小林大祐 (〒88 東京都北区志茂3-31-12日本化薬株式会社 機能化学品研究所内 Tokyo, 〒1158588, JP)
NAITOU, Masahiro (31-12 Shimo 3-chome, Kita-k, Tokyo 88, 〒1158588, JP)
内藤正弘 (〒88 東京都北区志茂3-31-12日本化薬株式会社 機能化学品研究所内 Tokyo, 〒1158588, JP)
MIZUTANI, Go (31-12 Shimo 3-chome, Kita-k, Tokyo 88, 〒1158588, JP)
日本化薬株式会社 (〒72 東京都千代田区富士見一丁目11番2号 Tokyo, 〒1028172, JP)
KOBAYASHI, Daisuke (31-12 Shimo 3-chome, Kita-k, Tokyo 88, 〒1158588, JP)
小林大祐 (〒88 東京都北区志茂3-31-12日本化薬株式会社 機能化学品研究所内 Tokyo, 〒1158588, JP)
NAITOU, Masahiro (31-12 Shimo 3-chome, Kita-k, Tokyo 88, 〒1158588, JP)
内藤正弘 (〒88 東京都北区志茂3-31-12日本化薬株式会社 機能化学品研究所内 Tokyo, 〒1158588, JP)
| 下記式(1) で表される硫黄含有化合物(A)、光重合性化合物(B)及び光重合開始剤(C)を含有する銀又は銀合金からなる反射膜を有する光ディスク用紫外線硬化性樹脂組成物。 |
| 前記式(1)で表される硫黄含有化合物(A)が、組成物に対して0.001~5重量%含有する請求項1に記載の光ディスク用紫外線硬化性樹脂組成物。 |
| 前記式(1)で表される硫黄含有化合物(A)が、チオフェノール、4-メルカプトフェノール、3-メルカプトフェノール、4-メトキシチオフェノール、4-メルカプト-2-メチルフェノール、4-メルカプト-2-エチルフェノール、3-エチル-4-ヒドロキシチオフェノール、4-メルカプト-2-メチルフェノール、チオサリチル酸、4-tert-ブチルチオフェノール、又は4-クロロチオフェノールである請求項1に記載の光ディスク用紫外線硬化性樹脂組成物。 |
| 光重合性化合物(B)として、エポキシ(メタ)アクリレート又はウレタン(メタ)アクリレート(B-1)の少なくとも一方を含む請求項1に記載の光ディスク用紫外線硬化性樹脂組成物。 |
| 光重合性化合物(B)として、さらに(メタ)アクリレートモノマー(B-2)を含む請求項4に記載の光ディスク用紫外線硬化性樹脂組成物。 |
| (メタ)アクリレートモノマー(B-2)が、ジシクロペンテニルオキシエチル(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,6-ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、フェノキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシ-3-フェノキシプロピル(メタ)アクリレート、及びエチレンオキサイド変性ビスフェノールA型ジ(メタ)アクリレートからなる群から選ばれる1種以上である請求項5に記載の光ディスク用紫外線硬化性樹脂組成物。 |
| 光重合性化合物(B)が、さらに、リン酸(メタ)アクリレートを含む請求項4ないし請求項6のいずれか一項に記載の光ディスク用紫外線硬化性樹脂組成物。 |
| 光重合開始剤(C)が1-ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2-ベンジル-2-ジメチルアミノ-1-(4-モルホリノフェニル)-ブタン-1-オン、2,4,6-トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシド、ビス(2,4,6-トリメチルベンゾイル)-フェニルホスフィンオキシド、2-ヒドロキシ-2-メチル-[4-(1-メチルビニル)フェニル]プロパノールオリゴマー、2-ヒドロキシ-1-{4-[4-(2-ヒドロキシ-2-メチル-プロピオニル)-ベンジル]-フェニル}-2-メチル-プロパン-1-オン、及び1-[4-(2-ヒドロキシエトキシ)-フェニル-]-2-ヒドロキシ-2-メチル-1-プロパン-1-オンからなる群から選ばれる1種以上である請求項1に記載の光ディスク用紫外線硬化性樹脂組成物。 |
| 請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の光ディスク用紫外線硬化性樹脂組成物に活性エネルギー線を照射して得られる硬化物。 |
| 銀又は銀合金からなる反射膜を有する光ディスク基板に、請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の光ディスク用紫外線硬化性樹脂組成物を塗布し、活性エネルギー線を照射して得られる光ディスク。 |
| 請求項1に記載の光ディスク用紫外線硬化性樹脂組成物の紫外線硬化膜を、銀又は銀合金からなる反射膜上に有する光ディスク。 |
| 請求項1に記載の式(1)におけるR1及びR2は、それぞれ独立に、水素原子、水酸基、C1-C4アルキル基、カルボキシ基又はハロゲン原子であり、少なくとも一方は水素原子以外の基である式(1)で表される硫黄含有化合物(A)、光重合性化合物(B)及び光重合開始剤(C)を含有する紫外線硬化性樹脂組成物。 |
| 光重合性化合物(B)として、下記、 (B-1)成分;エポキシ(メタ)アクリレート又はウレタン(メタ)アクリレートの少なくとも一方、及び (B-2)成分;(メタ)アクリレートモノマー を含む請求項12に記載の紫外線硬化性樹脂組成物。 |
| (B-2)成分の(メタ)アクリレートモノマーが、C5-C10脂肪族グリコールジ(メタ)アクリレート;ポリC2-C4アルキレングリコールジ(メタ)アクリレート;C2-C3アルキレンオキサイド変性ビスフェノール化合物ジ(メタ)アクリレート;シクロ環と(メタ)アクリレート基の間にオキシC1-C3アルキルを架橋基として含んでもよいC5-C10シクロ環(メタ)アクリレートモノ(メタ)アクリレート;又はヒドロキシ基等で置換されていてもよいフェノキシ(C2-C4アルキル)(メタ)アクリレート;又はそのC2-C4アルキレンオキサイド変性フェノール(メタ)アクリレート;からなる群から選ばれる少なくとも1種である請求項13に記載の紫外線硬化性樹脂組成物。 |
| (B-1)成分のエポキシ(メタ)アクリレートがビスフェノール化合物-ジグリシジルエーテル(メタ)アクリレートであり、ウレタン(メタ)アクリレートがポリエーテルウレタン(メタ)アクリレートである請求項13又は14に記載の紫外線硬化性樹脂組成物。 |
| 硫黄含有化合物(A)が、3-エチル-4-ヒドロキシチオフェノール、 4-メルカプトフェノール及びチオサルチル酸からなる群から選ばれる少なくとも1種であり、(B-1)成分がビスフェノールAジグリシジルエーテルジアクリレート又はウレタン(メタ)アクリレートの少なくとも一方であり、 (B-2)成分がエチレンオキサイド変性ビスフェノールA型ジアクリレート、 ジプロピレングリコールジアクリレート、トリプロピレングリコールジアクリレート、1,6-ヘキサンジオールジアクリレート、ジシクロペンタジエンオキシエチルアクリレート、エチレンオキサイド変性フェノールアクリレートからなる群から選ばれる少なくとも1種である請求項12に記載の紫外線硬化性樹脂組成物。 |
本発明は、銀又は銀合金からなる反射膜 有する光ディスクに関する。
