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Patent Searching and Data


Title:
SUPPORTING STRUCTURE OF OPERATION KNOB AND ELECTRONIC EQUIPMENT INCLUDING THE SUPPORTING STRUCTURE OF THE OPERATION KNOB
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/081493
Kind Code:
A1
Abstract:
A supporting structure of an operation knob is provided,and when a main body is installed on an instrument panel with an inclined surface and a predetermined force is applied, the supporting structure is capable of allowing a fragile portion thereof to be broken to cause the operation knob to go down. AV equipment (1) includes a casing (2) and a supporting structure (12). The supporting structure (12) includes the operation knob (15), a supporting portion (23), a locking portion (22) and a stopper member (24). The supporting portion (23) includes a substrate holder (32), one end (35a) of which is attached to the casing (2), and a switch device (34) installed on the substrate holder (32). Provided between the switching device (34) and the operation knob (15), is a fragile portion (25). The locking portion (22) releases the lock provided by another end (35b) of the substrate holder (32), when the operation knob (15) is pressed by a force that is weaker than the predetermined force which will cause the fragile portion (25) to be broken. When the lock by the another end (35b) of the locking portion (22) is released, the stopper member (24) comes into contact with the substrate holder (32) to locate the substrate holder (32) in a state that will cause an outer surface (28a) of the operation knob (15) to be parallel to a vertical direction.

Inventors:
OTA TAKASHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/074934
Publication Date:
July 02, 2009
Filing Date:
December 26, 2007
Export Citation:
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Assignee:
PIONEER CORP (JP)
OTA TAKASHI (JP)
International Classes:
H01H19/14; B60R11/02; G05G1/08
Foreign References:
JP2006210288A2006-08-10
JPH0583817U1993-11-12
JPH0439608U1992-04-03
Attorney, Agent or Firm:
TAKINO, Hideo et al. (Hiroo SK bldg.36-13, Ebisu 2-chome,Shibuya-k, Tokyo 13, JP)
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Claims:
 鉛直方向に対して傾いて配置される本体部の外表面から突出しかつ当該本体部に対して変位自在に設けられた操作ノブと、
 前記操作ノブを支持する支持部材と、
 前記支持部材を設置しかつ一端部が前記本体部に取り付けられた取付部材と、
 前記支持部材と前記操作ノブとの間に設けられかつ前記操作ノブが水平方向に沿って前記外表面に向かって予め定められた所定の力を超えた力で押圧されると破断する脆弱部と、
 前記本体部に設けられ、かつ前記取付部材の他端部に係止するとともに、前記操作ノブが水平方向に沿って前記外表面に向かって前記脆弱部が破断する前記所定の力よりも弱い第2の所定の力を超えた力で押圧されると前記他端部の係止を解除する係止部と、
 前記係止部の前記他端部の係止が解除された際に、前記取付部材及び本体部のうち一方に接触して、前記操作ノブの端面が鉛直方向と平行となる状態に、前記取付部材を位置付けるストッパ部材と、
 を備えたことを特徴とする操作ノブの支持構造。
 前記取付部材の一端部が前記他端部よりも前記押圧される力の前方側に配置されて、当該取付部材が鉛直方向に対して傾いて配置されたことを特徴とする請求項1記載の操作ノブの支持構造。
 前記取付部材の一端部を中心として、当該取付部材を前記本体部に対して回転自在に支持することで、当該取付部材を前記本体部に取り付けるヒンジ部を更に備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の操作ノブの支持構造。
 外表面が鉛直方向に対して傾いて配置され、かつ変位自在な操作ノブを前記外表面から突出して設けた本体部を備えた電子機器において、
 前記操作ノブの支持構造として、請求項1乃至請求項3のうちいずれか一項に記載の操作ノブの支持構造を備えたことを特徴とする電子機器。
Description:
操作ノブの支持構造及び該操作 ブの支持構造を備えた電子機器

 本発明は、例えば、AV機器などの各種の 子機器などの操作ノブの支持構造及び該操 ノブの支持構造を備えた電子機器に関する

 例えば、自動車に搭載され、かつCD(Compact  Disk)などの光ディスクに記録された情報を み出して再生するAV機器などの電子機器には 、欧州内突規制ECE No.21内装部品の車両許可 関する統一規制に準拠することが求められ いる。

