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Title:
COMMUNICATION ENVIRONMENT PREDICTION TERMINAL, COMMUNICATION ENVIRONMENT PREDICTION METHOD AND COMMUNICATION ENVIRONMENT PREDICTION PROGRAM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/157076
Kind Code:
A1
Abstract:
A signal receiving means of a communication environment prediction terminal receives a GPS signal via satellite communication from a GPS satellite. A position information detecting means detects position information indicating a position of a vehicle on which the terminal is mounted based on the GPS signal received by the receiving means. Then, a positioning information generating means generates positioning information including the position information detected by the detecting means, that is, the positioning information indicating a travel position of the vehicle positioned by the GPS signal. A communication information generating means generates communication information indicating a communication environment in an area to which the vehicle has moved, based on the positioning information by making use of the characteristics that the GPS signal is difficult to receive in a point with an obstacle or the like.

Inventors:
TAHARA KAZUSHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/061642
Publication Date:
December 30, 2009
Filing Date:
June 26, 2008
Export Citation:
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Assignee:
PIONEER CORP (JP)
TAHARA KAZUSHI (JP)
International Classes:
H04W4/02; H04W4/029
Domestic Patent References:
WO2005012939A12005-02-10
Foreign References:
JP2004150852A2004-05-27
JP2001318134A2001-11-16
JP2006012144A2006-01-12
JP2006127199A2006-05-18
Attorney, Agent or Firm:
NAKAMURA, TOSHINOBU (JP)
Akinobu Nakamura (JP)
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Claims:
 車両に搭載された通信環境予測端末であって、
 GPS衛星から衛星通信を利用してGPS信号を受信する信号受信手段と、
 前記GPS信号に基づいて前記車両の位置を示す位置情報を検出する位置情報検出手段と、
 前記位置情報を含む測位情報を生成する測位情報生成手段と、
 前記測位情報に基づいて、前記車両が移動したエリアにおける通信環境を示す通信情報を生成する通信情報生成手段と、を備えることを特徴とする通信環境予測端末。
 前記測位情報は、前記GPS信号の受信時刻と、当該GPS信号に基づく車両の位置情報とを対応付けた情報であることを特徴とする請求項1に記載の通信環境予測端末。
 前記測位情報は、前記GPS信号を受信したGPS衛星の数である受信衛星数と、当該GPS信号に基づく車両の位置情報とを対応付けた情報であり、
 前記通信情報生成手段は、前記測位情報に基づいて、前記受信衛星数が多い位置情報が示す地点の通信環境ほど良く、前記受信衛星数が少ない位置情報が示す地点の通信環境ほど悪いことを示す通信情報を生成することを特徴とする請求項1又は2に記載の通信環境予測端末。
 前記通信情報は、前記通信環境予測端末の種別に関する種別情報が対応付けされていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の通信環境予測端末。
 前記通信情報生成手段は、
 前記測位情報に基づいて、前記受信衛星数が0である位置情報が示す地点を通信不通地点に設定する不通地点設定手段と、
 連続する前記通信不通地点を通信不通区間に設定する不通区間設定手段と、を備え、
 前記通信不通地点及び前記通信不通区間に関する情報に基づいて通信情報を生成することを特徴とする請求項3又は4に記載の通信環境予測端末。
 地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、
 前記位置情報及び前記地図情報に基づいて前記車両の走行ルートを算出する走行ルート算出手段と、
 前記走行ルートと、前記通信不通区間とを比較することで通信不通ルートを特定し、当該通信不通ルートに関する通信不通ルート情報生成手段と、
 前記通信情報生成手段は、前記測位情報及び前記通信不通ルート情報に基づいて、前記通信情報を生成することを特徴とする請求項5に記載の通信環境予測端末。
 車両に搭載された通信環境予測端末によって実行される通信環境予測方法であって、
 GPS衛星から衛星通信を利用してGPS信号を受信する信号受信工程と、
 前記GPS信号に基づいて前記車両の位置を示す位置情報を検出する位置情報検出工程と、
 前記位置情報を含む測位情報を生成する測位情報生成工程と、
 前記測位情報に基づいて、前記車両が移動したエリアにおける通信環境を示す通信情報を生成する通信情報生成工程と、を備えることを特徴とする通信環境予測方法。
 車両に搭載されたコンピュータにより実行される通信環境予測プログラムであって、
 GPS衛星から衛星通信を利用してGPS信号を受信する信号受信手段、
 前記GPS信号に基づいて前記車両の位置を示す位置情報を検出する位置情報検出手段、
 前記位置情報を含む測位情報を生成する測位情報生成手段、
 前記測位情報に基づいて、前記車両が移動したエリアにおける通信環境を示す通信情報を生成する通信情報生成手段、として前記コンピュータを機能させることを特徴とする通信環境予測プログラム。
 請求項8に記載の通信環境予測プログラムを記憶したことを特徴とする記憶媒体。
 複数の車両にそれぞれ搭載された通信環境予測端末と通信可能な通信環境予測サーバであって、
 前記通信環境予測端末から、GPS信号に基づいて検出された前記車両の位置を示す位置情報を含む測位情報を取得する測位情報取得手段と、
 前記測位情報に基づいて、前記車両が移動したエリアにおける通信環境を示す通信情報を生成する通信情報生成手段と、を備えることを特徴とする通信環境予測サーバ。
 複数の車両にそれぞれ搭載された通信環境予測端末と、前記通信環境予測端末から取得した情報に基づいて処理を行う通信環境予測サーバとが通信可能に構成された通信環境予測システムであって、
 前記通信環境予測端末は、
 GPS衛星から衛星通信を利用してGPS信号を受信する信号受信手段と、
 前記GPS信号に基づいて前記車両の位置を示す位置情報を検出する位置情報検出手段と、
 前記位置情報を含む測位情報を生成する測位情報生成手段と、
 前記測位情報に基づいて、前記車両が移動したエリアにおける通信環境を示す通信情報を生成する通信情報生成手段と、を備え、
 前記通信環境予測サーバは、
 複数の通信環境予測端末から前記通信情報を取得する通信情報取得手段と、
 前記通信情報取得手段により取得した複数の通信情報に基づいて、所定のエリアにおける通信環境を予測した予測情報を生成する予測情報生成手段と、を備えることを特徴とする通信環境予測システム。
 GPS衛星から衛星通信を利用してGPS信号を受信する信号受信工程と、
 前記GPS信号に基づいて、特定エリアの位置情報を検出する位置情報検出工程と、
 前記位置情報を含む測位情報を生成する測位情報生成工程と、
 前記測位情報に基づいて、前記特定エリアにおける通信環境を予測し、エリア毎の通信環境を示すデータを生成するデータ生成工程と、を備えることを特徴とするデータ生成方法。
 前記データ生成工程により生成されたデータから、エリア間の通信環境を予測する予測工程を備えることを特徴とする請求項12に記載のデータ生成方法。
Description:
通信環境予測端末、通信環境予 方法及び通信環境予測プログラム

 本発明は、GPS信号に基づいて所定のエリ における通信環境を予測する方法に関する

 カーナビゲーションシステムは、GPS(Global  Positioning System)衛星を利用して走行中の自 位置を測位している。近年、その測位情報( 行履歴)をカーナビゲーションシステムの蓄 積媒体(HDD等)に蓄積し、後日、インターネッ を利用してネットワーク上のサーバにアッ ロードする仕組みが構築されてきており、 々なサービスに利用され始めている。また ITS(Intelligent Transport Systems:高度道路交通シ テム)やカーテレマティクス等のサービスが 開始されはじめ、走行中の車両から直接イン ターネットへの接続が可能になり始めている 。なお、カーナビゲーションシステムが直接 インターネットへ接続する機能を有している 場合、測位情報をリアルタイムでサーバにア ップロードすることも可能となる。

 ところで、初期のカーナビゲーションシ テムでは、GPS衛星を利用した測位のみが行 れていたため、位置精度に問題があった。 れは、トンネルや高架橋の下を走行してい 場合に、障害物によってカーナビゲーショ システムがGPS信号を受信することができな ためである。この問題を解消するため、現 では、地磁気センサや車速パルス等を利用 ることで、このような環境下における自立 位を可能としている。

 また、近年、メモリプレイヤの普及が進 でおり、膨大なコンテンツが手軽に持ち運 る時代になっている。映像を扱えるような 帯型プレイヤも多数発売されており、無線L ANを利用したホットスポット等においてイン ーネットにアクセスし、手軽に映像コンテ ツを楽しめる環境が構築されてきている。 らに、個人で所有する映像コンテンツを携 型プレイヤ用に変換し、外出時に持ち歩い いつでもどこでも楽しめるスタイルが生ま てきている。

