ミッシェル ラタスキー (ビィエン CH-2504, ルゥ・スクール 35 Bienne, CH)
SHIBATA, Susumu (NAMIKI SEIMITSU HOUSEKIKABUSHIKI KAISHA 6-56, Atago-chou 4-chome, Yuzawa-sh, Akita 55, 0120855, JP)
並木精密宝石株式会社 (〒11 東京都足立区新田3丁目8番22号 Tokyo, 1238511, JP)
YAGUCHI, Yoichi (Shinden 3-Chome Adachi-ku Tokyo, 11, 1238511, JP)
矢口 洋一 (〒11 東京都足立区新田3丁目8番22号 並木精密宝石株式会社内 Tokyo, 1238511, JP)
RATAJSKI, Michel (Rue Scholl, 35 CH 2504 Bienne, CH)
| 左右対の脚部又はそれに相当する形状の脚部を相対位置に設けた硬質材からなるケース枠本体と、 ケース枠本体の正面側に取付られるカバーガラスと、 ケース枠本体の背面側に取付られる裏蓋と、 別体の時計バンドを前記脚部の間に支持するためのバンド取付スペースと、 を備える腕時計ケースにおいて、 バネ棒の止め穴を両端に設けた耐衝撃性のある金属製の加飾部品を、 前記ケース枠本体の3時側-9時側側面に設けた凹溝部に嵌合させ、 前記バネ棒の止め穴が前記脚部のバンド取付スペースの内壁面に露出するように、ケース枠本体の脚部に設けた貫通穴に埋込み装着し、 時計バンドを取り付ける際、バネ棒を前記装着した加飾部品の止め穴間に掛渡して止める 、ことを特徴とする腕時計ケース。 |
| 左右対の脚部又はそれに相当する形状の脚部を相対位置に設けた硬質材からなるケース枠本体と、 ケース枠本体の正面側に取付られるカバーガラスと、 ケース枠本体の背面側にネジにより取付られる裏蓋と、 別体の時計バンドを前記脚部の間に支持するためのバンド取付スペースと、 を備える腕時計ケースにおいて、 バネ棒の止め穴を両端に設けた耐衝撃性のある金属製の加飾部品と、突片状のネジ係止部品とを、 前記ケース枠本体の3時側-9時側側面に設けた凹溝部、及び前記ケース枠本体のネジ係止部品に対応する空洞部にそれぞれ嵌合させ、 前記バネ棒の止め穴が前記脚部のバンド取付スペースの内壁面に露出するように、ケース枠本体の脚部に設けた貫通穴に埋込み装着し、 裏蓋を取り付ける際、裏蓋を係止するネジを前記ケース枠本体の空洞部に配置したネジ係止部品のネジ孔にネジ止めすることにより、裏蓋をケース本体枠に取付固定し、 同様に時計バンドを取り付ける際、バネ棒を前記装着した加飾部品の止め穴間に掛渡して止める、 、ことを特徴とする腕時計ケース。 |
| 前記金属製の加飾部品の可視表面部分に装飾模様あるいは宝石材料等による宝飾が施され、かつ前記加飾部品の少なくとも一部又は全部が、金、白金等の貴金属材料からなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の腕時計ケース。 |
| 前記ケース枠本体が、粉末射出成形技術により形成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の腕時計ケース。 |
| 前記ケース枠本体が、TaC系、TiC系、WC系の硬質合金材料又は超硬合金材料からなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の腕時計ケース。 |
| 前記ケース枠本体が、ジルコニア系セラミックス又はアルミナセラミックス材料からなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の腕時計ケース。 |
