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Title:
WIRELESS COMMUNICATION SYSTEM, BASE STATION, AND RANDOM ACCESS CHANNEL TRANSMISSION METHOD
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/081531
Kind Code:
A1
Abstract:
A random access channel transmission method is a method in which a user terminal selects a preamble pattern from among a plurality of known preamble patterns and transmits the selected preamble pattern to a base station. The transmission method comprises the step of partitioning a cell into a plurality of areas and setting one or more preamble patterns and the number of repetitions of the preamble patterns for each area and the step of transmitting a predetermined preamble pattern once to a user terminal located in an area near the base station and transmitting a predetermined preamble pattern more than once to a user terminal located in an area far away from the base station.

Inventors:
SHIMOMURA TSUYOSHI (JP)
SEKI HIROYUKI (JP)
Application Number:
PCT/JP2006/326211
Publication Date:
July 10, 2008
Filing Date:
December 28, 2006
Export Citation:
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Assignee:
FUJITSU LTD (JP)
SHIMOMURA TSUYOSHI (JP)
SEKI HIROYUKI (JP)
International Classes:
H04B1/713; H04J13/18; H04J13/22; H04W74/08
Foreign References:
JP2001326596A2001-11-22
JPH10173594A1998-06-26
Other References:
B.M. POPOVIC: "Generalized Chirp-Like Polyphase Sequences with Optimum Correlation Properties", IEEE TRANS. INFOR. THEORY, vol. 38, July 1992 (1992-07-01), pages 1406 - 1409, XP000287157, DOI: doi:10.1109/18.144727
See also references of EP 2101509A4
Attorney, Agent or Firm:
SAITO, Chimoto (Koei-Palace 20214-10, Makuharihongo 1-chome,Hanamigawa-ku, Chiba-shi, Chiba 33, JP)
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Claims:
 既知の複数のプリアンブルパターンの中からユーザ端末が一つのプリアンブルパターンを選んで基地局に送信するランダムアクセスチャネル送信方法において、
 基地局から近いエリアに存在するユーザ端末は第1のプリアンブルパターンをM回の繰返しにより送信し、基地局から遠いエリアに存在するユーザ端末は第2のプリアンブルパターンをN(M<N)回の繰り返しにより送信する、
ことを特徴とするランダムアクセスチャネル送信方法。
 前記Mは0である、
ことを特徴とする請求項1記載のランダムアクセスチャネル送信方法。
 基地局はCAZAC系列により前記各エリアのプリアンブルパターンを設定し、ユーザ端末は該CAZAC系列の巡回シフト間隔を変更することにより、該CAZAC系列を複数のプリアンブルパターンとして使用する、
 ことを特徴とする請求項1記載のランダムアクセスチャネル送信方法。
 繰り返し数の少ないエリアのCAZAC系列の巡回シフト間隔を狭くし、繰り返し数の多いエリアのCAZAC系列の巡回シフト間隔を広くする、
 ことを特徴とする請求項3記載のランダムアクセスチャネル送信方法。
 繰り返し数の多いエリアのCAZAC系列としてピーク対平均電力比(PAPR)が小さな系列を設定する、
 ことを特徴とする請求項3記載のランダムアクセスチャネル送信方法。
 前記各エリアにおけるプリアンブルパターン、繰り返し数を基地局より報知チャネルでユーザ端末に報知する、
 ことを特徴とする請求項1記載のランダムアクセスチャネル送信方法。
 基地局は送信電力を前記報知チャネルでユーザ端末に報知し、
 ユーザ端末は前記送信電力と受信電力の差を求め、該差に基づいて、自分が存在するエリアを識別し、該エリアに割り当てられた所定のプリアンブルパターンを選択し、該プリアンブルパターンを前記繰り返し数に応じた回数、連続して送信する、
 ことを特徴とする請求項6記載のランダムアクセスチャネル送信方法。
 ユーザ端末は、送信したプリアンブルパターンが基地局に受信されない場合、おいて繰り返し数を増加して前記プリアンブルパターンを連続して送信する、
 ことを特徴とする請求項7記載のランダムアクセスチャネル送信方法。
 基地局において、前記報知したプリアンブルパターン毎に該プリアンブルパターンと受信信号との相関を演算し、繰り返し数が複数のプリアンブルパターンについては複数回の相関演算結果を加算し、相関ピーク値が設定値以上のプリアンブルパターンを検出し、該プリアンブルパターンを受信したことをユーザ端末に通知する、
 ことを特徴とする請求項7記載のランダムアクセスチャネル送信方法。
 基地局は所定のユーザ端末に情報を送信する場合、該ユーザ端末から受信したプリアンブルパターンの繰り返し数に応じた送信電力で該情報を送信する、
 ことを特徴とする請求項9記載のランダムアクセスチャネル送信方法。
 プリアンブルパターンを1回送信するに必要な時間を1アクセススロット、最大の繰り返し数をMとするとき、繰り返し数が0のエリアに存在するユーザ端末は該エリアに割り当てられた所定のプリアンブルパターンを、(M+1)個のアクセススロットのうち所定のアクセススロットにおいて、基地局に送信する、
 ことを特徴とする請求項1記載のランダムアクセスチャネル送信方法。
 前記各エリアにおける前記プリアンブルパターン、前記繰り返し数、およびホッピングパターンを基地局より報知チャネルでユーザ端末に報知し、
 繰り返し数が1以上のエリアに存在するユーザ端末は、前記ホッピングパターンに基づいて所定のプリアンブルパターンを送信周波数を変えて送信する、
 ことを特徴とする請求項1記載のランダムアクセスチャネル送信方法。
 既知の複数のプリアンブルパターンの中からユーザ端末が一つのプリアンブルパターンを選んで基地局に送信する無線通信システムの基地局において、
複数のプリアンブルパターンと該複数のプリアンブルパターンのそれぞれについての送信繰り返し数の対応関係をユーザ端末に報知する報知手段、
 ユーザ端末から送信されるプリアンブルパターンを検出するプリアンブル検出手段、
 前記プリアンブルパターンを受信した場合に、プリアンブル受信確認情報を作成して送信する手段、
 備えたことを特徴とする基地局。
 該基地局から近いエリアに存在するユーザ端末が選択するプリアンブルは、該基地局から遠いエリアに存在するユーザ端末が選択するプリアンブルに対して繰返し数が少ない、ことを特徴とする請求項13記載の基地局。
 前記報知手段は、前記プリアンブルパターンとして1以上のCAZAC系列および各CAZAC系列の巡回シフト間隔を指定し、前記ユーザ端末は、所定のCAZAC系列を指定された巡回シフト間隔分シフトしてプリアンブルパターンを生成する、
 ことを特徴とする請求項13記載の基地局。
 前記プリアンブル検出手段は、
 前記報知したプリアンブルパターン毎に該プリアンブルパターンと受信信号との相関を演算する相関部、
 繰り返し数が複数のプリアンブルパターンについては複数回の相関演算結果を加算する加算部、
 相関のピーク値が設定値以上であるか比較する比較部、
 を備え、相関ピーク値が設定値以上のとき、該相関ピーク値に応じたプリアンブルパターンを受信したと判定する、
 ことを特徴とする請求項13記載の基地局。
 基地局より所定のユーザ端末に情報を送信する際、該ユーザ端末から受信したプリアンブルパターンの繰り返し数に基づいて送信電力を決定する送信電力制御部、
 を備えたことを特徴とする請求項13記載の基地局。
 既知の複数のプリアンブルパターンの中からユーザ端末が一つのプリアンブルパターンを選んで基地局に送信する無線通信システムにおいて、
 基地局は、
 セルを複数のエリアに区分し、各エリアに1以上のプリアンブルパターンと該プリアンブルパターンの送信繰り返し数を設定してユーザ端末に報知する報知手段、
 ユーザ端末から送信されるプリアンブルパターンを検出するプリアンブル検出手段、
 前記プリアンブルパターンを受信したとき、プリアンブル受信確認情報を作成して送信する手段、
 備え、ユーザ端末は、
 基地局から送信された報知情報を保存する保存部、
 該ユーザ端末が存在するエリアを検出するエリア検出手段、
 該エリアに応じたプリアンブルパターンを前記保存部より選択するプリアンブルパターン選択部、
 該プリアンブルパターンを生成し、前記エリアに応じた繰り返し数、該プリアンブルパターンを送信するプリアンブル送信部、
 備えたことを特徴とする無線通信システム。
 前記エリア検出手段は、
 基地局より報知される送信電力とユーザ端末の信号受信電力との差を演算する演算手段、
 該差に基づいて、自分が存在するエリアを識別するエリア検出手段、
 を備えたことを特徴とする請求項18記載の無線通信システム。
 前記ユーザ端末は、
 基地局より送信されるプリアンブル受信確認情報を受信する受信手段、
 自分が送信したプリアンブルパターンが基地局に受信されたか該プリアンブル受信確認情報より判断する受信確認手段、
 送信したプリアンブルパターンが基地局に受信されない場合、ユーザパターンの送信繰り返し数を増加する手段、
 を備え、前記プリアンブル送信部は該プリアンブルパターンを該送信繰り返し数、連続して送信する、
 ことを特徴とする請求項18記載の無線通信システム。
 プリアンブルパターンを1回送信するに必要な時間を1アクセススロット、最大の繰り返し数をMとするとき、繰り返し数が0のエリアに存在するユーザ端末の前記プリアンブル送信部は、(M+1)個のアクセススロットのうち所定のアクセススロットにおいて、前記プリアンブルパターンを基地局に送信する、
 ことを特徴とする請求項18記載の無線通信システム。
 基地局の前記報知手段は、前記各エリアにおけるプリアンブルパターン、繰り返し数に加えて、ホッピングパターンを報知チャネルでユーザ端末に報知し、繰り返し数が1以上のエリアに存在するユーザ端末の前記プリアンブル送信部は、前記ホッピングパターンに基づいて所定のプリアンブルパターンを、送信周波数を変えて送信する、
 ことを特徴とする請求項18記載の無線通信システム。
Description:
無線通信システム及び基地局並 にランダムアクセスチャネル送信方法

