木村 陽美 (〒29 東京都新宿区新宿一丁目6-3 株式会社アデランスホールディングス内 Tokyo, 1608429, JP)
株式会社アデランスホールディングス (〒29 東京都新宿区新宿一丁目6番3号 Tokyo, 1608429, JP)
KIMURA, Harumi (6-3, Shinjuku 1-chome,Shinjuku-k, Tokyo 29, 1608429, JP)
| 擬毛を取り付けたかつらベースの開口から装着者の自毛を引き出し、上記擬毛と混ぜ合わせる自毛活用型かつらであって、 上記かつらベースが、内部に開口を有する環状部材と、上記開口を縦断するように延出し互いに離隔して上記環状部材に並設した複数の線状部材と、から構成されていることを特徴とする、自毛活用型かつら。 |
| 前記環状部材が、人工皮膚と、この人工皮膚の上に積層した下側ネットと、この下側ネットの上に積層した上側ネットと、から構成されていることを特徴とする、請求の範囲第1項に記載の自毛活用型かつら。 |
| 前記人工皮膚の底面に、レーステープ及び/又はサテンテープを取り付けたことを特徴とする、請求の範囲第2項に記載の自毛活用型かつら。 |
| 前記環状部材の外周縁から外側に突出するように、かつら露見防止用ネットが前記かつらベースに配設されていることを特徴とする、請求の範囲第1項~第3項の何れかに記載の自毛活用型かつら。 |
| 前記各線状部材の両端部が扁平な平面部として形成され、該平面部が前記環状部材に挟持され、且つ糸材で縫着されて固定されていることを特徴とする、請求の範囲第2項に記載の自毛活用型かつら。 |
| 前記下側ネットが、ウレタン皮膜を介して前記人工皮膚に固着されていることを特徴とする、請求の範囲第2項に記載の自毛活用型かつら。 |
| 前記環状部材及び各線状部材が、頭部形状に膨出した湾曲状に形成されていることを特徴とする、請求の範囲第1項~第6項の何れかに記載の自毛活用型かつら。 |
| 前記各線状部材は、横方向にうねる屈曲部を備えていることを特徴とする、請求の範囲第1項~第7項の何れかに記載の自毛活用型かつら。 |
| 隣接する前記線状部材同士の屈曲部は、互いに近接及び離隔するように前記環状部材にジグザグ状に並設されて、各線状部材同士間に装着者の自毛引き出し用に拡開した空隙が形成されることを特徴とする、請求の範囲第8項の自毛活用型かつら。 |
| 前記各線状部材がジグザグ状に屈曲していることを特徴とする、請求の範囲第1項~第7項の何れかに記載の自毛活用型かつら。 |
この発明は、頭部に装着したかつらの下 に位置する装着者自身の自毛を、かつらの 間から外方へ引き出して、かつらに取り付 た擬毛と混ぜ合わせるようにした自毛活用 のかつらに係り、特に、環状部材を設ける とによって装着者の頭部に安定して取り付 ることができると共に、外部からの露見を 減した自毛活用型かつらに関する。
自毛活用型のかつらは、かつらベースに 数の孔又は網目を形成して、その孔又は網 から自毛を引き出してかつらベースに取り けた擬毛と混ぜ合わせる形式のものである この種の自毛活用型のかつらとして、図29 示すようにかつらの全体形状、即ち、アウ ラインを画成するかつらベースを備えてい いタイプのものが知られている。
図29に示す公知のかつら200は、骨格状の レーム210とこのフレーム210に取り付けた擬 220とから構成されている。フレーム210は、 着者の頭部の前後方向に略平行に直線状に びるように配置した複数のリブ211と、これ のリブ211がばらけないように複数本のリブ21 1を並置した中央位置で横方向に配置されて リブ211を連結固定する連結用リブ212と、か 構成されている。図29では、フレーム210の構 造を分かり易くするために、フレーム210に取 り付けた擬毛220の描写を僅か数本だけ描くに 止め大部分を図示省略しているが、擬毛220は 実際にはフレーム210の全体にわたって緻密に 取り付けられている。
リブ211と連結用リブ212とは、それらの交 を接着,結着,縫着,溶着などで連結されて固 されている。各リブ211及び連結用リブ212は ドライヤー等の熱の影響を受けにくい材料 例えばポリアミド系合成繊維,ポリエステル 等の合成樹脂材料により直線状に形成され、 剛性と弾性とを備えている。リブ211及び連結 用リブ212に取り付ける擬毛220は、人毛の他に 、ナイロン(登録商標),ポリエステル等で作っ た、例えば直径0.05乃至0.2mm程度の人工毛髪が 好適であり、リブ211及び連結用リブ212に結着 ,縫着,或いは巻き付けて接着し、多数本を所 の方向に突出させて取り付ける。
