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Patent Searching and Data


Title:
TOP BOARD MOUNTING STRUCTURE AND DORSAL BOARD MOUNTING STRUCTURE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/144832
Kind Code:
A1
Abstract:
A top board mounting structure that allows mounting of a top board onto legs by simple operation and ensures accurate positioning and that appropriately copes with mounting of deformed top boards, etc. In the mounting of a top board (2) on a top board receiver (1x), the top board receiver (1x) is furnished with an anterior movable claw (102) and a posterior movable claw (103) provided protrudently upward from the top board receiver in a fashion movable by screw feed action by means of drive means (4). The site of the top board receiver not influenced by the actuation of the movable claws is provided with an anchor part (10) capable of locking the top board at a given location in a depth direction. The top board on its inferior surface is provided with a positioning hole (20) and two slits (202,203) being openings. The anchor part is inserted in the positioning hole, and the movable claws are inserted in the two slits, and the screw feeding is effected by the drive means. Consequently, the movable claws interlock with the rim portions of the slits to thereby attain mounting of the top board onto the top board receiver.

Inventors:
KATO YOSHIMASA (JP)
YAMANISHI MANABU (JP)
TERATO NOBUYUKI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/061236
Publication Date:
December 03, 2009
Filing Date:
June 19, 2008
Export Citation:
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Assignee:
KOKUYO KK (JP)
KATO YOSHIMASA (JP)
YAMANISHI MANABU (JP)
TERATO NOBUYUKI (JP)
International Classes:
F16B12/52; A47B13/06; A47B13/08; A47B17/00; F16B5/07; F16B12/32
Foreign References:
JPH08187129A1996-07-23
JPH11141512A1999-05-25
JPH08280450A1996-10-29
JPS5568954A1980-05-24
JPH0235289U1990-03-07
JPS4523636Y11970-09-17
Attorney, Agent or Firm:
ONISHI, Masanao (JP)
Onishi Masanao (JP)
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Claims:
ステーの天板受に天板を取り付けるにあたり、前記ステーに天板奥行き方向に沿って作動可能な作動部材を配置し、この作動部材に、当該作動部材の作動に伴い前記天板に係わって天板を厚み方向に引き寄せる天板係り合い部を一体的に設け、また当該作動部材をステーに沿って作動させるための駆動機構を関連づけるとともに、前記ステーのうち前記作動部材の作動に影響されない部位に、天板を奥行き方向の所定位置に係止するためのアンカー部を一体的に設け、
 駆動機構による作動部材の作動に伴い前記天板係り合い部及びアンカー部を介して前記天板をステーの天板受に取り付けた状態で、少なくとも2箇所において前記天板の天板受からの浮き上がりを規制するように構成したことを特徴とする天板取付構造。
作動部材の作動方向に沿った複数箇所に前記天板係り合い部を設け、これらの天板係り合い部において天板の2箇所以上を厚み方向に引き寄せるようにしている請求項1記載の天板取付構造。
アンカー部に天板を厚み方向に拘束する機能を付与し、このアンカー部による前記拘束とともに、作動部材に設けた前記天板係り合い部によって天板を厚み方向に引き寄せるようにしている請求項1記載の天板取付構造。
ステー内に、当該ステーに剛性を付与するための補強部材を利用して作動部材の作動方向と直交する断面がほぼ包囲された中空部を形成し、この中空部に前記作動部材を摺動可能な状態で密接に収容している請求項1~3何れかに記載の天板取付構造。
脚の後面に背板を取り付けるにあたり、前記脚に上下方向に沿って作動可能な背作動部材を配置し、この背作動部材に、当該背作動部材の作動に伴い前記背板に係わって厚み方向に背板を引き寄せる背板係り合い部を一体的に設け、また当該背作動部材を脚の後面に沿って作動させるための背部駆動機構を関連づけるとともに、前記後面のうち前記背作動部材の作動に影響されない部位に、背板を上下方向の所定位置に係止するための背アンカー部を一体的に設け、
 背部駆動機構による背作動部材の作動に伴い前記背板係り合い部及び背アンカー部を介して前記背板を脚の後面に取り付けた状態で、少なくとも2箇所において前記背板の脚後面からの浮き上がりを規制するように構成したことを特徴とする背板取付構造。
背作動部材の作動方向に沿った複数箇所に前記背板係り合い部を設け、これらの背板係り合い部において背板の2箇所以上を厚み方向に引き寄せるようにしている請求項1記載の背板取付構造。
背アンカー部に背板を厚み方向に拘束する機能を付与し、この背アンカー部による前記拘束とともに、背作動部材に設けた前記背板係り合い部によって背板を厚み方向に引き寄せるようにしている請求項1記載の背板取付構造。
脚内部に、当該脚に剛性を付与するための補強部材を利用して背作動部材の作動方向と直交する断面がほぼ包囲された中空部を形成し、この中空部に前記背作動部材を摺動可能な状態で密接に収容している請求項1~3何れかに記載の背板取付構造。
請求項1~4記載の天板取付構造を利用して、一対の平行配置された脚のステーにそれぞれ天板の両縁部を取り付けてなることを特徴とする天板付家具。
請求項1~4記載の天板取付構造を利用して、一対の交叉配置された脚のステーにそれぞれ天板の対応部位を取り付けてなることを特徴とする天板付家具。
請求項5~8記載の背板取付構造を利用して、一対の平行配置された脚の後面にそれぞれ背板の両縁部を取り付けてなることを特徴とする背板付家具。
 
