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Patent Searching and Data


Title:
ON-VEHICLE AROMA GENERATION DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/037873
Kind Code:
A1
Abstract:
In an aroma generation device, an aroma control means controls an aroma generation means to generate an aroma and an aroma ejection means to eject the aroma to outside to provide the aroma to passengers in a vehicle. The aroma generation means is disposed in a predetermined dark cold place. Accordingly, the aroma generation device can prevent the deterioration of the perfume due to direct sunlight, prevent the volatilization of the perfume and the leakage of the unfavorable aroma of the perfume due to high temperature in the vehicle, and reduce an operation sound transmitted to a driver etc.

Inventors:
YANAGIDAIRA MASATOSHI (JP)
YASUSHI MITSUO (JP)
KASUYA TAKAYUKI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/053770
Publication Date:
March 26, 2009
Filing Date:
March 03, 2008
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Assignee:
PIONEER CORP (JP)
YANAGIDAIRA MASATOSHI (JP)
YASUSHI MITSUO (JP)
KASUYA TAKAYUKI (JP)
International Classes:
B60H3/00; A61L9/12
Foreign References:
JP2006282085A2006-10-19
JPH057242U1993-02-02
JPH11278048A1999-10-12
JP2000301939A2000-10-31
JPH01214368A1989-08-28
Attorney, Agent or Firm:
NAKAMURA, Toshinobu (3rd Floor Oak Building Kyobashi, 16-10, Kyobashi 1-chome, Chuou-k, Tokyo 31, JP)
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Claims:
 車載用の香り発生装置であって、
 香りを生成する香り生成手段と、
 前記香り生成手段が生成した香りを外部へ射出する香り射出手段と、
 香り発生に関する制御を行う香り制御手段と、
を備え、
 前記香り生成手段が、所定の冷暗所に配置されていることを特徴とする香り発生装置。
 前記香り生成手段は、香料として精油を用いて香りを生成することを特徴とする請求項1に記載の香り発生装置。
 前記冷暗所は、トランクルームの床上であることを特徴とする請求項1又は2に記載の香り発生装置。
 前記冷暗所は、スペアタイヤ収納部の間隙、スペアタイヤ収納部とトランクルームの床の間の間隙部分、トランクルーム床下の荷物収容用に設けられた空間のいずれかであることを特徴とする請求項1又は2に記載の香り発生装置。
 前記香り射出手段は、運転席後方部の乗車室とトランクルーム間の仕切り板上の中央部に配設されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の香り発生装置。
 前記香り射出手段は、運転席後方部の天井位置に配設されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の香り発生装置。
 前記香り制御手段は、所定のイベントが発生した際に、香りを発生させることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の香り発生装置。
 車両の挙動情報に基づいて、前記イベントの発生有無を決定することを特徴とする請求項7に記載の香り発生装置。
 車両の挙動情報と位置情報とに基づいて、前記イベントの発生有無を決定することを特徴とする請求項7に記載の香り発生装置。
 車両の挙動情報と位置情報と交通情報とに基づいて、前記イベントの発生有無を決定することを特徴とする請求項7に記載の香り発生装置。
 利用者の要求に基づいて、前記イベントの発生有無を決定することを特徴とする請求項7に記載の香り発生装置。
 前記イベントと、前記発生する香りとを設定する、香り設定手段をさらに備えることを特徴とする請求項7乃至11のいずれか一項に記載の香り発生装置。
 前記香り生成手段と、前記香り射出手段との接続部分に電磁弁を備えていることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載の香り発生装置。
Description:
[規則37.2に基づく発明の名称]  載用の香り発生装置

 本発明は、乗員に対して必要な香りのみ 発生させる香り発生装置に関する。

 従来、空調装置の噴出し口近傍や、噴出 口に至るダクトの出口近傍に香り付与部材 配置し、エアコンの風に香りを付与する車 用芳香装置や車両用空調装置がある(例えば 、特許文献1及び特許文献2参照)。

特開平8-34227号公報

特開2006-88811号公報

 しかし、上記のような車室用芳香装置等 は、噴出し口が車室空間と遮蔽されておら 、周囲温度は車室温度と同等と考えられる この位置に配置された香料は、車室内温度 影響をそのまま受けるので、香りを必要と ていないにもかかわらず、高温下において 料が揮発してしまい、香りが発生してしま という問題点があった。

 本発明が解決しようとする課題としては 上記のようなものが例として挙げられる。 発明は、所定の条件時のみ香りを発生し、 要に香りを発生させてしまうことを回避す ことができる香り発生装置を提供すること 課題とする。

 請求項1に記載の発明では、車載用の香り 発生装置であって、香りを生成する香り生成 手段と、前記香り生成手段が生成した香りを 外部へ射出する香り射出手段と、香り発生に 関する制御を行う香り制御手段と、を備え、 前記香り生成手段が、所定の冷暗所に配置さ れていることを特徴とする。

運転支援システムの概略構成を示す図 ある。 ナビゲーション装置の概念図である。 香り発生装置の概略構成を示すブロッ 図である。 香り発生装置の配置個所を説明する図 ある。 運転支援装置の概略構成を示すブロッ 図である。 道路状況情報のデータ構造の概念図で る。 運転支援情報の例を示す図である。 香り発生個所を説明する図である。 エアポンプ及びブロアの駆動タイミン を示す図である。 運転支援処理のフローチャートである 。 射出部の構成を示す図である。 本体及び射出部の配置例を示す図であ る。 本体及び射出部の配置例(2)を示す図で ある。 本体の配置例を示す図である。 香り要求制御処理のフローチャートで ある。 揮発速度による分類を示す図である。 シートヒータ付近にエアチューブを配 置した例を示す図である。 香りをエアコン風の対流に乗せた例を 示す図である。 他の実施例の香り発生装置の概略構成 を示すブロック図である。

符号の説明

 1 運転支援システム
 100 道路状況情報提供装置
 101 現在地情報取得部
 102 ルート検索部
 104 運転支援情報取得部
 105 覚醒効果制御部
 250 運転支援情報提供サーバ
 300 運転支援装置

 本発明の1つの観点では、車載用の香り発 生装置であって、香りを生成する香り生成手 段と、前記香り生成手段が生成した香りを外 部へ射出する香り射出手段と、香り発生に関 する制御を行う香り制御手段と、を備え、前 記香り生成手段が、所定の冷暗所に配置され ている。

 上記の香り発生装置では、香り生成手段 、香り制御手段による制御に基づいて香り 生成する。具体例として、香り生成手段は エアポンプ、エアチューブ、電磁弁、複数 類のアロマ精油等を入れることができるタ ク等を有する。そして、香り制御手段が、 アポンプ及び電磁弁を動作させることによ 、エアチューブを介してタンクへ圧縮空気 送出する。そうすると、香り生成手段のタ ク内の精油が揮発するため、香りが発生す 。

 香り射出手段は、上記香り生成手段が生 した香りを外部へ射出する手段であり、具 的には、ブロア等である。

 上述のように、香り発生装置では、香り 御手段による制御に応じて、香り生成手段 香りを発生させ、香り射出手段が、当該香 を外部に射出することにより、香りを提供 ている。

