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Title:
TIRE MOUNTING DEVICE, TIRE MOUNTING METHOD, WORKING DEVICE, AND WORKING METHOD
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/096239
Kind Code:
A1
Abstract:
A tire mounting device (10) is constructed from a first working mechanism (20) and a second working mechanism (22) that are separated from each other. The first working mechanism (20) is provided with a tire holding means (42) for holding a tire (W) and with a temporary tightening means (44) for temporarily tightening nuts (28) onto hub bolts (18) to which the tire (W) is mounted. The second working mechanism (22) is provided with a final tightening means (82) for finally tightening the temporarily tightened nuts (28).

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Inventors:
KOMATSU, Saeko (6-1, Hagadai, Hagamachi, Hagagu, Tochigi 95, 3213395, JP)
小松彩絵子 (〒95 栃木県芳賀郡芳賀町芳賀台6番地1 ホンダエンジニアリング株式会社内 Tochigi, 3213395, JP)
Application Number:
JP2009/050527
Publication Date:
August 06, 2009
Filing Date:
January 16, 2009
Export Citation:
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Assignee:
HONDA MOTOR CO., LTD. (1-1 Minami-Aoyama 2-chome, Minato-ku Tokyo, 56, 1078556, JP)
本田技研工業株式会社 (〒56 東京都港区南青山二丁目1番1号 Tokyo, 1078556, JP)
KOMATSU, Saeko (6-1, Hagadai, Hagamachi, Hagagu, Tochigi 95, 3213395, JP)
International Classes:
B62D65/12; B23P19/06; B23P21/00; B25J13/08; B60B29/00
Attorney, Agent or Firm:
CHIBA, Yoshihiro et al. (Shinjuku Maynds Tower 16F, 1-1 Yoyogi 2-chom, Shibuya-ku Tokyo 53, 1510053, JP)
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Claims:
 車両のハブボルトに対してタイヤを自動的に組み付けるタイヤ組付装置であって、
 前記タイヤを把持するタイヤ把持手段、及び前記タイヤが配置された前記ハブボルトに、ナットを仮締めするナット仮締め手段を設ける第1作業機構と、
 仮締めされた前記ナットを本締めする本締め手段を設ける第2作業機構と、
 を備えることを特徴とするタイヤ組付装置。
 請求項1記載のタイヤ組付装置において、
 前記第2作業機構は、前記車両のハブボルト位置を検出する検出センサを設ける
 ことを特徴とするタイヤ組付装置。
 請求項1記載のタイヤ組付装置において、
 タイヤ供給部に配置されている前記タイヤのボルト孔を検出するボルト孔検出センサと、
 前記車両のハブボルト位置情報及び前記タイヤのボルト孔位置情報を処理し、前記第1作業機構の動作を制御する制御機構と、
 を備えることを特徴とするタイヤ組付装置。
 請求項1記載のタイヤ組付装置において、
 前記ナット仮締め手段は、
 着脱自在な複数のナットランナと、
 複数の前記ナットランナを一体に回転させる単一の回転駆動源と、
 を備える
 ことを特徴とするタイヤ組付装置。
 請求項1記載のタイヤ組付装置において、
 前記本締め手段は、
 2本のナットランナと、
 2本の前記ナットランナ同士の間隔を調整可能な間隔調整部と、
 を備える
 ことを特徴とするタイヤ組付装置。
 請求項1記載のタイヤ組付装置において、
 前記ナットを前記ナット仮締め手段に対応して整列させる第3作業機構を備えることを特徴とするタイヤ組付装置。
 車両のハブボルトに対してタイヤを自動的に組み付けるタイヤ組付方法であって、
 第1作業機構により前記タイヤを把持するとともに、前記タイヤが配置された前記ハブボルトに、ナットを仮締めする工程と、
 第2作業機構を介し、前記第1作業機構により仮締めされた前記ナットを本締めする工程と、
 を有することを特徴とするタイヤ組付方法。
 請求項7記載のタイヤ組付方法において、
 前記第1作業機構と前記第2作業機構とは、互いに干渉することなく各作業を並行して行う
 ことを特徴とするタイヤ組付方法。
 請求項7記載のタイヤ組付方法において、
 前記第2作業機構により前記車両のハブボルト位置を検出する工程を有する
 ことを特徴とするタイヤ組付方法。
 請求項7記載のタイヤ組付方法において、
 タイヤ供給部に配置されている前記タイヤのボルト孔を検出する工程と、
 前記車両のハブボルト位置情報及び前記タイヤのボルト孔位置情報に基づいて、前記第1作業機構の動作を制御する工程と、
 を有することを特徴とするタイヤ組付方法。
 請求項7記載のタイヤ組付方法において、
 前記第1作業機構及び前記第2作業機構は、タイヤ取付ステーションに配置されるとともに、
 前記車両は、前輪用の前記ハブボルトと後輪用の前記ハブボルトとが、前記タイヤ取付ステーションに、順次、配置されるように間欠搬送される
 ことを特徴とするタイヤ組付方法。
 車両のハブボルトに対してタイヤを自動的に組み付けるタイヤ組付装置であって、
 前記タイヤを把持するタイヤ把持手段、及び前記タイヤが配置された前記ハブボルトに、ナットを仮締めするナット仮締め手段を設ける第1作業機構と、
 前記車両の前輪側又は後輪側である第1取付部位に対応して配設され、仮締めされた前記ナットを本締めする第1本締め手段を設ける第2作業機構と、
 前記車両の後輪側又は前輪側である第2取付部位に対応して配設され、仮締めされた前記ナットを本締めする第2本締め手段を設ける第3作業機構と、
 を備えることを特徴とするタイヤ組付装置。
 請求項12記載のタイヤ組付装置において、
 前記第2作業機構は、前記第1取付部位のハブボルト位置を検出する第1検出センサを設けるとともに、
 前記第3作業機構は、前記第2取付部位のハブボルト位置を検出する第2検出センサを設ける
 ことを特徴とするタイヤ組付装置。
 請求項13記載のタイヤ組付装置において、
 タイヤ供給部に配置されている前記タイヤのボルト孔を検出する第3検出センサと、
 前記第1~第3検出センサから得られる位置情報を処理し、前記第1作業機構の動作を制御する制御機構と、
 を備えることを特徴とするタイヤ組付装置。
 請求項12記載のタイヤ組付装置において、
 前記ナット仮締め手段は、
 着脱自在な複数のナットランナと、
 複数の前記ナットランナを一体に回転させる単一の回転駆動源と、
 を備えることを特徴とするタイヤ組付装置。
 請求項12記載のタイヤ組付装置において、
 前記第1本締め手段及び前記第2本締め手段は、
 それぞれ2本のナットランナと、
 2本の前記ナットランナ同士の間隔を調整可能な間隔調整部と、
 を備えることを特徴とするタイヤ組付装置。
 車両のハブボルトに対してタイヤを自動的に組み付けるタイヤ組付方法であって、
 第1作業機構により前記タイヤを把持するとともに、前記タイヤが配置された前記ハブボルトに、ナットを仮締めする工程と、
 前記車両の前輪側又は後輪側である第1取付部位に対応して配設された第2作業機構を介し、前記第1作業機構により仮締めされた前記ナットを本締めする工程と、
 前記車両の後輪側又は前輪側である第2取付部位に対応して配設された第3作業機構を介し、前記第1作業機構により仮締めされた前記ナットを本締めする工程と、
 を有することを特徴とするタイヤ組付方法。
 請求項17記載のタイヤ組付方法において、
 前記第1作業機構と、前記第2作業機構及び前記第3作業機構とは、互いに干渉することなく各作業を並行して行う
 ことを特徴とするタイヤ組付方法。
 請求項17記載のタイヤ組付方法において、
 前記第2作業機構により前記第1取付部位の前記ハブボルト位置を検出する工程と、
 前記第3作業機構により前記第2取付部位の前記ハブボルト位置を検出する工程と、
 を有することを特徴とするタイヤ組付方法。
 請求項19記載のタイヤ組付方法において、
 タイヤ供給部に配置されている前記タイヤのボルト孔を検出する工程と、
 前記第1取付部位及び前記第2取付部位の各ハブボルト位置と、前記タイヤの前記ボルト孔の位置とに基づいて、前記第1作業機構の動作を制御する工程と、
 を有することを特徴とするタイヤ組付方法。
 ワークに対して作業を行う作業ユニットと、
 前記作業ユニットの重量を保持し、且つ前記作業ユニットを移動自在に装着する第1作業機構と、
 前記作業ユニット又は前記第1作業機構の一部に着脱可能に連結され、該作業ユニットを前記作業に沿って自動操作する第2作業機構と、
 を備えることを特徴とする作業装置。
 請求項21記載の作業装置において、
 前記第1作業機構は、バランサ機構又は多関節ロボットを備える
 ことを特徴とする作業装置。
 請求項21記載の作業装置において、
 前記作業ユニットは、タイヤが装着される車両のハブボルトに対してナットを自動的に締め付けるナットランナを備える
 ことを特徴とする作業装置。
 ワークに対して作業を行う作業ユニットを、前記作業ユニットの重量を保持し、且つ前記作業ユニットを移動自在な第1作業機構に装着する工程と、
 第2作業機構を、前記作業ユニット又は前記第1作業機構の一部に着脱可能に連結する工程と、
 前記第1作業機構に装着されている前記作業ユニットを、前記第2作業機構により前記作業に沿って自動操作する工程と、
 を有することを特徴とする作業方法。
 請求項24記載の作業方法において、
 前記第1作業機構は、バランサ機構又は多関節ロボットを有する
 ことを特徴とする作業方法。
 請求項24記載の作業方法において、
 前記作業ユニットは、タイヤが装着される車両のハブボルトに対してナットを自動的に締め付けるナットランナを有する
 ことを特徴とする作業方法。
 タイヤを把持する一対のアームを有するタイヤ搬送機構と、複数のナットそれぞれを複数のハブボルトそれぞれに締め付けるナット締付機構と、を備えるタイヤ組付装置を用いるタイヤ組付方法であって、
 前記タイヤ組付方法は、
 前記一対のアームにより前記タイヤを把持するタイヤ把持工程と、
 前記一対のアームにより前記タイヤを車両のタイヤ組付部に対して位置決めするタイヤ位置決め工程と、
 前記一対のアームにより前記タイヤを把持した状態で、前記ナット締付機構により前記複数のナットそれぞれを前記複数のハブボルトそれぞれに締め付けるナット締付工程と、
 を有し、
 前記タイヤ位置決め工程及び前記ナット締付工程では、前記一対のアームが前記タイヤを把持する位置を、前記タイヤの上部及び下部に制限する
 ことを特徴とするタイヤ組付方法。
 請求項27記載のタイヤ組付方法において、
 前記タイヤの上部は、前記タイヤの最上部を含むと共に、前記タイヤの中心と前記タイヤの最上部とを通過する仮想軸をその対称軸とし且つ360°を前記タイヤのボルト孔の数で割った角度に等しい第1中心角に対応する部分であり、
 前記タイヤの下部は、前記タイヤの最下部を含むと共に、前記仮想軸をその対称軸とし且つ360°を前記タイヤのボルト孔の数で割った角度に等しい第2中心角に対応する部分であり、
 前記ボルト孔の数は、4つ以上である
 ことを特徴とするタイヤ組付方法。
 請求項27記載のタイヤ組付方法において、
 前記タイヤ組付方法は、さらに、
 前記タイヤのボルト孔を検出し、ボルト孔位置情報を取得するボルト孔位置情報取得工程と、
 前記一対のアームが前記タイヤの最上部及び最下部を把持した状態で、前記タイヤを前記車両のタイヤ取付部の手前に位置合わせするタイヤ位置合わせ工程と、
 前記ハブボルトを検出し、ハブボルト位置情報を取得するハブボルト位置情報取得工程と、
 前記複数のボルト孔と前記複数のハブボルトの位置を一致させるための前記タイヤの回転角度を算出する回転角度算出工程と、
 算出した前記回転角度に応じて前記タイヤを回転させるタイヤ回転工程と、
 を有し、
 前記回転角度算出工程では、前記タイヤの回転角度を、180°を前記ハブボルトの数で割った値以内に制限する
 ことを特徴とするタイヤ組付方法。
 タイヤを把持する一対のアームを有するタイヤ搬送機構と、
 複数のナットそれぞれを複数のハブボルトそれぞれに締め付けるナット締付機構と、
 を備えるタイヤ組付装置であって、
 前記一対のアームにより前記タイヤを車両のタイヤ組付部に対して位置決めし、
 前記一対のアームにより前記タイヤを把持した状態で、前記ナット締付機構により前記複数のナットそれぞれを前記複数のハブボルトそれぞれに締め付け、
 前記タイヤの位置決め及び前記ナットの締付けの際、前記一対のアームが前記タイヤを把持する位置を、前記タイヤの上部及び下部に制限する
 ことを特徴とするタイヤ組付装置。
 請求項30記載のタイヤ組付装置において、
 前記タイヤの上部は、前記タイヤの最上部を含むと共に、前記タイヤの中心と前記タイヤの最上部とを通過する仮想軸をその対称軸とし且つ360°を前記タイヤのボルト孔の数で割った角度に等しい第1中心角に対応する部分であり、
 前記タイヤの下部は、前記タイヤの最下部を含むと共に、前記仮想軸をその対称軸とし且つ360°を前記タイヤのボルト孔の数で割った角度に等しい第2中心角に対応する部分であり、
 前記ボルト孔の数は、4つ以上である
 ことを特徴とするタイヤ組付装置。
 ナットを締め付けるための回転駆動力を生成する回転駆動力生成部と、
 前記ナットをハブボルトに締め付けるナット締付部が複数配置された第1締付ユニットと、
 前記第1締結ユニットと切替可能であり且つ前記第1締付ユニットとは異なる配置で前記ナット締付部が複数配置された第2締付ユニットと、
 前記回転駆動力生成部から前記第1締付ユニット又は前記第2締付ユニットに前記回転駆動力を伝達する回転駆動力伝達部と
 を有するタイヤ組付装置であって、
 前記回転駆動力伝達部は、前記回転駆動力を伝達する回転軸をオフセットさせることにより、前記第1締付ユニットの前記ナット締付部及び前記第2締付ユニットの前記ナット締付部のいずれに対しても前記回転駆動力を伝達可能とするオフセット機構を備える
 ことを特徴とするタイヤ組付装置。
 請求項32記載のタイヤ組付装置において、
 前記オフセット機構は、
 前記回転駆動力生成部に連結された複数の第1軸部材と、
 前記複数のナット締付部に連結された複数の第2軸部材と、
 前記第1軸部材又は前記第2軸部材に設けられ、前記第1軸部材と前記第2軸部材とを連結する複数のユニバーサルジョイント機構と
 を有する
 ことを特徴とするタイヤ組付装置。
 請求項33記載のタイヤ組付装置において、
 前記第1軸部材又は前記第2軸部材には、先端が先細りする凸部及び前記凸部と係合する筒状の凹部の一方が形成され、
 前記ユニバーサルジョイント機構には、前記凸部及び前記凹部の他方が形成され、
 前記凸部と前記凹部とが係合することにより、前記第1軸部材又は前記第2軸部材と前記ユニバーサルジョイント機構とが連結して前記回転駆動力を伝達する
 ことを特徴とするタイヤ組付装置。
 ナットをハブボルトに締め付けるナット締付部が複数配置された第1締付ユニットと、前記第1締結ユニットと切替可能であり且つ前記第1締付ユニットとは異なる配置で前記ナット締付部が複数配置された第2締付ユニットとを切り替えて用いるタイヤ組付方法であって、
 前記タイヤ組付方法は、
 前記ナットを締め付けるための回転駆動力を生成する回転駆動力生成工程と、
 前記回転駆動力生成部から前記第1締付ユニット又は前記第2締付ユニットのナット締付部に前記回転駆動力を伝達する回転駆動力伝達工程と
 を有し、
 前記回転駆動力伝達工程では、前記第1締付ユニット及び前記第2締付ユニットの少なくとも一方が用いられるとき、前記回転駆動力を伝達する回転軸をオフセットさせる
 ことを特徴とするタイヤ組付方法。
 タイヤ把持部とナット締付部とを有する第1作業機構と、ナットを締め付けるための回転駆動力を生成する第2作業機構と、を備えるタイヤ組付装置を用いるタイヤ組付方法であって、
 前記第1作業機構の前記ナット締付部に複数のナットを保持させるナット保持工程と、
 前記第1作業機構の前記タイヤ把持部によりタイヤを把持するタイヤ把持工程と、
 前記第1作業機構により前記タイヤを車両のタイヤ組付部に対して位置決めするタイヤ位置決め工程と、
 前記タイヤ把持部により前記タイヤを把持した状態で、前記第2作業機構から前記第1作業機構の前記ナット締付部に前記回転駆動力を伝達し、前記複数のナットそれぞれを前記車両の複数のハブボルトそれぞれに締め付けるナット締付工程と、
 を備えることを特徴とするタイヤ組付方法。
 請求項36記載のタイヤ組付方法において、
 前記第1作業機構では、前記複数のハブボルトそれぞれに対応させて前記複数のナットそれぞれを配置し、
 前記ナット締付工程は、前記タイヤ把持部の位置を固定して行う
 ことを特徴とするタイヤ組付方法。
 タイヤ把持部とナット締付部とを有する第1作業機構と、
 ナットを締め付けるための回転駆動力を生成し、この回転駆動力を前記ナット締付部に伝達する第2作業機構と、
 を備えるタイヤ組付装置であって、
 前記タイヤ把持部によりタイヤを把持した状態で、前記第2作業機構から前記第1作業機構の前記ナット締付部に前記回転駆動力を伝達し、前記ナットを車両のハブボルトに締め付ける
 ことを特徴とするタイヤ組付装置。
 請求項38記載のタイヤ組付装置において、
 前記ナット締付部は、複数のハブボルトそれぞれに対応させて複数のナットそれぞれを保持する
 ことを特徴とするタイヤ組付装置。
 請求項39記載のタイヤ組付装置において、
 前記第2作業機構は、前記回転駆動力を伝達するための回転駆動力伝達部を備え、
 前記ナット締付部は、前記複数のハブボルトそれぞれに対応して、
 前記回転駆動力伝達部に係合して回転するロッドと、
 前記ロッドを回転可能に支持するベアリングと、
 前記ロッドと一緒に回転し且つ前記ロッドの軸方向に進退して前記ナットを前記ハブボルトに締め付けるレンチ部と、
 前記ロッドと前記レンチ部との間に配置され、前記レンチ部を前記ハブボルトに向かって付勢する付勢手段と、
 を備える
 ことを特徴とするタイヤ組付装置。
Description:
タイヤ組付装置、タイヤ組付方 、作業装置及び作業方法

