Login| Sign Up| Help| Contact|

Patent Searching and Data


Title:
CABLE WINDER
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2020/175017
Kind Code:
A1
Abstract:
In conventional cable pulling methods, since a power cable is wound up by rotating a winding drum with a drive motor, there are cases where, when a large pull-out force is required to pull out the power cable in a conduit, it is not possible to pull out the power cable in the conduit with the driving force of the drive motor. According to the present invention, by rotating a rubber tire having an outer periphery formed from elastic rubber in close contact with the outer surface of a cable drum (5), the rotational force of the rubber tire can be directly transmitted to the cable drum (5) and the cable drum (5) can be reliably rotated.

Inventors:
IENAGA YOSHITSUGU (JP)
Application Number:
PCT/JP2020/003838
Publication Date:
September 03, 2020
Filing Date:
February 01, 2020
Export Citation:
Click for automatic bibliography generation   Help
Assignee:
INTE CORP (JP)
International Classes:
B65H75/38; H02G1/06; H02G9/06
Foreign References:
JP2006188330A2006-07-20
JPH0550916U1993-07-02
JP2005225429A2005-08-25
JPH11127513A1999-05-11
JP2005086838A2005-03-31
JP2010263717A2010-11-18
Attorney, Agent or Firm:
MAEDA Kenichi (JP)
Download PDF:
Claims:
\¥02020/175017 21 卩(:17 2020/003838

請求の範囲

[請求項 1 ] 地中電線管路内に敷設された電カケーブルを巻取る車輛に装着され たケーブル巻取装置であって、

荷台上に設けられ、 回転可能な旋回テーブルと、 該旋回テーブル上に 2本平行に設けられ、 該旋回テープノレとの略結 合点を回転中心として鉛直方向に回転可能なアームと、 該アームに取り付けられ、 2本の該アームの間に配されたケーブル ドラムを係止するドラム支持部材と、

該ドラム支持部材に係止されたケーブルドラムを回転させるドラム 回転装置と、 を有し、

該ドラム回転装置は、

円形形状の外周が弾性ゴムを材質とし、 該外周を該ドラム支持部 材に係止されたケーブルドラムの外面と密着させて回転することによ りケーブルドラムを回転させるゴムタイヤと、

少なくとも 2個の前記ゴムタイヤと結合し、 長手方向中心軸を回 転軸として回転するゴムタイヤ固定シャフトと、

該ゴムタイヤ固定シャフトを回転させるゴムタイヤ回転駆動手段 と、 を有することを特徴とするケーブル巻取装置。

[請求項 2] 前記ゴムタイヤ回転駆動手段は、 前記ゴムタイヤ固定シャフトを正 回転と逆回転の 2方向に回転させることができる請求項 1記載のケー ブル巻取装置。

[請求項 3] 前記ゴムタイヤは、 前記ゴムタイヤ固定シャフトの長手方向側に移 動可能に固定されていることを特徴とする請求項 2記載のケーブル巻 取装置。

[請求項 4] ケーブルドラムの側面からケーブルドラムに回転駆動力を与えるド ラム回転駆動手段と、 をさらに有することを特徴とする請求項 3記載 のケーブル巻取装置。

Description:
\¥02020/175017 1 卩(:17 2020/003838

明 細 書

発明の名称 : ケーブル巻取装置

技術分野

[0001 ] 本発明は、 地中電線管路内に敷設された電カケーブルを 巻取るケーブル巻 取装置に関する。

背景技術

[0002] 従来より、 地中電線管路内に敷設された電カケーブルを 卷取るケーブル卷 取装置が知られている。

[0003] この種のケーブル巻取装置として、 複数のマンホール区間の管路にそれぞ れ布設され各マンホール部において接続され ている電カケーブルを引き抜く ケーブルの引き抜き方法というものがあった (図 1 7参照) 。 このケーブル の引き抜き方法は、 電カケーブルの引き抜き側となるマンホール 1 3 1付近 に引抜車 1 1 1および巻取り ドラム 1 1 2が配置され、 引き抜き側と反対側 のマンホール 1 3 3付近にウインチ車 1 1 3が配置されている。 そして、 マ ンホール 1 3 2内で引き抜こうとする電カケーブル 1 2 1 とその電カケープ ル 1 2 1 と対向する電カケーブル 1 2 2の端部が接続され、 また、 引き抜き 側の一端側のマンホール 1 3 1内で電カケーブル 1 2 1 と牽引ワイヤー 1 0 6が連結され、 引き抜き側と反対側のマンホール 1 3 3内で電カケーブル 1 2 2とワイヤー 1 0 9が連結される。 そして、 巻取り ドラム 1 1 2を回転さ せることにより牽引ワイヤー 1 0 6、 電カケーブル 1 2 1および電カケーブ ル 1 2 2が巻き取られ、 管路 1 4 1、 1 4 2内に布設された電カケーブル 1 2 1および電カケーブル 1 2 2が引き抜かれるというものであった (例えば 、 特許文献 1) 。

先行技術文献

特許文献

[0004] 特許文献 1 :特開 2 0 0 5 _ 8 6 8 3 8号公報

発明の概要 \¥02020/175017 2 卩(:171?2020/003838

発明が解決しようとする課題

[0005] しかしながら、 従来のケーブル巻取装置 (ケーブルの引き抜き方法) では 、 巻取り ドラム 1 1 2を駆動モータにより回転させることにより 牽引ワイ ヤー 1 0 6、 電カケーブル 1 2 1および電カケーブル 1 2 2が巻き取られて いたので、 管路 1 4 1、 1 4 2内の電カケーブル 1 2 1、 1 2 2の引き抜き に大きな引抜力を要するときには、 駆動モータの駆動力では管路 1 4 1、 1 4 2内の電カケーブル 1 2 1、 1 2 2の引き抜くことができず、 これにより 、 電カケーブルの引抜作業に支障を生じていた という問題があった。

[0006] 本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので 、 地中電線管路内のケーブル の引き抜きに大きな引抜力を要する場合でも 、 ケーブルドラムを円滑に回転 させることができ、 電カケーブルの引抜作業をスムーズに行うこ とができる ケーブル巻取装置を提供することを目的とす る。

課題を解決するための手段

[0007] 上記課題を解決し上記目的を達成するために 、 本発明のうち第 1の態様に 係るものは、 地中電線管路内に敷設された電カケーブルを 巻取る車輛に装着 されたケーブル巻取装置であって、 荷台上に設けられ、 回転可能な旋回テー ブルと、 旋回テーブル上に 2本平行に設けられ、 旋回テーブルとの略結合点 を回転中心として鉛直方向に回転可能なアー ムと、 アームに取り付けられ、