 
Description:
天板取付構造及び背板取付構造

 本発明は、ステーの天板受や脚の後面に 板や背板を、簡単な操作を通じて適切な位 決め状態の下に取り付け可能とした天板取 構造及び背板取付構造に関するものである

 例えば、脚に天板を取り付ける構造とし 、特許文献1に示すもの等が知られている。 このものは、脚のステーの上端に固定爪を設 ける一方、天板の下面にスリットを開口し、 スリットに固定爪を挿入した状態で後端部側 をねじで引き寄せながら天板をスライドさせ ることによって、固定爪をスリットに係り合 わせて、天板を脚に取り付けるようにしてい る。

 また、特許文献2に示すものは、脚支柱の上 端に固定爪と可動爪を設ける一方、脚の外壁 の外側にグリップ式のねじ部材を取り付け、 このねじ部材を可動爪に螺合させて駆動機構 を構成している。そして、グリップを操作す ることによって、外壁を足場にして可動爪を 螺進退させ、固定爪及び可動爪を天板の開口 に係り合わせるようにしている。

特許第2630048号公報

特許第2713199号公報

 ところが、何れのものも、ねじを締め込 際には天板が引きずられるため、工具等に り操作する際の操作抵抗が大きく、天板が 型になるほど適切な操作が難しくなる場合 ある。

 また、固定爪や可動爪がテーパ状をなし いる場合、ねじを締めるに従って天板の開 に食い込むように密着し、食い込みに従っ 天板が更に微動するため、天板の奥行き方 の位置が正確に定まらないという問題もあ 。

 さらに、例えば図12に示すように、一対 平行配置された脚a1、a2に天板bの両縁部b1、b 2を取り付ける場合に、一方の脚a1における天 板bの取付時に天板bの一方の縁部b1が矢印X1に 示すように先に引きずられると、天板bが想 線X2に示すように僅かに水平旋回を引き起こ し、その結果、脚a1、a2の爪と天板両縁部b1、 b2の開口との位置関係が狂って脚a1、a2への天 板bの取付が適正さを欠くことになる場合が る。まして、例えば図13に示すように、直交 配置された脚c1、c2に異形天板dの両縁部d1、d2 を取り付けるような場合には、一方の脚c1に ける天板dの取付時に天板dの一方の縁部d1が 矢印Y1に示すように先に引きずられると、他 の脚c2における天板dと脚c2がY1とほぼ同じY2 向(すなわち、脚c2の爪と天板縁部d2の開口 の係合方向と直交する方向)にずれるので、 c2への天板dの取付自体が困難となる事態も 想される。

 以上は天板受に天板を取り付けるケース あるが、脚の後面に背板を取り付ける場合 も上記に準じた不具合が生じる場合がある

 本発明は、このような課題に着目してな れたものであって、天板受や脚の後面に天 や背板、簡単な操作を通じて適切に取り付 ることを可能にし、位置決めも的確に行え 、異形天板の取付等にも有効に対応可能と た天板取付構造、背板取付構造等を、部品 数の削減や作動の安定化、剛性の確保、設 自由度の向上等を追求しつつ実現すること 目的としている。

