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Title:
WIRE CUTTING TOOL FOR ARC WELDING AND ARC WELDING METHOD EMPLOYING THE WIRE CUTTING TOOL
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/022443
Kind Code:
A1
Abstract:
A wire cutting tool for arc welding which can minimize deformation of a cutting surface of an arc welding wire. The wire cutting tool for arc welding comprises a receiving member (2) having a receiving portion (2c) formed at the tip of a handle (2b), and a blade member (1) having a blade (1c) formed at the tip of the handle (2b). The receiving portion (2) and the blade member (1) are crossed and attached rotatably by a shaft so that the blade (1c) comes into tight contact with one side face of the receiving portion (2c) and slides. A groove (2d) for receiving an arc welding wire to be cut is formed at the edge of the receiving portion (2) opposing the blade (1c) to be interconnected in the width direction so that the arc welding wire is sheared between the receiving groove (2d) and the blade (1c). When clamping portions (1i, 2i) having clamping faces (1h, 2h) opposing each other are formed at the tips of the blade and the receiving portions, a contact tip can be clamped and attached/removed by the clamping faces (1h, 2h).

Inventors:
FUKIZAWA, Takeo (4-11, Nakaotai Nishi-ku, Nagoya-sh, Aichi 22, 4520822, JP)
蕗澤武夫 (〒22 愛知県名古屋市西区中小田井4丁目11番地 Aichi, 4520822, JP)
TAKAGI, Ryuhei (4-11, Nakaotai Nishi-ku, Nagoya-sh, Aichi 22, 4520822, JP)
Application Number:
JP2008/001341
Publication Date:
February 19, 2009
Filing Date:
May 29, 2008
Export Citation:
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Assignee:
SHINKOKIKI CO., LTD. (4-11, Nakaotai Nishi-ku, Nagoya-sh, Aichi 22, 4520822, JP)
新光機器株式会社 (〒22 愛知県名古屋市西区中小田井4丁目11番地 Aichi, 4520822, JP)
FUKIZAWA, Takeo (4-11, Nakaotai Nishi-ku, Nagoya-sh, Aichi 22, 4520822, JP)
蕗澤武夫 (〒22 愛知県名古屋市西区中小田井4丁目11番地 Aichi, 4520822, JP)
International Classes:
B23D29/00; B23K9/12; B23K9/29
Attorney, Agent or Firm:
WATANUKI, Tatsuo et al. (Najima, Yamamoto & WatanukiPatent Office,Fuji Building, 2-12, Meieki 4-chome,Nakamura-ku, Nagoya-sh, Aichi 02, 4500002, JP)
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Claims:
 アーク溶接用ワイヤーを切断する工具であって、
 柄部(2b)の先端に受部(2c)を形成した受部材(2)と、
 柄部(1b)の先端に刃部(1c)を形成した刃部材(1)とから構成され、
 前記受部(2c)の一側面に前記刃部(1c)が密接して摺動するように、前記受部材(2)と前記刃部材(1)とを交差させて回動自在に軸着し、
 前記受部(2c)の前記刃部(1c)と対向する縁部に、切断するアーク溶接用ワイヤーを受容する受容溝(2d)を幅方向に連通形成したことを特徴とするアーク溶接用ワイヤー切断工具。
 受容溝(2d)の底部(2e)を半円形状にしたことを特徴とする請求項1に記載のアーク溶接用ワイヤー切断工具。
 刃部(1c)の受部(2c)の受容溝(2d)と対向する位置に、アーク溶接用ワイヤーを受容する受容溝(1g)を幅方向に連通して設けたことを特徴とする請求項1に記載のアーク溶接用ワイヤー切断工具。
 刃部(1c)及び受部(2c)の先端に、互いに相対向する挟持面(1i、2i)を有する挟持部(1h、2h)を形成したことを特徴とする請求項1に記載のアーク溶接用ワイヤー切断工具。
 刃部(1c)及び受部(2c)の先端に形成された挟持部(1h、2h)の先端に、相手側に突出する挟掴部(1j、2j)を形成したことを特徴とする請求項4に記載のアーク溶接用ワイヤー切断工具。
 被溶接部材をアーク溶接により接合する溶接方法であって、柄部(2b)の先端に受部(2c)が形成された受部材(2)と、柄部(1b)の先端に刃部(1c)が形成された刃部材(1)とから構成され、前記受部(2c)の一側面に前記刃部(1c)が密接して摺動するように、前記受部材(2)と前記刃部材(1)とを交差させて回動自在に軸着し、前記受部(2c)の前記刃部(1c)と対向する縁部に、切断するアーク溶接用ワイヤーを受容する受容溝(2d)を幅方向に連通形成したアーク溶接用ワイヤー切断工具の前記受容溝(1g)にアーク溶接用ワイヤーを受容させて、前記アーク溶接用ワイヤーを切断し、使用するアーク溶接用ワイヤーに対するワイヤー送出孔が下表(表1)に設定されたコンタクトチップのワイヤー送出孔に、アーク溶接用ワイヤーを挿通して、コンタクトチップを溶接トーチにセットし、アーク溶接を行うことを特徴とするアーク溶接用ワイヤー切断工具を用いたアーク溶接方法。
Description:
アーク溶接用ワイヤー切断工具 びこれを用いたアーク溶接方法

