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Title:
VARIABLE-CAPACITY COMPRESSOR CONTROL DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/133294
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided is a control device for a variable-capacity compressor including control valve drive control means which has a capacity control valve having a solenoid controlled by an external signal so as to control an operation amount, modulates the external signal for controlling the capacity control valve into a solenoid drive signal, and sends the solenoid drive signal to the solenoid. The control valve drive control means includes modulator means which modulates the external signal into the solenoid drive signal by performing switching between the pulse width modulation method and the pulse frequency modulation method. With a simple control circuit configuration, it is possible to effectively and easily realize a desired air conditioning control.

Inventors:
HIGUCHI TERUO (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/057912
Publication Date:
November 06, 2008
Filing Date:
April 24, 2008
Export Citation:
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Assignee:
SANDEN CORP (JP)
HIGUCHI TERUO (JP)
International Classes:
F04B49/06; F04B27/14
Domestic Patent References:
WO2006123738A12006-11-23
Foreign References:
JPS63143392A1988-06-15
JP2002199708A2002-07-12
JP2004010023A2004-01-15
Attorney, Agent or Firm:
BAN, Toshimitsu (Shinko Bldg. 1-9,Nishishinjuku, 8-chome,Shinjuku-k, Tokyo 23, JP)
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Claims:
 外部信号により制御され、動作量を制御するためのソレノイドを有する容量制御弁を備え、該容量制御弁を制御するための前記外部信号をソレノイド駆動信号に変調し、該ソレノイド駆動信号を前記ソレノイドに送る制御弁駆動制御手段を備えた可変容量圧縮機の制御装置において、前記制御弁駆動制御手段は、パルス幅変調方式とパルス周波数変調方式とに切り替えて前記外部信号をソレノイド駆動信号に変調するモジュレータ手段を有することを特徴とする可変容量圧縮機の制御装置。
 前記容量制御弁が、吸入室の圧力を感圧して伸縮動作する感圧手段を有する感圧機構と、吐出室とクランク室との連通路を開閉可能な弁体と、前記感圧機構の動作を前記弁体に伝達可能な第1の伝達手段と、前記外部信号に応じて前記弁体の開閉方向への力を発生可能なソレノイドと、該ソレノイドにより発生された力を前記弁体に伝達可能な第2の伝達手段を有する容量制御弁からなる、請求項1に記載の可変容量圧縮機の制御装置。
 前記モジュレータ手段は、圧縮機への要求容量の大きさに応じてパルス幅変調方式とパルス周波数変調方式とに自動的に切り替える手段からなる、請求項1に記載の可変容量圧縮機の制御装置。
 前記モジュレータ手段は、圧縮機への要求容量が大きいときにはパルス幅変調方式とし、要求容量が小さいときにはパルス周波数変調方式とする、請求項3に記載の可変容量圧縮機の制御装置。
 前記モジュレータ手段は、パルス周波数変調方式においては、出力オン時間を一定に保ちながら出力オフ時間を調整する、請求項1に記載の可変容量圧縮機の制御装置。
 車両用空調装置に組み込まれた可変容量圧縮機の制御装置として用いられる、請求項1に記載の可変容量圧縮機の制御装置。
Description:
可変容量圧縮機の制御装置

 本発明は、可変容量圧縮機の制御装置に し、とくに、車両用空調装置に用いられ外 信号により容量制御弁を介して容量制御さ る可変容量圧縮機に好適な、高負荷領域、 負荷領域に対しともに適切に容量制御可能 可変容量圧縮機の制御装置に関する。