 なお、上記香り生成手段は、所定の冷暗 に配置されている。ここでいう冷暗所とは エンジン動作等による熱や、太陽光の影響 受けない場所をいい、具体的には、トラン ルーム内部などである。従って、香り発生 置は、直射日光による香料の変質を防止す ことができ、車内の高温による香料の揮発 、匂いの漏れも防止することができ、さら 、動作音が運転手等にそれほど伝わらない うにすることもできる。

 上記の香り発生装置の一態様では、前記 り生成手段は、香料として精油を用いて香 を生成する。この場合、香り生成手段は、 記精油を揮発させて、香りを生成すること できる。なお、香料揮発速度による分類の ちトップノート(揮発速度が速いグループ) 分類される精油(天然の植物から抽出された 香物質)、もしくは同等の揮発性(香料成分 分子量に相当)をもつ合成香料を用いて香り 生成することが望ましい。

 上記の香り発生装置の他の一態様では、 記冷暗所は、トランクルームの床上である この場合、車室内への匂いの漏れの遮蔽、 り生成手段の動作音の遮蔽効果がある。香 発生装置の生成手段を車室内に配置した場 、子供など乗員にいじられて、生成手段内 タンクの香料がこぼれる心配がない。仮に 料がこぼれても、匂いの漏れによる乗員室 影響を最小限にすることができる。

 上記の香り発生装置の他の一態様では、 記冷暗所は、スペアタイヤ収納部の間隙、 ペアタイヤ収納部とトランクルームの床の の間隙部分、トランクルーム床下の荷物収 用に設けられた空間のいずれかである。こ 場合も、乗員室と隔離された冷暗所に配置 れているので、車室内の温度上昇や直射日 の影響を受けて、精油が揮発してしまうこ を防止することができる。

 上記の香り発生装置の他の一態様では、 記香り射出手段は、運転席後方部の乗車室 トランクルーム間の仕切り板上の中央部に 設されている。これによれば、香り射出手 が中央部に配置されているため、香り射出 段が射出した空気が、乗車室のシートの背 たれ部に遮られることなく、左右のシート 合間を通して乗員に香りを乗員に提供する とができ、シート表面に香りが付着してし うことも防止することもできる。

 上記の香り発生装置の他の一態様では、 記香り射出手段は、運転席後方部の天井位 に配設されている。この場合、運転席後方 天井位置に配置されているので、香り射出 段が射出した香りがシートの背もたれ部に られることを防止することができる。

 上記の香り発生装置の他の一態様では、 記香り制御手段は、所定のイベント(例えば 、利用者による入力、車両の挙動状態の変化 等)が発生した際に、香りを発生させる。こ ように、香り制御手段は、所定のイベント 発生した場合のみ、香りを発生させている で、頻繁に香りを発生させることにより、 り生成手段と香り射出手段とを接続するエ チューブ等に付着する香料の量が多くなり 不要に香りを発生させてしまうことを回避 ることができる。

 上記の香り発生装置の他の一態様では、 両の挙動情報に基づいて、前記イベントの 生有無を決定する。この場合でも、香り発 装置が、頻繁に香りを発生させることはな ので、頻繁に香りを発生させてしまい、香 生成手段と香り射出手段とを接続するエア ューブ等に付着する香料の量が多くなり、 要に香りを発生させてしまうことを回避す ことができる。なお、車両の挙動情報とは 車両に備え付けられている自立測位装置やG PS(Global Positioning System)受信機から取得した 報に基づいて生成した情報をいう。香り発 装置は、例えば、一定時間以上の車両停止 態を検出した際に、香りを発生させる。

 上記の香り発生装置の他の一態様では、 両の挙動情報と位置情報とに基づいて、前 イベントの発生有無を決定する。この場合 も、香り発生装置が、頻繁に香りを発生さ ることはないので、頻繁に香りを発生させ しまい、香り生成手段と香り射出手段とを 続するエアチューブ等に付着する香料の量 多くなり、不要に香りを発生させてしまう とを回避することができる。なお、車両の 置情報とは、車両のナビゲーション装置等 保持している地図情報や、GPS受信機から取 した情報に基づいて生成した情報をいう。 香り発生装置は、上記の車両の挙動情報と 上記車両の位置情報とを用いて、交差点や み切りでの一定時間以上の停止を検出した に、香りを発生させる。

 上記の香り発生装置の他の一態様では、 両の挙動情報と位置情報と交通情報とに基 いて、前記イベントの発生有無を決定する この場合でも、香り発生装置が、頻繁に香 を発生させることはないので、頻繁に香り 発生させてしまい、香り生成手段と香り射 手段とを接続するエアチューブ等に付着す 香料の量が多くなり、不要に香りを発生さ てしまうことを回避することができる。こ でいう、交通情報とは、VICS(Vehicle Information  and Communication System)から取得した渋滞情報 である。香り発生装置は、上記車両の挙動 報と位置情報と交通情報とを用いて、車両 現在位置が渋滞個所であって、車両が一定 間以上停止している状態を検出した際に、 りを発生させる。

 上記の香り発生装置の他の一態様では、 用者の要求に基づいて、前記イベントの発 有無を決定する。この場合でも、香り発生 置が、頻繁に香りを発生させることはない で、頻繁に香りを発生させてしまい、香り 成手段と香り射出手段とを接続するエアチ ーブ等に付着する香料の量が多くなり、不 に香りを発生させてしまうことを回避する とができる。

 上記の香り発生装置の他の一態様では、 記イベントと、前記発生する香りとを設定 る、香り設定手段をさらに備える。この場 、香り発生装置は、利用者に対して、香り 生対象のイベントと香りの種類とを決定さ ることができる。

 上記の香り発生装置の他の一態様では、 記香り生成手段と、前記香り射出手段との 続部分に電磁弁を備えている。この場合、 り発生装置は、上記電磁弁を閉めることに り、香料を外部の空気と完全に遮断するこ ができる。精油は複数の有機化合物を成分 持つことにより、空気に触れることで酸化 るので変性し、香りが変わってしまうこと ある。従って、香り発生装置は、電磁弁を めることにより、香りが変わってしまうこ を防止することができる。

 以下、図面を参照して本発明の好適な実 例について説明する。

 [運転支援システムの概略構成]
 図1に、運転支援システム1の概念図を示す 本実施例では、運転支援システム1は、道路 況情報提供装置100と、運転支援情報提供サ バ250と、運転支援装置300とから構成される

 道路状況情報提供装置100は、具体的には 車両に搭載されるナビゲーション装置であ 、当該道路状況情報提供装置100が所定の方 で取得した道路状況情報350を、運転支援情 提供サーバ250へ送信する。なお、道路状況 報350は、DSRC(Dedicated Short Range Communications) の通信方式を用いて、路側に設置されてい 道路状況センサ110から取得した情報(例えば 、等)を含む情報である。