 本発明は、断面を変形させることなく、 ーク溶接用ワイヤーを切断することができ 、アーク溶接用ワイヤー切断工具及びこれ 用いたアーク溶接方法に関するものである

 従来から、自動車部品等の組立の際に、 酸ガスアーク溶接やMAG溶接等のガスシール アーク溶接が利用されている。このガスシ ルドアーク溶接に用いられる溶接トーチは アーク溶接用ワイヤーが送り出されるコン クトチップと、このコンタクトチップを包 するように配設された筒状のシールドノズ とから構成されている。ガスシールドアー 溶接は、連続的に送り出されるアーク溶接 ワイヤーに、コンタクトチップを介して大 流を流して、前記アーク溶接用ワイヤーと 溶接部材との間でアークを発生させ(放電さ せ)、その際に発生する熱により、前記アー 溶接用ワイヤーや被溶接部材を溶かして、 溶接部材を溶接する溶接方法である。ガス ールドアーク溶接をする際には、溶接箇所 空気と接触することによるブローホールの 生を防止するために、炭酸ガスやアルゴン ス等の不活性ガスを、シールドノズルで不 性ガスを拡散させずに、溶接箇所に供給す ようにしている。なお、アーク溶接用ワイ ーには、断面形状が中実のソリッドワイヤ や、内部に溶接用フラックスを充填したフ ックスコアドワイヤーが使用されている。

 特許文献1や特許文献2に示されるように コンタクトチップは、その中心にアーク溶 用ワイヤーが送り出されるワイヤー送出孔 貫通形成されていて、電導性に優れた銅や 合金で構成されている。アーク溶接用ワイ ーを前記コンタクトチップのワイヤー送出 に接触させることにより、アーク溶接用ワ ヤーに電流を供給している。このため、ワ ヤー送出孔とアーク溶接用ワイヤーとのク アランスは、小さい方が好ましく、クリア ンスが大きくなると、コンタクトチップか アーク溶接用ワイヤーに通電しない時間が 生し、アークが不安定になってしまう。も 、アークが不安定になり、アーク長が長く ると、アーク溶接用ワイヤーがコンタクト ップに溶着してしまうバーンバック現象が じ、溶接不能となってしまう。なお、バー バック現象を回避する方法については、特 文献3に示されているが、根本的に解決する 至っていない。また、アークが不安定にな と、スパッタの大きさと量が共に増大し、 のスパッタを除去するための後処理が大変 いう問題があった。

 また、コンタクトチップのワイヤー送出 とアーク溶接用ワイヤーとのクリアランス 大きくなると、コンタクトチップから送出 れるアーク溶接用ワイヤーが、溶接狙い位 からずれてしまい、溶接不良が発生しまう いう問題があった。

 そこで、特許文献4や特許文献5に示され ような、溶接狙い位置の精度を向上させる ンタクトチップが提案されている。特許文 4に示されるコンタクトチップは、複数に分 されたコンタクトチップを、締付用リング 弾着したものである。このように、特許文 4に示されるコンタクトチップを使用すれば 、アーク溶接用ワイヤーを複数に分割された コンタクトチップで弾発的に挟み込むことに より、アーク溶接用ワイヤーとコンタクトチ ップのワイヤー送出孔とのクリアランスを無 くすことができるので、溶接狙い位置の精度 が向上するばかりでなく、常にコンタクトチ ップとアーク溶接用ワイヤーが接触している ことから、アークも安定する。しかしながら 、特許文献4に示されるコンタクトチップは 従来のワイヤー送出孔を形成しただけのコ タクトチップと比較すると、複数の部品か 構成され、また、組立工程も必要となるこ から、大変に高価な製品になってしまう。 のため、消耗品であるコンタクトチップに 特許文献4に示されるコンタクトチップを使 することは、コストが高くなるという問題 あった。

