Login| Sign Up| Help| Contact|

Patent Searching and Data


Title:
TRANSFORMER AND POWER SUPPLY APPARATUS USING THE SAME
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/037822
Kind Code:
A1
Abstract:
A transformer is provided with a first bobbin (15), which has a first primary winding (12) and a first secondary winding (13) wound thereon and a first through hole (14); a second bobbin (19), which has a second primary winding (16) and a second secondary winding (17) wound thereon and a second through hole (18); and two divided magnetic cores (26). Each magnetic core is composed of a middle magnetic leg (23), a first outer magnetic leg (24) and a second outer magnetic leg (25). The middle magnetic leg is composed of a vertical wall section (21) and a side wall section (22), which are vertically connected from a rear magnetic plate (20), and has a T-shaped cross-section. The first outer magnetic leg is arranged on one side partitioned by the vertical wall section (21) and a second outer magnetic leg is arranged on the other side. The first outer magnetic legs (24) are made to abut to each other by being inserted through the both sides of the first through hole (14), respectively, the second outer magnetic legs (25) are made to abut to each other by being inserted through the both sides of the second through hole (18), respectively, and the middle magnetic legs (23) are also made to abut to each other.

Inventors:
SUGIMURA, Tomohiro (())
杉村智宏 (())
TOYA, Toshifumi (())
Application Number:
JP2008/002537
Publication Date:
March 26, 2009
Filing Date:
September 16, 2008
Export Citation:
Click for automatic bibliography generation   Help
Assignee:
PANASONIC CORPORATION (1006, Oaza Kadoma Kadoma-sh, Osaka 01, 5718501, JP)
パナソニック株式会社 (51 大阪府門真市大字門真1006番地 Osaka, 5718501, JP)
SUGIMURA, Tomohiro (())
杉村智宏 (())
International Classes:
H01F38/08; H01F27/24
Attorney, Agent or Firm:
IWAHASHI, Fumio et al. (1006 Oaza Kadoma, Kadoma-sh, Osaka 01, 5718501, JP)
Download PDF:
Claims:
第1の一次巻線と、
第1の二次巻線と、
第2の一次巻線と、
第2の二次巻線と、
少なくとも前記第1の一次巻線、前記第1の二次巻線と前記第2の一次巻線、前記第2の二次巻線との一部を覆う分割磁心と、を備え、
前記分割磁心は前記第1の一次巻線、前記第1の二次巻線と前記第2の一次巻線、前記第2の二次巻線とを隔てる中磁脚を有する
トランス。
第1の貫通孔の周りに第1の一次巻線と第1の二次巻線とを巻回した第1のボビンと、
第2の貫通孔の周りに第2の一次巻線と第2の二次巻線とを巻回した第2のボビンと、
前記第1の貫通孔と前記第2の貫通孔に挿入された2つの分割磁心と、を備え、
前記分割磁心は、
背磁板から垂直に連結した縦壁部と前記背磁板から垂直連結した横壁部とからなり前記縦壁部と前記横壁部の断面がT字形状の中磁脚と、
前記縦壁部により隔てた一方側に設けた第1の外磁脚と、
前記縦壁部により隔てた他方側に設けた第2の外磁脚と、を有し、
前記第1の外磁脚を前記第1の貫通孔の両側から挿入して突き合わせ、
前記第2の外磁脚を前記第2の貫通孔の両側から挿入して突き合わせ、
前記中磁脚を突き合わせた
トランス。
前記中磁脚の前記縦壁部は磁気ギャップを介して突き合わせた
請求項2に記載のトランス。
第1の外磁脚および第2の外磁脚のうち少なくとも一つは磁気ギャップを介して突き合わせた
請求項2に記載のトランス。
前記分割磁心は前記中磁脚の前記縦壁部を軸として左右対称形とした
請求項2に記載のトランス。
前記第1の外磁脚と前記中磁脚の前記横壁部とを隔てる距離は、前記第1の外磁脚と前記中磁脚の縦壁部とを隔てる距離よりも小さく、
前記第2の外磁脚と前記中磁脚の前記横壁部とを隔てる距離は、前記第2の外磁脚と前記中磁脚の縦壁部とを隔てる距離よりも小さい
請求項2に記載のトランス。
前記横壁部の断面積は前記縦壁部の断面積の2倍以上である
請求項2に記載のトランス。
前記縦壁部は前記分割磁心の中央から偏った位置に設け、
前記縦壁部を突き合せた部分の面積は前記縦壁部の断面積よりも小さい
請求項2に記載のトランス。
第1の貫通孔の周りに第1の一次巻線と第1の二次巻線とを巻回した第1のボビンと、
第2の貫通孔の周りに第2の一次巻線と第2の二次巻線とを巻回した第2のボビンと、
前記第1の貫通孔と前記第2の貫通孔に挿入された2つの分割磁心と、
棒状磁心と、を備え、
前記分割磁心は、
背磁板から垂直に連結した横壁磁脚と、
前記横壁磁脚の一方側に並列して設けた第1の外磁脚と、
前記横壁磁脚の他方側に並列して設けた第2の外磁脚と、を有し、
前記第1の外磁脚を前記第1の貫通孔の両側から挿入して突き合わせ、
前記第2の外磁脚を前記第2の貫通孔の両側から挿入して突き合わせ、
前記横壁磁脚を突き合わせ、
前記第1のボビンと前記第2のボビンの間に前記棒状磁心を配置した
トランス。
バックライトユニットと、
前記バックライト点灯用ユニットを起動するインバータ電源回路と、を備え、
前記インバータ電源回路は請求項2に記載のトランスを有する
電源装置。
Description:
トランスとこれを用いた電源装