上記のかつら200を装着する場合、先ずか ら200を装着者の頭に載せて位置合わせする 装着者の頭部に載置する部位として、各リ 211の先端部がヘアラインから数センチ天頂 側へ入り込んだ位置を選定し、その位置に ットする。続いて、自毛の引き出し作業を なう。この作業中、かつら200を頭の上から 方の手で押さえつつ、ブラシや櫛を用いて 好ましくはリブ211に沿ってブラッシングす 。装着者は、連結用リブ212を境に、例えば 側は前方に向けて、後側は後方へ向けてブ ッシングすると、かつら200に抑え込まれて る自毛をリブ211の間から上方に引き出すこ ができる。その場合、各リブ211がブラッシ グ方向に沿って互いに平行に延びているか 、ブラッシング中にブラシや櫛がリブ211に っかかることはなく、また自毛がリブ211に まることもなく、ほぼ100%近くの自毛を簡単 にリブ211の間から引き出すことができる。
上述のように自毛をフレーム210の外面に き出したところで整髪用ブラシ等により軽 ブラッシングして、自毛と擬毛220とを混ぜ わせながら所望の髪型に整髪することで、 つら200の装着が完了する。なお、かつら200 頭部への固定は、公知のかつら用ストッパ をかつらの裏側へ固着しておき、このスト パーにて自毛を挟着して固定すれば便利で る。
このように構成されたかつら200は、かつ ベース210の外形を画成する周縁枠部材が存 しておらず、リブ211が自毛の中に埋入され 装着されるので、装着者の自毛を十分にか らの隙間から引き出すことができるととも 、自毛と擬毛220とが相互に良好に混ざり合 。
このように構成されたかつらが、特許文献1
に開示されている。
ところで、図29に示すかつら200を装着者 頭部に装着した場合、リブ211の先端部が固 されていないためリブ211の先端部が浮きや く、例えば、装着者が髪を梳かしたり装着 が激しく頭部を動かしたりすると、リブ211 先端部が頭部表面から離れて浮き上がって ブ211の一部が装着者の毛髪内から現れたり リブ211の先端側が動いてずれたりして、か ら200の露顕につながる虞がある。
上記公知のかつら200では、フレーム210自 は線状のリブ211及び連結用リブ212だけで構 されているため、かつら200を装着者の頭部 固定するためのストッパーをフレーム210に 定して固定保持することが難しい。また、 ブ211は装着者の頭部の前後方向に配置され が、リブ211に取り付けた擬毛220に、リブ211 沿って毛髪の分かれ目が生じることがある め、リブ211が外部から視認され易くなり、 つら200の露顕につながる虞がある。
本発明は、上記の点に鑑み、環状部材を けてこの環状部材にリブを並設することに って装着者の頭部に安定的に取り付けて、 部からの露顕を低減させ、かつら装着者の 毛をかつらの擬毛と混ぜ合わせて全体とし 毛量を豊かにし得る、自毛活用型のかつら 提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、擬 を取り付けたかつらベースの開口から装着 の自毛を引き出して擬毛と混ぜ合わせる自 活用型かつらであって、かつらベースが、 部に開口を有する環状部材と、この開口を 断するように延出し互いに離隔して環状部 に並設した複数の線状部材と、から構成さ ており、各線状部材が、ジグザグ状に形成 れていることを特徴としている。
上記環状部材は、例えば、人工皮膚とこの
工皮膚の上に積層した下側ネットとこの下
ネットの上に積層した上側ネットとから構
され、好ましくは、人工皮膚の底面に、レ
ステープ及び/又はサテンテープが取り付け
られている。さらに、環状部材の外周縁から
外側に突出するように、かつら露見防止用ネ
ットを配設すれば好ましい。
上記各線状部材はその両端部が扁平な平面
に形成され、この平面部が環状部材に挟持
れ、且つ糸材で縫着されて固定されていれ
好ましい。各線状部材は、横方向にうねっ
屈曲部を備えていてよく、隣接する線状部
同士の屈曲部が互いに近接及び離隔するよ
に環状部材にジグザグ状に並設されて各線
部材同士間に装着者の自毛引き出し用に拡
した空隙が形成され得る。
上記環状部材を構成する下側ネットは、人
皮膚に対してウレタン皮膜を介して固着す
ことができる。環状部材及び各線状部材は
好ましくは装着者の頭部の形状に沿って湾
形成される。
本発明によれば、比較的簡単な構成によ 、各線状部材の両端部が環状部材に固定さ ているため、例えば、ブラッシングなどに り線状部材12が引っ張られたとしても、線 部材の端部が浮き上がったり、線状部材の きが変わったりすることはない。したがっ 、図29に示す公知のかつら200のように、自由 端となっているリブ211の先端側が動いたり浮 き上がったりして外部に現れてかつら200が露 見するような虞が低減される。