現在、実用化されているDVDは、ディスク 造時から映画等の情報が記録済みであるDVD- ROM、製造時には情報が記録されておらず、色 素記録層、無機記録層に消費者自らが情報を 記録するタイプの記録型DVDに大きく分けられ る。上記DVD-ROMには、記録層の構成において 録層が片面読み込み一層で記録容量がおよ 5ギガバイトのDVD-5、片面読み込み二層で記 容量がおよそ9ギガバイトのDVD-9、両面読み み二層で記録容量がおよそ10ギガバイトのDVD -10、及び両面読み込み四層で記録容量が18ギ バイトのDVD-18等がある。現在は、約2時間半 の映画を収録できる記録容量を持つことから 、DVD-9が主流となっている。DVD-9は、アルミ ウム合金からなる全反射膜を備えた0.6mmのポ リカーボネート基板と、半透明反射膜を備え た0.6mmのポリカーボネート基板を貼り合わせ 製造される。半透明反射膜としては、安価 反射率が高い銀または銀合金を使用するの 主流である。一方、記録型DVDには、DVD-R、DV D+R、DVD-RW、DVD+RW、DVD-RAM等多くのフォーマッ が存在している。現在主流のDVD-R、DVD-RW、DVD +R、DVD+RWは片面一層タイプであり、0.6mmのポ カーボネート基板と、有機色素や無機化合 からなる記録層及び反射膜層を備えた0.6mmの ポリカーボネート基板を貼り合わせて製造さ れる。反射膜層の材料としては、安価で反射 率が高い銀または銀合金が使用されている。
また、近年、DVDの約5倍の記録容量を有す る単層タイプのブルーレイディスク(Blu-ray Di sc:BD)やHD-DVDが発売されている。特に、ブルー レイディスクは、透明または不透明のプラス チック製の基板上に記録層を形成し、ついで 該記録層上に約0.1mmの光透過層を積層した構 で、光透過層を通して記録/再生するディス クである。ブルーレイディスクもまたDVDと同 様に反射膜に銀または銀合金を使用するのが 主流である。
しかしながら、銀または銀合金は酸化され
すいため、高温高湿環境下で銀または銀合
反射膜が変質し、読み取りエラーが増加す
問題がある。
この問題を解決する手段として、特許文献1
にはアルキレンチオール化合物、特許文献2
はアルキルチオエーテル化合物を含有する
とを特徴とする紫外線硬化型CD-R用保護コー
樹脂が提案されている。
また、一般に、CD-R用保護コート層は膜厚 が10μm程度と薄く、硬化後の応力の影響が少 いため、架橋密度の高い耐久性のよい樹脂 使用され、上記特許文献記載のアルキレン オール化合物又はアルキルチオエーテル化 物でも、銀または銀合金反射膜の変質防止 達成することができる。一方、DVD等の接着 、ブルーレイディスク等の光透過層は、膜 がCD-R用保護コート層等と比べると、厚くな っており、架橋密度の高い樹脂を使用すると 基板の反りが大きくなるため、現在そのよう な高架橋密度の樹脂は使用されていない。そ のため、高架橋密度の樹脂を使用した保護コ ート樹脂への配合を目的とした上記アルキレ ンチオール化合物又はアルキルチオエーテル 化合物では、現在使用されているDVD等の接着 層用又はブルーレイディスク等の光透過層用 樹脂組成物に該化合物を混入しても、銀また は銀合金反射膜の変質防止効果を十分に達成 することができない。
本発明は、銀または銀合金からなる反射 を有する光ディスクにおいて、CD-R用保護膜 などに使用される高架橋密度の樹脂を使用し ない場合においても高い耐久性を付与できる 紫外線硬化性樹脂組成物(紫外線硬化型樹脂 成物)及び該組成物の光硬化膜を、銀または 合金からなる反射膜上に有する光ディスク 提供することを目的とする。
本発明者らは、前記課題を解決すべく鋭 研究を重ねた結果、式(1)で表される硫黄含 化合物を含有する紫外線硬化性樹脂組成物 、銀または銀合金からなる反射膜を有する ディスクにおいて、優れた耐久性と耐光性 示すことを見出し、本発明を完成するに至 た。
即ち、本発明は、
(1) 下記式(1)
(式中、R 1
、R 2
は、それぞれ独立に水素原子、水酸基、アル
キルオキシ基、アルキル基、アリール基、カ
ルボキシ基、アルキルチオエーテル基、また
はハロゲン原子を表す)
で表される硫黄含有化合物(A)、光重合性化合
物(B)及び光重合開始剤(C)を含有する銀又は銀
合金からなる反射膜を有する光ディスク用紫
外線硬化性樹脂組成物、
(2) 前記式(1)で表される硫黄含有化合物(A)が
組成物に対して0.001~5重量%含有する上記(1)
記載の光ディスク用紫外線硬化性樹脂組成
、
(3) 前記式(1)で表される硫黄含有化合物(A)が
チオフェノール、4-メルカプトフェノール
3-メルカプトフェノール、4-メトキシチオフ
ノール、4-メルカプト-2-メチルフェノール
4-メルカプト-2-エチルフェノール、3-エチル-
4-ヒドロキシチオフェノール、4-メルカプト-2
-メチルフェノール、チオサリチル酸、4-tert-
チルチオフェノール、又は4-クロロチオフ
ノールである上記(1)に記載の光ディスク用
外線硬化性樹脂組成物、
(4) 光重合性化合物(B)として、エポキシ(メタ
)アクリレート又はウレタン(メタ)アクリレー
ト(B-1)の少なくとも一方を含む上記(1)に記載
光ディスク用紫外線硬化性樹脂組成物、
(5) 光重合性化合物(B)として、さらに(メタ)
クリレートモノマー(B-2)を含む上記(4)に記載
の光ディスク用紫外線硬化性樹脂組成物、
(6) (メタ)アクリレートモノマー(B-2)が、ジシ
クロペンテニルオキシエチル(メタ)アクリレ
ト、ジプロピレングリコールジ(メタ)アク
レート、トリプロピレングリコールジ(メタ)
アクリレート、1,6-ヘキサンジオールジ(メタ)
アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アク
レート、フェノキシポリエチレングリコー
(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシ-3-フェノ
キシプロピル(メタ)アクリレート、及びエチ
ンオキサイド変性ビスフェノールA型ジ(メ
)アクリレートからなる群から選ばれる1種以
上である上記(5)に記載の光ディスク用紫外線
硬化性樹脂組成物、
(7) 光重合性化合物(B)が、さらに、リン酸(メ
タ)アクリレートを含む上記(4)ないし(6)のい
れか一項に記載の光ディスク用紫外線硬化
樹脂組成物、
(8) 光重合開始剤(C)が1-ヒドロキシシクロヘ
シルフェニルケトン、2-ベンジル-2-ジメチル
アミノ-1-(4-モルホリノフェニル)-ブタン-1-オ
、2,4,6-トリメチルベンゾイルジフェニルホ
フィンオキシド、ビス(2,4,6-トリメチルベン
ゾイル)-フェニルホスフィンオキシド、2-ヒ
ロキシ-2-メチル-[4-(1-メチルビニル)フェニル
]プロパノールオリゴマー、2-ヒドロキシ-1-{4-
[4-(2-ヒドロキシ-2-メチル-プロピオニル)-ベン
ジル]-フェニル}-2-メチル-プロパン-1-オン、
び1-[4-(2-ヒドロキシエトキシ)-フェニル-]-2-
ドロキシ-2-メチル-1-プロパン-1-オンからな
群から選ばれる1種以上である上記(1)に記載
光ディスク用紫外線硬化性樹脂組成物、
(9) 上記(1)ないし(8)のいずれか1項に記載の光
ディスク用紫外線硬化性樹脂組成物に活性エ
ネルギー線を照射して得られる硬化物、
(10) 銀又は銀合金からなる反射膜を有する光
ディスク基板に、上記(1)ないし(8)のいずれか
1項に記載の光ディスク用紫外線硬化性樹脂
成物を塗布し、活性エネルギー線を照射し
得られる光ディスク、
(11) 上記(1)に記載の光ディスク用紫外線硬化
性樹脂組成物の紫外線硬化膜を銀又は銀合金
からなる反射膜上に有する光ディスク、
(12) 上記(1)の式(1)におけるR1及びR2は、それ
れ独立に、水素原子、水酸基、C1-C4アルキル
基、カルボキシ基又はハロゲン原子であり、
少なくとも一方は水素原子以外の基である式
(1)で表される硫黄含有化合物(A)、光重合性化
合物(B)及び光重合開始剤(C)を含有する紫外線
