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Patent Searching and Data


Title:
EDGE-CUTTING DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2020/175213
Kind Code:
A1
Abstract:
An edge-cutting device (5) performs edge-cutting for cutting away trimmings of a corrugated cardboard sheet toward the front and back when switching between orders is to be performed in a corrugating machine (1). This edge-cutting device (5) has: an edge-cutting knife (51) that is provided so as to project from the outer circumference of a cylinder (51a) having an axis disposed in the width direction of the corrugating machine; and a control device (70) that, when switching between orders is to be performed, controls the edge-cutting device (5) to perform a first edge-cutting process for edge-cutting trimming of an old order at the first rotation of the edge-cutting knife (51) and a second edge-cutting process for edge-cutting trimming of a new order at the second rotation. The control device (70) is provided with a calculation means (72) for calculating the order switching time, and a variable control means (74) for variably controlling the time interval between the first edge-cutting process and the second edge-cutting process, within the order switching time.

Inventors:
MIZUTANI HIDEKI (JP)
IWASAWA KAZUMI (JP)
Application Number:
PCT/JP2020/006055
Publication Date:
September 03, 2020
Filing Date:
February 17, 2020
Export Citation:
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Assignee:
MITSUBISHI HEAVY IND MACH SYSTEMS LTD (JP)
International Classes:
B26D1/40; B31B50/22; B65B57/00
Domestic Patent References:
WO2018155507A12018-08-30
Foreign References:
JP2012152847A2012-08-16
JP2005131955A2005-05-26
JP2647521B21997-08-27
JPH06210772A1994-08-02
JP2012152847A2012-08-16
Other References:
See also references of EP 3932634A4
Attorney, Agent or Firm:
SANADA, Tamotsu (JP)
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Claims:
〇 2020/175213 25 卩(:171? 2020 /006055

請求の範囲

[請求項 1 ] コルゲートマシンにおける才ーダー替え時に、 段ボールシートの卜 リムを前後に切り離すエッジカッ トを行うエッジカッ ト装置であって \

前記エッジカッ ト装置は、

前記コルゲートマシンの幅方向に軸線を配置されたシリンダの外周 に突設され、 前記シリンダと一体的に回転するエッジカッ トナイフと

前記才ーダー替え時に、 前記エッジカッ トナイフの 1回転目に旧才 —ダ—のトリムをエッジカッ トする第一のエッジカッ ト加工を行い、

2回転目に新才ーダーのトリムをエッジカッ トする第二のエッジカッ 卜加工を行うように前記エッジカッ ト装置を制御する制御装置と を有し、

前記制御装置は、

オーダー替え時間を算出する算出手段と、

前記オーダー替え時間内で、 前記第一のエッジカッ ト加工と前記第 二のエッジカッ ト加工との時間間隔を可変制御する可変制御手段と を備える

ことを特徴とする、 エッジカッ ト装置。

[請求項 2] 前記可変制御手段は、 前記第一のエッジカッ ト加工の終了時点から 前記第二のエッジカッ ト加工の開始時点までの間で、 前記エッジカッ トナイフの回転速度を制御する

ことを特徴とする、 請求項 1 に記載のエッジカッ ト装置。

[請求項 3] 前記コルゲートマシンは、 前記オーダー替え時に、 前記旧オーダー の前記段ボ _ルシ _卜のスリッ ト位置と、 前記新才 __の前記段ボ —ルシートのスリッ ト位置とを繫ぐセンターカッ トを形成するセンタ —カッ ト装置を有しており、

前記算出手段は、 前記センターカッ ト装置が前記センターカッ トを 〇 2020/175213 26 卩(:171? 2020 /006055

形成するために要するセンターカッ ト時間を、 前記才ーダー替え時間 として算出する

ことを特徴とする、 請求項 1又は 2に記載のエッジカッ ト装置。

[請求項 4] 前記コルゲートマシンは、 前記段ボールシートに搬送方向に沿って スリッ トを形成するスリッタスコアラを有しており、 前記算出手段は、 前記オーダー替え時に、 前記スリッタスコアラを 、 前記旧オーダー用の設定から前記新オーダー用の設定に切り替える ために要するスリッタスコアラ設定時間を、 前記才ーダー替え時間と して算出する

ことを特徴とする、 請求項 1又は 2に記載のエッジカッ ト装置。

[請求項 5] 前記コルゲートマシンは、 前記センターカッ ト装置と前記スリッタ スコアラとを有しており、

前記算出手段は、 前記センターカッ ト時間と前記スリッタスコアラ 設定時間とを算出し、 前記センターカッ ト時間と前記スリッタスコア ラ設定時間とのうち時間の長い方を、 前記オーダー替え時間として採 用する

ことを特徴とする、 請求項 3又は 4に記載のエッジカッ ト装置。

Description:
\¥02020/175213 1 卩(:17 2020/006055

明 細 書

発明の名称 : エッジカット装置

技術分野

[0001 ] 本発明は、 コルゲートマシンにおいて才ーダー替え時に トリムを処理する エッジカッ ト装置に関するものである。

背景技術

[0002] 例えば、 特許文献 1 に記載されているように、 段ボールシートを製造する コルゲートマシンには、 ダブルフエーサの下流にスリッタスコアラ及 びカッ トオフ装置がこの順に備えられている。 コルゲートマシンは、 ダブルフエー サで製造された帯状の両面段ボールシートに 対して、 スリッタスコアラによ って、 オーダーに応じた所定のI卜線入れ及びスリ ト加工を行ない、 その後 、 カッ トオフ装置により、 オーダーに応じた所定の長さに切断して、 製品シ —卜を得るようになっている。

[0003] スリッタスコアラによって加工する際には、 原紙の幅と製品シートの幅と の差により、 帯状の両面段ボールシートの両サイ ドにトリムと呼ばれる不要 部分が発生する。 このトリムは、 スリッタスコアラに対応する箇所に位置調 整されたスリッタナイフによって裁断され、 トリムシュータに送られる。

[0004] また、 特許文献 1のコルゲートマシンは、 コルゲートマシンを停止させる ことなく才ーダー替えに対応することができ るように、 スリッタスコアラと して、 第 1スリッタスコアラ及び第 2スリッタスコアラの二台を直列に配置 した構造を有する。 この構造では、 第 1スリッタスコアラ及び第 2スリッタ スコアラを交互に使用できるので、 一方のスリッタスコアラを用いてコルゲ —トマシンが作動している間に、 他方のスリッタスコアラで、 スリッタナイ フの移動など、 次オーダー (新オーダー) に応じた設定を行うことができる 。 なお、 「才ーダー替え」 とは、 旧才ーダーを終了して新才ーダーを開始す ること (つまり新才ーダーに移行すること) を言う。

[0005] この両スリッタスコアラの直上流には、 帯状の両面段ボールシートのトリ 〇 2020/175213 2 卩(:171? 2020 /006055

ムを切断 (エッジカッ ト加工という) するエッジカッ ト装置が配備される。 トリムは、 才ーダー替えの際にエッジカッ ト装置により、 旧才ーダーのトリ ムと新才ーダーのトリムとに分離されて、 所定のトリムシュータにて排出さ れる。

[0006] 図 7八, 図 7巳は、 エッジカッ ト加工が施された段ボールシートを平面視 した図である。 図 7八, 図 7巳に示すように、 搬送方向の下流側に旧才ーダ 一の段ボールシート 1 1 0 が位置し、 搬送方向の上流側に新オーダーの段 ボールシート 1 1 0巳が位置する。 各段ボールシート 1 1 0八, 1 1 0巳に は、 二点鎖線で示すようにスリッ ト 1 2 0 3 , 1 2 0匕が加工される。 なお 、 図 7八, 図 7巳において、 搬送方向に直交する方向が機械幅方向である 。 スリッ ト 1 2〇 3 , 1 2 0匕よりも機械幅方向外側部分がトリムとな 。