 この規制は、自動車のインストルメント ネル(以下、インパネと呼ぶ)の表面や当該 ンパネに取り付けられる電子機器の本体部 しての機器本体の前面からのスイッチなど 操作ノブの突出量が9.5mmなどの予め定められ た値以下であるか、前記操作ノブに対して自 動車の前後方向(水平方向)に沿いかつ当該操 ノブを前述した表面や前面に対して押圧す 例えば382Nなどの予め定められた力が作用し た場合に、操作ノブが前記表面や前面に没す る方向に変位して、当該操作ノブの前記表面 や前面からの突出量が前述した9.5mmなどの予 定められた値以下となることが求められて る。

 前述した規制を満足するために、従来か 種々の操作ノブの支持構造100(図1に示し、 えば、特許文献1参照)が用いられてきた。図 1に例示された操作ノブの支持構造100は、前 した電子機器の機器本体101に対して操作ノ 102を変位自在に支持する支持部103と、脆弱 104とを備えている。操作ノブ102は、有底筒 に形成されたノブ本体105と、当該ノブ本体10 5の底部から立設した円筒状の筒部106とを一 に備えている。また、電子機器は、前述し インパネに取り付けられると、機器本体101 前面101aがインパネの表面と平行になる。

 支持部103は、前記機器本体101内に収容さ かつ当該機器本体101の前面101aと平行に固定 された印刷配線板107と、当該印刷配線板107に 実装されたスイッチ装置108とを備えている。 スイッチ装置108は、印刷配線板107に固定され たスイッチ本体109と、このスイッチ本体109か ら突出しかつこのスイッチ本体109に対して回 転する方向や突没する方向に変位自在に設け られた操作子110とを備えている。操作子110は 、円柱状に形成され、前述した筒部106内に圧 入されて、操作ノブ102が取り付けられている 。このため、操作ノブ102は、操作子110により その軸芯回りに回転する方向や前面101aに対 て突没する方向に変位自在即ち機器本体101 対して変位自在となっている。また、操作 ブ102は、機器本体101の前面101aに対して直交 た格好となる。

 脆弱部104は、操作ノブ102の底部から間隔を け、筒部106の内周面から突出した突部111を えている。脆弱部104は、操作ノブ102に対し 、前述した方向の予め定められた力が作用 ると、突部111と筒部106の内周面との間が破 することで、操作ノブ102の機器本体101の前 101aからの突出量を前述した予め定められた 値以下とするようになっている。

特開2006-210288号公報

 前述した自動車のインパネは、当該自動 のデザイン上の多種多様性により、前記表 が鉛直方向と平行ではなく、上方に向かう したがって自動車の前方に向かう方向に傾 していることが多い。このように表面が傾 したインパネに電子機器を取り付けると、 論、電子機器の機器本体101の前面101aも、前 述したインパネの表面と平行になって傾いて しまう。すると、勿論、スイッチ装置108の操 作子110の長手方向も、自動車の前後方向(水 方向)に対して傾いてしまう。

 このため、前述した方向の力を操作ノブ1 02に加えると、まず、図2に示すように、操作 ノブ102の底部の表面が鉛直方向と平行になる ように、当該操作ノブ102がスイッチ装置109に 対して傾いてしまう。この場合、機器本体101 の前面101aが鉛直方向と平行な状態よりも前 した脆弱部104が破断しにくくなって、操作 ブ102の前述した方向の前述した予め定めら た力を加えても、脆弱部104が破断せずに、 作ノブ102の突出量が前述した予め定められ 値以下とならないおそれがあった。

 したがって、本発明の目的は、例えば、 面が傾いたインパネに本体部が取り付けら た際に、予め定められた力が作用すると、 弱部が破断して、操作ノブが没することを 能とする操作ノブの支持構造及び該操作ノ の支持構造を備えた電子機器を提供するこ にある。

 前述した課題を解決し目的を達成するた に、請求項1に記載の本発明の操作ノブの支 持構造は、鉛直方向に対して傾いて配置され る本体部の外表面から突出しかつ当該本体部 に対して変位自在に設けられた操作ノブと、 前記操作ノブを支持する支持部材と、前記支 持部材を設置しかつ一端部が前記本体部に取 り付けられた取付部材と、前記支持部材と前 記操作ノブとの間に設けられかつ前記操作ノ ブが水平方向に沿って前記外表面に向かって 予め定められた所定の力を超えた力で押圧さ れると破断する脆弱部と、前記本体部に設け られ、かつ前記取付部材の他端部に係止する とともに、前記操作ノブが水平方向に沿って 前記外表面に向かって前記脆弱部が破断する 前記所定の力よりも弱い第2の所定の力を超 た力で押圧されると前記他端部の係止を解 する係止部と、前記係止部の前記他端部の 止が解除された際に、前記取付部材及び本 部のうち一方に接触して、前記操作ノブの 面が鉛直方向と平行となる状態に、前記取 部材を位置付けるストッパ部材と、を備え ことを特徴としている。

