株式会社ニコン (〒31 東京都千代田区丸の内三丁目2番3号 Tokyo, 1008331, JP)
| パターンが形成された被検査基板を偏光照明するための偏光照明手段と、 前記被検査基板に形成された前記パターンに依存して前記偏光照明の偏光状態が変化した正反射光を受光し、2次元撮像素子上に前記被検査基板の表面像を結像する受光手段と、 前記偏光照明手段及び前記受光手段の少なくとも一方に配置された前記正反射光の偏光状態を変調させる偏光状態変調手段と、 前記偏光状態変調手段を用いて、前記正反射光の偏光状態を変調させながら取得した前記表面像の前記2次元撮像素子からの出力信号から、前記偏光照明の偏光状態から前記正反射光の偏光状態への変化量を算出し、予め記憶しておいた値と比較して前記被検査基板の欠陥を検出する検出手段と を有することを特徴とする表面検査装置。 |
| 前記被検査基板の代わりに、パターンが形成されていない基準基板を用いて測定した前記偏光照明の偏光状態から前記基準基板による正反射光の偏光状態への変化量(補正値)を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された前記補正値を用いて、前記偏光状態の変化量を補正する補正手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載の表面検査装置。 |
| さらに、前記被検査基板をその面の法線に平行な軸を中心に回転する回転手段を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の表面検査装置。 |
| 前記偏光状態可変手段は、前記受光光学系内に配置した、光軸を中心に回転可能な4分の1波長板と、検光子であり、前記4分の1波長板を回転させながら取得した前記表面像の前記2次元撮像素子からの出力信号を用いて前記正反射光の偏光状態を検出することを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の表面検査装置。 |
| 前記偏光照明手段から照射される照明光の波長が、前記被検査基板に形成された周期パターンの周期の2倍よりも長いことを特徴とする請求項1から請求項4のうちいずれか1項に記載の表面検査装置。 |
| 前記偏光照明手段から照射される照明光の波長が、可変であることを特徴とする請求項1から請求項5のうちいずれか1項に記載の表面検査装置。 |
| 前記偏光状態は、直線偏光成分、円偏光成分をパラメータとするストークスパラメータを用いて表現され、前記検出手段は、前記偏光状態の変化量を前記直線偏光成分の変化量と前記円偏光成分の変化量とに分離し、得られた前記直線偏光成分の変化量及び前記円偏光成分の変化量の少なくとも一つを用いて、前記予め記憶しておいた値と比較して前記被検査基板の欠陥を検出することを特徴とする請求項1から請求項6のうちいずれか一項に記載の表面検査装置。 |
| 前記偏光状態は、直線偏光成分、円偏光成分をパラメータとするストークスパラメータを用いて表現され、前記検出手段は、前記偏光状態の変化量を明るさのスカラー量に変換し、 画像表示手段に表示することを特徴とする請求項1から請求項6のうちいずれか一項に記載の表面検査装置。 |
| 前記偏光状態は、楕円を用いて表現され、前記検出手段は、前記偏光状態の変化量を長軸方位角の成分と楕円率の成分とに分離する、あるいは長軸方位角の成分と楕円率角の成分に分離し、前記予め記憶しておいた値と比較して前記被検査基板の欠陥を検出することを特徴とする請求項1から請求項6のうちいずれか一項に記載の表面検査装置。 |
| 前記偏光状態は、ジョーンズベクトルを用いて表現され、前記検出手段は、前記偏光状態の変化量を複素振幅の振幅項と位相項とに分離する、あるいは複素振幅の実数項と虚数項に分離し、前記予め記憶しておいた値と比較して前記被検査基板の欠陥を検出することを特徴とする請求項1から請求項6のうちいずれか一項に記載の表面検査装置。 |
本発明は、表面検査装置に関するもので る。
例えば、半導体装置を製造する工程中にお
て、微細なパターンが形成された基板の表
を検査する表面検査装置として、従来、特
2006-343102号公報(特許文献1)に開示されるよ
に、構造複屈折による偏光状態の変化をク
スニコル光学系からの漏れ光量に基づいて
陥を検出する方法が提案されている。この
法によれば、パターンが照明波長に対して
折光が発生しないような微細周期のパター
であっても正反射光(0次回折光)の偏光状態