 本発明は、車両のハブボルトに対してタ ヤを自動的に組み付けるタイヤ組付装置及 タイヤ組付方法に関する。また、本発明は ワークに対して所定の作業を自動的に行う めの作業装置及び作業方法に関する。

 例えば、自動車の組立ラインにおいて、 量物部品の一つであるタイヤを、ロボット 用いて自動車車体に対して自動的に組み付 る作業が行われている。

 この種の作業に適用されるタイヤ組付装 は、通常、タイヤを把持するタイヤ把持部 、ハブナットを自動車車体側に設けられて るハブボルトに締め付けるための複数のナ トランナとを備えている。

 この種のタイヤ組付装置は、例えば、特 2000-210825号公報に開示されているように、 両のハブボルトの数に対応するナットを、 れぞれ所定の円周間隔に配置可能な複数の ットランナを有し、タイヤを前記車両に自 的に組み付けるタイヤ組付機構と、前記ナ トを1本ずつ鉛直姿勢で供給するナット供給 構と、前記ナット供給機構から送給される 記ナットを、前記ナットランナ全てが周回 置される円周間隔に対応して周回配置させ とともに、前記ナットを前記ナットランナ 受け渡すナット配列機構とを備えている。

 上記のタイヤ組付装置では、タイヤを把 するタイヤ把持手段及び前記タイヤを車両 締め付ける複数のナットランナが、単一の ボットに搭載されている。

 また、上記のタイヤ組付装置では、タイ を把持するタイヤ把持手段及び前記タイヤ 車両に締め付ける複数のナットランナが、 一のロボットに設けられている。

 ところで、最近、この種のタイヤ組付装 の他、種々の装置において、設備全体を小 化及び簡素化することが望まれている。

 また、最近、車両のデザインとの関係等 より、フェンダとタイヤの間のクリアラン を小さくすることが望まれている。

 本発明はこの種の要請に対応するもので り、簡単且つコンパクトな構成で、タイヤ 自動組付作業を効率的に行うことが可能な イヤ組付装置及びタイヤ組付方法を提供す ことを目的とする。

 本発明の別の目的は、簡単且つコンパク な構成で、所定の作業を効率的に行うこと 可能な作業装置及び作業方法を提供するこ である。

 本発明の更に別の目的は、タイヤとフェ ダの間のクリアランスが小さい車両でも比 的簡易にタイヤを組み付けることが可能な イヤ組付装置及びタイヤ組付方法を提供す ことである。

 本発明の更に別の目的は、設備全体の小 化及び省コスト化を実現するタイヤ組付装 及びタイヤ組付方法を提供することである

 本発明は、車両のハブボルトに対してタ ヤを自動的に組み付けるタイヤ組付装置に するものである。

 このタイヤ組付装置は、タイヤを把持す タイヤ把持手段、及び前記タイヤが配置さ たハブボルトに、ナットを仮締めするナッ 仮締め手段を設ける第1作業機構と、仮締め された前記ナットを本締めする本締め手段を 設ける第2作業機構とを備えている。

 本発明では、第1作業機構が、タイヤ把持 手段及びナット仮締め手段を設けるとともに 、第2作業機構が本締め手段を設けている。 のため、単一の作業機構にのみタイヤ把持 段及び締付手段(ナットランナ)を設ける構成 に比べ、第1作業機構及び第2作業機構は、有 に小型化及び簡素化される。

 しかも、第1作業機構は、ナット仮締め手 段を設けるため、本締めまで一体に行う締付 手段に比べ、特にアクチュエータ(例えば、 ータ)が一挙に小型化且つ軽量化される。従 て、第1作業機構全体の小型化及び軽量化が 容易に遂行可能になる。

 さらに、第1作業機構及び第2作業機構に り、タイヤ組付作業が分担されている。こ により、複数の作業を並行して行うことが き、タイヤ組付作業全体の短縮化及び効率 が図られる。

 第2作業機構は、車両のハブボルト位置を 検出する検出センサを設けることが好ましい 。

 さらに、このタイヤ組付装置は、タイヤ 給部に配置されているタイヤのボルト孔を 出するボルト孔検出センサと、車両のハブ ルト位置情報及び前記タイヤのボルト孔位 情報を処理し、第1作業機構の動作を制御す る制御機構とを備えることが好ましい。

 さらにまた、ナット仮締め手段は、着脱 在な複数のナットランナと、複数の前記ナ トランナを一体に回転させる単一の回転駆 源とを備えることが好ましい。

 また、本締め手段は、2本のナットランナ と、2本の前記ナットランナ同士の間隔を調 可能な間隔調整部とを備えることが好まし 。

 さらに、このタイヤ組付装置は、ナット ナット仮締め手段に対応して整列させる第3 作業機構を備えることが好ましい。

 さらにまた、本発明は、車両のハブボル に対してタイヤを自動的に組み付けるタイ 組付方法に関するものである。

 このタイヤ組付方法は、第1作業機構によ りタイヤを把持するとともに、前記タイヤが 配置されたハブボルトに、ナットを仮締めす る工程と、第2作業機構を介し、前記第1作業 構により仮締めされた前記ナットを本締め る工程とを有している。

 また、第1作業機構と第2作業機構とは、 いに干渉することなく各作業を並行して行 ことが好ましい。

 さらに、このタイヤ組付方法は、第2作業 機構により車両のハブボルト位置を検出する 工程を有することが好ましい。

 さらにまた、このタイヤ組付方法は、タ ヤ供給部に配置されているタイヤのボルト を検出する工程と、車両のハブボルト位置 報及び前記タイヤのボルト孔位置情報に基 いて、第1作業機構の動作を制御する工程と を有することが好ましい。

 また、このタイヤ組付方法は、第1作業機 構及び第2作業機構が、タイヤ取付ステーシ ンに配置されるとともに、車両は、前輪用 ハブボルトと後輪用のハブボルトとが、前 タイヤ取付ステーションに、順次、配置さ るように間欠搬送されることが好ましい。

 本発明は、車両のハブボルトに対してタ ヤを自動的に組み付けるタイヤ組付装置に るものであって、このタイヤ組付装置は、 イヤを把持するタイヤ把持手段、及び前記 イヤが配置されたハブボルトに、ナットを 締めするナット仮締め手段を設ける第1作業 機構と、車両の前輪側又は後輪側である第1 付部位に対応して配設され、仮締めされた 記ナットを本締めする第1本締め手段を設け 第2作業機構と、前記車両の後輪側又は前輪 側である第2取付部位に対応して配設され、 締めされた前記ナットを本締めする第2本締 手段を設ける第3作業機構とを備えている。

 本発明では、第1作業機構が、タイヤ把持 手段及びナット仮締め手段を設けるとともに 、第2作業機構が第1本締め手段を設け、且つ 3作業機構が第2本締め手段を設けている。 のため、単一の作業機構にのみタイヤ把持 段及び締付手段(ナットランナ)を設ける構成 に比べ、第1作業機構、第2作業機構及び第3作 業機構は、有効に小型化及び簡素化される。

 しかも、第1作業機構は、ナット仮締め手 段を設けるため、本締めまで一体に行う締付 手段に比べ、特にアクチュエータ(例えば、 ータ)が一挙に小型化且つ軽量化される。従 て、第1作業機構全体の小型化及び軽量化が 容易に遂行可能になる。

 さらに、第1作業機構、第2作業機構及び 3作業機構により、タイヤ組付作業が分担さ ている。これにより、複数の作業を並行し 行うことができ、タイヤ組付作業全体の短 化及び効率化が図られる。

 第2作業機構は、第1取付部位のハブボル 位置を検出する第1検出センサを設けるとと に、第3作業機構は、第2取付部位のハブボ ト位置を検出する第2検出センサを設けるこ が好ましい。

 さらに、このタイヤ組付装置は、タイヤ 給部に配置されているタイヤのボルト孔を 出する第3検出センサと、第1~第3検出センサ から得られる位置情報を処理し、第1作業機 の動作を制御する制御機構とを備えること 好ましい。

 さらにまた、ナット仮締め手段は、着脱 在な複数のナットランナと、複数の前記ナ トランナを一体に回転させる単一の回転駆 源とを備えることが好ましい。

 また、第1本締め手段及び第2本締め手段 、それぞれ2本のナットランナと、2本の前記 ナットランナ同士の間隔を調整可能な間隔調 整部とを備えることが好ましい。

 さらに、本発明は、車両のハブボルトに してタイヤを自動的に組み付けるタイヤ組 方法に関するものである。

 このタイヤ組付方法は、第1作業機構によ りタイヤを把持するとともに、前記タイヤが 配置されたハブボルトに、ナットを仮締めす る工程と、車両の前輪側又は後輪側である第 1取付部位に対応して配設された第2作業機構 介し、前記第1作業機構により仮締めされた 前記ナットを本締めする工程と、前記車両の 後輪側又は前輪側である第2取付部位に対応 て配設された第3作業機構を介し、前記第1作 業機構により仮締めされた前記ナットを本締 めする工程とを有している。

 さらにまた、第1作業機構と、第2作業機 及び第3作業機構とは、互いに干渉すること く各作業を並行して行うことが好ましい。

 また、このタイヤ組付方法は、第2作業機 構により第1取付部位のハブボルト位置を検 する工程と、第3作業機構により第2取付部位 のハブボルト位置を検出する工程とを有する ことが好ましい。

 さらに、このタイヤ組付方法は、タイヤ 給部に配置されているタイヤのボルト孔を 出する工程と、記第1取付部位及び第2取付 位の各ハブボルト位置と、前記タイヤの前 ボルト孔の位置とに基づいて、第1作業機構 動作を制御する工程とを有することが好ま い。

 本発明に係る作業装置は、ワークに対し 作業を行う作業ユニットと、前記作業ユニ トの重量を保持し、且つ前記作業ユニット 移動自在に装着する第1作業機構と、前記作 業ユニット又は前記第1作業機構の一部に着 可能に連結され、該作業ユニットを前記作 に沿って自動操作する第2作業機構とを備え いる。

 本発明では、第1作業機構が、作業ユニッ トの重量を保持するため、第2作業機構が、 の作業ユニットに実際の作業を行わせる際 前記第2作業機構に付与される前記作業ユニ トの荷重を有効に軽減することが可能にな 。従って、第2作業機構を良好に小型化する ことができ、作業装置全体の小型化及び簡素 化が容易に図られる。

 しかも、メンテナンス等により第2作業機 構を停止させる際には、この第2作業機構を 業ユニット又は第1作業機構から離脱させる とができる。これにより、作業者は、第1作 業機構のアシスト作用下に、作業ユニットの 操作を容易に行うことが可能になる。

 第1作業機構は、バランサ機構又は多関節 ロボットを備えることが好ましい。

 さらに、作業ユニットは、タイヤが装着 れる車両のハブボルトに対してナットを自 的に締め付けるナットランナを備えること 好ましい。

 さらにまた、本発明に係る作業方法は、 ークに対して作業を行う作業ユニットを、 記作業ユニットの重量を保持し、且つ前記 業ユニットを移動自在な第1作業機構に装着 する工程と、第2作業機構を、前記作業ユニ ト又は前記第1作業機構の一部に着脱可能に 結する工程と、前記第1作業機構に装着され ている前記作業ユニットを、前記第2作業機 により前記作業に沿って自動操作する工程 を有している。

 本発明に係るタイヤ組付方法は、タイヤ 把持する一対のアームを有するタイヤ搬送 構と、複数のナットそれぞれを複数のハブ ルトそれぞれに締め付けるナット締付機構 、を備えるタイヤ組付装置を用いるもので って、前記タイヤ組付方法は、前記一対の ームにより前記タイヤを把持するタイヤ把 工程と、前記一対のアームにより前記タイ を車両のタイヤ組付部に対して位置決めす タイヤ位置決め工程と、前記一対のアーム より前記タイヤを把持した状態で、前記ナ ト締付機構により前記複数のナットそれぞ を前記複数のハブボルトそれぞれに締め付 るナット締付工程と、を有し、前記タイヤ 置決め工程及び前記ナット締付工程では、 記一対のアームが前記タイヤを把持する位 を、前記タイヤの上部及び下部に制限する とを特徴とする。

 本発明によれば、タイヤとフェンダの間 クリアランスが小さい車両でも比較的簡易 タイヤを組み付けることができる。

 すなわち、一般に、タイヤが接地してい いとき、タイヤ及びタイヤ取付部は、サス ンションにより付勢される一方、地面から 反力を受けないため、タイヤが接地してい ときより下方に位置する。このため、タイ を取り付ける前のタイヤ取付部(特にその上 部)とフェンダとの間のクリアランスは、タ ヤが取り付けられ、接地された後の当該ク アランスよりも大きくなる。この発明によ ば、タイヤをタイヤ組付部に位置決めする 程(タイヤ位置決め工程)及びハブボルトにナ ットを締め付ける工程(ナット締付工程)にお て、一対のアームがタイヤを把持する位置 、タイヤの上部及び下部に制限する。これ より、タイヤが接地した状態では、タイヤ 左右及び上方とフェンダとのクリアランス 小さく、いずれのアームでもタイヤを把持 ることが困難な車両でも、前記クリアラン においてタイヤを把持することが可能とな ため、比較的簡易にタイヤを組み付けるこ ができる。