従来の操作ノブの支持構造の断面図で る。 図1に示された操作ノブに水平方向の押 圧する力が作用した状態を示す断面図である 。 本発明の一実施例にかかる操作ノブの 持構造を備えたAV機器を示す斜視図である 図3に示された操作ノブの支持構造の断 面図である。 図4に示された操作ノブに水平方向の押 圧する力が作用した状態を示す断面図である 。 図5に示された操作ノブが傾いた状態を 示す断面図である。 図6に示された操作ノブの支持構造の係 止部の係止が解除した状態を示す断面図であ る。 図7に示された操作ノブの支持構造の脆 弱部が破断した状態を示す断面図である。

符号の説明

 1 AV機器(電子機器)
 2 ケース(本体部)
 2a 前面(外表面)
 12 操作ノブの支持構造
 15 操作ノブ
 22 係止部
 23 支持部材
 24 ストッパ部材
 25 脆弱部
 28a 外表面(端面)
 32 基板ホルダ(取付部材)
 34 スイッチ装置(支持部材)
 35a 一端部
 35b 他端部
 36 ヒンジ軸(ヒンジ部)
 F 押圧される力

 以下、本発明の一実施形態を説明する。 発明の一実施形態にかかる操作ノブの支持 造は、操作ノブを支持した支持部材を一端 が本体部に取り付けられた取付部材に設置 、支持部材と操作ノブとの間に脆弱部を設 ているとともに、取付部材の他端部を係止 によって本体部に取り付けている。そして 操作ノブが水平方向に沿って本体部の外表 に向かって脆弱部の破断する所定の力より 弱い第2の所定の力で押圧されると、係止部 の係止が解除されるとともに、ストッパ部材 によって操作ノブの端面が鉛直方向と平行な 状態に支持部材を位置付けられる。

 こうすることで、脆弱部が破断する前に 操作ノブの端面が鉛直方向と平行な状態に 置付けられて、当該脆弱部が破断する際に 、操作ノブが支持部材に対して傾くことが い。よって、脆弱部が破断する際には、端 が鉛直方向と平行な操作ノブに水平方向に って本体部の外表面に向かって押圧する力 確実に作用することになる。したがって、 弱部が、予め定められた所定の力が操作ノ に作用すると確実に破断することになり、 体部からの突出量が予め定められた値以下 なるまで操作ノブが確実に本体部に対して することになる。

 取付部材の一端部が他端部よりも前述し 押圧される力の前方側に配置されていても い。この場合、係止部の係止が解除される 、取付部材が一端部を中心として他端部が 端部と鉛直方向に並ぶ位置に向かって回転 ることになる。このため、脆弱部が破断す 際に、操作ノブが支持部材に対して傾くこ なく、端面が鉛直方向と平行な操作ノブに 平方向に沿って本体部の外表面に向かって 圧する力がより確実に作用することになる

 取付部材をその一端部を中心として回転 在に支持するヒンジ部を設けても良い。こ 場合、係止部の取付部材の他端部の係止が 除されると、取付部材がその一端部を中心 して確実に回転する。このため、脆弱部が 断する際に、操作ノブが支持部材に対して くことなく、端面が鉛直方向と平行な操作 ブに水平方向と平行でかつ本体部の外表面 向かって押圧する力がより一層確実に作用 ることになる。

 さらに、本発明では、前述した操作ノブ 支持構造を備えた電子機器としても良い。 の場合、電子機器は、前述した操作ノブの 持構造を備えているので、脆弱部が、予め められた所定の力が操作ノブに作用すると 実に破断することになり、操作ノブが本体 からの突出量が予め定められた値以下とな まで確実に本体部に対して没することにな 。

