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Patent Searching and Data


Title:
WRIST BAND AND ITS USING METHOD
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/078659
Kind Code:
A1
Abstract:
A wrist band which can be applied quickly with no strange feeling to the wrist or the ankle different in size of a child or an adult by adjusting the length of a band easily. The wrist band (1) has an indicating portion (2), a band portion (3) extending to the opposite sides of the indicating portion (2), being wound around a wrist or the like and having band holes at one end portion, and a set portion (4) for fixing the wrist band (1) annularly by being superimposed on the band portion (3) and having a set hole (6) at the other end. Band hole indications (7) with sequence numbers of 1 to 10 counted starting on the set hole (6) side are printed at positions corresponding to respective band holes (5) and on the side thereof, and band hole indications (10) with the same sequence numbers as those of the band holes (7) marked on the side of the band holes (5), and border scales (11) indicating the application range of the band hole indications (10) are provided on the length measuring portion (8) at the same interval as that of the band holes (5).

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Inventors:
SHIGARAKI YOSHIO (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/074578
Publication Date:
July 03, 2008
Filing Date:
December 20, 2007
Export Citation:
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Assignee:
SATO KK (JP)
SHIGARAKI YOSHIO (JP)
International Classes:
G09F3/16; A44C5/00; A61G12/00
Foreign References:
JP2006058805A2006-03-02
JP2003164307A2003-06-10
US20060179542A12006-08-17
JPH02A
Other References:
See also references of EP 2096617A4
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Claims:
 中央を表示部とする帯状基材の長手方向の一端部に複数のバンド穴が所定の間隔で形成されるとともに他端部にセット穴が形成され、前記バンド穴と前記セット穴とにリストバンド用クリップを挿通して手首や足首に対し環状に取り付けられるリストバンドであって、
前記セット穴と使用するバンド穴との間の長さを、取り付け対象となる手首や足首の周長に適合させるための照準手段を設けたことを特徴とするリストバンド。
 前記照準手段は、前記一端部のバンド穴と平行な線上に、各々のバンド穴が個別に参照可能に関連づけられた測長部を設け、各々の前記バンド穴から前記セット穴までの間隔が、その各々に対応する前記測長部からその延長線上の前記他端部に設定される基点部までの間隔よりも、所定の長さ長くなるように設定されていることを特徴とする請求項1記載のリストバンド。
 前記バンド穴の近傍に、この各々のバンド穴を識別するための数字または記号などによるバンド穴表示が備わると共に、前記測長部にこのバンド穴表示が備わり、前記バンド穴と前記測長部とは前記バンド穴表示を介して参照可能に関連づけられていることを特徴とする請求項2記載のリストバンド。
 前記測長部に備わる前記バンド穴表示は、その境界を示す境界目盛りまたは色分けによって互いに区画されていることを特徴とする請求項3記載のリストバンド。
 前記基点部から前記測長部の最近部までの間隔は、対象となる手首や足首の周長の最小値よりも短く、前記基点部から前記測長部の最遠部までの間隔は、対象となる手首や足首の周長の最大値よりも長くなるように設定されていることを特徴とする請求項2ないし4記載のリストバンド。
 前記バンド穴から前記セット穴までの間隔と、関連する前記測長部から前記基点部までの間隔との差は、対象となる個別の手首や足首の周長と手足の周長との差よりも小さくなるように設定されていることを特徴とする請求項2ないし5記載のリストバンド。
 前記基点部は、前記セット穴の中心位置を示す目盛りであることを特徴とする請求項2ないし6記載のリストバンド。
 請求項2に記載されたリストバンドの使用方法であって、
 前記リストバンドを手首や足首に巻回して前記一端部と前記他端部とを重ね合わせる工程と、前記基点部と最小周長で重なる前記測長部に付された前記バンド穴表示を選定する工程と、選定された前記バンド穴表示が付された前記バンド穴と前記セット穴とにリストバンド用クリップを挿通して、前記リストバンドを手首や足首に巻き止める工程と、を具備したことを特徴とするリストバンドの使用方法。
 前記照準手段は、前記他端部に、前記バンド穴から所定距離離間して前記バンド穴との間で手首や足首の周長と比較照合するための基準線と、この基準線から前記セット部方向に、互いに隣り合う前記バンド穴の間隔と同じかまたはそれを超える長さで、前記バンド穴を通して識別可能に設けた識別表示部とからなる請求項1に記載のリストバンド。
 前記セット穴から最遠の前記バンド穴と前記基準線との間隔は、取り付け対象となる手首や足首の最大周長よりも大きくなるように設定されていることを特徴とする請求項9に記載のリストバンド。
 前記セット穴から最近の前記バンド穴と前記基準線との間隔は、取り付け対象となる手首や足首の最小周長よりも小さくなるように設定されていることを特徴とする請求項9または10に記載のリストバンド。
 前記セット穴と前記基準線との間隔は、手足から抜けることなく手首や足首に取り付け可能な手足の最大最小周長差よりも小さくなるように設定されていることを特徴とする請求項9ないし11に記載のリストバンド。
 互いに隣り合う前記バンド穴の間隔は、前記セット穴と前記基準線との間隔よりも小さくなるように設定されていることを特徴とする請求項9ないし12に記載のリストバンド。
 請求項9に記載されたリストバンドの使用方法であって、
 前記リストバンドを手首や足首に巻回して前記他端部に前記一端部を最小周長で重ね合わせる重ね合わせ工程と、前記識別表示部が識別表示される前記セット穴から最遠の前記バンド穴を確認する確認工程と、確認された前記バンド穴と前記セット穴とにリストバンド用クリップを挿通して、前記リストバンドを手首や足首に巻き止める係止工程と、を具備したことを特徴とするリストバンドの使用方法。
Description:
リストバンドおよびその使用方