 本発明は各種電子機器に使用されるトラ スに関する。

 以下、従来のトランスについて図面を用 て説明する。

 図11は従来のトランスの分解斜視図であ 。図11において、一次巻線1を巻回したボビ 2に貫通孔3を設け、二次巻線4を巻回したボ ン5に貫通孔6を設ける。そして、ボビン2の 側にボビン5を配置している。

 E字形磁心7の中脚8をボビン2の貫通孔3に 入し、また、外脚9をボビン5の貫通孔6に挿 する。そして、E字形磁心7に対向して位置す る棒状磁心10に中脚8および外脚9の先端を貫 孔3、6に挿入した上で突き合わせ、閉磁路を 有するトランスを構成していた。なお、この 従来のトランスに関する先行技術文献情報と しては例えば特許文献1が知られている。

 図12は従来のトランスの第1の断面図であ 。図12において、一次巻線1によって中脚8に 発生する磁束φ1はE字形磁心7および棒状磁心1 0により構成された閉磁路11を通る。そして、 一般的には磁束φ2と磁束φ3に分かれて二次巻 線4に同等の電圧が励起される。

 しかしながら、二次巻線4の巻線仕様が同 一であっても、二次巻線4に接続する負荷(図 せず)のインピーダンスが変動した際には磁 束φ2と磁束φ3は均等に分流されなくなる。つ まり、一方の二次巻線4の負荷変動が他方の 次巻線4に影響を及ぼす。これは二次巻線4に おける負荷(図示せず)の変動と二次巻線4に鎖 交する磁束φ2、φ3の変動が相乗の悪影響を及 ぼす状態となる。その結果、例えば、負荷( 示せず)が放電灯であった場合では、一方の 次巻線4と他方の二次巻線4とのそれぞれに 続した放電灯における輝度がばらついてし う。

 図13は従来のトランスの第1の断面図であ 。図13において、両方の外脚9に巻線を配置 るトランスの形態においては、一方の一次 線1と二次巻線4を通る磁束φ3と、他方の一 巻線1と二次巻線4を通る磁束φ4とで中脚8を 通の磁路としている。この場合、一方の二 巻線4と他方の二次巻線4とに接続した負荷が 均等であれば、磁束φ3と磁束φ4は同等でかつ 安定する。

