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Patent Searching and Data


Title:
THERMALLY RELEASABLE DOUBLE-SIDED ADHESIVE SHEET
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/133120
Kind Code:
A1
Abstract:
Disclosed is a thermally releasable double-sided adhesive sheet which can be used suitably in a cutting process for a laminated ceramic sheet under a high-temperature atmosphere. Also disclosed is a method for cutting a laminated ceramic sheet by using the above-mentioned sheet. The thermally releasable double-sided adhesive sheet comprises: a base material; a thermally expandable adhesive layer comprising a thermally expandable microsphere and arranged on one surface of the base material; and an adhesive layer for temporary fixing, which comprises a lipophilic layered clay mineral and is arranged on the other surface of the base material.A layered silicate can be suitably used as the lipophilic layered clay mineral. The lipophilic layered clay mineral can be used in an amount of 0.1 to 45 parts by weight relative to 100 parts by weight of a base polymer for an adhesive agent which constitutes the adhesive layer for temporary fixing.

Inventors:
SHIMOKAWA DAISUKE (JP)
ARIMITSU YUKIO (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/057363
Publication Date:
November 06, 2008
Filing Date:
April 15, 2008
Export Citation:
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Assignee:
NITTO DENKO CORP (JP)
SHIMOKAWA DAISUKE (JP)
ARIMITSU YUKIO (JP)
International Classes:
C09J7/38; C09J11/04; C09J201/00; H01G4/30
Foreign References:
JP2004300231A2004-10-28
JP2005344008A2005-12-15
JP2005079529A2005-03-24
Attorney, Agent or Firm:
GOTO, Yukihisa (2-18 Kobai-cho, Kita-k, Osaka-shi Osaka 38, JP)
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Claims:
 基材の一方の面に熱膨張性微小球を含有する熱膨張性粘着層を有し、他方の面に親油性層状粘土鉱物を含有する仮固定用粘着層を有する熱剥離型両面粘着シート。
 親油性層状粘土鉱物の含有量が、仮固定用粘着層を構成する粘着剤のベースポリマー100重量部に対して0.1~45重量部である請求項1記載の熱剥離型両面粘着シート。
 親油性層状粘土鉱物が層状珪酸塩である請求項1又は2に記載の熱剥離型両面粘着シート。
 請求項1~3のいずれかの項に記載の熱剥離型両面粘着シートの熱膨張性粘着層に積層セラミックシートを貼り合わせ、仮固定粘着層に台座を貼り合わせることにより積層セラミックシートを台座に固定して切断することを特徴とする積層セラミックシートの切断方法。
Description:
熱剥離型両面粘着シート

 本発明は、電子部品加工用、特に積層セ ミックシートの切断工程における加工用粘 シートとして好適に使用できる熱剥離型両 粘着シート及び該シートを使用する積層セ ミックシートの切断方法に関する。

 近年の電子部品の分野では、部品自体の 型化や精密化が要求されるようになり、例 ば、セラミック製電子部品の一つであるセ ミックコンデンサやセラミック抵抗、セラ ックインダクタでは「0603」や「0402」に代 される小型化や数百層を大きく超える高積 化による高容量化が顕著となってきている 特にセラミックコンデンサの製造工程にお ては、小型化や精密化を達成するために高 加工精度が要求されるようになっている。

 セラミックコンデンサの製造工程の一例 挙げると、(1)グリーンシートへの電極印刷 程、(2)積層工程、(3)高圧プレス工程、(4)切 工程、(5)焼成工程などである。(2)積層工程 (3)高圧プレス工程は目的に応じて複数回繰 返されることが多い。各工程においては、 程(1)では電極印刷の精度など、工程(2)では 極位置の精度など、工程(3)では、加圧によ グリーンシートが変形し、電極位置にずれ 生じることによる電極位置のずれ防止精度 工程(4)では切断による精度などが要求され 工程中一つでも精度が悪いと製品が不良と り、生産性が低下してしまう。

 これらの中で、(4)切断工程では、切断時 しっかりと固定でき、切断工程終了後は加 により粘着力が消失して簡単に被加工体を がすことができる熱剥離型粘着シート(例え ば、特許文献1)を使用した工法が広く普及し おり、更に搬送性や精度向上の観点から、 断工程における加工用粘着シートとして、 材の片方の面に熱剥離性粘着層を、他方の には仮固定用粘着剤層を設けた両面粘着シ トを使用して、被加工体を台座上に固定し 切断する場合もある。しかしながら、近年 切断時、特に押切加工時に、切断精度向上 目的に高温雰囲気下でグリーンシートを柔 かくして切断する場合が増えている。この き従来の熱剥離型粘着シートでは高温雰囲 下での粘着力、特に熱剥離型粘着シートの 座に貼り合わせた側の粘着剤層の粘着力が 下するため、切断工程時に熱剥離型粘着シ トが台座から浮いて、切断精度不良となる 題が生じていた。