[0007] 図 7八は、 「一度切り」 タイプのエッジカッ ト加工を行った段ボールシー 卜の例を示す。 一度切りタイプのエッジカッ ト加工は、 旧オーダーの段ボー ルシート 1 1 0八のトリムのスリツ ト 1 2 0 3と新才ーダーの段ボールシー 卜 1 1 0巳のトリムのスリッ ト 1 2 0 とを、 才ーバーラップさせ、 才ーバ —ラップ部分に一箇所だけエッジカッ ト 1 5 0 3を入れる加工である。 図 7巳は、 「複数切り」 タイプのエッジカッ ト加工を行った段ボールシー 卜の例を示す。 複数切りタイプのエッジカッ ト加工は、 旧才ーダーの段ボー ルシート 1 1 0八と新才ーダーの段ボールシート 1 1 0巳との間にブランク 部 1 3 0を設けて、 ブランク部 1 3 0の開始部と終了部との二箇所にエッジ カッ ト 1 5 0 13 , 1 5 0〇を入れる加工である。

[0008] —度切りタイプのエッジカッ ト加工では、 オーバーラップ部分に、 スリッ

とを加えた部分が不良シートとなる。

—方、 複数切りタイプのエッジカッ ト加工では、 スリッ ト 1 2 0 3 , 1 2 〇匕の前後の傷がブランク部 1 3 0内に形成されるので、 旧才ーダーの終了 部であるエッジカッ ト 1 5 0匕と新才ーダーの開始部であるエッジカッ ト 1 5 0〇との間のブランク部 1 3 0のみが不良シートとなり、 不良シートの長 〇 2020/175213 3 卩(:171? 2020 /006055

さを抑制できる。

[0009] また、 例えば特許文献 2に記載されているように、 従来のコルゲートマシ ンにおいて、 複数 (例えば二台) のカッ トオフ装置と、 スリッタスコアラと 複数のカッ トオフ装置との間に配置されたディレクタ装 置とを備える構造が 知られる。 この構造のコルゲートマシンでは、 スリッタスコアラにより形成 された複数丁の段ボールシートを、 ディレクタ装置により機械幅方向に分離 して、 複数のカッ トオフ装置に振り分けることができる。 この場合、 オーダ —替えに際して、 各カッ トオフ装置に振り分けられる新旧オーダーの 段ボー ルシートを連続させるために、 スリッタスコアラの上流にセンターカッ ト装 置が設けられる。 このセンターカッ ト装置は、 新旧オーダーの振り分け部分 であるスリッ ト位置を繫ぐセンターカッ トを形成するセンターカッ ト加工を 行う (例えば特許文献 2を参照) 。

[0010] 例えば、 図 7〇において、 一丁目の段ボールシート 1 1 〇八, 1 1 0巳と 、 二丁目及び三丁目の段ボールシート 1 1 0八 ' 1 1 0巳 とがそれぞれ 別のカッ トオフ装置に振り分けられるとする。 この場合、 センターカッ ト装 置は、 才ーダー替えに際して、 旧才ーダーの振り分け部分である段ボールシ —卜 1 1 0八, 1 1 0八,の間のスリッ ト 1 2 0〇と、 新才ーダーの振り分 け部分である段ボールシート 1 1 0巳, 1 1 0巳 の間のスリッ ト 1 2 0 とを繫ぐセンターカッ ト 1 6 0を形成する。 センターカッ ト 1 6 0の部分で ブランク部 1 3 0とブランク部 1 3 0 とが分離される。

[001 1 ] このように、 コルゲートマシンでは、 才ーダー替えに際して、 エッジカッ 卜装置によるエッジカッ ト加工や、 センターカッ ト装置によるセンターカッ 卜加工や、 新オーダーに応じたスリッタスコアラの設定 など、 各種加工や設 定が、 準備作業として行われる。 先行技術文献

特許文献

[0012] 特許文献 1 :特開 2 0 1 2 - 1 5 2 8 4 7号公報

特許文献 2 :国際公開第 2 0 1 8— 1 5 5 5 0 7号公報 \¥02020/175213 4 卩(:17 2020/006055

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0013] ところで、 上記の特許文献 1 に記載された従来のエッジカッ ト装置は、 シ リンダの外周に突設されたエッジカッ トナイフと、 段ボールシートの搬送ラ インを挟んでエッジカッ トナイフと対向して配置されたアンビルシリ ンダと を有し、 回転駆動されているエッジカッ トナイフとアンビルシリンダとの間 で、 帯状の段ボールシートのトリムにエッジカッ ト加工を行う構造である。

[0014] 従来のエッジカッ ト装置は、 複数切りタイプのエッジカッ ト加工を行う場 合、 エッジカッ トナイフを所定の待機位置から段ボールシー トの搬送速度と 同速度まで加速させた後、 図 7巳に示すように、 第一のエッジカッ ト加工に て第ーエッジカッ ト 1 5 0匕を形成する。 その後、 同速度を維持した状態で エッジカッ トナイフが一回転すると、 第二のエッジカッ ト加工にて第ニエッ ジカッ ト 1 5 0〇が形成される。

第一のエッジカッ ト加工と第二のエッジカッ ト加工とが行われる間、 エッ ジカッ トナイフは、 通常、 段ボールシートの搬送速度と同速度の一定速 度で 回転制御されているので、 ブランク部 1 3 0の長さは、 エッジカッ トナイフ の円周距離 (以下 「ナイフ周長」 ) により規定される。

[0015] しかし、 上記のように、 コルゲートマシンでは、 才ーダー替えに際して、 上記のエッジカッ ト加工のほか、 センターカッ ト加工や、 新才ーダーに応じ たスリッタスコアラの設定など、 各種加工や設定が、 準備作業として行われ るため、 ブランク部 1 3 0として必要な長さは、 オーダー替え時の準備作業 に要する時間 (才ーダー替え時間) に基づくものとなる。

[0016] 例えば、 センターカッ ト加工を行う場合、 図 7〇に示すように、 旧オーダ —の段ボールシート 1 1 0八, 1 1 0八 との間のスリッ ト 1 2 0〇と、 新 才ーダーの段ボールシート 1 1 〇巳, 1 1 〇巳 との間のスリッ ト 1 2 0 ¢1 とを繫ぐセンターカッ ト 1 6 0を形成し終えるまでは、 新才ーダーに移行で きない。 したがって、 エッジカッ ト装置が第一のエッジカッ ト加工と第二の エッジカッ ト加工とを行う時間間隔は、 センターカッ ト装置がセンターカッ 〇 2020/175213 5 卩(:171? 2020 /006055

卜 1 6 0を形成するために要する時間以上に長く確 される必要がある。 言 い換えれば、 ブランク部 1 3 0として必要な長さは、 センターカッ トの長さ !_ 1 によって変化するものであり、 少なくとも、 センターカッ トの長さ 1_ 1 よりも長く確保される必要がある。

このブランク部 1 3 0として必要な長さは、 ナイフ周長と、 センターカッ 卜の長さ 1_ 1 とから決定され、 次式で表される。 なお、 次式中の 3は任意の 自然数である。