 しかしながら、負荷の平衡が保たれない場 は磁束φ3、φ4の均衡が維持できなくなり、 方の二次巻線4が他方の磁束φ4より干渉を受 けたり、他方の二次巻線4が一方の磁束φ3に り干渉を受けたりする。その結果、例えば 負荷(図示せず)が例えば放電灯であった場合 などでは、一方の二次巻線4と他方の二次巻 4とのそれぞれに接続した放電灯における輝 がばらついてしまう。

特開2005-303103号公報

 本発明は、二次巻線の負荷変動による二 巻線相互の干渉を受け難いトランスを提供 る。

 本願に係るトランスは、第1の一次巻線と 第1の二次巻線とを巻回し第1の貫通孔を有し 第1のボビンと、第2の一次巻線と第2の二次 線とを巻回し第2の貫通孔を有した第2のボ ンと、2つの分割磁心と、を備える。分割磁 は、背磁板から垂直に連結した縦壁部と横 部とからなる断面がT字形状の中磁脚と、縦 壁部により隔てた一方側に設けた第1の外磁 と他方側に設けた第2の外磁脚とから構成さ る。そして、第1の外磁脚それぞれを第1の 通孔の両側から、および第2の外磁脚それぞ を第2の貫通孔の両側から挿入して突き合わ せるとともに、中磁脚を突き合わせたことを 特徴とする。

 本発明によれば、それぞれの二次巻線を る磁束が共通して流れる磁路を減らし、そ ぞれの二次巻線へ向かう磁束が通る磁路を 気回路上で分離することにより、二次巻線 の負荷変動による干渉を起こりにくくする とができる。つまり、二次巻線の負荷変動 よる二次巻線相互の干渉を受けにくい安定 た出力を得るトランスの提供を可能とする

図1は本発明の実施の形態1におけるト ンスの分解斜視図である。 図2は本発明の実施の形態1におけるト ンスの有する分割磁心の斜視図である。 図3は本発明の実施の形態1におけるト ンスの斜視図である。 図4は本発明の実施の形態1におけるト ンスの第1の平面図である。 図5は本発明の実施の形態1におけるト ンスの第2の平面図である。 図6は本発明の実施の形態1におけるト ンスの接続回路図である。 図7Aは本発明の実施の形態1におけるト ランスの第1の二次巻線からの出力電圧波形 である。 図7Bは本発明の実施の形態1におけるト ランスの第2の二次巻線からの出力電圧波形 である。 図8は本発明の実施の形態2におけるト ンスの分解斜視図である。 図9は本発明の実施の形態2におけるト ンスの平面図である。 図10は本発明の実施の形態2におけるト ランスの電源装置のブロック図である。 図11は従来のトランスの分解斜視図で る。 図12は従来のトランスの第1の断面図で ある。 図13は従来のトランスの第2の断面図で ある。

符号の説明

12,37  第1の一次巻線
13,38  第1の二次巻線
14,39  第1の貫通孔
15,40  第1のボビン
16,41  第2の一次巻線
17,42  第2の二次巻線
18,43  第2の貫通孔
19,44  第2のボビン
20,45  背磁板
21  縦壁部
22  横壁部
23  中磁脚
24,47  第1の外磁脚
25,48  第2の外磁脚
26,49  分割磁心

 (実施の形態1)
 図1は本発明の実施の形態1におけるトラン の分解斜視図である。図1において、本実施 形態1のトランスは、第1のボビン15と第2の ビン19とを備える。第1のボビン15と第2のボ ン19は並列に配置されている。

 第1のボビン15は第1の貫通孔14の周りに第1 の一次巻線12と第1の二次巻線13とが巻回され 構成される。第2のボビン19は第2の貫通孔18 周りに第2の一次巻線16と第2の二次巻線17と 巻回されて構成される。