また、上記した公知のかつら200では、リ 211が前後方向に直線状に延びているため毛 にこのリブ211に沿って直線状の毛分かれが じ、その結果かつら200が露見する虞があっ が、本発明によれば線状部材がジグザグ状 屈曲しているので、毛髪の毛分かれが生じ くい。これによっても、本発明では従来の つら200に比べて、かつらの露見を低減する とができる。線状部材が装着者の自毛内で グザグ状に配設されていれば、これらの線 部材は装着者の自毛及びかつらベースの擬 でくまなく覆われることから、外部から容 に視認されない。また、線状部材をジグザ 状に屈曲させると、直線状の線状部材に比 てその長さが長くなることから、取り付け 擬毛の量を多くすることができることに加 て、ヘアスタイルの自由度を向上させるこ ができる
1 自毛活用型かつら
10 かつらベース
11 環状部材
11A 開口
11B 空隙
12 線状部材
12A 屈曲部
13 人工皮膚
14 下側ネット
15 上側ネット
16 レーステープ
17 サテンテープ
18 かつら露見防止用ネット
20 擬毛
50 石膏型
51 外周線
51A,52A,55A 交点の位置
52 内周線
53 配置線
54 かつら露見防止用ネット18の取付位置を
す線
55 かつら露見防止用ネットと第1のネット14
0との境界線
60 成形板
61 ベース
62 円柱部材
63,64 釘
66 画鋲
67A,67B 固定用針具
71~75 マスキングテープ
71A,72A 固定位置
73A,74B マスキングテープの境界線
80 糸
121 第1の線材
122 第2の線材
123 第3の線材
124 第4の線材
131 第1の人工皮膚
131A 余剰部分
140 第1のネット
150 第2のネット
以下、図1~図28を参照して本発明の実施形態
を詳細に説明する。
図1及び図2は本発明の実施形態に係る自毛
用型かつら(以下、単にかつらと略称する。)
1を示す概略図で、図1はかつら1の平面図を、
図2はかつら1の底面図を示している。かつら1
は、かつらベース10と、かつらベースに植設
た擬毛20と、図示を省略するかつら用スト
パーと、から構成されている。図1及び図2で
は、かつらベース10の構造を分かり易く説明
るために、かつらベース10に取り付けた擬
20の描写を僅か数本だけ描くに止め大部分を
省略しているが、擬毛20は実際には、かつら
ース10の全体にわたって上方へ突出させて
密に取り付けられている。
かつらベース10は、かつら1の周囲部分を 成する環状部材11と、この環状部材11の内部 に形成された開口11Aと、装着者の頭部の前後 方向に沿って開口11Aを縦断するように延出し 互いに離隔して環状部材11に並設した複数の 状部材12と、から構成されている。図3は図1 のA-A線断面図であり、この断面図に示すよう に、環状部材11は外周縁と内周縁との間が所 幅を有するように帯状に形成され、図示例 は、複数の部材が積み重なった積層体とし 構成されている。具体的には、環状部材11 、人工皮膚13と、人工皮膚13の上に積み重な た下側ネット14と、この下側ネット14の上に 積み重なった上側ネット15と、から構成され いる。なお、図示を省略するが、下側ネッ 14は、この下側ネット14に塗布したウレタン 皮膜を介して人工皮膚13に対して固着されて る。
環状部材11は、好ましくは装着者の頭部 形状に沿って湾曲形成されている。環状部 11の補強及び肌触りを良好にするために、人 工皮膚13の底面には、外周縁に沿ってレース ープ16が設けられ、内周縁に沿ってサテン ープ17が設けられている。さらに、かつらの 露見を防止するためのネット、即ちかつら露 見防止用ネット18が、環状部材11の外周縁か 外側に突出するようにかつらベース10に配設 されている。
下側ネット14及び上側ネット15は、ともに 合成樹脂から成り、例えば、ポリエステル製 の25メッシュで厚さが0.3mmである。レーステ プ16は、例えば、ポリエステル製で幅8mm、厚 さ0.45mmのもの、サテンテープ17は、例えば、 リエステル製で幅3mm、厚さ0.30mmのものが適 できる。
上記線状部材12には複数の屈曲部12Aが形 されており、屈曲部12A同士を結ぶ部位の延 方向が屈曲点ごとに左前方或いは右前方に 互に切り替わり、全体として頭部表面に沿 て横方向にジグザグ状にうねって、環状部 11に架設されている。また、隣接する線状部 材12同士は、図示例では、環状部材11の開口11 A内で前頭部から後頭部において互いの屈曲 12A,12Aの間隔を交互に近接及び離隔するよう して並設されている。これにより、隣接す 各線状部材12の間には、装着者の自毛を容 に引き出すのに便利な大きな、例えば菱形 はダイヤ状の空隙11Bが形成される。なお、 状部材12は、図3に示すように、装着者の頭 の前後方向の湾曲形状に沿うようにやや凸 に形成されている。隣り合う線状部材12同士 の間隔はとくに制限されず、例えば1cm~4cm程 の広い幅とするか、または1cm以下の狭い幅 、装着者の薄毛状態又はヘアスタイルを考 して任意に設定できる。
