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Title:
WASHING MACHINE, BOOT PURIFYING AID, BOOT TRAY AND BOOT ATTACHMENT
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/081666
Kind Code:
A1
Abstract:
A washing machine capable of well purifying a boot by purifying air. A boot attachment (30) has a tubular body (25) inserted into a boot (70) with a sufficient space, and the upper end (43) of the tubular body (25) is exposed from an inlet (70B) of the boot (70). A second lower opening (34) formed on a lower part of the tubular body (25) faces a toe (70C) inside the boot (70), and a first middle opening (35) and a second middle opening (36) are formed in the midway from the upper to lower part of the body (25). In the boot attachment (30), the purifying air supplied into a drum (8) is smoothly led into the tubular body (25) through the upper end (43) and lowers in the body (25). The purifying air spreads inside the boot (70) from the first middle opening (35), the second middle opening (36) and the second lower opening (34) to the outside of the body (25). Thus, the inside of the boot (70) is purified by the purifying air.

Inventors:
NAKAMURA SATOSHI (JP)
NAITO MASAHIRO (JP)
MATSUSAKI YASUHIRO (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/070421
Publication Date:
July 02, 2009
Filing Date:
November 10, 2008
Export Citation:
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Assignee:
SANYO ELECTRIC CO (JP)
NAKAMURA SATOSHI (JP)
NAITO MASAHIRO (JP)
MATSUSAKI YASUHIRO (JP)
International Classes:
D06F35/00; D06F25/00; D06F58/02
Foreign References:
JP2007244658A2007-09-27
JP2007195896A2007-08-09
JP2005066070A2005-03-17
JP2005152476A2005-06-16
Other References:
See also references of EP 2241664A4
Attorney, Agent or Firm:
INAOKA, Kosaku et al. (TRADEMARK ATTORNEYS Sun Mullion,NBF Tower, 21st Floor, 6-12,Minamihommachi 2-chome, Chuo-k, Osaka-shi Osaka 54, JP)
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Claims:
 洗濯水槽と、
 前記洗濯水槽内に、水平方向または水平方向に対して所定角度だけ傾斜した方向に延びる回転軸を中心に回転可能に配置され、前記回転軸方向における一端面に出入口が形成されており、前記出入口を介して内部に洗濯物を収容可能なドラムと、
 前記ドラムの内周面において、前記内周面の周方向に沿って等間隔で配置され、前記ドラム内の洗濯物を攪拌するための3つのバッフルと、
 洗濯物を浄化するための浄化用空気を前記出入口から前記ドラム内に供給する浄化用空気供給手段と、
 1つの前記バッフルが下限に位置する状態において当該バッフルを跨ぐように前記ドラム内に配置され、当該バッフルを受け入れる受入部を有し、ブーツが載置されるブーツトレイと、
 ブーツに挿入される一対のブーツアタッチメントと、
を備え、
 前記一対のブーツアタッチメントは、それぞれ、
 ブーツ内に余裕を持って挿入され、前記ドラム内に供給された浄化用空気が上部から内部に入って下降する筒状体と、
 ブーツの履き口から露出するように前記筒状体の上部に設けられ、前記ドラム内に供給された浄化用空気を前記筒状体内へ導き入れる導入部と、
 ブーツ内部における爪先部分に向くように前記筒状体の下部に形成され、前記筒状体内の浄化用空気を前記筒状体外へ至らせる下部開口と、
 前記筒状体において、前記筒状体の上部から下部へ向かう途中に形成され、前記筒状体内の浄化用空気を前記筒状体外へ至らせる途中開口と、
 前記筒状体外へ至ってブーツ内部の浄化に供した空気が前記筒状体とブーツの内面との間を通ってブーツの履き口へ向って上昇するように案内する案内部と、
 前記筒状体の上部に設けられ、一対の前記ブーツアタッチメントを一体化させる一体化機構と、
を有することを特徴とする、洗濯機。
 前記浄化用空気供給手段により前記ドラム内に浄化用空気を所定時間供給する動作を行うことにより、ブーツを浄化する浄化運転を行う制御手段を有することを特徴とする、請求項1記載の洗濯機。
 洗濯水槽と、
 前記洗濯水槽内に、所定の方向に延びる回転軸を中心に回転可能に配置され、内部に洗濯物を収容可能なドラムと、
 洗濯物を浄化するための浄化用空気を前記ドラム内に供給する浄化用空気供給手段と、
 前記ドラム内に配置され、ブーツが載置されるブーツトレイと、
 ブーツに挿入される一対のブーツアタッチメントと、
を備え、
 前記一対のブーツアタッチメントは、それぞれ、
 前記ドラム内に供給された浄化用空気が上部から内部に入って下降する筒状体と、
 前記筒状体内の浄化用空気を前記筒状体外へ至らせる開口と、
を有することを特徴とする、洗濯機。
 前記開口は、ブーツ内部における爪先部分に向くように前記筒状体の下部に形成された下部開口を含むことを特徴とする、請求項3記載の洗濯機。
 前記開口は、前記筒状体において、前記筒状体の上部から下部へ向かう途中に形成された途中開口を含むことを特徴とする、請求項3記載の洗濯機。
 前記途中開口は、前記筒状体の上下方向における所定範囲に形成された多数の小孔を含むことを特徴とする、請求項5記載の洗濯機。
 前記筒状体の外表面には、前記筒状体の内側に窪む凹部が形成されており、前記途中開口は、前記凹部に形成されていることを特徴とする、請求項6記載の洗濯機。
 ドラム式洗濯機のドラム内に収容されるブーツ浄化用の補助具であって、
 前記ドラム内にセットされ、ブーツを載置するためのブーツトレイと、
 前記ブーツトレイに載置するブーツ内に挿入できる筒状体であって、その上端にドラム内に供給される浄化用空気を内部へ導く導入口が形成されており、その下部に内部へ導かれた浄化用空気をブーツ内の爪先方向へ流すための下部前開口が形成されており、その側面には、内部に導かれた浄化用空気が側方へ流れ出ることのできる多数の小貫通孔が形成されているブーツアタッチメントと、
を含むことを特徴とする、ブーツ浄化用補助具。
 内周面の周方向に沿って等間隔で配置された洗濯物を攪拌するための3つのバッフルを有する回転自在なドラムと、洗濯物を浄化するための浄化用空気を前記ドラム内に供給する浄化用空気供給手段と、を備えた洗濯機に着脱自在に装着されるブーツトレイであって、
 1つの前記バッフルが下限に位置する状態において当該バッフルを跨ぐように前記ドラム内に配置され、当該バッフルを受け入れる受入部を有し、ブーツが載置されることを特徴とする、ブーツトレイ。
 ブーツを収納するブーツ収納庫と、ブーツを浄化するための浄化用空気を前記ブーツ収納庫内に供給する浄化用空気供給手段と、を備えたブーツ収納装置で用いられるブーツアタッチメントであって、
 ブーツ内に挿入され、前記ブーツ収納庫内に供給された浄化用空気が上部から内部に入って下降する筒状体と、
 前記筒状体内の浄化用空気を前記筒状体外へ至らせる開口と、
を有することを特徴とする、ブーツアタッチメント。
 ブーツの履き口から露出するように前記筒状体の上部に設けられ、前記ブーツ収納庫内に供給された浄化用空気を前記筒状体内へ導き入れる導入部と、
 前記筒状体の上部に設けられ、一対の前記ブーツアタッチメントを一体化させる一体化機構と、
を有し、
 前記開口は、ブーツ内部における爪先部分に向くように前記筒状体の下部に形成された下部開口を含むことを特徴とする、請求項10記載のブーツアタッチメント。
 ブーツの履き口から露出するように前記筒状体の上部に設けられ、前記ブーツ収納庫内に供給された浄化用空気を前記筒状体内へ導き入れる導入部と、
 前記筒状体の上部に設けられ、一対の前記ブーツアタッチメントを一体化させる一体化機構と、
を有し、
 前記開口は、前記筒状体において、前記筒状体の上部から下部へ向かう途中に形成された途中開口を含むことを特徴とする、請求項10記載のブーツアタッチメント。
Description:
洗濯機、ブーツ浄化用補助具、 ーツトレイおよびブーツアタッチメント