 従来から、外部信号により容量制御弁を して容量制御できるようにした可変容量圧 機が知られている(例えば、特許文献1)。こ ような制御に用いられる容量制御弁は、例 ば図4に示すように構成されている。容量制 御弁41には感圧機構42が設けられており、感 機構42は、真空にされた内部にばね43を配置 たベローズ44と、このベローズ44の一端に配 置され、ばね45で付勢されたガイド46と、ば 45を介してベローズ44の伸縮量を調整する調 ネジ47を備えている。この調整ネジ47に設け られたポート48を介して、ベローズ44の周囲 可変容量圧縮機の吸入室(本発明の説明とと に図1に示す)の圧力(吸入圧:Ps)が導入される 。また、容量制御弁41は、一端がベローズ44 他端側に接し、ケース49内で軸方向に移動自 在に支持された伝達ロッド50と、この伝達ロ ド50の他端に接し、ベローズ44の伸縮に応じ て可変容量圧縮機の吐出室(本発明の説明と もに図1に示す)とクランク室(図1に示す)との 間の連通路51を開閉する弁体52と、この弁体52 をプランジャー53および伝達ロッド54を介し 閉弁方向に付勢する電磁力を発生させる電 アクチュエータとしてのソレノイド55を備え ている。

 ソレノイド55に通電しない状態では、電 力は発生しないので、圧力のバランス状態 は弁体52に閉弁方向への付勢力は働かない。 したがって、吸入室の圧力が高い場合、ベロ ーズ44は収縮するが、ばね45により図4の上方 付勢されており、その付勢力が伝達ロッド5 0を介して伝達されるので、弁体52は常時開弁 している。この状態で圧縮機を起動した場合 、吐出室のガスは、連通路31を介して常時ク ンク室に導入され、クランク室と吸入室と 圧力差が増加する。この圧力差によって、 述の如く、可変容量圧縮機のクランク室内 設けられた斜板の傾斜角が決められ、圧力 の増加に伴って斜板の傾斜角が増大し、圧 機の吐出容量が増大されるようになってい 。

 外部信号としてのソレノイド55への通電 流が所定値以上の電流領域では、発生する 磁力がばね45の付勢力より大きくなるため、 弁体52は閉弁され、連通路51が閉じられて吐 室のガスが導入されなくなるので、クラン 室の圧力が低下する。したがって、クラン 室の圧力が吸入室の圧力と同等の圧力とな 、吸入室の圧力が徐々に低下する。この結 、ベローズ44が伸長方向に作動し、弁体52は く方向に動作する。このように弁体52の開 により吐出室からクランク室に導入するガ 量を調整することができるようになってお 、それに応じて圧縮機の吐出容量が調整さ るようになっている。

 このような外部信号による容量制御弁41 介した圧縮機の吐出容量制御では、従来、 量制御弁41は、圧縮機制御装置(制御弁駆動 置)からの一定周波数(例えば、400Hz)のPWM(パ ス幅変調方式)信号にて、圧縮機の能力が最 になるように制御されていた。

 ところが、前述した圧縮機の吐出容量制 においては、基本的にはソレノイド55への 電量による弁体52の動作点、すなわち、吸入 室の圧力制御点を変化させる制御であり、容 量制御のための制御対象が吸入圧力(Ps)であ が、この外部信号容量制御弁41による吸入圧 力(Ps)の制御範囲が、車両側の要求により、 くに圧縮機の駆動源としての車両エンジン 動力のうち圧縮機駆動のために使用可能な 力の限界から、制限されることが多い。こ ような制御範囲が所定の許容範囲を超える 合、上記の容量制御弁の制御方式をそのま 継続したのでは、圧縮機の容量制御が不能 なる領域が存在することがある。例えば、 負荷時などこの制御範囲を超えるような条 では、圧縮機の容量制御が不能となり、最 容量のまま運転されてしまうことがある。 のような状態になると、所望の空調制御が えない。

 このような問題に対し、特許文献2において は、基本的にPWM制御方式のまま、複数の制御 指令信号に対応させた複数のソレノイド駆動 周波数を生成し、その中から適切なソレノイ ド駆動周波数を選択して、ソレノイド駆動手 段に制御信号として供給するようにした制御 装置が開示されている。しかしながら、この 制御方式では、PWM制御方式のままで、その周 波数およびデューティ比を変化させる方式で あるため、制御回路が複雑になるという問題 が残されている。

特開平11-107930号公報

特開2004-10023号公報

 そこで本発明の課題は、簡単な制御回路 成にて、可変容量圧縮機の容量制御範囲を 来方式よりも広げ、吸入圧力(Ps)の制御範囲 が制限された条件下でも、より効率よくより 容易に所望の空調制御を実現可能とした、可 変容量圧縮機の制御装置を提供することにあ る。