特開2004-300231号公報

 本発明の目的は、積層セラミックシートの 温雰囲気下での切断工程において好適に使 できる熱剥離型両面粘着シートを提供する とである。具体的には、基材の一方の面に けられた熱膨張性粘着層は高温雰囲気下に いても粘着力に優れ、切断の前後を通して っかりと積層セラミックシートに接着する 、熱剥離処理時には速やかに粘着力が消失 るいは低減し、かつ、基材の他方の面に設 られた仮固定用粘着層は高温雰囲気下にお ても優れた粘着力で台座表面に接着して浮 等を生じることなく、接着目的達成後には 好に剥離することのできる熱剥離型両面粘 シートを提供することである。
 本発明の他の目的は、高温雰囲気下におい 高精度な切断を行うことができる積層セラ ックシートの切断方法を提供することであ 。

 本発明者らは上記課題を解決するために 意検討した結果、基材の一方の面に熱膨張 微小球を含有する熱膨張性粘着層を有し、 方の面に親油性層状粘土鉱物を含有する粘 層を有する熱剥離型粘着シートにより上記 題を解決しうることを見出し、本発明を完 した。

 すなわち本発明は、基材の一方の面に熱 張性微小球を含有する熱膨張性粘着層を有 、他方の面に親油性層状粘土鉱物を含有す 仮固定用粘着層を有する熱剥離型粘着シー を提供する。

 親油性層状粘土鉱物の含有量は、仮固定 粘着層を構成する粘着剤のベースポリマー1 00重量部に対して0.1~45重量部とするのが好ま く、親油性層状粘土鉱物としては層状珪酸 を使用するのが好ましい。

 本発明は又、基材の一方の面に熱膨張性 小球を含有する熱膨張性粘着層を有し、他 の面に親油性層状粘土鉱物を含有する仮固 用粘着層を有する熱剥離型粘着シートの、 膨張性粘着層に積層セラミックシートを貼 合わせ、仮固定粘着層に台座を貼り合わせ ことにより積層セラミックシートを台座に 定して切断することを特徴とする積層セラ ックシートの切断方法を提供する。

 本発明の熱剥離型両面粘着シートは、仮固 用粘着層が親油性層状粘土鉱物を含むこと より凝集力が高まり、高温雰囲気下での被 体粘着性が向上するため、高温雰囲気下押 工程での台座からの浮きを好適に防止する とができる。また、仮固定用粘着層は高温 囲気下での作業を経ても粘着力が増加する となく適度な粘着力を維持するため、接着 的達成後には被着体(台座)から容易かつ良 に剥離することができる。また、熱膨張性 着層は高温雰囲気下においても良好な粘着 を維持し、熱剥離処理時には速やかに被着 (積層セラミックシートなど)から剥離するこ とができる。
 従って、本発明の熱剥離型両面粘着シート 積層セラミックシートの高温雰囲気下押切 程に使用した場合は、本発明の熱剥離型両 粘着シートはズレや浮き等を生じることな しっかりと積層セラミックシートと台座と 固定するため、高い精度で切断を行うこと できる。また、作業終了後は熱剥離処理に り切断後の積層セラミックシートにストレ を与えることなく容易に積層セラミックシ トを熱剥離型両面粘着シートの熱膨張性粘 層表面から剥離することができ、また、台 と熱剥離型両面粘着シートの仮固定用粘着 とを糊残り無く容易に剥離することができ 。

本発明の熱剥離型粘着シートの一例を す概略断面図である。 本発明の積層セラミックシートの切断 法を説明する概略断面図である

符号の説明

 1   基材
 2   ゴム状有機弾性層
 3   熱膨張性粘着層
 4   セパレーター
 5   仮固定用粘着層
 6   本発明の熱剥離型両面粘着シート
 7   台座
 8   積層セラミックシート
 9   押切刃

[熱剥離型両面粘着シート]
 本発明の熱剥離型両面粘着シートの構成を 図面を参照して説明する。図1は本発明の熱 剥離型両面粘着シートの一例を示す概略断面 図である。図1中1は基材、2はゴム状有機弾性 層、3は熱膨張性粘着層、4はセパレーター、5 は仮固定用粘着層をそれぞれ示す。なお、ゴ ム状有機弾性層2及びセパレーター4は必要に じて設けられる層であり必ずしも設けられ いる必要はない。

[基材]
 基材1は、熱剥離型両面粘着シートの支持母 体となるもので、適宜な薄葉体をいずれも使 用することができ、特に制限されない。例え ば、紙、布、不織布、金属箔、あるいはそれ らのプラスチックラミネート体、プラスチッ ク同士の積層体などが例示できる。基材1の さは5~250μm程度が一般的であるが特に制限さ れない。