硬化性樹脂組成物、
(13) 光重合性化合物(B)として、下記、
(B-1)成分;エポキシ(メタ)アクリレート又はウ
タン(メタ)アクリレートの少なくとも一方
及び
(B-2)成分;(メタ)アクリレートモノマー
を含む上記(12)に記載の紫外線硬化性樹脂組
物、
(14)(B-2)成分の(メタ)アクリレートモノマーが
C5-C10脂肪族グリコールジ(メタ)アクリレー
;ポリC2-C4アルキレングリコールジ(メタ)アク
リレート;C2-C3アルキレンオキサイド変性ビス
フェノール化合物ジ(メタ)アクリレート;シク
ロ環と(メタ)アクリレート基の間にオキシC1-C
3アルキルを架橋基として含んでもよいC5-C10
クロ環(メタ)アクリレートモノ(メタ)アクリ
ート;又はC2-C4アルキレンオキサイド変性フ
ノール(メタ)アクリレート;からなる群から
ばれる少なくとも1種である(13)に記載の紫
線硬化性樹脂組成物、
(15) (B-1)成分のエポキシ(メタ)アクリレート
ビスフェノール化合物-ジグリシジルエーテ
(メタ)アクリレートであり、ウレタン(メタ)
アクリレートがポリエーテルウレタン(メタ)
クリレートである上記(13)又は(14)に記載の
外線硬化性樹脂組成物、
(16) 硫黄含有化合物(A)が、3-エチル-4-ヒドロ
シチオフェノール、
4-メルカプトフェノール及びチオサルチル酸
らなる群から選ばれる少なくとも1種であり
、(B-1)成分がビスフェノールAジグリシジルエ
ーテルジアクリレート又はウレタン(メタ)ア
リレートの少なくとも一方であり、
(B-2)成分がエチレンオキサイド変性ビスフェ
ールA型ジアクリレート、
ジプロピレングリコールジアクリレート、ト
リプロピレングリコールジアクリレート、1,6
-ヘキサンジオールジアクリレート、ジシク
ペンタジエンオキシエチルアクリレート、
チレンオキサイド変性フェノールアクリレ
ト(フェノキシポリエチレングリコールアク
レート)からなる群から選ばれる少なくとも
1種である上記(12)に記載の紫外線硬化性樹脂
成物、
に関する。
反射膜に銀または銀合金を使用した光デ スク、特に、DVD等の接着層又はブルーレイ ィスク等の光透過層に、本発明の紫外線硬 性樹脂組成物を使用した場合、該樹脂が高 橋密度でない場合においても、高い耐久性 有する光ディスクを得ることができ、高温 湿下での長時間の使用においても信頼性の い光ディスクを提供できる。
本発明の紫外線硬化性樹脂組成物は、前 式(1)で表される特定の硫黄含有化合物(A)、 重合性化合物(B)及び光重合開始剤(C)を含有 る。
本発明の組成物に含有される硫黄含有化 物(A)は、下記式(1)
(式中、R 1
及びR 2
は、それぞれ独立に水素原子、水酸基、アル
キルオキシ基、アルキル基、アリール基、カ
ルボキシ基、アルキルチオエーテル基、また
はハロゲン原子を表す)
で表される。
好ましい式(1)で表される硫黄含有化合物は
R 1
とR 2
の一方が水素原子またはアルキル基であり、
他方が水素原子、水酸基、アルキルオキシ基
、アルキル基、アリール基、カルボキシ基、
アルキルチオエーテル基、またはハロゲン原
子、より好ましくは他方が水酸基、カルボキ
シ基、ハロゲン原子、更に好ましくは、他方
が水酸基またはカルボキシ基である化合物で
ある。
また、より好ましい化合物としては、R 1
及びR 2
は、それぞれ独立に、水素原子、水酸基、C1-
C4アルキル基、カルボキシ基又はハロゲン原
であり、少なくとも一方は水素原子以外の
である化合物を挙げることができ、更に、
ましくは、それぞれ独立に、水素原子、C1-C
4アルキル基、水酸基又はカルボキシ基であ
、少なくとも一方は水素原子以外の基であ
化合物を挙げることができる。
また、好ましい具体例としてはチオフェノー
ル、4-メルカプトフェノール、3-メルカプト
ェノール、4-メトキシチオフェノール、4-メ
カプト-2-メチルフェノール、4-メルカプト-2
-エチルフェノール、3-エチル-4-ヒドロキシチ
オフェノール、4-メルカプト-2-メチルフェノ
ル、チオサリチル酸、4-tert-ブチルチオフェ
ノール、4-クロロチオフェノールが挙げられ
。
特に好ましくは、3-エチル-4-ヒドロキシチ
オフェノール、4-メルカプトフェノール、チ
サリチル酸が挙げられる。
(A)成分の紫外線硬化性樹脂組成物中の含 量は、該組成物全量に対して、通常0.001~5重 量%、好ましくは0.005~3重量%、より好ましくは 0.1~1重量%、更に好ましくは0.1~0.5重量%である 0.001重量%未満では効果がなく、5重量%より く含有しても耐久性や耐光性の向上が見ら ず、経済的に不利になる。
本発明の組成物に含有される光重合性化合
(B)としては、(メタ)アクリロイル基を1個以
、好ましくは1~6個、より好ましくは1~3個有
る(メタ)アクリレート化合物を使用するこ
ができる。(メタ)アクリレート化合物であれ
ば特に限定されないが、好ましくは、(B-1)成
として使用されるエポキシ(メタ)アクリレ
ト及び/又はウレタン(メタ)アクリレート、
び(B-2)成分として使用される(メタ)アクリレ
トモノマー等が好ましい。
尚、本発明において「(メタ)アクリレート」
「メタクリレート又はアクリレート」を意
する。
(B-1)成分として使用されるエポキシ(メタ)ア
クリレートは、硬化性の向上や硬化物の硬度
や硬化速度を向上させる機能がある。
該エポキシ(メタ)アクリレートとしては、
リシジルエーテル型エポキシ化合物(グリシ
ルエーテル基含有エポキシ化合物)と、(メ
)アクリル酸との反応により得られる化合物(
グリシジルエーテル基含有エポキシ化合物-(
タ)アクリレート)が好ましい。
該反応に使用される好ましい該エポキシ化
物としては、ビスフェノール化合物のジグ
シジルエーテル、アルキレンオキサイド(好
ましくはC2-C3アルキレンオキサイド)付加ビス
フェノール化合物のジグリシジルエーテル、
水素添加ビスフェノール化合物のジグリシジ
ルエーテル、アルキレンオキサイド(好まし
はC2-C3アルキレンオキサイド)付加-水素添加
スフェノール化合物のジグリシジルエーテ
等のビスフェノール化合物-ジグリシジルエ
ーテル;C1-C8脂肪族グリコールのジグリシジル
エーテル;ポリC2-C4アルキレングリコールのジ
グリシジルエーテル;等が好ましい。
上記におけるビスフェノール化合物-ジグリ
シジルエーテルにおける好ましいビスフェノ
ール化合物としてはビスフェノールA又はF、
素添加ビスフェノールA又はF及びこれらの
ルキレンオキサイド付加化合物等を挙げる
とがでる。アルキレンオキサイドとしては
好ましくはC2-C3アルキレンオキサイドを挙げ
ることができ、例えば、エチレンオキサイド
、プロピレンオキサイド等を挙げることがで
きる。
また、上記C1-C8脂肪族グリコールのジグリ
ジルエーテルにおけるC1-C8脂肪族グリコール
としては、エチレングリコール、プロピレン
グリコール、ネオペンチルグリコール、ブタ
ンジオール、へキサンジオール又はシクロヘ
キサンジメタノール等を挙げることができる
。
上記ポリC2-C4アルキレングリコールのジグ
シジルエーテルにおけるポリC2-C4アルキレン
グリコールとしては、ジエチレングリコール
、トリアルキレングリコール、ポリエチレン
グリコール又はポリプロピレングリコール等
を挙げることができる。
(B-1)成分として使用されるエポキシ(メタ)ア
クリレートとしては、上記グリシジルエーテ
ル基含有エポキシ化合物-(メタ)アクリレート
が好ましく、更に、その中ではビスフェノー
ル化合物-ジグリシジルエーテル(メタ)アクリ
レートが好ましい。
該ビスフェノール化合物-ジグリシジルエー
テルとしては、ビスフェノールA或いはアル
レンオキサイド付加ビスフェノールAのジグ
シジルエーテル、ビスフェノールF或いはア
ルキレンオキサイド付加ビスフェノールFの