 運転支援情報提供サーバ250は、具体的に 、サーバ装置である。運転支援情報提供サ バ250は、制御部251、記憶部252、送受信部253 有する。制御部251は、具体的には、CPU(Centra l Processing Unit)等であり、運転支援情報提供 ーバ250全体を統括制御する。送受信部253は 各種情報を受信したり送信したりする。具 的には、送受信部253は、道路状況情報提供 置100から道路状況情報350を受信したり、運 支援装置300へ運転支援情報360を送信したり る。記憶部252は、具体的には、HDD(Hard Disk  Drive)等であり、地図情報を保持したり、運転 支援情報提供サーバ250が道路状況情報提供装 置100から取得した道路状況情報350を保持した り、制御部251が道路状況情報350について解析 した結果である運転支援情報360を保持したり する。なお、上記地図情報は、各地点に対応 するエリア(例えば、市町村等)が定義されて る。

 なお、運転支援情報提供サーバ250が道路 況情報350を生成する方法については、後述 る。

 運転支援装置300は、具体的には、車両に 載されるナビゲーション装置であり、運転 援情報提供サーバ250から運転支援情報360を 得した後に、当該運転支援情報360の内容に づいて障害のあるエリアに近づいていると 断した場合、車内に香りを発生させる。

 上記運転支援情報360には、運転支援装置3 00が、運転支援情報360の取得要求を行った地 周辺のエリアにおける注意喚起情報を含ん いる。ここで、注意喚起情報とは、渋滞情 等である。従って、運転支援装置300は、渋 等運転障害個所へ到達する前に、香りを発 させるので、運転手に注意喚起をすること できる。

 なお、本実施例における道路情報提供装 100及び運転支援装置300は、実体的には、後 するナビゲーションシステム200の構成要素 より実現する。

 [ナビゲーションシステム]
 図2に、本実施例におけるナビゲーションシ ステム200の構成を示す。図2に示すように、 ビゲーションシステム200は、自立測位装置10 、GPS(Global Positioning System)受信機18、システ コントローラ20、ディスクドライブ31、デー 記憶ユニット36、通信用インタフェース37、 通信装置38、表示ユニット40、音声出力ユニ ト50、入力装置60、香り発生装置80、換気装 90及び匂いセンサ95を備える。

 自立測位装置10は、加速度センサ11、角速 度センサ12及び距離センサ13を備える。加速 センサ11は、例えば圧電素子からなり、車両 の加速度を検出し、加速度データを出力する 。角速度センサ12は、例えば振動ジャイロか なり、車両の方向変換時における車両の角 度を検出し、角速度データ及び相対方位デ タを出力する。距離センサ13は、車両の車 の回転に伴って発生されているパルス信号 らなる車速パルスを計測する。

 GPS受信機18は、複数のGPS衛星から、測位 データを含む下り回線データを搬送する電 19を受信する。測位用データは、緯度及び経 度情報等から車両の絶対的な位置を検出する ために用いられる。

 システムコントローラ20は、インタフェ ス21、CPU(Central Processing Unit)22、ROM(Read Only  Memory)23及びRAM(Random Access Memory)24を含んでお 、ナビゲーション装置200全体の制御を行う

 インタフェース21は、加速度センサ11、角 速度センサ12及び距離センサ13並びにGPS受信 18とのインタフェース動作を行う。そして、 これらから、車速パルス、加速度データ、相 対方位データ、角速度データ、GPS測位データ 、絶対方位データ等をシステムコントローラ 20に入力する。CPU22は、システムコントロー 20全体を制御する。ROM23は、システムコント ーラ20を制御する制御プログラム等が格納 れた図示しない不揮発性メモリ等を有する RAM24は、入力装置60を介して利用者により予 設定された経路データ等の各種データを読 出し可能に格納したり、CPU22に対してワー ングエリアを提供したりする。

 システムコントローラ20、CD-ROMドライブ はDVD-ROMドライブなどのディスクドライブ31 データ記憶ユニット36、通信用インタフェー ス37、表示ユニット40、音声出力ユニット50及 び入力装置60は、バスライン30を介して相互 接続されている。

 ディスクドライブ31は、システムコント ーラ20の制御の下、CD又はDVDといったディス 33から、音楽データ、映像データなどのコ テンツデータを読み出し、出力する。なお ディスクドライブ31は、CD-ROMドライブ又はDVD -ROMドライブのうち、いずれか一方としても いし、CD及びDVDコンパチブルのドライブとし ても良く、また、テレビチューナを内蔵した ハードディスクレコーダでも良い。

 データ記憶ユニット36は、例えば、HDDや ラッシュメモリなどにより構成され、地図 報や施設データなどのナビゲーション処理 用いられる各種データを記憶する。

 通信装置38は、例えば、FMチューナやビー コンレシーバ、携帯電話や専用の通信カード などにより構成され、VICS(Vehicle Information Com munication System)センタから配信される渋滞や 通情報などの道路交通情報を受信したり、 定のサーバからの種々の情報(例えば、天気 報等)を受信したりし、当該情報を通信用イ ンタフェース37を介してシステムコントロー 20へ送出する。

 表示ユニット40は、システムコントロー 20の制御の下、各種表示データをディスプレ イなどの表示装置に表示する。具体的には、 システムコントローラ20は、データ記憶ユニ ト36から地図データを読み出す。表示ユニ ト40は、システムコントローラ20によってデ タ記憶ユニット36から読み出された地図デ タを、ディスプレイなどの表示画面上に表 する。表示ユニット40は、バスライン30を介 てCPU22から送られる制御データに基づいて 示ユニット40全体の制御を行うグラフィック コントローラ41と、VRAM(Video RAM)等のメモリか らなり即時表示可能な画像情報を一時的に記 憶するバッファメモリ42と、グラフィックコ トローラ41から出力される画像データに基 いて、液晶、CRT(Cathode Ray Tube)等のディスプ レイ44を表示制御する表示制御部43と、ディ プレイ44とを備える。ディスプレイ44は、例 ば対角5~10インチ程度の液晶表示装置等から なり、車内のフロントパネル付近に装着され る。

 音声出力ユニット50は、システムコント ーラ20の制御の下、ディスクドライブ31、又 RAM24等からバスライン30を介して送られる音 声デジタルデータのD/A(Digital to Analog)変換を 行うD/Aコンバータ51と、D/Aコンバータ51から 力される音声アナログ信号を増幅する増幅 (AMP)52と、増幅された音声アナログ信号を音 に変換して車内に出力するスピーカ53とを えて構成されている。

 入力装置60は、各種コマンドやデータを 力するための、キー、スイッチ、ボタン、 モコン、音声入力装置等から構成されてい 。入力装置60は、車内に搭載された当該車載 用電子システムの本体のフロントパネルやデ ィスプレイ44の周囲に配置される。また、デ スプレイ44がタッチパネル方式である場合 は、ディスプレイ44の表示画面上に設けられ たタッチパネルも入力装置60として機能する

 香り発生装置80は、圧縮空気を精油の入 たタンクに送り込んで、精油を揮発させる とにより香りを発生させ、当該香りを含ん 空気を放出する。図3及び図4を用いて、香り 発生装置80について説明する。

 図3に香り発生装置80の機能構成を示す。 り発生装置80は、香り制御部81と、エアポン プ82と、エアチューブ83と、電磁弁84と、複数 種類のアロマ精油等を入れることができるタ ンク85と、ブロア86とを有し、香り制御部81は 、システムコントローラ20からの制御に応じ 、エアポンプ82、電磁弁84、ブロア86の動作 制御する。なお、香り発生装置80の内、ブ ア86を除いた構成要素を本体87とも呼ぶ。