 本発明は、無線通信システム及び基地局 びにランダムアクセスチャネル送信方法に わり、特に、既知の複数のプリアンブルパ ーンの中からユーザ端末が一つのプリアン ルパターンを選んで基地局に送信する無線 信システム及び基地局並びにランダムアク スチャネル送信方法に関する。

 3GPPなどのセルラーシステムでは、ユーザ 端末は、電源を入れた直後あるいはハンドオ ーバした直後にセルサーチし、セルサーチ完 了後にランダムアクセスチャネルRACHを用い 基地局と初期通信を行う。基地局はセル内 使用する初期通信用の複数のプリアンブル ターンを報知チャネルで周期的に報知して るから、ユーザ端末は受信した報知情報に まれる複数のプリアンブルパターンの中か 適切なものを1つ選択して基地局に送信する この場合、同じプリアンブルが複数のユー から同時に送信される確率が十分小さくな ようにプリアンブルパターンの数が設定さ る。基地局では受信信号と送信されてくる 能性のある全てのプリアンブルパターンと 相関処理を行い、設定値以上の相関ピーク 検出されたかどうかで該当プリアンブルパ ーンが送信されたかどうかを判断し、返信 行う。ユーザ端末は、基地局にプリアンブ が送達するまで設定回数繰り返し行ない、 達が確認されると、端末番号、データの種 、データ量などのメッセージを基地局に送 、通信リンクを確立する。プリアンブルを 定回数送信しても基地局に送達しなければ ーザ端末はプリアンブルの送信を中止する

 基地局によるプリアンブルの検出確率は受 電力とプリアンブル長に依存する。3GPPにお ける次世代システム3GPP LTEではユーザ端末が 基地局からの下り信号の伝搬損失を推定して 、その損失量に応じて初回のプリアンブルの 送信電力を決める、このため、セル端からの 信号もセル中心からの信号も基地局における 受信電力がほぼ同じになり、検出確率もほぼ 同じになる。
 ところで、3GPP LTEではセルの大きさについ 少なくとも半径100kmまで対応することとし おり、小セルと大セルとでは最大伝搬損失 大きく異なる。一方、ユーザ端末の最大送 電力は小セルと大セルとに関係なく同じで る。このため、同じプリアンブル長ではセ の大きさによって検出確率が異なってしま 問題が発生する。
 そこで、セルの大きさに応じてプリアンブ の長さを変える方式が提案されている(非特 許文献1参照)。具体的には図17に示すように ルサイズに基づいてプリアンブルの単位系 C(x)の繰り返し数nを変えて長さを変える。同 時に1RACHスロットの大きさも単位アクセスス ット×(n+1)と変えている。T G1 はRACHにおけるプリアンブルが直前のチャネ から影響を受けないように設けられたガー タイム(Guard Time)であり、T G2 はRACHに続くチャネルに影響を与えないよう 設けられたガードタイムである。なお、受 時に必要な相関演算を周波数領域処理で実 し易いようにガードタイムT G1 を設ける代わりにCyclic Prefixを付けることも きる(非特許文献2参照)。このCyclic Prefixそ ものは単位系列の一部の繰り返しである。

 また、3GPP LTEではプリアンブルパターンを 成する単位系列としてCAZAC(Constant Amplitude Z ero Auto-Correlation)系列を用いることが考えら ている。CAZAC系列は名称の通り理想的な自己 相関特性を持つため、系列番号が同じで巡回 シフト間隔が異なる系列同士は互いに直交す る。CAZAC系列を用いたプリアンブルパターン 系列番号k、巡回シフト間隔s、繰り返し数r 関数としてP(k,s,r)と定義することができる 巡回シフト間隔を変えて同じ系列番号のCAZAC 系列を異なるユーザにプリアンブルパターン として使用可能とするためには、巡回シフト 間隔sが各ユーザより送信したプリアンブル 基地局到達時
間の差より大きいことが必須である。巡回シ フトによってできるプリアンブルパターンの 数が足りない場合には、違う系列番号の系列 を用いる。
 典型的なCAZAC系列であるZadoff-Chu系列は式(1) 表される(非特許文献3参照)。
 ここで、L,kは互いに素であり、それぞれ系 長、系列番号を表す。nはシンボル番号(0,1, .L-1)で、qは任意の整数、L%2はLを2で割った きの余りであり、Lmod(2)と表記される場合も る。Lが素数であればCAZAC系列の系列数Mは(L- 1)となる。したがって、L=149であればCAZAC系列 系列数Mは148、L=73であればM=72、L=37であればM= 36である。ZC k (n)をsだけ巡回シフトした系列はZC k (n+s)と表される。CAZAC系列は系列番号によっ ピーク対平均電力比PAPR(Peak to Average Power R atio)特性が大きく変化する。図18(A)にL=149,73,37 のRaw Cubic Metric (PAPRとほぼ同等の評価指標) 図18(B)にL=37の場合のRaw Cubic Metric を示す 図ではデータ変調方式(BPSK,QPSK,16QAM)のRaw Cubi c Metricが対比のために示されている。また、 図18(B)ではRaw Cubic Metricが小さい順に系列番 を1番から割り振って表示している。