2本のアームの間に配されたケーブルドラ を係止するドラム支持部材と、 ドラム支持部材に係止されたケーブルドラム を回転させるドラム回転装置と 、 を有し、 ドラム回転装置は、 円形形状の外周が弾性ゴムを材質とし、 外周 をドラム支持部材に係止されたケーブルドラ ムの外面と密着させて回転する ことによりケーブルドラムを回転させるゴム タイヤと、 少なくとも 2個のゴ ムタイヤと結合し、 長手方向中心軸を回転軸として回転するゴム タイヤ固定 シャフトと、 ゴムタイヤ固定シャフトを回転させるゴムタ イヤ回転駆動手段 と、 を有することを特徴とするものである。

[0008] 本発明によれば、 外周が弾性ゴムからなるゴムタイヤをケーブ ルドラムの 外面と密着させて回転させることにより、 ゴムタイヤの回転力をケーブルド \¥02020/175017 3 卩(:171?2020/003838

ラムに直接伝達させることができ、 ケーブルドラムを確実に回転させること ができる。

[0009] 本発明のうち第 2の態様に係るものは、 第 1の態様に係るケーブル卷取装 置であって、 ゴムタイヤ回転駆動手段は、 ゴムタイヤ固定シャフトを正回転 と逆回転の 2方向に回転させることができるものである

[0010] 本発明によれば、 ゴムタイヤ回転駆動手段がゴムタイヤ固定シ ャフトを正 回転と逆回転の 2方向に回転させることができるので、 電カケーブルの引き 抜き時には、 ゴムタイヤを正回転させて電カケーブルをケ ーブルドラムに卷 取ることができ、 また、 ケーブルドラムに卷取られた電カケーブルを 送り出 すときには、 ゴムタイヤを逆回転させて電カケーブルをケ ーブルドラムから 引き出すことができる。

[001 1 ] 本発明のうち第 3の態様に係るものは、 第 2の態様に係るケーブル卷取装 置であって、 ゴムタイヤは、 ゴムタイヤ固定シャフトの長手方向側に移動 可 能に固定されていることを特徴とするもので ある。

[0012] 本発明によれば、 ゴムタイヤがゴムタイヤ固定シャフトの長手 方向側に移 動可能に固定されているので、 2本のアームの間に取り付けられたケーブル ドラムの横幅が異なる場合でもゴムタイヤを ケーブルドラムの外面と密着さ せることができ、 ケーブルドラムを確実に回転させることがで きる。

[0013] 本発明のうち第 4の態様に係るものは、 第 3の態様に係るケーブル卷取装 置であって、 ケーブルドラムの側面からケーブルドラムに 回転駆動力を与え るドラム回転駆動手段と、 をさらに有することを特徴とするものである 。

[0014] 本発明によれば、 ゴムタイヤをケーブルドラムの外面と密着さ せてケーブ ルドラムを回転させるとともに、 ケーブルドラムの側面からケーブルドラム に回転駆動力を与えてケーブルドラムを回転 させることにより、 電カケーブ ルの引張力が増強されるので、 地中電線管路内の電カケーブルの引き抜きに 大きな引抜力を要する場合でも電カケーブル を確実に引き抜くことができる

発明の効果 \¥02020/175017 4 卩(:171?2020/003838

[0015] 本発明のケーブル巻取装置によれば、 地中電線管路内のケーブルの引き抜 きに大きな引抜力を要する場合でも、 ケーブルドラムを円滑に回転させるこ とができ、 電カケーブルの引抜作業をスムーズに行うこ とができる。

図面の簡単な説明

[0016] [図 1]本発明の一実施形態におけるケーブル巻 装置の使用状態を示す図であ る。

[図 2]同ケーブル巻取装置の斜視図である。

[図 3]同ケーブル巻取装置の側面図である。

[図 4]同ケーブル卷取装置の上面図である。

[図 5]同ケーブル巻取装置の後面図である。

[図 6]同ケーブル巻取装置の旋回テーブルの回 構造を示すである。

[図 7] ( 3 ) 同ケーブル巻取装置のドラム支持部材の側面 図である。 (匕) ドラムシャフトがドラムシャフト受けに係止 される直前を示す図である。

(〇) ドラムシャフトがシャフト固定ボルトより締 め付けられる直前を示す 図である。

[図 8] (3) 同ケーブル巻取装置の縁切装置を示す図であ る。 (匕) 同ケー ブル巻取装置の縁切装置を用いた作業図であ る。 (〇) 同ケーブル卷取装 置の縁切装置の縁切装置裏側中段口ーラを示 す前方斜視図である。

[図 9]同ケーブル巻取装置のレバー操作部を示 図である。 (匕) 同ケーブ ル卷取装置のリモコン操作部を示す図である 。

[図 10] (3) 同ケーブル巻取装置のブースター装置の表面 図である。 (匕 ) 同ケーブル巻取装置のブースター装置の表面 斜視図である。 (〇) ケー ブルドラムとブースター装置の分解斜視図で ある。 (¢0 ブースター装置 がケーブルドラムに取り付けられた表面図で ある。 (㊀) ブースター装置 がケーブルドラムに取り付けられた裏面図で ある。

[図 1 1]本発明の一実施形態におけるケーブル巻 装置を用いた電カケーブル 引上方法のフローチャートである。

[図 12] (3) 同ケーブル巻取装置上のアームの先端が下部 に降ろされた状態 \¥02020/175017 5 卩(:171?2020/003838

を示す図である。 (匕) 同ケーブル巻取装置のアームの先端が上部に 上げ られた状態を示す図である。 (〇) 同ケーブル巻取装置のアームを 1 8 0 度回転させた状態を示す図である。

[図 13] (a) ケーブルドラムのドラムシャフト孔にドラム シャフトが揷入さ れる状態を示す図である。 (匕) 本発明の一実施形態におけるケーブル巻 取装置のドラムシャフトがドラムシャフト受 けに係止される直前を示す図で ある。 (〇) 同ケーブル巻取装置のドラムシャフトがドラ ムシャフト受け に係止された状態を示す図である。

[図 14] ( 3 ) 同ケーブル巻取装置の後方部のケーブルドラ ムが持ち上げられ た状態を示す図である。 (匕) 同ケーブル巻取装置にケーブルドラムが積 載された状態を示す図である。

