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Patent Searching and Data


Title:
SUPPORT STRUCTURE FOR OPERATION KNOB AND ELECTRONIC APPARATUS WITH THE SUPPORT STRUCTURE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/084115
Kind Code:
A1
Abstract:
A support structure for an operation knob, which, when a predetermined force acts on a body section in its mounting on an instrument panel whose surface tilts, allows a weak portion to break, causing the operation knob to reliably sink to a position where the amount of projection of the operation knob from the body section is equal to or less than a predetermined amount. An AV apparatus (1) has a case (2) and the support structure (12). The support structure (12) has the operation knob (15), a support section (21), and the weak section (22). The support section (21) supports the operation knob (15). The weak section (22) breaks when a force F pressing the operation knob (15) toward a front face (2a) of the case exceeds a predetermined level. The operation knob (15) is provided with a tilt restriction section (26). When the weak section (22) breaks, an end surface (26a) becomes intimately superposed on a surface (36a) of a printed circuit board (36) of the support section (21) to restrict a tilt of the operation knob (15).

Inventors:
YOSHIDA TAKANORI (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/075326
Publication Date:
July 09, 2009
Filing Date:
December 28, 2007
Export Citation:
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Assignee:
PIONEER CORP (JP)
YOSHIDA TAKANORI (JP)
International Classes:
H01H19/14; B60R11/02; G05G1/08
Foreign References:
JP2006210288A2006-08-10
JPH0583817U1993-11-12
JPH0439608U1992-04-03
JP2006210288A2006-08-10
Other References:
See also references of EP 2237297A4
Attorney, Agent or Firm:
TAKINO, Hideo et al. (Hiroo SK bldg.36-13, Ebisu 2-chom, Shibuya-ku Tokyo 13, JP)
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Claims:
 鉛直方向に対して傾いて配置される本体部の外表面から突出しかつ当該本体部に対して変位自在に設けられた操作ノブと、
 前記操作ノブを支持する支持部材と、
 前記支持部材を設置した設置部材と、
 前記操作ノブが前記外表面に向かって水平方向に押圧される力が予め定められた所定の力を超えると破断して前記操作ノブが前記本体部の外表面に没することを許容する脆弱部と、
 前記脆弱部が破断した際に前記設置部材に当接して前記操作ノブの傾きを規制する傾き規制部と、
 を備えたことを特徴とする操作ノブの支持構造。
 前記設置部材が、前記本体部の外表面と平行な平坦面を備え、かつ、
 前記傾き規制部が、前記平坦面と平行でかつ前記脆弱部が破断すると当該平坦面上に密に重なる第2平坦面を備えていることを特徴とする請求項1記載の操作ノブの支持構造。
 前記支持部材が、スイッチ本体と、当該スイッチ本体から突没自在に設けられた操作軸と、を有したスイッチであり、
 前記操作ノブが、前記操作軸の外周に取り付けられる取付部材と、前記取付部材の外周に取り付けられて前記本体部外に露出するとともに当該取付部材との間に前記脆弱部を設けた露出部材と、を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の操作ノブの支持構造。
 前記取付部材が、前記露出部材の内周面に係止する係止部を備えたことを特徴とする請求項3記載の操作ノブの支持構造。
 外表面が鉛直方向に対して傾いて配置され、かつ変位自在な操作ノブを前記外表面から突出して設けた本体部を備えた電子機器において、
 前記操作ノブの支持構造として、請求項1乃至請求項4のうちいずれか一項に記載の操作ノブの支持構造を備えたことを特徴とする電子機器。
Description:
操作ノブの支持構造及び該操作 ブの支持構造を備えた電子機器

 本発明は、例えば、AV機器などの各種の 子機器などの操作ノブの支持構造及び該操 ノブの支持構造を備えた電子機器に関する

 例えば、自動車に搭載され、かつCD(Compact  Disk)などの光ディスクに記録された情報を み出して再生するAV機器などの電子機器には 、欧州内突規制ECE No.21内装部品の車両許可 関する統一規制に準拠することが求められ いる。

