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Patent Searching and Data


Title:
ENERGY SAVING FRESH WATER PRODUCTION EQUIPMENT
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/090785
Kind Code:
A1
Abstract:
[PROBLEMS] To provide energy saving fresh water production equipment having a convenient equipment configuration. [MEANS FOR SOLVING PROBLEMS] Sea water is heated by a heat collector utilizing the sunlight and jetted to a mist generation means formed as a rotator having a plurality of collision members formed radially thus producing mist. Steam generated from the mist thus produced is carried on a gas flow formed by a gas flow forming device and introduced through a demister into a heat exchanger juxtaposed in the horizontal direction. Low temperature sea water flows upward through the heat exchanger from the vertically downward direction and the steam thus introduced is condensed by the cold heat of sea water before being collected.

Inventors:
YABE TAKASHI (JP)
SATOH YUJI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/068930
Publication Date:
July 23, 2009
Filing Date:
October 20, 2008
Export Citation:
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Assignee:
CIPSOFT CO LTD (JP)
YABE TAKASHI (JP)
SATOH YUJI (JP)
International Classes:
B01D1/16; C02F1/04; B01D5/00; C02F1/14
Foreign References:
JP2005185988A2005-07-14
JP2006280595A2006-10-19
JP2001502597A2001-02-27
JPS541039U1979-01-06
JP2006125700A2006-05-18
JP2006341165A2006-12-21
JP2007167764A2007-07-05
JP2007038074A2007-02-15
JP2007309295A2007-11-29
JP2006070889A2006-03-16
JP2004136273A2004-05-13
JPH0952082A1997-02-25
Other References:
See also references of EP 2248766A4
Attorney, Agent or Firm:
MAYAMA INTERNATIONAL PATENT OFFICE (Den-entoshi Construction Bldg.5-9, Chuorinkan 4-chome,Yamato-sh, Kanagawa 07, JP)
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Claims:
 処理対象である原水を加熱するための加熱手段と、
 前記加熱手段から導入された前記原水をミスト化するためのミスト化手段を含む蒸発部と、
 前記蒸発部にデミスタを介して並設され、前記蒸発部において発生した水蒸気を凝縮させるための熱交換器を含む凝縮部と、
 前記蒸発部から前記凝縮部に向かう気流を形成するための気流形成手段とを備え、
 前記処理対象である原水は、前記熱交換器を経て前記加熱手段に導入される、
淡水製造装置。
 前記ミスト化手段は、導入される前記原水を衝突衝撃によって粉砕し水滴として飛散させる手段である、請求項1に記載の淡水製造装置。
 前記ミスト化手段は、回転軸から放射状に形成された複数の衝突部材を備える回転体として形成される、請求項2記載の淡水製造装置。
 前記回転体は、タービン状に形成され、導入される前記原水の動圧によって回転する、請求項3記載の淡水製造装置。
 前記気流形成手段は、前記ミスト化手段から飛散する水滴を遮ることによって前記蒸発部から前記凝縮部に向かうミストの流れを誘起する反射板である、請求項1~4のいずれか1項に記載の淡水製造装置。
 前記気流形成手段は、送風機である、請求項1~4のいずれか1項に記載の淡水製造装置。
 鉛直方向に立設される円柱状の容器内に形成されたドーナツ状の空間の円周方向に前記蒸発部と前記凝縮部がデミスタを介して並設される、請求項1~6のいずれか1項に記載の淡水製造装置。
 前記熱交換器は、前記原水が鉛直下方向から上方向に流過するように構成される、請求項1~7のいずれか1項に記載の淡水製造装置。
 鉛直方向に延長された構造を有することを特徴とする、請求項1~8のいずれか1項に記載の淡水製造装置。
 処理対象である原水をミスト化するためのミスト化手段を含む蒸発部と、
 前記蒸発部にデミスタを介して並設され、前記蒸発部において発生した水蒸気を凝縮させるための熱交換器を含む凝縮部と、
 前記蒸発部から前記凝縮部に向かう気流を形成するための気流形成手段と、
を備える容器が鉛直方向に複数連結してなる淡水製造装置であって、
 各容器間の前記熱交換器は、前記原水が鉛直下方向から上方向に流過するように接続され、各容器の前記蒸発部において蒸発しなかった原水が直下に連結された他の容器の前記蒸発部に導入されるように構成されており、
 前記原水は、最下部に位置する前記容器の前記熱交換器に導入され、各容器の前記熱交換器を経て最上部に位置する前記容器の天井部に設置された加熱手段に導入されて加熱された後に最上部に位置する前記容器の前記蒸発部に導入される、
淡水製造装置。
 前記ミスト化手段は、鉛直下方向に伸びる回転軸から放射状に形成された複数の衝突部材を備える回転体を該回転軸に対して複数並設して形成される、請求項10記載の淡水製造装置。
 前記容器は、円柱状の容器であり、該容器内に形成されたドーナツ状の空間の円周方向に前記蒸発部と前記凝縮部がデミスタを介して並設される、請求項10または11に記載の淡水製造装置。
 前記加熱手段は、太陽光エネルギーを利用した集熱手段である、請求項1~12のいずれか1項に記載の淡水製造装置。
 請求項1~13のいずれか1項に記載の淡水製造装置に冷却手段を付加して構成される濃縮装置であって、前記蒸発部の最下部に到達した前記原水が前記冷却手段によって冷却された後に前記熱交換器の最下部に位置する入口から導入され、前記原水が前記蒸発部と前記凝縮部との間を循環自在に構成される、濃縮装置。
Description:
省エネルギー型淡水製造装置

