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Title:
ELECTRONIC PART CONVEYING REEL
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/096462
Kind Code:
A1
Abstract:
An electronic part conveying reel used to convey an elongated member multiply wound around a core, the elongated member being formed by sequentially connecting electronic parts to each other. The reel prevents collapse of the elongated member during conveyance and enhances the conveyance efficiency. A flange (11) has a shape based on a circle, and circular arcs of portions of the circle are folded to the front surface side, where a winding core (12) is present, to form folded sections (111) on the peripheral edge of the flange (11). The folded sections (111) are located at four circumferential positions on the circle so as to be spaced at 90 degrees apart.

Inventors:
ZHANG JINGQIANG (JP)
Application Number:
PCT/JP2009/051454
Publication Date:
August 06, 2009
Filing Date:
January 29, 2009
Export Citation:
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Assignee:
TYCO ELECTRONICS AMP KK (JP)
ZHANG JINGQIANG (JP)
International Classes:
B65D85/86; B65D85/672; B65H75/14; B65H75/22
Foreign References:
JPH09216681A1997-08-19
JPS56104199U1981-08-14
JPS4869928U1973-09-04
JP2004359280A2004-12-24
JPH08127472A1996-05-21
Attorney, Agent or Firm:
YAMADA, Masaki (3-3 Nishi-shimbashi 3-chome, Minato-k, Tokyo 03, JP)
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Claims:
 柱状の巻芯と、該巻芯の一方の端に固定され該巻芯の周囲に面状に広がるフランジとを有し、複数の電子部品が順次連結されてなる長尺部材が該巻芯の囲りに多重に巻回されて該長尺部材の搬送の用に供する電子部品搬送用リールにおいて、
 前記フランジが、円形を基準とし、該円形の一部の円弧が切断された切断部が、該円形の90°ずつ回転した位置に合計4箇所形成された周縁形状を有するものであることを特徴とする電子部品搬送用リール。
 柱状の巻芯と、該巻芯の一方の端に固定され該巻芯の周囲に面状に広がるフランジとを有し、複数の電子部品が順次連結されてなる長尺部材が該巻芯の囲りに多重に巻回されて該長尺部材の搬送の用に供する電子部品搬送用リールにおいて、
 前記フランジが、円形を基準とし、該円形の一部の円弧が前記巻芯が存在する表面側に折り曲げられた折曲片が、該円形の、90°ずつ回転した各位置に合計4箇所形成された周縁形状を有するものであることを特徴とする電子部品搬送用リール。
 柱状の巻芯と、該巻芯の一方の端に固定され該巻芯の周囲に面状に広がるフランジとを有し、複数の電子部品が順次連結されてなる長尺部材が該巻芯の囲りに多重に巻回されて該長尺部材の搬送の用に供する電子部品搬送用リールにおいて、
 前記フランジが、円形を基準とし、該円形の一部の円弧が前記巻芯が存在する側の表面に対する裏面側に折り曲げられた折曲片が、該円形の、90°ずつ回転した各位置に合計4箇所形成された周縁形状を有するものであることを特徴とする電子部品搬送用リール。
 前記フランジが、前記巻芯から前記円形の半径方向に離れるに従って該巻芯の中心軸方向にも該巻芯から離れたコーン型を有するものであることを特徴とする請求項1から3のうちのいずれか1項記載の電子部品搬送用リール。
Description:
電子部品搬送用リール

 本発明は、複数の電子部品が順次連結さ てなる長尺部材が巻芯の囲りに多重に巻回 れてその長尺部材の搬送の用に供する電子 品搬送用リールに関する。

 例えば、電気コネクタに組み込まれるコ タクトが順次複数連結された長尺部材等、 数の電子部品が順次連結された長尺部材を 送するにあたっては、その長尺部材を、巻 とその巻芯の両端に広がる一対のフランジ を有するリールに巻回し、そのようなリー を段ボール箱に複数台積載して輸送するこ が行なわれている。