ブランク部の長さ =ナイフ周長 X 8>センターカッ トの長さ つまり、 複数切りタイプのエッジカッ ト加工を行う場合、 エッジカッ トナ イフを一周させれば第ーエッジカッ ト 1 5 0匕と第ニエッジカッ ト 1 5 0〇 とを形成し得るものの、 センターカッ トの長さ !_ 1がナイフ周長よりも長い 場合、 エッジカッ トナイフをもう一周余計に回転させる必要が ある。 このこ とは、 オーダー替え時に発生する不良シートの長さ を増加させる。

[0017] また、 従来、 コルゲートマシンにおいて、 スリッタスコアラを一台のみ有 する構造 (シングルスリッタ) も知られている。 このシングルスリッタの構 造で、 コルゲートマシンを停止させることなく才ー ダー替えを行うためには 、 まず、 旧才ーダーの終了タイミングでスリッタスコ アラのスリッタナイフ を作動位置から待避位置に移動させて、 この状態で新オーダーに応じたスリ ッ ト加工位置までスリッタナイフを機械幅方向 に移動させ、 その後、 スリッ タナイフを待避位置から作動位置に戻す。 したがって、 シングルスリッタの 構造では、 スリッタナイフが再び作動位置に戻るまでは 、 スリッタスコアラ の設定が完了せず、 新オーダーに移行できない。

この場合、 エッジカッ ト装置が第一のエッジカッ ト加工と第二のエッジカ ッ ト加工とを行う時間間隔は、 スリッタスコアラの設定に要する時間以上に 長く確保される必要がある。 言い換えれば、 ブランク部 1 3 0として必要な 長さは、 スリッタスコアラの設定に要する時間によっ て変化し、 設定に要す る時間が第一のエッジカッ ト加工と第二のエッジカッ ト加工とを行う時間間 隔よりも長い場合は、 エッジカッ トナイフをもう一周余計に回転させる必要 〇 2020/175213 6 卩(:171? 2020 /006055

がある。 このことは、 オーダー替え時に発生する不良シートの長さ を増加さ せる。

[0018] このように、 エッジカッ ト装置が複数切りタイプのエッジカッ ト加工を行 う場合、 第一のエッジカッ ト加工と第二のエッジカッ ト加工とを行う時間間 隔は、 オーダー替え時の準備作業に要する時間 (オーダー替え時間) 以上に 長く確保される必要がある。

しかし、 従来のエッジカッ ト装置では、 ブランク部 1 3 0の長さはナイフ 周長に規定されており、 このことはオーダー替え時に発生する不良シ ートの 長さを増加させていた。 このため、 不良シートの長さの抑制に改善の余地が あった。

近年、 コルゲートマシンでは、 小ロッ トで製品シートを生産する傾向があ り、 才ーダー替えの頻度が多くなっている。 このため、 才ーダー替えに伴う 不良シートの長さの抑制への要望がより高ま っている。

[0019] 本発明のエッジカッ ト装置は、 このような課題に鑑み案出されたもので、 エッジカッ ト装置において、 才ーダー替えに伴う不良シートの長さを抑制 す ることを目的の一つとする。 なお、 この目的に限らず、 後述する発明を実施 するための形態に示す各構成により導かれる 作用効果であって、 従来の技術 によっては得られない作用効果を奏すること も本件の他の目的である。 課題を解決するための手段

[0020] ( 1 ) 本発明のエッジカッ ト装置は、 コルゲートマシンにおける才ーダー 替え時に、 段ボールシートのトリムを前後に切り離すエ ッジカッ トを行うエ ッジカッ ト装置であって、 前記エッジカッ ト装置は、 前記コルゲートマシン の幅方向に軸線を配置されたシリンダの外周 に突設され、 前記シリンダと一 体的に回転するエッジカッ トナイフと、 前記才ーダー替え時に、 前記エッジ カッ トナイフの 1回転目に旧オーダーのトリムをエッジカッ トする第一のエ ッジカッ ト加工を行い、 2回転目に新才ーダーのトリムをエッジカッ トする 第二のエッジカッ ト加工を行うように前記エッジカッ ト装置を制御する制御 装置とを有し、 前記制御装置は、 オーダー替え時間を算出する算出手段と、 〇 2020/175213 7 卩(:171? 2020 /006055

前記才ーダー替え時間内で、 前記第一のエッジカッ ト加工と前記第二のエッ ジカッ ト加工との時間間隔を可変制御する可変制御 手段とを備えることを特 徴とする。

[0021 ] ( 2 ) 前記可変制御手段は、 前記第一のエッジカッ ト加工の終了時点から 前記第二のエッジカッ ト加工の開始時点までの間で、 前記エッジカッ トナイ フの回転速度を制御することが好ましい。

( 3 ) 前記コルゲートマシンは、 前記オーダー替え時に、 前記旧オーダー の前記段ボ _ ルシ _ 卜のスリッ ト位置と、 前記新才 _ _ の前記段ボ _ ルシ —卜のスリッ ト位置とを繫ぐセンターカッ トを形成するセンターカッ ト装置 を有しており、 前記算出手段は、 前記センターカッ ト装置が前記センターカ ッ トを形成するために要するセンターカッ ト時間を、 前記才ーダー替え時間 として算出することが好ましい。

( 4 ) 前記コルゲートマシンは、 前記段ボールシートに搬送方向に沿って スリッ トを形成するスリッタスコアラを有しており 、 前記算出手段は、 前記 オーダー替え時に、 前記スリッタスコアラを、 前記旧オーダー用の設定から 前記新オーダー用の設定に切り替えるために 要するスリッタスコアラ設定時 間を、 前記才ーダー替え時間として算出することが 好ましい。

( 5 ) 前記コルゲートマシンは、 前記センターカッ ト装置と前記スリッタ スコアラとを有しており、 前記算出手段は、 前記センターカッ ト時間と前記 スリッタスコアラ設定時間とを算出し、 前記センターカッ ト時間と前記スリ ッタスコアラ設定時間とのうち時間の長い方 を、 前記オーダー替え時間とし て採用することが好ましい。

発明の効果

[0022] 本発明のエッジカッ ト装置によれば、 才ーダー替え時間に合わせて第一の エッジカッ ト加工と第二のエッジカッ ト加工との時間間隔を可変制御するこ とで、 第一のエッジカッ ト加工によるエッジカッ トの位置と第二のエッジカ ッ ト加工によるエッジカッ トの位置との距離間隔を、 才ーダー替えに伴い必 要とされるブランク部の長さに対して最小限 にすることができる。 したがっ \¥02020/175213 8 卩(:17 2020/006055

て、 オーダー替えに伴う不良シートの長さを抑制 でき、 生産性を向上できる 図面の簡単な説明

[0023] [図 1]実施形態に係るエッジカツ ト装置を備えたコルゲートマシンの構成を説 明する模式的側面図である。

[図 2]実施形態に係るエッジカッ ト装置のより具体的な構成例を説明する斜視 図である。

[図 3]実施形態に係るエッジカツ ト制御の手順を説明するフローチヤートであ る。

[図 4]実施形態に係るエッジカッ トナイフの回転速度制御の一例を説明する夕 イミングチヤ _ 卜である。

[図 5]実施形態に係るエッジカッ ト装置の作用を説明する図であって、 段ボー ルシートを平面視した図である。

[図 6]実施形態に係るエッジカッ ト装置を備えたコルゲートマシンであって、 シングルスリッタの構造を有するものを説明 する模式的側面図である。

[図 7八]従来技術を説明する図であり、 一度切りタイプのエッジカッ ト加工を 説明する図である。

[図 78]従来技術を説明する図であり、 複数切りタイプのエッジカッ ト加工を 説明する図である。

[図 7(:]従来技術を説明する図であり、 センターカツ トを説明する図である。 発明を実施するための形態

[0024] 図面を参照して、 実施形態としてのエッジカッ ト装置について説明する。

以下に示す実施形態はあくまでも例示に過ぎ ず、 以下の実施形態で明示しな い種々の変形や技術の適用を排除する意図は ない。 本実施形態の各構成は、 それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形し て実施することができる。 また 、 必要に応じて取捨選択することができ、 あるいは適宜組み合わせることが できる。