 本発明は、病院や遊園地などにおいて手首 足首などに環状に巻き止めて情報の表示を うために使用されるリストバンドおよびそ 使用方法に関する。
に関する。

 近年、病院や遊園地などにおいて、患者 報や施設利用情報などの表示を行うリスト ンドが使われている。図11を参照して従来 リストバンド51を説明すると、リストバンド 51は、帯状基材の長手方向中央に表示部52、 の両側の一端部にバンド穴53、他端部にセッ ト穴54が設けられており、例えば病院におい は、表示部52に対して氏名やIDナンバーなど の患者などの必要情報がプリンタで印字され 、患者の手首や新生児の足首に取り付けられ る。投薬時や処置時には、表示部52の表示内 とカルテの記載内容とが照合され、当該患 などの投薬や処置内容に誤りのないことが 認される。かかるリストバンド51は、バン 穴53とセット穴54とに専用のクリップを挿通 てこれを係止し、手首などに環状に取り付 られるが、取り付けられる手首などの大き が異なっても柔軟に対応できるように、通 、バンド穴53は長手方向に複数設けられて り、手首などの大きさに応じて適宜バンド 53の位置を選択することによって、リストバ ンド51の径の大きさが調整可能とされている すなわち、このバンド穴53の位置を変える とによって、手首(短周部分)の周長より大き く、かつ手首からはずれないように手のひら (長周部分)の周長より小さくなるような周長 範囲内において、きつくもなく緩くもない 切な周長でリストバンド51の取り付けが可 となっている。

 しかしながら、従来は、リストバンドを り付ける際に作業者の経験や目見当によっ 長さの調整を行うようにしていたために、 に手首の太さが異なる子供や大人が混在す ような状況下で取り付けを行う場合などに いて、作業者の熟練具合によってばらつき 生じやすく、きつくなったり緩くなったり て使用感に差が生ずるという問題があった

特開2004-242904号公報

 本発明はかかる問題点に鑑みてなされた のであり、その目的とするところは、子供 大人のように太さの異なる手首や足首に対 て、バンド長さの調整が容易で迅速に違和 なく取り付けられるリストバンドとその使 方法を提供することにある。

 上記課題を解決するために、第一の発明 係るリストバンドは、中央を表示部とする 状基材の長手方向の一端部に複数のバンド が所定の間隔で形成されるとともに他端部 セット穴が形成され、上記バンド穴と上記 ット穴とにリストバンド用クリップを挿通 て手首や足首に対し環状に取り付けられる ストバンドであって、上記セット穴と使用 るバンド穴との間の長さを、取り付け対象 なる手首や足首の周長に適合させるための 準手段を設けたことを特徴とする。

