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Title:
SUBSTRATE TRANSFER ROBOT AND VACUUM PROCESSING APPARATUS
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/034795
Kind Code:
A1
Abstract:
Substrates are transferred and received to and from a processing chamber having various substrate placing positions. When first to fourth driving shafts (111-114) are rotated in a state where an A-type rotating member (13) and a B-type rotating member (14) are stopped, first to fourth placing sections (151-154) linearly move on a line extending from one side thereof. When each of the pairs of the first driving shaft (111) and the A-type rotating member (13), the second driving shaft (112) and the B-type rotating member (14), the third driving shaft (113) and the A-type rotatingmember (13), and the fourth driving shaft (114) and the B-type rotating member (14) rotate same angle in the same direction, the first to the fourth placing sections (151-154) are rotated and moved. When the linear movement and the rotating movement are combined, the first to the fourth placing sections (151-154) can be moved to desired positions.

Inventors:
AGO KENJI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/064008
Publication Date:
March 19, 2009
Filing Date:
August 05, 2008
Export Citation:
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Assignee:
ULVAC INC (JP)
AGO KENJI (JP)
International Classes:
B25J9/06; B25J17/00; B65G49/07; H01L21/677
Foreign References:
JP2006120659A2006-05-11
JPH10249757A1998-09-22
JP2000323554A2000-11-24
JPS63252439A1988-10-19
JP2002362738A2002-12-18
JP2007015023A2007-01-25
Attorney, Agent or Firm:
ISHIJIMA, Shigeo et al. (3F1-2-18, Toranomon,Minato-k, Tokyo 01, JP)
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Claims:
 それぞれ同一の主回転軸線を中心軸線とし、前記主回転軸線を中心に回転するように配置された第一、第二の駆動軸と、A回転部材と、B回転部材と、
 それぞれ前記主回転軸線を中心に回転する第一、第二の腕部と、
 前記第一、第二の腕部に設けられ、前記第一、第二の腕部の伸縮によって直線移動する第一、第二の載置部とが設けられた基板搬送ロボットであって、
 前記主回転軸線からそれぞれ離間した位置には、前記A回転部材の回転によって前記主回転軸線を中心に回転移動される第一の副回転軸線と、前記B回転部材の回転によって前記主回転軸線を中心に回転移動される第二の副回転軸線とが設けられ、
 前記第一、第二の腕部には、第一、第二の主能動アームと、第一、第二の補助能動アームと、第一、第二の主従動アームとがそれぞれ設けられ、
 前記第一、第二の主能動アームは、前記第一、第二の駆動軸にそれぞれ固定され、
 前記第一、第二の補助能動アームは、前記第一、第二の副回転軸線を中心にそれぞれ回動可能に配置され、
 前記第一、第二の載置部は、前記第一、第二の主従動アームを介して前記第一、第二の主能動アームにそれぞれ取り付けられ、
 前記第一、第二の載置部は、前記第一、第二の駆動軸の前記主回転軸線を中心とする回転によってそれぞれ直線移動するように構成され、
 前記第一、第二の主能動アームは、規制部材を介して前記第一、第二の補助能動アームにそれぞれ接続され、前記第一、第二の回転軸の回転に従ってそれぞれ回転し、前記第一、第二の載置部が前記主回転軸線廻りにそれぞれ回転移動するように構成された基板搬送ロボット。
 前記第一の主能動アームと前記第一の補助能動アームは平行に配置され、
 前記第二の主能動アームと前記第二の補助能動アームは平行に配置され、
 前記第一、第二の主能動アームの先端と前記第一、第二の補助能動アームの先端はそれぞれ第一、第二の規制部材に回動可能に取り付けられ、
 前記第一の主従動アームには第一の補助従動アームが平行に配置され、
 前記第二の主従動アームには第二の補助従動アームが平行に配置され、
 前記第一、前記第二の主従動アームと前記第一、第二の補助従動アームの根本は前記第一、第二の規制部材に回動可能に取り付けられ、前記第一、前記第四の主従動アームと前記第一~第四の補助従動アームの先端は、前記第一~第四の載置部に回動可能に取り付けられた請求項1記載の基板搬送ロボット。
 前記第一、第二の主能動アームはそれぞれ異なる高さに配置され、
 前記第一、第二の主従動アームはそれぞれ異なる高さに配置され、
 前記第一、第二の載置部はそれぞれ異なる高さに配置され、
 前記第一、第二の載置部は、それぞれ衝突せずに、前記主回転軸線回りに回転可能に構成された請求項1記載の基板搬送ロボット。
 真空排気可能な搬送室と、
 前記搬送室に接続され、処理対象物を真空雰囲気中で処理する処理室とを有する真空処理装置であって、
 前記搬送室内には請求項1記載の基板搬送ロボットが配置された真空処理装置。
 それぞれ同一の主回転軸線を中心軸線とし、前記主回転軸線を中心に回転するように配置された第一、第三の駆動軸と、A回転部材と
 それぞれ前記主回転軸線を中心に回転する第一、第三の腕部と、
