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Patent Searching and Data


Title:
ABSORBENT ARTICLE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2020/175243
Kind Code:
A1
Abstract:
[Problem] To prevent leakage by increasing the protrusion of standing gathers and to reduce discomfort. [Solution] Hollow loop-like standing gathers 10 protruding toward the skin of a wearer are formed in both side parts in the longitudinal direction on the skin contact surface side using gather sheets 7 in which multiple elastic members 14 for loop parts are arranged in the longitudinal direction at predetermined intervals in the width direction. The elastic members 14 for loop parts are constituted from side elastic stretchable members 15 disposed on both sides of each loop part and multiple intermediate elastic stretchable members 16 disposed between the side elastic stretchable members 15. The distance B of separation between the adjacent intermediate elastic stretchable members 16 is smaller than the distances A, C of separation between the side elastic stretchable members 15 and the intermediate elastic stretchable members 16 adjacent thereto. The length D of a section in which the intermediate elastic stretchable members 16 impart stretchablity to the gather sheet 7 is longer than the length E of a section in which the side elastic stretchable members 15 impart stretchablity to the gather sheet 7.

Inventors:
WATANABE IKUYA (JP)
Application Number:
JP2020/006301
Publication Date:
September 03, 2020
Filing Date:
February 18, 2020
Export Citation:
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Assignee:
DAIO SEISHI KK (JP)
International Classes:
A61F13/475
Domestic Patent References:
WO2009004941A12009-01-08
Foreign References:
JP2010264161A2010-11-25
JPH08503638A1996-04-23
JP2012095790A2012-05-24
JP2019024843A2019-02-21
JP2010094269A2010-04-30
JP2009207599A2009-09-17
JP2012205638A2012-10-25
JP2017042383A2017-03-02
JP2010284231A2010-12-24
Attorney, Agent or Firm:
WAIZUMI Hisashi (JP)
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Claims:
\¥02020/175243 21 卩(:17 2020/006301

請求の範囲

[請求項 1 ] 肌当接面側の長手方向両側部にそれぞれ、 長手方向に沿うとともに 幅方向に所定の間隔を空けて複数の弾性伸縮部材が配設されたシート 部材により着用者の肌側に突出する中空のループ状立体ギャザーが形 成された吸収性物品において、

前記弾性伸縮部材は、 ループ部の両側にそれぞれ配置された両側弾 性伸縮部材と、 前記両側弾性伸縮部材の中間に配置された複数の中間 弾性伸縮部材とからなり、

隣り合う前記中間弾性伸縮部材同士の離隔距離が、 前記両側弾性伸 縮部材とこれに隣接する前記中間弾性伸縮部材との離隔距離より小さ 前記中間弾性伸縮部材によって前記シート部材に伸縮性が付与され た区間の長さが、 前記両側弾性伸縮部材によって前記シート部材に伸 縮性が付与された区間の長さより長いことを特徴とする吸収性物品。

[請求項 2] 両側のループ状立体ギャザーにそれぞれ、 前記弾性伸縮部材が 4〜

6本配設されている請求項 1記載の吸収性物品。

[請求項 3] 前記中間弾性伸縮部材の伸長率が、 前記両側弾性伸縮部材の伸長率 より大きい請求項 1、 2いずれかに記載の吸収性物品。

[請求項 4] 前記中間弾性伸縮部材によって前記シート部材に伸縮性が付与され た区間の前端が、 前記両側弾性伸縮部材によって前記シート部材に伸 縮性が付与された区間の前端より前側に位置し、 前記中間弾性伸縮部 材によって前記シート部材に伸縮性が付与された区間の後端が、 前記 両側弾性伸縮部材によって前記シート部材に伸縮性が付与された区間 の後端より後側に位置している請求項 1〜 3いずれかに記載の吸収性 物品。

[請求項 5] 前記ループ状立体ギャザーの中空内部に、 該ループ状立体ギャザー の基端側に固定端を有し、 先端が自由端部を成すように着用者の肌側 に起立する押上げ用立体ギャザーが設けられ、 前記押上げ用立体ギャ 〇 2020/175243 22 卩(:171? 2020 /006301

ザーの自由端部に自由端部用弾性部材が長手方向に沿って配置されて おり、 前記押上げ用立体ギャザーの自由端部によって前記ループ状立 体ギャザーが中空内部から押し上げられている請求項 1〜 4いずれか に記載の吸収性物品。

[請求項 6] 前記押上げ用立体ギャザーは、 前記ループ状立体ギャザーの基端部 から連続するシート部材によって形成されている請求項 5記載の吸収 性物品。

[請求項 7] 前記ループ状立体ギャザー及び押上げ用立体ギャザーは、 前記シー 卜部材が、 吸収性物品の幅方向断面視で、 吸収性物品の幅方向外方側 から幅方向内方側に延在されるとともに、 幅方向内方側位置で着用者 の肌側に折り返された第 1折返し部と、 この第 1折返し部に連続して 幅方向外方側に延在されるとともに、 幅方向外方側位置で着用者の非 肌側に折り返された第 2折返し部とによって三つ折りされた状態で、 着用者の非肌側から順に第 1シート部、 第 2シート部及び第 3シート 部を有するとともに、

前記第 1 シート部を長手方向の全長に亙ってその着用者の非肌側に 配置された部材に接合する第 1接合部と、 前記第 2シート部を前記第 2折返し部寄りの位置において長手方向の全長に亙って前記第 1 シー 卜部に接合する第 2接合部と、 前記第 3シート部の長手方向両端部を それぞれ前記第 2シート部に接合する第 3接合部とを備えており、 長手方向両端部に設けられた前記第 3接合部の間の長手区間におい て、 少なくとも前記第 3シート部が前記第 1接合部及び前記第 2接合 部を基端として着用者の肌側に突出する中空の前記ループ状立体ギャ ザーを形成するとともに、 前記第 2シート部が前記第 2接合部を基端 として前記ループ状立体ギャザーの中空内部において着用者の肌側に 起立する前記押上げ用立体ギャザーを形成する請求項 5、 6いずれか に記載の吸収性物品。

[請求項 8] 前記押上げ用立体ギャザーの自由端部は、 少なくとも着用者の股下 \¥02020/175243 23 卩(:17 2020/006301

に対応する長手区間において、 前記ループ状立体ギャザーが着用者の 肌側に最も高く突出する部分に位置している請求項 5〜 7いずれかに 記載の吸収性物品。

Description:
\¥02020/175243 1 卩(:17 2020/006301

明 細 書

発明の名称 : 吸収性物品

技術分野

[0001 ] 本発明は、 主には生理用ナプキン、 おりものシート、 失禁パッ ド、 トイレ タリー等の吸収性物品に係り、 詳しくは肌当接面側の長手方向両側部にそれ それ、 肌側に突出する中空のループ状の立体ギャザ ーが形成された吸収性物 品に関する。