 本発明は、かかる目的を達成するために 次のような手段を講じたものである。

 先ず、本発明の天板取付構造は、ステー 天板受に天板を取り付けるにあたり、前記 テーに天板奥行き方向に沿って作動可能な 動部材を配置し、この作動部材に、当該作 部材の作動に伴い天板に係わって天板を厚 方向に引き寄せる天板係り合い部を一体的 設け、また当該作動部材をステーに沿って 動させるための駆動機構を関連づけるとと に、前記ステーのうち前記作動部材の作動 影響されない部位に、天板を奥行き方向の 定位置に係止するためのアンカー部を一体 に設けたものである。そして、駆動機構に る作動部材の作動に伴い前記天板係り合い 及びアンカー部を介して前記天板をステー 天板受に取り付けた状態で、少なくとも2箇 所において前記天板の天板受からの浮き上が りを規制するように構成したことを特徴とす る。

 このような構成により、天板をアンカー を介して天板受の奥行き方向所定位置に載 置いた後、駆動機構により作動部材を作動 せると、天板は移動せず、天板係り合い部 みが移動して天板をステーの天板受けに取 付ける。このため、天板取り付けの際に天 を引きずることがなく、軽快な操作の下に 板を天板受に平易に取り付けることが可能 なる。したがって、大型天板等には特に有 な構成となる。

 具体的な実施の態様としては、作動部材 作動方向に沿った複数箇所に前記天板係り い部を設け、これらの天板係り合い部にお て天板の2箇所以上を厚み方向に引き寄せる ようにしているものや、アンカー部に天板を 厚み方向に拘束する機能を付与し、このアン カー部による前記拘束とともに、作動部材に 設けた前記天板係り合い部によって天板を厚 み方向に引き寄せるようにしているものが挙 げられる。特に、天板係り合い部の安定、確 実な作動を確保するためには、ステー内に、 当該ステーに剛性を付与するための補強部材 を利用して作動部材の作動方向と直交する断 面がほぼ包囲された中空部を形成し、この中 空部に前記作動部材を摺動可能な状態で密接 に収容していることが望ましい。

 以上は脚と背板の関係においても同様で 本発明の背板取付構造は、脚の後面に背板 取り付けるにあたり、前記脚に上下方向に って作動可能な背作動部材を配置し、この 作動部材に、当該背作動部材の作動に伴い 板に係わって厚み方向に背板を引き寄せる 板係り合い部を一体的に設け、また当該背 動部材を脚の後面に沿って作動させるため 背部駆動機構を関連づけるとともに、前記 面のうち前記背作動部材の作動に影響され い部位に、背板を上下方向の所定位置に係 するための背アンカー部を一体的に設けた のである。そして、背部駆動機構による背 動部材の作動に伴い前記背板係り合い部及 背アンカー部を介して前記背板を脚の後面 取り付けた状態で、少なくとも2箇所におい て前記背板の脚後面からの浮き上がりを規制 するように構成したことを特徴とする。

 このような構成により、背板を背アンカ 部を介して脚の後面の上下方向所定位置に 設した後、背部駆動機構により背作動部材 作動させると、背板は移動せず、背板係り い部のみが移動して背板を脚の後面に取り ける。このため、背板取り付けの際に背板 引きずることがなく、軽快な操作の下に背 を脚の後面に平易に取り付けることが可能 なる。

 この場合にも、具体的な実施の態様とし は、背作動部材の作動方向に沿った複数箇 に前記背板係り合い部を設け、これらの背 係り合い部において背板の2箇所以上を厚み 方向に引き寄せるようにしているものや、背 アンカー部に背板を厚み方向に拘束する機能 を付与し、この背アンカー部による前記拘束 とともに、背作動部材に設けた前記背板係り 合い部によって背板を厚み方向に引き寄せる ようにしているものが挙げられる。

 特に、背板係り合い部の安定、確実な作 を確保するためには、脚内部に、当該脚に 性を付与するための補強部材を利用して背 動部材の作動方向と直交する断面がほぼ包 された中空部を形成し、この中空部に前記 作動部材を摺動可能な状態で密接に収容し いることが望ましい。