[図 15] (a) 同ケーブル巻取装置により電カケーブルがケ ーブルドラムに巻 き取られる当初を示す図である。 (匕) 同ケーブル卷取装置により電カケ —ブルがケーブルドラムに巻き取られる途中 を示す図である。

[図 16]同ケーブル卷取装置のブースター装置を いてケーブルドラム 5を回 転させている状態を示す図である。

[図 17]従来の電カケーブルの引抜方法を示す図 ある。

発明を実施するための形態

[0017] 以下、 本発明の一実施形態におけるケーブル巻取装 置について説明する。

ここで、 図 1は本発明の一実施形態におけるケーブル巻 装置の使用状態を 示す図であり、 図 2は同ケーブル卷取装置の斜視図であり、 図 3は同ケーブ ル卷取装置の側面図であり、 図 4は同ケーブル卷取装置の上面図であり、 図 5は同ケーブル巻取装置の後面図である。

[0018] ケーブル巻取装置 1は、 車輛に搭載され、 地中電線管路 2内に敷設された 電カケーブル (電線) 3を巻取るものである (図 1参照) 。 具体的には、 地 中に埋設された地中電線管路 2に敷設された電カケーブル 3をマンホール 4 (人孔) から引き抜いて、 その電カケーブル 3をケーブル巻取装置 1 に設置 されたケーブルドラム 5で巻き取るためのものである。 \¥02020/175017 6 卩(:171?2020/003838

[0019] 図 2に示すように、 ケーブル巻取装置 1は、 旋回テーブル 6と、 アーム 7 と、 ドラム支持部材 8と、 ゴムタイヤ 9と、 ゴムタイヤ固定シャフト 1 0と 、 油圧モータ 1 1 (ゴムタイヤ回転駆動手段) と、 アウトリガー 1 2、 アー ムシリンダー 1 3 3と、 縁切装置 1 4と、 レバー操作部 1 5、 リモコン操作 部 1 6を有している。 なお、 本実施形態では、 アウトリガー 1 2を設けたが 、 これに限らず、 アウトリガー 1 2が設けられていないケーブル巻取装置 1 であつてもよい。

[0020] 旋回テーブル 6は、 ケーブル巻取装置 1の荷台 1 3上に設けられ、 略水平 周りに回転させることができる。 具体的には、 旋回テーブル 6は、 ケーブル 卷取装置 1の荷台 1 3の後方に設けられ、 旋回テーブル油圧モータ 6 3のモ —夕回転軸が回転駆動することによりモータ 回転歯車 6匕が回転され、 そし て、 そのモータ回転歯車 6 が、 旋回テーブル歯車 6〇を介し、 旋回テーブ ル 6を略水平周りに 3 6 0度回転させることができる (図 6参照) 。 また、 旋回テーブル 6の上部には、 略三角形状をした固定フレーム 1 7が固着され ている。 ここで、 図 6は、 本発明の一実施形態におけるケーブル巻取装 置の 旋回テーブルの回転構造を示すである。

[0021 ] アーム 7は、 旋回テーブル 6上に 2本平行に設けられ、 旋回テーブル 6と の結合点 <3を回転中心として鉛直方向に回転させる とができる。 具体的に は、 アーム 7は、 旋回テーブル 6上に荷台 1 8の横幅と略同一の間隔をあけ て 2本平行に設けられ、 旋回テーブル 6の左右先端と結合している。 そして 、 アーム 7は、 アームシリンダー 1 3 3内から突出させて設けられているア —ムピストン 1 3匕を移動させることにより旋回テーブル 6との結合点〇を 回転中心として鉛直方向に回動させることが できる。 なお、 本実施形態では 、 アーム 7を旋回テーブル 6との結合点〇を回転中心に回転させるよう し たが、 これに限らず、 アーム 7を旋回テーブル 6との結合点〇の近傍 (略結 合点) を回転中心に回転させるようにしてもよい。 また、 本実施形態では、 アーム 7を旋回テーブル 6上に 2本平行に設けたが、 これに限らず、 アーム 7を旋回テーブル 6上に 2本以上平行に設けるようにしてもよい。 \¥02020/175017 7 卩(:171?2020/003838

[0022] ドラム支持部材 8は、 アーム 7 (外側側面) に取り付けられ、 2本のアー ム 7の間に配されたケーブルドラム 5を係止するものである。 具体的には、 ドラム支持部材 8は、 略四角形状で、 アーム固定ピン 1 8によりアーム 7と 着脱可能に取り付けられている (図 7参照) 。 そして、 ドラム支持部材 8は 、 側面にドラムシャフト 1 9を係止するドラムシャフト受け 2 0が上下に 2 個形成され、 略四角形状の内部にはアーム 7との固定位置を設定できるドラ ム支持部材固定位置調整孔 2 1が形成されている。 そして、 ドラムシャフト 1 9をドラムシャフト受け 2 0に係止させた後に、 ドラムシャフト受け 2 0 に形成されたドラムシャフト受け固定ボルト 揷入孔 3 1 3を介し、 ドラムシ ャフト 1 9のドラムシャフト固定ボルト揷入孔 1 9 3にシャフト固定ボルト 2 2が揷入され、 シャフト固定ボルト 2 2により ドラムシャフト 1 9を締め 付けることにより、 ドラムシャフト 1 9がドラム支持部材 8に強固に取り付 けることができる。 ここで、 図 7 (a) は本発明の一実施形態におけるケー ブル卷取装置のドラム支持部材の側面図であ り、 図 7 (b) はドラムシャフ 卜がドラムシャフト受けに係止される直前を 示す図であり、 図 7 (〇) はド ラムシャフトがシャフト固定ボルトより締め 付けられる直前を示す図である

[0023] ゴムタイヤ 9は、 円形形状で、 外周がブタジエンゴムを材質とし、 その外 周をドラム支持部材 8に係止されたケーブルドラム 5の外面と密着させて回 転することによりケーブルドラム 5を回転させることができる。 ここで、 本 実施形態では、 ゴムタイヤ 9として自動車に使用されるタイヤを用いて る 。 なお、 本実施形態では、 外周の材質をブタジエンゴムとしたが、 これに限 らず、 イソプレンゴムやプチルゴムなどの弾性ゴム を材質としてもよい。 ま た、 本実施形態では、 外周内部が中空の自動車タイヤを用いたが、 これに限 らず、 外周内部が中空でないタイヤを用いてもよい 。 このゴムタイヤ 9は 2 個設けられ、 その 2個のゴムタイヤ 9は、 中心軸でゴムタイヤ固定シャフト 1 〇と移動可能に結合して固定されている。 なお、 本実施形態では、 ゴムタ イヤ 9をゴムタイヤ固定シャフト 1 0の長手方向側に移動可能であると説明 \¥02020/175017 8 卩(:171?2020/003838