背景技術

[0002] 従来より、 前記吸収性物品として、 ポリエチレンシートまたはポリエチレ ンシートラミネート不織布などの不透液性裏 面シートと、 不織布または透液 性プラスチックシートなどの透液性表面シー トとの間に綿状パルプ等からな る吸収体を介在したものが知られている。

[0003] 特に夜用の生理用ナプキンにおいては、 着用中に経血等の体液が幅方向に 流れて側縁部から漏れる横漏れを防止するた め、 肌当接面側の長手方向両側 部にそれぞれ、 肌側に突出する立体ギャザーが形成されたも のが多く市場に 提供されている。

[0004] 前記立体ギャザーとしては、 ギャザー形成用不織布が 2つ折り又は 3つ折 りに折り畳まれて吸収性物品の長手方向両端 部で吸収体側に接合されること により、 長手方向中間部で先端が自由端部を成すよう にして肌側に起立する 起立壁状立体ギャザーがある。 また、 下記特許文献 1、 2では、 基壁部の上 端部に連接され、 着用時に着用者の肌に当接する面状の弾性伸 縮部を含んで 構成され、 断面視略丁字状を形成するように起立する立 体ギャザーが開示さ れている。

[0005] また、 この他に、 中空のループ状を成すようにして肌側に突出 するループ 状立体ギャザー (例えば、 下記特許文献 3、 4) も広く知られている。 先行技術文献

特許文献 〇 2020/175243 2 卩(:171? 2020 /006301

[0006] 特許文献 1 :特許第 3 8 7 1 5 6 3号広報

特許文献 2 :特許第 5 3 9 5 6 3 0号公報

特許文献 3 :特許第 5 1 2 3 5 8 3号公報

特許文献 4 :特許第 5 1 1 9 0 4 1号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0007] 上述の 2つ折り又は 3つ折りの起立壁状立体ギヤザーや上記特許 献 1、

2に開示される断面視略丁字状の立体ギヤザ は、 肌側への起立高さを高く することができる利点があるが、 幅方向に倒れやすく、 倒れた状態で装着し た場合には体液の漏れや違和感が生じる欠点 があった。

[0008] 他方で、 上記特許文献 3、 4に記載されるような前記ループ状立体ギヤ 一は、 幅方向の倒れ込みが生じにくいが、 肌側への突出高さが不充分で、 装 着時に肌面とループ状立体ギヤザーとの間に 隙間が生じやすく、 この隙間か ら体液が漏れるおそれがあった。

[0009] そこで本発明の主たる課題は、 中空のループ状の立体ギヤザーを備えた吸 収性物品において、 立体ギヤザーの突出高さを高く し、 漏れを防止するとと もに、 違和感を軽減した吸収性物品を提供すること にある。

課題を解決するための手段

[0010] 上記課題を解決するために請求項 1 に係る本発明として、 肌当接面側の長 手方向両側部にそれぞれ、 長手方向に沿うとともに幅方向に所定の間隔 を空 けて複数の弾性伸縮部材が配設されたシート 部材により着用者の肌側に突出 する中空のループ状立体ギヤザーが形成され た吸収性物品において、 前記弾性伸縮部材は、 ループ部の両側にそれぞれ配置された両側弾 性伸縮 部材と、 前記両側弾性伸縮部材の中間に配置された複 数の中間弾性伸縮部材 とからなり、

隣り合う前記中間弾性伸縮部材同士の離隔距 離が、 前記両側弾性伸縮部材 とこれに隣接する前記中間弾性伸縮部材との 離隔距離より小さく、

前記中間弾性伸縮部材によって前記シート部 材に伸縮性が付与された区間 〇 2020/175243 3 卩(:171? 2020 /006301

の長さが、 前記両側弾性伸縮部材によって前記シート部 材に伸縮性が付与さ れた区間の長さより長いことを特徴とする吸 収性物品が提供される。

[001 1 ] 上記請求項 1記載の発明では、 中空のループ状立体ギャザーが形成された 吸収性物品において、 ループ状立体ギャザーを構成するシート部材 に配設さ れる弾性伸縮部材として、 ループ部の両側にそれぞれ配置された両側弾 性伸 縮部材と、 前記両側弾性伸縮部材の中間に配置された複 数の中間弾性伸縮部 材とから構成している。 そして、 隣り合う前記中間弾性伸縮部材同士の離隔 距離を、 前記両側弾性伸縮部材とこれに隣接する前記 中間弾性伸縮部材との 離隔距離より小さくするとともに、 前記中間弾性伸縮部材によって前記シー 卜部材に伸縮性が付与された区間の長さを、 前記両側弾性伸縮部材によって 前記シート部材に伸縮性が付与された区間の 長さより長く している。 これに よって、 前記中間弾性伸縮部材がループ部に沿った中 間部において、 相対的 に密に配置されるとともに相対的に長手方向 に長い区間に配置されるため、 中間弾性伸縮部材の弾性力によってループ状 立体ギャザーの上端部が肌側に 高く起立しやすくなり、 高く起立したループ部の上端が肌面に密着す ること によって漏れが防止できるようになる。 また、 立体ギャザーが中空のループ 状立体ギャザーからなるため、 装着時にギャザーが倒れにくく、 肌面に密着 した状態が維持できるとともに、 装着時の違和感が軽減できるようになる。

[0012] 請求項 2に係る本発明として、 両側のループ状立体ギャザーにそれぞれ、 前記弾性伸縮部材が 4〜 6本配設されている請求項 1記載の吸収性物品が提 供される。

[0013] 上記請求項 2記載の発明では、 各部の弾性伸縮部材による効果を明確に発 揮する観点から、 各ループ状立体ギャザーに、 前記弾性伸縮部材を 4〜 6本 配設している。 これらの弾性伸縮部材は、 前記両側弾性伸縮部材としてルー プ部の両側に 1本ずつ配置するとともに、 その中間に前記中間弾性伸縮部材 として 2〜 4本配置するようにしてもよいし、 前記両側弾性伸縮部材として ループ部の両側に 2本ずつ配置するとともに、 その中間に前記中間弾性伸縮 部材として 2本配置するようにしてもよい。 〇 2020/175243 4 卩(:171? 2020 /006301

[0014] 請求項 3に係る本発明として、 前記中間弾性伸縮部材の伸長率が、 前記両 側弾性伸縮部材の伸長率より大きい請求項 1、 2いずれかに記載の吸収性物 品が提供される。

[0015] 上記請求項 3記載の発明では、 前記中間弾性伸縮部材の弾性力によってル -プ状立体ギャザーの上端部をより高く肌側 起立させるため、 中間弾性伸 縮部材の伸長率を、 両側弾性伸縮部材の伸長率より大きく している。