化を捕らえることによりパターンの欠陥を
出することができるため、検査に使用する
を短波長化することなく欠陥の検出が可能
なる。
しかしながら、特開2006-343102号公報に開 される手段では偏光状態の変化をクロスニ ル系からの漏れ光量というスカラー量(これ 、例えば、偏光状態をストークスパラメー で表現した場合に、S1成分のみに着目し、 の成分の変化量をいう)として算出している め、偏光状態がどのように変化したのかを ることは出来ず、欠陥判定の情報量が少な 高精度な欠陥検出ができないという問題が った。
そこで、本発明はこのような事情に鑑み 成されたものであって、基板からの正反射 の偏光状態そのものを検出し、パターンの 陥判定に用いる情報量を増やすることによ 欠陥検出精度を向上させることが可能な表 検査装置を提供することを課題とする。
前記課題を達成するための第1の手段は、 パターンが形成された被検査基板を偏光照明 するための偏光照明手段と、前記被検査基板 に形成された前記パターンに依存して前記偏 光照明の偏光状態が変化した正反射光を受光 し、2次元撮像素子上に前記被検査基板の表 像を結像する受光手段と、前記偏光照明手 及び前記受光手段の少なくとも一方に配置 れた前記正反射光の偏光状態を変調させる 光状態変調手段と、前記偏光状態変調手段 用いて、前記正反射光の偏光状態を変調さ ながら取得した前記表面像の前記2次元撮像 子からの出力信号から、前記偏光照明の偏 状態から前記正反射光の偏光状態への変化 を算出し、予め記憶しておいた値と比較し 前記被検査基板の欠陥を検出する検出手段 を有することを特徴とする表面検査装置で る。
前記課題を解決するための第2の手段は、前
記第1の手段であって、前記被検査基板の代
りに、パターンが形成されていない基準基
を用いて測定した前記偏光照明の偏光状態
ら前記基準基板による正反射光の偏光状態
の変化量(補正値)を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された前記補正値を用
て、前記偏光状態の変化量を補正する補正
段とを備えたことを特徴とするものである
前記課題を解決するための第3の手段は、 前記第1の手段又は第2の手段であって、さら 、前記被検査基板をその面の法線に平行な を中心に回転する回転手段を有することを 徴とするものである。
前記課題を解決するための第4の手段は、 前記第1の手段から第3の手段のいずれかであ て、前記偏光状態可変手段は、前記受光光 系内に配置した、光軸を中心に回転可能な4 分の1波長板と、検光子であり、前記4分の1波 長板を回転させながら取得した前記表面像の 前記2次元撮像素子からの出力信号を用いて 記正反射光の偏光状態を検出することを特 とするものである。
前記課題を解決するための第5の手段は、 前記第1の手段から第4の手段のいずれかであ て、前記偏光照明手段から照射される照明 の波長が、前記被検査基板に形成された周 パターンの周期の2倍よりも長いことを特徴 とするものである。
前記課題を解決するための第6の手段は、 前記第1の手段から第5の手段のいずれかであ て、前記偏光照明手段から照射される照明 の波長が、可変であることを特徴とするも である。
前記課題を解決するための第7の手段は、 前記第1の手段から第6の手段のいずれかであ て、前記偏光状態は、直線偏光成分、円偏 成分をパラメータとするストークスパラメ タを用いて表現され、前記検出手段は、前 偏光状態の変化量を前記直線偏光成分の変 量と前記円偏光成分の変化量とに分離し、 られた前記直線偏光成分の変化量及び前記 偏光成分の変化量の少なくとも一つを用い 、前記予め記憶しておいた値と比較して前 被検査基板の欠陥を検出することを特徴と るものである。
前記課題を解決するための第8の手段は、 前記第1の手段から第6の手段のいずれかであ て、前記偏光状態は、直線偏光成分、円偏 成分をパラメータとするストークスパラメ タを用いて表現され、前記検出手段は、前 偏光状態の変化量を明るさのスカラー量に 換し、画像表示手段に表示することを特徴 するものである。
前記課題を解決するための第9の手段は、 前記第1の手段から第6の手段のいずれかであ て、前記偏光状態は、楕円を用いて表現さ 、前記検出手段は、前記偏光状態の変化量 長軸方位角の成分と楕円率の成分とに分離 る、あるいは長軸方位角の成分と楕円率角 成分に分離し、前記予め記憶しておいた値 比較して前記被検査基板の欠陥を検出する とを特徴とするものである。
