三菱重工業株式会社 (〒15 東京都港区港南二丁目16番5号 Tokyo, 1088215, JP)
| 工作機械の機械本体を構成するベッド上に配設され、ボールねじによって前記ベッド上を前後方向に移動する工作機械のテーブル装置であって、工作物が固定されるテーブル本体部と、前記ボールねじに取り付けられると共に、前記テーブル本体部に着脱自在に連結され、前記ボールねじの回転に伴って前記ボールねじの軸線方向へ移動可能に構成された支持部とからなり、且つ、少なくとも一つの前記ボールねじが前記支持部に取り付けられた状態で、前記テーブル本体部と前記支持部との連結を解除可能に構成したことを特徴とする工作機械のテーブル装置。 |
| 二つの前記支持部を前記テーブル本体部を挟んで対向する位置に配置すると共に、前記テーブル本体部を前記支持部の位置を固定した状態で前記支持部に対して着脱可能に構成したことを特徴とする請求項1記載の工作機械のテーブル装置。 |
| 前記テーブル本体部が、一つの前記ボールねじに取り付けられると共に前記ベッド上であって前記ボールねじの軸線方向に沿って延設された二本のガイドレールに摺動自在に支持されたことを特徴とする請求項1記載の工作機械のテーブル装置。 |
本発明は、工作機械のテーブル装置に関 る。
工作機械においては、機械本体を構成す ベッド上に、工作物あるいは工具等を回転 せるための主軸を備えた主軸台や、工作物 固定すると共に主軸の軸線方向に延設され ガイドレールに沿ってベッド上を移動する ーブル等が設けられたものが知られている
従来、このような工作機械においては、ベ
ドに設けるガイドレールを着脱自在に構成
て複数の仕様のモジュラー構成に対応可能
すること(例えば、特許文献1参照)や、ベッ
等の機械本体(基台)を変えることなく、基
に設ける主軸台等を用途に応じて取り換え
ことにより、同一の基台を用いて異機種の
作機械を構築すること(例えば、特許文献2,3
照)等が考えられている。
しかしながら、上述したような工作機械 おいてボールねじによってベッド上を移動 るように構成されたテーブルにあっては、 来、工作物を固定するテーブル本体部とボ ルねじが取り付けられるボールねじ取付部 が一体に成形された構成であったために、 えば、テーブルの種類を交換したい場合や ールねじに不具合が生じた場合等には、そ 目的に関わらずテーブルからボールねじを り外すための煩雑な作業を行う必要があっ ことから、作業に長時間を要し、作業効率 低下を招く虞があった。
このようなことから本発明は、目的に応 た取り換え作業を可能にすると共に、作業 掛かる時間を短縮し、作業効率を向上させ ことが可能な工作機械のテーブル装置を提 することを目的とする。
上記の課題を解決する第1の発明に係る工 作機械のテーブル装置は、工作機械の機械本 体を構成するベッド上に配設され、ボールね じによって前記ベッド上を前後方向に移動す る工作機械のテーブル装置であって、工作物 が固定されるテーブル本体部と、前記ボール ねじに取り付けられると共に、前記テーブル 本体部に着脱自在に連結され、前記ボールね じの回転に伴って前記ボールねじの軸線方向 へ移動可能に構成された支持部とからなり、 且つ、少なくとも一つの前記ボールねじが前 記支持部に取り付けられた状態で、前記テー ブル本体部と前記支持部の連結を解除可能に 構成したことを特徴とする。
上記の課題を解決する第2の発明に係る工 作機械のテーブル装置は、第1の発明に係る 作機械のテーブル装置において、二つの前 支持部を前記テーブル本体部を挟んで対向 る位置に配置すると共に、前記テーブル本 部を前記支持部の位置を固定した状態で前 支持部に対して着脱可能に構成したことを 徴とする。
上記の課題を解決する第3の発明に係る工 作機械のテーブル装置は、第1の発明に係る 作機械のテーブル装置において、前記テー ル本体部が、一つの前記ボールねじに取り けられると共に前記ベッド上であって前記 ールねじの軸線方向に沿って延設された二 のガイドレールに摺動自在に支持されたこ を特徴とする。
上述した第1の発明に係る工作機械のテー ブル装置によれば、工作機械のテーブル装置 を工作物が固定されるテーブル本体部と、ボ ールねじに取り付けられると共に、テーブル 本体部に着脱自在に連結され、ボールねじの 回転に伴ってテーブル本体部をボールねじの 軸線方向へ移動させる支持部とから構成され 、且つ、テーブル本体部または支持部を固定 した状態で相互の連結を解除可能に構成した ため、例えばテーブルの種類を変更したい場 合やボールねじに不具合が発生した場合等の 状況に応じて、必要な部分のみを分離し、交 換することが可能となるため、テーブルから ボールねじを取り外す作業が不要、または最 小限でよくなるため、作業時間を短縮し、作 業効率を向上させることが可能となる。
