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Patent Searching and Data


Title:
BOBBIN HOLDING MEMBER AND STORAGE CASE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/011193
Kind Code:
A1
Abstract:
A bobbin holding clip (10) comprises an elastically deformable body part (11) for holding a bobbin, the part (11) being formed in a partially cylindrical shape of generally C-shape. A first fitting part (16), a first fitted part (17), a second fitted part (18) and a second fitting part are provided on the outer peripheral surface of the body part (11). A plurality of bobbin-holding clips (10) can be connected in parallel to each other by fitting the first fitting part (16) of one bobbin-holding clip (10) to the second fitted part (18) of the other bobbin-holding clip. If the bobbin holding clips (10) are stored in a storage box in a mutually connected state, the clips are not scattered, whereby their arrangement and storage can be easily performed.

Inventors:
TOTSU YOKO (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/060951
Publication Date:
January 22, 2009
Filing Date:
June 16, 2008
Export Citation:
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Assignee:
BROTHER IND LTD (JP)
TOTSU YOKO (JP)
International Classes:
D05B91/14; B65H75/02; B65H75/28
Foreign References:
JPS4898361U1973-11-20
JP2000310833A2000-11-07
JPS55170078U1980-12-06
JPS5128243U1976-03-01
JPS57187177U1982-11-27
JPS6125369U1986-02-15
JPS4892160U1973-11-06
JPS41596Y11966-01-22
JP2006088501A2006-04-06
Other References:
None
Attorney, Agent or Firm:
YAMAMOTO, Hisashi (Kamimaezu KD-bldg. 10-32, Osu 4-chomeNaka-ku, Nagoya-sh, Aichi 11, JP)
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Claims:
 ボビンを保持するボビン保持部材であって、前記ボビンの中央胴部の両端に設けられた鍔部の外周を着脱可能に保持する本体部を備え、
 当該本体部には、
 嵌合部と、
 他のボビン保持部材に設けられた嵌合部に嵌合される被嵌合部と
が設けられていることを特徴とするボビン保持部材。
 前記本体部には、一組の前記嵌合部及び前記被嵌合部が、複数組設けられていることを特徴とする請求項1に記載のボビン保持部材。
 前記本体部は、弾性変形可能であると共に、略C字状の部分円筒形状に形成され、
 前記ボビンの前記鍔部が、前記本体部の内側に押し込まれて挟持されることを特徴とする請求項1又は2に記載のボビン保持部材。
 前記嵌合部は、凸状に形成され、
 前記被嵌合部は、凹状に形成され、
 前記被嵌合部の内側に前記嵌合部が嵌合することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のボビン保持部材。
 ミシンの付属品を収納する収納ケースであって、
 底壁と、
 当該底壁の外周縁から立設された側壁と
を備え、
 前記側壁の内側面には、請求項1乃至4の何れかに記載のボビン保持部材に設けられた前記嵌合部又は前記被嵌合部に嵌合するケース側嵌合部が設けられていることを特徴とする収納ケース。
 前記ケース側嵌合部は、リブ状に形成されていることを特徴とする請求項5に記載の収納ケース。
 前記収納ケースは平面視略矩形状に形成され、
 前記ケース側被嵌合部は、前記側壁の角部近傍の内側面に沿って設けられたことを特徴とする請求項5又は6に記載の収納ケース。
 ミシンの付属品を収納する収納ケースであって、
 一面が開口されたケース本体と、
 当該ケース本体の開口面を覆う蓋と
を備え、
 当該蓋の裏面には、請求項1乃至4の何れかに記載のボビン保持部材に設けられた前記嵌合部又は前記被嵌合部に嵌合する蓋側嵌合部が設けられていることを特徴とする収納ケース。
Description:
ボビン保持部材及び収納ケース

