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Title:
VIBRATION CONTROL DEVICE AND VEHICLE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/139424
Kind Code:
A1
Abstract:
A target vibration level is determined in advance, and vibration occurring at a position where vibration is to be controlled is kept below the target vibration level. The device comprises a frequency detection means, which detects the frequency of vibration caused by a vibration source, a vibration detection means, which detects vibration of a frequency equal to the frequency of vibration caused by the vibration source and detected by the frequency detection means at the position where vibration is to be controlled, a vibration level conversion means, which converts the detected vibration to a vibration level, a vibration means, which is disposed at a position different from the position where vibration is to controlled and that generates a vibration control force to cause vibration at the position where vibration is to be controlled, a comparison means, which compares the vibration level to a predetermined target vibration level, and a vibration command generating means, which generates a vibration command to reduce vibration to the target vibration level when the comparison result from the comparison means shows the vibration level to exceed the target vibration level, and that outputs the generated vibration command to the vibration means.

Inventors:
MORIYA, Hideaki (100, Takegahana-cho, Ise-sh, Mie 50, 〒5168550, JP)
守屋 英朗 (〒50 三重県伊勢市竹ヶ鼻町100番地 シンフォニアテクノロジー株式会社内 Mie, 〒5168550, JP)
SATO, Yushi (100, Takegahana-cho, Ise-sh, Mie 50, 〒5168550, JP)
佐藤 雄志 (〒50 三重県伊勢市竹ヶ鼻町100番地 シンフォニアテクノロジー株式会社内 Mie, 〒5168550, JP)
ITO, Takeo (100, Takegahana-cho, Ise-sh, Mie 50, 〒5168550, JP)
Application Number:
JP2009/058940
Publication Date:
November 19, 2009
Filing Date:
May 13, 2009
Export Citation:
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Assignee:
SINFONIA TECHNOLOGY CO., LTD. (1-30, Shiba-daimon 1-chome Minato-k, Tokyo 64, 〒1058564, JP)
シンフォニアテクノロジー株式会社 (〒64 東京都港区芝大門一丁目1番30号 Tokyo, 〒1058564, JP)
MORIYA, Hideaki (100, Takegahana-cho, Ise-sh, Mie 50, 〒5168550, JP)
守屋 英朗 (〒50 三重県伊勢市竹ヶ鼻町100番地 シンフォニアテクノロジー株式会社内 Mie, 〒5168550, JP)
SATO, Yushi (100, Takegahana-cho, Ise-sh, Mie 50, 〒5168550, JP)
佐藤 雄志 (〒50 三重県伊勢市竹ヶ鼻町100番地 シンフォニアテクノロジー株式会社内 Mie, 〒5168550, JP)
International Classes:
F16F15/02; G05D19/02
Attorney, Agent or Firm:
OMORI, Junichi (4th Floor, Matrice Bldg. 2-13-7, Minamiaoyama, Minato-k, Tokyo 62, 〒1070062, JP)
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Claims:
 振動発生源に起因する振動の周波数を検出する周波数検出手段と、
 制振するべき位置における前記周波数検出手段によって検出した前記振動発生源に起因する振動の周波数と等しい周波数の振動を検出する振動検出手段と、
 前記検出した振動を振動レベルに変換する振動レベル変換手段と、
 前記制振するべき位置とは異なる位置または同じ位置に設けられ、前記制振するべき位置を加振する制振力を発生させる加振手段と、
 前記振動レベルと予め決められた目標振動レベルとを比較する比較手段と、
 前記比較手段による比較結果に基づき、前記振動レベルが前記目標振動レベルより大きい場合は、前記振動レベルが前記目標振動レベルになるように振動を減少させる加振指令を発生させ、発生させた前記加振指令を前記加振手段に出力する加振指令発生手段と
 を備える制振装置。
 請求項1に記載の制振装置であって、
 前記加振指令発生手段は、
 前記比較手段による比較結果に基づき、前記振動レベルが前記目標振動レベルより大きい場合は、前記振動レベルが前記目標振動レベルになるように振動を減少させる加振指令を発生させ、前記振動レベルが前記目標振動レベルより小さい場合は、前記振動レベルが前記目標振動レベルになるように振動を増大させる加振指令を発生させ、発生させた前記加振指令を前記加振手段に出力する
 制振装置。
 請求項1に記載の制振装置であって、
 前記加振指令発生手段は、前記振動検出手段が出力する信号に対して、前記比較手段による比較結果に基づいて生成したゲインを乗ずることにより前記加振指令を発生させる
 制振装置。
 請求項3に記載の制振装置であって、
 前記振動レベル変換手段は、絶対値回路と、前記制振するべき振動周波数の2倍の周波数成分を減衰させるノッチフィルタとにより、前記振動検出手段が検出した振動を前記振動レベルに変換する
 制振装置。
 請求項1に記載の制振装置であって、
 前記加振手段が車両の車体フレームに装着された
 制振装置。
 請求項1から5のいずれかに記載の制振装置を備える車両。
 振動発生源に起因する振動の周波数を検出する周波数検出手段と、
 制振するべき位置における前記周波数検出手段によって検出した前記振動発生源に起因
する振動の周波数と等しい周波数の振動を検出する振動検出手段と、
 前記検出した振動を振動レベルに変換する振動レベル変換手段と、
 前記制振するべき位置とは異なる位置または同じ位置に設けられ、前記制振するべき位
置を加振する制振力を発生させる加振手段と、
 前記振動レベルと予め決められた目標振動レベルとを比較する比較手段と、
 前記比較手段によって比較を行った結果、前記振動レベルと前記目標振動レベルとの間
に差がある場合に、前記目標振動レベルと前記振動レベルとの比較結果によってゲインを変化させることにより前記振動レベルが前記目標振動レベルに
なるように振動を減少または増大させる加振指令を発生させ、発生させた加振指令を前記
加振手段に出力する加振指令発生手段と
 を備える制振装置。
 請求項7に記載の制振装置であって、
 前記加振手段が車両の車体フレームに装着された
 制振装置。
 請求項7または8のいずれかに記載の制振装置を備える車両。
Description:
制振装置および車両

 本発明は、発生した振動を抑制する制振 置およびこれを備えた車両に関する。

 従来から車両のエンジンの出力トルク変 により生じた車両振動について、加振手段 よって制振力を発生させて積極的に加振さ ることで、車両振動を打ち消す制振装置が られている。より具体的には、このような 振装置としては、振動発生源となるエンジ に設けられた加振手段となるリニアアクチ エータと、振動発生源となるエンジンの回 数を検出する手段と、制振するべき位置に ける振動を検出する振動検出手段と、検出 れたエンジンの回転数及び制振するべき位 の振動に基づいてエンジンと車体との間に けられたリニアアクチュエータに加振指令 出力する適応制御アルゴリズムとを備える のが提案されている(例えば、特許文献1参 )。この制振装置では、適応制御アルゴリズ によってエンジン回転数と制振するべき位 で現在検出されている振動に応じた最適な 幅と位相とを有する加振指令を出力するこ が可能であり、これにより加振手段から発 する制振力によって振動発生源となるエン ンから発生し、座席部など制振するべき位 に伝達される振動を低減させることができ ものである。

 また、エンジン負荷が相違する二つの車 状態間で車両状態が変化するとき、その変 前後で振動レベルをほぼ同一にして乗員に 和感を与えないようにする振動低減装置が られている(例えば、特許文献2参照)。これ 、エンジン負荷が大きい時に加振機の作動 より車室内振動を低減したときの振動レベ を記憶しておき、エンジン負荷が小さいと には記憶しておいた振動レベルに近付ける うに加振機を制御するものである。このよ に制御を行うことにより、エンジンの負荷 変化した場合でも振動レベルを同じレベル 保つことが可能となる。