 この規制は、自動車のインストルメント ネル(以下、インパネと呼ぶ)の表面や当該 ンパネに取り付けられる電子機器の本体部 しての機器本体の前面(外表面に相当)からの スイッチなどの操作ノブの突出量が9.5mmなど 予め定められた値以下であるか、前記操作 ブに対して自動車の前後方向(水平方向)に いかつ当該操作ノブを前述した表面や前面 対して押圧する例えば382Nなどの予め定めら た力が作用した場合に、操作ノブが前記表 や前面に没する方向に変位して、当該操作 ブの前記表面や前面からの突出量が前述し 9.5mmなどの予め定められた値以下となるこ が求められている。

 前述した規制を満足するために、従来か 種々の操作ノブの支持構造100(図1に示し、 えば、特許文献1参照)が用いられてきた。図 1に例示された操作ノブの支持構造100は、前 した電子機器の機器本体101に対して操作ノ 102を変位自在に支持する支持部103と、脆弱 104とを備えている。操作ノブ102は、ノブ本 105と、化粧板106とを備えている。

 ノブ本体105は、それぞれが円筒状に形成 れかつ互いに同軸に設けられた内筒112と外 113とこれらの筒112,113同士を連結した円環状 の連結部114とを一体に備えている。化粧板106 は、円板状に設けられ、外筒113の機器本体101 外に露出する側の端に取り付けられている。 化粧板106は、内筒112の端と間隔をあけている 。また、電子機器は、前述したインパネに取 り付けられると、機器本体101の前面101aがイ パネの表面と平行になる。

 支持部103は、前記機器本体101内に収容さ かつ当該機器本体101の前面101aと平行に固定 された印刷配線板107と、当該印刷配線板107に 実装されたスイッチ装置108とを備えている。 スイッチ装置108は、印刷配線板107に固定され たスイッチ本体109と、このスイッチ本体109か ら突出しかつこのスイッチ本体109に対して回 転する方向や突没する方向に変位自在に設け られた操作軸110とを備えている。操作軸110は 、円柱状に形成され、前述した内筒112内に圧 入されて、操作ノブ102が取り付けられている 。このため、操作ノブ102は、操作軸110により その軸芯回りに回転する方向や前面101aに対 て突没する方向に変位自在即ち機器本体101 対して変位自在となっている。また、操作 ブ102は、機器本体101の前面101aに対して直交 た格好となる。

 脆弱部104は、操作ノブ102の化粧板106から間 をあけ、かつ内筒112の化粧板106寄りの端か 内周方向に突出した突部111を備えている。 弱部104は、操作ノブ102に対して、前述した 平方向の予め定められた力が作用すると、 部111と内筒112の内周面との間が破断するこ で、操作ノブ102の機器本体101の前面101aから の突出量を前述した予め定められた値以下と するようになっている。

特開2006-210288号公報

 前述した自動車のインパネは、当該自動 のデザイン上の多種多様性により、前記表 が鉛直方向と平行ではなく、上方に向かう したがって自動車の前方に向かう方向に傾 していることが多い。このように表面が傾 したインパネに電子機器を取り付けると、 論、電子機器の機器本体101の前面101aも、前 述したインパネの表面と平行になって傾いて しまう。すると、勿論、スイッチ装置108の操 作軸110の長手方向も、自動車の前後方向(水 方向)に対して傾いてしまう。

 このため、前述した方向の力を操作ノブ1 02に加えると、まず、操作軸110がスイッチ本 109に没した後に、図2に示すように、操作ノ ブ102の化粧板106の外表面が鉛直方向と平行に なる方向に、当該操作ノブ102がスイッチ装置 109に対して回転してしまう。この場合、脆弱 部104に突部111が破断しても、特に、操作ノブ 102の上端の前面101aからの突出量が予め定め れた値を越えてしまい、前述した規制を満 することができないことが考えられる。

 したがって、本発明の目的は、例えば、 面が傾いたインパネに本体部が取り付けら た際に、予め定められた力が作用すると、 弱部が破断して、操作ノブが本体部からの 出量が予め定められた以下まで確実に没す ことを可能とする操作ノブの支持構造及び 操作ノブの支持構造を備えた電子機器を提 することにある。

