佐藤 廣司 (〒22 神奈川県横浜市戸塚区舞岡町184番地1 株式会社ニフコ内 Kanagawa, 2448522, JP)
株式会社ニフコ (〒22 神奈川県横浜市戸塚区舞岡町184番地1 Kanagawa, 2448522, JP)
SATO, Hiroji (184-1 Maioka-cho, Totsuka-ku, Yokohama-sh, Kanagawa 22, 2448522, JP)
| 熱溶着可能な合成樹脂製のメッシュ、織物、編物及び不織布の一種以上を二枚以上重ね合わせると共に、重ね合わされた各枚を、溶着部の側方にこの溶着部に沿って加圧溶着時に生じる溶融樹脂の所定の隆起縁部が形成されるようにして、溶着させ合わせてなる合成樹脂製のメッシュ、織物、編物及び不織布の溶着構造。 |
| 燃料の吸い込み口に内部空間を連通させるように備えられる袋状のフィルタ体であって、 熱溶着可能で且つろ材となる合成樹脂製のメッシュ、織物、編物及び不織布の一種以上を二枚以上重ね合わせると共に、重ね合わされた各枚を、溶着部の側方にこの溶着部に沿って加圧溶着時に生じる溶融樹脂の所定の隆起縁部が形成されるようにして、溶着させ合わせて袋状とさせてなることを特徴とする燃料用フィルタ体。 |
| 溶着部の内側方に所定の隆起縁部を形成させるようにし、この溶着部の幅内において施されるカッティングにより最終成形されてなることを特徴とする請求項2に記載の燃料用フィルタ体。 |
| 請求項1の溶着構造又は請求項2若しくは請求項3の燃料用フィルタ体における溶着を超音波溶着又は高周波溶着によりなす方法であって、 重ね合わされた各枚を間に挟み込んで突き合わされる一対の溶着用治工具の少なくとも一方の突き合わせ部に段部を形成させ、加圧溶着時に生じる溶融樹脂をこの段部から逃して所定の隆起縁部を形成させるようにしている溶着方法。 |
この発明は、熱溶着可能な合成樹脂製の ッシュ、織物、編物及び不織布の一種以上 二枚以上重ね合わせて溶着させ合わせて各 の製品とする際に有効となる溶着構造ない は方法と、この構造ないしは方法を適用し 構成される燃料用フィルタ体に関する。
熱溶着可能な合成樹脂製のメッシュ、織 、編物及び不織布の一種以上を二枚以上1、 1…重ね合わせて一対の溶着用治工具5、5間で 挟み込み加圧溶着する場合、(図5)この溶着の 際に生じる溶融樹脂が形成される溶着部の側 方にいわゆるバリ3’として不規則にはみ出 製品表面に残ることとなる。(図6)このため かるバリ3’を除去することが余儀なくされ いた。また、このバリ3’の除去に際しては 、除去されたバリ3’の痕が製品表面に残る とがあり、また、バリ3’のあった箇所にピ ホールを生じさせてしまうことがあり、格 の配慮を要するところであった。
この発明が解決しようとする主たる問題 は、この種の合成樹脂製の織物などを、バ の問題を生じさせることなく、適切に加圧 着できるようにする点にある。
前記課題を達成するために、この発明に っては、合成樹脂製のメッシュ、織物、編 及び不織布の溶着構造を、熱溶着可能な合 樹脂製のメッシュ、織物、編物及び不織布 一種以上を二枚以上重ね合わせると共に、 ね合わされた各枚を、溶着部の側方にこの 着部に沿って加圧溶着時に生じる溶融樹脂 所定の隆起縁部が形成されるようにして、 着させ合わせてなるものとした。
かかる加圧溶着の際に溶着部からは溶融 脂がはみ出すこととなるが、かかる溶着構 においてはこの溶融樹脂によって溶着部の 方に所定の隆起縁部を形成させるようにし いることから、この所定の隆起縁部の形成 所においてはかかる溶着により生成される 品の表面に溶融樹脂が不規則にいわゆるバ として表れることがなく、生成される製品 意匠性は損なわれず、また、通常の加圧溶 と異なり隆起縁部の形成された箇所側では 記溶融樹脂に起因したバリの除去を必要と ない。さらに、生成される製品の溶着部の 成箇所に所定の「こわさ」ないし剛性を付 させることができる。
また、この発明にあっては、燃料用フィル
体を、燃料の吸い込み口に内部空間を連通
せるように備えられる袋状のフィルタ体で
って、
熱溶着可能で且つろ材となる合成樹脂製の
ッシュ、織物、編物及び不織布の一種以上
二枚以上重ね合わせると共に、重ね合わさ