 前記タイヤの上部は、前記タイヤの最上 を含むと共に、前記タイヤの中心と前記タ ヤの最上部とを通過する仮想軸をその対称 とし且つ360°を前記タイヤのボルト孔の数 割った角度に等しい第1中心角に対応する部 であり、前記タイヤの下部は、前記タイヤ 最下部を含むと共に、前記仮想軸をその対 軸とし且つ360°を前記タイヤのボルト孔の で割った角度に等しい第2中心角に対応する 分であり、前記ボルト孔の数は、4つ以上と することができる。

 これにより、一対のアームがタイヤを把 する位置と、タイヤのボルト孔との関係を 慮した好適な制限範囲を設定することがで る。

 すなわち、一般に、複数のボルト孔は、 心円上に等角度で配置される。このため、 両の高さ方向に対して最も上側に位置する ルト孔は、常に、前記同心円上の最上部か 前記同心円上の所定角度の範囲内に存在す 。ボルト孔間の角度は、360°をボルト孔の で割った角度であるから、前記所定角度は これをさらに2等分した角度(180°をボルト孔 数で割った角度)の正負の値となる。従って 、一対のアームがタイヤを把持する位置を、 タイヤの上部及び下部に制限しつつ、複数の ボルト孔それぞれと、複数のハブボルトそれ ぞれの位置(回転角度)とを合わせるためには 一対のアームの一方が、タイヤの最上部を むと共に、前記タイヤの中心と前記タイヤ 最上部とを結ぶ仮想軸をその対称軸とし且 360°を前記タイヤのボルト孔の数で割った 度に等しい第1中心角に対応する部分を把持 、一対のアームの他方が、前記タイヤの最 部を含むと共に、前記仮想軸をその対称軸 し且つ360°を前記タイヤのボルト孔の数で った角度に等しい第2中心角に対応する部分 把持すればよい。以上より、一対のアーム タイヤを把持する位置を、上記のように制 することにより、一対のアームがタイヤを 持する位置と、タイヤのボルト孔との関係 考慮した好適な制限範囲を設定することが きる。

 前記タイヤ組付方法は、さらに、前記タ ヤのボルト孔を検出し、ボルト孔位置情報 取得するボルト孔位置情報取得工程と、前 一対のアームが前記タイヤの最上部及び最 部を把持した状態で、前記タイヤを前記車 のタイヤ取付部の手前に位置合わせするタ ヤ位置合わせ工程と、前記ハブボルトを検 し、ハブボルト位置情報を取得するハブボ ト位置情報取得工程と、前記複数のボルト と前記複数のハブボルトの位置を一致させ ための前記タイヤの回転角度を算出する回 角度算出工程と、算出した前記回転角度に じて前記タイヤを回転させるタイヤ回転工 と、を有し、前記回転角度算出工程では、 記タイヤの回転角度を、180°を前記ハブボ トの数で割った値以内に制限することがで る。

 これにより、タイヤをタイヤ取付部の手 に位置合わせした後、タイヤの回転を最小 にすることができる。従って、タイヤを組 付ける作業効率を向上させることができる

 本発明に係るタイヤ組付装置は、タイヤ 把持する一対のアームを有するタイヤ搬送 構と、複数のナットそれぞれを複数のハブ ルトそれぞれに締め付けるナット締付機構 、を備えるものであって、前記一対のアー により前記タイヤを車両のタイヤ組付部に して位置決めし、前記一対のアームにより 記タイヤを把持した状態で、前記ナット締 機構により前記複数のナットそれぞれを前 複数のハブボルトそれぞれに締め付け、前 タイヤの位置決め及び前記ナットの締付け 際、前記一対のアームが前記タイヤを把持 る位置を、前記タイヤの上部及び下部に制 することを特徴とする。

 本発明によれば、タイヤとフェンダの間 クリアランスが小さい車両でも比較的簡易 タイヤを組み付けることができる。

 すなわち、一般に、タイヤが接地してい いとき、タイヤ及びタイヤ取付部は、サス ンションにより付勢される一方、地面から 反力を受けないため、タイヤが接地してい ときより下方に位置する。このため、タイ を取り付ける前のタイヤ取付部(特にその上 部)とフェンダとの間のクリアランスは、タ ヤが取り付けられ、接地された後の当該ク アランスよりも大きくなる。この発明によ ば、タイヤをタイヤ組付部に当接させる工 (タイヤ当接工程)及びハブボルトにナットを 締め付ける工程(ナット締付工程)において、 対のアームがタイヤを把持する位置を、タ ヤの上部及び下部に制限する。これにより タイヤが接地した状態では、タイヤの左右 び上方とフェンダとのクリアランスが小さ 、いずれのアームでもタイヤを把持するこ が困難な車両でも、前記クリアランスにお てタイヤを把持することが可能となるため 比較的簡易にタイヤを組み付けることがで る。

 前記タイヤの上部は、前記タイヤの最上 を含むと共に、前記タイヤの中心と前記タ ヤの最上部とを通過する仮想軸をその対称 とし且つ360°を前記タイヤのボルト孔の数 割った角度に等しい第1中心角に対応する部 であり、前記タイヤの下部は、前記タイヤ 最下部を含むと共に、前記仮想軸をその対 軸とし且つ360°を前記タイヤのボルト孔の で割った角度に等しい第2中心角に対応する 分であり、前記ボルト孔の数は、4つ以上と することができる。

 これにより、一対のアームがタイヤを把 する位置と、タイヤのボルト孔との関係を 慮した好適な制限範囲を設定することがで る。

 すなわち、一般に、複数のボルト孔は、 心円上に等角度で配置される。このため、 両の高さ方向に対して最も上側に位置する ルト孔は、常に、前記同心円上の最上部か 前記同心円上の所定角度の範囲内に存在す 。ボルト孔間の角度は、360°をボルト孔の で割った角度であるから、前記所定角度は これをさらに2等分した角度(180°をボルト孔 数で割った角度)の正負の値となる。従って 、一対のアームがタイヤを把持する位置を、 タイヤの上部及び下部に制限しつつ、複数の ボルト孔それぞれと、複数のハブボルトそれ ぞれの位置(回転角度)とを合わせるためには 一対のアームの一方が、タイヤの最上部を むと共に、前記タイヤの中心と前記タイヤ 最上部とを結ぶ仮想軸をその対称軸とし且 360°を前記タイヤのボルト孔の数で割った 度に等しい第1中心角に対応する部分を把持 、一対のアームの他方が、前記タイヤの最 部を含むと共に、前記仮想軸をその対称軸 し且つ360°を前記タイヤのボルト孔の数で った角度に等しい第2中心角に対応する部分 把持すればよい。以上より、一対のアーム タイヤを把持する位置を、上記のように制 することにより、一対のアームがタイヤを 持する位置と、タイヤのボルト孔との関係 考慮した好適な制限範囲を設定することが きる。

 本発明に係るタイヤ組付装置は、ナット 締め付けるための回転駆動力を生成する回 駆動力生成部と、前記ナットをハブボルト 締め付けるナット締付部が複数配置された 1締付ユニットと、前記第1締結ユニットと 替可能であり且つ前記第1締付ユニットとは なる配置で前記ナット締付部が複数配置さ た第2締付ユニットと、前記回転駆動力生成 部から前記第1締付ユニット又は前記第2締付 ニットに前記回転駆動力を伝達する回転駆 力伝達部とを有するものであって、前記回 駆動力伝達部は、前記回転駆動力を伝達す 回転軸をオフセットさせることにより、前 第1締付ユニットの前記ナット締付部及び前 記第2締付ユニットの前記ナット締付部のい れに対しても前記回転駆動力を伝達可能と るオフセット機構を備えることを特徴とす 。

 本発明によれば、ナットを締め付けるた の回転駆動力を伝達する回転軸をオフセッ させることにより、ナット締付部の配置が なる複数の締付ユニット(第1締付ユニット び第2締付ユニット)それぞれのナット締付部 に対して前記回転駆動力を伝達することが可 能となる。このため、複数の締付ユニットに おけるナットの締付けに要する回転駆動力を 、単一の回転駆動力生成部から供給可能であ る。換言すると、複数の回転駆動力生成部を 用意しなくても、第1締付ユニットと第2締付 ニットとを切り替えれば、ハブボルト及び ルト孔の配置が異なる複数の車両にタイヤ 組み付けることができる。従って、設備全 の小型化及び省コスト化を実現することが きる。

 前記オフセット機構は、前記回転駆動力 成部に連結された複数の第1軸部材と、前記 複数のナット締付部に連結された複数の第2 部材と、前記第1軸部材又は前記第2軸部材に 設けられ、前記第1軸部材と前記第2軸部材と 連結する複数のユニバーサルジョイント機 とを有してもよい。

 前記第1軸部材又は前記第2軸部材には、 端が先細りする凸部及び前記凸部と係合す 筒状の凹部の一方が形成され、前記ユニバ サルジョイント機構には、前記凸部及び前 凹部の他方が形成され、前記凸部と前記凹 とが係合することにより、前記第1軸部材又 前記第2軸部材と前記ユニバーサルジョイン ト機構とが連結して前記回転駆動力を伝達す ることができる。

 これにより、第1軸部材と第2軸部材の軸 偏位している場合であっても、凸部と凹部 が係合し、ユニバーサルジョイント機構を して回転駆動力を伝達することができる。

 本発明に係るタイヤ組付方法は、ナット ハブボルトに締め付けるナット締付部が複 配置された第1締付ユニットと、前記第1締 ユニットと切替可能であり且つ前記第1締付 ニットとは異なる配置で前記ナット締付部 複数配置された第2締付ユニットとを切り替 えて用いるタイヤ組付方法であって、前記タ イヤ組付方法は、前記ナットを締め付けるた めの回転駆動力を生成する回転駆動力生成工 程と、前記回転駆動力生成部から前記第1締 ユニット又は前記第2締付ユニットのナット 付部に前記回転駆動力を伝達する回転駆動 伝達工程とを有し、前記回転駆動力伝達工 では、前記第1締付ユニット及び前記第2締 ユニットの少なくとも一方が用いられると 、前記回転駆動力を伝達する回転軸をオフ ットさせることを特徴とする。

 本発明によれば、ナットを締め付けるた の回転駆動力を伝達する回転軸をオフセッ させることにより、ナット締付部の配置が なる複数の締付ユニット(第1締付ユニット び第2締付ユニット)それぞれのナット締付部 に対して前記回転駆動力を伝達することが可 能となる。このため、複数の締付ユニットに おけるナットの締付けに要する回転駆動力を 、単一の回転駆動力生成部から供給可能であ る。換言すると、複数の回転駆動力生成部を 用意しなくても、第1締付ユニットと第2締付 ニットとを切り替えれば、ハブボルト及び ルト孔の配置が異なる複数の車両にタイヤ 組み付けることができる。従って、設備全 の小型化及び省コスト化を実現することが きる。

 本発明に係るタイヤ組付方法は、タイヤ 持部とナット締付部とを有する第1作業機構 と、ナットを締め付けるための回転駆動力を 生成する第2作業機構と、を備えるタイヤ組 装置を用いるものであって、前記第1作業機 の前記ナット締付部に複数のナットを保持 せるナット保持工程と、前記第1作業機構の 前記タイヤ把持部によりタイヤを把持するタ イヤ把持工程と、前記第1作業機構により前 タイヤを車両のタイヤ組付部に対して位置 めするタイヤ位置決め工程と、前記タイヤ 持部により前記タイヤを把持した状態で、 記第2作業機構から前記第1作業機構の前記ナ ット締付部に前記回転駆動力を伝達し、前記 複数のナットそれぞれを前記車両の複数のハ ブボルトそれぞれに締め付けるナット締付工 程と、を備えることを特徴とする。

 本発明によれば、第1作業機構によりタイ ヤの把持及びナットの締付けを行うと共に、 第2作業機構によりナット締付け用の回転駆 力を生成し、この回転駆動力を第1作業機構 伝達することによりナットを締め付ける。 のため、単一の作業機構のみによりタイヤ 把持及びナットの締付けを行う場合に比べ 第1作業機構及び第2作業機構を有効に小型 及び簡素化することができる。また、タイ の把持及びナットの締付けを単一の作業機 (第1作業機構)により行うため、タイヤとナ トの相対位置が変化し辛くなり、ナットの 付け位置の特定が容易となる。

 前記第1作業機構では、前記複数のハブボ ルトそれぞれに対応させて前記複数のナット それぞれを配置し、前記ナット締付工程は、 前記タイヤ把持部の位置を固定して行うこと ができる。これにより、ナット締付工程では 、第1作業機構の姿勢を一定に保つことが可 となり、第1作業機構の制御が容易となる。

 本発明に係るタイヤ組付装置は、タイヤ 持部とナット締付部とを有する第1作業機構 と、ナットを締め付けるための回転駆動力を 生成し、この回転駆動力を前記ナット締付部 に伝達する第2作業機構と、を備えるもので って、前記タイヤ把持部によりタイヤを把 した状態で、前記第2作業機構から前記第1作 業機構の前記ナット締付部に前記回転駆動力 を伝達し、前記ナットを車両のハブボルトに 締め付けることを特徴とする。

 本発明によれば、第1作業機構によりタイ ヤの把持及びナットの締付けを行うと共に、 第2作業機構によりナット締付け用の回転駆 力を生成し、この回転駆動力を第1作業機構 伝達することによりナットを締め付ける。 のため、単一の作業機構のみによりタイヤ 把持及びナットの締付けを行う場合に比べ 第1作業機構及び第2作業機構を有効に小型 及び簡素化することができる。また、タイ の把持及びナットの締付けを単一の作業機 (第1作業機構)により行うため、タイヤとナ トの相対位置が変化し辛く、ナットの締付 位置の特定が容易となる。

 前記ナット締付部は、複数のハブボルト れぞれに対応させて複数のナットそれぞれ 保持することができる。これにより、ナッ 締付け時に第1作業機構の姿勢を一定に保つ ことが可能となり、第1作業機構の制御が容 となる。

 前記第2作業機構は、前記回転駆動力を伝 達するための回転駆動力伝達部を備え、前記 ナット締付部は、前記複数のハブボルトそれ ぞれに対応して、前記回転駆動力伝達部に係 合して回転するロッドと、前記ロッドを回転 可能に支持するベアリングと、前記ロッドと 一緒に回転し且つ前記ロッドの軸方向に進退 して前記ナットを前記ハブボルトに締め付け るレンチ部と、前記ロッドと前記レンチ部と の間に配置され、前記レンチ部を前記ハブボ ルトに向かって付勢する付勢手段と、を備え てもよい。これにより、タイヤ把持部により タイヤの位置を固定しつつ、ナット締付部に よりナットの締付けを行うことが容易となる 。