[ゴム状有機弾性層]
 ゴム状有機弾性層2は、基材と熱膨張性粘着 層3との間に設けられることが多く、熱剥離 両面粘着シートの熱膨張性粘着層3の粘着面 被着体の表面形状に良好に追従させて接着 積を大きくする機能と、後述の熱膨張性微 球の膨張により熱膨張性粘着層を被着体か 加熱剥離する際に、熱膨張性粘着層の加熱 張を高度に(精度よく)コントロールし、熱 張性粘着層を厚さ方向へ優先的に、かつ均 に膨張させるという機能とを有する。なお ゴム状有機弾性層2は、基材1と仮固定用粘着 層5との間に設けられていてもよい。

 ゴム状有機弾性層2は、上記機能を具備さ せるため、例えば、ASTM D-2240に基づくD型シ アーD型硬度が50以下、特に40以下の天然ゴム 、合成ゴム又はゴム弾性を有する合成樹脂に より形成することが好ましい。

 前記合成ゴム又はゴム弾性を有する合成 脂としては、例えば、ニトリル系、ジエン 、アクリル系などの合成ゴム;ポリオレフィ ン系、ポリエステル系などの熱可塑性エラス トマー;エチレン-酢酸ビニル共重合体、ポリ レタン、ポリブタジエン、軟質ポリ塩化ビ ルなどのゴム弾性を有する合成樹脂などが げられる。なお、ポリ塩化ビニルなどのよ に本質的には硬質系ポリマーであっても、 塑剤や柔軟剤等の配合剤との組み合わせに りゴム弾性が発現しうる。このような組成 も、ゴム状有機弾性層2の構成材料として使 用できる。また、ゴム状有機弾性層2を構成 る材料としては後述の熱膨張性粘着層3を構 する粘着剤のベースポリマーとして例示さ たポリマーなども、好ましく使用でき、ア リル系共重合体を特に好適に使用できる。

 ゴム状有機弾性層2を形成する方法は特に 制限されず、例えば、上述のゴム状有機弾性 層2を構成する材料を含むコーティング液を 材1上に塗布する方式(コーティング法)、上 のゴム状有機弾性層2を構成する材料からな フィルムを基材1と接着するか、又は熱膨張 性粘着層3上にゴム状有機弾性層2を構成する 料からなる層を形成してなる積層フィルム 基材1と接着する方式(ドライラミネート法) 基材1の構成材料とゴム状有機弾性層2を構 する材料を共押し出しする方式(共押し出し )などの適宜な方式で行うことができる。

 なお、ゴム状有機弾性層2は、粘着特性を 有する粘着性物質で形成されていてもよく、 気泡構造を有する発泡フィルム等で形成され ていてもよい。ゴム状有機弾性層2に気泡構 を導入する方法は特に制限されず、慣用の 法、例えば、機械的な撹拌により材料中に 泡を含有させる方法、発泡剤を使用する方 、溶剤可溶性物質からなる粒を分散してゴ 状有機弾性層2を形成した後に、該粒を溶剤 溶解して除去する方法、スプレーによる方 、シオンタクチックフォームを形成する方 、焼結法などにより行うことができる。ゴ 状有機弾性層2は単層であってもよく、2以 の層で構成してもよい。

[熱膨張性粘着層]
 熱膨張性粘着層3は、粘着剤層中に、熱によ り膨張する熱膨張性微小球(マイクロカプセ )が分散されてなる層である。すなわち、熱 張性粘着層3は、少なくとも粘着性を付与す るための粘着剤(感圧接着剤)と、熱膨張性を 与するための熱膨張性微小球(マイクロカプ セル)とを含む粘着剤組成物により形成する とができる。そのため、粘着シートを被着 に貼着した後、任意なときに熱膨張性粘着 3を加熱して、熱膨張性微小球を発泡及び/又 は膨張処理することにより、熱膨張性粘着層 3と被着体との接着面積を減少させて、熱膨 性粘着層3を被着体から容易に剥離すること できる。なお、マイクロカプセル化してい い発泡剤では、良好な剥離性を安定して発 させることができない。