 特許文献5に示されるコンタクトチップは 、曲げ加工により、ワイヤー送出孔を曲がっ た形状にしたものであり、接狙い位置の精度 が向上とアークの安定を図ったものである。 しかしながら、この特許文献5に示されるコ タクトチップもまた、曲げ加工が必要なこ から、コスト的に難しいという問題があっ 。

 アーク溶接用ワイヤーとコンタクトチッ のワイヤー送出孔とのクリアランスを減少 せることが出来れば、バーンバック現象の 生とスパッタの増大を回避し、溶接狙い位 の精度を向上させることができる。しかし がら、以下に説明する理由により前記クリ ランスを減少させることは大変難しかった アーク溶接用ワイヤーを溶接トーチにセッ するためには、アーク溶接用ワイヤーをコ タクトチップのワイヤー送出孔に挿通しな ればならない。コンタクトチップを交換す 際には、溶接の熱により、アーク溶接用ワ ヤーの先端が溶解して球状になっている。 のため、ニッパ等の切断工具によりアーク 接用ワイヤーの先端を切断して、前記球状 分を除去する必要がある。線材を切断する ッパは、特許文献6に示されるように、離接 可能に軸着された対向する圧接刃を有し、図 11の(1)に示されるように、前記対向する圧接 で被切断材を圧接して切断するようになっ いる。しかしながら、このようなニッパで アーク溶接用ワイヤーを切断すると、アー 溶接用ワイヤーを圧接する際に、圧接され 部分が大きく押しつぶされて、切断面が楕 形状に変形してしまう。このため、従来で 、切断面が変形したアーク溶接用ワイヤー 、コンタクトチップのワイヤー送出孔に挿 するために、ワイヤー送出孔の内径を、ア ク溶接用ワイヤーの直径に切断面の変形分 加えた以上の内径にしていた(図12に示す)。 しかし、図12の表に示されるような内径にワ ヤー送出孔を設定すると、ワイヤー送出孔 アーク溶接用ワイヤーとのクリアランスが きくなり、前述したように、バーンバック 象の発生、スパッタの増大、溶接狙い位置 精度の低下という問題が起こってしまう。

 一方で、特許文献7に示されるような切断工 具は、互いに重ね合わせられて軸着されたシ ャーリング刃を有し、互いに重ね合わされた シャーリング刃の刃縁が、重合するように構 成されたものであり、被切断材を前記シャー リング刃でシャーリング切断するものである 。図11の(2)に示されるように、特許文献7に示 される切断工具で、アーク溶接用ワイヤーを 切断すると、特許文献6に示されるようなニ パに比べて、変形量(点線からはみ出た切断 )は少ないが、依然としてアーク溶接用ワイ ヤーの切断面が変形してしまい、アーク溶接 用ワイヤーとワイヤー送出孔とのクリアラン スを、小さく設定することができなかった。

特開2000-061639

特開2004-306105

特開2003-181642

特開平10-193123

特開平5-96376

特開平11-19343

特開平7-298439

 アーク溶接用ワイヤーの切断面の変形を 小に抑えることができるアーク溶接用ワイ ー切断工具を提供する。また、溶接時にバ ンバック現象の発生、スパッタの増大を回 し、溶接狙い位置の精度を向上させること 可能なアーク溶接用ワイヤー切断工具を用 たアーク溶接方法を提供する。

 上記課題を解決するためになされた請求項1 に記載の発明は、アーク溶接用ワイヤーを切 断する工具であって、
 柄部の先端に受部を形成した受部材と、
 柄部の先端に刃部を形成した刃部材とから 成され、
 前記受部の一側面に前記刃部が密接して摺 するように、前記受部材と前記刃部材とを 差させて回動自在に軸着し、
 前記受部の前記刃部と対向する縁部に、切 するアーク溶接用ワイヤーを受容する受容 を幅方向に連通形成し、前記受容溝と前記 部との間でアーク溶接用ワイヤーが剪断さ るように構成したことを特徴とする。

 請求項2に記載の発明は、請求項1に記載 発明において、受容溝の底部を半円形状に たことを特徴とする。

 請求項3に記載の発明は、請求項1に記載 発明において、刃部の受部の受容溝と対向 る位置に、アーク溶接用ワイヤーを受容す 受容溝を幅方向に連通して設けたことを特 とする。