[0016] 請求項 4に係る本発明として、 前記中間弾性伸縮部材によって前記シート 部材に伸縮性が付与された区間の前端が、 前記両側弾性伸縮部材によって前 記シート部材に伸縮性が付与された区間の前 端より前側に位置し、 前記中間 弾性伸縮部材によって前記シート部材に伸縮 性が付与された区間の後端が、 前記両側弾性伸縮部材によって前記シート部 材に伸縮性が付与された区間の 後端より後側に位置している請求項 1〜 3いずれかに記載の吸収性物品が提 供される。

[0017] 上記請求項 4記載の発明では、 前記中間弾性伸縮部材によって前記シート 部材に伸縮性が付与された区間を、 前記両側弾性伸縮部材によって前記シー 卜材に伸縮性が付与された区間より前側及び 後側にそれぞれ延在させること により、 前記中間弾性伸縮部材によるシート部材の吊 り下げ効果によって、 ループ状立体ギャザーを肌側により高く起立 させることができるようになる

[0018] 請求項 5に係る本発明として、 前記ループ状立体ギャザーの中空内部に、 該ループ状立体ギャザーの基端側に固定端を 有し、 先端が自由端部を成すよ うに着用者の肌側に起立する押上げ用立体ギ ャザーが設けられ、 前記押上げ 用立体ギャザーの自由端部に自由端部用弾性 部材が長手方向に沿って配置さ れており、 前記押上げ用立体ギャザーの自由端部によっ て前記ループ状立体 ギャザーが中空内部から押し上げられている 請求項 1〜 4いずれかに記載の 吸収性物品が提供される。

[0019] 上記請求項 5記載の発明では、 ループ状立体ギャザーの中空内部に起立壁 状の立体ギャザーからなる押上げ用立体ギャ ザーを設け、 この押上げ用立体 〇 2020/175243 5 卩(:171? 2020 /006301

ギャザーの自由端部によってループ状立体 ギャザーを中空内部から押し上げ ている。 これによって、 ループ状立体ギャザーが肌側に突出しやすく なり、 ループ状立体ギャザーの肌面への密着性がよ り良好となり、 体液の漏れが防 止できる。 また、 押上げ用立体ギャザーの自由端部に配置され た前記自由端 部用弾性部材は、 ループ状立体ギャザーのシート部材を介して 肌面に接触し ているため、 弾性部材の肌当たりが柔らかなものとなり、 装着時の違和感が 軽減できる。

[0020] 請求項 6に係る本発明として、 前記押上げ用立体ギャザーは、 前記ループ 状立体ギャザーの基端部から連続するシート 部材によって形成されている請 求項 5記載の吸収性物品が提供される。

[0021 ] 上記請求項 6記載の発明では、 前記押上げ用立体ギャザーを前記ループ状 立体ギャザーの基端部から連続するシート部 材によって形成しているため、 押上げ用立体ギャザーが形成しやすく、 ループ状立体ギャザーが肌側に突出 しやすくなる。

[0022] 請求項 7に係る本発明として、 前記ループ状立体ギャザー及び押上げ用立 体ギャザーは、 前記シート部材が、 吸収性物品の幅方向断面視で、 吸収性物 品の幅方向外方側から幅方向内方側に延在さ れるとともに、 幅方向内方側位 置で着用者の肌側に折り返された第 1折返し部と、 この第 1折返し部に連続 して幅方向外方側に延在されるとともに、 幅方向外方側位置で着用者の非肌 側に折り返された第 2折返し部とによって三つ折りされた状態で 着用者の 非肌側から順に第 1シート部、 第 2シート部及び第 3シート部を有するとと もに、

前記第 1シート部を長手方向の全長に亙ってその着 者の非肌側に配置さ れた部材に接合する第 1接合部と、 前記第 2シート部を前記第 2折返し部寄 りの位置において長手方向の全長に亙って前 記第 1シート部に接合する第 2 接合部と、 前記第 3シート部の長手方向両端部をそれぞれ前記 2シート部 に接合する第 3接合部とを備えており、

長手方向両端部に設けられた前記第 3接合部の間の長手区間において、 少 〇 2020/175243 6 卩(:171? 2020 /006301

なくとも前記第 3シート部が前記第 1接合部及び前記第 2接合部を基端とし て着用者の肌側に突出する中空の前記ループ 状立体ギャザーを形成するとと もに、 前記第 2シート部が前記第 2接合部を基端として前記ループ状立体ギ ャザーの中空内部において着用者の肌側に起 立する前記押上げ用立体ギャザ 一を形成する請求項 5、 6いずれかに記載の吸収性物品が提供される

[0023] 上記請求項 7記載の発明は、 前記ループ状立体ギャザー及び押上げ用立体 ギャザーを形成するためのシート部材の折り 畳み状態及び接合状態について 規定したものである。 具体的には、 シート部材を所定の形態で三つ折りとし 、 各層の適宜の位置に接合部を設けることによ って、 長手方向の中間部に前 記ループ状立体ギャザー及び押上げ用立体ギ ャザーを形成している。

[0024] 請求項 8に係る本発明として、 前記押上げ用立体ギャザーの自由端部は、 少なくとも着用者の股下に対応する長手区間 において、 前記ループ状立体ギ ャザーが着用者の肌側に最も高く突出する部 分に位置している請求項 5〜 7 いずれかに記載の吸収性物品。 が提供される。

[0025] 上記請求項 8記載の発明では、 前記押上げ用立体ギャザーの自由端部が、 少なくとも着用者の股下に対応する長手区間 において、 前記ループ状立体ギ ャザーが着用者の肌側に最も高く突出する部 分に位置しているため、 前記押 上げ用立体ギャザーによってループ状立体ギ ャザーが肌側に突出しやすくな る。

発明の効果

[0026] 以上詳説のとおり本発明によれば、 ループ状の立体ギャザーの突出高さが 高くなり、 漏れが防止できるとともに、 違和感が軽減できるようになる。 図面の簡単な説明

[0027] [図 1]本発明に係る生理用ナプキン 1の一部破断展開図である。

[図 2]図 1の 11 - 11線矢視図である。

[図 3]図 1の 111 - 111線矢視図である。

[図 4]弾性伸縮部材を伸張させた状態の長手方 中間部におけるギャザーシー 卜 7の幅方向内方側部分を示す拡大断面図であ 。 〇 2020/175243 7 卩(:171? 2020 /006301