 本発明は、ミシンに使用するボビンを保 するボビン保持部材及び収納ケースに関す 。

 従来より、ミシンに使用するボビン(糸巻) 、ミシン本体に付属する収納ケースや整理 等に収納されるのが一般的である。しかし 収納ケースや整理箱の中でボビンに巻いた が解けて絡まることがあった。さらに、ボ ンを取り出して使用する際には、絡まった を解いたり、ボビンから解けた糸を手で巻 直す必要があったため、取り扱いが煩雑で った。そこで例えば、金属板等の板の両端 外方向に折り曲げ、一方が開放する円型状 成型された糸巻用クリップが提案されてい (例えば、特許文献1参照)。この糸巻用クリ プの内側に対して、ボビンの胴部を押し込 ことによってボビンが挟持されるようにな ている。そしてこの様な糸巻用クリップを 収納ケースや整理箱の内側に接着剤で複数 定することによって、複数のボビンを容易 整理して保管することができる。この他に 、ボビンの中央胴部を左右から挾持する断 U字形のボビン挟止片を、箱の内側底面に列 したボビン整理箱の構造も提案されている( 例えば、特許文献2参照)。

実開昭48-98361号公報

実開昭51-28243号公報

 しかしながら、特許文献1に記載の糸巻用 クリップは、整理箱等の内側に固定されるこ とによってボビンを整理保管できるのであっ て、固定せずにそのままの状態で糸巻用クリ ップを収納した場合は、糸巻用クリップは整 理箱の中で散在してしまい、整理保管ができ ないという問題点があった。さらに、整理箱 等の内側に接着剤で固定してしまうと、糸巻 用クリップを再度取り外すことができないた め、整理箱の中におけるボビンの収納スペー スは決まってしまう。そのため、ボビン以外 の付属品(例えば、ハサミ、各種押え、針、 ライバー等)を整理箱に新たに収納できない いう使い勝手の悪さもあった。また、特許 献2に記載のボビン整理箱では、ボビン挟止 片は箱の内側底面に列設されているので、整 理箱の内側の大部分がボビンの収納スペース となっている。よって、前記糸巻用クリップ と同様に、ボビン以外の付属品を収納できな いという問題点があった。

 本開示は、上述の問題点を解決するため なされたものであり、ボビンの整理保管を 易にできるボビン保持部材と、当該ボビン 持部材を利用してボビン以外の付属品も十 に収納できる収納ケースとを提供すること 目的とする。

 本開示によれば、ボビンを保持するボビ 保持部材であって、前記ボビンの中央胴部 両端に設けられた鍔部の外周を着脱可能に 持する本体部を備え、当該本体部には、嵌 部と、他のボビン保持部材に設けられた嵌 部に嵌合される被嵌合部とが設けられたボ ン保持部材が提供される。

ボビン保持クリップ10の斜視図である ボビン保持クリップ10の正面図である ボビン保持クリップ10の平面図である ボビン保持クリップ10の右側面図であ 。 ボビン保持クリップ10の左側面図であ 。 ボビン保持クリップ10の底面図である ボビン保持クリップ10にボビン60が保持 された状態を示す斜視図である。 糸70が巻回されたボビン60がボビン保持 クリップ10に保持された状態を示す斜視図で る。 3個のボビン保持クリップ10A~10Cを並列 向に連接した状態を示す斜視図である。 3個のボビン保持クリップ10A~10Cを並列 向に連接した状態を示す正面図である。 3個のボビン保持クリップ10A~10Cの他の 接形態を示す正面図である。 ボビン保持クリップ20の斜視図である ボビン保持クリップ20の正面図である 3個のボビン保持クリップ20A~20Cを縦列 向に連接した状態を示す斜視図である。 3個のボビン保持クリップ20A~20Cを縦列 向に連接した状態を示す平面図である。 9個のボビン保持クリップ20A~20Iを縦列 び並列の2方向に連接した状態を示す斜視図 である。 収納ケース30の斜視図である。 収納ケース30の平面図である。 ミシン付属品が収納された収納ケース 50のケース本体51の斜視図である。 蓋53の裏側を示す斜視図である。

