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Title:
TIRE FOR TWO-WHEELED MOTOR VEHICLE AND METHOD OF USE OF TIRE FOR TWO-WHEELED MOTOR VEHICLE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/149611
Kind Code:
A1
Abstract:
In a front wheel tire (1), the tread is laterally divided into three regions that are a tread center region (A) and tread shoulder regions (C), two kinds of tread rubber are used, and the JIS-A hardness of the tread rubber in the tread center region (A) is higher than the JIS-A hardness of the tread rubber in the tread shoulder regions (C). In a rear wheel tire (11), the tread is laterally divided into five regions that are a tread center region (A), tread intermediate regions (B), and tread shoulder regions (C), three kinds of tread rubber are used, and the JIS-A hardness of the tread intermediate regions (B) is higher than the JIS-A hardness of the tread rubber in the tread center region (A) and is higher than the JIS-A hardness of the tread rubber in the tread shoulder regions (C).

Inventors:
NAKAGAWA HIDEMITSU (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/057622
Publication Date:
December 11, 2008
Filing Date:
April 18, 2008
Export Citation:
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Assignee:
BRIDGESTONE CORP (JP)
NAKAGAWA HIDEMITSU (JP)
International Classes:
B60C11/00; B60C5/00
Domestic Patent References:
WO2007052701A12007-05-10
WO2007055322A12007-05-18
Foreign References:
JP2006199112A2006-08-03
JP2000177318A2000-06-27
JPH10119513A1998-05-12
JPH07108805A1995-04-25
Other References:
See also references of EP 2161143A4
Attorney, Agent or Firm:
SUGIMURA, Kenji et al. (3-2-1 Kasumigaseki, Chiyoda-k, Tokyo 13, JP)
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Claims:
 自動二輪車の前輪に装着される前輪用タイヤと、後輪に装着される後輪用タイヤとからなるタイヤ対において、前記前輪用タイヤは、トレッド部がタイヤ赤道面を含む中央トレッド部領域と、トレッド接地端を含む両側のショルダートレッド部領域の3つの領域に幅方向に分割され、2種類のトレッドゴムが用いられ、前記後輪用タイヤは、トレッド部がタイヤ赤道面を含む中央トレッド部領域と、トレッド接地端を含むショルダートレッド部領域と、中央トレッド部領域とショルダートレッド部領域とで挟まれる中間トレッド部領域との5つの領域に幅方向に分割され、3種類のトレッドゴムが用いられることを特徴とする自動二輪車用タイヤ対。
 前記前輪用タイヤは、前記中央トレッド部領域のトレッドゴムのJIS-A硬度が、前記ショルダートレッド部領域のトレッドゴムのJIS-A硬度より大きく、前記後輪用タイヤは、前記中間トレッド部領域のトレッドゴムのJIS-A硬度が、前記中央トレッド領域のトレッドゴムのJIS-A硬度より大きく、かつ前記ショルダートレッド部領域のトレッドゴムのJIS-A硬度より大きいことを特徴とする請求項1記載の自動二輪車用タイヤ対。
 前記前輪用タイヤは、前記中央トレッド部領域のトレッド表面の幅方向の曲線長さが、トレッド全表面の幅方向曲線長さの10~70%の範囲にあり、前記後輪用タイヤは、前記中央トレッド部領域のトレッド表面の幅方向の曲線長さが、トレッド全表面の幅方向曲線長さの10~35%の範囲にあり、前記ショルダートレッド部領域のトレッド表面の幅方向の曲線長さが、トレッド全表面の幅方向曲線長さの5~35%の範囲にあることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車用タイヤ対。
 自動二輪車用タイヤを使用する方法であって、自動二輪車の前輪に、トレッド部がタイヤ赤道面を含む中央トレッド部領域と、トレッド接地端を含む両側のショルダートレッド部領域の3つの領域に幅方向に分割され、2種類のトレッドゴムが用いられている前輪用タイヤを装着し、自動二輪車の後輪に、トレッド部がタイヤ赤道面を含む中央トレッド部領域と、トレッド接地端を含むショルダートレッド部領域と、中央トレッド部領域とショルダートレッド部領域とで挟まれる中間トレッド部領域との5つの領域に幅方向に分割され、3種類のトレッドゴムが用いられている後輪用タイヤを装着することを特徴とする自動二輪車用タイヤの使用方法。
 前記前輪用タイヤは、前記中央トレッド部領域のトレッドゴムのJIS-A硬度が、前記ショルダートレッド部領域のトレッドゴムのJIS-A硬度より大きく、前記後輪用タイヤは、前記中間トレッド部領域のトレッドゴムのJIS-A硬度が、前記中央トレッド領域のトレッドゴムのJIS-A硬度より大きく、かつ前記ショルダートレッド部領域のトレッドゴムのJIS-A硬度より大きいことを特徴とする請求項4記載の自動二輪車用タイヤの使用方法。
 前記前輪用タイヤは、前記中央トレッド部領域のトレッド表面の幅方向の曲線長さが、トレッド全表面の幅方向曲線長さの10~70%の範囲にあり、前記後輪用タイヤは、前記中央トレッド部領域のトレッド表面の幅方向の曲線長さが、トレッド全表面の幅方向曲線長さの10~35%の範囲にあり、前記ショルダートレッド部領域のトレッド表面の幅方向の曲線長さが、トレッド全表面の幅方向曲線長さの5~35%の範囲にあることを特徴とする請求項4記載の自動二輪車用タイヤの使用方法。
Description:
自動二輪車用タイヤ対および自 二輪車用タイヤの使用方法