| 前記ケース枠本体の3時側-9時側側面に設けた凹溝部の内形形状が、前記金属製の加飾部品の外形形状に対し相似形であり、前記加飾部品が凹溝部に嵌合した際、ケース枠本体全体を補強する構造となることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の腕時計ケース。 |
| 前記ネジ係止部品が、加飾部品と一体形状に設けられたことを特徴とする請求項2に記載の腕時計ケース。 |
| 前記ネジ係止部品が、加飾部品とは別体に設けられたことを特徴とする請求項2に記載の腕時計ケース。 |
本発明は腕時計ケースに係り、ケース枠 体に対するバンド部品及び裏蓋部品の取り け構造に関するものである。更にはケース 本体外装の装飾性を高めるための加飾構造 関するものである。
従来から、左右対の脚部をケース枠本体 相対位置に設け、別体の時計バンドをバネ で前記脚部の間に取り付ける腕時計ケース 造が一般的に知られている(特許文献1,2参照 )。この腕時計ケースにおいては、バネ棒を 渡し係止する止め穴が、ケース枠本体の12-6 側の各脚部の内壁面に設けられている。
その腕時計ケースとしては、例えば図11 示すように、ケース枠本体60を超硬合金やセ ラミックス等の難加工材料の硬質材で形成す るものがある。超硬合金からなるケース枠本 体60においては、バネ棒50先端の突出ピン50a 止め穴60fが、各脚部60eの内壁面60hに放電加 技術によって直接設けられる。
前記図11で示すケース枠本体60では、別体 の時計バンドの着脱において、バネ棒50を嵌 込む際、あるいは取り外す際の作業時に、 出ピン50aのバネ弾性押圧力の衝撃により、 枠内の拡大図で示すような割れRや欠けSが 脚部60eの止め穴60fの周辺に生じ易く、品質 観上の問題になることが多い。それは、欠 易い超硬材料の物的特性によるばかりでな 、放電加工によって生ずる変質加工表面層 マイクロクラックが原因として挙げられる これは硬質材のセラミックス材料にも言え ことで、「硬い反面、欠けやすい」ことが 質材からなる腕時計ケースの欠点でもあっ 。
さらに欠け易い硬質腕時計ケースでは、 蓋70を止める際、一般的なステンレス製腕 計ケースのような食いつけ構造や圧入止め 造が使用できず、ケース枠本体の背面側に ジブッシュ62を埋め込んでロー付けして、ネ ジ71でネジ止めしなければならず、放電加工 超音波穴加工又はロー付けの熱処理など、 次加工の作業性やコストの面で、裏蓋のネ 止め構造に問題があった。
このため硬質腕時計ケースは薄型化が難 く、設計上必要な強度が十分に得られない いう理由から、肉厚の薄いケース枠本体の 計ができず、デザイン的な寸法仕様が限定 れてしまうという問題があった。特に時計 ンドを取り付けるケース枠本体の脚部の強 不足による破損が大きな問題であった。
この問題を解決するため、ケース枠本体 部のバネ棒の止め穴に対応する位置として 裏蓋の四隅の垂直方向に、時計バンドを取 付けるための突片をそれぞれ設け、耐衝撃 のある金属製の裏蓋で、バネ棒の止め穴部 を一体成形した構造が提案されている(特許 文献3参照)。
しかし特許文献3に示される構造において も幾つかの問題を抱えていた。それは裏蓋と ケース枠本体との取付構造において、従来の ネジブッシュを用いた裏蓋のネジ止め構造と 何ら変わらず、ケース枠本体の加工性や作業 性、コストの面でまだ問題が解決されていな かった。またバネ棒取り付け後に時計バンド に曲げ応力が加わると、薄板状の裏蓋の四隅 にある突片に力が集中的に加わり、裏蓋の四 隅部分が変形してネジブッシュに悪影響を与 える懸念があった。
さらに特許文献3に示される構造は、通常 の硬質腕時計ケース構造との外観的な差が全 く無いという画期的で優れた時計バンドの取 り付け構造ではあるが、硬質腕時計ケースを 装飾品としてデザイン的に見た場合、外観の 装飾性に欠け、斬新なデザインがこれ以上難 しい構造であった。