 一方、往復動を行う加振手段として、可 子が、固定子に対して往復動可能であるよ に弾性支持部(板バネ)によって支持された ニアアクチュエータが知られている(例えば 特許文献3参照)。このリニアアクチュエー は、可動子が摩耗しないため、長期間にわ って使用した後でも軸支持の精度が低下し い。また、可動子に摺動抵抗が作用しない め、摺動抵抗による消費電力の損失が少な 。さらにまた、嵩の張るコイルと弾性支持 とを近接して配置できるので、リニアアク ュエータを小型化できるという特徴がある

 特許文献3に記載されたリニアアクチュエー タは、駆動時の反力によって、制振しようと する対象機器が発生している振動を相殺する ことができる。すなわち、制振対象機器の振 動加速度に対して、アクチュエータの発生反 力が逆位相になるように電流指令を印加する ことにより、アクチュエータは制振対象機器 の振動を低減することができる。なお、一般 的には、アクチュエータの反力を増加させる ため、可動子には補助質量(おもり)が付与さ る。このようなリニアアクチュエータを用 た制振装置を自動車の車体に取り付けるこ により、自動車のエンジンから車体に加わ 力を相殺することができるため、車体の振 を低減することができる。

特開平10-049204号公報

特開平08-261276号公報

特開2004-343964号公報

 ところで、近年の自動車は、走行状態に じて、エンジンの駆動状態を制御すること 行われている。例えば、4気筒エンジンにお いて、定速走行になったような場合に、所定 の数の気筒停止を行うことによって燃費の向 上を図る制御が行われたり、エンジンとモー タを搭載したハイブリッド車両において、急 加速時にモータによって駆動力を発生して、 エンジンの燃料消費を抑える制御等が行われ ている。

 このような自動車に対して、特許文献1、 2に示す振動を抑制する装置を用いた場合、 両内で発生する振動状態が変化した場合で っても常に振動を低減する方向に振動が抑 されてしまう。乗員は、運転している走行 両の状態を振動や音の変化によって把握す ため、車両の走行状態に関わらず常に低い ベルの振動に保つように振動の抑制制御が 施されてしまうと、車両の走行状態を把握 づらく違和感を感じてしまうという問題が る。車両の振動は、全体的に低いレベルに 制されることが望ましいが、車両の加速感 一定速度走行などの走行状態に応じた振動 ベルが再現されることが望ましい。また、 年の自動車は、燃費の向上を図るため、走 状態に応じて、気筒停止やモータへの切り え動作が行われるが、エンジンの気筒数や エンジンとモータの切り換わりに振動状態 変化すると違和感を感じてしまう。このよ に加減速等の走行状態の変化がなく、エン ンの制御のみが切り替わる場合には、前述 ような切り替えを感じさせないように振動 ベルを制御する必要がある。

 本発明は、このような事情に鑑みてなさ たもので、制振対象の位置において発生す 振動を目標振動レベル以下に保つことがで る制振装置およびこれを備えた車両を提供 ることを目的とする。

 本発明の制振装置は、振動発生源に起因 る振動の周波数を検出する周波数検出手段 、制振するべき位置における前記周波数検 手段によって検出した前記振動発生源に起 する振動の周波数と等しい周波数の振動を 出する振動検出手段と、前記検出した振動 振動レベルに変換する振動レベル変換手段 、前記制振するべき位置とは異なる位置ま は同じ位置に設けられ、前記制振するべき 置を加振する制振力を発生させる加振手段 、前記振動レベルと予め決められた目標振 レベルとを比較する比較手段と、前記比較 段による比較結果に基づき、前記振動レベ が前記目標振動レベルより大きい場合は、 記振動レベルが前記目標振動レベルになる うに振動を減少させる加振指令を発生させ 発生させた前記加振指令を前記加振手段に 力する加振指令発生手段とを備える。

 この構成によれば、周波数検出手段が検 した振動発生源に起因する振動の周波数と しい周波数の振動を振動検出手段が検出す と、振動レベル変換手段が検出した振動を 動レベルに変換する。そして、比較手段が 動レベルと予め決められている目標振動レ ルとを比較した結果に基づいて、加振指令 生手段が、振動レベルが前記目標振動レベ になるように振動を減少させる加振指令を 生させて加振手段に出力する。すると、加 手段は、加振指令発生手段が出力する加振 令に基づいて、制振するべき位置に対して 振する制振力を発生する。このため、制振 るべき位置における振動が目標振動レベル 下に保たれる。また、振動レベルが目標振 レベルを超えた場合にのみに制振力を発生 るようにしたため、制振のためのエネルギ を低減できるとともに、制振装置の構成を 単にすることができる。

 前記加振指令発生手段は、前記比較手段 よる比較結果に基づき、前記振動レベルが 記目標振動レベルより大きい場合は、前記 動レベルが前記目標振動レベルになるよう 振動を減少させる加振指令を発生させ、前 振動レベルが前記目標振動レベルより小さ 場合は、前記振動レベルが前記目標振動レ ルになるように振動を増大させる加振指令 発生させ、発生させた前記加振指令を前記 振手段に出力することとしてもよい。

 この構成によれば、比較手段が振動レベ と予め決められている目標振動レベルとを 較した結果に基づいて、加振指令発生手段 、振動レベルが前記目標振動レベルになる うに振動を減少また増大させる加振指令を 生させて加振手段に出力する。すると、加 手段は、加振指令発生手段が出力する加振 令に基づいて、制振するべき位置に対して 振する制振力を発生する。このため、制振 るべき位置における振動が目標振動レベル 保たれる。

 前記加振指令発生手段は、前記振動検出手 が出力する信号に対して、前記比較手段に る比較結果に基づいて生成したゲインを乗 ることにより前記加振指令を発生させる用 してもよい。
 この構成によれば、検出した振動に対して 較結果に基づいて加振指令発生手段が生成 たゲインを乗じることによって発生するべ 加振力の加振指令を生成するようにしたた 、複雑な演算等を行うことなく加振指令を 成することができるため、制振装置の回路 成を簡単にすることできる。

 前記振動レベル変換手段は、絶対値回路と 前記制振するべき振動周波数の2倍の周波数 成分を減衰させるノッチフィルタとにより、 前記振動検出手段が検出した振動を前記振動 レベルに変換することとしてもよい。
 この構成によれば、検出した振動の信号か 振動レベルへの変換の応答性向上させるこ ができるともに、変換精度を向上させるこ ができる。

 前記加振手段は車両の車体フレームに装着 れてもよい。
 この構成によれば、車体フレームに発生す 振動レベルを所定の目標振動レベルに設定 ることが可能となるため、乗員に違和感を えることを防止することができる。このた 、エンジンの気筒数や、エンジンとモータ 切り換わりに振動状態が変化して、振動が 大するような場合であっても乗員に違和感 与えることを防止することができる。また 振するべき位置の振動レベルが予め決めら た目標振動レベル以下に保たれるため、車 の加速感や一定速度走行などの走行状態に じた振動レベルを再現することが可能とな 。このため、一時的に振動レベルが目標振 レベルを超える状態を回避することができ 乗員が不快と感じる振動の発生を防止する とができる。

 本発明の車両は、上記の制振装置を備える とを特徴とする。
 この構成によれば、制振装置により発生す 振動レベルを予め決められた目標振動レベ に設定することが可能となるため、エンジ の気筒数や、エンジンとモータの切り換わ に振動状態が変化しても乗員に違和感を与 ることを防止することができる。また、車 の加速感や一定速度走行などの走行状態に じた振動レベルが再現することができるた 、乗員に違和感を与えることなく、車両の 行状態を振動によって体感させることがで る。