 前記第一、第三の腕部に設けられ、前記第一、第三の腕部の伸縮によって直線移動する第一、第三の載置部とが設けられた基板搬送ロボットであって、
 前記主回転軸線からそれぞれ離間した位置には、前記A回転部材の回転によって前記主回転軸線を中心に回転移動される第一、第三の副回転軸線が設けられ、
 前記第一、第三の腕部には、第一、第三の主能動アームと、第一、第三の補助能動アームと、第一、第三の主従動アームとがそれぞれ設けられ、
 前記第一、第三の主能動アームは、前記第一、第三の駆動軸にそれぞれ固定され、
 前記第一、第三の補助能動アームは、前記第一、第三の副回転軸線を中心にそれぞれ回動可能に配置され、
 前記第一、第三の載置部は、前記第一、第三の主従動アームを介して前記第一、第三の主能動アームにそれぞれ取り付けられ、
 前記第一、第三の載置部は、前記第一、第三の駆動軸の前記主回転軸線を中心とする回転によってそれぞれ直線移動するように構成され、
 前記第一、第三の主能動アームは、規制部材を介して前記第一、第三の補助能動アームにそれぞれ接続され、前記第一、第三の回転軸の回転に従ってそれぞれ回転し、前記第一、第三の載置部が前記主回転軸線廻りにそれぞれ回転移動するように構成された基板搬送ロボット。
 前記第一の主能動アームと前記第一の補助能動アームは平行に配置され、
 前記第三の主能動アームと前記第三の補助能動アームは平行に配置され、
 前記第一、第三の主能動アームの先端と前記第一、第三の補助能動アームの先端はそれぞれ第一、第三の規制部材に回動可能に取り付けられ、
 前記第一の主従動アームには第一の補助従動アームが平行に配置され、
 前記第三の主従動アームには第三の補助従動アームが平行に配置され、
 前記第一、前記第三の主従動アームと前記第一、第三の補助従動アームの根本は前記第一、第三の規制部材に回動可能に取り付けられ、前記第一、前記第四の主従動アームと前記第一~第四の補助従動アームの先端は、前記第一~第四の載置部に回動可能に取り付けられた請求項5記載の基板搬送ロボット。
 前記第一、第三の主能動アームはそれぞれ異なる高さに配置され、
 前記第一、第三の主従動アームはそれぞれ異なる高さに配置され、
 前記第一、第三の載置部同士はそれぞれ異なる高さに配置され、
 前記第一、第三の載置部は、それぞれ衝突せずに、前記主回転軸線回りに回転可能に構成された請求項5記載の基板搬送ロボット。
 前記第一、第三の副回転軸線は、離間した位置に配置された請求項5記載の基板搬送ロボット。
 前記第一、第三の副回転軸線は、一致した位置に配置された請求項5記載の基板搬送ロボット。
 真空排気可能な搬送室と、
 前記搬送室に接続され、処理対象物を真空雰囲気中で処理する処理室とを有する真空処理装置であって、
 前記搬送室内には請求項5記載の基板搬送ロボットが配置された真空処理装置。
 それぞれ同一の主回転軸線を中心軸線とし、前記主回転軸線を中心に回転するように配置された第一~第四の駆動軸と、A回転部材と、B回転部材と、
 それぞれ前記主回転軸線を中心に回転する第一~第四の腕部と、
 前記第一~第四の腕部に設けられ、前記第一~第四の腕部の伸縮によって直線移動する第一~第四の載置部とが設けられた基板搬送ロボットであって、
 前記主回転軸線からそれぞれ離間した位置には、前記A回転部材の回転によって前記主回転軸線を中心に回転移動される第一、第三の副回転軸線と、前記B回転部材の回転によって前記主回転軸線を中心に回転移動される第二、第四の副回転軸線とが設けられ、
 前記第一~第四の腕部には、第一~第四の主能動アームと、第一~第四の補助能動アームと、第一~第四の主従動アームとがそれぞれ設けられ、
 前記第一~第四の主能動アームは、前記第一~第四の駆動軸にそれぞれ固定され、
 前記第一、第三の補助能動アームは前記第一、第三の副回転軸線を中心にそれぞれ回動可能に配置され、
 前記第二、第四の補助能動アームは前記第二、第四の副回転軸線を中心にそれぞれ回動可能に配置され、
 前記第一~第四の載置部は、前記第一~第四の主従動アームを介して前記第一~第四の主能動アームにそれぞれ取り付けられ、
 前記第一~第四の載置部は、前記第一~第四の駆動軸の前記主回転軸線を中心とする回転によってそれぞれ直線移動するように構成され、
 前記第一~第四の主能動アームは、規制部材を介して前記第一~第四の補助能動アームにそれぞれ接続され、前記第一~第四の回転軸の回転に従ってそれぞれ回転し、前記第一~第四の載置部が前記主回転軸線廻りにそれぞれ回転移動するように構成された基板搬送ロボット。
 前記第一の主能動アームと前記第一の補助能動アームは平行に配置され、
 前記第二の主能動アームと前記第二の補助能動アームは平行に配置され、
 前記第三の主能動アームと前記第三の補助能動アームは平行に配置され、
 前記第四の主能動アームと前記第四の補助能動アームは平行に配置され、
 前記第一~第四の主能動アームの先端と前記第一~第四の補助能動アームの先端はそれぞれ第一~第四の規制部材に回動可能に取り付けられ、
 前記第一の主従動アームには第一の補助従動アームが平行に配置され、
 前記第二の主従動アームには第二の補助従動アームが平行に配置され、
 前記第三の主従動アームには第三の補助従動アームが平行に配置され、
 前記第四の主従動アームには第四の補助従動アームが平行に配置され、
 前記第一~前記第四の主従動アームと前記第一~第四の補助従動アームの根本は前記第一~第四の規制部材に回動可能に取り付けられ、前記第一~前記第四の主従動アームと前記第一~第四の補助従動アームの先端は、前記第一~第四の載置部に回動可能に取り付けられた請求項10記載の基板搬送ロボット。
 前記第一~第四の主能動アームはそれぞれ異なる高さに配置され、
 前記第一~第四の主従動アームはそれぞれ異なる高さに配置され、
 前記第一~第四の載置部同士はそれぞれ異なる高さに配置され、
 前記第一~第四の載置部は、それぞれ衝突せずに、前記主回転軸線回りに回転可能に構成された請求項10記載の基板搬送ロボット。
 前記第一の副回転軸線と前記第三の副回転軸線は離間した位置に配置され、
 前記第二の副回転軸線と前記第二の副回転軸線は離間した位置に配置された請求項10記載の基板搬送ロボット。
 前記第一の副回転軸線と前記第三の副回転軸線は一致した位置に配置され、
 前記第二の副回転軸線と前記第二の副回転軸線は一致した位置に配置された請求項10記載の基板搬送ロボット。
 真空排気可能な搬送室と、
 前記搬送室に接続され、処理対象物を真空雰囲気中で処理する処理室とを有する真空処理装置であって、
 前記搬送室内には請求項10記載の基板搬送ロボットが配置された真空処理装置。
Description:
基板搬送ロボット、真空処理装

 本発明は、基板搬送ロボットの技術分野 かかり、特に、多数枚数の基板を搬送でき 基板搬送ロボットに関する。

 従来から、半導体製造装置において、各種 工処理を行うプロセスチャンバに基板を出 入れする基板搬送ロボットが用いられてい 。
 例えば特許文献1に記載された基板搬送ロボ ットでは、二本の腕部がそれぞれ異なる駆動 軸に取り付けられ、各駆動軸を回転させると 独立に伸縮移動するように構成されており、 また、二本の腕部は同一の回転軸に取り付け られ、この回転軸が回転すると、一緒に回転 移動するように構成されている。