 このように、膨大なコンテンツを手軽に 帯できる環境が整ってきているが、持ち出 るようにするためには、コンテンツの圧縮 理を行わなければならない。この圧縮処理 、通常、音楽であれば比較的短時間で完了 るが、映像であれば相等な時間を要する。 た、映像コンテンツは、繰り返しでの視聴 タイルとの相性が良くないため、その煩雑 が問題となっている。この問題を解消する め、ストリーミング技術を利用して、HDDレ ーダ等に録画した映像コンテンツを視聴す 方法が考えられている。このようなストリ ミング技術を利用することで、上述のよう 直接インターネットへアクセスすることが 能な車両であれば、移動する車両でも映像 ンテンツを楽しむことができるようになっ いる。しかし、移動する車両の場合、トン ルをはじめとする障害物がある場所を通過 ることがあるため、従来のストリーミング 術だけでは、車両の通過場所によって再生 像が停止してしまうという問題が発生する

 このような問題を解消する方法として、 許文献1に通信環境の状態を通信環境資料か ら検知することが示されている。また、通信 環境資料の生成方法として、特許文献2が知 れている。しかし、これら従来の方法では 膨大な設備を導入する必要があり、移動す 車両への適用には得策でない。

特開2006-173973号公報

特開2000-78092号公報

 本発明が解決しようとする課題としては 上記のようなものが例として挙げられる。 発明は、GPS信号が障害物のある場所では受 できないという特徴を利用して、通信環境 測端末が移動したエリアにおける通信環境 予測する通信環境予測端末を提供すること 課題とする。

 請求項1に記載の発明は、車両に搭載され た通信環境予測端末であって、GPS衛星から衛 星通信を利用してGPS信号を受信する信号受信 手段と、前記GPS信号に基づいて前記車両の位 置を示す位置情報を検出する位置情報検出手 段と、前記位置情報を含む測位情報を生成す る測位情報生成手段と、前記測位情報に基づ いて、前記車両が移動したエリアにおける通 信環境を示す通信情報を生成する通信情報生 成手段と、を備えることを特徴とする。

 請求項7に記載の発明は、車両に搭載され た通信環境予測端末によって実行される通信 環境予測方法であって、GPS衛星から衛星通信 を利用してGPS信号を受信する信号受信工程と 、前記GPS信号に基づいて前記車両の位置を示 す位置情報を検出する位置情報検出工程と、 前記位置情報を含む測位情報を生成する測位 情報生成工程と、前記測位情報に基づいて、 前記車両が移動したエリアにおける通信環境 を示す通信情報を生成する通信情報生成工程 と、を備えることを特徴とする。

 請求項8に記載の発明は、車両に搭載され たコンピュータにより実行される通信環境予 測プログラムであって、GPS衛星から衛星通信 を利用してGPS信号を受信する信号受信手段、 前記GPS信号に基づいて前記車両の位置を示す 位置情報を検出する位置情報検出手段、前記 位置情報を含む測位情報を生成する測位情報 生成手段、前記測位情報に基づいて、前記車 両が移動したエリアにおける通信環境を示す 通信情報を生成する通信情報生成手段、とし て前記コンピュータを機能させることを特徴 とする。

 請求項10に記載の発明は、複数の車両に れぞれ搭載された通信環境予測端末と通信 能な通信環境予測サーバであって、前記通 環境予測端末から、GPS信号に基づいて検出 れた前記車両の位置を示す位置情報を含む 位情報を取得する測位情報取得手段と、前 測位情報に基づいて、前記車両が移動した リアにおける通信環境を示す通信情報を生 する通信情報生成手段と、を備えることを 徴とする。

 請求項11に記載の発明は、複数の車両に れぞれ搭載された通信環境予測端末と、前 通信環境予測端末から取得した情報に基づ て処理を行う通信環境予測サーバとが通信 能に構成された通信環境予測システムであ て、前記通信環境予測端末は、GPS衛星から 星通信を利用してGPS信号を受信する信号受 手段と、前記GPS信号に基づいて前記車両の 置を示す位置情報を検出する位置情報検出 段と、前記位置情報を含む測位情報を生成 る測位情報生成手段と、前記測位情報に基 いて、前記車両が移動したエリアにおける 信環境を示す通信情報を生成する通信情報 成手段と、を備え、前記通信環境予測サー は、複数の通信環境予測端末から前記通信 報を取得する通信情報取得手段と、前記通 情報取得手段により取得した複数の通信情 に基づいて、所定のエリアにおける通信環 を予測した予測情報を生成する予測情報生 手段と、を備えることを特徴とする。

 請求項12に記載の発明は、データ生成方 であって、GPS衛星から衛星通信を利用してGP S信号を受信する信号受信工程と、前記GPS信 に基づいて、特定エリアの位置情報を検出 る位置情報検出工程と、前記位置情報を含 測位情報を生成する測位情報生成工程と、 記測位情報に基づいて、前記特定エリアに ける通信環境を予測し、エリア毎の通信環 を示すデータを生成するデータ生成工程と を備えることを特徴とする。

通信環境予測システムの全体構成を示 。 ナビゲーション装置が通信機能を有す 場合の通信環境予測システムの全体構成を す。 ナビゲーション装置の構成を示すブロ ク図である。 経路計算用情報のデータ構成を示す図 ある。 ノードデータのデータ構成を示す図で る。 ノード及びリンクの例を示す図である 第1通信環境予測ユニットの機能構成を 示すブロック図である。 測位情報のデータ構成を示す図である 通信情報Aのデータ構成を示す図である 。 通信情報Bのデータ構成を示す図であ 。 通信情報Cのデータ構成を示す図であ 。 GPS信号の受信間隔を説明する図である 。 第1通信情報生成処理のフローチャー である。 第2通信情報生成処理のフローチャー である。 第2通信環境予測ユニットの機能構成 示すブロック図である。 第3通信環境予測ユニットの機能構成 示すブロック図である。 第4通信環境予測ユニットの機能構成 示すブロック図である。 携帯電話を利用したナビゲーションを 実現するシステム構成を示す。

符号の説明

 2 ネットワーク
 200 第1通信環境予測ユニット
 201 信号受信部
 202 位置情報検出部
 203 地図情報記憶部
 204 ナビ処理部
 205 走行履歴生成部
 206 蓄積部
 207 通信制御部
 208 通信部
 209 AV再生部

 本発明の1つの観点では、車両に搭載され た通信環境予測端末であって、GPS衛星から衛 星通信を利用してGPS信号を受信する信号受信 手段と、前記GPS信号に基づいて前記車両の位 置を示す位置情報を検出する位置情報検出手 段と、前記位置情報を含む測位情報を生成す る測位情報生成手段と、前記測位情報に基づ いて、前記車両が移動したエリアにおける通 信環境を示す通信情報を生成する通信情報生 成手段と、を備えることを特徴とする。

 上記のように構成された通信環境予測端 は、例えばカーナビゲーション装置やPND(Por table Navigation Device)である。通信環境予測端 の信号受信手段は、GPS衛星から衛星通信を 用してGPS信号を受信する。すると、位置情 検出手段は、信号受信手段が受信したGPS信 に基づいて、通信環境予測端末が搭載され 車両の位置を示す位置情報を検出する。続 て、測位情報生成手段は、位置情報検出手 が検出した位置情報を含む測位情報、即ちG PS信号に基づいて測位した車両の走行位置を す測位情報を生成する。そして、通信情報 成手段は、障害物等がある地点ではGPS信号 受信し辛いという特徴を利用して、測位情 に基づき、車両が移動したエリアにおける 信環境を示す通信情報を生成する。このよ に生成した通信情報は、通信環境予測端末 安定した通信制御に利用することができる

 上記通信環境予測端末の一態様では、前 測位情報は、前記GPS信号の受信時刻と、当 GPS信号に基づく車両の位置情報とを対応付 た情報であることを特徴とする。これによ ば、通信情報生成手段は、測位情報に基づ てGPS信号を受信していない時刻を特定する とができる。さらに、通信情報生成手段は GPS信号を受信していない時刻に基づいて、 該時刻における車両の位置を特定すること できる。よって、通信情報生成手段は、測 情報に基づいて、GPS信号を受信していない 刻における車両の位置を通信環境が悪いと 測することが可能となる。

 上記通信環境予測端末の他の一態様では 前記測位情報は、前記GPS信号を受信したGPS 星の数である受信衛星数と、当該GPS信号に づく車両の位置情報とを対応付けた情報で り、前記通信情報生成手段は、前記測位情 に基づいて、前記受信衛星数が多い位置情 が示す地点の通信環境ほど良く、前記受信 星数が少ない位置情報が示す地点の通信環 ほど悪いことを示す通信情報を生成するこ を特徴とする。これによれば、通信情報生 手段は、測位情報に含まれる受信衛星数に づいて、特定の地点の通信環境を推測する とが可能となる。

 上記通信環境予測端末の他の一態様では 前記通信情報は、前記通信環境予測端末の 別に関する種別情報が対応付けされている とを特徴とする。これによれば、所定のサ バが複数の通信情報に基づいて、車両が移 したエリアにおける通信環境を予測する際 通信情報に含まれる種別情報を考慮するこ ができる。GPS信号を受信した通信環境予測 末の種別により車両の位置を特定する精度 異なるため、種別情報を考慮することで、 信環境の予測精度を向上させることができ 。