 また、第二の発明は、上記照準手段を、 端部のバンド穴と平行な線上に、各々のバ ド穴が個別に参照可能に関連づけられた測 部を設け、各々のバンド穴からセット穴ま の間隔が、その各々に対応する測長部から の延長線上の他端部に設定される基点部ま の間隔よりも、所定の長さ長くなるように 定したことを特徴とする。

 また、バンド穴の近傍に、この各々のバ ド穴を識別するための数字または記号など よるバンド穴表示が備わると共に、測長部 このバンド穴表示が備わり、バンド穴と測 部とはバンド穴表示を介して参照可能に関 づけることができる。

 また、測長部に備わるバンド穴表示は、 の境界を示す境界目盛りまたは色分けによ て互いに区画することができる。

 また、基点部から測長部の最近部までの 隔は、対象となる手首や足首の周長の最小 よりも短く、基点部から測長部の最遠部ま の間隔は、対象となる手首や足首の周長の 大値よりも長くなるように設定することが きる。

 また、バンド穴からセット穴までの間隔 、関連する測長部から基点部までの間隔と 差は、対象となる個別の手首や足首の周長 手足の周長との差よりも小さくなるように 定することができる。

 また、基点部は、セット穴の中心位置を す目盛りとすることができる。

 第二の発明に係るリストバンドの使用方 は、上記リストバンドを手首や足首に巻回 て一端部と他端部とを重ね合わせる工程と 基点部と最小周長で重なる測長部に付され バンド穴表示を選定する工程と、選定され バンド穴表示が付されたバンド穴とセット とにリストバンド用クリップを挿通して、 ストバンドを手首や足首に巻き止める工程 を具備したことを特徴とする。

 第三の発明に係るリストバンドは、上記 準手段が、他端部に、バンド穴から所定距 離間してバンド穴との間で手首や足首の周 と比較照合するための基準線と、この基準 からセット部方向に、互いに隣り合うバン 穴の間隔と同じかまたはそれを超える長さ 、バンド穴を通して識別可能に設けた識別 示部とからなることを特徴とする。

 ここで、セット穴から最遠のバンド穴と 記基準線との間隔は、取り付け対象となる 首や足首の最大周長よりも大きくなるよう 設定することができる。

 また、セット穴から最近のバンド穴と上 基準線との間隔は、取り付け対象となる手 や足首の最小周長よりも小さくなるように 定することができる。

 また、セット穴と基準線との間隔は、手 から抜けることなく手首や足首に取り付け 能な手足の最大最小周長差よりも小さくな ように設定することができる。

 また、互いに隣り合うバンド穴の間隔は セット穴と上記基準線との間隔よりも小さ なるように設定することができる。

 また、第三の発明に係るリストバンドの 用方法は、リストバンドを手首や足首に巻 して他端部に一端部を最小周長で重ね合わ る重ね合わせ工程と、識別表示部が識別表 されるセット穴から最遠のバンド穴を確認 る確認工程と、確認されたバンド穴とセッ 穴とにリストバンド用クリップを挿通して リストバンドを手首や足首に巻き止める係 工程と、を具備したことを特徴とする。

 第一の発明に係るリストバンドは、セッ 穴と使用するバンド穴との間の長さを、取 付け対象となる手首や足首の周長に適合さ るための照準手段を設けたので、リストバ ドを手首や足首に巻き付ける際に、この照 手段を用いて使用するバンド穴の位置を決 できる。

 第二の発明に係るリストバンドは、一端 のバンド穴と平行な線上に、各々のバンド が個別に参照可能に関連づけられた測長部 設けられてなり、各々のバンド穴からセッ 穴までの間隔は、その各々に対応する測長 からその延長線上の他端部に設定される基 部までの間隔よりも、所定の長さ長くなる うに設定されているので、手首や足首にリ トバンドを巻回して一端部と他端部とを重 合わせ、基点部と最小周長で重なる測長部 らセット穴と組み合わせて適切なバンド穴 選定可能となっており、取り付け経験の少 い作業者であっても調整が容易であり、人 に違和感なく迅速に取り付けられるという 果を奏する。

 また、バンド穴の近傍に、各々のバンド を識別するための数字または記号などによ バンド穴表示が備わると共に、測長部にバ ド穴表示が備わり、バンド穴と測長部とは ンド穴表示を介して参照可能に関連づける とで、適正なバンド穴の参照が容易である いう効果を奏する。