 前述した課題を解決し目的を達成するた に、請求項1に記載の本発明の操作ノブの支 持構造は、鉛直方向に対して傾いて配置され る本体部の外表面から突出しかつ当該本体部 に対して変位自在に設けられた操作ノブと、 前記操作ノブを支持する支持部材と、前記支 持部材を設置した設置部材と、前記操作ノブ が前記外表面に向かって水平方向に押圧され る力が予め定められた所定の力を超えると破 断して前記操作ノブが前記本体部の外表面に 没することを許容する脆弱部と、前記脆弱部 が破断した際に前記設置部材に当接して前記 操作ノブの傾きを規制する傾き規制部と、を 備えたことを特徴としている。

従来の操作ノブの支持構造の断面図で る。 図1に示された操作ノブに水平方向の押 圧する力が作用した状態を示す断面図である 。 本発明の一実施例にかかる操作ノブの 持構造を備えたAV機器を示す斜視図である 図3に示された操作ノブの支持構造の断 面図である。 図4に示された操作ノブに水平方向の押 圧する力が作用した状態を示す断面図である 。 図5に示された操作ノブの支持構造の脆 弱部が破断した状態を示す断面図である。

符号の説明

 1 AV機器(電子機器)
 2 ケース(本体部)
 2a 前面(外表面)
 12 操作ノブの支持構造
 15 操作ノブ
 22 脆弱部
 23 取付部材
 24 露出部材
 26 傾き規制部
 26a 端面(第2平坦面)
 27 係止部
 36 印刷配線板(設置部材)
 36a 表面(平坦面)
 37 スイッチ(支持部材)
 39 スイッチ本体
 40 操作軸
 F 押圧される力

 以下、本発明の一実施形態を説明する。 発明の一実施形態にかかる操作ノブの支持 造は、脆弱部が破断すると設置部材に当接 て操作ノブが傾くことを規制する傾き規制 を設けているので、脆弱部が破断すると、 き規制部が設置部材に確実に当接して、操 ノブが傾かなくなる。したがって、予め定 られた所定の力が操作ノブに作用すると確 に脆弱部が破断することになり、操作ノブ 本体部から突出量が予め定められた値以下 なるまで確実に本体部に対して没すること なる。

 また、本発明では、傾き規制部が、設置 材の平坦面に密に重なる第2平坦面を備えて いても良い。この場合、脆弱部が破断すると 、平坦面と第2平坦面とが互いに密に重なる で、操作ノブが確実に傾くことを防止でき 。

 さらに、操作ノブが、支持部材としての イッチの操作軸の外周に取り付けられる取 部材と、取付部材に外周に取り付けられる ともに当該取付部材との間に脆弱部を設け 露出部材を備えても良い。このため、水平 向に沿いかつ外表面に向かう力が操作ノブ 露出部材に作用して、当該露出部材が脆弱 を中心として傾こうとしても、この脆弱部 取付部材との間が大径となって露出部材を 定して保持するので、当該露出部材が傾く とを防止できる。したがって、露出部材即 操作ノブが、本体部に対してより傾かなく る。

 また、取付部材が露出部材の内周面に係 する係止部を備えても良い。この場合、水 方向に沿いかつ外表面に向かう力が作用し 操作ノブの露出部材が回転しないように係 部を介して取付部材が当該露出部材を支持 ることとなる。

 さらに、本発明では、前述した操作ノブ 支持構造を備えた電子機器としても良い。 の場合、電子機器は、前述した操作ノブの 持構造を備えているので、脆弱部が、予め められた所定の力が操作ノブに作用すると 実に破断することになり、操作ノブが本体 から突出量が予め定められた値以下となる で確実に本体部に対して没することになる

 本発明の一実施例を、図3ないし図6に基 いて説明する。本発明の一実施例に係る電 機器としてのAV(Audio-Visual)機器1は、移動体と しての自動車のインストルメントパネル(図3 に二点鎖線で示し、以下、インパネと呼ぶ) Pなどに装着される。以下、後述するCDやMDの 面と平行でかつこれらのCDやMDの出し入れす る方向と平行な矢印Yを奥行き方向と呼び、CD やMDの表面と平行でかつ前記奥行き方向Yに対 し直交する矢印Xを幅方向と呼び、前記奥行 方向Yと幅方向Xとの双方に対し直交する矢印 Zを厚み方向と呼ぶ。また、インパネPの表面P aは、上方に向かうにしたがって前記自動車 前方に向かうように、鉛直方向に対して傾 ている。