 香りを発生させる方法について以下に記 する。香り発生装置80では、香り制御部81が エアポンプ82及び電磁弁84を動作させること より、エアチューブ83A及びエアチューブ83B 介してタンク85へ圧縮空気を送出する。これ により、香り発生装置80は、タンク85内の精 を揮発させるので、香りを発生させること できる。そして、香り制御部81が、ブロア86 動作させることにより、当該香りをエアチ ーブ83Cを介してブロア86から外部へ送出す 。これにより、香り発生装置80は、車内に香 りを発生させることができる。

 また、香り発生装置80では、上記タンク85 に香りアロマ以外に消臭材を蒸発する消臭源 を保持しておき、当該消臭源に圧縮空気を送 出し、消臭材を発生させ、当該消臭材をエア チューブ83Cを介してブロア86から外部へ送出 る。これにより、香り発生装置80は、車内 消臭することもできる。

 匂いセンサ95は、車室内の香りの強さを 定し、例えば、消臭が確実になされている 、香り成分の量が所定値を超えていないか かを判断するための情報をバスラインを通 てCPU22または香り発生装置80内の香り制御部8 1に送信する。

 次に、図4を用いて香り発生装置80の配置 ついて説明する。車両内部の側面図である 4(a)に示すように、香り発生装置80のブロア8 6と本体87とが分離して配置されており、具体 的には、本体87がトランクルームに配置され ブロア86がダッシュボード上に配置される

 本体87がトランクルームに配置されてい ので、香り発生装置80は、直射日光による香 料の変質を防止することができ、車内の高温 による香料の揮発や、匂いの漏れも防止する ことができ、さらに、動作音が運転手等にそ れほど伝わらないようにすることもできる。

 また、車両内部の上面図である図4(b)に示 すように、香り発生装置80がブロア86から送 させる香りを含んだ風は、直進し、距離に じて拡散するので、運転手等乗員は、香り 短時間に感知することができる。

 換気装置90は、車両の外気吸入口を開き 車室内へ送風すると共に、車両の前後左右 窓又は天井窓の少なくとも1つの窓の一部全 を開ける。これにより、ナビゲーション200 、車内を換気することができる。

 [運転支援装置]
 図5に運転支援装置300の機能構成を示す。運 転支援装置300は、実体的には、ナビゲーショ ン装置200の構成要素により構成される。運転 支援装置300は、図示のように、GPS受信機18と システムコントローラ20と、データ記憶ユ ット36と、表示装置40と、入力装置60と、香 発生装置80と、換気装置90とを備える。デー 記憶ユニット36は、地図情報DB120を備える。 システムコントローラ20は、現在地情報取得 101と、ルート検索部102と、運転支援情報取 部104と、覚醒効果制御部105とを備える。即 、システムコントローラ20が所定のプログ ムを実行することにより、現在地情報取得 101と、ルート検索部102と、運転支援情報取 部104と、覚醒効果制御部105とを実現する。 図情報DB120は、地点とエリアの対応関係が定 義されている地図情報を保持するデータベー スである。

 現在地情報取得部101は、GPS受信機18から 在地に対応する緯度経度情報や、緯度経度 報を取得した日時情報を取得する。ルート 索部102は、入力装置60を介して指定された内 容等に基づいて出発地点から目的地点までの ルートを検索する。

 運転支援情報取得部104は、運転支援情報 供サーバ250へ、現在地情報取得部101が取得 た緯度経度情報を送信するとともに、運転 援情報360の提供要求を行い、運転支援情報 供サーバ250から運転支援情報360を取得する

 覚醒効果制御部105は、運転支援情報360の 容に基づいて、香り発生装置80に対して香 発生要求を行ったり、消臭要求を行ったり ることにより、香り発生装置80へ動作要求す る。具体的な制御方法については、後述する 。

 以上の構成を有する本実施例においては 香り発生装置80が覚醒効果発生手段に対応 る。

 [運転支援情報生成方法]
 次に、運転支援情報提供サーバ250が、道路 況情報提供装置100から取得した道路状況情 350を用いて運転支援情報360を生成する方法 ついて説明する。

 運転支援情報生成方法とは、運転支援情 提供サーバ250が、道路状況情報提供装置100 ら取得した道路状況情報350を保持し、所定 タイミングで保持している道路状況情報350 ついて統計処理を行い、統計処理を行った 果である運転支援情報360を生成し、当該運 支援情報360を保持する方法をいう。

 最初に、道路状況情報提供装置100は、上 の道路状況情報350を生成し、当該道路状況 報350を生成し、当該道路状況情報350を運転 援情報提供サーバ250へ送信する。

 まず、道路状況情報提供装置100が、所定 走行距離毎に、道路状況センサ110から取得 た情報を含む道路状況情報350を生成する。 こで、道路状況情報350のデータ構造を図6に 示す。図6(a)に示すように、道路状況情報350 、日時351と、緯度経度352と、走行距離353と 速度354と、道路種別355と、道路状況センサ 報356とを有する情報である。

 具体的に、道路状況情報提供装置100は、 路状況情報350の日時351をGPS装置18から取得 た日時情報とし、道路状況情報350の緯度経 352を道路状況情報提供装置100におけるGPS装 18から取得した緯度経度情報とし、走行距離 353を距離センサ13から取得した距離情報とし 速度354を道路状況情報提供装置100における 速度センサ11等を用いて算出した値とし、 路種別355をGPS装置18から取得した緯度経度情 報とデータ記憶ユニット36内の地図情報とに づいて取得した道路種別(例えば、国道、県 道等)とし、道路状況センサ情報356を、道路 況センサ110から取得した情報(例えば、前方 害物情報等)とした道路状況情報350を生成す る。そして、道路状況情報提供装置100は、上 記道路状況情報350を運転支援情報提供サーバ 250へ送信する。

 道路状況センサ情報356の例を図6(b)に示す 。図示の通り、道路状況センサ情報には、「 情報なし」、「前方障害物情報」、「前方状 況情報」、「合流支援情報」、「渋滞情報」 、及び「工事情報」等がある。

 「前方障害物情報」は、路肩に車両が止 った状態である等、進行方向に種々の障害 があることを意味する情報であり、「前方 況情報」は、カーブを曲がったすぐ先に車 止まっていることを意味する情報であり、 合流支援情報」は、合流先に関する情報で り、「渋滞情報」は、渋滞があることを意 する情報であり、「工事情報」は、工事が ることを意味する情報である。

 また、「前方障害物情報」と「前方状況 報」と「合流支援情報」とを合わせて「危 注意情報」とも呼び、「渋滞情報」と「工 情報」とを合わせて「道路情報」とも呼ぶ そして、図6(b)に示す道路状況センサ情報の 内、「情報なし」を除いた情報を「注意喚起 情報」とも呼ぶ。

 そして、運転支援情報提供サーバ250は、 路状況情報提供装置100から送受信部253を介 て道路状況情報350を取得すると、当該道路 況情報350を記憶部252へ保存する。これによ 、運転支援情報提供サーバ250は、道路状況 報350を保持することができる。