 本発明は、自動二輪車の前輪に装着され タイヤと後輪に装着されるタイヤの最適な み合わせからなるタイヤ対に関するもので る。

 一般に、自動二輪車用タイヤは、直進走 時には二輪車の車体が路面に対してほぼ直 しているため、タイヤトレッドの中央部が に路面に接地し、一方、旋回走行時には二 車の車体が路面に対して傾斜するため、タ ヤトレッドのショルダー部が主に路面に接 する。この結果、自動二輪車の後輪に装着 れるタイヤは、直進走行時に接地するタイ トレッドの中央部付近では、前後方向の駆 力に耐えうる適度な剛性が必要であり、旋 走行時に接地するタイヤトレッドのショル ー部付近では、横力に耐えうるグリップ力 確保する必要がある。

 従来、このような直進走行時に必要な性能 、旋回走行時に必要な性能をある程度両立 せた自動二輪車用タイヤとして、トレッド 幅方向に3分割して2種類のトレッドゴムを いた、例えば以下の特許文献1に記載されて るようなタイヤが提案されている。

特開2006-273240号公報

 しかしながら、自動二輪車では、前輪と後 の役割が明確に異なり、前輪は、舵角によ 車体を操作するという操舵輪としての役割 持つため、前輪に装着されるタイヤは、タ ヤトレッドの中央部付近では、舵角変化に する応答性が適度に良くなるようにする必 があり、旋回時に接地するタイヤトレッド ショルダー部付近では、旋回時は舵角を固 するため、応答性ではなく、大きな横カに えうるグリップ力を確保できるようにする 要がある。
 後輪は、舵角は付かず、車体を進めるとい 駆動輪としての役割を持つため、後輪に装 されるタイヤは、タイヤトレッドの中央部 近では、前後方向の駆動力に耐えうる適度 剛性が必要であり、旋回時に接地するタイ トレッドのショルダー部付近では、横力に えうるグリップ力を確保する必要があり、 イヤトレッドの中央部とタイヤトレッドの ョルダー部とで挟まれれる中間部では、コ ナーの立ち上がりなどで前後方向の駆動力 加えて、横力がかかることになるため、上 剛性とグリップ力を両立させる必要がある