 ここで、リールの積載数を増やして輸送 ストを低減する目的で、巻芯の一方の端に みフランジを備えたリールが提案されてい (特許文献1)。

 図1は、特許文献1に開示されているリー とは異なるが、巻芯の一方にのみフランジ 有するリールを示した、平面図(A)および側 図(B)である。

 ただし、平面図(A)には、巻芯を取り付け 前のフランジのみが示されており、側面図( B)には、そのフランジに巻芯を取り付けた状 が示されている。

 また、図2は、図1に示すリールを構成す フランジの展開図である。

 ここでは、図2に示すような、円形の一部 が切り欠かれた段ボールを用意し、破線で示 すような、中央の円および放射状に延びる直 線からなる折れ目を形成し、切欠きの両辺11a ,11bを互いに接するように引き寄せて、図1(A) 示すように粘着テープ121を貼り付ける。こ することにより、図1(A)に示すように平面視 で円形、かつ図1(B)に示すように傘状(コーン )のフランジ11が作られる。尚、図2に示すよ うにこの段ボールには中央部分に複数本のス リット11cや複数の丸孔11dが形成されている。 これらのうちの複数本のスリット11cは、両辺 11a,11bを引き寄せたときに中央部分の段ボー どうしの重なりを避けるためであり、丸孔11 dは、以下に説明する巻芯12(図1(B))を取り付け たときにその巻芯に形成しておいた貫通孔と 連通する丸孔である。このフランジ11と巻芯1 2とからなるリール10には、コネクタのコンタ クト等の電子部品が順次に複数連結された長 尺部材が多重に巻回されて運搬され、運搬先 で、このリール10からその巻回された長尺部 が巻きほどかれる。フランジ11の丸孔11dを む巻芯12の貫通孔は、このリール10に長尺部 を巻回したり巻きほどいたりするときに装 される装置への装着用として使用される孔 ある。

 コーン型(傘状)のフランジ11が作られると 、そのフランジの中央部分表側に、巻芯12が 着される。この巻芯には、複数枚の段ボー を積み重ねて接着したものが使用され、フ ンジ11の裏側にも1枚の段ボール(図示せず) 接着されている。

 巻芯12には、フランジ11の中央部分に形成 された丸孔11dと連通する貫通孔(図示せず)が 成されている。この貫通孔は、前述したよ に、このリール10を装置に装着するときに 用される孔である。

 図3は、図2に示すリール10が輸送用の段ボ ール箱内に収容された状態を示す模式図であ る。

 段ボール箱40の内底には、下敷きとして一 の段ボール板41が置かれている。この段ボー ル板41の中央に孔41aが形成されており、その 41aを通って、段ボール箱40の内側に円筒形 柱42が立設している。この段ボール箱40内に 柱42に支持させるようにして、一例として4 のリール10が積み重ねられている。これら4 のリール10のそれぞれには、長尺部材20が多 重に巻回されている。この図では一番上のリ ール10に巻回されている長尺部材のみ示され いる。また、この段ボール箱40内には、積 重ねられた4台のリール10の上に、リール10の フランジ11(図1(A)参照)とほぼ同型のカバー部 30が被せられ、その状態で段ボール箱40の蓋 43が閉じられ、その状態で輸送される。

特開2004-359280号公報

 ここで、リールが中に積み重ねられた状 の段ボール箱は、輸送中に振動を受けるこ になる。この段ボール箱が振動を受けると その段ボール箱内のリール10は、その振動 状態によっては段ボール箱内で回転し、そ 回転の方向によっては巻回された長尺部材 巻回が緩み、その緩んだ状態で横向きの衝 を受けると巻回された長尺部材の一部がフ ンジ11の外側に外れるなど荷崩れしてしまい 、輸送先でこのリールを取り出す際に不都合 を生じることがある。このため、このような 事故を減らすために、長尺部材はフランジ11 最外径部分には巻かずに、フランジ11の最 径の一部に長尺部材が巻回されていない、 周に渡る帯状のゾールを残しておくことが 般に行なわれる。

 しかしながら、その場合、段ボール箱内 置かれるリールの寸法に比べて1つのリール に巻回される長尺部材の長さが短かくなり、 輸送効率上問題がある。

 本発明は、上記事情を鑑み、輸送中の長 部材の荷崩れを防止しつつ輸送効率が高め れた電子部品搬送用リールを提供すること 目的とする。

 上記目的を達成する本発明の電子部品搬 用リールのうちの第1の電子部品搬送用リー ルは、柱状の巻芯と、巻芯の一方の端に固定 され巻芯の周囲に面状に広がるフランジとを 有し、複数の電子部品が順次連結されてなる 長尺部材がその巻芯の囲りに多重に巻回され て長尺部材の搬送の用に供する電子部品搬送 用リールにおいて、上記フランジが、円形を 基準とし、その円形の一部の円弧が切断され た切断部が、その円形の90°ずつ回転した位 に合計4箇所形成された周縁形状を有するも であることを特徴とする。