グリシジルエーテル、水素添加ビスフェノ
ルA或いはアルキレンオキサイド付加ビスフ
ノールAのジグリシジルエーテル、水素添加
ビスフェノールF或いはアルキレンオキサイ
付加-水素添加ビスフェノールFのジグリシジ
ルエーテル等を挙げることができる。
また、上記C1-C8脂肪族グリコールのジグリ
ジルエーテルとしては、エチレングリコー
ジグリシジルエーテル、プロピレングリコ
ルジグリシジルエーテル、ネオペンチルグ
コールジグリシジルエーテル、ブタンジオ
ルジグリシジルエーテル、へキサンジオー
ジグリシジルエーテル、シクロヘキサンジ
タノールジグリシジルエーテル等を挙げる
とができる。
また、上記ポリC2-C4アルキレングリコール
ジグリシジルエーテルとしてはポリプロピ
ングリコールジグリシジルエーテル等を挙
ることができる。
上記の中でビスフェノールAジグリシジルエ
ーテルが最も好ましい。
エポキシ(メタ)アクリレートは、上記の リシジルエーテル化合物と、(メタ)アクリル 酸を、常法により反応させることにより得る ことができる。例えば、下記するような条件 で反応させることにより得られる。
グリシジルエーテル型エポキシ化合物の ポキシ基1当量に対して、(メタ)アクリル酸 0.9~1.5モル、より好ましくは0.95~1.1モルの比 で反応させる。反応温度は80~120℃が好まし 、反応時間は10~35時間程度である。反応を 進させるために、例えばトリフェニルフォ フィン、TAP、トリエタノールアミン、テト エチルアンモニウムクロライド等の触媒を 用するのが好ましい。又、反応中、重合を 止するために重合禁止剤(例えば、パラメト シフェノール、メチルハイドロキノン等)を 使用することもできる。
(B-1)成分として使用されるエポキシ(メタ)ア
クリレートとしては、ビスフェノール化合物
のジグリシジルエーテルと(メタ)アクリル酸
の反応により得られる(メタ)アクリレート(
スフェノール化合物-ジグリシジルエーテル
(メタ)アクリレート)が好ましく、ビスフェノ
ールA型のエポキシ化合物より得られた、ビ
フェノールAエポキシ(メタ)アクリレート(ビ
フェノールAジグリシジルエーテル(メタ)ア
リレート)がより好ましい。
(B-1)成分として使用されるエポキシ(メタ)ア
クリレートの分子量としては500~10000が好まし
い。
本発明において(B-1)成分として使用される
レタン(メタ)アクリレートは本発明の紫外線
硬化性樹脂組成物を用いて貼り合わせた光デ
ィスクの機械的特性を向上(例えば反り及び/
はゆがみ等を減少)させる機能がある。
ウレタン(メタ)アクリレートは、多価アル
ール、有機ポリイソシアネート及びヒドロ
シ(メタ)アクリレート化合物を反応させるこ
とによって得られる。
上記多価アルコールとしては例えば、水酸
を2~5有するC2-C10脂肪族アルコール(具体的に
はネオペンチルグリコール、3-メチル-1、5-ペ
ンタンジオール、エチレングリコール、プロ
ピレングリコール、1,4-ブタンジオール、1、6
-ヘキサンジオール、トリメチロールプロパ
、ペンタエリスリトール、ビス-〔ヒドロキ
メチル〕-シクロヘキサン等)、又はトリシ
ロデカンジメチロール等の脂肪族多価アル
ール、ポリエステルポリオール、カプロラ
トンアルコール、ポリカーボネートポリオ
ル、又はポリエーテルポリオール等が挙げ
れる。
上記のポリエステルポリオールとしては、
価アルコール、好ましくは上記脂肪族多価
ルコールと多塩基酸との反応によって得ら
るポリエステルポリオールを挙げることが
きる。ここで使用される多塩基酸としては
例えば、C2-C10脂肪族ジカルボン酸(コハク酸
、アジピン酸又はアゼライン酸等)又はフタ
酸類(フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸
テレフタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸
)等を挙げることができる。
上記カプロラクトンアルコールとしては、
価アルコール、好ましくは上記脂肪族多価
ルコールとε-カプロラクトンとの反応によ
て得られるカプロラクトンアルコールを挙
ることができる。
上記ポリカーボネートポリオールとしては
例えば1,6-ヘキサンジオール等の多価アルコ
ールの項で挙げたジオール類とジフェニルカ
ーボネートとの反応によって得られるポリカ
ーボネートジオール等を挙げることができる
。
上記ポリエーテルポリオール(好ましくはポ
リエーテルジオール)としては、例えばポリ
チレングリコール、ポリプロピレングリコ
ル、ポリテトラメチレングリコール等のポ
アルキレングリコール、好ましくはポリC2-C4
アルキレングリコール、又はエチレンオキサ
イド変性ビスフェノールA等を挙げることが
きる。これらの中でポリC2-C4アルキレングリ
コールが好ましい。ポリC2-C4アルキレングリ
ールとしては分子量が100~10000程度、好まし
は300~5000程度、より好ましくは300~2000程度、
最も好ましくは300~1500程度のものを挙げるこ
ができる。
前記ウレタン(メタ)アクリレート合成用の
有機ポリイソシアネートとしては、ジイソ
アネート化合物が好ましく、例えばイソホ
ンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイ
シアネート、トリレンジイソシアネート、
シレンジイソシアネート、ジフェニルメタ
-4,4’-ジイソシアネート又はジシクロペンタ
ニルイソシアネート等が挙げられ、イソホロ
ンジイソシアネートがより好ましい。
又、前記ウレタン(メタ)アクリレート合成
の、ヒドロキシ(メタ)アクリレート化合物と
しては、例えばヒドロキシC2-C10脂肪族炭化水
素(メタ)アクリレート、例えば、ヒドロキシ
チル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロ
ル(メタ)アクリレート、ヒドロキシブチル(
タ)アクリレートまたはジメチロールシクロ
キシルモノ(メタ)アクリレート等、及びヒ
ロキシカプロラクトン(メタ)アクリレート等
が挙げられ、ヒドロキシC2-C10脂肪族炭化水素
(メタ)アクリレートがより好ましい。
前記ウレタン(メタ)アクリレートの合成反
は、常法によって、例えば、以下のように
て行うことができる。
即ち、多価アルコールにその水酸基1当量あ
たり有機ポリイソシアネートをそのイソシア
ネート基が好ましくは1.1~2.0当量になるよう
混合し、反応温度を好ましくは70~90℃で反応
させ、ウレタンオリゴマーを合成する。次い
でウレタンオリゴマーのイソシアネート基1
量あたり、ヒドロキシ(メタ)アクリレート化
合物をその水酸基が好ましくは1~1.5当量とな
ように混合し、70~90℃で反応させて目的と
るウレタン(メタ)アクリレートを得ることが
できる。
該ウレタン(メタ)アクリレートとしては、
価アルコールとしてポリエーテルポリオー
、好ましくはポリエーテルジオールを用い
ポリエーテルウレタンアクリレートが好ま
い。
また、該ウレタン(メタ)アクリレートは市
品を使用することもでき、例えばUX-6101:ポリ
エーテル系ウレタンアクリレート(日本化薬
式会社製)等としても入手可能である。
(B-1)成分として使用されるウレタン(メタ)ア
リレートの分子量としては400~10000が好まし
。
光重合性化合物(B)の、(B-2)成分として用い
れる(メタ)アクリレートモノマーは、前記(B-
1)成分として使用されるエポキシ(メタ)アク
レート及びウレタン(メタ)アクリレートを除
き、特に限定されない。
例えば、(メタ)アクリロイル基を1つ有する
のとして、フェノキシエチル(メタ)アクリ
ート又は2-ヒドロキシ-3-フェノキシプロピル
(メタ)アクリレート等のヒドロキシ基等で置
されていてもよいフェノキシ(C2-C4アルキル)
