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Title:
VEHICLE INSTRUMENT
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/066523
Kind Code:
A1
Abstract:
An analogous vehicle instrument for indicating the number of engine rotations of a vehicle capable of being mounted even on a vehicle whose measurements of the number of engine rotations abruptly change and capable of indication with high reliability is provided. The vehicle instrument is provided with a control means (6) capable of inputting an ignition signal of a vehicle as a state signal indicating the number of engine rotations. The control means (6) determines whether or not a measurement larger than a predetermined value is calculated predetermined consecutive times with respect to the previous indicated value. If the measurement larger than the predetermined value is calculated the predetermined consecutive times with respect to the previous indicated value, the control means (6) calculates an indicated value on the basis of the measurement and, if not, confirms the previous indicated value as the indicated value.

Inventors:
MARUYAMA YOUSUKE
TAKEBE MINORU
HIROE KENICHIRO
SHIMA OSAMU
Application Number:
PCT/JP2008/068816
Publication Date:
May 28, 2009
Filing Date:
October 17, 2008
Export Citation:
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Assignee:
NIPPON SEIKI CO LTD (JP)
MARUYAMA YOUSUKE
TAKEBE MINORU
HIROE KENICHIRO
SHIMA OSAMU
International Classes:
G01D13/22; B60K35/00; G01D7/00; G01P1/08
Foreign References:
JPS60210768A1985-10-23
JPS57117089A1982-07-21
JPH07257354A1995-10-09
JPH08327664A1996-12-13
JP2001221663A2001-08-17
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Claims:
車両の点火信号をエンジン回転数を示す状態信号として入力可能であり、前記状態信号に基づいて計測値を算出し、前記計測値に基づいて表示値を算出してアナログ式の表示部に前記表示値を表示させる制御手段を備える車両用計器であって、
前記制御手段は、前回の表示値に対して所定値より大きい計測値が所定回数連続して算出されているか否かを判定し、前記前回の表示値に対して前記所定値より大きい前記計測値が所定回数連続して算出されている場合は前記計測値に基づいて前記表示値を算出し、前記前回の表示値に対して前記所定値より大きい前記計測値が所定回数連続して算出されていない場合は前記前回の表示値を前記表示値として確定することを特徴とする車両用計器。
前記制御手段は、前記計測値に基づいて前記表示値を算出する際に、連続して得られる複数の前記計測値を平均して前記表示値を算出することを特徴とする請求項1に記載の車両用計器。
Description:
車両用計器

 本発明は、車両用計器に関し、特に、車 のエンジン回転数を表示するアナログ式の 両用計器に関する。

 従来、車両用計器としては、所定の単位 に指標部が設けられた表示板と、この表示 上を回動する指針とによって種々の車両状 を表示するいわゆるアナログ式計器が知ら ており、このアナログ式計器の1つとして、 車両のエンジン(内燃機関)における毎分の回 数を表示する車両用計器(タコメータ)が知 れている(例えば特許文献1参照)。

 車両用計器には、複数の計器がケース体に 納されたコンビネーションメータとは別に 使用者の嗜好や車両の特性に応じて取り付 られるいわゆるアフターメータと称される のがある。アフターメータとしてのタコメ タは、ECUやイグニッションコイルから車両 点火信号をエンジン回転数を示す状態信号 して入力し、この状態信号に基づいてエン ン回転数の計測値を算出して表示部にエン ン回転数を表示するのが一般的である。

特開平10-206444号公報

 タコメータでは、ノイズ対策のために前 表示したエンジン回転数に対して新たに算 された計測値が一定値以上大きい場合は、 の計測値をノイズと判断して表示の更新に いないノイズ対策処理を行っている。しか ながら、エンジンの過回転防止のためにエ ジン回転数がレブリミット値以上に達する 点火をカットする点火カット機能を有する 両やエンジン駆動とバッテリー駆動とを併 するハイブリッド車両においては前記計測 が急激に増加する場合があり、かかる状況 おいてタコメータは前述のノイズ対策処理 よって表示の更新がなされずに正常な動作 できなくなるという問題点があった。例え 、点火カット機能を有する車両においてレ リミット値を8000rpmとし、点火カットから復 帰する値を7500rpmとした場合、点火カットさ た時点で前記状態信号である点火信号の入 がなくなるために前記計測値は0rpmを示し、 火が復帰すると前記計測値は7500rpmを示すこ ととなる。これに対して表示更新においては 前述のノイズ対策処理を行わない方法が考え られるが、この方法ではノイズが入力された 場合にも表示が更新されて指針の微動や針振 れが生じるという問題がある。