 本発明は、蒸発法による淡水製造装置に し、より詳細には、簡便な装置構成を備え 省エネルギー型の淡水製造装置に関する。

 現在、世界では11億人が水を十分に利用 きない状態にあり、西暦2025年には、30億人 の水が不足すると予想されている。この点 鑑み、海水から淡水を取得する方法が種々 討されており、特に近年、海水を濾過して 水を生成する逆浸透膜法、ならびに、海水 蒸留して淡水を生成する蒸発法が実用化さ ている。

 特開2007-309295号公報(特許文献1)は、逆浸 膜法による淡水化装置を開示する。逆浸透 法は、海水中の微粒子をあらかじめ濾過し 除去する半透膜を用い、海水側に浸透圧以 の圧力を加えて淡水を取り出す方法である 、処理海水を浸透圧以上の圧力まで加圧す のに過大な動力エネルギーを必要とすると う問題があった。

 特開2006-70889号公報(特許文献2)および特開 2004-136273号公報(特許文献3)は、多段フラッシ 蒸発法による淡水化装置を開示する。多段 ラッシュ蒸発法においては、複数の減圧室 必要とすることから装置が複雑かつ大型化 ざるを得ないという問題に加え、海水の気 のために依然として過大なエネルギーを要 るため、火力発電所などに併設してその排 を利用せざるを得ず、淡水化装置の設置場 が限定されるという問題があった。

 さらに、特開平9-52082号公報(特許文献4)が 開示するスプレーフラッシュ法を用いた蒸発 法においては、海水中に含まれるスケール成 分がスプレーノズルに詰まり易く、装置の保 守コストが過大となるという問題があった。

 将来の世界規模の水不足に対処するために 、世界中のあらゆる場所により多くの淡水 装置を設置する必要がある。そのため、淡 製造装置1台あたりの設置コストおよび保守 コストを低減することができ、また、その設 置場所が既存の熱源に依存することなく自由 に選択可能であり、さらに、太陽光エネルギ ー等の自然エネルギーによって運転可能な省 エネルギー型の淡水製造装置の創出が望まれ ていた。

特開2007-309295号公報

特開2006-70889号公報

特開2004-136273号公報

特開平9-52082号公報

 本発明は、上記従来技術における課題に みてなされたものであり、本発明は、簡便 装置構成を備える省エネルギー型の淡水化 置を提供することを目的とする。

 本発明者は、簡便な装置構成を備える省 ネルギー型の淡水化装置につき鋭意検討し 結果、下記に示す新規な構成に想到し、本 明に至ったのである。すなわち、自然エネ ギーである太陽光を用いるなどして処理対 である原水を加熱し、この原水をノズルよ ミスト化手段に噴射し、当該ミスト化手段 稼働させる。これによって原水は、粒径の さい霧状の原水となり、空気との接触面積 増加するため、気化効率が高くなる。この うにして発生した水蒸気を当該ミスト化手 あるいはミスト流によって誘起された気流 よってデミスタを通過させて、熱交換器へ 導き、飽和温度まで凝縮し、淡水回収器で 収し、淡水を得る。このとき、凝縮潜熱は 原水で冷却されている熱交換器によって熱 換し、原水の温度を上昇させる。この加熱 れた原水は、再びミスト生成に利用される め、水の潜熱は凝縮潜熱として回収するこ ができる。

