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Patent Searching and Data


Title:
WIRELESS IC DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/004827
Kind Code:
A1
Abstract:
A wireless IC device which reduces a production cost of a package, can be attached to a small article, and reduces a thickness of a tag forming part. A notch (61) without an aluminum deposited film is formed at an end of an article package (60) made of an aluminum deposited laminate film for example, and an electromagnetic coupling module (1) is provided on the part. The wireless IC device is constituted of the electromagnetic coupling module (1) and the aluminum deposited film of the package (60). A magnetic field antenna of the module (1) couples with the aluminum deposited film of the package (60), and the whole package (60) serves as a radiator of the antenna.

Inventors:
KATO, Noboru (10-1, Higashikotari 1-chome, Nagaokakyo-sh, Kyoto 55, 6178555, JP)
Application Number:
JP2008/051521
Publication Date:
January 08, 2009
Filing Date:
January 31, 2008
Export Citation:
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Assignee:
Murata Manufacturing Co., Ltd. (10-1, Higashikotari 1-chome Nagaokakyo-sh, Kyoto 55, 6178555, JP)
株式会社村田製作所 (〒55 京都府長岡京市東神足1丁目10番1号 Kyoto, 6178555, JP)
International Classes:
H01Q23/00; B65D33/14; G06K19/07; G06K19/077; H01Q1/36; H01Q7/00; H04B5/02
Attorney, Agent or Firm:
KOMORI, Hisao (1-4-34, NoninbashiChuo-ku, Osaka-sh, Osaka 11, 5400011, JP)
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Claims:
 無線ICチップと該無線ICチップに接続するとともに外部回路に結合する給電回路基板とからなる電磁結合モジュールである、または無線ICチップである、高周波デバイスと、
 前記高周波デバイスを搭載するとともに当該高周波デバイスと結合する、物品の一部であり、放射体として作用する放射電極と、
 を備えたことを特徴とする無線ICデバイス。
 前記放射電極は所定の拡がりをもつ導電部を備え、当該導電部の端縁部に切欠部を有し、当該切欠部に前記高周波デバイスが配置されるとともに、前記高周波デバイスが前記導電部の切欠部で前記導電部に結合した請求項1に記載の無線ICデバイス。
 前記放射電極は所定の拡がりをもつ導電部を備え、当該導電部の一部に非導電部を有し、当該非導電部内の端部に前記高周波デバイスが配置されるとともに、前記高周波デバイスが前記非導電部の周辺部の導電部に結合した請求項1に記載の無線ICデバイス。
 前記高周波デバイスと結合し、且つ前記放射電極と電気的に直接導通するループ状電極を、当該ループ状電極のループ面が前記放射電極の面内方向となる向きに、前記高周波デバイスの実装部に備えた請求項1~3のいずれかに記載の無線ICデバイス。
 前記高周波デバイスと結合し、且つ絶縁層を介して前記放射電極と電磁界結合するループ状電極を前記高周波デバイスの実装部に備えた請求項1~3のいずれかに記載の無線ICデバイス。
 前記高周波デバイスの実装部と前記ループ状電極との間に、前記高周波デバイスと前記ループ状電極とを直接導通させる整合電極を備えた請求項4または5に記戦の無線ICデバイス
 前記給電回路基板内に共振回路および/または整合回路を備えた請求項1~6のいずれかに記載の無線ICデバイス。
 前記放射電極は導電層を含むシートを袋状またはパック状に成型した物品包装体の金属膜層である請求項1~7のいずれかに記載の無線ICデバイス。
 前記放射電極は電子機器内の回路基板に形成された電極パターンである請求項1~7のいずれかに記載の無線ICデバイス。
 前記放射電極は電子機器内のコンポーネントの裏面に設けられた金属板である請求項1~7のいずれかに記載の無線ICデバイス。
Description:
無線ICデバイス

 この発明は、電磁波により非接触でデー 通信を行うRFID(RadioFrequency Identification)シス ムに適用する無線ICデバイスに関するもの ある。

 近年、物品の管理システムとして、誘導 磁界を発生するリーダ・ライタと物品に付 れた所定の情報を記憶した無線ICデバイス で非接触通信し、情報を伝達するRFIDシステ が利用されている。