 このような基板搬送ロボットは、三軸で二 の腕部を効率よく動作させており、簡単な 成で複数枚の基板を搬送できるようになっ いる。

特開2006-13371号公報

 しかしながら上記のような構成では、二本 腕部が同じ回転軸に固定されているため、 部間の角度が固定されており、従って、二 の腕部に載置された基板間の距離を変える とができない。
 基板搬送ロボットが処理室に基板を搬出入 る際、処理室内の載置位置が、基板搬送ロ ット上に配置された基板の間隔と異なる場 、基板を一枚ずつしか受け渡しできず、搬 時間の遅延を招いていた。

 本発明は、このような従来技術の課題を 決するために創作されたものであり、少な 軸数で、複数の基板を短時間で受け渡しで る基板搬送ロボットを提供することにある

 上記課題を解決するため、本発明は、それ れ同一の主回転軸線を中心軸線とし、前記 回転軸線を中心に回転するように配置され 第一、第二の駆動軸と、A回転部材と、B回 部材と、それぞれ前記主回転軸線を中心に 転する第一、第二の腕部と、前記第一、第 の腕部に設けられ、前記第一、第二の腕部 伸縮によって直線移動する第一、第二の載 部とが設けられた基板搬送ロボットであっ 、前記主回転軸線からそれぞれ離間した位 には、前記A回転部材の回転によって前記主 転軸線を中心に回転移動される第一の副回 軸線と、前記B回転部材の回転によって前記 主回転軸線を中心に回転移動される第二の副 回転軸線とが設けられ、前記第一、第二の腕 部には、第一、第二の主能動アームと、第一 、第二の補助能動アームと、第一、第二の主 従動アームとがそれぞれ設けられ、前記第一 、第二の主能動アームは、前記第一、第二の 駆動軸にそれぞれ固定され、前記第一、第二 の補助能動アームは、前記第一、第二の副回 転軸線を中心にそれぞれ回動可能に配置され 、前記第一、第二の載置部は、前記第一、第 二の主従動アームを介して前記第一、第二の 主能動アームにそれぞれ取り付けられ、前記 第一、第二の載置部は、前記第一、第二の駆 動軸の前記主回転軸線を中心とする回転によ ってそれぞれ直線移動するように構成され、 前記第一、第二の主能動アームは、規制部材 を介して前記第一、第二の補助能動アームに それぞれ接続され、前記第一、第二の回転軸 の回転に従ってそれぞれ回転し、前記第一、 第二の載置部が前記主回転軸線廻りにそれぞ れ回転移動するように構成された基板搬送ロ ボットである。
 また、本発明は、前記第一の主能動アーム 前記第一の補助能動アームは平行に配置さ 、前記第二の主能動アームと前記第二の補 能動アームは平行に配置され、前記第一、 二の主能動アームの先端と前記第一、第二 補助能動アームの先端はそれぞれ第一、第 の規制部材に回動可能に取り付けられ、前 第一の主従動アームには第一の補助従動ア ムが平行に配置され、前記第二の主従動ア ムには第二の補助従動アームが平行に配置 れ、前記第一、前記第二の主従動アームと 記第一、第二の補助従動アームの根本は前 第一、第二の規制部材に回動可能に取り付 られ、前記第一、前記第四の主従動アーム 前記第一~第四の補助従動アームの先端は、 前記第一~第四の載置部に回動可能に取り付 られた基板搬送ロボットである。
 また、本発明は、前記第一、第二の主能動 ームはそれぞれ異なる高さに配置され、前 第一、第二の主従動アームはそれぞれ異な 高さに配置され、前記第一、第二の載置部 それぞれ異なる高さに配置され、前記第一 第二の載置部は、それぞれ衝突せずに、前 主回転軸線回りに回転可能に構成された基 搬送ロボットである。
 また、本発明は、それぞれ同一の主回転軸 を中心軸線とし、前記主回転軸線を中心に 転するように配置された第一、第三の駆動 と、A回転部材とそれぞれ前記主回転軸線を 中心に回転する第一、第三の腕部と、前記第 一、第三の腕部に設けられ、前記第一、第三 の腕部の伸縮によって直線移動する第一、第 三の載置部とが設けられた基板搬送ロボット であって、前記主回転軸線からそれぞれ離間 した位置には、前記A回転部材の回転によっ 前記主回転軸線を中心に回転移動される第 、第三の副回転軸線が設けられ、前記第一 第三の腕部には、第一、第三の主能動アー と、第一、第三の補助能動アームと、第一 第三の主従動アームとがそれぞれ設けられ 前記第一、第三の主能動アームは、前記第 、第三の駆動軸にそれぞれ固定され、前記 一、第三の補助能動アームは、前記第一、 三の副回転軸線を中心にそれぞれ回動可能 配置され、前記第一、第三の載置部は、前 第一、第三の主従動アームを介して前記第 、第三の主能動アームにそれぞれ取り付け れ、前記第一、第三の載置部は、前記第一 第三の駆動軸の前記主回転軸線を中心とす 回転によってそれぞれ直線移動するように 成され、前記第一、第三の主能動アームは 規制部材を介して前記第一、第三の補助能 アームにそれぞれ接続され、前記第一、第 の回転軸の回転に従ってそれぞれ回転し、 記第一、第三の載置部が前記主回転軸線廻 にそれぞれ回転移動するように構成された 板搬送ロボットである。
 また、本発明は、前記第一の主能動アーム 前記第一の補助能動アームは平行に配置さ 、前記第三の主能動アームと前記第三の補 能動アームは平行に配置され、前記第一、 三の主能動アームの先端と前記第一、第三 補助能動アームの先端はそれぞれ第一、第 の規制部材に回動可能に取り付けられ、前 第一の主従動アームには第一の補助従動ア ムが平行に配置され、前記第三の主従動ア ムには第三の補助従動アームが平行に配置 れ、前記第一、前記第三の主従動アームと 記第一、第三の補助従動アームの根本は前 第一、第三の規制部材に回動可能に取り付 られ、前記第一、前記第四の主従動アーム 前記第一~第四の補助従動アームの先端は、 前記第一~第四の載置部に回動可能に取り付 られた基板搬送ロボットである。
 また、本発明は、前記第一、第三の主能動 ームはそれぞれ異なる高さに配置され、前 第一、第三の主従動アームはそれぞれ異な 高さに配置され、前記第一、第三の載置部 士はそれぞれ異なる高さに配置され、前記 一、第三の載置部は、それぞれ衝突せずに 前記主回転軸線回りに回転可能に構成され 基板搬送ロボットである。
 また、本発明は、前記第一、第三の副回転 線は、離間した位置に配置された基板搬送 ボットである。
 また、本発明は、前記第一、第三の副回転 線は、一致した位置に配置された基板搬送 ボットである。
 また、本発明は、それぞれ同一の主回転軸 を中心軸線とし、前記主回転軸線を中心に 転するように配置された第一~第四の駆動軸 と、A回転部材と、B回転部材と、それぞれ前 主回転軸線を中心に回転する第一~第四の腕 部と、前記第一~第四の腕部に設けられ、前 第一~第四の腕部の伸縮によって直線移動す 第一~第四の載置部とが設けられた基板搬送 ロボットであって、前記主回転軸線からそれ ぞれ離間した位置には、前記A回転部材の回 によって前記主回転軸線を中心に回転移動 れる第一、第三の副回転軸線と、前記B回転 材の回転によって前記主回転軸線を中心に 転移動される第二、第四の副回転軸線とが けられ、前記第一~第四の腕部には、第一~ 四の主能動アームと、第一~第四の補助能動 ームと、第一~第四の主従動アームとがそれ ぞれ設けられ、前記第一~第四の主能動アー は、前記第一~第四の駆動軸にそれぞれ固定 れ、前記第一、第三の補助能動アームは前 第一、第三の副回転軸線を中心にそれぞれ 動可能に配置され、前記第二、第四の補助 動アームは前記第二、第四の副回転軸線を 心にそれぞれ回動可能に配置され、前記第 ~第四の載置部は、前記第一~第四の主従動 ームを介して前記第一~第四の主能動アーム それぞれ取り付けられ、前記第一~第四の載 置部は、前記第一~第四の駆動軸の前記主回 軸線を中心とする回転によってそれぞれ直 移動するように構成され、前記第一~第四の 能動アームは、規制部材を介して前記第一~ 第四の補助能動アームにそれぞれ接続され、 前記第一~第四の回転軸の回転に従ってそれ れ回転し、前記第一~第四の載置部が前記主 転軸線廻りにそれぞれ回転移動するように 成された基板搬送ロボットである。
 また、本発明は、前記第一の主能動アーム 前記第一の補助能動アームは平行に配置さ 、前記第二の主能動アームと前記第二の補 能動アームは平行に配置され、前記第三の 能動アームと前記第三の補助能動アームは 行に配置され、前記第四の主能動アームと 記第四の補助能動アームは平行に配置され 前記第一~第四の主能動アームの先端と前記 第一~第四の補助能動アームの先端はそれぞ 第一~第四の規制部材に回動可能に取り付け れ、前記第一の主従動アームには第一の補 従動アームが平行に配置され、前記第二の 従動アームには第二の補助従動アームが平 に配置され、前記第三の主従動アームには 三の補助従動アームが平行に配置され、前 第四の主従動アームには第四の補助従動ア ムが平行に配置され、前記第一~前記第四の 主従動アームと前記第一~第四の補助従動ア ムの根本は前記第一~第四の規制部材に回動 能に取り付けられ、前記第一~前記第四の主 従動アームと前記第一~第四の補助従動アー の先端は、前記第一~第四の載置部に回動可 に取り付けられた基板搬送ロボットである
 前記第一~第四の主能動アームはそれぞれ異 なる高さに配置され、前記第一~第四の主従 アームはそれぞれ異なる高さに配置され、 記第一~第四の載置部同士はそれぞれ異なる さに配置され、前記第一~第四の載置部は、 それぞれ衝突せずに、前記主回転軸線回りに 回転可能に構成された基板搬送ロボット。
 また、本発明は、前記第一の副回転軸線と 記第三の副回転軸線は離間した位置に配置 れ、前記第二の副回転軸線と前記第二の副 転軸線は離間した位置に配置された基板搬 ロボットである。
 また、本発明は、前記第一の副回転軸線と 記第三の副回転軸線は一致した位置に配置 れ、前記第二の副回転軸線と前記第二の副 転軸線は一致した位置に配置された基板搬 ロボットである。
 また、本発明は、真空排気可能な搬送室と 前記搬送室に接続され、処理対象物を真空 囲気中で処理する処理室とを有する真空処 装置であって、前記搬送室内には上記いず かの基板搬送ロボットが配置された真空処 装置である。