 すなわち、本発明によれば、ミスト生成 風ファン(ミスト化手段)と熱交換器を使用 る淡水製造装置であって、太陽光等で加熱 た海水で当該ファンを回転させると同時に 海水を粒径の小さな霧状にして水を蒸発さ 、当該ファンあるいはミスト流によって水 気を熱交換器に導き、海水で冷却された熱 換器で飽和温度まで凝縮して淡水を回収す 回収装置を備え、この凝縮潜熱で海水を加 して再び霧状にするサイクル型の淡水製造 置が提供される。本発明の淡水製造装置は 前記ミスト生成送風ファンで生成した霧状 海水から、水蒸気流と霧状海水を区分けす 開口率が高いミスト飛散防止隔壁を備える また、前記ミスト生成送風ファンが粒径の さい霧状の原水を生成すると同時に、前記 スト生成送風ファンの軸と垂直方向へのミ トの運動によって誘起される空気流が水蒸 を動力なしで熱交換器まで導く。本発明の 水製造装置は、前記ミスト生成送風ファン 軸と垂直方向へのミストの運動を、送風に 用するために、一部に反射板を備え、特定 角度のミストを飛散させ、この角度方向に 風するとともに、生成した霧状の原水を、 散する運動エネルギーによって気化させる 本発明の淡水製造装置においては、ミスト 成部(蒸発部)と熱交換器部が一体となってお り、生成ミストが抵抗少なく循環できるよう な構造および機構を備えることができ、例え ば、一体化したミスト生成部と熱交換器間の 空気の循環を抵抗なくするために、全装置の 断面形状を円形に近い円筒形状にし、その円 周方向にミスト生成部と熱交換器を配置する ことができる。本発明においては、前記ミス ト生成送風ファンを直列あるいは並列に複数 配置することができ、前記ミスト生成送風フ ァンの形状を、海水を粒径の小さい霧状にす るためにフラクタル構造にすることができる 。本発明の淡水製造装置は、集水率を高くす るために、複数段あるいは連続無限段となる ような配置を可能とする構造を備えており、 そのような構成においては、前記ミスト生成 送風ファンの回転軸部とミスト生成部に相当 するファンを同軸上に設置することによって 、複数段の全てのファンが送風とミスト生成 の両方の役割を担うことができる。本発明の 淡水製造装置は、単純に積み重ねることによ って容易に多段システムに拡張でき、ミスト 生成ファンを上下方向に延長し、上部でミス ト化されなかった原水を反射板等で下部のフ ァンへ導き、ここで再びミスト化させる。そ の際、それぞれのファンから発生したミスト は円周方向に層状に回転して凝縮され、各層 が独立した段の装置として働き、層の数を増 やすことにより、その数に逆比例して外部加 熱エネルギーを減少させることができ、その 結果、安価で効率的な淡水製造装置が提供さ れる。

 上述したように、本発明によれば、簡便 装置構成を備える省エネルギー型の淡水化 置が提供される。

 以下、本発明を図面に示した実施の形態 もって説明するが、本発明は、図面に示し 実施の形態に限定されるものではない。

 図1は、本実施形態の淡水製造装置100を示 す図である。図1(a)は、淡水製造装置100の上 透視図を示し、図1(b)は、側面透視図を示す

 図1に示されるように、本実施形態の淡水 製造装置100は、鉛直方向に立設されるおおよ そ円筒状の容器12と、容器12の天井部に設置 れる加熱装置14と、ミスト化手段16と、デミ タ18と、ラジエタ20とを含んで構成される。 容器12の内部には、容器12の内壁面と円柱状 形成された支柱22の外周面によってドーナツ 状の空間が画成されており、当該空間は、デ ミスタ18を境にして円周方向において2つの領 域に分割されている。すなわち、容器12の内 には、処理対象の原水に含まれる水を気化 せるための蒸発部Xと、蒸発部Xで発生した 蒸気を凝縮して淡水を回収するための凝縮 Yとがデミスタ18を介して水平方向に並設さ ている。なお、以下の説明においては、処 対象の原水として海水を例にとって説明す 。

