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Title:
ULTRASONIC WAVE GENERATING DEVICE, AND APPARATUS HAVING THE DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/096347
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided are an ultrasonic generating device, which can emit ultrasonic waves of a high sound pressure level (especially of 140 dB or higher) over a wide range, and an apparatus equipped with the ultrasonic generating device. The ultrasonic generating device (100) is characterized by comprising a diaphragm (10) (an ultrasonic vibrator) having a piezoelectric element (10a), and a diaphragm (12) mounted at the tip of the diaphragm (10), for resonating with the vibrations of the diaphragm (10) so that it performs the "flexural oscillations" to generate ultrasonic waves.

Inventors:
FUJIWARA, Susumu (7-3 Marunouchi 2-chome, Chiyoda-k, Tokyo 10, 1008310, JP)
藤原 奨 (〒10 東京都千代田区丸の内二丁目7番3号 三菱電機株式会社内 Tokyo, 1008310, JP)
Application Number:
JP2009/051153
Publication Date:
August 06, 2009
Filing Date:
January 26, 2009
Export Citation:
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Assignee:
Mitsubishi Electric Corporation (7-3 Marunouchi 2-chome, Chiyoda-ku Tokyo, 10, 1008310, JP)
三菱電機株式会社 (〒10 東京都千代田区丸の内二丁目7番3号 Tokyo, 1008310, JP)
FUJIWARA, Susumu (7-3 Marunouchi 2-chome, Chiyoda-k, Tokyo 10, 1008310, JP)
International Classes:
H02N2/00; B01D51/08; B06B1/02; B06B1/06; H02N2/00; B01D51/00; B06B1/02; B06B1/06
Attorney, Agent or Firm:
KOBAYASHI, Hisao et al. (KISA PATENT & TRADEMARK FIRM, The 6th Central Bldg. 19-10, Toranomon 1-chome, Minato-k, Tokyo 01, 1050001, JP)
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Claims:
 圧電素子が設けられている超音波振動子と、
 前記超音波振動子の先端部に取り付けられ、前記超音波振動子の振動と共振することでたわみ振動し超音波を発生する振動板とを、備えた
 ことを特徴とする超音波発生装置。
 前記振動板は、
 格子モード又は平行縞モードの振動で共振する固有振動数を有している
 ことを特徴とする請求項1に記載の超音波発生装置。
 前記振動板に所定の間隔で対向して配置され、前記振動板からの音放射を反射する反射振動板を備えた
 ことを特徴とする請求項1又は2に記載の超音波発生装置。
 前記反射振動板は、
 前記超音波振動子から発信される超音波信号の節が生じる部分に固着される
 ことを特徴とする請求項3に記載の超音波発生装置。
 前記反射振動板を固着するための固定部材を備え、
 前記固定部材は、
 前記超音波振動子から発信される超音波信号の節が生じる部分に設置される
 ことを特徴とする請求項3に記載の超音波発生装置。
 前記所定の間隔は、
 前記振動板で発生する周波数の(波長/2)*(奇数値からなる次数)で算出された距離である
 ことを特徴とする請求項3~5のいずれかに記載の超音波発生装置。
 前記振動板及び前記反射振動板がそれぞれ曲面形状を有している
 ことを特徴とする請求項3~6のいずれかに記載の超音波発生装置。
 両端面が開口され、内部に音響通路が形成されているホーンを備え、
 前記ホーンは、
 前記超音波振動子と前記振動板との間に取り付けられる
 ことを特徴とする請求項1~7のいずれかに記載の超音波発生装置。
 圧電素子が設けられている超音波振動子と、
 前記超音波振動子の先端部に取り付けられ、前記超音波振動子の振動と共振することでたわみ振動し超音波を発生する振動板とを備え、
 前記超音波振動子の先端部側を所定角度に曲げて音響通路を形成した
 ことを特徴とする超音波発生装置。
 前記請求項1~9のいずれかに記載の超音波発生装置と、
 前記超音波発生装置を搭載する筐体とを、備えた
 ことを特徴とする設備機器。
 前記反射振動板が前記筐体面を構成している
 ことを特徴とする請求項10に記載の設備機器。
 
Description:
超音波発生装置及びそれを備え 設備機器

 本発明は、超音波を発生する超音波発生 置に関し、特に強力な音圧レベルの超音波 広範囲に放射することが可能な超音波発生 置及びそれを備えた設備機器に関するもの ある。