(メタ)アクリレート;C2-C4アルキレンオキサイ
変性フェノール(メタ)アクリレート、 例え
ば、エチレンオキサイド又はプロピレンオキ
サイド2~10モル変性フェノールアクリレート
のフェノキシ(ポリエチレン又はポリプロピ
ン)グリコール(メタ)アクリレート等のフェ
キシ(ポリC2-C4アルキレングリコール)(メタ)
クリレート;ベンジル(メタ)アクリレート;テ
トラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート又
モルホリン(メタ)アクリレート等の酸素原
又は窒素原子含有C5-C6複素環(メタ)アクリレ
ト;フェニルグリシジル(メタ)アクリレート;
2-ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、
ウリル(メタ)アクリレート、イソデシル(メ
)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレ
ト、イソオクチル(メタ)アクリレート、トリ
デシル(メタ)アクリレート等のヒドロキシ置
基を有してもよいC1-C20アルキル(メタ)アク
レート;
エトキシジエチレングリコール(メタ)アク
レート、メトキシジトリプロピレングリコ
ル(メタ)アクリレート等のC1-C4アルコキシポ
C2-C4アルキレングリコール(メタ)アクリレー
ト;トリシクロデカン(メタ)アクリレート、イ
ソボルニル(メタ)アクリレート、ジシクロペ
タジエンオキシエチル(メタ)アクリレート{
えば、ジシクロペンテニルオキシエチルア
リレート(例えば、日立化成工業株式会社製
FANCRYL FA-512A)、ジシクロペンテニルオキシエ
ルメタクリレート(例えば、日立化成工業株
式会社製FANCRYL FA-512M)}、ジシクロペンテニル
アクリレート(例えば、日立化成工業株式会
製FANCRYL FA-511A)、ジシクロペンタニルアクリ
レート(例えば、日立化成工業株式会社製FANCR
YL FA-513A)、ジシクロペンタニルメタクリレー
ト(例えば、日立化成工業株式会社製FANCRYL FA
-513M)、1-アダマンチルアクリレート(例えば、
出光興産株式会社製Adamantate AA)、2-メチル-2-
ダマンチルアクリレート(例えば、出光興産
株式会社製Adamantate MA)、2-エチル-2-アダマン
ルアクリレート(例えば、出光興産株式会社
製Adamantate EA)、1-アダマンチルメタクリレー
(例えば、出光興産株式会社製Adamantate AM)等
のC5-C10シクロ環(メタ)アクリレート(シクロ環
と(メタ)アクリレート基の間にオキシC1-C3ア
キル架橋基を含んでもよい);リン酸(メタ)ア
リレート;等を挙げることができる。
(メタ)アクリロイル基を1つ有する(メタ)アク
レートモノマーは本発明の樹脂組成物を用
て貼り合わせた光ディスクの機械的特性(反
り、ゆがみ等)を向上させる機能を有する。
光重合性化合物(B)として用いうる(メタ) クリロイル基を2個有する(メタ)アクリレー モノマーとしては、シクロヘキサン-1,4-ジメ タノールジ(メタ)アクリレート、シクロヘキ ン-1,3-ジメタノールジ(メタ)アクリレート、 トリシクロデカンジメチロールジ(メタ)アク レート(例えば、日本化薬株式会社製、KAYARA D R-684、トリシクロデカンジメチロールジア リレート等)、ジシクロペンタニルジ(メタ) クリレート等のC5-C10シクロ環ジ(メタ)アク レート(シクロ環と(メタ)アクリレート基の にC1-C3アルキル架橋基を含んでもよい);ジオ サングリコールジ(メタ)アクリレート(例え 、日本化薬株式会社製、KAYARAD R-604、ジオ サングリコールジアクリレート);1,6-ヘキサ ジオールジ(メタ)アクリレート、アルキレン オキサイド変性1,6-ヘキサンジオールジ(メタ) アクリレート、ネオペンチルグリコールジ( タ)ジアクリレート、アルキレンオキサイド 性ネオペンチルグリコールジ(メタ)ジアク レート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチ グリコールジ(メタ)アクリレート、1,9-ノナ ジオールジ(メタ)アクリレート等のC5-C10脂肪 族グリコールジ(メタ)アクリレート(アルキレ ンオキサイド、例えばC2-C3アルキレンオキサ ドで変性されていても、また、ヒドロキシ バリン酸を付加したのでもよい);ポリエチ ングリコールジ(メタ)アクリレート又はポリ プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート のポリC2-C4アルキレングリコールジ(メタ)ア クリレート(好ましくはジ又はトリプロピレ グリコールジ(メタ)アクリレート);、エチレ オキサイド変性ビスフェノールA型ジ(メタ) クリレート等のC2-C3アルキレンオキサイド 性ビスフェノール化合物ジ(メタ)アクリレー ト(好ましくはエチレンオキシド変性ビスフ ノールA型ジ(メタ)アクリレート)等を挙げる とができる。
光重合性化合物(B)として用いうる(メタ) クリロイル基を3個有する(メタ)アクリレー モノマー(B-2)としては、トリメチロールプロ パントリ(メタ)アクリレート、トリメチロー オクタントリ(メタ)アクリレート、トリメ ロールプロパンポリエトキシトリ(メタ)アク リレート、トリメチロールプロパンポリプロ ポキシトリ(メタ)アクリレート、トリメチロ ルプロパンポリエトキシポリプロポキシト (メタ)アクリレート、トリス[(メタ)アクロ ルオキシエチル]イソシアヌレ-ト、カプロラ クトン変性トリス[(メタ)アクリロイルオキシ エチル]イソシアヌレ-ト、ペンタエリスリト ルトリ(メタ)アクリレート、エチレンオキ ド変性トリメチロールプロパントリ(メタ)ア クリレート、プロピレンオキシド変性トリメ チロールプロパントリ(メタ)アクリレート等 挙げることができる。
光重合性化合物(B)として用いうる(メタ) クリロイル基を4個有する(メタ)アクリレー モノマー(B-2)としては、ペンタエリスリトー ルポリエトキシテトラ(メタ)アクリレート、 ンタエリスリトールポリプロポキシテトラ( メタ)アクリレート、ペンタエリスリトール トラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロール プロパンテトラ(メタ)アクリレート、ジペン エリスリトールテトラ(メタ)アクリレート を挙げることができる。
光重合性化合物(B)として用いうる(メタ) クリロイル基を5個有する(メタ)アクリレー モノマー(B-2)としては、ジペンタエリスリト ールペンタ(メタ)アクリレート、カプロラク ン変性ジペンタエリスリトールペンタ(メタ )アクリレート等を挙げることができる。
光重合性化合物(B)として用いうる(メタ)ア
リロイル基を6個有する(メタ)アクリレート
ノマー(B-2)としては、ジペンタエリスリトー
ルヘキサ(メタ)アクリレート、カプロラクト
変性ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)
クリレート等を挙げることができる。なお
本発明において用いうる(メタ)アクリレート
モノマーは、(メタ)アクリロイル基を7個以上
有する多官能のものであってもよい。
(B-2)成分として用いられる(メタ)アクリレー
モノマーとして好ましいものは、C5-C10脂肪
グリコールジ(メタ)アクリレート、好ましく
は1,6-ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート
;ポリC2-C4アルキレングリコールジ(メタ)アク
レート;C2-C3アルキレンオキサイド変性ビス
ェノール化合物ジ(メタ)アクリレート、好
しくはエチレンオキサイド変性ビスフェノ
