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Patent Searching and Data


Title:
WHITE CERAMIC
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/096478
Kind Code:
A1
Abstract:
A white ceramic is provided which gives a high-grade feeling, a feeling of aesthetic satisfaction, spiritual comfortableness, etc. to owners who desire a white color that is decoratively highly valuable, has a beautiful tone, and is full of clean feeling. The ceramic further has excellent mechanical properties. Also provided is a decorative part comprising the ceramic. The white ceramic comprises a zirconia ceramic containing a stabilizer and a colorant. The colorant comprises aluminum oxide (Al2O3) as the main component. The surface of this ceramic has a psychometric lightness L*, in the CIE 1976 L*a*b* color space, of 83-87, and has chromaticness indices a* and b* of -1.5 to 1.5 and -2.0 to 3.0, respectively. Even when this white ceramic is processed into a decorative part having a small thickness, this decorative part is not see-through and retains the intact decorative value. This decorative part can visually give the owner a high-grade feeling, a clean feeling, a feeling of aesthetic satisfaction, and spiritual comfortableness.

Inventors:
MIKAKI, Shunji (Kagoshima Sendai Plant 1810, Taki-cho, Satsumasendai-sh, Kagoshima 92, 8950292, JP)
Application Number:
JP2009/051485
Publication Date:
August 06, 2009
Filing Date:
January 29, 2009
Export Citation:
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Assignee:
KYOCERA CORPORATION (6 Takeda Tobadono-cho, Fushimi-ku Kyoto-sh, Kyoto 01, 6128501, JP)
京セラ株式会社 (〒01 京都府京都市伏見区竹田鳥羽殿町6番地 Kyoto, 6128501, JP)
International Classes:
C04B35/48; A44C5/00
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Claims:
安定化剤および着色剤を含むジルコニアセラミックスからなり、前記着色剤の主成分が酸化アルミニウム(Al 2 O 3 )であって、表面のCIE1976L*a*b*色空間における明度指数L*が83以上87以下であり、クロマティクネス指数a*およびb*がそれぞれ-1.5以上1.5以下および-2.0以上3.0以下であることを特徴とする白色セラミックス。
1.0mmの厚みにおける可視光線の光透過率が20%以下であることを特徴とする請求項1に記載の白色セラミックス。
1.0mmの厚みにおける波長が580nm以上740nm以下の可視光線の光透過率が15%以下であることを特徴とする請求項1に記載の白色セラミックス。
前記安定化剤の含有量が前記ジルコニアセラミックスに対して1mol%以上3mol%未満であることを特徴とする請求項1に記載の白色セラミックス。
前記安定化剤がイットリウム(Y)を含む化合物であることを特徴とする請求項1に記載の白色セラミックス。
前記着色剤の含有量が0.3質量%以上5.0質量%以下であることを特徴とする請求項1に記載の白色セラミックス。
前記着色剤の副成分として鉄(Fe)を含むことを特徴とする請求項1に記載の白色セラミックス。
見掛け密度が5.9g/cm 3 以上6.1g/cm 3 以下であることを特徴とする請求項1に記載の白色セラミックス。
表面における開気孔の最大径が10μm以下であることを特徴とする請求項1に記載の白色セラミックス。
表面における開気孔の占有面積率が1%以下であることを特徴とする請求項1に記載の白色セラミックス。
請求項1に記載の白色セラミックスからなることを特徴とする時計用装飾部品。
請求項1に記載の白色セラミックスからなることを特徴とする携帯端末機用装飾部品。
請求項1に記載の白色セラミックスからなることを特徴とする生活用品用装飾部品。
請求項1に記載の白色セラミックスからなることを特徴とする車両用品用装飾部品。
請求項1に記載の白色セラミックスからなることを特徴とするスポーツ用品用装飾部品。
請求項1に記載の白色セラミックスからなることを特徴とする楽器用装飾部品。
請求項1に記載の白色セラミックスからなることを特徴とする装身具用装飾部品。
Description:
白色セラミックス

 本発明は、清潔感溢れる白色を呈するセ ミックスおよびこの白色を呈するセラミッ スからなる装飾部品に関するものである。

 従来から白色は、清潔感溢れる色として 々な生活用品に用いられ、各種製品分野に いても根強い人気がある。この傾向は製品 色彩が製品選びの重要ファクターとなる各 装飾品の分野においても例外ではなく、時 用のケースやバンド駒にも白色を呈した製 が人気を博している。

 また、近年利用人口が爆発的に増加した 帯電話機に関する調査においても、機種選 の基準は「デザインや形状」に次いで「色 との結果が報告されており、好みの色とし 白色は常に上位に入っている。さらに最近 は、高級ブランドメーカーも携帯電話機の 場に参入してきており、ブランド名を冠し 携帯電話機の各種操作キー等に高級感を感 させる白色を呈するセラミックスが求めら ている。

 このような市場要求に対し、白色を呈す セラミックスとしては、アルミナ,マグネシ アやジルコニア等があり、この中でもジルコ ニアは、破壊靭性が高く落下時の衝撃等に対 して高い耐久性を有しているために、特に装 飾部品として多用されている。

 本出願人らも白色を呈するセラミックスと て、特許文献1に示すように、Y 2 O 3 ,MgO,CaO,CeO 2 のうち1種以上の安定化剤によって部分安定 されたジルコニアを主成分としてアルミナ 含有してなり、L*a*b*表色系での明度(L*)が88 上である白色ジルコニアセラミックスより る時計用文字盤を提案していた。

特開2000-75053号公報

 しかしながら、特許文献1に記載の白色ジ ルコニアセラミックスは、光透過性を有して おり透明性が高く、太陽電池等の光エネルギ ーを電気エネルギーに変換する電源を内蔵し た太陽電池駆動タイプの時計に用いる文字盤 としては最適なものの、このような光透過性 を有していて透明性の高い白色ジルコニアセ ラミックスを携帯電話機の各種操作キーや筐 体を構成するケースとして用いた場合には、 白色ジルコニアセラミックスからなる各種操 作キーや筐体を構成するケースを通して携帯 電話機の内部が透けて見えて色調が暗くなり 、高級感を損なう印象を与えるおそれがあっ た。

 本発明は、セラミックスの肉厚を薄くし も光を透過しにくく、清潔感溢れる白色を することによって、装飾的価値を求める所 者に高級感,美的満足感および精神的安らぎ 等を与えるとともに、優れた機械的特性を有 する白色セラミックスおよびこの白色セラミ ックスからなる装飾部品を提供することを目 的とする。

 本発明の白色セラミックスは、安定化剤お び着色剤を含むジルコニアセラミックスか なり、前記着色剤の主成分が酸化アルミニ ム(Al 2 O 3 )であって、表面のCIE1976L*a*b*色空間における 度指数L*、クロマティクネス指数a*およびb* それぞれ83以上87以下,-1.5以上1.5以下および- 2.0以上3.0以下であることを特徴とするもので ある。

 本発明の白色セラミックスによれば、安定 剤および着色剤を含むジルコニアセラミッ スからなり、前記着色剤の主成分が酸化ア ミニウム(Al 2 O 3 )であって、表面のCIE1976L*a*b*色空間における 度指数L*が83以上87以下であり、クロマティ ネス指数a*およびb*がそれぞれ-1.5以上1.5以 および-2.0以上3.0以下であることにより、装 部品として加工して肉厚を薄くしたとして 、この装飾部品を通して内部が透けて装飾 価値を損なうことなく清潔感溢れる白色を することによって、所有者に視覚を通じて 級感,美的満足感および精神的安らぎを与え ることができる。

