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Title:
AIR PURGE UNIT
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2020/175203
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided is an air purge unit capable of removing contamination of a lens surface of a photoelectric sensor with a small air supply amount. This air purge unit 2 is provided with: a housing 30; an air supply port 31 for supplying air into the housing 30; and a plurality of air blow-out ports 32 arranged on a side wall of the housing 30 and blowing air to a lens surface 11a of a photoelectric sensor 1.

Inventors:
NAKAMURA JUMPEI (JP)
NAKASHIMA HIROTAKA (JP)
Application Number:
PCT/JP2020/005964
Publication Date:
September 03, 2020
Filing Date:
February 17, 2020
Export Citation:
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Assignee:
OMRON TATEISI ELECTRONICS CO (JP)
International Classes:
B08B5/02; H01H35/00
Foreign References:
JPS4835359U1973-04-27
JPH10202576A1998-08-04
JPS59109311U1984-07-23
JP2011077050A2011-04-14
Attorney, Agent or Firm:
INABA, Yoshiyuki et al. (JP)
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Claims:
\¥0 2020/175203 ^ ?01/^2020/005964

請求の範囲

[請求項 1 ] 筐体と、

前記筐体の内部にエアを供給するためのエア供給口と、

前記筐体の側壁に配列され、 前記エアを光電センサのレンズ面に吹 き付けるための複数のエア吹出口と、 を備えるエアパージユニッ ト。

[請求項 2] 前記複数のエア吹出口は、 直線状に並んで設けられている、

請求項 1 に記載のエアパージユニッ ト。

[請求項 3] 前記複数のエア吹出口は、 前記レンズ面の延在方向に沿って設けら れている、

請求項 1又は 2に記載のエアパージユニッ ト。

[請求項 4] 前記複数のエア吹出口は、 円形状の孔である、

請求項 1から 3のいずれか一項に記載のエアパージユニッ ト。

[請求項 5] 前記複数のエア吹出口の内面と前記筐体の側壁表面とを繫ぐ角部は

、 面取りされている、

請求項 1から 4のいずれか一項に記載のエアパージユニッ ト。

Description:
\¥0 2020/175203 1 卩(:17 2020 /005964 明 細 書

発明の名称 : エアパージュニット

技術分野

[0001 ] 本発明は、 エアパージュニッ トに関する。

背景技術

[0002] 従来から、 光を用いてワークの有無等を検出する光電セ ンサが存在する。

光電センサは、 例えば、 検出光をワークに向かって出射した後、 ワークを透 過又はワークから反射した光を分析すること により各種検出を行う (例えば 、 特許文献 1) 。

[0003] 光電センサは、 機械加工を行う環境下に設置されることがあ る。 このよう な環境下においては、 光が通過する光電センサのレンズ面に粉塵や 加工油等 の汚れが付着し、 レンズ面を通過する光の量が減少することが ある。 すると 、 ワークの検出が適切に行えなくなるおそれが ある。 そこで、 レンズ面にエ アを吹き付けるエアパージュニッ トを光電センサに取り付け、 レンズ面への 汚れの付着を防止する手法が採られている。 例えば、 図 8に示すように、 レ ンズ面 1 1 3に沿った長孔状のエア吹出口 6 0が設けられたエアパージュニ ッ ト 2を光電センサ 1 に取り付け、 レンズ面 1 1 3の汚れを除去することが ある。

先行技術文献

特許文献

[0004] 特許文献 1 :特開 2 0 1 1 - 0 7 7 0 5 0号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0005] しかしながら、 落ちにくい汚れがレンズ面に付着した際には 、 エア吹出口 から流速の大きいエアを吹き出す必要がある 。 この場合、 多量のエアをエア パージュニッ トに供給する必要があり、 エアを供給するための電力の増加等 の問題が生じていた。 \¥02020/175203 2 卩(:171?2020/005964

[0006] そこで、 本発明は、 少ないエア供給量で光電センサのレンズ面の 汚れを除 去できるエアパージュニッ トを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

[0007] 本発明の一態様に係るエアパージュニッ トは、 筐体と、 筐体の内部にエア を供給するためのエア供給口と、 筐体の側壁に配列され、 エアを光電センサ のレンズ面に吹き付けるための複数のエア吹 出口と、 を備える。