 また、本発明の別の観点に係る制振装置 、振動発生源に起因する振動の周波数を検 する周波数検出手段と、制振するべき位置 おける前記周波数検出手段によって検出し 前記振動発生源に起因する振動の周波数と しい周波数の振動を検出する振動検出手段 、前記検出した振動を振動レベルに変換す 振動レベル変換手段と、前記制振するべき 置とは異なる位置または同じ位置に設けら 、前記制振するべき位置を加振する制振力 発生させる加振手段と、前記振動レベルと め決められた目標振動レベルとを比較する 較手段と、前記比較手段によって比較を行 た結果、前記振動レベルと前記目標振動レ ルとの間に差がある場合に、前記目標振動 ベルと前記振動レベルとの比較結果によっ ゲインを変化させることにより前記振動レ ルが前記目標振動レベルになるように振動 減少または増大させる加振指令を発生させ 発生させた加振指令を前記加振手段に出力 る加振指令発生手段とを備える。

 この構成によれば、周波数検出手段が検 した振動発生源に起因する振動の周波数と しい周波数の振動を振動検出手段が検出す と、振動レベル変換手段が検出した振動を 動レベルに変換する。そして、比較手段が 動レベルと予め決められている目標振動レ ルとを比較した結果に基づいて、加振指令 生手段が、振動レベルが前記目標振動レベ になるように振動を減少また増大させるよ に電流制限値を変化させることにより加振 令を発生させて加振手段に出力する。する 、加振手段は、加振指令発生手段が出力す 加振指令に基づいて、制振するべき位置に して加振する制振力が発生される。このた 、制振するべき位置における振動が目標振 レベルに保たれる。

 前記加振手段は車両の車体フレームに装着 れてもよい。
 この構成によれば、車体フレームに発生す 振動レベルを所定の目標振動レベルに設定 ることが可能となるため、乗員に違和感を えることを防止することができる。このた 、エンジンの気筒数や、エンジンとモータ 切り換わりに振動状態が変化しても乗員に 和感を与えることを防止することができる また制振するべき位置の振動レベルが予め められた目標振動レベルに保たれるため、 両の走行状態が変化しても車両の加速感や 定速度走行などの走行状態に応じた振動レ ルを再現することが可能となる。

 本発明の車両は、上記の制振装置を備える とを特徴とする。
 この構成によれば、制振装置により発生す 振動レベルを予め決められた目標振動レベ に設定することが可能となるため、エンジ の気筒数や、エンジンとモータの切り換わ に振動状態が変化しても乗員に違和感を与 ることを防止することができる。また、車 の加速感や一定速度走行などの走行状態に じた振動レベルが再現することができるた 、乗員に違和感を与えることなく、車両の 行状態を振動によって体感させることがで る。

 本発明によれば、制振対象の位置におけ 振動レベルを所定の目標振動レベル以下に つことができるという効果が得られる。

 以下、図面を参照して本発明の実施の形 の制振装置を説明する。

 <第1の実施形態>
 図1は同実施形態の構成を示すブロック図で ある。この図において、符号1は、自動車等 車両を走行させるための駆動力を発生する めに車両に搭載されたエンジンであり、車 内に発生する振動の発生源である。符号10は 、所定の質量を有する補助質量11を備え、こ 補助質量11を振動させることにより得られ 反力によって車両内に発生する振動を抑制 るための制振力を発生するリニアアクチュ ータ(以下、アクチュエータと称する)である 。符号2は、車両の車体フレームであり、エ ジンマウント1mによってエンジン1が搭載さ るとともに、所定の位置にアクチュエータ10 が装着される。ここでは、アクチュエータ10 、その推力軸方向、すなわち、本実施形態 は車体フレーム2に発生する上下方向(重力 向)の振動を抑制制御するものとする。

 符号3は、アクチュエータ10に制振力を発 させて、車両内に発生する振動を抑制する 御を行う制御部である。符号4は、制御部3 ら出力される指令値に基づいて、アクチュ ータ10を駆動するための電流をアクチュエー タ10に対して供給するアンプである。符号5は 、車両内の乗員用の座席6の近傍に装着され 振動検出部であり、内部に加速度センサを える。制御部3は、エンジン1から出力される 点火タイミング信号の周期やクランク角度信 号やエンジンコンピュータ(ECU)等から得られ エンジン回転数情報から求めた起振周波数 号と、振動検出部5から出力される振動信号 に基づいて、アクチュエータ10を駆動するた の力指令値を求めて、アンプ4へ出力する。 アンプ4は、この力指令値に基づいて、アク ュエータ10に対して供給するべき電流値を求 めてアクチュエータ10へ供給することにより 補助質量が往復運動(図1に示す例では、上 方向の運動)を行う。

 ここで、図2を参照して、図1に示すアク ュエータ10の詳細な構成を説明する。図2は 図1に示すアクチュエータ10の詳細な構成を す図である。この図において、符号12は、永 久磁石を備える固定子であり、車体フレーム 2に固定される。符号13は、可動子であり、抑 制するべき振動方向と同方向の往復動(図2の 面では上下動)を行う。ここでは、車体フレ ーム2の抑制するべき振動の方向と可動子13の 往復動方向(推力方向)とが一致するように、 体フレーム2に固定される。符号14は、可動 13及び補助質量11を推力方向に移動可能なよ うに支持する板バネであり固定子12に固定さ ている。符号15は、可動子13と補助質量11を 合する軸であり、板バネ14によって支持さ ている。アクチュエータ10と補助質量11によ て、動吸振器が構成されていることになる

 次に、図2に示すアクチュエータ10の動作 説明する。アクチュエータ10を構成するコ ル(図示せず)に交流電流(正弦波電流、矩形 電流)を流した場合、コイルに所定方向の電 が流れる状態では、磁束が、永久磁石にお てS極からN極に導かれることにより、磁束 ープが形成される。その結果、可動子13は、 重力に逆らう方向(上方向)に移動する。一方 コイルに対して所定方向とは逆方向の電流 流すと、可動子13は、重力方向(下方向)に移 動する。可動子13は、交流電流によるコイル の電流の流れの方向が交互に変化すること より以上の動作を繰り返し、固定子12に対 て軸15の軸方向に往復動することになる。こ れにより、軸15に接合されている補助質量11 上下方向に振動することになる。アクチュ ータ10と補助質量11によって構成される動吸 器は、アンプ4から出力する電流制御信号に 基づいて、補助質量11の加速度を制御して制 力を調節することにより、車体フレーム2に 発生する振動を相殺して振動を低減すること ができる。

 次に、図3を参照して、図1に示す制御部3 構成を説明する。図3は、図1に示す制御部3 構成を示すブロック図である。図3において 、符号51は、制振するべき位置の振動を検出 る加速度センサである。符号52は、制振対 の周波数のみを通過させるバンドパスフィ タである。バンドパスフィルタ52は、エンジ ン1から出力される点火パルス信号の周波数 のエンジン回転数に関する信号等をもとに 振周波数検出部37が出力した制振対象周波数 を入力することにより制振対象の周波数成分 のみを通過させる。起振周波数検出部37は、 ンジン1またはエンジン1を駆動制御するECU(E ngine Control Unit)などから得られるエンジン回 転数情報や点火パルス信号を基に、制振する べき周波数(制振対象周波数)を決定し、その 波数信号を出力する。例えば、4サイクルエ ンジンの場合、制振するべき振動が、各気筒 の点火に起因する場合、回転数×気筒数/2に 当する周波数となる。

 符号31は、起振周波数の値と、達成する き振動レベルである目標振動レベルの値と 予め関係付けられて記憶された目標レベル 憶部である。符号32は、起振周波数検出部37 出力する起振周波数の情報を入力し、この 力した起振周波数に関係付けられた目標振 レベルを目標レベル記憶部31から読み出し 、読み出した目標振動レベルに相当する目 振動レベル信号を出力する目標レベル設定 である。図3に示す目標レベル記憶部31は、 振周波数と目標振動レベルの値を関係付け テーブルであるが、起振周波数に限らず、 両の走行状態を示す他の値であってもよく 例えば、走行速度の値と目標振動レベルの とが関係付けられたテーブルでもよい。こ 場合、目標レベル設定部32は、起振周波数に 代えて、車両の速度情報を入力するようにす ればよい。