 この発明は、浄化用空気によってブーツ 浄化することができる洗濯機、ならびに、 化用空気によってブーツを浄化するために 用されるブーツ浄化用補助具、ブーツトレ およびブーツアタッチメントに関する。

 ハウジング内にドラムを有し、このドラム 洗濯物を収容して洗濯を行う洗濯機が公知 ある。さらに、オゾンを含む空気(浄化用空 気ということがある。)をドラム内に供給し 、浄化用空気でドラム内の洗濯物の除菌お び消臭(まとめて浄化ということがある。)を 行う洗濯機も知られている(たとえば、特許 献1参照)。
 特許文献1に記載の洗濯機では、通常の洗濯 および乾燥とは独立した処理として、浄化用 空気による洗濯物の浄化運転(エアウォッシ 運転と呼ばれる。)が行われる。

特開2007-195896号公報

 エアウォッシュ運転では、洗濯機で通常洗 される衣類の他に、靴やぬいぐるみなども 化できるが、靴においては、ビジネスシュ ズやサンダルやスニーカーといった比較的 の低いものに限らず、ブーツといった比較 背の高いものも浄化できると使い勝手が良 。
 この発明は、かかる背景のもとになされた ので、浄化用空気によってブーツを良好に 化することができる洗濯機を提供すること 主たる目的とする。

 この発明は、浄化用空気によってブーツ 良好に浄化するために使用されるブーツ浄 用補助具、ブーツトレイおよびブーツアタ チメントを提供することを他の目的とする

 請求項1記載の発明は、洗濯水槽と、前記 洗濯水槽内に、水平方向または水平方向に対 して所定角度だけ傾斜した方向に延びる回転 軸を中心に回転可能に配置され、前記回転軸 方向における一端面に出入口が形成されてお り、前記出入口を介して内部に洗濯物を収容 可能なドラムと、前記ドラムの内周面におい て、前記内周面の周方向に沿って等間隔で配 置され、前記ドラム内の洗濯物を攪拌するた めの3つのバッフルと、洗濯物を浄化するた の浄化用空気を前記出入口から前記ドラム に供給する浄化用空気供給手段と、1つの前 バッフルが下限に位置する状態において当 バッフルを跨ぐように前記ドラム内に配置 れ、当該バッフルを受け入れる受入部を有 、ブーツが載置されるブーツトレイと、ブ ツに挿入される一対のブーツアタッチメン と、を備え、前記一対のブーツアタッチメ トは、それぞれ、ブーツ内に余裕を持って 入され、前記ドラム内に供給された浄化用 気が上部から内部に入って下降する筒状体 、ブーツの履き口から露出するように前記 状体の上部に設けられ、前記ドラム内に供 された浄化用空気を前記筒状体内へ導き入 る導入部と、ブーツ内部における爪先部分 向くように前記筒状体の下部に形成され、 記筒状体内の浄化用空気を前記筒状体外へ らせる下部開口と、前記筒状体において、 記筒状体の上部から下部へ向かう途中に形 され、前記筒状体内の浄化用空気を前記筒 体外へ至らせる途中開口と、前記筒状体外 至ってブーツ内部の浄化に供した空気が前 筒状体とブーツの内面との間を通ってブー の履き口へ向って上昇するように案内する 内部と、前記筒状体の上部に設けられ、一 の前記ブーツアタッチメントを一体化させ 一体化機構と、を有することを特徴とする 洗濯機である。

 請求項2記載の発明は、前記浄化用空気供給 手段により前記ドラム内に浄化用空気を所定 時間供給する動作を行うことにより、ブーツ を浄化する浄化運転を行う制御手段を有する ことを特徴とする、請求項1記載の洗濯機で る。
 請求項3記載の発明は、洗濯水槽と、前記洗 濯水槽内に、所定の方向に延びる回転軸を中 心に回転可能に配置され、内部に洗濯物を収 容可能なドラムと、洗濯物を浄化するための 浄化用空気を前記ドラム内に供給する浄化用 空気供給手段と、前記ドラム内に配置され、 ブーツが載置されるブーツトレイと、ブーツ に挿入される一対のブーツアタッチメントと 、を備え、前記一対のブーツアタッチメント は、それぞれ、前記ドラム内に供給された浄 化用空気が上部から内部に入って下降する筒 状体と、前記筒状体内の浄化用空気を前記筒 状体外へ至らせる開口と、を有することを特 徴とする、洗濯機である。

 請求項4記載の発明は、前記開口は、ブーツ 内部における爪先部分に向くように前記筒状 体の下部に形成された下部開口を含むことを 特徴とする、請求項3記載の洗濯機である。
 請求項5記載の発明は、前記開口は、前記筒 状体において、前記筒状体の上部から下部へ 向かう途中に形成された途中開口を含むこと を特徴とする、請求項3記載の洗濯機である

 請求項6記載の発明は、前記途中開口は、前 記筒状体の上下方向における所定範囲に形成 された多数の小孔を含むことを特徴とする、 請求項5記載の洗濯機である。
 請求項7記載の発明は、前記筒状体の外表面 には、前記筒状体の内側に窪む凹部が形成さ れており、前記途中開口は、前記凹部に形成 されていることを特徴とする、請求項6記載 洗濯機である。

 請求項8記載の発明は、ドラム式洗濯機の ドラム内に収容されるブーツ浄化用の補助具 であって、前記ドラム内にセットされ、ブー ツを載置するためのブーツトレイと、前記ブ ーツトレイに載置するブーツ内に挿入できる 筒状体であって、その上端にドラム内に供給 される浄化用空気を内部へ導く導入口が形成 されており、その下部に内部へ導かれた浄化 用空気をブーツ内の爪先方向へ流すための下 部前開口が形成されており、その側面には、 内部に導かれた浄化用空気が側方へ流れ出る ことのできる多数の小貫通孔が形成されてい るブーツアタッチメントと、を含むことを特 徴とする、ブーツ浄化用補助具である。

 請求項9記載の発明は、内周面の周方向に 沿って等間隔で配置された洗濯物を攪拌する ための3つのバッフルを有する回転自在なド ムと、洗濯物を浄化するための浄化用空気 前記ドラム内に供給する浄化用空気供給手 と、を備えた洗濯機に着脱自在に装着され ブーツトレイであって、1つの前記バッフル 下限に位置する状態において当該バッフル 跨ぐように前記ドラム内に配置され、当該 ッフルを受け入れる受入部を有し、ブーツ 載置されることを特徴とする、ブーツトレ である。

 請求項10記載の発明は、ブーツを収納す ブーツ収納庫と、ブーツを浄化するための 化用空気を前記ブーツ収納庫内に供給する 化用空気供給手段と、を備えたブーツ収納 置で用いられるブーツアタッチメントであ て、ブーツ内に挿入され、前記ブーツ収納 内に供給された浄化用空気が上部から内部 入って下降する筒状体と、前記筒状体内の 化用空気を前記筒状体外へ至らせる開口と を有することを特徴とする、ブーツアタッ メントである。

 請求項11記載の発明は、ブーツの履き口 ら露出するように前記筒状体の上部に設け れ、前記ブーツ収納庫内に供給された浄化 空気を前記筒状体内へ導き入れる導入部と 前記筒状体の上部に設けられ、一対の前記 ーツアタッチメントを一体化させる一体化 構と、を有し、前記開口は、ブーツ内部に ける爪先部分に向くように前記筒状体の下 に形成された下部開口を含むことを特徴と る、請求項10記載のブーツアタッチメントで ある。

