コマツ産機株式会社 (〒68 石川県小松市八日市町地方5番地 Ishikawa, 9230868, JP)
| ボルスタに、複数の工程の固定型が取り付けられ、運動型が取り付けられたスライドを固定型に向けて駆動することにより、各工程におけるワークをプレス成形するトランスファプレスと、前工程のワークをクランプし、リフトし、次工程へワークをフィードし、ダウンし、次工程でワークをアンクランプする搬送動作を行う搬送装置とが設けられたトランスファプレス装置であって、 前記搬送装置は、ボルスタの周囲に設けられた多関節ロボットを含んで構成され、 前記多関節ロボットのアーム先端には、少なくとも隣り合う2工程に相当する長さを有するバーが取り付けられており、 前記バーには、前記少なくとも隣り合う2工程の各ワークを保持する複数の保持部材が取り付けられており、 前記多関節ロボットは、少なくともクランプおよびアンクランプ方向、並びにリフトおよびダウン方向に動作する自由度を有するものであって、 ワークのフィード時には、前記バーをその長手方向がフィード方向と平行になる姿勢に保持しつつ当該バーをフィード方向に沿って移動させるように、前記多関節ロボットを含む搬送装置を搬送動作させる制御手段を 備えたことを特徴とするトランスファプレス装置。 |
| 前記多関節ロボットは、ワークのフィード時には、前記バーをフィード方向に沿って移動させることができる自由度を有するものであること を特徴とする請求項1記載のトランスファプレス装置。 |
| 前記搬送装置は、前記多関節ロボットを、フィード方向に移動させるフィード方向移動手段を含んで構成され、 当該フィード方向移動手段によって、ワークのフィード時には、前記多関節ロボットを、フィード方向に移動させることにより、 前記バーをフィード方向に沿って移動させるようにしたこと を特徴とする請求項1記載のトランスファプレス装置。 |
| 前記多関節ロボットは、前記ボルスタに連結されて取り付けられており、 前記ボルスタは、ムービングボルスタ機構によって、トランスファプレスの内側から外側へあるいは外側から内側へ出し入れ可能に構成されていること を特徴とする請求項1記載のトランスファプレス装置。 |
| 前記多関節ロボットを、フィード方向に対して垂直となる左右方向に移動させる左右方向移動手段が更に設けられていること を特徴とする請求項4記載のトランスファプレス装置。 |
| 前記多関節ロボットは、ボルスタの周囲にあって上方に配置されていること を特徴とする請求項1記載のトランスファプレス装置。 |
| 前記多関節ロボットは、ボルスタを挟んで、フィード方向に対して垂直となる左右方向に沿って、左右一対設けられていること を特徴とする請求項1記載のトランスファプレス装置。 |
本発明は、トランスファプレス装置に関 る。
図1は、従来より一般的に用いられている トランスファプレス装置1の構成を示してい 。同図1に示すように、ボルスタ2には、複数 の工程(加工ステーション)W1、W2、W3、W4の固 型(下金型)3が取り付けられ、運動型(上金型) 4が取り付けられたスライド5を固定型3に向け て駆動することにより、各工程W1、W2、W3、W4 おけるワーク6をプレス成形するトランスフ ァプレス10と、前工程のワークをクランプし リフトし、次工程へワーク6をフィードし、 ダウンし、次工程でワーク6をアンクランプ る搬送動作を行う搬送装置20とが設けられて いる。
図1に示す搬送装置20は、ワーク6のフィー ド方向と平行に配置されたトランスファバー 21と、トランスファバー21に取り付けられた ワークを保持する保持部材22とを含んで構成 されている。保持部材22は、各工程I3、W1、W2 W3、W4毎に設けられている。トランスファバ ー21を、ワークフィード方向、クランプ方向 つまりワークフィード方向に対し水平直交 向およびリフト方向に、予め設定されたモ ションに従って移動するように搬送装置20 駆動制御することにより、アイドルステー ョンI3のワーク6が次工程W1に搬送され、工程 W1でプレス成形されたワーク6が次工程W2に搬 され、工程W2でプレス成形されたワーク6が 工程W3に搬送され、工程W3でプレス成形され たワーク6が次工程W4に搬送され、工程W4でプ ス成形されたワーク6が次工程(アイドルス ーション)I5に搬送される。
アイドルステーションI3、I5は、トランス ファプレス10を正面(ワークフィード方向に対 して垂直な方向)からみてアプライト7と同位 の場所(あるいはアプライト7よりも外側の 所)に配置されている。一方で、工程I3のワ ク6を保持する保持部材22、工程I5までワーク 6を保持する保持部材22は、アプライト7と同 置の場所(あるいはアプライト7よりも外側の 場所)まで移動する必要がある。このため、 ランスファバー21の一部21Aは、アプライト7 同位置の場所(あるいはアプライト7よりも外 側の場所)まで延ばして配置しなければなら い。
トランスファプレス装置1の搬送装置20お びその搬送装置20を制御する制御装置には 従来より種々の改良が加えられている。
後掲する特許文献1には、図2(a)に示すよ に、搬送装置20を、複数の多関節ロボット130 を含んで構成したものが記載されている。同 図2(a)に示すように、複数の多関節ロボット13 0は、ボルスタ2の周囲にあって、ワークフィ ド方向に沿って配置されている。複数の多 節ロボット130は、各工程(加工ステーション )W1、W2、W3毎に設けられている。各多関節ロ ット130のアームの先端には、釣竿状の長い ールを介して保持手段としてのバキューム ップ25が設けられている。各多関節ロボット 130は、ロボットキャリア26上に設けられてい 。ロボットキャリア26とボルスタ2は、切り し自在に接続されている。ボルスタ2は、ム ービングボルスタでありムービングボルスタ 機構27(移動用レール)によって、トランスフ プレス10の内側から外側へあるいは外側から 内側へ出し入れ可能に構成されている。各多 関節ロボット24のアーム先端のバキュームカ プ25がワークフィード方向に移動するよう ロボット各軸を駆動制御することにより、 程W1でプレス成形されたワーク6が次工程W2に 搬送され、工程W2でプレス成形されたワーク6 が次工程W3に搬送され、工程W3でプレス成形 れたワーク6が次工程W4に搬送される。
また、特許文献1には、図2(b)に示すよう 、フィード方向に沿って設けられた両アプ イト7、7間に架け渡したに棹8に、多関節ロ ット130を取り付けた構成の搬送装置20が開示 されている。
後掲する特許文献2には、図3に示すよう 、搬送装置20を、フィード用レール28、バー2 9を含んで構成したものが記載されている。 図3に示すように、ボルスタ2の周囲には、ワ ークフィード方向が長手方向となるように、 フィード用レール28が配置されている。フィ ド用レール28、28は、ボルスタ2を挟んで、 右一対、設けられている。