 本発明の第1の電子部品搬送用リールは、 フランジが、円形を基準とし、その円形の一 部の円弧が切断された切断部が、その円形の 90°ずつ回転した位置に合計4箇所形成された 縁形状を有するものであるため、その分、 型、小容積の段ボール箱を使って輸送する とができ、例えば1台のトラックの荷台に積 載される段ボール箱の個数を増やすことがで きるなど、輸送効率が向上すると共に、段ボ ール箱の材料コストを削減できる。

 また、この第1の電子部品搬送用リールの 寸法に適合した寸法の段ボール箱を使用する と、輸送中に段ボール箱が振動を受けても、 フランジの切断部と段ボール箱内壁との干渉 により段ボール箱内のリールの回転が防止さ れる。したがってそのリールに巻回された長 尺部材の巻回の緩みが防止されて長尺部材の 荷崩れが防止される。

 また、上記目的を達成する本発明の電子 品搬送用リールのうちの第2の電子部品搬送 用リールは、柱状の巻芯と、巻芯の一方の端 に固定され巻芯の周囲に面状に広がるフラン ジとを有し、複数の電子部品が順次連結され てなる長尺部材が巻芯の囲りに多重に巻回さ れて長尺部材の搬送の用に供する電子部品搬 送用リールにおいて、上記フランジが、円形 を基準とし、その円形の一部の円弧が巻芯が 存在する表面側に折り曲げられた折曲片が、 その円形の、90°ずつ回転した各位置に合計4 所形成された周縁形状を有するものである とを特徴とする。

 本発明の第2の電子部品搬送用リールは、 第1の電子部品搬送用リールにおける切断部 代わる折曲片が設けられたものであり、第1 電子部品搬送用リールと同様、輸送効率が 上し、リールを収容する段ボール箱の材料 ストを削減できると共に、切断部ではなく 曲片であることから第1の電子部品搬送用リ ールよりも一層確実に、長尺部材の荷崩れが 防止される。

 さらに、上記目的を達成する本発明の電 部品搬送用リールのうちの第3の電子部品搬 送用リールは、柱状の巻芯と、巻芯の一方の 端に固定され巻芯の周囲に面状に広がるフラ ンジとを有し、複数の電子部品が順次連結さ れてなる長尺部材が巻芯の囲りに多重に巻回 されて長尺部材の搬送の用に供する電子部品 搬送用リールにおいて、上記フランジが、円 形を基準とし、その円形の一部の円弧が巻芯 が存在する側の表面に対する裏面側に折り曲 げられた折曲片が、その円形の、90°ずつ回 した各位置に合計4箇所形成された周縁形状 有するものであることを特徴とする。

 本発明の第3の電子部品搬送用リールは、 第1の電子部品搬送用リールにおける切断部 あるいは、第2の電子部品搬送用リールにお る折曲片に代わり、円形の一部の円弧が巻 が存在する側の表面に対する裏面側に折り げられた折曲片が設けられたものであり、 尺部材の荷崩れを防止しつつ輸送効率の向 が図られると共に、リールを収容する段ボ ル箱の材料コストを削減できる。

 ここで、本発明の第1~第3のいずれの電子 品搬送用リールにおいても、上記フランジ 、巻芯から上記円形の半径方向に離れるに って巻芯の中心軸方向にも巻芯から離れた ーン型を有するものであることが好ましい

 コーン型のフランジの場合、フランジが 芯の一方にしかない形状のリールであって 、長尺部材をそのフランジに安定的に支持 せることができる。

 以上のとおり、本発明によれば、リール 巻回された長尺部材が輸送中にリールから れることを防止しつつ輸送効果が向上する

巻芯の一方にのみフランジを有するリ ルを示した、平面図(A)および側面図(B)であ 。 図1に示すリールを構成するフランジの 展開図である。 図2に示すリールが輸送用の段ボール箱 内に収容された状態を示す模式図である。 本発明の第1実施形態の電子部品搬送用 リールを示す、平面図(A)および側面図(B)であ る。 図4に示す第1実施形態としての電子部 搬送用リールが輸送用の段ボール箱内に積 重ねられた状態を示した図である。 本発明の第2実施形態の電子部品搬送用 リールを示す、平面図(A)および側面図(B)であ る。 本発明の第3実施形態の電子部品搬送用 リールを示す平面図(A)および側面図(B)である 。

 以下、本発明の実施の形態について説明 る。

 以下に説明する各実施形態において、図1 ~図3を参照して説明した従来例と同一概念の 成要素には多少の形状の相違等があっても 一の符号を付して示し、従来例との相違点 中心に説明する。

 図4は、本発明の第1実施形態の電子部品 送用リールを示す、平面図(A)および側面図(B )である。但し、平面図(A)には、フランジ11の みが示されており、巻芯12は図示省略されて る。