また、第2の発明に係る工作機械のテーブ ル装置によれば、二つの支持部をテーブル本 体部を挟んで対向する位置に配置すると共に 、テーブル本体部を支持部の位置を固定した 状態で支持部に対して着脱可能な構成とした ため、第1の発明に係る工作機械のテーブル 置による効果に加え、テーブルの種類を変 したい場合には支持部をボールねじに取り けた状態を維持しつつ、テーブル本体部の を取り換えることができ、ボールねじを取 外す作業が不要となるので取替え作業に係 時間を短縮することができる。
また、第3の発明に係る工作機械のテーブ ル装置によれば、テーブル本体部が、一つの ボールねじに取り付けられると共にベッド上 であってボールねじの軸線方向に沿って延設 された二本のガイドレールに摺動自在に支持 されるようにしたため、テーブル本体部のみ でベッド上を移動することが可能となり、目 的に応じてボールねじの一軸化、二軸化の選 択が可能となり、利便性が向上する。
本発明の詳細を以下に示す実施例におい 説明する。
図1~6に基づいて本発明の第1の実施例の詳 細を説明する。図1は工作機械の概略図、図2( a)は本実施例に係る回転軸を有する回転テー ルを備えたテーブル装置の上面図、図2(b),(d )は図2(a)の側面図、図2(c)は図2(a)の正面図で る。図3及び図4は図2に示すテーブル装置の 観を示す斜視図、図5は図2に示すテーブル装 置の連結部を部分的に拡大して示す説明図、 図6は本実施例の回転軸を有しない固定テー ルを備えたテーブル装置の例を示す正面図 ある。
図1に示すように、本実施例においてテー ブル装置10は、主軸に取り付けられた工作物 るいは工具に回転を与える主軸台20等と共 、工作機械の機械本体を構成するベッド30上 に配設されている。以下、図1における左側 前方、右側を後方として説明する。
ベッド30上にはガイドレール41,42及びボー ルねじ51,52がベッド30の前後方向であって主 の軸線方向に沿って延設されている。そし 、ガイドレール41,42上には、それぞれガイド レール41,42に沿って摺動可能に構成されたガ ドブロック43,44が支持されている。また、 ールねじ51,52は、ガイドレール41,42を挟むよ にそれぞれガイドレール41,42の外側に並行 て配設され、軸端にはそれぞれモータ61,62が 接続されている。
テーブル装置10は、ガイドブロック43,44に 固定されると共にボールねじ51,52に取り付け れ、モータ61,62の駆動に伴うボールねじ51,52 の軸部の回転によってベッド30上を前後方向 移動するように構成されている。なお、主 台20は、ベッド30上の後部に載置されたコラ ム70にサドル80を介して設けられている。
次に、図2乃至図6に基づいて本実施例の ーブル装置10の構造を詳細に説明する。図2 至図5に示すように、本実施例においてテー ル装置10は、被加工物である工作物が固定 れると共にモータ63の駆動によって工作物に 鉛直方向軸周りの回転を与える回転テーブル 11cを備えるテーブル本体部11と、ボールねじ5 1,52に取付可能に構成され、テーブル本体部11 を挟んで対向するように配置されて、それぞ れテーブル本体部11の左右側方に着脱自在に 結される支持部12,13とから構成されている 支持部12側にはモータ63が連結されている。
テーブル本体部11には、対向する一対の 右側面にそれぞれ支持部12,13に連結される支 持体連結部11a,11bが設けられると共に、モー 63の駆動によって工作物に鉛直方向軸周りの 回転を与える回転テーブル11cが設けられてい る。連結部11a,11bは、それぞれ支持部12,13に対 向する面の上部側が、下部側に対して支持部 12,13の方へ突出した形状、換言すると、支持 12,13に対向する面の下部がそれぞれ下端か 所定の高さだけ内側に入り込んだ形状に形 されている。
また、支持部12には、ベッド30上の左方に 位置するボールねじ51を取り付け可能に構成 れたボールねじ取付部12a、支持体連結部11a 連結可能に構成された本体連結部12b、及び ガイドブロック43に固定可能に構成された イドブロック取付部12cが設けられ、更にモ タ63の回転軸を挿入可能に構成された貫通孔 12dが形成されている。
ボールねじ取付部12aは支持部12の下面に けられ、ベッド30の左方に配設されたボール ねじ51が取り付けられている。また、本体連 部12bは、支持部12のテーブル本体部11に対向 する面に設けられ、支持体連結部11aに嵌合す る形状、即ち、テーブル本体部11に対向する の下部が下端に沿って所定の高さだけテー ル本体部11側へ突出した形状となっている