 請求項4に記載の発明は、請求項1に記載 発明において、刃部及び受部の先端に、互 に相対向する挟持面間でコンタクトチップ 挟持する挟持部を形成したことを特徴とす 。

 請求項5に記載の発明は、請求項4に記載 発明において、刃部及び受部の先端に形成 れた挟持部の先端に、相手側に突出する挟 部を形成したことを特徴とする。

 本発明のアーク溶接用ワイヤー切断工具 用いた請求項6に記載の発明のガスシールド アーク溶接方法は、被溶接部材をアーク溶接 により接合する溶接方法であって、柄部の先 端に受部が形成された受部材と、柄部の先端 に刃部が形成された刃部材とから構成され、 前記受部の一側面に前記刃部が密接して摺動 するように、前記受部材と前記刃部材とを交 差させて回動自在に軸着し、前記受部の前記 刃部と対向する縁部に、切断するアーク溶接 用ワイヤーを受容する受容溝を幅方向に連通 形成したアーク溶接用ワイヤー切断工具の前 記受容溝にアーク溶接用ワイヤーを受容させ て、前記アーク溶接用ワイヤーを切断し、ア ーク溶接用ワイヤーの直径よりも僅かに大き い内径のワイヤー送出孔が貫通形成されたコ ンタクトチップに、前記切断したアーク溶接 用ワイヤーを挿通して、前記コンタクトチッ プをアーク溶接トーチにセットしてアーク溶 接を行うことを特徴とする。

 上記課題を解決するためになされた請求項1 に記載の発明は、柄部の先端に受部を形成し た受部材と、柄部の先端に刃部を形成した刃 部材とから構成され、前記受部の一側面に前 記刃部が密接して摺動するように、前記受部 材と前記刃部材とを交差させて回動自在に軸 着し、前記受部の前記刃部と対向する縁部に 、切断するアーク溶接用ワイヤーを受容する 受容溝を幅方向に連通形成したことを特徴と する。
 このため、切断時にアーク溶接用ワイヤー 前記受容溝に受容されながら、刃部の刃縁 の間で剪断され、アーク溶接用ワイヤーを 断する際の変形を最小に抑えることが可能 なる。本発明のアーク溶接用ワイヤー切断 具を使用することにより、アーク溶接用ワ ヤーの直径よりも僅かに大きいワイヤー送 孔が貫通形成されたコンタクトチップであ ても、アーク溶接用ワイヤーを、前記ワイ ー送出孔に挿通させることが可能となり、 ーク溶接用ワイヤーとコンタクトチップの イヤー送出孔とのクリアランスを、小さく ることが可能となる。このため、溶接時に ーンバック現象の発生やスパッタの増大を 避し、溶接狙い位置の精度を向上させるこ が可能となり、従来に比べて、溶接不良を1 /2~1/3に減少させることが可能となる。

 また、アーク溶接用ワイヤーとコンタク チップのワイヤー送出孔とのクリアランス 、小さくすることが可能となるので、コン クトチップの全長を半分以下に短くしても アーク溶接用ワイヤーをワイヤー送出孔に 実に接触させることができ、高価な銅合金 構成されるコンタクトチップの材料を大幅 削減することが可能となり(体積比で1/2~1/3) 安価にコンタクトチップを提供することや 省資源に寄与することが可能となる。

 クリアランスが所定以上になると、溶接 良を回避するために、コンタクトチップを 換しているが、本発明のアーク溶接用ワイ ー切断工具を使用すると、アーク溶接用ワ ヤーとコンタクトチップのワイヤー送出孔 のクリアランスを小さくすることが可能と る。このため、初めから前記クリアランス 大きい従来のコンタクトチップでは、約2時 間で交換していたところ、本発明を使用して 、これに対応するコンタクトチップを使用す ると、使用時間を約4~6時間に延ばすことが可 能となり、ユーザのコストを削減することが 可能となり、省資源に寄与することが可能と なる。

 また、従来では、初めから前記クリアラ スが大きく、コンタクトチップの寿命を延 すために、クロムやマンガン、シリコン等 銅に固溶させる固溶化処理や、析出硬化処 が必要であったが、本発明では、前記クリ ランスを小さく設定することが可能となる で、固溶化処理や、析出硬化処理をしなく も、コンタクトチップの寿命が長くなり、 幅に製造コストを低下させることが可能と る。また、前記固溶化処理や、析出硬化処 をする必要がないので、電気抵抗率が低下 ることなく、電気導電率を高く(95~100%)する とが可能となり、コンタクトチップとアー 溶接用ワイヤーとの通電を安定させること 可能となり、アークが安定するようになる