線状部材12は、ドライヤー等の熱の影響 受けにくい材料、例えばポリアミド系合成 維,ポリエステル等の合成樹脂材料が好まし 、その他、金属,硬質紙,硬質ゴム,木,竹,ガ ス繊維,カーボン繊維等の弾性及び剛性を備 た材料が使用でき、例えば直径0.1~3.0mm程度 ポリエステル及びナイロン(登録商標)で構 される芯鞘構造で形成すると好ましい剛性 弾性の線状部材が得られる。芯鞘構造とは 芯部とこの芯部を覆う鞘部とからなる構造 言い、例えば、芯部がポリエステルで構成 れ、鞘部がナイロン(登録商標)で構成される 。
線状部材12は、図3に示すように、その先 が環状部材11の外縁から若干内側に入った 置にセットされるようにして、各端部が下 ネット14と上側ネット15とかつら露見防止用 ット18との間に挟持され、図示を省略する 材で環状部材11に縫着されて固定されている 。ここで、図4は図3のB―B線断面図であり、 の図に示すように環状部材11の外縁に近接す る線状部材12の先端から例えば約5mm迄の部位 平板状に形成されていて、上側ネット15と つら露見防止用ネット18とに挟まれている。 なお、線状部材12の端の平板部12B以外の部位 、断面が円形に形成されている。
かつらベース10を構成する環状部材11及び線
状部材12には擬毛20が取り付けられている。
毛20は、人毛の他に、ナイロン(登録商標),ポ
リエステル等で作った、例えば直径0.05乃至0.
2mm程度の人工毛髪であってよく、かつらベー
ス10に結着,縫着,或いは巻き付けて接着し、
数本を上方側に突出させて取り付けられる
かつらベース10を構成する環状部材11の底面
の所望の部位には、かつら1を装着者の頭部
固定するために、公知のかつら用ストッパ
が配設される。
この発明によるかつら1は以上のように構成
されており、次に、その製造方法について説
明する。特に、本発明によるかつら1のかつ
ベース10は、図5に示す製造工程に従って製
される。先ず、かつらベース10の製造方法か
ら説明する。
図5に示す製造工程によれば、先ず、ステッ
プS1として、装着者の頭部を型取りした又は
型的頭部形状を模した石膏型を準備する。
テップS2として、2枚のネットを用意し、こ
らのネットに頭部形状の型を付ける。すな
ち、扁平なネット部材を熱加工又は超音波
工などで、凸状に膨出する形状に加工する
ステップS3として、直線状の線材を用意し
この線材に波形、即ちジグザグ状等の型を
ける。さらに、ステップS4として、頭部形状
に沿った人工皮膚を作製する。
そして、ステップS5として、ステップS4で作
製した人工皮膚とステップS2で作製した一方
ネットとの一体化を行い、第1中間物を作製
する。次に、ステップS6として、ステップS5
作製した第1中間物にかつら露見防止用ネッ
18を取り付けて、第2中間物を作製する。ス
ップS7として、不要な人工皮膚の切除及び
材の取付位置を記入して第3中間物を作製す
。なお、ステップS8として、ステップS3で波
形などの形状を付けた線材の先端部の加工処
理を行う。すなわち、断面が円形の線材の両
端部を潰して平面形状に加工する。この工程
は、上記ステップ3で行なってもよい。ステ
プS9として、線材を第3中間物に仮止めして
第4中間物を作製する。
次に、ステップS10として、ステップS2で作
した他方のネットを第4中間物と一体化して
第5中間物を作製する。ステップS11として、
第5中間物にレーステープ16及びサテンテープ
17を取り付けて第6中間物を作製する。最後に
、ステップS12として、第6中間物から不要部
を切除することで、かつらベース10が完成す
る。
以下に、前述の各ステップS1~S12について詳
する。
ステップS1(石膏の準備):
頭部形状に形作った石膏型を用意する。そ
て、石膏表面にかつらベース10を作製する
めに必要な線を記入する。図6は石膏型50の
面図であり、この図に示すように、石膏表
に、環状部材11の範囲を画成するための外周
線51及び内周線52と、線状部材12の配置位置を
示す配置線53と、かつら露見防止用ネット18
取付位置を示す線54と、を記入する。
ステップS2(ネットの頭部形状の成形):
先ず、ステップS1で準備した石膏型50にポリ
プロピレンシートを被せた後、このポリプロ
ピレンシートの上にナイロン(登録商標)製の
トッキングを被せて固定する。そして、ポ
プロピレンシートの上に、合成樹脂からな
ネットを2枚重ねて張って、固定用針具で石
膏型50に固定する。2枚のネットの内、後述の
工程によって下方向にあるネットが下側ネッ
ト14として形成され、上方向にあるネットが
側ネット15として形成される。ここで、各
成樹脂からなるネットとしては、好ましく