 上記通信環境予測端末の他の一態様では 前記通信情報生成手段は、前記測位情報に づいて、前記受信衛星数が0である位置情報 が示す地点を通信不通地点に設定する不通地 点設定手段と、連続する前記通信不通地点を 通信不通区間に設定する不通区間設定手段と 、を備え、前記通信不通地点及び前記通信不 通区間に関する情報に基づいて通信情報を生 成することを特徴とする。

 上記のように構成された通信環境予測端 において、不通地点設定手段は、測位情報 基づいて、受信衛星数が0である位置情報が 示す地点を通信不通地点に設定する。続いて 、不通区間設定手段は、連続する通信不通地 点を通信不通区間に設定する。通信情報生成 手段は、設定した通信不通地点及び通信不通 区間に関する情報に基づいて通信情報を生成 する。これによれば、通信情報には通信でき ない地点や区間に関する情報が含まれている ため、通信環境予測端末は、当該通信情報に 基づいて予め通信できない地点や区間の前に 映像コンテンツを取得する等の工夫をするこ とができ、通信情報を安定した通信制御に利 用することができる。

 上記のように構成された通信環境予測端 において、地図情報を記憶する地図情報記 手段と、前記位置情報及び前記地図情報に づいて前記車両の走行ルートを算出する走 ルート算出手段と、前記走行ルートと、前 通信不通区間とを比較することで通信不通 ートを特定し、当該通信不通ルートに関す 通信不通ルート情報生成手段と、前記通信 報生成手段は、前記測位情報及び前記通信 通ルート情報に基づいて、前記通信情報を 成することを特徴とする。

 上記のように構成された通信環境予測端 において、走行ルート算出手段は、位置情 検出手段が検出した位置情報と、地図情報 憶手段に記憶された地図情報とに基づいて 車両の走行ルートを算出する。通信不通ル ト情報生成手段は、算出した走行ルートと 通信不通区間設定手段が設定した通信不通 間とを比較することで通信不通ルートを特 し、当該通信不通ルートに関する通信不通 ート情報を生成する。通信不通ルート情報 、走行ルートと通信不通区間とをマッチン することで通信不通なルートを特定してい ため、通信不通区間より精度が高い。よっ 、通信情報生成手段は、測位情報及び通信 通ルート情報に基づくことで、精度の高い 信情報を生成することができる。

 本発明の別の観点では、車両に搭載され 通信環境予測端末によって実行される通信 境予測方法であって、GPS衛星から衛星通信 利用してGPS信号を受信する信号受信工程と 前記GPS信号に基づいて前記車両の位置を示 位置情報を検出する位置情報検出工程と、 記位置情報を含む測位情報を生成する測位 報生成工程と、前記測位情報に基づいて、 記車両が移動したエリアにおける通信環境 示す通信情報を生成する通信情報生成工程 、を備えることを特徴とする。このような 信環境予測方法によっても、車両が移動し エリアにおける通信環境を示す通信情報を 成することができ、安定した通信制御に利 することが可能となる。

 本発明の別の観点では、車両に搭載され コンピュータにより実行される通信環境予 プログラムであって、GPS衛星から衛星通信 利用してGPS信号を受信する信号受信手段、 記GPS信号に基づいて前記車両の位置を示す 置情報を検出する位置情報検出手段、前記 置情報を含む測位情報を生成する測位情報 成手段、前記測位情報に基づいて、前記車 が移動したエリアにおける通信環境を示す 信情報を生成する通信情報生成手段、とし 前記コンピュータを機能させることを特徴 する。このような通信環境予測プログラム コンピュータ上で実行させることによって 、車両が移動したエリアにおける通信環境 示す通信情報を生成することができ、安定 た通信制御に利用することが可能となる。

 本発明の別の観点では、複数の車両にそ ぞれ搭載された通信環境予測端末と通信可 な通信環境予測サーバであって、前記通信 境予測端末から、GPS信号に基づいて検出さ た前記車両の位置を示す位置情報を含む測 情報を取得する測位情報取得手段と、前記 位情報に基づいて、前記車両が移動したエ アにおける通信環境を示す通信情報を生成 る通信情報生成手段と、を備えることを特 とする。

 上記のように構成された通信環境予測サ バにおいて、測位情報取得手段は、通信環 予測端末がGPS信号に基づいて検出した車両 位置を示す位置情報を含む測位情報を取得 る。さらに、通信情報生成手段は、通信環 予測端末から取得した測位情報に基づいて 車両が移動したエリアにおける通信環境を す通信情報を生成する。このように生成し 通信情報は、例えば通信環境予測端末で安 した通信制御に利用することができる。

 本発明のさらに別の観点では、複数の車 にそれぞれ搭載された通信環境予測端末と 前記通信環境予測端末から取得した情報に づいて処理を行う通信環境予測サーバとが 信可能に構成された通信環境予測システム あって、前記通信環境予測端末は、GPS衛星 ら衛星通信を利用してGPS信号を受信する信 受信手段と、前記GPS信号に基づいて前記車 の位置を示す位置情報を検出する位置情報 出手段と、前記位置情報を含む測位情報を 成する測位情報生成手段と、前記測位情報 基づいて、前記車両が移動したエリアにお る通信環境を示す通信情報を生成する通信 報生成手段と、を備え、前記通信環境予測 ーバは、複数の通信環境予測端末から前記 信情報を取得する通信情報取得手段と、前 通信情報取得手段により取得した複数の通 情報に基づいて、所定のエリアにおける通 環境を予測した予測情報を生成する予測情 生成手段と、を備えることを特徴とする。 れによれば、通信環境予測サーバは、複数 通信環境予測端末から取得した複数の通信 報に基づいて予測情報を生成することがで る。よって、精度の高い予測情報を生成す ことが可能となる。

 本発明のさらに別の観点では、GPS衛星か 衛星通信を利用してGPS信号を受信する信号 信工程と、前記GPS信号に基づいて、特定エ アの位置情報を検出する位置情報検出工程 、前記位置情報を含む測位情報を生成する 位情報生成工程と、前記測位情報に基づい 、前記特定エリアにおける通信環境を予測 、エリア毎の通信環境を示すデータを生成 るデータ生成工程と、を備えることを特徴 する。このように生成されたデータは、安 した通信制御を行うために利用することが きる。

 上記データ生成工程の一態様では、前記 ータ生成工程により生成されたデータから エリア間の通信環境を予測する予測工程を えることを特徴とする。これによれば、生 したデータから、補足できていないエリア 通信環境を予測することができる。

 以下、図面を参照して本発明の好適な実 例について説明する。なお、以下の説明は 本発明を車両用のナビゲーション装置に適 した例を示す。

 [基本構成]
 図1に、本発明の実施例においてナビゲーシ ョン装置が通信機能を有さない場合の通信環 境予測システムの全体構成を示す。図示のよ うに、通信環境予測システム70は、GPS信号に づいて、ナビゲーション装置1が搭載された 車両が移動したエリアにおける通信環境を示 す通信情報を生成することが可能なシステム である。なお、通信環境予測システム70にお るナビゲーション装置1は、ネットワーク2 の通信機能を有さない。

 本実施例において通信環境予測システム7 0は、通信環境予測サーバ3と、複数の端末装 5がネットワーク2を介して通信可能に接続 れている。ネットワーク2の好適な例はイン ーネットである。利用者は、車両に搭載さ たナビゲーション装置1の蓄積メディア7を り外し、自宅等に設置された端末装置5を利 して、ネットワーク2上に設置されている通 信環境予測サーバ3と所定の情報をやり取り る。端末装置5は、ネットワーク2への通信機 能を有するPC(Personal Computer)等である。

 具体的に、利用者Aは、車両Aに搭載され ナビゲーション装置1aの蓄積メディア7aを取 外し、自宅Aに設置された端末装置5aを利用 て、通信環境予測サーバ3へ通信情報をアッ プロードする。同時に端末装置5aは、通信環 予測サーバ3から所定の情報をダウンロード することもできる。また、利用者Bは、車両B 搭載されたナビゲーション装置1bの蓄積メ ィア7を取り外し、自宅Bに設置された端末装 置5bを利用して、通信環境予測サーバ3へ通信 情報をアップロードする。同時に端末装置5b 、通信環境予測サーバ3から所定の情報をダ ウンロードすることもできる。

 通信情報とは、車両が移動したエリアに ける通信環境を示す情報であって、ナビゲ ション装置1が生成する情報である。即ち、 ナビゲーション装置1が生成した通信情報は まず蓄積メディア7に蓄積され、端末装置5を 介して通信環境予測サーバ3にアップロード れる。換言すると、通信環境予測サーバ3は ネットワーク2を介して複数の端末装置5か ナビゲーション装置1が生成した通信情報を 得することができる。また、通信環境予測 ーバ3は、複数の通信情報に基づいて所定の エリアにおける通信環境を予測した通信環境 予測マップ等を生成し、各端末装置5に提供 ることもできる。利用者は、端末装置5によ て通信環境予測サーバ3からダウンロードし た通信環境予測マップ等を蓄積メディア7へ 積し、ナビゲーション装置1で利用すること できる。