 AV機器1は、図3に示すように、本体部とし てのケース2と、再生装置としてのCD(Compact Di sc)プレーヤ3と、再生装置としてのMD(Mini disc) プレーヤ4と、ラジオ放送を受信するAM/FMチュ ーナ5と、表示部6と、操作部7とを備えている 。

 ケース2は、合成樹脂で構成されたフロン トパネル18aと、板金で構成されたケース本体 18bとを備えて、箱状に形成されている。ケー ス2は、ケース本体18bの図3中手前側にフロン パネル18aが取り付けられた状態で、前述し インパネPに取り付けられる。ケース2は、 ース本体18bが前述したインパネPに取り付け れて、フロントパネル18aが外部に露出しか 乗員(使用者ともいう)に相対する。ケース2 図1中手前側に位置するフロントパネル18aの 露出する外表面としての前面2aは、ケース2が インパネPに取り付けられると、当該インパ Pの表面Paと平行になる。このため、前面2aは 、鉛直方向との角度が予め定められた状態で 、当該鉛直方向に対して傾いて配置される。

 また、フロントパネル18aの前面2aには、CD 用挿入口8と、MD用挿入口9と、操作部用孔13と が開口している。

 CD用挿入口8は、内側にCDを通して、該CDを ケース2即ちCDプレーヤ3に出し入れする。MD用 挿入口9は、内側にMDを通して、該MDをケース2 即ちMDプレーヤ4に出し入れする。操作部用孔 13は、前記フロントパネル18aを貫通している 操作部用孔13即ちフロントパネル18aは、操 部7の後述する操作ボタン11を収容するとと に、前記前面2aに対して直交する奥行き方向 Yに沿って、当該操作ボタン11を移動自在に支 持する。

 また、ケース2には、図4に示すように、 14と、構造固定部16とが設けられている。孔1 4は、前面2aに開口し、かつ平面形状が丸形に 形成されている。構造固定部16は、内側筒部1 9と、支持柱20とを備えている。内側筒部19は 円筒状に形成されかつ孔14の内縁部からケ ス2の内側に向かって立設している。

 支持柱20は、内側筒部19の外側でかつ当該 内側筒部19の図4中の上方と下方とのそれぞれ に設けられているとともに、前面2aからケー 2の内側に向かって立設している。支持柱20 前面2aから離れた側の先端部には、後述す 印刷配線板36が固定される。

 CDプレーヤ3は、ケース2に挿入されたCDの 報を読み出して、音声として出力する。MD レーヤ4は、ケース2に挿入されたMDの情報を み出して、音声として出力する。AM/FMチュ ナ5は、ラジオ放送を受信して、音声として 力する。これらのプレーヤ3,4及びチューナ5 は、操作部7に設けられた後述する操作ボタ 11等を使用者が押圧することによって動作す る。

 表示部6は、前述したフロントパネル18aの 前面2aから露出しかつ当該フロントパネル18a 取り付けられた蛍光表示管などからなる情 を表示する表示パネル10を備えている。表 部6は、表示パネル10に再生中のCDやMDのプロ ラムやチューナ5が受信中の放送局名などの 情報を表示する。

 操作部7は、複数の操作ボタン11と、一つ 操作ノブの支持構造(以下、単に支持構造と 記し、図4乃至図6に示す)12などを備えている 操作ボタン11は、操作部用孔13内に収容され 、前記前面2aに対して直交する方向に沿って ライド自在に取り付けられたボタン本体と ケース2内に設けられた図示しない印刷配線 板に実装されたスイッチとを備えている。ス イッチは、ボタン本体を前面2aから突出する 向に付勢している。操作ボタン11は、スイ チの付勢力に抗して、押圧操作されること 、前述したプレーヤ3,4及びチューナ5などを 作させる。

 支持構造12は、図4に示すように、前述し AV機器1のケース2に対して変位自在に設けら れた操作ノブ15と、当該操作ノブ15を変位自 に支持する支持部21と、脆弱部22と、を備え いる。

 操作ノブ15は、図4に示すように、取付部 23と、露出部材24とを備えている。取付部材 23は、円筒状(即ち筒状)の部材本体25と、傾き 規制部26と、係止部27とを一体に備えている