したが、 これに限らず、 ゴムタイヤ 9をゴムタイヤ固定シャフト 1 0の定位 置に固定され、 ゴムタイヤ固定シャフト 1 0の長手方向側に移動可能としな くてもよい。 また、 本実施形態では、 2個のゴムタイヤ 9を設けたが、 2個 以外の 3個や 4個などの複数個のゴムタイヤ 9を設けるようにしてもよい。 このゴムタイヤ固定シャフト 1 0は、 油圧モータ 1 1 (図 4参照) の回転駆 動力により長手方向中心軸を回転軸として回 転させることができる。 そして 、 このゴムタイヤ固定シャフト 1 0が回転することによりゴムタイヤ 9が回 転し、 そのゴムタイヤ 9の回転力により、 ゴムタイヤ 9の外面と密着するケ —ブルドラム 5を回転させることができる。 なお、 油圧モータ 1 1は、 ゴム タイヤ固定シャフト 1 〇を正回転 (時計回転) および逆回転 (反時計回転) の 2方向に回転させることができる。 ここで、 ゴムタイヤ 9とゴムタイヤ固 定シャフト 1 0と油圧モータ 1 1 により ドラム支持部材 8に係止されたケー ブルドラム 5を回転させるドラム回転装置が構成される 、 これに限らず、 ドラム回転装置はドラム支持部材 8に係止されたケーブルドラム 5を回転さ せるものであれば他の構成からなるものであ ってもよい。

[0024] アウトリガー 1 2は、 アウトリガーシリンダー 1 2 3が下部に伸びること によりケーブル卷取装置 1の後方を支持するものである。 これにより、 ケー ブル巻取装置 1の荷台 1 3上に載せたケーブルドラム 5を回転させても、 ケ -ブル巻取装置 1が前後に動かず安定した状態にすることが きる。

[0025] 縁切装置 1 4は、 地中電線管路 2内に敷設された電カケーブル 3を引き上 げるために用いられる (図 8参照) 。 すなわち、 地中電線管路 2内に敷設さ れた電カケーブル 3を引き上げる当初は、 地中電線管路 2内の電カケーブル 3が長く摩擦力も作用し大きな引張力が必要 なるので、 縁切装置 1 4を用 いて電カケーブル 3が引き上げられる。 この縁切装置 1 4は、 縁切りシリン ダー 1 4 8内の縁切りビストン 1 4 が上下方向に移動することにより、 上 下方向に伸縮することができる。 縁切装置 1 4を用いて地中電線管路 2内か ら電カケーブル 3を引き上げるためには、 まず最初に、 ワイヤー 2 4 3の先 端がケーブルドラム 5に係止され、 また、 ワイヤー 2 4匕の先端が縁切装置 \¥02020/175017 9 卩(:171?2020/003838

1 4に係止されるとともに、 ワイヤー 2 4 の他端が地中電線管路 2内の電 カケーブル 3の先端に取り付けられる。 具体的には、 ワイヤー 2 4 8の先端 がケーブルドラム 5 (電カケーブル 3の卷付部の端部) のワイヤー係止部 ( 図示略) に係止され、 また、 ワイヤー 2 4匕の先端がガイ ドローラ 2 5 3、

2 5 、 2 5〇, および縁切装置 1 4上端の縁切装置上端左側口ーラ 2 5 (図 8 ( 3 ) 参照) 、 縁切装置 1 4裏側の縁切装置裏側中段口ーラ 2 5 6 ( 図 8 (〇) 参照) 、 縁切装置 1 4上端の縁切装置上端右側口ーラ 2 5チ (図 8 (3) 参照) 、 縁切装置

、 して、 縁切装置 1 4の近傍の荷台 1 3上の荷台ワイヤー係止 部 1 6 6で係止されるとともに、 ワイヤー 2 4匕の他端が地中電線管路 2内 の電カケーブル 3の先端に取り付けられる。 ここで、 この縁切装置 1 4の側 面下部の 2つのワイヤー係止部 1 4〇リ、 1 4〇 には、 ワイヤー 2 4匕が ワイヤー係止部 1 4〇リの後方面 ® 2つのワイヤー係止部 1 4〇リ、 1 4〇 ¢1の間 ®ワイヤー係止部 1 4〇 ¢1の前方面 ®ワイヤー係止部 1 4〇 ¢1の下方 面 ® 2つのワイヤー係止部 1 4〇リ、 1 4〇〇1の間 ®ワイヤー係止部 1 4〇 リの前方面 ®ワイヤー係止部 1 4〇リの上方面 ® 2つのワイヤー係止部 1 4 〇リ、 1 4〇 ¢1の間 ®ワイヤー係止部 1 4〇リの後方面のように、 2つのワ イヤー係止部 1 4〇リ、 1 4〇 に 8字形状で係止されている。 そして、 そ の電カケーブル 3が取り付けられたワイヤー 2 4 13の先端部を荷台ワイヤー 係止部 1 6 6に係止させた状態で、 縁切りシリンダー 1 4 3内の縁切りビス トン 1 4匕を上方に移動させることにより、 ワイヤー 2 4匕後端に取り付け られた電カケーブル 3が地中電線管路 2から引っ張り出される。 この縁切り ピストン 1 4 は、 油圧で作動し、 8 の引張力で電カケーブル 3を地中電 線管路 2外に引っ張ることができることから、 ジャッキなどを用いて地中電 線管路 2内に敷設された電カケーブル 3を引き上げるのに比較して、 強い引 張力で電カケーブル 3を引き上げることができ、 また、 省スペースに配置さ せることができるとともに、 静かに電カケーブル 3を引き上げることができ る。 そして、 縁切装置 1 4の縁切りシリンダー 1 4 3内の縁切りピストン 1 \¥02020/175017 10 卩(:171?2020/003838