 本実施形態の淡水製造装置100においては 加熱装置14によって温められた海水がノズ 24から蒸発部Xに導入される。ノズル24の鉛直 方向下側には、導入された海水を粉砕して微 小な粒径の水滴群(以下、ミストとして参照 る)を生成するためのミスト化手段16が設け れている。なお、本実施形態においては、 ズル24からミスト化手段16への海水の導入は 自然落下による方法でもよく、加圧手段を いて噴射してもよい。また、本実施形態に いては、後述するミスト化手段16によって ストを生成する構成を採用しているため、 ズル24の径は、従来のスプレーフラッシュ法 におけるスプレーノズルの径ほど小さくする 必要がないので、海水に含まれるスケール成 分による詰まりが生じない程度の大きさ(数mm ~数cm)に設計することができる。そのように 計することによって、保守コストが好適に 減される。

 ミスト化手段16は、容器12の天井部から鉛 直下向きに伸びる回転軸16aと、放射状に形成 された複数の羽根16bを備える回転体とを含ん で構成されており、回転軸16aに対して複数の 回転体が並設されている。回転軸16aは、回転 駆動源25に接続されており、複数の回転体は 回転駆動源25によって高速回転するように 成されている。

 さらに、蒸発部Xには、ミスト化手段16が 成したミストが気化することによって発生 る水蒸気を凝縮部Yに運ぶ気流を形成するた めの気流形成手段が設けられている。図1に す例においては、ミスト化手段16とその近傍 に配設された反射板26が上述した気流形成手 として機能しているが、この点については 後に詳説する。

 一方、凝縮部Yには、熱交換器としてのラ ジエタ20が設けられており、海から汲み上げ れた低温の海水が圧送装置30によってラジ タ20に圧送されるように構成されている。ラ ジエタ20内には、複数の放熱フィンを貫通す 形で、鉛直下方向から上方向にパイプ28が 管されており、ラジエタ20から出たパイプ28 、加熱装置14に接続されている。以上、本 施形態の淡水製造装置100の物理的構成につ て概説してきたが、次に、図2を参照して、 実施形態の淡水製造装置100が淡水を製造す 機構について説明する。

 図2は、淡水製造装置100が淡水を製造する 機構を説明するための概念図であり、図2(a) 、淡水製造装置100の上面透視図を示し、図2( b)は、側面透視図を示す。なお、図2において は、図1と共通する構成要素については同じ 号を用い、その説明を省略する(以下、図3~ 9において同様)。

 まず、圧送装置30によって、海水が汲み げられ、パイプ28を介してラジエタ20に導入 れる。このとき、導入する海水の温度は低 ほど好ましく、深海から低温の海水を汲み げて導入することが好ましい。海水は、ラ エタ20内を鉛直上方向に向けて配管された イプ28の中を圧送される過程で、ラジエタ20 放熱フィンを介して凝縮部Yの空気中に含ま れる水蒸気と熱交換することによって、その 温度を上げながら、鉛直上方向に運ばれ、容 器12の天井部に設けられた加熱装置14に導入 れる。なお、図1に示したラジエタ20の形状 、概念的に示したものであり、本発明にお る熱交換器は、このような形態に限定され ものではない。

 加熱装置14に導入された海水は、所定の 度になるまで加熱された後、ノズル24から、 その鉛直方向下側に位置するミスト化手段16 向けて放出される。加熱装置14は、海水を 点に至るまで加熱する必要はなく、70~90℃程 度まで加熱すれば足りる。なお、本発明は、 加熱装置14について特に限定するものではな が、エネルギーコスト低減の観点から太陽 を利用した集熱装置を適用することが好ま い。併せて、太陽光の光エネルギーや熱エ ルギーを回転運動に変換させる既知の機構 よって上述した回転駆動源25を構成するこ もできる。