[図 5]長手方向両端部におけるギャザーシート 7の幅方向内方側部分を示す拡 大断面図である。

[図 6]各接合部を示す、 生理用ナプキン 1の平面図である。

[図 7]ギャザーシート 7の幅方向内方側部分の接合部を示す斜視図 ある。 発明を実施するための形態

[0028] 以下、 本発明の実施の形態について図面を参照しな がら詳述する。

[0029] 〔生理用ナプキン 1の基本構造〕

本発明に係る生理用ナプキン 1は、 図 1〜図 3に示されるように、 ポリエ チレンシートなどからなる不透液性裏面シー ト 2と、 経血やおりものなど ( 以下、 まとめて体液ともいう。 ) を速やかに透過させる透液性表面シート 3 と、 これら両シート 2、 3間に介装された綿状パルプまたは合成パル など からなる吸収体 4と、 肌当接面側の両側部に長手方向のほぼ全長に 亙って設 けられるとともに、 前記吸収体 4の略側縁部を起立基端とし、 かつ少なくと も着用者の体液排出部 ! !に対応する領域を含むナプキン長手方向の 定の区 間内 (着用者の股下部に対応する区間内) において肌側に突出する左右一対 の立体ギャザー巳3、 を形成するギャザーシート 7、 7とを備え、 かつ 前記吸収体 4の周囲においては、 その前後端縁部では前記不透液性裏面シー 卜 2と透液性表面シート 3との外縁部がホッ トメルトなどの接着剤やヒート シール、 超音波シール等の接合手段によって接合され 、 またその両側縁部で は吸収体 4よりも側方に延出している前記不透液性裏 シート 2と前記ギャ ザーシート 7とがホッ トメルトなどの接着剤やヒートシール、 超音波シール 等の接合手段によって接合され、 ほぼ体液排出部 1 ~ 1に相当する吸収体側部位 置にそれぞれ外方に延出する左右一対のウイ ング状フラッづI が形成さ れるとともに、 これより後部側 (臀部側) の後部両側部にそれぞれ外方に延 出する左右一対の後部フラップ が形成されたものである。 なお、 図 示例では、 前記吸収体 4の形状保持および拡散性向上のために、 前記吸収体 4をクレープ紙又は不織布などからなる被包 ート 5で囲繞しているが、 こ の被包シート 5はなくてもよい。 また、 図示しないが、 前記透液性表面シー 〇 2020/175243 8 卩(:171? 2020 /006301

卜 3の非肌側に隣接して、 前記透液性表面シート 3とほぼ同形状の親水性の 不織布などからなるセカンドシートを配設し てもよい。

[0030] 以下、 さらに前記生理用ナプキン 1の構造について詳述すると、

前記不透液性裏面シート 2は、 ポリエチレン等の少なくとも遮水性を有す るシート材が用いられるが、 蒸れ防止の観点から透湿性を有するものを用 い るのが望ましい。 この遮水 ·透湿性シート材としては、 ポリエチレンやポリ プロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充 填剤を溶融混練してシートを成 形した後、 一軸または二軸方向に延伸することにより得 られる微多孔性シー 卜が好適に用いられる。 前記不透液性裏面シート 2の非肌側面 (外面) には ナプキン長手方向に沿って 1 または複数条の粘着剤層 (図示せず) が形成さ れ、 身体への装着時に生理用ナプキン 1 を下着に固定するようになっている 。 前記不透液性裏面シート 2としては、 プラスチックフィルムと不織布とを 積層させたポリラミ不織布を用いてもよい。

[0031 ] 次いで、 前記透液性表面シート 3は、 有孔または無孔の不織布や多孔性プ ラスチックシートなどが好適に用いられる。 不織布を構成する素材繊維とし ては、 ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレ フィン系、 ポリエステル 系、 ポリアミ ド系等の合成繊維の他、 レーヨンやキュプラ等の再生繊維、 綿 等の天然繊維とすることができ、 スパンレース法、 スパンボンド法、 サーマ ルボンド法、 メルトブロ _ ン法、 二 _ ドルパンチ法等の適宜の加工法によっ て得られた不織布を用いることができる。 これらの加工法の内、 スパンレー ス法は柔軟性、 ドレープ性に富む点で優れ、 サーマルボンド法は嵩高で圧縮 復元性が高い点で優れている。 前記透液性表面シート 3に多数の透孔を形成 した場合には、 体液が速やかに吸収されるようになり、 ドライタッチ性に優 れたものとなる。 不織布の繊維は、 長繊維または短繊維のいずれでもよいが 、 好ましくはタオル地の風合いを出すため短繊 維を使用するのがよい。 また 、 エンボス処理を容易とするために、 比較的低融点のポリエチレンまたはポ リプロピレン等のオレフィン系繊維のものを 用いるのがよい。 また、 融点の 高い繊維を芯とし融点の低い繊維を鞘とした 芯鞘型繊維やサイ ドーバイーサ 〇 2020/175243 9 卩(:171? 2020 /006301

イ ド型繊維、 分割型繊維の複合繊維を好適に用いることも できる。

[0032] 前記不透液性裏面シート 2と透液性表面シート 3との間に介在される吸収 体 4は、 たとえば綿状パルプと吸水性ポリマーとによ り構成されている。 前 記吸水性ポリマーは吸収体を構成するパルプ 中に、 例えば粒状粉として混入 されている。 前記パルプとしては、 木材から得られる化学パルプ、 溶解パル プ等のセルロース繊維や、 レーヨン、 アセテート等の人エセルロース繊維か らなるものが挙げられ、 広葉樹パルプよりは繊維長の長い針葉樹パル プの方 が機能および価格の面で好適に使用される。 前記吸収体 4の目付は、 3 0 0 〜 7 5〇 9 /〇1 2 、 好ましくは とするのがよい。

[0033] また、 前記吸収体 4には合成繊維を混合しても良い。 前記合成繊維は、 例 えばポリエチレン又はポリプロピレン等のポ リオレフィン系、 ポリエチレン テレフタレートやポリプチレンテレフタレー ト等のポリエステル系、 ナイロ ンなどのポリアミ ド系、 及びこれらの共重合体などを使用することが できる し、 これら 2種を混合したものであってもよい。 また、 融点の高い繊維を芯 とし融点の低い繊維を鞘とした芯鞘型繊維や サイ ドーバイーサイ ド型繊維、 分割型繊維などの複合繊維も用いることがで きる。 前記合成繊維は、 体液に 対する親和性を有するように、 疎水性繊維の場合には親水化剤によって表面 処理したものを用いるのが望ましい。

[0034] 前記吸収体 4の肌当接面側には、 幅方向中央部であって、 着用者の体液排 出部 1 ~ 1に対応する領域を含む部位に、 ナプキン長手方向に細長く、 肌側に向 けて増厚した吸収体の中高部 6を備えるのが好ましい。 前記中高部 6は、 概 ね着用者の体液排出部 1 ~ 1から臀部溝の開始位置にかけての部位 覆うように 設けられ、 ウイング状フラップ から後部フラップ 8 の中間部までの長手区 間に設けられている。 前記中高部 6は、 吸収体 4との一体的な積繊によって 形成してもよいし、 別々に積繊したものを積層してもよい。 この中高部 6の 厚みは、 厚く し過ぎると吸収体 4の剛性が上がり身体への密着性が低下する ため、 3〜 2 0 〇1、 好ましくは 5〜 1 5 とするのが好ましい。 なお、 前記吸収体 4を被包シート 5で囲繞する場合、 図 2に示されるように、 前記 〇 2020/175243 10 卩(:171? 2020 /006301