 基板搬送ロボットに載置された第一、第 の基板間の距離と、第二、第四の基板間の 離をそれぞれ変更できるので、載置位置が 様な処理室との基板受渡を短時間で行なう とができる。

本発明の真空処理装置を模式的に示す 面図 本発明の一例の基板搬送ロボットの平 図 本発明の一例の基板搬送ロボットの側 図 第一、第二の腕部を示す平面図 第三、第四の腕部を示す平面図 第一~第四の腕部の各部材の結合状態を 示す模式図

符号の説明

O……主回転軸線  s 1 ~s 4 ……第一~第四の副回転軸線  1……真空処理 装置  10……基板搬送ロボット  11 1 ~11 4 ……第一~第四の駆動軸  13……A回転部材   15 1 ~15 4 ……第一~第四の載置部  20 1 ~20 4 ……第一~第四の腕部  21 1 ~21 4 ……第一~第四の主能動アーム  22 1 ~22 4 ……第一~第四の補助能動アーム  23 1 ~23 4 ……第一~第四の主従動アーム  25 1 ~25 4 ……第一~第四の規制部材

 図1の符号1は本発明の真空処理装置の模式 な平面図である。この真空処理装置1は、搬 室2と、搬送室2にそれぞれ接続された1又は 数の処理室3~8と、搬送室2内部に配置された 本発明の搬送ロボット10とを有している。
 図2は、本発明の一例の基板搬送ロボット10 平面図であり、図3は側面図である。

 この基板搬送ロボット10は、第一~第四の駆 軸11 1 ~11 4 と、A回転部材13と、B回転部材14とを有してい る。
 第一~第四の駆動軸11 1 ~11 4 と、A回転部材13と、B回転部材14は鉛直且つ同 心に配置されており、各軸の中心軸線である 同一の主回転軸線Oを中心にそれぞれ独立に 転できるように構成されている。
 また、基板搬送ロボット10は、第一~第四の 部20 1 ~20 4 と、第一~第四の載置部15 1 ~15 4 を有している。