 そして、運転支援情報提供サーバ250は、 定のタイミングで保持している道路状況情 350について、日時351と、緯度経度352と、道 状況センサ情報356とを用いて、統計処理を うことにより、エリア及び時間帯毎の、注 喚起情報を上記エリア内の道路状況センサ1 10から取得する確率である注意喚起情報取得 率を算出する。

 運転支援情報提供サーバ250が統計処理を行 た結果である統計結果の例を図7に
示す。本実施例では、図示のように、エリア 単位の各注意喚起情報の取得確率を有する情 報を運転支援情報360とする。また、本実施例 では、注意喚起情報の取得確率が注意喚起情 報の関連情報に対応する。

 そして、運転支援情報提供サーバ250は、 記運転支援情報360を記憶部252に保存する。 のように、運転支援情報提供サーバ250は、 リア単位の注意喚起情報の取得確率を含む 転支援情報360を保持することにより、運転 援装置300から所定の位置情報(現在地やルー ト情報)を取得すれば、当該位置情報に対応 るエリアの運転支援情報360や、当該位置情 に対応するエリアの周辺エリアの運転支援 報360を運転支援装置300へ提供することがで る。

 [運転支援方法]
 次に、運転支援方法について説明する。こ で、運転支援方法とは、運転支援装置300が 運転支援情報360を取得し、運転支援情報360 内容を参照した結果、注意喚起情報取得確 が閾値以上のエリアへと向かっている場合 、当該エリアの手前の地点(例えば、手前10K m地点)で、一度、運転支援装置300を搭載して る車内に香りを発生させて、上記エリアに った後、注意喚起情報の種類に応じて香り 制御することをいう。

 まず、ルート検索部102は、運転支援装置3 00に対する入力操作に応じて、ルート検索を い、検索したルートを保持する。

 そして、現在地情報取得部101は、GPS受信 18から緯度経度情報及び、緯度経度情報を 得した日時情報を取得する。なお、上記現 地情報取得部101は、継続して緯度経度情報 及び緯度経度情報を取得した日時情報を取 するものとする。

 そして、運転支援情報取得部104は、運転 援情報提供サーバ250に対して、現在地情報 得部101が取得した緯度経度情報を送信する 共に運転支援情報360の提供要求を行い、運 支援情報提供サーバ250から上記緯度経度情 周辺のエリアに対応する運転支援情報360を 得する。

 そして、覚醒効果制御部105は、上記運転 援情報360の内容を読み取り、ルート情報に 応するエリアと、走行時間(現在地情報を取 得した時刻)に対応する時間帯とに該当する 注意喚起情報取得確率が閾値(例えば、50%)以 上となるエリア(以下、注意喚起対象エリア も呼ぶ)があるか否かを判別する。そして、 醒効果制御部105は、判別した結果、注意喚 対象エリアがある場合において、現在地情 取得部101が取得する緯度経度情報に基づい 、運転支援装置300を搭載する車両が上記注 喚起対象エリアの手前の所定位置(例えば、 注意喚起対象エリアの手前10Km)に到達したこ を検知すると、香り発生装置80から香りを 生させる。

 図8を用いて、香りを発生させる個所の例 について説明する。図8に示すように、注意 起対象エリアの手前である地点P1に運転支援 装置300を搭載する車両が到達したことを運転 支援装置300が検知すると、覚醒効果制御部105 は、香りを発生させる。

 ここで、上記車両が注意喚起対象エリア 手前である地点P1に達した後に、運転支援 置300が発生させる香りのパターン例を図9に す。

 覚醒効果制御部105は、所定時間毎(例えば 、3分毎)に一定時間(例えば1分)香りを発生さ る。覚醒効果制御部105は、香り発生装置80 対して香り発生要求を行うことにより、香 を発生させる期間中、エアポンプ82が連続的 に駆動する。そして、覚醒効果制御部105は、 香り発生装置80に対して香り発生要求を行う とにより、香りを発生させる期間中、ブロ 86が駆動と停止とを繰り返す。

 これにより、覚醒効果制御部105は、香り 生装置80に対して、いわゆる揺らぎを設け 香りを車内に発生させることができる。

 そして、運転支援装置300を搭載した車両 、図8の地点P2のように、注意喚起対象エリ に到達すると、覚醒効果制御部105が、香り 生装置80に対して、消臭要求を行ない、車 の香りを消臭させる。なお、同時に換気装 90を動作させるようにしても良い。

 そして、注意喚起対象エリアに該当する 報が危険注意情報である場合、覚醒効果制 部105は、消臭したままとし、注意喚起対象 リアに該当する情報が道路情報である場合 覚醒効果制御部105は、地点P1から地点P2まで と同様に、香り発生装置80に対して揺らぎを けて車内に香りを発生させる。

 このように、運転支援装置300は、注意喚 対象エリアの手前で香りを発生させること より注意喚起を行い、車両が注意喚起対象 リアに入った後に、再度、所定の注意喚起 行なう。従って、運転支援装置300は、渋滞 の位置に到達してから香りを発生する場合 比して、運転手に対して効果的な注意喚起 行うことができる。

 また、運転支援装置300は、香り発生装置8 0を用いて車内に香りを発生させることによ 、覚醒効果を起こしている。これによれば 運転支援装置300は、他の覚醒効果(振動や音 )に比して、覚醒効果を長く持続させること ができる。

 そして、上記の運転支援装置300は、渋滞 報だけではなく、前方障害物情報等につい も提供するので、渋滞情報のみを提供する 合に比して、より多くの情報を利用者に提 することができる。

 そして、上記の運転支援装置300は、注意 起対象エリアに該当する情報が危険注意情 である場合、覚醒効果制御部105は、注意喚 対象エリア内において、車内を消臭した状 を保っている。この場合、運転支援装置300 、覚醒効果を停止することにより、危険度 高いにも関わらず、覚醒効果によって、運 手が運転に集中できない状態になってしま ことを防ぐことができる。

 そして、運転支援情報360は、注意喚起情 取得確率を時間帯毎に有している。これに れば、運転支援装置300は、走行している時 帯に基づいて、覚醒効果を発生させるか否 を判断することができ、時間帯毎で注意喚 情報を取得する可能性が大きく異なる場合 、不要に覚醒効果を発生させることを回避 ることができる。

 [運転支援処理]
 以下に、運転支援処理の手順について図10 示すフローチャートを用いて説明する。こ 処理は、運転支援装置300のシステムコント ーラ20が、予め用意されたプログラムを実行 することにより実現される。

 最初に、ルート検索部102は、利用者の入 操作等により、ルートを検索する(ステップ S1)。そして、現在地情報取得部101は、GPS受信 機18を介して緯度経度情報及び、緯度経度情 取得日時を取得する(ステップS2)。なお、現 在地情報取得部101は、継続して所定の間隔で 緯度経度情報、及び緯度経度情報取得日時を 取得し続ける。そして、運転支援情報取得部 104は、運転支援提供情報サーバ250に対して、 上記現在地情報取得部101が取得した緯度経度 情報を送信すると共に、運転支援情報360の提 供要求を行ない、運転支援情報提供サーバ250 から運転支援情報360を取得する(ステップS3)