 請求項12記載の発明は、ブーツの履き口 ら露出するように前記筒状体の上部に設け れ、前記ブーツ収納庫内に供給された浄化 空気を前記筒状体内へ導き入れる導入部と 前記筒状体の上部に設けられ、一対の前記 ーツアタッチメントを一体化させる一体化 構と、を有し、前記開口は、前記筒状体に いて、前記筒状体の上部から下部へ向かう 中に形成された途中開口を含むことを特徴 する、請求項10記載のブーツアタッチメント である。

 請求項1記載の発明によれば、この洗濯機 では、3つのバッフルのうちの1つのバッフル 下限に位置する状態において当該バッフル 跨ぐようにブーツトレイがドラム内に配置 れる。このとき、当該バッフルをブーツト イの受入部に受け入れさせることによって ブーツトレイがドラム内に位置決めされる そして、このブーツトレイにブーツが載置 れ、ブーツには一対のブーツアタッチメン が挿入される。ここで、3つのバッフルは、 ドラムの内周面において内周面の周方向に沿 って等間隔で配置されているので、1つのバ フルが下限に位置すると、残りのバッフル 、ドラム内においてブーツトレイに載置さ たブーツおよびブーツアタッチメントの上 から離れた位置に配置される。これにより これらの残りのバッフルがブーツおよびブ ツアタッチメントに干渉することを防止す ことができる。そのため、ドラム内におけ ブーツおよびブーツアタッチメントの姿勢 安定させることができる。

 各ブーツアタッチメントでは、筒状体がブ ツ内に余裕を持って挿入されており、筒状 の上部に設けられた導入部がブーツの履き から露出している。そして、筒状体の下部 形成された下部開口がブーツ内部における 先部分に向いており、筒状体の上部から下 へ向かう途中には、途中開口が形成されて る。
 このようなブーツアタッチメントでは、浄 用空気供給手段によってドラム内に供給さ た浄化用空気が導入部によって筒状体内へ き入れられて筒状体内を下降する。そして この浄化用空気は、途中開口および下部開 から筒状体外へ至ってブーツ内部に行き渡 。これにより、浄化用空気によってブーツ 部が浄化される。

 そして、筒状体外へ至ってブーツ内部の浄 に供した空気は、浄化用空気(たとえばオゾ ン)に比べて軽く、案内部によって、筒状体 ブーツの内面との間を通ってブーツの履き へ向って上昇するように案内されるので、 ーツの外へ円滑に排出される。これにより 新しい浄化用空気を筒状体内に円滑に取り むことができる。
 また、筒状体の上部に設けられた一体化機 によって、ブーツに挿入された一対のブー アタッチメントを一体化させると、これら ブーツアタッチメントが互いに支え合うの 、ブーツ内部の浄化中において、これらの ーツアタッチメントの姿勢を安定させるこ ができる。

 これらの結果、この洗濯機では、浄化用 気によってブーツを良好に浄化することが きる。特に、下部開口から筒状体外へ至っ 浄化用空気は、ブーツ内部における爪先部 へ向うので、浄化用空気によって爪先部分 良好に浄化することができる。また、途中 口から筒状体外へ至った浄化用空気は、ブ ツ内部において、筒状体の上部から下部ま の間に相当する部分へ向うので、浄化用空 によってこの部分を良好に浄化することが きる。

 請求項2記載の発明によれば、制御手段によ って、ドラム内に浄化用空気を所定時間供給 する浄化運転が実行されるので、ブーツを良 好に浄化することができる。
 請求項3記載の発明によれば、この洗濯機で は、ブーツトレイがドラム内に配置され、こ のブーツトレイにブーツが載置され、ブーツ には一対のブーツアタッチメントが挿入され る。各ブーツアタッチメントでは、浄化用空 気供給手段によってドラム内に供給された浄 化用空気が筒状体内へ入って筒状体内を下降 する。そして、この浄化用空気は、開口から 筒状体外へ至ってブーツ内部に行き渡る。こ のように、この洗濯機では、浄化用空気によ ってブーツを良好に浄化することができる。

 請求項4記載の発明によれば、開口は、ブー ツ内部における爪先部分に向くように筒状体 の下部に形成された下部開口を含む。そのた め、下部開口から筒状体外へ至った浄化用空 気は、ブーツ内部における爪先部分へ向うの で、浄化用空気によって爪先部分を良好に浄 化することができる。
 請求項5記載の発明によれば、開口は、筒状 体において、筒状体の上部から下部へ向かう 途中に形成された途中開口を含む。そのため 、途中開口から筒状体外へ至った浄化用空気 は、ブーツ内部において、筒状体の上部から 下部までの間に相当する部分へ向うので、浄 化用空気によってこの部分を良好に浄化する ことができる。

 請求項6記載の発明によれば、途中開口は、 筒状体の上下方向における所定範囲に形成さ れた多数の小孔を含むので、筒状体内の浄化 用空気を、これらの小孔を介して、筒状体外 へ円滑に至らせることができる。
 請求項7記載の発明によれば、途中開口は、 筒状体の内側に窪むように筒状体の外表面に 形成された凹部に形成されているので、ブー ツの内面が筒状体の外表面に接触しても、ブ ーツの内面によって途中開口が塞がれること はない。そのため、筒状体内の浄化用空気を 、途中開口を介して、筒状体外へ円滑に至ら せることができる。

 請求項8記載の発明によれば、このブーツ 浄化用補助具では、ブーツトレイがドラム内 にセットされ、このブーツトレイにブーツが 載置され、ブーツ内には、ブーツアタッチメ ントが挿入される。ブーツアタッチメントで は、その上端に導入口が形成されており、そ の下部に下部前開口が形成されており、その 側面には、多数の小貫通孔が形成されている 。

 このようなブーツアタッチメントでは、 ラム内に供給された浄化用空気が導入口か 内部へ導かれる。この浄化用空気は、下部 開口からブーツ内の爪先方向へ流れるので ブーツ内の爪先部分を良好に浄化すること できる。また、この浄化用空気は、多数の 貫通孔からブーツアタッチメントの側方へ れ出るので、ブーツ内部において、ブーツ タッチメントの側方に相当する部分を良好 浄化することができる。

 つまり、このようなブーツ浄化用補助具を いることにより、浄化用空気によってブー を良好に浄化することができる。
 請求項9記載の発明によれば、洗濯機では、 3つのバッフルのうちの1つのバッフルが下限 位置する状態において当該バッフルを跨ぐ うにブーツトレイがドラム内に配置される このとき、当該バッフルをブーツトレイの 入部に受け入れさせることによって、ブー トレイがドラム内に位置決めされる。そし 、このブーツトレイにブーツが載置される

 ここで、3つのバッフルは、ドラムの内周 面において内周面の周方向に沿って等間隔で 配置されているので、1つのバッフルが下限 位置すると、残りのバッフルは、ドラム内 おいてブーツトレイに載置されたブーツの 端から離れた位置に配置される。これによ 、これらの残りのバッフルがブーツに干渉 ることを防止することができる。そのため ドラム内におけるブーツの姿勢を安定させ ことができる。

 この結果、浄化用空気をドラム内のブーツ 効果的に浴びせることができるので、この うなブーツトレイを用いることにより、浄 用空気によってブーツを良好に浄化するこ ができる。
 請求項10記載の発明によれば、このブーツ 納装置では、ブーツ収納庫にブーツが収納 れ、ブーツアタッチメントの筒状体がブー 内に挿入されており、浄化用空気供給手段 よってブーツ収納庫内に供給された浄化用 気が筒状体内へ入って筒状体内を下降する そして、この浄化用空気は、開口から筒状 外へ至ってブーツ内部に行き渡る。