 第一~第四の腕部20 1 ~20 4 は、第一~第四の主能動アーム21 1 ~21 4 と、第一~第四の補助能動アーム22 1 ~22 4 と、第一~第四の主従動アーム23 1 ~23 4 と、第一~第四の補助従動アーム24 1 ~24 4 と、プレート状の第一~第四の規制部材25 1 ~25 4 とをそれぞれ有している。

 第一~第四の主能動アーム21 1 ~21 4 の根本部分は、第一~第四の駆動軸11 1 ~11 4 にそれぞれ固定されており、第一~第四の駆 軸11 1 ~11 4 が回転すると、第一~第四の主能動アーム21 1 ~21 4 が第一~第四の駆動軸11 1 ~11 4 の回転角度と同一角度同方向に水平面内で回 転するように構成されている。

 A回転部材13との主回転軸線Oから離間した位 置には、第一、第三の副回転軸線s 1 、s 3 が設けられており、同様に、B回転部材14の、 主回転軸線Oから離間した位置には、第二、 四の副回転軸線s 2 、s 4 が設けられている。主回転軸線Oと第一~第四 副回転軸線s 1 ~s 4 は鉛直にされている。

 A回転部材13のうちの主回転軸線Oと第一、第 三の副回転軸線s 1 、s 3 との間の部分をそれぞれ第一、第三の回転ア ーム16 1 、16 3 とし、B回転部材14の主回転軸線Oと第二、第 の副回転軸線s 2 、s 4 との間の部分をそれぞれ第二、第四の回転ア ーム16 2 、16 4 とすると、第一~第四の回転アーム16 1 ~16 4 の先端には、第一~第四の補助能動アーム22 1 ~22 4 の根本部分が、第一~第四の副回転軸線s 1 ~s 4 を中心として水平面内で回動可能にそれぞれ 取り付けられている。

 但し、この実施例では、第一、第三の副回 軸線s 1 、s 3 は一致し、同様に、第二、第四の副回転軸線 s 2 、s 4 も一致しており、第一、第三の回転アーム16 1 、16 3 と、第二、第四の回転アーム16 2 、16 4 は、それぞれA、B回転部材13、14の同一部分で 構成されており、第一、第三の補助能動アー ム22 1 、22 3 はそれぞれ、同一の回転軸線(第一、第三の 回転軸線s 1 、s 3 )を中心に回動し、第二、第四の補助能動ア ム22 2 、22 4 もそれぞれ、同一の回転軸線(第二、第四の 回転軸線s 2 、s 4 )を中心に回動するように構成されている。
 但し、第一、第三の副回転軸線s 1 、s 3 を離間して設け、第二、第四の副回転軸線s 2 、s 4 を離間して設けてもよい。例えば、主回転軸 線Oを中心として、第一、第三の副回転軸線s 1 、s 3 を180°離間した位置に配置し、第二、第四の 回転軸線s 2 、s 4 を180°離間した位置に配置することができる

 第一の主能動アーム21 1 の先端と第一の補助能動アーム22 1 の先端には、第一の主能動アーム21 1 と第一の補助能動アーム22 1 が回動可能に第一の規制部材25 1 が設けられている。
 この第一の規制部材25 1 には、第一の主従動アーム23 1 の根本部分と第一の補助従動アーム24 1 の根本部分が水平面内で回動可能に取り付け られており、更に、第一の主従動アーム23 1 の先端部分と第一の補助従動アーム24 1 の先端部分には、第一の主従動アーム23 1 と第一の補助従動アーム24 1 が水平面内で回動可能に第一の載置部15 1 が取り付けられている。

 同様に、第二、第四の主能動アーム21 2 、21 4 の先端と第二、第四の補助能動アーム22 2 、22 4 の先端には、第二、第四の主能動アーム21 2 、21 4 と第二、第四の補助能動アーム22 2 、22 4 が水平面内で回動可能に、第二、第四の規制 部材25 2 、25 4 がそれぞれ取り付けられている。

 また、第二、第四の規制部材25 2 、25 4 には、第二、第四の主従動アーム23 2 、23 4 の根本部分と第二、第四の補助従動アーム24 2 、24 4 の根本部分とが、水平面内で回動可能にそれ ぞれ取り付けられており、更に、第二、第四 の主従動アーム23 2 、23 4 の先端部分と第二、第四の補助従動アーム24 2 、24 4 の先端部分には、水平面内で回動可能に第二 、第四の載置部15 2 、15 4 がそれぞれ取り付けられている。

 本実施例では、第一~第四の規制部材25 1 ~25 4 上で、第一~第四の主従動アーム23 1 ~23 4 の根本部分は第一~第四の主能動アーム21 1 ~21 4 の先端部分と同じ場所に接続され、第一~第 の補助従動アーム24 1 ~24 4 の根本部分は第一~第四の補助能動アーム22 1 ~22 4 の先端部分と同じ場所に接続されており、第 一~第四の主能動アーム21 1 ~21 4 と第一~第四の主従動アーム23 1 ~23 4 は、それら中心軸線を通る同一の回動軸線廻 りにそれぞれ回動するように構成され、第一 ~第四の補助能動アーム22 1 ~22 4 と第一~第四の補助従動アーム24 1 ~24 4 も、それら中心軸線を通る同一の回動軸線廻 りにそれぞれ回動するように構成されている 。

 各能動及び従動アーム21 1 ~21 4 、22 1 ~22 4 、23 1 ~23 4 、24 1 ~24 4 の回動中心は鉛直であり、主回転軸線Oと第 ~第四の副回転軸線s 1 ~s 4 に対し、平行にされており、各アーム16 1 ~16 4 、21 1 ~21 4 、22 1 ~22 4 、23 1 ~23 4 、24 1 ~24 4 と第一~第四の載置部15 1 ~15 4 は、各アーム16 1 ~16 4 、21 1 ~21 4 、22 1 ~22 4 、23 1 ~23 4 、24 1 ~24 4 が回動すると、水平面内で移動できるように 構成されており、第一~第四の載置部15 1 ~15 4 にそれぞれ設けられた、後述する第一~第四 支持アーム18 1 ~18 4 の先端上に基板30を配置すると、基板30を運 することができる。