本発明は、簡単な構成の変更により、硬 腕時計ケースの装飾性と剛性を高め、時計 ンドを支持するバネ棒の着脱に伴う割れや けがケース枠本体の脚部に生じないような 造とし、さらにケース枠本体に対し、ネジ ッシュをロー付けする必要のない裏蓋の取 構造を同時に改良した硬質腕時計ケースを 供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る腕時計ケースでは、
左右対の脚部又はそれに相当する形状の脚部
を相対位置に設けた硬質材からなるケース枠
本体と、ケース枠本体の正面側に取付られる
カバーガラスと、ケース枠本体の背面側に取
付られる裏蓋と、別体の時計バンドを前記脚
部の間に支持するためのバンド取付スペース
と、を備える腕時計ケースにおいて、
バネ棒の止め穴を両端に設けた耐衝撃性のあ
る金属製の加飾部品を、前記ケース枠本体の
3時側-9時側側面に設けた凹溝部に嵌合させ、
前記バネ棒の止め穴が前記脚部のバンド取付
スペースの内壁面に露出するように、ケース
枠本体の脚部に設けた貫通穴に埋込み装着し
、時計バンドを取り付ける際、バネ棒を前記
装着した加飾部品の止め穴間に掛渡して止め
ることを特徴としている。
本発明の請求項2に係る腕時計ケースでは、
左右対の脚部又はそれに相当する形状の脚部
を相対位置に設けた硬質材からなるケース枠
本体と、ケース枠本体の正面側に取付られる
カバーガラスと、ケース枠本体の背面側にネ
ジにより取付られる裏蓋と、別体の時計バン
ドを前記脚部の間に支持するためのバンド取
付スペースと、を備える腕時計ケースにおい
て、
バネ棒の止め穴を両端に設けた耐衝撃性のあ
る金属製の加飾部品と、突片状のネジ係止部
品とを、前記ケース枠本体の3時側-9時側側面
に設けた凹溝部、及び前記ケース枠本体のネ
ジ係止部品に対応する空洞部にそれぞれ嵌合
させ、前記バネ棒の止め穴が前記脚部のバン
ド取付スペースの内壁面に露出するように、
ケース枠本体の脚部に設けた貫通穴に埋込み
装着し、裏蓋を取り付ける際、裏蓋を係止す
るネジを前記ケース枠本体の空洞部に配置し
たネジ係止部品のネジ孔にネジ止めすること
により、裏蓋をケース本体枠に取付固定し、
同様に時計バンドを取り付ける際、バネ棒を
前記装着した加飾部品の止め穴間に掛渡して
止めることを特徴としている。
本発明の請求項3に係る腕時計ケースでは 、金属製の加飾部品の可視表面部分に装飾模 様あるいは宝石材料等の宝飾が施され、かつ 前記加飾部品の少なくとも一部又は全部が、 金、白金等の貴金属材料からなることを特徴 としている。
本発明の請求項4に係る腕時計ケースでは 、ケース枠本体が、粉末射出成形技術により 形成されたことを特徴としている。
本発明の請求項5に係る腕時計ケースでは 、ケース枠本体が、TaC系、TiC系、WC系の硬質 金材料又は超硬合金材料からなることを特 としている。
本発明の請求項6に係る腕時計ケースでは 、ケース枠本体が、ジルコニア系セラミック ス又はアルミナセラミックス材料からなるこ とを特徴としている。
本発明の請求項7に係る腕時計ケースでは 、ケース枠本体の3時側-9時側側面に設けた凹 溝部の内形形状が、前記金属製の加飾部品の 外形形状に対し相似形であり、前記加飾部品 が凹溝部に嵌合した際、ケース枠本体全体を 補強する構造となることを特徴としている。
本発明の請求項8に係る腕時計ケースでは 、ネジ係止部品が、加飾部品と一体形状に設 けられたことを特徴としている。
本発明の請求項9に係る腕時計ケースでは 、ネジ係止部品が、加飾部品とは別体に設け られたことを特徴としている。