 一方、図2に本発明の実施例においてナビ ゲーション装置が通信機能を有する場合の通 信環境予測システムの全体構成を示す。図示 のように、通信環境予測システム80は、GPS信 に基づいて、ナビゲーション装置1が搭載さ れた車両が移動したエリアにおける通信環境 を示す通信情報を生成することが可能なシス テムである。なお、通信環境予測システム80 おけるナビゲーション装置1は、ネットワー ク2への通信機能を有する。

 本実施例において通信環境予測システム8 0は、通信環境予測サーバ3と、複数のナビゲ ション装置1が直接ネットワーク2を介して 信可能に接続されている。これによれば、 信環境予測サーバ3は、ネットワーク2を介し て複数のナビゲーション装置1c及び1dから直 通信情報を取得することができる。また、 信環境予測サーバ3は、複数の通信情報に基 いて生成した通信環境予測マップ等を、ネ トワーク2を介して直接複数のナビゲーショ ン装置1c及び1dに提供することができる。

 [ナビゲーション装置]
 図3に、ナビゲーション装置1の構成を示す 図1に示すように、ナビゲーション装置1は、 自立測位装置10、GPS受信機18、システムコン ローラ20、ディスクドライブ31、データ記憶 ニット36、通信用インタフェース37、通信装 置38、表示ユニット40、音声出力ユニット50及 び入力装置60を備える。

 自立測位装置10は、加速度センサ11、角速 度センサ12及び距離センサ13を備える。加速 センサ11は、例えば圧電素子からなり、車両 の加速度を検出し、加速度データを出力する 。角速度センサ12は、例えば振動ジャイロか なり、車両の方向変換時における車両の角 度を検出し、角速度データ及び相対方位デ タを出力する。距離センサ13は、車両の車 の回転に伴って発生されているパルス信号 らなる車速パルスを計測する。

 GPS受信機18は、複数のGPS衛星から、GPSア テナにより測位用データを含む下り回線デ タを搬送するGPS信号19を受信する。測位用デ ータは、緯度及び経度情報等から車両の絶対 的な位置を検出するために用いられる。

 システムコントローラ20は、インタフェ ス21、CPU(Central Processing Unit)22、ROM(Read Only  Memory)23及びRAM(Random Access Memory)24を含んでお 、ナビゲーション装置1全体の制御を行う。

 インタフェース21は、加速度センサ11、角 速度センサ12及び距離センサ13並びにGPS受信 18とのインタフェース動作を行う。そして、 これらから、車速パルス、加速度データ、相 対方位データ、角速度データ、GPS測位データ 、絶対方位データ等をシステムコントローラ 20に入力する。CPU22は、システムコントロー 20全体を制御する。ROM23は、システムコント ーラ20を制御する制御プログラム等が格納 れた図示しない不揮発性メモリ等を有する RAM24は、入力装置60を介して使用者により予 設定された各種データを読み出し可能に格 したり、CPU22に対してワーキングエリアを 供したりする。

 システムコントローラ20、CD-ROMドライブ はDVD-ROMドライブなどのディスクドライブ31 データ記憶ユニット36、通信用インタフェー ス37、表示ユニット40、音声出力ユニット50及 び入力装置60は、バスライン30を介して相互 接続されている。

 ディスクドライブ31は、システムコント ーラ20の制御の下、CD又はDVDといったディス 33から、音楽データ、映像データなどのコ テンツデータを読み出し、出力する。なお ディスクドライブ31は、CD-ROMドライブ又はDVD -ROMドライブのうち、いずれか一方としても いし、CD及びDVDコンパチブルのドライブとし てもよい。

 データ記憶ユニット36は、例えば、HDDな により構成され、地図情報や音声情報など ナビゲーション処理に用いられる各種デー を記憶するユニットである。上述の蓄積メ ィア7は、データ記憶ユニット36により構成 れる。

 ここで、地図情報について詳しく説明す 。地図情報には、位置情報(緯度経度)、地 背景情報、道路等の形状データや経路計算 情報が含まれている。経路計算用情報は、 両の走行ルートを算出する際の経路計算に 用される情報であり、図4乃至図6を参照して 詳しく説明する。図4は経路計算用情報のデ タ構成を示す図であり、図5はノードデータ データ構成を示す図である。図6は、ノード 及びリンクの例である。

 図4に示すように経路計算用情報124は、ノ ードデータ125及びリンクデータ126を含む。ノ ードは道路上の交差点などの所定の地点に対 応し、ノードデータ125はノード及びそのノー ドを含むリンクを示すデータである。一方、 リンクは交差点などにより区切られた道路の 1区画に対応し、リンクデータ126はリンクを すデータである。本実施例において、リン の端点はノードであるものとする。

 ノード及びリンクの例を図6(a)及び(b)に示 す。図6(a)に示す複数の道路111を含む地図は 図6(b)に示すように複数のノード及びリンク より構成される。なお、図6(b)においては、 各ノードをノードID(N001など)で示し、各リン をリンクID(L101など)で示している。図5にノ ドデータ125の構成を示す。ノードデータ125 、各ノードを識別するノードID毎に地理的 位置を示す位置情報(例えば、緯度経度等)と 、対応するノードを端点として含むリンクを 識別するリンクIDとを有している。リンクデ タ126は、例えばリンクの距離、リンク上の 理的な位置を示す位置情報、リンク上の位 情報と都道府県とを対応付けた情報、リン に対応する道路が有料道路であるか否かを す情報などを有している。

 通信装置38は、例えば、FMチューナやビー コンレシーバ、携帯電話や専用の通信カード などにより構成され、通信用インタフェース 37を介して、VICS(Vehicle Information Communication S ystem)センタから配信される渋滞や交通情報な どの道路交通情報、その他の情報を受信する 。また、通信装置38は、ネットワーク2に直接 接続可能であることとしてもよい。

 表示ユニット40は、システムコントロー 20の制御の下、各種表示データをディスプレ イなどの表示装置に表示する。具体的には、 システムコントローラ20は、データ記憶ユニ ト36から地図情報を読み出す。表示ユニッ 40は、システムコントローラ20によってデー 記憶ユニット36から読み出された地図情報 、ディスプレイなどの表示画面上に表示す 。表示ユニット40は、バスライン30を介してC PU22から送られる制御データに基づいて表示 ニット40全体の制御を行うグラフィックコン トローラ41と、VRAM(Video RAM )等のメモリから り即時表示可能な画像データを一時的に記 するバッファメモリ42と、グラフィックコ トローラ41から出力される画像データに基づ いて、液晶、CRT(Cathode Ray Tube)等のディスプ イ44を表示制御する表示制御部43と、ディス プレイ44とを備える。ディスプレイ44は、ナ モニタやリアモニタであって、例えば対角5~ 10インチ程度の液晶表示装置等からなり、車 のフロントパネル付近等に装着される。

 音声出力ユニット50は、システムコント ーラ20の制御の下、CD-ROMドライブ31又はDVD-ROM 32、若しくはRAM24等からバスライン30を介して 送られる音声デジタルデータのD/A(Digital to A nalog)変換を行うD/Aコンバータ51と、D/Aコンバ タ51から出力される音声アナログ信号を増 する増幅器(AMP)52と、増幅された音声アナロ 信号を音声に変換して車内に出力するスピ カ53とを備えて構成されている。

 入力装置60は、各種コマンドやデータを 力するための、キー、スイッチ、ボタン、 モコン、音声入力装置等から構成されてい 。入力装置60は、車内に搭載された当該車載 用電子システムの本体のフロントパネルやデ ィスプレイ44の周囲に配置される。また、デ スプレイ44がタッチパネル方式である場合 は、ディスプレイ44の表示画面上に設けられ たタッチパネルも入力装置60として機能する

 [第1実施例]
 (i)第1通信環境予測ユニット
 図7に、GPS信号19に基づいて、ナビゲーショ 装置1が搭載された車両が移動したエリアに おける通信環境を示す通信情報を生成する第 1通信環境予測ユニット200の機能構成を示す 第1通信環境予測ユニット200は、図3に示すよ うなナビゲーション装置1の構成要素により 成される。第1通信環境予測ユニット200は、 示のように、信号受信部201、位置情報検出 202、地図情報記憶部203、ナビ処理部204、走 履歴生成部205、蓄積部206、通信制御部207、 信部208及びAV再生部209を備える。

 信号受信部201は、GPSアンテナ180によりGPS 星からGPS信号19を受信する。信号受信部201 、本発明における信号受信手段として機能 る。

 位置情報検出部202は、信号受信部201が受 したGPS信号19に基づいて、GPS信号の受信時 、GPS信号を受信したGPS衛星の数である受信 星数、ナビゲーション装置1が搭載された車 の位置を示す位置情報を検出する。位置情 は、GPS信号受信時における車両の位置を示 緯度、経度、高度等の情報であるが、本実 例では、便宜上、緯度及び経度の情報であ ものとする。検出された位置情報は、蓄積 206に記憶される。位置情報検出部202は、本 明における位置情報検出手段として機能す 。

