Login| Sign Up| Help| Contact|

Patent Searching and Data


Title:
TRANSACTION METHOD AND TRANSACTION SYSTEM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/098774
Kind Code:
A1
Abstract:
Safe transaction is aimed without having personal information known to a trading partner or trading agency. To solve the problem, a virtual personality managing device (400) storing a virtual personality ID and handling of a real personality managing device (300) generates instruction data for instructing an owner of first virtual personality ID to send money or goods to a predetermined mediate means, and the real personality managing device (300) sends the instruction data to real personality corresponding to the first virtual personality ID. The virtual personality managing device (400) generates instruction data to instruct an owner of a second virtual personality ID to accept the money or goods from the mediate means, and the real personality managing device (300) sends the instruction data to real personality corresponding to the second virtual personality ID based on personal information stored in the device (300) itself.

Inventors:
OKAMOTO, Taiji (1-1 Kamikodanaka 4-chome, Nakahara-ku, Kawasaki-sh, Kanagawa 88, 21185, JP)
Application Number:
JP2008/052126
Publication Date:
August 13, 2009
Filing Date:
February 08, 2008
Export Citation:
Click for automatic bibliography generation   Help
Assignee:
FUJITSU LIMITED (1-1 Kamikodanaka 4-chome, Nakahara-ku Kawasaki-sh, Kanagawa 88, 21185, JP)
富士通株式会社 (〒88 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番1号 Kanagawa, 21185, JP)
International Classes:
G06Q20/00; G06Q30/00
Domestic Patent References:
WO2002049311A22002-06-20
Foreign References:
JP2002109409A2002-04-12
Other References:
GABBER, ERAN ET AL.: "Consistent, Yet Anonymous, Web Access with LPWA", COMMUNICATIONS OF THE ACM, vol. 42, no. 2, February 1999 (1999-02-01), pages 42 - 47
TREVATHAN, JARROD.: "Security, Anonymity and Trust in Electronic Auctions", CROSSROADS: THE ACM STUDENT MAGAZINE, vol. 11, no. 3, May 2005 (2005-05-01), pages 2, XP058070180, DOI: doi:10.1145/1144396.1144398
Attorney, Agent or Firm:
SAKAI, Hiroaki (Sakai International Patent Office, Kasumigaseki Building2-5, Kasumigaseki 3-chom, Chiyoda-ku Tokyo 20, 10060, JP)
Download PDF:
Claims:
 第1の仮想人格IDの所有者と第2の仮想人格IDの所有者との間で匿名で取引を行う取引方法であって、
 仮想人格IDと、該仮想人格IDに対応する実人格の個人情報を記憶する実人格管理手段との対応を仮想人格ID毎に記憶する仮想人格管理手段が、予め記憶された設定情報に基づいて、前記第1の仮想人格IDの所有者に所定の仲介手段への金品もしくは情報の送付を指示する指示データを生成する第1の指示データ生成工程と、
 前記第1の仮想人格IDに対応する実人格の個人情報を記憶する第1の実人格管理手段が、該個人情報に基づいて、前記第1の指示データ生成工程において生成された指示データを、前記第1の仮想人格IDに対応する実人格へ送信する第1の指示データ送信工程と、
 前記仮想人格管理手段が、前記設定情報に基づいて、前記第2の仮想人格IDの所有者に前記仲介手段からの金品もしくは情報の受け取りを指示する指示データを生成する第2の指示データ生成工程と、
 前記第2の仮想人格IDに対応する実人格の個人情報を記憶する第2の実人格管理手段が、該個人情報に基づいて、前記第2の指示データ生成工程において生成された指示データを、前記第2の仮想人格IDに対応する実人格へ送信する第2の指示データ送信工程と
 を含んだことを特徴とする取引方法。
 前記第1の指示データ生成工程と前記第2の指示データ生成工程は、指示データを識別するための識別番号として、異なる番号を発番することを特徴とする請求項1に記載の取引方法。
 前記第1の指示データ送信工程を実行する実人格管理手段と、前記第2の指示データ送信工程を実行する実人格管理手段とが異なる実人格管理手段となるように、前記仮想人格管理手段が、実人格管理手段を選択する実人格管理手段選択工程をさらに含んだことを特徴とする請求項1に記載の取引方法。
 前記実人格管理手段選択工程は、前記第1の仮想人格IDの所有者によって予め設定された優先度に基づいて、前記第1の指示データ送信工程を実行する実人格管理手段を選択し、その後、前記第2の仮想人格IDの所有者によって予め設定された優先度に基づいて、前記第2の指示データ送信工程を実行する実人格管理手段を選択することを特徴とする請求項3に記載の取引方法。
 前記仮想人格管理手段が、送付された金品に対応する指示データの識別番号の付け替えを行うように前記仲介手段へ指示する付替指示工程をさらに含んだことを特徴とする請求項1~4のいずれか1つに記載の取引方法。
 第1の仮想人格IDの所有者と第2の仮想人格IDの所有者との間で匿名で取引を行う取引システムであって、
 仮想人格IDに対応する実人格の個人情報を記憶する複数の実人格管理装置と、
 仮想人格IDと、該仮想人格IDを管理する実人格管理装置との対応を仮想人格ID毎に記憶する仮想人格管理装置とを有し、
 前記仮想人格管理装置は、
  予め記憶された設定情報に基づいて、前記第1の仮想人格IDの所有者に所定の仲介手段への金品もしくは情報の送付を指示する第1の指示データと、前記第2の仮想人格IDの所有者に前記仲介手段からの金品もしくは情報の受け取りを指示する第2の指示データを生成する指示データ生成手段と、
  前記第1の仮想人格IDを管理する実人格管理装置の1つへ前記第1の指示データを送信し、前記第2の仮想人格IDを管理する実人格管理装置の1つへ前記第2の指示データを送信する指示データ送信手段と
 を備え、
 前記実人格管理装置は、
  前記指示データ送信手段によって送信された指示データを、指示対象の仮想人格IDに対応する実人格へ転送する指示データ転送手段
 を備えたことを特徴とする取引システム。
Description:
取引方法および取引システム

 この発明は、第1の仮想人格IDの所有者と 2の仮想人格IDの所有者との間で取引を行う 引方法および取引システムに関し、特に、 引相手や取引の仲介者に個人情報を知られ ことなく、安全に取引を行うことができる 引方法および取引システムに関する。

 インターネットにおいては、様々なサー スが匿名で利用可能になっている。例えば オークションサイトでは、オークションサ トに利用登録を行って利用者IDを取得すれ 、実名等の個人情報を明らかにすることな 、利用者IDで相手を識別し合いながら、商品 の売買に関する情報を売主と買主の間でやり とりすることができる。

 しかし、従来、オークションサイトを利 して売買契約が成立した場合、代金と品物 授受のために、売主と買主の間で住所や氏 等の個人情報を知らせ合う必要があった。 のため、売主と買主の一方に悪意や不注意 あった場合に、個人情報が第3者へ漏洩して しまうことがあった。特許文献1には、この うな個人情報の漏洩を防止するための技術 開示されている。

 特許文献1において開示されている技術で は、売主と買主の間のやりとりが全て販売仲 介サイトを介して行われる。すなわち、売主 と買主の間で取引が成立するまでのネットワ ーク上での情報のやりとりはもちろん、代金 や品物の授受も販売仲介サイトを介して行わ れる。このため、売主と買主は、相手に個人 情報を全く知らせずに取引を行うことができ 、個人情報の漏洩の恐れがない。

特開2002-133163号公報

 しかしながら、特許文献1において開示さ れている技術では、売主と買主の間のやりと りがどの商品に関するものであるかを販売仲 介サイトが識別できるように、一連のやりと りを通じて、売主と買主が同一の契約番号を 提示することが必要になっている。このため 、この契約番号によって、売主と買主が実際 に誰であるのかが第3者に明らかになってし うことがあった。

 例えば、売主の元から販売仲介サイトへ 物を運送する運送業者と、販売仲介サイト ら買主の元へ品物を運送する運送業者とが 一であると、その運送業者は、伝票に記載 れた契約番号を突き合わせることで、売主 住所や氏名等と、買主の住所や氏名等とを 応付けることができる。

 この発明は、上述した従来技術による問 点を解消するためになされたものであり、 引相手や取引の仲介者に個人情報を知られ ことなく、安全に取引を行うことができる 引方法および取引システムを提供すること 目的とする。

 上述した課題を解決し、目的を達成する め、本願の開示する取引方法の一つの態様 は、第1の仮想人格IDの所有者と第2の仮想人 格IDの所有者との間で匿名で取引を行う取引 法であって、仮想人格IDと、該仮想人格IDに 対応する実人格の個人情報を記憶する実人格 管理手段との対応を仮想人格ID毎に記憶する 想人格管理手段が、予め記憶された設定情 に基づいて、前記第1の仮想人格IDの所有者 所定の仲介手段への金品もしくは情報の送 を指示する指示データを生成する第1の指示 データ生成工程と、前記第1の仮想人格IDに対 応する実人格の個人情報を記憶する第1の実 格管理手段が、該個人情報に基づいて、前 第1の指示データ生成工程において生成され 指示データを、前記第1の仮想人格IDに対応 る実人格へ送信する第1の指示データ送信工 程と、前記仮想人格管理手段が、前記設定情 報に基づいて、前記第2の仮想人格IDの所有者 に前記仲介手段からの金品もしくは情報の受 け取りを指示する指示データを生成する第2 指示データ生成工程と、前記第2の仮想人格I Dに対応する実人格の個人情報を記憶する第2 実人格管理手段が、該個人情報に基づいて 前記第2の指示データ生成工程において生成 された指示データを、前記第2の仮想人格IDに 対応する実人格へ送信する第2の指示データ 信工程とを含む。

 また、本願の開示する取引方法の他の態 では、上記の態様において、前記第1の指示 データ生成工程と前記第2の指示データ生成 程は、指示データを識別するための識別番 として、異なる番号を発番する。

 また、本願の開示する取引方法の他の態 では、上記の態様において、前記第1の指示 データ送信工程を実行する実人格管理手段と 、前記第2の指示データ送信工程を実行する 人格管理手段とが異なる実人格管理手段と るように、前記仮想人格管理手段が、実人 管理手段を選択する実人格管理手段選択工 をさらに含む。

 また、本願の開示する取引方法の他の態 では、上記の態様において、前記実人格管 手段選択工程は、前記第1の仮想人格IDの所 者によって予め設定された優先度に基づい 、前記第1の指示データ送信工程を実行する 実人格管理手段を選択し、その後、前記第2 仮想人格IDの所有者によって予め設定された 優先度に基づいて、前記第2の指示データ送 工程を実行する実人格管理手段を選択する

 また、本願の開示する取引システムの一 の態様では、第1の仮想人格IDの所有者と第2 の仮想人格IDの所有者との間で匿名で取引を う取引システムであって、仮想人格IDに対 する実人格の個人情報を記憶する複数の実 格管理装置と、仮想人格IDと、該仮想人格ID 管理する実人格管理装置との対応を仮想人 ID毎に記憶する仮想人格管理装置とを有し 前記仮想人格管理装置は、予め記憶された 定情報に基づいて、前記第1の仮想人格IDの 有者に所定の仲介手段への金品もしくは情 の送付を指示する第1の指示データと、前記 2の仮想人格IDの所有者に前記仲介手段から 金品もしくは情報の受け取りを指示する第2 の指示データを生成する指示データ生成手段 と、前記第1の仮想人格IDを管理する実人格管 理装置の1つへ前記第1の指示データを送信し 前記第2の仮想人格IDを管理する実人格管理 置の1つへ前記第2の指示データを送信する 示データ送信手段とを備え、前記実人格管 装置は、前記指示データ送信手段によって 信された指示データを、指示対象の仮想人 IDに対応する実人格へ転送する指示データ転 送手段を備える。