 特に、第一の駆動軸11 1 とA回転部材13とが同一角度同方向に回転する と、第一の副回転軸線s 1 と、第一の腕部20 1 内の各アーム21 1 、22 1 、23 1 、24 1 と、第一の規制部材25 1 と、第一の載置部15 1 とが、互いに相対的に静止した状態で一緒に 回転し、基板30は主回転軸線Oを中心に回転移 動する。

 しかし、このとき、A回転部材13に設けられ 第三の副回転軸線s 3 も同一方向に同一角度回転してしまうため、 第三の腕部20 3 上の基板30も移動してしまい、第一の載置部1 5 1 を第三の載置部15 3 上の基板30と独立して移動させることができ い。第二の載置部15 2 と第四の載置部15 4 との間も同様であり、独立して移動させるこ とができない。

 他方、A回転部材13とB回転部材14はそれぞれ 立に回転することができるから、第一の載 部15 1 と第二の載置部15 2 と独立して移動させることができる。第三の 載置部15 3 と第四の載置部15 4 の間も同じである。

 本発明では、第一、第二の腕部20 1 、20 2 を一組とし、第三、第四の腕部20 3 、20 4 を他の一組とすると、A回転部材13とB回転部 14との間の角度を変えることで、第一の載置 部15 1 と第二の載置部15 2 の間、又は第三の載置部15 3 と第四の載置部15 4 の間の距離や相対的な位置を変更することが できる。

 図4は、第一、第二の腕部20 1 、20 2 を示した平面図であり、図5は、第三、第四 腕部20 3 、20 4 を示した平面図である。図6は各部材の結合 態を示す模式図である。
 この図4~図6には、回動軸線間の距離や主回 軸線Oと回動軸線間の距離を示す符号が記載 されている。

 符号a 1 ~a 4 は、第一~第四の主能動アーム21 1 ~21 4 の第一~第四の規制部材25 1 ~25 4 に対する回動軸線であり、符号r 1 ~r 4 は第一~第四の補助能動アーム22 1 ~22 4 の第一~第四の規制部材25 1 ~25 4 に対する回動軸線である。
 各回転軸線O、s 1 ~s 4 と、各回動軸線a 1 ~a 4 、r 1 ~r 4 は、垂直に配置されている。

 第一~第四の腕部20 1 ~20 4 に関し、主回転軸線Oと、第一~第四の副回転 線s 1 ~s 4 と、回動軸線a 1 ~a 4 、r 1 ~r 4 を水平に結んで形成される四角形Os 1 r 1 a 1 、Os 2 r 2 a 2 、Os 3 r 3 a 3 、Os 4 r 4 a 4 は、平行四辺形(正方形、長方形、菱形を含 )になるように、軸線間の距離が設定されて る。

 更に、この実施例では、主回転軸線Oと第一 ~第四の主能動アーム21 1 ~21 4 の回動軸線a 1 ~a 4 間の距離Oa 1 ~Oa 4 は同一の距離Oaにされており、従って、それ 平行な、第一~第四の副回転軸線s 1 ~s 4 と、第一~第四の補助能動アーム22 1 ~22 4 の回動軸線r 1 ~r 4 間の距離s 1 r 1 ~s 4 r 4 も、主回転軸線Oと第一~第四の主能動アーム2 1 1 ~21 4 の回動軸線a 1 ~a 4 間の距離Oaと同一の距離srになっている(Oa=sr)

 同様に、第一~第四の主能動アーム21 1 ~21 4 と第一~第四の補助能動アーム22 1 ~22 4 間の距離に関し、主回転軸線Oと第一~第四の 回転軸線s 1 ~s 4 の距離Os 1 ~Os 4 は同一の距離Osにされており(上述したように 、この実施例では、第一、第三の副回転軸線 s 1 、s 3 は一致しており、第二、第四の副回転軸線s 2 、s 4 も一致している)、従って、第一~第四の主能 アーム21 1 ~21 4 の回動軸線a 1 ~a 4 と第一~第四の補助能動アーム22 1 ~22 4 の回動軸線r 1 ~r 4 間の距離a 1 r 1 ~a 4 r 4 は、その距離Osと同一の距離arになっている(O s=ar)。

 次に、図4~6中の符号c 1 ~c 4 は、第一~第四の主従動アーム23 1 ~23 4 の第一~第四の規制部材25 1 ~25 4 に対する回動軸線を示しており、符号d 1 ~d 4 は第一~第四の補助従動アーム24 1 ~24 4 の第一~第四の規制部材25 1 ~25 4 に対する回動軸線を示している(上述したよ に、この実施例では、第一~第四の主従動ア ム23 1 ~23 4 の回動軸線c 1 ~c 4 は第一~第四の主能動アーム21 1 ~21 4 の回動軸線a 1 ~a 4 と一致しており、第一~第四の補助従動アー 24 1 ~24 4 の回動軸線d 1 ~d 4 は第一~第四の補助能動アーム22 1 ~22 4 の回動軸線r 1 ~r 4 と一致している。)。

 また、符号h 1 ~h 4 は第一~第四の主従動アーム23 1 ~23 4 の第一~第四の載置部15 1 ~15 4 に対する回動軸線を示しており、符号i 1 ~i 4 は第一~第四の補助従動アーム24 1 ~24 4 の第一~第四の載置部15 1 ~15 4 に対する回動軸線を示している。

 各回動軸線c 1 ~c 4 、d 1 ~d 4 、h 1 ~h 4 、i 1 ~i 4 は、垂直に配置されており、第一~第四の主 動アーム23 1 ~23 4 の両端の回動軸線c 1 ~c 4 、h 1 ~h 4 と第一~第四の補助従動アーム24 1 ~24 4 の両端の回動軸線d 1 ~d 4 、i 1 ~i 4 を水平に結んで形成される四角形c 1 h 1 i 1 d 1 、c 2 h 2 i 2 d 2 、c 3 h 3 i 3 d 3 、c 4 h 4 i 4 d 4 が平行四辺形(正方形、長方形、菱形を含む) なるように、回動軸線間の距離が設定され いる。