[0008] この態様によれば、 エアパージュニッ トの側壁には、 複数のエア吹出口が 配列して設けられる。 そのため、 各エア吹出口の大きさを小さく しつつ、 複 数のエア吹出口によりレンズ面の広範囲にエ アを吹き付けることができる。 エア吹出口の大きさが小さくなることにより 、 一つの大きなエア吹出口が設 けられる従来のエアパージュニッ トと比較して、 エアパージュニッ トの各エ ア吹出口から吹き出されるエアの流速は大き くなる。 すなわち、 本発明に係 るエアパージュニッ トは、 少ないエア供給量で光電センサのレンズ面の 汚れ を除去することができる。

[0009] 上記態様において、 複数のエア吹出口は、 直線状に並んで設けられていて もよい。

[0010] 上記態様において、 複数のエア吹出口は、 レンズ面の延在方向に沿って設 けられていてもよい。

[001 1 ] この態様によれば、 エアパージュニッ トのエア吹出口から吹き出されたエ アがレンズ面に当たり易くなり、 レンズ面に付着した汚れが効率良く除去さ れる。

[0012] 上記態様において、 複数のエア吹出口は、 円形状の孔であってもよい。

[0013] 上記態様において、 複数のエア吹出口の内面と筐体の側壁表面と を繫ぐ角 部は、 面取りされていてもよい。

[0014] この態様によれば、 エア吹出口から広がるようにエアが吹き出さ れる。 す なわち、 エア吹出口から吹き出されたエアがレンズ面 の広い範囲に当たるた め、 レンズ面の広範囲にわたって付着した汚れを 除去することができる。 発明の効果 \¥02020/175203 3 卩(:171?2020/005964

[0015] 本発明によれば、 少ないエア供給量で光電センサのレンズ面の 汚れを除去 できるエアパージユニッ トを提供することができる。

図面の簡単な説明

[0016] [図 1]本実施形態に係る光電センサの外観を示 斜視図である。

[図 2]本実施形態に係るエアパージユニッ トの外観を示す斜視図である。

[図 3]本実施形態に係るエアパージユニッ トの外観を示す斜視図である。

[図 4]エア供給器がエア供給口に取り付けられ 様子を示す図であり、 (3) は取り付け前、 (匕) は取り付け後の状態を示す図である。

[図 5]エアパージユニッ トが光電センサに取り付けられる様子を示す 図である

[図 6]エアパージユニッ トが取り付けられた光電センサを示す図であ る。

[図 7]エア吹出口の形状を示すエアパージユニ トの断面図である。

[図 8]従来のエアパージユニッ トが取り付けられた光電センサを示す図であ る 発明を実施するための形態

[0017] 添付図面を参照して、 本発明の実施形態について説明する。 なお、 各図に おいて、 同 _ の符号を付したものは、 同 _ 又は同様の構成を有する。

[0018] 図 1は、 本実施形態に係る光電センサ 1の外観を示す斜視図である。 まず 、 図 1 を用いてエアパージユニッ トが取り付けられる光電センサ 1 について 説明する。 光電センサ 1は、 光を用いて検出領域内の物体の有無や物体の 表 面状態等を検出する。 光電センサ 1 を用いた検出方法は複数存在する。 例え ば、 光電センサを二つ用意し、 一方の光電センサ 1は光を出射する投光器、 他方の光電センサ 1は光を受光する受光器として使用し、 受光器が受光した 光を分析することによって検出を行う方法が 存在する。 投光器と受光器との 間に物体が存在すると受光器が受け取る光の 量は減少するため、 光電センサ 1は、 この減少量を分析し物体の有無等を検出する 。 当該検出方法で使用す る光電センサ 1 を透過形という。

[0019] また、 他の検出方法として、 投光器及び受光器が一体となった光電センサ \¥02020/175203 4 卩(:171?2020/005964

を使用して検出を行う方法も存在する。 光電センサ 1から光を反射板や物体 に向かって出射し、 反射した光を同一の光電センサ 1が受光する方法である 。 光電センサ 1は、 受光した光を分析することで物体の有無や表 面状態等を 検出する。 このような投光器及び受光器の両方の働きを する光電センサを反 射形という。 本明細書においては、 反射形の光電センサ 1 を例に説明するが 、 本発明が適用される光電センサ 1は、 透過形の光電センサであってもよい

[0020] 図 1は、 エアパージユニッ トが取り付けられていない状態の光電センサ 1 を示す。 光電センサ 1は、 筐体 1 0、 ウィンドウ 2 0及びケーブル 2 1 を備 ス ·る。