 また、測長部に付されたバンド穴表示を その境界を示す境界目盛りまたは色分けに って互いに区画することで、バンド穴表示 適用される範囲が容易に読み取れるという 果を奏する。

 また、基点部から測長部の最近部までの 隔を、対象となる手首や足首の周長の最小 よりも短く、基点部から測長部の最遠部ま の間隔は、対象となる手首や足首の周長の 大値よりも長くなるように設定すると、対 となる全ての取り付け対象に対応できると う効果を奏する。

 また、バンド穴からセット穴までの間隔 、関連する測長部から基点部までの間隔と 差は、対象となる個別の手首や足首の周長 手足の周長との差よりも小さくなるように 定すると、手首や足首からはずれることは いという効果を奏する。

 また、基点部をセット穴の中心位置を示 目盛りとすることで、基点部の読み取りが 易となるという効果を奏する。

 第二の発明に係るリストバンドの使用方 は、リストバンドを手首や足首に巻回して 端部と他端部とを重ね合わせる工程と、基 部と最小周長で重なる測長部に付されたバ ド穴表示を選定する工程と、選定されたバ ド穴表示が付されたバンド穴とセット穴と リストバンド用クリップを挿通して、リス バンドを手首や足首に巻き止める工程と、 具備するようにしたので、太さの異なる手 や足首に対して適切なバンド穴の間隔を選 することができ、取り付け経験の少ない作 者であっても調整が容易であり、人体に違 感なく迅速にリストバンドが取り付けられ という効果を奏する。

 第三の発明に係るリストバンドは、他端 に、バンド穴から所定距離離間してバンド との間で手首や足首の周長と比較照合する めの基準線が設定され、この基準線からセ ト部方向に、互いに隣り合うバンド穴の間 と同じかまたはそれを超える長さで、バン 穴を通して識別可能な識別表示部が設けら ているため、手首や足首に巻回して他端部 一端部を重ね合わせることによって、常に ずれかのバンド穴に識別表示部が確認でき ようになっており、この識別表示部が確認 果に基づきバンド穴とセット穴を組み合わ ることによって、太さの異なる手首や足首 対して一定の適切な余裕をもって取り付け 能となり、取り付け経験の少ない作業者で っても、人体に違和感なく迅速に取り付け ことができるという効果を奏する。

 また、セット穴から最遠のバンド穴と基 線との間隔は、取り付け対象となる手首や 首の最大周長よりも大きくなるように設定 たので、太い手首や足首でも取り付けでき という効果を奏する。

 また、セット穴から最近のバンド穴と基 線との間隔は、取り付け対象となる手首や 首の最小周長よりも小さくなるように設定 たので、細い手首や足首でも取り付けでき という効果を奏する。

 また、セット穴と基準線との間隔は、手 から抜けることなく手首や足首に取り付け 能な手足の最大最小周長差よりも小さくな ように設定したので、使用中に手首や足首 ら抜けることはないという効果を奏する。

 また、互いに隣り合うバンド穴の間隔は セット穴と基準線との間隔よりも小さくな ように設定したので、使用中に手首や足首 ら抜けることはないという効果を奏する。

 第三の発明に係るリストバンドの使用方 は、リストバンドを手首や足首に巻回して 端部に一端部を最小周長で重ね合わせる重 合わせ工程と、識別表示部が表示されるセ ト穴から最遠のバンド穴を確認する確認工 と、確認されたバンド穴とセット穴とにリ トバンド用クリップを挿通して、リストバ ドを手首や足首に巻き止める係止工程と、 具備しているため、太さの異なる手首や足 に対して一定の適切な余裕をもって取り付 可能となり、取り付け経験の少ない作業者 あっても、人体に違和感なく迅速に取り付 ることができるという効果を奏する。

本発明第一の実施の形態に係るリスト ンドの構成を示す平面図である。 図1のリストバンドの使用例を示す平面 図である。 図1のリストバンドを手首に取り付ける 状態を示す説明図である。 図1のリストバンドのバンド部とセット 部を重ね合わせて最適なバンド穴を選定する 方法を示す説明図である。 バンド穴とセット穴に対してリストバ ド用クリップを挿入しているところを示す 明図である。 バンド穴とセット穴をリストバンド用 リップで係止した状態を示す部分断面図で る。 本発明第二の実施の形態に係るリスト ンドの構成を示す平面図である。 図7のリストバンドの使用例を示す平面 図である。 図7のリストバンドを手首に取り付ける 状態を示す説明図である。 図7のリストバンドのバンド部とセッ 部を重ね合わせて最適なバンド穴を選定す 方法を示す説明図である。 従来のリストバンドを示す平面図であ る。