、ポリエステル製で25メッシュであって、厚
さが0.3mmのものを用いる。
続いて、熱硬化性ウレタン樹脂溶液と有 溶剤(メチルエチルケトン)を混合したもの 、2枚のネットを張った石膏型50に塗布した 、100℃の温度で8時間乾燥させることで、各 ットに頭部形状の型が付く。熱硬化性ウレ ン樹脂溶液としては、例えば、変性ポリイ シアネート溶液を主成分とする主剤と、ポ エーテルポリオール混合物を主成分とする 化剤とを使用し、それらの配合割合は、主 を6.5g、硬化剤を3.5g、メチルエチルケトン 80.0gとする。そして、石膏型50が冷えた後に ネットを石膏型50から外す。この工程によ て、頭部形状の型が付いた2枚のネットの内 一方を第1のネット140、他方を第2のネット15 0と称す。
ステップS3(線状部材の作製(波形化の成形)):
先ず、ナイロン(登録商標)などのポリアミ
系合成繊維,ポリエステル等の合成樹脂材料
るなる直径0.1~3.0mm程度の直線状の第1の線材
を熱成形してジグザグ状に成形する。その際
に、図7に示すような成形板を用いると便利
ある。図7(A)は成形板60の平面図であり、図7(
B)は成形板60の断面図である。これらの図に
すように、成形板60は、例えば木製の細長い
ベース61とベース61の表面から起立しベース
さ方向に並設した複数の木製の円柱部材62と
から構成されている。互いに隣接する円柱部
材62は、その円柱の軸が重ならないように、
ース長さ方向に対して交互に左右にずれて
る。各円柱部材62は、釘63でベース61に固定
れている。円柱部材62の直径は、例えば0.9~1
.7cmの範囲で適宜選定され、隣接する円柱部
62の左右のずれ量も適宜選択可能である。円
柱部材の直径とずれ量を変更することでジグ
ザグ状に湾曲する曲率を適宜に設定すること
ができる。
このように構成されている成形板60に第1の
材を配置する。具体的には、図8に示すよう
に、隣接する円柱部材62,62の間に第1の線材121
を通し、ベース61の両端部の表面から立設し
釘64,64に第1の線材121の両端部を巻き付けて
定する。第1の線材121を巻き付けた成形板60
、例えば150℃で5時間加熱して熱成形を行う
ことで屈曲部12Aの形状が付与される。このよ
うにして全体として波形形状の第2の線材122
作製される。
以上のステップS2の工程を繰り返して、複
本の第2の線材122を作製する。
次に、波形形状に成形した各第2の線材122を
、図6に示す石膏型50の表面に記入された配置
線53上に置き、石膏型50と第2の線材122とを密
させるために、図9に示すように、第2の線
122の屈曲部12Aを画鋲66にて石膏表面に押し付
けて固定する。さらに、石膏型50の表面に記
した外周線51より外側に突出する第2の線材1
22の部位を固定用針具67Aで石膏型50に密着す
ように固定する。このように第2の線材122を
膏型50の表面に密着した状態で、石膏型50を
例えば150℃で5時間加熱して、第2の線材122に
膏型50の形状、即ち、かつら装着者の頭部
形状を付けて、第3の線材123(図17参照)を作製
する。その後、石膏型50を常温まで冷却して
ら、外周線51及び内周線52と第3の線材123と
交差する部分に目印をつけ、石膏型50から画
鋲66及び固定用針具67Aを取り除き、各第3の線
材123を石膏型から取り外して、付着した石膏
粉を水で洗い流す。
この工程によって、ジグザグ状及び装着者
頭部形状に沿って湾曲形成した第3の線材123
を作製することができる。
ステップS4(人工皮膚の作製):
先ず、石膏型50にポリプロピレンシートを
せて固定し、石膏型50の上から艶消し剤を添
加した熱可塑性エラストマー溶液を塗布して
塗膜を形成し、これを60℃の温度で2時間乾燥
して、図10に示すように、頭部形状の第1の人
工皮膚131を作製する。艶消し剤を添加した熱
可塑性エラストマー溶液としては、例えば、
熱可塑性エラストマーを有機溶剤で溶解させ
たものに無機粒子を添加した溶液を用いる。
具体的には、ジメチルホルムアミドとメチル
エチルケトンとを8:2の割合で混合した有機溶
剤でウレタンエラストマーを溶解したものに
、粒径が10μm以下の粉末シリカを5~25%添加し
溶液を用いる。
ステップS5(人工皮膚とネットの一体化):
図11に示すように、ステップS4にて作製した
第1の人工皮膚131の上に、ステップS2で成形し
た頭部形状の第1のネット140を被せて、第1の
工皮膚131及び第1のネット140を固定用針具67B
で石膏型50に固定する。そして、石膏型50の
面に記入された、環状部材11の範囲を画成す
る外周線51及び内周線52を目印として、外周
51と内周線52との間の領域の第1のネット140の