 本発明は以上のような取付構造であるか 、一対の平行配置された脚のステーにそれ れ天板の両縁部を取り付けて天板付家具を 成したり、一対の交叉配置された脚のステ にそれぞれ天板の対応部位を取り付けて天 付家具を構成したり、一対の平行配置され 脚の後面にそれぞれ背板の両縁部を取り付 て背板付家具を構成する場合に極めて有用 ものとなり得る。

 本発明は、以上説明した構成により、作 部材や背作動部材の作動を通じて天板と脚 背板と脚との相対位置を狂わせることなく 脚に天板や背板を取り付けることができる で、特に大型天板や幅広な背板の脚への取 付けや、異形天板の脚への取り付けを、軽 な操作を通じて簡単、適切に行うことが可 となる。

 そして、このような構成を実現するにあ り、作動部材上に必要に応じて可動爪など 天板係り合い部を1又は複数箇所に一体的に 設けられるので、可動爪などの天板係り合い 部を複数箇所に個別に設けてこれらの連動し た作動により天板の係り合いを実現する構造 に比べれば、部品点数の削減が可能であり、 また1つの作動部材全体を作動させることで 作が安定し、作動部材全体が一体となって 板に係り合うことで剛性も高められる。さ に、作動部材上の適宜箇所に天板係り合い を設けられるので、設計自由が高くなり、 要に応じて天板係り合い部の位置変更や追 も可能となる。

本発明の一実施形態を適用したデスク 斜視図。 同デスクを構成する脚と天板、背板と 関係を示す分解斜視図。 図1の脚のステー部を示す拡大斜視図。 図3の分解斜視図。 ステー部の部分縦断面図。 ステー部への天板の取付の様子を示す 。 同実施形態における天板取付手順を示 作用説明図。 同脚の後面を示す斜視図。 図8の分解斜視図。 本発明の変形例を示す図。 本発明の他の変形例を示す図。 従来の取付構造の不具合を説明するた めの図。 従来の取付構造の不具合を説明するた めの図。

 以下、本発明の一実施形態を、図面を参 して説明する。

 図1及び図2は、この実施形態の取付構造 適用される天板付家具たるデスクを示して る。このデスクは、一対の脚1,1の間を補強 ンバを兼ねる天板2及び背板3で連結して構成 されるものである。

 脚1は、図2及び図3に示すように、脚側板1 1の上下両端より前方に延びるステー12及びベ ース13を備えたもので、ステー12には天板受1x より上方に向けて天板係り合い部である前可 動爪102及び後可動爪103が突設してある。

 前記ステー12は、図4に示すように、上方 開口する概略チャネル状の下補強部120bと、 下方に開口する概略チャネル状の上補強部120 aとを突き合わせて、図5に示すように当該ス ー12の長手方向と直交する断面がほぼ包囲 れた中空部12xを形成したもので、少なくと その周囲に、外側面、上面及び下面をほぼ み込むように接着剤を介して図4に示すよう 金属板である一対の鋼板10xを挟み込むよう 添設し、加圧接着加工を施すことによって 着している。ステー12に連続する図3の脚側 11の内部にはペーパーハニカムコア等の軽 芯材Cが配置されており、この軽量芯材Cも前 述した鋼板10xによって同時に挟着されている 。

 この状態において、図5に示す前記ステー 12の中空部12x内には、図4及び図5に示す上向 チャネル状の作動部材100が長手方向に沿っ 摺動可能な状態で密接に収容されており、 の作動部材100の側壁100aの上縁に一体的に前 動爪102及び後可動爪103を形成している。

 この作動部材100のチャネル部には、作動 向に位置ずれしない状態でナット部42が一 的に設けてあり、そのナット部42のねじ孔42a に前方よりねじ部材43の先端を螺合させてい 。ねじ部材43の頭部43aには、工具を係り合 せることのできる六角穴等の操作力入力端43 xが設けられている。