(粘着剤)
 熱膨張性粘着層3において用いられる粘着剤 としては、加熱時に熱膨張性微小球の発泡及 び/又は膨張を可及的に拘束しないものを使 することができる。このような粘着剤とし は例えば、ゴム系粘着剤、アクリル系粘着 、ビニルアルキルエーテル系粘着剤、シリ ーン系粘着剤、ポリエステル系粘着剤、ポ アミド系粘着剤、ウレタン系粘着剤、スチ ン-ジエンブロック共重合体系粘着剤、これ の粘着剤に融点が200℃以下の熱溶融性樹脂 配合したクリープ特性改良型粘着剤などの 知の粘着剤を1種又は2種以上組み合わせて いることができる(例えば、特開昭56-61468号 報、特開昭61-174857号公報、特開昭63-17981号公 報、特開昭56-13040号公報等参照)。粘着剤は、 粘着性成分(ベースポリマー等)のポリマー成 の他に、架橋剤(例えば、ロジン誘導体樹脂 、ポリテルペン樹脂、石油樹脂、油溶性フェ ノール樹脂など)、可塑剤、充填剤、老化防 剤などの適宜な添加剤を含んでいてもよい なお、粘着剤は、エマルジョン系粘着剤、 剤系粘着剤などのいずれの形態の粘着剤で ってもよい。

 一般には、前記粘着剤として、天然ゴムや 種の合成ゴムをベースポリマーとしたゴム 粘着剤;(メタ)アクリル酸アルキルエステル( 例えば、メチルエステル、エチルエステル、 プロピルエステル、イソプロピルエステル、 ブチルエステル、イソブチルエステル、s-ブ ルエステル、t-ブチルエステル、ペンチル ステル、ヘキシルエステル、ヘプチルエス ル、オクチルエステル、2-エチルヘキシルエ ステル、イソオクチルエステル、イソデシル エステル、ドデシルエステル、トリデシルエ ステル、ペンタデシルエステル、ヘキサデシ ルエステル、ヘプタデシルエステル、オクタ デイシルエステル、ノナデシルエステル、エ イコシルエステル)などの(メタ)アクリル酸C 1-20 アルキルエステルなどの1種又は2種以上を単 体成分として用いたアクリル系重合体(単独 重合体又は共重合体)をベースポリマーとす アクリル系粘着剤などが用いられる。

 なお、前記アクリル系重合体は、凝集力 耐熱性、架橋性などの改質を目的として、 要に応じて前記(メタ)アクリル酸アルキル ステルと共重合可能な他の単量体成分に対 する単位を含んでいてもよい。このような 量体成分として、例えば、アクリル酸、メ クリル酸、カルボキシエチルアクリレート カルボキシペンチルアクリレート、イタコ 酸、マレイン酸、フマール酸、クロトン酸 どのカルボキシル基含有モノマー;無水マレ ン酸、無水イタコン酸などの酸無水物モノ ー;(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチル、(メ タ)アクリル酸ヒドロキシプロピル、(メタ)ア クリル酸ヒドロキシブチル、(メタ)アクリル ヒドロキシヘキシル、(メタ)アクリル酸ヒ ロキシオクチル、(メタ)アクリル酸ヒドロキ シデシル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシラウ ル、(4-ヒドロキシメチルシクロヘキシル)メ チル(メタ)アクリレートなどのヒドロキシル 含有モノマー;スチレンスルホン酸、アリル スルホン酸、2-(メタ)アクリルアミド-2-メチ プロパンスルホン酸、(メタ)アクリルアミド プロパンスルホン酸、スルホプロピル(メタ) クリレート、(メタ)アクリロイルオキシナ タレンスルホン酸などのスルホン酸基含有 ノマー;(メタ)アクリルアミドやN,N-ジメチル( メタ)アクリルアミド、N-ブチル(メタ)アクリ アミド、N-メチロール(メタ)アクリルアミド 、N-メチロールプロパン(メタ)アクリルアミ などの(N-置換)アミド系モノマー;(メタ)アク ル酸アミノエチル、(メタ)アクリル酸アミ エチル、(メタ)アクリル酸N,N-ジメチルアミ エチル、(メタ)アクリル酸t-ブチルアミノエ ルなどの(メタ)アクリル酸アルキルアミノ モノマー;(メタ)アクリル酸メトキシエチル (メタ)アクリル酸エトキシエチルなどの(メ )アクリル酸アルコキシアルキル系モノマー; N-シクロヘキシルマレイミド、N-イソプロピ マレイミド、N-ラウリルマレイミド、N-フェ ルマレイミドなどのマレイミド系モノマー; N-メチルイタコンイミド、N-エチルイタコン ミド、N-ブチルイタコンイミド、N-オクチル タコンイミド、N-2-エチルヘキシルイタコン イミド、N-シクロヘキシルイタコンイミド、N -ラウリルイタコンイミドなどのイタコンイ ド系モノマー;N-(メタ)アクリロイルオキシメ チレンスクシンイミド、N-(メタ)アクリロイ -6-オキシヘキサメチレンスクシンイミド、N- (メタ)アクリロイル-8-オキシオクタメチレン クシンイミドなどのスクシンイミド系モノ ー;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、N-ビ ルピロリドン、メチルビニルピロリドン、 ニルピリジン、ビニルピペリドン、ビニル リミジン、ビニルピペラジン、ビニルピラ ン、ビニルピロール、ビニルイミダゾール ビニルオキサゾール、ビニルモルホリン、N -ビニルカルボン酸アミド類、スチレン、α- チルスチレン、N-ビニルカプロラクタムなど のビニル系モノマー;アクリロニトリル、メ クリロニトリルなどのシアノアクリレート ノマー;(メタ)アクリル酸グリシジルなどの ポキシ基含有アクリル系モノマー;(メタ)ア リル酸ポリエチレングリコールや(メタ)アク リル酸ポリプロピレングリコール、(メタ)ア リル酸メトキシエチレングリコール、(メタ )アクリル酸メトキシポリプロピレングリコ ルなどのグリコール系アクリルエステルモ マー;(メタ)アクリル酸テトラヒドロフルフ ル、フッ素(メタ)アクリレート、シリコーン (メタ)アクリレートなどの複素環、ハロゲン 子、ケイ素原子などを有するアクリル酸エ テル系モノマー;ヘキサンジオールジ(メタ) クリレート、(ポリ)エチレングリコールジ( タ)アクリレート、(ポリ)プロピレングリコ ルジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグ コールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリス リトールジ(メタ)アクリレート、トリメチロ ルプロパントリ(メタ)アクリレート、ペン エリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジ ペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレ ト、エポキシアクリレート、ポリエステル クリレート、ウレタンアクリレートなどの 官能モノマー;イソプレン、ブタジエン、イ ソブチレンなどのオレフィン系モノマー;ビ ルエーテルなどのビニルエーテル系モノマ 等が挙げられる。これらの共重合性モノマ は、1種又は2種以上を選択して用いることが できる。