 本発明は、このような課題に鑑みてなさ たものであり、本発明の目的は、前輪に装 されるタイヤと、後輪に装着されるタイヤ 、それぞれの役割に応じた最適な組み合わ からなり、より安全で快適な走行を可能に る自動二輪車用タイヤ対および自動二輪車 タイヤの使用方法を提供することにある。

 本発明は、自動二輪車の前輪に装着され 前輪用タイヤと、後輪に装着される後輪用 イヤとからなる自動二輪車用タイヤ対にお て、前記前輪用タイヤは、トレッド部がタ ヤ赤道面を含む中央トレッド部領域と、ト ッド接地端を含む両側のショルダートレッ 部領域の3つの領域に幅方向に分割され、2 類のトレッドゴムが用いられ、前記後輪用 イヤは、トレッド部がタイヤ赤道面を含む 央トレッド部領域と、トレッド接地端を含 ショルダートレッド部領域と、中央トレッ 部領域とショルダートレッド部領域とで挟 れる中間トレッド部領域との5つの領域に幅 向に分割され、3種類のトレッドゴムが用い られることを特徴とする。

 また、本発明は、自動二輪車用タイヤを 用する方法であって、自動二輪車の前輪に トレッド部がタイヤ赤道面を含む中央トレ ド部領域と、トレッド接地端を含む両側の ョルダートレッド部領域の3つの領域に幅方 向に分割され、2種類のトレッドゴムが用い れている前輪用タイヤを装着し、自動二輪 の後輪に、トレッド部がタイヤ赤道面を含 中央トレッド部領域と、トレッド接地端を むショルダートレッド部領域と、中央トレ ド部領域とショルダートレッド部領域とで まれる中間トレッド部領域との5つの領域に 方向に分割され、3種類のトレッドゴムが用 いられている後輪用タイヤを装着することを 特徴とする自動二輪車用タイヤの使用方法。

 前記前輪用タイヤは、前記中央トレッド 領域のトレッドゴムのJIS-A硬度が、前記シ ルダートレッド部領域のトレッドゴムのJIS-A 硬度より大きく、前記後輪用タイヤは、前記 中間トレッド部領域のトレッドゴムのJIS-A硬 が、前記中央トレッド領域のトレッドゴム JIS-A硬度より大きく、かつ前記ショルダー レッド部領域のトレッドゴムのJIS-A硬度より 大きいことが好ましい。

 また、前記前輪用タイヤは、前記中央ト ッド部領域のトレッド表面の幅方向の曲線 さが、トレッド全表面の幅方向曲線長さの1 0~70%の範囲にあり、前記後輪用タイヤは、前 中央トレッド部領域のトレッド表面の幅方 の曲線長さが、トレッド全表面の幅方向曲 長さの10~35%の範囲にあり、前記ショルダー レッド部領域のトレッド表面の幅方向の曲 長さが、トレッド全表面の幅方向曲線長さ 5~35%の範囲にあることが好ましい。

 本発明は、操舵輪である前輪、駆動輪で る後輪それぞれの機能に合わせた最適なタ ヤの組み合わせを提供するので、より安全 快適な走行を可能にする。

図1は本発明の自動二輪車用タイヤ対を 構成する前輪用タイヤの幅方向断面図である 。 図2は本発明の自動二輪車用タイヤ対を 構成する後輪用タイヤの幅方向断面図である 。

符号の説明

 1,11 タイヤ
 2,12 トレッド部
 3,13 サイドウォール部
 4,14 ビード部
 5,15 ビードコア
 6,16 カーカス
 7,17 ベルト
 A 中央トレッド部領域
 B 中間トレッド部領域
 C ショルダートレッド部領域