 以下、本発明の白色セラミックスの実施 形態の例について説明する。

 本発明の白色セラミックスは、安定化剤お び着色剤を含むジルコニアセラミックスか なり、着色剤の主成分が酸化アルミニウム( Al 2 O 3 )であって、表面のCIE1976L*a*b*色空間における 度指数L*が83以上87以下であり、クロマティ ネス指数a*およびb*がそれぞれ-1.5以上1.5以 および-2.0以上3.0以下であることが重要であ 。

 本発明者らは、種々の検討を重ねた結果、 定化剤を含む酸化ジルコニウムに着色剤の 成分として酸化アルミニウム(Al 2 O 3 )を添加することによって、装飾的価値を求 る所有者に高級感,美的満足感および精神的 らぎ等を与えられる白色セラミックスが得 れることを突き止めた。

 すなわち、本発明の白色セラミックスは、 々透明性の高い白色を呈するジルコニアセ ミックスに、安定化剤および比較的透明性 低い白色を呈する酸化アルミニウム(Al 2 O 3 )を主成分とする着色剤を含ませて、表面のCI E1976L*a*b*色空間における明度指数L*が83以上87 下、クロマティクネス指数a*およびb*がそれ ぞれ-1.5以上1.5以下および-2.0以上3.0以下とす ことによって、装飾部品として加工して肉 を薄くしたとしても、この肉厚を薄く加工 た装飾部品を通して内部が透けて装飾的価 を損なうことなく所有者に視覚を通じて高 感,美的満足感および精神的安らぎを与えら れる、清潔感溢れる白色を呈する白色セラミ ックスとすることができるのである。

 ここで、明度指数L*とは色調の明暗を示 指数であり、明度指数L*の値が大きいと色調 は明るく、明度指数L*の値が小さいと色調は くなる。本発明の白色セラミックスでは、 度指数L*の値が83以上87以下であり、この範 であれば、程良い明るさを有したこれまで セラミックスにない白色が得られるため、 級感が増して美的満足感もより高くなる。 方、明度指数L*の値が83未満では、透明性が 増し、装飾部品として用いたときに透けて内 部が見えるために明るさが低下し色調が暗く なるため、美的満足感を得られにくい。また 、明度指数L*が87を超えると、過度に光を反 して明る過ぎる色調となり、高級感が損な れるために、好ましくない。

 また、クロマティクネス指数a*は色調の から緑の度合いを示す指数であり、クロマ ィクネス指数a*の値がプラス方向に大きいと 色調は赤色になり、その絶対値が小さいと色 調は鮮やかさが抑えられ、クロマティクネス 指数a*の値がマイナス方向に大きいと色調は 色になる。本発明の白色セラミックスでは クロマティクネス指数a*の値が-1.5以上1.5以 であり、この範囲であれば、鮮やかさを抑 た色調の白色を得ることができる。一方、 ロマティクネス指数a*の値が-1.5より小さい 色調が緑色を帯び、クロマティクネス指数a *の値が1.5より大きいと色調が赤色を帯びて ンク色に近い色となり、いずれも白色とは い難くなるとともに高級感が損なわれるた 、好ましくない。

 さらに、クロマティクネス指数b*は色調 黄から青の度合いを示す指数であり、クロ ティクネス指数b*の値がプラス方向に大きい と色調は黄色になり、その絶対値が小さいと 色調は鮮やかさが抑えられ、クロマティクネ ス指数b*の値がマイナス方向に大きいと色調 青色になる。本発明の白色セラミックスで 、クロマティクネス指数b*の値が-2.0以上3.0 下であり、この範囲であれば、指数a*と同 に鮮やかさを抑えた色調の白色を得ること できる。一方、クロマティクネス指数b*の値 が-2.0より小さいと色調が黄色を帯びて薄黄 となり、クロマティクネス指数b*の値が3.0よ り大きいと色調が青色を帯びて水色に近い色 となり、いずれも白色とは言い難くなるとと もに高級感が損なわれるため、好ましくない 。

 なお、表面のCIE1976L*a*b*色空間における明 度指数L*の値,クロマティクネス指数a*およびb *の値は、JIS Z 8722-2000に準拠して測定するこ とで求められる。例えば、色彩色差計(旧ミ ルタ社(製)CR-221)を用い、基準光源をD65とし 照明受光方式を条件a((45-n)〔45-0〕)に、測定 を3mmに設定して測定することができる。十 な測定径を確保することができない場合に 、任意の場所を研磨加工した後に、前述の 件に設定して測定すればよい。

 また、本発明の白色セラミックスは、1.0m mの厚みにおける可視光線の光透過率が20%以 であることが好ましい。本発明の白色セラ ックスを装飾部品として用いるときに、そ ときの1.0mmの厚みにおける可視光線の光透過 率が20%以下であれば、装飾部品として用いた 白色セラミックスを通して内部が透けて見え るようなことがなく、色調が暗くなって装飾 的価値を損なうことがない。また、表面に当 たった光の80%が反射されるということであり 、これにより程良い明るさを有する清潔感溢 れる白色とすることができるので、所有者に 視覚を通じて高級感,美的満足感および精神 安らぎを与えることができる。なお、ここ 厚みを1.0mmとしたが、1.0mmで光透過率が20%以 であれば、1.0mmを超える厚みの本発明の白 セラミックスの光透過率は20%より小さくな ことは言うまでもない。

 また、本発明の白色セラミックスは、1.0m mの厚みにおける波長が580nm以上740nm以下の可 光線の光透過率が15%以下であることが好ま い。波長が580nm以上740nm以下の可視光線は、 その波長に応じて人間の視覚では黄,橙,赤と 識される色であり、白色系の携帯端末機の 種操作キーに数字や文字を照らし出すバッ ライトのLED発光ダイオードの色に多く用い れる。この携帯端末機の各種操作キー等に 発明の白色セラミックスを用いれば、上記 囲の光透過率が15%以下であることによって 内部が透けて見えるようなことがなく、バ クライトとして用いられる黄,橙,赤のLED発 ダイオードの光を透過しにくいので、数字 文字の形に加工が施された部分のみから数 や文字を鮮明に照らし出すことができる。

 このように、1.0mmの厚みにおける波長が58 0nm以上740nm以下の可視光線の光透過率を15%以 とするには、着色剤の主成分である酸化ア ミニウムを3.0質量%以上含むことにより、得 ることができる。また、光透過率については 、1.0mmの厚みに加工したものを測定試料とし 分光測色計(コニカミノルタ社(製)CM-3700d等) 用い、基準光源をD65,波長範囲を360~740nm,視 角を10°とし、測定径がφ25.4mmで照明径がφ28m mとなるマスク(LAV)を用いて、JIS Z 8722-2000に 拠して測定することができる。

 また、本発明の白色セラミックスは、安 化剤の含有量がジルコニアセラミックスに して1mol%以上3mol%未満であることが好ましい 。この範囲内であれば、理由は明らかではな いが、安定化剤を3mol%以上含有させて結晶構 の安定を図り、熱的特性の向上を重視した 来のジルコニアセラミックスと比較して、 械的特性を向上させることができる。この 械的特性として3点曲げ強度であれば、JIS R 1601-1995に準拠した測定において、1000MPa以上 することができる。また、装飾部品の落下 の衝撃等に欠けや割れの発生に影響する破 靭性の値も5MPa√m以上の値に向上させること ができる。

 さらに、安定化剤の添加量は、白色セラ ックスの色調にも少なからず影響する。安 化剤を3mol%以上添加したジルコニアセラミ クスは、明度指数L*の値が低下し、色調が暗 くなる傾向がある。また、1mol%未満の添加量 は、ジルコニアセラミックス中に単斜晶が く発生し、白色セラミックスの機械的特性 よび熱的特性が低下するおそれがある。