 地図情報記憶部203は、地図情報を記憶し おり、データ記憶ユニット36により構成さ る。地図情報記憶部203は、本発明における 図情報記憶手段として機能する。

 ナビ処理部204は、走行ルート算出部及び ッチング部を有している。

 走行ルート算出部は、位置検出部202が検 した位置情報と、地図情報記憶部203に記憶 れた地図情報とに基づいて、車両の走行ル トを算出する。算出された走行ルートは、 積部206に記憶される。具体的に走行ルート 出部は、位置情報に基づいてリンクデータ 含む経路計算用情報を参照し、マッチング 行うことで車両の走行ルートを算出する。 れによれば、障害物等によりGPS信号を受信 きない地点があっても、車両の走行ルート 特定することができる。さらに、ナビ処理 204は、自立測位装置10によりGPS信号を受信 きない地点での自立測位を実現し、自立測 結果に基づいて算出した走行ルートを補正 ることとしてもよい。走行ルート算出部に り算出された走行ルートは、蓄積部206に記 されるとともに、ナビゲーション画面とし ディスプレイ44に表示される。走行ルート算 出部は、本発明における走行ルート算出手段 として機能する。

 マッチング部は、後述する不通区間設定 が設定した不通区間と、走行ルート算出部 算出した走行ルートをマッチングし、通信 不通であると推測した連続した地点を示す 信不通ルート情報を生成する。通信不通ル ト情報は、蓄積部206に記憶される。マッチ グ部は、本発明における通信不通ルート情 生成手段として機能する。

 走行履歴生成部205は、測位情報生成部、 通地点設定部、不通区間設定部及び通信情 生成部を有している。

 測位情報生成部は、位置情報検出部202が 出した位置情報、受信時刻及び受信衛星数 基づいて、図8(a)に示すような測位情報Aを 成する。図示のように測位情報は、緯度及 経度からなる位置情報と、受信時刻と、受 衛星数とが対応付けられている。なお、GPS 星による測位は一定間隔であり、本実施例 は、GPS衛星によって1秒間隔で測位が行われ 信号受信部201は1秒間隔でGPS信号19を受信す ものとする。これによれば図示の例では、 信時刻「09:10:09」、「09:10:10」及び「09:10:11 の3秒間に対応する位置情報及び受信衛星数 が記憶されていないが、これは障害物等によ り信号受信部201がGPS信号を受信できなかった ためである。即ち、受信時刻「09:10:09」、「0 9:10:10」及び「09:10:11」の3秒間に対応する受 衛星数は0である。よって、測位情報生成部 、受信衛星数が0である地点の位置情報を補 足して、図8(b)に示すような測位情報Bを生成 る。受信衛星数が0である地点の位置情報は 、走行ルート算出部が算出した走行ルートに 基づく自動サンプリングにより補完する。生 成された測位情報は、蓄積部206に記憶される 。測位情報生成部は、測位情報生成手段とし て機能する。

 不通地点設定部は、測位情報生成部が生 した測位情報に基づいて、受信衛星数が0で ある位置情報が示す地点を通信不通地点に設 定する。設定された通信不通地点は、蓄積部 206に記憶される。不通地点設定部は、本発明 における不通地点設定手段である。

 不通区間設定部は、不通地点設定部によ 設定された連続する通信不通地点を通信不 区間に設定する。設定された通信不通区間 、蓄積部206に記憶される。不通区間設定部 、本発明における不通区間設定手段である

 通信情報生成部は、蓄積部206に記憶され いる測位情報に基づいて、車両が移動した リアにおける通信環境を示す通信情報を生 する。このとき通信情報生成部は、蓄積部2 06に記憶されている通信不通ルート情報を参 にすることとしてもよい。生成された通信 報は、蓄積部206に記憶される。通信情報生 部は、本発明における通信情報生成手段と て機能する。

 通信情報の例を図9乃至図11に示す。図9は 、通信情報Aの例である。通信情報Aは、車両 移動したエリアにおける通信環境を示す情 であって、位置情報、環境情報及び種別情 が対応付けられている。通信情報Aにおける 環境情報は、0を通信不可、1を通信可と定義 ている。具体的に、通信情報生成部は、受 衛星数が3個以上であれば通信可、受信衛星 数が3個未満であれば通信不可と判断し、測 情報に基づいて受信衛星数が3個以上の地点 対応する環境情報を1、受信衛星数が3個未 の地点に対応する環境情報を0とする通信情 Aを生成する。種別情報は、GPS信号19を受信 た端末の種別を示す情報であり、本第1実施 例ではナビゲーション装置となる。GPS信号を 受信した端末の種別により、測位情報の精度 が変わるため、通信情報に種別情報を対応付 けることとしている。

 図10は、通信情報Bの例である。通信情報B における環境情報は、0を通信不可、1を通信 、2を通信良好と定義している。即ち、環境 情報を段階的に分類している。具体的に、通 信情報生成部は、受信衛星数が4個以上であ ば通信良好、受信衛星数が3個であれば通信 、受信衛星数が3個未満であれば通信不可と 判断し、測位情報に基づいて受信衛星数が4 以上の地点に対応する環境情報を2、受信衛 数が3個の地点に対応する環境情報を1、受 衛星数が3個未満の地点に対応する環境情報 0とする通信情報Bを生成する。

 図11は、通信情報Cの例である。通信情報C では、環境情報を複数用意している。即ち、 通信情報Cは、第1環境情報及び第2環境情報を 有している。各環境情報の定義はそれぞれ異 なるものであって、任意に設定できるものと する。なお、本第1実施例では、通信情報に ける環境情報は受信衛星数に基づいて定義 るものとしているが、受信衛星数と環境情 の定義は任意である。また、本発明はこれ 限定されるものではなく、受信衛星数のみ らず、通信不通ルート情報に基づいて環境 報を定義することとしてもよい。

 このように、通信情報は、特定のエリア おける通信環境を予測し、エリア毎の通信 態を示すデータである。通信情報に基づい 、エリア間の通信状態を予測することも可 である。

 蓄積部206は、位置情報、走行ルート、測 情報、通信不通地点、通信不通区間、通信 報等が記憶され、図3に示すナビゲーション 装置1のデータ記憶ユニット36により構成され る。

 通信制御部207は、蓄積部206に記憶された 信情報を、通信部208からリアルタイムに通 環境予測サーバ3へアップロードする。また 、通信制御部207は、必要に応じて蓄積部206に 記憶された位置情報、走行ルート、測位情報 や走行中に得られる緯度及び経度等を、通信 部208から通信環境予測サーバ3へアップロー する。さらに、通信制御部207は、通信環境 測サーバ3から更新された最新の通信環境予 マップ等をダウンロードして利用する。具 的に、通信制御部207は、将来車両が到達す 地点の緯度及び経度に基づいて、通信環境 測サーバ3からダウンロードによって最新の 通信環境予測マップを取得し、安定した通信 制御に利用する。通信制御部207及び通信部208 は、図3に示すナビゲーション装置1の通信装 38により構成される。

 AV再生部209は、コンテンツデータを再生 ることでディスプレイ44に画像を表示させた り、スピーカ53から音声を出力させたりする 通信制御部207が通信環境予測サーバ3から取 得した通信環境予測マップ等を参照すること により、AV再生部209は、移動する車両中であ ても安定した映像コンテンツを楽しむこと できる。AV再生部は、図3に示すナビゲーシ ン装置1の表示ユニット40及び音声ユニット5 0から構成されている。

 (ii)サーバユニット
 図7に、ナビゲーション装置1が搭載された 両が移動したエリアにおける通信環境を予 するサーバユニット150の機能構成を示す。 ーバユニット150は、実態的にはネットワー 2上の通信環境予測サーバ3により構成される 。サーバユニット150は、図示のように、地図 情報記憶部151、通信部152、通信情報生成部153 及び蓄積部154を備える。

 地図情報記憶部151は、地図情報を記憶し いる。地図情報は、ナビゲーション装置1に 記憶されている情報と同様であるため、便宜 上説明は省略する。

 通信部152は、ネットワーク2を介してナビ ゲーション装置1や端末装置5と情報のやり取 を行う。具体的に通信部152は、測位情報及 種別情報や通信情報を取得する。取得した 位情報や通信情報は、蓄積部154に記憶され 。また、通信部152は、複数の通信情報に基 いて生成された通信環境予測マップを、必 に応じてナビゲーション装置1や端末装置5 提供する。通信環境予測マップは、蓄積部15 4に記憶されている。通信部152は、本発明に ける測位情報取得手段及び通信情報取得手 として機能する。

 通信情報生成部153は、通信部152によりナ ゲーション装置1から取得した測位情報に基 づいて、当該ナビゲーション装置1が搭載さ た車両が移動したエリアにおける通信環境 示す通信情報を生成する。生成した通信情 は、蓄積部154に記憶される。また、通信情 生成部153は、蓄積部154に記憶された複数の 信情報に基づいて、所定のエリアにおける 信環境を予測した通信環境予測マップを生 し、蓄積部154に記憶する。通信情報生成部15 3は、本発明における通信情報生成手段及び 測情報生成手段として機能する。