4匕が上方に移動することにより、 電カケーブル 3が 6 . 〇 (3 . 〇 2 (2本の縁切りピストン 1 4匕分) ) 引っ張り出されると、 縁切装置 1 4 の縁切りシリンダー 1 4 3内の縁切りピストン 1 4匕を下方に移動させ、 地 中電線管路 2内の電カケーブル 3の先端に取り付けられているワイヤー 2 4 匕が電カケーブル 3から外され、 その外された位置から 6 . 0 後方の電力 ケーブル 3にワイヤー 2 4匕が取り付けられる。 そして、 縁切りピストン 1 4匕が再度上方に移動させることにより、 ワイヤー 2 4匕後端に取り付けら れた電カケーブル 3が地中電線管路 2内から引っ張り出される。 この作業が ワイヤー 2 4匕の長さ 6 . 〇 毎に行われ、 ワイヤー 2 4匕後端に取り付け られた電カケーブル 3がマンホール 4 (人孔) の外に出てくる長さまで、 こ の作業が繰り返し実施される。 そして、 ワイヤー 2 4匕後端に取り付けられ た電カケーブル 3がマンホール 4 (人孔) から出たところで、 ワイヤー 2 4 匕後端に代えて、 ワイヤー 2 4 3 の後端に電カケーブル 3が取り付けられる 。 そして、 ゴムタイヤ 9によりケーブルドラム 5が回転されることにより、 ワイヤー 2 4 3がケーブルドラム 5に巻かれ、 ワイヤー 2 4 3に取り付けら れた電カケーブル 3をケーブルドラム 5に巻くことができる。 このように、 地中電線管路 2内に敷設された電カケーブル 3を引き上げる当初は、 縁切装 置 1 4を用いて地中電線管路 2内に敷設された電カケーブル 3を十分な引張 力で引き上げられるので、 電カケーブル 3を円滑に引っ張り上げることがで きる。 ここで、 図 8 (a) は本発明の一実施形態におけるケーブル巻取 装置 の縁切装置を示す図であり、 図 8 (b) は同ケーブル卷取装置の縁切装置を 用いた作業図であり、 図 8 (〇) は同ケーブル巻取装置の縁切装置の縁切装 置裏側中段口ーラを示す前方斜視図である。

[0026] レバー操作部 1 5は、 ケーブル巻取装置 1の右後方面に設けられ、 縁切装 置操作レバー 1 5 8、 アーム操作レバー 1 5 13、 ドラム操作レバー 1 5〇、 旋回テーブル操作レバー 1 5 を有し、 縁切装置操作レバー 1 5 8により縁 切装置 1 4の縁切りピストン 1 4匕の上下移動操作を行うことができ、 アー ム操作レバー 1 5匕によりアーム 7のアームピストン 1 3匕の上下移動操作 \¥02020/175017 11 卩(:171?2020/003838

を行うことができ、 ドラム操作レバー 1 5〇によりケーブルドラム 5のゴム タイヤ 9の正転逆転回転操作を行うことができ、 旋回テーブル操作レバー 1 5 により旋回テーブル 6の右回り左回り回転操作を行うことができ (図 9 (3) 参照) 。 また、 リモコン操作部 1 6は、 取り外し可能な操作リモコ ンであり、 ケーブル卷取装置 1の右後方側面のリモコンボックス内に設け れ、 縁切装置操作スイッチ 1 6 3 , アーム操作スイッチ 1 6 13、 ドラム操作 スイッチ 1 6〇, 旋回テーブル操作スイッチ 1 6 を有し、 それぞれのスイ ッチを用いて、 レバー操作部 1 5と同様の操作を行うことができる (図 9 ( 匕) 参照) 。 ここで、 図 9 (3) は本発明の一実施形態におけるケーブル巻 取装置のレバー操作部を示す図であり、 図 9 (b) は同ケーブル卷取装置の リモコン操作部を示す図である。 また、 アウトリガー操作部 2 3は、 ケープ ル卷取装置 1の左後方面に設けられ、 操作レバーによりアウトリガー 1 2の 上下移動操作を行うことができる (図示略 (詳細図) ) 。

[0027] 次に、 ケーブル巻取装置 1のブースター装置 2 6について説明する。 ここ で、 図 1 〇 (3) は本発明の一実施形態におけるケーブル卷取 装置のブース 夕一装置の表面図であり、 図 1 0 (1〇) は同ケーブル卷取装置のブースター 装置の表面斜視図であり、 図 1 0 (〇) はケーブルドラムとブースター装置 の分解斜視図であり、 図 1 〇 (¢0 はブースター装置がケーブルドラムに取 り付けられた表面図であり、 図 1 〇 (㊀) はブースター装置がケーブルドラ ムに取り付けられた裏面図である。 ブースター装置 2 6は、 電カケーブル 3 の引張力を増強するために使用するものであ る。 すなわち、 地中電線管路 2 内の電カケーブル 3の長さは約 3 0 0 程度あり、 また地中電線管路 2内の 電カケーブル 3を引き上げる際は地中電線管路 2と電カケーブル 3との摩擦 力も発生することから、 電カケーブル 3を引き上げるためにかなり大きな引 張力を必要とする場合もある。 その際に、 ブースター装置 2 6を用いて、 電 カケーブル 3が引き上げられる。

[0028] ブースター装置 2 6 (ドラム回転駆動手段) は、 油圧モータ 2 6 3 と、 モ _夕遊星歯車 2 6 と、 ブースター内歯車 2 6〇を有し、 ケーブルドラム 5 \¥02020/175017 12 卩(:171?2020/003838

の側面からケーブルドラム 5に回転駆動力を与えるものである。 このブース 夕一装置 2 6は、 ドラム支持部材 8をアーム固定ピン 1 8とともにアーム 7 から取り外した後に、 ブースター装置 2 6のドラムシャフト載置部 2 9の上 部の空間にドラムシャフト 1 9が揷入され、 そして、 ブースター装置 2 6の ブースター装置固定孔 2 7にアーム固定ピン 1 8が揷入されることにより、 アーム 7に取り付けられる。 また、 ブースター装置 2 6がアーム 7に取り付 ける際には、 ケーブルドラム 5のドラムシャフト孔 2 8 (図 1 3 (a) 参照 ) の外周側のドラム十字形状部 5 3により形成された空間にブースター装置 2 6のブースタードラム係止部 2 6 ¢1が挿入されている。 これにより、 ブー スター装置 2 6のブースタードラム係止部 2 6 ¢1がケーブルドラム 5のドラ ム十字形状部 5 3 と勘合した状態で、 ブースター装置 2 6がケーブルドラム 5に取り付けられる。 そして、 ブースタードラム係止部 2 6 が回転すると 、 ドラム十字形状部 5 3 がブースタードラム係止部 2 6 により回転方向に 押されることにより、 ケーブルドラム 5を回転させることができる。 具体的 には、 このブースター装置 2 6は、 油圧モータ 2 6 3が駆動されることによ り油圧モータ 2 6 3のモータ軸と結合したモータ遊星歯車 2 6匕が回転し、 そのモータ遊星歯車 2 6匕の回転によりブースター内歯車 2 6〇が回転する 。 そして、 そのブースター内歯車 2 6〇が回転しブースタードラム係止部 2 6 が回転することにより、 ドラム十字形状部 5 3がブースタードラム係止 部 2 6 により回転方向に押され、 ケーブルドラム 5を回転させることがで きる。