 従来から、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)等 圧電素子を利用した超音波発生装置が存在 る。このような超音波発生装置は、一般的 、圧電素子に電圧を印加することで圧電素 を発振させ、一定方向の振動の共振周波数 利用することで、特定の周波数を音響発振 るようになっている。したがって、その音 レベルは圧電素子を駆動させる入力電圧に 存していることになる。また、圧電素子で 生した周波数は一般的に可聴域の周波数と 異なる18kHz以上の超音波域を有しており、そ の音圧レベルは空中に放射すると極端に音圧 レベルが減衰することになる。

 この音圧レベルを増幅させるために、圧 素子の面振動方向に対して共振構造体(ホー ン構造)を取り付け、圧電素子の面振動の振 数と共振構造体の振動数とを一致させる手 が一般的に行われている。そのようなもの して、「超音波振動を発生させる振動子部 、振動子部の振動を増幅するホーンとを備 るとともに振動子部とホーンとを合わせた さが発生する超音波の波長のほぼ1/2となっ いる超音波発生装置であって、振動子部に 複数のホーンが並行して取り付けられてお 、各ホーンの出力側が共振板で連結されて る超音波発生装置」が提案されている(たと ば、特許文献1参照)。

 また、コロナ放電による電気集塵を助長 る手段として音放射を組み合わせるように た技術が開示されている。そのようなもの して、「荷電部と集塵部と、前記荷電部の ちの少なくとも放電部位の一部に対して音 を照射する音波発生手段とを備え、前記荷 部は、放電電極と対向電極とで構成される ともに、前記音波発生手段は、少なくとも 記放電電極と前記対向電極との間の放電空 に音波を照射する電気集塵装置」が提案さ ている(たとえば、特許文献2参照)。この電 集塵装置は、コロナ放電による塵埃等の集 を音放射の印加を付け加えることで増強す ようになっている。

特開2001-70881号公報(第3頁、第1図)

特許第3700685号(第5頁、第2図)

 特許文献1に記載の超音波発生装置では、 ホーン構造で増幅した音圧レベルは超音波で あることに変わり無く、超音波本来の特長で ある、指向性の鋭さにも変化はないため、非 常に狭い角度による超音波素子前面への音放 射が強く発生しているだけで、空中に放射す ると極端に減衰してしまうことにも変わりが ない。したがって、強力な音圧レベルの超音 波を広範囲に放射することができず、そのよ うな要請に応えることができないという問題 を有している。

 特許文献2に記載の電気集塵装置では、コ ロナ放電が主体であり、音放射を行うデバイ スの音圧レベルは不明であるため、音放射に よる集塵効率向上が望めないという問題が発 生している。また、実際の製品形態では、空 中超音波素子を1個搭載するものであったが 空中超音波素子からは、集塵効率を上げる けの音圧レベルは発生しておらず、集塵作 はないことも分かった。したがって、強力 音圧レベルの超音波を広範囲に放射するこ がきないという問題に加えて、集塵効果も いという問題を有している。

 本発明は、以上のような問題を解決する めになされたもので、強力な音圧レベル(特 に140dB以上)の超音波を広範囲に放射すること ができる超音波発生装置及びそれを備えた設 備機器を提供するものである。

 本発明に係る超音波発生装置は、圧電素 が設けられている超音波振動子と、前記超 波振動子の先端部に取り付けられ、前記超 波振動子の振動と共振することでたわみ振 し超音波を発生する振動板とを、備えたこ を特徴とする。また、本発明に係る設備機 は、上記の超音波発生装置と、前記超音波 生装置を搭載する筐体とを、備えたことを 徴とする。

 本発明に係る超音波発生装置によれば、 たわみ振動」する振動板を備えているので 強力な音圧レベルの超音波を広範囲に放射 ることができる。また、本発明に係る設備 器は、このような効果を有する超音波発生 置を備えているので、同様の効果を有して る。