フィード用レール28には、バー29がワークフ
ィード方向に移動自在に取り付けられている
。1つのバー29には、保持部材として、1工程
り2つのフィンガ23が取り付けられており、2
の隣り合う工程、2つのワーク6、6を保持す
ことができる。左右一対のバー29、29によっ
て、2つの工程における2つのワーク6、6の両
が保持される。左右一対のバー29、29が左右
対のフィード用レール28、28に沿ってワーク
フィード方向に移動するように搬送装置20を
動制御することにより、ワークが次工程へ
送される。
トランスファプレス装置1にあっては、金 型3、4および搬送装置20の一部(保持部材等)を 、製造しようとする製品に合わせた仕様のも のに随時、交換する必要が生じる。こうした 金型等の交換は、外段取りで行われる。つま り金型3、4を載置させたボルスタ2および搬送 装置20の一部を、トランスファプレス10の内 (ワーク搬送領域)から外側に移動させるとと もに、クレーンによってボルスタ上の金型3 4を吊り上げ、次製品に合わせた金型に交換 る。また搬送装置20のうち交換が必要な部 を取り外し、次製品に合わせた部品に交換 る。
近年の多種類少量生産化の傾向に伴って 全作業時間に占める金型等の交換作業時間 割合が大きくなってきている。
このため金型等交換作業をいかに簡易か 短時間で行うかが、プレス加工の作業効率 向上に大きな影響を与える。
すなわち、図1に示す従来技術によれば、 トランスファバー21の一部21Aは、アプライト7 と同位置の場所(あるいはアプライト7よりも 側の場所)に配置される関係上、ボルスタ2 トランスファプレス10の外側に引き出す際に 、トランスファバー21の一部21Aがアプライト7 と干渉するため、トランスファバー21のうち 渉する部分21Aと干渉しない部分21Bとを分割 て、干渉する部分21Aをトランスファプレス1 0内に残して干渉しない部分21Bをボルスタ2(ム ービングボルスタ)とともにトランスファプ ス10外に移動させる必要がある。このため交 換作業が、トランスファバー21の分割作業を い煩雑なものとなる。また、1つの工程あた り、4つの保持部材22が割り当てられているた め、工程数が多数のトランスファプレス装置 1にあっては、保持部材22の取り付け・取り外 しの交換作業が長時間を要することになる。 このように図1に示す従来技術によれば、金 等の交換の作業が煩雑かつ時間を要しプレ 加工の作業効率の向上に対してネックにな ていた。
図2に示す従来技術によれば、1つの工程 1つのワーク6に対して1つの多関節ロボット13 0が設けられている。このため工程の数に応 た数の多関節ロボット130を設けなくてはな ない。このため工程数が多数のトランスフ プレス装置1にあっては、構成が複雑となり 搬送装置20の制御が複雑なものとなる。
また、多関節ロボット130はそれ自体場積 大きくとるため、工程間距離が短い場合に 、フィード方向に沿って、工程間距離と同 度に短い間隔で多関節ロボット130を配置さ ることが困難となる。このため、結果的に 型間の距離を大きくとる必要あり、金型の 置レイアウトに制限があるという問題もあ 。
また、ロボットアーム先端に長い釣り竿 のツールを介してバキュームカップ25を設 、バキュームカップ25でワーク6を保持する うにしているため、多関節ロボット24の中心 からワーク保持位置までのリーチが長大なも のとなり、ワーク6の搬送が安定しないとい 問題がある。特に、1つの工程、1つのワーク 6当り、ボルスタ2の片側にしか多関節ロボッ 130が設けられていないため、片持ちでワー 6を保持して搬送しなければならない。この ため一層、ワーク6の搬送が安定しなくなる いう問題がある。
また、1つの工程、1つの金型あたり、1つ 搬送ロボット130が割り当てられているため 工程数が多数のトランスファプレス装置1に あっては、バキュームカップ25の取り外し、 換作業が長時間を要することになる。
このように図2に示す従来技術によれば、 金型等の交換の作業が煩雑かつ時間を要しプ レス加工の作業効率の低下を招くことになっ ていた。
本発明は、こうした実状に鑑みてなされ ものであり、トランスファプレス装置1の搬 送装置20の構成およびその搬送装置20を制御 る制御装置の制御が複雑にならず簡易なも としワークの搬送を安定ならしめ、金型等 交換の作業を簡易かつ短時間で済ませるよ にしてプレス加工の作業効率の向上を図る とを解決課題とするものである。
第1発明は、
ボルスタに、複数の工程の固定型が取り付
られ、運動型が取り付けられたスライドを
定型に向けて駆動することにより、各工程
おけるワークをプレス成形するトランスフ
プレスと、前工程のワークをクランプし、
フトし、次工程へワークをフィードし、ダ
ンし、次工程でワークをアンクランプする
送動作を行う搬送装置とが設けられたトラ
スファプレス装置であって、
前記搬送装置は、ボルスタの周囲に設けら
た多関節ロボットを含んで構成され、
前記多関節ロボットのアーム先端には、少
くとも隣り合う2工程に相当する長さを有す
るバーが取り付けられており、
前記バーには、前記少なくとも隣り合う2工
程の各ワークを保持する複数の保持部材が取
り付けられており、
前記多関節ロボットは、少なくともクラン
およびアンクランプ方向、並びにリフトお
びダウン方向に動作する自由度を有するも
であって、
ワークのフィード時には、前記バーをその
手方向がフィード方向と平行になる姿勢に
持しつつ当該バーをフィード方向に沿って
動させるように、前記多関節ロボットを含
搬送装置を搬送動作させる制御手段を
備えたことを特徴とする。
第2発明は、第1発明において、
前記多関節ロボットは、ワークのフィード
には、前記バーをフィード方向に沿って移
させることができる自由度を有するもので
ること
を特徴とする。
第3発明は、第1発明において、
前記搬送装置は、前記多関節ロボットを、
ィード方向に移動させるフィード方向移動
段を含んで構成され、
当該フィード方向移動手段によって、ワー
のフィード時には、前記多関節ロボットを
フィード方向に移動させることにより、
前記バーをフィード方向に沿って移動させ
ようにしたこと
を特徴とする。
第4発明は、第1発明において、
前記多関節ロボットは、前記ボルスタに連
されて取り付けられており、
前記ボルスタは、ムービングボルスタ機構
よって、トランスファプレスの内側から外
へあるいは外側から内側へ出し入れ可能に
成されていること
を特徴とする。
第5発明は、第4発明において、
前記多関節ロボットを、フィード方向に対
て垂直となる左右方向に移動させる左右方
移動手段が更に設けられていること
を特徴とする。