 部材本体25は、その内径が後述するスイ チ37の操作軸40の先端部の外径と略等しく形 されている。部材本体25は、操作軸40の先端 部の外周に嵌合するなどして、当該操作軸40 外周に取り付けられる。

 傾き規制部26は、部材本体25の後述する印 刷配線板36側の端(ケース2の奥寄りの端)から 該印刷配線板36に向かって延在している。 示例では、傾き規制部26は、部材本体25の全 に亘って設けられている。即ち、傾き規制 26は、円筒状に形成されている。また、傾 規制部26の印刷配線板36と相対する端面26aは 平坦に形成され、かつスイッチ37の操作軸40 が後述するスイッチ本体39から突出した状態 印刷配線板36の表面36aから間隔をあけかつ 行に形成されている。

 なお、この操作軸40がスイッチ本体39から 突出した状態における端面26aと印刷配線板36 表面36aとの間隔は、スイッチ37の操作軸40が スイッチ本体39から突没することを許容する ともに、脆弱部22の後述する突部41が破断し た際に印刷配線板36の表面36aに密に重なるこ ができる間隔となっている。即ち、端面26a 、印刷配線板36の表面36aに近接に配置され いる。なお、この端面26aは、請求の範囲に 載された第2平坦面をなしている。

 係止部27は、傾き規制部26の端面26a寄りの 先端からケース2の前面2a即ち印刷配線板36か 離れる方向に延在した係止部本体28と、当 係止部本体28の前面2a寄りの先端部に設けら た係止爪29とを一体に備えている。

 係止部本体28は、傾き規制部26の先端の全 周に連なっている。即ち、係止部本体28は、 筒状に形成されている。係止部本体28は、 き規制部26からケース2の前面2aに向かうにし たがって外周方向に延在している。係止爪29 、係止部本体28の前記先端部から内側筒部19 に向かって即ち外周方向に突に形成されて、 露出部材24の後述する係止爪34と互いに係止 る。即ち、係止部27は、係止爪29が係止爪34 係止することで、露出部材24の内周面に係止 する。

 露出部材24は、有底筒状の部材本体30と、 内側支持筒31とを一体に備えている。部材本 30は、円板状の板部32と、当該板部32の外縁 ら立設した筒部33とを一体に備えている。 材本体30は、筒部33の先端に当該筒部33の内 面から突でかつ係止爪29に係止する係止爪34 設けている。

 また、係止部27の係止爪29は、操作ノブ15 露出部材24に自動車の前後方向(水平方向)に 沿って前面2aに向かって押圧される力F(図5中 矢印で示す)が作用して、脆弱部22の突部41 図4中下方に位置する部分を中心として、露 部材24が回転しよう(傾こう)としても、係止 爪29との係止が解除されない強度を有して形 されている。

 内側支持筒31は、円筒状に形成され、立 片35を介して板部32から立設している。内側 持筒31は、板部32と間隔をあけて設けられて いる。内側支持筒31は、取付部材23の部材本 25の外周に嵌合するなどして、当該部材本体 25即ち取付部材23に取り付けられる。

 支持部21は、ケース2内に収容され、設置 材としての印刷配線板36と、当該印刷配線 36に実装(設置)された支持部材としてのスイ チ37とを備えている。

 印刷配線板36は、絶縁性の基板38と、当該 基板38の表面上に形成された導体パターンと 備えている。印刷配線板36は、その表面36a 前面2aと平行な状態で、支持柱20の先端に固 される。なお、印刷配線板36の表面36aは、 求の範囲に記載された平坦面をなしている

 スイッチ37は、印刷配線板36に固定された スイッチ本体39と、このスイッチ本体39から 出しかつこのスイッチ本体39に対して回転す る方向及び突没する方向に変位自在に設けら れた操作軸40とを備えている。操作軸40は、 柱状に形成され、前述した取付部材23の部材 本体25内に圧入されて、操作ノブ15が取り付 られている。こうして、スイッチ37は、操作 ノブ15を支持している。操作ノブ15は、操作 40によりその軸芯回りに回転する方向と前面 2aに対して突没する方向に変位自在即ちケー 2に対して変位自在に設けられているととも に、勿論、前面2aから突出している。なお、 作ノブ15の前面2aからの突出量は、欧州内突 規制ECE No.21内装部品の車両許可に関する統 規制で定められた9.5mmなどの予め定められた 値よりも十分に大きな値となっている。さら に、操作ノブ15の板部32は、前記前面2aなどと 平行に配置されている。