 以下、本開示の第1,第2実施形態であるボ ン保持クリップ10,20と、第3,第4実施形態で る収納ケース30,50について、図面を参照して 順に説明する。なお、第1,第2実施形態である ボビン保持クリップ10,20(図1,図12参照)は、糸 巻回する周知のボビン60(図7参照)を保持す ものである。また、第3,第4実施形態である 納ケース30,50(図17,図19参照)は、ボビン保持 リップ10(20)を着脱可能に取り付けることに って、ボビン60を含むミシン付属品を整理し て収納できるものである。

 はじめに、第1実施形態であるボビン保持 クリップ10について、図1乃至図6を参照して 明する。 

 まず、ボビン保持クリップ10の構造につ て説明する。図1,図2に示すように、ボビン 持クリップ10は、弾性変形可能な合成樹脂で 正面視C字状に形成された本体部11を備えてい る。この本体部11の開口を上側に向けた状態 、本体部11の幅方向に直交する方向の開口 臨む両端には、右側方に向かって断面半円 に膨出する右側開口端部12と、左側方に向か って断面半円状に膨出する左側開口端部13と 各々設けられている。さらに本体部11の内 の半径の大きさは、ボビン60の鍔部62の半径 りもやや小さく調整されている。そして本 部11の内周面の幅方向中央部には、図7に示 ボビン60の中央胴部61の長さに相当する幅を 有する肉厚部15が設けられている。

 また、図1乃至図6に示すように、本体部11 の右側の外周面の上段には、本体部11の幅方 に延設されると共に、右側方に突出し、突 する先端がω字状に膨出する第1嵌合部16が けられている。さらにその第1嵌合部16の下 には、本体部11の幅方向に延設されると共に 、断面C字状に形成され、右斜め下方に開口 向けた第1被嵌合部17が設けられている。他 、本体部11の左側の外周面の上段にも、本体 部11の幅方向に延設されると共に、断面C字状 に形成され、左側方に開口を向けた第2被嵌 部18が設けられている。さらに、その第2被 合部18の下側には、本体部11の幅方向に延設 れると共に、左側方に突出し、突出する先 がω字状に膨出する第2嵌合部19が設けられ いる。

 第1嵌合部16及び第2嵌合部19は、他のボビ 保持クリップ10の第1被嵌合部17及び第2被嵌 部18の何れにも嵌合できるようになってい 。なお、図2に示すように、第1嵌合部16の中 位置(ω字状の部分円柱の中心位置)及び第2 嵌合部18の中心位置(断面C字状の部分円筒の 心位置)は、略同じ高さで、且つ本体部11の 心位置(略C字状の部分円筒の中心位置)を通 平面上又はその近傍に位置するように配置 れている。これにより、複数のボビン保持 リップ10を横一列に連接させることができ 。なお、複数のボビン保持クリップ10を連接 する方法については後述する。

 また、第1被嵌合部17、第2嵌合部19、及び 体部11の夫々の最も下方となる位置が略同 平面上になるように、第1被嵌合部17と第2嵌 部19とが夫々配置されている。これにより ビン保持クリップ10を、図2に示すような姿 のまま作業台のような平面に置いたでも転 ってしまうことがないので、平面に対して 定して置くことができる。

 次に、上記構造からなるボビン保持クリ プ10にボビン60を保持させる方法について、 図1,図7,図8を参照して説明する。 

 まず、図1に示すボビン保持クリップ10の 口に対して、ボビン60の中央胴部61(図7参照) が対向するように配置する。次いで、ボビン 60の鍔部62,62を、ボビン保持クリップ10の開口 に押し込む。すると、ボビン60の鍔部62,62が ボビン保持クリップ10の右側開口端部12及び 側開口端部13の各内面に当接するので、右 開口端部12及び左側開口端部13が外側に押し げられる。さらに鍔部62,62が押し込まれる 、それらの外縁がボビン保持クリップ10の本 体部11の内周面に当接する。そして、図7に示 すように、ボビン60がボビン保持クリップ10 内側に保持される。さらにこの状態では、 ビン保持クリップ10の本体部11は押し広げら ているので、本体部11の弾性復帰力によっ ボビン60は周囲から挟まれるので確実に保持 される。この状態では、ボビン60の鍔部62,62 、ボビン保持クリップ10の肉厚部15の縁に各 係止するので、ボビン60の抜けを防止する とができる。