 そして、覚醒効果制御部105は、運転支援 報提供サーバ250から取得した運転支援情報3 60を参照し、ルート情報に対応するエリアと 走行時間(現在地情報を取得した時刻)に対 する時間帯とに該当する各注意喚起情報取 確率が閾値以上となる注意喚起対象エリア あるか否かを判別し、上記注意喚起対象エ アが存在しない場合(ステップS4;No)、運転支 処理を終了し、注意喚起対象エリアが存在 る場合(ステップS4;Yes)、覚醒効果制御部105 、注意喚起対象エリアを特定し、運転支援 理を続行する。

 そして、覚醒効果制御部105は、現在地情 取得部101が取得した緯度経度情報を参照す ことにより、注意喚起対象エリアの手前10Km に到達しているか否か判定する(ステップS5) そして、覚醒効果制御部105は、注意喚起対 エリアの手前10Kmに到達している場合(ステッ プS5;Yes)、香り発生装置80に対して香り発生要 求を行い、香り発生装置80に対して揺らぎを けて、車内に香りを発生させる(ステップS6) 。

 そして、覚醒効果制御部105は、現在地情 取得部101が取得した緯度経度情報を参照す ことにより、注意喚起対象エリアに到達し か否かを判定した結果、注意喚起対象エリ に到達している場合(ステップS7;Yes)、香り 生装置80に対して消臭動作要求を行い、香り を消臭させる(ステップS8)。

 そして、覚醒効果制御部105は、上記注意 起対象エリアに対応する注意喚起情報が道 情報のみではない場合(ステップS9;No)、運転 支援処理を終了し、上記注意喚起対象エリア に対応する注意喚起情報が道路情報のみであ る場合(ステップS9;Yes)、香り発生装置80に対 て香り発生要求を行い、香り発生装置80に対 して揺らぎを設けて車内に香りを発生させ( テップS10)、運転支援装置300を搭載した車両 上記注意喚起対象エリアを出た場合、香り 生装置80に対して消臭要求を行い、香りを 臭させ(ステップS11)、運転支援処理を終了す る。

 以上の構成によれば、運転支援装置300は 現在地情報を取得する現在地情報取得手段 、エリアに対応する複数種類の注意喚起情 と、注意喚起情報の関連情報とを含む運転 援情報を取得する運転支援情報取得手段と 覚醒効果を発生させる覚醒効果発生手段と 運転支援情報取得手段が取得した注意喚起 報の関連情報に基づいて注意喚起対象エリ を特定すると共に現在地情報を用いて位置 特定し、注意喚起対象エリアより手前の位 では、覚醒効果を発生させ、注意喚起対象 リア内では、注意喚起情報の種類に基づい 覚醒効果の動作を制御する覚醒効果制御手 と、を備える。

 このように、運転支援装置300は、現在地 辺のエリアに関する運転支援情報を取得し 当該運転支援情報の内容に基づいて注意喚 対象のエリアを特定し、運転支援装置を搭 する車両が注意喚起対象のエリアに到達す 前に、覚醒効果を発生させることができる で、早期に運転手に対して注意を促すこと できる。

 [変形例等]
 [射出部の変形例]
 上述の実施例では、ブロア86が香り射出手 として機能しているが、エアチューブ83Cと ロア86との間に香りを一時的に溜める容器88 及びブロア86とからなる射出部89を香り射出 手段とするようにしても良い。

 ここで、射出部89の例を図11に示す。射出 部89は、図示の通り、ブロア86と、容器88とか ら構成される。当該容器88は、エアチューブ8 3Cとブロア86との間に香りを一時的に溜める 香り制御部81は、ブロア86を回転させること より、容器88の中に負圧を発生させる。そ すると、香り発生装置80は、香り発生部81が 生させた香りを射出部89へ吸い上げること できる。従って、香り発生装置80は、負圧を かけることにより芳香分子を効率的に導出で きる。なお、容器88には容器外からの空気を す穴を設けており、香り発生装置80は、負 の調整を行うことができる。

 また、射出部89におけるブロア86の配置位 置は、乗車室とトランクルーム間の仕切り板 上の中央位置から30センチ以内の範囲内であ ことが望ましい。

 [配置位置に関する詳細説明及び変形例]
 上述の実施例では、本体87がトランクルー に配置され、ブロア86がダッシュボード上に 配置されることについて記載したが、以下に 配置例の詳細について説明する。

 本体87及び射出部89の配置位置の例を図12 示す。本体87がバックドアを閉じた時に遮 可能なトランクルームの床上に配置され、 出部89が乗員室とトランクルーム間の仕切り 板上(例えば、リアのダッシュボード上)の中 部に配置されている。

 上記の例の場合、射出部89が乗車室とト ンクルーム間の仕切り板上の中央部に配置 れているため、射出部89が射出した空気が、 乗車室のシートの背もたれ部に遮られること なく、左右のシートの合間を通して乗員に香 りを提供することができ、シート表面に香り が付着してしまうことを防止することもでき る。

 また、射出部89の配置位置の高さが、乗 の顔の高さ付近となり、香り発生装置80は、 乗員に対して香りを最短距離で提供すること になるので、乗員に対して最も香りを強く感 知させることができる。従って、香り発生装 置80は少量の香りを射出しても、乗員に対し 香りを感知させることができる。

 さらに、香り発生装置80は、本体87と射出 部89との距離が短いので、香り発生部81と射 部89とを接続するエアチューブ83Cを短くする ことができる。よって、香り発生装置80は、 りを発生させた際に、エアチューブ83Cに付 する香料の芳香分子の量を減らすことがで る。

 配置に関する別の例について、図13に示 。この場合、本体87がスペアタイヤ収納部と トランクルームの床の間の間隙部分に配置さ れ、射出部89が運転席後方部の天井位置に配 されている。

 この例でも、香り発生装置80は、本体87が 乗員室と隔離された遮光空間に配置されてい るので、車室内の温度上昇や直射日光の影響 を受けて、本体87内の精油を揮発させてしま ことを防止することができる。

 また、香り発生装置80は、射出部89が運転 席後方の天井位置に配置されているので、射 出部89が射出した香りがシートの背もたれ部 遮られることを防止することができる。

 なお、本体87については、図14(a)及び図14( b)に示すように、本体87をスペアタイヤ収納 の間隙部分に配置するようにしても良い。

 この場合でも、香り発生装置80は、本体87 が乗員室と隔離された遮光空間に配置されて いるので、車室内の温度上昇や直射日光の影 響を受けて、香り発生部81内の精油を揮発さ てしまうことを防止することができる。

 [制御方法の変形例]
 上述のように、システムコントローラ20に って実現される覚醒効果制御部105が、注意 起情報取得確率の高いエリアに近づいてい と判断した際に、香り発生装置80に対して、 香り発生要求を行う。即ち、覚醒効果制御部 105が、運転支援装置300の位置(いわゆる位置 報)と、走行予定エリアの道路状況情報であ 運転支援情報360(いわゆる道路情報)とに基 いて、香り発生の制御を行っている場合に いて述べたが、以下に記載する種々の状況 応じて、覚醒効果制御部105が香り発生要求 行うようにしても良い。