 ここで、第1の一次巻線12と第2の一次巻線 16は同一の巻回数である。また、第1の二次巻 線13と第2の二次巻線17も同一の巻回数である

 さらに、本実施の形態1のトランスは、分 割磁心26を有する。分割磁心26は、背磁板20と 中磁脚23と第1の外磁脚24と第2の外磁脚25とか 構成される。中磁脚23は、その断面がT字形 であり、縦壁部21と横壁部22とで構成される 。縦壁部21は横壁部22から下方へ伸びた形で 成されている。また、縦壁部21および横壁部 22は、背磁板20から背磁板20に対して垂直方向 に連結して設けられる。第1の外磁脚24および 第2の外磁脚25は、背磁板20から背磁板20に対 て垂直に連結して設けられる。これらは、 壁部21により、互いに隔てられている。

 そして、第1の貫通孔14の両側から第1の外 磁脚24が挿入され、その先端は第1の貫通孔14 で突き合わされている。同様に、第2の貫通 孔18の両側から第2の外磁脚25が挿入され、そ 先端が第2の貫通孔18内で突き合わされてい 。さらに、中磁脚23どうしが突き合わされ 。中磁脚23は、第1のボビン15と第2のボビン19 とを、第1の貫通孔14、第2の貫通孔18を軸とし た方向で半周にわたり包含する。

 図2は本発明の実施の形態1におけるトラ スの有する分割磁心の斜視図である。図2に いて、中磁脚23の縦壁部21の先端に段差部27 設けることにより、中磁脚23を突き合わせ 際に空隙が存在する状態とし磁気ギャップ 形成することができる。また、少なくとも 方の分割磁心26に段差部27を設ければ、磁気 ャップを形成することができる。なお、中 脚23を磁気ギャップ無しで突き合わせても まわないが、磁気ギャップを形成すること 望ましい。

 図3は本発明の実施の形態1におけるトラ スの斜視図である。図3において、本実施の 態1のトランスは、第1のボビン15と第2のボ ン19と分割磁心26とに加え、ケース28を有す 。ケース28は、第1のボビン15、第2のボビン19 および分割磁心26相互の絶縁性を向上させる めに設けられている。

 すなわち、一次巻線(図示せず)および二 巻線(図示せず)は電気的に外部からケース28 より絶縁性を維持している。また、分割磁 26により、本実施の形態1のトランスの上面 の面積の1/2以上が覆われるので、一次巻線( 図示せず)および二次巻線(図示せず)は磁気的 に外部から遮蔽されている。このような遮蔽 状態を維持するには、図2に示すように第1の 磁脚24、第2の外磁脚25の外側面24W、25Wと、 磁脚23の外側面23Wとが、同一面上にある状態 となっているか、もしくは、中磁脚23の外側 23Wが外側面24W、25Wに対して外側へ庇状に突 している位置関係となっていればよい。

 図4は本発明の実施の形態1におけるトラ スの第1の平面図である。図4において、A点 分割磁心26を構成する背磁板20の中心点であ 。ここで、第1の一次巻線12から発生する磁 φ11と第2の一次巻線16から発生する磁束φ22 それぞれA点に向かうφ1Aとφ2Aとなるとする このとき、A点において磁束が合流したとし も、縦壁部21の先端には磁気ギャップ29が存 在するために磁気抵抗が非常に高く、磁束は 縦壁部21を通らない。すなわち、第1の一次巻 線12から発生する磁束φ11および第2の一次巻 16から発生する磁束φ22は、φ1Aおよびφ2Aの方 向へは向かわない。なお、ここでは磁気ギャ ップ29により磁気抵抗を上昇させる方法を採 ているが、磁気ギャップ29を設けずに、縦 部21の断面積を小さくすることにより磁気抵 抗を上昇させる方法を採っても構わない。

 これに対して、第1の一次巻線12から発生 る磁束φ11と第2の一次巻線16から発生する磁 束φ22がそれぞれA点とは反対方向に向かうφ1B とφ2Bとなるとする。このとき、横壁部22には 磁気ギャップが存在せず、非常に磁気抵抗が 低いためφ1Bとφ2Bの磁束方向に矛盾は生じな 。

 図5は本発明の実施の形態1におけるトラ スの第2の平面図である。図5において、第1 一次巻線12から発生する磁束φ11と第2の一次 線16から発生する磁束φ22は、磁気抵抗の最 低い部分に相当する、それぞれ破線矢印30 示されるループを通る。