[0021 ] 筐体 1 0は、 光電センサ 1が備える投光素子や受光素子等の各種部品 収 容し衝撃や汚れから保護する。 筐体 1 0は、 例えば、 金属又は樹脂等で形成 されていてもよい。 筐体 1 0は、 前面 1 1、 背面 1 2、 側面 1 3、 側面 1 4 、 頂面 1 5及び底面 1 6を有している。 前面 1 1は、 投光する光の進行方向 側に位置する面であり、 光が透過するレンズ面 1 1 3を囲う枠を形成する。 筐体 1 〇内部を挟んで前面 1 1 と対向する位置に背面 1 2が位置している。 また、 前面 1 1が位置する方向を前方、 背面 1 2が位置する方向を後方とし たとき、 筐体 1 〇は、 左右に側面 1 3及び側面 1 4を有する。 側面 1 3及び 側面 1 4は筐体 1 0内部を挟んで互いに対向するように位置し いる。 また 、 筐体 1 0は、 上下に頂面 1 5及び底面 1 6を有する。 頂面 1 5及び底面 1 6は、 側面 1 3、 1 4と同様に、 筐体 1 0内部を挟んで互いに対向するよう に位置している。

[0022] 前面 1 1は、 光を透過するレンズ面 1 1 3を囲む面である。 レンズ面 1 1

3は、 光を透過する部材で形成され、 光電センサ 1が備える投光部 (不図示 ) から出射される光を透過する。 また、 レンズ面 1 1 3は、 検出対象から反 射され光電センサ 1が備える受光部 (不図示) へ入射する光を透過する。 レ ンズ面 1 1 3は、 例えば、 透明な樹脂やガラス等で形成されていてもよ い。

[0023] 投光部は、 検出領域に光を出射するものであり、 投光素子及び投光レンズ \¥02020/175203 5 卩(:171?2020/005964

等から構成される。 投光素子は、 光を発する素子であり、 例えば、 レーザや 発光ダイオード等であってもよい。 投光レンズは、 投光素子から発生した光 を平行光に変換する。 投光レンズは、 その一部が筐体 1 0の外部に露出して いてもよく、 例えば、 図 1 に示すレンズ面 1 1 3は、 投光レンズの表面であ ってもよい。

[0024] 受光部は、 入射してくる光を検出するものであり、 受光素子及び受光レン ズ等を備える。 受光素子は、 光を検出する素子であり、 例えば、 フォトダイ オード等であってもよい。 受光レンズは、 検出領域から入射してくる光を受 光素子上で結像させるレンズである。 受光レンズは、 その一部が筐体 1 0の 外部に露出していてもよく、 例えば、 図 1 に示すレンズ面 1 1 3は、 受光レ ンズの表面であってもよい。

[0025] 筐体 1 0は、 連通孔 2 6を有する。 連通孔 2 6は、 側面 1 3と側面 1 4と を連通するように筐体 1 〇内部にわたって設けられた孔である。 本実施形態 において、 筐体 1 0は二つの連通孔 2 6を有し、 それぞれが筐体 1 0の上部 及び下部に設けられている。 連通孔 2 6は、 後述するエアパージュニッ トを 光電センサ 1 に接続する際に用いられる。 具体的には、 連通孔 2 6の一端か らねじを揷通し、 他端から突き出たねじの先端部をエアパージ ュニッ トに設 けられたねじ穴に螺合させることによりエア パージュニッ トが光電センサ 1 にねじ止めされる。

[0026] ウィンドウ 2 0は、 光電センサ 1の上部に設けられた表示灯 (不図示) を 覆うように位置し、 表示灯を衝撃や汚れから保護する。 ウィンドウ 2 0は、 ューザが表示灯を外部から視認できるように 、 透明な樹脂やガラス等で形成 されていることが好ましい。 表示灯は、 光を発することにより光電センサ 1 の動作状況を出力する。 動作状況には、 例えば、 光電センサ 1の電源状況や 検出状況等が含まれてもよい。 表示灯は、 例えば、 発光ダイオード等の発光 素子で構成されてもよい。 表示灯は、 例えば、 光電センサ 1の電源が〇1\1に なっている場合や光電センサ 1がワークを検出した場合に点灯してもよい

[0027] ケーブル 2 1は、 電源から供給される電力を光電センサ 1へ送電する。 ま \¥02020/175203 6 卩(:171?2020/005964

た、 ケーブル 2 1は、 光電センサ 1 をアンプュニッ トに接続し、 光電センサ 1 による検出の結果を伝達してもよい。 なお、 電源及びアンプュニッ トの少 なくともいずれかは、 光電センサ 1 に内蔵されていてもよい。