 この第1実施形態は、従来例と同様にして 、平面図上円形の外形を有するフランジが作 成された後、そのフランジの円形の一部の円 弧が巻芯12が存在する表面側に平面視で直線 に折り曲げられて折曲片111が形成される。 の折曲片111は、そのフランジ11の円形の、90 °ずつ回転した各位置に合計4箇所形成されて いる。

 この第1実施形態の他の点は、図1~図3に示 す従来例と同様である。

 図5は、図4に示す第1実施形態としての電 部品搬送用リール10が輸送用の段ボール箱 に積み重ねられた状態を示した図である。

 この図5に示す段ボール箱40は、従来例の の(図3参照)と比べ、リール10のフランジ11に 折曲片111が形成されている分、内容積の小さ い小型の段ボール箱となっている。小型の段 ボール箱で済むので、輸送効率が向上してい る。

 また、この第1実施形態の電子部品搬送用 リール10の場合、直線状に折り曲げられた折 片111と段ボール箱40の内壁との干渉により 送中に振動を受けても電子部品搬送用リー 10が段ボール箱40内で回転することが防止さ る。したがって、その電子部品搬送用リー 10に巻回された長尺部材の緩みが防止され 段ボール箱内のリールが横向きの衝撃を受 ても、緩みが防止されていることと、さら 折曲片111が最外周の長尺部材に対するスト パとして機能することで、長尺部材の、リ ルからの外れ等による荷崩れが確実に防止 れる。

 図6は、本発明の第2実施形態の電子部品 送用リールを示す、平面図(A)および側面図(B )である。但し、ここでも、平面図(A)には、 ランジ11のみが示されており、巻芯12は図示 略されている。

 この第2実施形態の電子部品搬送用リール は、従来例と同様にして平面図上円形の外径 を有するフランジが作成された後、そのフラ ンジの円形の一部が巻芯12が存在する表面に する裏面側に、平面視で直線状に折り曲げ れた折曲片112が形成される。この折曲片112 、図4に示す第1実施形態の電子部品搬送用 ールにおけるフランジの折曲片111と同様、 のフランジ11の円形の、90°ずつ回転した各 置に合計4箇所形成されている。

 このような、裏面側への折曲片112を形成 た場合も、段ボール箱を小型化できるため 送効率が向上し、また、段ボール箱内壁と 曲片112との干渉による段ボール箱内でのリ ルの回転の防止により、長尺部材の巻回の みやリールからの外れが防止される。

 尚、折曲片112は、巻芯12の裏面側に折り げられているが、段ボール箱内の底面に敷 れた段ボール板41(図5参照)の形状や厚みを変 えることにより、折曲片112と段ボール箱底面 との干渉を避けることができる。

 図7は、本発明の第3実施形態の電子部品 送用リールを示す平面図(A)および側面図(B) ある。但し、ここでも、平面図(A)には、フ ンジ11のみが示されており、巻芯12は図示省 されている。

 この第3実施形態の電子部品搬送用リール には、そのフランジ11に、直線状の切断部113 90°ずつ回転した各位置に合計4箇所形成さ ている。

 この切断部113は、コーン型(傘状)のフラ ジを作成してから切断したものではなく、 ランジをコーン型(傘状)に形成する前におい て、従来例の図2に示す形状ではなくて、コ ン型(傘状)に形成したときに平面視で直線状 の切断部113が形成されるように曲線形状に切 断しておき、その形状の平板の段ボールの両 辺11a,11b(図2参照)を互いに引き寄せてコーン (傘状)に形成したものである。

 この図7に示すような直線状の切断部113を 形成した場合も、輸送用の段ボール箱の小型 化により輸送効率が向上し、さらに、切断部 113と段ボール箱内壁との干渉による回転防止 による長尺部材の緩みが防止されて長尺部材 がリールから外れてしまうこと等の荷崩れが 防止される。

 尚、以上の各実施形態ではコーン型のフ ンジを有する電子部品搬送用リールについ 説明したが、本発明は、コーン型ではなく 引用文献1にあるような平板状のフランジで あってもよい。平板状のフランジであっても 、本発明を適用することにより、輸送効率の 向上と長尺部材の巻回の緩みによる荷崩れを 防止することができる。

 また、以上の各実施形態では、コネクタ コンタクトが順次連結された長尺部材を念 において説明したが、本発明は、コネクタ コンタクト以外の、順次連なった状態で輸 される電子部品の輸送のためのリールとし 広く適用可能である。