実施の形態1に係る超音波発生装置の一 例を説明するための説明図である。 実施の形態1に係る超音波発生装置の他 の一例を説明するための説明図である。 反射振動板を設置した状態における超 波放射を説明するための説明図である。 複数枚の反射振動板を設置した状態に ける超音波放射を説明するための説明図で る。 曲面形状を有する振動板(反射振動板を 含む)を設置した状態における超音波放射を 明するための説明である。 振動子の終端部を所定の角度で曲げた 態を説明するための説明図である。 超音波発生装置の共振特性を示すグラ である。 実施の形態2に係る空気清浄機の構成の 一部を示す概略構成図である。

符号の説明

 10 振動子、10a 圧電素子、11 ホーン、12 振動板、12a 振動板、12b 振動板、14 固定部 材、15 曲がり段部、22 反射振動板、23 反射 振動板、24 反射振動板、25 反射振動板、26  反射振動板、30 集塵フィルタ、31 送風ファ 、100 超音波発生装置、100a 超音波発生装 、200 空気清浄機。

 以下、本発明の実施の形態を図面に基づい 説明する。
実施の形態1.
 図1は、本発明の実施の形態1に係る超音波 生装置100の一例を説明するための説明図で る。図1に基づいて、超音波発生装置100の構 及び超音波発生装置100の特徴事項である「 わみ振動」について説明する。また、図1(a) が超音波発生装置100を上から見た状態を示す 平面図を、図1(b)が超音波発生装置100の縦断 構成を示す概略断面図をそれぞれ示してい 。なお、図1を含め、以下の図面では各構成 材の大きさの関係が実際のものとは異なる 合がある。

 超音波発生装置100は、PZT(チタン酸ジルコ ン酸鉛)等の圧電素子で構成される超音波振 子にパルス電圧を印加し、振動子を発振さ ることによって、超音波を発生させるよう なっている。図1に示すように、超音波発生 置100は、振動子(超音波振動子)10と、ホーン 11と、振動板12とを有している。振動子10には 、圧電素子10aが設けられ、図示省略の正電極 端子及び負電極端子を介してパルス電圧が印 加され、発振するようになっている。つまり 、振動子10は、パルス電圧が印加されること よって、所定の周波数範囲(一般的に40kHz前 )の音波(超音波)を発振する機能を有してい のである。

 ホーン11は、両端面が開口され、内部に 響通路(超音波帯域の音響信号を増幅する通 )が形成されるように構成されており、振動 子10と振動板12との間に取り付けられている また、ホーン11は、円錐台形状に構成され、 振動子10側から振動板12側に向けて徐々に縮 されているのが好ましい。振動板12は、ホー ン11の他端部(振動子10が配置されている一端 の反対側の端部)を塞ぐように固着されてお り、振動子10の発振(振動)と共振することに って共振波である超音波を作り出す機能を している。この超音波は、振動板12の両面( ーン11側の面(ホーン11を設けない場合には振 動子10の設置面)及びその対向面)から発生す 。

 また、振動板12は、振動子10から発信される 超音波信号(振動子10内部の発振モード波線A )の「腹」の部分に固着されている。この振 板12は、「たわみ振動」を行なうようになっ ている。すなわち、振動板12は、板そのもの 固有振動数で決まる「格子モード」での振 を行なうようになっているのである。図1(a) の破線で示すように、振動板12は、格子状に っている破線部分を「節(発生した超音波に おける疎の部分)」、破線以外の部分を「腹( 生した超音波における密の部分)」として「 たわみ振動」するようになっているのである 。そして、超音波発生装置100では、振動板12 有する振動モードの振動周波数を、振動子1 0の発振周波数と一致させて用いるようにし いる。

 ここで、「格子モード」の「たわみ振動」 ついて説明する。振動板12は、ホーン11の先 端部に固着されており、振動子10から発信さ 、ホーン11を伝搬した超音波信号(波線A )が伝搬する。振動板12の有する振動モードの 振動周波数は、振動子10の発振周波数と一致 ているので、伝搬した超音波信号により加 (共振)される(波線B )。このとき、振動板12が「たわみ振動」する ことで、超音波が発生し、振動板12の両面側 放射されるようになっている。

 振動板12は、以下の計算式(1)で大きさを決 することができ、所望の寸法を設計するこ ができる。
 λ={2πCph/f}*1/2・・・式(1)
 ここで、λが波長を、Cpが振動板12を構成す 板材料の固有定数を、hが振動板12を構成す 板材料の厚みを、fが周波数をそれぞれ表し ている。なお、Cpは、振動板12を構成する材 固有の定数であり、その材料のヤング率や アソン比等を用いて算出することができる