前記課題を解決するための第10の手段は 前記第1の手段から第6の手段のいずれかであ って、前記偏光状態は、ジョーンズベクトル を用いて表現され、前記検出手段は、前記偏 光状態の変化量を複素振幅の振幅項と位相項 とに分離する、あるいは複素振幅の実数項と 虚数項に分離し、前記予め記憶しておいた値 と比較して前記被検査基板の欠陥を検出する ことを特徴とするものである。
本発明によれば、基板からの正反射光の 光状態そのものを検出し、パターンの欠陥 定に用いる情報量を増やすることにより欠 検出精度を向上させることができ、また光 系による偏光状態の変化があっても、パタ ンによる偏光状態変化を正確に測定するこ が可能な表面検査装置を提供することがで る。また、偏光に変調をかけることにより 光子を通過する光の光量が増加するため、 検基板への照明光量が従来技術よりも少な 状態での測定が可能となり、従来技術ほど るい光源を必要としない。
1…光源、2…偏光子、3…凹面鏡、4…ウエ 、5…凹面鏡、6…4分の1波長板、7…検光子、 8…レンズ、9…2次元撮像素子、10…信号処理 ニット、11…モニタ、12…ショット、13…レ ストパターン(パターン)、14…ライン、101… 水銀ランプ、102…楕円鏡、103…レンズ、104… 波長選択フィルタ、105…減光フィルタ、106… レンズ、107…ランダムファイバー、107a…射 端
以下、本発明の実施の形態の例を、図を いて説明する。図1は、本発明の実施の形態 の一例である表面検査装置の概要を示す図で ある。光源1から射出された発散光は、偏光 2により直線偏光に変換され、凹面鏡3により ほぼ平行光となり被検査基板であるウエハ4 体を照明する。図2に示すように、ウエハ4上 には複数のショット12が並んでおり、ショッ 12内には露光・現像されたレジストパター 13(以後、単にパターンと記す)が形成されて る。また、1ショット12内のパターンは必ず も同じ微細パターンが並んでいるとは限ら 、場所により異なった微細パターンから成 ている場合もある。これらのパターン13は 期が照明光の波長の2分の1以下の微細なパタ ーンを有している。すなわち、回折光が発生 せず、回折光を利用した検査装置では検査で きないような微細なパターンである。
ウエハ4によって正反射された光はパター ン13が有する構造性複屈折によって偏光状態 変化を受けている。ここで、パターン13の 造複屈折による偏光状態変化は、そのパタ ン13の状態、たとえば線幅や断面の台形度や エッジラフネスなどにより異なるため、パタ ーンの欠陥検査に利用することが出来る。照 明光のストークスパラメータは既知であるか ら反射された光のストークスパラメータを測 定すれば、そのパターン13による偏光状態の 化量を知ることが出来る。ここで、ストー スパラメータ(S0、S1、S2、S3)とは、偏光状態 を示すパラメータの一つである。良く知られ ているようにS0は光強度(1に規格化)であり、S 1、S2成分が直線偏光成分の量と方位角に、S3 分が円偏光成分の量に対応するため、直線 光成分の変化と円偏光成分の変化とに分離 て検出することが可能となる。
図3は、ストークスパラメータをポワンカ レ球を用いて視覚的に表現した図である。
ポワンカレ球の三次元座標xyzの各軸にS1 S2、S3をとれば、完全偏光である場合、偏光 態は、必ずポワンカレ球上の一点で表され 。
ポワンカレ球を地球に見立てると、赤道 は直線偏光、北極は右まわりの円偏光、南 は左まわりの円偏光を表す。赤道とS1との 点上の直線偏光は、赤道上を一周する間に18 0度回転する(非特許文献1第202頁、203頁参照)
ウエハ4において、パターン13により偏光 態の変化を受けながら正反射された光は凹 鏡5によって収束光となり、回転移相子とし ての4分の1波長板6と検光子7を通過し、レン 8を介して2次元撮像素子9上にウエハ4の全体 を形成する。