本発明の第1実施形態に係るタイヤ組付 装置が配置される組立ラインの斜視説明図で ある。 前記第1実施形態のタイヤ組付装置を構 成する第1作業機構の要部斜視説明図である 前記第1実施形態の第1作業機構の要部 面説明図である。 前記第1実施形態の第1作業機構の要部 面説明図である。 前記第1実施形態のタイヤ組付装置を構 成する第2作業機構の要部斜視説明図である 前記第1実施形態のタイヤ組付装置のブ ロック図である。 前記第1実施形態の組付方法において、 前記第1作業機構の動作を説明するフローチ ートである。 前記第1実施形態の組付方法において、 前記第2作業機構の動作を説明するフローチ ートである。 前記第1実施形態の組付方法のタイミン グチャートである。 本発明の第2実施形態に係るタイヤ組 装置が配置される組立ラインの斜視説明図 ある。 前記第2実施形態のタイヤ組付装置を 成する第1作業機構の要部斜視説明図である 前記第2実施形態の第1作業機構の要部 面説明図である。 前記第2実施形態の第1作業機構の要部 面説明図である。 前記第2実施形態のタイヤ組付装置を 成する第2作業機構及び第3作業機構の要部斜 視説明図である。 前記第2実施形態のタイヤ組付装置の ロック図である。 前記第2実施形態の組付方法において 前記第1作業機構の動作を説明するフローチ ートである。 前記第2実施形態の組付方法において 前記第2作業機構の動作を説明するフローチ ートである。 前記第2実施形態の組付方法において 前記第3作業機構の動作を説明するフローチ ートである。 前記第2実施形態の組付方法のタイミ グチャートである。 本発明の第3実施形態に係るタイヤ組 装置が配置される組立ラインの斜視説明図 ある。 前記第3実施形態のタイヤ組付装置を 成するナットランナユニットの正面説明図 ある。 前記第3実施形態のタイヤ組付装置の ロック図である。 前記第3実施形態の組付方法において タイヤセットロボットの動作を説明するフ ーチャートである。 前記第3実施形態の組付方法において ナット締付ロボットの動作を説明するフロ チャートである。 前記第3実施形態の組付方法のタイミ グチャートである。 本発明の第4実施形態に係るタイヤ組 装置が配置される組立ラインのブロック図 ある。 本発明の第5実施形態に係るタイヤ組 装置が配置される組立ラインの斜視説明図 ある。 本発明の第6実施形態に係るタイヤ組 装置が配置される組立ラインの斜視説明図 ある。 前記第6実施形態のタイヤ組付装置に りタイヤを組み付けている状態を示す斜視 明図である。 前記第6実施形態のタイヤ組付装置を 成する第1作業機構の要部斜視説明図である 前記第6実施形態の第1作業機構の要部 面説明図である。 前記第6実施形態のタイヤ組付装置を 成する第2作業機構の要部斜視説明図である 前記第6実施形態の第2作業機構を構成 る回転駆動力伝達部の要部断面説明図であ 。 前記第6実施形態の回転駆動力伝達部 作動している状態の一例を示す要部断面説 図である。 前記第6実施形態の第1作業機構を構成 るナット締付ユニット及び前記回転駆動力 達部の要部一部断面説明図である。 前記第6実施形態の第1作業機構を構成 るロック機構及び前記ナット締付ユニット 要部正面説明図である。 図37Aは、前記第6実施形態のロック機 が、前記ナット締付ユニットを固定してい い状態の正面説明図である。図37Bは、前記 6実施形態のロック機構が、前記ナット締付 ニットを固定している状態の正面説明図で る。 前記第6実施形態のタイヤ組付装置を 成するナット締付ユニット用スタンドの斜 説明図である。 前記第6実施形態のナット締付ユニッ 用スタンドを用いて前記ナット締付ユニッ を交換する状態を示す正面説明図である。 前記第6実施形態のタイヤ組付装置の 御系のブロック図である。 前記第6実施形態の第1作業機構を中心 する動作を説明するフローチャートである 前記第6実施形態の第2作業機構を中心 する動作を説明するフローチャートである 前記第6実施形態のタイヤ組付装置が 動車車体にタイヤを組み付けるタイミング ャートである。 前記第6実施形態の第1作業機構を構成 る把持アームとタイヤ及びフェンダとの位 関係を示す説明図である。

[第1実施形態]
 図1は、本発明の第1実施形態に係るタイヤ 付装置10が配置される組立ライン12の斜視説 図である。

 組立ライン12は、自動車車体(車両)14を台 16aに載置した状態で、タイヤ組付位置にピ チ搬送する搬送路16を備えるとともに、前 搬送路16の両側に配設される一対のタイヤ組 付装置10(図1には一側のみ記載)は、この自動 車体14のハブボルト18にタイヤWを自動的に み付ける。

 タイヤ組付装置10は、後述する作業内容 応じて、それぞれ分割構成される第1作業機 20及び第2作業機構22を備える。搬送路16は、 自動車車体14の前輪側である第1取付部位24aと 、前記自動車車体14の後輪側である第2取付部 位24bとが、タイヤ取付作業ステーションに、 順次、配置されるように、前記自動車車体14 間欠搬送する。

 第1作業機構20の近傍には、タイヤWを配置 するためのタイヤ投入コンベヤ26と、ハブボ ト18に締め付けられるナット28を収容するナ ットストック部30と、前記ナットストック部3 0から所定数(5本又は4本)の前記ナット28を取 出してナット置き台32に整列して配置させる 第3作業機構33とが設置される。

 第1作業機構20は、ロボット本体34を備え このロボット本体34のアーム部36の先端に設 られる手首部38には、回転自在な割出台40が 装着される。

 図2~図4に示すように、割出台40には、タ ヤWを把持するタイヤ把持手段42と、前記タ ヤWが配置されたハブボルト18にナット28を仮 締めするナット仮締め手段44とが設けられる

 タイヤ把持手段42は、割出台40に固着され る取付板46を備える。この取付板46には、図2 び図3に示すように、複数のガイドローラ48 介して、カムリング50が回転自在に支持さ る。取付板46には、等角度間隔ずつ離間して 径方向に延在する複数本、例えば、3本のガ ドレール52が設けられる。

 各ガイドレール52には、スライドベース54 が進退可能に配置されるとともに、前記スラ イドベース54とカムリング50とは、連結ロッ 56を介して連結される。各スライドベース54 は、タイヤ押さえ部材58が設けられる。取 板46には、シリンダ60が揺動自在に装着され とともに、このシリンダ60に連結されたロ ド62は、カムリング50に固定される。

 図4に示すように、ナット仮締め手段44は 取付板46に固着される単一のモータ64を備え る。モータ64の回転駆動軸64aには、駆動歯車6 6が固着されるとともに、前記駆動歯車66には 、ギアトレン68が噛合する。このギアトレン6 8には、ツールユニット70が着脱自在に装着さ れる。

 ツールユニット70は、5本(又は4本)のナッ ランナ72が装着される。各ナットランナ72は 、ギアトレン68及び駆動歯車66を介して、モ タ64により一体的に回転駆動される。

 図1に示すように、第2作業機構22は、ロボ ット本体74を構成するアーム部76の先端に手 部78が設けられる。手首部78には、割出台80 回転自在に装着される。図5に示すように、 出台80には、第1取付部位24a及び第2取付部位 24bでハブボルト18に仮締めされたナット28を 締めする本締め手段82と、各ハブボルト位置 を検出するために前記第1取付部位24a及び前 第2取付部位24bの画像を撮影するCCD撮像カメ (以下、単にカメラという)(検出センサ)84、8 6とが装着される。

 本締め手段82は、第1モータ88に連結され 第1ナットランナ90と、第2モータ92に連結さ た第2ナットランナ94とを備える。第1ナット ンナ90と第2ナットランナ94とは、ピッチ切 え用シリンダ96から延在するロッド96aに連結 された間隔調整部98を介して変更可能である 間隔調整部98は、支軸99を支点にして回動自 在である。第1ナットランナ90と第2ナットラ ナ94とは、タイヤWを固定するためのナット 数が5本と4本とに対応してピッチ間隔が変更 可能である。

 第3作業機構33のアーム先端には、ナット トック部30に収容されているナット28を取り 出してナット置き台32に配置する開閉自在な ットチャック部87が設けられる。

 図6に示すように、第2作業機構22のカメラ 84、86は、第1画像処理装置100に第1取付部位24a 及び第2取付部位24bの画像情報を出力する。

 第1画像処理装置100には、さらにタイヤ投 入コンベヤ26上に配置されているタイヤWを撮 影するためのカメラ(ボルト孔検出センサ)102 ら前記タイヤWの画像情報(タイヤWのボルト )が入力される。

 第3作業機構33の近傍には、搬送するため ナット28の画像を撮影するカメラ104(図1では 図示せず)が固定される。このカメラ104によ 撮影されたナット28の画像情報は、第2画像 理装置106に入力される。

 第1画像処理装置100は、演算部108に接続さ れ、この演算部108では、第1取付部位24aのハ ボルト位置、第2取付部位24bのハブボルト位 及びタイヤ投入コンベヤ26上のタイヤWのボ ト孔位置の相対位置が演算され、主制御装 (制御機構)110に出力する。演算部108には、 2画像処理装置106が接続され、カメラ104によ 撮影されたナット28の画像情報は、前記演 部108で演算されて主制御装置110に出力され 。

 主制御装置110は、演算部108から入力され 演算情報に基づいて、第1作業機構20の動作 制御するとともに、第2作業機構22及び第3作 業機構33の動作制御も行う。

 次に、このように構成されるタイヤ組付 置10の動作について、第1実施形態に係る組 方法との関連で、図7及び図8に示すフロー ャート及び図9に示すタイミングチャートに って以下に説明する。

 なお、第1作業機構20の動作が図7に示され 、第2作業機構22の動作が図8に示されるとと に、前記第1作業機構20、前記第2作業機構22 び第3作業機構33の動作は、図9に示すように 互いに関連して行われる。

 先ず、第1作業機構20の動作について説明 ると、この第1作業機構20は、ナット置き台3 2上に配列されている5本のナット28をナット 締め手段44を構成する5本のナットランナ72に より把持した後、タイヤ把持手段42を介して イヤ投入コンベヤ26上のタイヤWを把持する( ステップS1)。

 具体的には、図3に示すように、シリンダ 60が駆動されてロッド62が矢印方向に進出す と、このロッド62に固定されるカムリング50 、ガイドローラ48の案内作用下に矢印方向 回転する。このため、カムリング50に一端が 連結されている各連結ロッド56は、各スライ ベース54をガイドレール52に沿って内方(中 側)に移動させる。従って、各スライドベー 54に装着されているタイヤ押さえ部材58によ り、タイヤWの外周面が押圧保持される。

 ナット28及びタイヤWを把持した第1作業機 構20は、ロボット本体34の旋回作用下に取付 機位置に移動する(ステップS2)。その際、自 車車体14は、前輪側である第1取付部位24aが タイヤ取付作業ステーションに配置されて る。

 そして、後述するように、第2作業機構22 設けられているカメラ84、86による撮像画像 の演算処理によって得られた前輪用補正量が 入力されると(ステップS3:YES)、ステップS4に んで、第1取付部位24aにタイヤWがセットされ る。

 さらに、ステップS5に進んで、各ハブボ ト18にナット28が仮締めされる。具体的には ナット仮締め手段44では、図4に示すように モータ64の回転作用下に、駆動歯車66及びギ アトレン68を介してツールユニット70に設け れる各ナットランナ72が一体に回転する。こ のため、各ナット28は、各ハブボルト18に仮 めされる。

 第1取付部位24aに前輪としてタイヤWが仮 めされると、前輪セット完了信号が出力さ る(ステップS6)。ロボット本体34は、ステッ S7に進んで、第1取付部位24aから離間してナ ト置き台32側に移動する。

 そして、ナット仮締め手段44を構成する ナットランナ72は、ナット置き台32上に配列 れている5本のナット28を把持した後、ロボ ト本体34がタイヤ投入コンベヤ26側に旋回移 動する。タイヤ把持手段42は、タイヤWを把持 すると(ステップS8)、ロボット本体34の駆動作 用下に、取付待機位置に移動する(ステップS9 )。

 上記の移動中に、搬送路16を介して自動 車体14が、図1中、矢印方向に間欠搬送され 。このため、自動車車体14は、後輪側である 第2取付部位24bが、タイヤ取付作業ステーシ ンに配置される。

 一方、ロボット本体34は、後述するよう 、第2作業機構22に設けられているカメラ84、 86からの画像信号に基づいて得られた後輪用 正量が入力されると(ステップS10:YES)、ステ プS11に進んで、第2取付部位24bに後輪用のタ イヤWをセットする。

 さらに、ナット仮締め手段44を介して、 2取付部位24bのハブボルト18にナット28が仮締 めされた後(ステップS12)、後輪セット完了信 が出力される(ステップS13)。その後、第1作 機構20は、原位置に移動し(ステップS14)、自 動車車体14へのタイヤ仮締め作業が終了する

 次に、第2作業機構22の動作について、図8 に沿って以下に説明する。

 第2作業機構22では、ロボット本体74の作 下に、カメラ84、86がタイヤ取付作業ステー ョンに対応して配置されている。そして、 のタイヤ取付作業ステーションに、自動車 体14の前輪側である第1取付部位24aが配置さ ると(ステップS21:YES)、ステップS22に進んで カメラ84、86を介して第1取付部位24aの前輪 ハブボルト18の画像情報が読み取られる。

 カメラ84、86の読み取り画像は、第1画像 理装置100に出力され、この第1画像処理装置1 00では、各ハブボルト18の基準位置に対する 正量が算出される。この補正量は、演算部10 8から主制御装置110に出力される(ステップS23) 。

 さらに、第2作業機構22は、第1取付部位24a における第1作業機構20による作業に干渉しな い位置に移動する(ステップS24)。そして、第1 作業機構20により前輪セット完了信号が入力 れると(ステップS25:YES)、ステップS26に進ん 、締付位置(第1取付部位24a)に移動する。

 第1取付部位24aでは、5本のナット28がハブ ボルト18に仮締めされており、本締め手段82 構成する第1ナットランナ90及び第2ナットラ ナ94は、第1モータ88及び第2モータ92により 転駆動されて、先ず、2本のナット28が本締 される。次いで、第1ナットランナ90及び第2 ットランナ94は、所定の角度だけ旋回され 後、他の2本の仮締め後のナット28に本締め れる。さらに、第1ナットランナ90及び第2ナ トランナ94が旋回された後、残余の1本の仮 め後のナット28は、例えば、前記第1ナット ンナ90により本締めされる(ステップS27)。

 第1取付部位24aにタイヤWが取り付けられ 後、第2作業機構22は、干渉外に移動する(ス ップS28)。次いで、第2作業機構22は、後輪用 ハブボルト検出位置に移動し(ステップS29)、 動車車体14が搬送路16に沿って半ピッチ搬送 されたか否かを判断する(ステップS30)。

 自動車車体14が半ピッチ搬送されたと判 されると(ステップS30:YES)、すなわち、後輪 である第2取付部位24bがタイヤ取付作業ステ ションに配置されたと判断されると、ステ プS31に進んで、カメラ84、86を介して第2取 部位24bの後輪用ハブボルト18の画像情報が読 み取られる。カメラ84、86による撮影画像は 第1画像処理装置100に出力され、前記第2取付 部位24bのハブボルト18に対応する補正量が出 される(ステップS32)。

 第2作業機構22は、第2取付部位24bの干渉外 に移動した後(ステップS33)、ステップS34に進 で、第1作業機構20により後輪セットが完了 たか否かが判断される。後輪セット完了信 が入力されると(ステップS34:YES)、ステップS 35に進んで、第2作業機構22が締付位置(第2取 部位24b)に移動する。

 本締め手段82は、第1ナットランナ90及び 2ナットランナ94の回転作用下に、ナット28を 2本、2本及び1本の順にハブボルト18に本締め た後(ステップS36)、ステップS37に進んで、 渉外に移動する。

 一方、第3作業機構33は、ナットチャック 87を介して、ナットストック部30からナット 置き台32に前輪用のナット28の搬送及び整列 業と、後輪用のナット28の搬送及び整列作業 とを繰り返し行っている。

 なお、組立ライン12では、自動車車体14の 両側にタイヤ組付装置10が配置されており、 記と同様の作業が略同時に遂行される。

 この場合、第1実施形態では、タイヤ組付 装置10が第1作業機構20及び第2作業機構22に分 構成されている。そして、第1作業機構20は タイヤ把持手段42及びナット仮締め手段44を 設けるとともに、第2作業機構22は、本締め手 段82を設けている。