[0028] 図 2及び図 3は、 光電センサ 1 に取り付けられるエアパージュニッ ト 2を 示す斜視図である。 図 2は、 エアパージュニッ ト 2を前面 3 4側から視認し た図であり、 図 3は、 エアパージュニッ ト 2を背面 3 5側から視認した図で ある。 図 2及び図 3を用いてエアパージュニッ ト 2の構成について説明する

[0029] エアパージュニッ ト 2は、 光電センサ 1の側面 1 3又は側面 1 4に取り付 けられ、 光電センサ 1のレンズ面 1 1 3にエアを吹き付ける装置である。 エ アパージュニッ ト 2は、 筐体 3 0、 筐体 3 0に設けられたエア供給口 3 1及 びエア吹出口 3 2を備える。

[0030] 筐体 1 0は、 前面 3 4、 背面 3 5、 側面 3 6、 側面 3 7、 頂面 3 8及び底 面 3 9を備える。 図 2に示すように、 前面 3 4と背面 3 5とは、 筐体 1 0の 内部を挟んで対向するように位置する。 前面 3 4が位置する方向を前方、 背 面 3 5が位置する方向を後方とする。 また、 エアパージュニッ ト 2は、 左右 に側面 3 6及び側面 3 7を有する。 側面 3 6と側面 3 7とは、 筐体 1 0の内 部を挟んで対向するように位置する。 さらに、 エアパージュニッ ト 2は、 上 下に頂面 3 8及び底面 3 9を有する。 頂面 3 8と底面 3 9とは、 筐体 1 0の 内部を挟んで対向するように位置する。

[0031 ] 本実施形態において、 筐体 3 0は、 後方側の上下部分が内側に窪んだ形状 をしているが、 筐体 3 0の形状はこれに限られない。 例えば、 筐体 3 0は、 後方側の上下部分が窪んでおらず、 全体として略直方体形状であってもよい

[0032] エア供給口 3 1は、 筐体 3 0の内部にエアを供給するためのエア供給器 5 〇 (図 4を用いて後述する。 ) が接続される部分である。 エア供給口 3 1は 、 図 3に示すように、 頂面 3 8及び背面 3 5に設けられている。 また、 図示 はされていないが、 エア供給口 3 1は、 底面 3 9にも設けられている。 この \¥02020/175203 7 卩(:171?2020/005964

ように、 筐体 3 0の複数の位置にエア供給口 3 1が設けられていることで、 エアパージュニッ ト 2が配置される場所に応じて、 適切な位置にエア供給器 5 0を取り付けることができる。 例えば、 上下方向の幅が小さいスペースに エアパージュニッ ト 2を設置する場合に頂面 3 8のエア供給口 3 1 にエア供 給器 5 0を取り付けられない場合であっても、 背面 3 5のエア供給口 3 1 に エア供給器 5 0を取り付けることができる。

[0033] エア供給口 3 1 に接続されるエア供給器 5 0は、 エア供給源から受け取っ たエアを筐体 3 0内部へ供給する部品である。 ここで、 図 4を用いて、 エア 供給器 5 0について説明する。 図 4 ( 3 ) は、 エア供給器 5 0がエア供給口 3 1 に取り付けられる前の状態を示す図であり、 図 4 ( 13 ) は、 エア供給器 5 0が、 エア供給口 3 1 に取り付けられた後の状態を示す図である。 図 4 ( a ) に示すように、 エア供給器 5 0は、 筒状に形成されている。 エア供給器 5 0は、 一端 (図 4 ( a ) における上端部) がエア供給源に接続され、 他端 (図 4 ( a ) における下端部) がエアパージュニッ ト 2のエア供給口 3 1 に 接続される。 エア供給器 5 0は、 エア供給口 3 1 に着脱可能に接続される。

[0034] 図 4 ( a ) に示すように、 エア供給器 5 0は、 下端部にねじ切りが施され たねじ部 5 1 を有する。 一方、 エアパージュニッ ト 2のエア供給口 3 1は、 その内面にねじ切りが施されている。 そのため、 エア供給器 5 0は、 ねじ部 5 1がエア供給口 3 1の内面と螺合することにより、 エア供給口 3 1 と接続 される。 なお、 エア供給器 5 0とエア供給口 3 1 との接続は必ずしもねじ止 めにより行われなくともよく、 エア供給器 5 0がエア供給口 3 1 に対して着 脱可能な任意の方法を採用することができる 。