以上の如く、本発明に係る腕時計ケース よれば、ケース枠本体の3時側-9時側面の凹 部に設けた耐衝撃性のある金属製の加飾部 を介して、バネ棒の止め穴を左右対のケー 枠本体脚部の内壁面に相応させて配置させ ことができ、時計バンドを支持するバネ棒 止め穴間に掛渡して係止することができる
これにより、バネ棒の着脱に伴うケース 本体側での割れや欠けが防げ、さらに時計 ンド取り付け後の曲げ応力にも耐えられる うになり、ケース枠本体脚部に生じる割れ 題を防ぐことができる。
また本発明に係る腕時計ケースによれば 金属製の加飾部品がケース枠本体の3時側-9 側で構造上の補強部材として働き、ケース 本体の強度不足を解消でき、硬質腕時計ケ スの薄型化が可能となる。よってケース枠 体の設計上必要な強度が得られるので、肉 の薄い時計ケース枠デザインが可能となる
また裏蓋とケース枠本体との取付構造が 従来のネジブッシュを用いずとも簡単にネ 止め可能となり、ネジブッシュの埋め込み ー付け作業が不要となり、加工性、作業性 優れ、製造工程が削減できる。
また、本発明に係る腕時計ケースによれ 、従来構造の硬質腕時計ケースとしての単 な部品構成からなるデザインに比べ、3時側 -9時側側面に配置する金属製の加飾部材が、 銀色の貴金属の光沢鏡面の輝きや、ダイヤ ンドや宝石等の光の輝きがある加飾模様を し、ケース枠本体である黒色又はパールホ イト色のジルコニアセラミック材料とそれ が組み合わされ、高級感のある新規なデザ ンの腕時計ケースが得られる。
<第一の実施形態>
以下、図1~図6の図面を参照して、本発明の
時計ケース構造の一例を説明する。本発明
最良の実施形態としては、図1で示すように
、腕時計ケースとしてのケース枠本体6を部
組込の基体とし、ケース枠本体6の正面側に
バーガラス5を取付け、また背面側から内胴
6g内部に、針8と文字板7とムーブメント13とム
ーブメントホルダー9の時計機械一式を組入
、さらに裏蓋10を、加飾部品1に設けたネジ
止部品2のネジ孔2aにネジ11を螺合することに
よりケース枠本体6側に固定し、機密性を備
た腕時計ケース100として組み立てるもので
り、3時側-9時側に配置した加飾部品1の取り
け構造に特徴がある。
尚、ケース枠本体6は、本実施例では粉末 射出成形技術によって成形された黒色のジル コニア系セラミックス素材を用いているが、 他に、アルミナ系又はジルコニア系の白色セ ラミックスからなる焼結材料や、TaC系、TiC系 、WC系等のいずれかの焼結合金材料により成 される超硬、硬質材料でも可能である。ま 、金属製の加飾部品1の可視表面4(加飾面)部 分には装飾模様あるいは宝石材料等の宝飾が 施されてもよく、前記加飾部品1の少なくと 一部又は全部が、金、白金等の貴金属材料 らなる。また裏蓋10は、一般的なステンレス 等の耐衝撃性のある金属部材として形成され ている。
ケース枠本体6は、基本的に腕時計ケース の枠組みデザインとして、3時側-9時側、12時 -6時側からなる環状の角形状のケース枠本 であり、12時側-6時側の両端方向には、図1に 示す左右対4カ所に脚部6eが相対位置に設けら れ、図1には図示していない時計バンドを、 記左右対の脚部6e-6eの間に支持するためのバ ネ棒の取付スペース6cと6d(一般的に、この部 を時計用語で「カン股」ともいう)を備えて 形成されている。
裏蓋10は、前記4カ所に設けた脚部6eを除 ケース枠本体6の裏側開口部(内胴6g)全体に嵌 合固定可能な輪郭の平板形状に形成されてい る。上述した各構成部品から腕時計ケースを 組み立てることを基本形態とし、バネ棒を掛 渡し係止するべく、耐衝撃性のある金属製の 加飾部品1がケース枠本体の凹溝部6aと6bに取 付けられる。