 第1の一次巻線12から発生する磁束φ11と、 第2の一次巻線16から発生する磁束φ22とは、 一の磁路を通らない。よって、第1の二次巻 13に接続された負荷(図示せず)と第2の二次 線17に接続された負荷(図示せず)との平衡が れていない場合においても、一方側の負荷 動に伴う磁束の変動は他方側の磁束に影響 及ぼしにくい。つまり、縦壁部21や横壁部22 が一体化された磁心であるにもかかわらず、 磁路ごとに磁気抵抗の差を設けていることに より磁束の通過し易い磁路とそうでない磁路 とに区別されうる。その結果、第1の二次巻 13、第2の二次巻線17の負荷変動による干渉を 受けにくい安定した出力を得ることができる 。分割磁心26は機械的には一体化された状態 はあるが、磁気的には第1の一次巻線12、第1 の二次巻線13と、第2の一次巻線16、第2の二次 巻線17とを、分離することを可能としている

 また、第1の一次巻線12と第1の二次巻線13 は同軸上に配置され、同様に、第2の一次巻 線16と第2の二次巻線17とは同軸上に配置され いる。よって、第1の一次巻線12および第2の 一次巻線16において発生する磁束φ11と磁束φ2 2は、それぞれ第1の二次巻線13と第2の二次巻 17において的確に磁束が鎖交しエネルギー 変換効率も良好となる。さらに、例えば、 1の一次巻線12と第1の二次巻線13との間に隙 をもたせることにより、沿面距離を維持し がら一定の結合を維持させることもできる

 縦壁部21は、第1の一次巻線12および第1の 次巻線13と、第2の一次巻線16および第2の二 巻線17とから放出される漏洩磁束を、互い 磁気的に遮蔽する。また、横壁部22は非常に 磁気抵抗を低くしていることにより、トラン スからトランスの外部へ漏洩する磁束を抑制 することができる。なお、横壁部22が存在す 方向のみならず、横壁部22が存在しない側 においても漏洩する磁束を抑制することが きる。

 ここで、第1の一次巻線12から発生する磁 φ11と第2の一次巻線16から発生する磁束φ22 、共に一方の背磁板20へ向かう方向、もしく は共に一方の背磁板20の逆側へ向かう方向に 発生方向を揃える。さらに、図2に示す段差 部27を縦壁部21の突き合わせ側全体に横壁部22 に接する部分まで延長して設けることにより 、図4に示す磁気ギャップ29をより大きなもの にすることができる。

 図6は本発明の実施の形態1におけるトラ スの接続回路図である。図6において、本実 の形態1のトランス31は1つの部品である。ト ランス31の内部において、第1の二次巻線13と 2の二次巻線17とは磁気的に分離されている

 図7Aは本発明の実施の形態1におけるトラ スの第1の二次巻線からの出力電圧波形図で ある。図7Bは本発明の実施の形態1におけるト ランスの第2の二次巻線からの出力電圧波形 である。図7A、7Bにおいて、第1の二次巻線13 よび第2の二次巻線17から出力される電圧の ーク値に大きな不平衡は現れにくい。

 ここで、第1の二次巻線13と第2の二次巻線 17とからの出力電圧は逆位相としている。こ は負荷に放電灯を使用した場合においては その放電灯から発せられる電界等が逆位相 続により打ち消しあい、周囲への影響を小 くするためのものであり、同位相での動作 あってもトランスとしての動作の上では問 はない。

 以上の構造、および動作の説明において 、図1に示す第1の外磁脚24の突き合わせ部( 示せず)および第2の外磁脚25の突き合わせ部( 図示せず)に関して、磁気ギャップの有無は 及していない。しかし、第1の外磁脚24、第2 外磁脚25の突き合わせ部に磁気ギャップ(図 せず)を設けても構わない。

 第1の外磁脚24、第2の外磁脚25の突き合わ 部に磁気ギャップを設ける場合は、図2に示 すように、段差部27を形成する際に、第1の外 磁脚24、第2の外磁脚25の先端より段差部27と 一の段差に相当する部分を切削する。これ より、第1の外磁脚24、第2の外磁脚25に設け 磁気ギャップをほぼ同等の寸法とすること できる。