 本願の開示する取引方法等によれば、仲 手段を介して金品等の受け渡しを行うこと し、仲介手段への送付指示と、仲介手段か の受取指示を独立して行うこととしたので 取引相手や仲介者に個人情報を知られるこ なく、安全に取引を行うことができるとい 効果を奏する。

 また、本願の開示する取引方法等によれ 、各工程を異なる識別番号で識別すること したので、同一の業者が金品等の受け渡し 仲介した場合であっても、その業者に各工 の関連を知られることがなく安全に取引を うことができるという効果を奏する。

 また、本願の開示する取引方法等によれ 、当事者毎に異なる実人格管理手段を経由 て作業指示を送信することとしたので、実 格管理手段に各工程の関連を知られること なく安全に取引を行うことができるという 果を奏する。

図1は、実施例1に係る取引システムの 成の一例を示す図である。 図2は、実施例1に係る取引方法におけ 契約管理データ作成までの処理の流れを示 図である。 図3は、契約情報の一例を示す図である 。 図4は、工程マスタの一例を示す図であ る。 図5は、契約管理データの一例を示す図 である。 図6は、実施例1に係る取引方法におけ 代金支払いまでの処理の流れを示す図であ 。 図7は、指示データテンプレートに含ま れるテンプレートの一例を示す図である。 図8は、実人格管理装置へ送信される指 示データの一例を示す図である。 図9は、実施例1に係る取引方法におけ 代金受け取りまでの処理の流れを示す図で る。 図10は、実施例1に係る取引方法におけ る物品送付までの処理の流れを示す図である 。 図11は、実施例1に係る取引方法におけ る物品受け取りまでの処理の流れを示す図で ある。 図12は、実施例1に係る実人格管理装置 の構成を示す機能ブロック図である。 図13は、実施例1に係る仮想人格管理装 置の構成を示す機能ブロック図である。 図14は、実施例1に係る仲介装置の構成 を示す機能ブロック図である。 図15は、仮想人格管理装置の契約情報 付処理の処理手順を示すフローチャートで る。 図16は、仮想人格管理装置の契約管理 ータ監視処理の処理手順を示すフローチャ トである。 図17は、仮想人格管理装置の工程管理 理の処理手順を示すフローチャートである 図18は、仮想人格管理プログラムを実 するコンピュータを示す機能ブロック図で る。 図19は、仮想人格管理装置の取引管理 能の概要を示す図である。 図20-1は、仮想人格間の物品売買契約 を管理するために仮想人格管理装置に登録さ れる情報の一例を論理的に示した図である。 図20-2は、仮想人格と実人格間の物品 売買契約を管理するために仮想人格管理装置 に登録される情報の一例を論理的に示した図 である。 図20-3は、予約サービスの契約を管理 するために仮想人格管理装置に登録される情 報の一例を論理的に示した図である。 図20-4は、提供側の当事者が実人格で ある場合に予約サービスの契約を管理するた めに仮想人格管理装置に登録される情報の一 例を論理的に示した図である。 図20-5は、不正回復の契約を管理する ために仮想人格管理装置400に登録される情報 の一例を論理的に示した図である。 図21-1は、物品送付のインタラクショ ンにおける処理の流れの一例を示す図である 。 図21-2は、送付側の当事者が実人格で ある場合の物品送付のインタラクションにお ける処理の流れの一例を示す図である。 図21-3は、受取側の当事者が実人格で ある場合の物品送付のインタラクションにお ける処理の流れの一例を示す図である。 図22は、金銭送付のインタラクション おける処理の流れの一例を示す図である。 図23-1は、当人確認のインタラクショ ンにおける処理の流れの一例を示す図である 。 図23-2は、提供側の当事者が実人格で ある場合の当人確認のインタラクションにお ける処理の流れの一例を示す図である。 図24は、記事掲載のインタラクション おける処理の流れの一例を示す図である。 図25は、メール連絡のインタラクショ における処理の流れの一例を示す図である 図26は、電話連絡のインタラクション おける処理の流れの一例を示す図である。

符号の説明

    1 取引システム
    2 ネットワーク
    3a、3b 金融機関
    4a、4b 仲介センタ
    5a、5b 運送業者
   11 契約情報
   12a、12b 合意証明書
   21a~24a、21b~24b 指示データ
   31 送金為替
   41 落札品
  100a、100b 利用者端末
  200a、200b サービス提供装置
  300a、300b、300c 実人格管理装置
  310 制御部
  311 実人格情報取得部
  312 指示データ転送部
  320 記憶部
  321 実人格情報
  330 ネットワークインターフェース部
  400 仮想人格管理装置
  410 制御部
  411 実人格管理装置応答部
  412 契約情報受付部
  413 契約管理データ生成部
  414 進捗管理部
  415 指示データ生成部
  416 指示データ送信部
  420 記憶部
  421 仮想人格情報
  422 工程マスタ
  423 契約管理データ
  424 処理済契約管理データ
  425 指示データテンプレート
  430 ネットワークインターフェース部
  500a~500f 仲介装置
  510 制御部
  511 完了通知部
  512 指示ID付替部
  520 ネットワークインターフェース部
 1000 コンピュータ
 1010 CPU
 1020 入力装置
 1030 モニタ
 1040 媒体読取り装置
 1050 ネットワークインターフェース装置
 1060 RAM
 1061 仮想人格管理プロセス
 1070 ハードディスク装置
 1071 仮想人格管理プログラム
 1072 仮想人格管理用データ
 1080 バス

 以下に添付図面を参照して、本発明に係 取引方法および取引システムの好適な実施 形態を詳細に説明する。

 まず、本実施例に係る取引システムにつ て説明する。図1は、本実施例に係る取引シ ステムの構成の一例を示す図である。同図に 示す取引システム1は、本実施例に係る取引 法が実施されるシステムであり、利用者端 100aおよび100bと、サービス提供装置200aおよ 200bと、実人格管理装置300a~300cと、仮想人格 理装置400と、仲介装置500aおよび500bとを、 ンターネット等のネットワーク2を介して接 して構成されている。なお、以下の説明に いては、例えば、実人格管理装置300a~300cの 称として、実人格管理装置300という表現を いる。

 利用者端末100aおよび100bは、利用者がネ トワーク2を通じてサービスの提供を受ける めに使用する端末であり、例えば、パーソ ルコンピュータである。ここで、利用者端 100aの使用者は、「ABC」という仮想人格IDを 用する利用者Aであり、利用者端末100bの使 者は、「XYZ」という仮想人格IDを使用する利 用者Bであるものとする。

 仮想人格IDは、ネットワーク上でサービ の提供を受ける利用者を識別するために使 される識別子である。取引システム1におい は、仮想人格IDと、その仮想人格IDを使用す る利用者との対応は、実人格管理装置300a~300c において管理され、ネットワーク上で購入さ れた商品を利用者に配送する場合のように必 要不可欠な場合意外は、仮想人格IDに対応す 利用者の個人情報が第3者に一切知られない ように運用される。このため、利用者は、仮 想人格IDを用いることにより、実体が誰であ か分からない仮想人格として、ネットワー 上のサービスを匿名で安全に利用すること できる。

 サービス提供装置200aおよび200bは、ネッ ワークを通じて利用者にサービスを提供す 装置であり、例えば、オークションサイト オンラインショッピングサイト、チケット 約サイト、電子掲示板レンタルサイト等に 当する。利用者は、サービス提供装置200aや2 00bによって提供されるサービスを利用するに 当たって氏名や住所等の個人情報をサービス 提供装置200aや200bに登録する必要はなく、仮 人格IDを提示するだけでこれらの装置が提 するサービスを利用することができる。

 実人格管理装置300a~300cは、仮想人格IDと その仮想人格IDを使用する実人格との対応を 管理する装置であり、それぞれ、「#01」、「 #02」、「#03」という識別子で識別される。具 体的には、実人格管理装置300a~300cは、仮想人 格ID毎に、その仮想人格IDを使用する実人格 氏名、住所、メールアドレス等の個人情報 、実人格情報321として記憶する。また、実 格情報321には、仮想人格としての属性情報 例えば、仮想人格として電子署名を行うた の電子署名情報や、仮想人格としての行動 歴等も仮想人格ID毎に記憶される。

 利用者は、自身が使用する仮想人格IDと 身の個人情報との対応を管理する実人格管 装置300を、費用や安全性等を考慮して、自 の意思で自由に選択することができる。ま 、利用者は、自身が使用する仮想人格IDと自 身の個人情報との対応を複数の実人格管理装 置300で管理させることができる。例えば、利 用者Aは、「ABC」という仮想人格IDと個人情報 の対応を、実人格管理装置300aおよび300bに管 させており、利用者Bは、「XYZ」という仮想 人格IDと個人情報の対応を、実人格管理装置3 00aおよび300cに管理させている。

 仮想人格管理装置400は、仮想人格IDと実 格管理装置300との対応を管理する装置であ 。具体的には、仮想人格IDと個人情報の対応 がどの実人格管理装置300において管理されて いるかを仮想人格ID毎に優先順位を付けて仮 人格情報421に記憶する。図1に示した仮想人 格情報421は、「ABC」という仮想人格IDに対応 る個人情報が必要になった場合には、「#01 という識別子で識別される実人格管理装置3 00を最も高い優先順位で利用し、「#02」とい 識別子で識別される実人格管理装置300を次 高い優先順位で利用すべきことを表してい 。また、「XYZ」という仮想人格IDに対応す 個人情報が必要になった場合には、「#01」 いう識別子で識別される実人格管理装置300 最も高い優先順位で利用し、「#03」という 別子で識別される実人格管理装置300を次に い優先順位で利用すべきことを表している

 仲介装置500aおよび500bは、仮想人格間で 物や金銭のやりとりが必要になった場合に そのやりとりを仲介する装置である。仲介 置500aおよび500bが仲介を行うことにより、利 用者は、互いに個人情報を明かすことなく、 品物や金銭のやりとりを行うことができる。

 次に、図2~11を参照しながら、図1に示し 取引システム1において実施される取引方法 ついて説明する。なお、ここでは、サービ 提供装置200aがオークションサイトとして機 能し、そのオークションサイト上で、利用者 Aが売主、利用者Bが買主として商品の売買契 が行われた場合を例にして説明を行うこと する。

 図2は、本実施例に係る取引方法における 契約管理データ作成までの処理の流れを示す 図である。利用者Aは、サービス提供装置200a よって提供されるオークションサービスを 用して商品を出品し、利用者Bは、この商品 を落札する(ステップS11)。利用者Aや利用者B 、自身の仮想人格IDを用いてオークションサ ービスを利用することができ、個人情報をサ ービス提供装置200aに登録する必要はない。

 利用者Aと利用者Bの間で商品の売買に関 る契約が成立すると、サービス提供装置200a 、利用者Aと利用者Bが互いに個人情報を相 に開示せずに代金や商品の受け渡しを行え ように、契約情報11と、合意証明書12aおよび 12bを仮想人格管理装置400へ送信し、契約の管 理を行うように依頼する(ステップS12)。契約 報11は、利用者Aと利用者Bの間で合意された 契約の内容を示す情報である。合意証明書12a は、利用者Aが契約に合意したことを示す証 書であり、合意証明書12bは、利用者Bが契約 合意したことを示す証明書である。