 上記課題を解決するために、本発明に係 可変容量圧縮機の制御装置は、外部信号に り制御され、動作量を制御するためのソレ イドを有する容量制御弁を備え、該容量制 弁を制御するための前記外部信号をソレノ ド駆動信号に変調し、該ソレノイド駆動信 を前記ソレノイドに送る制御弁駆動制御手 を備えた可変容量圧縮機の制御装置におい 、前記制御弁駆動制御手段は、パルス幅変 方式とパルス周波数変調方式とに切り替え 前記外部信号をソレノイド駆動信号に変調 るモジュレータ手段を有することを特徴と るものからなる。

 とくに本発明に係る可変容量圧縮機の制 装置は、前述したような容量制御弁を備え いる場合に好適なものである。すなわち、 記容量制御弁が、吸入室の圧力を感圧して 縮動作する感圧手段を有する感圧機構と、 出室とクランク室との連通路を開閉可能な 体と、前記感圧機構の動作を前記弁体に伝 可能な第1の伝達手段と、前記外部信号に応 じて前記弁体の開閉方向への力を発生可能な ソレノイドと、該ソレノイドにより発生され た力を前記弁体に伝達可能な第2の伝達手段 有する容量制御弁からなる場合に好適なも である。

 このような可変容量圧縮機の制御装置に いては、外部信号をソレノイド駆動信号に 調するに際し、そのときの条件に応じて、 調方式を周波数(周期)一定の単純なパルス 変調方式(PWM:Pulse Width Modulation)と周波数(周 )を調整するパルス周波数変調方式(PFM:Pulse  Frequency Modulation)とに適宜切り替えることが きる。これによって、PWM方式が適している 域ではPWM方式を採用し、PFM方式が適してい 領域ではPFM方式を採用でき、それにより、 変容量圧縮機の容量が適切に制御される範 を従来方式よりも広げることが可能になる 容量制御範囲の拡大により、吸入圧力の制 範囲が制限された条件下であっても、従来 式に比べ、所望の空調制御を行うことがで る範囲を拡大でき、より効率よく、より容 に所望の空調制御を行うことが可能になる

 この本発明に係る可変容量圧縮機の制御 置においては、上記モジュレータ手段が、 縮機への要求容量の大きさに応じてパルス 変調方式とパルス周波数変調方式とに自動 に切り替える手段からなる構成とすること できる。とくに、上記モジュレータ手段が 圧縮機への要求容量が大きいときにはパル 幅変調方式とし、要求容量が小さいときに パルス周波数変調方式とするようにできる このような自動切替方式により、例えば、 められる圧縮機能力が高い領域では通常の ルス幅変調方式とし、任意に設定可能な所 値以下の要求圧縮機能力が低い領域では、 動的にパルス周波数変調方式へと切り替え ことにより、制御回路全体として簡素な構 に保ちながら、要求圧縮機能力の高低の両 域それぞれに対して、自動的に最適な制御 行うことが可能になる。

 上記モジュレータ手段によるパルス周波 変調方式においては、例えば、出力オン時 を一定に保ちながら出力オフ時間を調整す 方式を採用することができる。

 本発明に係る可変容量圧縮機の制御装置 よれば、簡単な制御回路構成にて、可変容 圧縮機の容量制御範囲を従来方式よりも広 ることができ、とくに吸入圧力(Ps)の制御範 囲が制限された条件下でも、より効率よく、 より容易に所望の空調制御が実現可能となる 。より具体的には、要求圧縮機能力が低い領 域ではパルス周波数変調方式としてその領域 において所望の制御を行わせ、要求圧縮機能 力が高い領域では、簡単な通常のパルス幅変 調方式に切り替えて、圧縮機能力が低い領域 での制御を阻害することなく(圧縮機能力が い領域での制御とは独立に)、その領域にお ても所望の制御を行わせ(例えば、急激なト ルクショックを緩和するなどの望ましい制御 を行わせ)、広い制御領域にわたって、望ま い制御状態を実現できる。