部分に、熱可塑性エラストマー溶液を塗布す
る。この熱可塑性エラストマー溶液としては
、例えば、熱可塑性エラストマーを有機溶剤
で溶解させた溶液を用いる。具体的には、ジ
メチルホルムアミドとメチルエチルケトンと
を8:2の割合で混合した有機溶剤でウレタンエ
ラストマーを溶解したものが好適である。
外周線51と内周線52との間の領域の第1の ット140の部分に、円環状に熱可塑性エラス マー溶液を塗布した後、60℃の温度で30分間 燥する。その後、外周線51と内周線52との間 の領域の第1のネット140の部分に、さらに艶 し剤を添加した熱可塑性エラストマー溶液 塗布する。この艶消し剤を添加した熱可塑 エラストマー溶液はステップS4における溶液 と同一である。その後、60℃の温度で2時間乾 燥させることで、第1の人工皮膚131と、第1の ット140とが、外周線51と内周線52との間の領 域において一体化する。ここで、一体化して 作製されたものを第1中間物と称する。
ステップS6(かつら露見防止用ネットの取付け
):
図12に示すように、石膏型50の表面に記入さ
れているかつら露見防止用ネット18の取付位
の目印となる線54に沿って第1中間物に、即
、ステップS5にて第1の人工皮膚131と一体化
た第1のネット140の上に、かつら露見防止用
ネット18を配置し、超音波発生装置を用いて
つら露見防止用ネット18を第1のネット140に
音波溶着させて仮止めする。なお、図12で
第1中間物の表示を省略している。かつら露
防止用ネット18は、ポリエステル製で14メッ
シュの帯状のものを用い、図13に示すように
環状部材11の範囲を画する外周線51から2mm程
度突出するように、かつら露見防止用ネット
18を第1のネット140に重ねて仮止めする。そし
て、ステップS4において用いたものと同じ艶
し剤を添加した熱可塑性エラストマー溶液
第1のネット140に仮止めしたかつら露見防止
用ネット18に外周線51からかつら露見防止用
ット18の取付位置を示す線54の範囲において
布し、60℃の温度で1時間乾燥することで、
つら露見防止用ネット18が第1のネット140に
定される。ここで、かつら露見防止用ネッ
18が第1のネット140に固定したものを第2中間
物と称する。
ステップS7(人工皮膚の切除及び線状部材の取
付位置の記入):
ステップS6にてかつら露見防止用ネット18の
取付けが終了した後、石膏型50を常温まで冷
し、石膏型50の表面に記入された環状部材11
の範囲を画成する外周線51及び内周線52に沿
て第1のネット140の上に、図14に示すように
スキングテープ71,72を貼付する。なお、図14
は、第1の人工皮膚131と第1のネット140の表
を省略している。第1の人工皮膚131と第1のネ
ット140とかつら露見防止用ネット18とが一体
した第2中間物を石膏型50から取り外し、こ
を裏返して、第1のネット140と一体化してい
ない第1の人工皮膚131の部分を切除する。具
的には、第1の人工皮膚131の内、図15におい
、内周線52で囲まれた内側の一点鎖線で表さ
れた部分を切除する。
次に、第1の人工皮膚131と第1のネット140 かつら露見防止用ネット18とが一体化したも のを表に戻して石膏型50の上に張り、固定用 具で石膏型に固定する。そして、石膏型50 表面に記入されている線状部材12の配置線53 目印として、図16に示すように、マスキン テープ71,72に線状部材12の固定位置71A,72Aを記 入する。なお、図16では、第1の人工皮膚131と 第1のネット140の表示を省略している。ここ 、この工程で第2中間物に加工処理を施した のものを第3中間物と称する。
ステップS8(線状部材の先端部の加工):
先ず、図17に示すように、ステップS3で作製
した第3の線材123をステップS7でマスキングテ
ープ71,72に記入した印71A,72Aと、石膏型50の表
に記入されている線状部材12の配置線53に合
わせて、第1のネット140の上に配置する。図17
では、第1の人工皮膚131と第1のネット140、即
第3中間物の表示を省略している。次に、図
18に示すように、第3の線材123の内周線52に対
る交点の位置52Aと、かつら露見防止用ネッ
18と第1のネット140との境界線55に対する第3
線材123の交点の位置55Aと、第3の線材123の外
周線51に対する交点の位置51Aに、目印を付け
。そして、第3の線材123を他の場所に移して
、第3線材123の外周線51に対する交点部分を超
音波発生装置で潰して平面形状の平板部12Bを
形成して、第4の線材124を作製する。その後
再び、図19に示すように、第4の線材124を石
型50の上に配置線53に合うように載置して、
20に示すように外周線51より1mm程度内側に入
った位置を境界にして、第4の線材124を切断