 符号33は、振動検出部5から出力される信 から振動レベルを検出し、検出した振動レ ルに相当する振動レベル信号を出力する振 レベル検出部である。振動レベル検出部33 、入力した加速度信号の絶対値を求める絶 値回路41と、絶対値回路41の出力と起振周波 検出部37が出力する制振対象周波数を入力 て、制振対象周波数の2倍の周波数成分を減 させるノッチフィルタ42によって構成され 。ノッチフィルタ42からは加速度信号に対応 する振動レベル信号が出力される。

 符号34は、目標レベル設定部32から出力さ れる目標振動レベル信号と、振動レベル検出 部33から出力される振動レベル信号との大小 比較して、目標振動レベル信号と振動レベ 信号の差を求める比較部であり、比較結果 判定部38へ出力する。判定部38は、比較部34 よる比較結果に基づいて、制振力を発生す べきか否かを判定する。判定部38は、振動 ベル検出部33が検出した振動レベルが目標振 動レベルより大きい場合に制振力を発生する べきと判定する。符号35は、バンドパスフィ タ52の出力に対して、ゲイン乗算部36により ゲイン-2μを掛けた出力と、起振周波数と、 定部38の出力を入力し、現状の振動レベルを 目標振動レベルにするための制振力を発生さ せる加振指令を発生する加振指令発生部であ る。加振指令発生部35は、振動レベルが目標 動レベルより大きい場合にのみ、振動レベ が目標振動レベルになるように振動を減少 るための制振力を発生させる加振指令を出 する。

 ここで、図6を参照して、図3に示す目標 ベル記憶部31に記憶される情報について説明 する。図6は、目標レベル記憶部31に記憶され る目標振動レベルと起振周波数数の関係を示 す図である。目標レベル記憶部31には、起振 波数毎に達成するべき振動のレベル値(目標 振動レベル)が記憶される。図6(a)に示す目標 動レベルは、起振周波数に関係なく達成す べき振動レベルを一定値にする場合の目標 動レベルの例を示している。また、図6(b)に 示す目標振動レベルは、起振周波数の増加に 応じて、緩やかに達成するべき振動レベルを 増加させる場合の目標振動レベルの例を示し ている。目標レベル記憶部31には、図6に示す 目標振動レベルと起振周波数の関係に基づき テーブル化された起振周波数に応じた目標振 動レベル値が記憶される。図6に示す例では 2種類の目標振動レベルと起振周波数の関係( a)(b)が図示されているが、少なくとも1つの関 係が記憶されていればよい。また、記憶する テーブルは、起振周波数と振動レベルの関係 を示す例を示したが、加速度と燃料噴射量と 振動レベルの関係、あるいはこれらを複合し た多次元のテーブルであってもよい。

 なお、目標レベル記憶部31に記憶される 標振動レベルと起振周波数の関係を示すテ ブルは、外部(例えば、自動車に搭載されて る制御装置)から設定値を入力して、書き換 え可能な構成としてもよい。また、予め複数 の目標振動レベルと起振周波数の関係を示す テーブルを記憶しておき、外部から入力され る達成するべき目標振動レベルに応じて、妥 当なテーブルを選択するようにしてもよい。

 次に、図3に示す制御部3の動作を説明す 。まず、絶対値回路41は、バンドパスフィル タ52の出力信号を入力して、絶対値信号を出 する。ノッチフィルタ42は、この絶対値信 と起振周波数とを入力して、所定の周波成 のみを減衰させて比較部34へ出力する。これ により、ノッチフィルタ42から現時点の振動 ベル信号が出力されて比較部34へ入力され ことになる。

 一方、目標レベル設定部32は、起振周波 検出部37から起振周波数の情報を入力し、現 時点の起振周波数を特定する。そして、目標 レベル設定部32は、特定した起振周波数に関 付けられた目標振動レベル値を、目標レベ 記憶部31から読み出す。続いて、目標レベ 設定部32は、読み出した目標振動レベル値に 応じた目標振動レベル信号を比較部34へ出力 る。比較部34は、入力される振動レベル信 と目標振動レベルとの差を示す差分信号ま は比を判定部38へ出力する。ゲイン乗算部36 、バンドパスフィルタ52の出力(検出した振 信号)に対して、所定のゲイン(-2μ)を乗算し て、加振指令発生部35へ出力する。判定部38 、比較部34の出力を入力して、振動レベル検 出部33が検出した振動レベルが目標振動レベ より大きい場合のみに制振力を発生するべ と判定して、この判定結果の信号を加振指 発生部35へ出力する。

 加振指令発生部35は、ゲイン乗算部36から 出力されるゲインが乗算された振動信号と起 振周波数と、判定部38の判定結果の信号に基 いて、発生するべき加振指令を求め、この 振指令をアンプ4へ出力する。これにより、 加振指令発生部35は、振動レベル信号が目標 動レベル信号より大きい場合は、アクチュ ータ10によって振動レベルが目標振動レベ になるように振動を減少するための制振力 加振指令を出力することになり、振動レベ 信号が目標振動レベル信号より小さい場合 、加振指令を出力しない。これにより、振 レベル信号が目標振動レベル信号より大き 場合のみに補助質量11が振動して制振力(振 を減少する力)を発生することにより、加速 センサ5によって検出されるエンジン1の起 力により制振対象で発生する振動が目標振 レベルに保たれることになる。

 次に、図4を参照して、加振指令発生部35 詳細な構成と動作を説明する。まず、正弦 発振器351は、起振周波数検出部37から起振 波数を入力し、この起振周波数から発生さ る基準角度ωtから、基準正弦波sin(ωt)と基準 余弦波cos(ωt)を出力する。

 一方、バンドパスフィルタ52から出力さ る起振周波数成分の信号(Asin(ωt+φ))に対して 、乗算器36によってゲイン-2μを乗算した信号 に対して、乗算器によって基準正弦波sin(ωt) 基準余弦波cos(ωt)のそれぞれと乗算して、 分器352、353によって積分すると、積分器352 353から振幅補正成分と位相差成分の両方を する信号がそれぞれ出力される。このとき 積分器352、353のそれぞれに備えられたスイ チ354、355によって、振動レベル信号が目標 動レベル信号より大きい場合のみに制振力 発生するように切り換えられる。2つのスイ チ354、355は、判定部38から出力される信号 基づいて、制振力を発生させるか否かを切 換える。スイッチ354、355は、振動レベル信 が目標振動レベル信号より小さい場合のみ 定数K0が乗算されるように切り換えを行う。 定数K0は、0以上1未満の値である。

 そして、積分器352の出力と基準余弦波cos( ωt)と乗算した信号と、積分器353の出力と基 正弦波sin(ωt)と乗算した信号とを加算すると 、検出信号(Asin(ωt+φ))の位相を反転した信号( -A’sin(ωt+φ))を得ることができる。この信号( -A’sin(ωt+φ))をアンプ4へ出力することにより 、振動レベル信号が目標振動レベル信号より 大きい場合のみに補助質量11が振動して制振 (振動を減少する力)が発生し、加速度セン 51によって検出されるエンジン1が発生する 動が目標振動レベル以下に保たれることに る。

 次に、図5を参照して、加振指令発生部35 他の詳細な構成と動作を説明する。まず、 弦波発振器351は、起振周波数検出部37から 振周波数を入力し、この起振周波数から発 される基準角度ωtから、基準正弦波sin(ωt)と 基準余弦波cos(ωt)を出力する。