 また、この実施例では、第一~第四の主従動 アーム23 1 ~23 4 に関し、その両端の回動軸線c 1 ~c 4 、h 1 ~h 4 間の距離c 1 h 1 ~c 4 h 4 は同一の距離chにされており、従って、第一~ 第四の補助従動アーム24 1 ~24 4 に関し、その両端の回動軸線d 1 ~d 4 、i 1 ~i 4 間の距離d 1 i 1 ~d 4 i 4 は、その距離chと同一の距離diになっている(c h=di)。

 同様に、第一~第四の規制部材25 1 ~25 4 と第一~第四の載置部15 1 ~15 4 に関し、第一~第四の規制部材25 1 ~25 4 上の回動軸線c 1 ~c 4 、d 1 ~d 4 間の距離c 1 d 1 ~c 4 d 4 は同一の距離cdにされており、従って、第一~ 第四の載置部15 1 ~15 4 上の回動軸線h 1 ~h 4 、i 1 ~i 4 間の距離h 1 i 1 ~h 4 i 4 は、その距離cdと同一の距離hiになっている(c d=hi)。

 第一~第四の主能動アーム21 1 ~21 4 を含む平行四辺形Os 1 r 1 a 1 、Os 2 r 2 a 2 、Os 3 r 3 a 3 、Os 4 r 4 a 4 中の第一~第四の回転アーム16 1 ~16 4 の両端の辺Os 1 ~Os 4 と、第一~第四の規制部材25 1 ~25 4 上の一辺a 1 r 1 ~a 4 r 4 とは平行であり、第一~第四の主従動アーム23 1 ~23 4 を含む平行四辺形c 1 h 1 i 1 d 1 、c 2 h 2 i 2 d 2 、c 3 h 3 i 3 d 3 、c 4 h 4 i 4 d 4 中の第一~第四の規制部材25 1 ~25 4 上の一辺c 1 d 1 ~c 4 d 4 は、一辺a 1 r 1 ~a 4 r 4 と平行にされている(ここでは、辺c 1 d 1 ~c 4 d 4 とa 1 r 1 ~a 4 r 4 とは一致しており、距離cd=距離arである)。

 A回転部材13やB回転部材14が静止し、従って 第一~第四の回転アーム16 1 ~16 4 が静止した状態で、第一~第四の駆動軸11 1 ~11 4 が回転すると、第一~第四の腕部20 1 ~20 4 の平行四辺形は変形する。

 各腕部20 1 ~20 4 の二個の平行四辺形Os 1 r 1 a 1 、Os 2 r 2 a 2 、Os 3 r 3 a 3 、Os 4 r 4 a 4 、c 1 h 1 i 1 d 1 、c 2 h 2 i 2 d 2 、c 3 h 3 i 3 d 3 、c 4 h 4 i 4 d 4 中の、互いに平行な四辺Os 1 ~Os 4 、a 1 r 1 ~a 4 r 4 、c 1 d 1 ~c 4 d 4 、h 1 i 1 ~h 4 i 4 の長さは等しいから、他の四辺Oa 1 ~Oa 4 、s 1 r 1 ~s 4 r 4 、c 1 h 1 ~c 4 h 4 、d 1 i 1 ~d 4 i 4 の長さが等しければ、第一~第四の載置部15 1 ~15 4 上の回動軸線を水平に結ぶ一辺は、その辺の 延長線上を直線移動する。

 第一~第四の載置部15 1 ~15 4 は直線移動する辺に対して固定されているか ら、A回転部材13やB回転部材14が静止した状態 で、第一~第四の駆動軸11 1 ~11 4 が回転すると、第一~第四の載置部15 1 ~15 4 は、その一辺の延長線上を直線移動する。

 他方、第一の駆動軸11 1 とA回転部材13が同一角度同一方向に回転する 場合には、第一の腕部20 1 と第一の載置部15 1 が、主回転軸線Oの廻りに同一方向に同一角 回転し、同様に、第二の駆動軸11 2 とB回転部材14、第三の駆動軸11 3 とA回転部材13、第四の駆動軸11 4 とB回転部材14が同一角度同一方向に回転する と、第二~第四の腕部20 2 ~20 4 と第二~第四の載置部15 2 ~15 4 は、主回転軸線O廻りに同一方向に同一角度 転するから、第一~第四の載置部15 1 ~15 4 は回転移動される。

 従って、直線移動と回転移動を組み合わせ と、第一~第四の載置部15 1 ~15 4 を所望の場所に移動させることができる。
 特に、第一、第二の腕部20 1 、20 2 を一組とし、第三、第四の腕部20 3 、20 4 を他の一組とすると、A回転部材13とB回転部 14との間の角度を変えることで、同じ組の載 置部15 1 ~15 4 間(第一の載置部15 1 と第二の載置部15 2 の間、又は第三の載置部15 3 と第四の載置部15 4 の間)の間隔や相対的な位置を変化させるこ ができるので、同じ処理室3~8内には同じ組 載置部15 1 ~15 4 を挿入するようにすると、二枚の基板30を一 に搬出入することができる。

 処理室3~8内に上下動可能な移載機構を設け おくと、搬入の際には、第一~第四の載置部 15 1 ~15 4 の先端に乗せた基板30を移載機構の上方に位 させ、移載機構を上昇させて第一~第四の載 置部15 1 ~15 4 上の基板を移載機構に移載し、搬出の際には 、移載機構上に乗せた基板30の下方に第一~第 四の載置部15 1 ~15 4 の先端を挿入し、移載機構を降下させて基板 30を第一~第四の載置部15 1 ~15 4 上に移載することができる。

 また、第一~第四の駆動軸11 1 ~11 4 と、A回転部材13と、B回転部材14とを上下移動 可能に構成しておき、搬入の際には、第一~ 四の載置部15 1 ~15 4 の先端に乗せた基板30を移載機構の上方に位 させ、第一~第四の載置部15 1 ~15 4 を降下させて第一~第四の載置部15 1 ~15 4 上の基板30を移載機構に移載し、搬出の際に 、移載機構上に乗せた基板30の下方に第一~ 四の載置部15 1 ~15 4 の先端を挿入し、第一~第四の載置部15 1 ~15 4 を上昇させて載置部15 1 ~15 4 上に基板30を移載することができる。