 非特許文献1,2(3GPP R1-061367、R1-061870)の提案 は、セル端ユーザからの送信に必要な繰り し数や巡回シフト間隔を基準にしてセルの リアンブルターンが設計される。このため セル端とセル中心においてユーザ端末が使 するプリアンブルパターンは同じであり、 ーザ端末は位置に応じて送信電力を変える けである。しかし、かかるプリアンブルタ ンの設計法では、以下の問題が発生する。
 すなわち、小セルに比べて大セルではプリ ンブルパターンの繰り返し数が多いためプ アンブル全体のサイズが長くなり、受信側( 基地局)における処理負荷が大きくなる問題 発生する。また、巡回シフト間隔sはセル端 ーザからの最大遅延時間以上となるように 定する必要がある。このため、大セルでは 回シフト間隔を大きくしなければならず、 互干渉が小さい同じ系列番号の母系列から 回シフトにより取り出せる系列数(プリアン ブルパターン数)が少なくなり、相互干渉が きい異なる系列番号の母系列を多く使わざ を得ない問題が発生する。
 従って、本発明の目的は、大セルであって 基地局における処理負荷を軽減することで る。
 本発明の別の目的は、大セルであっても相 干渉が小さい同じ系列番号の母系列から取 出せる使用可能なプリアンブルパターン数 多くすることである。
 本発明の別の目的は、セル端に存在するユ ザ端末の送信増幅器から出力する信号の非 形ひずみを防止し、かつ、増幅器の効率を 上することである。
 本発明の別の目的は、繰り返し数が少ない リアンブルパターンの場合、例えば繰り返 回数が0回のプリアンブルパターンの場合、 該プリアンブルパターンの送信タイミングが 重ならないようにすることにより同一プリア ンブルパターンをユーザ端末が同時に使用可 能にすることである。
 本発明の別の目的は、ユーザ端末から送信 たプリアンブルパターンが基地局に送達し かった後の再送信において、繰り返し数の り大きいプリアンブルパターンを選んで送 することによりプリアンブルパターンが基 局に確実に送達できるようにすることであ 。
 本発明の別の目的は、繰り返し数が1以上の プリアンブルパターンを使用する場合、第1 目のプリアンブルの送信周波数、第2回目の リアンブルの送信周波数、….を異ならせる ことにより(ホッピング)、プリアンブル受信 力が周波数ダイバーシチ効果により大きく って確実に基地局に送達するようにするこ である。
TSG-RAN WG1 #45、R1-061367 TSG-RAN WG1 LTE Ad-Hoc、R1-061870 B.M. Popovic, "Generalized Chirp-Like Polyphase S equences with Optimum Correlation Properties", IEEE Tr ans. Info. Theory, Vol. 38, pp.1406-1409, July 1992.

 ・ランダムアクセスチャネル送信方法
 本発明の第1の態様は、既知の複数のプリア ンブルパターンの中からユーザ端末が一つの プリアンブルパターンを選んで基地局に送信 するランダムアクセスチャネル送信方法であ る。このランダムアクセスチャネル送信方法 において、基地局から近いエリアに存在する ユーザ端末は、第1のプリアンブルパターン M回の繰返しにより送信し、基地局から遠い リアに存在するユーザ端末は、第2のプリア ンブルパターンをN(M<N)回の繰り返しにより 送信する
 前記送信方法において、基地局はCAZAC系列 より前記各エリアのプリアンブルパターン 設定し、ユーザ端末は該CAZAC系列の巡回シフ ト間隔を変更することにより、該CAZAC系列を 数のプリアンブルパターンとして使用する
 前記送信方法において、繰り返し数の少な エリアのCAZAC系列の巡回シフト間隔を狭く 、繰り返し数の多いエリアのCAZAC系列の巡回 シフト間隔を広くする。また、前記送信方法 において、繰り返し数の多いエリアのCAZAC系 としてピーク対平均電力比(PAPR)が小さな系 を設定する。
 ・基地局
 本発明の第2の態様は、既知の複数のプリア ンブルパターンの中からユーザ端末が一つの プリアンブルパターンを選んで基地局に送信 する無線通信システムの基地局であり、複数 のプリアンブルパターンと該複数のプリアン ブルパターンのそれぞれについての送信繰り 返し数の対応関係をユーザ端末に報知する報 知手段、ユーザ端末から送信されるプリアン ブルパターンを検出するプリアンブル検出手 段、前記プリアンブルパターンを受信した場 合に、プリアンブル受信確認情報を作成して 送信する手段を備えている。
 前記プリアンブル検出手段は、前記報知し プリアンブルパターン毎に該プリアンブル ターンと受信信号との相関を演算する相関 、繰り返し数が複数のプリアンブルパター については複数回の相関演算結果を加算す 加算部、相関のピーク値が設定値以上であ か比較する比較部を備え、相関ピーク値が 定値以上のとき、該相関ピーク値に応じた リアンブルパターンを受信したと判定する

 ・無線通信システム
 本発明の第3の態様は、既知の複数のプリア ンブルパターンの中からユーザ端末が一つの プリアンブルパターンを選んで基地局に送信 する無線通信システムである。この無線通信 システムにおいて、基地局は、セルを複数の エリアに区分し、各エリアに1以上のプリア ブルパターンと該プリアンブルパターンの 信繰り返し数を設定してユーザ端末に報知 る報知手段、ユーザ端末から送信されるプ アンブルパターンを検出するプリアンブル 出手段、前記プリアンブルパターンを受信 たとき、プリアンブル受信確認情報を作成 て送信する手段備え、ユーザ端末は、基地 から送信された報知情報を保存する保存部 該ユーザ端末が存在するエリアを検出する リア検出手段、該エリアに応じたプリアン ルパターンを前記保存部より選択するプリ ンブルパターン選択部、該プリアンブルパ ーンを生成し、前記エリアに応じた繰り返 数、該プリアンブルパターンを送信するプ アンブル送信部備えている。
 前記ユーザ端末は、更に、基地局より送信 れるプリアンブル受信確認情報を受信する 信手段、自分が送信したプリアンブルパタ ンが基地局に受信されたか該プリアンブル 信確認情報より判断する受信確認手段、送 したプリアンブルパターンが基地局に受信 れない場合、ユーザパターンの送信繰り返 数を増加する手段を備え、前記プリアンブ 送信部は該プリアンブルパターンを該送信 り返し数、連続して送信する。
 プリアンブルパターンを1回送信するに必要 な時間を1アクセススロット、最大の繰り返 数をMとするとき、繰り返し数が1のエリアに 存在するユーザ端末の前記プリアンブル送信 部は、(M+1)個のアクセススロットのうち所定 アクセススロットにおいて、前記プリアン ルパターンを基地局に送信する。
 基地局の前記報知手段は、前記各エリアに けるプリアンブルパターン、繰り返し数に えて、ホッピングパターンを報知チャネル ユーザ端末に報知し、繰り返し数が1以上の エリアに存在するユーザ端末の前記プリアン ブル送信部は、前記ホッピングパターンに基 づいて所定のプリアンブルパターンを、送信 周波数を変えて送信する。