 図1はその特許文献1に示されている、ICタ グ用アンテナにICタグラベルを装着した非接 ICタグ(無線ICデバイス)の例を示す図である 図1(A)は平面図、図1(B)は(A)のA-A線での拡大 面図である。非接触ICタグ用アンテナは二片 の分離したアンテナパターン91,92で形成され いる。アンテナパターン91,92は金属薄膜の からなる。

 非接触ICタグラベル82のラベル基材82bには アンテナ101,102が形成され、そこにICチップ85 実装されている。この非接触ICタグラベル82 のアンテナ101,102が異方性導電性接着剤84を介 してアンテナパターン91,92に接触するように 着されて非接触ICタグ90が形成されている。

 ラベル基材82b面にはシーラントフィルム83 積層されてICタグラベルの剥離を防止し、最 終的にICタグ付き包装体81が構成されている

特開2003-243918号公報

 特許文献1の非接触ICタグおよびそれを設け 包装体では、次のような問題がある。
(a)アンテナパターンを包装体とは別の工程に より形成しているため、アンテナ作製工程が 必要になり、工程が長くなることおよび余分 な部材が必要なことにより包装体の作製コス トが高くなる。

(b)十分な放射特性を得るためにはアンテナ パターンを大きくする必要があり、小さな物 品にICタグを取り付けることができない。

(c)物品の基材上にICタグを形成し、その形 面を別のフィルムにより覆っているため、I Cタグ形成部の厚みが厚くなる。

 そこで、この発明の目的は、上述の問題 解消して、包装体の作製コストを低減し、 さな物品にも取り付けられ、タグ形成部の みを抑えた無線ICデバイスを提供すること ある。

 前記課題を解決するために、この発明の無 ICデバイスは次のように構成する。
(1)無線ICチップと該無線ICチップに接続する ともに外部回路に結合する給電回路基板と らなる電磁結合モジュールである、または 線ICチップである、高周波デバイスと、前記 高周波デバイスを搭載するとともに当該高周 波デバイスと結合する、物品の一部であり、 放射体として作用する放射電極と、を備えて 無線ICデバイスとする。

(2)前記放射電極は所定の拡がりをもつ導電 部を備え、当該導電部の端縁部に切欠部を有 し、当該切欠部に前記高周波デバイスを配置 するとともに、高周波デバイスを導電部の切 欠部で導電部に結合させる。

(3)前記放射電極は所定の拡がりをもつ導電 部を備え、当該導電部の一部に非導電部を有 し、当該非導電部内の端部に前記高周波デバ イスを配置するとともに、高周波デバイスを 非導電部の周辺部の導電部に結合させる。

(4)また、この発明の無線ICデバイスは、前 高周波デバイスの実装部(実装領域の近傍) 、前記高周波デバイスと結合し且つ前記放 電極と電気的に直接導通するループ状電極 、当該ループ状電極のループ面が前記放射 極の面内方向となる向きに備えたものとす 。

(5)また、この発明の無線ICデバイスは、前 高周波デバイスの実装部(実装領域の近傍) 、前記高周波デバイスと結合し且つ前記放 電極と絶縁層を介して電磁界結合するルー 状電極を備えたものとする。

(6)前記高周波デバイスの実装部と前記ルー プ状電極との間に、前記高周波デバイスと前 記ループ状電極とを直接導通させる整合電極 を備える。

(7)前記給電回路基板内に共振回路および/ たは整合回路を備える。

(8)前記放射電極は、例えば導電層を含むシ ートを袋状またはパック状に成型した物品包 装体の金属膜層とする。

(9)前記放射電極は電子機器内の例えば回路 基板に形成された電極パターンとする。

(10)前記放射電極は電子機器内の例えば液 表示パネル等のコンポーネントの裏面に設 られた金属板とする。

 この発明によれば、次のような効果を奏す 。
(1)図1に示したようなアンテナパターンを物 に形成するための工程や部材が不要になる め、物品に無線ICデバイスを設けることによ るコストアップが殆ど無い。