吸収体 4と中高部 6を一体的に被包してもよいし、 図示しないが、 吸収体 4 及び中高部 6をそれぞれ別々に被包シートで囲繞した後 層してもよい。

[0035] 一方、 前記透液性表面シート 3の幅寸法は、 図示例では、 図 2及び図 3の 横断面図に示されるように、 吸収体 4の幅寸法よりも若干長めとされ、 吸収 体 4を覆うだけに止まり、 それより外方側は前記透液性表面シート 3とは別 のギヤザーシート 7、 具体的には経血やおりもの等が浸透するのを 防止する 、 あるいは肌触り感を高めるなどの目的に応じ て、 適宜の撥水処理または親 水処理を施した不織布素材を用いて構成され たギヤザーシート 7が配設され ている。

[0036] かかるギヤザーシート 7としては、 天然繊維、 合成繊維または再生繊維な どを素材として、 適宜の加工法によって形成されたものを使用 することがで きるが、 好ましくはゴワ付き感を無くすとともに、 ムレを防止するために、 坪量を抑えて通気性を持たせたソフトな不織 布を用いるのがよい。 特に、 弾 性部材の収縮力によって肌側に高く突出した 状態で肌面に接触しても肌触り のよいソフトさを備えた不織布が好ましい。 具体的には、 坪量を 1 3〜 2 3 9 2 としたスパンボンド法により作製された 不織布を用いるのが望ましく 、 かつ体液の透過を確実に防止するためにシリ コン系、 パラフィン系、 アル キルクロミッククロリ ド系撥水剤などをコーティングした撥水処理 不織布が 好適に使用される。

[0037] 前記ギヤザーシート 7は、 図 2及び図 3に示されるように、 幅方向中間部 より外側部分を所定の内側位置から不透液性 裏面シート 2の外縁までの範囲 に亙ってホッ トメルトなどの接着剤によって接着し、 所定の位置に所定のフ ラップ部が形成されている。 このフラップ部は、 ほぼ体液排出部 1 ~ 1に対応す る部分の両側部に左右一対のウイング状フラ ッづI を形成するとともに 、 これより後部側 (臀部側) の後部両側部に後部フラップ を形成し ている。 このウイング状フラップ を含む長手区間が着用者の股下部に対応 する。 これらウイング状フラップ 、 および後部フラップ の外面 側 (不透液性裏面シート 2側) にはそれぞれ粘着剤層 (図示せず) が備えら 〇 2020/175243 1 1 卩(:171? 2020 /006301

れ、 ショーツに対する装着時に、 前記ウイング状フラップ 、 を基端部の 折返し線 8 1-位置にて反対側に折り返し、 ショーツのクロッチ部分に巻き付 けて止着するとともに、 前記後部フラップ\^^をショーツの内面に止着 するよ うになっている。

[0038] 〔立体ギャザー〕

前記立体ギャザー巳 3は、 前記ギャザーシート 7の幅方向内方側部分がほ ぼ二重に折り返されるとともに、 この二重シート内部に両端または長手方向 の適宜の位置が固定された複数本のループ部 用弾性伸縮部材 1 4、 1 4 が 生理用ナプキン 1の長手方向に沿うとともに幅方向に所定の 隔を空けて配 設され、 この二重シートが適宜に折り畳まれて、 所定の部位が接合部で接合 されることによって、 着用者の肌側に突出するように形成された中 空のルー プ状立体ギャザー 1 0を含んでいる。 前記ギャザーシート 7の幅方向内方側 部分は、 前後端部では図 3に示されるように、 適宜に折り畳まれた状態で吸 収体 4側に接着されることによって、 少なくとも体液排出部 1 ~ 1を含む着用者 の股下部に対応するナプキン長手方向の所定 の区間内において、 図 2に示さ れるように、 肌側に突出する立体ギャザー巳3、 巳3が左右一対で形成され ている。

[0039] 前記ループ部用弾性部材 1 4は、 ループ部の両側にそれぞれ配置された両 側弾性伸縮部材 1 5、 1 5と、 前記両側弾性伸縮部材 1 5、 1 5の中間に配 置された複数の中間弾性伸縮部材 1 6 とから構成されている。

[0040] 前記両側弾性伸縮部材 1 5は、 ループ状立体ギャザー 1 0の両側部にそれ それ配置され、 装着時に肌面に当接するループ部の上部より 下方側 (基端側 ) 位置において、 主にループ部の両側を外方に広げ、 中空部のループ状断面 を維持するために設けられるものである。 前記両側弾性伸縮部材 1 5は、 前 記中間弾性伸縮部材 1 6から幅方向に所定の間隔を空けて 1本又は互いに幅 方向に所定の間隔を空けて複数本配置されて いる。 図示例では、 前記両側弾 性伸縮部材 1 5がループ部の両側にそれぞれ 1本ずつ配置されている。

[0041 ] 一方、 前記中間弾性伸縮部材 1 6は、 ループ状立体ギャザー 1 0のループ 〇 2020/175243 12 卩(:171? 2020 /006301

部の上部に配置され、 ループ部の上部を肌側に引き上げて、 装着時にループ 部の上部を肌面に当接しやすくするために設 けられるものである。 前記中間 弾性伸縮部材 1 6は、 互いに幅方向に所定の間隔を空けて複数本配 置されて いる。

[0042] 図 4は、 立体ギヤザー巳3に配設される弾性伸縮部材 伸張して、 ギヤザ —シート 7に弾性伸縮部材の収縮力による収縮変形を じさせないようにし 、 表面シート 3側に折り畳んで積層した状態を示す断面図 ある。 本生理用 ナプキン 1では、 図 4に示されるように、 隣り合う前記中間弾性伸縮部材 1 6、 1 6同士の離隔距離巳が、 前記両側弾性伸縮部材 1 5とこれに隣接する 中間弾性伸縮部材 1 6との離隔距離八及び〇より小さくなってい 。 すなわ ち、 巳<八及び巳<0の関係を有している。 前記離隔距離巳としては 2〜 9 、 、 が好ましい。 前 記離隔距離八、 0はそれぞれ、 この範囲の寸法を有していれば、 同じ寸法で ある必要はなく、 異なった寸法で形成してもよい。