 また、本発明の白色セラミックスは、安定 剤がイットリウム(Y)を含む化合物であるこ が好ましい。本発明においては、安定化剤 して例えばMgO,CaOおよびCeO 2 等を用いることも可能であるが、ジルコニア セラミックスの結晶構造を常温で安定な立方 晶または正方晶に維持し、機械的特性を向上 させるためには、イットリウム(Y)を含む化合 物を安定化剤として用いることが好ましい。

 ここで、ジルコニアセラミックスの結晶構 を安定させて機械的特性を向上させること できるイットリウム(Y)化合物としては、酸 イットリウム(Y 2 O 3 ),硝酸イットリウム6水和物(Y(NO 3 ) 3 ・6H 2 O),塩化イットリウム6水和物(YCl 3 ・6H 2 O),酢酸イットリウム3水和物(Y(CH 3 COO) 3 ・3H 2 O)等がある。また、イットリウム(Y)とアルミ ウム(Al)との化合物であるYAlO 3 (YAP),Y 3 Al 5 O 12 (YAG),Y 4 Al 5 O 9 (YAM)等も用いることができる。

 また、本発明の白色セラミックスは、着 剤の含有量が0.3質量%以上5.0質量%以下であ ことが好ましい。この範囲であれば、装飾 品の表面に程良い明るさを与える光の反射 となり、所有者に視覚を通じて高級感,美的 足感および精神的安らぎを与えられる、清 感溢れる白色とすることができる。一方、 色剤の含有量が0.3質量%未満では、白色セラ ミックスの明度指数L*の値が低くなり、色調 暗くなるおそれがあるので、好ましくない また、着色剤の含有量が5.0質量%を超えると 、明度指数L*の値が大きくなりすぎて過度に を反射する色調となるため、これを装飾部 に用いた場合に、高級感が損なわれるおそ があるので、好ましくない。

 また、本発明の白色セラミックスは、着色 の副成分として鉄(Fe)を含むことが好ましい 。鉄(Fe)は着色剤の主成分である酸化アルミ ウム(Al 2 O 3 )と化合物を形成しやすく、理由は明らかで ないが、この化合物の形成によって透明性 低下させることができると考えられる。従 て、本発明の白色セラミックスを装飾部品 して加工して肉厚を薄くしたとしても、装 部品を通して内部が透けて見えることがな 、その色調が高級感を損なうおそれが少な 。

 また、本発明の白色セラミックスは、見掛 密度が5.9g/cm 3 以上6.1g/cm 3 以下であることが好ましい。見掛け密度の値 が高くなると、白色セラミックスの表面の開 気孔は少なくなって、開気孔の端面からの結 晶粒の脱粒が抑制される。一方、見掛け密度 の値が低くなると、機械的特性が低下する。 機械的特性を低下させずに結晶粒の脱粒を抑 制するためには、見掛け密度が5.9g/cm 3 以上6.1g/cm 3 以下であることが好適である。この範囲の見 掛け密度の値は、1350℃以上1550℃以下の範囲 焼結温度で焼成することにより得ることが きる。なお、この見掛け密度は、JIS R 1634- 1998に準拠して求めればよい。

 また、本発明の白色セラミックスは、表面 おける開気孔の最大径が10μm以下であるこ が好ましい。白色セラミックスの表面に存 する開気孔の最大径が10μm以下であれば、開 気孔の陰影が視覚で色むらとして認識される ことなく、高級感,清潔感や美的満足感など 装飾的価値を高めることができる。なお、 気孔の最大径は金属顕微鏡を用いて測定す ことができる。具体的には、まず、金属顕 鏡を用いて白色セラミックスの表面を100倍 倍率で撮影する。そして、この撮影した写 をCCDカメラで画像化し、この画像における9 10 -2 mm 2 内の開気孔を観察して、最も大きな開気孔の 外径を画像から割り出す。これを1回として の観察部位を計10回観察し、10回の観察結果 ら求めた最も大きな開気孔の外径をここで う開気孔の最大径とする。

 また、本発明の白色セラミックスは、表 における開気孔の占有面積率が1%以下であ ことが好ましい。白色セラミックスの表面 おける開気孔の占有面積率が1%以下であれば 、たとえ小さな開気孔が細かく分散していた としても、開気孔の陰影が表面全体に反映さ れないので、表面の色調が程良い明るさを有 した白色セラミックスとすることができる。 より好ましくは、表面における開気孔の占有 面積率を0.8%以下とするのがよい。

 なお、白色セラミックスの表面における開 孔の占有面積率については、開気孔の最大 と同様に、金属顕微鏡を用いて測定するこ ができる。具体的には、まず金属顕微鏡を いて白色セラミックスの表面100倍の倍率で 影する。そして、この撮影した写真をCCDカ ラで画像化し、この画像における9×10 -2 mm 2 内の開気孔を観察し、この開気孔の総面積を 算出してこれを全体の面積9×10 -2 mm 2 で除することにより、観察した部分の開気孔 の占有面積率とする。これを1回として他の 察部位を計10回観察し、各回における開気孔 の占有面積率から平均値を算出して、開気孔 の占有面積率とする。

 また、本発明の白色セラミックスは、着 剤の主成分である酸化アルミニウムの平均 晶粒径が0.5μm以上2.0μm以下であることが好 しい。酸化アルミニウムの平均結晶粒径が0 .5μm以上2.0μm以下であれば、着色剤が均一に 散されるので、白色の着色効果を高めるこ ができる。

 一方、酸化アルミニウムの平均結晶粒径 0.5μm未満では、結晶粒径が小さいため、白 セラミックスの透明性を低下させにくくな 、白色セラミックスの色調に高級感が得ら なくなるおそれがある。また、2.0μmを超え 平均結晶粒径では、白色セラミックスの透 性を低下させて高級感のある色調にすると う点に関しては好ましいものの、ジルコニ セラミックスの結晶と酸化アルミニウムの 晶との微妙な色調差が白色セラミックスの 面に反映されるおそれがあるために、好ま くない。

 また、原料となる主成分の酸化ジルコニ ムの平均粒径よりも、着色剤の主成分であ 酸化アルミニウムの平均粒径が大きいこと 好ましい。これにより、原料を混合粉砕す ときに、平均粒径の大きな酸化アルミニウ の解砕作用によって、酸化ジルコニウムの 集を抑制することができる。

 また、本発明の白色セラミックスは、ジ コニアセラミックスの結晶と酸化アルミニ ムの結晶との平均結晶粒径比率(ジルコニア セラミックスの平均結晶粒径/酸化アルミニ ムの平均結晶粒径)が0.05以上0.5以下であるこ とが好ましい。ジルコニアセラミックスの結 晶と酸化アルミニウムの結晶との平均結晶粒 径比率が0.05以上0.5以下であれば、原料を混 粉砕するときに結晶粒子の凝集が抑制され 成形体および焼結体中においてジルコニア ラミックスの結晶の偏在が起こりにくく、 つジルコニアセラミックスの結晶と酸化ア ミニウムの結晶との色調差を抑制すること できる。

 一方、ジルコニアセラミックスの結晶と 化アルミニウムの結晶との平均結晶粒径比 が0.05未満では、原料を混合粉砕するときに 粒子が凝集してジルコニアセラミックスの結 晶の偏在が起こり、着色剤である酸化アルミ ニウムを均一分散することが困難となって、 ジルコニアセラミックスの透明性を低下させ ることが困難となり、装飾部品として加工し て肉厚を薄くしたときに、装飾部品を通して 内部が透けて見えるようになって、高級感を 損なうおそれがある。また、ジルコニアセラ ミックスの結晶と酸化アルミニウムの結晶と の平均結晶粒径比率が0.5を超えると、白色セ ラミックスの透明性を低下させることはでき るものの、ジルコニアセラミックスの結晶と 酸化アルミニウムの結晶との境界部が目視で 確認される可能性が高くなり、両者の色調差 が白色セラミックスの表面に反映されるおそ れがあるため、好ましくない。