 また、物品の全体または一部を放射体と て利用できるため、小さな物品に取り付け も十分な放射特性が得られる。

 また、物品の基材上の高周波デバイスを けた部分の厚みを薄くできるため、高周波 バイス部分のふくらみを抑えることができ 外観を損ねることがない。

 さらに、電磁結合モジュールを用いるこ により、無線ICチップと放射電極とのイン ーダンス整合を給電回路基板内で設計でき ため、放射電極の形状や材質を限定する必 がなく、どのような物品にも対応すること できる。

(2)所定の拡がりをもつ導電部の端縁部に形 成した切欠部に高周波デバイスを配置し、高 周波デバイスを導電部の切欠部で導電部に結 合させることによって、高周波デバイスが物 品の外形状から突出することなく配置でき、 且つ導電部を放射体として効果的に用いるこ とができる。

(3)所定の拡がりをもつ導電部の一部の非導 電部に高周波デバイスを配置し、高周波デバ イスを非導電部の周辺部の導電部に結合させ ることによって、高周波デバイスが物品の外 形状から突出することなく配置でき、且つ導 電部を放射体として効果的に用いることがで きる。

(4)高周波デバイスと結合し、且つ放射電極 と電気的に直接導通するループ状電極を、ル ープ面が放射電極の面内方向で高周波デバイ スの実装部に備えることによって、高周波デ バイスとループ状電極とを容易に整合させる ことができ、且つループ状電極が放射電極と 強く結合するので高利得化が図れる。

(5)高周波デバイスと結合し、且つ放射電極 と絶縁層を介して電磁界結合するループ状電 極を高周波デバイスの実装部に備えることに よって、高周波デバイスとループ状電極とを 容易に整合させることができ、且つループ状 電極と放射電極とが直流的に絶縁されるので 静電気に対する耐性を高めることができる。

(6)高周波デバイスを実装する実装部とルー プ状電極との間に整合電極を備えることによ り、整合電極を放射電極と高周波デバイスと のインピーダンス整合用インダクタとして利 用することができ、無線ICデバイスとしての ンピーダンス整合設計の設計自由度が高ま 、その設計も容易になる。

(7)前記給電回路基板内に共振回路を設ける ことによって、周波数の選択性が高まり、自 己共振周波数により無線ICデバイスの動作周 数をほぼ決定することができる。それにと ない、RFIDシステムで用いる周波数の信号の エネルギーの授受(送受信)を高効率のもとで うことができる。また、放射体の形状やサ ズを考慮して最適な共振周波数に設定する とができ、これにより無線ICデバイスの放 特性を向上させることができる。

 また、前記給電回路基板内に整合回路を けることによって、RFIDシステムで用いる周 波数の信号のエネルギーの授受(送受信)を高 率のもとで行うことができる。

(8)導電層を含むシートを袋状またはパック 状に成型した物品包装体の金属膜層を放射電 極とすることによって、金属膜層を有する物 品包装体をそのまま利用でき、且つ物品のほ ぼ全体が放射体として作用するので、複数の 物品が重なっていても、各物品のIDを読み取 ことが可能となる。

(9)電子機器内の回路基板に形成された電極 パターンを放射電極とすることによって、電 子機器に備える回路基板をそのまま利用でき 、且つ高周波デバイスの実装が容易となる。

(10)電子機器内の例えば液晶表示パネル等 ンポーネントの裏面に設けられた金属板を 射電極とすることによって、電子機器内に けられるコンポーネントをそのまま利用す ことができ、大型化・コストアップするこ もない。

特許文献1に示されている無線ICデバイ の構成を示す図である。 第1の実施形態に係る無線ICデバイスお びそれを備えた物品の構成を示す図である 図2に示した物品の要素部分のみについ て示す無線ICデバイスの構成図である。 第2の実施形態に係る無線ICデバイスお びそれを備えた物品の構成を示す図である 図3に示した物品の要素部分のみについ て示す無線ICデバイスの構成図である。 第3の実施形態に係る無線ICデバイスお びそれを備えた物品の構成を示す図である 第4の実施形態に係る無線ICデバイスお びそれを備えた物品の構成を示す図である 同無線ICデバイスの主要部を通る中央 面図および無線ICデバイスの主要部の部分拡 大平面図である。 第5の実施形態に係る無線ICデバイスの 成を示す図である。 第6の実施形態に係る無線ICデバイスに 用いる電磁結合モジュール1の外観斜視図で る。 同電磁結合モジュールの給電回路基板 の内部の構成を示す分解図である。 同給電回路基板および金属膜の切欠部 を含めた等価回路図である。 第7の実施形態に係る無線ICデバイスお よびそれを備えた物品の構成を示す図である 。 同無線ICデバイスの主要部の断面図で る。 第8の実施形態に係る無線ICデバイスの 給電回路基板の分解斜視図である。 同無線ICデバイスの主要部の等価回路 である。 第9の実施形態に係る無線ICデバイスで 用いる電磁結合モジュールの平面図である。 第10の実施形態に係る無線ICデバイス 備えた携帯電話端末の斜視図および内部の 路基板の主要部の断面図である。