本発明の一実施態様に係る可変容量圧 機の制御装置を組み込んだ、車両用空調装 の概略全体構成図である。 一般的なPWM/PFM切替モジュレータの出力 電流と出力パルスとの関係図である。 従来のPWM方式および本発明の一例に係 PWM-PFM切替方式におけるソレノイド通電電流 特性図である。 容量制御弁の一例を示す縦断面図であ 。

符号の説明

1 可変容量圧縮機
2 冷凍回路
3 凝縮器
4 膨張機構
5 蒸発器
6 斜板
7 シリンダボア
8 ピストン
9 クランク室
10 容量制御弁
11 吸入室
12 吐出室
13 感圧機構
14 吐出室とクランク室との連通路
15 弁体
16 第1の伝達手段としての伝達ロッド
17 ソレノイド
18 第2の伝達手段としての伝達ロッド
19 制御弁駆動制御装置
20 電子制御ユニット(ECU)
21 外部信号
22 ソレノイド駆動信号
31 エンジン回転数情報
32 車速情報
33 外気温度センサからの情報
34 日射センサからの情報
35 車内温度センサからの情報
36 空調モード(A/Cモード)情報
37 ブロワ電圧情報
38 クーリングファン電圧情報
39 内外気切替情報

 以下に、本発明の望ましい実施の形態につ て、図面を参照しながら説明する。
 図1は、本発明の一実施態様に係る可変容量 圧縮機の制御装置を組み込んだ、車両用空調 装置の全体構成を示している。図1において 可変容量圧縮機1は、車両用空調装置におけ 冷媒が循環される冷凍回路2内に組み込まれ ている。冷凍回路2内の冷媒は、可変容量圧 機1で圧縮された後凝縮器3に送られて冷却さ れ、冷却された冷媒は、膨張機構4(膨張弁)で 減圧膨張された後蒸発器5に送られ、蒸発器5 て車室内へと送られる空気と熱交換されて 室内空調に供され、蒸発器5からの冷媒が再 び圧縮機1で圧縮される。可変容量圧縮機1は 本実施態様では、斜板6を備えた斜板式可変 容量圧縮機からなり、斜板6の傾斜角に応じ 可変容量圧縮機1の吐出容量が調整されるよ になっている。斜板6の傾斜角は、斜板6に 接し各シリンダボア7内に往復動自在に設け れたピストン8の圧縮側と背圧側との差圧に よって決められ、該差圧はクランク室9の圧 制御によって調整される。クランク室9の圧 は、前述の如く、図4に示したのと同等の容 量制御弁10により、吸入室11の圧力(Ps)とのバ ンス、吐出室12とクランク室9との連通路の 閉制御によって自動調整される。

 容量制御弁10の内部構造の詳細は、図4に した通りであり、図1においては、吸入室11 圧力を感圧して伸縮動作する感圧手段を有 る感圧機構13と、吐出室12とクランク室9と 連通路14を開閉可能な弁体15と、感圧機構13 動作を弁体15に伝達可能な第1の伝達手段と ての伝達ロッド16と、外部信号に応じて弁体 15の開閉方向への力を発生可能なソレノイド1 7と、ソレノイド17により発生された力を弁体 に伝達可能な第2の伝達手段としての伝達ロ ド18を有している。

 この容量制御弁10のソレノイド17には、該 容量制御弁10を制御するための外部信号が送 れ、該外部信号は、制御弁駆動制御装置19 ソレノイド駆動信号に変調された後、ソレ イド17に送られる。制御弁駆動制御装置19は 車両の電子制御ユニット(ECU)20から送られて くる外部信号21を、パルス幅変調方式とパル 周波数変調方式とに切り替えてソレノイド 動信号22に変調して出力するモジュレータ 段23を有している。

 ECU20から制御弁駆動制御装置19に送られる 外部信号21は、車両や空調装置におけるその きの各種情報や負荷情報に基づいて算出さ る。この演算には、例えば、エンジン回転 情報31、車速情報32、外気温度センサからの 情報33、日射センサからの情報34、車内温度 ンサからの情報35、空調モード(A/Cモード)情 36、空調装置の車室内への送風用ブロワの 圧情報37、空調装置のクーリングファンの電 圧情報38、空調装置に導入される空気を内気 外気との間で切替、調整する内外気切替情 39などが用いられる。ソレノイド17に送られ るソレノイド駆動信号22は、前述の如く、車 側の要求から、特に高負荷領域において、 入圧力(Ps)の制御範囲が制限されることがあ る。