 そして、本発明の白色セラミックスは、 飾部品として好適に用いられるものであり 本発明の白色セラミックスからなる時計用 飾部品としては、時計用ケースや時計用バ ド駒がある。

 図1は、本発明の時計用装飾部品である時 計用ケースの一例を示しており、(a)は時計用 ケースを表側から見た斜視図であり、(b)は(a) の時計用ケースを裏側から見た斜視図である 。また、図2は、本発明の時計用装飾部品で る時計用ケースの他の例を示す斜視図であ 。また、図3は、本発明の時計用装飾部品で る時計用バンドの構成の一例を示す模式図 ある。なお、これらの図において同じ部位 示す場合は同じ符号を付してある。

 図1に示す時計用ケース10Aは、図示しない ムーブメント(駆動機構)を収容する凹部11と 腕に時計を装着するための時計用バンド(図 しない)を固定する足部12とを備えており、 部11は厚みの薄い底部13と厚みの厚い胴部14 からなる。また、図2に示す時計用ケース10B は、図示しないムーブメント(駆動機構)が入 穴部15と、腕に時計を装着するための時計 バンド(図示しない)を固定する、胴部14に形 された足部12とを備えている。

 図3に示す時計用バンド50を構成するバン 駒は、ピン40が挿入される貫通孔21を有する 中駒20と、中駒20を挟むようにして配置され ピン40の両端が差し込まれるピン穴31を有す 外駒30とから構成されており、中駒20の貫通 孔21にピン40が挿入され、挿入されたピン40の 両端が外駒30のピン穴31に差し込まれること より、中駒20と外駒30とが順次連結されて時 用バンド50が構成されている。

 これら、時計用ケース10A,10Bおよび時計用 バンド50を構成するバンド駒として用いられ 本発明の時計用装飾部品は、本発明の白色 ラミックスからなるものであることから、 計としての高級感,美的満足感を十分に得る ことができ、視覚を通じて精神的安らぎを得 ることができる。

 なお、本発明の白色セラミックスからな 装飾部品では、表面のビッカース硬度(Hv)が 長期信頼性に影響を与える要因の一つとなり 、ビッカース硬度(Hv)が8GPa以上であることが ましい。ビッカース硬度(Hv)をこの範囲にす ると、装飾部品の表面に傷が入りにくくなる ので、ガラスまたは金属からなる塵埃のよう な硬度の高い物質と接触しても、装飾部品の 表面に容易に傷が生じることが少なくなる。 この装飾部品の表面のビッカース硬度(Hv)はJI S R 1610-2003に準拠して測定することができる 。

 また、破壊靱性は装飾部品の表面の耐摩耗 に影響し、その値は高いほどよく、本発明 白色セラミックスの破壊靭性は4MPa・m 1/2 以上であることが好ましい。この破壊靱性は JIS R 1607-1995で規定する圧子圧入法(IF法)に準 拠して測定することができる。

 また、白色セラミックスからなる装飾部品 身に付けて用いられるようなものである場 は、軽い方が好まれるため、その見掛け密 は6g/cm 3 以下(0g/cm 3 を除く)であることが好適であり、この見掛 密度はJIS R 1634-1998に準拠して測定される。

 また、時計用バンド駒の一部である中駒2 0には頻繁に引張荷重がかかるため、本発明 白色セラミックスの引張強度は196N以上であ ことが好適である。この引張強度を求める は、貫通孔21の長さより長い、超硬製のピ (図示しない)を中駒20の貫通孔21a,21bに挿入し た後、このピンを引き離す方向に引っ張り、 中駒20が破壊したときの強度をロードセルで み取ればよい。

 また、時計用ケースまたは時計用バンド駒 本発明の白色セラミックスで形成する場合 、図示しないムーブメント(駆動機構)への 影響を考慮すると、質量磁化が162G・cm 3 /g以上の強磁性金属、例えばコバルト(Co)の含 有量は、白色セラミックス100質量%に対し、 計で0.1質量%以下であることが好適である。 のような強磁性金属の含有量は、ICP(Inductivi ty Coupled Plasma)発光分析法で測定することが きる。

 次に、図4は、本発明の携帯端末機用装飾 部品を用いた携帯電話機の一例を示す斜視図 であり、図5は、図4に示す例の携帯電話機の 体を開いた状態を示す斜視図である。

 本発明の携帯端末機用装飾部品は、本発 の白色セラミックスからなることが好適で り、その具体例としては、図4,5に示す各種 作キー,ケース等がある。

 図4に示す例の携帯電話機60は、ラジオを くモードであるラジオモードや音楽を聴く ードである音楽モードなどに変更するモー キー61aと、携帯電話機60をマナーモードに るマナーキー61bとからなるモードキー61を第 1の筐体62に備え、指などの接触を検知してこ の接触により入力が行なわれるタッチセンサ 63と、被写体を撮像するカメラ64と、ライト65 と、タッチセンサ63等の入力の有効または無 を設定するスライドスイッチ66とを第2の筐 67に備えている。

 そして、図5に示す例の携帯電話機60は、 2の筐体67を開いた状態を示すものであり、 1の筐体62と第2の筐体67とはヒンジ68を介し 連結されており、これにより第2の筐体67は 在に開閉することができる。また、第2の筐 67は、フロントケース69aとリアケース69bと 有しており、フロントケース69aには液晶表 ユニット70が設けられている。

 また、第1の筐体62もフロントケース71aと アケース71bとを有しており、フロントケー 71aには各種操作キーが設けられている。こ 操作キーには、電話番号等を入力するテン ー72a,各種機能のメニューについてカーソル を移動するカーソル移動キー72b,着信時に押 ことによって通話を開始する通話キー72c,電 のオンオフおよび通話後に押すことによっ 通話を終了する電源/終話キー72d,カーソル 動キー72bの中心に配置されたセンターキー72 fの左右に配置されたファンクションキー73L,7 3R等がある。

 上述のケースであるフロントケース69aや7 1a,リアケース69bや71b,操作キーであるテンキ 72a,カーソル移動キー72b,通話キー72c,電源/終 キー72d,センターキー72f,ファンクションキ 73Lや73R等の少なくともいずれか1つが本発明 白色セラミックスからなることにより、所 者に高級感,美的満足感および精神的安らぎ を長期間にわたって与え、このような色調を 呈する携帯電話機60を所有することによる満 感を感じさせることができる。また、本発 の白色セラミックスは、他の色調との相性 よいことから、様々な色調の部材と組み合 せて用いることもできるので、需要者の嗜 の多様化に応えることができる。

 なお、携帯端末機の一例として携帯電話 60を用いて説明したが、本発明の携帯端末 用装飾部品が用いられる携帯端末機は携帯 話機60に限定されるものではなく、携帯情報 端末(PDA),携帯型のカーナビゲーションやオー ディオプレーヤー等の携帯型の端末機であっ て、部品に装飾性が求められるものであれば 、様々な携帯端末機が該当する。

 次に、図6は、本発明の生活用品用装飾部 品である石鹸ケースの構成の一例を示す模式 図である。

 図6に示す石鹸ケース80は、本体83と蓋82と からなり、本体83の石鹸81の載置面84には、石 鹸81の表面に付着している水を切るための排 孔85が形成されている。石鹸81を使用しない ときには、本体83の載置面84に石鹸81は載置さ れ、蓋82を本体83に嵌め合わすことにより収 されており、石鹸81を使用するときには、本 体83から蓋82を外して石鹸81を取り出して使用 する。そして、使用後の石鹸81を本体83の載 面84に載置することにより、排出孔85により 鹸81の表面に付着している水を切ることが き、石鹸81が溶けるのを防ぐことができるも のである。