 また、前記下補強部120bには、ねじ部材43 頭部43aよりも小径な挿通窓44a、45aを有する 対のリテーナ44,45が相対方向に位置ずれし いように取り付けられ、これらのリテーナ44 ,45間にねじ部材の頭部43aを、回転を妨げるこ となく軸心方向への移動を規制した状態で保 持している。

 これらナット部42、ねじ部材43、リテーナ 44,45は本発明の駆動機構Dを構成している。

 前可動爪102は、ステー12の前端付近に設 たスリット12aを通過して天板受1xより上方に 突出させたもので、先端部121を後方に向けて 逆L字形に屈曲させている。この前可動爪102 先端部121の下縁121aは天板受1xに対して傾斜 たテーパ状をなしている。

 また、後可動爪103は、ステー12の後端か 脚側板11に亘る付近に設けたスリット12bを通 過して天板受1xより上方に突出させたもので 前可動爪102と同様に、先端部131を後方に向 て逆L字形に屈曲させている。この後可動爪 103の先端部131の下縁131aも天板受1xに対して傾 斜したテーパ状をなしている。

 そして、ねじ部材43に設けた前記操作力 力端43xを、ねじ部材43に沿って図2に示すス ー12の前方に表出させ得るようにしており、 そのステー12の前方に、非操作時にキャップc 1が装着されるようにしている。

 また、天板受1xの所要箇所、具体的にこ 実施形態では前可動爪102と後可動爪103との ぼ中間位置に、上方に向けて舌片状をなす ンカー部10を、前記作動部材100の作動を妨げ ない状態で天板巾方向に対をなして突設して いる。具体的には、図4に示すようにアンカ 部10は前記上補強部12の上面の一部を切り起 すことによって形成したものである。

 一方、天板2は、図2に示すように、面板 21を前枠22、後枠23及び左右の側枠24で補強し たもので、この側枠24の下面における前後に 間した2箇所に、それぞれ幅方向に対をなす スリット202,203を形成している。これらのス ット202,203は、図3に示すように後方に向かっ て漸次開口巾dが狭くなるテーパ状をなして る。また、天板2を脚1の所定位置に載せ置く べく、前記アンカー部10の対応位置に位置決 穴20が開口している。

 そして、ステー12から脚側板11に亘る部位 に設定した天板受1x上に、図5→図6に示すよ に天板2を、それらのスリット202,203に前可動 爪102及び後可動爪103を挿入しつつ載せ置き、 その際に、位置決め穴20にアンカー部10をク アランスがほぼ0となる状態で差し込んで凹 関連部Xを構成する。そして、その状態から 前記ねじ部材43の操作力入力端43xに電動工具P 等を係り合わせて駆動することによって、図 7(a)→(b)に示すように、リテーナ44、45を足場 ねじ部材43をねじ送りして両可動爪102,103を 体的に設けた作動部材100をステー12の長手 向に沿って後方に移動させ、これによりこ により前可動爪102を対応するスリット202の 縁に、また後可動爪103を対応するスリット20 3の後縁にそれぞれ係り合わせ、その際に天 2を厚み方向に引き寄せて、ねじ部材43とね 孔42aの螺合によるセルフロック機能により 板2を天板受1x上に固定する。

 つまり、天板1を、そのスリット202,203に 可動爪102,103を受容し且つ位置決め穴20にア カー部10を差し込んで天板受1x上に適切に載 置きさえすれば、それ以後、天板1は動くこ となく、両可動爪102,103が必要な場所まで動 て天板2を天板受1xに密着させることになる

 このとき、可動爪102,103の先端部下縁が延 出方向にテーパ状をなしているとともに、ス リット202,203の開口巾が可動爪102,103の移動方 に漸次狭小となっているため、可動爪102,103 の先端下縁121a、131aが開口縁に次第に食い込 ように係り合うことで天板1を厚み方向に引 き寄せ、またアンカー部10との協働で天板1を 前後方向に強固に固定すると同時に、可動爪 102,103がスリット202,203の巾狭な部分に食い込 ように係り合うことで天板2と脚1は巾方向 も強連結されることになる。

 ステー12の前端は図2に示すキャップc1を 着しない状態では前方に開口して、その開 の奥に前記ねじ部材43のねじ頭43aが待機状態 にあるため、以上の操作は前方からその操作 力入力端43xに電動工具P等を差し込んでねじ 材43を駆動することにより、天板2を支持す 左右の脚1、1それぞれにつき1回の作業で天 2の脚1への連結を完了することができる。