 本発明の一実施例を、図3ないし図8に基 いて説明する。本発明の一実施例に係る電 機器としてのAV(Audio-Visual)機器1は、移動体と しての自動車のインストルメントパネル(図3 に二点鎖線で示し、以下、インパネと呼ぶ) Pなどに装着される。以下、後述するCDやMDの 面と平行でかつこれらのCDやMDの出し入れす る方向と平行な矢印Yを奥行き方向と呼び、CD やMDの表面と平行でかつ前記奥行き方向Yに対 し直交する矢印Xを幅方向と呼び、前記奥行 方向Yと幅方向Xとの双方に対し直交する矢印 Zを厚み方向と呼ぶ。また、インパネPの表面P aは、上方に向かうにしたがって前記自動車 前方に向かうように、鉛直方向に対して傾 ている。

 AV機器1は、図3に示すように、本体部とし てのケース2と、再生装置としてのCD(Compact Di sk)プレーヤ3と、再生装置としてのMD(Mini disc) プレーヤ4と、ラジオ放送を受信するAM/FMチュ ーナ5と、表示部6と、操作部7とを備えている 。

 ケース2は、合成樹脂で構成されたフロン トパネル18aと、板金で構成されたケース本体 18bとを備えて、箱状に形成されている。ケー ス2は、ケース本体18bの図3中手前側にフロン パネル18aが取り付けられた状態で、前述し インパネPに取り付けられる。ケース2は、 ース本体18bが前述したインパネPに取り付け れて、フロントパネル18aが外部に露出しか 乗員(使用者ともいう)に相対する。ケース2 図1中手前側に位置するフロントパネル18aの 露出する外表面としての前面2aは、ケース2が インパネPに取り付けられると、当該インパ Pの表面Paと平行になる。このため、前面2aは 、鉛直方向との角度が予め定められた状態で 、当該鉛直方向に対して傾いて配置される。

 また、本発明の電子機器としてのAV機器1 、予めインパネPに取り付けられる自動車の 車種が定められているので、インパネPの表 Pa及びフロントパネル18aの前面2aの鉛直方向 対する角度は、予め定められている。また フロントパネル18aの前面2aには、CD用挿入口 8と、MD用挿入口9と、操作部用孔13とが開口し ている。

 CD用挿入口8は、内側にCDを通して、該CDを ケース2即ちCDプレーヤ3に出し入れする。MD用 挿入口9は、内側にMDを通して、該MDをケース2 即ちMDプレーヤ4に出し入れする。操作部用孔 13は、前記フロントパネル18aを貫通している 操作部用孔13即ちフロントパネル18aは、操 部7の後述する操作ボタン11を収容するとと に、前記前面2aに対して直交する奥行き方向 Yに沿って、当該操作ボタン11を移動自在に支 持する。

 また、ケース2には、図4に示すように、 14と、支持部16と、内部壁17とが設けられて る。孔14は、前面2aに開口し、かつ平面形状 丸形に形成されている。支持部16は、内側 部19と、ヒンジ支持部20とを備えている。内 筒部19は、円筒状に形成されかつ孔14の内縁 部からケース2の内側に向かって立設してい 。

 ヒンジ支持部20は、内側筒部19の外側でか つ当該内側筒部19の図4中の上方に設けられて いるとともに、前面2aからケース2の内側に向 かって立設している。ヒンジ支持部20の前面2 aから離れた側の先端部には、後述する支持 23の基板ホルダ32のホルダ本体35の一端部35a 一体に設けられたヒンジ部としてのヒンジ 36を通して、当該ヒンジ軸36自身を回転自在 支持する孔21が設けられている。孔21は、勿 論、その断面形状が円形に形成され、幅方向 Xに沿って直線状に延在している。

 内部壁17は、ケース2内に設けられ、かつ 述の操作ノブ15及び支持部23よりもケース2 内側に配置されているとともに、これらと 行き方向Yに沿って並ぶ位置に配置されてい 。内部壁17は、ケース2即ちAV機器1がインパ Pに取り付けられると、鉛直方向と平行にな る。

 CDプレーヤ3は、ケース2に挿入されたCDの 報を読み出して、音声として出力する。MD レーヤ4は、ケース2に挿入されたMDの情報を み出して、音声として出力する。AM/FMチュ ナ5は、ラジオ放送を受信して、音声として 力する。これらのプレーヤ3,4及びチューナ5 は、操作部7に設けられた後述する操作ボタ 11等を使用者が押圧することによって動作す る。