 XML(eXtensible Markup Language)形式の契約情報1 1の一例を図3に示す。同図に示すように、契 情報11には、サービス提供者コード、契約 別、売主、買主、代金、物品名、合意証明 といった項目が含まれる。サービス提供者 ードの項目は、サービス提供装置200aが提供 るサービスを識別するための識別コードが 定される項目であり、契約種別の項目は、 意された契約の種別を表すコードが設定さ る項目である。売主の項目は、売主の仮想 格IDが設定される項目であり、買主の項目 、買主の仮想人格IDが設定される項目である 。売主と買主の項目における「type=“ID”」 いう属性値は、これらの項目に仮想人格IDが 設定されていることを示している。

 代金の項目と物品名の項目は、それぞれ 落札された商品の落札価格と名称が設定さ る項目である。合意証明書の項目は、合意 明書のファイル名が設定される項目であり 売主による合意証明書12aのファイル名と、 主による合意証明書12bのファイル名とが別 に設定されるようになっている。なお、契 情報11に含まれる項目は、契約の種別によ て異なる。

 合意証明書12aは、どのような内容を含ん いてもよいが、利用者Aによって合意されて いることを示すために、利用者Aによる電子 名が施されていることが好ましい。同様に 合意証明書12bは、どのような内容を含んで てもよいが、利用者Bによって合意されてい ことを示すために、利用者Bによる電子署名 が施されていることが好ましい。

 仮想人格管理装置400は、契約情報11と、 意証明書12aおよび12bを受信すると、それら 正当性を確認する(ステップS13)。具体的には 、仮想人格管理装置400は、契約情報11の形式 正しいか否か、契約情報11に含まれる仮想 格IDが仮想人格情報421に登録されているか否 かを確認する。また、仮想人格管理装置400は 、合意証明書12aおよび12bに電子署名が施され ている場合は、それらの電子署名も検証する 。

 そして、仮想人格管理装置400は、契約情 11等の正当性を確認すると、契約情報11が表 す契約を完了させるために必要な工程に関す るデータを工程マスタ422から抽出し、抽出し たデータと契約情報11とに基づいて、各工程 進捗を管理するためのデータを生成し、契 管理データ423へ格納する(ステップS14)。

 工程マスタ422は、契約を完了させるため 必要な工程を契約の種別毎に定義したマス データである。工程マスタ422の一例を図4に 示す。同図に示すように、工程マスタ422は、 契約種別、工程番号、工程名、起点、次工程 、期限、回復工程、指示データタイプ、指示 データパラメータといった項目を有し、契約 種別毎に工程番号~指示データパラメータの 合せを複数登録できるように構成されてい 。

 契約種別は、契約の種別を表すコードで る。工程番号は、工程を識別するための識 番号であり、工程名は、工程の名称である 起点は、当該の工程が契約における最初の 程であるか否かを示すフラグであり、当該 工程が最初の工程である場合に「Y」の値を とり、さもなければ「N」の値をとる。次工 は、当該の工程が完了した後に実行すべき 程の工程番号である。次工程が空欄である とは、次の工程がないこと、すなわち、当 の工程が最後の工程であることを意味する

 期限は、当該の工程が開始されてから何 間で完了しなければならないかを示す日数 あり、回復工程は、期限が示す日数を経過 ても当該の工程が完了しなかった場合にリ バリのために実行すべき工程の工程番号で る。指示データタイプは、当該の工程を実 させるために当事者の一方に対して発行さ る指示データの種別であり、指示データパ メータは、指示データの発行に必要なパラ ータである。

 図4に示した例の1~7行目は、「T001」とい 契約種別で識別される契約を完了させるた の工程を定義したデータである。「T001」と う契約種別で識別される契約は、具体的に 、オークションサービスにおいて売主と買 の間の合意に基づいて、商品と代金のやり りを行う契約である。

 これらの工程のうち、1行目の工程番号「 10001」で工程名が「代金支払」の工程は、起 の値が「Y」になっており、最初に実行され る工程である。「代金支払」という工程は、 買主が代金の支払いを行う工程を表す。この 工程の次工程、期限、回復工程の値は、それ ぞれ、「10002」、「10」、「10011」となってお り、これは、この工程が開始後10日以内に完 すれば、「10002」という工程番号で識別さ る工程を実行すべきであり、さもなければ 「10011」という工程番号で識別される工程を 実行すべきであることを示している。

 2行目の工程番号「10002」の工程は、「代 支払」の工程が期限内に完了した場合に実 される工程であり、工程名が「代金受取」 なっている。「代金受取」という工程は、 主から支払われた代金を売主が受け取る工 を表す。この工程の次工程、期限、回復工 の値は、それぞれ、「10003」、「10」、「100 02」となっており、これは、この工程が開始 10日以内に完了すれば、「10003」という工程 番号で識別される工程を実行すべきであり、 さもなければ、同一の工程を再実行すべきで あることを示している。

 3行目の工程番号「10003」の工程は、「代 受取」の工程が期限内に完了した場合に実 される工程であり、工程名が「物品送付」 なっている。「物品送付」という工程は、 主が商品を送付する工程を表す。この工程 次工程、期限、回復工程の値は、それぞれ 「10004」、「10」、「10021」となっており、 れは、この工程が開始後10日以内に完了す ば、「10004」という工程番号で識別される工 程を実行すべきであり、さもなければ、「100 21」という工程番号で識別される工程を実行 べきであることを示している。

 4行目の工程番号「10004」の工程は、「物 送付」の工程が期限内に完了した場合に実 される工程であり、工程名が「物品受取」 なっている。「物品受取」という工程は、 主から送付された商品を買主が受け取る工 を表す。この工程の次工程、期限、回復工 の値は、それぞれ、空欄、「10」、「10031」 となっており、これは、この工程が開始後10 以内に完了すれば、契約が完了し、さもな れば、「10031」という工程番号で識別され 工程を実行すべきであることを示している

 5行目の工程番号「10011」の工程は、「代 支払」の工程が期限内に完了しなかった場 に実行される工程であり、工程名が「代金 落」となっている。「代金引落」という工 は、買主の口座から代金を強制的に引き落 す工程を表す。この工程の次工程、期限、 復工程の値は、それぞれ、「10002」、「10」 、「99999」となっており、これは、この工程 開始後10日以内に完了すれば、「10002」とい う工程番号で識別される工程を実行すべきで あり、さもなければ、「99999」という工程番 で識別される工程を実行すべきであること 示している。「99999」という工程番号で識 される工程は、契約が不成立になったもの して所定のエラー処理を実行する工程であ 。

 6行目の工程番号「10021」の工程は、「物 送付」の工程が期限内に完了しなかった場 に実行される工程であり、工程名が「送付 促」となっている。「送付督促」という工 は、売主に対して商品の発送を督促する工 を表す。この工程の次工程、期限、回復工 の値は、それぞれ、「10003」、「10」、「100 21」となっており、これは、この工程が開始 10日以内に完了すれば、「10003」という工程 番号で識別される工程を実行すべきであり、 さもなければ、同一の工程を再実行すべきで あることを示している。

 7行目の工程番号「10031」の工程は、「物 受取」の工程が期限内に完了しなかった場 に実行される工程であり、工程名が「受取 促」となっている。「受取督促」という工 は、買主に対して商品の受取を督促する工 を表す。この工程の次工程、期限、回復工 の値は、それぞれ、空欄、「10」、「10031」 となっており、これは、この工程が開始後10 以内に完了すれば、契約が完了し、さもな れば、同一の工程を再実行すべきであるこ を示している。

 このように、図4に示した例の1~7行目は、 「T001」という契約種別で識別される契約が 「代金支払」、「代金受取」、「物品送付 、「物品受取」という工程をこの順序で実 することにより完了し、これらの工程が所 の期限内に完了しなかった場合には、「代 引落」、「送付督促」、「受取督促」とい 工程がリカバリのために実行されることを している。

 図4に示した例の8~14行目は、「T002」とい 契約種別で識別される契約を実行するため 工程を定義したデータである。「T002」とい う契約種別で識別される契約は、具体的には 、電子掲示板レンタルサイトにおいて中傷を 行った加害者が、被害者に対して謝罪して、 謝罪金の支払いを行うという契約である。

 図4に示した例の8~14行目は、「T002」とい 契約種別で識別される契約が、加害者に謝 文の掲示を求める「謝罪要求」という工程 、加害者が掲示した謝罪文を被害者が確認 る「謝罪文確認」という工程と、加害者が 罪金を支払う「謝罪金支払」という工程と 被害者が謝罪金を受け取る「謝罪金受取」 いう工程をこの順序で実行することにより 了し、これらの工程が所定の期限内に完了 なかった場合には、「確認督促」、「代金 落」、「受取督促」という工程がリカバリ ために実行されることを示している。

 契約管理データ423の一例を図5に示す。契 約管理データ423は、契約を完了させるために 必要な工程の進捗を管理するためのデータで あり、正当性が確認された契約情報11に含ま る契約種別と同一の契約種別を有するデー を工程マスタ422から抽出し、抽出したデー と契約情報11の内容を組み合わせることに り生成される。図5に示すように、契約管理 ータ423は、契約番号、工程番号、指示ID、 示データ発行日、指示データ処理日、ステ タス、発送依頼先、指示データパラメータ いった項目を有し、契約番号毎に、工程番 ~指示データパラメータの組合せを複数登録 きるように構成されている。

 契約番号は、契約を識別するための番号 あり、正当性が確認された契約情報11毎に 番される。工程番号は、工程を識別するた の識別番号であり、工程マスタ422の工程番 と対応する。指示IDは、当該の工程を実行さ せるために当事者の一方に対して発行される 指示データを識別するための番号である。指 示データ発行日は、指示データが発行された 日付であり、指示データ処理日は、指示デー タが処理された日付である。

 ステータスは、指示データの状態を示し 指示データがまだ発行されていないことを す「未発行」、指示データが発行されたこ を表す「発行済み」、指示データが処理さ たことを表す「処理済み」、指示データの 限が切れたことを表す「期限切れ」のいず かの値をとる。発送依頼先は、指示データ 発送を依頼する実人格管理装置300を識別す 番号であり、指示データパラメータは、指 データの発行に必要なパラメータである。

 ここで、指示データについて説明してお 。指示データは、契約に含まれる取引を完 するために必要な工程の内容と期限を当事 の一方の側に伝達し、工程を実行させるた に発行されるものである。各指示データに 、ユニークな指示IDが割り当てられ、当事 の一方の側に到達する段階では、この指示ID は指示データに記載されるが、契約番号や当 事者の仮想人格IDは指示データに記載されな 。また、各指示データには、一方の当事者 情報のみが記載され、他方の当事者の情報 記載されない。このため、指示データを当 者等へ配送する過程で運送業者等の第三者 関与しても、当事者と仮想人格IDの対応や 取引の当事者の関係を第三者に知られるこ はない。