本発明の概略説明図である。 エリアとプリアンブル繰り返し数との 係図である。 隣接する3つのセルがそれぞれ2つのエ アに区分されている場合の各エリアに割り てたプリアンブルパターンの一例説明図で る。 基地局の構成図である。 基地局がRACHチャンネルでセル内に存在 するユーザ端末に報知するプリアンブルパタ ーン情報の説明図である。 プリアンブル検出部の構成図である。 ユーザ端末(移動局)の構成図である。 ユーザ端末におけるRACH制御部の構成図 である。 ユーザ端末におけるプリアンブル生成 の構成図である。 RACH制御部の処理フローである。 基地局の別の構成図である。 第2実施例のユーザ端末におけるRACH制 部の処理フローである。 第3実施例の概略説明図である。 第3実施例における基地局のプリアン ル検出部の構成図である。 第4実施例の説明図である。 第4実施例におけるユーザ端末のプリ ンブル生成部の構成図である。 セルサイズに基づいてプリアンブルの 単位系列C(x)の繰り返し数nを変える従来技術 明図である。 CAZAC系列のRaw Cubic Metric (PAPRとほぼ同 等の評価指標)である。

 (A)本発明の概略
 図1は本発明の概略説明図であり、基地局BS 該基地局がカバーするセルCL、ユーザ端末( 動局)MS1~MS3が示されている。基地局BSは、ユ ーザ端末までの距離に応じてプリアンブルの 送信電力とプリアンブルパターンの繰り返し 数を制御する。
 図1では、セルCLは、基地局BSに近いエリア1( エリアA)、基地局BSより遠いエリアであり、 ル端を含むエリア3(エリアC)、エリアAとエリ アBの中間のエリア2(エリアB)に区分されてい 。図2に示すように、基地局BSは、エリアAに おけるプリアンブルとしてフォーマット1の リアンブルパターンC(l)を用意し、その繰り し数を0とし、エリアBにおけるプリアンブ としてフォーマット2のプリアンブルパター C(m)を用意し、その繰り返し数を1とし、エ アCにおけるプリアンブルとしてフォーマッ 3のプリアンブルパターンC(n)を用意し、そ 繰り返し数を2とする。繰り返し数に応じて 1RACHスロットの大きさは単位アクセススロ ト×nと変化し、プリアンブルの前後にはそ ぞれガードタイムT G1 、T G2 が設けられる。
 各プリアンブルパターンC(l)、C(m)、C(n)は、 えばCAZAC系列であり、系列番号k、巡回シフ 間隔s、繰り返し数rの関数としてP(k,s,r)と定 義することができ、巡回シフト間隔を変えて 同じ系列番号のCAZAC系列を複数のプリアンブ パターンとして異なるユーザに使用可能で る。また、各エリアA,B,Cに2以上の CAZAC系列 を用意することも可能である。

 以上のように、基地局BSに近いエリアのプ アンブルパターンの繰り返し数を0あるいは1 とすることにより、基地局BSに近いエリアに 在するユーザ端末のプリアンブルサイズを くできる。この結果、基地局BSは繰り返し に応じた受信処理が可能となり、基地局に ける繰り返し数が少ないプリアンブルの受 処理が簡単になる。尚、好ましくは、基地 BSに最も近いエリアのプリアンブルパターン の繰り返し数を0とする。
 ユーザ端末は、基地局BSからの距離あるい 自分が存在するエリアを下りリンク信号の 搬損失から推定する。すなわち、基地局BSよ り各エリアのプリアンブルパターンと下り信 号送信電力値が定期的にセル内に報知される から、ユーザ端末は実際の下り信号受信電力 と報知された下り信号送信電力値の差(伝搬 失)を求め、該伝搬損失より自分が存在する リアを判断し、該エリアに基づいて送信す プリアンブルパターンを選択すると共に送 繰り返し数nを認識し、該プリアンブルパタ ーンをn回繰り返し送信する。
 即ち、基地局BSは、複数のプリアンブルパ ーンと各プリアンブルパターンに対応する 返し数の情報を報知することで、ユーザ端 が選択するプリアンブルパターン及び繰返 数を制御する。
 尚、プリアンブルパターンに対応する繰返 数の情報は、ユーザ端末に予め記憶させて くことで、基地局BSからの報知しないよう することもできる。
 即ち、ユーザ端末は、基地局BSからその基 局BSで使用するプリアンブルパターンの種類 の情報を報知情報により取得し、記憶内容に 従って、各プリアンブルパターンについての 繰返し数を特定し、基地局BSに近い場合は、 返し数が少ないプリアンブルパターンを選 して使用するのである。
 伝搬損失が予め決められた閾値より小さい リア、すなわち、基地局に近いエリアでは 各ユーザ端末から基地局までのプリアンブ の到達遅延時間差が小さいため、巡回シフ 間隔を小さくできる。巡回シフト間隔を小 くすれば、同じCAZAC系列の母系列から巡回 フトによって取り出せるプリアンブルパタ ン数を多くできるので、複数のプリアンブ パターンが複数のユーザ端末より同時に送 されても、平均的な相互干渉が小さくなり 検出確率が向上する。

 (B)第1実施例
 (a)プリアンブルパターンの一例
 図3は、隣接する3つのセルがそれぞれ2つの リアに区分されている場合の各エリア
に割り当てたプリアンブルパターンの一例説 明図である。プリアンブルパターンの母系列 にCAZAC系列を適用し、系列番号kと巡回シフト 量sの任意の組み合わせに対して繰り返し数r 一つのみ定義し、そのプリアンブルパター をP(k, s, r)で表現する。
 セルA~Cの中心(基地局)に近いエリアA1~C1にお けるプリアンブルパターンは、
 P(30,si,0)、P(31,si,0)、P(32,si,0)
である。すなわち、エリアA1~C1においてプリ ンブルパターンの繰り返し数は0であり、そ の場合に使用するCAZAC系列の系列番号は30,31,3 2であり、巡回シフト量はsiである。CAZAC系列 系列長をLとすれば、エリアA1~C1において系 番号30,31,32の母系列より、[L/si]個のプリア ブルパターンを取り出して使用することが き、各エリアの繰り返し数の種類(=1)と使用 能なプリアンブルパターン数(=[L/si])の比は1 :[L/si]である。ただし、[L/si ]はL/si より大き い最小の整数である。J=[L/si]とすれば

 si=i×[L/J]  i=0,1,….I-1
である。

 セルA~Cの中心(基地局)から遠いエリアA2~C2に おけるプリアンブルパターンは、
 P(1,sj,1)、P(2,sj,1)、P(3,sj,1)
である。すなわち、エリアA2~C2おいてプリア ブルパターンの繰り返し数は1であり、その 場合に使用するCAZAC系列の系列番号は1,2,3で り、巡回シフト量はsjである。CAZAC系列の系 長をLとすれば、エリアA2~C2において系列番 1,2,3の母系列より、[L/sj]個のプリアンブル ターンを取り出して使用することができ、 エリアの繰り返し数の種類(=1)と使用可能な リアンブルパターン数(=[L/sj])の比は1:[L/sj] ある。J=[L/sj]とすれば、
 sj=j×[L/J]  j=0,1,….J-1
である。
 以上のように、基地局に近いエリアのプリ ンブルパターンの繰り返し数を0とすること により、基地局に近いエリアに存在するユー ザ端末のプリアンブルサイズを短くできる。 この結果、基地局BSは繰り返し数に応じた受 処理が可能となり、基地局における繰り返 数が少ないプリアンブルの受信処理が簡単 なる。