 また、「格子モード」の発生に必要な振動 12の一辺の長さL は、以下の計算式(2)で決定することができる 。
 L =(N -0.5)*λ/2・・・式(2)
 ここで、N が振動板12に出現する「節」線の数(偶数値) 表している。
 すなわち、振動板12の一辺の長さL を式(2)で示す関係に設定すれば、振動板12の わみ振動時におけるモード形状を「格子モ ド」とすることができる。

 したがって、振動板12を「格子モード」 「たわみ振動」させることで、振動板12が振 動子10から発信された超音波信号と同等の周 数の特定周波数で振動を行なうことができ 。この特定の周波数による振動板12の周波 は、振動板12の全面から放射されることにな るので、振動板12の大きさに応じた広い面積 ら特定の超音波帯域の周波数を持つ強力な (140dB以上)が一様に空中放射(振動子10の中心 軸上に沿って30cm以上)されることになる。な 、図1では、ホーン11が設けられている場合 例に示しているが、振動子10の先端部に振 板12を固着するようにしてもよい。

 図2は、本発明の実施の形態1に係る超音 発生装置100aの他の一例を説明するための説 図である。図2に基づいて、超音波発生装置 100aの構成及び超音波発生装置100aの特徴事項 ある「たわみ振動」について説明する。ま 、図2(a)が超音波発生装置100aを上から見た 態を示す平面図を、図2(b)が超音波発生装置1 00aの縦断面構成を示す概略断面図をそれぞれ 示している。なお、図2では図1に係る超音波 生装置100との相違点を中心に説明するもの し、超音波発生装置100と同一部分には、同 符号を付して説明を省略するものとする。

 振動板12aは、ホーン11の他端部(振動子10が 置されている端部の反対側の端部)を塞ぐよ に固着されており、振動子10の発振(振動)と 共振することによって共振波である超音波を 作り出す機能を有している。この超音波は、 振動板12aの両面(ホーン11側の面(紙面下側の )とその反対側の面(紙面上側の面))から発生 る。また、振動板12aは、振動子10から発信 れる超音波信号(振動子10内部の発振モード: 線A )の「腹」が生じる部分に固着されている。 の振動板12aは、振動板12と同様に「たわみ振 動」を行なうようになっている。ただし、振 動板12aは、「格子モード」ではなく、板その ものの固有振動数で決まる「平行縞モード」 での振動を行なうようになっている。

 図2(a)の破線で示すように、振動板12aは、平 行縞になっている破線部分を「節(発生した 音波における疎の部分)」、破線以外の部分 「腹(発生した超音波における密の部分)」 して「たわみ振動」するようになっている である。そして、超音波発生装置100aでは、 動板12aの有する振動モードの振動周波数を 振動子10の発振周波数と一致させて用いる うにしている。なお、上記式(1)で振動板12a 大きさを決定することができ、上記式(2)で 平行縞モード」の発生に必要な振動板12aの 辺の長さL 2 を決定することができる。

 ここで、「平行縞モード」の「たわみ振動 について説明する。振動板12aは、ホーン11 先端部に固着されており、振動子10から発信 され、ホーン11を伝搬した超音波信号(波線A )が伝搬する。振動板12aの有する振動モード 振動周波数は、振動子10の発振周波数と一致 しているので、伝搬した超音波信号により加 振(共振)される(波線B )。このとき、振動板12aが「たわみ振動」す ことで、超音波が発生し、振動板12aの両面 に放射されるようになっている。

 したがって、振動板12aを「平行縞モード で「たわみ振動」させることで、振動板12a 振動子10から発信された超音波信号と同等 周波数の特定周波数で振動を行なうことが きる。この特定の周波数による振動板12aの 波数は、振動板12aの全面から放射されるこ になるので、振動板12aの大きさに応じた広 面積から特定の超音波帯域の周波数を持つ 力な音(140dB以上)が一様に空中放射(振動子10 中心軸上に沿って30cm以上)されることにな 。なお、図2では、ホーン11が設けられてい 場合を例に示しているが、振動子10に振動板 12aを固着するようにしてもよい。