符号の説明

1,2,3…電磁結合モジュール
4…給電回路基板
5…無線ICチップ
6…無線ICデバイスの主要部
7…ループ状電極
8…放射電極
10…基材
11…基板
12…ループ状電極
15…回路基板
16…電極パターン
17,18…電子部品
20…インダクタ電極
21…モールド樹脂
25…キャパシタ電極
30…ループ状電極
35a~35d…無線ICチップ実装用ランド
40…給電回路基板
41A~41H…誘電体層
42a…ビアホール
45a,45b…インダクタ電極
46,47…インダクタ電極
51…キャパシタ電極
53~57…キャパシタ電極
60…物品包装体
61…切欠部
62…非導電部
63…金属平面体
64…絶縁性シート
65…金属膜
66…切欠部
67…整合回路
70~73…物品
C1…キャパシタ
Cf…キャパシタ
L1,L2…インダクタ
E…電界
H…磁界

 《第1の実施形態》
 図2は第1の実施形態に係る無線ICデバイスお よびそれを備えた物品の外観斜視図である。 物品70は例えば袋入りポテトチップス等の袋 り菓子であり、物品包装体60はアルミ蒸着 ミネートフィルムを袋状に成形した包装体 ある。

 この物品包装体60の端縁部に切欠部(アル 蒸着を行っていない部分)61を形成し、その 欠部61に電磁結合モジュール1を配置してい 。

 図3は無線ICデバイスの構成を示す図であ 、図2に示した物品70の要素部分のみについ 示している。図3において放射電極8は、図2 示した物品包装体60のアルミ蒸着ラミネー フィルムのアルミ蒸着層に相当する。この 射電極8の切欠部(電極非形成部)61の内側には ループ状電極7を形成していて、このループ 電極7と結合するように電磁結合モジュール1 を実装している。上記ループ状電極7はアル 蒸着ラミネートフィルムのアルミニウム蒸 時にパターン化する。あるいはアルミニウ 蒸着とは別工程で導体パターンを印刷形成 てもよい。

 図3(B)はループ状電極7を送信アンテナと て作用させた場合の放射電極8に生じる電磁 分布の例を概略的に示すものである。図中 線は磁界Hのループ、実線は電界Eのループ それぞれ示している。ループ状電極7は磁界 ンテナとして作用し、ループ状電極7によっ て発生した磁界Hは放射電極8に対して垂直に わることによって電界Eを誘起し、この電界 ループによって磁界ループを誘起し、その連 鎖により電磁界分布が広がる。

 上述の例ではループ状電極7を送信アンテ ナとして説明したが、アンテナの可逆性によ り、これが受信アンテナとして作用する場合 にも同様に作用して高利得が得られる。

 このように所定の拡がりをもつ導電部が 射電極として作用する物品であれば、それ が多数重なっている場合には上記電界と磁 の誘起は物品間でも連鎖して拡がっていく そのため、多数の物品が重なっていても(寧 ろ重なっている方が)、高利得な無線ICデバイ スとして作用する。例えば袋入りポテトチッ プスの山の一部に対してリーダ・ライタのア ンテナを近接させた状態で、その山となって いる全ての袋入りポテトチップスのIDを読み ることができる。

 なお、図3に示した電磁結合モジュール1 、後述する無線ICチップと給電回路基板とか らなる。給電回路基板を用いる場合には、給 電回路基板の2つの電極をループ状電極7の両 に電磁界的に結合させる。また電磁結合モ ュール1は単体の無線ICチップに置換しても い。その場合には、無線ICチップの2つの電 をループ状電極7の両端に直接接続すればよ い。いずれの場合でも、ループ状電極7は放 電極8から直流的には分離されているので、 の無線ICデバイスは静電気に対する耐性が いという効果をもつ。