[0025] [1 . コルゲートマシンの構成] 〇 2020/175213 9 卩(:171? 2020 /006055

図 1は、 実施形態に係るエッジカッ ト装置を備えたコルゲートマシンの下 流部 (ドライエンド) の要部構成を説明する模式的側面図である。

図中の方向 (上, 下, 上流, 下流) は、 コルゲートマシンの搬送方向を基 準とした方向を表す。 通常は、 コルゲートマシンは水平面に設置されるので 、 コルゲートマシンの上下方向は鉛直方向に一 致する。 また、 搬送方向に直 交する方向をコルゲートマシンの幅方向 (機械幅方向という) とする。 また 、 搬送方向に向かって下流側を前方、 上流側を後方とする。

[0026] 図 1 に示すように、 コルゲートマシン 1は、 第 1スリッタスコアラ 2八と 、 第 2スリッタスコアラ 2巳と、 ディレクタ装置 3と、 上段カッ トオフ装置 4 IIと、 下段カッ トオフ装置 4 0とを備えている。 また、 第 1スリッタスコ アラ 2八の上流にはエッジカッ ト装置 5が備わり、 更に、 エッジカッ ト装置 5と第 1スリッタスコアラ 2八の間にセンターカッ ト装置 6が備わる。 なお 、 上段カッ トオフ装置 4 II及び下段カッ トオフ装置 4 0は、 図示の便宜上搬 送方向に位置をずらして示されているが、 搬送方向の同位置に上下二段に配 置されてよい。

[0027] 第 1スリッタスコアラ 2八及び第 2スリッタスコアラ 2巳の二台のスリッ タスコアラ 2 (第 1 , 第 2スリッタスコアラを区別しない場合には符 2で 示す) が直列に配置され、 コルゲートマシン 1 を停止させることなくオーダ —替えに対応する構成である。 つまり、 一方のスリッタスコアラ 2を作動さ せている間に、 他方のスリッタスコアラ 2では次オーダーに応じた準備が行 われる。

[0028] 各スリッタスコアラ 2は、 帯状の両面段ボールシート 1 1が搬送される搬 送ライン 1 0を挟んでその一方 (ここでは、 下方) に、 円盤状のスリッタナ イフ 2 1が設けられ、 搬送ライン 1 0の他方 (ここでは、 上方) に、 スリッ タナイフ 2 1 に対向する対向口ール 2 3が設けられている。 スリッタナイフ 2 1 と対向口ール 2 3との組は、 機械幅方向に沿って複数組並設されている 。 なお、 各スリッタスコアラ 2には、 I卜線加工を行うための I卜入れ口ールや 、 トリムを処理するトリムシュータなどその他 の構成要素を含むが、 それら 〇 2020/175213 10 卩(:171? 2020 /006055

の図示及び説明を省略する。

[0029] スリッタナイフ 2 1の外周が搬送ライン 1 0を走行する両面段ボールシー 卜 1 1 を貫通する位置に到達するようにスリッタナ イフ 2 1 を上昇させると 共に、 対向口ール 2 3を搬送ライン 1 0まで降下させた作動位置とすること により、 スリッタナイフ 2 1 によるスリッ ト加工が行なわれる。 図 1 に示す 第 1スリッタスコアラ 2八はスリッタナイフ 2 1が作動位置となっている。

[0030] 一方、 スリッタナイフ 2 1 を搬送ライン 1 0と干渉しない位置まで降下さ せると共に、 対向口ール 2 3を搬送ライン 1 0と干渉しない位置まで上昇さ せた待避位置とし、 この待避位置とすることにより、 次オーダーに応じたス リッ ト加工位置までスリッタナイフ 2 1 を機械幅方向に移動させることがで きる。 図 1 に示す第 2スリッタスコアラ 2巳はスリッタナイフ 2 1が待避位 置となっている。

[0031 ] ディレクタ装置 3は、 搬送ライン 1 0を走行する段ボールシート 1 1の下 方に配置された複数本 (例えば 6本) の短冊状のプレート 3 3 3 から なり、 段ボールシート 1 1 を下流のカッ トオフ装置 4 II , 4 0に振り分ける 機能を果たす。 各プレート 3 3 , 3 3 は、 その長手方向を搬送方向に向け て上流端を中心に図示しない駆動機構により 個別に揺動可能に構成されてお り、 水平姿勢 (符号 3 3 ) と、 上流から下流に向かって上方傾斜した傾斜 姿勢 (符号 3 3) とのいずれかの姿勢に設定される。 傾斜姿勢のプレート 3 3は、 スリッタスコアラ 2にて形成された複数丁の段ボールシート 1 1の一 部を上段カッ トオフ装置 4 IIに振り分けて、 水平姿勢のプレート 3 3 は、 複数丁の段ボールシート 1 1の残りの一部を下段カッ トオフ装置 4 0に振り 分ける。

[0032] 上段カッ トオフ装置 4 II及び下段カッ トオフ装置 4 0 (上段カッ トオフ装 置 4 IIと下段カッ トオフ装置 4 0とを区別しない場合には符号 4で示す) は 、 同一の構造に構成される。

カッ トオフ装置 4は、 図 1 に示すように、 本実施形態では上下両方にナイ フシリンダ 4 1 , 4 2を備えた両刃式のものが装備されている。 各ナイフシ 〇 2020/175213 1 1 卩(:171? 2020 /006055

リンダ 4 1 , 4 2は、 才ーダーに応じたタイミングで回転して、 帯状の両面 段ボールシート 1 1 を所定の長さに切断し、 製品シートとする。

[0033] カッ トオフ装置 4の下流には、 図示しない不良シート除去装置とスタッカ とがこの順に設けられており、 上流側でチェックした加工情報や製品検査情 報に基づいて、 製品シート中の不良シートを特定し、 この不良シートに対し ては適正な製品シートの搬送ライン 1 0から分離される。 したがって、 不良 シート除去装置の下流のスタッカには適正な 製品シートのみが積載される。

[0034] スリッタスコアラ 2によって加工する際には、 帯状の両面段ボールシート

1 1の両サイ ドに、 原紙の幅と製品シートの幅との差により、 トリムと呼ば れる不要部分が発生する。 このトリムは、 対応する箇所に位置調整されたス リッタナイフ 2 1 によって裁断され、 図示しないトリムシュータに送られて 、 スリッタスコアラ 2よりも下流の搬送ライン 1 0から除去される。

[0035] また、 両スリッタスコアラ 2八, 2巳の直上流には、 才ーダー替え時に卜 リムを幅方向に切断 (エッジカッ ト加工という) するエッジカッ ト装置 5が 配備される。 トリムは、 才ーダー替えの際にエッジカッ ト装置 5により、 旧 才ーダーのトリムと新才ーダーのトリムとに 分離されて、 図示しない所定の トリムシュータにて排出される。 なお、 本実施形態で 「才ーダー替え」 とは 、 旧才ーダーを終了して新才ーダーを開始する ことである。