 ミスト化手段16に導入された海水は、回 駆動源25によって高速で回転される複数の回 転体の羽根16bに衝突することによって、その 一部が、衝突衝撃によって粉砕され、遠心力 によって飛散する過程で風圧によってさらに 分裂して微小な水滴となり、蒸発部Xの大気 に放散される。放散されたミストは、容器12 の蒸発部X内を浮遊する間にその一部が自然 発して水蒸気となる。一方、気化しなかっ ミストおよびミスト化されなかった海水は そのまま鉛直下方向に落下して蒸発部Xの底 に到達した後、排水管32から外部に排出さ る。

 蒸発部Xにおいて発生した水蒸気は、上述 した気流形成手段によって形成された気流に 乗って凝縮部Yに運ばれる。この点について 図2(a)を参照して説明する。図2(a)に示される ように、ミスト化手段16の近傍には、横断面 略円弧状に形成された反射板26が配設され いる。ミスト化手段16から飛散するミストは 回転軸16aに対して垂直方向に等方的に運動す るが、反射板26によりその一部の飛散が遮ら ることによって、反射板26の反射方向にミ トの流れが形成される。このミスト流が空 の流れを誘起し、その結果、蒸発部Xから凝 部Yに向う円周方向の気流が発生する。蒸発 部Xで発生した水蒸気は、この気流に乗って 縮部Yに運ばれる。

 図2(a)に示した実施形態においては、ミス ト化手段16とその近傍に配設された反射板26 が気流形成手段として機能しており、気流 成のための追加的なエネルギーを必要とし い点で有利である。しかしながら、本発明 、気流形成手段を上述した構成に限定する のではなく、図3に示すように、ミスト化手 16の後方に送風機34を設けることによって、 蒸発部Xから凝縮部Yに向う円周方向の気流を 制的に形成することもできる。なお、本実 形態の淡水製造装置100は、容器12が円筒状 形成されているため、蒸発部Xから凝縮部Yに 至る滑らかな空気の流れが形成されやすく、 空気の送風に要するエネルギーを大きく節約 することができる。

 蒸発部X内で発生した水蒸気は、上述した 気流形成手段によって形成された気流と共に デミスタ18を通過して凝縮部Yに導入される。 なお、同じくこの気流に含まれるミスト成分 は、デミスタ18によって捕捉され凝縮部Yへの 侵入が阻止される。なお、本実施形態におい ては、例えば、加熱装置14が生成する熱など 利用してデミスタ18を加熱することによっ 、さらに蒸発量を増加させることができる

 凝縮部Yに導入された水蒸気は、ラジエタ 20の放熱フィンの間に形成された隙間を通過 る際に、放熱フィンを介してパイプ28の中 圧送される海水と熱交換することによって 縮し、液化する。このようにして生成され 淡水は、放熱フィンの壁面を鉛直下方向に って落ち、最終的に凝縮部Yの底部に貯留さ る。

 以上、説明したように、本発明の淡水製 装置は、まず、蒸発部Xにおいて、高い温度 の海水をミスト化することによって気化効率 を向上させ、海水から水蒸気を発生させる。 次に、この水蒸気を気流形成手段によって形 成された気流と共に凝縮部Yに移動させる。 縮部Yに移動した水蒸気を含む空気は、海水 持つ冷熱で冷却され、その結果、飽和濃度 超える水分が凝縮し液化する。

 なお、図1に示したミスト化手段16の形態 、単なる例示であって、本発明におけるミ ト化手段は、上述した形態に限定されるも ではなく、海水を効率的に細かく粉砕し、 り粒径の小さい水滴に変換するために、そ 形態について最適化を図ることが好ましい 例えば、ミスト化手段16の回転体の羽根の 状をフラクタル型にすることができ、回転 の形状を風車型あるいは水車型にすること できる。また、ミスト化手段の回転体を、 入される海水の動圧によって回転するよう タービン状に構成して、ミスト化手段の回 駆動源を省略することもできる。