第6発明は、第1発明において、
前記多関節ロボットは、ボルスタの周囲に
って上方に配置されていること
を特徴とする。
第7発明は、第1発明において、
前記多関節ロボットは、ボルスタを挟んで
フィード方向に対して垂直となる左右方向
、左右一対設けられていること
を特徴とする。
本第1発明によれば、図4に示すように、 なくとも2つの工程、少なくとも2つのワーク 6に対して1つの多関節ロボット30が設けられ いる。このため工程の数に応じた数の多関 ロボット30を設けるにはおよばない。このた め工程数が多数のトランスファプレス装置1 あっても、多関節ロボット30の台数を少数と することができ、搬送装置20の構成を簡易な のとすることができるとともに、搬送装置2 0の制御、とりわけ複数台の多関節ロボット30 の同期制御を簡易なものとすることができる 。
また、多関節ロボット30は、少なくとも2 の工程当り1つが割当てられるため、工程間 距離が短い場合であっても、フィード方向に 沿って、複数台の多関節ロボット30を配置さ ることが可能となる。このため、多関節ロ ット30それ自体の場積がたとえ大きくても 金型間の距離を小さくとることが可能であ 、金型の配置レイアウトの自由度が大きい
また、ロボットアーム31先端に、フィー 方向に長いバー32を取り付けバー32に保持部 33を設け、保持部材33でワーク6を保持する 成であるため、多関節ロボット30の中心から ワーク保持位置までのリーチが小さく、ワー ク6の搬送が安定する。特に、ボルスタ2を挟 で左右一対の多関節ロボット30、30を設けた 構成では(第7発明)、左右両側からワーク6を 持して搬送できる。このため、一層、ワー 6の搬送が安定する。
また、多関節ロボット30の中心からワー 保持位置までのリーチが小さいため、ボル タ2から、多関節ロボット30を支持している を切り離すことなく、金型交換の際に邪魔 なるアーム部分をボルスタ2外に待避させる とが可能となる。
また、少なくとも2つの工程、2つの金型 たり、1つの搬送ロボット30(1つのバー32)が割 り当てられているため、工程数が多数のトラ ンスファプレス装置1であっても、取り替え べきバー32(保持部材33)の数が少なくて済み バー32(保持部材33)を取り外して次工程に合 せたものに取り替える交換作業時間を短く ることができる。
また、本発明によれば、ロボットアーム3 1先端に、フィード方向に長いバー32を取り付 け、バー32に保持部材33を設け、ワーク6のフ ード時には、バー32をその長手方向がフィ ド方向と平行になる姿勢に保持しつつ当該 ー32をフィード方向に沿って移動させるよう に制御するようにしているため、たとえ工程 間距離が長くなり、アイドルステーションI3 I5が、アプライト7と同位置の場所(あるいは アプライト7よりも外側の場所)に配置されて る場合であっても、そのアイドルステーシ ンI3、I5までワーク6を容易に搬送すること できる。この点、従来技術(図1、図3)によれ 、アプライト7と同位置の場所(あるいはア ライト7よりも外側の場所)に配置されている アイドルステーションまでワーク6を搬送す ために、トランスファバー21やフィード用レ ール28を、アプライト7と同位置の場所(ある はアプライト7よりも外側の場所)まで延長さ せて固定配置させなければならないのに対し て、本発明によれば、このようなレール状の ものやバー状のものを、当該場所に固定配置 させる必要がない。本発明では、バー32は多 節ロボット30に取り付けられているため、 型等交換の際には、バー32をアプライト7の 側に移動させて、しかる後、ボルスタ2とと に多関節ロボット30をトランスファプレス10 の外側に引き出すことができ、その際に、従 来のようにバー状のもの(レール状)のものを 割する必要がない。このように本発明によ ば、バー状のものを分割することなくトラ スファプレス1の外側に引き出して金型等を 交換する作業を行うことができるため、金型 等の交換作業を一層簡易かつ短時間で行うこ とができる。
このように本発明によれば、金型等の交 の作業を簡易かつ短時間で済ませることが きプレス加工の作業効率が向上する。
第2発明によれば、図7に示すように、多 節ロボット30それ自体が、ワーク6のフィー 時には、バー32をその長手方向がフィード方 向と平行になる姿勢に保持しつつ当該バー32 フィード方向に沿って移動させることがで る自由度を有している。
第3発明によれば、図9に示すように、搬 装置20は、多関節ロボット30を、フィード方 に移動させるフィード方向移動手段40を含 で構成されており、このフィード方向移動 段40によって、ワーク6のフィード時には、 関節ロボット30を、フィード方向に移動させ ることで、バー32がその長手方向がフィード 向と平行になる姿勢に保持されつつ当該バ 32がフィード方向に沿って移動される。
第4発明によれば、図8(c)、(d)に示すよう 、多関節ロボット30は、ボルスタ2に連結さ て取り付けられており、ボルスタ2は、ムー ングボルスタ機構50によって、トランスフ プレスの内側から外側へあるいは外側から 側へ出し入れ可能に構成されている。
第5発明によれば、図4に示すように、多 節ロボット30を、フィード方向に対して垂直 となる左右方向に移動させる左右方向移動手 段60が更に設けられている。
第6発明によれば、図12に示すように、多 節ロボット30は、ボルスタ2の周囲にあって 方に配置されている。
第7発明によれば、図4に示すように、多 節ロボット30、30は、ボルスタ2を挟んで、フ ィード方向に対して垂直となる左右方向に沿 って、左右一対設けられる。
以下、図面を参照して本発明に係るトラ スファプレス装置の実施の形態について説 する。
(第1実施例)
図4、図5、図6は、第1実施例のトランスファ
プレス装置1の構成を示している。
図4は、トランスファプレス装置1の上面 で、図5は、トランスファプレス装置1の正面 図で、図6は、トランスファプレス装置1の側 図である。
これら図4、図5、図6に示すように、トラ スファプレス装置1は、大きくは、ボルスタ 2に、複数の工程(加工ステーション)W1、W2、W3 、W4、W5、W6、W7の固定型(下金型)3が取り付け れ、運動型(上金型)4が取り付けられたスラ ド5を固定型3に向けて駆動することにより 各工程W1、W2、W3、W4、W5、W6、W7におけるワー ク6をプレス成形するトランスファプレス10と 、前工程のワーク6をクランプし、リフトし 次工程へワーク6をフィードし、ダウンし、 工程でワーク6をアンクランプする搬送動作 を行う搬送装置20と、トランスファプレス10 搬送装置20を駆動制御するコントローラ(図 せず)から構成されている。