 上記モジュレータ手段23は、外部信号21を ソレノイド駆動信号22に変調するに際し、そ ときの条件に応じて、変調方式を周波数(周 期)一定の単純なパルス幅変調方式(PWM:Pulse Wi dth Modulation)と周波数(周期)を調整するパルス 周波数変調方式(PFM:Pulse Frequency Modulation)と 適宜切り替える手段からなり、本実施態様 は、圧縮機への要求容量が大きいときには ルス幅変調方式とし、要求容量が小さいと にはパルス周波数変調方式に自動切り替え る手段からなる。

 このモジュレータ手段23は、家電分野で 、PWM/PFM切替モジュレータとして使用されて るものであるが(DC/DCコンバータとも呼ばれ いる。)、可変容量圧縮機の容量制御弁への 制御信号、とくに車両用空調装置における可 変容量圧縮機の容量制御弁への制御信号の変 調を制御するモジュレータとして使用された 例は見当たらない。このPWM/PFM切替モジュレ タは、一般に、図2に示すような出力電流と 力パルスとの関係を有している。すなわち モジュレータのスイッチング素子をオン、 フして出力のタイミング(T:周期)やパルス幅 Pwを調整するが、PWMでは、周期Tを一定として パルス幅Pwを可変することで、所定の出力電 を得、PFMでは、パルス幅Pwを一定として周 Tを可変することで、所定の出力電流を得る うにしている。

 車両用空調装置に用いられる制御信号と ては、例えば400Hzのソレノイド駆動周波数 用いられるが、この周波数領域またはその 傍の周波数領域では、ソレノイドにおける ンダクタンスのため、実際にはパルスのオ 、オフに対応したソレノイドへの通電電流 、図3に示すような鋸刃状の通電電流となる この図3を用いて、本発明におけるPWM/PFM切 制御の一例について説明する。

 図3(A)は、従来の単純なPWM方式を示してお り、時間tに対し、要求圧縮機容量が比較的 きい場合(a)にも、比較的小さい場合(b)にも 周期は一定とされ、図2に示したようにパル 幅Pwを可変することで、ソレノイド通電電 の大小が制御され、それに応じて可変容量 縮機1の吐出容量が可変される。

 これに対し、本発明におけるPWM-PFM切替方 式では、例えば図3(B)に示すように、要求圧 機容量が比較的大きい場合(a)、比較的小さ 場合(b)にはPWMモードが選択され、周期が一 とされて図3(A)に示したのと同等の制御が行 れるが、さらに要求圧縮機容量が小さい領 (c)においては、PFMモードが選択されて周期 可変され、より具体的には、パルスの出力 ン時間が一定に保たれながら出力オフ時間 調整される(長くされる)。これによって、 3(B)の(c)に示すような、より低いソレノイド 電電流が安定した状態で得られる。

 このようなPWM-PFM切替方式とすることによ り、PWM方式が適している領域(上記例では高 荷領域で、要求圧縮機容量が大きい領域)で PWM方式を採用でき、PFM方式が適している領 (上記例では低負荷領域で、要求圧縮機容量 が小さい領域)ではPFM方式を採用でき、結果 に、可変容量圧縮機の容量が適切に制御さ る範囲を従来方式よりも広げることができ 。とくに、吸入圧力の制御範囲が制限され 条件下であっても、従来方式に比べ、所望 空調制御を行うことができる範囲を拡大で 、より効率よく、より容易に所望の空調制 を行うことが可能になる。そして、このよ な望ましい制御を、比較的簡素な制御回路 成を有する、例えば市販のPWM-PFMモジュレー にて実現することが可能になる。

 本発明に係る可変容量圧縮機の制御装置 、とくに、車両用空調装置に用いられ外部 号により容量制御弁を介して容量制御され 可変容量圧縮機の制御装置として好適なも である。