 この石鹸ケース80である蓋82および本体83 いずれか一方もしくは両方が本発明の白色 ラミックスからなることにより、多くの需 者に所有することによる満足感および使用 際に視覚を通じて高級感,美的満足感および 精神的安らぎを与えることができる。

 次に、図7は、本発明の生活用品用装飾部 品であるコーヒーカップセットの一例を示す 斜視図である。

 図7に示すコーヒーカップセット90は、コ ヒーカップ91とソーサー92とスプーン93とか なり、このコーヒーカップ91,ソーサー92お びスプーン93が本発明の白色セラミックスか らなることにより、多くの需要者に所有する ことによる満足感および使用の際に視覚を通 じて高級感,美的満足感および精神的安らぎ 与えることができる。

 また、本発明の白色セラミックスは他の 調との相性がよいので、コーヒーカップ91, ーサー92またはスプーン93の少なくとも1種 本発明の白色セラミックスからなり、他種 異なる色調として組み合わせて用いること できる。

 また、本発明の生活用品用装飾部品は、 鹸ケース80やコーヒーカップセット90だけで はなく、ハブラシやカミソリの柄,耳かきお びハサミ等の生活用品用装飾部品に好適に いることができる。特に、高級ホテルの浴 や洗面所において、各種ロゴ等のマーキン されたアメニティーグッズに白色を呈する 発明の生活用品用装飾部品を用いることに り、非日常感が強く演出された高級感,美的 足感および精神的安らぎを与えることがで る。

 次に、図8は、本発明の車両用品用装飾部 品を取り付けた車体の一例を示す斜視図であ る。

 図8に示す車体100には、車両用品用装飾部 品であるエンブレム101が取り付けられており 、このエンブレム101が本発明の白色セラミッ クスからなることにより、所有者に視覚を通 じて高級感,美的満足感および精神的安らぎ 与えることができるので、車体100の装飾的 値を高めることができる。なお、図8では車 100の前方に取り付けたエンブレム101を示し が、車体100の後方に本発明の白色セラミッ スからなる本発明の車両用品用装飾部品と てメーカー名や車種名等のエンブレム101を り付けることによっても、車体100の装飾的 値を高めることができる。

 また、図9は、本発明の車両用品用装飾部 品を用いたコーナーポールの一例を示す正面 図である。

 図9に示すコーナーポール102は、駐車場に おける車両の出し入れ時等に運転席から見え にくい車体の左前方(右ハンドル車の場合)の 印とするために取り付けられるものであり 車体への取り付け部103とポール部104とLED等 らなる点灯部105を有している。このコーナ ポール102のポール部104を本発明の車両用品 装飾部品として本発明の白色セラミックス 形成したり、点灯部105に替えて本発明の白 セラミックスで形成したエンブレムを取り けたりすることにより、コーナーポール102 もとより車体の装飾的価値が向上するので 適である。

 また、本発明の車両用品用装飾部品は、 ンブレム101やコーナーポール102だけでなく ホイールキャップの一部や車体のボンネッ 上に設けられるフードオーナメントの一部 さらに車内に取り付ける小物やアクセサリ またはこれらの一部として用いても、装飾 価値が向上するので好適である。

 次に、図10は、本発明のスポーツ用品用 飾部品を用いたゴルフクラブの一例を示す 面図である。

 図10に示すゴルフクラブ110は、シャフト11 1と、このシャフト111の一端にグリップ112と シャフト111の他端にヘッド113とを備えてい 。このヘッド113は、ゴルフボールを捉える 分であるフェース面113Fや地面に接地する部 となるソール面113Sを有しており、フェース 面113Fに埋め込まれているアクセサリー114が 発明の白色セラミックスからなることによ 、装飾的価値を高めることができる。

 また、フェース面113Fだけではなく、ソー ル面113Sやグリップ112に本発明の白色セラミ クスからなる本発明のスポーツ用品用装飾 品であるアクセサリー114が埋め込まれてい も好適である。

 図11は、本発明のスポーツ用品用装飾部 を用いたスパイクシューズの一例を示す底 図である。

 図11に示すスパイクシューズ120は、例え 、サッカーやラグビーに用いられるもので り、靴底121にはボールを蹴るときに軸足を 定するための突起状に形成されたスタッド12 2が複数装着されている。このスタッド122を 発明のスポーツ用品用装飾部品として、本 明の白色セラミックスで形成することによ 、装飾的価値が向上することに加え、従来 ら用いられているアルミニウム合金製のス ッドよりも耐磨耗性が優れているので、ス ッド122の交換頻度を少なくできるため、交 によるコストを低減することができる。な 、競技中に発生するおそれがあるスタッド12 2の欠けを防止するために、透明な樹脂でス ッド122の表面を被覆してもよい。

 次に、図12は、本発明の楽器用装飾部品 用いたギターの一例を示す斜視図である。

 図12に示すギター130の主な構成は、本体13 1と、本体131から前方に延設されたネック132 からなる。ネック132の先端部にはナット133 配設され、ナット133より前方には、弦134の 力を調整することができるチューニングベ 135がそれぞれの弦134毎に設けられている。 た、弦134を保持してナット133に対して動か いようにするためのクランプ機構136がナッ 133の近くに配設されている。

 一方、本体131には、弦134の張力を同時に 大、あるいは減少させて印象的な音効果を えるためのトレモロ装置137が取り付けられ いる。トレモロ装置137は、本体131に取り付 られているベースプレート138と、このベー プレート138に保持されて弦134を調律可能に 持するブリッジサドル139と、トレモロ装置 稼働させるトレモロバー140により構成され いる。このギター130のベースプレート138,ブ リッジサドル139,トレモロバー140等を、本発 の楽器用装飾部品としての本発明の白色セ ミックスで形成することにより、ギター130 装飾的価値が向上するため、このギター130 所有することによる満足感を感じさせるこ ができるとともに、多くの観客を魅了する とができる。

 次に、図13は、本発明の装身具用装飾部 を用いた人工歯冠の一例を示す模式図であ 。

 図13の模式図は、歯肉145の内部の顎骨142 埋め込まれた人工歯根(インプラント)143に固 定された支台(アパットメント)144に装着され 人工歯冠141を示すものである。この人工歯 141を本発明の装身具用装飾部品としての本 明の白色セラミックスで形成することによ 、美しい白い歯となり、健康的で爽やかな 象を与えることができるので、所有者に高 満足感を与えることができる。

 また、顎骨142に埋め込まれる人工歯根143 スクリュー状に形成され、このスクリュー に形成された部分に、新成骨の生成を誘導 る能力が高いキチン,コラーゲンおよびこれ らの誘導体の少なくともいずれか1種を含む 体分解性基材からなる硬質の接合層が形成 れていてもよい。また、支台144の基部には 架橋された上記生体分解性基材よりなる軟 の接合層が、顎骨142の上側に位置する歯肉14 5に当接するように形成されていてもよい。

 そして、本発明の白色セラミックスから る本発明の装身具用装飾部品は、ジルコニ セラミックスからなるので、生体に適合し すく、この利点を生かして、人工歯冠141だ でなく、人工歯根143や支台144に用いても好 である。

 また、図14は、本発明の装身具用装飾部 を用いたイヤホンユニットの一例を示す正 図である。

 図14に示すイヤホンユニット150は、聴取 の耳殻内に挿入されて音波を生成するスピ カ151と、このスピーカ151を内蔵するケース15 2と、このケース152に当接するコード導出部15 3を介してスピーカ151に電気信号を供給する ード154とを備えている。

 このイヤホンユニット150のケース152を、 発明の装身具用装飾部品としての本発明の 色セラミックスで形成することにより、装 的価値が高まり、多くの所有者に視覚を通 て高級感,美的満足感および精神的安らぎを 与えられる装身具用装飾部品とすることがで きる。