 なお、ナビゲーション装置1から通信情報 を取得した場合、通信情報生成部153は通信情 報を生成する必要はない。即ち、通信環境予 測端末側で生成されるか、通信環境予測サー バ3側で生成されるかは任意に設定すること できる。また、通信情報を測位情報がアッ ロードされるタイミングで生成するか、測 情報を読むタイミングで生成するかは任意 設定することができる。通信環境予測端末 は、通信環境予測ユニットを有するナビゲ ション装置や後述するPND(Portable Navigation Dev ice)のことである。

 蓄積部154は、ナビゲーション装置1から取 得した測位情報及び通信情報や、通信情報生 成部153が生成した通信情報や通信環境予測マ ップを記憶する。

 (iii)精度向上方法
 通信環境の予測において精度を向上させる1 つの方法として、複数の通信情報をマージす ることが挙げられる。

 通信環境予測サーバ3は、複数のナビゲー ション装置1から取得した通信情報に基づい 、所定のエリアにおける通信環境を予測す 通信環境予測マップを生成する。ナビゲー ョン装置毎に車両の移動速度や測位タイミ グが異なるため、通信環境予測マップは、 数のナビゲーション装置1から取得した複数 通信情報をマージすることで精度を向上さ ることができる。

 図12は、2つのナビゲーション装置1の測位 タイミングを実線矢印及び破線矢印で表した 図である。図示のように、2つのナビゲーシ ン装置1の測位タイミングが共に1秒間隔だと しても、車両の移動速度により実線矢印と破 線矢印では測位タイミングが異なる。図示の 例において障害物の端は、実線矢印の測位タ イミング71a及び71bからのズレは大きいが、破 線矢印73a及び73bからのズレは小さい。よって 、通信環境予測サーバ3は、実線矢印の測位 イミングによる通信情報のみに基づくとズ の大きい通信環境予測マップを生成してし うが、実線矢印の測位タイミングによる通 情報及び破線矢印の測位タイミングによる 信情報をマージすればズレの小さい通信環 予測マップを生成することができる。従っ 、通信環境の予測は、通信情報が多ければ いほど精度が向上する。

 通信環境の予測において精度を向上させ 別の方法として、GPS信号を受信した端末の 別を示す種別情報を付加することが挙げら る。

 ナビゲーション装置1では、GPS信号に基づ いて検出する位置情報だけで車両の位置を特 定するのではなく、走行ルートと照らし合わ せるマップマッチングや自立測位結果等によ り車両の位置を高精度で特定している。また 、携帯電話で車両の位置を特定する方法には 、簡易測位法とGPS信号に基づく測位法の2種 がある。このように、GPS信号を受信した端 により車両の位置を特定する精度が異なる め、種別情報を考慮して通信情報をマージ ることで、生成する通信環境予測マップの 度を向上させることができる。即ち、種別 報により端末の種別毎に重み付けを変える とで、通信環境の予測において精度を向上 せることができる。

 (iv)第1通信情報生成処理
 次に、本第1実施例による第1通信情報生成 理について図13を参照して説明する。図13は 本第1実施例による第1通信情報生成処理の ローチャートである。第1通信情報生成処理 、第1通信環境予測ユニット200を有するナビ ゲーション装置1がGPS信号に基づいて、車両 移動したエリアにおける通信環境を示す通 情報を生成する処理である。

 第1通信環境予測ユニット200の信号受信部 201は、GPS衛星からGPS信号19を受信する(ステッ プS1)。すると、位置情報検出部202は、信号受 信部201が受信したGPS信号に基づいて車両の位 置情報、受信時刻、受信衛星数を検出する( テップS2)。測位情報生成部は、位置情報検 部202が検出した位置情報、受信時刻及び受 衛星数に基づいて測位情報を生成する(ステ プS3)。すると、通信情報生成部は、測位情 に基づいて位置情報が示す地点の受信衛星 がN個未満であるか否かを判定する(ステッ S4)。受信衛星数がN個未満ではない場合(ステ ップS4;No)、即ち受信衛星数がN個以上である 合、通信情報生成部は、当該位置情報が示 地点の環境情報を「2;良好」に設定する(ス ップS5)。

 受信衛星数がN個未満である場合(ステッ S4;Yes)、通信情報生成部は、当該位置情報が す地点の受信衛星数がM個未満であるか否か を判定する(ステップS6)。なお、MはNより少な い数であるものとする。受信衛星数がM個未 ではない場合(ステップS6;No)、即ち受信衛星 がM個以上N個未満である場合、通信情報生 部は、当該位置情報が示す地点の環境情報 「1;可」に設定する(ステップS7)。一方、受 衛星数がM個未満である場合(ステップS6;Yes) 通信情報生成部は、当該位置情報が示す地 の環境情報を「0;不可」に設定する(ステッ S8)。

 すると、通信情報生成部は、測位情報に まれる全ての位置情報が示す地点の環境情 を設定したか否かを判定する(ステップS9)。 設定していないと判定した場合(ステップS9;No )、通信情報生成部は、ステップS4乃至S9の処 を繰り返し行う。一方、設定したと判定し 場合(ステップS9;Yes)、通信情報生成部は、 置情報と、環境情報と、GPS信号を受信した 末の種別を示す種別情報とを対応付けた通 情報を生成する(ステップS10)。これにより、 第1通信情報生成処理は完了する。

 このような第1通信情報生成処理を実行す ることで、ナビゲーション装置1は、GPS信号19 に基づいて、GPS信号19を受信できない地点は 害物等により通信状況が悪いと想定して、 身が搭載された車両が移動したエリアにお る通信環境を示す通信情報を生成する。な 、ナビゲーション装置1は、生成した通信情 報をネットワーク2上の通信環境予測サーバ3 アップデートする。通信環境予測サーバ3は 、複数のナビゲーション装置1から取得した 信情報に基づいて、所定のエリアにおける 信環境を高い精度で予測することが可能と る。

 (v)第2通信情報生成処理
 第1通信情報生成処理では、第1通信環境予 ユニット200を有するナビゲーション装置1が 信情報を生成することとしているが、本発 はこれに限定されるものではなく、通信環 予測サーバ3が、ナビゲーション装置1から 別情報及び測位情報を取得し、当該種別情 及び測位情報に基づいて通信情報を生成す こととしてもよい。

 第2通信情報生成処理について図14を参照 て説明する。図14は、第2通信情報生成処理 フローチャートである。

 サーバユニット150の通信部152は、ネット ーク2を介してナビゲーション装置1から種 情報及び測位情報を取得する(ステップS11)。 続いて、通信情報生成部153は、取得した種別 情報及び測位情報のペアが複数存在するか否 かを判定する(ステップS12)。複数存在しない 合(ステップS12;No)、即ち取得した種別情報 び測位情報のペアが1組である場合、通信情 生成部153は、ステップS14の処理へ進む。一 、取得した種別情報及び測位情報のペアが 数存在する場合(ステップS12;Yes)、通信情報 成部153は、当該種別情報に基づいて、当該 位情報がナビゲーション装置1によるもので あるか否かを判定する(ステップS13)。

 ステップS12において取得した種別情報及 測位情報のペアが複数存在する場合、通信 報生成部153は、ナビゲーション装置1による 測位情報のみに基づいて、位置情報が示す地 点の受信衛星数がN個未満であるか否かを判 する(ステップS14)。一方、ステップS12におい て取得した種別情報及び測位情報のペアが1 である場合、通信情報生成部153は、当該測 情報に基づいて、位置情報が示す地点の受 衛星数がN個未満であるか否かを判定する(ス テップS14)。

 受信衛星数がN個未満ではない場合(ステ プS14;No)、即ち受信衛星数がN個以上である場 合、通信情報生成部153は、当該位置情報が示 す地点の環境情報を「2;良好」に設定する(ス テップS15)。

 受信衛星数がN個未満である場合(ステッ S14;Yes)、通信情報生成部153は、当該位置情報 が示す地点の受信衛星数がM個未満であるか かを判定する(ステップS16)。なお、MはNより ない数であるものとする。受信衛星数がM個 未満ではない場合(ステップS16;No)、即ち受信 星数がM個以上N個未満である場合、通信情 生成部153は、当該位置情報が示す地点の環 情報を「1;可」に設定する(ステップS17)。一 、受信衛星数がM個未満である場合(ステッ S16;Yes)、通信情報生成部153は、当該位置情報 が示す地点の環境情報を「0;不可」に設定す (ステップS18)。

 すると、通信情報生成部153は、測位情報 含まれる全ての位置情報が示す地点の環境 報を設定したか否かを判定する(ステップS19 )。設定していないと判定した場合(ステップS 19;No)、通信情報生成部153は、ステップS12乃至 S19の処理を繰り返し行う。一方、設定したと 判定した場合(ステップS19;Yes)、通信情報生成 部153は、位置情報と、環境情報と、GPS信号を 受信した端末の種別を示す種別情報とを対応 付けた通信情報を生成する(ステップS20)。こ により、第2通信情報生成処理は完了する。