 このため、単一の作業機構にのみタイヤ 持手段及び締付手段を設ける構成に比べ、 1作業機構20及び第2作業機構22は、有効に小 化及び簡素化されるという利点がある。

 しかも、第1作業機構20は、ナット仮締め 段44を設けるため、単一のモータ64を備える だけでよい。従って、本締めまで一体に行う 締付手段に比べ、モータ64が一挙に小型化且 軽量化され、第1作業機構20全体の小型化及 軽量化が容易に遂行可能になる。

 さらに、第1作業機構20及び第2作業機構22 より、タイヤ組付作業が分担されている。 れにより、複数の作業を並行して行うこと でき、タイヤ組付制御全体の短縮化及び効 化が図られるという効果が得られる。

 具体的には、図9に示すように、第1作業 構20が後輪用のナット28及びタイヤWを受け取 る動作を行っている間に、第2作業機構22は、 前輪である第1取付部位24aのハブボルト18にナ ット28を本締めする作業を行っている。これ より、タイヤ組付作業全体の短縮化及び効 化が容易且つ確実に遂行されるという効果 ある。

 一方、タイヤ組付装置10は、ナットスト ク部30から所定数(5本又は4本)のナット28を取 り出してナット置き台32に整列して配置させ 第3作業機構33を備えている。従って、第1作 業機構20及び第2作業機構22は、ナット28の配 作業を不要にすることができ、前記第1作業 構20及び前記第2作業機構22の作業が一層簡 化且つ効率化される。

 さらにまた、搬送路16は、自動車車体14の 第1取付部位24aと第2取付部位24bとが、タイヤ 付作業ステーションに、順次、配置される うに、前記自動車車体14を間欠搬送してい 。このため、タイヤ取付作業ステーション( 右一方)には、第1作業機構20及び第2作業機 22を一台ずつ配置するだけで、自動車車体14 前輪及び後輪に良好に対応することが可能 なる。

 なお、自動車車体14の種類の変更に伴っ 、タイヤWのボルト孔数が変更される際には 第1作業機構20を構成するナット仮締め手段4 4のツールユニット70が交換される。具体的に は、5本のナットランナ72が固着されているツ ールユニット70を、4本の前記ナットランナ72 装着されている新たなツールユニット70に 換する。

 一方、第2作業機構22では、本締め手段82 構成するシリンダ96が駆動され、間隔調整部 98が支軸99を支点に回動することにより、前 間隔調整部98による間隔調整(ピッチ調整)が われる。このため、第1ナットランナ90と第2 ナットランナ94との間隔は、4本のハブボルト 18に対応してピッチ変更される。

[第2実施形態]
 図10は、本発明の第2実施形態に係るタイヤ 付装置210が配置される組立ライン212の斜視 明図である。

 組立ライン212は、自動車車体(車両)214を 車216aに載置した状態で、タイヤ組付位置に ッチ搬送する搬送路216を備えるとともに、 記搬送路216の両側に配設される一対のタイ 組付装置210(図1には一側のみ記載)は、この 動車車体214のハブボルト218にタイヤWを自動 的に組み付ける。

 タイヤ組付装置210は、後述する作業内容 応じて、それぞれ分割構成される第1作業機 構220、第2作業機構222a及び第3作業機構222bを える。

 第2作業機構222aは、自動車車体214の前輪 である第1取付部位224aに対応して配置される 一方、第3作業機構222bは、前記自動車車体214 後輪側である第2取付部位224bに対応して配 される。第1作業機構220の近傍には、タイヤW を配置するためのタイヤ投入コンベヤ226が設 けられる。

 第2作業機構222a及び第3作業機構222bの近傍 には、ハブボルト218に締め付けられるナット 228を収容するナットストック部230a、230bと、 記ナットストック部230aから取り出される前 記ナット228を所定の数(例えば、5本又は4本) つ整列して配置するためのナット置き台232a 232bとが設置される。

 第1作業機構220は、ロボット本体234を備え 、このロボット本体234のアーム部236の先端に 設けられる手首部238には、回転自在な割出台 240が装着される。

 図11~図13に示すように、割出台240には、 イヤWを把持するタイヤ把持手段242と、前記 イヤWが配置されたハブボルト218にナット228 を仮締めするナット仮締め手段244とが設けら れる。

 タイヤ把持手段242は、割出台240に固着さ る取付板246を備える。この取付板246には、 11及び図12に示すように、複数のガイドロー ラ248を介して、カムリング250が回転自在に支 持される。取付板246には、等角度間隔ずつ離 間して径方向に延在する複数本、例えば、3 のガイドレール252が設けられる。

 各ガイドレール252には、スライドベース2 54が進退可能に配置されるとともに、前記ス イドベース254とカムリング250とは、連結ロ ド256を介して連結される。各スライドベー 254には、タイヤ押さえ部材258が設けられる 取付板246には、シリンダ260が揺動自在に装 されるとともに、このシリンダ260に連結さ たロッド262は、カムリング250に固定される

 図13に示すように、ナット仮締め手段244 、取付板246に固着される単一のモータ264を える。モータ264の回転駆動軸264aには、駆動 車266が固着されるとともに、前記駆動歯車2 66には、ギアトレン268が噛合する。このギア レン268には、ツールユニット270が着脱自在 装着される。

 ツールユニット270は、5本(又は4本)のナッ トランナ272が装着される。各ナットランナ272 は、ギアトレン268及び駆動歯車266を介して、 モータ264により一体的に回転駆動される。

 図10に示すように、第2作業機構222aは、第 3作業機構222bと同様に構成されており、それ れロボット本体274a、274bを構成するアーム 276a、276bの先端に手首部278a、278bが設けられ 。手首部278a、278bには、割出台280a、280bが回 転自在に装着される。

 図10及び図14に示すように、割出台280aに 、第1取付部位224aでハブボルト218に仮締めさ れたナット228を本締めする第1本締め手段282a 、前記第1取付部位224aのハブボルト位置を 出するために前記第1取付部位224aの画像を撮 影するCCD撮像カメラ(以下、単にカメラとい )(第1検出センサ)284a、286aと、前記ナット228 ナットストック部230aから取り出してナット き台232aに配置するナットチャック部287aと 装着される。

 割出台280bには、同様に第2取付部位224bの ブボルト218に仮締めされたナット228を本締 する第2本締め手段282bと、前記第2取付部位2 24bの画像を撮影するカメラ(第2検出センサ)284 b、286bと、前記ナット228をナットストック部2 30bから取り出してナット置き台232bに配置す ナットチャック部287bとが装着される。

 第1本締め手段282aは、第1モータ288に連結 れた第1ナットランナ290と、第2モータ292に 結された第2ナットランナ294とを備える。第1 ナットランナ290と第2ナットランナ294とは、 ッチ切換用シリンダ296から延在するロッド29 6aに連結された間隔調整部298を介して変更可 である。間隔調整部298は、支軸299を支点に て回動自在である。第1ナットランナ290と第 2ナットランナ294とは、タイヤWを固定するた のナット本数が5本と4本とに対応してピッ 間隔が変更可能である。

 なお、第2本締め手段282bは、上記の第1本 め手段282aと同一に構成されており、同一の 参照符号を付して、その詳細な説明は省略す る。

 図15に示すように、第2作業機構222aのカメ ラ284a、286aは、第1画像処理装置300に第1取付 位224aの画像情報を出力するとともに、前記 1画像処理装置300は、この画像情報を演算処 理する。第3作業機構222bのカメラ284b、286bは 第2画像処理装置302に第2取付部位224bの画像 報を出力するとともに、前記第2画像処理装 302は、この画像情報を演算処理する。

 第2画像処理装置302には、さらにタイヤ投 入コンベヤ226上に配置されているタイヤWの 像情報がカメラ(第3検出センサ)304から入力 れ、この画像情報が演算処理される。

 第1画像処理装置300及び第2画像処理装置30 2は、演算部306に接続され、この演算部306で 、第1取付部位224aのハブボルト位置、第2取 部位224bのハブボルト位置及びタイヤ投入コ ベヤ226上のタイヤWのボルト孔位置の相対位 置が演算され、主制御装置(制御機構)308に出 する。主制御装置308は、演算部306から入力 れた演算情報に基づいて、第1作業機構220の 動作を制御するとともに、第2作業機構222a及 第3作業機構222bの動作制御も行う。

 次に、このように構成されるタイヤ組付 置210の動作について、第2実施形態に係る組 付方法との関連で、図16~図18に示すフローチ ート及び図19に示すタイミングチャートに って以下に説明する。

 なお、第1作業機構220の動作が図16に示さ 、第2作業機構222aの動作が図17に示され、第 3作業機構222bの動作が図18に示されるととも 、これらの動作は、図19に示すように、互い に関連して行われる。

 先ず、第1作業機構220の動作について説明 すると、この第1作業機構220は、ナット置き 232a上に配列されている5本のナット228をナッ ト仮締め手段244を構成する5本のナットラン 272により把持した後、タイヤ把持手段242を してタイヤ投入コンベヤ226上のタイヤWを把 する(ステップS41)。

 具体的には、図12に示すように、シリン 260が駆動されてロッド262が矢印方向に進出 ると、このロッド262に固定されるカムリン 250は、ガイドローラ248の案内作用下に矢印 向に回転する。このため、カムリング250に 端が連結されている各連結ロッド256は、各 ライドベース254をガイドレール252に沿って 方(中心側)に移動させる。従って、各スライ ドベース254に装着されているタイヤ押さえ部 材258により、タイヤWの外周面が押圧保持さ る。

 ナット228及びタイヤWを把持した第1作業 構220は、ロボット本体234の作用下に第1取付 位224a側に移動する(ステップS42)。そして、 述するように、第2作業機構222aに設けられ いるカメラ284a、286aによる撮像画像の演算処 理によって前輪用補正量が入力されると(ス ップS43:YES)、ステップS44に進んで、第1取付 位224aにタイヤWがセットされる。

 さらに、ステップS45に進んで、各ハブボ ト218にナット228が仮締めされる。具体的に 、ナット仮締め手段244では、図13に示すよ に、モータ264の回転作用下に、駆動歯車266 びギアトレン268を介してツールユニット270 設けられる各ナットランナ272が回転する。 のため、ナット228は、ハブボルト218に仮締 される。

 第1取付部位224aに前輪としてタイヤWが仮 めされると、前輪セット完了信号が出力さ る(ステップS46)。ロボット本体234は、ステ プS47に進んで、第1取付部位224aから離間して ナット置き台232b側に移動する(ステップS47)。

 そして、ナット仮締め手段244を構成する ナットランナ272は、ナット置き台232b上に配 列されている5本のナット228を把持した後、 ボット本体234がタイヤ投入コンベヤ226側に 回移動する。タイヤ把持手段242は、タイヤW 把持すると(ステップS48)、ロボット本体234 駆動作用下に、第2取付部位224b側に移動する (ステップS49)。

 ロボット本体234は、後述するように、第3 作業機構222bに設けられているカメラ284b、286b からの画像信号に基づいて後輪用補正量が入 力されると(ステップS50:YES)、ステップS51に進 んで、第2取付部位224bに後輪用のタイヤWをセ ットする。

 さらに、ナット仮締め手段244を介して、 2取付部位224bのハブボルト218にナット228が 締めされた後(ステップS52)、後輪セット完了 信号が出力される(ステップS53)。その後、第1 作業機構220は、原位置に移動し(ステップS54) 自動車車体214へのタイヤ仮締め作業が終了 る。

 次に、第2作業機構222aの動作について、 17に沿って以下に説明する。

 第2作業機構222aでは、ロボット本体274aの 用下に、カメラ284a、286aが第1取付部位224aに 対応して配置された後、このカメラ284a、286a 介して前記第1取付部位224aの前輪用ハブボ ト218の画像情報が読み取られる(ステップS61) 。

 カメラ284a、286aの読み取り画像は、第1画 処理装置300に出力され、この第1画像処理装 置300では、各ハブボルト218の基準位置に対す る補正量が算出される。この補正量は、演算 部306から主制御装置308に出力される(ステッ S62)。

 さらに、第2作業機構222aは、第1取付部位2 24aにおける第1作業機構220による作業に干渉 ない位置に移動する(ステップS63)。そして、 第1作業機構220により前輪セット完了信号が 力されると(ステップS64:YES)、ステップS65に んで、第1取付部位224aに移動する。

 第1取付部位224aでは、5本のナット228がハ ボルト218に仮締めされており、第1本締め手 段282aを構成する第1ナットランナ290及び第2ナ ットランナ294は、第1モータ288及び第2モータ2 92により回転駆動されて、先ず、2本のナット 228が本締めされる。次いで、第1ナットラン 290及び第2ナットランナ294は、所定の角度だ 旋回された後、他の2本の仮締め後のナット 228に本締めされる。さらに、第1ナットラン 290及び第2ナットランナ294が旋回された後、 余の1本の仮締め後のナット228は、例えば、 前記第1ナットランナ290により本締めされる( テップS66)。

 第1取付部位224aにタイヤWが取り付けられ 後、第2作業機構222aは、ナットストック部23 0a側に移動する。このナットストック部230aで は、ナットチャック部287aを介してナット228 取り出され、5本の前記ナット228がナット置 台232a上に配置される(ステップS67)。第2作業 機構222aは、ステップS68に進んで、原位置に 動し、次なる自動車車体214に同様の処理を す。

 さらにまた、第3作業機構222bによる動作 、図18に示すフローチャートに沿って説明す る。

 第3作業機構222bでは、ロボット本体274bの 用下に、カメラ284b、286bが第2取付部位224bに 配置され、この第2取付部位224bのハブボルト2 18が撮影される(ステップS71)。カメラ284b、286b による撮影画像は、第2画像処理装置302に出 され、この第2画像処理装置302から演算部306 介して主制御装置308に、前記第2取付部位224 bのハブボルト218に対応する補正量が出力さ る(ステップS72)。

 第3作業機構222bは、第2取付部位224bの干渉 外に移動した後(ステップS73)、ステップS74に んで、ナットチャック部287bの作用下に、後 輪用の5本のナット228をナットストック部230b らナット置き台232a上に配列させる。

 その後、第1作業機構220により後輪セット 完了信号が入力されると(ステップS75:YES)、ス テップS76に進んで、第3作業機構222bの第2本締 め手段282bが第2取付部位224bに移動する。第2 締め手段282bは、第1ナットランナ290及び第2 ットランナ294の回転作用下に、ナット228を2 、2本及び1本の順にハブボルト218に本締め た後(ステップS77)、ステップS78に進んで、原 位置に移動する。

 なお、組立ライン212では、自動車車体214 両側にタイヤ組付装置210が配置されており 上記と同様の作業が略同時に遂行される。

 この場合、第2実施形態では、タイヤ組付 装置210が第1作業機構220、第2作業機構222a及び 第3作業機構222bに分割構成されている。そし 、第1作業機構220は、タイヤ把持手段242及び ナット仮締め手段244を設け、第2作業機構222a 、第1本締め手段282aを設けるとともに、第3 業機構222bは、第2本締め手段282bを設けてい 。

 このため、単一の作業機構にのみタイヤ 持手段及び締付手段を設ける構成に比べ、 1作業機構220、第2作業機構222a及び第3作業機 構222bは、有効に小型化及び簡素化されると う利点がある。

 しかも、第1作業機構220は、ナット仮締め 手段244を設けるため、単一のモータ264を備え るだけでよい。従って、本締めまで一体に行 う締付手段に比べ、モータ264が一挙に小型化 且つ軽量化され、第1作業機構220全体の小型 及び軽量化が容易に遂行可能になる。

 さらに、第1作業機構220、第2作業機構222a び第3作業機構222bにより、タイヤ組付作業 分担されている。これにより、複数の作業 並行して行うことができ、タイヤ組付制御 体の短縮化及び効率化が図られるという効 が得られる。