 なお、熱膨張性粘着層3において、加熱処理 前の適度な接着力と加熱処理後の接着力の低 下性のバランスの点から、より好ましい粘着 剤は、動的弾性率が常温から150℃において5 ~1000万dyn/cm 2 (0.5~100Pa)の範囲にあるポリマーをベースポリ ーとした感圧接着剤である。

(熱膨張性微小球)
 熱膨張性微小球としては、例えば、イソブ ン、プロパン、ペンタンなどの加熱により 易にガス化して膨張する物質を、弾性を有 る殻内に内包させた微小球であればよい。 記殻は、熱溶融性物質や熱膨張により破壊 る物質で形成される場合が多い。前記殻を 成する物質として、例えば、塩化ビニリデ -アクリロニトリル共重合体、ポリビニルア ルコール、ポリビニルブチラール、ポリメチ ルメタクリレート、ポリアクリロニトリル、 ポリ塩化ビニリデン、ポリスルホンなどが挙 げられる。熱膨張性微小球は、慣用の方法、 例えば、コアセルべーション法、界面重合法 などにより製造できる。なお、熱膨張性微小 球には、例えば、マツモトマイクロスフェア [商品名、松本油脂製薬(株)製]などの市販品 ある。

 熱膨張性微小球の粒径(平均粒子径)は特 制限されず、熱膨張性粘着層3の厚み等に応 て適宜選択することができる。例えば、5~12 0μm(好ましくは10~75μm)の範囲から選択するこ ができる。

 熱膨張性微小球は、加熱処理により熱膨 性粘着層3の接着力を効率よく低下させるた め、体積膨張率が好ましくは5倍以上、より ましくは7倍以上、特に好ましくは10倍以上 なるまで破裂しない適度な強度を有するも が好ましい。

 熱膨張性微小球の配合量は、熱膨張性粘 層3の膨張倍率や接着力の低下性などに応じ て適宜設定しうるが、一般的には熱膨張性粘 着層3を構成する粘着剤のベースポリマー100 量部に対して、例えば1~150重量部、好ましく は10~130重量部、更に好ましくは25~100重量部で ある。熱膨張性微小球の配合量が多すぎると 熱膨張性粘着層3中の粘着剤の凝集破壊を引 起こしやすくなり、一方、少なすぎると剥 性が低下する。

 熱膨張性粘着層3は、例えば、熱膨張性微 小球と、粘着剤と、必要に応じて溶媒やその 他の添加剤などとを混合してコーティング液 を調整し、これを基材1又はゴム状有機弾性 2上に塗布する方式、セパレーター4やその他 適当な剥離紙等に該コーティング液を塗布し て熱膨張性粘着層3を形成し、これを基材1又 ゴム状有機弾性層2上に転写(移着)する方法 ど、慣用の方法により形成できる。熱膨張 粘着層3は、単層、複層のいずれであっても よい。