トランスファプレス10において、ワーク6 、上流側(図4中左方)から下流側(図4中右方) 向けて搬送される。上流側から下流側に向 う方向のことをフィード方向という。トラ スファプレス10には、加工ステーションW1、 W2、W3、W4、W5、W6、W7以外にアイドルステーシ ョンI3、I5(なお、本実施例ではI4は欠番であ )が設けられている。アイドルステーションI 3は加工ステーションW1の上流に配置されてい る。アイドルステーションI5は加工ステーシ ンW7の下流に配置されている。アイドルス ーションI3、I5は、トランスファプレス4を正 面からみてアプライト7と同じ場所に配置さ ている。
トランスファプレス10の下方にはベッド9 設けられている。ベッド9上には、4本の柱 のアプライト7が立て設けられている。ベッ 9上にあって4本のアプライト7、7、7、7の内 には、ボルスタ2が設けられている。ここで 、4本のアプライト7、7、7、7で囲まれた領域 、本明細書では、「トランスファプレス10 内側」といい、4本のアプライト7、7、7、7で 囲まれた領域よりも外側の領域を、「トラン スファプレス10の外側」というものとする。
ボルスタ2は、ムービングボルスタであり 、ムービングボルスタ機構50によって、トラ スファプレス10の内側から外側へあるいは 側から外側へ出し入れ可能に構成されてい 。ムービングボルスタ機構50は、たとえばレ ール上に沿ってボルスタ2をモータ駆動によ トランスファプレス装置10の内側と外側の間 を移動させる機構が採用される。なお、本実 施例では、下型が固定される厚板を含むムー ビングボルスタを、単にボルスタ2と称する
スライド5は、コントローラによって駆動 制御される。スライド5は上死点から下死点 向けて降下してから下死点まで上死点まで 昇する動作を繰り返し行い、ワーク6を順次 レス成形する。なお、図ではスライド5を駆 動させるクランク機構、モータ等のスライド 駆動部の図示を省略している。
搬送装置20は、ボルスタ2の周囲にあって ボット支持台35上に設けられた複数の多関 ロボット30を含んで構成されている。本実施 例では、搬送装置20は、多関節ロボット30と 多関節ロボット30を、フィード方向に対して 垂直となる左右方向に移動させる左右方向移 動手段60とから構成されている。
多関節ロボット30は、基台34と、基台34に して水平方向に回動するとともに上下方向 移動するアーム31と、アーム31の先端に回動 自在に設けられたバー32と、バー32に取り付 られた保持部材33とを備えて構成されている 。
多関節ロボット30は、ロボット支持台35上に
設けられている。ロボット支持台35は、ボル
タ2に連結されて取り付けられている。この
ため多関節ロボット30は、ムービングボルス
機構50によって、ボルスタ2とともに移動す
ことが可能となっている。
ロボット支持台35には、左右方向移動手段60
が設けられている。左右方向移動手段60は、
関節ロボット30の基台34をフィード方向に対
して垂直となる左右方向に滑らせて移動させ
るレール61、61上を含んで構成されている。
多関節ロボット30のアーム31の一端は、基 台34に取り付けられており、アーム31の他端 はバー32が取り付けられている。アーム31は 第1アーム31Aと第2アーム31Bとからなる。第1 ーム31Aは、基台34に対して上下方向に移動 在で、かつ基台34に対して水平方向に回動自 在に、基台34に設けられている。第2アーム31B は、第1アーム31Aに対して相対的に水平方向 移動自在に、第1アーム31Aに設けられている バー32は、第2アーム31Bの先端(アーム31の先 )に、第2アーム31Bに対して相対的に水平方 に回動自在に取り付けられている。バー32は 、アーム31からの脱着が容易に取り付けられ いる。
バー32は、隣り合う2工程あるいは3工程に 相当する長さを有している。
バー32には、隣り合う2工程あるいは3工程 の各ワーク6を保持する複数の保持部材33が取 り付けられている。保持部材33は、たとえば キュームカップが使用される。なお、本明 書では、「保持」という用語を上位概念の 味で使用し、ワークを把持したり、掴んだ 、支えたり、吸着したりする等、あらゆる 様で保持する概念を含む。このため本明細 で、保持部材というときには、ワークを掴 ことで保持するフィンガや、ワークを把持 ることで保持するグリッパや、ワークを吸 (真空吸着)することで保持するバキューム ップなどのあらゆる手段を含むものとする
本実施例では、最上流位置に、3つの隣り 合う工程I3、W1、W2、3つのワーク6、6、6に対 して、1つの多関節ロボット30が設けられて る。この多関節ロボット30のバー32は、隣り う3工程I3、W1、W2に相当する長さを有してい る。この多関節ロボット3のバー32には、隣り 合う3工程I3、W1、W2の各ワーク6、6、6を保持 る複数の保持部材33が取り付けられている。
この最上流位置にある多関節ロボット30 りも1つ下流の位置(中間位置)には、2つの隣 合う工程W3、W4、2つのワーク6、6に対応して 、1つの多関節ロボット30が設けられている。 この多関節ロボット30のバー32は、隣り合う2 程W3、W4に相当する長さを有している。この 多関節ロボット3のバー32には、隣り合う2工 W3、W4の各ワーク6、6を保持する複数の保持 材33が取り付けられている。
この中間位置にある多関節ロボット30よ も1つ下流の位置(最下流位置)には、3つの隣 合う工程W5、W6、W7、3つのワーク6、6、6に対 応して、1つの多関節ロボット30が設けられて いる。この多関節ロボット30のバー32は、隣 合う3工程W5、W6、W7に相当する長さを有して る。この多関節ロボット3のバー32には、隣 合う3工程W5、W6、W7の各ワーク6、6、6を保持 する複数の保持部材33が取り付けられている
多関節ロボット30は、ボルスタ2を挟んで フィード方向に対して垂直となる左右方向 、左右一対設けられている。よって、本実 例では、多関節ロボット30は、左右それぞ 3つづつ合計6個設けられている。
以上のように、多関節ロボット30は、バ 32を、フィード方向、クランプおよびアンク ランプ方向、並びにリフトおよびダウン方向 に動作させる自由度を有している。フィード 方向とは、各工程I3、W1、W2、W3、W4、W5、W6、W 7、I5に沿ってバー32を移動させてワーク6を同 方向に移動させる自由度のことをいう。クラ ンプおよびアンクランプ方向とは、フィード 方向に対して垂直な方向にバー32を移動させ ワーク6を保持したり保持状態を解除させる 自由度のことをいう。リフトおよびダウン方 向とは、バー32を上方向および下方向に移動 せてワーク6を同方向に移動させる自由度の ことをいう。