符号の説明

 1、31 リストバンド
 2、32 表示部
 3、33 バンド部(一端部)
 4、34 セット部(他端部)
 5、35 バンド穴
 6、36 セット穴
 7 バンド穴表示
 8 測長部
 9 基点目盛り
 10 バンド穴表示
 11 境界目盛り
 12 測長部最近部
 13 測長部最遠部
 14 切取線
 15 シート基材
 16 ミシン目
 17 手首
 18 リストバンド用クリップ
 19 係止部
 20 ヒンジ
 21 メスクリップ部
 22 オスクリップ部
 23 係止穴
 24 爪部
 25 突起部
 37 バンド穴番号
 38 識別表示部
 39 基準線
 51 リストバンド
 52 表示部
 53 バンド穴
 54 セット穴

 以下、本発明の実施の形態を図面に基づ て詳細に説明する。

 図1は、本発明に係るリストバンドの第一 の実施の形態の構成を示す平面図、図2は、 1のリストバンドの使用例を示す平面図であ 。

 本実施の形態のリストバンド1は、図1を 照すると、表示部2と、この表示部2の両側に 延伸して、一端部に手首などに巻き回すため のバンド部3と、他端部にバンド部3と重ね合 せてリストバンド1を環状に取り付けるため のセット部4と、が設けられている。バンド 3には10個のバンド穴5が長手方向に等間隔で 成され、セット部4にはセット穴6がバンド 5の延長線上に形成されている。この10個の ンド穴5から適宜選択されるバンド穴5とセッ ト穴6との中心間隔は、環状に取り付けられ リストバンド1の環の周長となる。なお、バ ド穴5およびセット穴6の数はこれに限定さ るものではなく、必要に応じて適宜増減可 である。

 バンド穴5の横(図中下方)には、各々のバ ド穴5に対応する位置に、セット穴6側から えて1から始まる10までの連番でバンド穴表 7が印刷されている。また、バンド穴5を介し たバンド穴表示7の対辺側(図中上方)には、測 長部8がバンド穴5と平行に配列され、さらに の延長線上のセット部4にはセット穴6の長 方向の中心位置を示す基点目盛り9がセット 6の横(図中上方)に印刷されている。測長部8 には、バンド穴5の横に付されたバンド穴表 7と同じ連番で構成されたバンド穴表示10と そのバンド穴表示10の適用範囲を示す境界目 盛り11が、バンド穴5と同じ間隔で設けられて いる。この境界目盛り11は、対応する各々の ンド穴5よりも基点目盛り9寄りに設けられ いる。また、セット穴6の表示部2側には「セ ット穴」の表示が印刷されている。

 測長部8の最もセット穴6寄りの測長部最 部12から基点目盛り9までの間隔は、手首等 周長確認に使われる関係上、適用される一 の手首や足首の最小周長よりも短く設定さ ており、その反対側の最もセット穴6から遠 測長部最遠部13と基点目盛り9との間隔は、 用される一群の手首や足首の最大周長より 長く設定されている。すなわち、本実施の 態のリストバンド1を子供から大人まで幅広 く適用対象とする場合、最もセット穴6寄り ある測長部最近部12からセット部4の基点目 り9までの間隔は、手首の周長が短い子供の 首の周長よりも幾分短く、最もセット穴6か ら遠い測長部最遠部13から基点目盛り9までの 間隔は、手首の周長が長い大人の手首の周長 よりも長目に設定されることが好ましい。

 バンド穴5からセット穴6までの間隔と、 れに対応する測長部8から基点目盛り9までの 間隔との差は、リストバンド1を手首や足首 環状に取り付けたときに、手首や足首に対 てリストバンド1が密着した状態からの余裕 として設定される長さであり、この長さの 短によって手首や足首に対する装着感が定 る。但し、装着感は用途や取り付け対象、 るいはリストバンド1の材質などによっても 異なるので、この長さは必ずしも一律に定ま るものではなく、目的に応じて適宜設定され るものである。