 また、図8に示すように、糸70が巻回され ボビン60を、ボビン保持クリップ10に保持さ せた場合は、糸70の先端を、ボビン60の片方 鍔部62の外縁と、ボビン保持クリップ10の本 部11の内周面との間から引き出しておく。 れにより、糸70の先端が、鍔部62の外縁と本 部11の内周面との間に挟まれて保持される で、糸70が解けるのを防止することができる 。

 次に、3個のボビン保持クリップ10A,10B,10C 連接する方法について、図9乃至図11を参照 て説明する。図9,図10に示すように、例えば 、ボビン保持クリップ10Aを左側に、ボビン保 持クリップ10Bを中央に、ボビン保持クリップ 10Cを右側に、横一列に配置する。このとき、 ボビン保持クリップ10Aの第1嵌合部16と、ボビ ン保持クリップ10Bの第1嵌合部16及び第2被嵌 部18と、ボビン保持クリップ10Cの第2被嵌合 18とは全て同じ高さ位置になっている。

 そこで、ボビン保持クリップ10Aの第1嵌合 部16を、ボビン保持クリップ10Bの第2被嵌合部 18の内側に押し込んで嵌合させる。こうして ボビン保持クリップ10Aと、ボビン保持クリ プ10Bとを連接することができる。次いで、 ビン保持クリップ10Cの第2被嵌合部18の内側 、ボビン保持クリップ10Bの第1嵌合部16を押 込んで嵌合させる。こうして、ボビン保持 リップ10Aと、ボビン保持クリップ10Bと、ボ ン保持クリップ10Cとを横方向に連接するこ ができる。このとき、ボビン保持クリップ1 0A,10B,10Cの夫々の右側開口端部12と左側開口端 部13とが夫々接触する状態となる。このため 中央のボビン保持クリップ10Bに対して、左 のボビン保持クリップ10Aは、ボビン保持ク ップ10Aの第1嵌合部16を中心として反時計回 方向には回転可能だが、時計回り方向には 転不能である。また、右側のボビン保持ク ップ10Cは、ボビン保持クリップ10Cの第2被嵌 合部18を中心として時計回り方向には回転可 だが、反時計回り方向には回転不能である 従って、図10に示すような姿勢のまま作業 のような平面に置いたときに、ボビン保持 リップ10A,10B,10Cを、連接姿勢が保持された状 態で安定して置くことができる。

 また、上記したように、ボビン保持クリ プ10の本体部11の外周面には、第1嵌合部16、 第1被嵌合部17、第2被嵌合部18、第2嵌合部19が 設けられている。これにより一つのボビン保 持クリップ10に対して、右側、左側、右下側 左下側の4方向に並列させて、他のボビン保 持クリップ10を連接することができる。例え 、図11に示すように、ボビン保持クリップ10 Bとボビン保持クリップ10Cとを横方向に連接 、ボビン保持クリップ10Aのみを、ボビン保 クリップ10Bの左下側に連接させることもで る。この場合、ボビン保持クリップ10Bの第2 合部19に、ボビン保持クリップ10Aの第2被嵌 部17を嵌合させればよい。このように、第1 嵌合部17及び第2嵌合部19を利用することに って種々の連接形態をとることができる。 お、本実施例では、3個のボビン保持クリッ 10の連接形態について説明したが、2個、4個 、又はそれ以上のボビン保持クリップ10を種 の形態で連接可能であることは言うまでも い。