[0029] 次に、 本実施形態におけるケーブル巻取装置 1 を用いた電カケーブル (電 線) 3の引上方法について、 図 1 1〜図 1 6を用いて説明する。 ここで、 図 1 1は、 本発明の一実施形態におけるケーブル巻取装 置を用いた電カケーブ ル引上方法のフローチャートである。

[0030] ケーブル巻取装置 1 を用いて電カケーブル 3を巻き取るために、 ケーブル 巻取装置 1 を電カケーブル (電線) 3の巻取り場所まで走行させる。 ここで 、 ケーブル巻取装置 1の走行時、 つまりケーブル巻取装置 1が電カケーブル \¥02020/175017 13 卩(:171?2020/003838

3の巻取り場所に到着するまでは、 アーム 7の先端が下方に降ろされている (図 1 2 (a) 参照) 。 このケーブル巻取装置 1は、 アームシリンダー 1 3 3からアームビストン 1 3 13を外部に突出させることによりアーム 7の先端 を下方に降ろすことができる。 そして、 ケーブル巻取装置 1が電カケーブル 3の巻取り場所に到着すると、 3 1の処理が実施される。 ここで、 図 1 2 ( 3) は、 本発明の一実施形態におけるケーブル巻取装 置上のアームの先端が 下部に降ろされた状態を示す図である。

[0031 ] 3 1 において、 ケーブルドラム積載工程が実施される。 このケーブルドラ ム積載工程では、 ケーブル巻取装置 1の荷台 1 3にケーブルドラム 5が積載 される。 具体的には、 ア—ム操作レバ—】 5 匕 (アーム操作スイッチ 1 6匕 ) 、 旋回テーブル操作レバー 1 5 (旋回テーブル操作スイッチ 1 6 ) を 操作しながら、 下記の手順で、 ケーブルドラム 5がケーブル巻取装置 1の荷 台 1 3に積載される。

[0032] (1) ケーブル巻取装置 1の荷台 1 に降ろされているアーム 7の先端が上 部に持ち上げられ (図 1 2 (匕) ) 、 その状態で、 旋回テーブル 6を略水平 周りに 1 8 0度回転させる (1 2 (〇) 参照) 。 アーム 7は、 アームシリン ダー 1 3 3内のアームビストン 1 3 13をアームシリンダー 1 3 3の内部方向 に移動させることにより、 先端が持ち上げられる。 このアーム 7の先端が上 部に持ち上げる際には、 アウトリガー 1 2のアウトリガーシリンダー 1 2 3 が下部に伸ばしてケーブル卷取装置 1の後方を支持している。 これにより、 ケーブル巻取装置 1が前後に動かず安定した状態にすることが きる。 ここ で、 図 1 2 (b) は本発明の一実施形態におけるケーブル巻取 装置のアーム の先端が上部に上げられた状態を示す図であ り、 図 1 2 (〇) は同ケーブル 巻取装置のアームを 1 8 0度回転させた状態を示す図である。

[0033] (2) 次に、 ケーブルドラム 5の中心に開口されたドラムシャフト孔 2 8 にドラムシャフト 1 9が揷入される (図 1 3 (a)参照) 。 ここで、 ドラム シャフト 1 9の径がドラムシャフト孔 2 8の径より小さい場合は、 ドラムシ ャフト 1 9をドラムシャフト孔 2 8に揷入させた後に、 ドラムシャフト 1 9 \¥0 2020/175017 14 卩(:171? 2020 /003838

の両端からドラムスべーサー (図示略) と滑止めリング (図示略) を取り付 けることにより、 ドラムシャフト 1 9とドラムシャフト孔 2 8の隙間をなく し、 ドラムシャフト 1 9がドラムシャフト孔 2 8に不安定にならないように して取り付けることができる。 なお、 本実施形態では、 ケーブル巻取装置 1 のアーム 7の先端を略水平周りに 1 8 0度回転させた後に、 ケーブルドラム 5のドラムシャフト孔 2 8にドラムシャフト 1 9を揷入させるようにしたが 、 これに限らず、 ケーブルドラム 5のドラムシャフト孔 2 8にドラムシャフ 卜 1 9を挿入させた後に、 ケーブル巻取装置 1のアーム 7の先端を略水平周 りに 1 8 0度回転させるようにしてもよい。

[0034] (3) 1 8 0度回転されて後方向きになったアーム 7の先端が下方に降ろ される (図 1 3 (13) 参照) 。 ここで、 アーム 7の先端を下方に降ろす際に は、 ケーブルドラム 5のドラムシャフト孔 2 8の位置がドラム支持部材 8の ドラムシャフト受け 2 0の位置になるようにして、 アーム 7の先端が下方に 降ろされる。 また、 アーム 7に取り付けられたドラム支持部材 8は、 ケーブ ルドラム 5の大きさに合わせたドラム支持部材 8が使用される。 ここで、 図 1 3 (b) は本発明の一実施形態におけるケーブル巻取 装置のドラムシャフ 卜がドラムシャフト受けに係止される直前を 示す図である。

[0035] (4) アーム 7の先端が下方に降ろされた後は、 ドラムシャフト孔 2 8に 揷入されたドラムシャフト 1 9をドラム支持部材 8に係止させる (図 1 3 ( 〇) 参照) 。 これにより、 ケーブルドラム 5が 2本のアーム 7の間に取り付 けられる。 具体的には、 ドラム支持部材 8のドラムシャフト受け 2 0にドラ ムシャフト 1 9を係止させた後に、 ドラムシャフト受け 2 0に形成されたド ラムシャフト受け固定ボルト揷入孔 3 1 3を介し、 ドラムシャフト 1 9のド ラムシャフト固定ボルト揷入孔 1 9 8にシャフト固定ボルト 2 2が揷入され る (図 7 (〇) 参照) 。 これにより、 ケーブルドラム 5が 2本のアーム 7の 間に取り付けられる。 ここで、 図 1 3 (〇) は本発明の一実施形態における ケーブル巻取装置のドラムシャフトがドラム シャフト受けに係止された状態 を示す図である。 \¥02020/175017 15 卩(:171?2020/003838