 そして、第1の外磁脚24、第2の外磁脚25と 壁部21とに3箇所の磁気ギャップを構成して 、縦壁部21の段差部27の非形成部および横壁 部22どうしを互いに突き合わせて閉磁路を構 するため、磁気ギャップの寸法は不安定に なりにくい。つまり、これら3箇所の突き合 せ平面が安定することで、磁気ギャップを安 定させるためのフィルムの挟み込みを省略す ることができる。

 また、第1の外磁脚24、第2の外磁脚25の先 に形成される磁気ギャップは、図4に示す磁 気ギャップGのように、第1の一次巻線12、第1 二次巻線13、および第2の一次巻線16、第2の 次巻線17により包含される位置にある。よ て、大きな磁束の漏洩は発生しにくい。さ に、図1に示すように、中磁脚23の横壁部22は 磁気ギャップが無い状態で突き合わせるため 、磁束の漏洩は外部から遮蔽される。従って 、他のデバイスに磁気的な悪影響を及ぼしに くいのみならず、磁束漏洩によるエネルギー の変換損失も抑制できる。

 出力電圧の平衡をよりよく保つには、図2 に示すように、第1の外磁脚24と第2の外磁脚25 および横壁部22を、縦壁部21を軸として対称 となるよう位置させることが望ましい。す わち、図1に示すように、縦壁部21に対し、 1の一次巻線12および第1の二次巻線13と第2の 次巻線16および第2の二次巻線17とを左右対 形とする。これにより、左右の磁気回路(第1 のボビン15、第2のボビン19)における磁気抵抗 を均等にできることから、第1の二次巻線13、 第2の二次巻線17による干渉をより発生しにく くすることができる。また、第1の一次巻線12 および第1の二次巻線13と第2の一次巻線16およ び第2の二次巻線17とをほぼ同一の仕様とする ことにより、第1の二次巻線13と第2の二次巻 17とからのそれぞれの出力電圧を均等に保つ ことができる。

 なお、本実施の形態1において、図2に示 第1の外磁脚24と第2の外磁脚25および横壁部22 を、縦壁部21を軸として非対称形となるよう しても構わない。つまり、縦壁部21を第1の 磁脚24と第2の外磁脚25との中間からどちら 一方へ偏った位置に配置しても構わない。 の場合、一方の分割磁心26と他方の分割磁心 26とを突き合せる際に、それぞれの縦壁部21 偏った位置にある以外は、一方の分割磁心26 と他方の分割磁心26とがほぼ同一の寸法であ 。それぞれの横壁部22同士は、ほぼ一致し 形態で正対して突き合せた状態となる。縦 部21は偏りがあるために完全には正対せず、 縦壁部21が延伸する方向とは垂直方向にズレ 伴った形態で突き合せた状態となる。

 ここで、縦壁部21の偏りの大きさを、分 磁心26の中心から縦壁部21の厚み寸法の半分 下とすれば、縦壁部21どうしは必ず部分的 突き合せた状態となる。これにより、横壁 22と上記の部分的に突き合せた部分とにより 、併せて3箇所の突き合せ平面を形成する。 って、一方の分割磁心26と他方の分割磁心26 を安定した位置関係に保つことが可能とな 。

 横壁部22を経由する磁路の断面積は縦壁 21の偏りによっては変化しない。しかし、縦 壁部21を経由する磁路の断面積は縦壁部の偏 により大幅に減少することとなる。これに り、図4に示すように、φ1Aとφ2Aとによる干 に関係する磁束が通る経路の磁気抵抗は一 上昇する。つまり、φ1Aとφ2Aとによる干渉 関係する磁束はより一層減少し、φ1Aとφ2Aと による干渉が発生しにくくなる。