 請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の 明において、受容溝の底部を半円形状にし ことを特徴とする。
 このため、アーク溶接用ワイヤーの下半分 、受容溝の底部に密接して受容された状態 切断されるので、アーク溶接用ワイヤーの 形を更に防ぐことが可能となる。

 請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の 明において、刃部の受部の受容溝と対向す 位置に、アーク溶接用ワイヤーを受容する 容溝を幅方向に連通して設けたことを特徴 する。
 このため、切断時にアーク溶接用ワイヤー 刃部側でも前記受容溝で受容されるので、 ーク溶接用ワイヤーを切断する際の変形を より抑えることが可能となる。

 請求項4に記載の発明は、請求項1に記載 発明において、刃部及び受部の先端に、互 に相対向する挟持面を有する挟持部を形成 たことを特徴とする。このため、コンタク チップを前記挟持部で挟持することにより コンタクトチップの脱着を行うことが可能 なり、同じ工具で、アーク溶接用ワイヤー 切断作業とコンタクトチップの脱着作業を うことが可能となり、工具を持ち替える必 がなく、コンタクトチップの交換作業の作 性が向上する。

 請求項5に記載の発明は、請求項4に記載 発明において、刃部及び受部の先端に形成 れた挟持部の先端に、相手側に突出する挟 部を形成したことを特徴とする。このため アーク溶接用ワイヤーがコンタクトチップ ワイヤー送出孔の出口に溶着した場合であ ても、前記挟掴部でアーク溶接用ワイヤー 先端を挟掴しつつ引っ張ることにより、ア ク溶接用ワイヤーを切断することが可能と る。

 請求項6に記載の発明は、柄部の先端に受 部が形成された受部材と、柄部の先端に刃部 が形成された刃部材とから構成され、前記受 部の一側面に前記刃部が密接して摺動するよ うに、前記受部材と前記刃部材とを交差させ て回動自在に軸着し、前記受部の前記刃部と 対向する縁部に、切断するアーク溶接用ワイ ヤーを受容する受容溝を幅方向に連通形成し たアーク溶接用ワイヤー切断工具の前記受容 溝にアーク溶接用ワイヤーを受容させて、前 記アーク溶接用ワイヤーを切断し、アーク溶 接用ワイヤーの直径よりも僅かに大きい内径 のワイヤー送出孔が貫通形成されたコンタク トチップに、前記切断したアーク溶接用ワイ ヤーを挿通して、前記コンタクトチップをア ーク溶接トーチにセットし、アーク溶接を行 うことを特徴とする。このため、アーク溶接 用ワイヤーとコンタクトチップのワイヤー送 出孔とのクリアランスを小さく設定すること が可能となり、溶接時にバーンバック現象の 発生、スパッタの増大を回避し、溶接狙い位 置の精度を向上させることができ、溶接不良 が、従来に比べて1/2~1/3に減少させることが 能となる。

本発明の実施の形態を示すアーク溶接 ワイヤー切断工具の上面図である。 本発明の実施の形態を示すアーク溶接 ワイヤー切断工具の側面図である。 本発明の実施の形態を示すアーク溶接 ワイヤー切断工具の正面図である。 受部の斜視図である。 受容溝の幅寸法及びアーク溶接用ワイ ー径とワイヤー送出孔の穴径とのクリアラ スを示した図表である。 本発明の効果を表す説明図である。 ガスシールドアーク溶接トーチの説明 である。 第2の実施形態の上面図である。 第3の実施形態の上面図である。 第4の実施形態の上面図である。 従来の実施の形態を示す説明図である 。 従来のアーク溶接用ワイヤー径とワイ ヤー送出孔の穴径とのクリアランスを示した 図表である。

符号の説明

 1   刃部材
 1a  軸着部
 1b  柄部
 1c  刃部
 1d  切断刃
 1e  当接部
 1f  底部(第2の実施形態)
 1g  受容溝(第2の実施形態)
 1h  挟持部(第3の実施形態、第4の実施形態)
 1i  挟持面(第3の実施形態、第4の実施形態)
 1j  挟掴部(第4の実施形態)
 2   受部材
 2a  軸着部
 2b  柄部
 2c  受部
 2d  受容溝
 2e  底部
 2g  当接部
 2h  挟持部(第3の実施形態、第4の実施形態)
 2i  挟持面(第3の実施形態、第4の実施形態)
 2j  挟掴部(第4の実施形態)
 50  ガスシールドアーク溶接トーチ
 51  トーチ本体
 52  チップホルダー
 52a 不活性ガス供給口
 53  コンタクトチップ
 53a ワイヤー送出孔
 53b 面取部
 54  シールドノズル