[0035] 図 2及び図 3に戻り説明を続ける。 筐体 3 0に設けられた三つのエア供給 口 3 1のうち、 エア供給器 5 0が取り付けられていないエア供給口 3 1 には 、 栓が取り付けられる。 三つのエア供給口 3 1はいずれも、 筐体 3 0の内部 に形成されたエアの流路を介してエア吹出口 3 2と繫がっており、 三つのエ ア供給口 3 1同士も当該流路を介して繫がっている。 そのため、 いずれかの エア供給口 3 1からエアを供給した場合、 他のエア供給口 3 1から供給した \¥02020/175203 8 卩(:171?2020/005964

エアが漏れ出てしまう。 そこで、 エア供給器 5 0が接続されないエア供給口 3 1 に栓を装着することで、 エアが漏れ出すことを防止する。 例えば、 図 5 に示すエアパージュニッ ト 2は、 背面 3 5に設けられたエア供給口 3 1 にエ ア供給器 5 0が接続され、 頂面 3 8及び底面 3 9に設けられたエア供給口 3 1 に栓 5 4が装着されている。

[0036] エア吹出口 3 2は、 筐体 3 0の側壁に複数配列して設けられている。 エア 供給口 3 1から供給されたエアは、 筐体 3 0内部の流路を通ってエア吹出口 3 2から吹き出される。 なお、 エア吹出口 3 2からのエアの吹き出しは、 常 時行われていてもよいし、 一定の時間間隔を空けて行われてもよい。 また、 本実施形態において、 エア吹出口 3 2は円形状の孔であるが、 形状はこれに 限られず、 三角形や四角形等の多角形状の孔であっても よい。

[0037] 筐体 3 0の側壁には、 ねじ穴 4 0が設けられている。 ねじ穴 4 0は、 内面 にねじ切りが施されており、 エアパージュニッ ト 2を光電センサ 1 に取り付 けるためのねじが揷入される。

[0038] 図 5を用いて、 エアパージュニッ ト 2を光電センサ 1 に取り付ける方法を 説明する。 図 5は、 エアパージュニッ ト 2を光電センサ 1 に取り付ける前の 図である。 図 5には、 光電センサ 1 を挟むように、 ねじ 6 0とエアパージュ ニッ ト 2が示されている。 まず、 ねじ 6 0が光電センサ 1の連通孔 2 6に揷 通される。 ねじ 6 0は、 光電センサ 1の連通孔 2 6の長さよりも長く形成さ れている。 そのため、 ねじ 6 0が連通孔 2 6に揷通された状態で、 ねじ 6 0 の先端部は、 連通孔 2 6の一端から突き出る。 ねじ 6 0を連通孔 2 6に揷通 した後、 連通孔 2 6から突き出たねじ 6 0の先端部がエアパージュニッ ト 2 のねじ穴 4 0に螺合される。

[0039] 上述したように、 エアパージュニッ ト 2は光電センサ 1 にねじ止めされる 。 そのため、 エアパージュニッ ト 2が光電センサ 1 に強固に取り付けられ、 エアパージュニッ ト 2が光電センサ 1から脱落することを防止できる。 なお 、 エアパージュニッ ト 2の取付方法はねじ止めに限らず、 例えば、 凹部や凸 部からなる係止部を光電センサ 1及びエアパージュニッ ト 2に設け、 当該係 \¥02020/175203 9 卩(:171?2020/005964

止部を介してエアパージュニッ ト 2の取り付けが行われてもよい。 また、 エ アパージュニッ ト 2を光電センサ 1 に接着することにより取り付けてもよい 。 また、 エアパージュニッ ト 2が取り付けられていない光電センサ 1の側面 1 3には、 光電センサ 1の位置及び向きを調整するための調整機構 取り付 けられてもよい。

[0040] 図 6は、 エアパージュニッ ト 2が取り付けられた光電センサ 1 を示す斜視 図である。 図 6に示すように、 エアパージュニッ ト 2の側壁には、 複数のエ ア吹出口 3 2が配列して設けられる。 そのため、 各エア吹出口 3 2の大きさ を小さく しつつ、 複数のエア吹出口 3 2によりレンズ面 1 1 3の広範囲にエ アを吹き付けることができる。 エア吹出口 3 2の大きさが小さくなることに より、 一つの大きなエア吹出口が設けられる従来の エアパージュニッ トと比 較して、 エアパージュニッ ト 2の各エア吹出口 3 2から吹き出されるエアの 流速は大きくなる。 すなわち、 本実施形態に係るエアパージュニッ ト 2は、 少ないエア供給量で光電センサ 1のレンズ面 1 1 3の汚れを除去することが できる。