 このときは、図1に示す縦壁部21は分割磁 26中心に存在しない。そこで、第1の一次巻 12および第1の二次巻線13と第2の一次巻線16 よび第2の二次巻線17とは巻き数を変化させ ことにより、第1の二次巻線13と第2の二次巻 17との出力電圧のバランスを保つようにす 。すなわち、磁心形状を非対称とすること 対応させて巻線仕様をも非対称とすること より、出力電圧特性を対称な状態に維持す 。

 また、双方の分割磁心26は、それぞれ異 る形状としても構わないが、基本的には同 形状のものを突き合せることでよい。つま 、同一形状で縦壁部21もまた同じ偏りを有し た分割磁心26を突き合せることにより、縦壁 21が延伸する方向とは垂直方向にズレを伴 た形態で突き合せる。よって、分割磁心の 形に関するコストアップの要因とはならな 。また、磁気ギャップを形成する図2に示す 差部27については、双方の分割磁心26に設け ることも、あるいは一方の分割磁心26に設け ことも可能である。

 さらに第1の二次巻線13、第2の二次巻線17 よる相互の干渉を抑制する手段として、図2 に示す第1の外磁脚24および第2の外磁脚25と横 壁部22とを隔てる距離を、第1の外磁脚24およ 第2の外磁脚25と縦壁部21とを隔てる距離よ も小さくするのがよい。

 図4において、第1の外磁脚24の上面部24aお よび第2の外磁脚25の上面部25aと横壁部22との 離をDaとする。また、第1の外磁脚24の側面 24bおよび第2の外磁脚25の側面部25bと縦壁部21 との距離をDbとする。このとき、Da<Dbとす のがよい。すると、図5に示す磁束ループ30 磁気抵抗は、磁気ギャップ29側の磁気抵抗に 比較してより低くすることができる。また、 磁路の分離がより明確となるため、第1の二 巻線13、第2の二次巻線17による相互の干渉を 抑制することができる。さらに、第1の一次 線12、第2の一次巻線16や第1の二次巻線13、第 2の二次巻線17から漏洩する磁束を横壁部22に って製品の外側に放出させにくくすること できる。

 磁束ループ30の磁気抵抗を磁気ギャップ29 側の磁気抵抗に比較してより低くする方法と しては、図1に示す横壁部22の断面積を縦壁部 21の断面積の2倍以上とするのが望ましい。す なわち、第1の一次巻線12および第1の二次巻 13に対向する部分の横壁部22の断面積が、縦 部21の断面積よりも大きい状態である。そ て、第2の一次巻線16および第2の二次巻線17 対向する部分の横壁部22の断面積が、縦壁部 21の断面積よりも大きい状態でもある。つま 、横壁部22全体の断面積の1/2が、縦壁部21の 断面積よりも大きい状態である。これにより 、図5に示す磁束ループ30の磁気抵抗は、磁気 ギャップ29側の磁気抵抗に比較して、たとえ 気ギャップ29が存在しないものであっても さくすることができる。よって、磁路の分 がより明確となるため、第1の二次巻線13、 2の二次巻線17による相互の干渉を抑制する とができるものである。

 さらに、図1に示す背磁板20の断面積につ て説明する。縦壁部21と第1の外磁脚24との および縦壁部21と第2の外磁脚25との間に位置 する背磁板20の断面積は、横壁部22と第1の外 脚24との間および横壁部22と第2の外磁脚25と の間に位置する背磁板20の断面積より小さく ている。これにより、たとえ磁気ギャップ2 9が存在しなくても図5に示す磁束ループ30の 気抵抗を、磁気ギャップ29側の磁気抵抗に比 較して、小さくすることができる。よって、 上記の場合と同様に磁路の分離がより明確と なるため、第1の二次巻線13、第2の二次巻線17 による相互の干渉を抑制することができる。

 (実施の形態2)
 図8は本発明の実施の形態2におけるトラン の分解斜視図である。図8において、本実施 形態2のトランスは、第1のボビン40と第2の ビン44とを備える。第1のボビン40と第2のボ ン44は並列に配置されている。

 第1のボビン40は第1の貫通孔39の周りに第1 の一次巻線37と第1の二次巻線38とが巻回され 構成される。第2のボビン44は第2の貫通孔43 周りに第2の一次巻線41と第2の二次巻線42と 巻回されて構成される。