 また、売主から買主へ商品を送る場合、 主から買主へ商品を直接送るのではなく、 述する仲介センタを経由して商品を送るよ に工程が設定され、売主が商品を仲介セン へ発送する工程と、買主が仲介センタから 品を受け取る工程には異なる指示IDをもっ 別の指示データが発行される。このため、 品を売主の手元から仲介センタへ配送する 送業者と、商品を仲介センタから買主の手 へ配送する業者が同一であったとしても、 示IDから買主と売主の対応を知ることはでき ない。

 図5に示した契約管理データ423の1~7行目は 、図3に示した契約情報11と、図4に示した工 マスタ422に基づいて生成されたデータの例 示している。契約管理データ423における指 データパラメータは、工程マスタ422におけ 指示データパラメータの「<」と「>」で 囲まれたパラメータ名の部分を、契約情報11 含まれる同一名の項目の値に置き換えて設 される。

 例えば、図4に示した工程マスタ422の1番 の「送付先=<買主>、金額=<代金>」 いう指示データパラメータは、「買主」の 分が、図3に示した契約情報11における買主 項目の値である「XYZ」に置き換えられ、「 金」の部分が、図3に示した契約情報11にお る代金の項目の値である「¥25,000」に置き えられて、図5に示した契約管理データ423の1 行目の「送付先=<XYZ>、金額=¥25,000」と う指示データパラメータとなっている。

 図5の1行目の指示データパラメータは、 付先を「XYZ」という仮想人格IDとし、金額を 「¥25,000」として指示データを作成すべきこ とを意味している。また、「XYZ」が「<」 「>」で囲まれているのは、この値が仮想 格IDであることを示している。「XYZ」が仮 人格IDであることは、契約情報11における「t ype=“ID”」という属性値から判別される。

 各指示データは、後述するように、指示 ータテンプレート425に含まれるテンプレー と、契約管理データ423の指示データパラメ タとから生成されるが、仮想人格管理装置4 00は、送信先の仮想人格IDに対応する実人格 個人情報を保持していないため、指示デー を送信先へ直接送信することができない。 のため、仮想人格管理装置400は、送信先へ 指示データの送信を実人格管理装置300へ依 する。

 仮想人格管理装置400は、契約管理データ4 23へデータを登録する前に、指示データの送 をどの実人格管理装置300に依頼するかを決 し、その結果を契約管理データ423の発送依 先の項目に設定する。仮想人格管理装置400 、指示データの送信を依頼する実人格管理 置300の決定にあたって、指示データの送信 当事者毎に異なる実人格管理装置300によっ 行われるように実人格管理装置300を選択す 。例えば、売主への指示データの送信を依 する実人格管理装置300と、買主への指示デ タの送信を依頼する実人格管理装置300とが 一であると、指示データに含まれる商品名 金額等から売主と買主の対応が実人格管理 置300の運営者に知られてしまう可能性があ ためである。

 また、仮想人格管理装置400は、契約管理 ータ423へ登録するデータに、「代金支払」 ように金銭の支払いを行う取引が含まれる 合には、その取引における送信先を優先し 、実人格管理装置300を選択する。図1に示し た仮想人格情報421の例では、仮想人格ID「ABC に対しても、仮想人格ID「XYZ」に対しても 「#01」という実人格管理装置300が最も高い 先度で登録されているにも関わらず、図5に した契約管理データ423では、買主である「X YZ」が送信先となっている工程の発送依頼先 みが「#01」と設定され、売主である「ABC」 送信先となっている工程の発送依頼先が、 先度が2番目の実人格管理装置300である「#02 」となっているのはこのためである。金銭を 支払う取引における送信先を優先するのは、 メンテナンスが適切に行われていることが期 待される個人情報を用いて、金銭の支払いが 確実に行われるようにするためである。

 こうして、契約管理データ423へ工程を管 するためのデータを登録した後、仮想人格 理装置400は、予め決められた順序で各工程 対応する指示データを発行し、発行先の当 者に工程を実行するように指示する。

 図6は、本実施例に係る取引方法における 代金支払いまでの処理の流れを示す図である 。図5に示したデータが契約管理データ423に 録されると、仮想人格管理装置400は、起点 なる工程を特定し、その工程を実行させる めの指示データ21aを生成する。この例にお て起点となる工程は、工程番号をキーとし 工程マスタ422から検索したデータの起点の が「Y」である工程、すなわち、工程番号「1 0001」の工程である。

 仮想人格管理装置400は、工程番号「10001 に対応する指示データタイプの値を工程マ タ422から取得し、この値に対応するテンプ ートを指示データテンプレート425から取得 る。そして、仮想人格管理装置400は、取得 れたテンプレートの所定部分を、当該の工 の指示データパラメータの値で置換して指 データ21aを生成する(ステップS21)。

 指示データテンプレート425に含まれるテ プレートの一例を図7に示す。同図に示した テンプレートは、工程番号「10001」の工程の 示データタイプである「金銭支払」に対応 るテンプレートである。このテンプレート 、指示データをメールで送信することを前 したものであり、Subject、From、To等のヘッダ 部と、指示データの内容を伝える本文部とか らなっている。

 仮想人格管理装置400は、テンプレート内 「<」と「>」で囲まれたパラメータ名 部分を、指示データパラメータの同一名の 目の値、もしくは、所定のルールによって まる値に置き換えて指示データ21aを生成す 。図7に示したテンプレートには、「送付先 、「期日」、「金額」、「指示ID」という ラメータ名が埋め込まれている。これらの ラメータ名のうち、「期日」と「指示ID」は 、所定のルールによって置き換えが行われる パラメータ名であり、それぞれ、現在の日付 に期限の日数を加算した日付と当該の工程の 指示IDへ置き換えられる。また、「送付先」 「金額」は、指示データパラメータの同一 の項目の値によって置き換えられる。

 図8は、図7に示したテンプレートに基づ て生成された指示データ21aの一例を示す図 ある。同図に示すように、「<送付先>」 は、指示データパラメータによって「<XYZ&g t;」と置換され、「<期日>」は、所定の ールによって「2007/8/30」と置換されている また、「<金額>」は、指示データパラメ ータによって「¥25,000」と置換され、「< 示ID>」は、所定のルールによって「vw74tb24 」と置換されている。

 仮想人格管理装置400は、指示データ21aを 成すると、発送依頼先の値が示す実人格管 装置300aへ送信する(ステップS22)。図8に示す ように、送信される指示データ21aのヘッダ部 のToヘッダには「<XYZ>:メールアドレス」 いう値が設定されている。Toヘッダには、 来、送信先の利用者のメールアドレスを設 すべきであるが、仮想人格管理装置400は、 用者の仮想人格IDしか知らないため、メール アドレスそのものを設定することはできない 。このため、仮想人格管理装置400は、上記の ような値を指示データ21aに埋め込んでおき、 仮想人格IDに対応する実人格の個人情報を記 している実人格管理装置300aにその値を置換 させる。

 実人格管理装置300aは、仮想人格管理装置 400から送信された指示データ21aに「<A>:B という表現が含まれていれば、「A」という 仮想人格IDに対応する個人情報を実人格情報3 21から取得し、個人情報中の「B」という項目 の値を「<A>:B」という部分に埋め込む。 なわち、実人格管理装置300aは、図8に示し 指示データ21aを仮想人格管理装置400から受 すると、「<XYZ>:メールアドレス」とい 表現を、仮想人格ID「XYZ」に対応する実人格 のメールアドレスへ変換する。

 この変換が行われた指示データ21bには、 信先の仮想人格IDが含まれなくなる。この め、指示データ21bを、仮想人格ID「XYZ」に対 応する実人格である利用者Bに送信する過程 第3者に指示データ21bの内容を覗き見られた しても、利用者Bと仮想人格ID「XYZ」の対応 第3者に知られることはない。

 このように、実人格管理装置300aは、仮想 人格ID「XYZ」を送信先とする指示データ21aを 信すると、必要な置換を行って、利用者Bを 送信先とする指示データ21bを生成し、これを メール送信する(ステップS23)。なお、指示デ タ21bをメール送信するに当たっては、改竄 防止するため、本文部に電子署名を施すこ が好ましい。

 利用者Bは、利用者端末100bで指示データ21 bを受信すると、指示データ21bで指示された 額を仲介センタ4aが開設している所定の口座 へ振り込むように金融機関3aに依頼する(ステ ップS24)。このとき、利用者Bは、振込人名と て自身の名前でなく、指示IDである「vw74tb24 」を指定する。そして、金融機関3aは、依頼 従って振り込みを行う(ステップS25)。

 仲介センタ4aは、仮想人格IDを使用する利 用者間で、互いに個人情報を知らせずに品物 や金銭をやりとりすることを可能にするため に設けられた機構であり、仲介装置500aを備 る。仲介センタ4aは、金融機関3aから振り込 が行われると、振込人名から指示IDを特定 、特定した指示IDと振り込まれた金額を対応 付けて、送金為替31として仲介装置500aに登録 する。そして、登録が完了すると、仲介装置 500aは、指示ID「vw74tb24」を仮想人格管理装置4 00へ送信し、この指示IDに対応する工程が完 した旨を通知する(ステップS26)。

 仮想人格管理装置400は、仲介装置500aから の通知を受信すると、指示ID「vw74tb24」に対 するデータを契約管理データ423から検索し 検索されたデータのステータスの値を「処 済み」に更新して当該の工程が完了したこ を記録する。そして、仮想人格管理装置400 、次の工程を特定する。この例において次 工程は、工程番号「10001」の工程の次工程で ある工程番号「10002」の工程である。

 続いて、仮想人格管理装置400は、完了し 工程の指示IDである「vw74tb24」を次工程の指 示IDである「g5u6uw56」へ付け替えるように仲 装置500aに指示し、仲介装置500aは、この指示 に従って送金為替31の指示IDを「vw74tb24」から 「g5u6uw56」へ変更する(ステップS27)。

 なお、上記の説明においては、実人格管 装置300aから利用者Bへ向けて電子メールと て指示データ21bを送信することとしたが、 示データ21bの伝達方式はこれに限らない。 えば、指示データ21bを印刷して郵送するこ としてもよいし、パスワード管理されたWEB ージ上で利用者Bが指示データ21bを参照する ととしてもよい。

 また、上記の説明においては、利用者Bが 金融機関3aに代金の振込みを依頼することと たが、利用者Bが予め実人格管理装置300aに 録した設定に基づいて、指示データ21aを受 した実人格管理装置300aが、利用者Bにその内 容を通知することなく、金融機関3aに振込み 依頼することとしてもよい。

 また、上記の説明においては、振込み時 振込人名として指示IDをしていることによ 、仲介センタ4aに指示IDを通知することした 、他の手法を用いて仲介センタ4aに指示IDを 通知することしてもよい。

 図9は、本実施例に係る取引方法における 代金受け取りまでの処理の流れを示す図であ る。仮想人格管理装置400は、工程番号「10001 の工程の次工程が、工程番号「10002」の工 であることを特定すると、この工程を実行 せるために「金銭受取」という指示データ イプの指示データ22aを生成する(ステップS31) 。

 仮想人格管理装置400は、指示データ22aを 成すると、発送依頼先の値が示す実人格管 装置300bへ送信する(ステップS32)。実人格管 装置300bは、仮想人格ID「ABC」を送信先とす 指示データ22aを受信すると、必要な置換を って、利用者Aを送信先とする指示データ22b を生成し、これをメール送信する(ステップS3 3)。