 図3は、反射振動板22を設置した状態にお る超音波放射を説明するための説明図であ 。図3に基づいて、超音波発生装置100や超音 波発生装置100aに反射振動板22を設置した状態 での超音波の放射について説明する。上述し たように、超音波発生装置100及び超音波発生 装置100aでは、振動板12及び振動板12aの両面か ら強力な超音波が一様に空中放射される。そ こで、「たわみ振動」する反射振動板22を振 板12に所定の間隔(以下で説明する計算式(3) 算出される距離K)で対向させて設置し、振 板12及び振動板12aから放射された超音波を減 衰させないようにしている。なお、超音波発 生装置100に反射振動板22を設置した状態を例 説明するものとする。

 すなわち、振動板12の前面(紙面上側の面) 及び近傍音場、更に振動板12の前面及び後面( 紙面下側の面)となる部分に振動板12からの音 放射(超音波放射領域:矢印C)を反射するため 反射振動板22を設置することによって、反射 振動板22と振動板12との間に常に強力な音圧 ベルを持つ音放射が繰り返し、放射(矢印D) せるようになっている。このとき、振動板12 は上述したように振動子10から発信される超 波信号の「腹」が生じる部分に固着し、反 振動板22は振動子10から発信される超音波信 号の「節」が生じる部分に固着するものとし ている。

 すなわち、共振周波数の最も強い場所で るホーン11の先端部(「腹」が生じる部分)に 固着した振動板12と、そのほかの場所(「節」 が生じる部分)に固着した反射振動板22とを活 用して、両者間で超音波を繰り返し反射させ ている。図3では、反射振動板22を振動板12の 面となる部分に設置している場合を例に示 ている。したがって、振動板12の前面が超 波放射領域となり、振動板12と反射振動板22 の間が超音波発生領域となっている。

 このように、振動板12と反射振動板22との 間に超音波信号が放射/反射を繰り返すこと よって、振動板12と反射振動板22との間には 数本の鋭い指向性による超音波信号(矢印C び矢印D)が発生しており、疎密波を繰り返す 超音波による「音の壁」を存在させることが できるのである。なお、図3では、反射振動 22を固定部材14によって固定している場合を に示している。この場合、固定部材14を「 」が生じる部分に固着していれば、反射振 板22が「節」が生じる部分に固着されていな くてもよい。

 振動板12と反射振動板22との所定の間隔は、 以下の計算式(3)を満たす関係で決定すること ができる。
 K=(λs/2)*N ・・・式(3)
 ここで、Kが振動板12と反射振動板22との所 の間隔、つまり距離を、λsが振動板12で発生 する周波数の波長を、N が次数(奇数値)をそれぞれ表している。この 算式(3)で算出された間隔Kの値で反射振動板 22を設置すれば、振動板12からの音放射(矢印C )を、減衰させることなく、反射振動板22と振 動板12との間で繰り返し、放射(矢印D)させる とができる。

 すなわち、振動板12と反射振動板22との間 に複数本の鋭い指向性による超音波による「 音の壁」を存在させるためには、反射振動板 22を振動板12に対向させ、計算式(3)で算出さ る間隔Kを満たすような位置に設置しなけれ ならないのである。計算式(3)で算出される 隔Kは、振動子10から発信される超音波信号 「節(発生した超音波における疎の部分)」 生じる部分に対応しているため、反射振動 22が「節」が生じる部分に固着されることに なるのである。なお、複数枚の反射振動板を 設置する場合でも、反射振動板を間隔Kで設 すればよい。

 図4は、複数枚の反射振動板を設置した状 態における超音波放射を説明するための説明 図である。図4に基づいて、超音波発生装置10 0や超音波発生装置100aに複数枚の反射振動板( 反射振動板23及び反射振動板24)を設置した状 での超音波の放射について説明する。なお 超音波発生装置100に反射振動板を設置した 態を例に説明するものとする。また、反射 動板23及び反射振動板24も「たわみ」振動す るようになっている。さらに、振動板12の前 側に設置される反射振動板23が超音波発生 置100が搭載される設備機器(たとえば、空気 浄機等)の筐体面である場合を例に示してい る。

 図3では、1枚の反射振動板22を設置した場合 を例に説明したが、反射振動板22の枚数を限 するものではなく、2枚以上の反射振動板( 射振動板22及び反射振動板23)を設置すること もできる。この場合も、上記計算式(3)で算出 された間隔K、つまり振動子10から発信される 定在波の疎密波である超音波信号の「疎」の 部分に反射振動板22を固定する必要がある。 4に示すように、振動板12と反射振動板24と 間の間隔K は、振動板12と反射振動板23との間隔K の3倍となっている。