すなわち、第1アーム31A、第2アーム31B、 ー32の水平方向の回動を制御することで、ワ ーク6がフィード方向に移動する。また、第1 ーム31A、第2アーム31B、バー32の水平方向の 動を制御することで、ワーク6がクランプお よびアンクランプ方向に移動する。また、第 1アーム31Aの上下方向の移動を制御すること 、ワーク6がリフトおよびダウン方向に移動 る。
コントローラは、多関節ロボット30およ 左右方向移動手段60からなる搬送装置20を駆 制御する。特に、コントローラは、ワーク6 のフィード時には、多関節ロボット30のバー3 2をその長手方向がフィード方向と平行にな 姿勢に保持しつつ当該バー32をフィード方向 に沿って移動させるように、多関節ロボット 30を含む搬送装置20を搬送動作させる制御を う。
以下、図7を併せ参照して実施例の搬送制 御内容について説明する。
図7(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、(f)、(g)、(h)は、 多関節ロボット30による搬送時の動作を示し 図である。1点鎖線はワーク6の中心を示し 右一対の多関節ロボット30、30のうち片側の 関節ロボット30の動作を示している。
図7(a)、(b)、(c)、(d)は、フィード方向に対 して垂直となる左右方向に短いワーク6を搬 する場合の多関節ロボット30の動作を示して いる。
これに対して、図7(e)、(f)、(g)、(h)は、フ ィード方向に対して垂直となる左右方向に長 いワーク6を搬送する場合の多関節ロボット30 の動作を示している。
図7(a)、(b)、(c)、(d)に示すように、短いワ ークをクランプして搬送する場合には、左右 方向移動手段60によって多関節ロボット30を ルスタ2の中心側、つまり対向する多関節ロ ット30に近接する側に向けて移動されて多 節ロボット30が位置決めされる。しかる後、 対向する左右の両多関節ロボット30、30のバ 32がその長手方向がフィード方向と平行にな る姿勢に保持されつつ、対向する左右の両多 関節ロボット30、30の保持部材33によってワー ク6の両端がクランプされてワーク6が搬送さ る。搬送の際には、対向する左右の両多関 ロボット30、30は、同じ動きとなるようにロ ボット各軸が同期制御される。
図7(e)、(f)、(g)、(h)に示すように、長いワ ークをクランプして搬送する場合には、左右 方向移動手段60によって多関節ロボット30を ルスタ2の中心から離れる側、つまり対向す 多関節ロボット30から離れる側に向けて移 されて多関節ロボット30が位置決めされる。 しかる後、対向する左右の両多関節ロボット 30、30のバー32がその長手方向がフィード方向 と平行になる姿勢に保持されつつ、対向する 左右の両多関節ロボット30、30の保持部材33に よってワーク6の両端がクランプされてワー 6が搬送される。搬送の際には、対向する左 の両多関節ロボット30、30は、同じ動きとな るようにロボット各軸が同期制御される。
図7(a)、(b)に示すように、前工程のワーク 6を保持する場所がボルスタ2の中心側(対向す る多関節ロボット30に近接する側)に存在する 場合には、バー32が同中心側(同近接する側) 位置する姿勢を維持するように第1アーム31A 第2アーム31B、バー32を水平方向に回動させ 。また、図7(c)、(d)に示すように、前工程の ワーク6を保持する場所がボルスタ2の中心か 離間する側(対向する多関節ロボット30から れる側)に存在する場合には、バー32が同中 から離間する側(同離れる側)に位置する姿 を維持するように第1アーム31A、第2アーム31B 、バー32を水平方向に回動させる。
同様にして、図7(e)、(f)に示すように、前 工程のワーク6を保持する場所がボルスタ2の 心側(対向する多関節ロボット30に近接する )に存在する場合には、バー32が同中心側(同 近接する側)に位置する姿勢を維持するよう 第1アーム31A、第2アーム31B、バー32を水平方 に回動させる。また、図7(g)、(h)に示すよう に、前工程のワーク6を保持する場所がボル タ2の中心から離間する側(対向する多関節ロ ボット30から離れる側)に存在する場合には、 バー32が同中心から離間する側(同離れる側) 位置する姿勢を維持するように第1アーム31A 第2アーム31B、バー32を水平方向に回動させ 。
以上のようにして、最上流位置にある左 の対向する両多関節ロボット30、30は、バー 32をその長手方向がフィード方向と平行にな 姿勢に保持しつつ、前工程I3、W1、W2にある ーク6、6、6をクランプし、リフトし、次工 W1、W2、W3へワーク6、6、6をフィードし、ダ ンし、次工程W1、W2、W3でワーク6、6、6をア クランプする搬送動作を行う。
また、中間位置にある左右の対向する両 関節ロボット30、30は、バー32をその長手方 がフィード方向と平行になる姿勢に保持し つ、前工程W3、W4にあるワーク6、6をクラン し、リフトし、次工程W4、W5へワーク6、6を ィードし、ダウンし、次工程W4、W5でワーク 6、6をアンクランプする搬送動作を行う。
最下流位置にある左右の対向する両多関 ロボット30、30は、バー32をその長手方向が ィード方向と平行になる姿勢に保持しつつ 前工程W5、W6、W7にあるワーク6、6、6をクラ プし、リフトし、次工程W6、W7、I5へワーク6 、6、6をフィードし、ダウンし、次工程W6、W7 、I5でワーク6、6、6をアンクランプする搬送 作を行う。
金型や保持部材等を交換する際には、外 取りで行われる。コントローラは、多関節 ボット30、ムービングボルスタ機構50、左右 方向移動手段60を駆動制御して、バー32をア ライト7と干渉しない場所まで移動させ、ボ スタ2の上方に配置されている多関節ロボッ ト30のうち金型交換時に邪魔となるアーム31 バー32を、ボルスタ2の外側に待避させ、ボ スタ2およびロボット支持台35を、トランス ァプレス10の内側(ワーク搬送領域)から外側 移動させる。そして、クレーンによってボ スタ上の金型3、4を吊り上げ、次製品に合 せた金型に交換する。また、多関節ロボッ 30からバー32を取り外し、次製品に合わせた 持部材33が取り付けられたバー32に交換する 。製品毎に、ワーク6を保持する場所が異な ために、製品毎に、ワーク6を保持する場所 異なるバー32に交換する必要がある。
以下、図8を併せ参照して実施例の金型等交
換作業時の制御内容について説明する。
図8(a)、(b)、(c)は、金型等交換作業時の動作
を示した図である。なお図8では、説明の便
のため1台の多関節ロボット30に着目して動
を示している。
すなわち、図8(a)に示すように、バー32が ボルスタ移動時にアプライト7に干渉する場 所(ボルスタ2の外側)に存在している場合には 、多関節ロボット30の各軸が制御されて、バ 32が、ボルスタ移動時にアプライト7に干渉 ない場所(ボルスタ2の内側;破線)に移動され る。