[0036] エッジカッ ト装置 5には、 搬送ライン 1 0を挟んで一方 (ここでは、 上方 ) に、 機械幅方向に軸線を配置されたシリンダの外 周に突設されたエッジカ ッ トナイフ 5 1が設けられており、 搬送ライン 1 0を挟んで他方 (ここでは 、 下方) に、 エッジカッ トナイフ 5 1 に対向するアンビルシリンダ 5 7が設 けられている。 エッジカッ ト装置 5は、 エッジカッ トナイフ 5 1 を回転駆動 することで、 エッジカッ トナイフ 5 1 とアンビルシリンダ 5 7との間で、 帯 状の段ボールシートのトリムにエッジカッ ト加工を行う。

[0037] 本実施形態のエッジカッ ト装置 5は、 複数切りタイプのエッジカッ ト加工 を行うエッジカッ ト装置 5として構成される。 すなわち、 エッジカッ ト装置 5は、 才ーダー替え時には、 旧才ーダーの段ボールシート 1 1 八と新才ーダ 〇 2020/175213 12 卩(:171? 2020 /006055

—の段ボールシート 1 1 巳との間にブランク部 1 3 (後述の図 5参照) を設 けて、 ブランク部の開始部と終了部との二箇所にエ ッジカッ トを形成する。

[0038] 才ーダー替えの際、 ブランク部ではスリッ トが形成されず、 新旧才ーダー のスリッ トが不連続となる。 このため、 センターカッ ト装置 6が、 才ーダー 替え時に、 旧オーダーの振り分け部分である段ボールシ ート 1 1 八, 1 1 八 の間のスリッ ト 1 2〇と新才ーダーの振り分け部分である段ボ ルシート 1 1 巳, 1 1 巳 の間のスリッ ト 1 2 とを繫ぐセンターカッ ト 1 6 (後述 の図 5参照) を形成するセンターカッ ト加工を行う。

[0039] センターカッ ト装置 6は、 搬送ライン 1 0の上方に設けられたジェッ トノ ズル 6 3 (図 1参照) と、 図示しない移動機構とで構成される。 ジェッ トノ ズル 6 3は、 図 1中に黒塗り矢印で示すように、 段ボールシート 1 1 に向け て液体を噴射する。 図示しない移動機構は、 このジェッ トノズル 6 3を機械 幅方向に移動させる。 ジェッ トノズル 6 3は、 液体を噴射しつつ、 図示しな い移動機構により旧才ーダーのスリッ ト位置から新才ーダーのスリッ ト位置 まで、 機械幅方向に移動する。 これにより、 噴射された液体により段ボール シート 1 1が切断されて、 センターカッ ト 1 6 (後述の図 5参照) が形成さ れる。

[0040] [ 2 . エッジカッ ト装置の構成例]

次に、 本実施形態にかかるエッジカッ ト装置 5のより具体的な構成の一例 を図 2に示す。 図 2に示すエッジカッ ト装置 5には、 エッジカッ トナイフが 、 帯状の両面段ボールシート 1 1の幅方向の端部の一方に対応するように配 置された第 1のエッジカッ トナイフ 5 1 と、 両面段ボールシート 1 1の幅 方向の端部の他方に対応するように配置され た第 2のエッジカッ トナイフ 5 1 !_との 2つに分割して設けられている。 各エッジカッ トナイフ 5 1 (第 1 , 第 2のエッジカッ トナイフ 5 1 !_を区別しない場合には符号 5 1 で示す) は、 シリンダ 5 1 3の外周に軸方向にいくに従って位相をずら た 螺旋状のナイフ 5 1 13が突設されている。

[0041 ] これらのエッジカッ トナイフ 5 1は、 それぞれ回転軸 5 1 〇がシリンダ 5 〇 2020/175213 13 卩(:171? 2020 /006055

1 3に対して一体回転し且つ軸方向の相対動を 能にセレーション結合され ている。 各回転軸 5 1 〇は、 エッジカッ トナイフ 5 1の上方にて機械幅方向 に延在する第 1 ビーム 5 3に固設されたブラケッ ト 5 3 3 ~ 5 3 に、 両端 を回転自在に支持されている。

[0042] 各エッジカッ トナイフ 5 1 と第 1 ビーム 5 3との間には、 エッジカッ トナ イフ 5 1 と結合されこれを支持する移動へッ ド 5 2がそれぞれ介装される。 各移動ヘッ ド 5 2には、 ボールネジ 5 4が貫通されている。 ボールネジ 5 4 は、 ブラケッ ト 5 3 3 ~ 5 3 に回転自在に支持されている。 したがって、 ボールネジ 5 4が回転すると、 各移動へッ ド 5 2は各エッジカッ トナイフ 5 1 と共に機械幅方向に移動する。

[0043] —方、 両面段ボールシート 1 1の搬送ライン 1 0を挟んでエッジカッ トナ イフ 5 1 と対向してアンビルシリンダ 5 7が備えられている。 アンビルシリ ンダ 5 7は、 シリンダの外周表面に弾性体を装着している 。 エッジカッ トナ イフ 5 1が上方からトリムを切断する時、 アンビルシリンダ 5 7が両面段ボ —ルシート 1 1 を下方から支持する。 これにより、 両面段ボールシート 1 1 が下方に逃げない。

[0044] 本実施形態では、 段ボールシート 1 1の両端部に対応するように分割して 同軸状に配置されたアンビルシリンダ 5 7から構成され、 これらのアンビル シリンダ 5 7はいずれも、 アンビルシリンダ 5 7の下方にて機械幅方向に延 在する第 2ビーム 5 8に固設されたブラケッ ト 5 8 3 ~ 5 8 に両端の軸部 を回転自在に支持されている。 なお、 各アンビルシリンダ 5 7は、 軸方向に は移動せず、 段ボールシート 1 1の移動に応じて従動回転するだけである。 したがって、 各アンビルシリンダ 5 7の外周面の軸方向長さは、 エッジカッ トナイフ 5 1の軸方向移動範囲をカバーできるだけの大 さに設定されてい る。

[0045] また、 各エッジカッ トナイフ 5 1の回転軸 5 1 〇は連結軸 5 6 3により、 各移動へッ ド 5 2に螺合するボールネジ 5 4は連結軸 5 6匕により、 各アン ビルシリンダ 5 7の回転軸は連結軸 5 6〇により、 それぞれ同軸上に連結さ 〇 2020/175213 14 卩(:171? 2020 /006055

れ、 回転軸 5 1 ボールネジ 5 4は駆動側端部に接続された図示しない駆 動源を通じて、 それぞれ回転駆動される。

[0046] エッジカッ ト装置 5は、 通常時は、 エッジカッ トナイフ 5 1 を、 ナイフ 5

1 匕が搬送ライン 1 0上の両面段ボールシート 1 1 に干渉することのない回 転位相 (待機位置) に停止させ待機されており、 オーダー替えの際に起動し て、 後述するエッジカッ ト制御によりエッジカッ ト加工を行う。

[0047] [ 3 . 制御構成]

コルゲートマシン 1は、 各部の動作制御を行うため制御装置 7 0を備えて いる。

制御装置 7 0は、 オーダー替えの際の準備作業として、 各スリッタスコア ラ 2の設定、 カッ トオフ装置 4の設定、 エッジカッ ト装置 5の作動を制御す るエッジカッ ト制御、 あるいは、 センターカッ ト装置 6の作動を制御するセ ンターカッ ト制御を行う。