る。第4の線材124の他方の端部にも同様の加
処理を施す。このようにして、線状部材12
作製される。さらに、図21に示すように線状
部材12の平板部12Bの端部の角を削り、湾曲面
して形成すると良い。
ステップS9(線状部材とネットとの仮止め):
ステップS8にて加工の終了した線状部材12を
、ステップS7でマスキングテープ71,72に記入
た印71A,72Aや、石膏型50の表面に記入されて
る線状部材12の配置線53に合わせて第1のネッ
ト140の上に配置し、図22に示すように線状部
12の位置がずれないように線状部材12をマス
キングテープ75で第1のネット140に止める。そ
の後、これらを石膏型50から外し、環状部材1
1の範囲を画成する外周縁51と内周縁52とにそ
ぞれ対応した第1のネット140の部位に近接し
た各線状部材12を部分的に糸で結着して、線
部材12を第1のネット140に仮止めする。模式
には、図23に示すように、外周線51に近接し
た線状部材12の部位αと、内周線52に近接した
線状部材12の部位βとを、第1のネット140に固
する。具体的には、図24に示すように、外
縁51から3mm程度内側に入った線状部材12の先
部の周りに、糸80を2~3回程巻回させるよう
第1のネット140に糸80を抜き差しして、線状
材12を部分的に第1のネット140に固定する。
状部材12の部位βも、同様に糸で固定する。
お、図23及び図24では、第1のネット140の表
を省略している。この工程で第3中間物に線
部材12を仮止めしたものを第4中間物と称す
。
ステップS10(線状部材と環状部材との一体化):
ステップS9で作製した第4中間物を石膏型50
張って固定用針具で固定する。さらに、第1
ネット140の上に、ステップS2で成形した他
第2のネット150を被せて、固定用針具で石膏
50に固定する。2枚の第1及び第2のネット140,1
50が重ね合わさった状態で、石膏型50の表面
記入した外周線51より外側において、2枚の
ットを超音波装置を用いて部分的に一体化
せて、第1の人工皮膚131と一体化した第1のネ
ット140に第2のネット150を仮止めする。次に
図25に示すように、外周線51と内周線52に沿
て、3mm幅のマスキングテープ73,74を貼付する
。なお、外周線51に沿って貼付するマスキン
テープ73は、その半分程度が外周線51の内側
に重なるように配置する。内周線52に沿って
付するマスキングテープ74は、その半分程
が内周線52の外側に重なるように配置する。
そして、第1の人工皮膚131と第1のネット140と
2のネット150とが積層したものを石膏型50か
外し、図25において、符号73A,74Aで示すマス
ングテープ73,74の境界線に沿って、ミシン
けを行う。なお、縫製糸としては、例えば
イロン(登録商標)糸を用いることができる。
図25では、第1のネット140及び第2のネット150
表示を省略している。
このようなミシン縫製によって、第2のネ ット150と、線状部材12と、第1の人工皮膚131と 一体化した第1のネット140とが、一体化する このように一体化した積層物を図26に示すよ うに裏返しして、第1のネット140に固定され いない第1の人工皮膚131の余剰部分131Aを切除 する。具体的には、外周線51に沿って縫製さ たミシン目から外側に位置する第1の人工皮 膚131の余剰部分131Aを切除する。ここで、こ 工程で、第4中間物に第2のネット150が一体化 し、さらに、第1の人工皮膚131の余剰部分131A 切除されたものを第5中間物と称する。なお 、このように第1の人工皮膚131から余剰部分13 1Aが切除されて、図3に示すかつらベース10に ける人工皮膚13が形成される。
ステップS11(レーステープ及びサテンテープ
取付け):
ステップS10で作製した第5中間物を裏返しし
て、肌触りを良好にするため、また、積層体
を補強するための部材として、人工皮膚13の
面にレーステープ16及びサテンテープ17を取
り付ける。具体的には、図27に示すように、
工皮膚13の外周縁に沿ってレーステープ16を
人工皮膚13上に配置してその両側をミシンで
製して、第5中間物に取り付ける。このレー
ステープ16としては、例えばポリエステル製
幅8mm、厚さ0.45mmのものを用いる。
さらに、人工皮膚13の内周縁に沿ってサ ンテープ17を人工皮膚13上に配置してその両 をミシンで縫製して、第5中間物に取り付け る。サテンテープ17は、例えば、ポリエステ 製で幅3mm、厚さ0.30mmのものを用いる。また 縫製糸としては、例えば合成樹脂製の糸を いるとよい。これらのレーステープ16及び テンテープ17は、端部にほつれが起こりやす いので、例えば、取付前に端部を予め半田ご てで焼いてほつれ止め処理を施しておくこと が望ましい。この工程で、第5中間物にレー テープ16及びサテンテープ17を取り付けたも を第6中間物と称する。