 本発明の実施の形態について図面を参照 て説明する。図1は、本発明の自動二輪車用 タイヤ対を構成する前輪用タイヤの幅方向断 面図である。図1に示す前輪用タイヤ1は、ビ ドコア5を埋設した一対のビード部4と、ビ ド部4からタイヤ径方向外側に延びる一対の イドウォール部3と、両サイドウォール部間 にまたがって延びるトレッド部2とを備え、 れぞれのビード部4に埋設したビードコア5間 にトロイダルに延在させて、側部部分をビー ドコア5の周りで半径方向外方に巻返したカ カスプライからなるカーカス6と、カーカス6 の半径方向外側に配設されたベルト7を備え いる。

 トレッド部2は、タイヤ赤道面を含む中央 トレッド部領域Aと、トレッド接地端を含む 側のショルダートレッド部領域Cの3つの領域 に幅方向に分割され、2種類のトレッドゴム 用いられる。中央トレッド部領域Aのトレッ ゴムのJIS-A硬度は、ショルダートレッド部 域CのトレッドゴムのJIS-A硬度より大きくな ている。ここで、JIS-A硬度とは、JIS K6253に うデュロメータ硬さ試験でタイプA試験機を いて、20度の室温条件下で測定される硬度 いう。また、中央トレッド部領域Aのトレッ 表面の幅方向の曲線長さは、トレッド全表 の幅方向曲線長さの10~70%の範囲にある。

 上述したように、自動二輪車の前輪は、 角により車体を操作するという役割を持つ め、前輪に装着されるタイヤは、中央トレ ド部領域Aでは、舵角の変化に対する適度な 応答性を確保する必要があり、旋回走行時に 接地するショルダートレッド部領域Cでは、 回走行時には舵角を固定するため、応答性 はなく、大きな横カに耐えうるグリップ力 確保する必要がある。

 したがって、自動二輪車の前輪用タイヤ して、より安全で快適な走行を可能とする めには、トレッド部2は、中央トレッド部領 域Aとショルダートレッド部領域Cが異なるゴ 物性を有する3分割の形態をなすのが好まし く、また、中央トレッド部領域Aのトレッド ムのJIS-A硬度は、ショルダートレッド部領域 CのトレッドゴムのJIS-A硬度より大きくなるよ うに設定するのが好ましい。

 また、中央トレッド部領域Aのトレッド表 面の幅方向の曲線長さは、トレッド全表面の 幅方向曲線長さの10~70%の範囲にあることが好 ましい。この長さが10%未満になると、応答性 の向上効果が小さくなり、また、この長さが 70%以上になると、旋回力(グリップ力)の向上 果が小さくなる。

 図2は、本発明の自動二輪車用タイヤ対を 構成する後輪用タイヤの幅方向断面図である 。図1に示す後輪用タイヤ11は、ビードコア15 埋設した一対のビード部14と、ビード部14か らタイヤ径方向外側に延びる一対のサイドウ ォール部13と、両サイドウォール部間にまた って延びるトレッド部12とを備え、それぞ のビード部14に埋設したビードコア15間にト イダルに延在させて、側部部分をビードコ 15の周りで半径方向外方に巻返した一枚の ーカスプライからなるカーカス16と、カーカ ス16の半径方向外側に配設されたベルト17を えている。

 トレッド部12は、タイヤ赤道面を含む中 トレッド部領域Aと、トレッド接地端を含む ョルダートレッド部領域Cと、中央トレッド 部領域Aとショルダートレッド部領域Cとで挟 れる中間トレッド部領域Bとの5つの領域に 方向に分割され、3種類のトレッドゴムが用 られる。中間トレッド部領域Bのトレッドゴ ムのJIS-A硬度は、中央トレッド領域Aのトレッ ドゴムのJIS-A硬度より大きく、かつショルダ トレッド部領域CのトレッドゴムのJIS-A硬度 り大きくなっている。また、中央トレッド 領域Aのトレッド表面の幅方向の曲線長さは 、トレッド全表面の幅方向曲線長さの10~35%の 範囲にあり、ショルダートレッド部領域Cの レッド表面の幅方向の曲線長さは、トレッ 全表面の幅方向曲線長さの5~35%の範囲にある 。