 また、ミスト化手段は、その設置数およ 大きさについても最適化を図ることが好ま い。例えば、海水を大量に導入する場合、 つの大きなミスト化手段に対して、1つの大 径ノズルから大きな流量で導入するよりも、 導入する海水を複数のノズルに分散し、複数 のより小さなミスト化手段のそれぞれに対し て、より小さな流量で導入する方が、海水を より効率的にミスト化することができる。こ の点につき、図4は、複数のミスト化手段16(1) ~16(4)を備える淡水製造装置100を示す。図4に される例においては、各ノズル24(1)~24(4)から 、ミスト化手段16(1)~16(4)に対して見合った流 の海水が導入される。本発明においては、 水製造装置100に導入する海水の流量に基づ て、設置するミスト化手段16の数を設計す ことが好ましい。

 また、本発明におけるミスト化手段は、 1に示したミスト化手段16のように、回転体 回転軸が鉛直方向に延在するものに限定さ ず、例えば、図5に示すように、回転体の回 転軸が水平方向に延在するものを採用するこ ともできる。図5に示すミスト化手段40は、容 器12の上から吊下げ支持された5つの回転軸42 複数の羽根車44が並設されており、各羽根 44に対応して位置決めされた複数のノズル46 ら海水が導入されるように構成されている

 以上、説明したことから、本発明におけ ミスト化手段は、落下してくる海水を、衝 衝撃によって粉砕し、微小な水滴として大 中に飛散させることのできる全ての構成を 含するものであることが理解されるであろ 。

 以上、本発明の淡水製造装置について説 してきたが、本発明の淡水製造装置は、そ 構造を鉛直方向に拡張することによって、 効率的に有利な多段システムを容易に実現 ることができる。以下、この点について、 6および図7を参照して説明する。

 図6は、鉛直方向に拡張された淡水製造装 置200を示す。既に図1乃至図5を参照して説明 てきた淡水製造装置100の基本構成を1つのユ ニットとし、これを鉛直方向に複数連結する ことによって容易に淡水製造装置200を構築す ることができる。なお、本発明は、ユニット の連結方向を限定するものではなく、例えば 、ユニットを水平方向に並設することもでき るが、装置の構造の簡略化の観点から、各ユ ニットを鉛直方向に連結することが好ましい 。

 図6に示した例においては、符号U1~U5で示 5台のユニットが鉛直方向に連結されている 。具体的には、各ユニット間において、凝縮 部Yのラジエタ20の出口と入口が接続され、各 ユニット間において、蒸発部Xの底部とノズ 24とが接続されている。

 圧送装置30によって汲み上げられた海水 、最初に、ユニットU5に導入された後、ユニ ットU4、ユニットU3、ユニットU2、ユニットU1 順で各ラジエタ20内に配管されたパイプ28を 通って鉛直下方向から上方向に流過した後、 加熱装置14に導入される。加熱装置14に導入 れた海水は、所定の温度にまで昇温された 、ノズル24からユニットU1の蒸発部Xに導入さ れる。ユニットU1に導入された海水の一部は ミスト化手段16によって一部がミスト化さ て蒸発し、気化しなかったミストおよびミ ト化されなかった海水がそのまま鉛直下方 に落下してユニットU1の底部に到達する。ユ ニットU1の底部に到達した未処理の海水は、 下に連結されたユニットU2に導入され、ミ ト化手段16によって一部がミスト化されて蒸 発し、残りがユニットU2の底部に到達する。 ニットU2の底部に到達した海水は、その後 同様の手順で、ユニットU3、ユニットU4、ユ ットU5に順次導入され、各ユニットにおい 、水蒸気を発生する。最終的にユニットU5の 底部に到達した未処理の海水は、排水管32か 外部に排水される。

 一方、ユニットU1~U5の蒸発部Xで発生した 蒸気は、デミスタ18を経て、各ユニットの 縮部Yに導入され、ラジエタ20において凝縮 液化する。生成された淡水は、各ユニット 底部に貯留されたのち、パイプ35を通って淡 水貯留槽36に集められる。以上、図6を参照し て、図1乃至図5を参照して説明してきた淡水 造装置100の基本構成を1つのユニットとし、 これを複数連結して拡張する態様について説 明してきたが、次に、図7を参照して、本発 における別の拡張態様について説明する。

 図7は、鉛直方向に拡張された淡水製造装 置300を示す。淡水製造装置300は、図6に示し 淡水製造装置200のように、複数のユニット 鉛直方向に連結するのではなく、図1乃至図5 を参照して説明してきた淡水製造装置100の構 造自体を単に鉛直方向に延長することによっ て、淡水製造装置200と同様に、熱効率的に有 利なシステムを実現する。