 以上説明したように、第1実施形態のボビ ン保持クリップ10は、弾性変形可能な合成樹 で正面視C字状に形成された本体部11を備え いる。そしてこの本体部11の外周面には、 1嵌合部16、第1被嵌合部17、第2被嵌合部18、 2嵌合部19が設けられている。これにより一 のボビン保持クリップ10に対して、右側、左 側、右下側、左下側の4方向に並べて、他の ビン保持クリップ10を連接することができる 。そして、例えば、引き出し等の中に複数の ボビン保持クリップ10を互いに連接させた状 で収納すれば、ボビン保持クリップ10が散 するのを防止できる。これによりボビン60を 整理して保管できる。また、ボビン保持クリ ップ10に保持されたボビン60に巻回された糸70 の色や、種類によって、複数のボビン保持ク リップ10をグループ分けし、それらグループ 中でボビン保持クリップ10同士を連接して よい。これにより作業台上に複数のボビン60 を整理して配置できるので、所望の糸70のボ ン60を容易に見付け出すことができる。

 次に、第2実施形態であるボビン保持クリ ップ20について、図12乃至図16を参照して説明 する。 

 なお、ボビン保持クリップ20は、第1実施 態であるボビン保持クリップ10の変形例で り、並列方向のみならず、縦列方向にも他 ボビン保持クリップ20を連接させることがで きる。そしてボビン保持クリップ20は、ボビ 保持クリップ10の構造に新たな構成要素を け加えたものである。そこで以下の説明で 、第1実施形態のボビン保持クリップ10と同 構造部分については同符号を付して説明を 略し、新たな構成部分とその機能を中心に 明する。

 図12,図13に示すように、ボビン保持クリ プ20は、図1に示す第1実施形態のボビン保持 リップ10の構造と機能を全て備えている。 して、本体部11の断面半円状に膨出する右側 開口端部12の後端部の中心には、該右側開口 部12の径よりも小径で、かつ後方に突出す 円柱状の突起部21が設けられている。さらに 右側開口端部12の前端部には、窪んだ正面視 形状の嵌合穴22が設けられている。この突 部21の中心軸線と嵌合穴22の中心軸線とは同 線上となるように設けられている。そして 突起部21は、他のボビン保持クリップ20の嵌 合穴22に嵌合するようになっている。

 他方、本体部11の断面半円状に膨出する 側開口端部13の前端部の中心にも、該左側開 口端部13の径よりも小径で、かつ前方に突出 る円柱状の突起部25が設けられている。さ に左側開口端部13の後端部には、窪んだ正面 視円形状の嵌合穴26が設けられている。この 起部25の中心軸線と嵌合穴26の中心軸線とは 同一線上となるように設けられている。そし て、突起部25は、他のボビン保持クリップ20 嵌合穴26に嵌合するようになっている。

 次に、3個のボビン保持クリップ20A,20B,20C 縦列方向に連接する方法について、図14,図1 5を参照して説明する。例えば、前方から後 に向かって順に、ボビン保持クリップ20A、 ビン保持クリップ20B、ボビン保持クリップ20 Cを配置する。このとき、ボビン保持クリッ 20Aの突起部21は、ボビン保持クリップ20Bの嵌 合穴22に対向する。さらにボビン保持クリッ 20Aの嵌合穴26は、ボビン保持クリップ20Bの 起部25に対向する。また、ボビン保持クリッ プ20Bの突起部21は、ボビン保持クリップ20Cの 合穴22に対向する。さらにボビン保持クリ プ20Bの嵌合穴26は、ボビン保持クリップ20Cの 突起部25に対向する。