 天板2を外す必要がある場合には、電動工 具Pによってねじ部材43を逆方向に駆動するこ とになるが、図7(b)の状態で可動爪102,103がス ット202,203に食い込んだ状態になり、リテー ナ44がないとすると、ねじ部材43がねじ孔42a 送り出される際に、可動爪102,103が動くこと くねじ部材43のみが前方に移動することが えられる。これに対して、この実施形態で 、リテーナ44によってこのようなねじ部材43 動きを防止しているので、ねじ送り操作は 実に作動部材100、ひいては両可動爪102,103の 動作につながることになる。

 以上のような天板取付構造は、図8及び図 9に示す背板取付構造においても同様である

 すなわち、脚側板11にも、前補強部110aと 補強部110bとが鋼板10xによって狭着され、両 補強部100a、110b間に平断面がほぼ包囲された 空部11xを形成している。

 中空部11x内には、背板係り合い部である 可動爪112及び下可動爪113を備えた後向きチ ネル状の背作動部材100´が上下方向に摺動 能な状態で密接に収容されている。

 背作動部材100´もナット部42´を有し、前 強部110aに取り付けたリテーナ44´、45´に支 させたねじ部材43´を螺合させている。

 上可動爪112及び下可動爪113はともに下向 に屈曲し、脚側板11の後面1yに対向する位置 がテーパ状に傾斜している。

 脚側板11の後面1yにおける上可動爪112の上 方、及び、上可動爪112と下可動爪113のほぼ中 間位置には、上向き爪状をなす第1背アンカ 部10aと、後方に向けて水平に突出する舌片 の第2背アンカー部10bとが、背作動部材100´ 作動を妨げない状態で後補強部110bの後面を り起こすことによって設けてある。

 背板3は、左右両縁近傍に位置する側枠の 前向面に、幅方向に対をなすスリット302,303 上下2箇所に形成している。これらのスリッ 302,303は下方に向かって漸次開口幅が狭くな るテーパ状をなしている。また、上段側のス リット302のさらに上方には、第1背アンカー 10aを挿入するための上方に向かって漸次開 幅が狭くなるテーパ状の第1位置決め穴300aが 、中段のスリット302と下段のスリット303の間 には、第2背アンカー部10bを挿入するための 2位置決め穴300bがそれぞれ設けている。

 そして、脚側板11の後面1yに背板3を、そ らのスリット302,303に上可動爪112及び下可動 113を挿入しつつ添設させ、その際に、位置 め穴300a、300bにそれぞれ第1背アンカー部10a び第2背アンカー部10bを差し込んで凹凸関連 部を構成する。この実施形態では第1背アン ー部10aが優先して機能するように設定して り、背板3の荷重が第1背アンカー部10aに担持 され、屈曲していることから背板3の脱落も 止される。そして、ねじ部材43´に電動工具 を係り合わせて駆動することによって、背 動部材100´を押し下げ、背板3を動かすこと く両可動部材112、113を対応するスリット302 303の下縁に係り合わせて、背板3を厚み方向 に引き寄せ、またアンカー部10a、10bとの協働 で背板3を上下方向に強固に固定するように ている。可動爪112,113がスリット302,303の巾狭 な部分に食い込むように係り合うことで脚1 背板3は巾方向にも強連結されることになる 第2背アンカー部10bは、長期の使用により或 いは不慮の衝撃によって第1アンカー部10aが 傷した場合に機能し得る。

 以上のようにして、背板3を支持する左右 の脚1、1それぞれにつき1回の作業で背板3の 1への連結を完了することができる。

 なお、上述した天板取付構造においては 前可動爪121、後可動爪122及びアンカー部10 それぞれ天板巾方向に対をなしており、天 2のスリット201,202及び位置決め穴20もそれぞ 天板巾方向に対をなしているため、脚1をエ ンド脚として使用するときは、各々対をなす 前可動爪121、後可動爪122及びアンカー部10を リット201,202及び位置決め穴20に係り合わせ 天板2の側端面が脚1から側方に突出しない うに配置されるが、中間脚として使用する きは、脚1の上に左右の天板2,2を片半部づつ 板受1x上に載せ置き、前可動爪121、後可動 122及びアンカー部10をそれぞれ各天板2の最 のスリット201,202及び位置決め穴20に半分づ 係り合わせることで、部材の追加等を一切 ずに使用態様を変更することができる。そ て、前述したように、スリット201,202は可動 121、122が係り合う方向に向かって漸次巾狭 なっているため、可動爪121、122がスリット2 01,202に食い込むに従って左右の天板2、2を巾 向に引き寄せて強連結できるようにもなっ いる。