ところで、4分の1波長板として一般的に く用いられているものは、複屈折性結晶板 結晶軸が互いに直交するように2枚張り合わ て、その厚みの差によって4分の1波長の光 差を作り出すものであり、たとえば非特許 献1の184ページに示されるものである。しか 、このタイプの波長板は入射光束が垂直入 のときは4分の1波長板として作用するが、 が斜入射になると光路差が大きく変化し4分 1波長板として作用しないという問題がある 。本発明においてはその問題を回避するため 、単板で4分の1波長の光路差を発生させるべ 非常に薄い複屈折物質を用いている。たと ば波長546nm用の4分の1波長板を単板の水晶で 作成した場合はその厚みは約15μmである。こ 場合、波長板が非常に薄いため強度的に弱 なるため、この波長板を複屈折性がない基 に接着もしくはオプティカルコンタクトす ことが好ましい。また同様の効果を持つも として非複屈折性基板上に複屈折性を有す 薄いポリマーを形成したものを用いても良 。ポリマーを用いたこの種の波長板として 、非特許文献2の79ページに掲載されている ポリマー波長板 トゥルーゼロオーダータ プ」などが知られている。また非特許文献3 927~928ページに示されているごとく正結晶と 負結晶の組み合わせて入射角依存性を低減し た波長板を用いることも有効である。具体的 には非特許文献3には結晶石英(水晶)とサファ イアを組み合わせた例が開示されている。
4分の1波長板6を360度回転させると正反射 の偏光状態が変調され2次元撮像素子9の各 素の出力信号が変化し、その信号変化から 号処理ユニット10により、周知の回転移相子 法を使用して、各画素のストークスパラメー タを計算することができる。なお、回転移相 子法によるストークスパラメータの測定につ いてはさまざまな書籍、雑誌類で紹介されて おり、たとえば非特許文献1の233ページに「 転λ/4板による方法」として紹介されている 回転移相子法について簡単に述べると、移 子の回転角をθとするときに360度回転した きに得られる信号成分をフーリエ級数展開 ると、S0はバイアス成分とcos4θ成分に、S1はc os4θ成分に、S2はsin4θ成分に、S3はsin2θ成分に 対応していることになり、これらのフーリエ 係数からストークスパラメータを求めること が可能である。この計算のより詳細な説明は 、本出願と同一出願人による特開2006-179660号 報にも記載されている。
ここで、反射光の偏光状態をストークスパ
メータをもちいて表現しているので、あら
じめパターン13のないウエハについて、ウ
ハからの反射光のストークスパラメータを
定しておけば、光学系に起因して変化する
光状態のみを知ることが出来るので、これ
補正パラメータとする。すなわちパターン13
がある基板を測定したときの各画素のストー
クスパラメータから、パターンがない基板を
測定したときの各画素のストークスパラメー
タを差し引くことにより光学系に起因する偏
光状態の変化(量)を排除することが可能であ
。つまり、パターン13による偏光状態変化
けを検出することが可能である。なお、こ
ようにストークスパラメータを差し引くと
にはS0が1に規格化されたストークスパラメ
タを用いることが好ましい。
なお、特開2006-343102号公報に開示されるよ
な手段では、光学系自体で発生する偏光状
の変化により漏れ光量が変化してしまうと
う問題点があった。換言すれば基板上にパ
ーンがなく偏光状態変化が起きない状態に
いて、クロスニコル配置で基板を2次元撮像
ると本来全体が光量ゼロになるはずである
、実際は光学系による偏光の乱れによりク
スニコル系が完全ではないため、基板を2次
元撮像すると全体が光量ゼロにはならず、場
所によって異なる光量が検出される。パター
ンによる偏光状態変化が小さいときにはクロ
スニコル系からの漏れ光量での検出では十分
な欠陥検出精度を達成できないという問題点
があった。
次に、検出された偏光状態変化から、パ ーンの欠陥の有無の判定方法を以下に説明 る。
あらかじめ走査型電子顕微鏡などで良品 あると判定されたショットの各画素ごとに けるストークスパラメータの各成分ごとの 化量分布を記憶しておき、それとの比較に り、各ショットが良品であるか不良品であ かの判定を行う。
ここで偏光状態(ストークスパラメータ) 化(量)を画像化する際、明るさという一つの スカラー量に変換し、モニタ11上に可視化し ウエハ画像を表示する。これは、例えば、 3に示すようなストークスパラメータのポア ンカレ球上のある2点間の直線距離、又はポ ンカレ球上のある2点間の球面に沿った距離 明るさに対応させることにより実現できる また、表示する画像として、ストークスパ メータの各成分の変化量、即ちS1、S2、S3の 化量をそれぞれ独立に表示することも可能 ある。
その結果、パターン13の露光時の露光量 差やフォーカス誤差などに起因してパター の線幅変化を起こした不良ショットがあれ 、その不良ショットだけが明るさが違って 示されることになる。また、1ショット内の 部に部分的に欠陥がある場合には、欠陥部 だけが部分的に明るさが違って表示される とになる。