 そこで、まず、ボビン保持クリップ20Aを ボビン保持クリップ20Bの前側に対して押し む。すると、ボビン保持クリップ20Aの突起 21が、ボビン保持クリップ20Bの嵌合穴22に嵌 合する。さらにボビン保持クリップ20Aの嵌合 穴26に、ボビン保持クリップ20Bの突起部25が 合する。こうしてボビン保持クリップ20Aと ビン保持クリップ20Bとを縦列方向に連接す ことができる。次いで、ボビン保持クリッ 20Cを、ボビン保持クリップ20Bの後ろ側に対 て押し込む。すると、ボビン保持クリップ20 Bの突起部21が、ボビン保持クリップ20Cの嵌合 穴22に嵌合する。さらにボビン保持クリップ2 0Bの嵌合穴26に、ボビン保持クリップ20Cの突 部25が嵌合する。こうして、ボビン保持クリ ップ20Aと、ボビン保持クリップ20Bと、ボビン 保持クリップ20Cとを縦列方向に連接すること ができる。

 また、ボビン保持クリップ20は、第1実施 態のボビン保持クリップ10の構造を全て備 ているので、縦列方向のみならず、並列方 にも連接させることができる。例えば、図16 に示すように、9個のボビン保持クリップ20A~2 0Iを、縦列及び並列の2方向に連接させること ができる。図16では、縦列方向に連接させた3 個のボビン保持クリップ20A~20C、ボビン保持 リップ20D~20F、ボビン保持クリップ20G~Iを、 列方向に互いに連接させた状態を示してい 。このように複数のボビン保持クリップ20を 縦列及び並列の2方向に連接可能であるので より多くの連接形態をとることができる。

 以上説明したように、第2実施形態のボビ ン保持クリップ20は、第1実施形態であるボビ ン保持クリップ10の変形例である。ボビン保 クリップ20の右側開口端部12の後端には突起 部21が設けられ、前端には他のボビン保持ク ップ20の突起部21が嵌合する嵌合穴22が設け れている。他方、左側開口端部13の前端に 突起部25が設けられ、後端には他のボビン保 持クリップ20の突起部25が嵌合する嵌合穴26が 設けられている。このような構造を備えるこ とによって、並列方向のみならず、縦列方向 にも他のボビン保持クリップ20連接させるこ ができる。

 次に、第3実施形態である収納ケース30に いて、図17,図18を参照して説明する。なお ミシン付属品とは、ミシンに使用されるボ ンや、各種押え、糸を裁断するハサミ、針 ドライバー等の各種部品をいうものとする そして、収納ケース30は、これらミシン付属 品を整理して収納するものである。

 図17,図18に示すように、収納ケース30は、 天面が開放された略直方体状の箱である。収 納ケース30は、平面視略矩形状の底壁31と、 底壁31の外周縁に立設された側壁32とからな 。さらに側壁32は、前壁32aと、右側壁32bと 左側壁32cと、背壁32dとからなる。前壁32aと 側壁32bとが連結する角部、前壁32aと左側壁32 cとが連結する角部、背壁32dと右側壁32bとが 結する角部、及び背壁32dと左側壁32cとが連 する角部は、夫々曲面に形成されている。

 そして、前壁32aの内面の左側には、前壁3 2aと左側壁32cとが連結する角部近傍に沿って 設され、背壁32dに向かって突出すると共に 先端が断面ω字状に膨出するリブ41が設けら れている。さらに前壁32aの内面の右側には、 前壁32aと右側壁32bとが連結する角部近傍に沿 って延設され、背壁32dに向かって突出すると 共に、先端が断面ω字状に膨出するリブ42が けられている。また、背壁32dの内面の左側 は、背壁32dと左側壁32cとが連結する角部近 に沿って延設され、前壁32aに向かって突出 ると共に、先端が断面ω字状に膨出するリブ 43が設けられている。さらに背壁32dの内面の 側には、背壁32dと右側壁32bとが連結する角 近傍に沿って延設され、前壁32aに向かって 出すると共に、先端が断面ω字状に膨出す リブ44が設けられている。そしてリブ41~44の 面形状は、図1に示すボビン保持クリップ10 第1嵌合部16及び第2嵌合部19と同じである。 ち、リブ41~44に対して、ボビン保持クリッ 10の第1被嵌合部17又は第2被嵌合部18を嵌合さ せることができる。なお、本実施形態では、 リブ41~44は、側壁32の4つの角部の近傍に沿っ 各々設けられているが、角部に沿って各々 けてもよいし、側壁32(前壁32a、右側壁32b、 側壁32c、背壁32d)の略中央部に設けてもよい 。