 上述したように、自動二輪車の後輪は、 体を進めるという駆動輪としての役割を持 ため、後輪に装着されるタイヤは、直進走 時に接地する中央トレッド部領域Aでは、前 後方向の駆動力に耐えうる適度な剛性が必要 であり、旋回走行時に接地するショルダート レッド部領域Cでは、横カに耐えうるグリッ 力を確保する必要があり、中間に位置する 間トレッド部領域Bでは、コーナーの立ち上 りなどで前後方向の駆動力に加えて、横力 かかることになるため、上記剛性とグリッ 力を両立させる必要がある。

 したがって、自動二輪車の後輪用タイヤ して、より安全で快適な走行を可能とする めには、トレッド部2は、中央トレッド部領 域Aと中間トレッド部領域Bとショルダートレ ド部領域Cが異なるゴム物性を有する5分割 形態をなすのが好ましく、また、中間トレ ド部領域BのトレッドゴムのJIS-A硬度は、中 トレッド領域AのトレッドゴムのJIS-A硬度よ 大きく、かつショルダートレッド部領域Cの レッドゴムのJIS-A硬度より大きくなるよう 設定するのが好ましい。

 また、中央トレッド部領域Aのトレッド表面 の幅方向の曲線長さは、トレッド全表面の幅 方向曲線長さの10~35%の範囲にあることが好ま しい。この長さが10%未満になると、駆動力の 向上効果が小さくなり、この長さが35%以上に なると、旋回力(グリップ力)の向上効果が小 くなる。
 また、ショルダートレッド部領域Cのトレッ ド表面の幅方向の曲線長さは、トレッド全表 面の幅方向曲線長さの5~35%の範囲にあること 好ましい。この長さが5%未満になると、旋 力(グリップ力)の向上効果が小さくなり、こ の長さが35%以上になると、駆動力の向上効果 が小さくなる。

 以下、本発明を、実施例を用いて説明する 前輪用タイヤは、図1に示す構造で、タイヤ サイズ120/70ZR17にて、表1の仕様に基づき各実 例および比較例のタイヤを試作するととも 、試作したタイヤの応答性、旋回力(グリッ プ力)をテストし、その結果を表1に記載した 実施例では、前輪用タイヤのカーカス6には 、レイヨン製2プライ構造のカーカスを用い ベルト7には、スチールMSB(モノスパイラルベ ルト)を用いた。
 後輪用タイヤは、図2に示す構造で、タイヤ サイズ190/50ZR17にて、表2の仕様に基づき各実 例および比較例のタイヤを試作するととも 、試作したタイヤの駆動力をテストし、そ 結果を表2に記載した。実施例では、後輪用 タイヤのカーカス16には、ナイロン製プライ 用い、ベルト17には、スチールMSB(モノスパ ラルベルト)を用いた。

 試作した前輪用タイヤと後輪用タイヤを、 動二輪車(1000cc)に装着し、フラットなトラ クを走行するとともに、そのときの応答性 旋回力、駆動力を、ドライバーの官能評価 より、従来の前輪用タイヤ(分割なし、トレ ドゴムのJIS-A硬度56)の応答性、旋回力をそ ぞれ100とし、従来の後輪用タイヤ(分割なし トレッドゴムのJIS-A硬度51)の駆動力を100と て評価した。数値が大きいほど優れている

 実施例1では、前輪用タイヤは、中央トレッ ド部領域のトレッド表面の幅方向の曲線長さ が、トレッド全表面の幅方向曲線長さの43%の 範囲にあり、中央部トレッド領域のトレッド ゴムのJIS-A硬度が57であり、ショルダートレ ド部領域のトレッドゴムのJIS-A硬度が51であ 。
 後輪用タイヤは、中央トレッド部領域のト ッド表面の幅方向の曲線長さが、トレッド 表面の幅方向曲線長さの22%の範囲にあり、 ョルダートレッド部領域のトレッド表面の 方向の曲線長さが、トレッド全表面の幅方 曲線長さの22%の範囲にあり、中央部トレッ 領域のトレッドゴムのJIS-A硬度が53であり、 中間トレッド部領域のトレッドゴムのJIS-A硬 が58であり、ショルダートレッド部領域の レッドゴムのJIS-A硬度が50である。
 実施例1では、前輪用タイヤの応答性が120、 旋回力が110であり、後輪用タイヤの駆動力が 120であった。