 熱膨張性粘着層3の厚さは、接着力の低減 性などにより適宜選択することができ、例え ば、300μm以下(好ましくは10~150μm)程度である 熱膨張性粘着層3の厚さが過大であると、加 熱処理後の剥離時に凝集破壊が生じやすくな る。一方、熱膨張性粘着層3の厚さが過小で ると、加熱処理による熱膨張性粘着層3の変 度が小さく、接着力が円滑に低下しにくく り、また、添加する熱膨張性微小球の粒径 過度に小さくする必要が生じる。

 熱剥離型両面粘着シートの熱膨張性粘着 3を被着体より容易に剥離できるようにする ための加熱処理条件は被着体の表面状態や熱 膨張性微小球の種類等による接着面積の減少 性、基材1や被着体の耐熱性や加熱方法等の 件により決められるが、一般的な条件は100~2 50℃、1~90秒間(ホットプレートなど)又は5~15分 間(熱風乾燥機など)である。

[仮固定用粘着層]
 仮固定用粘着層5は、少なくとも粘着性を付 与するための粘着剤(感圧接着剤)と親油性層 粘土鉱物とを含む粘着剤組成物により構成 れる。仮固定用粘着層5を構成する粘着剤と しては、上述の熱膨張性粘着層3を構成する 着剤と同様のものを使用することができる また、上記ゴム状有機弾性層2を構成する材 として例示された天然ゴム、合成ゴム又は ム弾性を有する合成樹脂をベースポリマー する粘着剤を使用することもできる。仮固 用粘着層5に使用する粘着剤としては、(メ )アクリル酸アルキルエステルをベースポリ ーとするアクリル系粘着剤が好適に用いら る。粘着剤組成物が親油性層状粘土鉱物を むことにより仮固定用粘着層5の凝集力が高 まり、高温雰囲気下での対被着体粘着性が向 上する。

(親油性層状粘土鉱物)
 親油性層状粘土鉱物は、主に二次元構造を する粘土層が積み重なることによって結晶 造をなしている粘土鉱物を指す。親油性層 粘土鉱物は溶媒中に加えることにより膨潤 各層間距離が広がるという特性を有するだ でなく、その構造を有したまま層間にイオ や分子を取り込むことができるという特性 有している。溶媒への分散性など取り扱い 面で、親油性層状粘土鉱物としては層状珪 塩を特に好ましく用いることができる。親 性層状粘土鉱物としては、具体的には例え 、スメクタイト、サポナイト、ソーコナイ 、スチブンサイト、ヘクトライト、マーガ イト、タルク、金雲母、クリソタイル、緑 岩、バーミキュライト、カオリナイト、白 母、ザンソフィライト、ディッカイト、ナ ライト、パイロフィライト、モンモリロナ ト、バイデライト、ノントロナイト、テト シリリックマイカ、ナトリウムテニオライ 、アンチゴライト、ハロイサイトなどを例 できる。これらの親油性層状粘土鉱物は、 然の、あるいは合成された親油性層状粘土 物のいずれをも好適に使用することができ 。親油性層状粘土鉱物の粒子の平均長さと ては、好ましくは0.01~100μm、特に好ましく 0.05~10μmであるものを使用でき、アスペクト としては好ましくは20~500、特に50~200である のを好適に使用できる。親油性層状粘土鉱 は、1種又は2種以上を選択して使用するこ ができる。

 親油性層状粘土鉱物の使用量は、仮固定 粘着層を構成する粘着剤のベースポリマー1 00重量部に対して、好ましくは0.1~45重量部、 らに好ましくは1~40重量部、特に10~30重量部 範囲から選択することができる。親油性層 粘土鉱物の使用量が少なすぎると凝集力や 温雰囲気下での粘着力の向上等の効果が得 れにくい。また、使用量が多すぎると使用 の剥離性に問題が生じたり、粘着剤中に親 性層状粘土鉱物を均一に分散するのが困難 あり現実に生産することが困難であったり る。

 仮固定用粘着層5は、上記粘着剤及び親油 性層状粘土鉱物に加えて、必要に応じて、架 橋剤(例えば、ロジン誘導体樹脂、ポリテル ン樹脂、石油樹脂、油溶性フェノール樹脂 ど)、可塑剤、充填剤、老化防止剤などの適 な添加剤を含んでいてもよいを含んでいて よい。

 仮固定用粘着層5の厚さは、例えば0.5~100μ m、好ましくは2~50μmの範囲から選択すること できる。仮固定用粘着層5が薄すぎると十分 な粘着性が得られず、被着体(台座等)への貼 時、被着体との間に浮きが生じるなどの問 の原因になる。また、厚すぎると仮固定用 着層5の変形が大きくなり、積層セラミック シートの高温雰囲気下押切工程に使用した場 合には、横ズレによる切断精度低下の原因に なる。