 さらに、図15は、本発明の装身具用装飾 品を用いためがねの一例を示す斜視図であ 。

 図15に示すめがね160は、視力を矯正した 、紫外線から目を保護したりずるための一 のレンズ161a,161bと、一対のレンズ161a,161bを 結するブリッジ162と、それぞれのレンズ161a, 161bに連結される鎧163a,163bと、ヒンジを介し 回動することができるように鎧163a,163bに連 されるテンプル164a,164bと、レンズ161a,161bに れぞれノーズパッド連結部材を介して取り けられるノーズパッド165とを備えている。

 このめがね160のブリッジ162、テンプル164a ,164bおよびノーズパッド165の少なくともいず か1つを、本発明の装身具用装飾部品として の本発明の白色セラミックスで形成すること により、装飾的価値が高まり、多くの所有者 に視覚を通じて高級感,美的満足感および精 的安らぎを与えられる装身具用装飾部品と ることができる。

 次に、本発明の白色セラミックスの製造 法の一例を説明する。

 本発明の白色セラミックスを得るには、 ず、安定化剤である酸化イットリウムの添 量を1mol%以上3mol%未満として共沈法により製 造された酸化ジルコニウム100質量%に対して 着色剤として0.3質量%以上5.0質量%以下の範囲 の酸化アルミニウムを添加して混合し、さら にこの混合原料に溶媒である水を加えて、振 動ミルあるいはボールミル等で混合粉砕する 。

 ここで、原料となる酸化ジルコニウムの 均粒径を0.05μm以上0.5μm以下とし、酸化アル ミニウムの平均粒径を0.5μm以上2.0μm以下とす るのがよい。このように、主成分の酸化ジル コニウムの平均粒径よりも、着色剤の主成分 である酸化アルミニウムの平均粒径を大きく することにより、混合粉砕するときに平均粒 径の大きな酸化アルミニウムの解砕作用によ って酸化ジルコニウムの凝集を防止すること ができる。このような原料を用いて成形し焼 成した白色セラミックスは、着色剤である酸 化アルミニウムの分散性がよく、良好な色調 を示し、かつ焼結体の密度を高めることがで きる。

 また、混合粉砕に用いられるボールは、ジ コニア,アルミナまたはジルコニアとアルミ ナとからなる白色系のセラミックボールを用 いることが重要である。白色系のセラミック ボールとしては、例えば純度99.5%以上の酸化 ルコニウム(ZrO 2 )91~99mol%と、酸化イットリウム(Y 2 O 3 ),酸化ハフニウム(HfO 2 ),酸化セリウム(CeO 2 ),酸化マグネシウム(MgO)および酸化カルシウ (CaO)から選ばれる少なくとも1種の安定化剤1~ 9mol%とからなる組成のものや、この組成にさ に純度99.5%以上の酸化アルミニウム(Al 2 O 3 )を1~40質量%添加した組成のもの、または純度 99.5%以上の酸化アルミニウムのみからなるも を用いるのがよい。

 この原料粉末の平均粒径や混合粉砕に用 る白色系のセラミックボールは、本発明の 色セラミックスの表面のCIE1976L*a*b*色空間に おける明度指数L*を83以上87以下とし、クロマ ティクネス指数a*およびb*をそれぞれ-1.5以上1 .5以下および-2.0以上3.0以下とするための重要 な要素となる。

 次に、混合粉砕した原料に結合剤として 種のバインダを所定量添加し、噴霧乾燥法 より乾燥させて顆粒とする。そして、この 粒を用いて所望の成形法、例えば、乾式加 成形法,冷間静水圧加圧成形法,押し出し成 法,射出成形法等により円板,平板,円環体等 所望形状に成形する。そして、得られた成 体を必要に応じて脱脂した後、大気雰囲気 にて1350℃以上1550℃以下の温度で焼成し、焼 結体を得る。

 なお、本発明の白色セラミックスの見掛け 度は焼結温度の影響を受け、焼結温度を高 すると見掛け密度は高くなる。白色セラミ クスの見掛け密度を5.9g/cm 3 以上6.1g/cm 3 以下にするには、焼結温度を1350℃以上1550℃ 下にすることが好適である。焼結温度を1350 ℃以上1550℃以下とすることで、十分に焼結 れ、見掛け密度が5.9g/cm 3 以上6.1g/cm 3 以下となり、優れた機械的特性を有するとと もに、白色セラミックスの表面の開気孔が少 なくなり、開気孔の端面からの脱粒を抑制す ることができる。

 そして、得られた焼結体をバレル研磨す ことにより、焼結体の表面が美しい白色の 飾面となる本発明の白色セラミックスを得 ことができる。なお、白色セラミックスの 品形状が複雑形状の場合には、予め乾式加 成形法,冷間静水圧加圧成形法,押し出し成 法,射出成形法等によってブロック形状また 製品形状に近い形状に成形し、焼成して、 品形状になるように研削加工を施した後、 レル研磨を行なってもよい。あるいは最初 ら射出成形法によって製品形状とし、焼成 にバレル研磨を行なってもよい。

 また、バレル研磨をする前に、必要に応 て研削加工やラップ加工等を行なってもよ 。例えば、平均粒径が1μm以下の小さいダイ ヤモンドペーストを錫製のラップ盤に供給し てラップ加工してもよい。また、バレル研磨 では、遠心バレル研磨機を用い、メディアと グリーンカーボランダム(GC)とを遠心バレル 磨機に投入し、湿式で24時間程度行なえばよ い。

 また、成形法として乾式加圧成形法を選 した場合は、成形圧力が表面における開気 の占有面積率,開気孔の最大径およびビッカ ース硬度(Hv)に影響を与える。成形圧力を高 すると、開気孔の占有面積率および開気孔 最大径を小さくし、ビッカース硬度(Hv)を高 することができる。本発明の白色セラミッ スを得るには、成形圧力を49MPa以上196MPa以 とすることが好適である。成形圧力を49MPa以 上とするのは、成形圧力を49MPa未満にすると 白色セラミックスの表面における開気孔の 有面積率が1%を超えたり、ビッカース硬度(H v)が8GPa未満になったりするからである。また 、成形圧力を196MPa以下とするのは、196MPaを超 えると成形型の寿命が短くなるからである。 成形圧力を49MPa以上196MPa以下とすることで、 形型の寿命が長くなるとともに、白色セラ ックスの表面における開気孔の占有面積率 1%以下にすることができ、またビッカース 度(Hv)を8GPa以上にすることができる。特に、 成形圧力を96MPa以上にすると、表面における 気孔の最大径を10μm以下とすることができ ので、より好適である。

 以上のようにして得られる本発明の白色 ラミックスは、清潔感があり美しい色調と て評価の高い白色を呈し、高級感や美的満 感を得ることができ、その結果、視覚を通 て精神的安らぎを得ることができるので、 述のように、時計用ケースや時計用バンド 等の時計用装飾部品、押して操作する各種 作キーやケース等の携帯端末機用装飾部品 石鹸ケース,コーヒーカップセット,ナイフ, ォーク,ハブラシやカミソリの柄,耳かき,ハ ミ,印材や名刺等の生活用品用装飾部品、メ ーカーや車種名等のエンブレムやコーナーポ ール等の車両用品用装飾部品、ゴルフクラブ のアクセサリーやスパイクシューズのスタッ ド等のスポーツ用品用装飾部品、ギターのベ ースプレート等の楽器用装飾部品、人工歯冠 やイヤホンユニットのケースやめがねのブリ ッジ等の装身具用装飾部品に好適に用いるこ とができる。