[0036] (6) ケーブルドラム 5が 2本のアーム 7の間に取り付けられた後は、 ド ラム支持部材 8に係止されたドラムシャフト 1 9 (ケーブルドラム 5含む) をケーブル巻取装置 1の荷台 1 3まで移動させる。 具体的には、 2本のアー ム 7間に取り付けられたケーブルドラム 5の下端が荷台 1 3の高さより高く なる位置までアーム 7の先端が持ち上げられ (図 1 4 (a) 参照) 、 そして 、 旋回テーブル 6を 1 8 0度回転させた後に、 2本のアーム 7間に取り付け られたケーブルドラム 5が荷台 1 3に積載されるように、 アーム 7の先端を 下降させる (図 1 4 (b) 参照) 。 このようにして、 ケーブル巻取装置 1の 荷台 1 3にケーブルドラム 5が積載される。 そして、 3 2に進む。

[0037] 3 2において、 電カケーブル係止工程が実施される。 この電カケーブル係 止工程では、 電カケーブル 3が取り付けられたワイヤー 2 4 3 の先端がケー ブルドラム 5に係止される。 具体的には、 まず、 ワイヤー 2 4 3の先端がケ -ブルドラム 5に係止され、 また、 ワイヤー 2 4匕の先端が縁切装置 1 4に 係止されるとともに、 ワイヤー 2 4匕の他端が地中電線管路 2内の電カケー ブル 3の先端に取り付けられる。 すなわち、 ワイヤー 2 4 3 の先端がケーブ ルドラム 5 (電カケーブル 3の卷付部の端部) のワイヤー係止部 (図示略) に係止され、 また、 ワイヤー 2 4匕の先端がガイ ドローラ 2 5 3、 2 5 13、

2 5〇, および縁切装置 1 4上端の縁切装置上端左側口ーラ 2 5 (図 8 ( 3) 参照) 、 縁切装置 1 4裏側の縁切装置裏側中段口ーラ 2 5 6 (図 8 (〇 ) 参照) 、 縁切装置 1 4上端の縁切装置上端右側口ーラ 2 5チ (図 8 ( 3 ) 参照) 、 縁切装置 1 4の側面下部の 2つのワイヤー係止部 1 4〇リ、 1 4〇 ¢1を介して、 縁切装置 1 4の近傍の荷台 1 3上の荷台ワイヤー係止部 1 6 6 で係止されるとともに、 ワイヤー 2 4匕の他端が地中電線管路 2内の電カケ -ブル 3の先端に取り付けられる。 そして、 縁切装置 1 4の縁切りシリンダ — 1 4 8内の縁切りビストン 1 4 13が上方に移動することにより、 電カケー

張り出されると、 縁切装置 1 4の縁切りシリンダー 1 4 3内の縁切りピスト ン 1 4 13を下方に移動させ、 地中電線管路 2内の電カケーブル 3の先端に取 \¥02020/175017 16 卩(:171?2020/003838

り付けられているワイヤー 2 4 13が電カケーブル 3から外され、 その外され た位置から 6 . 0 後方の電カケーブル 3にワイヤー 2 4 13が取り付けられ る。 そして、 縁切りピストン 1 4匕が再度上方に移動させることにより、 ワ イヤ _ 2 4匕後端に取り付けられた電カケーブル 3が地中電線管路 2内から 引っ張り出される。 この作業がワイヤー 2 4匕の長さ 6 . 0 毎に行われ、 ワイヤー 2 4 13後端に取り付けられた電カケーブル 3がマンホール 4 (人孔 ) の外に出てくる長さまで、 この作業が繰り返し実施される。 そして、 ワイ ヤ _ 2 4匕後端に取り付けられた電カケーブル 3がマンホール 4 (人孔) か ら出たところで、 ワイヤー 2 4 後端に代えて、 ワイヤー 2 4 3の後端に電 カケーブル 3に取り付けられる (図 8 (b)参照) 。 そして、 3 3に進む。

[0038] 3 3において、 電カケーブル卷取工程が実施される。 この電カケーブル卷 取工程では、 ゴムタイヤ 9を正回転 (時計回り) させることにより、 電カケ —ブル 3 (ワイヤー 2 4 3) がケーブルドラム 5に巻き取られる。 具体的に は、 ドラム操作レバー 1 5〇 (または、 ドラム操作スイッチ 1 6〇) が 「正 回転」 に操作されることにより、 ゴムタイヤ 9が正回転 (時計回り) し、 電 カケーブル 3がケーブルドラム 5に巻き取られる。 この電カケーブル 3がケ —ブルドラム 5に巻き取られる際には、 旋回テーブル操作レバー 1 5 (ま たは、 旋回テーブル操作スイッチ 1 6〇1) (図 9参照) が操作されることに より、 電カケーブル 3がなるベく重ならないようにして端部から 方向にケ —ブルドラム 5に巻き取られる (図 1 5参照) 。 ここで、 図 1 5 (a) は本 発明の一実施形態におけるケーブル巻取装置 により電カケーブルがケーブル ドラムに巻き取られる当初を示す図であり、 図 1 5 (b) 同ケーブル卷取装 置により電カケーブルがケーブルドラムに巻 き取られる途中を示す図である

[0039] また、 電カケーブル巻取工程において、 電カケーブル 3を引き上げるため にかなり大きな引張力が必要な場合は、 ブースター装置 2 6を用いて、 電力 ケーブル 3がケーブルドラム 5に巻き取られる (図 1 0、 図 1 6参照) 。 ブ —スター装置 2 6は、 ドラム支持部材 8をアーム固定ピン 1 8とともにアー \¥02020/175017 17 卩(:171?2020/003838