 また、振動板12で発生する超音波の指向性 、振動子10の中心軸方向に最も大きく発生す るが、振動板12の振動モードによって任意の 度を持った側面波(矢印C 及び矢印C )も発生する。したがって、振動板12の表面積 よりも、反射振動板23及び反射振動板24の表 積を大きくすることで、側面波の有効活用 図ることもできる。また、反射振動板23と反 射振動板24との表面積を同一としてもよいし 異なるようにしてもよい。なお、反射振動 24が筐体面である場合を例に示しているが これに限定するものではない。また、図4で 、反射振動板23を反射振動板22と同様に固定 部材14によって固定している場合を例に示し いる。

 図5は、曲面形状を有する振動板(反射振 板を含む)を設置した状態における超音波放 を説明するための説明図である。図5に基づ いて、超音波発生装置100や超音波発生装置100 aに曲面形状を有する複数の振動板を設置し 状態での超音波の放射について説明する。 お、超音波発生装置100に曲面を有する振動 (振動板12b、反射振動板25及び反射振動板26) 設置した状態を例に説明するものとする。 た、振動板12b、反射振動板25及び反射振動板 26も「たわみ」振動するようになっている。 らに、振動板12bの前面側に設置される反射 動板26が超音波発生装置100が搭載される設 機器の筐体面である場合を例に示している

 図4では、平面形状の振動板(振動板12、反 射振動板23及び反射振動板24)を設置した状態 示したが、図5では、曲面形状を有する振動 板(振動板12b、反射振動板25及び反射振動板26) を設置した状態を示している。この場合も、 上記計算式(3)で算出された間隔K、つまり各 動板の間の平行が保たれれば、曲面を有す 振動板(たとえば、図5に示すような相似円弧 形状の複数枚の振動板)を設置することも可 である。したがって、超音波発生装置100又 超音波発生装置100aを搭載する設備機器の筐 面に応じた形状で振動板を構成することが きる。

 図6は、振動子10の終端部を所定の角度で げた状態を説明するための説明図である。 6に基づいて、振動子10の終端部(ホーン11が 置される側の先端部:紙面上側)に、所定の 度で曲げた曲がり段部15を形成した状態での 超音波放射について説明する。図6に示すよ に、振動子10には曲がり段部15が形成されて り、この曲がり段部15の終端面(振動子10の 端部)面に振動波を収束するためのホーン11 取り付けている。そして、ホーン11の先端部 に振動板12(振動板12a又は振動板12bでもよい) 固着している。

 このようにすることによって、狭い空間 であっても超音波発生装置100や超音波発生 置100aを搭載することができる。すなわち、 超音波発生装置100や超音波発生装置100aを搭 する設備機器の形状や大きさに振動子10の形 状を対応させることができるのである。ここ では、振動子10の終端部を所定の角度で曲げ 状態を例に説明したが、これに限定するも ではなく、ホーン11を所定の角度で曲げる うにしてもよい。また、振動板(反射振動板 含む)の枚数を限定するものではなく、上記 計算式(3)で算出された間隔Kを満たすように れば複数枚の振動板を設けることもできる

 図7は、超音波発生装置100の共振特性を示 すグラフである。図7に基づいて、超音波発 装置100の共振特性について説明する。なお 超音波発生装置100の共振特性を例に説明す が、超音波発生装置100aでも同様である。こ 図7では、横軸が周波数(f)を、縦軸が尖鋭度 (Q)をそれぞれ表している。また、図7には、3 類の共振特性を図示している。破線アが振 子10及びホーン11の共振特性を、破線イが振 動板12の共振特性を、実線ウが振動子10、ホ ン11及び振動板12の共振特性をそれぞれ表し いる。図7から理解できるように、各部材( 動子10、ホーン11及び振動板12)の共振特性が 致することにより、尖鋭度(Q)が鋭くなり、 振周波数における音圧レベルの向上が可能 なる。