 このような第2通信情報生成処理を実行す ることで、通信環境予測サーバ3は、ナビゲ ション装置1から取得した種別情報及び測位 報に基づいて、当該ナビゲーション装置1が 搭載された車両が移動したエリアにおける通 信環境を示す通信情報を生成することができ る。さらに、通信環境予測サーバ3は、生成 た複数の通信情報により、所定のエリアに ける通信環境を高い精度で予測することが 能となる。

 なお、第1実施例では、走行ルート算出部 が算出した走行ルートに基づいてGPS信号を受 信できない地点の位置情報を補完し、図8(b) 示すような測位情報を生成することとして る。しかし、本発明はこれに限定されるも ではなく、ナビゲーション装置1は自立測位 置10による測定結果に基づいてGPS信号19が受 信できない場所での自立測位を実現している ため、自立測位結果のみに基づいてGPS信号を 受信できない地点の位置情報を補完すること としてもよい。即ち、走行ルートとのマッチ ングをすることなく、図8(b)に示すような測 情報及び通信情報を生成することとしても い。

 また、第1実施例では、図2に示すような 信環境予測システム70を想定して、ナビゲー ション装置1と通信環境予測サーバ3がネット ーク2を介して直接通信可能としているが、 本発明はこれに限定されるものではなく、図 1に示すような通信環境予測システム80も想定 される。この場合、蓄積部206に記憶された通 信情報は、ネットワーク2への接続が可能な 末装置5から通信環境予測サーバ3へアップロ ードされる。蓄積部206がリムーバブルHDDのよ うに取り外しできる場合、図1に示すように れ自身を外して端末装置5と接続させる。蓄 部206が取り外しできない場合、通信情報を 途記録メディアにコピーすることとしても い。

 [第2実施例]
 上記第1実施例では、第1通信環境予測ユニ ト200を構成するナビゲーション装置1が蓄積 を有していたが、本第2実施例で説明する第 2通信環境予測ユニット300を構成するナビゲ ション装置は、生成した通信情報等を記憶 る蓄積部を有していない。よって、本第2実 例におけるナビゲーション装置は、図3にお けるデータ記憶ユニット36が不要である。な 、本第2実施例におけるナビゲーション装置 のハードウェア構成は、データ記憶ユニット 36が不要であること以外上記第1実施例と同様 であるため、便宜上説明は省略する。

 図15に、GPS信号19に基づいて、ナビゲーシ ョン装置が搭載された車両が移動したエリア における通信環境を示す通信情報を生成する 第2通信環境予測ユニット300の機能構成を示 。第2通信環境予測ユニット300は、実態的に 、ネットワーク2への通信機能を有しており 、且つ、地図情報記憶部及び蓄積部を有して いないナビゲーション装置の構成要素により 構成される。第2通信環境予測ユニット300は 図示のように、信号受信部301、位置情報検 部302、ナビ処理部303、走行履歴生成部304、 信制御部305、通信部306及びAV再生部307を備え る。

 信号受信部301は、GPSアンテナ180によりGPS 星からGPS信号19を受信する。

 位置情報検出部302は、信号受信部301が受 したGPS信号19に基づいて、GPS信号の受信時 、GPS信号を受信したGPS衛星の数である受信 星数、ナビゲーション装置が搭載された車 の位置を示す位置情報を検出する。位置情 は、GPS信号受信時における車両の位置を示 緯度、経度、高度等の情報であるが、本第2 施例では、便宜上、緯度及び経度の情報で るものとする。検出された位置情報は、必 に応じて通信制御部305及び通信部306により ットワーク上の通信環境予測サーバ3へ送信 され、保存される。

 ナビ処理部303は、走行ルート算出部及び ッチング部を有している。

 走行ルート算出部は、位置情報検出部302 検出した位置情報と、通信制御部305及び通 部306によりネットワーク2を介して通信環境 予測サーバ3から取得した地図情報とに基づ て、車両の走行ルートを算出する。算出さ た走行ルートは、通信制御部305及び通信部30 6によりネットワーク上の通信環境予測サー 3へ送信され、保存される。また、算出され 走行ルートは、ナビゲーション画面として ィスプレイ44に表示される。

 通信環境予測サーバ3から取得する地図情 報は、上記第1実施例において蓄積部206に蓄 された地図情報と同様であるため、便宜上 明は省略する。また、走行ルートの算出、 正及び表示についても、上記第1実施例と同 であるため、便宜上説明は省略する。また 走行ルート算出部は、必要に応じて通信制 部305及び通信部306により通信環境予測サー 3から、当該通信環境予測サーバ3で実行さ た走行ルート算出結果を取得する。即ち、 行ルートの算出は、通信環境予測サーバ3側 実行されることとしてもよい。

 マッチング部は、後述する不通区間設定 が設定した不通区間と、走行ルート算出部 算出及び/又は取得した走行ルートをマッチ ングし、通信が不通である連続した地点を示 す通信不通ルート情報を生成する。

 走行履歴生成部304は、測位情報生成部、 通地点設定部、不通区間設定部及び通信情 生成部を有している。

 測位情報生成部は、位置情報検出部302が 出した位置情報、受信時刻及び受信衛星数 基づいて、図8(b)に示すような測位情報を生 成する。生成された測位情報は、通信制御部 305及び通信部306によりネットワーク上の通信 環境予測サーバ3へ送信され、保存される。 お、測位情報の生成については、上記第1実 例と同様であるため、便宜上説明は省略す 。

 不通地点設定部は、測位情報生成部が生 した測位情報に基づいて、受信衛星数が0で ある位置情報が示す地点を通信不通地点に設 定する。設定された通信不通地点は、通信制 御部305及び通信部306によりネットワーク上の 通信環境予測サーバ3へ送信され、保存され 。

 不通区間設定部は、不通地点設定部によ 設定された連続する通信不通地点を通信不 区間に設定する。通信制御部305及び通信部3 06によりネットワーク上の通信環境予測サー 3へ送信され、保存される。

 通信情報生成部は、測位情報生成部によ 生成された測位情報に基づいて、車両が移 したエリアにおける通信環境を示す通信情 を生成する。このとき通信情報生成部は、 ッチング部が生成した通信不通ルート情報 参考にすることとしてもよい。生成された 信情報は、通信制御部305及び通信部306によ ネットワーク上の通信環境予測サーバ3へ送 信され、保存される。通信情報の詳細は、上 記第1実施例と同様であるため、便宜上説明 省略する。

 通信制御部305は、走行ルート算出部が算 した走行ルート、測位情報生成部が生成し 測位情報、不通地点設定部が設定した不通 点、不通区間設定部が設定した不通区間、 信情報生成部が生成した通信情報、車両の 行方向から得られる緯度及び経度等を、通 部306からリアルタイムに通信環境予測サー 3へアップロードする。また、通信制御部305 は、必要に応じて通信環境予測サーバ3から 図情報や走行ルート算出結果、最新の通信 境予測マップ等をダウンロードして利用す 。具体的に、通信制御部305は、将来車両が 達する地点の緯度及び経度に基づいて、通 環境予測サーバ3からダウンロードによって 新の通信環境予測マップを取得し、安定し 通信制御に利用する。通信制御部305及び通 部306は、図3に示すナビゲーション装置1の 信装置38により構成される。

 AV再生部307は、コンテンツデータを再生 ることでディスプレイ44に画像を表示させた り、スピーカ53から音声を出力させたりする AV再生機能は、図3に示すナビゲーション装 1の表示ユニット40及び音声ユニット50から 成されている。

 なお、本第2実施例におけるサーバユニッ トは、基本的に上記第1実施例と同様である め、便宜上説明は省略する。なお、本第2実 例で示すようにナビゲーション装置が、通 環境予測サーバ3で実行された走行ルート算 出結果を要求する場合、サーバユニットは、 ナビ処理部を備え、地図情報記憶部151に記憶 された地図情報と、通信部153によりナビゲー ション装置から取得した車両の位置情報とに 基づいて、車両の走行ルートを算出する。算 出された走行ルート算出結果は、通信部153に よりナビゲーション装置1へ提供される。

 また、本実施例における精度向上方法、 1通信情報生成処理及び第2通信情報生成処 は、基本的に上記第1実施例と同様であるた 、便宜上説明は省略する。

 このようにナビゲーション装置から蓄積 をなくすことで、ナビゲーション装置の軽 化を図ることができる。

 [第3実施例]
 上記第1実施例では、第1通信環境予測ユニ ト200を構成するナビゲーション装置1を適用 ているが、本発明はこれに限定されるもの はなく、第3通信環境予測ユニット400を構成 するPNDを適用することとしてもよい。PNDとは 、簡易タイプのポータブル型ナビゲーション 装置であって、その多くはGPS信号19のみを利 してナビゲーション機能を実現している装 であるため、図3に示すナビゲーション装置 1のような自立測位装置10を有していない。ま た、本第3実施例におけるPNDは、ネットワー 2との通信機能を有していない。なお、本第3 実施例におけるPNDのハードウェア構成は、図 3に示すナビゲーション装置1のハードウェア 成を簡略化したものであるため、便宜上説 は省略する。