[0043] また、 図 1 に示されるように、 前記中間弾性伸縮部材 1 6によってギヤザ —シート 7に伸縮性が付与された区間のナプキン長手 向に沿う長さ口は、 前記両側弾性伸縮部材 1 5によってギヤザーシート 7に伸縮性が付与された 区間のナプキン長手方向に沿う長さ巳より長 くなっている。 弾性伸縮部材に よってギヤザーシート 7に伸縮性が付与された区間とは、 自然状態において 、 弾性伸縮部材の収縮力によって、 ギヤザーシート 7が収縮している生理用 ナプキン 1の長手方向の区間のことであり、 弾性伸縮部材の両端部がギヤザ —シート 7に連続して接合されることにより伸縮性が われた範囲、 及び/ 又は弾性伸縮部材の両端部がギヤザーシート 7に連続して接合されないこと により、 弾性伸縮部材の弾性力がギヤザーシート 7に作用していない範囲を 除く、 生理用ナプキン 1の長手方向中間の区間のことである。

[0044] このような構成によって、 前記中間弾性伸縮部材 1 6、 1 6がループ部の 上端部において、 相対的に密に配置されるとともに相対的に長 い区間に配置 されるため、 中間弾性伸縮部材 1 6の弾性力が狭い範囲に集中して作用する 〇 2020/175243 13 卩(:171? 2020 /006301

とともに、 長手方向に長い区間に亙って作用するため、 中間弾性伸縮部材 1 6の弾性力によってギヤザーシート 7が吊り上げられ、 ループ状立体ギヤザ - 1 〇の上端部が肌側に高く起立しやすくなり、 高く起立した上端部が肌面 に密着することによって漏れが防止できるよ うになる。 また、 立体ギヤザー 巳 3が中空のループ状立体ギヤザー 1 0を備えているため、 装着時にギヤザ 一が倒れにくく、 肌面に密着した状態が維持できるとともに、 装着時の違和 感が軽減できるようになる。

[0045] 両側のループ状立体ギヤザー 1 0にはそれぞれ、 前記ループ部用弾性部材

1 4 (前記両側弾性伸縮部材 1 5及び中間弾性伸縮部材 1 6を合計したルー プ部に設けられる弾性伸縮部材) が 4〜 6本配設されるようにするのが好ま しい。 これにより、 各弾性伸縮部材の作用効果が明確になり、 ループ状立体 ギヤザー 1 0の肌側への起立高さをより確実に高くする とができる。 これ らの弾性伸縮部材の配置は任意であり、 前記両側弾性伸縮部材 1 5として両 側に 1本ずつ配置するとともに、 その中間に前記中間弾性伸縮部材 1 6とし て 2〜 4本ずつ配置してもよいし、 前記両側弾性伸縮部材 1 5として両側に 2本ずつ配置するとともに、 その中間に前記中間弾性伸縮部材 1 6として 2 本配置してもよい。 前記両側弾性伸縮部材 1 5を両側に 2本ずつ配置する際 は、 離隔幅が 2〜 9 であるのが好ましい。 更に、 前記両側弾性伸縮部材 1 5は左右対称の本数である必要はなく、 異なる本数で配置してもよい。 図 示例では両側弾性伸縮部材 1 5として両側に 1本ずつ配置するとともに、 そ の中間に中間弾性伸縮部材 1 6として 2本配置した、 合計 4本のループ部用 弾性伸縮部材 1 4 が配設されている。

[0046] 前記ループ部の上端部をより肌側に起立させ る観点から、 前記中間弾性伸 縮部材 1 6の伸長率を、 前記両側弾性伸縮部材 1 5の伸長率より大きくする のが好ましい。 これにより、 前記中間弾性伸縮部材 1 6の収縮力によってル —プ部の上端部がより高く肌側に起立する。 前記中間弾性伸縮部材 1 6の伸 長率としては、 1 5 0〜 2 0 0 %、 前記両側弾性伸縮部材 1 5の伸長率とし ては、 1 0 0〜 1 5 0 %とするのが好ましい。 前記伸長率は、 自然長を 1 0 〇 2020/175243 14 卩(:171? 2020 /006301

0 %としたときの伸長率である。

[0047] 上述の中間弾性伸縮部材 1 6によってギャザーシート 7に伸縮性が付与さ れた区間の長さを相対的に長くする際、 図 1 に示されるように、 前記中間弾 性伸縮部材 1 6によってギャザーシート 7に伸縮性が付与された区間の前端 が、 前記両側弾性伸縮部材 1 5によってギャザーシート 7に伸縮性が付与さ れた区間の前端より前側に位置し、 前記中間弾性伸縮部材 1 6によってギャ ザーシート 7に伸縮性が付与された区間の後端が、 前記両側弾性伸縮部材 1 5によってギャザーシート 7に伸縮性が付与された区間の後端より後側 位 置するように配置するのが好ましい。 すなわち、 中間弾性伸縮部材 1 6によ ってギャザーシート 7に伸縮性が付与された区間を、 両側弾性伸縮部材 1 5 によってギャザーシート 7に伸縮性が付与された区間より前側及び後 にそ れぞれ延在させている。 これによって、 上端部に前後に長く延在する中間弾 性伸縮部材 1 6によるギャザーシート 7の吊り下げ効果によって、 ループ状 立体ギャザー 1 0を肌側により高く起立させることができる うになる。

[0048] また、 中間弾性伸縮部材 1 6によってギャザーシート 7に伸縮性が付与さ れた区間の長さを相対的に長くする際、 図 1 に示されるように、 両側弾性伸 縮部材 1 5によってギャザーシート 7に伸縮性が付与された区間の前側及び 後側にそれぞれほぼ同じ長さだけ長くするの が好ましい。 これにより、 中間 弾性伸縮部材 1 6によるギャザーシート 7の吊り下げ効果が前後でほぼ均等 になり、 前側から後側に亙って肌側への起立高さを高 くすることができる。 _方、 前側をより高く起立させ、 後側に行くに従って起立高さを徐々に低く したい場合には、 中間弾性伸縮部材 1 6によってギャザーシート 7に伸縮性 が付与された区間の延出量を前側で大きく し、 後側で小さくすることができ る。

[0049] 前記立体ギャザー巳 3の構造について更に詳しく説明すると、 前記立体ギ ャザー巳 3は、 上述のループ状立体ギャザー 1 0と、 前記ループ状立体ギャ ザー 1 0の中空内部に長手方向に沿って配置され、 前記ループ状立体ギャザ - 1 〇の基端側に固定端を有し、 先端が自由端部 1 2を成すように着用者の 〇 2020/175243 15 卩(:171? 2020 /006301

肌側に起立する押上げ用立体ギャザー 1 1 とから構成するのが好ましい。 前 記押上げ用立体ギャザー 1 1の自由端部には自由端部用弾性部材 1 3が長手 方向に沿って配置されている。 前記押上げ用立体ギャザー 1 1の自由端部 1 2によって前記ループ状立体ギャザー 1 0が中空内部から押し上げられてい る。