ステップS12(不要部分の切除):
次に、ステップS11までに作製した第6中間物
の余剰部分を切除する。具体的には、図28に
すように、人工皮膚13と重なっていない、
1のネット140及び第2のネット150の部分、即ち
、A,B,Cの部位を切除する。第1のネット140及び
第2のネット150から余剰部分が切除されて、
3に示すかつらベース10における下側ネット14
と上側ネット15とが形成される。このように
本ステップで不要な部分を削除すると、図1
~図3に示すかつらベース10が完成する。
以上のように構成されたかつらベース10 擬毛20を植設する。さらに、かつらベース10 環状部材11の底面の所望の位置に、公知の つら用ストッパーを取り付けることで、本 明によるかつら1が完成する。
次に、このようにして製造される本発明の
つら1の使用方法について説明する。
かつら1を装着する場合には、かつらベース
10の裏面に設けたかつら用ストッパーに装着
の自毛を挟持して、かつら1を装着者の頭部
の所望の位置にセットする。続いて、自毛の
引き出し作業を行なう。この場合、かつら1
頭の上から一方の手で押さえつつ、ブラシ
櫛を用いて、好ましくは線状部材12の長さ方
向に向けてブラッシングする。これにより、
線状部材12に抑え込まれている自毛を環状部
11の開口11A内の線状部材12の間から上方へ引
き出すことができる。その場合、各線状部材
12,12が概ねブラッシング方向に沿って互いに
行に延びているから、ブラッシング中にブ
シや櫛が線状部材12に引っかかることはな
、また自毛が線状部材12に絡まることもなく
、ほぼ100%近くの自毛を簡単に線状部材12,12の
間から引き出すことができる。
そして、自毛をかつら1の外面に引き出し たところで整髪用ブラシ等により軽くブラッ シングして、自毛と擬毛20とを混ぜ合わせな ら所望の髪型に整髪することにより、かつ 1の装着が完了する。
このように本発明によるかつら1は、各線 状部材12,12の端部が環状部材11に固定されて るため、ブラッシングなどにより線状部材12 が引っ張られたとしても、線状部材12が浮き がったり、線状部材12の向きがぶれて変わ ようなことはない。これに対して、図29に示 す従来のかつら200では、リブ211が容易に動く ことができたため、ブラッシングや不用意な 取扱いなどでリブ211が外部に現れて露見する 虞があったが、本発明によるかつら1は、線 部材12の動きが規制されているため、線状部 材12の浮き上がりやぶれによる向きの変化な は生じない。
さらに、図29に示す従来のかつら200は、 ブ211が前後方向に直線状に延びているため 分かれが生じて、リブの存在が露見する虞 あったが、本発明によるかつら1は、線状部 12がジグザグ状に屈曲して前後方向に延出 ているので、毛髪の毛分かれが生じにくい よって、本発明によるかつら1は、従来のか ら200に比べて、かつらの露見を低減するこ ができる。また、線状部材12は、装着者の 毛内でジグザグ状に配設されることで、装 者の自毛及びかつらベース10の擬毛20でくま く覆われることから、外部から容易に視認 れない。
本発明によるかつら1は、線状部材12がジ ザグ状に屈曲しているため、一直線状に延 た従来のかつら200のリブ211に比べて、取り ける擬毛20の量を多くすることができる。 って、かつら1の毛量を増やすことができる また、環状部材11に配設された隣接する線 部材12,12同士の間に不均一で大きな空隙11Bが 形成されているため、容易に自毛を引き出す ことができて、取り扱いが簡単である。
本発明によるかつら1に、レーステープ16 びサテンテープ17を取り付けることにより ミシン縫製による一体化の際に使用した縫 糸のほつれや切れを防止するための補強を うことができる。また縫製糸によって美観 損ねた部分を隠すことができ、肌触りを良 することができる。
以上説明したが、本発明はその趣旨を逸 しない範囲で様々な形態で実施することが きる。例えば、図1に示すかつら1では、4本 線状部材12が並設しているが、線状部材12の 数は図示例に限定されるものではないことは 勿論である。線状部材12の屈曲部12Aの数や湾 の度合いも図示例に限られるものではない また、レーステープ16、サテンテープ17、か つら露見防止用ネット18は、必要に応じて備 られていればよく必ずしも必須の要素では い。なお、線状部材12の配置方向は、隣接 る線状部材12,12同士が互いに交差しなければ よく、図示の前後方向に限るものではない。
Next Patent: THERMOPLASTIC ELASTOMER COMPOSITION