 なお、各アーム16 1 ~16 4 、21 1 ~21 4 、22 1 ~22 4 、23 1 ~23 4 、24 1 ~24 4 は異なる高さに配置されており、第一~第四 規制部材25 1 ~25 4 や第一~第四の載置部15 1 ~15 4 と異なる高さのアーム16 1 ~16 4 、21 1 ~21 4 、22 1 ~22 4 、23 1 ~23 4 、24 1 ~24 4 は、鉛直に配置された連結管27 1 ~27 4 によって、第一~第四の規制部材25 1 ~25 4 や第一~第四の載置部15 1 ~15 4 に接続されている。

 各アーム16 1 ~16 4 、21 1 ~21 4 、22 1 ~22 4 、23 1 ~23 4 、24 1 ~24 4 と各載置部15 1 ~15 4 は、高さが異なるため、第一~第四の載置部15 1 ~15 4 が水平面内で移動する際に、各アーム16 1 ~16 4 、21 1 ~21 4 、22 1 ~22 4 、23 1 ~23 4 、24 1 ~24 4 と各載置部15 1 ~15 4 が衝突しないようになっている。

 各腕部20 1 ~20 4 の二個の平行四辺形Os 1 r 1 a 1 、Os 2 r 2 a 2 、Os 3 r 3 a 3 、Os 4 r 4 a 4 、c 1 h 1 i 1 d 1 、c 2 h 2 i 2 d 2 、c 3 h 3 i 3 d 3 、c 4 h 4 i 4 d 4 の辺のうち、四辺Os 1 ~Os 4 、a 1 r 1 ~a 4 r 4 、c 1 d 1 ~c 4 d 4 、h 1 i 1 ~h 4 i 4 の長さが等しく、(Os=ar=cd=hi)、一辺(a 1 r 1 ~a 4 r 4 、c 1 d 1 ~c 4 d 4 )を共通にしている(他の四辺Oa 1 ~Oa 4 、s 1 r 1 ~s 4 r 4 、c 1 h 1 ~c 4 h 4 、d 1 i 1 ~d 4 i 4 の長さも等しい(Oa=sr=ch=di))。

 この場合、主回転軸線Oを中心に、第一、第 三の副回転軸線s 1 、s 3 を主回転軸線Oの片側に配置し、第二、第四 副回転軸線s 2 、s 4 を反対側に配置し、主回転軸線Oと、第一~第 の副回転軸線s 1 ~s 4 とを同一の鉛直面内に位置させると、第一~ 四の載置部15 1 ~15 4 上の回動軸線h 1 ~h 4 、i 1 ~i 4 もその鉛直面内に位置する。

 第一、第三の規制部材25 1 、25 3 は、その鉛直面の片側に位置し、第二、第四 の規制部材25 2 、25 4 は反対側に位置しており、第一~第四の載置 15 1 ~15 4 には、鉛直面の、第一~第四の規制部材25 1 ~25 4 が配置された側に伸びた第一~第四の支持ア ム18 1 ~18 4 が設けられており、第一~第四の支持アーム18 1 ~18 4 の先端には基板30を配置できるように構成さ ている。

 主回転軸線Oと、第一~第四の副回転軸線s 1 ~s 4 とが同一の鉛直面内に位置する状態では、第 一~第四の載置部15 1 ~15 4 上に配置された基板30は、その鉛直面と交差 ず、互いに離間して位置するようにされて る。

 また、第一の載置部15 1 と第二の載置部15 2 は、主回転軸線Oを通り、前記鉛直面に対し 垂直な平面に対して同じ側に位置しており 第一、第二の載置部15 1 、15 2 が同一方向に同距離直線移動すると、第一、 第二の載置部15 1 、15 2 が同一の処理室3~8内に挿入又は抜去されるよ うに構成されている。

 同様に、第三の副回転軸線s 3 と、第四の副回転軸線s 4 が、主回転軸線Oを中心にして反対側にあり 第三の副回転軸線s 3 と、第四の副回転軸線s 4 と、主回転軸線Oとが同一平面上にある場合 第三の載置部15 3 と第四の載置部15 4 は、その平面に対して互いに反対側に位置し ており、且つ、主回転軸線Oを通り、その平 とは垂直な平面に対して同じ側に位置して る。

 この例では、第一、第三の副回転軸線s 1 、s 3 は一致しており、第二、第四の副回転軸線s 2 、s 4 も一致しているが、第一、第二の載置部15 1 、15 2 は、主回転軸線Oを通り、第一、第三の副回 軸線s 1 、s 3 と主回転軸線Oと第二、第四の副回転軸線s 2 、s 4 を通る平面に対して垂直な平面を中央にして 、第三、第四の載置部15 3 、15 4 とは、反対側に位置している。

 従って、一台の処理室3~8内に第一の載置部1 5 1 と第二の載置部15 2 、又は、第三の載置部15 3 と第四の載置部15 4 を搬入すると、一回の搬入動作で二枚の基板 30を処理室3~8内に搬入又は搬出することがで る。

 なお、第一の補助能動アーム22 1 と第三の補助能動アーム22 3 が成す角度と、第二の補助能動アーム22 2 と第四の補助能動アーム22 4 が成す角度は等しくされており、従って、第 一、第二の補助能動アーム22 1 、22 2 が成す角度と、第三、第四の補助能動アーム 22 3 、22 4 が成す角度は等しい。

 また、上記実施例では、各回転軸線O、s 1 ~s 4 間をアーム16 1 ~16 4 、21 1 ~21 4 、22 1 ~22 4 、23 1 ~23 4 、24 1 ~24 4 によって、距離が変化しないように連結した が、アームではなく、ギヤで連結することが できる。また、ベルトによって回転力を伝達 させてもよい。

 上記実施例では、第一~第四の腕部20 1 ~20 4 及び第一~第四の載置部15 1 ~15 4 を有する基板搬送ロボット10について説明し が、本発明の基板搬送ロボットは、第三、 四の載置部15 3 、15 4 を設けず、副回転軸線が別の回転部材(A回転 材とB回転部材)に設けられた第一、第二の 部20 1 、20 2 、及び第一、第二の載置部15 1 、15 2 によって基板搬送ロボットを構成してもよい 。
 また、第二、第四の載置部15 2 、15 4 を設けず、副回転軸線が同じ回転部材(A回転 材又はB回転部材)に設けられている第一、 三の腕部20 1 、20 3 、及び第一、第三の載置部15 1 、15 3 によって基板搬送ロボットを構成してもよい 。この場合、第一、第三の副回転軸線s 1 、s 3 は離間した位置に配置してもよいし、一致し た位置に配置してもよい。