 ・エリアにおける巡回シフト間隔の制御
 基地局に近いエリアA1~C1では、各ユーザ端 から基地局までのプリアンブルの到達遅延 間差が小さいため、巡回シフト間隔を小さ でき、同じ母系列から巡回シフトによって り出せるプリアンブルパターン数を多くで る。この結果、複数のプリアンブルが複数 ユーザ端末より同時に送信されても、平均 な相互干渉が小さくなり、検出確率が向上 る。

 ・PAPRを考慮したCAZAC系列の割り当て
 また、CAZAC系列は系列番号によってピーク 平均電力比PAPR(Peak to Average Power
 Ratio)特性が異なるから(図18参照)、送信電力 を大きくして送信するプリアンブルパターン にはPAPRが小さいCAZAC系列を割り当てる。基地 局より遠いほど送信電力が大きくなるから、 繰り返し数が多いプリアンブルパターンにPAP Rが小さいCAZAC系列を割り当てる。このように することにより、セル端ユーザからのプリア ンブルパターンの検出特性を向上させること ができる。図3ではPAPRが小さい系列番号1,2,3 CAZAC系列が繰り返し数2のプリアンブルパタ ンとして割り当てられている。

 ・ユーザ端末の存在エリアの識別
 各セルにおいて使用できるプリアンブルパ ーンとともに下り信号送信電力値が基地局
から定期的にセル内に報知される。ユーザ端 末は実際の下り信号の受信電力Prと送信電力 比較し、その差が小さい場合、ユーザ端末 基地局に近いエリアA1~C1に存在するものと 断し、繰り返し数が0のプリアンブルパター を選択し、そうでない場合、繰り返し数が1 のプリアンブルパターンを選択して送信する 。
 なお、下り信号受信電力基準値THaを基地局 ら受信し、実際の下り信号の受信電力Prと 受信電力基準値THaとを比較し、Pr>THaの場 、ユーザ端末は基地局に近いエリアA1~C1に存 在するものと判断し、繰り返し数が0のプリ ンブルパターンを選択し、そうでない場合 繰り返し数が1のプリアンブルパターンを選 して送信するように構成することもできる

 (b)基地局
 図4は基地局の構成図である。下り信号ベー スバンド処理部11は定期的に報知チャンネル 報知情報を無線部12を介してセル内のユー 端末に報知すると共に、所定のユーザ端末 データチャネルでデータ/制御情報を送信す 。報知情報には、ユーザ端末が電源を入れ 直後あるいはハンドオーバした直後に基地 と初期通信を行うために必要なRACH情報(プ アンブルパターン(好ましくは、プリアンブ パターンに対応する繰返し数情報を含める) 、プリアンブル送信周期等)や基地局の送信 力情報が含まれている。 また、無線部12は ユーザ端末から受信した無線信号をベース ンド信号に変換し、分離部13は該受信信号 通信中受信データと初期通信時のプリアン ル信号に分離し、データ処理部14とプリアン ブル検出部15に入力する。データ処理部14は ーザ端末から送られてきた信号に復号処理 施し、得られたデータ/制御情報を出力する プリアンブル検出部15は、受信プリアンブ 信号と既知のプリアンブル信号との相関演 によりユーザ端末が送信したプリアンブル 検出し、検出結果をプリアンブル受信確認 16に通知する。プリアンブル受信確認部16は 出されたプリアンブルを特定するデータを むプリアンブル受信確認情報を作成し、該 信確認情報を下り信号ベースバンド処理部1 1、無線部12を介して送信する。

 図5は基地局がRACHチャンネルでセル内に存 するユーザ端末に報知するプリアンブルパ ーン情報の説明図であり、セルが図1に示す うに3つのエリアA,B,Cに区分されている場合 ある。セルに例えば、合計で64個のプリア ブルパターンを報知するものとすれば、繰 返し数r=0のセルAの20個のプリアンブルパタ ンとしてC(1)~C(20)を報知し、繰り返し数r=1の ルBの20個のプリアンブルパターンとしてC(21 )~C(40) を報知し、繰り返し数r=2のセルCの24個 のプリアンブルパターンとしてプリアンブル パターンC(41)~C(64)を報知する。
 具体的にプリアンブルパターンの報知は以 のようにする。CAZAC系列の系列番号をk、系 長をL、巡回シフト間隔をs、繰り返し数をr するときのプリアンブルパターンをP(k,L,s,r) と表現し、64組のk,L,s,rを特定することにより 上記64個のプリアンブルを特定する。図5(B)は かかる場合のプリアンブルパターン報知方法 の説明図であり、r=0のプリアンブルパターン P(k 01 ,L 01 ,i×s 0 ,0)、P(k 02 ,L 02 ,i×s 0 ,0)をそれぞれ、
 k 01 ,L 01 ,i×s 0 ,0  i=0,1,….[L 01 /s 0 ]
 k 02 ,L 02 ,i×s 0 ,0  i=0,1,….[L 02 /s 0 ]
により報知する。

 また、r=1のプリアンブルパターンP(k 11 ,L 11 ,j×s 1 ,1)、P(k 12 ,L 12 ,j×s 1 ,1)をそれぞれ、
 k 11 ,L 11 ,j×s 1 ,1  j=0,1,….[L 11 /s 1 ]
 k 12 ,L 12 ,j×s 1 ,1    j=0,1,….[L 12 /s 1 ]
により報知する。
 さらに、r=2のプリアンブルパターンP(k 21 ,L 21 ,m×s 2 ,2)、P(k 22 ,L 22 ,m
×s 2 ,2)をそれぞれ、
 k 21 ,L 21 ,j×s 2 ,2  m=0,1,….[L 21 /s 2 ]
 k 22 ,L 22 ,j×s 2 ,2  m=0,1,….[L 22 /s 2 ]
により報知する。図5(B)では繰り返し数r=0、1 2のそれぞれに2つのCAZAC系列を報知する場合 であるが、適宜、1つのCAZAC系列を報知したり 3個以上報知することができる。図5(C)は図3の セルAのプリアンブルパターン報知方法説明 であり、系列長L=37のCAZAC系列(図18(B)参照)を 用する場合である。r=0のプリアンブルパタ ンP(30,37,i×[L/I],0)を、
 30,37,i×[L/I],0      i=0,1,….I-1
により報知し、r=1のプリアンブルパターンP(1 ,37,j×[L/J],1)を、
  1,37,j×[L/J],1  j=0,1,….J-1
により報知する。