 また、この差は、取り付けられる手首や 首からリストバンド1が外れないように、取 り付け対象となる手首や足首の周長(最小周 )と手足の周長(最大周長)との差の最小値よ もさらに小さい範囲で設定する必要がある

 また、隣り合うバンド穴5の間隔は、手首 や足首の周長に対応して微調整が容易となる ように細かく設定することが望ましく、特に 、手首や足首の周長が短い子供に適用される リストバンド1においては、セット穴6寄りに けられるバンド穴5や、基点目盛り9寄りに けられる境界目盛り11の間隔は、細かく設定 されている方が調整が容易となって好適であ る。

 本実施の形態のリストバンド1は、プリン タ(図示せず)にセットして表示部2に印字が行 えるように、例えば図2に示す如く、シート 材15に対し、リストバンド1の外形線に沿っ ミシン目や、一部に切断部を設けない、い ゆる点止め加工によって形成された切取線14 などから切り取り可能とすることができる。 バンド穴5およびセット穴6は、シート基材15 打ち抜き加工を施すことによって形成され ものであり、さらに、シート基材15には、一 枚のリストバンド1がシート基材15と共に他の リストバンド1と分離できる位置に切り取り のミシン目16が形成されており、プリンタで 印字後にリストバンド1の必要枚数を切り取 て分配する際便利なように構成されている

 シート基材15には、余白に「印字進行方 」の文字と方向を表す矢示が印刷されてい 。かかる構成のシート基材15は、ロール状に 巻回されてプリンタに取り付けられ、図2に すように、表示部2に対して「二次元コード 、科名「外科」、病棟番号「東02」、患者 「佐藤太郎」、患者のID番号「ID:060805003」な どが印字される。なお、目的に応じてこの印 字を所定の内容に変更することにより、リス トバンド1は遊園地やイベントの入場券など 幅広い用途に対応可能とすることができる

 本実施の形態で使用されるシート基材15 材質に関しては特に限定されるものではな が、プリンタに取り付けて印字を行う関係 、プリンタの印字に適した基材の中で、人 に取り付けて違和感がなく障害が発生しな ものが選択される。一般に、医療用途にお ては、長期使用が想定されるとともに、水 アルコールなどの薬品に対する耐性が要求 れることから、例えば合成紙、PET(ポリエチ ンテレフタレート)、PE(ポリエチレン)、PP( リプロピレン)、PS(ポリスチレン)、PVC(ポリ 化ビニル)などのフイルム系の基材、布、不 布など、およびそれらの複合体などが用い れる。さらに、衛生面の配慮から抗菌剤の 布や練り込みなどにより、有害細菌の増殖 止を図るようにすることもできる。

 また、遊園地やイベントなどにおいては 使用時間も短時間のことが多く、耐水性、 久性も特に要求されないことが多いため、 記基材に加え、コート紙やアート紙などの 製の基材、およびそれらの複合体が選択で る。

 次に、本実施の形態のリストバンド1を手 首に取り付ける方法を説明する。図3は、本 明に係るリストバンド1の実施の形態を手首 取り付ける状態を示す説明図、図4は、バン ド部とセット部を重ね合わせて最適なバンド 穴を選定する方法を示す説明図、図5は、バ ド穴5とセット穴6に対してリストバンド用ク リップ18を挿入しているところを示す説明図 図6は、バンド部3とセット部4をリストバン 用クリップ18で係止した状態を示す部分断 図である。

 リストバンド1を手首17に取り付けるため は、まず、リストバンド1を患者等の手首17 回して、手首17に最もフィットした状態で 測長部8の基点目盛り9と重なる境界目盛り11 範囲から、対応するバンド穴表示10の番号 確認する。このバンド穴表示10と同じ番号の バンド穴表示7が行われたバンド穴5を選択す ことによって、セット穴6と組み合わせられ るバンド穴5が決定される。例えば図4では、 点目盛り9はバンド穴表示10の「8」番の境界 目盛り11の範囲内にあるので、バンド穴5の「 8」番が係止の相手として選定される。この うにして選定された当該患者等に適切なバ ド穴5とセット穴6とを合わせ、リストバンド 用クリップ18の係止部19をこれらに挿入して 止めを行う。なお、図5では、セット部4の表 面にバンド部3の裏面を重ねて取り付けるよ にしたが、セット部4の裏面とバンド部3の裏 面を重ねるようにしても良い。