加飾部品1の具体例を図2に示す。図2に示 ように、貴金属材料から形成された加飾部 1の可視表面4にはストライプ状の凹凸形状 加飾模様が施され、加飾模様の反対面には 両端に円柱状のバネ棒取付台3が、またその 側にはネジ係止部品2が設けられている。さ らにバネ棒取付台3の中心位置にはバネ棒の め穴3aが配置され、その内側のネジ係止部品 2にもネジ孔2aが設けられている。
これらの加飾部品1は、図3に示す矢印E-F 方向から、ケース枠本体6の3時側-9時側に設 られた凹溝部6a-6bに嵌合する。加飾部品1の み込みが完了したケース枠本体6の凹溝部分 は、図5に示すように、3時側-9時側側面に設 た凹溝部の内形形状に対し、前記金属製の 飾部品1の外形形状が相似形で嵌め込まれ、 記加飾部品1が凹溝部6a-6b内部を全て埋める うに面一に嵌め込まれる。これにより薄型 されたケース枠本体6全体を、取り付けた金 属製からなる加飾部品1が補強する構造とな 。
この時同時に、ケース枠本体6の左右対の 脚部6eに設けられた貫通穴6fには、前記加飾 品1のバネ棒取付台3が嵌め込まれ、また同様 に前記ネジ係止部品2がケース枠本体6の空洞 6hに係止される。
これにより、図4のケース枠本体6の9時側 示すように、前記バネ棒取付台3の中心に位 置するバネ棒の止め穴3aが、9時側の脚部6eの 通穴6fを通り抜けて、バンド取付スペース6c の内壁面に露出する。
同様に3時側の加飾部品1を矢印G方向から ース枠本体6に嵌合させ、その後、裏蓋10を 止するネジ11を、裏蓋10の穴10aを介して、前 記ケース枠本体6の空洞部6hに配置したネジ係 止部品2のネジ孔2aにネジ止めすることにより 、裏蓋10をケース本体枠6に取付固定する。
図6に、ネジ係止部品2を用いた裏蓋10のネ ジ止め構造の断面図を示す。図6に示すよう 、可視表面4に加飾模様を施した加飾部品1は 、ケース枠本体6の凹溝部6bに嵌合固定され、 同時に一体形成されたネジ係止部品2がケー 枠本体6の空洞部6hに挿入される。ネジ係止 品2のネジ孔2aは、ケース枠本体6の内胴側に き抜けており、裏蓋10の穴10aを介してネジ11 と螺合して、裏蓋10がネジ止めされる。
また図5に示すように、加飾部品1のバネ 取付台3の露出面がケース枠本体6の左右脚部 6eの内壁面と嵌り合って外部に露出しないよ に面一に組付け固定されるので、デザイン にも目立たず、通常のケース枠本体脚部の 態と外観上同じに組み立てられる。
これにより加飾部品1は完全にケース枠本 体6の凹溝部に機械的に固定され、裏蓋10側の ネジ11を外さない限り、ケース枠本体6は分解 できない組込構造となる。この組込構造はパ ッキンによる機密性(防水性)を得る設計のた に重要となる。
また同時に、加飾部品1とネジ係止部品2 一体成形されている場合、加飾部品1に配置 れているバネ棒の止め穴3aが裏蓋10のネジ止 めにより強固にケース枠本体6側に固定でき バネ棒取付の際のバネ弾性押圧力に十分に えることができる。
但し、この実施形態においては、時計バ ドを取り付ける際に、バネ棒を用いて掛渡 て止めることを前提としているが、時計バ ド側にネジ止めする取付構造も可能である 例えば図7の分解図に示すように、加飾部品 21とネジ係止部品22が別体である場合、ネジ 止部品22がケース枠本体6の空洞部6hに嵌め合 い固定あるいは接着され、また加飾部品21が ース枠本体6にロー付け接合や接着、あるい は加飾部品21の挿入穴3bからピン又はネジを 入し、時計バンド側とピン固定あるいはネ 止め固定してもよく、本発明の腕時計ケー 構造は様々な取り付け方法によっても成り つ。
<第二の実施形態>
以下、図8~図10の図面を参照して、本発明の
腕時計ケース構造の別の一例を説明する。本
発明の別の実施形態としては、図8で示すよ
に、腕時計ケースとしてのケース枠本体36を