ルAジ(メタ)アクリレート;C5-C10シクロ環化合
モノ(メタ)アクリレート、好ましくはジシ
ロペンタジエンオキシエチル(メタ)アクリレ
ート;及びリン酸(メタ)アクリレート;C2-C4アル
キレンオキサイド変性フェノール(メタ)アク
レート、好ましくはエチレンオキサイド変
フェノール(メタ)アクリレート等を挙げる
とができ、これらの1種又は2種以上を併用し
てもよい。
本発明の樹脂組成物においては、これら(B)
分は、1種または2種以上を任意の割合で混
して使用することができる。
(B)成分の、該樹脂組成物中の含有量は、組成
物全量から、硫黄含有化合物(A)、光重合開始
剤(C)及び任意の添加剤の含量を引いた残部で
あり、通常80~98重量%、好ましくは85~98重量%で
ある。
(B)成分としては、(B-1)成分及び(B-2)成分の少
なくとも何れか一方を含めば良いが、(B-1)成
及び(B-2)成分の両者を含む場合が好ましい
(B)成分として、(B-1)成分及び(B-2)成分の両者
を含む場合、両者の組合せは何れの化合物同
士でもよい。
好ましい組み合わせとしては、(B-1)成分が
記(1)のエポキシ(メタ)アクリレート単独の場
合、(B-2)成分として、(メタ)アクリレート基
2-4個含むポリ(メタ)アクリレートモノマーが
好ましく、更に好ましくはジ(メタ)アクリレ
トモノマーであり、ジ(メタ)アクリレート
ノマーの中では、ポリC2-C3アルキレングリコ
ールジ(メタ)アクリレート又はC5-C6アルキレ
グリコールジ(メタ)アクリレートが好ましい
。(B-1)成分が上記(2)のウレタン(メタ)アクリ
ート単独又は、エポキシ(メタ)アクリレート
とウレタン(メタ)アクリレートの両者を含む
合は、(B-2)成分として、C2-C3アルキレンオキ
サイド変性ビスフェノール化合物ジ(メタ)ア
リレート、好ましくはエチレンオキサイド
性ビスフェノールAジ(メタ)メタアクリレー
が好ましい。この場合、更に、(B-2)成分と
て、C5-C10シクロ環化合物モノ又はジ(メタ)ア
クリレート、好ましくはジシクロペンタジエ
ンオキシエチル(メタ)アクリレート若しくはC
5-C6アルキレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、好ましくは1,6-ヘキサンジオールジ(メタ)
アクリレートを含むのが好ましい。
上記(1)及び(2)の何れの場合も、場合により
更に、(B-2)成分として、リン酸(メタ)アクリ
レートを含有する方が好ましい。
(B)成分として、(B-1)成分及び(B-2)成分の両 を含む場合、両者の割合は、何れでもよい 、(B)成分の総量に対して、通常、(B-1)成分が 20~65重量%程度、そして(B-2)成分が35~80重量%程 、より好ましくは、(B-1)成分が30~60重量%程 、そして(B-2)成分が40~70重量%程度である。
本発明の樹脂組成物においては、(B)成分 して、必要によりリン酸(メタ)アクリレー を加えることができる。リン酸(メタ)アクリ レートは、アルミニウム、銀または銀合金と 接着剤硬化物との接着性を向上させるが、金 属膜を腐食させる恐れがありその使用量は制 限される。
本発明の樹脂組成物に含有し得るリン酸( メタ)アクリレートとしては、リン酸エステ 骨格を有する(メタ)アクリレートであれば、 モノエステル、ジエステルあるいはトリエス テル等特に限定されず、例えば、エチレンオ キシド変性フェノキシ化リン酸(メタ)アクリ ート、エチレンオキシド変性ブトキシ化リ 酸(メタ)アクリレート、エチレンオキシド 性オクチルオキシ化リン酸(メタ)アクリレー ト、エチレンオキシド変性リン酸ジ(メタ)ア リレート、エチレンオキシド変性リン酸ト (メタ)アクリレート等が挙げられ、日本化 株式会社製PM-2(エチレンオキシド変性リン酸 ジメタクリレート)等として入手可能である 本発明においては、エチレンオキシド変性 ン酸ジメタクリレートが好ましく用いられ 。リン酸(メタ)アクリレートは1種または2種 上を任意の割合で混合使用することができ 。リン酸(メタ)アクリレートを本発明の樹 組成物中に含有させる場合、その含有量は 常0.005~5重量%、好ましくは0.005~3重量%であり 更に好ましくは0.005~1重量%である。また、 合により好ましくは0.05~3重量%である。特に( B-1)成分が上記(2)のウレタン(メタ)アクリレー ト単独又は、エポキシ(メタ)アクリレートと レタン(メタ)アクリレートの両者を含む場 は、0.005~0.05重量%でもよい。
本発明の組成物に含有される光重合開始 (C)としては、特に限定はされないが、例え 、1-ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケ ン(イルガキュアー184;チバ・スペシャリティ ・ケミカルズ社製)、2-ヒドロキシ-2-メチル-[4 -(1-メチルビニル)フェニル]プロパノールオリ ゴマー(エサキュアーONE-Rifined;日本シーベル グナー製)、1-[4-(2-ヒドロキシエトキシ)-フェ ニル]-2-ヒドロキシ-2-メチル-1-プロパン-1-オ (イルガキュアー2959;チバ・スペシャリティ ケミカルズ製)、2-ヒドロキシ-1-{4-[4-(2-ヒド キシ-2-メチル-プロピオニル)-ベンジル]-フェ ニル}-2-メチル-プロパン-1-オン(イルガキュア ー127;チバ・スペシャリティ・ケミカルズ製) 2,2-ジメトキシ-2-フェニルアセトフェノン( ルガキュア651;チバ・スペシャリティ・ケミ ルズ製)、2-ヒドロキシ-2-メチル-1-フェニル- プロパン-1-オン(ダロキュア1173;チバ・スペシ ャリティ・ケミカルズ製)、2-メチル-1-[4-(メ ルチオ)フェニル]-2-モルホリノプロパン-1-オ ン(イルガキュアー907;チバスペシャリティー ミカルズ製)、2-ベンジル-2-ジメチルアミノ- 1-(4-モルホリノフェニル)-ブタン-1-オン、2-ク ロロチオキサントン、2,4-ジメチルチオキサ トン、2,4-ジイソプロピルチオキサントン、 ソプロピルチオキサントン、2,4,6-トリメチ ベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサ ド、ビス(2,4,6-トリメチルベンゾイル)-フェ ルフォスフィンオキサイド、ビス(2,6-ジメ キシベンゾイル)-2,4,4-トリメチルペンチルフ ォスフィンオキサイド等を挙げることができ る。
これらの中で1-ヒドロキシシクロヘキシ フェニルケトン、2-ベンジル-2-ジメチルアミ ノ-1-(4-モルホリノフェニル)-ブタン-1-オン、2 ,4,6-トリメチルベンゾイルジフェニルホスフ ンオキシド、ビス(2,4,6-トリメチルベンゾイ ル)-フェニルホスフィンオキシド、2-ヒドロ シ-2-メチル-[4-(1-メチルビニル)フェニル]プ パノールオリゴマー、2-ヒドロキシ-1-{4-[4-(2- ヒドロキシ-2-メチル-プロピオニル)-ベンジル ]-フェニル}-2-メチル-プロパン-1-オン、及び1- [4-(2-ヒドロキシエトキシ)-フェニル-]-2-ヒド キシ-2-メチル-1-プロパン-1-オン等が好まし 。
本発明の樹脂組成物においては、これら( C)成分は、1種または2種以上を任意の割合で 合して使用することができる。(C)成分の樹 組成物中の含有量(総量に対する含有量)は通 常0.5~20重量%、好ましくは1~10重量%である。ま た、場合により、好ましい含量は2~15重量%、 に前記(1)の(B-1)成分がエポキシ(メタ)アクリ レート単独の場合には、該樹脂組成物の総量 に対する含有量は2~15重量%、より好ましくは 5~12重量%程度である。
以上から、本発明における好ましい紫外線
化性樹脂組成物をまとめると下記の通りで
る。