 次に、リストバンド用クリップ18をヒン 20の位置から矢印方向に折り曲げて、メスク リップ部21をオスクリップ部22に合わせ、係 部19をメスクリップ部21に形成された係止穴2 3に押し込むことによって、爪部24の弾性力に よってその先端部分が縮幅されて係止穴23に 全に挿入され、図5に示すごとく係止が行わ れる。一旦係止穴23に挿入された係止部19は 爪部24の復元力によってその先端部分が拡幅 されるので、突起部25にじゃまされて抜ける とがないようになっている。

 次に、本発明の第二の実施の形態について 7および図8を用いて説明する。なお、上述 たのと同一の構成要素に同一符号を付し、 の説明を省略する。
また、図5および図6については第一の実施の 態とほぼ同様なので、適宜図中に付した括 付き符号と読み替えて説明する。

 図7は、本発明に係るリストバンドの第二 の実施の形態の構成を示す平面図、図8は、 7のリストバンドの使用例を示す平面図であ 。

 本実施の形態のリストバンド31は、図7を 照すると、中央に、患者等の情報を表示す 表示部32を有し、この表示部32の一端に、手 首などに巻き回すためのバンド部(一端部)33 他端に、その先端をバンド部33と交差させて リストバンド31を環状に取り付けるためのセ ト部(他端部)34が長手方向に延伸して設けら れており、さらにバンド部33には10個のバン 穴35が等間隔で長手方向に形成され、セット 部34には1個のセット穴36が形成されている。 の10個のバンド穴35から適宜選択されるバン ド穴35とセット穴36との間隔が、環状に取り けられるリストバンド31の環の周長となる。 バンド穴35の横(図中下方)には、セット穴36側 から数えて1から始まる10までの連番でバンド 穴番号37が、バンド穴35の各々に対応して表 されており、セット穴36の横(図中左方)には セット穴」の表示が印刷されている。

 セット部34には、帯状の識別表示部38がセ ット部34の全幅に対して印刷されており、セ ト部34の上にバンド部33を重ね合わせてバン ド穴35を通して見たときに、リストバンド31 地色と識別できるようになっている。識別 示部38は、その全領域に対してベタ印刷を行 うことも可能であるが、地色部分の大きさを バンド穴35よりも小さく設定されていれば、 ターン印刷も選定可能である。また、この 別表示部38は、必ずしも全幅で設ける必要 なく、その形状も帯状に限定されるもので ないが、バンド穴35からの視認性を確保する ために、少なくともセット穴36からバンド穴3 5を結ぶ中心線を含むように形成されている とが望ましい。

 この識別表示部38のバンド穴35側は、バン ド穴35との間で手首などの周長と比較照合す 際の基準となる基準線39となっている。ま 、識別表示部38の長手方向の長さ(A)は、隣り 合うバンド穴35の間隔(B)と同じ長さに設定さ ている。これによって、リストバンド31を 首に巻回してセット部34にバンド部33を重ね ときに、識別表示部38が必ずいずれか一つ バンド穴35に表示されるようになっている。 ただし、基準線39の位置が確認可能となって れば目的が達成されるので、実用上、識別 示部38の長手方向の長さ(A)は、これよりも く設定することが可能であり、例えば、基 線39からセット部34の端部にかけて全体に識 表示部38を印刷するようにしてもよい。

 また、セット穴36から最も遠いバンド穴35 と基準線39との間隔(C)は、取り付け対象とし 想定される一群の手首などの最大周長より さらに大きく、セット穴36から最も近いバ ド穴35と基準線39との間隔(D)は、取り付け対 として想定される一群の手首などの最小周 よりもさらに小さくなるように設定される 例えば、大人から乳幼児までを対象として 首に取り付ける場合、これらの取り付け対 者の中で、手首の周長が最も大きな大人の 長よりも大きく、手首の周長が最も小さな 幼児の手首の周長よりも小さくなるように 定されている。これによって、リストバン 31を手首に巻回してセット部34にバンド部33 重ねたときに、基準線39と重なるバンド部33 の位置は、基準線39から最も近いバンド穴35 最も遠いバンド穴35の間になるようになって いる。