 一方、バンドパスフィルタ52から出力さ る起振力の周波数成分の信号(Asin(ωt+φ)に対 て乗算器36によってゲイン-2μを乗算した信 が基準正弦波sin(ωt)と基準余弦波cos(ωt)とそ れぞれ個別に乗算される。それぞれの乗算結 果は積分器352,353にて積分される。積分器352 出力は基準余弦波cos(ωt)と乗算される一方、 積分器353の出力は基準正弦波sin(ωt)と乗算さ 、各乗算結果は加算されて制振指令として 力される。この値はアンプ4にて増幅されて 出力される。このとき積分器352、353は乗算器 36の出力が0となるまで(すなわち、振動振幅A= 0となるまで)乗算器36の出力と基準正弦波・ 弦波の乗算値に対する積分動作を行う。こ とき、目標値よりも振動の振幅が小さくな た場合には積分器352,353のフィードバックル プのスイッチを切り替え、0<k0<1なるゲ ンを乗じるようにする。これにより、積分 作が抑制され、加振力発生も抑制される。

 以上のように、振動が目標値より大きい 合には制振を行い、振動が目標値よりも小 い場合には制御が抑制され、目標振動以下 保たれる。

 なお、図3~図5においては、加振指令発生 35とアンプ4の間に(アンプ4への入力の直前 )バンドパスフィルタ39を設けてある。バン パスフィルタ39は、起振周波数検出部37から 力される起振周波数情報を入力して、起振 波数近傍の周波数のみを通過させるフィル である。制振するべき周波数(起振周波数) 変動した場合、制御部3は、この変動に追従 て制振対象の振動周波数が変動する。この 波数が変動するときの過渡的現象の影響に り、制振を行うための制振力に対象周波数 外の加振力成分が含まれてしまう現象が発 する場合がある。この結果、制振するべき 波数以外の周波数による加振が発生してし い、十分な制振効果を得られにくい状況が 生する。特に、制振するべき周波数が制御 象の固有振動数近傍である場合、制振力に まれる近傍周波数成分により共振点がさら 加振されて振動がさらに大きくなってしま 現象が発生してしまう場合がある。

 このような問題を解決するため、アンプ4 への入力直前に、制振対象振動の周波数成分 のみを選択的に通過させるバンドパスフィル タ39を設けたため、制振対象周波数変動に伴 過渡的現象により発生する制振対象以外の 波数の加振力成分を効果的に除去すること でき、制振効果を高めることが可能となる 特に、制振対象周波数が制御対象の固有振 数近傍である場合でも、共振点を励振する とがなくなり制振効果をより向上させるこ ができる。

 このように、検出した振動レベルと設定 れている目標振動レベルとの比較を行った 果、振動レベルが目標振動レベルより大き 場合は、アクチュエータ10によって振動レ ルが目標振動レベルになるように振動を抑 するための制振力を発生するようにしたた 、制振対象の位置における振動レベルを所 の目標振動レベル以下に保つことができる 図7に示すように、車両が定速走行中に所定 条件を満たした場合に気筒停止の制御が行 れたり、定速状態から急加速を行うと、一 的に振動レベルが目標振動レベルを超える 態が発生する(図7に示す破線部分)。しかし 前述した本発明による制振装置を備えるこ によって、車体フレーム2に発生する振動レ ベルを予め設定した目標振動レベル以下にす ることができるため、一時的に振動レベルが 目標振動レベルを超える状態を回避すること ができ、乗員が不快と感じる振動の発生を防 止することができる。

 また、目標レベル記憶部31に記憶される 標振動レベルと起振周波数の関係を定義し テーブルを書き換え可能としたため、車体 レーム2の形状、エンジン1の特性に応じて、 任意の振動レベルを実現することが可能とな る。また、車両内で発生する振動状態が変化 した場合であっても常に振動を低減する方向 に振動が抑制するのではなく、走行状態に応 じて予め定義された目標振動レベルに保つよ うに制御するようにしたため、乗員は、運転 している車両の走行状態を振動や振動に伴う 音の変化を感じることができるようになり、 違和感を感じることなく運転操作を行うこと ができる。また、燃費の向上を図るため、気 筒停止やモータへの切り換え動作が行われ、 起振力が変化した場合においても、車両の走 行状態に応じて目標振動レベルを任意に設定 することが可能となるため、切り替えに伴う 振動の変化等の違和感を感じることなく運転 できる。また、振動をレベル値によって表現 するようにしたため、制振のための消費エネ ルギーを低減しつつ、振動レベル検出を簡単 な回路構成で実現することができる。

 <第2の実施形態>
 次に、本発明の第2の実施形態を説明する。

 同実施形態の全体的な構成は図1と同様で あり、その中のアクチュエータ10の構成は図2 と同様であるから、これらの説明は省略する 。同実施形態は図1の中の制御部3の構成が上 の第1の実施形態と異なる。

 図8は同実施形態の制御部3の構成を示す ロック図である。図8において、符号51aは、 振するべき位置の振動を検出する加速度セ サである。符号52aは、制振対象の周波数の を通過させるバンドパスフィルタである。 ンドパスフィルタ52aは、エンジン1から出力 される点火パルス信号等のエンジン回転数に 関する信号を検出する起振周波数検出部37aが 出力した制振対象周波数を入力することによ り制振対象の周波数成分のみを通過させる。 起振周波数検出部37aは、エンジン1またはエ ジン1を駆動制御するECU(Engine Control Unit)な から得られるエンジン回転数情報や点火パ ス信号を基に、制振するべき周波数(制振対 周波数)を決定し、その周波数信号を出力す る。例えば、4サイクルエンジンの場合、制 するべき振動が、各気筒の点火に起因する 合、回転数×気筒数/2に相当する周波数とな 。

 符号31aは、起振周波数の値と、達成する き振動レベルである目標振動レベルの値と 予め関係付けられて記憶された目標レベル 憶部である。符号32aは、起振周波数検出部3 7aが出力する起振周波数の情報を入力し、こ 入力した起振周波数に関係付けられた目標 動レベルを目標レベル記憶部31aから読み出 て、読み出した目標振動レベルに相当する 標振動レベル信号を出力する目標レベル設 部である。図8に示す目標レベル記憶部31aは 、起振周波数と目標振動レベルの値を関係付 けたテーブルであるが、起振周波数に限らず 、車両の走行状態を示す他の値であってもよ く、例えば、走行速度の値と目標振動レベル の値とが関係付けられたテーブルでもよい。 この場合、目標レベル設定部32aは、起振周波 数に代えて、車両の速度情報を入力するよう にすればよい。

 符号33aは、振動検出部5から出力される信 号から振動レベルを検出し、検出した振動レ ベルに相当する振動レベル信号を出力する振 動レベル検出部である。振動レベル検出部33a は、入力した加速度信号の絶対値を求める絶 対値回路41aと、絶対値回路41aの出力と起振周 波数検出部37aが出力する制振対象周波数を入 力して、制振対象周波数の2倍の周波数成分 減衰させるノッチフィルタ42aによって構成 れる。ノッチフィルタ42aからは加速度信号 対応する振動レベル信号が出力される。

 符号34aは、目標レベル設定部32aから出力 れる目標振動レベル信号と、振動レベル検 部33aから出力される振動レベル信号との大 を比較して、目標振動レベル信号と振動レ ル信号の差を求め、バンドパスフィルタ52a 出力する信号にゲインを設定する比較部で る。符号35aは、バンドパスフィルタ52aの出 に対して、ゲイン乗算部36aにより比較部34a 出力したゲインを掛けた出力と、起振周波 を入力し、目標振動レベル信号と振動レベ 信号の差に基づいて、現状の振動レベルを 標振動レベルにするための制振力を発生さ るための加振指令を発生する加振指令発生 である。加振指令発生部35aは、振動レベル 目標振動レベルより大きい場合は、振動レ ルが目標振動レベルになるように振動を減 するための制振力を発生し、振動レベルが 標振動レベルより小さい場合は、振動レベ が目標振動レベルになるように加振力を発 させる。

