まり,ケーシング1に隔壁を設けたり,弱シール 部分を設けたりする必要がない。このため, ーシング1が劣化しない限りは,再利用するこ とが可能となる。なお,密封アンプル2のセッ を容易にするため,及び/又は物質の混合順 を調整するために,ケーシング1内の空間を, 数の収容室に分けてもよい。ただし,この場 には,各収容室は他の収容室とつながってい る。つまり,この場合にも,ケーシング1に隔壁 を設けたり,弱シール部分を設けたりする必 がない。

 さらに,上述した態様によれば,物質混合 置10には,ケーシング1と回収容器3との間にフ ィルター部5が設けられているので,密封アン ル2の破片がケーシング1から回収容器3に進 することが防止される。これにより,目的と する混合物に密封アンプル2の破片が混入す おそれをなくすことができる。ただし,混合 がその自重によってフィルター部5を通過す る場合(つまり,図1に示すように,ケーシング1 下方に回収容器3を設ける場合)には,目的と る混合物として,気体を除くことが好ましい 。

 また,上述した態様によれば,回収容器3に けられた第2の開口部3cが閉塞部材7によって 塞がれている。ここで,閉塞部材7は弾性材料 であり,中空針状物を刺しこむことが可能で ある。これを利用して,ケーシング1及び回収 器3で形成される空間の気密性を維持しつつ ,回収容器3内に回収された混合物の少なくと 一部を取り出したり,混合物に他の物質を混 合させたりすることが可能となる。

 なお,本発明は,ケーシング1を用い,ケーシ ング1内で密封アンプル2を破損させることで, 密封アンプル2に封入された物質を混合させ ことができるものである。したがって,ケー ング1だけでも本発明を構成することとなる 。さらに,ケーシング1内の混合物は,破損させ た密封アンプル2をフィルタリングによって 去すれば容易に回収できる。また,上述した 質混合装置10において,ケーシング1以外(回 容器3)を耐久性のあるガラスなどで構成する ことで,ケーシング1のみを交換可能に構成し もよい。すなわち,ケーシング1のみでも単 取引の対象となり得るものであり,物質混合 置10に用いるのに好適なケーシングを提供 きる。

 また,本発明において,回収容器3とケーシ グ1とが接続された状態にあるものを,1つの 型ケーシングとしてとらえることも可能で る。すなわち,大型ケーシングの柔軟性材料 で構成された部分がケーシング1に相当し,比 的剛性の高い材料で構成された部分が回収 器3に相当する。この場合,回収容器3に物質 予め配置しておき,ケーシング1から回収容 3に液体を滴下していくことで,物質を混合す ることも可能である。つまり,大型ケーシン は,滴下装置としても機能する。

 図4は,本発明の上記とは別の実施態様に 連する物質混合装置を示す図である。この 質混合装置10は,図1に示された構成に加え,噴 霧器11を装着できるタイプのものである。こ 実施態様に限らず,第2の開口部3cは,回収容 3の上面に設けられても良いし,側面に設けて も良い。回収容器3は,ケーシング1の開口部1a 接続可能である。そして,ケーシング1と回 容器3との間に配置されるフィルター部5を有 する。なわち,ケーシング1内の混合液が,フィ ルター部5を介して,回収容器3内へ回収される 。回収容器3は,ケーシング1の開口部1aが接続 れる第1の開口部3bと,噴霧器11が装着される 2の開口部3cとを有する。この実施態様では, 第2の開口部3cと第1の開口部3bとは異なる位置 に設けられた開口部である。ケーシング1は 1の密封アンプル2a及び第2の密封アンプル2b, は2cのほかに,さらに1又は複数の密封アンプ ルを含んでいても良い。

 ケーシング1内の混合物を回収容器3内に 収する際に,フィルター部5により破損させた 第1の密封アンプル2a及び破損させた第2の密 アンプル2b,2cが回収容器3に進入することを 止される。一方,回収容器3内に回収された混 合物は,噴霧器11を介して噴霧される。

 図4に示す例では,第2の開口部3cに噴霧器11 が取り付けられている。しかしながら,たと ば,噴霧器11に替えて液体を放出できるノズ が取り付けられているものであっても構わ い。いずれの場合も,回収容器3内に回収され た混合液を容器外に簡単に取り出すことがで きることとなる。なお,攪拌子9は任意の要素 あり,混合液を拡販する必要がない場合は, 質混合装置10が撹拌子9を有しなくても構わ い。

 また,特に図示しないが,回収容器3から,混 合液を外部に放出する放出口までの間に逆止 弁を有するものは本発明の好ましい態様であ る。この態様の物質混合装置10は,放出口から 空気が回収容器3内に進入する事態を防止で るため,混合液が酸化等する事態を効果的に 止できる。

 本発明の物質混合装置10及びケーシング1 ,複数の物質を混合する分野で好適に利用さ れうる。

 1 ケーシング
 2,2a,2b,2c 密封アンプル
 3 回収容器
 3a ネック部
 3b,3c 開口部
 5 フィルター部
 5a フィルター内蔵型穴あきゴム栓
 5b シールフィルター
 7 閉塞部材
 9 撹拌子
10 物質混合装置
11 噴霧器