 また、ループ状電極7は電磁結合モジュー ル1の入出力端子間を結合するように配置さ るものであれば、どのような形状であって よい。

 《第2の実施形態》
 図4は第2の実施形態に係る無線ICデバイスお よびそれを備えた物品の外観斜視図である。 物品71は例えば袋入りの菓子であり、物品包 体60はアルミ蒸着ラミネートフィルムを袋 に成形した包装体である。

 図2に示した例では物品包装体の端縁部に 電磁結合モジュールを配置したが、この図4 示す例では、物品包装体60の端縁部から離れ た内部に電磁結合モジュール1を設けている 物品包装体60はアルミ蒸着ラミネートフィル ムからなり、その一部でアルミ蒸着を行って いない部分を非導電部62として形成し、その 導電部62の内部で且つ端部に電磁結合モジ ール1を配置している。

 図5は図4に示した電磁結合モジュール1の 装部分の構成を示す図である。図5において ループ状電極7および電磁結合モジュール1の 成については第1の実施形態において図3で したものと同様である。放射電極8は物品包 体60のアルミ蒸着ラミネートフィルムのア ミ蒸着層に相当するものである。その非導 部62の内部で且つループ状電極7が放射電極8 三辺に近接するようにループ状電極7および 電磁結合モジュール1を配置している。

 このような構成により、ループ状電極7は 磁界アンテナとして作用し、放射電極8と結 して、図3に示したものと同様の作用により 放射電極8がアンテナの放射体として作用す る。

 因みに非導電部62の面積をループ状電極7 よび電磁結合モジュール1の占有面積とほぼ 等しくして、その内部にループ状電極7およ 電磁結合モジュール1を配置した場合には、 ープ状電極7の磁界が四辺で放射電極8と結 して放射電極8に誘起される電磁界が打ち消 れて利得が低下してしまうので、非導電部6 2の面積はループ状電極7および電磁結合モジ ール1の占有面積より十分に広く、且つルー プ状電極7の一辺、二辺、または三辺で放射 極8に近接することが重要である。

 《第3の実施形態》
 図6(B)は第3の実施形態に係る無線ICデバイス の主要部の構成を示す図、図6(A)はその無線IC デバイスを備えた物品の外観図である。図6(A )において物品72は、金属平面体63に無線ICデ イスの主要部6を備えたものである。金属平 体63は内部に金属層を含む板状またはシー 状の物品もしくは金属板そのものである。

 無線ICデバイスの主要部6は図6(B)に示すよ うに全体の形状がいわゆるタックインデック ス形状をなし、絶縁性シート64の内面には粘 層を備えていて、絶縁性シート64でループ 電極7および電磁結合モジュール1を挟み込ん でいる。ループ状電極7および電磁結合モジ ール1の構成は図3に示したものと同様である 。

 そして、ループ状電極7が図6(A)に示した 属平面体63の端縁に近接するように丁度タッ クインデックスを貼り付けるようにして取り 付ける。

 このように導電部の端縁部に切欠きを設 ない場合でも、金属平面体63の端縁部に無 ICデバイスの主要部6のループ状電極7を近接 せることによって、そのループ状電極7と金 属平面体63(放射電極として作用する導電部) 結合して金属平面体63がアンテナの放射体と して作用する。

 《第4の実施形態》
 第4の実施形態に係る無線ICデバイスについ 図7・図8を参照して説明する。第4の実施形 に係る無線ICデバイスはDVD等の金属膜を有 る記録媒体に適用したものである。

 図7はDVDディスクの平面図である。図8(A) 無線ICデバイスの主要部6の形成部を通る中 断面図、図8(B)は無線ICデバイスの主要部6の 分拡大平面図である。但し図8(A)の断面図は 厚み方向寸法を誇張して描いている。

 図7・図8(A)に示すように、DVDディスク73は 2枚の円盤状ディスクの貼り合わせからなり その一方に金属膜65を形成していて、無線IC バイスの主要部6をその金属膜65の内周端縁 一部に設けている。