 表示部6は、前述したフロントパネル18aの 前面2aから露出しかつ当該フロントパネル18a 取り付けられた蛍光表示管などからなる情 を表示する表示パネル10を備えている。表 部6は、表示パネル10に再生中のCDやMDのプロ ラムやチューナ5が受信中の放送局名などの 情報を表示する。

 操作部7は、複数の操作ボタン11と、一つ 操作ノブの支持構造(以下、単に支持構造と 記し、図4乃至図8に示す)12などを備えている 操作ボタン11は、操作部用孔13内に収容され 、前記前面2aに対して直交する方向に沿って ライド自在に取り付けられたボタン本体と ケース2内に設けられた図示しない印刷配線 板に実装されたスイッチとを備えている。ス イッチは、ボタン本体を前面2aから突出する 向に付勢している。操作ボタン11は、スイ チの付勢力に抗して、押圧操作されること 、前述したプレーヤ3,4及びチューナ5などを 作させる。

 支持構造12は、図4に示すように、係止部2 2と、前述したAV機器1のケース2に対して変位 在に設けられた操作ノブ15と、当該操作ノ 15を変位自在に支持する支持部23と、ストッ 部材24と、脆弱部25と、を備えている。

 係止部22は、内側筒部19の外側でかつ当該 内側筒部19の図4中の下方に設けられていると ともに前面2aからケース2の内側に向かって立 設した係止部本体26と、当該係止部本体26の 面2aから離れた側の先端部に設けられた係止 爪27とを一体に備えている。係止爪27は、前 先端部から孔14即ち内側筒部19の外周方向に かって突に形成されて、支持部23の後述す 基板ホルダ32のホルダ本体35の他端部35bに一 に設けられた係止爪39と互いに係止する。 た、係止部22は、操作ノブ15が自動車の前後 向(水平方向)に沿って前面2aに向かって脆弱 部25の後述する突部42が破断する予め定めら た所定の力よりも弱い第2の所定の力を超え 力F(図5中に矢印で示す)で押圧されると、係 止部本体26が内側筒部19に向かって変位して 係止爪27即ち支持部23の基板ホルダ32のホル 本体35の他端部35bの係止を解除する。

 操作ノブ15は、円板状の底部28と当該底部 28の外縁から立設した円筒状の円筒部29とを 体に備えて有底筒状に形成されたノブ本体30 と、当該ノブ本体30の後述する底部28から立 した円筒状の筒部31とを一体に備えている。

 支持部23は、ケース2内に収容され、取付 材としての基板ホルダ32と、印刷配線板33と 、当該印刷配線板33に実装された支持部材と てのスイッチ装置34とを備えている。基板 ルダ32は、平板状のホルダ本体35と、当該ホ ダ本体35の図4中上方の一端部35aに設けられ ヒンジ部としてのヒンジ軸36と、図4中下方 他端部35bに設けられた係止部37とを一体に えている。なお、ホルダ本体35の一端部35aは 、請求の範囲に記載された取付部材としての 基板ホルダ32の一端部をなしており、ホルダ 体35の他端部35bは、請求の範囲に記載され 取付部材としての基板ホルダ32の他端部をな している。

 ヒンジ軸36は、円柱状に形成され、かつ の長手方向が幅方向Xと平行に設けられてい とともに、前述した孔21内に通されている ヒンジ軸36は、孔21内に通されることで、ホ ダ本体35の一端部35a即ち支持部23をケース2 取り付ける。また、ヒンジ軸36は、その孔21 で軸芯回りに回転することで、ホルダ本体3 5の一端部35aを中心として、基板ホルダ32即ち 支持部23をケース2に対して回転自在に支持す る。

 係止部37は、基板ホルダ32のホルダ本体35 他端部35bから前面2aに向かって立設した係 部本体38と、当該係止部本体38の前面2a寄り 先端部から孔14及び内側筒部19の内側に突出 た係止爪39とを一体に備えている。係止爪39 は、前述した係止部22の係止爪27と互いに係 する。

 印刷配線板33は、絶縁性の基板と、当該 板の表面上に形成された導体パターンとを えている。印刷配線板33は、基板ホルダ32の ルダ本体35の前面2a寄りの表面上に重ねられ て、当該基板ホルダ32に取り付けられている また、ヒンジ軸36が孔121内に通され、係止 22,37の係止爪27,39同士が互いに係止すると、 ルダ本体35及び印刷配線板33の表面即ち基板 ホルダ32が前述したフロントパネル18aの前面2 aと平行になる。