(本発明の構成)
 以下に、図面を参照しつつ本発明のアーク 接用ワイヤー切断工具の好ましい実施の形 を示す。(第1の実施形態)図1は本発明のアー ク溶接用ワイヤー切断工具の上面図であり、 図2は図1の側面図であり、図3は図1の正面図 ある。図1~図3に示されるように、アーク溶 用ワイヤー切断工具は、刃部材1と受部材2と を軸着部1a(2a)で、交差させて回動自在に軸着 して構成したものである。

 刃部材1の軸着部1aよりも基端側は、柄部1 bとなっていて、樹脂が被覆されている。柄 1bの先端側、つまり、刃部材1の軸着部1aの先 端側には、刃部1cが形成されている。

 受部材2の軸着部2aよりも基端側は、柄部2 bとなっていて、樹脂が被覆されている。柄 2bの先端側、つまり、受部材2の軸着部2aより も先端側には、受部2cが形成されている。

 刃部1cと受部2cは殆ど同じ長さになってい る。刃部1cは、受部2cの一側面と密接して摺 するようになっている。刃部1cの受部2cと対 する縁部には、切断刃1dが形成されている

 図4に受部の斜視図を示す。図1~図4に示さ れるように、刃部1cの切断刃1dと対向する受 2cの縁部には、受部2cの幅方向に連通する受 溝2dが凹陥形成されている。この受容溝2dの 断面形状は、U字形状をしている。本実施形 では、受容溝2dは、軸着部1a(2a)の軸線方向と 平行に凹陥形成されている。受容溝2dの底部2 eは、半円形状をしている。受容溝2dの底部2e 直径は、アーク溶接用ワイヤーの直径より 僅かに大きくなっている。つまり、受容溝2 dの幅寸法は、アーク溶接用ワイヤーの直径 りも僅かに大きい寸法となっている。図5に ーク溶接用ワイヤーの直径と受容溝2dの幅 法との関係を示した図表を示す。なお、図5 示されるように、ソリッドワイヤーの直径 実測値は、規格値よりも小さい寸法である 合が多い。

 刃部材1と受部材2の、軸着部1a(2a)と柄部1b 、2bの間の対向する部分は、それぞれ、当接 1e、当接部2gとなっている。作業者が、柄部 1bと柄部2bを閉じる方向に握ると、当接部1eと 当接部2gが当接するようになっている。

 作業者が、柄部1bと柄部2bを閉じる方向に 握ると、刃部1c及び受部2cが閉じる方向に回 し、刃部1cの切断刃1dは、受部2cと重合し、 容溝2dの底部2eを完全に閉塞する。さらに、 断刃1dの刃縁が、受容溝2dの底部2eを超えて 動し、当接部1eと当接部2gが当接すると、刃 部1c及び受部2cの回動が停止する。

(本発明の作用)
 アーク溶接用ワイヤーを切断する場合には 作業者は、アーク溶接用ワイヤーを受容溝2 dに受容させてセットする。この状態で、柄 1b及び柄部2bを握ると、切断刃1dの刃縁は、 容溝2dに受容されたアーク溶接用ワイヤーと 当接し、アーク溶接用ワイヤーが受容溝2dと 断刃1dとの間で剪断されながら、切断刃1dが 受部2cと重合しながら回動し、切断刃1dの刃 が受容溝2dの底部2eを完全に閉塞すると、ア ク溶接用ワイヤーが切断される。

 図6に本発明の効果を表す説明図を示す。 図6の(3)に示されるように、本発明のアーク 接用ワイヤー切断工具を使用して、アーク 接用ワイヤーを切断すると、アーク溶接用 イヤーの受容溝2dで受容された状態で切断さ れるので、アーク溶接用ワイヤーの塑性変形 を防ぐことが可能となる。このため、切断刃 1dの刃縁と当接する部分のアーク溶接用ワイ ーは、変形して、多少へこむが、アーク溶 用ワイヤーの下半分は、受容溝2dの底部2eと 密接した状態で受容されているので、アーク 溶接用ワイヤーの切断面の最大の直径が、受 容溝2dの底部2eの直径(つまり、受容溝2dの幅 法)を超えることはなく、アーク溶接用ワイ ーの元の形状(図6の点線で示された部分)を えて、アーク溶接用ワイヤーが塑性流動す ことは殆ど無い。