た各枚を、溶着部の側方にこの溶着部に沿
て加圧溶着時に生じる溶融樹脂の所定の隆
縁部が形成されるようにして、溶着させ合
せて袋状とさせてなるものとした。
かかる加圧溶着の際に溶着部からは溶融 脂がはみ出すこととなるが、かかるフィル 体においてはこの溶融樹脂によって溶着部 側方に所定の隆起縁部を形成させるように ていることから、この所定の隆起縁部の形 箇所においてはかかる溶着により生成され フィルタ体の表面に溶融樹脂が不規則にい ゆるバリとして表れることがなく、生成さ るフィルタ体の意匠性は損なわれず、また 通常の加圧溶着と異なり隆起縁部の形成さ た箇所側では前記溶融樹脂に起因したバリ 除去を必要としない。さらに、生成される ィルタ体にかかる隆起縁部により所定の「 わさ」ないし剛性を付与してフィルタ体の を整えることができる。
また、前記課題を達成するために、この発
にあっては、前記溶着構造又は燃料用フィ
タ体における溶着を超音波溶着又は高周波
着によりなす方法を、
重ね合わされた各枚を間に挟み込んで突き
わされる一対の溶着用治工具の少なくとも
方の突き合わせ部に段部を形成させ、加圧
着時に生じる溶融樹脂をこの段部から逃し
所定の隆起縁部を形成させるものとした。
れにより、溶着部に沿った所定の隆起縁部
適切に形成させることができる。
この発明にかかる溶着構造ないしは方法 よれば、熱溶着可能な合成樹脂製の織物な を、バリの問題を生じさせることなく、適 に加圧溶着して積層させあるいはつなぎ合 せることができる。
また、この発明にかかる燃料用フィルタ は、加圧溶着によりバリの問題を生じさせ ことなく適切に生成され、また、所定の隆 縁部によりフィルタ体の形を整えることが きる。
以下、図1~図4に基づいて、この発明を実 するための最良の形態について説明する。
なお、ここで図1は実施の形態にかかる溶 着構造を適用して構成されたフィルタ体60を えたフィルタ装置6をその要部において断面 にして、図2はかかるフィルタ装置6を斜視の 態として、それぞれ示している。また、図3 はかかる溶着構造を得るための一対の溶着用 治工具5、5の構成例を、図4は図3の溶着用治 具5によって得られた溶着構造の要部を断面 して、それぞれ示している。
この実施の形態にかかる溶着構造は、熱 着可能な合成樹脂製のメッシュ、織物、編 及び不織布の一種以上を二枚以上重ね合わ て溶着させ合わせて各種の製品とする際に 効となるものである。
かかる溶着は、例えば、こうしたメッシ などから積層体を生成する場合に、この積 状態を維持するために、あるいはまた、二 のこうしたメッシュなどをこれらの縁部で なぎ合わせるためになされる。
かかる溶着構造は、前記のように重ね合 された各枚を、溶着部2の側方にこの溶着部 2に沿って加圧溶着時に生じる溶融樹脂の所 の隆起縁部3が形成されるようにして、溶着 せ合わせてなる。
かかる加圧溶着としては、熱板による溶 、超音波溶着、高周波溶着など、一対の溶 用治工具5、5(熱板、ホーンとアンビル、電 など)によって加圧と加熱とを同時になして いわば非溶着部4よりも低く位置される溶着 2を形成させるものが予定される。
かかる加圧溶着の際に溶着部2からは溶融 樹脂がはみ出すこととなるが、かかる溶着構 造においてはこの溶融樹脂によって溶着部2 側方に所定の隆起縁部3を形成させるように ていることから、この所定の隆起縁部3の形 成箇所においてはかかる溶着により生成され る製品の表面に溶融樹脂が不規則にいわゆる バリ3’として表れることがなく、生成され 製品の意匠性は損なわれず、また、通常の 圧溶着と異なり隆起縁部3の形成された箇所 では前記溶融樹脂に起因したバリ3’の除去 を必要としない。さらに、生成される製品の 溶着部2の形成箇所に所定の「こわさ」ない 剛性を付与させることができる。
かかる加圧溶着を超音波溶着又は高周波 着によりなすときは、重ね合わされた各枚( 各ひら)1、1…を間に挟み込んで突き合わされ る一対の溶着用治工具5、5の少なくとも一方 突き合わせ部50に段部51を形成させ、(図3)加 圧溶着時に生じる溶融樹脂をこの段部51から して所定の隆起縁部3を形成させるようにす る。(図4)