 利用者Aは、利用者端末100aで指示データ22 bを受信すると、指示データ22bに含まれる指 ID「g5u6uw56」等の情報と自身が開設している 座の情報とを提示して金融機関3bに代金の 落しを依頼する(ステップS34)。そして、金融 機関3bは、仲介センタ4aに指示ID「g5u6uw56」を 知するとともに、代金を利用者Aの口座へ入 金するように依頼する(ステップS35)。

 仲介センタ4aは、通知された指示ID「g5u6uw 56」に対応する送金為替31が仲介装置500aに登 されており、入金を依頼された金額が送金 替31に一致することを確認すると、依頼さ た金額を指定された口座へ入金する(ステッ S36)。そして、仲介装置500aは、指示ID「g5u6uw 56」を仮想人格管理装置400へ送信し、この指 IDに対応する工程が完了した旨を通知する( テップS37)。

 仮想人格管理装置400は、仲介装置500aから の通知を受信すると、指示ID「g5u6uw56」に対 するデータを契約管理データ423から検索し 検索されたデータのステータスの値を「処 済み」に更新して当該の工程が完了したこ を記録する。そして、仮想人格管理装置400 、次の工程を特定する。この例において次 工程は、工程番号「10002」の工程の次工程で ある工程番号「10003」の工程である。

 なお、上記の説明においては、実人格管 装置300bから利用者Aへ向けて電子メールと て指示データ22bを送信することとしたが、 示データ22bの伝達方式はこれに限らない。 た、上記の説明においては、利用者Aが金融 関3bに代金の引落しを依頼することとした 、利用者Aが予め実人格管理装置300bに登録し た設定に基づいて、指示データ22aを受信した 実人格管理装置300bが、利用者Aにその内容を 知することなく、金融機関3bに引落しを依 することとしてもよい。

 図10は、本実施例に係る取引方法におけ 物品送付までの処理の流れを示す図である 仮想人格管理装置400は、工程番号「10002」の 工程の次工程が、工程番号「10003」の工程で ることを特定すると、この工程を実行させ ために「物品送付」という指示データタイ の指示データ23aを生成する(ステップS41)。

 仮想人格管理装置400は、指示データ23aを 成すると、発送依頼先の値が示す実人格管 装置300bへ送信する(ステップS42)。実人格管 装置300bは、仮想人格ID「ABC」を送信先とす 指示データ23aを受信すると、必要な置換を って、利用者Aを送信先とする指示データ23b を生成し、これをメール送信する(ステップS4 3)。

 利用者Aは、利用者端末100aで指示データ23 bを受信すると、指示データ23bに含まれる指 ID「hg64uoh3」を指定して運送業者5aに落札品41 の送付を依頼する(ステップS44)。そして、運 業者5aは、指示IDが「hg64uoh3」であることを す配送用の荷札を落札品41に貼付し、それ 仲介センタ4bへ運送する(ステップS45)。

 仲介センタ4bは、落札品41が搬入されると 、配送用の荷札から指示IDを特定し、特定し 指示IDと落札品41の保管場所を対応付けて、 仲介装置500bに登録する。そして、登録が完 すると、仲介装置500bは、指示ID「hg64uoh3」を 仮想人格管理装置400へ送信し、この指示IDに 応する工程が完了した旨を通知する(ステッ プS46)。

 仮想人格管理装置400は、仲介装置500bから の通知を受信すると、指示ID「hg64uoh3」に対 するデータを契約管理データ423から検索し 検索されたデータのステータスの値を「処 済み」に更新して当該の工程が完了したこ を記録する。そして、仮想人格管理装置400 、次の工程を特定する。この例において次 工程は、工程番号「10003」の工程の次工程で ある工程番号「10004」の工程である。

 続いて、仮想人格管理装置400は、完了し 工程の指示IDである「hg64uoh3」を次工程の指 示IDである「j54u7567」へ付け替えるように仲 装置500bに指示し、仲介装置500bは、この指示 に従って記憶している指示ID「hg64uoh3」を「j5 4u7567」へ変更するとともに、落札品41に貼付 れている配送用の荷札を、「j54u7567」とい 指示IDが記載された別の配送用の荷札と付け 替えさせる(ステップS47)。

 なお、上記の説明においては、実人格管 装置300bから利用者Aへ向けて電子メールと て指示データ23bを送信することとしたが、 示データ23bの伝達方式はこれに限らない。

 図11は、本実施例に係る取引方法におけ 物品受け取りまでの処理の流れを示す図で る。仮想人格管理装置400は、工程番号「10003 」の工程の次工程が、工程番号「10004」の工 であることを特定すると、この工程を実行 せるために「物品受取」という指示データ イプの指示データ24aを生成する(ステップS51 )。

 仮想人格管理装置400は、指示データ24aを 成すると、発送依頼先の値が示す実人格管 装置300aへ送信する(ステップS52)。実人格管 装置300aは、仮想人格ID「XYZ」を送信先とす 指示データ24aを受信すると、必要な置換を って、利用者Bを送信先とする指示データ24b を生成し、これをメール送信する(ステップS5 3)。

 利用者Bは、利用者端末100bで指示データ24 bを受信すると、指示データ24bに含まれる指 ID「j54u7567」を指定して運送業者5bに落札品41 の運送を依頼する(ステップS54)。そして、運 業者5bは、仲介センタ4bへ赴いて、指示ID「j 54u7567」に対応する落札品41を引き渡すように 依頼する(ステップS55)。

 仲介センタ4bは、依頼された指示ID「j54u75 67」が仲介装置500bに登録されていることを確 認すると、依頼された落札品41を運送業者5b 引き渡し、運送業者5bが落札品41を利用者Bま で運送する(ステップS56)。そして、仲介装置5 00bは、指示ID「j54u7567」を仮想人格管理装置40 0へ送信し、この指示IDに対応する工程が完了 した旨を通知する(ステップS57)。

 仮想人格管理装置400は、仲介装置500bから の通知を受信すると、指示ID「j54u7567」に対 するデータを契約管理データ423から検索し 検索されたデータのステータスの値を「処 済み」に更新して当該の工程が完了したこ を記録する。そして、仮想人格管理装置400 、次の工程を特定する。この例において次 工程は、存在しないため、ここで契約が完 したことになる。

 なお、上記の説明においては、実人格管 装置300aから利用者Bへ向けて電子メールと て指示データ24bを送信することとしたが、 示データ24bの伝達方式はこれに限らない。 た、上記の説明においては、利用者Bが運送 者5bに落札品41の運送を依頼することとした が、利用者Bが予め実人格管理装置300aに登録 た設定に基づいて、指示データ24aを受信し 実人格管理装置300aが、利用者Bにその内容 通知することなく、運送業者5bに運送を依頼 することとしてもよい。

 このように、本実施例に係る取引方法で 、取引に関わる当事者の一方のみが作業に わるように工程が細分化され、細分化され 工程毎にユニークな指示IDが割り当てられ 、この指示IDだけで各工程が識別される。ま た、工程の実行を指示する指示データは、そ れぞれ異なるタイミングで実人格管理装置300 を経由して利用者に送信される。このため、 利用者は、実人格と仮想人格IDの対応や工程 仮想人格IDの対応を金融機関や運送業者等 第3者に知られることなく、匿名で安全にサ ビスを利用することができる。

 次に、図1に示した実人格管理装置300a、 想人格管理装置400および仲介装置500aの構成 ついて説明する。なお、実人格管理装置300b および300cは、実人格管理装置300aと同様の構 を有し、仲介装置500bは、仲介装置500aと同 の構成を有する。

 図12は、実人格管理装置300aの構成を示す 能ブロック図である。同図に示すように、 人格管理装置300aは、制御部310と、記憶部320 と、ネットワークインターフェース部330とを 有する。ネットワークインターフェース部330 は、ネットワーク2を介して他の装置と情報 やりとりするためのインターフェース装置 ある。

 制御部310は、実人格管理装置300aを全体制 御する制御部であり、実人格情報取得部311と 、指示データ転送部312とを有する。実人格情 報取得部311は、記憶部320に記憶されている実 人格情報321から、仮想人格IDに対応する実人 の個人情報を取得する処理部である。指示 ータ転送部312は、仮想人格管理装置400から 示データが送信された場合に、指示データ 含まれる仮想人格IDに対応する実人格の個 情報を実人格情報取得部311に取得させ、取 された個人情報に基づいて必要な置換処理 施した指示データを送信先へ転送する処理 である。

 記憶部320は、各種情報を記憶する記憶装 であり、実人格情報321を記憶する。実人格 報321については、既に説明済みであるので 明を省略する。

 図13は、仮想人格管理装置400の構成を示 機能ブロック図である。同図に示すように 仮想人格管理装置400は、制御部410と、記憶 420と、ネットワークインターフェース部430 を有する。ネットワークインターフェース 430は、ネットワーク2を介して他の装置と情 をやりとりするためのインターフェース装 である。

 制御部410は、仮想人格管理装置400を全体 御する制御部であり、実人格管理装置応答 411と、契約情報受付部412と、契約管理デー 生成部413と、進捗管理部414と、指示データ 成部415と、指示データ送信部416を有する。 人格管理装置応答部411は、仮想人格IDに対 する実人格の個人情報がどの実人格管理装 300において管理されているかの問合せが他 装置からあった場合に、記憶部420に記憶さ ている仮想人格情報421を参照して、該当す 実人格管理装置300を応答する処理部である

 契約情報受付部412は、契約の内容を示す 約情報11と、仮想人格IDを使用する利用者が その契約に合意していることを示す合意証明 書12とをサービス提供装置200から受け付け、 れらの正当性を確認する処理部である。契 管理データ生成部413は、サービス提供装置2 00によって正当性を確認された契約情報11が す契約を実行するために必要な工程を管理 るためのデータを生成し、記憶部420の契約 理データ423へ格納する処理部である。

 進捗管理部414は、契約管理データ生成部4 13によって契約管理データ423へ格納されたデ タに基づいて各工程の進捗を管理する処理 である。進捗管理部414の処理手順の詳細に いては後述する。指示データ生成部415は、 捗管理部414の指示に従って指示データを生 する処理部であり、指示データ送信部416は 指示データ生成部415によって生成された指 データを所定の実人格管理装置300へ送信す 処理部である。

 記憶部420は、各種情報を記憶する記憶装 であり、仮想人格情報421と、工程マスタ422 、契約管理データ423と、処理済契約管理デ タ424と、指示データテンプレート425とを記 する。処理済契約管理データ424は、契約が 了し、契約管理データ423から削除されたデ タを格納する。仮想人格情報421、工程マス 422、契約管理データ423および指示データテ プレート425については、既に説明済みであ ので説明を省略する。

 図14は、仲介装置500aの構成を示す機能ブ ック図である。同図に示すように、仲介装 500aは、制御部510と、ネットワークインター フェース部520とを有する。ネットワークイン ターフェース部520は、ネットワーク2を介し 他の装置と情報をやりとりするためのイン ーフェース装置である。

 制御部510は、仲介装置500aを全体制御する 制御部であり、完了通知部511と、指示ID付替 512とを有する。完了通知部511は、ある指示I Dに対応する工程が完了した場合に、その旨 仮想人格管理装置400へ通知する処理部であ 、指示ID付替部512は、完了通知部511による通 知に対応して指示IDの付替え指示が仮想人格 理装置400から送られた場合に、指示に従っ 指示IDの付替え処理を行う処理部である。

 次に、図13に示した仮想人格管理装置400 処理手順について説明する。図15は、仮想人 格管理装置400の契約情報受付処理の処理手順 を示すフローチャートである。契約情報受付 処理は、契約情報受付部412が契約情報11等を け付けた場合に実行される処理である。