 脆弱部22は、操作ノブ15の露出部材24の板 32から間隔をあけ、内側支持筒31の内周面か ら突出した突部41を備えて、図示例では、操 ノブ15の露出部材24に一体に設けられている 。突部41は、取付部材23の部材本体25の先端面 上に重ねられる。このように、突部41が内側 持筒31の内周面から突出して設けられて取 部材23の部材本体25の先端面上に重ねられる とを、本発明では、脆弱部22が、取付部材23 と露出部材24との間に設けられているという 脆弱部22は、操作ノブ15に対して、自動車の 前後方向(水平方向)に沿って前面2aに向かっ 、予め定められた所定の力を超えた力(図5中 に矢印Fで示す)が作用すると、突部41と内側 持筒31の内周面との間が破断する。そして、 脆弱部22は、傾き規制部26の端面26aが印刷配 板36の表面36aに密に重なり、取付部材23が露 部材24の板部32に近接して、操作ノブ15のケ ス2の前面2aからの突出量を前述した予め定 られた値以下となる位置まで、当該操作ノ 15が孔14即ちフロントパネル18aの前面2aに没 ることを許容する。このように、脆弱部22 、突部41が破断することで、操作ノブ15が孔1 4内即ちフロントパネル18aの前面2aに没するこ とを許容する。

 前述した支持構造12は、スイッチ37を実装 した印刷配線板36が支持柱20に取り付けられ 、組み立てられる。そして、操作ノブ15が、 スイッチ37の操作軸40に取り付けられる。す と、印刷配線板36の表面36aがフロントパネル 18aの前面2aと平行になるとともに、スイッチ3 7の操作軸40の長手方向が前面2aに対して直交 た状態に配置されている。なお、このとき 脆弱部22の突部41が取付部材23の部材本体25 先端面に重なり、傾き規制部26の端面26aが印 刷配線板36の表面36aと平行でかつ近接しなが 間隔をあけて配置される。

 支持構造12は、操作ノブ15が押圧されると 、この押圧されたことをスイッチ37が検出し 、AV機器1全体の電源をオン・オフし、操作 ブ15が軸芯回りに回転されると、この回転 れたことをスイッチ37が検出して、再生中又 は受信中のプログラムの音量を調整するため に用いられる。

 そして、支持構造12は、操作ノブ15に、自 動車の前後方向(水平方向)に沿って、当該操 ノブ15をフロントパネル18aの前面2aに向かっ て押圧される力F(図5中に矢印で示す)が作用 ると、まず、図5に示すように、スイッチ37 操作軸40がスイッチ本体39内に没する。そし 、スイッチ37の操作軸40の先端部の外周に取 付部材23が嵌合し、かつ当該取付部材23の外 に露出部材24の内側支持筒31が嵌合している ともに、係止爪29,34が互いに係止している で、露出部材24即ち操作ノブ15がケース2に対 して傾くことなく、脆弱部22の突部41が内側 持筒31の内周面から破断する。

 そして、前述した力Fによって、取付部材 23の部材本体25の外周面と露出部材24の内側支 持筒31の内周面により案内されて、露出部材2 4が孔14内即ち前面2aに没する方向に移動して 端面26aが印刷配線板36の表面36aに密に重な 。これらの端面26aと表面36aとが互いに密に なると、露出部材24が確実にケース2に対し 傾くことなく、取付部材23の部材本体25の外 面と露出部材24の内側支持筒31の内周面によ り案内されて、露出部材24が孔14内即ち前面2a に没する方向に移動する。こうして、即ち、 傾き規制部26は、支持部21の印刷配線板36に当 接して、操作ノブ15の回転を規制する。そし 、図6に示すように、勿論、操作ノブ15の前 2aからの突出量Tが、前述した所定の値を下 る。

 本実施例によれば、脆弱部22の突部41が破 断すると支持部21の印刷配線板36に当接して 作ノブ15がケース2に対して傾くことを規制 る傾き規制部26を設けているので、脆弱部22 突部41が破断すると、傾き規制部26が支持部 21に確実に当接して、操作ノブ15が傾かなく る。したがって、予め定められた所定の力 操作ノブ15に作用すると確実に脆弱部22が破 することになり、操作ノブ15が部材本体30か ら突出量が予め定められた値以下となるまで 確実にケース2に没することになる。