 つまり、このようなブーツアタッチメント 用いることにより、浄化用空気によってブ ツを良好に浄化することができる。
 請求項11記載の発明によれば、ブーツアタ チメントでは、筒状体の上部に設けられた 入部がブーツの履き口から露出しているの 、浄化用空気供給手段によってブーツ収納 内に供給された浄化用空気が導入部によっ 筒状体内へ円滑に導き入れられる。

 また、筒状体の上部に設けられた一体化機 によって、ブーツに挿入された一対のブー アタッチメントを一体化させると、これら ブーツアタッチメントが互いに支え合うの 、ブーツ内部の浄化中において、これらの ーツアタッチメントの姿勢を安定させるこ ができる。
 そして、開口は、ブーツ内部における爪先 分に向くように筒状体の下部に形成された 部開口を含む。そのため、下部開口から筒 体外へ至った浄化用空気は、ブーツ内部に ける爪先部分へ向うので、浄化用空気によ て爪先部分を良好に浄化することができる

 請求項12記載の発明によれば、ブーツアタ チメントでは、筒状体の上部に設けられた 入部がブーツの履き口から露出しているの 、浄化用空気供給手段によってブーツ収納 内に供給された浄化用空気が導入部によっ 筒状体内へ円滑に導き入れられる。
 また、筒状体の上部に設けられた一体化機 によって、ブーツに挿入された一対のブー アタッチメントを一体化させると、これら ブーツアタッチメントが互いに支え合うの 、ブーツ内部の浄化中において、これらの ーツアタッチメントの姿勢を安定させるこ ができる。

 そして、開口は、筒状体において、筒状 の上部から下部へ向かう途中に形成された 中開口を含む。そのため、途中開口から筒 体外へ至った浄化用空気は、ブーツ内部に いて、筒状体の上部から下部までの間に相 する部分へ向うので、浄化用空気によって の部分を良好に浄化することができる。

この発明の一実施形態に係る洗濯機1の 右側断面図である。 エアウォッシュ運転における制御に係 電気的構成を示すブロック図である。 ブーツアタッチメント30を正面右上か 見た斜視図である。 ブーツトレイ31を正面右上から見た斜 図である。 図5(a)は、ブーツアタッチメント30の左 面図であり、図5(b)は、ブーツアタッチメン ト30の正面図であり、図5(c)は、ブーツアタッ チメント30の右側面図であり、図5(d)は、ブー ツアタッチメント30の背面図であり、図5(e)は 、ブーツアタッチメント30の平面図であり、 5(f)は、ブーツアタッチメント30の底面図で る。 ブーツアタッチメント30の後パーツ41に 連結機構48を取り付ける様子を背面右上から た斜視図である。 図7(a)は、連結機構48を正面左上から見 斜視図であり、図7(b)は、連結機構48の底面 であり、図7(c)は、連結機構48を正面右下か 見た斜視図である。 ブーツアタッチメント30を背面右上か 見た斜視図である。 ブーツアタッチメント30が挿入された 対のブーツ70がブーツトレイ31に載置された 態を正面右上から見た斜視図である。 ブーツアタッチメント30が挿入された 対のブーツ70が載置されたブーツトレイ31を 収容した状態にあるドラム8の右側断面図で る。 図10のA-A矢視断面図である。 図11のB-B矢視断面図である。

符号の説明

 1   洗濯機
 7   外槽
 8   ドラム
 9   回転軸
 12  バッフル
 13  出入口
 15  送風機
 16  空気流路
 17  オゾン発生装置
 18  制御部
 25  筒状体
 25A 外表面
 30  ブーツアタッチメント
 31  ブーツトレイ
 32  上開口
 33  第1下開口
 34  第2下開口
 35  第1途中開口
 36  第2途中開口
 37  小孔
 38  第1凹部
 39  第2凹部
 43  上端部
 49  マグネット
 60C 窪み
 70  ブーツ
 70B 履き口
 70C 爪先部分

 以下では、この発明の一実施形態に係る洗 機1(ブーツ収納装置)を、添付図面を参照し 詳細に説明する。なお、本発明は、洗濯機 に加えて乾燥機能も有する洗濯乾燥機や、 燥機能のみを有する乾燥機にも適用される
 図1は、この発明の一実施形態に係る洗濯機 1の右側断面図である。なお、方向について 及する場合には、図示した方向矢印を参照 る(他の図においても同様)。ここで、前側と 正面側とは同じであり、後側と背面側とは同 じであり、左右方向と幅方向とは同じである 。
1.洗濯機の全体構成
 図1を参照して、洗濯機1は、その外殻を構 するやや縦長直方体形状のハウジング2を有 る。ハウジング2の内部には、洗濯物を収容 する洗濯槽3が配置されている。ハウジング2 正面(前面)略中央には、円形状の開口4が形 され、また、開口4を開閉可能なドア5が備 られている。ドア5は、主表面がたとえば透 な強化ガラスや透明な樹脂で構成された略 錐台形状である。

 ハウジング2の正面上部(ドア5の上方)には、 操作・表示部6が配置されている。操作・表 部6には、複数の操作キー(図示せず)および 示器(図示せず)が配列されており、操作キー (図示せず)を操作することで洗濯機1の運転を 制御でき、表示器(図示せず)には洗濯機1の運 転状況が表示される。
 洗濯槽3は、略円筒状の内周面を有する外槽 7(洗濯水槽)と、外槽7内に設けられた円筒状 ドラム8(ブーツ収納庫)とを含んでいる。ド ム8の円中心をなす回転軸9は、水平方向また は水平方向に対して所定角度だけ傾斜した方 向に延びており、ドラム8は、外槽7内におい 回転軸9を中心に回転可能に配置されている 。ここでは、回転軸9は、水平方向に対して め前側上方ヘ傾斜して延びている。

 外槽7の背面にはDDモータ10が取り付けられ おり、DDモータ10の出力軸11がドラム8の後壁 円中心部分(回転軸9が通る部分)に連結され いる。DDモータ10が駆動されることによって 外槽7内でドラム8が回転される。つまり、こ 洗濯機1は、ドラム式洗濯機である。
 ドラム8の円周壁には、多数の貫通穴(図示 ず)が形成されており、これらの貫通穴を介 て、ドラム8内部と外槽7内部とは連通して る。

 ドラム8の内周面には、3つのバッフル12が 設けられている。3つのバッフル12は、ドラム 8の内周面において、その内周面の周方向に って等間隔で配置されている。バッフル12は 、回転軸9に沿って長手であり、回転軸9へ向 て突出している。バッフル12の先端部(突出 向における端部)は、後側へ向うのに従って 、ドラム8の周方向へずれつつ回転軸9へ近付 ている。つまり、バッフル12の先端部は、 端12Aと後端12Bとで周方向における位置が違 ており、後端12Bにおいて最も回転軸9側へ突 している。

 ドラム8において、回転軸9の延びる方向に ける前端面には、出入口13が形成されている 。出入口13は、ハウジング2の開口4に対向し おり、開口4および出入口13を介して洗濯物 ドラム8内に対して出し入れされる。
 上述したドア5は、開口4を閉じたときに出 口13を塞ぐ(出入口13に栓をする)。ドア5は、 述したように略円錐大形状であって、ドア5 が開口4を閉じた状態において、ドア5の円錐 5Aが、開口4と出入口13との間に配置される なお、円錐面5Aは完全な円錐面である必要は なく、途中部分が階段状になっていてもよい 。一方、ドア5は、開口4を開いたときに出入 13を正面へ開放する。

 この洗濯機1では、洗い運転、すすぎ運転お よび乾燥運転が実施される。
 洗い運転では、外槽7に、洗剤を含んだ水( 剤水という。)が溜められる。外槽7に溜めら れた洗剤水は、ドラム8内に到達し、ドラム8 収容された洗濯物の汚れを分解する。洗い 転では、ドラム8が回転され、回転するバッ フル12によってドラム8内の洗濯物が持ち上げ られて自然落下するといった、いわゆるたた き洗いが行われる。ここで、バッフル12は、 濯物を攪拌している。