 図15に示すように、契約情報受付部412は 契約情報11と合意証明書12をサービス提供装 200から受信すると(ステップS101)、契約情報1 1に含まれる仮想人格IDが正当であるか否かを 仮想人格情報421を参照して検証する(ステッ S102)。そして、仮想人格IDが正当でなければ( ステップS103否定)、所定のエラー処理を実行 て(ステップS104)、処理を終了する。

 仮想人格IDが正当であれば(ステップS103肯 定)、契約情報受付部412は、合意証明書12が正 当であるかを検証する(ステップS105)。そして 、合意証明書12が正当でなければ(ステップS10 6否定)、所定のエラー処理を実行して(ステッ プS104)、処理を終了する。

 合意証明書12が正当であれば(ステップS106 肯定)、契約管理データ生成部413が、契約情 11に対応する契約番号を発番し(ステップS107) 、仮想人格情報421に設定されている優先度に 基づいて、契約情報11に含まれる仮想人格ID に発送依頼先となる実人格管理装置300を決 する(ステップS108)。ここで、発送依頼先と る実人格管理装置300が同一となる仮想人格ID が複数存在した場合は(ステップS109肯定)、実 人格管理装置300が同一とならないように発送 依頼先となる実人格管理装置300の再選定を試 みる(ステップS110)。具体的には、まず、仮想 人格情報421を参照して、一方の仮想人格IDに 応する実人格管理装置300のうち最も優先度 高い実人格管理装置300をその仮想人格IDに 応する発送依頼先として選定する。そして 他方の仮想人格IDに対応する実人格管理装置 300のうち、未選定で、かつ、最も優先度が高 い実人格管理装置300をその仮想人格IDに対応 る発送依頼先として選定する。ここで、他 の仮想人格IDに対応する実人格管理装置300 1つしかなければ、未選定であるか否かに関 らず、その実人格管理装置300をその仮想人 IDに対応する発送依頼先として選定する。 お、いずれかの側が金銭を支払う取引の場 は、金銭を支払う側の仮想人格IDに対応する 発送依頼先を先に選定し、さもなければ、仮 想人格情報421に登録されている実人格管理装 置300が少ない側の仮想人格IDに対応する発送 頼先を先に選定する。

 そして、契約管理データ生成部413は、工 マスタ422から契約種別が一致する行を取得 (ステップS111)、該当行があれば(ステップS11 2肯定)、ユニークな指示IDを発番し(ステップS 113)、契約情報11に含まれる情報を用いて指示 データパラメータの置換を行い(ステップS114) 、発番した指示IDや指示データパラメータ等 契約管理データ423へ追加する(ステップS115) そして、ステップS111から処理を再開し、該 当行がなくなれば(ステップS112否定)、処理を 終了する。

 図16は、仮想人格管理装置400の契約管理 ータ監視処理の処理手順を示すフローチャ トである。契約管理データ監視処理は、進 管理部414によって定期的に実行される処理 ある。図16に示すように、進捗管理部414は、 契約管理データ423を1行取得し(ステップS201) 取得できたならば(ステップS202肯定)、工程 スタ422から工程番号が一致する行を取得す (ステップS203)。

 そして、取得した情報に対応する工程が 点であり、かつ、指示データが未発行であ ば、すなわち、工程マスタ422から取得され 行における起点の値が「Y」であり、契約管 理データ423から取得された行におけるステー タスの値が「未発行」であれば(ステップS204 定)、指示データ生成部415が、指示データを 生成する。具体的には、指示データ生成部415 は、工程マスタ422から取得された行における 指示データタイプの値に対応するテンプレー トを指示データテンプレート425から取得し、 取得されたテンプレートと、進捗管理部414に よって取得された情報とに基づいて指示デー タを生成する。そして、指示データ送信部416 が、生成された指示データを、契約管理デー タ423から取得された行における発送依頼先の 値が示す実人格管理装置300へ送信する(ステ プS205)。

 指示データの送信後、進捗管理部414は、 テップS201で契約管理データ423から取得した 行のステータスを「発行済み」に更新し、指 示データ発行日に現在の日付を設定する(ス ップS206)。そして、進捗管理部414は、ステッ プS201へ戻って処理を再開する。

 一方、取得した情報に対応する工程が起 でなかった場合、もしくは、指示データが 発行でなかった場合は(ステップS204否定)、 捗管理部414は、取得した情報に対応する工 の指示データが発行済みであり、かつ、期 切れであるか、すなわち、契約管理データ4 23から取得された行におけるステータスの値 「発行済み」であり、契約管理データ423か 取得された行における指示データ発行日の 付に、工程マスタ422から取得された行にお る期限の日数を加えた日付が現在の日付よ も前であるかを確認する。そして、取得し 情報に対応する工程の指示データが発行済 でなかった場合、もしくは、期限切れでな った場合は(ステップS207否定)、進捗管理部4 14は、ステップS201へ戻って処理を再開する。

 取得した情報に対応する工程の指示デー が発行済みであり、かつ、期限切れであっ 場合(ステップS207肯定)、進捗管理部414は、 テップS201で契約管理データ423から取得した 行のステータスを「期限切れ」に更新する( テップS208)。そして、工程マスタ422から取得 された行の回復工程と同一の値を工程番号と して有する行を工程マスタ422から取得するこ とによって、回復工程に対応する行を工程マ スタ422から取得し(ステップS209)、ステップS20 1で契約管理データ423から取得された行の契 番号と同一の値を契約番号として有し、ス ップS203で工程マスタ422から取得された行の 復工程と同一の値を工程番号として有する を契約管理データ423から取得することによ て、回復工程に対応する行を契約管理デー 423から取得する(ステップS210)。

 そして、ステップS209において工程マスタ 422から取得された行が契約不成立を示すもの であれば(ステップS211肯定)、進捗管理部414は 、所定のエラー処理を実行した後(ステップS2 12)、ステップS201へ戻って処理を再開する。

 一方、ステップS209において工程マスタ422 から取得された行が契約不成立を示すもので なければ(ステップS211否定)、指示データ生成 部415が、指示データを生成する。具体的には 、指示データ生成部415は、ステップS209にお て工程マスタ422から取得された行における 示データタイプの値に対応するテンプレー を指示データテンプレート425から取得し、 得されたテンプレートと、ステップS209とス ップS210において進捗管理部414によって取得 された情報とに基づいて指示データを生成す る。そして、指示データ送信部416が、生成さ れた指示データを、ステップS210において契 管理データ423から取得された行における発 依頼先の値が示す実人格管理装置300へ送信 る(ステップS213)。

 指示データの送信後、進捗管理部414は、 テップS210で契約管理データ423から取得した 行のステータスを「発行済み」に更新し、指 示データ発行日に現在の日付を設定する(ス ップS214)。そして、進捗管理部414は、ステッ プS201へ戻って処理を再開する。

 こうして手順を繰り返し実行し、契約管 データ423の全ての行を処理し終えたならば( ステップS202否定)、処理を終了する。

 図17は、仮想人格管理装置400の工程管理 理の処理手順を示すフローチャートである 工程管理処理は、進捗管理部414によって常 実行される処理である。図17に示すように、 進捗管理部414は、仲介装置500等から工程の完 了通知が送信されるのを待ち受ける(ステッ S301)。そして、完了通知を受信すると(ステ プS302肯定)、完了を通知された指示IDに対応 る行を契約管理データ423から検索し、該当 る行のステータスを「処理済み」に更新す とともに(ステップS303)、指示データ処理日 現在の日付を設定する(ステップS304)。

 そして、進捗管理部414は、契約管理デー 423から検索された行の工程番号と同一の値 工程番号として有する行を工程マスタ422か 取得し、さらに取得された行の次工程と同 の値を工程番号として有する行を工程マス 422から取得することによって、次工程に対 する行を工程マスタ422から取得し(ステップ S305)、契約管理データ423から検索された行の 約番号と同一の値を契約番号として有し、 テップS305で工程マスタ422から取得された行 の工程番号と同一の値を工程番号として有す る行を契約管理データ423から取得することに よって、次工程に対応する行を契約管理デー タ423から取得する(ステップS306)。

 そして、次工程が存在した場合は(ステッ プS307肯定)、指示データ生成部415が、指示デ タを生成する。具体的には、指示データ生 部415は、ステップS305において工程マスタ422 から取得された行における指示データタイプ の値に対応するテンプレートを指示データテ ンプレート425から取得し、取得されたテンプ レートと、ステップS305とステップS306におい 進捗管理部414によって取得された情報とに づいて指示データを生成する。そして、指 データ送信部416が、生成された指示データ 、ステップS306において契約管理データ423か ら取得された行における発送依頼先の値が示 す実人格管理装置300へ送信し(ステップS308)、 ステップS306で契約管理データ423から取得し 行のステータスを「発行済み」に更新する

 そして、完了を通知された工程が、仲介 ンタへの入金もしくは入荷に対応する工程 あった場合は(ステップS310肯定)、進捗管理 414は、次工程の指示ID、すなわち、ステッ S306において契約管理データ423から取得され 行における指示IDの値を、完了を通知した 介装置500へ送信し、指示IDの付け替え処理を 行うように指示する(ステップS311)。そして、 進捗管理部414は、ステップS301へ戻って処理 再開する。完了を通知された工程が、仲介 ンタへの入金もしくは入荷に対応する工程 なかった場合は(ステップS310否定)、進捗管 部414は、付け替え処理の実行を指示するこ なく、ステップS301へ戻って処理を再開する

 また、完了を通知された工程の次工程が 在しなかった場合は(ステップS307否定)、当 の工程と同一の契約番号の工程の中に実行 のものがなければ、すなわち、ステータス 「発行済み」のものがなければ、進捗管理 414は、完了を通知された工程と同一契約番 の行を契約管理データ423から処理済契約管 データ424へ移動させる(ステップS312)。そし 、進捗管理部414は、ステップS301へ戻って処 理を再開する。

 なお、図1に示した各種装置の構成は、本 発明の要旨を逸脱しない範囲で種々に変更す ることができる。例えば、図1に示した各種 置の機能をソフトウェアとして実装し、こ をコンピュータで実行することにより、図1 示した各種装置と同等の機能を実現するこ もできる。以下に、仮想人格管理装置400の 能をソフトウェアとして実装した仮想人格 理プログラム1071を実行するコンピュータ100 0を例として、これらのソフトウェアを実行 るコンピュータの構成を示す。

 図18は、仮想人格管理プログラム1071を実 するコンピュータ1000を示す機能ブロック図 である。このコンピュータ1000は、各種演算 理を実行するCPU(Central Processing Unit)1010と、 ーザからのデータの入力を受け付ける入力 置1020と、各種情報を表示するモニタ1030と 記録媒体からプログラム等を読み取る媒体 取り装置1040と、ネットワークを介して他の ンピュータとの間でデータの授受を行うネ トワークインターフェース装置1050と、各種 情報を一時記憶するRAM(Random Access Memory)1060 、ハードディスク装置1070とをバス1080で接続 して構成される。

 そして、ハードディスク装置1070には、図 13に示した制御部410と同様の機能を有する仮 人格管理プログラム1071と、図13に示した記 部420に記憶される各種データに対応する仮 人格管理用データ1072とが記憶される。なお 、仮想人格管理用データ1072を、適宜分散さ 、ネットワークを介して接続された他のコ ピュータに記憶させておくこともできる。