 同様に、上述した背板取付構造において 、上可動爪112、下可動爪113、アンカー部10a 10bはそれぞれ対をなしており、背板3のスリ ット302,303もそれぞれ対をなしているため、 1をエンド脚として使用するときは、両可動 112,113及びアンカー部10a、10bを対応するスリ ット302,303及び位置決め穴300a、300bに係り合わ せて背板3の側端面が脚1から側方に突出しな ように脚1の内面ではなく後面1yに取り付い 配置されるが、中間脚として使用するとき 、脚1の後面1yに左右の背板3,3を片半部づつ 設し、両可動爪112,113及びアンカー部10a、10b をそれぞれ対応するスリット302,303及び位置 め穴300a、300bに半分づつ係り合わせることで 、部材の追加等を一切せずに使用態様を変更 することができる。

 以上のように、本実施形態の天板取付構 は、ステー12の天板受1xに天板2を取り付け にあたり、ステー12に天板奥行き方向に沿っ て作動可能な作動部材100を配置し、この作動 部材100に、当該作動部材100の作動に伴い天板 2に係わって天板2を厚み方向に引き寄せる天 係り合い部たる可動爪102,103を一体的に設け 、また当該作動部材100をステー12に沿って作 させるための駆動機構Dを関連づけるととも に、前記ステー12のうち前記作動部材100の作 に影響されない部位に、天板2を奥行き方向 の所定位置に係止するためのアンカー部10を 体的に設けたものである。そして、駆動機 Dによる作動部材100の作動に伴い前記可動爪 102,103及びアンカー部10を介して前記天板2を テー12の天板受1xに取り付けた状態で、2箇所 において天板2の天板受1xからの浮き上がりを 規制するようにしている。

 このような構成により、天板2をアンカー 部10を介して天板受1xの奥行き方向所定位置 載せ置いた後、駆動機構Dにより作動部材100 作動させると、天板2は移動せず、可動爪102 ,103のみが移動して天板2をステー12の天板受1x に取り付ける。このため、天板取り付けの際 に天板2を引きずることがなく、軽快な操作 下に天板2を天板受1xに平易に取り付けるこ ができる。

 特に、作動部材100の作動方向に沿った2箇 所に可動爪102,103を離間させて設け、これら 可動爪102,103において天板2を厚み方向に引き 寄せて拘束するようにしているので、離間距 離が大きくなるほど、作動部材100が長尺にな るため、部材剛性が高くなり、作動やステー 12内における収まりも良好となる。また、天 2の複数箇所を引き寄せる際に、引き寄せ箇 所が離間するほど、浮き上がり防止効果も有 効に増大することとなる。

 具体的には、ステー12内に、当該ステー12 に剛性を付与するための補強部材120a、120bを 用して作動部材100の作動方向と直交する断 がほぼ包囲された中空部12xを形成し、この 空部12xに前記作動部材100を摺動可能な状態 密接に収容しているので、ステー12の剛性 保に必要な補強部材120a、120bを足場にして作 動部材100ひいては可動爪102,103の安定、確実 動作を実現することができる。

 以上は脚1と背板3の関係においても同様 、脚1の後面1yに背板3を取り付けるにあたり 前記脚1に上下方向に沿って作動可能な背作 動部材100´を配置し、この背作動部材100´に 当該背作動部材100´の作動に伴い背板に係わ って厚み方向に背板を引き寄せる背板係り合 い部たる可動爪112,113を一体的に設け、また 該背作動部材100´を脚1の後面1yに沿って作動 させるための背部駆動機構D´を関連づけると ともに、前記後面1yのうち背作動部材100´の 動に影響されない部位に、背板3を上下方向 所定位置に係止するための背アンカー部10a 10bを一体的に設けたものである。そして、 部駆動機構D´による背作動部材100´の作動 伴い前記可動爪112,113及び背アンカー部10a、1 0bを介して前記背板3を脚1の後面1yに取り付け た状態で、2箇所において前記背板3の脚後面1 yからの浮き上がりを規制するように構成し いる。