つぎに、図8(b)に示すように、多関節ロボ ット30の各軸が制御されるとともに、左右方 移動手段60が駆動制御されて、バー32がボル スタ2の中心から離れる側に移動されるとも 、多関節ロボット30がボルスタ2の中心から れる側に移動される。これによりバー32がボ ルスタ2の周縁若しくは外側に位置決めされ 。
なお、図8(a)、(b)の動作は段階的に行なっ てもよく、同時に、つまりバー32がアプライ 7に干渉しない場所であって、かつボルスタ 2の周縁もしくは外側の場所に移動するよう 、多関節ロボット30および左右方向移動手段 60を駆動制御してもよい。
以上の動作を終えると、ボルスタ2上には 、邪魔なものは存在しなくなるため、スライ ド5から上金型4が取り外され、ボルスタ2上の 下金型3の上に戴置される。
つぎに、図8(c)に示すように、ムービング ボルスタ機構50が駆動制御されて、ボルスタ2 (ムービングボルスタ)とともにロボット支持 35(多関節ロボット30)がトランスファプレス1 0の内側から外側に移動される。
ボルスタ2がトランスファプレス10外に取 出されると、クレーンによってボルスタ2上 の金型3、4が吊り上げられ、ボルスタ2上から 取り除かれる。そしてクレーンによって、次 製品に合わせた金型3、4がボルスタ2上に搬入 される。下金型3は、ボルスタ2上に装着され 。
また、多関節ロボット30の第2アーム31B先 からバー32が取り外され、次製品に合わせ 保持部材33が取り付けられたバー32が、第2ア ーム31B先端に取り付けられる。
つぎに、ムービングボルスタ機構50が駆 制御されて、ボルスタ2(ムービングボルスタ )とともにロボット支持台35(多関節ロボット30 )がトランスファプレス10の外側から内側に移 動される。
以後、上金型4がスライド5に装着され、 右方向移動手段60、多関節ロボット30の各軸 駆動制御されてプレス成型のための初期位 、初期姿勢に位置決めされる。そして、新 い金型3、4によりプレス成形が行なわれる ともに、この新しい金型3、4に合わせた保持 部材33を備えた多関節ロボット30により前述 たのと同様の搬送動作が行なわれることに る。
以上のように本実施例によれば、少なく も2つの工程、少なくとも2つのワーク6に対 て1つの多関節ロボット30が設けられている このため工程の数(実施例では、9工程)に応 た数(8つ)の多関節ロボット30を設けるには よばない(実施例では、3つの多関節ロボット 30を設けるだけで足りる)。このため工程数が 多数(9工程)のトランスファプレス装置1であ ても、多関節ロボット30の台数を少数(3つ)と することができ、搬送装置20の構成を簡易な のとすることができるとともに、複数台の 関節ロボット30の同期制御を簡易なものと ることができる。
また、多関節ロボット30は、少なくとも2 の工程当り1つが割当てられるため、工程間 距離が短い場合であっても、フィード方向に 沿って、複数台の多関節ロボット30を配置さ ることが可能となる。このため、多関節ロ ット30それ自体の場積がたとえ大きくても 金型間の距離を小さくとることが可能であ 、金型の配置レイアウトの自由度が大きい
また、ロボットアーム31先端に、フィー 方向に長いバー32を取り付けバー32に保持部 33を設け、保持部材33でワーク6を保持する 成であるため、多関節ロボット30の中心から ワーク保持位置までのリーチが小さく、ワー ク6の搬送が安定する。特に本実施例では、 ルスタ2を挟んで左右一対の多関節ロボット3 0、30を設けるように構成しているため、左右 両側からワーク6を保持して搬送できる。こ ため、一層、ワーク6の搬送が安定する。
また、多関節ロボット30の中心からワー 保持位置までのリーチが小さいため、ボル タ2から、多関節ロボット30を支持している 24を切り離すことなく、金型交換の際に邪魔 となるアーム31やバー32をボルスタ2外に待避 せることが可能となる。また、少なくとも2 つの工程、2つの金型あたり、1つの搬送ロボ ト30(1つのバー32)が割り当てられているため 、工程数が多数(実施例では9工程)のトランス ファプレス装置1であっても、取り替えるべ バー32の数は少なくて済み(実施例では、3つ) 、バー32(保持部材33)を取り外して次工程に合 わせたものに取り替える交換作業時間を短く することができる。
また、本実施例によれば、ロボットアー 31先端に、フィード方向に長いバー32を取り 付け、バー32に保持部材33を設け、ワーク6の ィード時には、バー32をその長手方向がフ ード方向と平行になる姿勢に保持しつつ当 バー32をフィード方向に沿って移動させるよ うに制御するようにしているため、アイドル ステーションI3、I5が、アプライト7と同位置 場所(あるいはアプライト7よりも外側の場 )に配置されていたとしても、そのアイドル テーションI3、I5までワーク6を容易に搬送 ることができる。この点、従来技術(図1、図 3)によれば、アプライト7と同位置の場所(あ いはアプライト7よりも外側の場所)に配置さ れているアイドルステーションまでワーク6 搬送するために、トランスファバー21やフィ ード用レール28を、アプライト7と同位置の場 所(あるいはアプライト7よりも外側の場所)ま で延長させて固定配置させなければならない のに対して、本実施例によれば、このような レール状のものやバー状のものを、当該場所 に固定配置させる必要がない。本実施例では 、バー32は多関節ロボット30に取り付けられ いるため、金型等交換の際には、図8(a)で説 したように、バー32をアプライト7の内側の 渉しない場所まで移動させて、しかる後、 8(c)に示すようにボルスタ2とともに多関節 ボット30をトランスファプレス10の外側に引 出すことができ、その際に、従来のように ー状のもの(レール状)のものを分割する必 がない。このように本実施例によれば、バ 状のものを分割することなくトランスファ レス1の外側に引き出して金型等を交換する 業を行うことができるため、金型等の交換 業を一層簡易かつ短時間で行うことができ 。
このように本実施例によれば、金型等の 換の作業を簡易かつ短時間で済ませること できプレス加工の作業効率が向上する。
上述した第1実施例に対して種々変形させ て実施してもよい。
第1実施例では、多関節ロボット30、30を ボルスタ2を挟んで、フィード方向に対して 直となる左右方向に沿って、左右一対設け ように構成しているが、左右いずれか片側 みに多関節ロボット30を設けるように構成 てもよい。特にワーク6が小さかったり、搬 時の歪が問題にならないような場合には、 関節ロボット30を左右いずれか片側のみに けてワーク6を片持ちで搬送しても問題はな 。