 例えば、図17,図18に示すように、リブ41~44 に対して、ボビン60を保持したボビン保持ク ップ10の第1被嵌合部17を嵌合させることに って、複数のボビン保持クリップ10を取り付 けることができる。そして、リブ41~44につい 、例えば、赤色の糸を保持するボビン保持 リップ10はリブ41に、黒色の糸を保持するボ ビン保持クリップ10はリブ42に、白色の糸を 持するボビン保持クリップ10はリブ43に、緑 の糸を保持するボビン保持クリップ10はリ 44に取り付ければ、複数のボビン60を整理保 することができる。さらに、ボビン保持ク ップ10は、収納ケース30の角部近傍に沿って 取り付けられるので、収納ケース30の中央に 間を形成することができる。この形成され 空間を他のミシン付属品を収納する収納ス ースとして利用することができるので、収 ケース30の内側の収納空間を有効に利用す ことができる。

 以上説明したように、第3実施形態の収納 ケース30では、側壁32の4つの角部近傍に沿っ 、リブ41~44が各々設けられている。これら ブ41~44の断面形状は、ボビン保持クリップ10 第1嵌合部16及び第2嵌合部19と同じである。 ち、リブ41~44に対して、ボビン保持クリッ 10の第1被嵌合部17又は第2被嵌合部18を嵌合さ せることができる。よって、ボビン保持クリ ップ10を収納ケース50の内側面に着脱可能に り付けることができる。そして、収納ケー 50に収納するボビン60の数に応じて、ボビン 持クリップ10の取り付ける数を自由に調整 きるので、収納ケース30の収納空間を適宜変 更できる。つまり、使い勝手の良い収納ケー ス30を提供することができる。さらに、ボビ 保持クリップ10は、収納ケース30の角部近傍 に沿って取り付けられるので、収納ケース30 中央に空間を形成することができる。この 成された空間を他のミシン付属品を収納す 収納スペースとして利用することができる で、収納ケース30の内側の収納空間を有効 利用することができる。

 次に、第4実施形態である収納ケース50に いて、図19,図20を参照して説明する。 

 図19に示す収納ケース50は、収納ケース30 同様に天面が開放された略直方体状のケー 本体51を備えている。そして、平面視矩形 の側壁52を構成する前壁、右側壁、左側壁、 背壁の各上端部には、正面視U字状の切り欠 穴54が各々設けられている。さらに収納ケー ス50の内側には、ミシン付属品を支持するた の平面視略矩形状の部品支持板90が嵌めら 、側壁52の内面の上段に設けられた段部(図 外)に係止されている。この部品支持板90は 定厚を有する合成樹脂製の板部材である。 してその上面には各種ミシン付属品の形状 対応する複数の支持穴や、切り欠きが各々 けられている。例えば、図19に示す部品支持 板90には、ハサミ80、ジグザグ押え81、模様縫 い押え82、たちめかがり押え83、ボタン付け え84、ボタン穴かがり押え85、刺しゅう押え8 6、まつり縫い押え87、片押え88が各々支持さ ている。

 そして、このような収納ケース50には、 20に示す蓋53が付設されている。蓋53は、平 視略矩形状の天壁55と、該天壁55の周縁に沿 て立設された側壁56とからなる。さらに側 56の内縁に沿って壁状に突出する係合縁56aが 設けられている。この係合縁56aが、収納ケー ス50の側壁52の内面に沿って差し込まれ、蓋53 の側壁56の端部が、収納ケース50の側壁52の上 端部に係合することによって、収納ケース50 上部に蓋53が覆設される。そしてこのよう 蓋53の裏面には、前後方向に互いに平行に延 設された一対のリブ75,76が各々設けられてい 。これらリブ75,76の各先端は断面ω字状に膨 出しており、図2に示すボビン保持クリップ10 の第1嵌合部16及び第2嵌合部19の断面形状と同 じである。即ち、リブ75,76に対して、ボビン 持クリップ10の第1被嵌合部17又は第2被嵌合 18(図2参照)を嵌合させることができる。