 (例1)利用者の入力情報に基づいて制御
 覚醒効果制御部105は、利用者による所定操 (例えば、入力装置60の操作)に基づいた香り 発生命令の取得に応じて、香り発生装置80の り制御部81に対して、香り発生要求を行う うにしても良い。

 (例2)車両の挙動情報に基づいて制御
 覚醒効果制御部105は、車両の挙動情報に基 いて香り発生装置80の香り制御部81に対して 、香り発生要求を行うようにしても良い。

 ここで、車両の挙動情報とは、自立測位 置10やGPS受信機18等から取得した各種情報に 基づいて生成した情報を意味する。

 具体例として、一定時間以上(例えば、1 )の停止状態や、進行方向における所定以上 急加速(例えば、0.3G)や、急減速(例えば、-0. 3G)や、横方向における急ハンドル操作や、一 定時間内(例えば、15分)における所定速度以 (例えば、20Km/h)を条件としたときの停止・走 行の繰り返しや、所定回数(例えば、50回)の 続運転を検出した際に、香り制御部81に対し て、香り発生要求を行う。

 (例3)車両の挙動情報と位置情報に基づいて 御
 覚醒効果制御部105が、車両の挙動情報と、 両位置情報とに基づいて香り発生要求を行 ようにしても良い。具体例として、現在地 、交差点や踏み切り周辺に位置している場 において、一定期間(例えば、1分)停止して る場合に、覚醒効果制御部105が香り発生要 を行う。なお、車両位置情報は、地図情報 GPS受信機18等から取得した情報を用いて特 する。

 (例4)車両の挙動情報と位置情報と交通情報 基づいて制御
 覚醒効果制御部105が、車両の挙動情報と、 両位置情報と、交通情報(例えば、渋滞情報 等)とに基づいて香り発生要求を行うように ても良い。具体例として、上記の運転支援 報360や他の道路情報(VICS情報等)と、現在位 情報(例えば、GPS受信機18から取得した情報) に基づいて、現在位置が渋滞個所であると 別できる際に、車両が一定時間以上(例えば 、1分)停止状態である場合に、覚醒効果制御 105が香り発生要求を行う。

 ここで、覚醒効果制御部105が、車両の挙 情報等に基づいて、香り発生要求を行う香 要求制御処理の手順について、図15に示す ローチャートに基づいて説明する。この処 は、運転支援装置300のシステムコントロー 20が、予め用意されたプログラムを実行する ことにより実現される。

 最初に、覚醒効果制御部105は、利用者か 、香り発生要求に関する入力操作があった 否かを判別し(ステップS21)、香り発生要求 関する入力操作があった場合には(ステップS 21;Yes)、香り発生装置80に対して香り発生要求 を行い、香り発生装置80が香りを発生する(ス テップS22)。

 そして、覚醒効果制御部105は、現在地情 取得部101が取得した現在地情報等を参照し 車両が1分以上停止しているか否か判別し( テップS23)、車両が1分以上停止している場合 には(ステップS23;Yes)、香り発生装置80に対し 香り発生要求を行い、香り発生装置80が香 を発生する(ステップS24)。

 そして、覚醒効果制御部105は、自立測位 置10等が提供した情報に基づいて、進行方 に0.3G以上の加速度があったか否かを判別し( ステップS25)、進行方向に0.3G以上の加速度が った場合には(ステップS25;Yes)、香り発生装 80に対して香り発生要求を行い、香り発生 置80が香りを発生する(ステップS26)。

 そして、覚醒効果制御部105は、自立測位 置10又はGPS受信機18から取得した情報等を用 いて、時速20キロ内での走行回数が50回以上 あるか否かを判別し(ステップS27)、時速20キ 内での走行回数が50回以上になった場合に (ステップS27;Yes)、香り発生装置80に対して香 り発生要求を行い、香り発生装置80が香りを 生する(ステップS28)。

 そして、電源が切られる等により制御終 になった場合(ステップS29;Yes)、香り要求制 処理を終了する。

 上記のように、覚醒効果制御部105は、所 のイベント(利用者による入力、車両の挙動 状態の変化等)が発生した場合のみ、香りを 生させているので、頻繁に香りを発生させ ことにより、エアチューブ等に付着する香 の量が多くなり、付着した香料が揮発して 要に香りを発生させてしまうことを回避す ことができる。

 また、上述のように香りを発生させるタ ミングとして、交差点前、踏み切り前、渋 など、不快な状況を設定している。上記の うな場面で乗員が苦痛を経験していると、 の地点に近づく頃から精神的な負担を感じ 。匂いは、そのときの経験とともに脳に記 される特性がある。不快な場面において、 香の心地よい経験と合わせると、記憶の書 換えが行われる。これにより、香り発生装 80は、日常のドライブにおける不快なイメ ジ場面を解消する効果が期待できる。

 また、運転支援装置300は、図示しない設 画面等を提示し、上述の所定のイベントに して香りを発生させるか否かについてや、 生するとしたらどの香りが良いかについて (例えば、ミント、ユーカリ、イランイラン の3種類から選択する等)を、利用者に設定さ るようにしても良い。この場合、運転支援 置300のシステムコントローラ20が、設定画 の提示や利用者の設定内容の保持等を行う り設定手段として機能することにより、実 できる。なお、上記香り設定手段は、上記 ベントの設定もできるようにしても良い。

 これにより、運転支援装置300は、香り発 対象のイベントの定義や、発生させる香り 種類を利用者に決定させることができる。

 以上の構成によれば、車載用の香り発生 置では、香りを生成する香り生成手段と、 り生成手段が生成した香りを外部へ射出す 香り射出手段と、香り発生に関する制御を う香り制御手段と、を備え、香り生成手段 、所定の遮光空間に配置されている。

 香り発生装置では、香り制御手段による 御に応じて、香り生成手段が香りを発生さ 、香り射出手段が、当該香りを外部に射出 ることにより、香りを提供している。そし 、上記香り生成手段は、所定の冷暗所に配 されている。

 このように、香り発生装置は、香料を有 る香り生成手段を冷暗所(トランクルーム内 部等)に配置しているので、直射日光による 料の変質を防止することができ、車内の高 による香料の揮発や、匂いの漏れも防止す ことができ、さらに、動作音が運転手等に れほど伝わらないようにすることもできる

 香りを生成する本体87を、上述のような 光空間に配置することは、精油の変性を防 する効果もある。精油の成分は有機化合物 あり、光や温度によって酸化などの化学反 がおこり、成分が変性することがある。ア マテラピーの領域で知られているように、 油の成分は、人に対してさまざまな生理活 作用を及ぼし、また除菌や抗菌などの空気 浄化する成分を多く含むものがある。ここ 、精油の種類とそれらの成分組成が非常に 要であるが、この成分が変性すると、期待 る効果が得られなくなってしまう。この意 で、精油に対する遮光や高温にさらさない とは大きな利点となる。

 また、車室内への匂いの漏れの遮蔽、本 87の動作音の遮蔽効果がある。香り発生装 80の本体87を車室内に配置した場合、子供な 乗員にいじられて、タンク85内の香料がこ れる心配がない。仮に香料がこぼれても、 体87がスペアタイヤ収納部などに位置してい れば、香り発生装置80は、匂いの漏れによる 員室へ影響を最小限にすることができる。