 そして、CPU1010が仮想人格管理プログラム 1071をハードディスク装置1070から読み出してR AM1060に展開することにより、仮想人格管理プ ログラム1071は、仮想人格管理プロセス1061と て機能するようになる。そして、仮想人格 理プロセス1061は、仮想人格管理用データ107 2から読み出した情報等を適宜RAM1060上の自身 割り当てられた領域に展開し、この展開し データ等に基づいて各種データ処理を実行 る。

 なお、上記の仮想人格管理プログラム1071 は、必ずしもハードディスク装置1070に格納 れている必要はなく、CD-ROM等の記憶媒体に 憶されたこのプログラムを、コンピュータ10 00が読み出して実行するようにしてもよい。 た、公衆回線、インターネット、LAN(Local Ar ea Network)、WAN(Wide Area Network)等を介してコン ピュータ1000に接続される他のコンピュータ( たはサーバ)等にこのプログラムを記憶させ ておき、コンピュータ1000がこれらからプロ ラムを読み出して実行するようにしてもよ 。

 上述してきたように、本実施例では、仲 センタを介して金品等の受け渡しを行うこ としたので、取引相手や仲介者に個人情報 知られることなく、安全に取引を行うこと できる。また、工程毎に異なる値の指示ID 発行することとしたので、同一の業者が金 の受け渡しを仲介した場合であっても、そ 業者に各工程の関連を知られることがなく 全に取引を行うことができる。

 実施例1では、ネットオークションによっ て成立した取引を実行するために本願の開示 する取引方法および取引システムを利用する 例を示したが、本願の開示する取引方法およ び取引システムは、これ以外にも様々な用途 に用いることができる。本実施例では、本願 の開示する取引方法および取引システムの用 途について、他の具体例を示す。

 図19は、仮想人格管理装置400の取引管理 能の概要を示す図である。同図に示すよう 、仮想人格管理装置400は、契約管理データ42 3に基づいて契約を完了させるために必要な 種インタラクションの実行を管理する。こ でいうインタラクションとは、当事者間で 物品、金銭、情報等の授受を意味し、広い 味での取引に相当する。仮想人格管理装置40 0は、契約に含まれる任意のインタラクショ の組合せの実行を管理することができる。

 図20-1は、仮想人格間の物品売買契約を管 理するために仮想人格管理装置400に登録され る情報の一例を論理的に示した図である。図 20-1に示す情報は、契約の当事者に関する情 と契約内容を示す情報に加えて、物品送付 インタラクションのための情報と、金銭送 のインタラクションのための情報と、メー 連絡のインタラクションのための情報とが まれている。すなわち、図20-1に示す情報は 物品売買契約を管理するために、物品送付 インタラクションと、金銭送付のインタラ ションと、メール連絡のインタラクション が必要であることを示している。以下に、 インタラクションにおける処理の流れを示 。

 図21-1は、物品送付のインタラクションに おける処理の流れの一例を示す図である。同 図に示す例では、まず、仮想人格管理装置400 が、送付側の当事者に対して物品の送付を指 示する指示データを作成し、その当事者に対 応する実人格管理装置である実人格管理装置 300aへ送信する(ステップS1101)。そして、実人 管理装置300aは、指示データの所定部分を送 付側の当事者の個人情報に置き換えて、その 当事者へ転送する(ステップS1102)。

 実人格管理装置300aから指示データを受信 した当事者は、受信した指示データに含まれ る指示IDを運送業者Aに伝えて、物品の運送を 依頼する(ステップS1103)。運送業者Aは、指示I Dが記載された荷札を貼付する等して物品と 示IDの対応が分かる状態にして、物品を仲介 センタへ運送する(ステップS1104)。

 仲介センタは、運送された物品に対応す 指示IDを仲介装置500bへ登録する。これによ 、運送された物品に対応する指示IDが、仲 装置500bから仮想人格管理装置400へ送信され (ステップS1105)。そして、仮想人格管理装置 400は、受信した指示IDに対応する作業が完了 た旨を契約管理データ423に記録するととも 、受取側の当事者宛の指示データに含める 示IDを仲介装置500bへ送信し、運送された物 に対応する指示IDをその指示IDに置き換える ように指示する(ステップS1106)。

 続いて、仮想人格管理装置400が、受取側 当事者に対して物品の受け取りを指示する 示データを作成し、その当事者に対応する 人格管理装置である実人格管理装置300bへ送 信する(ステップS1107)。そして、実人格管理 置300bは、指示データの所定部分を受取側の 事者の個人情報に置き換えて、その当事者 転送する(ステップS1108)。

 実人格管理装置300bから指示データを受信 した当事者は、受信した指示データに含まれ る指示IDを運送業者Bに伝えて、物品の運送を 依頼する(ステップS1109)。運送業者Bは、仲介 ンタへ行き、指示IDを伝えて、その指示IDに 対応する物品の引渡しを要求する(ステップS1 110)。仲介センタは、指示IDを仲介装置500bに 力して対応する物品が保管されているかを 認し、対応する物品があればそれを運送業 に引き渡す(ステップS1111)。そして、運送業 Bは、引き渡された物品を当事者まで届ける (ステップS1112)。

 また、入力された指示IDに対応する物品 保管されていることを確認した仲介装置500b 、入力された指示IDを仮想人格管理装置400 送信する。そして、仮想人格管理装置400は 送信した指示IDに対応する作業が完了した旨 を契約管理データ423に記録する(ステップS1113 )。

 図22は、金銭送付のインタラクションに ける処理の流れの一例を示す図である。同 に示す例では、まず、仮想人格管理装置400 、送付側の当事者に対して金銭の送付を指 する指示データを作成し、その当事者に対 する実人格管理装置である実人格管理装置30 0aへ送信する(ステップS1401)。そして、実人格 管理装置300aは、指示データの所定部分を送 側の当事者の個人情報に置き換えて、その 事者へ転送する(ステップS1402)。

 実人格管理装置300aから指示データを受信 した当事者は、受信した指示データに含まれ る指示IDと、金額と、自身の口座番号を金融 関Aに伝えて、金銭の送付を依頼する(ステ プS1403)。金融機関Aは、指定された金額の金 を仲介センタへ振り込むとともに、指定さ た指示IDを仲介センタへ伝える(ステップS140 4)。

 仲介センタは、振り込まれた金銭の金額 対応する指示IDとともに仲介装置500aへ登録 る。これにより、振り込まれた金銭に対応 る指示IDが、仲介装置500aから仮想人格管理 置400へ送信される(ステップS1405)。そして、 仮想人格管理装置400は、受信した指示IDに対 する作業が完了した旨を契約管理データ423 記録するとともに、受取側の当事者宛の指 データに含める指示IDを仲介装置500aへ送信 、振り込まれた金銭に対応する指示IDをそ 指示IDに置き換えるように指示する(ステッ S1406)。

 続いて、仮想人格管理装置400が、受取側 当事者に対して金銭の受け取りを指示する 示データを作成し、その当事者に対応する 人格管理装置である実人格管理装置300bへ送 信する(ステップS1407)。そして、実人格管理 置300bは、指示データの所定部分を受取側の 事者の個人情報に置き換えて、その当事者 転送する(ステップS1408)。

 実人格管理装置300bから指示データを受信 した当事者は、受信した指示データに含まれ る指示IDと、金額と、自身の口座番号を金融 関Bに伝えて、金銭の引落しを依頼する(ス ップS1409)。金融機関Bは、仲介センタへ指示I D等を伝えて、その指示IDに対応する金銭の引 落しを要求する(ステップS1410)。仲介センタ 、指示IDと金額を仲介装置500aに入力して対 する金銭が保管されているかを確認し、対 する金銭があればそれを指定された口座へ り込む(ステップS1411)。

 また、入力された指示IDに対応する金銭 保管されていることを確認した仲介装置500a 、入力された指示IDを仮想人格管理装置400 送信する。そして、仮想人格管理装置400は 送信した指示IDに対応する作業が完了した旨 を契約管理データ423に記録する(ステップS1412 )。

 図25は、メール連絡のインタラクション おける処理の流れの一例を示す図である。 図に示す例では、まず、仮想人格管理装置40 0が、送信側の当事者に対してメールの送付 指示する指示データを作成し、その当事者 対応する実人格管理装置である実人格管理 置300aへ送信する(ステップS1801)。そして、実 人格管理装置300aは、指示データの所定部分 送付側の当事者の個人情報に置き換えて、 の当事者へ転送する(ステップS1802)。

 実人格管理装置300aから指示データを受信 した当事者は、メール本文を作成し、受信し た指示データに含まれる指示IDを付加して、 介センタへ送信する(ステップS1803)。

 仲介センタの仲介装置500eは、送信された メールに付加された指示IDを取得し、仮想人 管理装置400へ送信する(ステップS1804)。そし て、仮想人格管理装置400は、受信した指示ID 対応する作業が完了した旨を契約管理デー 423に記録するとともに、受信側の当事者宛 指示データに含める指示IDを仲介装置500eへ 信し、送信側の当事者から送信されたメー に付加された指示IDをその指示IDに置き換え るように指示する(ステップS1805)。

 メールに付加された指示IDを置換した仲 装置500eは、置換後の指示IDを仮想人格管理 置400へ送信して、その指示IDに対応する当事 者、すなわち、受信側の当事者のメールアド レスを問い合せる(ステップS1806)。そして、 想人格管理装置400は、受信側の当事者の仮 人格IDに対応するメールアドレスを、受信側 の当事者に対応する実人格管理装置である実 人格管理装置300bに問合せ、得られたメール ドレスを仲介装置500eへ応答する(ステップS18 07)。そして、仲介装置500eは、応答されたメ ルアドレスを送信先として、送信されたメ ルを転送する。このとき、仲介装置500eは、 ールの送信者を秘匿するために、メールの 信元アドレスを自身のメールアドレスに置 換える(ステップS1808)。

 仮想人格管理装置400は、送信側の当事者 の指示データを作成するのとほぼ同じタイ ングで、受信側の当事者に対して、メール よる連絡がある旨を伝える指示データを作 し、その当事者に対応する実人格管理装置 ある実人格管理装置300bへ送信する(ステッ S1809)。そして、実人格管理装置300bは、指示 ータの所定部分を受信側の当事者の個人情 に置き換えて、その当事者へ転送する(ステ ップS1810)。

 実人格管理装置300bから指示データを受信 した当事者は、メールを取得して、指示デー タに含まれる指示IDが付加されたメールを探 出し、該当するメールがあれば、その内容 確認する(ステップS1811)。

 なお、メールに代えて、電話によって当 者間で連絡を取ることもできる。図26は、 話連絡のインタラクションにおける処理の れの一例を示す図である。同図に示す例で 、まず、仮想人格管理装置400が、着呼側の 事者に対して電話連絡がある旨を通知する 示データを作成し、その当事者に対応する 人格管理装置である実人格管理装置300bへ送 する(ステップS1901)。そして、実人格管理装 置300bは、指示データの所定部分を着呼側の 事者の個人情報に置き換えて、その当事者 転送する(ステップS1902)。

 また、仮想人格管理装置400は、発呼側の 事者に対して電話連絡の実施を指示する指 データを作成し、その当事者に対応する実 格管理装置である実人格管理装置300aへ送信 する(ステップS1903)。そして、実人格管理装 300aは、指示データの所定部分を発呼側の当 者の個人情報に置き換えて、その当事者へ 送する(ステップS1904)。実人格管理装置300a ら電話連絡実施の指示データを受信した当 者は、仲介装置500fへ発呼し、受信した指示 ータに含まれる指示IDをダイヤルキーで入 する(ステップS1905)。