 図6はプリアンブル検出部の構成図であり、 繰り返し数r=0のセルAの20個のプリアンブルパ ターンとしてC(1)~C(20)を報知し、繰り返し数r= 1のセルBの20個のプリアンブルパターンとし C(21)~C(40) を報知し、繰り返し数r=2のセルCの 24個のプリアンブルパターンとしてプリアン ルパターンC(41)~C(64)を報知した場合の構成 である。
 繰り返し数0用の第1のプリアンブル部15A、 り返し数1用の第2のプリアンブル部15B、繰り 返し数2用の第3のプリアンブル部15Cとプリア ブル検出信号出力部15Dが設けられている。 り返し数0用の第1のプリアンブル部15Aは、 信プリアンブル信号と繰り返し数r=0のプリ ンブルパターンC(1)~C(20)との相関演算を行な 相関器21a 01 ~21a 20 、各相関器出力のピークを検出するピーク検 出部22a 01 ~22a 20 、各検出されたピーク値が設定値TH以上かど か比較して出力する比較部23a 01 ~23a 20 を有している。プリアンブル検出信号出力部 15DはプリアンブルパターンC(i)(i=1~20)の相関器 出力のピーク値が設定値TH以上の場合、該プ アンブルパターンC(i)が所定のユーザ端末か ら送信されたと判断し、その旨を示すプリア ンブル検出信号をプリアンブル受信確認部16( 図4)に入力する。

 繰り返し数1用の第2のプリアンブル部15Bは 受信プリアンブル信号と繰り返し数r=1のプ アンブルパターンC(21)~C(40)との相関演算を行 なう相関器21b 01 ~21b 20 、相関器結果を2回累積加算する累積加算部22 b 01 ~22b 20 、各累積加算部から出力する各相関器出力の ピークを検出するピーク検出部23b 01 ~23b 20 、各検出されたピーク値が設定値TH以上かど か比較して出力する比較部24b 01 ~24b 20 を有している。プリアンブル検出信号出力部 15DはプリアンブルパターンC(j)(j=21~40)の相関 出力のピーク値が設定値TH以上の場合、該プ リアンブルパターンC(j)が所定のユーザ端末 ら送信されたと判断し、その旨を示すプリ ンブル検出信号をプリアンブル受信確認部16 に入力する。
 繰り返し数2用の第3のプリアンブル部15Cは 受信プリアンブル信号と繰り返し数r=2のプ アンブルパターンC(41)~C(64)との相関演算を行 なう相関器21c 01 ~21c 24 、相関器結果を3回累積加算する累積加算部22 c 01 ~22c 24 、各累積加算部から出力する各相関器出力の ピークを検出するピーク検出部23c 01 ~23c 24 、各検出されたピーク値が設定値TH以上かど か比較して出力する比較部24c 01 ~24c 24 を有している。プリアンブル検出信号出力部 15DはプリアンブルパターンC(m)(m=41~64)の相関 出力のピーク値が設定値TH以上の場合、該プ リアンブルパターンC(m)が所定のユーザ端末 ら送信されたと判断し、その旨を示すプリ ンブル検出信号をプリアンブル受信確認部16 に入力する。

 (c)ユーザ端末(移動局)
 図7はユーザ端末(移動局)の構成図、図8はユ ーザ端末におけるRACH制御部の構成図、図9は ーザ端末におけるプリアンブル生成部の構 図である。
 無線部51は基地局から送信された無線信号 受信し、無線信号をベースバンド信号に
変換し、分離部(図示せず)はRACH情報やデータ /制御信号,その他の情報を受信データ処理部5 2に入力し、パイロット信号を伝搬路推定部53 に入力する。受信データ処理部52は、チャネ 推定値に基づいて受信信号にチャネル補償 理を施し、しかる後、復調、復号処理を行 復号結果を出力する。受信データ処理部52 、初期通信時、基地局から受信したRACH情報 基地局送信電力情報をRACH制御部54に入力し プリアンブル受信確認情報をプリアンブル 達確認部55に入力する。伝搬路推定部53は入 力するパイロット信号に基づいてチャネル推 定すると共に、下り信号受信電力を測定して RACH制御部54に入力する。

 RACH制御部54は図8に示す構成を備えている。 プリアンブルパターン管理部54aは基地局から 報知チャネルで送られてくるRACH情報に含ま るプリアンブルパターン情報(図5参照)を保 する。プリアンブルパターン情報は、前述 ようにセルを構成するエリア毎に、繰り返 数rとCAZAC系列(系列番号、系列長)と巡回シフ ト量を規定する。伝搬損失量算出部54bは基地 局から報知チャネルで送られてくる基地局送 信電力情報Ptを保存し、伝搬路推定部53より り信号受信電力Prが入力すると、次式
 P LOSS =Pt-Pr   (2)
により、伝搬損失量P LOSS を計算してプリアンブルパターン選択部54cに 入力する。プリアンブルパターン選択部54cは 、伝搬損失量P LOSS に基づいてユーザ端末が存在するエリアを決 定する。すなわち、伝搬損失量P LOSS が大きいほど基地局からユーザ端末までの距 離が大きくなるから、該伝搬損失量P LOSS からユーザ端末が存在するエリアを決定する ことができる。具体的には、伝搬損失量P LOSS とエリアの対応テーブルを備え、該テーブル を参照してユーザ端末が存在するエリアを決 定する。

 ついで、プリアンブルパターン選択部54c 、プリアンブルパターン管理部54aに保持さ ているプリアンブルパターンのうち、ユー 端末が存在するエリアに応じた複数のプリ ンブルパターンの中から1つ選択し、プリア ンブル生成部56に入力すると共に、プリアン ル送達確認部55に送信プリアンブルを特定 るプリアンブル特定データを入力する。送 回数カウント部54dはプリアンブル送信回数 カウントして記憶し、プリアンブルパター 選択部54cは、基地局よりプリアンブルの受 確認が来なければ所定周期で同じプリアン ルあるいは別のプリアンブルを基地局に送 するようにプリアンブルパターンをプリア ブル生成部56に入力する。プリアンブルパタ ーン選択部54cは、基地局よりプリアンブルの 受信確認が来れば、あるいはプリアンブル送 信回数が設定回数と等しくなっても基地局よ りプリアンブルの受信確認が来なければプリ アンブルの送信を中止する。

 プリアンブル生成部56は、RACH制御部54から リアンブルパターンP(k,L,i×s,r)を特定するパ メータk,L,i×s,rが入力すると、系列番号k、 列長LのCAZAC系列をi×s巡回シフトしたプリア ブルパターンr回繰り返し発生し、無線部51 介して基地局に向けて送信する。すなわち CAZAC系列系列生成部56aは系列番号k、系列長L のCAZAC系列ZC k (n)を発生し、巡回シフト部56bはCAZAC系列ZC k (n)をi×s、巡回シフトしたプリアンブルパタ ンZC k (n-i×s)を発生し、繰り返し処理部56cはプリア ブルパターンZC k (n-i×s)をr回繰り返して無線部51に入力する。
 プリアンブル送達確認部55は、基地局から 信したプリアンブル受信確認情報に含まれ プリアンブル特定データと送信したプリア ブル特定データとを比較し、一致すれば送 したプリアンブルが基地局に到達したもの 判断し、チャネル選択部57に通知する。チャ ネル選択部57は直ちにRACH制御部54のプリアン ルパターン選択部54cとデータチャネル処理 58にプリアンブル送達確認信号を入力する プリアンブルパターン選択部54cはプリアン ル送達確認信号を受信すれば直ちにプリア ブルパターンの送出を停止し、また、デー チャネル処理部58は無線通信リンクを確立す るために必要な端末番号やデータの種別、デ ータ量などを基地局に送信する。