 図8に示す目標レベル記憶部31aに記憶され る情報については、上記の第1の実施形態の 6を用いて説明した通りである。

 次に、図8に示す制御部3の動作を説明す 。まず、絶対値回路41aは、バンドパスフィ タ52aの出力信号を入力して、絶対値信号を 力する。ノッチフィルタ42aは、この絶対値 号と起振周波数とを入力して、所定の周波 分のみを減衰させて比較部34aへ出力する。 れにより、ノッチフィルタ42aから現時点の 動レベルに相当する信号が出力されて比較 34aへ入力されることになる。

 一方、目標レベル設定部32aは、起振周波 検出部37aから起振周波数の情報を入力し、 時点の起振周波数を特定する。そして、目 レベル設定部32aは、特定した起振周波数に 係付けられた目標振動レベル値を目標レベ 記憶部31aから読み出す。続いて、目標レベ 設定部32aは、読み出した目標振動レベル値 応じた目標振動レベル信号を比較部34aへ出 する。比較部34aは、入力される振動レベル 号と目標振動レベルと差を示す差分信号を イン乗算部36aへ出力する。ゲイン乗算部36a 、バンドパスフィルタ52aの出力(検出した振 動信号)に対して、比較部34aから出力される 分信号に基づくゲインを乗算して、加振指 発生部35aへ出力する。

 加振指令発生部35aは、ゲイン乗算部36aか 出力されるゲインが乗算された振動信号と 振周波数とに基づいて、発生するべき加振 令を求め、この加振指令をアンプ4へ出力す る。これにより、加振指令発生部35aは、振動 レベル信号が目標振動レベル信号より大きい 場合は、アクチュエータ10によって振動レベ が目標振動レベルになるように振動を減少 るための制振力の指令を出力し、振動レベ が目標振動レベルより小さい場合は、アク ュエータ10によって振動レベルが目標振動 ベルになるように振動を増大させるための 振力の指令を出力することになる。これに り、補助質量11が振動して制振力(振動を減 する力)または加振力(振動を増大させる力) 発生することにより、加速度センサ5によっ 検出されるエンジン1が発生する制振対象位 置の振動が目標振動レベルに保たれることに なる。

 次に、図9を参照して、図8の加振指令発 部35aの動作を説明する。まず、正弦波発振 351aは、起振周波数検出部37aから起振周波数 入力し、この起振周波数を基に求めた基準 度ωtから、基準正弦波sin(ωt)と基準余弦波co s(ωt)を出力する。

 一方、バンドパスフィルタ52aから出力さ る起振周波数成分の信号(Asin(ωt+φ)に対して 乗算器36aによってゲイン-Ka(Lc-Lv)を乗算した 号が基準正弦波sin(ωt)と基準余弦波cos(ωt)と れぞれ個別に乗算される。それぞれの乗算 果は積分器352a、353aによって積分される。 分器352aの出力は基準余弦波cos(ωt)と乗算さ る一方、積分器353aの出力は基準正弦波sin(ωt )と乗算され、各乗算結果は加算されて制振 令として出力される。この値はアンプ4にて 幅されて出力される。このとき積分器352a、 353aは乗算器36aの出力が0となるまで乗算器36a 出力と基準正弦波・余弦波の乗算値に対す 積分動作を行う。目標値と振動振幅の偏差 0(Lc-Lv=0)となると積分器352a、353aへの入力が0 となることから定常状態となり、振動振幅は 目標値に等しくなる。

 なお、図8、図9においては、加振指令発 部35aとアンプ4の間に(アンプ4への入力の直 に)バンドパスフィルタ39aを設けてある。バ ドパスフィルタ39aは、起振周波数検出部37a ら出力される起振周波数情報を入力して、 振周波数近傍の周波数のみを通過させるフ ルタである。このバンドパスフィルタ39aの 的は、第1の実施形態で説明したとおりであ る。

 このように、検出した振動レベルと設定 れている目標振動レベルとの比較を行った 果、振動レベルと目標振動レベルとの間に がある場合に、得られた振幅成分に所定の インを乗じて、加振手段が発生するべき制 力(または加振力)の加振指令を発生し、こ 発生するべき制振力または加振力によって 動レベルが目標振動レベルになるように制 するようにしたため、制振対象の位置にお る振動レベルを所定の振動レベルに設定す ことができる。また、検出した加速度信号 基づいて得た振動レベルと予め設定されて る目標振動レベルとの差に応じたゲインを じることによって発生するべき制振力の加 指令を発生するようにしたため、複雑な演 等を行うことなく加振指令を発生すること でき、制振力または加振力発生の回路構成 簡単にすることできる。

 次に、図10~14を参照して、図8に示す振動 ベル検出部33aの変形例を説明する。図10は 図8に示す振動レベル検出部33aを振幅ピーク ールド回路43aによって構成した例を示すブ ック図である。振幅ピークホールド回路43a 、バンドパスフィルタ52aの出力である加速 信号を入力し、この加速度信号のピークを ールドして出力する。これにより、絶対値 路41とノッチフィルタ42aによって構成した 合と同様の振動レベル信号を得ることがで る。

 図11は、図8に示す振動レベル検出部33aを 波回路44aとローパスフィルタ45aによって構 した例を示すブロック図である。半波回路4 4aは、バンドパスフィルタ52aの出力である加 度信号を入力し、半波回路44aの出力をロー スフィルタ45aによって低周波成分のみを通 と、絶対値回路41aとノッチフィルタ42aによ て構成した場合と同様の振動レベル信号を ることができる。

 図12は、図8に示す振動レベル検出部33aを2 乗回路46aとローパスフィルタ47aと平方根回路 48aによって構成した例を示すブロック図であ る。2乗回路46aは、バンドパスフィルタ52aの 力である加速度信号を入力し、2乗回路46aの 力をローパスフィルタ45aによって低周波成 のみを通した信号を平方根回路48aに通すと 絶対値回路41aとノッチフィルタ42aによって 成した場合と同様の振動レベル信号を得る とができる。

 図13は、図8に示す振動レベル検出部33aを2 乗回路49aとノッチフィルタ50aと平方根回路53a によって構成した例を示すブロック図である 。2乗回路49aは、バンドパスフィルタ52aの出 である加速度信号を入力し、2乗回路49aの出 をノッチフィルタ50aに通した後、平方根回 53aを通すと、絶対値回路41aとノッチフィル 42aによって構成した場合と同様の振動レベ 信号を得ることができる。

 図14は、図8に示す振動レベル検出部33aをF FT(Fast Fourier transform;高速フーリエ変換)回路5 4aによって構成した例を示すブロック図であ 。FFT回路54aは、バンドパスフィルタ52aの出 である加速度信号を入力し、FFT処理によっ 振幅成分を抽出した結果に基づいて振動レ ル信号を出力すると、絶対値回路41aとノッ フィルタ42aによって構成した場合と同様の 動レベル信号を得ることができる。

 次に、図15を参照して、回路構成の違い よる振動レベル検出の性能の差について説 する。図15は、回路構成の違いによる振動レ ベル検出の応答性能と検出精度を示す図であ る。図15において、振幅検出1は、正弦波信号 を入力し、2乗回路、ノッチフィルタ及び平 根回路を順に通した場合の出力信号波形を している。また、振幅検出2は、正弦波信号 入力し、絶対値回路及びノッチフィルタ(図 8に示す振動レベル検出部33aの構成と同等)を に通した場合の出力信号波形を示している また、振幅検出3は、正弦波信号を入力し、 絶対値回路及びローパスフィルタ(最も簡単 構成することができる回路構成)を順に通し 場合の出力信号波形を示している。