 すすぎ運転では、ドラム8内の洗濯物に、洗 剤が含まれていない水が浴びせられ、洗濯物 から洗剤成分や汚れ成分が流し落とされる。 なお、洗剤成分および汚れ成分が除去された 洗濯物に、柔軟剤を含んだ水が浴びせられて もよい。また、すすぎを促進するために、ド ラム8が回転し、バッフル12によって洗濯物が 攪拌されてもよい。
 乾燥運転に関し、ハウジング2において洗濯 槽3の上側には、ヒータ14および送風機15が設 られている。また、ハウジング2には、ヒー タ14および送風機15から開口4の上端と出入口1 3の上端との間へ延びる空気流路16が設けられ ている。

 乾燥運転では、ヒータ14によって加熱され 空気(加熱空気という。)が送風機15によって 気流路16へ吐き出される。空気流路16へ吐き 出された加熱空気は、開口4の上端と出入口13 の上端との間へ到達してから、ドア5の円錐 5Aにぶつかることによって出入口13へ導かれ 出入口13からドラム8内に送り込まれる(図示 太線矢印参照)。そして、ドラム8内に送り込 れた加熱空気が洗濯物内の水分を気化する とによって、洗濯物の乾燥が行われる。な 、乾燥を促進するために、ドラム8が回転し 、バッフル12によって洗濯物が攪拌されても い。
2.オゾン供給装置
 この洗濯機1には、送風機15の近傍(つまり洗 濯槽3の上側)にオゾン発生装置17が備えられ いる。オゾン発生装置17は、後述するエアウ ォッシュ運転(浄化運転)時にオゾンを発生さ て、ドラム8内の洗濯物を除菌・消臭するエ アウォッシュに寄与する。

 なお、エアウォッシュとは、ドラム8内に 収容された洗濯物に対し、オゾン(浄化用空 )を含む空気を与え、オゾンによって洗濯物 付着した雑菌等の除菌および消臭を行う処 のことであり、上述した洗い運転、すすぎ 転および乾燥運転とは異なる独立した処理 ある。エアウォッシュでは、オゾンを含む 気(エア)によって、洗濯物があたかもエア 洗われ、除菌・消臭がされるかのごとくで るから、本願出願人は、オゾンを用いて行 洗濯物の除菌・消臭をエアウォッシュと称 ている。なお、このようなエアウォッシュ 転は、乾燥運転と一緒に実行されてもよい

 具体的には、エアウォッシュ運転時には 送風機15およびオゾン発生装置17が作動する 。オゾン発生装置17で発生したオゾンが、送 機15によって空気流路16へ吐き出され、乾燥 運転時における加熱空気と同様に、空気流路 16および出入口13からドラム8内に所定時間送 込まれる。これにより、ドラム8内に収容さ れた洗濯物が、オゾンを含む空気によって除 菌・消臭(浄化)される。なお、洗濯物の浄化 促進するために、ドラム8が回転し、バッフ ル12によって洗濯物が攪拌されてもよい。そ て、送風機15、空気流路16およびオゾン発生 装置17は、浄化用空気供給手段として機能す 。

 図2は、エアウォッシュ運転における制御に 係る電気的構成を示すブロック図である。
 図2を参照して、エアウォッシュ運転では、 ハウジング2内に設けられた制御部18(制御手 )によって、送風機15およびオゾン発生装置17 が制御される。制御部18は、操作・表示部6、 ドラム8(DDモータ10)、送風機15およびオゾン発 生装置17のそれぞれに対して電気的に接続さ ている。

 操作・表示部6において、ユーザが、エアウ ォッシュ運転を実行させるための操作キー( 示せず)を操作すると、その操作に応じて、 御部18は、送風機15およびオゾン発生装置17 作動させてエアウォッシュ運転を実行する また、必要に応じて、制御部18は、ドラム8 回転させる(DDモータ10を駆動させる。)。
3.ブーツアタッチメントおよびブーツトレイ
 図3は、ブーツアタッチメント30を正面右上 ら見た斜視図である。図4は、ブーツトレイ 31を正面右上から見た斜視図である。図5にお いて、図5(a)は、ブーツアタッチメント30の左 側面図であり、図5(b)は、ブーツアタッチメ ト30の正面図であり、図5(c)は、ブーツアタ チメント30の右側面図であり、図5(d)は、ブ ツアタッチメント30の背面図であり、図5(e) 、ブーツアタッチメント30の平面図であり、 図5(f)は、ブーツアタッチメント30の底面図で ある。図6は、ブーツアタッチメント30の後パ ーツ41に連結機構48を取り付ける様子を背面 上から見た斜視図である。

 この洗濯機1においてエアウォッシュ運転で 浄化される洗濯物には、通常想定される衣類 の他に、靴やぬいぐるみ等が含まれる。さら に、靴に関し、この洗濯機1では、ビジネス ューズやサンダルやスニーカーといった比 的背の低いものに限らず、ブーツといった 較的背の高いものもエアウォッシュ運転で 化できる。
 洗濯機1では、ブーツをエアウォッシュ運転 で浄化するためのブーツ浄化用補助具として 、図3および図4に示すブーツアタッチメント3 0およびブーツトレイ31が設けられている。後 述するように、ブーツアタッチメント30は、 ーツに対して着脱自在に装着され、ブーツ レイ31は、洗濯機1のドラム8に着脱自在に装 着される。
(1)ブーツアタッチメント
 ブーツアタッチメント30は、1足のブーツに じて一対設けられている。図3に示すように 、ブーツアタッチメント30は、たとえば樹脂 で、縦長の略中空円筒形状の筒状体25を有 ている。

 筒状体25は、後述するようにブーツに挿 されるものである。そこで、筒状体25の胴回 りの寸法(太さ)は、一般的な胴回りを有する ーツに余裕を持って挿入されるように設定 れている。また、筒状体25の高さ寸法(上下 向寸法)は、一般的な高さを有するブーツに 筒状体25を挿入したときに、筒状体25の上端 がブーツの履き口から露出されるように設 されている。

 筒状体25は、下方へ向うのに従って次第に くなり、下端において僅かに太くなるよう 形成されている。
 筒状体25には、上開口32(導入口)と、第1下開 口33(開口)と、第2下開口34(開口、下部開口お び下部前開口)と、第1途中開口35(開口およ 途中開口)と、開口および途中開口としての 2途中開口36(図6参照)とが形成されている。 開口32、第1下開口33、第2下開口34、途中開 35および第2途中開口36は、筒状体25の内部(中 空部分)に連通している。

 上開口32は、筒状体25の上端部において、上 方へ臨むように形成されている。
 第1下開口33は、筒状体25の下端部において 下方へ臨むように形成されている。
 第2下開口34は、筒状体25の前側面(筒状体25 案内部としての外表面25Aにおける前側部分) 下端部において、前方へ臨むように形成さ ている。
 第1途中開口35は、筒状体25の前側面におけ 、上開口32と第2下開口34との間の上下方向の 所定範囲において、つまり、筒状体25の上部 ら下部へ向かう途中において、前方へ臨む うに形成されている。第1途中開口35は、多 の小孔37(小貫通孔)によって構成されている 。たとえば、4つの小孔37が1組とされ、この が上下方向および左右方向に沿って複数設 られている。なお、1組の小孔37における各 孔37の大きさは、下の小孔37に行くほど大き なっている。

 第1途中開口35に関し、筒状体25の前側面 おける、上開口32と第2下開口34との間には、 筒状体25の内側(後側)に窪む第1凹部38(凹部)が 形成されている。第1凹部38は、上下方向に長 手である。第1途中開口35は、第1凹部38に形成 されている。つまり、第1途中開口35は、筒状 体25の前側面(外表面25A)において、第1凹部38 外の部分に比べて一段窪んだ部分に形成さ ている。