 図10はRACH制御部54の処理フローである。
 RACH制御部54は基地局から報知チャネルで送 れてくるRACH情報に含まれるプリアンブルパ ターン情報および送信電力情報Ptを保存し(ス テップ101)、ついで、(2)式により伝搬損失量P LOSS を計算し(ステップ102)、該伝搬損失量P LOSS に基づいてユーザ端末が存在するエリアを決 定する(ステップ103)。ユーザ端末が存在する リアを決定すれば、RACH制御部54は該エリア 応じた複数のプリアンブルパターンの中か 1つを選択してプリアンブル生成部56に入力 、基地局に送信する(ステップ104)。以後、 地局よりプリアンブルの受信確認情報が送 れてきたかチェクし(ステップ105)、プリアン ブルの受信確認情報が送られて来ればプリア ンブルの送信を終了する。
 しかし、所定時間待ってもプリアンブルの 信確認情報が送られて来なければ、送信回 Cが予め設定されている規定回数Cendになっ かチェクし、C=Cendであれば、プリアンブル 送信を中止し(ステップ107)、プリアンブル送 信処理を終了する。一方、ステップ106で、プ リアンブル送信回数が設定回数になっていな ければ(Cend<C)、プリアンブル送信回数Cをカ ウントアップし(C+1→C、ステップ108)、ステッ プ102以降の処理を繰り返す。

 図11は基地局の別の構成図であり、図4の 地局と同一部分には同一符号を付している 異なる点はユーザ端末への送信電力を制御 る送信電力制御部17を備えた点である。プ アンブルパターンの繰り返し数rに基づいて ーザ端末の伝搬路状態を推定できる。すな ち、r=0であればユーザ端末は基地局に近く エリアに存在するため、該ユーザ端末と基 局間の伝搬路状態は良好であると推定でき r=2であればユーザ端末は基地局から遠くの リアに存在するため、該ユーザ端末と基地 間の伝搬路状態は悪いと推定でき、r=1であ ば伝搬路状態は普通であると推定できる。 こで、基地局の送信電力制御部17は、所定 ユーザ端末からプリアンブルパターンを受 したとき、該プリアンブルパターンの繰り し数rに基づいて、以後、該ユーザ端末に送 する電力を決定する。すなわち、繰り返し rが小さければ送信電力を小さくし、大きけ れば送信電力を大きくする。このようにすれ ば送信電力制御を簡単に行うことができる。

 第1実施例によれば、セルを複数のエリア に区分し、それぞれのエリアにおけるプリア ンブルパターンの繰り返し数を制御するよう にしたから、大セルであっても基地局におけ る処理負荷を軽減することが可能になった。 また、第1実施例によれば、基地局に近いエ アでは巡回シフト間隔を小さくできるため セルであっても相互干渉が小さい同じ系列 号の母系列から取り出せる使用可能な系列 を多くすることができる。また、第1実施例 よれば、セル端に存在するユーザ端末にPAPR の小さな系列のプリアンブルパターンを割り 当てるため、該ユーザ端末の送信増幅器から 出力する信号の非線形ひずみを防止し、かつ 、増幅器の効率を向上することができる。

 (C)第2実施例
 第1実施例において、ユーザ端末は送信した プリアンブルが基地局で受信できなかった場 合、繰り返し数rが同じプリアンブルパター を送信した。第2実施例では、プリアンブル ターンが所定回数連続して基地局で受信で なかった場合、ユーザ端末は繰り返し数rを 増加し、該増加した繰り返し数のプリアンブ ルパターンをr回繰り返して送信する。この うに繰り返し数rを大きくすると、基地局の リアンブル検出確率を大きくすることがで る。
 図12は第2実施例のユーザ端末におけるRACH制 御部の処理フローである。なお、ユーザ端末 及びRACH制御部、プリアンブル生成部の構成 第1実施例と同じである。なお、連続してR回 プリアンブルの受信に失敗したとき繰り返し 数rを1増加するものとする。
 RACH制御部54は基地局から報知チャネルで送 れてくるRACH情報に含まれるプリアンブルパ ターン情報および送信電力情報Ptを保存し(ス テップ201)、ついで、(2)式によ
り伝搬損失量P LOSS を計算し(ステップ202)、該伝搬損失量P LOSS に基づいてユーザ端末が存在するエリア及び 繰り返し数rを決定する(ステップ203)。ユーザ 端末が存在するエリアを決定すれば、RACH制 部54は送信回数CがRの倍数になったかチェッ し(ステップ204)、送信回数CがRの倍数でなけ れば、ステップ203で決定したエリアに応じた 複数のプリアンブルパターンの中から1つを 択してプリアンブル生成部56に入力し、基地 局に送信する(ステップ205)。以後、基地局よ プリアンブルの受信確認情報が送られてき かチェクし(ステップ206)、プリアンブルの 信確認情報が送られて来ればプリアンブル 送信を終了する。

 しかし、所定時間待ってもプリアンブルの 信確認情報が送られて来なければ、送信回 Cが予め設定されている規定回数Cendになっ かチェクし(ステップ207)、C=Cendであれば、プ リアンブルの送信を中止し(ステップ208)、プ アンブル送信処理を終了する。一方、ステ プ207で、プリアンブル送信回数が設定回数 なっていなければ(Cend<C)、プリアンブル 信回数Cをカウントアップし(C+1→C、ステッ 209)、ステップ202以降の処理を繰り返す。
 ステップ204において、送信回数CがRの倍数 なれば、繰り返し数rが最大値になったかチ クし(ステップ210)、「YES」であれば、ステ プ205以降の処理を行い、繰り返し数rが最大 になっていなければ、繰り返しrを1だけ増 し(ステップ211)、以後、ステップ205以降の処 理を繰り返す。
 第2実施例においてユーザ端末がプリアンブ ルパターンを変えずに繰り返し数rのみを増 した場合、基地局はユーザ端末が繰り返し rを増加したか知らない。そこで、プリアン ル検出部15の相関器(図6参照)は全て、最大 り返し数だけ相関演算して、演算結果を加 してピーク検出するように構成する必要が る。一方、送信回数CがRの倍数になったとき に繰り返し数が1つ多いエリアのプリアンブ を使うようにすれば、プリアンブル検出部15 の相関器を図6の構成のままにしておくこと できる。
 第2実施例によれば、基地局が連続してR回 リアンブルパターンの受信に失敗したとき 繰り返し数rを増加することにより基地局の リアンブル検出確率を大きくすることがで る。