 このような構成により、背板3を背アンカ ー部10a、10bを介して脚1の後面1yの上下方向所 定位置に添設した後、背部駆動機構D´により 背作動部材100´を作動させると、背板3は移動 せず、可動爪112,113のみが移動して背板3を脚1 の後面1yに取り付ける。このため、背板取り けの際に背板3を引きずることがなく、軽快 な操作の下に背板3を脚1の後面1yに平易に取 付けることができる。

 特に、背作動部材100´の作動方向に沿っ 2箇所に可動爪112,113を離間させて設け、これ らの可動爪112,113において背板3を厚み方向に き寄せて拘束するようにしているので、可 爪112,113の離間距離が大きくなるほど、背作 動部材100´が長尺になるため、部材剛性が高 なり、作動や収まりも良好となる。また、 板3の複数箇所を引き寄せる際に、引き寄せ 箇所が離間するほど浮き上がり防止効果も増 大することとなる。

 具体的には、脚1の内部に、当該脚1に剛 を付与するための補強部材100a、100bを利用し て背作動部材100´の作動方向と直交する断面 ほぼ包囲された中空部11xを形成し、この中 部11xに前記背作動部材100´を摺動可能な状 で密接に収容しているので、脚1の剛性確保 必要な補強部材100a、100bを足場にして背作 部材100´ひいては背板係り合い部の安定、確 実な動作を実現することができる。

 したがって、図12に示したような矩形状 テーブルやデスク等に適用して、一対の平 配置された脚のステーや後面にそれぞれ天 や背板の両縁部を取り付けたり、図13に示し たような異形天板を有するテーブル等の一対 の交叉配置された脚のステーに天板の対応部 位を取り付ける場合等に極めて有用なものと なり得る。

 なお、各部の具体的な構成は、上述した 施形態のみに限定されるものではない。

 例えば、作動部材側の係り合い部をスリ トとし、天板側に弾性爪を設けて、この弾 爪をスリットに挿通して天板を天板受に載 置き、作動部材を作動させることによって 弾性爪をスリットに係り合わせるようにし もよい。

 また、上記実施形態を含めて、係り合い を図10に示すように作動部材400に設けたダ マ孔402とし、天板側に段付きピン401を設け 、作動部材400を作動させることによってダ マ孔402を移動させ、段付きピン401に係り合 せてもよい。勿論、段付きピンを作動部材40 0側に設け、ダルマ孔を天板側に設けること 可能である。そして、これらは、背作動部 に設ける係り合い部と背板との関係におい も同様に適用することができる。

 また、アンカー部は、天板と脚、脚と背 の厚み方向の重合部分に位置する必要は必 しもなく、例えば図11に示すように、天板2 後面2zや背板3の下面3zに係わって天板2の後 への位置ずれ、背板3の下方への位置ずれを それぞれ規制する位置にアンカー部を10z、10z ´を突出させておいてもよい。

 さらに、このアンカー部をL形に屈曲させ 、対応する天板や背板にスリットを設ければ 、アンカー部をスリットに差し込むことによ って天板や背板を厚み方向に拘束することが できる。この場合、天板係り合い部とアンカ ー部をそれぞれ少なくとも1箇所ずつ設けれ 、或いは背板係り合い部とアンカー部をそ ぞれ少なくとも1箇所ずつ設ければ、天板や 板の適切な取り付けが可能となる。

 その他の構成も、本発明の趣旨を逸脱し い範囲で種々変形が可能である。

 以上に詳述した本発明によれば、作動部 や背作動部材の作動を通じて天板と脚、背 と脚との相対位置を狂わせることなく、脚 天板や背板を取り付けることができるので 特に大型天板や幅広な背板の脚への取り付 や、異形天板の脚への取り付けを、軽快な 作を通じて簡単、適切に行うことが可能と る。




 
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