また構造複屈折による偏光変化はS3成分( 偏光成分)に現れるためS3成分の変化量だけ 見るという方法も有効である。この場合は S3成分の変化量を明るさに対応させて表示 る。また、パターンの形状によってはスト クスパラメータをひとつのスカラー量に換 せず、前述のように、各パラメータS1、S2、S 3の変化量をそれぞれ算出し、良品、不良品 判断をすることも有効である。
なお、上記の説明は二次元撮像素子の各 素ごとにストークスパラメータを求めるも としたが、たとえば各画素の感度誤差や電 的ノイズの低減のために複数の画素の信号 平均をとっても構わない。たとえば2×2の4 素の信号の平均を取るようにしてもよく、 の場合は最終的に得られる画像の画素数は の画素数の4分の1となる。
図4は、パターン13による構造性複屈折が 大になるための条件を表す図である。図の うにライン14とスペースが並んだパターン13 では、図に示されたx方向とy方向の実効的な 折率が異なる。そのため図3のようにライン 14に対して45度の角度を成す振動方向を有す 直線偏光を入射させた場合に偏光状態の変 が最大となり、図5のようにS3成分が発生し 出光は楕円偏光となる。なお、ここでは簡 のため垂直入射として説明しているが斜入 の場合には光のx方向の振動成分とy方向の振 動成分の反射率に差が発生するためS2成分も 時に発生し、45度よりも傾いた楕円偏光に る。そのため斜入射の場合には偏光状態変 が最大になる直線偏光の振動方向の角度は45 度からずれることもあり、その角度はパター ン13の構造に依存する。
入射偏光の振動方向とパターン13に所望 角度を持たせるためには、偏光子2を回転さ る方法とウエハ4を回転させる方法の2種類 あるが、本実施の形態では、偏光子2は振動 向が紙面内になるように配置し、ウエハ回 装置(図示せず)によりウエハ4を回転させて 望の角度を成すようにしている。しかし本 的にはどちらでも構わない。なお、ウエハ4 の回転は、ウエハ回転装置をウエハを載置す るステージに設置して、ウエハをステージ上 で回転させるようにしても良いし、一旦、ウ エハをステージから離脱して、ウエハ回転装 置まで搬送してウエハ回転装置で回転させた 後、再度ステージに載置するという方法でも かまわない。
図6は、光源1を詳細に描いた図である。 銀ランプ101から発せられた光は楕円鏡102で 光された後レンズ103でコリメートされ、波 選択フィルタ104と減光フィルタ105を通過し 後、レンズ106で集光されランダムファイバ 107に入射する。
このランダムファイバー107の射出端であ 107aが図1の光源1の射出端に相当する。ここ 波長選択フィルタ104は水銀ランプの輝線を 択できるよう切り替え式となっており、e線 、g線、h線、i線、j線(313nm)、248nmのフィルタ 選択可能となっている。構造性複屈折は波 が短いほど偏光状態の変化が大きいことか なるべく短い波長を用いることが好ましい 、短波長側はランプのスペクトル分布や光 素子の透過率などの影響で光量が落ちるな 好ましくない要素もあり、パターンの状況 より各種波長を使い分けることができるよ にしている。減光フィルタ105も状況に応じ 各種透過率を切り替えられるようになって る。
また波長を変更した場合には移相子が4分の 1波長からずれることになるので波長に応じ 移相子を交換可能としてもよい。また、た えば水晶波長板とMgF 2 波長板を組み合わせた広帯域波長板を採用し 、交換しないシステムとしてもよい。この場 合は波長により4分の1波長から少しずれるこ になるが回転移相子法では移相子の移相角 厳密に90度(4分の1波長)でなくともズレ量が かっていれば補正可能であるので問題は無 。また検光子の消光比があまり高くない場 でも消光比そのものが既知であれば同様に 正可能である。
なお、以上の説明においては、偏光状態を
す指標としてストークスパラメータを用い
例を示しているが、偏光状態を表す指標と
ては、ストークスパラメータに限るもので
ない。偏光状態を表す指標についてはさま
まなものがあり、たとえば
(1)偏光状態を楕円で表したときの、長軸方位
角と楕円率、または長軸方位角と楕円率角
(2)偏光状態をジョーンズベクトルで表したと
きの複素振幅の振幅項と位相項
(3)偏光状態をジョーンズベクトルで表したと
きの複素振幅の実数項と虚数項
などの方法が挙げられる。本質的にはこれら
を偏光状態を表す指標として用いても構わな
いが、最もわかりやすい指標としてストーク
スパラメータを用いることが好ましい。