 第2途中開口36は、図5(d)に示すように、筒状 体25の後側面(筒状体25の外表面25Aにおける後 部分)における、上下方向において第1途中 口35とほぼ同じ領域に(図5(b)参照)、後方へ臨 むように形成されている。第2途中開口36は、 第1途中開口35と同様に、多数の小孔37によっ 構成されている。
 第2途中開口36に関し、筒状体25の後側面に ける、上下方向において第1凹部38とほぼ同 領域には、筒状体25の内側(前側)に窪む第2凹 部39(凹部)が形成されている。第2凹部39は、 1凹部38と同様に、上下方向に長手である。 2途中開口36は、第2凹部39に形成されている つまり、第2途中開口36は、筒状体25の後側面 (外表面25A)において、第2凹部39以外の部分に べて一段窪んだ部分に形成されている。

 図3を参照して、筒状体25は、前後方向略中 位置を境界として、前パーツ40と後パーツ41 とに前後に分割可能である。
 前パーツ40は、上下方向に長手であり、平 視において前側へ膨出する略円弧状である( 5(e)および図5(f)参照)。前パーツ40に、上述 た第2下開口34、第1途中開口35および第1凹部3 8が形成されている。また、前パーツ40の上端 縁が、上開口32の前半分を区画し、前パーツ4 0の下端縁が、第1下開口33の前半分を区画す 。前パーツ40の上端縁(詳しくは、前パーツ40 の上端部42の上端縁)は、図5(b)に示すように 正面視において上側へ膨出する略円弧形状 あり、幅方向から見ると、斜め前側上方ヘ びている(図5(a)および図5(c)参照)。

 図6に示すように、後パーツ41は、上下方 に長手であり、平面視において後側へ膨出 る略円弧状である(図5(f)参照)。後パーツ41 、上述した第2途中開口36および第2凹部39が 成されている(図5(d)参照)。また、後パーツ41 の上端縁が、上開口32の後半分を区画し、後 ーツ41の下端縁が、第1下開口33の後半分を 画する。

 図5(d)および図6に示すように、後パーツ41 の幅方向両端部には、凹み41Aが形成されてい る。凹み41Aは、後パーツ41の幅方向における 側の端部において、上下方向に間隔を隔て 3つ、つまり、後パーツ41の幅方向両端部で6 つ形成されている。各凹み41Aには貫通穴58(図 6参照)が形成されており、ネジ57が貫通穴58に 後側から通されて、前パーツ40に組み付けら る(図5(c)参照)。これにより、前パーツ40と パーツ41とが一体化される。

 後パーツ41の上端部43(導入部)は、図3に示 すように前パーツ40と後パーツ41とが一体化 れた状態において、前パーツ40の上端部42よ も上側に突き出ている(図5(a)、図5(b)および 5(c)も参照)。上端部43は、後パーツ41におい 上端部43より下側の部分に比べて肉厚であ 。上端部43の後側面周辺は、全体的に丸みを 帯びており(図8参照)、上端部43の後側面は、 側に向って後側へ湾曲している(図5(a)およ 図5(c)参照)。上端部43において、幅方向に間 を隔てて対向する左部分44および右部分45は 中空になっている。

 左部分44および右部分45のそれぞれの幅方 向外側面には、丸穴46が形成されており(図5(a )および図5(c)参照)、左部分44および右部分45 それぞれの後側面には、矩形穴47が形成され ている(図5(d)および図6参照)。図6に示すよう 、右部分45の丸穴46および矩形穴47は、右部 45の内部(中空部分)に連通している。図示さ れてないが、左部分44の丸穴46および矩形穴47 は、左部分44の内部(中空部分)に連通してい 。

 右部分45の内部には、右部分45の前側壁の 後側面45Aが露出されており、後側面45Aの上下 方向略中央には、後側へ延びるリブ54が設け れている。また、後側面45Aにおいて、リブ5 4の下方には、矩形穴47へ向って後側へ延びる 円柱状のボス55が設けられている。ボス55の 端面は、矩形穴47から後側へ露出されており 、ボス55の後端面には、ネジ穴55Aが形成され いる。なお、リブ54およびボス55は、図示さ れていないが、左部分44の内部にも設けられ いる。

 左部分44および右部分45のそれぞれの内部に は、連結機構48が取り付けられる。
(2)連結機構
 図7において、図7(a)は、連結機構48を正面左 上から見た斜視図であり、図7(b)は、連結機 48の底面図であり、図7(c)は、連結機構48を正 面右下から見た斜視図である。図8は、ブー アタッチメント30を背面右上から見た斜視図 である。

 図7を参照して、連結機構48は、左部分44お び右部分45に応じて2つ設けられている。
 連結機構48は、左部分44および右部分45のそ ぞれの内部に収容され得る大きさを有して る。連結機構48は、一体化機構としてのマ ネット49と、マグネットホルダ50と、キャッ 51とを含んでいる。

 マグネット49は、円柱形状であり、その中 軸が幅方向に沿って延びるように配置され 。
 マグネットホルダ50は、幅方向から見て、 側へ突き出る凸形状であり(図7(a)参照)、第1 52と第2部53とを一体的に有している。
 第1部52は、矩形穴47(図6参照)をちょうど塞 得る大きさを有する上下方向に長手のブロ ク形状である。第1部52の下端には、第1部52 前後方向に貫通する貫通穴52Aが形成されて る。第1部52の後側面周辺は、上端部43の後側 面と同様に、丸みを帯びている(図6および図8 参照)。

 第2部53は、幅方向において薄い板状であり 第1部52の前側面において貫通穴52Aより上側 部分から前側へ突出している。第2部50Bの前 端部は、湾曲状に面取りされている。
 キャップ51は、幅方向において薄く、幅方 から見て略矩形の板状である(図7(c)参照)。 ャップ51の幅方向内側の面(図7では左側面)に は、窪み51Aが形成されている(図7(b)参照)。キ ャップ51の幅方向外側の面(図7では右側面)に いて窪み51Aに相当する部分は、窪み51Aに応 て幅方向外側に膨・BR>Oしており、膨出部 分51Bとされる。膨出部分51Bは、幅方向外側か ら見て、上述した後パーツ41の左部分44およ 右部分45の丸穴46(図5(a)、図5(c)および図6参照 )とほぼ同じ大きさの円形状である。キャッ 51の前端には、上下方向に僅かに間隔を隔て て互いに対向しつつ前側へ突出する1対の突 51Cが一体的に設けられている(図7(a)および図 7(c)参照)。

 ここで、マグネットホルダ50の第2部53の 方向外側の面(図7では右側面)の前端部には マグネット49の幅方向内側の端部(図7では左 部)が外れ不能に取り付けられており、マグ ネット49の幅方向外側の端部(図7では右端部) キャップ51の窪み51Aに埋め込まれている(図7 (b)参照)。そのため、連結機構48では、マグネ ット49、マグネットホルダ50およびキャップ51 が一体化されている。

 次に、図6を参照して、後パーツ41の右部分4 5の内部に連結機構48を収容して固定する手順 を説明する。なお、左部分44の内部に連結機 48を収容して固定する手順は、右部分45の内 部に連結機構48を収容して固定する手順と同 である。
 まず、キャップ51の前端部(突起51C)が連結機 構48の前端に位置し、かつ、キャップ51の膨 部分51Bが連結機構48において幅方向外側(図6 は左側)に位置するように、連結機構48を右 分45の矩形穴47の後方で保持する。そして、 連結機構48を前側(図示破線矢印参照)へ移動 せ、矩形穴47から右部分45の内部に挿入する そして、キャップ51における一対の突起51C 右部分45内のリブ54を挟持して、リブ54の後 が、一対の突起51Cの間におけるキャップ51の 前端縁に当接すると、連結機構48の移動が停 され、連結機構48が右部分45の内部に収容さ れる(図8参照)。