 スイッチ装置34は、印刷配線板33に固定さ れたスイッチ本体40と、このスイッチ本体40 ら突出しかつこのスイッチ本体40に対して回 転する方向及び突没する方向に変位自在に設 けられた操作子41とを備えている。このため スイッチ装置34は、印刷配線板33を介して基 板ホルダ32に設置されている。操作子41は、 柱状に形成され、前述した筒部31内に圧入さ れて、操作ノブ15が取り付けられている。こ して、スイッチ装置34は、操作ノブ15を支持 している。操作ノブ15は、操作子41によりそ 軸芯回りに回転する方向と前面2aに対して突 没する方向に変位自在即ちケース2に対して 位自在に設けられているとともに、勿論、 面2aから突出している。なお、操作ノブ15の 面2aからの突出量は、欧州内突規制ECE No.21 装部品の車両許可に関する統一規制で定め れた9.5mmなどの予め定められた値よりも十 に大きな値となっている。さらに、操作ノ 15の底部28の端面としての外表面28aは、前記 面2aなどと平行に配置されている。

 ストッパ部材24は、図示例では、内部壁17 の基板ホルダ32のホルダ本体35の他端部35bと 行き方向Yに沿って並ぶ位置に設けられ、か 内部壁17から前面2aに向かって突に形成され ている。また、ストッパ部材24は、ケース2即 ちAV機器1がインパネPに取り付けられると、 の先端部がヒンジ支持部20の孔21と鉛直方向 並ぶ位置に設けられている。

 ストッパ部材24は、操作ノブ15が自動車の 前後方向(水平方向)に沿って前面2aに向かっ 押圧されて、係止部22,37の係止爪27,39の係止 互いに解除されると、基板ホルダ32のホル 本体35の他端部35b即ち支持部23と接触して、 ルダ本体35、印刷配線板33及び操作ノブ15の 表面28aが鉛直方向と平行になる状態に基板 ルダ32を位置付ける。

 脆弱部25は、操作ノブ15の底部28から間隔 あけ、筒部31の内周面から突出した突部42を 備えて、図示例では、操作ノブ15に一体に設 られている。突部42は、スイッチ装置34の操 作子41の先端面上に重ねられる。このように 突部42が筒部31の内周面から突出して設けら れてスイッチ装置34の操作子41の先端面上に ねられることを、本発明では、脆弱部25が、 スイッチ装置34と操作ノブ15の間に設けられ いるという。脆弱部25は、操作ノブ15が自動 の前後方向(水平方向)に沿って前面2aに向か って、予め定められた所定の力を超えた力( 5中に矢印Fで示す)で押圧されると、突部42が 筒部31の内周面から破断する。そして、脆弱 25は、筒部31内を操作子41が摺動して、操作 41が底部28に近づくのを許容する。こうして 、脆弱部25は、操作ノブ15のケース2の前面2a らの突出量を前述した予め定められた値以 となるように、当該操作ノブ15が孔14即ちフ ントパネル18aの前面2aに没する方向に変位 ることを許容する。このように、脆弱部25は 、突部42が筒部31の内周面から破断すること 、操作ノブ15が孔14内即ちフロントパネル18a 前面2aに没することを許容する。

 前述した支持構造12は、基板ホルダ32のホ ルダ本体35にスイッチ装置34を実装した印刷 線板33が取り付けられて、基板ホルダ32のヒ ジ軸36がヒンジ支持部20の孔21内に通され、 止部22,37の係止爪27,39を互いに係止されて、 組み立てられる。そして、操作ノブ15が、ス ッチ装置34の操作子41に取り付けられる。す ると、印刷配線板33及び基板ホルダ32のホル 本体35の表面がフロントパネル18aの前面2aと 行になるとともに、前記一端部35aが前記他 部35bよりも前記押圧される力Fの前方側に配 置されて、印刷配線板33即ち基板ホルダ32が 鉛直方向に対して傾いて配置されている。

 支持構造12は、操作ノブ15が押圧されると 、この押圧されたことをスイッチ装置34が検 して、AV機器1全体の電源をオン・オフし、 作ノブ15が軸芯回りに回転されると、この 転されたことをスイッチ装置34が検出して、 再生中又は受信中のプログラムの音量を調整 するために用いられる。