[セパレーター]
 セパレーター4は、熱膨張性粘着層3及び/又 仮固定用粘着層5の表面を保護するために設 けられる層であり、熱膨張性粘着層3及び/又 仮固定用粘着層5を被着体に貼り付ける際に は剥離される。セパレーター4は適宜な剥離 などにより構成される。具体的には例えば シリコーン系、長鎖アルキル系、フッ素系 硫化モリブデン等の剥離剤により表面処理 れたプラスチックフィルムや紙等の剥離層 有する基材;ポリテトラフルオロエチレン、 リクロロトリフルオロエチレン、ポリフッ ビニル、ポリフッ化ビニリデン、テトラフ オロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン 重合体、クロロフルオロエチレン・フッ化 ニリデン共重合体等のフッ素系ポリマーか なる低接着性基材;オレフィン系樹脂(例え 、ポリエチレン、ポリプロピレンなど)等の 極性ポリマーからなる低接着性基材などを いることができる。なお、セパレーター4は 必要に応じて設けられる層であり、設けられ ていなくてもよい。

[積層セラミックシートの切断方法」
 本発明の熱剥離型両面粘着シートは、種々 被着体の仮固定用又は保管用、運搬用粘着 ートとして使用でき、その用途は特に制限 れないが、電子部品の加工時の仮固定材、 に、積層セラミックシートを高温雰囲気下 押切加工する際の固定用粘着シートとして 使用に特に適している。以下に図面を参照 つつ本発明の積層セラミックシートの切断 法を説明する。図2は、本発明の熱剥離型両 面粘着シートを使用して積層セラミックシー トを台座に固定し、切断のために切断刃を入 れ込んだ様子を示す概略断面図である。図2 6は本発明の熱剥離型両面粘着シートを示す 図2中1、3及び5は、図1における1、3及び5に じである。7は台座を示し、8は積層セラミッ クシートを示す。9は積層セラミックシート8 断用の押切刃を示す。本発明の熱剥離型両 粘着シート6の仮固定用粘着層を台座に貼り 合わせ、熱膨張性粘着層3を積層セラミック ート8に貼り合わせることにより被加工体で る積層セラミックシート8をしっかりと固定 する。

 積層セラミックシート8の切断工程は、切 断精度の向上を目的として高温雰囲気下(例 ば、60~100℃)で行われる。切断工程が行われ 温度は、熱膨張性粘着層3に含有される熱膨 張性微小球の膨張開始温度より低いことが肝 心である。本発明の熱剥離型両面粘着シート 6において、熱膨張性粘着層3及び仮固定用粘 層5の両粘着層は常温及び高温雰囲気下での 凝集力及び接着力に優れているため、切断工 程の前後を通して積層セラミックシート8を っかりと固定することができる。特に、仮 定用粘着層5は高温雰囲気下でも浮きや変形 生じないので、切断時の押切刃9の入れ込み に伴う積層セラミックシート8の位置ズレを 止し、部品単位のチップ素体として、高精 に正確な切断ができる。

 切断終了後は、熱膨張性粘着層3を、熱膨 張性微小球の膨張温度以上の温度まで加熱し て熱膨張性粘着層3の接着力を消失あるいは 減させて、被加工体(切断後の積層セラミッ シート8)を台座7から取り外すことができる なお、この際熱膨張性粘着層3を被着体から 容易に剥離できるようにするための加熱処理 条件は、被着体の表面状態や熱膨張性微小球 の種類等による接着面積の減少性、基材や被 着体の耐熱性や加熱方法等の条件により決め られるが、一般的な条件は100~250℃、1~90秒間( ホットプレートなど)又は5~15分間(熱風乾燥機 など)である。

 切断後の積層セラミックシート8を適宜な 方法により回収した後、引き剥がし等により 熱剥離型両面粘着シート6の仮固定用粘着層5 台座7とを剥離することができる。本発明の 熱剥離型両面粘着シート6の仮固定用粘着層 、親油性層状粘土鉱物を含有していること より凝集力に優れており、高温雰囲気下で 作業を経験した後であっても良好に再剥離 能である。