 図8に示すように、連結機構48が右部分45の 部に収容された状態では、キャップ51の膨出 部分51Bが右部分45の丸穴46に隙間なく嵌り、 の丸穴46から幅方向外側に露出されている。 また、マグネットホルダ50の第1部52が矩形穴4 7(図6参照)を後側から隙間なく塞いでいる。 の状態において、第1部52の後側面は、右部 45の後側面における矩形穴47の周囲の部分に して滑らかに連続している。また、第1部52 貫通穴52Aと、矩形穴47から後側へ露出され ボス55の後端面のネジ穴55Aとが前後方向に対 向している(図6参照)。そのため、ネジ56を貫 穴52Aに通してネジ穴55Aに組み付けることに って、第1部52がボス55に連結される。つま 、連結機構48が、右部分45の内部に収容され 状態で、右部分45(後パーツ41)に固定される なお、左右の連結機構48において、キャッ 51は、左部分44および右部分45(つまり後パー 41)と一体化されていてもよい。その場合、 部分44および右部分45には、上述した丸穴46 形成されない。
(3)ブーツトレイ
 図4に示すように、ブーツトレイ31は、平面 において略矩形の皿形状である。すなわち ブーツトレイ31は、平面視において略矩形 状の底壁60と、底壁60の全ての外周縁から上 きに延びて底壁60の上側面を前後左右方向 ら取り囲む囲い壁61とを一体的に備えている 。また、ブーツトレイ31の後端部における囲 壁61の幅方向中央部分は、前側へ凹んでお 、凹み部分62とされる。そして、底壁60にお て、平面視における略中央から凹み部分62 での部分が、上側へ膨出しており、膨出部 63とされる。膨出部分63は凹み部分62に近付 に従って(つまり、後側へ向うのに従って)、 徐々に幅広になり、かつ、徐々に上側へ膨出 している。底壁60の上側面は、膨出部分63に って、左領域60Aと右領域60Bとに左右に区画 れている。また、底壁60の下側面において膨 出部分63と一致する部分には、膨出部分63に 応して上側へ窪む窪み60C(受入部)が形成され ている。
(4)ブーツのエアウォッシュ運転
 図9は、ブーツアタッチメント30が挿入され 一対のブーツ70がブーツトレイ31に載置され た状態を正面右上から見た斜視図である。図 10は、ブーツアタッチメント30が挿入された 対のブーツ70が載置されたブーツトレイ31を 容した状態にあるドラム8の右側断面図であ る。図11は、図10のA-A矢視断面図である。図12 は、図11のB-B矢視断面図である。

 次に、ブーツのエアウォッシュ運転につい 説明する。
 まず、図9に示すように、ブーツトレイ31の 壁60の上側面に1足のブーツ70を載置する。 のとき、正面から見て左のブーツ70は、底壁 60の上側面の左領域60Aに載置され、正面から て右のブーツ70は、底壁60の上側面の右領域 60Bに載置される。そして、一対のブーツアタ ッチメント30(詳しくは筒状体25)のうち、一方 のブーツアタッチメント30が左のブーツ70に 入され、他方のブーツアタッチメント30が右 のブーツ70に挿入される。なお、各ブーツア ッチメント30は、左右のブーツ70のどちらに も使用できる。

 この状態において、各ブーツ70では、図12に 示すように、筒状体25が余裕を持って挿入さ ている。つまり、筒状体25の外表面25A(詳し は、筒状体25の上端部より下側の部分)が、 ーツ70の内周面(詳しくはブーツ70の踵部分70 Aより上側の内周面)に対して、所定の間隔を てて対向している。
 また、筒状体25の下端部が、ブーツ70の内部 における踵部分70Aに当接しており、筒状体25 、ブーツ70内で直立した状態で保持されて る。そして、筒状体25の上端部(前パーツ40の 上端部42および後パーツ41の上端部43)が、ブ ツ70の履き口70Bから上側に露出している。こ こで、前パーツ40の上端部42は、後パーツ41の 上端部43より前側に位置している。

 そして、ブーツ70に挿入された筒状体25で は、第1下開口33がブーツ70の内部における踵 分70Aに上から対向し、第2下開口34が、ブー 70の内部における爪先部分70Cに向いている また、第1途中開口35は、ブーツ70の内周面に おける前側部分に臨み、第2途中開口36は、ブ ーツ70の内周面における後側部分に向いてい 。

 そして、左右それぞれのブーツ70にブー アタッチメント30の筒状体25を挿入すると、 9に示すように、正面から見て左のブーツ70 挿入されたブーツアタッチメント30におけ 右側の連結機構48と、正面から見て右のブー ツ70に挿入されたブーツアタッチメント30に ける左側の連結機構48とが幅方向において隣 接する。ここで、各連結機構48には、マグネ ト49が設けられていることから(図7参照)、 のブーツアタッチメント30における右側の連 結機構48と、右のブーツアタッチメント30に ける左側の連結機構48とが、それぞれのマグ ネット49の磁力によって、互いに引き付け合 。これにより、左右一対のブーツアタッチ ント30が一体化される。そして、このよう 一体化された左右のブーツアタッチメント30 が互いに支えあうことにより、それぞれのブ ーツアタッチメント30の筒状体25がブーツ70内 で安定して直立する(図12参照)。

 そして、ブーツアタッチメント30(筒状体2 5)が挿入されたブーツ70が載置されたブーツ レイ31を、図10に示すように、洗濯機1のドラ ム8内に収容(セット)する。ここで、ブーツト レイ31をドラム8内に収容するのに先立って、 図11に示すように、ドラム8を手で動かす等に よって、3つのバッフル12のうちのひとつを下 限へ移動させる。3つのバッフル12は、上述し たようにドラム8の内周面において周方向に って等間隔で配置されているので、1つのバ フル12を下限へ移動させると、ドラム8の内 面において下限のバッフル12Xと上下方向に 向する位置には、残りのバッフル12Yおよび1 2Zが存在しない。

 そして、下限にあるバッフル12Xを上から ぐようにブーツトレイ31をドラム8内に配置 る。このとき、図10に示すように、下限に るバッフル12Xの後端12B(図1参照)がブーツト イ31の窪み60Cに嵌合して、窪み60Cによって受 け入れられる。これにより、ブーツトレイ31 ドラム8内で位置決めされる。ここで、上述 したように、1つのバッフル12Xを下限へ移動 せると、ドラム8の内周面において下限のバ フル12Xと上下方向に対向する位置に残りの ッフル12Yおよび12Zが存在しない(図11参照)。 つまり、残りのバッフル12Yおよび12Zは、ドラ ム8内においてブーツトレイ31に載置されたブ ーツ70およびブーツアタッチメント30の上端 ら離れた位置に配置される。これにより、 れらの残りのバッフル12Yおよび12Zがブーツ70 およびブーツアタッチメント30に干渉するこ を防止することができる。そのため、ドラ 8内におけるブーツ70およびブーツアタッチ ント30の姿勢を安定させることができる。

 このように、ブーツアタッチメント30が 入されたブーツ70が載置されたブーツトレイ 31をドラム8内に収容してから、ドア5(図1参照 )を閉じ、エアウォッシュ運転を実行する。 の場合、ドラム8が回転すると、ブーツアタ チメント30、ブーツトレイ31およびブーツ70 ドラム8内で散乱してしまうので、上述した 制御部18(図2参照)は、ドラム8を回転させない 。

 ブーツのエアウォッシュ運転は、上述し 衣類用の通常のエアウォッシュ運転よりも 時間(たとえば60分間)実施される。つまり、 図1に示すように、オゾンを含んだ空気(浄化 空気)が、空気流路16から、開口4の上端と出 入口13の上端との間へ到達し、ドア5の円錐面 5Aにぶつかることによって出入口13へ導かれ 出入口13からドラム8内に送り込まれる(図示 線矢印参照)。