 なお、本実施形態では、受容溝2dを軸着 1a(1b)の軸線方向と平行に形成したが、受容 2dを、受容溝2dを軸着部1a(1b)の軸線方向と傾 て、受容溝2dを刃状に形成することとして 差し支えない。

 図に示される実施形態では、受部2cには 数の受容溝2dが形成されている。受部2cに直 が同一の底部2eの受容溝2dを複数形成すると 、ある受容溝2dやこれに対向する切断刃1dが 損したとしても、他の受容溝2dにアーク溶接 用ワイヤーを受容させることにより、アーク 溶接用ワイヤーを切断することが可能となる 。あるいは、受容溝2dの底部2eを、切断する ーク溶接用ワイヤーの直径に応じた直径に ると(つまり、受容溝2dの底部2eを異なる直径 にすると)、一つのアーク溶接用ワイヤー切 工具で、直径が異なるアーク溶接用ワイヤ を切断することが可能となり、大変便利で る。

 なお、図1、図3に示されるように、受部2c にも切断刃を形成すると、受容溝2dが形成さ ていない部分で、アーク溶接用ワイヤー以 の線材や撚り線等を切断することが可能と り便利である。

(ガスシールドアーク溶接方法)
 図7にガスシールドアーク溶接トーチ50の説 図を示し、本発明のアーク溶接用ワイヤー 断工具を用いたガスシールドアーク溶接方 について説明をする。図7において、51はト チ本体、52はチップホルダー、53はコンタク トチップ、54はシールドノズルである。

 コンタクトチップ53は銅や銅合金で構成 れ、図7に示されるように、砲弾形状をして る。コンタクトチップ53には、ワイヤー送 孔53aが軸線方向に向かって貫通形成されて る。コンタクトチップ53は、円筒形状のチッ プホルダー52の先端に取り付けられている。 ンタクトチップ53の外周面には、面取部53b 形成されている。面取部53bにスパナやペン 等の工具を係合させて、コンタクトチップ53 を、チップホルダー52から取り外し、或いは チップホルダー52に取り付けるようにして る。

 チップホルダー52は、トーチ本体51に取り付 けられている。チップホルダー52及びコンタ トチップ53を包容するように、筒状のシー ドノズル54がトーチ本体51に取り付けられて る。チップホルダー52の基端には、複数の 活性ガス供給口52aが形成されていて、この 活性ガス供給口52aからCO 2 等の不活性ガスが、シールドノズル54内に供 されるようになっている。チップホルダー5 2とコンタクトチップ53のワイヤー送出孔53a内 を、アーク溶接用ワイヤーが挿通している。 溶接時には、アーク溶接用ワイヤーがコンタ クトチップ53のワイヤー送出孔53aの先端(出口 )から、順次供給されるようになっている。 お、アーク溶接用ワイヤーには、断面形状 中実のソリッドワイヤーや、内部に溶接用 ラックスを充填したフラックスコアドワイ ーが含まれる。また、アーク溶接用ワイヤ には、表面に銅メッキを施したアーク溶接 ワイヤー及び表面に銅メッキを施さないア ク溶接用ワイヤーの両方が含まれる。

 ワイヤー送出孔53aが消耗し、コンタクト ップ53を交換する場合には、アーク溶接用 イヤーの先端が、溶接の熱によって、球状 なっているので、本発明のアーク溶接用ワ ヤー切断工具を使用してアーク溶接用ワイ ーを切断してから、使用済みのコンタクト ップ53をチップホルダー52から取り外すよう している。新しいコンタクトチップ53のワ ヤー送出孔53aに、切断したアーク溶接用ワ ヤーを挿通する。そして、新しいコンタク チップ53を、チップホルダー52に取り付けて ガスシールドアーク溶接トーチ50にセット る作業が終了する。セット後にはガスシー ドアーク溶接をすることができるようにな 。

 本発明のアーク溶接用ワイヤー切断工具 用いて、アーク溶接用ワイヤーを切断する 、前述したように、切断時の変形を最小限 抑えることができるので、図5に示されるよ うに、コンタクトチップ53のワイヤー送出孔5 3aの内径を、アーク溶接用ワイヤーの直径よ も僅かに大きい内径に設定しても、アーク 接用ワイヤーをコンタクトチップ53のワイ ー送出孔53aに挿通することが可能となる。 のように、本発明のアーク溶接用ワイヤー 断工具を用いた場合には、アーク溶接用ワ ヤーとワイヤー送出孔53aとのクリアランス 小さく設定することが可能となる。