また、第1実施例では、図8(c)、(d)に示す うに、多関節ロボット30をロボット支持台35 介してボルスタ2に連結して取り付け、ボル スタ2を多関節ロボット30とともに、ムービン グボルスタ機構50によって、トランスファプ ス10の内側から外側へあるいは内側から外 へ出し入れさせているが、金型等の交換を り容易に行なうために従来技術(図3(a))と同 に、ボルスタ2とロボット支持台35を切り離 可能としてもよい。
第1実施例では、多関節ロボット30以外に 左右方向移動手段60を設けて、バー32を、フ ィード方向に対して垂直となる左右方向に大 きく移動させるようにしているが、同様の動 きを実現することができるのであれば、左右 方向移動手段60は必ずしも必要がない。すな ち多関節ロボット30を、より多軸のロボッ にする等、多関節ロボット30それ自体の構成 を変更することで、同左右方向にバー32を大 く移動させることが可能である。
また、第1実施例では、図7に示すように 多関節ロボット30それ自体が、ワーク6のフ ード時には、バー32をフィード方向に沿って 移動させることができる自由度を有すること を前提としているが、多関節ロボット30それ 体は、少なくともクランプおよびアンクラ プ方向、並びにリフトおよびダウン方向に 作する自由度を有するものであればよく、 ぎに説明する第2実施例のごとく、フィード 方向に動作する自由度に関しては、多関節ロ ボット30とは別に設けたフィード方向移動手 40で実現するようにしてもかまわない。
(第2実施例)
図9、図10、図11は、第2実施例のトランスフ
プレス装置1の構成を示している。
図9、図10、図11は、第1実施例の説明に用 た図4、図5、図6にそれぞれ対応する図であ 、図9は、トランスファプレス装置1の上面 で、図10は、トランスファプレス装置1の正 図で、図11は、トランスファプレス装置1の 面図である。
以下では、第1実施例と同じ構成、動作に ついては重複する説明を適宜、省略し、異な る構成、動作について説明する。
この第2実施例の搬送装置20は、多関節ロ ット30を、フィード方向に移動させるフィ ド方向移動手段40を含んで構成されている。 このフィード方向移動手段40によって、ワー 6のフィード時には、多関節ロボット30が、 ィード方向に移動されて、バー32がフィー 方向に沿って移動される。
多関節ロボット30は、ロボット支持台35上に
設けられている。ロボット支持台35は、第1の
ロボット支持台35Aと第2のロボット支持台35B
からなる。第2のロボット支持台35Bは、第1の
ロボット支持台35Aの上部に、左右方向移動手
段60により第1のロボット支持台35Bに対して相
対的に移動自在に取り付けられている。第2
ロボット支持台35Bの上には、多関節ロボッ
30が、後述するフィード方向移動手段40によ
第2のロボット支持台35Bに対して相対的に移
動自在に取り付けられている。第1のロボッ
支持第35Aは、ボルスタ2に連結されて取り付
られている。このため多関節ロボット30は
ムービングボルスタ機構50によって、ボルス
タ2とともに移動することが可能となってい
。
第1のロボット支持台35Aの上部には、左右方
向移動手段60が設けられている。左右方向移
手段60は、第2のロボット支持台35Bを、第1の
ロボット支持台35Aに対して相対的に、フィー
ド方向に対して垂直となる左右方向に滑らせ
て移動させるレール61、61上を含んで構成さ
ている。
第2のロボット支持台35Bの上部には、フィ ード方向移動手段40が設けられている。フィ ド方向移動手段40は、多関節ロボット30の基 台34を、第2のロボット支持台35Bに対して相対 的に、フィード方向に滑らせて移動させるレ ール41、41上を含んで構成されている。
多関節ロボット30のアーム31の一端は、基 台34に取り付けられており、アーム31の他端 はバー32が取り付けられている。アーム31は 第1アーム31Aと第2アーム31Bとからなる。第1 ーム31Aは、基台34に対して上下方向に回動 在に、基台34に設けられている。第2アーム31 Bは、第1アーム31Aに対して相対的に上下方向 回動自在に、第1アーム31Aに設けられている 。バー32は、第2アーム31Bの先端(アーム31の先 端)に、第2アーム31Bに対して相対的に上下方 に回動自在に取り付けられている。バー32 、その長手方向がフィード方向と平行にな 姿勢で第2アーム31B先端(アーム31の先端)に取 り付けられている。バー32は、アーム31から 脱着が容易に取り付けられている。
以上のように、多関節ロボット30は、バ 32を、クランプおよびアンクランプ方向、並 びにリフトおよびダウン方向に動作させる自 由度を有している。また、フィード方向移動 手段40は、多関節ロボット30、つまりバー32を 、フィード方向に動作させる自由度を有して いる。
これにより、フィード方向移動手段40を 動制御することで、図7に示したのと同様に バー32がその長手方向がフィード方向とな 姿勢を維持しつつ同フィード方向に移動し ワーク6がフィード方向に移動する。また、 1アーム31A、第2アーム31B、バー32の上下方向 の回動を制御することで、ワーク6がクラン およびアンクランプ方向に移動する。また 第1アーム31A、第2アーム31B、バー32の上下方 の回動を制御することで、ワーク6がリフト およびダウン方向に移動する。
また、図7で説明したのと同様に、左右方 向移動手段60を駆動制御することで、多関節 ボット30のバー32の位置を、フィード方向に 対して垂直となる左右方向の任意の位置まで 移動させ位置決めすることができる。これに よりワーク6の幅に応じてクランプ位置を変 ることができる。しかる後、多関節ロボッ 30およびフィード方向移動手段40を併せて駆 制御することにより、バー32をその長手方 がフィード方向と平行になる姿勢に保持し つ、前工程にあるワーク6をクランプし、リ トし、次工程へワーク6をフィードし、ダウ ンし、次工程でワーク6、6、6をアンクランプ する搬送動作が行なわれる。
また、金型等交換時には、図8(a)で説明し たのと同様に、フィード方向移動手段40を駆 制御することで、バー32をアプライト7に干 しない場所まで移動させることができる。 た、図8(b)で説明したのと同様に、多関節ロ ボット30、左右方向移動手段60を駆動制御す ことで、ボルスタ2の上方に配置されている 関節ロボット30のうち金型交換時に邪魔と るアーム31、バー32を、ボルスタ2の外側に待 避させることができる。また、図8(c)で説明 たのと同様に、ムービングボルスタ機構50を 駆動制御することで、ボルスタ2およびロボ ト支持台35を、トランスファプレス10の内側( ワーク搬送領域)から外側に移動させて、金 3、4をボルスタ2上から搬出し、新しい金型3 4をボルスタ2上に搬入するとともに、多関 ロボット30のバー32を交換した上で、ボルス 2およびロボット支持台35を、トランスファ レス10の外側から内側(ワーク搬送領域)に移 動させることができる。