図3に示される例では、一対の溶着用治工 具5、5のそれぞれの対向面52のうち、一方の 着用治工具5の対向面52を段上面52aと段下面52 bの二段に構成し、両面52a、52b間に段差面52c 形成させるようにしている。そして重ね合 された各枚1、1…は他方の溶着用治工具の対 向面52と一方の溶着用治工具の段上面52aとの で加圧され、この加圧箇所からはみ出す溶 樹脂を段差面52cと段下面52bとによって形成 れた段部51に逃しこの段部51において保形硬 化させるようにしている。これにより、溶着 部2に沿った所定の隆起縁部3を適切に形成さ ることができる。
一対の溶着用治工具5、5の一方の溶着用 工具の対向面52を、段上面52aと、この段上面 52aの左右にそれぞれ段下面52bを備えた凸状に 構成させれば、形成される溶着部2の左右両 にそれぞれこの溶着部2に沿った所定の隆起 部3を形成させることができる。また、一対 の溶着用治工具5、5の双方の対向面52にそれ れ段部51を形成させれば、生成される製品の 表裏においてぞれぞれ形成される溶着部2に った所定の隆起縁部3を形成させることがで る。
図1および図2は、前記の溶着構造ないし 法により、自動車や二輪自動車などの燃料 ンク内Tにある燃料の吸い込み口Pに内部空間 60aを連通させるように備えられる袋状のフィ ルタ体60を生成させた例を示している。
かかるフィルタ体60は、熱溶着可能で且 ろ材となる合成樹脂製のメッシュ、織物、 物及び不織布の一種以上を二枚以上重ね合 せると共に、重ね合わされた各枚1、1…を、 溶着部2の側方にこの溶着部2に沿って加圧溶 時に生じる溶融樹脂の所定の隆起縁部3が形 成されるようにして、溶着させ合わせて袋状 とさせてなる。
かかる加圧溶着の際に溶着部2からは溶融 樹脂がはみ出すこととなるが、かかるフィル タ体60においてはこの溶融樹脂によって溶着 2の側方に所定の隆起縁部3を形成させるよ にしていることから、この所定の隆起縁部3 形成箇所においてはかかる溶着により生成 れるフィルタ体60の表面に溶融樹脂が不規 にいわゆるバリ3’として表れることがなく 生成されるフィルタ体60の意匠性は損なわ ず、また、通常の加圧溶着と異なり隆起縁 3の形成された箇所側では前記溶融樹脂に起 したバリ3’の除去を必要としない。さらに 、生成されるフィルタ体60にかかる隆起縁部3 により所定の「こわさ」ないし剛性を付与し てフィルタ体60の形を整えることができる。
この場合、フィルタ体60を、その袋内側60 bに位置される溶着部2の内側方2aに所定の隆 縁部3を形成させるようにし、(図1/例えば、 4における左側を袋内側60bとするように形成 させる。)この溶着部2の幅内において施され カッティングにより最終成形されてなるも とすることが好ましい。かかる溶着部2の外 側方には隆起縁部3が形成されないためこの において加圧溶着の際にはみ出した溶融樹 による不規則なバリ3’が生じ得るが、前記 ッテイングによりこのバリ3’の生じた部分 を取り除いてフィルタ体60とすることができ からである。
かかるフィルタ体60は、自動車や二輪自 車などの燃料タンク内Tにある燃料吸い込み Pに取り付けられて、かかる燃料吸い込み口 Pを通じて内燃機関側に移送される燃料に水 異物を入り込ませないようにする。
典型的には、かかるフィルタ体60は、燃 タンク内Tに燃料吸い込み口Pを位置させた吸 い込みパイプのこの燃料吸い込み口Pに取り けられて用いられる。
また、かかる燃料吸い込み口Pを通じた内 燃機関側への燃料の移送は、燃料タンク内T 配されるフューエルポンプあるいは燃料タ ク外に配されるフューエルポンプによって される。
図示の例では、かかるフィルタ体60は、 隔形成部材61及びコネクタ62と組み合わされ フィルタ装置6を構成させている。