 以下に実施例を挙げて本発明をより詳細 説明するが、本発明はこれらの実施例によ 何ら制限されるものではない。

(実施例1)
 〈仮固定用粘着剤層〉
 アクリル系共重合体A(アクリル酸エチル:ア リル酸2-エチルヘキシル:ヒドロキシエチル クリレート:メタクリル酸メチル=70重量部:30 重量部:5重量部:5重量部)100重量部、親油性層 粘土鉱物としてモンモリロナイト(クニミネ 工業(株)製:商品名『クニピアG』)1重量部、イ ソシアネート系架橋剤1.5重量部を、トルエン 中に均一に混合、溶解して塗工液を調製した 。厚さ100μmのPET(ポリエチレンテレフタレー フィルム)基材上に乾燥後の厚さが5μmとなる ように塗布し、仮固定用粘着剤層を形成した 。
 〈ゴム状有機弾性層〉
 上記アクリル系共重合体A100重量部と、ポリ ウレタン系架橋剤(日本ポリウレタン(株)製: 品名『コロネートL』)2重量部をトルエンに 解し、塗工液を調製した。上記PET基材の仮 定用粘着剤層を形成していない面に、乾燥 の厚さが15μmとなるように塗布し、ゴム状有 機弾性層を形成した。
 〈熱膨張製粘着剤層〉
 上記アクリル系共重合体A100重量部、ポリウ レタン系架橋剤(日本ポリウレタン(株)製:商 名『コロネートL』)2重量部、テルペン系粘 付与樹脂(ヤスハラケミカル社製:商品名『YS リスターT130』)20重量部、熱膨張性微小球40 量部をトルエンに均一に混合溶解して塗工 を調製し、セパレータ(厚さ38μmのポリエチ ンテレフタレート基材)上に乾燥後の厚みが 35μmとなるように塗布して熱膨張製粘着剤層 形成した。
 〈熱剥離型両面粘着シート〉
 上記ゴム状有機弾性層と、熱膨張製粘着剤 とを貼り合わせ、本発明の熱剥離型両面粘 シートを得た。

(実施例2)
 実施例1の〈仮固定用粘着剤層〉で、親油性 層状粘土鉱物の使用量を10重量部とした以外 実施例1と同様の操作を行い、本発明の熱剥 離型両面粘着シートを得た。

(実施例3)
 実施例1の〈仮固定用粘着剤層〉で、親油性 層状粘土鉱物の使用量を40重量部とした以外 、実施例1と同様の操作を行い、本発明の熱 剥離型両面粘着シートを得た。

(比較例1)
 実施例1の〈仮固定用粘着剤層〉で、親油性 層状粘土鉱物を使用しなかった以外は、実施 例1と同様の操作を行い、熱剥離型両面粘着 ートを得た。

(比較例2)
 実施例1の〈仮固定用粘着剤層〉で、親油性 層状粘土鉱物の使用量を50重量部とした以外 、実施例1と同様の操作を行い、熱剥離型両 面粘着シートを得た。

(評価)
 実施例及び比較例で得られた熱剥離型両面 着シートについて、以下の評価を行った。 果を表1に示す。
・100℃粘着力
 実施例及び比較例で得られた熱剥離型両面 着シートを幅20mm、長さ140mmのテープ状に切 してサンプルを作製した。被着体として、 さ25μmのPET(ポリエチレンテレフタレート)フ ィルム(30mm幅)を用いた。JIS Z 0237に準じてサ ンプルの仮固定用粘着層と被着体とを常態で 貼り合わせた後、予め100℃にしておいた高温 槽付き引っ張り試験機にセットし、5分間放 した。被着体を剥離角度180°、剥離速度30mm/m inで引き剥がしたときの荷重を測定した。
・台座面での浮き
 実施例及び比較例で得られた熱剥離型両面 着シートの仮固定用粘着剤層を、BA304の台 に貼り合わせ、100℃の温度条件下30分間放置 し、粘着シートの浮き具合を目視で観察した 。台座からの浮きが観察されない場合○と、 台座からの浮きが認められた場合は×と評価 た。
・台座面からの剥離性
 上記台座面での浮きの評価後、粘着シート 台座から引き剥がし、剥離性の評価を行っ 。糊残りや凝集破壊等を生じることなく良 に剥離できたものを○と、剥離できなかっ り、剥離後被着体に糊残りを生じたものを と評価した。

 本発明の熱剥離型両面粘着シートは100℃ 囲気下での粘着力(N/20mm)に優れており、テ プに浮きが生じないため、グリーンシート 高温雰囲気下切断工程においても精度よく 切を行うことが可能である。これに対して 較例1の粘着シートは、100℃雰囲気下では粘 シートに浮きが発生するため、高温雰囲気 の切断工程では切断精度が低下することと り、比較例2の粘着シートでは剥離性に劣る ため、電子部品加工用(積層セラミックシー の切断用など)の用途には適していない。

 本発明の熱剥離型両面粘着シートは、積 セラミックシートの高温雰囲気下押切工程 好適に使用できる。本発明の熱剥離型両面 着シートを積層セラミックシートの高温雰 気下押切工程に使用した場合は、ズレや浮 を生じることなくしっかりと積層セラミッ シートと台座とを固定するため、高い精度 切断を行うことができる。また、作業終了 は熱剥離処理により切断後の積層セラミッ シートにストレスを与えることなく容易に 層セラミックシートを熱剥離型両面粘着シ トの熱膨張性粘着層表面から剥離すること でき、また、台座と熱剥離型両面粘着シー の仮固定用粘着層とを糊残り無く容易に剥 することができる。