 また、この他にも、ブローチ,ネックレス ,イヤリング,リング,ブレスレット,アンクレ ト,ネクタイピン,タイタック,メダル,ボタン の装身具用装飾部品、床,壁,天井を飾るタ ルあるいはドアの取手等の建材用装飾部品 その他の家電用装飾部品として好適に用い ことができる。また、部品に装飾性が求め れるものであれば、時計と携帯電話とが複 化され、両者の機能を兼ね備えた腕時計型 帯電話機等にも、本発明の白色セラミック は好適に用いることができる。

 以下、本発明の実施例を具体的に説明す 。

 本発明の白色セラミックスと従来の白色 ラミックスとを作製し、着色剤の酸化アル ニウムの添加の有無による表面のCIE1976L*a*b* 色空間における明度L*,クロマティクネス指数 a*,b*の値を比較する試験を実施した。

 まず、本発明の白色セラミックスについ は、安定化剤の酸化イットリウムを2mol%添 した、共沈法により製造された平均粒径が0. 1μmの酸化ジルコニウムを準備した。そして この酸化ジルコニウム100質量部に対して、 度が99%以上であり、平均粒径が1μmの酸化ア ミニウムを3質量部の割合で添加して混合し 、この混合原料に溶媒として水を所定量加え てスラリーとした。次に、このスラリーを純 度が99.5%以上のジルコニアボールを用いたボ ルミルに投入して混合粉砕した。混合粉砕 、さらに結合剤としてパラフィンワックス 所定量添加した後、スプレードライヤーで 霧乾燥して顆粒とした。そして、この顆粒 加圧プレス成形機を用いて乾式加圧成形法 より円板状の成形体に成形し、この成形体 1450℃の最高温度で焼成して、外径が30mmで みが5mmの円板状の本発明の白色セラミック を得た。

 次に、従来の白色セラミックスとしては 安定化剤の酸化イットリウムの添加量が2mol %と3mol%の2種類の酸化ジルコニウムを用いて 酸化アルミニウムを添加しないこと以外は 発明の白色セラミックスと同様の工程で作 した。なお、酸化イットリウム粉末の添加 が2mol%のものを比較例1とし、酸化イットリ ム粉末の添加量が3mol%のものを比較例2とし 。

 次に、得られた本発明の白色セラミック と、比較例として作製した2種類の従来の白 色セラミックスとを用いて、それぞれの表面 のCIE1976L*a*b*色空間における明度指数L*,クロ ティクネス指数a*およびb*をJIS Z 8722-2000に 拠して測定した。測定には、色彩色差計(旧 ノルタ社(製)CR-221)を用い、基準光源をD65と 、照明受光方式を条件a((45-n)〔45-0〕)にし、 測定径を3mmに設定して測定した。結果を表1 示す。

 表1に示す通り、安定化剤の添加量が2mol% よび3mol%の酸化アルミニウムを添加してい い比較例1,2の従来の白色セラミックスでは 明度指数L*の値が低かった。また、光の反射 が少なく、本発明の白色セラミックスよりも 透明性の高いものであった。

 これに対し、本発明の白色セラミックス 実施例は、明度指数L*の値が83以上87以下の 囲内であり、比較例1,2よりも光の反射が多 、透明性を低下できており、かつクロマテ クネス指数a*,b*についてもそれぞれ0.1,0.7で り、本発明の範囲内である-1.5以上1.5以下お よび-2.0以上3.0以下であるために、視覚を通 て高級感,清潔感,美的満足感および精神的安 らぎを与えられる白色セラミックスであった 。

 次に、安定化剤である酸化イットリウム よび着色剤である酸化アルミニウムの添加 を異ならせた本発明の白色セラミックスを 製し、表面のCIE1976L*a*b*色空間における明度 指数L*,クロマティクネス指数a*b*および3点曲 強度の測定を行ない、さらに外国人を含む ニターに対して色調が高級感を与えるか否 の調査を行なった。

 まず、安定化剤である酸化イットリウム 添加量を表2に示すように0.9~3.0mol%の範囲で ならせて共沈法により製造された平均粒径 0.1μmの酸化ジルコウムと、純度が99%以上で り平均粒径が1μmである酸化アルミニウムと を準備した。

 次に、酸化ジルコニウム100質量%に対して 、酸化アルミニウムを表2に示す量で添加し 混合した。その後については、実施例1と同 の工程で作製を行ない、外径が30mmで厚みが 5mmの円板状の本発明の白色セラミックスであ る試料No.1~16を得た。

 そして、試料No.1~16の表面のCIE1976L*a*b*色 間における明度指数L*,クロマティクネス指 a*およびb*をJIS Z 8722-2000に準拠して測定し 。なお、用いた装置および測定条件は実施 1と同様とした。

 また、試料No.1~16からJIS R1601-1995に準拠し た形状の試験片を別途準備して、3点曲げ強 の測定を行なった。

 また、色調については、20,30,40,50歳代の 年代について、男女10名ずつ(それぞれ外国 5名を含む)計80名のモニターに、試料の色調 高級感を与えるか否かのアンケート調査を 施して、「与える」と回答したモニターの 率を「モニター評価」として表2に示し、こ の値が80%以上を良好であると評価した。結果 を表2に示す。

 表2に示す通り、試料No.1~16は、すべてモニ ー評価が80%以上であり、良好なものであっ 。また、安定化剤の添加量が1mol%以上3mol%未 である試料No.2~6および試料No.8~16は、3点曲 強度が1000MPaを超えており、優れた機械的特 を有していることが分かった。さらに、安 化剤の添加量が1mol%以上3mol%未満であり、着 色剤である酸化アルミニウム(Al 2 O 3 )の添加量が0.3質量%以上5.0質量%以下である試 料No.2~6,9~15は、モニター評価が85%以上と、さ に良好であった。さらに、安定化剤の添加 が2mol%であり、着色剤の添加量が1.0質量%以 4.0質量%以下である試料No.11~14は、90%以上の ニターに高級感を与えることができた。

 次に、実施例2の試料No.1~16の試料を1.0mmの 厚みに加工した後、分光測色計(コニカミノ タ社(製)CM-3700d)を用いて、基準光源をD65,波 範囲を360~740nm,視野角を10°とし、測定径がφ2 5.4mmで照明径がφ28mmとなるマスク(LAV)を用い 、JIS Z 8722-2000に準拠して光透過率を測定し た。

 その結果、波長が長くなるほど透過率は 昇する傾向にあったものの、試料No.1~16のい ずれも波長が360nm以上740nm以下の可視光線に して20%以下の光透過率を示すことが確認さ た。また、酸化アルミニウムの添加量が3.0 量%以上の試料No.13~16は、波長が580nm以上740nm 下の可視光線の光透過率が15%以下であり、 れらの試料に数字や文字の形の加工を施し 黄,橙,赤のLED発光ダイオードをバックライ として用いたところ、数字や文字を鮮明に らし出すことができることが確認できた。

 次に、着色剤の副成分として鉄(Fe)を添加 した本発明の白色セラミックスを作製し、表 面のCIE1976L*a*b*色空間における明度指数L*,ク マティクネス指数a*およびb*の測定と光透過 の測定とを行なった。

 試料作製については、実施例2の試料No.13と 様の組成に着色剤の副成分として鉄(Fe)をFe 2 O 3 換算で25,50,100ppm添加し、その後、実施例1と 様の工程で作製を行ない、外径が30mmで厚み 5mmの円板状の本発明の白色セラミックスで る試料No.17~19を得た。そして、試料No.17~19の 表面のCIE1976L*a*b*色空間における明度指数L*, ロマティクネス指数a*およびb*をJIS Z 8722-200 0に準拠して測定した。なお、用いた装置お び測定条件は実施例1と同様とした。