 仲介装置500fは、入力された指示IDを取得 、仮想人格管理装置400へ送信する(ステップ S1906)。そして、仮想人格管理装置400は、着呼 側の当事者宛の指示データに含めた指示IDを 介装置500fへ送信する(ステップS1907)。

 仲介装置500fは、受信した指示IDを仮想人 管理装置400へ送信して、その指示IDに対応 る当事者、すなわち、着呼側の当事者の電 番号を問い合せる(ステップS1908)。そして、 想人格管理装置400は、着呼側の当事者の仮 人格IDに対応する電話番号を、着呼側の当 者に対応する実人格管理装置である実人格 理装置300bに問合せ、得られた電話番号を仲 装置500fへ応答する(ステップS1909)。

 そして、仲介装置500fは、応答された電話 番号を指定して発呼する。そして、呼が確立 すると、仮想人格管理装置400から応答された 着呼側の指示IDを音声で通知した後、発呼側 呼と着呼側の呼を接続し、当事者間での通 を可能にする(ステップS1910)。そして、仲介 装置500fは、発呼側と着呼側の指示IDを仮想人 格管理装置400へ送信して電話連絡が実施され た旨を通知し、仮想人格管理装置400は、送信 された指示IDに対応する作業が完了した旨を 約管理データ423に記録する(ステップS1911)。

 なお、上記の説明では、物品売買契約に いて双方の当事者が仮想人格である場合の を示したが、一方の当事者が実人格であっ もよい。図20-2は、仮想人格と実人格間の物 品売買契約を管理するために仮想人格管理装 置400に登録される情報の一例を論理的に示し た図である。同図に示す情報では、送付側の 当事者が実人格となっている。

 図21-2は、送付側の当事者が実人格である 場合の物品送付のインタラクションにおける 処理の流れの一例を示す図である。同図に示 す例では、仮想人格管理装置400が、送付側の 当事者に対して物品の送付を指示する指示デ ータを作成し、実人格管理装置300を介すこと なく、作成した指示データを当事者に送信し ている(ステップS1201)。これは、送付側の当 者が実人格であり、必要な個人情報が契約 報11等において開示されており、実人格管理 装置300における個人情報の置換が不要になっ ているためである。なお、ステップS1202~ステ ップS1212の処理は、図21-1に示したステップS11 03~ステップS1113の処理と同一である。

 なお、送付側でなく、受取側の当事者が 人格であってもよい。図21-3は、受取側の当 事者が実人格である場合の物品送付のインタ ラクションにおける処理の流れの一例を示す 図である。同図に示す例では、仮想人格管理 装置400が、受取側の当事者に対して物品の受 け取りを指示する指示データを作成し、実人 格管理装置300を介すことなく、作成した指示 データを当事者に送信している(ステップS1307 )。これは、受取側の当事者が実人格であり 必要な個人情報が契約情報11等において開示 されており、実人格管理装置300における個人 情報の置換が不要になっているためである。 なお、ステップS1301~ステップS1306の処理は、 21-1に示したステップS1101~ステップS1106の処 と同一であり、ステップS1308~ステップS1312 処理は、図21-1に示したステップS1109~ステッ S1113の処理と同一である。

 図20-3は、予約サービスの契約を管理する ために仮想人格管理装置400に登録される情報 の一例を論理的に示した図である。図20-3に す情報は、ホテルの予約サービスの契約を 理するための情報であり、契約の当事者に する情報と契約内容を示す情報に加えて、 人確認のインタラクションのための情報と メール連絡のインタラクションのための情 とが含まれている。すなわち、図20-3に示す 報は、予約サービスの契約を管理するため 、当人確認のインタラクションと、メール 絡のインタラクションとが必要であること 示している。メール連絡のインタラクショ の処理の流れについては既に説明したので 以下に、当人確認のインタラクションにお る処理の流れを示す。

 図23-1は、当人確認のインタラクションに おける処理の流れの一例を示す図である。同 図に示す例では、まず、仮想人格管理装置400 が、提供側の当事者(ホテル)に対して当人確 を指示する指示データを作成し、その当事 に対応する実人格管理装置である実人格管 装置300bへ送信する(ステップS1501)。そして 実人格管理装置300bは、指示データの所定部 を提供側の当事者の個人情報に置き換えて その当事者へ転送する(ステップS1502)。

 仮想人格管理装置400は、提供側の当事者 の指示データを作成するのとほぼ同じタイ ングで、利用側の当事者(宿泊客)に対して 当人確認を指示する指示データを作成し、 の当事者に対応する実人格管理装置である 人格管理装置300aへ送信する(ステップS1503)。 そして、実人格管理装置300aは、指示データ 所定部分を利用側の当事者の個人情報に置 換えて、その当事者へ転送する(ステップS150 4)。

 そして、利用側の当事者は、提供側の当 者を訪問して予約しているサービスの提供 申し出る(ステップS1505)。これに対して、提 供側の当事者は、ユニークな文字列からなる 本人確認データを生成して、生成した本人確 認データを、申し出のあったサービスに対応 する指示データに含まれる指示IDとともに仲 装置500cへ送信する(ステップS1506)。

 また、提供側の当事者は、生成した本人 認データを利用側の当事者に提示する(ステ ップS1507)。利用側の当事者は、提示された本 人確認データを、自身に送信された指示デー タに含まれる指示IDとともに、自身の携帯端 等を用いて仲介装置500cへ送信する(S1508)。

 仲介装置500cは、送信された指示IDを仮想 格管理装置400へ送信して対応する提供側の 事者の指示IDの提供を求める(ステップS1509) そして、仮想人格管理装置400は、契約管理 ータ423を参照して、該当する契約における 供側の当事者宛の指示データに含めた指示I Dを仲介装置500cへ応答する(ステップS1510)。そ して、仲介装置500cは、利用側の当事者から 信された本人確認データと同一の本人確認 ータとともに提供側の利用者から送信され 指示IDと、仮想人格管理装置400から応答され た指示IDとを比較し、合致すれば予約した当 である旨を提供側の利用者へ応答する(ステ ップS1511)。そして、仲介装置500cは、利用側 提供側の指示IDを仮想人格管理装置400へ送信 して当人確認が完了した旨を通知し、仮想人 格管理装置400は、送信された指示IDに対応す 作業が完了した旨を契約管理データ423に記 する(ステップS1512)。

 なお、上記の説明では、ホテルの予約サ ビスの例を示したが、飛行機や劇場の座席 予約サービス等における当人確認も同様の 理手順で実現できる。また、上記の説明で 、予約サービスの契約において双方の当事 が仮想人格である場合の例を示したが、一 の当事者が実人格であってもよい。図20-4は 、提供側の当事者が実人格である場合に予約 サービスの契約を管理するために仮想人格管 理装置400に登録される情報の一例を論理的に 示した図である。同図に示す情報では、送付 側の当事者が実人格となっている。

 図23-2は、提供側の当事者が実人格である 場合の当人確認のインタラクションにおける 処理の流れの一例を示す図である。同図に示 す例では、仮想人格管理装置400が、提供側の 当事者に対して物品の送付を指示する指示デ ータを作成し、実人格管理装置300を介すこと なく、作成した指示データを当事者に送信し ている(ステップS1601)。これは、提供側の当 者が実人格であり、必要な個人情報が契約 報11等において開示されており、実人格管理 装置300における個人情報の置換が不要になっ ているためである。なお、ステップS1602~ステ ップS1611の処理は、図23-1に示したステップS15 03~ステップS1512の処理と同一である。

 なお、上記の説明は、当事者間で指示ID 開示しないことが前提となっているが、利 側の当事者が自身の指示IDを開示しても構わ ない場合は、処理手順を簡略化することがで きる。すなわち、利用側の当事者が、提供側 の当事者を訪問して予約しているサービスの 提供を申し出る際に指示IDを開示することと れば、提供側の当事者が双方の指示IDを仲 装置500cへ送信して対応が正しいことを確認 ることができ、利用側の当事者が指示IDを 介装置500cへ送信することが不要になる。

 また、上記の説明は、利用側の当事者が 供側の当事者を訪問する予約サービスにお る当人確認の例を示したが、提供側の当事 が利用側の当事者を訪問する訪問サービス おける当人確認も同様の処理手順で実現す ことができる。ここでいう訪問サービスと 、例えば、食品等の宅配サービスや、贈答 の配送サービスである。

 図20-5は、不正回復の契約を管理するため に仮想人格管理装置400に登録される情報の一 例を論理的に示した図である。図20-5に示す 報は、契約の当事者に関する情報と契約内 を示す情報に加えて、記事掲載のインタラ ションのための情報と、金銭送付のインタ クションのための情報と、メール連絡のイ タラクションのための情報とが含まれてい 。すなわち、図20-5に示す情報は、不正回復 契約を管理するために、記事掲載のインタ クションと、金銭送付のインタラクション 、メール連絡のインタラクションとが必要 あることを示している。金銭送付とメール 絡のインタラクションの処理の流れについ は既に説明したので、以下に、記事掲載の ンタラクションにおける処理の流れを示す

 図24は、記事掲載のインタラクションに ける処理の流れの一例を示す図である。同 に示す例では、まず、仮想人格管理装置400 、掲載側の当事者に対して記事掲載を指示 る指示データを作成し、その当事者に対応 る実人格管理装置である実人格管理装置300a 送信する(ステップS1701)。そして、実人格管 理装置300aは、指示データの所定部分を送付 の当事者の個人情報に置き換えて、その当 者へ転送する(ステップS1702)。

 実人格管理装置300aから指示データを受信 した当事者は、受信した指示データに含まれ る指示IDを指定されたマスメディア企業に伝 て、記事掲載を依頼する(ステップS1703)。マ スメディア企業は、依頼された記事を掲載す る(ステップS1704)。そして、掲載側の当事者 、指示IDを仲介装置500dへ送信するとともに 依頼を実行した旨を通知する(ステップS1705)

 仲介装置500dは、送信された指示IDを仮想 格管理装置400へ送信する(ステップS1706)。そ して、仮想人格管理装置400は、受取側の当事 者宛の指示データに含める指示IDを仲介装置5 00dへ応答する(ステップS1707)。

 続いて、仮想人格管理装置400が、確認側 当事者に対して記事の確認を指示する指示 ータを作成し、その当事者に対応する実人 管理装置である実人格管理装置300bへ送信す る(ステップS1708)。そして、実人格管理装置30 0bは、指示データの所定部分を受取側の当事 の個人情報に置き換えて、その当事者へ転 する(ステップS1709)。

 実人格管理装置300bから指示データを受信 した当事者は、受信した指示データに含まれ る情報に従って記事の掲載を確認する(ステ プS1710)。そして、確認側の当事者は、指示ID を仲介装置500dへ送信するとともに、確認を 行した旨を通知する(ステップS1711)。そして 仲介装置500dは、送信された指示IDが仮想人 管理装置400から応答された指示IDと一致す ことを確認し、掲載側と確認側の指示IDを仮 想人格管理装置400へ送信して記事掲載と確認 が完了した旨を通知し、仮想人格管理装置400 は、送信された指示IDに対応する作業が完了 た旨を契約管理データ423に記録する(ステッ プS1712)。