 そして、支持構造12は、操作ノブ15が自動 車の前後方向(水平方向)に沿って、当該操作 ブ15をフロントパネル18aの前面2aに向かって 押圧されると、図6に示すように、底部28の端 面としての外表面28aが鉛直方向と平行になる ように、操作ノブ15が回転する。

 そして、前述した押圧される力Fが、前述 した所定の力よりも弱い第2の所定の力を超 ていると、係止部22,37の係止爪27,39同士の係 が解除されて、ヒンジ軸36即ち一端部35aを 心として、操作ノブ15が孔14内即ち前面2aに する方向に基板ホルダ32即ち支持部23が回転 る。すると、図7に示すように、ストッパ部 材24に基板ホルダ32が接触して、スイッチ装 34の操作子41が自動車の前後方向(水平方向) 平行になるとともに、印刷配線板33即ち基板 ホルダ32と操作ノブ15の端面としての外表面28 aが鉛直方向と平行になる。

 その後、前述した押圧される力Fが、前述 した所定の力を超えると、図8に示すように 脆弱部25の突部42が操作ノブ15の筒部31の内周 面から破断する。すると、操作子41が筒部31 を摺動して、操作ノブ15が孔14内即ち前面2a 没する方向に移動して、図8に示すように、 作子41と破断した突部42と底部28とが密に接 する。すると、勿論、操作ノブ15の前面2aか らの突出量T(図8に示す)が、前述した所定の を下回る。

 本実施例によれば、操作ノブ15を支持し スイッチ装置34を一端部35aがフロントパネル 18aに取り付けられた基板ホルダ32に設置し、 イッチ装置34と操作ノブ15との間に脆弱部25 設けているとともに、基板ホルダ32の他端 35bを係止部22によってフロントパネル18aに取 り付けている。そして、操作ノブ15が自動車 前後方向(水平方向)に沿ってフロントパネ 18aの前面2aに向かって脆弱部25が破断する所 の力よりも弱い第2の所定の力を超えた力で 押圧されると、係止部22の係止が解除されて ストッパ部材24によって操作ノブ15の底部28 外表面28aが鉛直方向と平行な状態に基板ホ ダ32を位置付けられる。

 こうすることで、脆弱部25が破断する前 、操作ノブ15の外表面28aが鉛直方向と平行な 状態に位置付けられて、当該脆弱部25が破断 る際には、操作ノブ15がスイッチ装置34に対 して傾くことがない。よって、脆弱部25が破 する際には、外表面28aが鉛直方向と平行な 態の操作ノブ15に、水平方向に沿ってフロ トパネル18aの前面2aに向かって押圧する力が 確実に作用することになる。したがって、脆 弱部25が、予め定められた所定の力が操作ノ 15に作用すると確実に破断することになり 操作ノブ15がケース2から突出量Tが予め定め れた値以下となるまで確実にフロントパネ 18aに対して没することになる。

 基板ホルダ32の一端部35aが他端部35bより 前述した押圧される力Fの前方側に配置され いるので、係止部22の係止が解除されると 支持部23が、一端部35aを中心として他端部35b が一端部35aと鉛直方向に並ぶ位置に向かって 回転することになる。このため、脆弱部25が 断する際に、操作ノブ15がスイッチ装置34に 対して傾くことなく、外表面28aが鉛直方向と 平行な操作ノブ15に自動車の前後方向(水平方 向)に沿ってフロントパネル18aの前面2aに向か って押圧する力Fがより確実に作用すること なる。

 基板ホルダ32をその一端部35aを中心とし 回転自在に支持するヒンジ軸36を設けている ので、係止部22の基板ホルダ32の他端部35bの 止が解除されると、当該基板ホルダ32即ち支 持部23がその一端部35aを中心として確実に回 する。このため、脆弱部25が破断する際に 操作ノブ15がスイッチ装置34に対して傾くこ なく、外表面28aが鉛直方向と平行な操作ノ 15に自動車の前後方向(水平方向)に沿ってフ ロントパネル18aの前面2aに向かって押圧する Fがより一層確実に作用することになる。

 さらに、AV機器1は、前述した操作ノブの 持構造12を備えているので、予め定められ 所定の力が操作ノブ15に作用すると、脆弱部 25が確実に破断することになり、操作ノブ15 フロントパネル18aから突出量Tが予め定めら た値以下となるまで確実にフロントパネル1 8aに対して没することになる。