 図7に示されるように、淡水製造装置300の 容器12内には、蒸発部Xおよび凝縮部Yが充分 高さをもった連続した空間として形成され いる。淡水製造装置300において、圧送装置30 によって汲み上げられた海水は、ラジエタ20 配管されたパイプ28を通って鉛直上方向に 送されたのち、容器12の天井部に設置された 加熱装置14に導入される。加熱装置14に導入 れた海水は、所定の温度にまで昇温された 、ノズル24から蒸発部Xに導入される。

 淡水製造装置300においては、蒸発部Xが充 分な高さを持っており、ミスト化手段16は、 器12の天井から底部に至るまで長く連続し 存在している。ノズル24からミスト化手段16 最上部に導入された海水は、その一部がミ ト化され、ミスト化されなかった海水は、 らにより下方に位置するミスト化手段16に ってミスト化される機会を付与されながら 発部X内を落下する。蒸発部Xの底部に至るま でに気化しなかったミストおよび海水は、排 水管32から外部に排水される。

 一方、蒸発部X内の上部から下部に至る各 場所でミストの一部は気化して水蒸気となる が、各場所で発生した水蒸気は、図示しない 気流形成手段による気流に乗って、図中の矢 印が示すように、蒸発部X内の発生した場所 ら凝縮部Yに向けて円周方向に運ばれる。凝 部Yに導入された水蒸気は、蒸発部X内の水 気が発生した場所に対して円周方向に位置 るラジエタ20において凝縮して液化する。こ のようにして生成された淡水は、ラジエタ20 放熱フィンの壁面を鉛直下方向に伝って落 、最終的に凝縮部Yの底部に貯留される。

 次に、上述した本実施形態の淡水製造装 200および淡水製造装置300において、装置の 効率が格段に向上する点について、図8に示 す概念図を参照して、説明する。なお、図8 おいては、説明の便宜のため、ミスト化手 および熱交換器を省略して示し、容器12内の 空間を、上から順に、A層、B層、C層、D層、E という5つの層に分けて示す。淡水製造装置 200については、A層~E層は、ユニットU1~U5に対 するものとして参照されたい。また、淡水 造装置300については、A層~E層は、容器12内 連続する空間を仮想的に分割したものとし 参照されたい。

 図8に示した概念図に基づき、淡水の製造 工程を仮想的な数値(温度)を使用して以下説 する。最初に、圧送装置30によって海から 温の海水(20℃)が汲み上げられ、淡水製造装 200に導入される。淡水製造装置200に導入さ た海水は、凝縮部Y内を鉛直上方向に向けて 配管されたパイプ28を通って、容器12の天井 設置された加熱装置14に導入される。ここで 、蒸発部Xに導入する海水の初期温度を80℃と する場合、装置の始動開始において、加熱装 置14は、海水を20℃から80℃まで加熱する必要 がある。

 次に、加熱され80℃となった海水がノズ 24からA層の蒸発部Xに導入される。A層に導入 された海水Wの一部は、ミスト化され、A層を 過する過程でその一部が水蒸気V1になる。 生した水蒸気V1は、図示しない気流形成装置 の形成する気流と共に、デミスタ18を経て、 じA層を蒸発部Xから凝縮部Yへと移動する。 方、A層において気化しなかった残りの海水 W(ミストを含む、以下同様)は、水蒸気V1の蒸 潜熱を奪われた結果、70℃まで温度を下げ B層に導入される。

 B層に導入された海水Wの一部は、ミスト され、B層を通過する過程でその一部が水蒸 V2になる。発生した水蒸気V2は、同様に、同 じB層を蒸発部Xから凝縮部Yへと移動する。一 方、B層において気化しなかった残りの海水W 、水蒸気V2の蒸発潜熱を奪われた結果、60℃ まで温度を下げ、C層に導入される。

 C層に導入された海水Wの一部は、ミスト され、C層を通過する過程でその一部が水蒸 V3となる。発生した水蒸気V3は、同様に、同 じC層を蒸発部Xから凝縮部Yへと移動する。一 方、C層において気化しなかった残りの海水W 、水蒸気V3の蒸発潜熱を奪われた結果、50℃ まで温度を下げ、D層に導入される。