部品組込の基体とし、ケース枠本体36の正面
にカバーガラス35を取付け、また背面側か
内胴36g内部に、針8と文字板37とムーブメン
(図面表記なし)とムーブメントホルダー39の
計機械一式を組入れ、さらに裏蓋40を、ケ
ス枠本体36の正面側空洞部36hに設けたネジ係
止部品32のネジ孔32aにネジ11を螺合すること
よりケース枠本体36側に固定し、機密性を備
えた腕時計ケース200として組み立てるもので
あり、3時側-9時側に配置した加飾部品1の取
付け構造に特徴がある。
尚、ケース枠本体36は、本実施例では白 のジルコニア系セラミックス素材を用いて るが、他に、アルミナ系の白色、又はジル ニア系の黒色セラミックスからなる焼結材 や、TaC系、TiC系、WC系等のいずれかの焼結合 金材料により成形される超硬・硬質材料でも 可能である。また、金属製の加飾部品31の可 表面4(加飾面)部分には装飾模様あるいは宝 材料等の宝飾が施されてもよく、前記加飾 品31の少なくとも一部又は全部が、金、白 等の貴金属材料からなる。また裏蓋40は、一 般的なステンレス等の耐衝撃性のある金属部 材として形成されている。
ケース枠本体36は、基本的に腕時計の枠 みデザインとして、3時側-9時側、12時側-6時 からなる環状の丸形状のケース枠本体であ 、12時側-6時側の両方向には、図8に示す左 対4カ所に脚部36eが相対位置に設けられ、図 していない時計バンドを、前記左右対の脚 36e-36eの間に支持するためのバネ棒50の取付 ペース36cと36d(一般的に、この部分を時計用 語で「カン股」ともいう)を備えて形成され いる。
裏蓋40は、前記4カ所に設けた脚部36eを除 ケース枠本体36の裏側開口部(内胴36g)全体に 嵌合固定可能な輪郭の平板形状に形成されて いる。上述した各構成部品から腕時計ケース を組み立てることを基本形態とし、バネ棒を 掛渡し係止するべく、耐衝撃性のある金属製 の加飾部品31がケース枠本体の凹溝部36aと36b 取り付けられる。
加飾部品31は貴金属材料から形成され、 飾部品31の可視表面4にはストライプ状の凹 形状の加飾模様が施され、加飾模様の反対 には、両端に円柱状のバネ棒取付台3が設け れている。さらにバネ棒取付台3の中心位置 にはバネ棒の止め穴3aが配置されている。
これらの加飾部品31は、図9に示す矢印K-L 方向から、ケース枠本体36の3時側-9時側に けられた凹溝部36a-36bに嵌合する。加飾部品3 1の組み込みが完了したケース枠本体36の凹溝 部分は、図10に示すように、3時側-9時側側面 設けた凹溝部の内形形状に対し、前記金属 の加飾部品31の外形形状が相似形で嵌め込 れ、前記加飾部品31が凹溝部36a-36b内部を全 埋めるように面一に嵌め込まれる。これに り薄型化されたケース枠本体36全体を、取り 付けた金属製からなる加飾部品31が補強する 造となる。
この時、ケース枠本体36の左右対の脚部36 eに設けられた貫通穴36fには、前記加飾部品31 のバネ棒取付台3が嵌め込まれ、また別体の 記ネジ係止部品32がケース枠本体36のベゼル3 0の底面側の空洞部36hに係止される。
これにより、図10のケース枠本体36の9時 脚部36eのバンド取付スペース36dに示すよう 、前記バネ棒取付台3の中心に位置するバネ の止め穴3aが、9時側の脚部6eの貫通穴6fを通 り抜けて、バンド取付スペース36dの内壁面に 露出する。
また別体の前記ネジ係止部品32がケース 本体36のベゼル30の底面側の空洞部36hに係止 れるので、裏蓋40を係止するネジ11を、裏蓋 40の穴40aを介して、前記ケース枠本体36の空 部36hに配置したネジ係止部品32のネジ孔32aに ネジ止めすることにより、裏蓋40がケース本 枠36に取付固定される。