 また、傾き規制部26が、支持部21の印刷配 線板36の表面36aに密に重なる第2平坦面として の端面26aを備えている。このため、脆弱部22 突部41が破断すると、印刷配線板36の表面36a と傾き規制部26の端面26aとが互いに密に重な ので、操作ノブ15が確実に傾くことを防止 きる。

 さらに、操作ノブ15が、支持部21のスイッ チ37の操作軸40の外周に取り付けられる取付 材23と、取付部材23の外周に取り付けられる ともに当該取付部材23との間に脆弱部22を設 けた露出部材24とを備えている。このため、 平方向に沿いかつ前面2aに向かう力Fが操作 ブ15の露出部材24に作用して、当該露出部材 24が脆弱部22を中心として傾こうとしても、 の脆弱部22と取付部材23との間が大径となっ 露出部材24を安定して保持するので、当該 出部材24が傾くことを防止できる。したがっ て、露出部材24即ち操作ノブ15が、ケース2に してより傾かなくなる。

 また、取付部材23が露出部材24の内周面に 係止する係止部27を備えている。このため、 平方向に沿いかつ前面2aに向かう力が作用 た操作ノブ15の露出部材24が回転しないよう 係止部27を介して取付部材23が当該露出部材 24を支持することとなる。したがって、露出 材24即ち操作ノブ15が、ケース2に対してよ 一層傾かなくなる。

 さらに、AV機器1は、前述した操作ノブの 持構造12を備えているので、予め定められ 所定の力が操作ノブ15に作用すると、脆弱部 22が確実に破断することになり、操作ノブ15 フロントパネル18aから突出量Tが予め定めら た値以下となるまで確実にフロントパネル1 8aに対して没することになる。

 前述した実施例では、操作ノブ15を取付 材23と露出部材24とで構成している。しかし がら、本発明では、操作ノブ15を一つの物 で構成しても良い。また、前述した実施例 は、傾き規制部26に印刷配線板36の表面36aと 行な端面26aを形成している。しかしながら 本発明では、傾き規制部26は、印刷配線板36 の表面36aなどの支持部21の表面と平行な平坦 を備えていなくても良い。要するに、本発 では、露出部材24即ち操作ノブ15が孔14内に する際に、傾き規制部26が、操作ノブ15に支 持部21に当接して、当該操作ノブ15の回転を 制すれば良い。

 前述した実施例では、電子機器として自 車に取り付けられるAV機器1を示している。 かしながら、本発明では、AV機器1に限らず 種々の電子機器に適用しても良い。

 前述した実施例によれば、以下の支持構 12が得られる。

 (付記) 鉛直方向に対して傾いて配置される ケース2の前面2aから突出しかつ当該ケース2 対して変位自在に設けられた操作ノブ15と、
 前記操作ノブ15を支持するスイッチ37と、
 前記スイッチを設置した印刷配線板36と、
 前記操作ノブ15が前記前面2aに向かって水平 方向に押圧される力Fが予め定められた所定 力を超えると破断して前記操作ノブ15が前記 ケース2の前面2aに没することを許容する脆弱 部22と、
 前記脆弱部22が破断した際に前記印刷配線 36に当接して前記操作ノブ15の傾きを規制す 傾き規制部26と、
 を備えたことを特徴とする操作ノブの支持 造12。

 付記によれば、脆弱部22が破断すると印 配線板36に当接して操作ノブ15の傾きを規制 る傾き規制部26を設けているので、脆弱部22 が破断すると、傾き規制部26が印刷配線板36 確実に当接して、操作ノブ15が傾かなくなる 。したがって、予め定められた所定の力が操 作ノブ15に作用すると確実に脆弱部22が破断 ることになり、操作ノブ15が部材本体30から 出量が予め定められた値以下となるまで確 にケース2に没することになる。

 なお、前述した実施例は本発明の代表的 形態を示したに過ぎず、本発明は、実施例 限定されるものではない。即ち、本発明の 子を逸脱しない範囲で種々変形して実施す ことができる。