ム 7から取り外した後に、 ブースター装置 2 6のドラムシャフト載置部 2 9 の上部の空間にドラムシャフト 1 9が揷入され、 そして、 ブースター装置 2 6のブースター装置固定孔 2 7にアーム固定ピン 1 8が揷入されることによ り、 アーム 7に取り付けられる。 また、 ブースター装置 2 6がアーム 7に取 り付けられると、 ブースター装置 2 6のブースタードラム係止部 2 6 がケ -ブルドラム 5のドラム十字形状部 5 3と勘合した状態になっている (図 1 〇参照) 。 これにより、 ブースタードラム係止部 2 6 が回転すると、 ドラ ム十字形状部 5 3がブースタードラム係止部 2 6 により回転方向に押され ることにより、 ケーブルドラム 5を回転させることができる。 そして、 油圧 モータ 2 6 3が駆動されることにより、 ゴムタイヤ 9とともにブースター装 置 2 6を用いてケーブルドラム 5が回転し、 電カケーブル 3がケーブルドラ ム 5に巻き取られる (図 1 6参照) 。 ここで、 図 1 6は、 本発明の一実施形 態におけるケーブル巻取装置のブースター装 置を用いてケーブルドラム 5を 回転させている状態を示す図である。 そして、 3 4に進む。

[0040] 3 4において、 ケーブルドラム分離工程が実施される。 このケーブルドラ ム分離工程では、 ケーブル巻取装置 1の荷台 1 3からケーブルドラム 5が降 ろされ、 ケーブルドラム 5がケーブル巻取装置 1 と分離される。 具体的には 、 アーム操作レバー 1 5匕 (アーム操作スイッチ 1 6 13) 、 旋回テーブル操 作レバー 1 5 (旋回テーブル操作スイッチ 1 6 ) を操作しながら、 下記 の手順で、 ケーブルドラム 5がケーブル巻取装置 1の荷台 1 3から降ろされ 、 ケーブルドラム 5がケーブル巻取装置 1から分離される。

[0041 ] (1) 所定の長さの電カケーブル 3がケーブルドラム 5に巻き取られると

、 ケーブルドラム 5に巻かれていない電カケーブル 3の箇所で切断され、 ケ —ブル巻取装置 1の荷台 1 3上部に積載されているケーブルドラム 5が地上 に降ろされる。 具体的には、 アーム 7の先端を上昇させることにより、 2本 のアーム 7間に取り付けられたケーブルドラム 5が荷台 1 3から離れ、 そし て、 旋回テーブル 6を 1 8 0度回転させることにより、 2本のアーム 7間に 取り付けられたケーブルドラム 5がケーブル巻取装置 1後方まで移動する。 \¥02020/175017 18 卩(:171?2020/003838

そして、 アーム 7の先端を下降させることにより、 2本のアーム 7間に取り 付けられたケーブルドラム 5が地面に降ろされる。

[0042] ( 2 ) アーム 7の先端を下降させることにより ドラムシャフト 1 9がドラ ム支持部材 8から分離させた後に、 ドラムシャフト 1 9をドラムシャフト孔 2 8から引き抜く、 これにより、 ケーブルドラム 5がケーブル巻取装置 1 と 分離される。 そして、 3 5に進む。

[0043] 3 5において、 地中電線管路 2内の電カケーブル 3の地上引上げがすべて 完了したかが判断される。 すなわち、 今回予定している地中電線管路 2内の 電カケーブル 3を地上にすべて引き上げられたがか判断さ る。 そして、 3 5で 「N 0」 と判断された場合は 3 1 に進む。

[0044] 3 1 において、 ケーブルドラム積載工程が実施される。 このケーブルドラ ム積載工程では、 上述したように、 ケーブル巻取装置 1の荷台 1 3にケープ ルドラム 5が積載される。 そして、 3 2において、 電カケーブル係止工程が 実施される。 この電カケーブル係止工程では、 ケーブルドラム分離工程 ( 3 4 ) で切断された電カケーブル 3にワイヤー 2 4 3が取り付けられ、 そして 、 ワイヤー 2 4 3の先端がケーブルドラム 5に係止される。 ここで、 この状 態では電カケーブル 3がマンホール 4の外に既に出ていることから、 ワイヤ — 2 4匕は電カケーブル 3に取り付ける必要はない。 そして、 3 5で 「丫巳 3」 と判断されるまで、 3 5 ® 3 1 ® 3 2 ® 3 3 ® 3 4の処理が繰り返し実 施される。 そして、 3 5で 「丫巳3」 と判断されることにより、 電カケーブ ル 3の引上方法が終了する。

[0045] 以上説明したように、 外周がブタジエンゴムからなるゴムタイヤ 9をケー ブルドラム 5の外面と密着させて回転させることにより ゴムタイヤ 9の回 転力をケーブルドラム 5に直接伝達させることができ、 ケーブルドラム 5を 確実に回転させることができる。

[0046] なお、 今回開示された実施の形態はすべての点で例 示であって制限的なも のではないと考えられるべきである。 さらに本発明の範囲は、 上記した説明 ではなく特許請求の範囲の記載によって示さ れ、 特許請求の範囲と均等の意 \¥02020/175017 19 卩(:171?2020/003838

味及び範囲内でのすべての変更が含まれる ことが意図される。

符号の説明

[0047] 1 ケーブル巻取装置

1 3 口‘

2 地中電線管路

3 電カケーブル

4 マンホール

5 ケーブルドラム

5 3 ドラム十字形状部

6 旋回テーブル

63 旋回テーブル油圧モータ

6匕 モータ回転歯車

6〇 旋回テ _ ブル歯車

7 ァーム

8 ドラム支持部材

9 ゴムタイヤ

1 0 ゴムタイヤ固定シャフト

1 1 油圧モータ

1 2 ァウトリガー

1 33 アームシリンダー

1 3匕 アームビストン

1 4 縁切装置

1 43 縁切りシリンダ_

1 4匕 縁切りピストン

1 4〇リ ワイヤー係止部

1 4〇 ワイヤー係止部

1 5 レバー操作部

1 6 リモコン操作部 \¥02020/175017 20 卩(:171?2020/003838

1 7 固定フレーム

1 8 アーム固定ピン

1 9 ドラムシャフト

1 93 ドラムシャフト固定ボルト揷入孔

20 ドラムシャフト受け

2 1 ドラム支持部材固定位置調整孔

22 シャフト固定ボルト

23 アウトリガー操作部

243 ワイヤー

24匕 ワイヤー

253 ガイ ドローラ

25匕 ガイ ドローラ

25〇 ガイ ドローラ

25 縁切装置上端左側口ーラ

256 縁切装置裏側中段口ーラ

25チ 縁切装置上端右側口ーラ

26 ブースター装置

263 油圧モータ

26 モ _夕遊星歯車

26〇 ブースター内歯車

26 ¢1 ブースタードラム係止部

27 ブースター装置固定孔

28 ドラムシャフト孔

29 ドラムシャフト載置部

3 1 3 ドラムシャフト受け固定ボルト揷入孔