(1)前記式(1)で表される硫黄含有化合物(A)、光
重合性化合物(B)及び光重合開始剤(C)を含有す
る紫外線硬化性樹脂組成物、
(2)前記式(1)におけるR1及びR2は、それぞれ独
に、水素原子、水酸基、C1-C4アルキル基、カ
ルボキシ基又はハロゲン原子であり、少なく
とも一方は水素原子以外の基である上記(1)に
記載の紫外線硬化性樹脂組成物、
(3) 光重合性化合物(B)として、
(B-1)成分;エポキシ(メタ)アクリレート又はウ
タン(メタ)アクリレートの少なくとも一方
及び
(B-2)成分;(メタ)アクリレートモノマー、
を含む上記(1)又は(2)に記載の紫外線硬化性樹
脂組成物、
(4)(B-1)成分のエポキシ(メタ)アクリレートが
スフェノールジグリシジルエーテルジ(メタ)
アクリレートである上記(1)~(3)の何れか1項に
載の紫外線硬化性樹脂組成物、
(5)(B-2)成分の(メタ)アクリレートモノマーが
C5-C10脂肪族グリコールジ(メタ)アクリレート
;ポリC2-C4アルキレングリコールジ(メタ)アク
レート;C2-C3アルキレンオキサイド変性ビス
ェノール化合物ジ(メタ)アクリレート;シク
環と(メタ)アクリレート基の間にオキシC1-C3
アルキルを架橋基として含んでもよいC5-C10シ
クロ環(メタ)アクリレートモノ(メタ)アクリ
ート;又はヒドロキシ基等で置換されていて
よいフェノキシ(C2-C4アルキル)(メタ)アクリ
ート若しくはそのC2-C4アルキレングリコー
変性化合物;からなる群から選ばれる少なく
も1種である上記(1)~(4)の何れか1項に記載の
外線硬化性樹脂組成物、
(6)(B-2)成分の(メタ)アクリレートモノマーが
チレンオキサイド変性ビスフェノールA型ジ(
メタ)アクリレート、ジプロピレングリコー
ジ(メタ)アクリレート、トリプロピレングリ
コールジ(メタ)アクリレート、1,6-ヘキサンジ
オールジ(メタ)アクリレート、ジシクロペン
ジエンオキシエチル(メタ)アクリレート、
チレンオキサイド変性フェノキシエチル(メ
)アクリレートからなる群から選ばれる少な
くとも1種である上記(5)に記載の紫外線硬化
樹脂組成物、
(7)硫黄含有化合物(A)が、3-エチル-4-ヒドロキ
チオフェノール、
4-メルカプトフェノール及びチオサルチル酸
らなる群から選ばれる少なくとも1種である
上記(1)~(6)の何れか1項に記載の紫外線硬化性
脂組成物、
(8)樹脂組成物全量に対する、前記式(1)で表さ
れる硫黄含有化合物(A)の含量が0.001~5重量%、
重合開始剤(C)の含量が通常0.5~20重量%、好ま
しくは2~15重量%、残部が光重合性化合物(B)で
る上記(1)~(7)の何れか1項に記載の紫外線硬
性樹脂組成物、
(9)(B)成分の総量に対して、(B-1)成分が20~65重
%、そして(B-2)成分が35~80重量%、より好まし
は、(B-1)成分が30~60重量%、そして(B-2)成分が4
0~70重量%である上記(3)~(8)の何れか1項に記載
紫外線硬化性樹脂組成物、
(10)更に、(B)成分として、リン酸(メタ)アクリ
レート化合物を含有する上記(3)~(10)に記載の
合物、
等を挙げることができる。
更に、光重合開始助剤となりうるアミン 等を上記の光重合開始剤と併用することも きる。使用しうるアミン類等としては、安 香酸2-ジメチルアミノエチルエステル、ジ チルアミノアセトフェノン、p-ジメチルアミ ノ安息香酸エチルエステルまたはp-ジメチル ミノ安息香酸イソアミルエステル等が挙げ れる。該アミン類等の光重合開始助剤を使 する場合、本発明の接着用樹脂組成物中の 有量は通常0.005~5重量%、好ましくは0.01~3重 %である。
本発明の樹脂組成物には、必要に応じて酸
防止剤、有機溶剤、シランカップリング剤
重合禁止剤、レベリング剤、帯電防止剤、
面潤滑剤、蛍光増白剤、光安定剤(例えば、
ヒンダードアミン化合物等)、充填剤等の添
剤を加えてもよい。
ヒンダードアミン化合物の具体例として例え
ば、1,2,2,6,6-ペンタメチル-4-ピペリジルアル
ール、2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリジルアル
コール、1,2,2,6,6-ペンタメチル-4-ピペリジル(
タ)アクリレート(LA-82)、2,2,6,6-テトラメチル
-4-ピペリジル(メタ)アクリレート、またチバ
ペシャルティーケミカルズ社製、CHIMASSORB 1
19FL、CHIMASSORB 2020FDL、CHIMASSORB 944FDL、TINUVIN 6
22LD、TINUVIN 123S、TINUVIN 144、TINUVIN 765、TINUVIN
770DF、TINUVIN 111FDL、TINUVIN 783FDL、TINUVIN 791FB
、TINUVIN XT850FF、TINUVIN XT855FF、などが挙げら
る。
本発明の樹脂組成物は、前記した各成分 常温~80℃で混合溶解して得ることができる また、必要により夾雑物をろ過等の操作に り取り除いてもよい。本発明の樹脂組成物 、塗布性を考え、25℃の粘度が100~5000mPa・s 範囲となるように、成分の配合比を適宜調 することが好ましい。
本発明の樹脂組成物は、光ディスク用保護
ート剤としても使用可能であるが、特にDVD
の貼り合わせ型光ディスク用接着剤、又は
ルーレイディスク等のレーザー入射側の光
過層用コート剤として好適である。
以下に、具体的に、該樹脂組成物を用いた
ディスクの製造方法を説明する。 本発明
樹脂組成物を、塗布後の膜厚が1~150μmとなる
ように任意の方法、例えば、スピンコート法
、2P法、ロールコート法、スクリーン印刷法
で光ディスク基板に塗工する。目的の光デ
スクが貼り合わせ型であれば、その塗布面
更にもう1枚の光ディスク基板を重ね合わせ
た後、片側もしくは両面から紫外~近紫外(波
200~400nm付近)の光線(以下単に紫外線ともい
)を照射して塗布層(接着層)を硬化させ、2枚
光ディスク基板を接着することにより、目
の光ディスクを得ることができる。また、
的の光ディスクがブルーレイディスク等で
該塗布膜が光透過層であれば、そのまま該
布膜に、片側もしくは両面から紫外~近紫外
(波長200~400nm付近)の光線を照射して、該塗布
を硬化させることにより、目的の光ディス
を得ることができる。
該紫外線の照射量は約50~1500mJ/cm 2
が好ましく、特に好ましくは、100~1000mJ/cm 2
程度である。該紫外線の照射のための光源と
しては、該紫外線を照射することができるラ
ンプであれば何れも使用することが出来る。
例えば、低圧、高圧若しくは超高圧水銀灯、
メタルハライドランプ、(パルス)キセノンラ
プ、または無電極ランプ等が挙げられる。
本発明の樹脂組成物は、全反射膜または 透明反射膜として銀または銀合金を使用し 、光ディスクに好適である。しかし、 光 ィスク基板としては公知の半透明反射膜と てシリコン又はシリコン化合物等の、銀及 銀合金以外のもの用の保護膜又は接着剤と ても使用できる。
本発明には、本発明の樹脂組成物の硬化 を有する光ディスクは何れも含まれる。例 ば、本発明の樹脂組成物を用い、紫外線を 射して2枚の光ディスク基板を接着して得ら れる光ディスク、特に光ディスク基板が、そ の少なくとも一方が銀または銀合金の全反射 膜または半透明反射膜を有する光ディスク基 板である貼り合わせ光ディスク、又は、銀ま たは銀合金の全反射膜または半透明反射膜を 有する、例えば1.1mmの光ディスク基板上に、 樹脂組成物の塗布硬化膜を光透過層として する光ディスク、または該光基板上に、樹 組成物からなる透明フィルムの貼り合わせ び硬化により形成された光透過層を有する ディスクも含まれる。該光ディスクとして 、DVD-ROM(DVD-5、DVD-10、DVD-9、DVD-14、DVD-18)、DVD -R、DVD+R、DVD-RW、DVD+RW、DVD-RAM、DVD-R片面2層方 、DVD+R片面2層方式、DVD-RW片面2層方式、DVD+RW 片面2層方式、HD DVD-ROM、HD DVD-R、BD-ROM、BD-R BD-RE等を挙げることができる。