[0048] ここで、 エッジカッ ト装置 5の作動を制御するエッジカッ ト制御に着目し て説明を行う。

エッジカッ ト制御の概要は、 以下の通りである。 まず、 才ーダー替えの開 始が判断されたときに、 エッジカッ トナイフ 5 1 を待機位置から起動し、 半 回転程度で搬送ライン 1 0上の両面段ボールシート 1 1の搬送速度と等しい 周速 (切断速度) になるまで加速する。 そして、 切断速度でエッジカッ トナ イフ 5 1 を回転させつつ第一のエッジカッ ト加工を行う。 その後、 エッジカ ッ トナイフ 5 1 を一回転させて第二のエッジカッ ト加工を行う。 第二のエッ ジカッ ト加工の完了後、 半回転程度で切断速度から減速し待機位置に 停止す る。

つまり、 複数切りタイプのエッジカッ ト加工を行う場合、 待機位置から起 動して、 第一のエッジカッ ト加工を行い、 再び待機位置にて停止するまで、 エッジカッ トナイフ 5 1は略 2回転する。 エッジカッ トナイフ 5 1の 1回転 目で、 第一のエッジカッ ト加工が行われ、 2回転目で第二のエッジカッ ト加 エが行われる。 〇 2020/175213 15 卩(:171? 2020 /006055

[0049] 上記のように、 本実施形態では、 オーダー替え時の準備作業として、 エッ ジカッ ト加工の他、 各スリッタスコアラ 2の設定や、 カッ トオフ装置 4の設 定や、 センターカッ ト加工を行う必要があり、 オーダー替え時の準備作業 ( 本実施形態ではセンターカッ ト加工) が完了するまでは新オーダーに移行で きない。 このため、 第一のエッジカッ ト加工と第二のエッジカッ ト加工との 時間間隔 (エッジカッ ト間隔ともいう) は、 才ーダー替え時の準備作業に要 する時間 (オーダー替え時間) 以上に長く確保される必要がある。

この点、 本実施形態でのエッジカッ ト制御では、 エッジカッ ト間隔を、 才 —ダー替え時間内で可変制御することで、 エッジカッ ト間隔を才ーダー替え 時間と合わせることができ、 オーダー替えに伴うブランク部の長さに対し て 最小限にすることができる。

[0050] 図 1 に示すように、 制御装置 7 0には、 才ーダー替え時間を算出する算出 手段 7 2と、 算出されたオーダー替え時間内でエッジカッ ト間隔を可変制御 する可変制御手段 7 4とが設けられている。 算出手段 7 2と可変制御手段 7 4とは、 第一のエッジカッ ト加工と第二のエッジカッ ト加工とのエッジカッ 卜間隔を、 オーダー替え時間内で可変制御するための機 能要素として設けら れている。 これらの要素 7 2 , 7 4は、 それぞれ、 制御装置 7 0の機能を便 宜的に分類して示した要素であり、 制御装置 7 0であるハードウェア資源を 用いて実行されるソフトウェアとして設けら れる。

[0051 ] 算出手段 7 2は、 オーダー替えの要求があったとき、 新オーダーの仕様に 基づいて才ーダー替え時間を算出する。 才ーダー替え時間とは、 才ーダー替 え時の準備作業 (本実施形態の場合、 センターカッ ト加工) に要する時間で ある。

[0052] 才ーダー替え時間としては、 具体的には、 上述のセンターカッ ト装置 6が センターカッ ト 1 6を形成する加工を開始してから終了するま に要する時 間 (センターカッ ト時間という) や、 スリッタスコアラ 2を、 旧オーダー用 の設定から新オーダー用の設定に切り替える 時間 (スリッタスコアラ設定時 間という) がある。 スリッタスコアラ設定時間には、 スリッタナイフ 2 1 を 〇 2020/175213 16 卩(:171? 2020 /006055

待避位置とするために、 スリッタナイフ 2 1 を搬送ライン 1 0と干渉しない 位置まで降下させる時間や、 次オーダーに応じたスリッ ト加工位置までスリ ッタナイフ 2 1 を機械幅方向に移動させる時間や、 スリッタナイフ 2 1 を作 動位置とするために、 スリッタナイフ 2 1の外周が搬送ライン 1 0を走行す る両面段ボールシート 1 1 を貫通する位置に到達するようにスリッタナ イフ 2 1 を上昇させる時間がある。

[0053] 本実施形態の算出手段 7 2は、 センターカッ ト時間とスリッタスコアラ設 定時間とを算出し、 時間の長い方を、 才ーダー替え時間として採用するよう に構成される。 本実施形態のコルゲートマシン 1は、 二台のスリッタスコア ラ 2八, 2巳を備え、 コルゲートマシン 1 を停止することなく才ーダー替え に対応する構成であり、 例えば、 スリッタスコアラ 2八の作動中に、 スリッ タスコアラ 2巳では次才ーダーに応じたスリッ ト加工位置までスリッタナイ フ 2 1 を機械幅方向に移動させておくことができる 。 この場合、 スリッタス コアラ設定時間は、 スリッタスコアラ 2八においては待避位置にする時間、 スリッタスコアラ 2巳においては作動位置にする時間のみであ 。 したがっ て、 スリッタスコアラ設定時間よりも、 センターカッ ト時間の方が長く、 本 実施形態では、 センターカッ ト時間がオーダー替え時間として採用される こ とになる。

[0054] 可変制御手段 7 4は、 算出されたオーダー替え時間内でエッジカッ ト間隔 を可変制御する。 詳しくは、 可変制御手段 7 4は、 オーダー替え時間内で、 エッジカッ トナイフ 5 1が一回転するように、 エッジカッ トナイフ 5 1の回 転速度を制御することで、 エッジカッ ト間隔を可変制御する。

[0055] [ 4 . フローチヤート]

図 3は、 本実施形態のエッジカッ ト制御の手順を説明するフローチヤート である。

図 3のフローチヤートは、 才ーダー替えの要求があったときに、 制御装置 7 0内で実施される。

ステップ 3 1では、 算出手段 7 2が才ーダー替え時間を算出する。 〇 2020/175213 17 卩(:171? 2020 /006055

ステップ 3 2では、 才ーダー替えのタイミングに合わせて、 エッジカッ ト ナイフ 5 1 を待機位置から起動して、 半回転程度で搬送ライン 1 0上の両面 段ボールシート 1 1の搬送速度と等しい周速 (切断速度) V 1 になるまで、 エッジカッ トナイフ 5 1の回転速度を加速する。

[0056] ステップ 3 3では、 エッジカッ トナイフ 5 1 を、 搬送速度と等しい周速 ( 切断速度) V 1で維持した状態で、 第一のエッジカッ ト加工を行う。

[0057] ステップ 3 4では、 第一のエッジカッ ト加工を行った後、 可変制御手段 7 4が、 オーダー替え時間内でエッジカッ トナイフ 5 1が一周するように、 エ ッジカッ トナイフ 5 1の回転速度を可変制御することで、 エッジカッ ト間隔 を可変制御する。

[0058] ステップ 3 5では、 第一のエッジカッ ト加工の後、 エッジカッ トナイフ 5

1が一周したときに、 第二のエッジカッ ト加工を行う。

[0059] ステップ 3 6では、 第二のエッジカッ ト加工の後、 半回転程度で切断速度 から減速し待機位置に停止する。

[0060] 図 4は、 図 3のステップ 3 2〜ステップ 3 6で行われるエッジカッ トナイ フの回転速度制御の一例を説明するためのタ イミングチヤートである。 図 4 において横軸は時間 Iを示し、 縦軸はエッジカッ トナイフの回転速度 Vを示 す。 なお、 図 4では、 可変制御手段 7 4がエッジカッ トナイフ 5 1の回転速 度を切断速度 V 1から或る低速 (最低速度) V 2まで減速した後に切断速度 V 1 まで加速する制御を行う場合を例に挙げてい る。