 図16に、GPS信号19に基づいて、通信機能を 有しないPNDが搭載された車両が移動したエリ アにおける通信環境を示す通信情報を生成す る第3通信環境予測ユニット400の機能構成を す。第3通信環境予測ユニット400は、実態的 は、ネットワーク2への通信機能を有してい ないPNDの構成要素により構成される。第3通 環境予測ユニット400は、図示のように、信 受信部401、位置情報検出部402、地図情報記 部403、ナビ処理部404、走行履歴生成部405及 蓄積部406を備える。

 信号受信部401は、GPSアンテナ180によりGPS 星からGPS信号19を受信する。

 位置情報検出部402は、信号受信部401が受 したGPS信号19に基づいて、GPS信号19の受信時 刻、GPS信号を受信したGPS衛星の数である受信 衛星数、PNDが搭載された車両の位置を示す位 置情報を検出する。位置情報は、GPS信号受信 時における車両の位置を示す緯度、経度、高 度等の情報であるが、本実施例では、便宜上 緯度及び経度の情報であるものとする。検出 された位置情報は、蓄積部406に記憶される。

 地図情報記憶部403は、地図情報を記憶し いる。

 ナビ処理部404は、走行ルート算出部を有 ている。走行ルート算出部は、位置検出部4 02が検出した位置情報と、地図情報記憶部403 記憶された地図情報とに基づいて、車両の 行ルートを算出する。算出された走行ルー は、蓄積部406に記憶される。また、算出さ た走行ルートは、ナビゲーション画面とし ディスプレイ44に表示される。

 走行履歴生成部405は、測位情報生成部及 通信情報生成部を有している。

 測位情報生成部は、位置情報検出部402が 出した位置情報、受信時刻及び受信衛星数 基づいて、図8(a)に示すような測位情報を生 成する。上記第1実施例のようなナビゲーシ ン装置1と異なり、PNDの多くはGPS信号のみを 用してナビゲーション機能を実現している そのため、車両がトンネル内部や高架橋の 等障害物のある地点を走行する場合、自車 置を正確に表示することができない。よっ 、本第3実施例では、図8(a)に示すような測 情報となる。生成された測位情報は、蓄積 406に記憶される。

 通信情報生成部は、蓄積部406に記憶され いる測位情報に基づいて、走行ルート算出 が算出した走行ルートとマッチングをとる とで、受信衛星数が0である地点の位置情報 を補完する。そして、通信情報生成部は、補 完した測位情報に基づいて、車両が移動した エリアにおける通信環境を示す通信情報を生 成する。生成された通信情報は、蓄積部406に 記憶される。本第3実施例において蓄積部406 記憶された通信情報は、ネットワーク2への 続が可能な端末装置5から通信環境予測サー バ3へアップロードされる。なお、通信情報 対応付けられる種別情報はPNDとなる。

 蓄積部406は、位置情報、測位情報、通信 報等を記憶する。

 なお、本第3実施例におけるサーバユニッ ト、精度向上方法、第1通信情報生成処理及 第2通信情報生成処理は、基本的には上記第1 実施例と同様であるため、便宜上説明は省略 する。

 [第4実施例]
 上記第3実施例では、ネットワーク2との通 機能を有しないPNDを適用することとしてい が、本発明はこれに限定されるものではな 、ネットワーク2との通信機能を有するPNDを 用することとしてもよい。通信機能として 、例えばデータ通信モデム(携帯)が挙げら る。このほか、車両に搭載されるアクセス イントを利用する方法や、携帯電話と無線 信することで間接的にネットワーク2へ接続 る方法も考えられる。

 図17にGPS信号19に基づいて、通信機能を有 するPNDが搭載された車両が移動したエリアに おける通信環境を示す通信情報を生成する第 4通信環境予測ユニット500の機能構成を示す 第4通信環境予測ユニット500は、実態的には 通信機能を有するPNDの構成要素により構成 れる。第4通信環境予測ユニット500は、図示 のように、信号受信部501、地図情報記憶部502 、位置情報検出部503、ナビ処理部504、走行履 歴生成部505、蓄積部506、通信制御部507及び通 信部508を備える。

 信号受信部501は、GPSアンテナ180によりGPS 星からGPS信号19を受信する。

 地図情報記憶部502は、地図情報を記憶し いる。

 位置情報検出部503は、信号受信部501が受 したGPS信号19に基づいて、GPS信号の受信時 、GPS信号を受信したGPS衛星の数である受信 星数、PNDが搭載された車両の位置を示す位 情報を検出する。位置情報は、GPS信号受信 における車両の位置を示す緯度、経度、高 等の情報であるが、本実施例では、便宜上 緯度及び経度の情報であるものとする。検 された位置情報は、蓄積部506に記憶される

 ナビ処理部504は、走行ルート算出部を有 ている。走行ルート算出部は、位置検出部5 03が検出した位置情報と、地図情報記憶部502 記憶された地図情報とに基づいて、車両の 行ルートを算出する。算出された走行ルー は、蓄積部506に記憶される。また、算出さ た走行ルートは、ナビゲーション画面とし ディスプレイ44に表示される。

 走行履歴生成部505は、測位情報生成部及 通信情報生成部を有している。

 測位情報生成部は、位置情報検出部503が 出した位置情報、受信時刻及び受信衛星数 基づいて、図8(a)に示すような測位情報を生 成する。上記第1実施例のようなナビゲーシ ン装置1と異なり、PNDの多くはGPS信号のみを 用してナビゲーション機能を実現している そのため、車両がトンネル内部や高架橋の 等障害物のある地点を走行する場合、自車 置を正確に表示することができない。よっ 、本第4実施例では、図8(a)に示すような測 情報となる。生成された測位情報は、蓄積 506に記憶される。

 通信情報生成部は、蓄積部506に記憶され いる測位情報に基づいて、走行ルート算出 が算出した走行ルートとマッチングをとる とで、受信衛星数が0である地点の位置情報 を補完する。そして、通信情報生成部は、補 完した測位情報に基づいて、車両が移動した エリアにおける通信環境を示す通信情報を生 成する。生成された通信情報は、蓄積部506に 記憶される。

 蓄積部506は、位置情報、測位情報、通信 報等を記憶する。

 通信制御部507は、蓄積部506に記憶された 信情報を、通信部508からリアルタイムに通 環境予測サーバ3へアップロードする。また 、通信制御部507は、必要に応じて蓄積部506に 記憶された位置情報や測位情報等を、通信部 508からリアルタイムに通信環境予測サーバ3 アップロードする。さらに、通信制御部507 、通信環境予測サーバ3から更新された最新 通信環境予測マップ等をダウンロードして 用する。なお、リアルタイム通信を行わず 情報をアップロードすることとしてもよい

 これによれば、通信環境予測サーバ3又は 通信環境予測端末は、GPS信号が障害物のある 場所では受信できないという特徴を利用して 、車両が移動したエリアにおける通信環境を 示す通信情報を生成することができる。即ち 、複数の通信情報に基づいて、所定のエリア の通信環境を予測することができる。

 [変形例]
 上記第1乃至第4実施例では、ナビゲーショ 装置またはPNDを利用したナビゲーションに 用することとしているが、本発明はこれに 定されるものではなく、携帯電話を利用し ナビゲーションに適用することとしてもよ 。携帯電話を利用したナビゲーションを実 するシステム構成を図18に示す。

 図示のようなシステムにおいて、ナビゲ ション装置1eは、ネットワーク2と接続する とができないため、ネットワーク2を介して 直接通信環境予測サーバ3と情報のやり取り 行うことができない。なお、ナビゲーショ 装置1eは、通信部601、通信制御部602及びAV再 部603を備える。通信制御部602は、通信部601 より携帯電話6を介して通信環境予測サーバ 3と各種情報のやり取りを行う。AV再生部603は 、コンテンツデータを再生することでディス プレイ44に画像を表示させたり、スピーカ53 ら音声を出力させたりする。

 携帯電話6は、GPSアンテナ190を有しており 、通信部605及び蓄積部606を備える。通信部605 は、ナビゲーション装置1eと無線通信等が可 であり、且つ、ネットワーク2に接続可能で ある。よって、携帯電話6は、ナビゲーショ 装置1eと通信環境予測サーバ3の間で各種情 のやり取りを行う。蓄積部606は、各種情報 記憶するメモリである。

 このようなシステムによれば、携帯電話6 に搭載されている通信機能を利用して、車両 に搭載されたAV機能により第2実施例で記載し たような通信型のナビゲーション装置を実現 することが可能となる。この場合、携帯電話 6で受信しているGPS信号19をリアルタイムでネ ットワーク2上の通信環境予測サーバ3に送信 ることができる。また、ナビゲーション装 1eは、携帯電話6を介して通信環境予測サー 3から、周辺地図のコンテンツを取得するこ とができる。さらに、通信環境予測サーバ3 は、通信情報が生成される。このとき、ナ ゲーション装置1eは、携帯電話6を介して通 環境予測サーバ3から最新の通信情報を取得 、利用することとしてもよい。

 本発明は、GPS信号に基づいて所定のエリ における通信環境を予測する方法として各 端末で利用することができる。