以下、本発明を実施例により更に具体的に
明するが、本発明はこれら実施例により何
制限されるものではない。
実施例D1~D5、比較例D1~D3を表1に、実施例B1~B7
、比較例B1~B2を表2に示した組成からなる紫外
線硬化性樹脂組成物を調整した。
なお、表1、表2中に略称で示した各成分は
記の通りである。
EHTP:3-エチル-4-ヒドロキシチオフェノール
PMP:4-メルカプトフェノール
EPA:ビスフェノールAジグリシジルエーテルジ
クリレート
UA-1:ポリテトラメチレングリコール(分子量850
)、イソホロンジイソシアネート、2-ヒドロヒ
キシエチルアクリレートの3成分のモル比1:2:2
の反応物。
BPE4A:エチレンオキサイド4モル変性ビスフェ
ールA型ジアクリレート、第一工業製薬株式
社製
BPE-10:エチレンオキサイド10モル変性ビスフェ
ノールA型ジアクリレート、第一工業製薬株
会社製
DPGDA:ジプロピレングリコールジアクリレート
TPGDA:トリプロピレングリコールジアクリレー
ト
HDDA:1,6-ヘキサンジオールジアクリレート、日
本化薬株式会社製
FA-512A:ジシクロペンタジエンオキシエチルア
リレート、日立化成株式会社製
PHE-2:エチレンオキサイド2モル変性フェノー
アクリレート
PM-2:エチレンオキシド変性リン酸ジメタクリ
ート、日本化薬株式会社製
イルガキュアー184D:1-ヒドロキシシクロヘキ
ルフェニルケトン、チバ・スペシャルティ
ケミカルズ株式会社製
エサキュアONE-Rifined:2-ヒドロキシ-2-メチル-[4-
(1-メチルビニル)フェニル]プロパノールオリ
マー、日本シーベルへグナー社製
LA-82:1,2,2,6,6-ペンタメチル-4-ピペリジルメタ
クリレート、旭電化株式会社製
L-7002:シリコーン、東レ・ダウコーニング株
会社製
KBM-803:3-メルカプトプロピルトリメトキシシ
ン、信越化学株式会社製
得られた本発明の紫外線硬化性樹脂組成 を用いて、貼り合わせタイプのDVD+R、光透 層タイプのBD-ROMを作成し、特性評価を行っ 。
試験例1
表1に示した実施例D1~D5、または比較例D1~D3
得られた紫外線硬化性樹脂組成物を用いて
貼り合わせタイプのDVD+Rを以下の方法で作製
し、評価した。
(I)貼り合わせタイプのDVD+R作製
1.銀反射膜基板は、DVD+R用のピットが形成さ
ている0.6mm厚PC基板にアゾ色素記録層をスピ
コート法により作成し、80℃で15分間乾燥さ
せた後、ユナクシス社製銀を使用し、平均100
nmの膜厚になるようスパッタし作製した。
2.銀反射膜基板内周上に本発明の紫外線硬化
樹脂組成物2.5gを円状に供給した。
3.0.6mmPC基板を、銀反射膜基板上(スパッタ面
上)に乗せ、3000rpmの速度で4秒間スピンコー
し、PC基板と銀反射膜との間の本発明の紫外
線硬化性樹脂組成物の膜厚が35から55μmにな
ように重ね合わせた。装置はグローバルマ
ーナリー社製を使用した。
4.キセノンフラッシュランプを使用し、上側
ら80Jで8ショット照射して本発明の紫外線硬
化性樹脂組成物を硬化せしめ、ディスク基板
を接着させた。なお、DVDディスクの向きは上
側PC基板、下側銀反射膜基板である。
5.上記1~4により作製した、DVD+R基板に、パイ
ニア社製ドライブ(型式:DVR-110)により8倍速の
書き込み速度で、約4.7ギガバイトの信号を記
録した。
(II)DVD+Rの耐久性試験前後の電気信号変化及び
反射膜外観変化の評価
本発明の貼り合わせ光ディスク及び比較例
貼り合わせ光ディスクを、80℃、85%RH環境下
、500時間放置した。DVDデータ信号測定装置AUD
IO DEV.社製DVD-CATS SA-300を用いて、耐久性試験
後の貼り合わせ光ディスクの電気信号(PISum8)
測定し、評価した。PISum8は光ディスクの電
信号のひとつであり、これらの数値が高い
ど、貼り合わせ光ディスクのデータが劣化
ていることを示す。また、目視により反射
の状態を観察した。評価した結果を以下の
記により表1に示した。
PISum8の評価
○・・・PISum8値280未満。
×・・・PISum8値280以上。
反射膜外観
○・・・接着直後と比較し、500時間後の評価
において反射膜の状態に変化が見られない。
×・・・接着直後と比較し、500時間後の評価
反射膜に変色が見られる。
試験例2
表2に示した実施例B1~B7、または比較例B1、B2
で得られた紫外線硬化性樹脂組成物を用いて
、下記の方法で光透過層タイプのBD-ROMを作製
し、以下の方法で評価した。
(I)光透過層タイプのBD-ROM作製
1.銀反射膜基板は、BD-ROM用のピットが形成さ
ている1.1mm厚PC基板に神戸製鋼所社製銀合金
GB-100を使用し、平均30nmの膜厚になるようス
ッタし、銀反射膜付きディスク基板を作製
た。
2.銀反射膜面が上になるようスピンテーブル
乗せ、内径11.5mmまで覆う様に円状のキャッ
処理を行い、ついで本発明の紫外線硬化性
脂組成物を2.5g中心部のキャップ上に供給し
た。
3.本発明の紫外線硬化性樹脂組成物の粘度に
わせ、1000rpmから1500rpmの速度範囲で4秒から7
秒間スピンコートし、各塗布膜厚が95μmから1
05μmとなるよう塗布した。スピンコート終了
際にキセノンフラッシュランプを2ショット
照射し、表面の流動性が無くなる程度に硬化
させた。
4.キセノンフラッシュランプを使用し、上側
ら80Jで8ショット照射して本発明の紫外線硬
化性樹脂組成物を完全硬化させ、光透過層を
有するBD-ROMを得た。
なお、本願発明のディスクは樹脂表面にハ
ドコート処理を行う事が可能であるが、本
価においては光透過層自体の耐久性評価を
施するため、ハードコート処理を実施せず
評価を行った。
(I)BD-ROMの耐久性試験前後の電気信号変化及び
反射膜外観変化の評価
本発明の光ディスク及び比較例の光ディス
を、80℃、85%RH環境下、250時間放置した。ブ
ルーレイディスクデータ信号測定装置パルス
テック社製ODU-1000を用いて、耐久性試験後の
り合わせ光ディスクの電気信号(RSER)を測定
、評価した。RSERは光ディスクの電気信号の
ひとつであり、これらの数値が高いほど、貼
り合わせ光ディスクのデータが劣化している
ことを示す。また、目視により反射膜の状態
を観察した。評価した結果を以下の表記によ
り表2に示した。
RSERの評価
○・・・RSER値2.0E-04(2.0×10 -4
を表す)未満。
×・・・RSER値2.0E-04(2.0×10 -4
を表す)以上。
なお、RSER値の「2.0E-04」は「2.0×10 -4
」を表し、表2中における同様な記載も、同
な意味を表す。例えば、実施例B1における初
期値5.1E-05は「5.1×10 -5
」を表し、他の記載も同様である。
反射膜外観
○・・・接着直後と比較し、250時間後の評価
において反射膜の状態に変化が見られない。
×・・・接着直後と比較し、250時間後の評価
反射膜に変色が見られる。
表1及び、表2の結果より、式(1)で表され 硫黄含有化合物を含有する実施例D1~D5、及び B1~B7の本発明の樹脂組成物は、DVDやブルーレ ディスクの耐久性試験の試験においても良 な電気特性が得られた。式(1)で表される硫 化合物を含有しない比較例D1~D3及び、B1、B2 、耐久性試験の電気特性において不良であ た。
本発明の樹脂組成物を用いた光ディスク 銀又は銀合金からなる反射膜を有するもの あっても、耐久性に優れている。