 このように、アーク溶接用ワイヤーとコ タクトチップ53のワイヤー送出孔53aとのク アランスを小さくすることにより、溶接時 バーンバック現象の発生やスパッタの増大 回避し、溶接狙い位置の精度を向上させる とができ、溶接不良が、従来(図12に示され 内径にワイヤー送出孔53aを設定した場合)に べて1/2~1/3に減少させることが可能となった 。なお、ワイヤー送出孔53aの内径を、図5に される下限値よりも小さく設定すると、切 後のアーク溶接用ワイヤーをワイヤー送出 に挿通できない。一方で、ワイヤー送出孔53 aの内径を、図5に示される上限値よりも大き 設定すると、ワイヤー送出孔53aとアーク溶 用ワイヤーとのクリアランスが大きくなり 溶接時にバーンバック現象が発生する可能 が増大し、スパッタが増大し、溶接狙い位 の精度が悪化する。

(第2の実施形態の構成)
 図8に第2の実施形態の上面図を示し、第2の 施形態の説明をする。図8に示されるように 第2の実施形態では、刃部1cの受部2cの受容溝2 eと対向する位置に、アーク溶接用ワイヤー 直径よりも僅かに大きい直径の半円形状の 部1fを有する受容溝1gを凹陥形成している。 2の実施形態では、受容溝2d及び受容溝1gの なくとも一方は、軸部1a(2a)に対して傾斜し 形成され、受容溝2d及び受容溝1gの少なくと 一方の端部には切断刃が形成されている。 のように、刃部1cにも受容溝1gを形成するこ とにより、アーク溶接用ワイヤーが、受容溝 2d及び受容溝1gの両方に受容されるので、ア ク溶接用ワイヤーの切断時における、アー 溶接用ワイヤーの切断面の変形を最小に抑 ることが可能となる。

(第3の実施形態の構成)
 図9に第3の実施形態の上面図を示し、第3の 施形態の説明をする。図9に示されるように 第3の実施形態では、刃部1cと受部2cの先端に それぞれ挟掴部1h、2hを形成している。図9 おいて、挟持部1hは奥側に突出し、挟持部2h 手前側に突出していて、挟持部1hと挟持部2h が相対向している。挟持部1hと挟持部2hが相 向している部分は、それぞれ、挟持面1iと挟 持面2iとなっていて、平面で構成されている 挟持面1iと挟持面2iは、柄部1bと柄部2bを所 角度開いた際に、互いに平行になるように っている。このため、図9に示されるように 挟持面1iと挟持面2i間で、コンタクトチップ 53の面取部53bを挟持して、コンタクトチップ5 3を、チップホルダー52から取り外し、或いは 、チップホルダー52に取り付けることができ ことができる。

 なお、柄部1bと柄部2bを所定角度開いて、 挟持面1iと挟持面2iが平行になった際の、挟 面1iと挟持面2iの間の寸法を、コンタクトチ プ53の面取部53bの幅寸法に設定することが ましい。このように設定すると、コンタク チップ53の面取部53bが、平面である挟持面1i 2iで当接するので、確実に面取部53bを挟持 1i、2iで挟持することが可能となり、確実に コンタクトチップ53をチップホルダー52から 取り外すことが可能となる。また、面取部53b に傷が付くことを防止することが可能となる 。

(第4の実施形態の構成)
 図10に第4の実施形態の上面図を示し、第4の 実施形態の説明をする。図10に示されるよう 、第4の実施形態は、第3の実施形態の挟持 1hと挟持部2hの先端に、それぞれ相手側に突 した挟掴部1jと挟掴部2jを形成している。ア ーク溶接用ワイヤーがコンタクトチップ53の イヤー送出孔53aの出口に溶着した場合には アーク溶接用ワイヤーの先端を、挟掴部1j 挟掴部2jで挟持して、アーク溶接用ワイヤー を引っ張り出して、アーク溶接用ワイヤーの 先端を切断する。

 以上、現時点において、もっとも、実践 であり、かつ好ましいと思われる実施形態 関連して本発明を説明したが、本発明は、 願明細書中に開示された実施形態に限定さ るものではなく、請求の範囲および明細書 体から読み取れる発明の要旨あるいは思想 反しない範囲で適宜変更可能であり、その うな変更を伴うアーク溶接用ワイヤー切断 具やアーク溶接用ワイヤー切断工具を用い アーク溶接方法もまた技術的範囲に包含さ るものとして理解されなければならない。