 なお、香料は、カートリッジ内におさめ れているものとする。車両の振動によって 漏れしないように、固形(ビーズ、パウダー 、ゲル状)の香料を使っても良い。トランク ームには、食品など入れることが多く、香 の固形化による匂い漏れ防止は有効である 同じ香料を入れ替える場合には、カートリ ジを交換する。別の香料に変える場合には カートリッジとエアチューブを交換する。

 なお、カートリッジの情報は、香り制御 81に送信される。カートリッジの情報は、 えば、芳香物質名称、香り物質の残量、使 開始日、など管理上必要な情報が含まれて る。CPU22は、カートリッジに関する情報を用 いて、カートリッジの交換のお知らせを利用 者に通知することも可能である。

 香り発生装置80では、香料の種類の数に じて、複数のエアチューブ83を平行して配置 することが望ましい。これにより、香り発生 装置80では、香りが混ざってしまうというこ を回避することができる。また、エアチュ ブ83の材質は、芳香分子の付着が少ない点 、テフロン素材が望ましい。

 上記ブロア86は、容器88内の空気を吸い上 げ、当該空気を射出方向に送り出す。空気を 吸い上げるために、容器88には、すきま穴を けている。これにより、香り発生装置80は 容器88にすきま穴がないことにより容器内の 気圧が下がり風が出なくなってしまうことを 回避することができる。

 また、運転支援装置300は、香りを所定時 発生した後に、エアチューブ83Cの中に残っ いる香り(芳香分子)を除去するために一定 の消臭剤を射出するようにしても良い。こ 場合、運転支援装置300は、消臭剤を射出す ことにより、次回別の香りを射出する際に 回の香りと混合してしまうことを防止する とができる。

 [他の実施例]
 上述の実施例では、運転支援装置300が、運 支援情報提供サーバ250に対して現在地情報 送信すると共に運転支援情報360の提供要求 行う場合について述べたが、本発明は、こ に限られず、運転支援装置300が、運転支援 報提供サーバ250に対してルート情報を送信 ると共に運転支援情報360の提供要求を行う うにしても良い。

 上述の実施例では、運転支援装置300が、 転支援情報提供サーバ250に対して、現在地 報を送信すると共に運転支援情報360の提供 求を行う場合について述べたが、本発明は これに限られず、現在地情報を送信せずに 運転支援情報360の提供要求を行うようにし も良い。

 上述の実施例では、運転支援装置300の運 支援情報取得部104が、運転支援情報提供サ バ250から運転支援情報360を取得する場合に いて述べたが、本発明は、これに限られず 運転支援情報提供サーバ250等からダウンロ ドした全エリアの運転支援情報360を予めデ タ記憶ユニット36に保持しておき、運転支 情報取得部104がデータ記憶ユニット36内の運 転支援情報360を取得するようにしても良い。

 上述の実施例では、運転支援装置300は、 両が注意喚起対象エリアに到達する前や、 意喚起対象エリア内に到達した際に、香り 発生させる場合について述べたが、本発明 、これに限られず、ハンドルに振動を与え り、音声を出力したり、香りと音声等を組 合わせたりするようにしても良い。

 上述の実施例では、運転支援装置300は、 ート情報に基づいて、対応エリアを判別す 場合について述べたが、本発明は、これに られず、現在位置に基づいて、対応エリア 判別するようにしても良い。

 上述の実施例では、香り発生装置80が消 材を用いて消臭する場合について述べたが 本発明は、これに限られず、換気装置90を用 いて消臭するようにしても良い。

 上述の実施例では、特に記載しなかった 、注意喚起対象エリアが2つ存在し、当該注 意喚起対象エリア同士が近い場合、運転支援 装置300は、以下のように、覚醒効果を制御す る(先に通過する注意喚起対象エリアを「先 注意喚起対象エリア」、後に通過する注意 起対象エリアを「後の注意喚起対象エリア とする。)。

 (方針1)車両が先の注意喚起対象エリアの 前を走行中に、運転支援装置300が香りを発 させ、先の注意喚起対象エリア中で継続し 香りを発生させている場合は、後の注意喚 対象エリアの手前で香りを発生させる。

 (方針2)車両が、先の注意喚起対象エリア 手前を走行中に、運転支援装置300が香りを 生させ、先の注意喚起対象エリア内では、 りを停止している場合は、後の注意喚起対 エリアの手前で香りを発生させない。これ 、先の注意喚起対象エリア中で香りを停止 ていることを重視するためである。

 (方針3)車両が、先の注意喚起対象エリア 手前を走行中に、運転支援装置300が香りを 生させていない場合、後の注意喚起対象エ アの手前で香りを発生させる。

 上述の実施例では、特に述べていなかっ が、タンク85で保持している精油は、図16に 示す精油の表における、揮発速度による分類 のうちトップノート(揮発速度が速いグルー )に分類される精油(天然の植物から抽出され た芳香物質)、もしくは同等の揮発性(香料成 の分子量に相当)をもつ合成香料とすること が望ましい。

 上述の実施例では、特に述べていなかっ が、エアチューブ83Cの一部を、シート内の ートヒータ上若しくは当該シートヒータの 傍に位置するようにしても良い。エアチュ ブ83Cをシートヒータの近傍に配置した場合 例を図17に示す。

 この場合、シートヒータが動作していれ 、エアチューブ83Cの温度が上昇するので、 り発生装置80は、エアチューブ83C表面に付 した芳香分子を離脱させることができ、エ チューブ83Cについた匂いを除去することが きる。

 これにより、香り発生装置80は、乗員が アチューブ83Cに残った匂いを感知してしま ことを回避することができる。なお、覚醒 果制御部105が、香り発生要求を行う際には 香りを含む空気が温まらないようにシート ータの動作を止めるようにしても良い。

 上述の実施例では、特に述べていなかっ が、香り発生装置80が射出した香りを図18に 示すように、エアコンが発生させた風の対流 に乗せることにより、乗員に香りを効果的に 伝播することができる。

 上述の実施例では、特に述べていなかっ が、図19に示すように、香料のタンク85出口 の後(タンク85とブロア86の間)に、電磁弁92を 加し、香り制御部81が、上記電磁弁92を制御 するようにしても良い。

 この場合、香り発生装置80は、上記電磁 92を閉めることにより、香料を外部の空気と 完全に遮断することができる。精油は複数の 有機化合物を成分に持つことにより、空気に 触れることで酸化するので変性し、香りが変 わってしまうことがある。上述のように、香 り発生装置80は、電磁弁92を閉めることによ 、香りが変わってしまうことを防止するこ ができる。

 上述の実施例では、システムコントロー 20の覚醒効果制御部105が香り制御部81に対し て、香り発生要求を行う場合について述べた が、本発明は、これに限られず、システムコ ントローラ20の覚醒効果制御部105自体が香り 御手段として機能するようにしても良い。 の場合、システムコントローラ20が、エア ンプ82、電磁弁84、ブロア86を統括制御する

 なお、本実施例における、本体87から香 制御部81を除いた構成要素(即ち、エアポン 82、電磁弁84、エアチューブ83、電磁弁84、及 びタンク85)が、香り発生手段として機能する 。

 本発明は、車載の香りを発生する装置に いて利用することができる。