 例えば、図20に示すように、リブ75,76に対 して、ボビン60を保持した4つのボビン保持ク リップ10の第1被嵌合部17をそれぞれ嵌合させ ことによって、蓋53の裏面に4つのボビン保 クリップ10を取り付けることができる。そ てボビン保持クリップ10が取り付けられた蓋 53を、収納ケース50の上部に覆設した場合、 53の裏面は、収納ケース50の上部より所定の 間が保持された状態で支持される。つまり 蓋53の裏面に取り付けられたボビン保持ク ップ10が、部品支持板90に支持されたミシン 属品と干渉しないようになっている。これ より収納ケース50の内側の収納スペースを 効に利用することができる。

 以上説明したように、第4実施形態の収納 ケース50では、収納ケース50の開放された上 を覆うための蓋53が付設されている。この蓋 53の裏面には、前後方向に互いに平行に延設 れた一対のリブ75,76が各々設けられている これらリブ75,76の各先端は断面ω字状に膨出 ており、ボビン保持クリップ10の第1嵌合部1 6及び第2嵌合部19の断面形状と同じである。 ち、リブ75,76に対して、ボビン保持クリップ 10の第1被嵌合部17又は第2被嵌合部18を嵌合さ ることができる。そして、蓋53の裏面は、 納ケース50の上部より所定の空間が保持され た状態で支持される。つまり、蓋53の裏面に り付けられたボビン保持クリップ10が、部 支持板90に支持されたミシン付属品と干渉し ないようになっている。これにより収納ケー ス50の内側の収納スペースを有効に利用する とができる。

 なお、本開示は上記実施形態に限定され ことなく、種々の変更が可能である。例え 、第1実施形態、第2実施形態では、ボビン 持クリップ10,20には、2つの嵌合部(第1嵌合部 16、第1被嵌合部17)と、2つの(第2被嵌合部18、 2嵌合部19)が設けられているが、少なくとも 一組の嵌合部及び被嵌合部を設ければよい。 またこれ以上の数の嵌合部及び被嵌合部を設 けてもよい。

 また、ボビン保持クリップ10,20の第1嵌合 16の中心位置(ω字状の部分円柱の中心位置) び第2被嵌合部18の中心位置(断面C字状の部 円筒の中心位置)は、略同じ高さで、且つ本 部11の中心位置(略C字状の部分円筒の中心位 置)を通る平面上又はその近傍に位置するよ に配置されていたが、図7に示すように、ボ ン60を保持した状態のとき、第1嵌合部16の 心位置及び第2被嵌合部18の中心位置は、ボ ン60の中心位置を通る平面上又はその近傍に 位置するように配置されていてもよい。

 また、第3,第4実施形態の収納ケース30,50 は、第1実施形態のボビン保持クリップ10を り付けた場合について説明したが、ボビン 持クリップ20を取り付けることもできる。

 また、第3,第4実施形態の収納ケース30,50 設けられたリブ41~44,75,76の断面形状は、ボビ ン保持クリップ10の第1嵌合部16及び第2嵌合部 19の断面形状と同じ形状であるω字状ではな 、第1被嵌合部17及び第2被嵌合部18の断面形 と同じ形状であるC字状であってもよい。こ 場合には、リブ41~44,75,76に対して第1嵌合部1 6又は第2嵌合部19を嵌合させることができる

 また、第3,第4実施形態の収納ケース30,50 設けられたリブの本数は、4本,2本に限定さ るものではなく、収納ケース30,50の大きさに 応じて適宜変更してもよい。

 本開示に係るボビン保持部材は、ミシン 使用されるボビンを整理保管する場合に利 可能である。