 図15に示すように、絶対値回路及びロー スフィルタで構成して振動レベル検出を行 場合(振幅検出3)に比べ、2乗回路、ノッチフ ルタ及び平方根回路で構成した場合(振幅検 出1)と、絶対値回路及びノッチフィルタで構 した場合(振幅検出2)は、検出応答性が良く( 立ち上がりが速い)、脈動も小さくできるこ が分かる。

 次に、図16及び図17を参照して、図8に示 制御部3の制振性能をシミュレーションによ て求めた結果について説明する。所定の起 力(振幅1、周波数1rad/s)が作用しており、目 振動レベルを0.5とした場合に制振制御力を えたときの制振性能を示す図である。図16 参照点振動に示すように、振幅が0.5になる うに制振されていることが分かる。また、 17は、目標振動レベルを0.1とした場合に制振 制御力を与えたときの制振性能を示す図であ る。図17の参照点振動に示すように、振幅が0 .1になるように制振されていることが分かる なお、目標振動レベルは、片振幅値で規定 ている。

 このように、検出した振動レベルと設定 れている目標振動レベルとの比較を行った 果、振動レベルが目標振動レベルより大き 場合は、アクチュエータ10によって振動レ ルが目標振動レベルになるように振動を減 するための制振力を発生し、振動レベルが 標振動レベルより小さい場合は、アクチュ ータ10によって振動レベルが目標振動レベル になるように振動を増大させるための加振力 を発生するようにしたため、制振対象の位置 における振動レベルを所定の振動レベルに設 定することができる。図18に示すように、制 装置を備えていない車両の車体フレーム2の 振動レベルは、車体フレーム2の剛性等によ て決まるため、エンジン回転数と比例関係 有しておらず、車体フレーム2の形状、エン ン1の特性によって変化する。しかし、前述 した本発明による制振装置を備えることによ って、車体フレーム2に発生する振動レベル 目標振動レベル(例えば、-15dB、-20dB、-25dB)に することができるため、エンジン1の回転数 関係なく一定に保つ等の制御を行うことが 能となる。

 また、目標レベル記憶部31aに記憶される 標振動レベルと起振周波数の関係を定義し テーブルを書き換え可能としたため、車体 レーム2の形状、エンジン1の特性に応じて 任意の振動レベルを実現することが可能と る。また、車両内で発生する振動状態が変 した場合であっても常に振動を低減する方 に振動が抑制するのではなく、走行状態に じて予め定義された目標振動レベルに保つ うに制御するようにしたため、乗員は、運 している車両の走行状態を振動や振動に伴 音の変化を感じることができるようになり 違和感を感じることなく運転操作を行うこ ができる。また、燃費の向上を図るため、 筒停止やモータへの切り換え動作が行われ 起振力が変化した場合においても、車両の 行状態に応じて目標振動レベルを任意に設 することが可能となるため、切り替えに伴 振動の変化等の違和感を感じることなく運 できる。また、振動をレベル値によって表 するようにしたため、振動レベル検出を簡 な回路構成で実現することができる。

 <第3の実施形態>
 次に、本発明の第3の実施形態を説明する。

 同実施形態の全体的な構成は図1と同様で あり、その中のアクチュエータ10の構成は図2 と同様であるから、これらの説明は省略する 。同実施形態は図1の中の制御部3の構成が上 の第1の実施形態および第2の実施形態と異 る。

 図19は同実施形態の制御部3の構成を示す ロック図である。図19において、符号51bは 制振するべき位置の振動を検出する加速度 ンサである。符号52bは、制振対象の周波数 みを通過させるバンドパスフィルタである バンドパスフィルタ52bは、エンジン1から出 される点火パルス信号等のエンジン回転数 関する情報をもとに起振周波数検出部37bが 力した制振対象周波数を入力することによ 制振対象の周波数成分のみを通過させる。 振周波数検出部37bは、エンジン1またはエン ジン1を駆動制御するECU(Engine Control Unit)など から得られるエンジン回転数情報や点火パル ス信号を基に、制振するべき周波数(制振対 周波数)を決定し、その周波数信号を出力す 。例えば、4サイクルエンジンの場合、制振 するべき振動が、各気筒の点火に起因する場 合、回転数×気筒数/2に相当する周波数とな 。

 符号31bは、起振周波数の値と、達成する き振動レベルである目標振動レベルの値と 予め関係付けられて記憶された目標レベル 憶部である。符号32bは、起振周波数検出部3 7bが出力する起振周波数の情報を入力し、こ 入力した起振周波数に関係付けられた目標 動レベルを目標レベル記憶部31bから読み出 て、読み出した目標振動レベルに相当する 標振動レベル信号を出力する目標レベル設 部である。図19に示す目標レベル記憶部31b 、起振周波数と目標振動レベルの値を関係 けたテーブルであるが、起振周波数に限ら 、車両の走行状態を示す他の値であっても く、例えば、走行速度の値と目標振動レベ の値とが関係付けられたテーブルでもよい この場合、目標レベル設定部32bは、起振周 数に代えて、車両の速度情報を入力するよ にすればよい。

 符号33bは、振動検出部5から出力される信 号から振動レベルを検出し、検出した振動レ ベルに相当する振動レベル信号を出力する振 動レベル検出部である。振動レベル検出部33b は、入力した加速度信号の絶対値を求める絶 対値回路41bと、絶対値回路41bの出力と起振周 波数検出部37bが出力する制振対象周波数を入 力して、制振対象周波数の2倍の周波数成分 減衰させるノッチフィルタ42bによって構成 れる。ノッチフィルタ42bからは加速度信号 対応する振動レベル信号が出力される。

 符号34bは、目標レベル設定部32bから出力 れる目標振動レベル信号と、振動レベル検 部33bから出力される振動レベル信号との大 を比較して、目標振動レベル信号と振動レ ル信号の差を求める比較結果を出力する比 部である。符号35bは、バンドパスフィルタ5 2bの出力に対して、ゲイン乗算部36bによりゲ ン-2μを掛けた出力と、起振周波数と、比較 部34bの出力を入力し、現状の振動レベルを目 標振動レベルにするための制振力を発生させ る加振指令を発生する加振指令発生部である 。加振指令発生部35bは、振動レベルが目標振 動レベルより大きい場合は、振動レベルが目 標振動レベルになるように振動を減少するた めの制振力を発生し、振動レベルが目標振動 レベルより小さい場合は、振動レベルが目標 振動レベルになるように加振力を発生させる 。

 図19に示す目標レベル記憶部31bに記憶さ る情報については、上記の第1の実施形態の 6を用いて説明した通りである。

 次に、図19に示す制御部3の動作を説明す 。まず、絶対値回路41bは、バンドパスフィ タ52bの出力信号を入力して、絶対値信号を 力する。ノッチフィルタ42bは、この絶対値 号と起振周波数とを入力して、所定の周波 分のみを減衰させて比較部34bへ出力する。 れにより、ノッチフィルタ42bから現時点の 動レベル信号が出力されて比較部34bへ入力 れることになる。

 一方、目標レベル設定部32bは、起振周波 検出部37bから起振周波数の情報を入力し、 時点の起振周波数を特定する。そして、目 レベル設定部32bは、特定した起振周波数に 係付けられた目標振動レベル値を、目標レ ル記憶部31bから読み出す。続いて、目標レ ル設定部32bは、読み出した目標振動レベル に応じた目標振動レベル信号を比較部34bへ 力する。比較部34bは、入力される振動レベ 信号と目標振動レベルと差を示す差分信号 加振指令発生部35bへ出力する。ゲイン乗算 36bは、バンドパスフィルタ52bの出力(検出し た振動信号)に対して、ゲイン-2μを乗算して 加振指令発生部35bへ出力する。