ガイドブロック取付部12cには、ボールね 51に並行して配設されたガイドレール41に支 持されるガイドブロック43が固定され、これ より、ボールねじ51によって移動する支持 12はベッド30上で円滑に摺動することができ 。
さらに、貫通孔12dはテーブル本体部11に 向する面に開口部を有し、モータ63の回転軸 63aを挿通可能に構成されている。なお、モー タ63は貫通孔12dを介してテーブル本体部11が 備する伝達機構(図示省略)に接続され、モー タ63の駆動によって回転テーブル11cを回転さ るように構成されている。
また、支持部13には、ベッド30上の右方に 位置するボールねじ52が取り付けられるボー ねじ取付部13a、テーブル本体部11に設けら た支持体連結部11bに連結される本体連結部13 b、更に、ガイドブロック44が固定されるガイ ドブロック取付部13cが設けられている。
ボールねじ取付部13aは支持部13の下面に けられ、ベッド30右方に配設されたボールね じ52が取り付けられている。また、本体連結 13bは支持部13のテーブル本体部11に対向する 面に設けられ、支持体連結部11bに嵌合する形 状、即ち、テーブル本体部11に対向する面の 部が下端に沿って所定の高さだけテーブル 体部11側へ突出した形状に形成されている
更に、ガイドブロック取付部13cには、ボ ルねじ52に並行して延びるガイドレール42に 支持されたガイドブロック44が固定され、ボ ルねじ52の回転によって移動する支持部13が ベッド30上を円滑に摺動するように構成され いる。
本実施例のテーブル装置10は、テーブル 体部11と支持部12,13とを一体化した状態、具 的には、支持体連結部11aと本体連結部12b、 び、支持体連結部11bと本体連結部13bをそれ れボルトによって締結し、相互に連結させ 状態で用いられる。
これにより、モータ61,62の駆動によって ールねじ51,52の軸部を回転させることで移動 する支持部12,13と共に、支持部12,13に連結さ たテーブル本体部11が工作物をベッド30の前 方向へ移動させるのである。
なお、図5に示すように、モータ63は貫通 12d、及びテーブル本体部11に設けられた回 軸連結部11dを介してテーブル本体部11に設け られた伝達機構と接続されるものとし、モー タ63を接続する作業を、テーブル本体部11に 部(図示省略)を設けると共に、貫通孔12dから 挿入したモータ63の回転軸63aと、テーブル本 部11に設けられた伝達機構とを上記窓部を して接続する等、テーブル本体部11を支持部 12に固定した後にモータ63と伝達機構とを連 できるように構成している。
図6に、図2乃至図5に示したテーブル本体 11に代えて、鉛直方向の回転軸を有しない 定テーブル111cを備えたテーブル本体部111を いる例を示す。図6において、支持部12,13は 2乃至図5に示したものと同一である。
テーブル本体部111の対向する一対の側面 は支持部12,13にそれぞれ連結される支持体 結部111a,111bが設けられている。支持体連結 111a,111bは、それぞれ支持部12,13に対向する面 の上部側が、下部側に対して支持部12,13側へ 出した形状、換言すると、支持部12,13に対 する面の下部をそれぞれ下端から所定の高 だけ内側に移動させた形状を有している。
即ち、図6に示すテーブル本体部111は、図 2乃至図5に示したテーブル本体部11に比較し 、回転テーブル11cに代えて固定テーブル111c 備え、伝達機構を有しない点が異なり、そ 他の構成は概ね同様である。
本実施例において、例えば支持部12,13に 結されている回転テーブル11cを備えたテー ル本体部11を、固定テーブル111cを備えたテ ブル本体部111に取り換える際は、モータ63及 びボルトを取り外した後、テーブル本体部11 上方または前方へ移動させてテーブル本体 11と支持部12,13とを分離させ、支持体連結部 111a,111bと、本体連結部12b,13bとを嵌合させて ボルトによってテーブル本体部111と、支持 12,13とをそれぞれ締結することで支持部12,13 テーブル本体部111を連結する。
このように、本実施例に係る工作機械に いては、例えば支持部12,13をボールねじ及 ガイドブロック43,44に取り付けた状態を維持 しつつ、回転テーブル11cを備えるテーブル本 体部11と固定テーブル111cを備えるテーブル本 体部111とを取り換えることが可能である等、 テーブル装置10の種類を変更する場合には、 ーブル装置10全体ではなく、テーブル本体 のみを交換することが可能であり、従来、 ーブルの種類を変更する際に生じていた煩 な作業が不要となるため、作業時間の短縮 、作業性の向上が可能となる。