[0050] 前記押上げ用立体ギャザー 1 1 によってループ状立体ギャザー 1 0が押し 上げられることによって、 ループ状立体ギャザー 1 0が肌側により高く突出 しやすくなり、 ループ状立体ギャザー 1 0の肌面への密着性がより良好とな り、 体液の漏れがより確実に防止できる。 また、 押上げ用立体ギャザー 1 1 の自由端部 1 2に配置された自由端部用弾性部材 1 3が、 ループ状立体ギャ ザー 1 0のシート部材を介して肌面に接触している め、 弾性部材の肌当た りが柔らかなものとなり、 装着時の違和感が軽減できる。 このように、 ルー プ状立体ギャザー 1 0が本来倒れにくい構造であることに加えて 押上げ用 立体ギャザー 1 1 によってループ状立体ギャザー 1 0が着用者の肌側に押し 上げられ、 肌側に高く突出しているため、 ループ状立体ギャザー 1 0が肌面 に密着した状態が維持でき、 体液の漏れが防止できる。

[0051 ] 前記ループ状立体ギャザー 1 0は、 図 4に示されるように、 吸収体 4の略 側縁部を基端として、 断面形状が縦長の略ドーム型の中空のループ 状に着用 者の肌側に突出している。 ループ状立体ギャザー 1 〇の基端部は、 幅方向に 離隔する 2条の接合部によって吸収体 4側に接合されているのが好ましい。 基端部の接合部より肌側に突出するループ部 には、 上述の通り、 両端又は長 手方向の適宜の位置が固定された状態で、 複数本の、 図示例では 4本のルー プ部用弾性部材 1 4、 1 4 が伸張状態で配置されている。

[0052] 前記押上げ用立体ギャザー 1 1は、 図 4に示されるように、 前記ループ状 立体ギャザー 1 0の中空内部に配置され、 前記ループ状立体ギャザー 1 0の 基端側に固定端 (接合部) を有し、 先端が自由端部 1 2を成す起立壁状の立 体ギャザーである。

[0053] 前記押上げ用立体ギャザー 1 1の固定端部は、 ループ状立体ギャザー 1 0 〇 2020/175243 16 卩(:171? 2020 /006301

の基端側の中空内部であれば任意の位置に 配置することができる。 つまり、 図示例のように、 ループ状立体ギヤザー 1 0が生理用ナプキン 1の幅方向に 離隔する 2条の接合部 (後述する第 1接合部 2 5及び第 2接合部 2 6) を基 端として中空のループ状を形成する形態にお いて、 幅方向内側若しくは外側 の接合部又はその近傍に固定端部を有してい てもよいし、 これらの接合部の 中間部に固定端部を有していてもよい。 好ましくは、 製造を簡略化する観点 及び押上げ用立体ギヤザー 1 1の起立方向が内側に向くようにする観点か 、 幅方向外側の接合部 (第 2接合部 2 6) に固定端部を有するのがよい。

[0054] 前記押上げ用立体ギヤザー 1 1の自由端部 1 2は、 ループ状立体ギヤザー

1 0の内面に当接することにより、 内側からループ状立体ギヤザー 1 0が肌 側に突出するのを補助している。 前記押上げ用立体ギヤザー 1 1の断面形状 は、 図示例では略直線状に形成されているが、 略く字状又は略 状など、 中 間部で 1又は複数に折り曲げられた形状で形成して よい。 また、 図示例で は押上げ用立体ギヤザー 1 1の自由端部 1 2のみに自由端部用弾性部材 1 3 が配置されているが、 基端部との中間に 1又は複数本の弾性部材を配置して もよい。

[0055] 前記押上げ用立体ギヤザー 1 1は、 前記ループ状立体ギヤザー 1 0と別体 のシート部材によって形成してもよいが、 図 4に示されるように、 ループ状 立体ギヤザー 1 0の基端部から連続するシート部材によって 成するのが好 ましい。 ループ状立体ギヤザー 1 0から連続するシート部材で形成すること によって、 ループ状立体ギヤザー 1 0の中空内部に押上げ用立体ギヤザー 1 1 を簡単に設けることができるようになる。

[0056] 前記ループ状立体ギヤザー 1 0及び押上げ用立体ギヤザー 1 1の具体的な 構造について説明すると、 前記ループ状立体ギヤザー 1 0及び押上げ用立体 ギヤザー 1 1は、 ギヤザーシート 7の幅方向内方側部分をほぼ二重に折り返 した二重シート内部の適宜の位置に、 生理用ナプキン 1の長手方向に沿って 弾性部材 (前記自由端部用弾性部材 1 3及びループ部用弾性部材 1 4 ) を 配置したシート部材が、 図 4及び図 5に示されるように生理用ナプキン 1の 〇 2020/175243 17 卩(:171? 2020 /006301

幅方向断面視で、 生理用ナプキン 1の幅方向外方側から幅方向内方側方向に 延在されるとともに、 幅方向内方側位置で着用者の肌側に折り返さ れた第 1 折返し部 2 0と、 この第 1折返し部 2 0に連続して幅方向外方側に延在され るとともに、 幅方向外方側位置で着用者の非肌側に折り返 された第 2折返し 部 2 1 とによって三つ折りされた状態で、 着用者の非肌側から順に第 1シー 卜部 2 2、 第 2シート部 2 3及び第 3シート部 2 4を形成している。

[0057] また、 図 6及び図 7に示されるように、 前記第 1シート部 2 2を前記第 1 折返し部 2 0から若干幅方向外方側に入った位置におい 長手方向の全長に 亙ってその着用者の非肌側に配置された部材 (透液性表面シート 3) に接合 する第 1接合部 2 5と、 前記第 2シート部 2 3を前記第 2折返し部 2 1寄り の位置において長手方向の全長に亙って前記 第 1 ト部 2 2に接合する第 2接合部 2 6と、 前記第 3シート部 2 4の長手方向両端部をそれぞれ第 2シ —卜部 2 3に接合する第 3接合部 2 7とを備えている。 また、 本実施形態例 では、 前記第 1 ト部 2 2の長手方向両端部をそれぞれ前記第 1折返し部 2 0寄りの位置において透液性表面シート 3に接合する第 4接合部 2 8が設 けられている。 前記第 4接合部 2 8と第 1接合部 2 5との境界は必ずしも明 確である必要はなく、 幅方向に接続していてもよい。 この場合、 長手方向中 間部の第 1接合部 2 5のみが存在する区間から、 第 1接合部 2 5の側縁を長 手方向両端まで延長した延長線を境に、 第 1接合部 2 5と第 4接合部 2 8と を区別することができる。 なお、 図 6(八)は前記第 1シート部 2 2と透液性表 面シート 3との接合部 (前記第 1接合部 2 5及び第 4接合部 2 8) を示す平 面図、 図 6⑻は第 2シート部 2 3と第 1シート部 2 2との接合部 (前記第 2 接合部 2 6) を示す平面図、 図 6(0は第 3シート部 2 4と第 2シート部 2 3 との接合部 (前記第 3接合部 2 7) を示す平面図である。