 加振指令発生部35bは、ゲイン乗算部36bか 出力されるゲインが乗算された振動信号と 比較部34bが出力する比較信号と、起振周波 とに基づいて、発生するべき加振指令を求 、この加振指令をアンプ4へ出力する。これ により、加振指令発生部35bは、振動レベル信 号が目標振動レベル信号より大きい場合は、 アクチュエータ10によって振動レベルが目標 動レベルになるように振動を減少するため 制振力の指令を出力し、振動レベルが目標 動レベルより小さい場合は、アクチュエー 10によって振動レベルが目標振動レベルに るように振動を増大させるための加振力の 令を出力することになる。これにより、補 質量11が振動して制振力(振動を減少する力) たは加振力(振動を増大させる力)を発生す ことにより、加速度センサ5によって検出さ るエンジン1が発生する振動が目標振動レベ ルに保たれることになる。

 次に、図20を参照して、加振指令発生部35 bの詳細な構成と動作を説明する。まず、正 波発振器351bは、起振周波数検出部37bから起 周波数を入力し、この起振周波数から発生 れる基準角度ωtから、基準正弦波sin(ωt)と 準余弦波cos(ωt)を出力する。

 そして、バンドパスフィルタ52bから出力 れる起振力の周波数成分の信号(Asin(ωt+φ)に 対して乗算器36bによってゲイン-2μを乗算し 信号が基準正弦波sin(ωt)と基準余弦波cos(ωt) それぞれ個別に乗算される。それぞれの乗 結果は積分器352b,353bにて積分される。積分 352bの出力は基準余弦波cos(ωt)と乗算される 方、積分器353bの出力は基準正弦波sin(ωt)と 算され、各乗算結果は加算されて制振指令 して出力される。この値はアンプ4にて増幅 されて出力される。このとき積分器352b、353b 乗算器36bの出力が0となるまで(すなわち、 動振幅A=0となるまで)乗算器36bの出力と基準 弦波・余弦波の乗算値に対する積分動作を う。そこで、振動の振幅と目標値の差と目 値の比(Lv-Lc)/Lcと調整ゲインKaを乗じた信号 、積分器352b、353b内のフィードバック信号 対して乗算器354b、355bによって乗じるように する。

 これにより、振動のレベルが目標値より 小さい場合には各積分器352b、353bの出力と 準正弦波・基準余弦波の積を加算した信号 、振動を増大させる加振指令として出力さ る。また、振動振幅が目標値よりも大きい 合には、積分器の出力は振動を抑制するよ に出力される。各積分器の出力と基準正弦 ・基準余弦波の積を加算した信号は、振動 抑制させる加振指令として出力される。こ 結果、振動は目標レベルに保たれる。

 なお、図19、図20においては、加振指令発 生部35bとアンプ4の間に(アンプ4への入力の直 前に)バンドパスフィルタ39bを設けてある。 ンドパスフィルタ39bは、起振周波数検出部37 bから出力される起振周波数情報を入力して 起振周波数近傍の周波数のみを通過させる ィルタである。このバンドパスフィルタ39b 目的は、第1の実施形態で説明したとおりで る。

 このように、検出した振動レベルと設定 れている目標振動レベルとの比較を行った 果、振動レベルが目標振動レベルより大き 場合は、アクチュエータ10によって振動レ ルが目標振動レベルになるように振動を抑 するための制振力が発生するように電流制 値を小さくして設定し、振動レベルが目標 動レベルより小さい場合は、アクチュエー 10によって振動レベルが目標振動レベルにな るように振動を発生させるための制振力が発 生するように電流制限値を大きくして設定す るようにしたため、制振対象の位置における 振動レベルを所定の振動レベルに設定するこ とができる。

 また、目標レベル記憶部31bに記憶される 標振動レベルとエンジン回転数の関係を定 したテーブルを書き換え可能としたため、 体フレーム2の形状、エンジン1の特性に応 て、任意の振動レベルを実現することが可 となる。また、車両内で発生する振動状態 変化した場合であっても常に振動を低減す 方向に振動が抑制するのではなく、予め定 された目標振動レベルに保つように制御す ようにしたため、乗員は、運転している車 の状態を振動や振動に伴う音の変化によっ 把握することができるようになり、違和感 感じることなく運転操作を行うことができ 。また、燃費の向上を図るため、走行状態 応じて、気筒停止やモータへの切り換え動 が行われた場合においても単に低いレベル 振動に保つように振動の抑制制御を実施す のではなく、車両の走行状態に応じて目標 動レベルを任意に設定することが可能とな ため、車両の振動を全体的に低いレベルに 制しつつ、車両の走行状態を感じることが きる程度の振動レベルが再現することがで る。また、振動をレベル値によって表現す ようにしたため、振動レベル検出を簡単な 路構成で実現することができる。また、ア チュエータ10に対する電流制限値を変化させ ることによって発生するべき加振指令を発生 するようにしたため、複雑な演算等を行うこ となく振動波信号を生成することができ、制 御部3の回路構成を簡単にすることができる

 なお、前述した各実施形態の説明におい は、図2に示すリニアアクチュエータ10を使 して、制振力を発生するものとして説明し が、補助質量11を振動させることによって 動を抑制することができる反力を発生でき 駆動源であれば、補助質量11を振動させる手 段は何でもよい。また、前述した説明におい ては、リニアアクチュエータ10を制振対象の 置とは異なる位置に備える例を説明したが リニアアクチュエータ10を制振対象の位置 同じ位置に備えるようにしてもよい。

 本発明による制振装置は、振動を抑制す べき位置と制振力を発生させる位置が異な 場合における振動抑制する用途に適用する とができる。また、前述した説明において 、制振対象を自動車の車体フレームである のとして説明したが、本発明の制振装置に る制振対象機器は必ずしも自動車の車体フ ームである必要はなくハンドルなど自動車 構成部品や、または自動車以外の自律走行 送車の車体、ロボットアーム等であっても い。

本発明の第1の実施形態の構成を示すブ ロック図である。 図1に示すアクチュエータ10の構成を示 模式図である。 図1に示す制御部3の構成を示すブロッ 図である。 図3に示す加振指令発生部35の構成を示 ブロック図である。 図3に示す加振指令発生部35の構成を示 ブロック図である。 図3に示す目標レベル記憶部31に記憶さ る目標振動レベルとエンジン回転数の関係 示す説明図である。 目標振動レベルと振動レベルの関係を す説明図である。 本発明の第2の実施形態の制御部3の構 を示すブロック図である。 図8に示す加振指令発生部35aの構成を示 すブロック図である。 図8に示す加振指令発生部35aの変形例 示すブロック図である。 図8に示す振動レベル検出部33aの変形 を示すブロック図である。 図8に示す振動レベル検出部33aの変形 を示すブロック図である。 図8に示す振動レベル検出部33aの変形 を示すブロック図である。 図8に示す振動レベル検出部33aの変形 を示すブロック図である。 回路構成の違いによる振動レベル検出 の性能の差を示す図である。 制振性能をシミュレーションした結果 を示す図である。 制振性能をシミュレーションした結果 を示す図である。 目標振動レベルと振動レベルの関係を 示す説明図である。 本発明の第3の実施形態の制御部3の構 を示すブロック図である。 図19に示す加振指令発生部35bの構成を すブロック図である。

 1・・・エンジン(振動発生源)、2・・・車 体フレーム、3・・・制御部(加振指令発生手 )、4・・・アンプ、5・・・振動検出部(振動 検出手段)、6・・・座席、10・・・・アクチ エータ(リニアアクチュエータ、加振手段)、 11・・・補助質量、31・・・目標レベル記憶 、32・・・目標レベル設定部、33・・・振動 ベル検出部(振動レベル変換手段)、34・・・ 比較部(比較手段)、35・・・加振指令発生部 37・・・起振周波数検出部(周波数検出手段)