 図10を参照して、ドラム8内に送り込まれた 化用空気は、ドラム8内を後側へ流れる(図 太線矢印参照)。そして、この浄化用空気は ブーツ70の履き口70Bから上側にはみ出たブ ツアタッチメント30の筒状体25の上端部(前パ ーツ40の上端部42および後パーツ41の上端部43) に前側からぶつかる。
 ここで、前パーツ40の上端部42にぶつかった 浄化用空気は、図12の太い点線矢印で示すよ に、流れる向きが下方へ変更されて、ブー 70の履き口70Bへ向う。そして、この浄化用 気は、履き口70Bを経由した後に、筒状体25と ブーツ70の内周面における前側部分との間を 重によって下降し、ブーツ70の内部に行き る。

 一方、後パーツ41の上端部43にぶつかった 浄化用空気は、図12において太い実線矢印で すように、流れる向きが下方へ変更されて 開口32へ向う。そして、この浄化用空気は 上開口32によって筒状体25の内部へ導かれて 状体25の内部に入り(取り込まれ)、筒状体25 内部を自重によって下降する。このように 上端部43は、浄化用空気を筒状体25内へ導き 入れる。そして、筒状体25の内部を下降する 化用空気の一部は、下降する途中において 第1途中開口35および第2途中開口36の小孔37 ら筒状体25の外へ流出し、筒状体25の前後側 (つまり、筒状体25とブーツ70の内周面との )に至る。筒状体25の内部を下降して第1下開 33まで到達した浄化用空気は、第1下開口33 ら筒状体25の外へ流出し、ブーツ70の内部に ける踵部分70Aに至る。筒状体25の内部を下 して第2下開口34まで到達した浄化用空気は 第2下開口34から筒状体25の外へ流出し、ブー ツ70の内部における爪先方向(爪先部分70C)へ れる。このように、筒状体25内の浄化用空気 は、ブーツ70の内部に行き渡る。

 ブーツ70の内部に行き渡った浄化用空気 、ブーツ70の内部を浄化した後、太い1点鎖 の矢印で示すように、筒状体25とブーツ70の 周面との間を通ってブーツ70の履き口70Bへ って上昇し、履き口70Bからブーツ70の外へ流 出する。このとき、筒状体25の外表面25Aが浄 用空気の上昇を案内する。なお、筒状体25 外表面25Aに、浄化用空気の上昇をガイドす ためのリブや溝などを設けてもよい。

 以上のように、このブーツアタッチメン 30では、ドラム8内に供給された浄化用空気 上端部43によって筒状体25内へ円滑に導き入 れられて筒状体25内を下降する(太い実線矢印 参照)。そして、この浄化用空気は、第1途中 口35、第2途中開口36、第1下開口33および第2 開口34から筒状体25外へ至ってブーツ70内部 行き渡る(太い実線矢印参照)。これにより 浄化用空気によってブーツ70内部が浄化され る。

 そして、筒状体25外へ至ってブーツ70内部 の浄化に供した空気(ブーツ70内部の浄化に伴 ってオゾンが分解されることによってオゾン をほとんど含まない空気)は、オゾン(つまり 上開口32から筒状体25内に入った当初の浄化 用空気)に比べて軽く、筒状体25の外表面25Aに よって、筒状体25とブーツ70の内面との間を ってブーツ70の履き口70Bへ向って上昇するよ うに案内されるので、ブーツ70の外へ円滑に 出される(太い1点鎖線の矢印参照)。これに り、ブーツ70内における浄化用空気の流れ スムーズになるので、新しい浄化用空気を 状体25内に円滑に取り込むことができる。

 また、筒状体25の上部に設けられた連結 構48のマグネット49(図7および図8参照)によっ て、ブーツ70に挿入された一対のブーツアタ チメント30を図9に示すように一体化させる 、これらのブーツアタッチメント30が互い 支え合う。そのため、ブーツ70内部の浄化中 において、これらのブーツアタッチメント30 姿勢を安定させることができる。そして、 述したようにブーツトレイ31を用いてバッ ル12Yおよび12Zがブーツ70およびブーツアタッ チメント30に干渉することを防止することに っても、ブーツ70およびブーツアタッチメ ト30の姿勢を安定させることができる(図11参 照)。そのため、浄化用空気をドラム8内のブ ツ70に効果的に浴びせることができる。

 これらの結果、この洗濯機1では、このよう なブーツアタッチメント30およびブーツトレ 31を用いることにより、浄化用空気によっ ブーツ70を良好に浄化することができる。
 特に、図12に示すように、第2下開口34から 状体25外へ至った浄化用空気は、ブーツ70内 における爪先部分70Cへ向うので、浄化用空 によって爪先部分70Cを良好に浄化すること できる。

 また、第1途中開口35および第2途中開口36 ら筒状体25外へ至った浄化用空気は、ブー 70内部において、筒状体25の上部から下部ま の間に相当する部分(ブーツアタッチメント 30の前後側方)へ向うので、浄化用空気によっ てこの部分を良好に浄化することができる。 ここで、第1途中開口35および第2途中開口36は 、筒状体25の上下方向における所定範囲に形 された多数の小孔37を含むので、筒状体25内 の浄化用空気を、これらの小孔37を介して、 状体25外へ円滑に至らせることができる。

 そして、第1途中開口35および第2途中開口 36(つまり小孔37)は、筒状体25の内側に窪むよ に筒状体25の外表面25Aに形成された第1凹部3 8および第2凹部39に形成されている。これに り、ブーツ70の内面が筒状体25の外表面25Aに 触しても、ブーツ70の内面によって第1途中 口35および第2途中開口36が塞がれることは い。そのため、筒状体25内の浄化用空気を、 第1途中開口35および第2途中開口36を介して、 筒状体25外へ円滑に至らせることができる。

 また、制御部18(図2参照)によって、このよ にドラム8内に浄化用空気を所定時間供給す エアウォッシュ運転が実行されるので、ブ ツ70を良好に浄化することができる。
 この発明は、以上の実施形態の内容に限定 れるものではなく、請求項記載の範囲内に いて種々の変更が可能である。

 たとえば、このようにブーツ70をエアウ ッシュする構成は、洗濯機1に付随しない独 の装置として存在してもよい。つまり、洗 機1にドラム8、送風機15、空気流路16および ゾン発生装置17(図1参照)だけを残した構成 、ブーツ70を浄化することを主たる機能とす るブーツ収納装置として存在してもよい。も ちろん、このブーツ収納装置においても、上 述した洗濯機1と同様に、ブーツアタッチメ ト30およびブーツトレイ31(図3および図4参照) が使用される。

 そして、ブーツアタッチメント30は、エア ォッシュ運転を行わないときでも、いわゆ シューズキーパーとして、ブーツ70に挿入さ れていてよい。これにより、ブーツ70の型崩 を防止することができる。
 また、上記の実施形態では、先にブーツト イ31にブーツ70を載置してから(図9参照)、ブ ーツトレイ31をドラム8に収容したが(図10およ び図11参照)、予めブーツトレイ31のみをドラ 8に収容してから、ブーツアタッチメント30 挿入されたブーツ70を、ドラム8内のブーツ レイ31に載置しても構わない。

 また、ブーツ70の背が低ければ、ブーツ70お よびブーツアタッチメント30の上端が、上述 たバッフル12Yおよびバッフル12Z(図11参照)に 干渉しないので、上述したようにバッフル12X を下限に移動させなくてもよい。
 また、ブーツトレイ31がなくてもブーツ70を ドラム8内に安定してセットできるのであれ 、ブーツトレイ31を用いずにエアウォッシュ 運転を実施してもよい。

 また、上記の実施形態では、エアウォッ ュ運転で一対のブーツ70を浄化したが、片 のブーツ70のみを浄化してもよい。