 本発明は、前記問題点に鑑み、車両のエ ジン回転数を表示するアナログ式の車両用 器において、エンジン回転数の計測値が急 に変化する車両にも搭載することが可能で り、また、信頼性の高い表示が可能な車両 計器を提供することを目的とする。

 本発明は、前記課題を解決するため、車 の点火信号をエンジン回転数を示す状態信 として入力可能であり、前記状態信号に基 いて計測値を算出し、前記計測値に基づい 表示値を算出してアナログ式の表示部に前 表示値を表示させる制御手段を備える車両 計器であって、前記制御手段は、前回の表 値に対して所定値より大きい計測値が所定 数連続して算出されているか否かを判定し 前記前回の表示値に対して前記所定値より きい前記計測値が所定回数連続して算出さ ている場合は前記計測値に基づいて前記表 値を算出し、前記前回の表示値に対して前 所定値より大きい前記計測値が所定回数連 して算出されていない場合は前記前回の表 値を前記表示値として確定することを特徴 する。

 また、前記制御手段は、前記計測値に基 いて前記表示値を算出する際に、連続して られる複数の前記計測値を平均して前記表 値を算出することを特徴とする。

 本発明は、車両用計器に関し、特に、車 のエンジン回転数を表示するアナログ式の 両用計器に関し、エンジン回転数の計測値 急激に変化する車両にも搭載することが可 であり、また、信頼性の高い表示が可能と るものである。

本発明の実施形態であるタコメータを す図。 同上の電気的構成を示す図。 同上の制御手段の処理方法を示す図。

符号の説明

1  ケース体
2  表示部
2a 駆動本体
2c 指針照明手段
2d 表示板照明手段
3  操作部
3b 押しボタンスイッチ
3c 操作部照明手段
4  車両情報検出手段
5  IGN検出手段
6  制御手段

 以下、本発明をケース体に単一のアナロ 式の表示部を収納したアフターメータに適 した実施形態を添付図面に基づいて説明す 。

 図1及び図2を用いてタコメータの全体構 を説明する。タコメータは、ケース体1と、 示部2と、操作部3と、車両情報検出手段4と IGN(イグニッション)検出手段5と、制御手段6 とから主に構成されている。

 ケース体1は、例えば樹脂製材料から構成 され、電気構成部品を含む表示部2を収納す ものである。尚、ケース体1の前面側は、図 しない透光性のカバー体によって覆われる

 表示部2は、ステッピングモータからなる 駆動本体2aと、駆動本体2aを駆動させるため 駆動回路2bと、表示部2を照明する第一の照 手段として設けられ複数の発光素子(LED)群か らそれぞれ形成される指針照明手段2c及び表 板照明手段2dを備えている。また表示部2は 駆動本体2aに回転軸(図示しない)を介して指 針2eが装着されており、指針2eの背後に配設 れる表示板2fに形成される目盛りや数字等の 表示指標2gと指針2eとの対比判読で車両の毎 のエンジン回転数の変化を知ることが可能 なっている。なお、指針2e及び表示板2fは、 れぞれ指針照明手段2c及び表示板照明手段2d によって照明されるものであり、指針照明手 段2cの照明光によって指針2eの指示部が光輝 、また表示板照明手段2dの照明光によって表 示指標2gが透過照明される。

 操作部3は、ABS等の樹脂材料からなるスイ ッチケース3aに複数の押しボタンスイッチ(操 作スイッチ)3bが配設されてなるものであり、 表示部2とは別体に設けられ計器装置におけ 各種機能の切り換え,または確定等を行うた のものである。また、操作部3は、押しボタ ンスイッチ3bを照明する第二の照明手段とし の操作部照明手段3cを備える。操作部照明 段3cは第一の照明手段と同様、複数の発光素 子からなるものであり、押しボタンスイッチ 3bを光輝させる。

 車両情報検出手段4は、エンジン回転数を 示す状態信号を検出するものであり、本実施 形態では、エンジンの回転に応じてイグニッ ションコイルから発せられる点火信号を入力 するための信号ラインからなる。前記点火信 号は波形整形回路(図示しない)によって例え 0~5Vの状態信号に変換されて制御手段6に入 される。