 以上のように、実施の形態1に係る超音波 発生装置では、振動板(振動板12、振動板12a及 び振動板12b)を「たわみ振動」させることで 振動子10から発信された超音波信号と同等の 周波数の特定周波数で振動を行ない、振動板 の全面から特定の超音波帯域の周波数を持つ 強力な音(140dB以上)が一様に空中放射(振動子1 0の中心軸上に沿って30cm以上)できる。また、 反射振動板(反射振動板22~26)を所定の間隔Kを って設置することにより、振動板から放射 れた強力な超音波を、減衰させることなく 反射振動板と振動板との間で繰り返し、放 させることができる。なお、振動板及び反 振動板の材料は、超音波領域の振動周波数 振動することができるものであればよく、 属や樹脂に関わらずどのような材料で構成 てもよい。

実施の形態2.
 図8は、本発明の実施の形態2に係る空気清 機200の構成の一部を示す概略構成図である 図8に基づいて、実施の形態1に係る超音波発 生装置(超音波発生装置100又は超音波発生装 100a)を備えた設備機器の一例である空気清浄 機200について説明する。この空気清浄機200は 、内部に取り込んだ空気に含まれている塵埃 粒子を超音波により拡大(凝集)、除去し、清 化した空気を外部に吹き出すものである。 お、空気清浄機200には、図4で示した超音波 発生装置が搭載されている場合、つまり反射 振動板24が空気清浄機200の筐体面を構成して る場合を例に説明するものとする。

 図8に示すように、この空気清浄機200には 、実施の形態1に係る超音波発生装置に加え 集塵フィルタ30と送風ファン31とが設けられ いる。集塵フィルタ30は、空気に含まれて る塵埃を集塵するものであり、空気の流れ 対して略直交するように設けるようにする よい。送風ファン31は、超音波発生装置内に 空気を取り込み、清浄化した空気を外部に吹 き出すものであり、空気清浄機200内における 空気の流路のいずれかに設けられていればよ い。この空気清浄機200は、送風ファン31によ て超音波発生装置内に空気を取り込み、塵 粒子を超音波により凝集(超音波凝集)して ら集塵フィルタ30で集塵し、空気を清浄化す るものである。

 超音波凝集の仕組みについて簡単に説明 る。疎密波である超音波の「密」の部分で 、強い音圧放射によって、空気同士が摩擦 起こして静電効果が発生している。そして 振動板12と反射振動板23との間における超音 波発生領域、及び、振動板12と反射振動板24 の間における超音波発生領域に存在する「 の壁」を通過する塵埃は、摩擦による静電 果の影響を受け、疎密波の「疎」の部分の 埃が「密」の部分に移動して粒子が拡大(凝 )する。このようにして超音波凝集が発生す るようになっている。また、超音波凝集を発 生させるには、強力な音(140dB以上)が空中放 されることが条件となる。そこで、実施の 態1に係る超音波発生装置を搭載し、超音波 集の発生を可能としているのである。

 送風ファンの大きな回転と目の細かい集 フィルタによる塵埃の集塵とを行なってい ような空気清浄機が、超音波凝集を常時発 させることができれば、塵埃の凝集効果に り、目の粗い集塵フィルタも集塵が行なえ ようになる。つまり、目の細かい集塵フィ タと大きな回転を有する送風ファンとの必 性のルールが必要なくなる。したがって、 気清浄機200では、実施の形態1に係る超音波 発生装置を搭載しているので、集塵フィルタ 30の目を粗いものとしても大きな集塵効果が られ、送風ファン31の回転を遅くでき、送 ファン31及び送風ファン31を駆動するための 示省略のファンモータによる騒音発生を低 できる。また、空気清浄機200は、コロナ放 を発生させなくても、集塵効果を向上する とができる。

 なお、実施の形態2では、実施の形態1に係 超音波発生装置を備えた設備機器の一例と て空気清浄機200を図示して説明したが、実 の形態1に係る超音波発生装置を空気清浄機2 00以外の超音波を利用する設備機器、たとえ 空気調和装置や超音波加工装置、超音波霧 装置、超音波接合装置、測距センサ、超音 洗浄装置、超音波美容装置等に備えること できる。したがって、それらの設備機器も 強力な音(140dB以上)が一様に空中放射でき、 反射振動板を設置することにより、振動板か ら放射された強力な超音波を、減衰させるこ となく、反射振動板と振動板との間で繰り返 し、放射させることができるのである。