[0058] そして、 長手方向両端部に設けられた前記第 3接合部 2 7、 2 7の間の長 手区間において、 少なくとも前記第 3シート部 2 4が前記第 1接合部 2 5及 び第 2接合部 2 6を基端として着用者の肌側に突出する中空 ループ状立体 ギャザー 1 0を形成するとともに、 前記第 2シート部 2 3が前記第 2接合部 〇 2020/175243 18 卩(:171? 2020 /006301

2 6を基端としてループ状立体ギャザー 1 0の中空内部において着用者の肌 側に起立する押上げ用立体ギャザー 1 1 を形成している。 即ち、 前記ループ 状立体ギャザー 1 0は、 幅方向に離隔する 2条の第 1接合部 2 5及び第 2接 合部 2 6を基端として中空のループ状を成すように 側に突出しており、 前 記押上げ用立体ギャザー 1 〇は、 このループ状立体ギャザー 1 0の一方側 ( 幅方向外方側) の基端部を成す第 2接合部 2 6を基端として肌側に起立して いる。

[0059] 以上の構造によって、 1枚のギャザーシート 7でループ状立体ギャザー 1

0と押上げ用立体ギャザー 1 1 とを連続的に形成することができる。 また、 本実施形態例に係る立体ギャザーは、 押上げ用立体ギャザー 1 1が幅方向外 方側に設けられた第 2接合部 2 6を基端として幅方向内方側に向けて延びる 第 2シート部 2 3によって形成されるため、 押上げ用立体ギャザー 1 1が肌 側に起立した状態で、 自由端部 1 2が幅方向内方側を向くようになるため、 幅方向内方側から幅方向外方側に向けた圧力 に対して、 内部の押上げ用立体 ギャザー 1 1の抵抗力によって、 ループ状立体ギャザー 1 〇が幅方向外方側 に倒れにくい構造となっている。

[0060] 図 5、 図 6( 及び図 7に示される実施形態例では、 第 3接合部 2 7は、 第

3シート部 2 4と第 2シート部 2 3とをほぼ全幅に亙って接合しているが、 少なくとも前記自由端部用弾性部材 1 3と重なる第 1折返し部 2 0寄りの位 置に設けられていれば、 それより第 2折返し部 2 1側には設けなくてもよい

[0061 ] 前記第 3接合部 2 7は、 生理用ナプキン 1の長手方向端部から前記中間弾 性伸縮部材 1 6によってギャザーシート 7に伸縮性が付与された区間の端部 にかけて設けられるとともに、 両側部が前記両側弾性伸縮部材 1 5によって ギャザ—シート 7 に伸縮性が付与された区間の端部まで延 在して設けられて いる。

[0062] 前記第 3接合部 2 7を設けることによってループ状立体ギャザ 1 0が肌 側に突出しなくなり、 図 5に示されるようにギャザーシート 7が折り畳まれ 〇 2020/175243 19 卩(:171? 2020 /006301

た状態で表面シート 3の表面側に積層されるようになるが、 この第 3接合部 2 7は、 図 6 (0に示されるように、 生理用ナプキン 1の長手方向の両端部の みに設けられ、 その中間部には設けないのが望ましい。

[0063] また、 前記第 4接合部 2 8は、 生理用ナプキン 1の長手方向端部から前記 中間弾性伸縮部材 1 6によってギヤザーシート 7に伸縮性が付与された区間 の端部にかけて設けられている。

[0064] 前記弾性部材 1 3、 1 4の収縮力が作用した自然状態における前記 上げ 用立体ギヤザー 1 1の自由端部 1 2は、 図 2に示されるように、 少なくとも 着用者の股下に対応する長手区間において、 前記ループ状立体ギヤザー 1 〇 が着用者の肌側に最も高く突出する部分に位 置しているのが好ましい。 着用 者の股下部に対応する長手区間は、 生理用ナプキン 1が長手方向に最も大き く湾曲変形し、 長手方向に沿って配置された弾性部材の収縮 力によって立体 ギヤザー が肌側に最も高く引き上げられる部分である 。 ここで、 前記押 上げ用立体ギヤザー 1 1の自由端部 1 2は、 ループ状立体ギヤザー 1 0の中 空内部において自由に位置を変えることがで きるように配置されているため 、 ループ状立体ギヤザー 1 0の中空内部のうち、 着用者の肌側に最も高く突 出する部分に移動しやすく、 押上げ用立体ギヤザー 1 1 によってループ状立 体ギヤザー 1 0が肌側へ突出するのを内側から押し上げる うにして補助す ることにより、 ループ状立体ギヤザー 1 0がより一層肌側に高く突出し、 着 用者の肌面と密着した状態が維持できるよう になる。 これにより、 体液の漏 れ防止効果が助長される。

[0065] このような効果をより一層顕著にする観点か ら、 押上げ用立体ギヤザー 1

1の自由端部 1 2に配置された自由端部用弾性部材 1 3の伸長率を、 ループ 状立体ギヤザー 1 0のループ部に配置されたループ部用弾性部 1 4の伸長 率より大きく してもよい。 これにより、 押上げ用立体ギヤザー 1 1 によるル —プ状立体ギヤザー 1 0の押上げ効果を更に高めることができ、 ループ状立 体ギヤザー 1 0がより一層肌側に突出するようになる。 また、 ループ状立体 ギヤザー 1 0に配置されたループ部用弾性部材 1 4は、 肌面に直接接触する 〇 2020/175243 20 卩(:171? 2020 /006301

ため、 伸長率を高くすると肌面に対する肌当たりが 悪化して装着感が低下す るが、 押上げ用立体ギヤザー 1 1の自由端部 1 2に配置された自由端部用弾 性部材 1 3は、 ループ状立体ギヤザー 1 0を介して肌面に当接しているため 、 伸長率を高めても装着感が大きく低下するこ とがない。 前記自由端部用弾 性部材 1 3の伸長率は、 ループ部用弾性部材 1 4の伸長率に対して、 1〜 3 倍、 好ましくは 1 . 2〜 2倍とするのがよい。

符号の説明

[0066] 1 生理用ナプキン、 2 不透液性裏面シート、 3 透液性表面シート、

4 吸収体、 5 被包シート、 6 中高部、 7 ギヤザーシート、 1 〇 ル —プ状立体ギヤザー、 1 1 押上げ用立体ギヤザー、 1 2 自由端部、 1 3 自由端部用弾性部材、 1 4 ループ部用弾性部材、 1 5 両側弾性伸縮部 材、 1 6 中間弾性伸縮部材、 2 0 第 1折返し部、 2 1 第 2折返し部、

2 2〜第1シ_卜咅1 2 3 第 2シート咅1 2 4 第 3シート咅1 2 5 第 1接着部、 2 6 第 2接着部、 2 7 第 3接着部、 2 8 第 4接着部