 IGN検出手段5は、車両のIGNスイッチ7のオ 状態からオン状態への移行及びオン状態か オフ状態への移行を検出するもので、IGNス ッチ7のオン状態あるいはオフ状態を検出す と、制御手段6へそれぞれ検出信号を出力す る。なお、IGNスイッチ7のオン状態とは、IGN イッチ7のオフ状態からアクセサリー電源の ン状態への移行、IGNスイッチ7のオフ状態か らエンジンスタートのオン状態への移行、あ るいはアクセサリー電源のオン状態からエン ジンスタートのオン状態への移行の何れの状 態であっても良い。なお、IGNスイッチ7は、 端が車両のバッテリー電源8へ、他端がIGN検 手段5へ接続されている。

 制御手段6は、CPU,ROM,RAM及び入出力インタ フェイス等を備えたマイクロコンピュータ ら構成される。制御手段6は、車両情報検出 手段4から状態信号を入力し、前記状態信号 基づいて車両情報の計測データを所定の演 処理によって求め、前記計測データに応じ 駆動信号を駆動回路2bを介して所定周期で駆 動本体2aへ出力して駆動本体2aを駆動させ、 動本体2aに装着された指針2eを回動動作させ ものである。

 以上の各部によってタコメータが構成さ ている。次に、図3を用いてタコメータにお ける制御手段6のエンジン回転数算出処理に いて説明する。なお、このエンジン回転数 出処理は所定周期毎になされる。

 前記エンジン回転数算出処理において、 御手段6は、まず車両情報検出手段4から入 される前記状態信号に基づいてエンジン回 数の計測値Rを算出する(ステップS1)。

 次に、制御手段6は、算出された計測値R 前回確定した表示値(以下、前回の表示値TA0 いう)とを比較して、計測値Rが前回の表示 TA0に対して所定値a(例えば1800rpm)より大きい 否かを判定する(ステップS2)。

 制御手段6は、ステップS2における判定結 が「NO」である、すなわち計測値Rが前回の 示値TA0に対して所定値aより大きくない((R-TA 0)≦a)と判定される場合は、ステップS3に移行 する。制御手段6は、ステップS3において計測 値Rに基づいて今回表示する表示値TA1を算出 る。なお、制御手段6は、表示値TA1の算出に しては計測値Rを含む連続して得られた複数 の計測値(例えば計測値R及び過去に得られた 測値R1~R3)を平均して表示値TA1を算出する。

 また、制御手段6は、ステップS2における 定結果が「YES」である、すなわち計測値Rが 前回の表示値TA0に対して所定値aより大きい(( R-TA0)>a)と判定される場合は、ステップS4に 行する。制御手段6は、ステップS4において テップS2の判定結果が「YES」である、すな ち計測値Rが前回の表示値TA0に対して所定値a より大きいとする判定結果が所定回数t連続 て得られているか否かを判定する。

 制御手段6は、ステップS4における判定結 が「YES」である、すなわち計測値Rが前回の 表示値TA0に対して所定値aより大きいとする 定結果が所定回数t連続して得られている場 は、ステップS3に移行して計測値Rに基づく 示値TA1の算出を行う。なお、このとき制御 段6はステップS4における判定回数を「0」に リセットする。

 また、制御手段6は、ステップS4における 定結果が「NO」である、すなわち計測値Rが 回の表示値TA0に対して所定値aより大きいと する判定結果が所定回数t連続して得られて ない場合は、ステップS5に移行して前回の表 示値TA0を表示値TA1として確定する。

 以上の処理によってエンジン回転数を示 表示値TA1が得られる。そして、制御手段6は 、表示部2の駆動本体2aに駆動信号を出力して 表示値TA1を表示させる。

 かかるタコメータは、制御手段6によって 、前回の表示値TA0に対して所定値aより大き 計測値Rが所定回数連続して算出されている 否かを判定し、前回の表示値TA0に対して所 値aより大きい計測値Rが所定回数連続して 出されている場合は計測値Rに基づいて表示 TA1を算出し、前回の表示値TA0に対して所定 aより大きい計測値Rが所定回数連続して算 されていない場合は前回の表示値TA0を表示 TA1として確定するものである。

 すなわち、かかるタコメータは、計測値R が急激に変化する場合であっても、それが正 常な変化である場合には前回の表示値TA0に対 して所定値aより大きい計測値Rが連続して検 されるために計測値Rに基づいた表示をする ことができ、また、それがノイズである場合 には連続して検出されることがないのでノイ ズによる指針の微動や針振れを抑制すること ができる。したがって、エンジン回転数の計 測値が急激に変化する車両にも搭載すること が可能であり、また、信頼性の高い表示が可 能となる。

 本発明は、車両用計器に関し、特に、車 のエンジン回転数を表示するアナログ式の 両用計器に好適である。