 また、光透過率については、実施例3と同 様の方法で試料を1.0mmの厚みに加工し、JIS Z 8722-2000に準拠して測定を行ない、波長が740nm の可視光線に対する光透過率の低い順に番号 を付けた。結果を表3に示す。

 表3に示す通り、鉄(Fe)を添加することによ て白色セラミックスの明度指数L*,クロマテ クネス指数a*およびb*の値は若干の変化が見 れたものの、光透過率が低下していた。こ 理由は明らかではないが、鉄(Fe)が着色剤の 主成分である酸化アルミニウム(Al 2 O 3 )と化合物を形成しやすいことから、この化 物の形成によって透明性を低下させている 考えられる。このような光透過率を有する 色セラミックスであれば、装飾部品として 工して肉厚を薄くしたとしても、装飾部品 通して内部が透けて見えることがないので 視覚を通じて高級感,清潔感,美的満足感およ び精神的安らぎを与えられる白色セラミック スとなり、好適であることが分かった。

 次に、焼成温度を1340~1560℃の範囲で異な せた試料を作製し、見掛け密度の測定を行 った。試料作製については、実施例2の試料 No.13と同様の組成の原料を用いた。これを実 例1と同様の工程で成形体まで作製し、表4 示す焼成温度でそれぞれ焼成して、外径が30 mmで厚みが5mmの円板状の本発明の白色セラミ クスである試料No.20~26を得た。この見掛け 度をJIS R 1634-1998に準拠して測定した。結果 を表4に示す。

 表4に示す通り、試料No.20は、焼成温度が1340 ℃と低く焼結が不十分なため、見掛け密度が 5.9g/cm 3 以下であった。また、試料No.26は、焼成温度 1560℃と高く結晶の粒成長が起こったため、 見掛け密度が低下した。これらと比較して、 1350℃以上1550℃以下の範囲の焼結温度で焼成 れた試料No.21~25は、好ましい見掛け密度で る5.9g/cm 3 以上6.1g/cm 3 以下の範囲内となり、高い装飾的価値を有す るとともに結晶粒の脱粒を抑制することがで き、機械的特性を向上させることのできる白 色セラミックとなり、好適であることが分か った。

 次に、加圧プレス機を用いた乾式加圧成 法によって成形圧力を異ならせた試料を作 し、その表面の開気孔の最大径および開気 の占有面積率の測定を行なった。

 試料作製においては、実施例2の試料No.13 同様の組成の原料を用いた。これを用いて 表5に示す成形圧力以外は実施例1と同様の 程で作製を行ない、外径が30mmで厚みが5mmの 板状の本発明の白色セラミックスである試 No.27~33を得た。

 なお、それぞれの成形圧力で成形を行な たときの金型の状態を確認するために、新 の金型を用いて各々の成形圧力で1000個成形 し、成形前後の金型の状態についても確認を 行なった。その結果、金型の状態に異常の無 いものは○とし、成形に支障はないものの成 形品に変形が確認できたものは△とし、金型 の状態に異常が見られたものは×として判定 た。

 また、開気孔の最大径については、金属顕 鏡を用いて本発明の白色セラミックスの表 を100倍の倍率で撮影した。次に、この撮影 た写真をCCDカメラで画像化し、この画像に ける9×10 -2 mm 2 内の開気孔を観察して、最も大きな開気孔の 外径を画像から割り出した。そして、これを 1回として他の観察部位を計10回観察し、この 10回の観察結果から、最も大きな開気孔の外 を開気孔の最大径とした。

 また、開気孔の占有面積率については、開 孔の最大径と同様に金属顕微鏡を用いて、 発明の白色セラミックスの表面を100倍の倍 で撮影した。次に、この撮影した写真をCCD メラで画像化し、この画像における9×10 -2 mm 2 内の開気孔を観察し、この開気孔の総面積を 算出して、これを全体の面積9×10 -2 mm 2 で除することにより観察した部分の開気孔の 占有面積率とした。そして、これを1回とし 他の観察部位を10回観察し、各回における開 気孔の占有面積率から平均値を算出して開気 孔の占有面積率とした。結果を表5に示す。

 表5に示す通り、試料No.27は、成形圧力が4 8MPaと低いために開気孔の最大径が10μm以上で あり、開気孔の占有面積率が1%以上と大きく 色調に影響を与えるおそれがあるものであ た。また、試料No.33は、開気孔の最大径と 気孔の占有面積率については良好であるも の、成形圧力が197MPaと高いために1000個成形 の金型の状態において若干の金型の磨耗が 認された。この条件では、金型寿命が短く 製造コストが増加するおそれがあるもので った。

 これらと比較して、試料No.28~32は、金型 磨耗もなく、開気孔の最大径が10μm以下であ り、開気孔の占有面積率が1%以下となり、気 の陰影が視覚で色むらとして認識されるこ がなく、また開気孔の陰影が表面全体に反 されないので、表面の色調が程良い明るさ 有しており、高級感,清潔感や美的満足感な どの装飾的価値の高い白色セラミックスとな ることが分かった。

 以上の結果、本発明の白色セラミックス 、美しい色調として評価の高い清潔感溢れ 白色を呈し、高級感があって、美的満足感 得ることができ、その結果、視覚を通じて 神的安らぎを得ることができることが分か た。

 また、本発明の白色セラミックスを用い 、図1~15に示した時計用装飾部品,携帯端末 用装飾部品,生活用品用装飾部品,車両用品用 装飾部品,スポーツ用品用装飾部品,楽器用装 部品,装身具用装飾部品を作製したところ、 いずれの場合にも清潔感溢れる白色によって 、視覚を通じて高級感,美的満足感および精 的安らぎを感じることができるものを得る とができた。また、肉厚を薄く加工したと ても、内部が透けて見えるようなことがな 、色調が暗くなって装飾的価値を損なうこ がないので、程良い明るさを有する白色を し、装飾部品に好適に用いられることが確 された。

本発明の時計用装飾部品である時計用 ースの一例を示す、(a)は時計用ケースを表 から見た斜視図であり、(b)は(a)の時計用ケ スを裏側からみた斜視図である。 本発明の時計用装飾部品である時計用 ースの他の一例を示す斜視図である。 本発明の時計用装飾部品である時計用 ンドの構成の一例を示す模式図である。 本発明の携帯端末機用装飾部品を用い 携帯電話機の一例を示す斜視図である。 図4に示す例の携帯電話機の筐体を開い た状態を示す斜視図である。 本発明の生活用品用装飾部品である石 ケースの構成の一例を示す模式図である。 本発明の生活用品用装飾部品であるコ ヒーカップセットの一例を示す斜視図であ 。 本発明の車両用品用装飾部品を取り付 た車体の一例を示す斜視図である。 本発明の車両用品用装飾部品を用いた ーナーポールの一例を示す正面図である。 本発明のスポーツ用品用装飾部品を用 いたゴルフクラブの一例を示す正面図である 。 本発明のスポーツ用品用装飾部品を用 いたスパイクシューズの一例を示す底面図で ある。 本発明の楽器用装飾部品を用いたギタ ーの一例を示す斜視図である。 本発明の装身具用装飾部品を用いた人 工歯冠の一例を示す模式図である。 本発明の装身具用装飾部品を用いたイ ヤホンユニットの一例を示す正面図である。 本発明の装身具用装飾部品を用いため がねの一例を示す斜視図である。

符号の説明

 10A,10B:時計用ケース
 20:中駒
 30:外駒
 40:ピン
 50:時計用バンド
 60:携帯電話機
 70:液晶表示ユニット
 80:石鹸ケース
 90:コーヒーカップ
 100:車体
 110:ゴルフクラブ
 120:シューズ
 130:ギター
 141:人工歯冠
 150:イヤホンユニット
 160:めがね