[0061 ] 図 4に示すように、 エッジカッ トナイフ 5 1は、 加速時間 1: 1 にて、 エッ ジカッ トナイフ 5 1の回転速度は、 停止状態から切断速度 V 1 まで加速され る (ステップ 3 2の処理) 。 加速制御を行うエッジカッ トナイフ 5 1の回転 角度 (加速角度) は 1 5 0度に設定される。

[0062] 続く同期時間 I 2にてエッジカッ トナイフ 5 1は、 回転速度を切断速度 V

1で維持したまま、 第一のエッジカッ ト加工を行う (ステップ 3 3の処理) 第一のエッジカツ ト加工の開始から終了までの間にエッジカツ トナイフ 5 〇 2020/175213 18 卩(:171? 2020 /006055

1が回転する角度 (同期角度) 0は 6 0度に設定される。 この時に要する時 間を同期時間 1 2とする。 エッジカッ トナイフ 5 1の回転半径を 「「」 とす ると、 同期時間 1 2は、 以下式で表される。

同期時間 I 2 = 「 X 0 / 1

また、 同期時間 2 は、 第二のエッジカッ ト加工の開始から終了までの 間に要する時間であり、 同期時間 2と同じ式で表される。

[0063] 同期時間 1 2の中間時点 1のタイミングで第一のエッジカッ ト加工によ る第ーエッジカッ ト 1 5匕 (後述の図 5参照) が形成される。 また、 同期時 間 2 の中間時点 2のタイミングで第二のエッジカッ ト加工による第二 エッジカッ ト 1 5〇 (後述の図 5参照) が形成される。

時点 1から時点 2までの間にエッジカッ トナイフ 5 1は一周 (3 6 0 度回転) する。 この時に要する時間をエッジカッ ト時間 I 5と呼ぶ。 本実施 形態では、 このエッジカッ ト時間 I 5は、 算出手段 7 2により算出された才 —ダー替え時間として与えられている (ステップ 3 1の処理) 。 つまり、 エ ッジカッ トナイフ 5 1の回転速度は、 才ーダー替え時間として与えられたエ ッジカッ ト時間 I 5内で一周 (3 6 0度回転) するように可変制御される ( ステップ 3 4の処理) 。

[0064] エッジカッ トナイフ 5 1の回転速度の可変制御 (エッジカッ ト間隔の調整 ) は、 エッジカッ ト時間 5のうち、 エッジカッ ト間隔調整時間 3の間に 行われる。 第一のエッジカッ ト加工と第二のエッジカッ ト加工とのそれぞれ の同期時間 1 2 , 1 2 は、 それぞれ所定の時間 (同期角度 0 = 6 0度) だ け確保される必要があるため、 エッジカッ ト間隔調整時間 I 3は、 第一のエ ッジカッ ト加工の終了時点 (同期時間 1 2の終了時点) から第ニエッジカッ 卜の開始時点 (同期時間 1 2 の開始時点) までの時間となる。 このエッジ カッ ト間隔調整時間 3は、 次式で表される。

エッジカッ ト間隔調整時間 3 = 5— 2

また、 同期時間 1 2でのエッジカッ トナイフ 5 1の回転角度 (同期角度) は 0であり、 エッジカッ ト時間 5でのエッジカッ トナイフ 5 1の回転角度 〇 2020/175213 19 卩(:171? 2020 /006055

は 3 6 0 ° であるから、 上記式より、 エッジカッ ト間隔調整時間 I 3におけ るエッジカッ トナイフ 5 1の回転角度は 「 (2 一0) 」 により表される。 本実施形態では、 エッジカッ ト間隔調整時間 1 3におけるエッジカッ トナイ フ 5 1の回転角度は 3 0 0 ° となる。

したがって、 エッジカッ ト間隔調整時間 3におけるエッジカッ トナイフ 5 1の移動距離 (回転する周長) 匕は次式で表される。

移動距離 b = V X { 2 % - 6)

[0065] ここで、 エッジカッ ト間隔調整時の加減速度を一定値《 (すなわち、 加速 度 減速度一〇〇 とし、 エッジカッ ト間隔調整時のエッジカッ トナイフ 5 1の最低速度を V 2とすると、 《と 2とは、 次式 (1) , (2) より得ら れる。

匕= (V 1 + V 2) X (V 1 - V 2) / « + V 2 X I 4 - - (1)

ここで、 1 4は、 エッジカッ ト間隔調整時の一次減速完了時点 3として 設定された時点と、 エッジカッ ト間隔調整時の二次加速開始時点 4として 設定された時点との間の時間である。

[0066] したがって、 前記ステップ 3 4では、 上記のエッジカッ ト間隔調整時間

3 , 時間 1 4 , 加減速度 最低速度 2を用いて、 エッジカッ トナイフ 5 1の回転速度の可変制御を行うことができる すなわち、 エッジカッ トナイ フ 5 1の回転速度は、 同期時間 1 2の後一次減速完了時点 3までに、 切断 速度 V 1から最低速度 V 2まで減速されて、 時間 1 4の間、 V 2を維持する 。 その後、 エッジカッ トナイフ 5 1の回転速度は、 時間 4の経過後 (二次 加速開始時点 4から) 、 エッジカッ ト間隔調整時間 1 3の終了時点までに 、 最低速度 V 2から切断速度 V 1 まで加速される。

そして、 同期時間 I 2 中は切断速度 V 1 を維持して、 第二のエッジカッ 卜加工が行われる (ステップ 3 5の処理) 。 そして、 同期時間 I 2 の後、 エッジカッ トナイフ 5 1は、 回転角度 (減速角度) 1 5 0度の間に減速され て、 停止状態となる (ステップ 3 6の処理) 。 これにより、 エッジカッ トが 〇 2020/175213 20 卩(:171? 2020 /006055

完了する。

[0067] [ 5 . 作用]

図 5は、 本実施形態のエッジカッ ト装置 5により複数切りタイプのエッジ カッ ト加工を施した段ボールシートを平面視した 図である。 なお、 図 5は、 旧オーダ—ではスリッタスコアラ 2によって四丁の段ボールシート 1 1 八, 1 1 八, 1 1 八,, 1 1 八,が形成され、 新才ーダーではスリッタスコアラ 2によって三丁の段ボールシート 1 1 巳, 1 1 巳 ' 1 1 6 ^ が形成される 場合を例に挙げている。 本実施形態では、 段ボールシート 1 1 , 1 1 八,

1 1 巳は、 ディレクタ装置 3によって上段カッ トオフ装置 4 IIに振り分けら れ、 段ボールシート 1 1 八,, 1 1 八,, 1 1 巳 ,, 1 1 巳 ,はディレクタ 装置 3によって下段カッ トオフ装置 4 0に振り分けられるものとする。

[0068] 図 5に示すように、 旧オーダーの段ボールシート 1 1 八の両サイ ドはスリ ッ ト 1 2 3の位置で裁断され、 スリッ ト 1 2 3の後端に第一のエッジカッ ト 加工による第ーエッジカッ ト 1 5匕が形成される。

また、 新才ーダーの段ボールシート 1 1 巳の両サイ ドはスリッ ト 1 2匕の 位置で裁断され、 スリッ ト 1 2 13の前端に第二のエッジカッ ト加工による第 ニエッジカッ ト 1 5〇が形成される。