 図8(B)に示すように金属膜65の内周端縁部 一部にCの字型の切欠部66を形成している。 の切欠部66はディスクの切欠ではなく金属 のパターンとしての切欠部である。このCの 型の切欠部による互いに対向する2つの突端 に電磁結合モジュール1の2つ端子が向き合う うに電磁結合モジュール1を配置している。 このCの字型の切欠部の内周端(図中の矢印部) をループ状電極として作用させている。

 《第5の実施形態》
 図9は第5の実施形態に係る2つの無線ICデバ スの構成を示す図である。この第5の実施形 は、高周波デバイスの実装部とループ状電 との間に、高周波デバイスとループ状電極 を直接導通させる整合電極を備えたもので る。

 図9(A)において、金属膜65はシート材また 板材に形成していて、放射電極として作用 る。この金属膜65の一部に切欠部66を形成す ることによって、その切欠部66の内周端縁に った部分がループ状電極として作用する。

 切欠部66の内部にはミアンダ状の整合電 67および高周波デバイス(電磁結合モジュー または無線ICチップ)の実装部である金属膜 分65a,65bを形成している。

 このように整合電極67による整合回路を けたことにより、金属膜部分65a,65bに無線IC ップを直接実装することもできる。

 図9(B)において、放射電極8には非導電部62 を形成していて、その非導電部62の内部で且 ループ状電極7が放射電極8の三辺に近接す ようにループ状電極7、整合電極67および電 結合モジュール1を配置している。整合電極6 7および電磁結合モジュール1の実装部の構成 図9(A)の例と同様である。

 このような構成により、ループ状電極7は 磁界アンテナとして作用し、放射電極8と結 して、図3に示したものと同様の作用により 放射電極8がアンテナの放射体として作用す る。

 なお、図9(A)の金属膜65または図9(B)の放射 電極8は、例えば携帯電話端末内部の回路基 上に形成したベタ電極であってもよい。

 《第6の実施形態》
 図10は、第6の実施形態に係る、無線ICデバ スに用いる電磁結合モジュール1の外観斜視 である。この電磁結合モジュール1は他の実 施形態における各無線ICデバイスに適用でき ものである。この電磁結合モジュール1は無 線ICチップ5と給電回路基板4とで構成してい 。給電回路基板4は、放射電極として作用す 金属膜65と無線ICチップ5との間のインピー ンス整合をとるとともに共振回路として作 する。

 図11は給電回路基板4の内部の構成を示す 解図である。この給電回路基板4は、それぞ れに電極パターンを形成した複数の誘電体層 を積層してなる多層基板で構成している。最 上層の誘電体層41Aには無線ICチップ実装用ラ ド35a~35dを形成している。誘電体層41Bには無 線ICチップ実装用ランド35bと導通するキャパ タ電極51を形成している。誘電体層41Cには ャパシタ電極51との間でキャパシタC1を構成 るキャパシタ電極53を形成している。誘電 層41D~41Hにはインダクタ電極45a,45bをそれぞれ 形成している。これらの複数層に亘って形成 したインダクタ電極45a,45bは全体として2重の パイラル状をなし、互いに強く誘導結合す インダクタL1,L2を構成している。また誘電 層41FにはインダクタL1と導通するキャパシタ 電極54を形成している。キャパシタ電極54は の2つのキャパシタ電極53,55の間で挟まれて ャパシタを構成する。また誘電体層41Hには ャパシタ電極53と導通するキャパシタ電極55 形成している。各誘電体層の電極間はビア ール42a~42iで導通させている。

 キャパシタ電極55は図8に示した金属膜65 切欠部に生じる金属膜の端部65bに対向しそ 間で容量を構成する。またインダクタ電極45 a,45bと、それに対向する金属膜部分65aとは電 界的に結合する。

 図12は図11に示した給電回路基板および金 属膜の切欠部を含めた等価回路図である。図 12においてキャパシタC1は図11に示したキャパ シタ電極51-53間に生じる容量、キャパシタCf 図11に示したキャパシタ電極54と53,55との間 生じる容量、インダクタL1,L2は図11に示した ンダクタ電極45a,45bによるものである。図12 示す金属膜65は、図8に示した切欠部66の内 端縁に沿ったループであり、キャパシタ電 55がその一端65bと容量性結合し、他端65aがイ ンダクタL1,L2と電磁界的に結合することによ 、切欠部66の内周端縁に沿ったループがル プ状電極として作用する。