フィルタ体60は、ろ材60cとして機能する 成樹脂製のメッシュ(押し出し成形により製 されるいわゆる押出メッシュなど)、織物、 編物、不織布のシート状のものから構成され る。典型的には、これらのシート状のろ材60c の一種以上を二枚以上重ね合わせた状態で、 これらを二つ折りにすると共に折り辺60dとの 間に囲繞空間を形成させるように帯一端と帯 他端とをそれぞれこの折り辺60dに連接させる 帯状の溶着を施すことにより、かかるろ材60c から袋状のフィルタ体60を形成する。あるい また、それぞれシート状のろ材60cの一種以 を二枚以上重ね合わせて構成される第一の 材60c組と第二のろ材60c組とを、フィルタ体6 0の内側に位置させるべき側を向き合わせて ね合わせた後、これらに周回帯状の溶着を すことにより施された溶着部2の内側を内部 間60aとする袋状のフィルタ体60を形成する 溶着されたろ材60cは溶着部2の幅内でカッテ ングされて形を整えられる。間隔形成部材6 1はかかる溶着を施すに先立って溶着が施さ る箇所と折り辺60dの間あるいは周回帯状の 着が施される箇所の内側に配され、溶着に りフィルタ体60内に納められる。典型的には 、フィルタ体60の外側に油水分離機能を備え メッシュ又は織物のろ材60cが配され、その 側に不織布よりなる塵埃除去用のろ材60cが 枚以上配される。
間隔形成部材61は、合成樹脂よりなり、 記フィルタ体60内にあってフィルタ体60を膨 んだ状態に保つものである。
図示の例ではかかる間隔形成部材61は、 板状をなす基部61aと、この基部61aに一端を 体に接続させて側方に延びる延長部61eとを えている。基部61aの中心には円形の貫通孔61 bが形成されていると共に、基部61aの上面に この貫通孔61bと等しい内径を備えてこの貫 孔61bに筒内空間を連通させた短寸筒部61cが 成されている。基部61aの下面には間隔形成 突起61dが形成されており、これによりフィ タ体60内に濾過されて吸い込まれた燃料は隣 り合う間隔形成用突起61dの間から貫通孔61bを 通じて燃料吸い込み口Pに送り込まれる。延 部61eは基部61aに連接された一端から離れる 連れて次第に幅狭となるように形成された 長い板体に略方形の複数の貫通孔61f、61f… 設けると共に、その他端とその中間部の左 とこの中間部と基部61aとの間の左右とにそ ぞれこの延長部61eの下面から突き出す間隔 成用突起61gを備えさせてなる。基部61aの間 形成用突起61dとこの延長部61eの間隔形成用 起61gとは略同じ突き出し寸法を持つように 成されている。
コネクタ62は、合成樹脂よりなり、前記 ィルタ体60の内部空間60aを燃料吸い込み口P 連通接続させるものである。
図示の例では、かかるコネクタ62は、筒両
を共に開放させた筒状主部62aと、この筒状
部62aの上端に形成された接続用耳部62bと、
の筒状主部62aの下端に形成された外鍔部62d
を備えている。接続用耳部62bは筒状主部62a
外側方に突き出すように設けられており、
定用の孔62cを備えている。コネクタ62と吸い
込み口Pとは筒状主部62aの上端からこの筒状
部62a内に吸い込み口Pを入れ込ませることで
続されるようになっている。外鍔部62dは外
を円形とするように構成され、また、外鍔
62dの下面には間隔形成部材61の短寸筒部61c
外径と内径を略等しくした周回した立ち上
り部状をなす短寸筒部62eが形成されている
この短寸筒部62eの内側に、フィルタ体60の上
面に形成させた貫通孔60eを通じて、間隔形成
部材61の短寸筒部61cを入り込ませるようにし
、間隔形成部材61とコネクタ62とは組み合わ
されるようになっている。かかるフィルタ体
60の貫通孔60eは、このフィルタ体60を構成す
前記シート状のろ材60cを前記のように袋状
する前に、このフィルタ体60の上面となる箇
所の一部に形成される。図示は省略するが、
かかる貫通孔60eも、シート状のろ材60cの一種
以上を二枚以上重ね合わして構成されたろ材
60c組に対し、環状をなす溶着部2をこの溶着
2の外側方に所定の隆起縁部3を形成させるよ
うにして形成した後、この溶着部2の幅内に
いて環状のカッティングを施して、フィル
体60の上面となる箇所の一部に形成させるこ
とが好ましい。
なお、2007年8月31日に出願された日本国特許
出願第2007-226217号の明細書、特許請求の範囲
図面及び要約書の全内容をここに引用し、
発明の明細書の開示として、取り入れるも
である。
Next Patent: PATH PLANNING DEVICE AND PATH PLANNING METHOD