また、例えば、ボールねじ51,52や回転テ ブル11c等に不具合が発生した場合等におい も、テーブル装置10全体を取り換える必要が なく、目的に応じてテーブル本体部11または 持部12,13のいずれかのみを取り換えること できるため、取り換え作業に係る時間を短 化し、作業効率を向上させることが可能と る。
なお、図2はテーブル装置10の構造を説明 るために支持部12,13間の間隔をテーブル本 部11の幅より広い状態で図示したが、実際に テーブル本体部11の着脱を行う場合は、支持 12,13をそれぞれボールねじ51,52及びガイドブ ロック43,44に取り付け、支持部12,13間の距離 テーブル本体部11の幅とほぼ等しい状態でテ ーブル本体部11を上方もしくは前方から移動 又は上方もしくは前方へ移動させることに り行う。
また、テーブル本体部11と支持部13の相互 に対向する面の間に所望の間隙を設けるよう にすれば、テーブル本体部11の着脱をより円 に行うことができ、好適である。
図7に基づいて、本発明の第2の実施例の 細を説明する。図7は本実施例に係るテーブ を示す正面図である。本実施例は、図1に示 す工作機械において、テーブル本体部11の両 に二つの支持部12,13が着脱自在に連結され 構成としたテーブル装置10に代えて、テーブ ル本体211の片側に一つの支持部212が着脱自在 に連結される構成としたテーブル装置210を適 用したものである。なお、図1に示し上述し 部材については重複する説明を省略する。
図7に示すように、テーブル装置210は、工 作機械によって加工が施される被加工物をモ ータ(図示省略)によって鉛直方向の軸周りに 転させる回転テーブル211cを備えると共にボ ールねじ51に取り付けられるテーブル本体部2 11と、テーブル本体部211に着脱自在に連結さ る支持部212とから構成される。
テーブル本体部211には、支持部212に連結 れる部分である支持体連結部211aと、ボール ねじ51が取り付けられるボールねじ取付部211b と、ガイドブロック43,44が固定されるガイド ロック取付部211d,211eとが設けられている。 イドブロック取付部211d,211eには、それぞれ イドブロック43,44が固定され、ボールねじ51 の回転に伴って移動するテーブル本体部211が ベッド30上で摺動可能な構成となっている。
また、支持部212には、ボールねじ52が取 付けられるボールねじ取付部212aと、テーブ 本体部211に連結される部分である本体連結 211bが設けられている。ボールねじ取付部212 aは支持部212の下面に設けられてベッド30に配 設されたボールねじ52が取り付けられ、ボー ねじ52の回転に伴って支持部212をベッド30前 後方向へ移動させるように構成されている。
本実施例においては、支持部212はテーブ 本体部211に連結された状態でのみ、ベッド3 0上を移動する構成となっている。換言する 、テーブル本体部211は、支持部212に連結さ ない状態であっても、ベッド30上を前後方向 へ移動することが可能になっている。
上述した本実施例に係る工作機械のテー ル装置によれば、ボールねじ51または52に不 具合が生じた場合や、回転テーブル211cを備 るテーブル本体部211と、固定テーブルを備 るテーブル本体部(図示省略)とを交換する場 合等には、テーブル本体部211または支持部212 のいずれかのみを取り換えることが可能であ り、二つのボールねじ51,52を同時に取り外す 要がないために取り換え作業に係る時間を 縮し、作業効率を向上させることができる
更に、必要に応じてテーブル本体部211と 持部212との連結を解除し、一つのボールね 51によってテーブル本体部211のみを移動さ る、いわゆる一軸化とすること、または、 持部212とテーブル本体部211とを連結して二 のボールねじ51,52を用いてテーブル装置210を 移動させる、いわゆる二軸化とすることが可 能であり、一軸化、二軸化の選択が可能とな るために利便性を向上させることが可能とな る。
なお、回転テーブル211cの駆動源として設 けられるモータは、テーブル本体部211側に接 続するものとする。これにより、テーブル本 体部211は上述した一軸化に対応することが可 能となる。また、図7では詳細を省略したが テーブル本体部211と支持部212とはボルトに って締結する等により連結するものとし、 持体連結部211a及び本体連結部212bはテーブル 本体部211または支持部212のいずれか一方がボ ールねじ51または52に取り付けられた状態で っても、連結状態を解除できるように構成 ればよい。
本発明は、工作機械のテーブル装置に利用
能である。
Next Patent: LUBRICANT COMPOSITION