 実施例2では、前輪用タイヤは、中央トレッ ド部領域のトレッド表面の幅方向の曲線長さ が、トレッド全表面の幅方向曲線長さの31%の 範囲にあり、中央部トレッド領域のトレッド ゴムのJIS-A硬度が57であり、ショルダートレ ド部領域のトレッドゴムのJIS-A硬度が51であ 。
 後輪用タイヤは、中央トレッド部領域のト ッド表面の幅方向の曲線長さが、トレッド 表面の幅方向曲線長さの22%の範囲にあり、 ョルダートレッド部領域のトレッド表面の 方向の曲線長さが、トレッド全表面の幅方 曲線長さの18%の範囲にあり、中央部トレッ 領域のトレッドゴムのJIS-A硬度が53であり、 中間トレッド部領域のトレッドゴムのJIS-A硬 が58であり、ショルダートレッド部領域の レッドゴムのJIS-A硬度が50である。
 実施例2では、前輪用タイヤの応答性が115、 旋回力が125であり、後輪用タイヤの駆動力が 125であった。

 実施例3では、前輪用タイヤは、中央トレッ ド部領域のトレッド表面の幅方向の曲線長さ が、トレッド全表面の幅方向曲線長さの43%の 範囲にあり、中央部トレッド領域のトレッド ゴムのJIS-A硬度が58であり、ショルダートレ ド部領域のトレッドゴムのJIS-A硬度が51であ 。
 後輪用タイヤは、中央トレッド部領域のト ッド表面の幅方向の曲線長さが、トレッド 表面の幅方向曲線長さの22%の範囲にあり、 ョルダートレッド部領域のトレッド表面の 方向の曲線長さが、トレッド全表面の幅方 曲線長さの18%の範囲にあり、中央部トレッ 領域のトレッドゴムのJIS-A硬度が55であり、 中間トレッド部領域のトレッドゴムのJIS-A硬 が58であり、ショルダートレッド部領域の レッドゴムのJIS-A硬度が48である。
 実施例3では、前輪用タイヤの応答性が125、 旋回力が105であり、後輪用タイヤの駆動力が 130であった。

 比較例では、前輪用タイヤ、後輪用タイヤ もトレッド部領域が3分割されたタイヤを用 いた。前輪用タイヤは、中央トレッド部領域 のトレッド表面の幅方向の曲線長さが、トレ ッド全表面の幅方向曲線長さの80%の範囲にあ り、中央部トレッド領域のトレッドゴムのJIS -A硬度が54であり、ショルダートレッド部領 のトレッドゴムのJIS-A硬度が58である。
 後輪用タイヤは、中央トレッド部領域のト ッド表面の幅方向の曲線長さが、トレッド 表面の幅方向曲線長さの22%の範囲にあり、 ョルダートレッド部領域のトレッド表面の 方向の曲線長さが、トレッド全表面の幅方 曲線長さの22%の範囲にあり、中央部トレッ 領域のトレッドゴムのJIS-A硬度が48であり、 中間トレッド部領域のトレッドゴムのJIS-A硬 が48であり、ショルダートレッド部領域の レッドゴムのJIS-A硬度が51である。
 比較例では、前輪用タイヤの応答性が90、 回力が90であり、後輪用タイヤの駆動力が90 あった。

 上述のように、実施例1~実施例3では、前 用タイヤの応答性、旋回力が向上し、後輪 タイヤの駆動力が向上していることが分か 。