[0041 ] また、 エア吹出口 3 2は、 レンズ面 1 1 3に近接して設けられている。 そ のため、 エア吹出口 3 2から吹き出されたエアが勢いを保ったまま ンズ面 1 1 3に到達し、 レンズ面 1 1 3に付着した汚れを効率良く除去することが できる。

[0042] また、 本実施形態において、 複数のエア吹出口 3 2は、 レンズ面 1 1 3の 延在方向に沿って直線状に並んで設けられて いる。 しかしながら、 複数のエ ア吹出口 3 2は、 必ずしも直線状に設けられている必要はない 。 例えば、 複 数のエア吹出口 3 2は、 隣り合うエア吹出口 3 2同士が前後方向にずれて設 けられてもよい。

[0043] 次に、 図 7を用いてエア吹出口 3 2の形状について説明する。 図 7は、 エ アパージュニッ ト 2のエア吹出口 3 2を図 2に示す上下方向で分断したとき の断面図を示している。 図 7 ( a ) はエア吹出口 3 2の一例を示す図であり 、 図 7 ( 1〇) はエア吹出口 3 2の他の例を示す図である。 なお、 図 7に示す \¥02020/175203 10 卩(:171?2020/005964

矢印は、 エア吹出口 3 2から吹き出されるエアの流れを示している

[0044] まず、 図 7 (a) に示すエア吹出口 3 2について説明する。 図 7 (3) に 示すエア吹出口 3 2の内面 4 4は、 筐体 3 0の側壁 3 0 3の表面 (側面 3 6 ) と角部 4 5で交わっている。 エア吹出口 3 2の内面 4 4と側面 3 6とは、 角部 4 5においてほぼ直角に交わっている。 そのため、 エア吹出口 3 2から 吹き出されるエアは、 矢印に示すように、 広がらずにエアパージユニッ ト 2 の外部へと吹き出される。

[0045] —方、 図 7 (匕) に示すエア吹出口 3 2の内面 4 4と側面 3 6とが交わる 角部 4 6には、 面取りが施されている。 本実施形態において、 角部 4 6には 〇面取り (角面取り) が施されており、 エア吹出口 3 2の径が筐体 3 0の内 部から外部に向かうにつれ大きくなる。 このように、 エア吹出口 3 2の内面 4 4と側面 3 6とを繫ぐ角部 4 6が面取りされていることにより、 エア吹出 口 3 2を通過するエアが広がるように方向付けさ る。 そのため、 エア吹出 口 3 2から吹き出されるエアがレンズ面 1 1 3の広範囲に吹き付けられ、 効 率良く汚れを除去することができる。

[0046] なお、 本実施形態においては、 角部 4 6に 0面取り (角面取り) が施され ているが、 面取りの種類はこれに限られず、 例えば、 り (丸面取り) 等が施されていてもよい。

[0047] 以上説明した実施形態は、 本発明の理解を容易にするためのものであり 、 本発明を限定して解釈するためのものではな い。 実施形態が備える各要素並 びにその配置、 材料、 条件、 形状及びサイズ等は、 例示したものに限定され るわけではなく適宜変更することができる。 また、 異なる実施形態で示した 構成同士を部分的に置換し又は組み合わせる ことが可能である。

[0048] [附記]

筐体 (3 0) と、

前記筐体 (3 0) の内部にエアを供給するためのエア供給口 (3 1) と、 前記筐体 (3 0) の側壁 (3〇 3 ) に配列され、 前記エアを光電センサ ( 1) のレンズ面 (1 1 3) に吹き付けるための複数のエア吹出口 (3 2) と \¥0 2020/175203 1 1 卩(:171? 2020 /005964

、 を備えるエアパージユニッ ト (2) 。

符号の説明

[0049] 1 光電センサ、 2 エアパージユニッ ト、 1 0 筐体、 1 1 前面、 1

1 3 レンズ面、 1 2 背面、 1 3 側面、 1 4 側面、 1 5 頂面、 1 6 底面、 2 0 ウィンドウ、 2 1 ケーブル、 2 6 連通孔、 3 0 筐体、

3 0 3 側壁、 3 1 エア供給口、 3 2 エア吹出口、 3 4 前面、 3 5 背面、 3 6 側面、 3 7 側面、 3 8 頂面、 3 9 底面、 4 0 ねじ穴、 4 4 内面、 4 5 角部、 4 6 角部、 5 0 エア供給器、 5 1 ねじ部、

5 4 栓、 6 0 エア吹出口