第2実施例では、多関節ロボット30、30を ボルスタ2を挟んで、フィード方向に対して 直となる左右方向に沿って、左右一対設け ように構成しているが、左右いずれか片側 みに多関節ロボット30を設けるように構成 てもよい。
また、第2実施例では、多関節ロボット30 ロボット支持台35を介してボルスタ2に連結 て取り付け、ボルスタ2を多関節ロボット30 ともに、ムービングボルスタ機構50によっ 、トランスファプレス10の内側から外側へあ るいは内側から外側へ出し入れさせているが 、金型等の交換をより容易に行なうために従 来技術(図3(a))と同様に、ボルスタ2とロボッ 支持台35を切り離し可能としてもよい。
第2実施例では、多関節ロボット30以外に 左右方向移動手段60を設けて、バー32を、フ ィード方向に対して垂直となる左右方向に大 きく移動させるようにしているが、同様の動 きを実現することができるのであれば、左右 方向移動手段60は必ずしも必要がない。
上述の第1実施例、第2実施例では、多関 ロボット30をボルスタ2とともに移動できる うに下方に配置しているが、多関節ロボッ 30をボルスタ2の上方に配置する実施も可能 ある。
(第3実施例)
図12、図13、図14は、第3実施例のトランスフ
ァプレス装置1の構成を示している。
図12、図13、図14は、第1実施例の説明に用 いた図4、図5、図6あるいは第2実施例の説明 用いた図9、図10、図11それぞれ対応する図で あり、図12は、トランスファプレス装置1の上 面図で、図13は、トランスファプレス装置1の 正面図で、図14は、トランスファプレス装置1 の側面図である。
以下では、第1実施例と同じ構成、動作に ついては重複する説明を適宜、省略し、異な る構成、動作について説明する。
この第3実施例の搬送装置20は、第2実施例 と同様に多関節ロボット30を、フィード方向 移動させるフィード方向移動手段40を含ん 構成されている。このフィード方向移動手 40によって、ワーク6のフィード時には、多 節ロボット30が、フィード方向に移動されて 、バー32がフィード方向に沿って移動される
ボルスタ7の周囲にあって上方には、上流 側のアプライト7と下流側のアプライト7とを 結するフレーム36が設けられている。多関 ロボット30は、フレーム36に対して相対的に ィード方向および上下方向に移動自在に設 られている。
すなわち、フレーム36には、フィード方 移動手段40が設けられている。多関節ロボッ ト30は、フィード方向移動手段40により同フ ーム36の長手方向に沿ってフィード方向に移 動自在に設けられている。多関節ロボット30 、同フレーム36に設けられたレール41に沿っ てフィード方向に移動自在に設けられている 。また、フレーム36には、上下方向移動手段7 0が設けられている。多関節ロボット30は、上 下方向移動手段70により同フレーム36に対し 相対的に上下方向に移動自在に設けられて る。
多関節ロボット30のアーム31の一端は、基 台34に取り付けられており、アーム31の他端 はバー32が取り付けられている。アーム31は 第1アーム31Aと第2アーム31Bとからなる。第1 ーム31Aは、基台34に対して上下方向に回動 在に、基台34に設けられている。第2アーム31 Bは、第1アーム31Aに対して相対的に上下方向 回動自在に、第1アーム31Aに設けられている 。バー32は、第2アーム31Bの先端(アーム31の先 端)に、第2アーム31Bに対して相対的に上下方 に回動自在に取り付けられている。バー32 、その長手方向がフィード方向と平行にな 姿勢で第2アーム31B先端(アーム31の先端)に取 り付けられている。バー32は、アーム31から 脱着が容易に取り付けられている。
以上のように、多関節ロボット30は、バ 32を、クランプおよびアンクランプ方向、並 びにリフトおよびダウン方向に動作させる自 由度を有している。また、フィード方向移動 手段40は、多関節ロボット30、つまりバー32を 、フィード方向に動作させる自由度を有して いる。
これにより、フィード方向移動手段40を 動制御することで、図7に示したのと同様に バー32がその長手方向がフィード方向とな 姿勢を維持しつつ同フィード方向に移動し ワーク6がフィード方向に移動する。また、 1アーム31A、第2アーム31B、バー32の上下方向 の回動を制御することで、ワーク6がクラン およびアンクランプ方向に移動する。また 第1アーム31A、第2アーム31B、バー32の上下方 の回動を制御することで、ワーク6がリフト およびダウン方向に移動する。
図7で説明したのと同様の動きを実現する には、第1アーム31A、第2アーム31B、バー32の 下方向の回動を制御することで、多関節ロ ット30のバー32の位置を、フィード方向に対 て垂直となる左右方向の任意の位置まで移 させ位置決めする。これによりワーク6の幅 に応じてクランプ位置を変えることができる 。しかる後、多関節ロボット30の各軸および ィード方向移動手段40を併せて駆動制御す ことにより、バー32をその長手方向がフィー ド方向と平行になる姿勢に保持しつつ、前工 程にあるワーク6をクランプし、リフトし、 工程へワーク6をフィードし、ダウンし、次 程でワーク6、6、6をアンクランプする搬送 作が行なわれる。
また、金型等交換時の動作は、以下のと りである。
すなわち、上下方向移動手段70を駆動制 することで、ボルスタ2の上方に配置されて る多関節ロボット30を更に上昇させ、多関 ロボット30のうち、ボルスタ2引き出し時に 渉するおそれのあるアーム31、バー32を、更 上方に待避させる。これにより、金型3、4 戴置されたボルスタ2をトランスファプレス1 0の外側へ多関節ロボット30と干渉することな く引き出すことが可能となる。
つぎに、ムービングボルスタ機構50を駆 制御することで、ボルスタ2が、トランスフ プレス10の内側(ワーク搬送領域)から外側に 移動される。そして、金型3、4をボルスタ2上 から搬出し、新しい金型3、4をボルスタ2上に 搬入する。さらに、多関節ロボット30のバー3 2を新しいバー32に交換する。そして、ボルス タ2を、トランスファプレス10の外側から内側 (ワーク搬送領域)に移動させる。
2 ボルスタ I3、W1、W2、W3,W4,W5,W6,I4,I5 工 3 固定型(下金型) 4 運動型(上金型) 5 ス ライド 10 トランスファプレス 6 ワーク 20 搬送装置 1 トランスファプレス装置 30 関節ロボット 31 アーム 32 バー 33 保持 材