 さらに、互いに隣り合うバンド穴35の間 (B)は、セット穴36から基準線39までの間隔(E) りも小さくなるように設定される。このバ ド穴35の間隔を細かく設定すれば、セット 36と組み合わせて係止されるバンド穴35を、 述のようにして選定される最適なバンド穴3 5から、好みに応じて長周側または短周側に かくシフトすることが可能となる。

 セット穴36から基準線39までの間隔(E)は、 手首などからの余裕となる周長であり、手な どから抜けることなく手首などに取り付け可 能な最大最小周長差、すなわち手のひらなど の最大周長部分に巻いたときの周長(最大周 )と手首などの最小周長部分に巻いたときの 長(最小周長)との差よりも小さくなるよう 設定されている。この値は一般的に子供の が小さいので、取り付け対象者に子供が交 っている場合には、子供の手を前提にして 定される。また、このセット穴36から基準線 39までの間隔は、リストバンド31を手首など 取り付けた際のフィット感などに影響する め、上記範囲内において、最もつけ心地が い間隔に設定される。

 本実施の形態のリストバンド31は、プリ タ(図示せず)にセットして表示部32に印字が えるように、例えば図8に示す如く、シート 基材15に対し、リストバンド31の外形線に沿 てミシン目16や、一部に切断部を設けない、 いわゆる点止め加工によって形成された切取 線14から切り取り可能とすることができる。 ンド穴35およびセット穴36は、シート基材15 打ち抜き加工を施すことによって形成され ものであり、さらに、シート基材15には、 枚のリストバンド31がシート基材15と共に他 リストバンド31と分離できる位置に、切り り用のミシン目16が形成されており、プリン タで印字後にリストバンド31の必要枚数を切 取って分配する際に便利なように構成され いる。また、シート基材15には、余白に「 字進行方向」と方向を表す矢示が印刷され いる。係る構成のシート基材15は、ロール状 に巻回されてプリンタに取り付けられ、例え ば、表示部32に対して「二次元コード」、科 「外科」、病棟番号「東02」、患者名「佐 太郎」、患者のID番号「ID:060805003」などが印 字される。なお、この印字を目的に応じて所 定の内容に変更することにより、リストバン ド31は遊園地やイベントの入場券などの幅広 用途に対応することができる。

 次に、本実施の形態のリストバンド31を 首に取り付ける方法を説明する。上述した 一の実施の形態と同様に、図9の如く、リス バンド31を手首17に巻回し、図10のように、 ンド部33とセット部34を重ね合わせて最適な バンド穴35を選定する。そして、上述した図5 のように、バンド穴35とセット穴36に対して ストバンド用クリップ18を挿入し、図6に示 た如く、バンド部33とセット部34をリストバ ド用クリップ18で係止する。

 リストバンド31を手首17に取り付けるため には、まず、リストバンド31を患者等の手首1 7に回してセット部34にバンド部33を重ね合わ (重ね合わせ工程)、手首17に最もフィットし た状態で識別表示部が確認できるバンド穴45 バンド穴番号37を確認(確認工程)する。本実 施の形態においては、識別表示部38の長手方 の長さを、隣り合うバンド穴35の間隔と同 長さに設定しているので、リストバンド31を 手首17に巻回してセット部34にバンド部33を重 ねたときに、必ずいずれかのバンド穴35のみ 識別表示部38が表示されるようになってい 。なお、基準線39からセット部34の端部にか て全体に識別表示部38を設けることも可能 あるが、その場合には、複数のバンド穴35に 識別表示部38が表示されるので、セット穴36 ら最も遠いバンド穴35(基準線39に最も近いバ ンド穴35)を選定するようにする。

 次に、リストバンド31を若干緩め、上記 ようにして確認されたバンド穴番号37に対応 するバンド穴35とセット穴36に、リストバン 用クリップ18を挿入し、上述した図5の説明 如く操作を行い、上述した図6の説明のごと 係止が行われる(係止工程)。

 なお、本発明が上記各実施の形態に限定 れず、本発明の技術思想の範囲内において 各実施の形態は適宜変更され得ることは明 かである。また、上記構成部材の数、位置 形状等は上記実施の形態に限定されず、本 明を実施する上で好適な数、位置、形状等 することができる。