 なお、第4の実施形態では金属膜の切欠部 の内周端に沿ったループをループ状電極とし て作用させたが、図3等に示したように切欠 内にループ状電極を形成し、そのループ状 極に対して、無線ICチップ5と給電回路基板4 による電磁結合モジュール1を実装するよう に構成してもよい。その場合には上記ループ 状電極と金属膜65とが結合して金属膜65が放 体として作用する。

 給電回路基板4においては、インダクタン ス素子L1,L2とその浮遊容量とで構成される共 回路にて共振周波数が決定される。放射電 から放射される信号の周波数は、共振回路 自己共振周波数によって実質的に決まる。

 給電回路基板4上に前記無線ICチップ5を搭 載してなる電磁結合モジュール1は、図示し いリーダ・ライタから放射される高周波信 (例えばUHF周波数帯)を放射電極を介して受信 し、給電回路基板4内の共振回路を共振させ 所定の周波数帯の受信信号のみを無線ICチッ プ5に供給する。一方、この受信信号から所 のエネルギーを取り出し、このエネルギー 駆動源として無線ICチップ5にメモリされて る情報を、共振回路にて所定の周波数に整 させた後、放射電極に伝え、該放射電極か リーダ・ライタに送信・転送する。

 このように、給電回路基板内に共振回路 設けることによって、周波数の選択性が高 り、自己共振周波数により無線ICデバイス 動作周波数をほぼ決定することができる。 れにともない、RFIDシステムで用いる周波数 信号のエネルギーの授受(送受信)を高効率 もとで行うことができる。また、放射体の 状やサイズを考慮して最適な共振周波数に 定することができ、これにより無線ICデバイ スの放射特性を向上させることができる。

 なお、無線ICチップと給電回路基板の実 用ランドとは電気的に導通させることによ 接続してもよいし、絶縁して容量により接 してもよい。

 また、前記給電回路基板内に整合回路を けることによって、RFIDシステムで用いる周 波数の信号のエネルギーの授受(送受信)を高 率のもとで行うことができる。

 《第7の実施形態》
 図13は第5の実施形態に係る無線ICデバイス 主要部の構成を示す斜視図、図14はその拡大 部分断面図である。

 図13において基材10はこの無線ICデバイス 設ける物品の基材であり、例えばアルミ蒸 ラミネートフィルムである。この基材10の ルミ蒸着層には、第1の実施形態で示した切 部または第2の実施形態で示した非導電部に 所定箇所で開放したループ状電極30を形成し いる。その開放した2つの端部30a,30bの上部 絶縁層を介してインダクタ電極20およびキャ パシタ電極25を形成している。インダクタ電 20はスパイラル状であり、後述するように その内側の端部はキャパシタ電極25に接続し ている。

 このインダクタ電極20とキャパシタ電極25 の端部には図中の拡大図に示すように無線IC ップ5を搭載している。すなわちインダクタ 電極20の端部に無線ICチップ実装用ランド35a キャパシタ電極25の端部に無線ICチップ実装 ランド35bをそれぞれ形成し、さらに実装用 ンド35c,35dを形成して無線ICチップ5を搭載し ている。

 図14は図13におけるII-II部分の断面図であ 。図14に示すように、インダクタ電極20はル ープ状電極の端部30aに対向している。ワイヤ ー21は図13に示したインダクタ電極20の内側の 端部とキャパシタ電極25とを接続している。