ネジ係止部品32のネジ孔32aは、ケース枠 体36の内胴36g側に通じており、裏蓋40の穴40a 介してネジ11と螺合して、裏蓋40がネジ止め される。
これにより裏蓋40の取付には、ケース枠 体36側にネジブッシュ埋め込みのための穴明 け作業やロー付け作業が不要となり、ケース 枠本体36側の空洞部36hネジ係止部品32を嵌め むだけで、裏蓋40を係止部品32のネジ孔32aに ジ11でネジ止め固定できる組込構造となる この組込構造はパッキンによる機密性(防水 )を得る設計のために重要となる。
図8の分解図に示すように、加飾部品31と ジ係止部品32が別体であったとしても、ネ 係止部品32がケース枠本体36の空洞部36hに嵌 合い固定あるいは接着され、また加飾部品3 1がケース枠本体36にロー付け接合や接着、あ るいはネジ止め等により時計バンド側とネジ 止め固定されてもよく、本発明の腕時計ケー ス構造は様々な取り付け方法によっても成り 立つ。
このように本発明の腕時計ケースによる 計バンドの取付構造は、図8で示す(6時側の 点線で図示)ように、バネ棒50の突出ピン50a バネ棒取付台3の止め穴3aに嵌め込んで、バ 棒50を止め穴3aの間に掛渡し係止することが できる。このバネ棒取付台3は、上述したよ に耐衝撃性のある金属部材からなり、加飾 品31と一体に形成されているから、バネ棒50 着脱に伴う衝撃によるケース枠本体36の脚 36e部分での割れや欠けが生じない。
また図8で示すように、ネジ係止部品32は ケース枠本体36のベゼル30の底部側の空洞部 36hに簡単に備え付けることができる。またそ の空洞部36hは、粉末射出成形技術により容易 にケース枠本体36の外装表面に射出成形する とができるので、従来工法の放電加工によ 座刳り穴加工をケース枠本体に直接設け、 ジブッシュをロー付け接合する作業工程の 要性がない。またケース枠本体の脚部に直 バネ棒の止め穴を設けなくてもよい。
またケース枠本体の脚部を含んで、ケー 枠本体の3時側-9時側を加飾部品で補強でき ので、ケース枠本体全体の強度が向上し、 付後の時計バンドの曲げ応力による割れや けが、ケース枠本体の脚部に生ずるのを防 る。
上述した技術用語及び表現は単に説明の めに用いたものに過ぎず、本発明の内容を ら限定するものではない。例えば、左右対 脚部とは、それに相当する形状の脚部も含 れる。この他に、限定的な用語や表現を用 たとしても、そのことにより、上述した本 明の形態と均等なものを排除する意図はな 。このため、権利が要求されている本発明 範囲内で種々の変更が加えられる。
本発明は、貴金属による加飾や宝飾デザ ンを目的とした硬質材からなるケース枠本 を備える腕時計ケースに関する。
1、21、31 加飾部品
2、22、32 ネジ係止部品
2a、22a、32a、62a ネジ孔
3 バネ棒取付台
3a、60f 止め穴
3b 挿入孔
4 可視表面(加飾面)
5、35 カバーガラス
6、36、60 ケース枠本体
6a、36a、60a 3時側側面凹溝部
6b、36b、60b 9時側側面凹溝部
6c、36c、60c 12時側バンド取付ス
ース
6d、36d、60d 6時側バンド取付スペ
ース
6e、36e、60e 脚部
6f、36f 貫通穴
6g、36g、60g 内胴
6h、36h 空洞部
7、37 文字板
8 針
9、39 ムーブメントホルダ
10、40、70 裏蓋
10a、40a、70a 穴
11、71 ネジ
12 リューズ
13 ムーブメント
30 ベゼル
50 バネ棒
50a 突出ピン
62 ネジブッシュ
100、200 腕時計ケース
Next Patent: METHOD FOR PRODUCTION OF CREAMY INULIN COMPOSITION