 前述した実施例では、ストッパ部材24を ース2の内部壁17から立設させている。しか ながら、本発明では、ストッパ部材24を基板 ホルダ32即ち支部部材23から立設させても良 。要するに、本発明では、係止部22,37の係止 爪27,39同士の係止が解除された際に、ストッ 部材24がケース2と基板ホルダ32の一方に接 して、基板ホルダ32及び操作ノブ15の外表面 鉛直方向と平行になるように、当該ストッ 部材24をケース2と基板ホルダ32の他方に設 れば良い。

 さらに、本発明では、ヒンジ部としての ンジ軸36を設けずに、ケース2のヒンジ支持 20と基板ホルダ32とを一体に成形し、これら の間にこれらよりも薄肉に設けられたセルフ ヒンジを前述したヒンジ部として設けても良 い。また、本発明では、脆弱部25を、操作子4 1即ちスイッチ装置34に一体に設けても良く、 操作子41即ちスイッチ装置34と操作ノブ15との 双方と別体に設けても良い。要するに、本発 明では、脆弱部25を、操作ノブ15とスイッチ34 の互いに接触する部分の間に設ければ良い。

 前述した実施例では、電子機器として自 車に取り付けられるAV機器1を示している。 かしながら、本発明では、AV機器1に限らず 種々の電子機器に適用しても良い。

 前述した実施例によれば、以下の支持構 12が得られる。

 (付記) 鉛直方向に対して傾いて配置される ケース2の前面2aから突出しかつ当該ケース2 対して変位自在に設けられた操作ノブ15と、
 前記操作ノブ15を支持するスイッチ装置34と 、
 前記スイッチ装置34を設置しかつ一端部35a 前記ケース2に取り付けられた基板ホルダ32 、
 前記スイッチ装置34と前記操作ノブ15との間 に設けられかつ前記操作ノブ15が水平方向に って前記前面2aに向かって予め定められた 定の力を超えた力で押圧されると破断する 弱部25と、
 前記ケース2に設けられかつ前記基板ホルダ 32の他端部35bに係止するとともに、前記操作 ブ15が水平方向に沿って前記前面2aに向かっ て前記脆弱部25が破断する前記所定の力より 弱い第2の所定の力を超えた力で押圧される と前記他端部35bの係止を解除する係止部22と
 前記係止部22の前記他端部35bの係止が解除 れた際に、前記基板ホルダ32に接触して、前 記操作ノブ15の外表面28aが鉛直方向と平行と る状態に、前記基板ホルダ32を位置付ける トッパ部材24と、
 を備えたことを特徴とする操作ノブの支持 造12。

 付記によれば、操作ノブ15を支持したス ッチ装置34を一端部35aがフロントパネル18aに 取り付けられた基板ホルダ32に設置し、スイ チ装置34と操作ノブ15との間に脆弱部25を設 ているとともに、基板ホルダ32の他端部35b 係止部22によってフロントパネル18aに取り付 けている。そして、操作ノブ15が自動車の前 方向(水平方向)に沿ってフロントパネル18a 前面2aに向かって脆弱部25が破断する所定の よりも弱い第2の所定の力を超えた力で押圧 されると、係止部22の係止が解除されて、ス ッパ部材24によって操作ノブ15の底部28の外 面28aが鉛直方向と平行な状態に基板ホルダ3 2を位置付けられる。

 こうすることで、脆弱部25が破断する前 、操作ノブ15の外表面28aが鉛直方向と平行な 状態に位置付けられて、当該脆弱部25が破断 る際には、操作ノブ15がスイッチ装置34に対 して傾くことがない。よって、脆弱部25が破 する際には、外表面28aが鉛直方向と平行な 作ノブ15に水平方向に沿ってフロントパネ 18aの前面2aに向かって押圧する力が確実に作 用することになる。したがって、脆弱部25が 予め定められた所定の力が操作ノブ15に作 すると確実に破断することになり、操作ノ 15がケース2から突出量Tが予め定められた値 下となるまで確実にフロントパネル18aに対 て没することになる。

 なお、前述した実施例は本発明の代表的 形態を示したに過ぎず、本発明は、実施例 限定されるものではない。即ち、本発明の 子を逸脱しない範囲で種々変形して実施す ことができる。