この旧才ーダーの段ボールシート 1 1 八の後端 (第ーエッジカッ ト 1 5匕 の位置) から、 新才ーダーの段ボールシート 1 1 巳の前端 (第ニエッジカッ 卜 1 5〇の位置) までが、 ブランク部 1 3 , 1 3 ^ となる。

[0069] また、 旧才ーダーの段ボールシート 1 1 八, 1 1 八 の間の振り分け部分 となるスリッ ト 1 2。と、 新才 _ダ _の段ボールシート 1 1 巳, 1 1 巳 の 間の振り分け部分となるスリッ ト 1 2 との間にはセンターカッ ト 1 6が形 成される。

このセンターカッ ト 1 6によりブランク部 1 3と 1 3 とが分離され、 段 ボールシート 1 1 八, 1 1 巳と、 段ボールシート 1 1 八 , 1 1 巳 とを、 ディレクタ装置 3で振り分けるようになっている。

[0070] 従来の技術では、 ブランク部 1 3 0 (図 7巳参照) の長さがエッジカッ ト 〇 2020/175213 21 卩(:171? 2020 /006055

ナイフ 5 1の周長に規定されていたので、 才ーダー替え時間によってはエッ ジカッ トナイフ 5 1 を余計に回転させなければならない場合があ り、 そのこ とは不良シートの長さの増大を招いていた。

この点、 本実施形態のエッジカッ ト装置 5によれば、 第ーエッジカッ ト 1 5匕を形成する第ーエッジカッ ト加工と第ニエッジカッ ト 1 5〇を形成する 第ニエッジカッ ト加工との時間間隔がセンターカッ ト 1 6の形成に要する時 間で可変制御される。 このため、 第ーエッジカッ ト 1 5 13と第ニエッジカッ 卜 1 5〇との距離間隔は、 センターカッ ト 1 6の形成に要する時間に応じた 距離間隔となる。 すなわち、 ブランク部 1 3 , 1 3 の長さ (搬送方向に沿 う長さ) は、 センターカッ ト 1 6の形成に要する時間に応じた最小限の長さ となる。 このため、 不良として排除されるブランク部 1 3 , 1 3 の長さの 増加が抑制される。 したがって、 オーダー替えに伴う不良シートの長さを抑 制できる。

[0071 ] [ 6 . 効果]

( 1 ) 上述したエッジカッ ト装置 5では、 算出手段 7 2がオーダー替え時 間を算出し、 可変制御手段 7 4がオーダー替え時間に合わせて第一のエッ カッ ト加工と第二のエッジカッ ト加工との時間間隔を可変制御することで、 第ーエッジカッ ト 1 5匕と第ニエッジカッ ト 1 5〇との距離間隔を、 才ーダ —替えに伴い必要とされるブランク部 1 3 , 1 3 の長さに対して最小限に することができ、 オーダー替えに伴う不良シートの長さの増加 が抑制される 。 したがって、 オーダー替えに伴う不良シートの長さを抑制 でき、 生産性が 向上する。

[0072] ( 2 ) また、 上述したエッジカッ ト装置 5では、 可変制御手段 7 4が第一 エッジカッ ト 1 5匕の終了時点から第ニエッジカッ ト 1 5〇の開始時点まで のエッジカッ トナイフ 5 1の回転速度を制御する。 このため、 才ーダー替え 時間に合わせて正確に時間間隔を可変制御で き、 第ーエッジカッ ト 1 5匕と 第ニエッジカッ ト 1 5〇との距離間隔を、 ブランク部 1 3 , 1 3 の長さに 対して最小限にすることができる。 〇 2020/175213 22 卩(:171? 2020 /006055

[0073] ( 3 ) また、 上述したエッジカッ ト装置 5において、 センターカッ ト装置

6センターカッ ト 1 6を形成するために要するセンターカッ ト時間を、 才一 ダー替え時間として採用することで、 才ーダー毎に適切に、 第一のエッジカ ッ ト加工と第二のエッジカッ ト加工との時間間隔を可変制御できる。

[0074] ( 4 ) また、 上述したエッジカッ ト装置 5において、 スリッタスコアラを

、 旧才ーダー用の設定から新才ーダー用の設定 に切り替えるために要するス リッタスコアラ設定時間を、 才ーダー替え時間として採用することで、 才一 ダー毎に適切に、 第一のエッジカッ ト加工と第二のエッジカッ ト加工との時 間間隔を可変制御できる。

[0075] ( 5 ) また、 上述したエッジカッ ト装置 5において、 センターカッ ト時間 又はスリッタスコアラ設定時間の何れか時間 の長い方を、 オーダー替え時間 として採用することで、 コルゲートマシンの構成に応じて最適な才ー ダー替 え時間を用いて、 第一のエッジカッ ト加工と第二のエッジカッ ト加工との時 間間隔を可変制御できる。

[0076] [ 7 . その他]

上述したコルゲートマシン 1の構成は一例であって、 上述したものに限ら れない。

例えば、 図 6に示すように、 コルゲートマシン 1が、 スリッタスコアラ 2 を一台のみ有するシングルスリッタの場合で も本実施形態のエッジカッ ト装 置 5を適用できる。 この場合、 コルゲートマシン 1 を停止させることなく才 —ダー替えに対応するには、 まず、 旧才ーダーの終了タイミングで作動中の スリッタスコアラ 2のスリッタナイフ 2 1 を作動位置から待避位置に移動さ せて、 この状態で、 次オーダー (新オーダー) に応じたスリッ ト加工位置ま でスリッタナイフ 2 1 を機械幅方向に移動させ、 その後、 スリッタナイフ 2 1 を待避位置から作動位置に戻す。 したがって、 シングルスリッタの構造で は、 スリッタスコアラ設定時間は、 スリッタナイフ 2 1の機械幅方向に移動 する時間と、 作動位置と待避位置との間の移動時間とであ る。 一方、 センタ —カッ ト装置 6の構成は、 上述したものと同様である。 算出手段 7 2は、 セ 〇 2020/175213 23 卩(:171? 2020 /006055

ンターカッ ト時間及びスリッタスコアラ設定時間を算出 し、 時間の長い方を 、 オーダー替え時間として採用するように構成 される。 これにより、 コルゲ —トマシンの構成に応じて最適な才ーダー替 え時間を用いて、 第 _のエッジ カッ ト加工と第二のエッジカッ ト加工との時間間隔を可変制御できる。

[0077] また、 可変制御手段 7 4によるエッジカッ トナイフ 5 1の回転速度の可変 制御は、 図 4に例示した減速制御に限らず、 加速制御であってもよい。 また、 可変制御手段 7 4による第一のエッジカッ ト加工と第二のエッジカ ッ ト加工との時間間隔の可変制御は、 エッジカッ トナイフ 5 1の回転速度を 可変制御 (加減速) することに限らない。

符号の説明

[0078] 1 コルゲートマシン

2八 第 1スリッタスコアラ

2巳 第 2スリッタスコアラ

2 1 スリッタナイフ

3 ディレクタ装置

4 11 上段カッ トオフ装置

4 0 下段カッ トオフ装置

5 エッジカッ ト装置

6 センターカッ ト装置

6 ^ ジェッ トノズル

1 1 帯状の両面段ボールシート

1 1 八 旧オーダーの段ボールシート

1 1 6 新才ーダーの段ボールシート

1 2 3 , 1 2匕 スリッ ト

1 3 ブランク部

第 1のエッジカッ トナイフ

5 1 1_ 第 2のエッジカッ トナイフ

5 1 3 シリンダ \¥02020/175213 24 卩(:17 2020 /006055

70 制御装置

72 算出手段

74 可変制御手段