 ここで、第1の一次巻線37と第2の一次巻線 41は同一の巻回数である。また、第1の二次巻 線38と第2の二次巻線42も同一の巻回数である

 さらに、本実施の形態2のトランスは、分 割磁心49を有する。分割磁心49は、背磁板45と 横壁磁脚46と第1の外磁脚47と第2の外磁脚48と ら構成される。横壁磁脚46は背磁板45から垂 直に連結して設けられる。第1の外磁脚47、第 2の外磁脚48は、横壁磁脚46の一方側に並列さ る。そして、背磁板45から垂直に連結して けられる。

 そして、第1の貫通孔39の両側から第1の外 磁脚47が挿入され、その先端は第1の貫通孔39 で突き合わされている。同様に、第2の貫通 孔43の両側から第2の外磁脚48が挿入され、そ 先端が第2の貫通孔43内で突き合わされてい 。さらに、横壁磁脚46どうしが突き合わさ る。第1のボビン40と第2のボビン44とは、分 磁心49により覆われた状態となる。ここで、 棒状磁心50が第1のボビン40と第2のボビン44と 間に等距離を隔てて配置されている。

 図9は本発明の実施の形態2におけるトラ スの平面図である。図9において、B点は分割 磁心49を構成する背磁板45の中心点である。 こで、第1の一次巻線37、第2の一次巻線41で 生した磁束φ111、φ222はB点の方向へは向かい にくい構造となっている。これはB点の位置 互いの磁束φ111、φ222が衝突する方向に存在 るためである。そして磁束φ111、φ222が流れ ることが可能な方向の棒状磁心50には磁気ギ ップ51が存在し、磁気抵抗が高くなるため ある。つまり、図4に示した磁気構造と基本 に同様であり、図9に示した磁束φ111、φ222 磁束ループ52の磁路を通過する。以上より、 磁束φ111、φ222は異なる磁路を通過する。よ て、第1の一次巻線37および第1の二次巻線38 、第2の一次巻線41および第2の二次巻線42と 干渉を起こしにくくすることができる。

 また、棒状磁心50により、第1の一次巻線3 7および第1の二次巻線38と、第2の一次巻線41 よび第2の二次巻線42とから放出される漏洩 束を、互いに磁気的に遮蔽する。

 実施の形態2では、棒状磁心50は磁気ギャ プ51を伴うことで磁気抵抗を上昇されるも とした。しかし、磁気ギャップ51を無くした うえで棒状磁心50の断面積を小さくすること よって磁気抵抗を上昇させても構わない。

 また、磁束ループ52の磁気抵抗をより小 くし、より干渉の発生を低減させる手段と ては、背磁板45のうち第1の外磁脚47と横壁磁 脚46との間に位置する部分の背磁板45の断面 を、背磁板45のその他の部分の断面積より大 きくすることが挙げられる。なお、この手段 は図4においても同様に適用が可能である。

 図10は本発明の実施の形態2におけるトラ スを用いた電源装置のブロック図である。 10において、本実施の形態2のトランスは、 源装置53内のインバータ電源回路55として用 いられている。インバータ電源回路53はバッ ライトユニット54に電力供給する。この場 、インバータ電源回路55内において、トラン ス(図示せず)はインバータ電源回路55の一次 と二次側との絶縁を得るための機能を有す 。

 このとき、PFC回路(POWER FACTOR CORRECTION、  高調波対策回路)56からインバータ電源回路55 直接電力を供給することになるため、その 力変換の回数は1度のみとなる。その結果、 電力損失を抑制した高効率化が図れ、低消費 電力化を可能とする。なお、図10においてはP FC回路56を備えた電源装置53を示している。し かし、PFC回路を用いずに入力回路57から直接 インバータ電源回路55へ電力を供給しても わない。

 本発明のトランスは二次巻線間の干渉を こしにくくし、安定した電圧出力を確保す ことができる効果を有するため、各種電子 器において有用である。