 具体的には、図19に示すように、第1作業 構220が前輪用のナット228及びタイヤWを受け 取る動作を行っている間に、第3作業機構222b 、センシング用のカメラ284b、286bを第2取付 位224bに移動している。

 さらに、第2作業機構222aによる第1取付部 224aのセンシング作業と、第3作業機構222bに る第2取付部位224bのセンシング作業とが同 に遂行される。一方、第1作業機構220では、 記のセンシング作業が不要になって第1取付 部位224a及び第2取付部位224bへのタイヤWの仮 め作業が効率的に遂行される。

 さらにまた、第1作業機構220が、第2取付 位224bのナット228及びタイヤWの取付作業を行 っている間、第2作業機構222aでは、第1取付部 位224aにおける前記ナット228の本締め処理を う一方、第3作業機構222bでは、ナット置き台 232a上への前記ナット228の配列作業が行われ いる。これにより、タイヤ組付作業全体の 縮化及び効率化が容易且つ確実に遂行され という効果がある。

 なお、自動車車体214の種類の変更に伴っ 、タイヤWのボルト孔数が変更される際には 、第1作業機構220を構成するナット仮締め手 244のツールユニット270が交換される。具体 には、5本のナットランナ272が固着されてい ツールユニット270を、4本の前記ナットラン ナ272が装着されている新たなツールユニット 270に交換する。

 一方、第2作業機構222a及び第3作業機構222b では、第1本締め手段282a及び第2本締め手段282 bを構成するシリンダ296が駆動され、間隔調 部298が支軸299を支点に回動することにより 前記間隔調整部298による間隔調整(ピッチ調 )が行われる。このため、第1ナットランナ29 0と第2ナットランナ294との間隔は、4本のハブ ボルト218に対応してピッチ変更される。

[第3実施形態]
 図20は、本発明の第3実施形態に係るタイヤ 付装置410が配置される組立ライン412の斜視 明図である。

 組立ライン412は、自動車車体(車両)414を 車416aに載置した状態で、タイヤ取付作業ス ーションにピッチ搬送する搬送路416を備え とともに、前記搬送路416の両側に配設され 一対のタイヤ組付装置410(図20には一側のみ 載)は、この自動車車体414のハブボルト418に タイヤWを自動的に組み付ける。

 タイヤ組付装置410は、タイヤセットロボ ト420と、ナット締付ロボット(第2作業機構)4 22と、ナットランナユニット(作業ユニット)42 4が装着されるバランサ機構(第1作業機構)426 を備える。

 搬送路416は、自動車車体414の前輪側であ 第1取付部位428aと、前記自動車車体414の後 側である第2取付部位428bとが、タイヤ取付作 業ステーションに、順次、配置されるように 、前記自動車車体414を間欠搬送する。

 タイヤセットロボット420の近傍には、タ ヤWを配置するためのタイヤ投入コンベヤ430 が設置される。ナット締付ロボット422の近傍 には、ハブボルト418に締め付けられるナット 432を収容するナットストック部434と、前記ナ ットストック部434から所定数(5本又は4本)の 記ナット432を取り出してナット置き台436に 列して配置させるナット整列ロボット438と 設置される。

 タイヤセットロボット420は、旋回自在な ボット本体440を備え、このロボット本体440 一対のアーム部442の先端に設けられる各手 部444には、タイヤ把持部材446が装着される ロボット本体440には、各ハブボルト位置を 出するために第1取付部位428a及び第2取付部 428bの画像を撮影するCCD撮像カメラ(以下、 にカメラという)448a、448bが装着される。

 ナット締付ロボット422は、ロボット本体4 50を備え、このロボット本体450のアーム部452 先端に手首部454が設けられる。手首部454に 、ナットランナユニット424に着脱可能に連 される把持部456が装着される。

 ナットランナユニット424は、図20及び図21 に示すように、円筒状ケーシング458を備える 。この円筒状ケーシング458内には、例えば、 5本(又は4本)の図示しないモータが配設され とともに、各モータに連結されるナットラ ナ460は、前記円筒状ケーシング458の端部か 外方に露呈する。各ナットランナ460は、第1 付部位428a及び第2取付部位428bの各ハブボル 418に対応して同一円周上に配置される。

 図21に示すように、円筒状ケーシング458 は、例えば、2つのねじ穴458aが形成されると ともに、把持部456には、前記ねじ穴458aに対 して孔部456aが形成される。孔部456aに挿入さ れたねじ461が、ねじ穴458aに螺合することに り、把持部456に円筒状ケーシング458が固定 れる。

 バランサ機構426は、エア式床置きタイプ バランサにより構成される。このバランサ 構426のアタッチメント部462には、ナットラ ナユニット424が装着される。バランサ機構2 6は、重量物であるナットランナユニット424 重量を保持し、且つ前記ナットランナユニ ト424を移動自在に装着する。なお、バラン 機構426は、天井型バランサで構成してもよ 。

 ナット整列ロボット438のアーム先端には ナットストック部434に収容されているナッ 432を取り出してナット置き台436に配置する 閉自在なナットチャック部466が設けられる

 図22に示すように、タイヤセットロボッ 420のカメラ448a、448bは、画像処理装置470に第 1取付部位428a及び第2取付部位428bの画像情報 出力する。画像処理装置470は、演算部472に 続され、この演算部472では、第1取付部位428a のハブボルト位置及び第2取付部位428bのハブ ルト位置が演算され、主制御装置474に出力 る。

 主制御装置474は、演算部472から入力され 演算情報に基づいて、ナット締付ロボット4 22の動作を制御するとともに、タイヤセット ボット420及びナット整列ロボット438の動作 御も行う。

 次に、このように構成されるタイヤ組付 置410の動作について、第3実施形態に係る組 付方法との関連で、図23及び図24に示すフロ チャート及び図25に示すタイミングチャート に沿って以下に説明する。

 なお、タイヤセットロボット420の動作フ ーが図23に示され、ナット締付ロボット422 動作フローが図24に示されるとともに、前記 タイヤセットロボット420及び前記ナット締付 ロボット422の動作は、図25に示すように、互 に関連して行われる。

 先ず、タイヤセットロボット420の動作に いて説明すると、このタイヤセットロボッ 420は、タイヤ投入コンベヤ430上に配置され いる前輪用のタイヤWを、一対のタイヤ把持 部材446により把持する(ステップS81)。

 タイヤWを把持したタイヤセットロボット 420は、ロボット本体440の旋回作用下に、タイ ヤ把持部材446に把持されているタイヤWを取 位置に移動させる(ステップS82)。その際、自 動車車体414は、前輪側である第1取付部位428a タイヤ取付作業ステーション(取付位置)に 応して配置されている。

 そして、タイヤセットロボット420では、 メラ448a、448bにより第1取付部位428aの画像が 撮影され、この撮影画像の演算処理によって 、ハブボルト418のセンシングが行われる(ス ップS83)。

 次いで、ステップS84に進んで、第1取付部 位428aには、タイヤセットロボット420を介し タイヤWがセットされる。このため、前輪セ ト完了信号が出力され(ステップS85)、この 態で、後述するように、ナット締付ロボッ 422による前輪用のナット432の締付けが完了 たか否かが判断される(ステップS86)。

 ナット432の締付完了信号が入力されると( ステップS86:YES)、ステップS87に進んで、タイ セットロボット420は、タイヤ受取り位置で るタイヤ投入コンベヤ430側に移動する。こ タイヤ投入コンベヤ430上には、後輪用のタ ヤWが配置されており、タイヤセットロボッ ト420を構成する一対のタイヤ把持部材446によ り、前記タイヤWが把持される(ステップS88)。

 タイヤセットロボット420は、タイヤ取付 置側に移動し(ステップS89)、自動車車体414 半ピッチ分搬送されたことが検出されると( テップS90:YES)、すなわち、後輪側である第2 付部位428bがタイヤ取付作業ステーションに 配置されたと判断されると、ステップS91に進 んで、前記第2取付部位428bのハブボルト418の ンシングが行われる。このセンシングは、 テップS83の前輪用のハブボルト418のセンシ グと同様に行われる。

 さらに、ステップS92に進んで、第2取付部 位428bにタイヤWがセットされると、後輪用タ ヤセット完了信号が出力される(ステップ93) 。そして、後輪用のタイヤWがセットされた 2取付部位428bにおいて、ハブボルト418にナッ ト432に締付けが行われる。このナット432の締 付けが完了すると(ステップS94:YES)、ステップ S95に進んで、タイヤセットロボット420は、タ イヤ受取り位置に移動する。

 次に、ナット締付ロボット422の動作につ て、図24に沿って以下に説明する。

 ナット締付ロボット422では、把持部456に 結されているナットランナユニット424が、 ット置き台436側に移動される。ナットラン ユニット424を構成する各ナットランナ460は ナット置き台436上に配列されている前輪用 5本のナット432を把持する(ステップS101)。

 ナットランナユニット424は、ナット締付 ボット422の駆動作用下に、取付位置である 1取付部位428aの近傍に移動する(ステップS102 )。そして、タイヤセットロボット420による 輪用のタイヤWがセットされたことが検出さ ると(ステップS103:YES)、ステップS104に進ん 、第1取付部位428aの各ハブボルト418にナット ランナユニット424の各ナットランナ460を配置 する。

 この状態で、各ナットランナ460は、図示 ない各モータの駆動作用下に回転され、各 ブボルト418にナット432が締め付けられる(ス テップS105)。これにより、ナット432の締付処 が完了し、ナット締付完了信号が出力され (ステップS106)。

 ナットランナユニット424は、ナット締付 ボット422の駆動作用下に、ナット受け取り 置であるナット置き台436側に移動され(ステ ップS107)、各ナットランナ460を介して後輪用 ナット432が把持される(ステップS108)。

 さらに、自動車車体414が半ピッチ分搬送 れた後、ステップS109に進んで、ナットラン ナユニット424は、取付位置である第2取付部 428bの近傍に移動される。そして、第2取付部 位428bに後輪用のタイヤWがセットされたと判 されると(ステップS110:YES)、ステップS111に んで、ナットランナユニット424は、第2取付 位428bに配置される。この状態で、各ナット ランナ460の回転作用下に、第2取付部位428bの ブボルト418にナット432が締め付けられる(ス テップS112)。

 第2取付部位428bにおけるナット締付処理 完了すると(ステップS113)、ステップS114に進 で、ナットランナユニット424は、ナット受 取り位置に移動する。

 なお、組立ライン412では、自動車車体414 両側にタイヤ組付装置410が配置されており 上記と同様の作業が略同時に遂行される。

 この場合、第3実施形態では、相当に重量 物であるナットランナユニット424が、バラン サ機構426に装着されている。このため、ナッ トランナユニット424の重量は、バランサ機構 426に保持されるとともに、前記ナットランナ ユニット424は、種々の方向に移動自在である 。

 そして、ナット締付ロボット422は、ナッ ランナユニット424に着脱可能に連結され、 記ナットランナユニット424がバランサ機構4 26に装着された状態で、ナット締付作業に沿 て自動操作している。

 このように、バランサ機構426が、ナット ンナユニット424の重量を保持するため、ナ ト締付ロボット422は、前記ナットランナユ ット424に実際の作業を行わせる際、前記ナ ト締付ロボット422に付与される前記ナット ンナユニット424の荷重を有効に軽減するこ が可能になる。従って、ナット締付ロボッ 422を有効に小型化することができ、タイヤ 付装置410全体の小型化及び簡素化が容易に られるという効果がある。

 さらに、メンテナンス等によりナット締 ロボット422を停止させる際には、このナッ 締付ロボット422をナットランナユニット424 ら離脱させることができる。これにより、 業者は、バランサ機構426のアシスト作用下 、ナットランナユニット424の操作を容易に うことが可能になる。

[第4実施形態]
 図26は、本発明の第4実施形態に係るタイヤ 付装置480が配置される組立ライン482のブロ ク図である。なお、第3実施形態に係る組立 ライン412と同一の構成要素には同一の参照符 号を付して、その詳細な説明は省略する。

 タイヤ組付装置480は、タイヤセットロボ ト420と、ナット締付ロボット422と、ナット ンナユニット424が装着されるバランサ機構4 84とを備える。バランサ機構484は、電動式バ ンサを備えるとともに、前記バランサ機構4 84は、バランサコントローラ486を構成する制 部488により制御される。

 バランサコントローラ486は、力演算部490 有し、この力演算部490は、ナット締付ロボ ト422の手首部に取り付けられた力覚センサ4 92に接続される。この力覚センサ492は、ナッ 締付ロボット422の手首部に付与される負荷 力演算部490に入力する。

 このように構成される第4実施形態では、 ナット締付ロボット422によりナットランナユ ニット424がナット締付作業に沿って操作され る。その際、ナット締付ロボット422の手首部 に比較的大きな反力が作用すると、力覚セン サ492から力演算部490に入力される信号に基づ いて、制御部488は、前記反力が0又は微少な に近似するように、バランサ機構484のアク ュエータ(図示せず)を駆動制御する。

 このため、ナット締付ロボット422は、ナ トランナユニット424を搬送するのに必要な が一挙に削減され、前記ナット締付ロボッ 422の一層の小型化が確実に図られるという 果が得られる。

[第5実施形態]
 図27は、本発明の第5実施形態に係るタイヤ 付装置500が配置される組立ライン502の斜視 明図である。なお、第3実施形態に係る組立 ライン412と同一の構成要素には同一の参照符 号を付して、その詳細な説明は省略する。

 タイヤ組付装置500は、タイヤセットロボ ト420と、ナット締付ロボット(第2作業機構)4 22と、ナットランナユニット(作業ユニット)42 4が装着される多関節ロボット(第1作業機構)50 4とを備える。

 多関節ロボット504は、多関節型の汎用ロ ットであり、例えば、ナット締付ロボット4 22と同様に構成される。多関節ロボット504の ーム506の先端には、力覚センサ508が装着さ るとともに、前記力覚センサ508は、該力覚 ンサ508を基にした座標系であるX軸、Y軸、Z 、α1軸、α2軸及びα3軸の6軸方向の反力を検 出する。多関節ロボット504は、各関節を動作 させるためのアクチュエータ510a~510dを設けて いる。

 このように構成される第5実施形態では、 ナット締付ロボット422により、ナットランナ ユニット424がナット締付作業に沿って操作さ れる際、力覚センサ508が6軸方向の反力を検 する。

 従って、検出された反力を0又は微少な値 に近似させるように、各々のアクチュエータ 510a~510dが制御されることにより、ナット締付 ロボット422は、ナットランナユニット424を搬 送するのに必要な力が一挙に削減される。こ れにより、ナット締付ロボット422の一層の小 型化が確実に図られるという効果が得られる 。

 なお、第3~第5の実施形態では、作業装置 してタイヤ組付装置410、480及び500を用いて 明したが、これに限定されるものではなく 種々の作業装置に適用することが可能であ 。

[第6実施形態]
 図28は、本発明の第6実施形態に係るタイヤ 付装置612が一対で配置される組立ライン610 斜視説明図である。

 組立ライン610は、前記タイヤ組付装置612 、搬送路614とを備える。搬送路614は、自動 車体(車両)616を台車614aに載置した状態で、 イヤ組付位置にピッチ搬送する。すなわち 搬送路614は、自動車車体616の前輪側である 1取付部618aと、自動車車体616の後輪側であ 第2取付部618bとが、タイヤ取付作業ステーシ ョンに、順次、配置されるように、自動車車 体616を間欠搬送する。

 タイヤ組付装置612は、搬送路614の両側に 設され(図28では一側のみ記載されている。) 、自動車車体616のハブボルト620にタイヤWを 動的に組み付ける(図29参照)。タイヤ組付装 612は、第1作業機構622と、第2作業機構624と 備える。