 このようにインピーダンス整合用および 振周波数調整用のキャパシタおよびインダ タを物品の基材10側に形成して無線ICチップ 5を直接実装するようにしてもよい。

 《第8の実施形態》
 図15は第6の実施形態に係る無線ICデバイス 給電回路基板40の分解斜視図である。また図 16はその等価回路図である。

 給電回路基板40は、それぞれに電極パタ ンを形成した複数の誘電体層を積層してな 多層基板で構成している。最上層の誘電体 41Aには無線ICチップ実装用ランド35a~35dを形 している。誘電体層41Bには無線ICチップ実装 用ランド35bと導通するキャパシタ電極51を形 している。誘電体層41Cにはキャパシタ電極5 1との間でキャパシタC1を構成するキャパシタ 電極53を形成している。誘電体層41D~41Hにはイ ンダクタ電極45a,45bをそれぞれ形成している これらの複数層に亘って形成したインダク 電極45a,45bは全体として2重のスパイラル状を なすインダクタL1を構成している。また誘電 層41FにはインダクタL1と導通するキャパシ 電極54を形成している。キャパシタ電極54は の2つのキャパシタ電極53,55(56)の間で挟まれ てキャパシタを構成する。また誘電体層41Hに はキャパシタ電極53と導通するキャパシタ電 55を形成している。

 誘電体層41Iにはキャパシタ電極56,57を形 している。キャパシタ電極56はキャパシタ電 極53,55と導通している。またキャパシタ電極5 7はインダクタ電極45a,45bと電磁界的に結合す 。

 誘電体層41J~41Nにはそれぞれインダクタ電 極46,47を形成している。このインダクタ電極4 6,47によって複数回巻回したループ状電極L2を 構成している。各誘電体層の電極間はビアホ ール42a~42mで導通させている。

 すなわちこの給電回路基板40は丁度図11に 示した給電回路基板4にループ状電極を含め 構成したものである。したがってこの給電 路基板40に無線ICチップを実装してなる電磁 合モジュールを物品に搭載するだけで無線I Cデバイスが構成でき、物品側にはループ状 極を形成する必要がない。

 図16においてキャパシタC1は図15に示した ャパシタ電極51-53間に生じる容量、キャパ タC2は図15に示したキャパシタ電極54と53,55と の間に生じる容量、インダクタL1a,L1bはそれ れ図15に示したインダクタ電極45a,45bによる のであり、インダクタL2は図15に示したイン クタ電極46,47によるものである。

 《第9の実施形態》
 図17は第7の実施形態に係る無線ICデバイス 用いる電磁結合モジュールの平面図である 図17(A)の例では基板11に電極パターンにより ープ状電極12および無線ICチップ実装用ラン ドを形成していて、無線ICチップ5を実装して いる。

 図15に示した例では給電回路基板にルー 状電極とともにインピーダンス整合および 振周波数調整用のキャパシタおよびインダ タを形成したが、この図17に示す例では基本 的にループ状電極と無線ICチップを一体化し ものである。

 図17(B)の例では、基板11の上面と下面にそ れぞれスパイラル状の電極パターンを形成し 、基板11を挟むキャパシタ電極をスパイラル 電極パターンの中央部に配置し、そのキャ シタを介して上面の線路と下面の線路とを 続している。すなわち基板11の両面を利用 て限られた面積内に経路長およびインダク ンスを稼いでループ状電極12を形成している 。

 図17に示した2つの電磁結合モジュール2,3 いずれも、放射電極として作用する物品の 属膜や金属板に近接させ、その放射電極と ープ状電極12とを容量性結合させるように 置する。これにより、物品側には特別な回 を形成することなく、第1・第2の実施形態の 場合と同様に、物品の金属膜や金属板をアン テナの放射体として利用することができる。

 《第10の実施形態》
 図18(A)は無線ICデバイスを備えた携帯電話端 末の斜視図、(B)は内部の回路基板の主要部の 断面図である。携帯電話端末内の回路基板15 は電子部品17,18とともに、無線ICチップ5を 載した給電回路基板4を実装している。回路 板15の上面には所定面積に広がる電極パタ ン16を形成している。この電極パターン16は 電回路基板4を介して無線ICチップ5と結合し て放射電極として作用する。

 また、その他の例として、図18(A)に示し 携帯電話端末の内部で液晶パネルの背面に けられている金属パネルに無線ICデバイスを 構成してもよい。すなわち第1~第7の実施形態 で示した無線ICデバイスを適用して上記金属 ネルをアンテナの放射体として作用させる うにしてもよい。

 なお、以上に示した各実施形態以外にも 定の拡がりをもつ導電部を有する物品であ ば同様に適用できる。例えばPTP包装(Press Th rough Package)等、アルミ箔を含む複合フィルム で包装された薬や菓子にも適用できる。