 (D)第3実施例
 第1実施例では図1、図2を参照すれば、セル 3つのエリアA~Cに区分され、エリアAにおけ プリアンブルとしてフォーマット1のプリア ブルパターンC(l)を設定し、その繰り返し数 を0とし、エリアBにおけるプリアンブルとし フォーマット2のプリアンブルパターンC(m) 設定し、その繰り返し数を1とし、エリアCに おけるプリアンブルとしてフォーマット3の リアンブルパターンC(n)を設定し、その繰り し数を2とする。そして、ユーザ端末は、繰 り返し数rに関係なくプリアンブルを所定時 Tに1回だけ基地局に向けて送信し、その間に 基地局からプリアンブル受信確認情報が来な ければ、プリアンブルを再送信するものであ った。
 図13は第3実施例の概略説明図であり、第3実 施例では、繰り返し数が少ないプリアンブル 、例えば繰り返し数r=0のプリアンブルを送信 できるアクセススロットを所定時間Tの間に 数設ける。図では繰り返し数r=0のプリアン ルC(1)を、第1、第2、第3のアクセススロットA SLにおいて送信する場合の例である。このよ に繰り返し数が少ないプリアンブルの送信 会を増やすことで、同じタイミングで同じ リアンブルが複数のユーザ端末から送信さ る可能性を減らすことができ、干渉を減ら ことが可能になる。

 図14は基地局のプリアンブル検出部15(図4参 )の構成図であり、繰り返し数0用の第1のプ アンブル検出部15Aのみ詳細構成を示し、繰 返し数1用の第2のプリアンブル検出部15B、 り返し数2用の第3のプリアンブル検出部15Cの 詳細は省略している。なお、第2、第3のプリ ンブル検出部15B、15Cは図6と同一構成を備
えている。
 繰り返し数0用の第1のプリアンブル検出部15 Aは、第1のアクセススロットにおいてプリア ブル検出処理を行なう第1プリアンブル部15A 1 、第2のアクセススロットにおいてプリアン ル検出処理を行なう第2プリアンブル部15A 2 、第3のアクセススロットにおいてプリアン ル検出処理を行なう第3プリアンブル部15A 3 を備えている。
 第1プリアンブル部15A 1 は、第1のアクセススロットにおいて受信プ アンブル信号と繰り返し数r=0のプリアンブ パターンC(1)~C(20)との相関演算を行なう相関 21a 01 ~21a 20 、各相関器出力のピークを検出するピーク検 出部22a 01 ~22a 20 、各検出されたピーク値が設定値TH以上かど か比較し、比較結果を出力する比較部23a 01 ~23a 20 を有している。
 第2プリアンブル部15A 2 は、第2のアクセススロットにおいて受信プ アンブル信号と繰り返し数r=0のプリアンブ パターンC(1)~C(20)との相関演算を行なう相関 24a 01 ~24a 20 、各相関器出力のピークを検出するピーク検 出部25a 01 ~25a 20 、各検出されたピーク値が設定値TH以上かど か比較し、比較結果を出力する比較部26a 01 ~26a 20 を有している。
 第3プリアンブル部15A 3 は、第3のアクセススロットにおいて受信プ アンブル信号と繰り返し数r=0のプリアンブ パターンC(1)~C(20)との相関演算を行なう相関 27a 01 ~27a 20 、各相関器出力のピークを検出するピーク検 出部28a 01 ~258 20 、各検出されたピーク値が設定値TH以上かど か比較し、比較結果を出力する比較部29a 01 ~29a 20 を有している。
 プリアンブル検出信号出力部15Dは第1~第3ア セススロットにおいてプリアンブルパター C(i)(i=1~20)の相関器出力のピーク値が設定値T H以上の場合、アクセススロット番号とプリ ンブルパターンC(i)を有するプリアンブル検 信号をプリアンブル受信確認部16(図4)に入 する。
 第3実施例によれば、繰り返し数rが少ない リアンブルの送信機会を増やすことで、同 タイミングで同じプリアンブルが複数のユ ザ端末から送信される可能性を減らすこと でき、干渉を減らすことが可能になる。

 (E)第4実施例
 第1実施例では繰り返し数rが1以上の場合で っても同一の周波数キャリアでプリアンブ パターンを基地局に送信するものである。 4実施例ではプリアンブルパターンの繰り返 し数rが1以上の場合、第1番目、第2番目、... 送るプリアンブルパターンの送信周波数を ならせている(ホッピング)。
 図15は第4実施例の説明図であり、繰り返し r=2のプリアンブルパターンC(k,sj)を送信する 場合、ユーザ端末は、第1アクセススロット おいて送信する第1のプリアンブルパターンC (k,sj)を周波数f3で送信し、第2アクセススロッ トにおいて送信する第2のプリアンブルパタ ンC(k,sj)を周波数f4で送信し、第3アクセスス ットにおいて送信する第3のプリアンブルパ ターンC(k,sj)を周波数f1で送信する。かかる周 波数ホッピングする場合には、基地局より報 知チャンネルによりホッピングパターン情報 h1を含めてプリアンブル情報を報知する必要 ある。図15の場合、プリアンブル情報は
 P(k,sj,2,h1), h1=f3,f4,f1
である。

 図16はユーザ端末のプリアンブル生成部56( 7)の構成図であり、図9の第1実施例と同一部 には同一符号を付している。異なる点は、 信周波数切り替え部56dを設けた点である。 信周波数切り替え部56dはホッピングパター h1に基づいて、第1アクセススロットにおい 送信する第1のプリアンブルパターンC(k,sj) 周波数f3で変調し、第2アクセススロットに いて送信する第2のプリアンブルパターンC(k, sj)
を周波数f4で変調し、第3アクセススロットに おいて送信する第3のプリアンブルパターンC( k,sj)を周波数f1で変調して無線部に入力する
 第4実施例によれば、繰り返し数が1以上の リアンブルパターンを使用する場合、第1回 のプリアンブルパターンの送信周波数、第2 回目のプリアンブルパターンの送信周波数、 ….を異ならせることにより、プリアンブル 信電力が周波数ダイバーシチ効果により大 くなって確実に基地局に送達するようにな 。

 ・発明の効果
 以上本発明によれば、セルを複数のエリア 区分し、それぞれのエリアにおけるプリア ブルパターンの繰り返し数を制御するよう したから、大セルであっても基地局におけ 処理負荷を軽減することが可能になった。
 本発明によれば、基地局に近いエリアでは 回シフト間隔を小さくできるため大セルで っても相互干渉が小さい同じ系列番号の母 列から取り出せる系列数を多くすることが きる。
 本発明によれば、セル端に存在するユーザ 末にPAPRの小さな系列のプリアンブルパター ンを割り当てるため、該ユーザ端末の送信増 幅器から出力する信号の非線形ひずみを防止 し、かつ、増幅器の効率を向上することがで きる
 本発明によれば、基地局が連続してR回プリ アンブルパターンの受信に失敗したとき、繰 り返し数rを増加することにより基地局のプ アンブル検出確率を大きくすることができ 。
 本発明によれば、繰り返し数が少ないプリ ンブルパターンの送信機会を増やすことで 同じタイミングで同じプリアンブルパター が複数のユーザ端末から送信される可能性 減らすことができ、干渉を減らすことが可 になる。
 本発明によれば、繰り返し数が1以上のプリ アンブルパターンを使用する場合、第1回目 プリアンブルパターンの送信周波数、第2回 のプリアンブルパターンの送信周波数、…. を異ならせることにより、プリアンブル受信 電力が周波数ダイバーシチ効果により大きく なって確実に基地局に送達するようになる。