 第1作業機構622は、タイヤ投入コンベア626 で運ばれてきたタイヤWを第1取付部618a又は第 2取付部618bに搬送及び位置決めすると共に、 ット供給機構628から複数のナット630の供給 受け、第2作業機構624から伝達される回転駆 動力によりナット630をハブボルト620に締め付 ける。

 なお、ナット供給機構628は、ナット630を 容するナットストック部632と、ナットスト ク部632から所定数(5本又は4本)のナット630を 取り出してナット置き台634に整列して配置さ せるナットピッキングロボット636とを有する 。ナットピッキングロボット636のアーム先端 には、ナットストック部632に収容されている ナット630を取り出してナット置き台634に配置 する開閉自在なナットチャック部638が設けら れる。

 図28に示すように、第1作業機構622は、ロ ット本体640を備え、このロボット本体640の ーム部642の先端に設けられる手首部644には 回転自在な割出台646が装着される。図30及 図31に示すように、割出台646には、タイヤW 把持するタイヤ把持機構650と、タイヤWが配 されたハブボルト620にナット630を締め付け ナット締付機構652と、ナット締付機構652の ット締付ユニット722a又はナット締付ユニッ ト722b(後述)を着脱するためのロック機構654( 36参照)とが設けられる。

 さらに、図28に示すように、第1作業機構6 22の近傍には、2台のナット締付ユニット用ス タンド656a、656b(以下「スタンド656a、656b」と 称する。)が配置されている。2台のスタン 656a、656bのうちスタンド656bには、割出台646 装着されているナット締付ユニット722aとは のナット締付ユニット722bが載置されている 。このナット締付ユニット722bは、ナット締 部726の配置が、ナット締付ユニット722aと異 っている。

 図30及び図31に示すように、タイヤ把持機 構650は、図示しないモータにより駆動される リニアガイド660を備える。リニアガイド660は 、その内部に駆動軸(図示せず)を有し、この 動軸が前記モータに駆動されて回転すると 2本の把持アーム662がリニアガイド660に沿っ て変位する。前記駆動軸は、中央を境に互い に反対方向に螺回するねじ山が形成されてお り、前記駆動軸が回転すると、2本の把持ア ム662は互いに反対方向にセンタリングしな ら移動する。このように、2本の把持アーム6 62を接近又は離間させることにより、タイヤW の把持及び開放が可能となる。

 第1作業機構622のナット締付機構652及びロ ック機構654の説明に入る前に、第2作業機構62 4について説明する。

 図28に示すように、第2作業機構624は、ロ ット本体670を構成するアーム部672の先端に 首部674が設けられる。手首部674には、割出 676が回転自在に装着される。図32に示すよ に、割出台676には、第1取付部618a及び第2取 部618bでハブボルト620にナット630を締め付け ための回転駆動力を生成する回転駆動力生 部678と、ハブボルト620の位置を検出するた に第1取付部618a及び第2取付部618bの画像を撮 影するCCDカメラ680、682(以下「カメラ680、682 とも称する。)とが装着される。なお、以下 は、CCDカメラのことを単にカメラとも称す 。

 回転駆動力生成部678は、2つのモータ684と 、これらのモータ684に連結され、モータ684が 発生させた回転駆動力を伝達する2つの回転 動力伝達部686とを備える。

 図33に示すように、回転駆動力伝達部686 、第1ロッド690、第1連結部材692、第2ロッド69 4、第2連結部材696、筒状凹部698及びコイルば 700とを有する。

 第1ロッド690は、その一端がモータ684の出 力軸(図示せず)に連結され、他端が第1連結部 材692に連結されている。第1連結部材692は中 形状であり、第1円筒部702と、第1円筒部702よ りも直径が小さい第2円筒部704と、第1円筒部7 02と第2円筒部704との間に形成された第1テー 部706とを有する。第1円筒部702にはねじ山が 成され、同じくねじ山が形成された第1ロッ ド690の端部と螺合する。第2連結部材696も第1 結部材692と同様の構成であり、第3円筒部708 と、第3円筒部708よりも直径が小さい第4円筒 710と、第3円筒部708と第4円筒部710との間に 成された第2テーパ部712とを有する。第3円筒 部708にはねじ山が形成され、同じくねじ山が 形成された筒状凹部698の端部と螺合する。

 第2ロッド694は、円柱部714と、その両端に 形成され、端部に向かって直径が大きくなる 第3テーパ部716及び第4テーパ部718とを有する 第2ロッド694の円柱部714の直径は、第1連結 材692の第1円筒部702及び第2連結部材696の第4 筒部710の直径よりも若干小さい。また、第2 ッド694の第3テーパ部716は、第1連結部材692( 1テーパ部706)の内部に収容され、第2円筒部7 04よりも直径が大きい。第2ロッド694の第4テ パ部718は、第2連結部材696(第2テーパ部712)の 部に収容され、第4円筒部710よりも直径が大 きい。コイルばね700は、第2ロッド694を覆い つ第1連結部材692と第2連結部材696との間に挟 持されている。

 回転駆動力伝達部686は、以上のように構 されるため、図34に示すように、回転軸を 位(オフセット)することができる。すなわち 、第1連結部材692の回転軸Y1と第2連結部材696 回転軸Y2とが偏位(オフセット)していても、 1連結部材692から第2連結部材696に回転駆動 を伝達することができる。すなわち、第1連 部材692、第2ロッド694及び第2連結部材696に りユニバーサルジョイント機構が形成され 。これにより、後述するように、第1作業機 622においてナット締付ユニット722の配置が 化しても、第2作業機構624から第1作業機構62 2へと回転駆動力を伝達することが可能とな 。

 第1作業機構622の説明に戻り、図30及び図3 1に示すように、ナット締付機構652は、割出 646に固着された取付板720と、この取付板720 対して着脱自在なナット締付ユニット722aと 備える。取付板720には、ナット締付ユニッ 722aを取付板720に固定するための上述した2 のロック機構654が設けられている。第6実施 態では、ナット締付ユニット722aは、ハブボ ルト620及びボルト孔Waの配置(すなわち、タイ ヤWの種類)に対応して交換可能であり、スタ ド656bには、交換用のナット締付ユニット722 bが配置されている。

 図29に示すように、取付板720には、第2作 機構624の回転駆動力伝達部686が連結される 口案内部724が複数設けられる。

 図30及び図31に示すように、ナット締付ユ ニット722aは、5つのナット締付部726を有する ナット締付部726の数はハブボルト620及びボ ト孔Waの数と同じである。

 図35に示すように、各ナット締付部726は 第3ロッド728と、ベアリング730と、レンチ部7 32と、コイルばね734とを有する。

 第3ロッド728は、その端部728aが取付板720 開口案内部724内に配置されている(図36参照) 端部728aは、先端が先細りしている。この端 部728aが、第2作業機構624の回転駆動力伝達部6 86の筒状凹部698と連結することにより、第3ロ ッド728には、第2作業機構624から回転駆動力 伝達される。その結果、第3ロッド728は、ベ リング730に支持されながら回転する。第3ロ ッド728には、2本の円柱状の突起部736が形成 れており、この突起部736を介して第3ロッド7 28からレンチ部732に回転駆動力が伝達される

 レンチ部732には、各突起部736を収納する めの孔部738が形成されている。孔部738は、 ット締付ユニット722の長手方向(軸方向)に 成され、その幅は、突起部736の直径より若 大きい。このため、突起部736は、孔部738内 ナット締付ユニット722aの軸方向に変位可能 ある。レンチ部732には、ナット630を保持す 凹部740が形成されている。凹部740の断面形 は、ナット630の断面形状と略等しい。この め、凹部740が回転することによりナット630 回転する。

 コイルばね734は、第3ロッド728とレンチ部 732との間に挟持される。第3ロッド728は、ナ ト締付ユニット722aの軸方向の変位が規制さ ている。その一方、レンチ部732は、突起部7 36が孔部738内を変位可能である範囲について 、前記軸方向の変位が可能である。従って コイルばね734は、レンチ部732を第3ロッド728 から離間する方向に付勢する。従って、レン チ部732が回転することによりナット630がハブ ボルト620に締め付けられるに連れてレンチ部 732も第3ロッド728から離間する。これにより ハブボルト620に対してナット630を所望の位 まで締め付けることができる。

 次に、図36~図39を参照して、第1作業機構6 22のロック機構654とスタンド656a、656bについ 説明する。上述の通り、ロック機構654は、 ット締付ユニット722aを取付板720に固定する のであり、ロック機構654による固定を解除 ることでナット締付ユニット722aを取付板720 から取り外すことができる。

 ロック機構654は、ストッパ742と、切替レ ー744と、リンク部材746とを有する(図37A及び 図37Bでは、一方のロック機構654のみを示して いる。)。ストッパ742は、ナット締付ユニッ 722aを選択的に押圧することが可能であり、 トッパ742がナット締付ユニット722aを押圧す るとき、ナット締付ユニット722aを取付板720 固定する。ストッパ742がナット締付ユニッ 722aを押圧しないとき、ナット締付ユニット7 22を取付板720から取り外すことができる。切 レバー744は、その位置に応じて、ストッパ7 42の押圧状態を切り替える。リンク部材746は 切替レバー744と協働して、ストッパ742によ ナット締付ユニット722aの押圧状態又は非押 圧状態を保持する。

 具体的には、切替レバー744は、その一端 ローラ748が配置されると共に、他端にカム 750が形成されており、また、切替レバー744 、その略中央において折れ曲がっている。 替レバー744は、第1支軸A1で旋回可能に支持 れる。また、カム部750に形成された第2支軸 A2には、リンク部材746の一端が旋回可能に支 される。リンク部材746の他端は、ストッパ7 42を支持する折曲部材752が第3支軸A3により旋 可能に支持されている。折曲部材752は、第4 支軸A4によっても旋回可能に支持されている

 図38には、ナット締付ユニット722a、722bを 保持していないスタンド656aの斜視図が示さ ている。図38に示すように、スタンド656aは 基台756と、略U字状の保持板758と、2本の位置 決めピン760と、2つのシリンダ762と、シリン 762の先端に設けられ、水平部764aと垂直部764b とを有する略L字状の係合部材764と、支軸B1を 中心として係合部材764を旋回可能に支持し、 第2支持部材768に固着された第1支持部材766と 備える。このため、シリンダ762の押圧部770 上昇すると、水平部764a及び垂直部764bが支 B1を中心に旋回する。

 次に、図39を参照して、ナット締付ユニ ト722a、722bを交換する場合(ナット締付ユニ ト722aをスタンド656aに載置する場合)につい 説明する。ナット締付ユニット722a、722bを交 換する場合とは、タイヤWを取り付ける車両 種類が変更され、これに伴いハブボルト620 びボルト孔Wa(図28)の配置が変更された場合 ある。

 ナット締付ユニット722aとナット締付ユニ ット722bとを交換する際、現時点で第1作業機 622に装着されているナット締付ユニット722a を取付板720から取り外し、スタンド656aに載 する。具体的には、第1作業機構622のアーム 642を変位させ、ナット締付ユニット722aをス タンド656aの真上に位置させる。そして、ナ ト締付ユニット722aを、鉛直方向に下ろして き、ナット締付ユニット722aの位置決め孔772 と、位置決めピン760とを係合させる。これに より、ナット締付ユニット722aの位置を安定 せることができる。

 そして、ロック機構654のローラ748が、ス ンド756の係合部材764の水平部764aに当接する と、ナット締付機構652の自重により、ローラ 748が上方に変位される(図37A参照)。これによ 、ストッパ742が押圧状態から非押圧状態に 化し、取付板720からナット締付ユニット722a を取り外し可能となる。

 この状態で、第1作業機構622のアーム部642 が上方に移動すると、ナット締付ユニット722 aは、スタンド656aに載置されたまま残され、 付板720には、ナット締付ユニット722aが取り 付けられていない状態となる。

 そして、今度は、別のナット締付ユニッ 722bが載置されているスタンド656bにアーム 642を移動させ、位置決めピン760を取付板720 係合させる。取付板720がナット締付ユニッ 722bに当接した状態で、シリンダ762が作動し 支軸B1を中心に係合部材764の水平部764a及び 直部764bが旋回する。これにより、垂直部764 bがローラ748を下方に変位させ、ストッパ742 よりナット締付ユニット722bを取付板720に固 する。そして、この新たなナット締付ユニ ト722bを用いてタイヤWの取付けが行われる なお、上述の通り、ナット締付ユニット722a ナット締付ユニット722bとは、ナット締付部 726の配置が異なっている。すなわち、ナット 締付部726が形成する同心円の直径が異なる。 なお、両者は、ナット締付部726が保持するナ ット630の大きさやナット締付部726の数が異な る点で相違してもよい。

 図40には、タイヤ組付装置612の制御系が されている。図40に示すように、第2作業機 624のカメラ680、682は、第1画像処理装置800に 1取付部618a及び第2取付部618bの画像情報を出 力する。

 第1画像処理装置800には、さらにタイヤ投 入コンベア626上に配置されているタイヤWを 影するためのカメラ802(ボルト孔検出センサ) からタイヤWの画像情報(タイヤWのボルト孔Wa) が入力される。

 ナット供給機構628のナットピッキングロ ット636の近傍には、ナット置き台634上に配 されているナット630の画像を撮影するカメ 804が固定される。このカメラ804により撮影 れたナット630の画像情報は、第2画像処理装 置806に入力される。

 第1画像処理装置800は、演算部808に接続さ れ、この演算部808では、第1取付部618aのハブ ルト620の位置、第2取付部618bのハブボルト62 0の位置及びタイヤ投入コンベア626上のタイ Wのボルト孔Waの位置の相対位置が演算され 主制御装置(制御機構)810に出力される。演算 部808には、第2画像処理装置806が接続され、 メラ804により撮影されたナット630の画像情 は、演算部808で演算されて主制御装置810に 力される。

 主制御装置810は、演算部808から入力され 演算情報、並びに第1作業機構622の位置情報 (アーム部642の位置情報、把持アーム662の位 情報等)及び第2作業機構624の位置情報(アー 部672の位置情報、回転駆動力伝達部686の位 情報等)に基づいて、第1作業機構622の動作を 制御するとともに、第2作業機構624及びナッ 供給機構628の動作制御も行う。

 第6実施形態に係るタイヤ組付装置612は、 上記のように構成されるものであり、次に、 図41及び図42に示すフローチャート及び図43に 示すタイミングチャートを参照してタイヤ組 付装置612の動作を説明する。図41は、第1作業 機構622を中心とする動作を示し、図42は、第2 作業機構624を中心とする動作を示す。図43は 第1作業機構622、第2作業機構624及びナット 給機構628の動作の関連性を示す。

 先ず、第1作業機構622を中心とする動作に ついて説明すると、図41のステップS121におい て、第1作業機構622は、ナット置き台634上に 列されている5本のナット630を5本のレンチ部 732により保持させる。

 続くステップS122において、タイヤ把持機 構650によりタイヤ投入コンベア626上のタイヤ Wを把持する。具体的には、図30及び図31に示 ように、タイヤ把持機構650の2本の把持アー ム662の間にタイヤWを位置させた状態で、図 しないモータによりリニアガイド660が駆動 れる。これにより、2本の把持アーム662が互 に接近する方向に移動し、タイヤWの外周面 (接地面)が把持される。

 タイヤWを把持する際、2本の把持アーム66 2は、タイヤWの各ボルト孔Waの位置(回転位相) と、ナット締付機構652の各ナット締付部726の 位置(回転位相)とが一致するように位置決め れる。この結果、各ナット630は、タイヤWの 各ボルト孔Waに対応して配置される。

 上記位置決めは、例えば、次のように行 れる。すなわち、主制御装置810が、タイヤW の各ボルト孔Waの位置と各ナット締付部726の 置を検出する。各ボルト孔Waの位置は、カ ラ802の画像情報に基づいて検出する。また 各ナット締付部726の位置は、2本の把持アー 662と各ナット締付部726との相対位置が固定 れているため、2本の把持アーム662の位置又 は把持アーム662を支持する割出台646の位置に 基づいて検出する。そして、各ボルト孔Waの 置と各ナット締付部726の位置とを一致する 置に割出台646を移動させることにより、把 アーム662が位置決めされる。このように、 持アーム662の把持位置とタイヤWの各ボルト 孔Waとが対応付けられているため、把持アー 662の位置、割出台646の位置を把握すること より、各ボルト孔Waの位置も知ることがで る。

 ステップS123において、ナット630及びタイ ヤWを把持した第1作業機構622は、ロボット本 640の旋回作用下に取付待機位置に移動する その際、自動車車体616は、前輪側である第1 取付部618aが、タイヤ取付作業ステーション 配置されている。また、前記取付待機位置 は、2本の把持アーム662が互いに上下方向に ぶように配置される。

 すなわち、主制御装置810は、アーム部642 位置情報、把持アーム662の位置情報等に基 き、把持アーム662の一方がタイヤWを把持す る位置が、タイヤWの最上部(図44の位置Pu1に 応する位置)となるように当該一方の把持ア ム662を配置させ、把持アーム662の他方がタ ヤWを把持する位置が、タイヤWの最下部(図4 4の位置Pl1に対応する位置)となるよう当該他 の把持アーム662を配置させる。

 そして、第1作業機構622が取付待機位置に 配置された状態で、第2作業機構624のカメラ68 0、682が第1取付部618aの画像情報(以下「前輪 像情報」とも称する。)を取得し、この前輪 像情報に基づいて第1画像処理装置800が、各 ハブボルト620の基準位置に対する補正量を算 出すると(ステップS124:YES)、ステップS125にお て、主制御装置810は、タイヤWを把持してい る把持アーム662を変位させる量(以下「アー 変位量」とも称する。)を算出する。このア ム変位量は、把持アーム662のX軸方向、Y軸 向、Z軸方向(図28参照)の変位量及びタイヤW 回転角度を含む。タイヤWの回転角度は、タ ヤWをハブボルト620の手前に配置し、タイヤ の中心Oとハブボルト620が形成する同心円の 心が図28中Y方向に一致したとき、ハブボル 620の位置(回転位相)とボルト孔Waの位置(回転 位相)を一致させるために把持アーム662によ タイヤWを回転させる角度であり、タイヤWの 中心Oを基準にタイヤWを回転させる角度とし 算出される。

 第6実施形態では、主制御装置810は、タイ ヤWの回転角度を±36°に制限する(図44参照)。 れは次の理由による。すなわち、ボルト孔W aは、同心円上に等角度で配置される。この め、車両の高さ方向(図28のZ方向)に対して最 も上側に位置するボルト孔Waは、常に、前記 心円上の最上部から前記同心円上の正負そ ぞれの所定角度の範囲内に存在する。ボル 孔Wa間の角度は、360°をボルト孔Waの数で割 た角度であるから、前記所定角度は、これ さらに2等分した角度(180°をボルト孔Waの数 割った角度)の正負の値となる。第6実施形 では、ボルト孔Waの数が5つであるから、前 所定角度は±36°となる。従って、タイヤWの 転角度を最大でも±36°に制限しても、常に ハブボルト620とボルト孔Waの位置(回転位相) を合わせることができる。

 上記のように、タイヤWの回転角度を±36° に制限しながら、ハブボルト620とボルト孔Wa 位置(回転位相)を合わせるためには、以下 ような演算を行う。すなわち、第2作業機構6 24のカメラ680、682からの画像情報によりハブ ルト620の位置(回転位相)を判定する。例え 、ハブボルト620の同心円の中心から高さ方 (図28のZ方向)に延びる仮想軸Z1を設定してお 。次いで、5つのハブボルト620のうち最も高 い位置にあるものを検出し、仮想軸Z1に対し 当該ハブボルト620がどちら側にあるか及び 想軸Z1に対する当該ハブボルト620の距離に りハブボルト620の位置(回転位相)を特定する 。

 また、ボルト孔Waの位置(回転位相)につい ては、ステップS122において演算した把持ア ム662とボルト孔Waの相対位置により特定可能 である。

 続くステップS126において、主制御装置810 は、ステップS125で算出したアーム変位量に づいて把持アーム662を変位させて、タイヤW 第1取付部618aに位置決めする。これにより タイヤWは、ナット630の締付けを待つ位置に 置される。

 なお、上述の通り、第6実施形態では、取 付待機位置において、把持アーム662は、タイ ヤWの最上部及び最下部を把持しており、ま 、タイヤWの回転角度を±36°に制限している このため、図44に示すように、把持アーム66 2のうちタイヤWの上部を把持するものは、タ ヤWの中心OとタイヤWの最上部Pu1とを通過す 仮想軸Z2(上述した仮想軸Z1に一致する。)を の対称軸とし且つ72°の第1中心角β1に対応 るタイヤWの接地面のいずれかの部分を把持 る。同様に、把持アーム662のうちタイヤWの 下部を把持するものは、仮想軸Z2をその対称 とし且つ72°の第2中心角β2に対応するタイ Wの接地面のいずれかの部分を把持する。換 すると、第6実施形態では、上記制限の下に 把持アーム662が把持可能な接地面の範囲をタ イヤWの上部及び下部としている。

 これにより、把持アーム662のうちタイヤW の上部を把持するものは、自動車車体616のフ ェンダ820とタイヤWの間のクリアランス822と 間に変位する。

 なお、把持アーム662が把持する位置を上 のように制限するためには、取付待機位置 おいて、把持アーム662がタイヤWの最上部及 び最下部を把持していなくてもよい。例えば 、タイヤWを自動車車体616に対し位置決めす ときにタイヤWを回転することで、把持アー 662がタイヤWを把持する位置を上記の範囲に 制限することもできる。

 また、上記のような把持位置の制限は、 ルト孔Wa又はハブボルト620の数が、少ない き(具体的には3つ以下の場合)はあまり有効 はない。そこで、ボルト孔Wa又はハブボルト 620の数が、4つ以上であるときに上記制限を うことが好ましい。

 タイヤWの位置決めが完了すると、ステッ プS127において、主制御装置810は、第2作業機 624を第1作業機構622に連結させる。すなわち 、第2作業機構624の回転駆動力生成部678の筒 凹部698を、第1作業機構622のナット締付機構6 52の第3ロッド728に係合させる。そして、ステ ップS128において、第2作業機構624から第1作業 機構622に回転駆動力が伝達され、ナット630を ハブボルト620に締め付ける。具体的には、回 転駆動力生成部678からナット締付機構652に回 転駆動力が伝達される。これにより、第1作 機構622のレンチ部732が回転することにより レンチ部732に保持されていたナット630がハ ボルト620に締め付けられる。当該締付けの 、把持アーム662の位置は固定され、上述し 制限範囲内に維持される。

 第1取付部618aに前輪としてタイヤWが組み けられた後、第2作業機構624が干渉外に移動 されると(ステップS129:YES)、ステップS130にお て、第1作業機構622のロボット本体640は、第 1取付部618aから離間してナット置き台634側の 位置に移動する。

 上述した第1取付部618aに対する処理は、 2取付部618bに対しても同様に行われる。すな わち、ステップS121~S130と同様のステップS121~S 140が第2取付部618bのために行われる。なお、 テップS130~S134の間において、搬送路614を介 て自動車車体616が、図28中、X方向に間欠搬 される。このため、自動車車体616は、後輪 である第2取付部618bが、タイヤ取付作業ス ーションに配置される。

 第2取付部618bに対するタイヤWの取付けが 了すると、別の自動車車体616に対しても同 の処理が行われる。

 次に、第2作業機構624を中心とする動作に ついて、図42を参照して以下に説明する。

 第2作業機構624では、ロボット本体670の作 用下に、カメラ680、682がタイヤ取付作業ステ ーションに対応して配置されている。そして 、このタイヤ取付作業ステーションに、自動 車車体616の前輪側である第1取付部618aが配置 れると(ステップS151:YES)、ステップS152にお て、第2作業機構624は、カメラ680、682を介し 第1取付部618aの前輪用ハブボルト620の画像 報を読み取る。

 カメラ680、682の読取画像情報は、第1画像 処理装置800に出力され、ステップS153におい 、第1画像処理装置800は、各ハブボルト620の 準位置に対する補正量を算出する。例えば 5本のハブボルト620の同心円の中心から自動 車車体616の高さ方向に延びる仮想軸Z1を想定 、5本のハブボルト620のうち最も高い位置に あるハブボルト620が、仮想軸Z1上にある場合 基準位置とすることができる。前記補正量 、演算部808から主制御装置810に出力される

 ステップS154において、第2作業機構624は 第1取付部618aにおける第1作業機構622による 業に干渉しない位置に移動する。そして、 1作業機構622がタイヤWの位置決めを完了する と(ステップS155:YES)、ステップS156において、 2作業機構624は、第1作業機構622に連結する すなわち、第1取付部618aにおいて、第2作業 構624の回転駆動力伝達部686を、第1作業機構6 22のナット締付部726に連結する。

 ステップS157において、第2作業機構624は モータ684により回転駆動力を生成し、この 転駆動力を回転駆動力伝達部686からナット 付部726に伝達する。これにより、ナット630 ハブボルト620に締め付け、タイヤWを第1取付 部618aに取り付ける。なお、回転駆動力伝達 686の数が2つであるのに対し、ナット締付部7 26の数は、5つである。このため、回転駆動力 伝達部686とナット締付部726との連結は、複数 回行われる(ナット630は、2本、2本及び1本の にハブボルト620に締め付けられる。)。

 第1取付部618aにタイヤWが取り付けられた 、ステップS158において、第2作業機構624は 干渉外に移動する。次いで、ステップS159に いて、第2作業機構624は、後輪用ハブボルト 検出位置に移動し、ステップS160において、 2作業機構624は、自動車車体616が搬送路614に って半ピッチ搬送されたか否かを判断する

 自動車車体616が半ピッチ搬送されたと判 されると(ステップS160:YES)、すなわち、後輪 側である第2取付部618bがタイヤ取付作業ステ ションに配置されたと判断されると、ステ プS152~S158と同様のステップS161~S167を第2取付 部618bのために行う。そして、ステップS168に いて、第2作業機構624は、前輪用ハブボルト 位置に移動する。

 第2取付部618bに対するタイヤWの取付けが 了すると、別の自動車車体616に対して同様 処理が行われる。

 なお、図43に示すように、ナット供給機 628は、ナットチャック部638を介して、ナッ ストック部632からナット置き台634に前輪用 ナット630の搬送及び整列作業と、後輪用の ット630の搬送及び整列作業とを繰り返し行 ている。

 また、上述の通り、組立ライン610では、 動車車体616の両側にタイヤ組付装置612が配 されており、上記と同様の作業が略同時に 行される。

 さらに、ナット締付ユニット722a、722bの 換は、ハブボルト620やボルト孔Waの位置に応 じて行われる。例えば、第1画像処理装置800 得られた画像情報に基づくボルト孔Waの位置 が、現在用いられているナット締付ユニット 722a、722bの位置と異なるかどうかを、主制御 置810が判定し、異なる場合、ナット締付ユ ット722a、722bの一方から他方に交換するこ ができる。

 以上のように、第6実施形態によれば、タ イヤ位置決め工程(図41のS126、S166)及びナット 締付工程(図41のS128、S138、図42のS157、S166)で 、一対の把持アーム662がタイヤWを把持する 置を、タイヤWの上部及び下部に制限する。 これにより、タイヤWとフェンダ820の間のク アランス822が小さい自動車車体616でも比較 簡易にタイヤWを組み付けることができる。

 すなわち、一般に、タイヤWが接地してい ないとき、タイヤW並びに第1取付部618a及び第 2取付部618bは、図示しないサスペンションに り付勢される一方、地面からの反力を受け いため、タイヤWが接地しているときより下 方に位置する。このため、タイヤWを取り付 る前の第1取付部618a及び第2取付部618b(特にそ の上部)とフェンダ820との間のクリアランス82 2は、タイヤWが取り付けられ、接地された後 当該クリアランス822よりも大きくなる。第6 実施形態によれば、タイヤWをタイヤ組付部 位置決めする工程(タイヤ位置決め工程)及び ハブボルト620にナット630を締め付ける工程( ット締付工程)において、一対の把持アーム6 62がタイヤWを把持する位置を、タイヤWの上 及び下部に制限する。これにより、タイヤW 接地した状態では、タイヤWの左右及び上方 とフェンダ820とのクリアランス822が小さく、 いずれの把持アーム662でもタイヤWを把持す ことが困難な車両でも、クリアランス822に いてタイヤWを把持することが可能となるた 、比較的簡易にタイヤWを組み付けることが できる。

 また、第6実施形態によれば、ナット630を 締め付けるための回転駆動力を伝達する回転 軸Y1を回転軸Y2にオフセットさせることによ 、ナット締付部726の配置が異なる複数のナ ト締付ユニット722a、722bそれぞれのナット締 付部726に対して前記回転駆動力を伝達するこ とが可能となる。このため、複数のナット締 付ユニット722a、722bにおけるナット630の締付 に要する回転駆動力を、単一の回転駆動力 成部678から供給可能である。換言すると、 数の回転駆動力生成部678を用意しなくても ナット締付ユニット722aとナット締付ユニッ ト722bとを切り替えれば、ハブボルト620及び ルト孔Waの配置が異なる複数の自動車車体616 にタイヤWを組み付けることができる。従っ 、設備全体の小型化及び省コスト化を実現 ることができる。

 第1作業機構622の第3ロッド728には、先端 先細りする端部728aが形成され、第2作業機構 624の回転駆動力伝達部686には、筒状凹部698が 形成され、筒状凹部698と端部728aとが係合す ことにより、前記回転駆動力を伝達するこ ができる。これにより、回転駆動力伝達部68 6の回転軸Y1と第3ロッド728の回転軸Y2が偏位し ている場合であっても、第2作業機構624の筒 凹部698と第1作業機構622の第3ロッド728とが係 合し、回転駆動力を伝達することができる。

 さらに、第6実施形態によれば、第1作業 構622によりタイヤWの把持及びナット630の締 けを行うと共に、第2作業機構624によりナッ ト630締付け用の回転駆動力を生成し、この回 転駆動力を第1作業機構622のナット締付機構65 2に伝達することによりナット630を締め付け 。このため、単一の作業機構のみによりタ ヤWの把持及びナット630の締付けを行う場合 比べ、第1作業機構622及び第2作業機構624を 効に小型化及び簡素化することができる。 た、タイヤWの把持及びナット630の締付けを 一の作業機構(第1作業機構622)により行うた 、タイヤWとナット630の相対位置が変化し辛 くなり、ナット630の締付け位置の特定が容易 となる。

 第1作業機構622では、複数のハブボルト620 それぞれに対応させて複数のナット630それぞ れを配置し、ナット締付工程(図41のS128、S138 図42のS157、S166)を、タイヤ把持機構650の位 を固定して行うことができる。これにより ナット締付工程では、第1作業機構622の姿勢 一定に保つことが可能となり、第1作業機構 622の制御が容易となる。

 第2作業機構624は、回転駆動力を伝達する ための回転駆動力伝達部686(筒状凹部698)を備 、第1作業機構622のナット締付機構652は、複 数のハブボルト620それぞれに対応して、第3 ッド728と、ベアリング730と、レンチ部732と コイルばね734と、を備える。これにより、 イヤ把持機構650によりタイヤWの位置を固定 つつ、ナット締付機構652によりナット630の 付けを行うことが容易となる。

 なお、この発明は、上記実施形態に限ら 、この明細書の記載内容に基づき、種々の 成を採り得ることはもちろんである。