 D層に導入された海水Wの一部は、ミスト され、D層を通過する過程でその一部が水蒸 V4となる。発生した水蒸気V4は、同様に、同 じD層を蒸発部Xから凝縮部Yへと移動する。一 方、D層において気化しなかった残りの海水W 、水蒸気V4の蒸発潜熱を奪われた結果、40℃ まで温度を下げ、E層に導入される。

 E層に導入された海水Wの一部は、ミスト され、E層を通過する過程でその一部が水蒸 V5となる。発生した水蒸気V5は、同様に、同 じE層を蒸発部Xから凝縮部Yへと移動する。一 方、E層において気化しなかった海水Wは、水 気V5の蒸発潜熱を奪われた結果、30℃まで温 度を下げ、最終的に、排水管32から排出され 。

 E層を蒸発部Xから凝縮部Yへと移動した水 気V5は、図示しないラジエタを介して、パ プ28を通る海水と熱交換することによって凝 縮し、淡水F5となる。パイプ28を通る海水(20 )は、E層を通過する過程で、水蒸気V5の凝縮 熱を受け取った結果、30℃まで温度を上げ D層に流入する。

 D層を蒸発部Xから凝縮部Yへと移動した水 気V4は、同様に、パイプ28を通る海水と熱交 換することによって凝縮し、淡水F4となる。 イプ28を通る海水は、D層を通過する過程で 水蒸気V4の凝縮潜熱を受け取った結果、40℃ まで温度を上げ、C層に流入する。

 C層を蒸発部Xから凝縮部Yへと移動した水 気V3は、同様に、パイプ28を通る海水と熱交 換することによって凝縮し、淡水F3となる。 イプ28を通る海水は、C層を通過する過程で 水蒸気V3の凝縮潜熱を受け取った結果、50℃ まで温度を上げ、B層に流入する。

 B層を蒸発部Xから凝縮部Yへと移動した水 気V2は、同様に、パイプ28を通る海水と熱交 換することによって凝縮し、淡水F2となる。 イプ28を通る海水は、B層を通過する過程で 水蒸気V2の凝縮潜熱を受け取った結果、60℃ まで温度を上げ、A層に流入する。

 A層を蒸発部Xから凝縮部Yへと移動した水 気V1は、同様に、パイプ28を通る海水と熱交 換することによって凝縮し、淡水F1となる。 イプ28を通る海水は、A層を通過する過程で 水蒸気V1の凝縮潜熱を受け取った結果、70℃ まで温度を上げた状態で容器12から圧送され 熱装置14に導入される。

 上述したように、圧送装置30によって海 ら汲み上げられた低温の海水(20℃)は、凝縮 Yを鉛直上方向に圧送される過程において、 蒸発部Xから円周方向に順次移動してくる水 気の凝縮潜熱を受け取ることで次第に加熱 れ、加熱装置14に導入される際にはその温度 は70℃にまで上昇する。したがって、装置の 動開始時こそ、加熱装置14によって、海水 20℃から80℃まで加熱する必要があるものの 後の連続運転時においては、海水を70℃か 80℃まで加熱すれば足りるため、加熱のため の過大なエネルギーを必要とせず、加熱装置 14として、例えば、太陽光を利用した集熱装 を採用しても充分に運転を維持することが きる。

 なお、本発明の淡水製造装置は、さらに 既知の冷却手段を付加することによって、 水の濃縮装置として構成することができる その場合、海水が蒸発部Xと凝縮部Yとの間 循環可能にするために、蒸発部Xの最下部と 縮部Yのラジエタの最下部に位置する入口と を、既知の冷却手段を介して接続して、蒸発 部Xの最下部に到達した海水を冷却した後に び凝縮部Yのラジエタに導入することができ ようにする。図8を例にとれば、排水管32か 排出される排水(30℃)は、冷却手段によって 20℃まで冷却されたのち、凝縮部Yに導入され 、これを繰り返すことによって装置内を循環 する。その間に、海水は、繰り返し水分が蒸 発除去されることによって濃縮度を上げてい く。最後に、上述した手順で濃縮度が限界ま で上がった濃縮海水を回収し、当該濃縮海水 から所望の成分(ナトリウム、カリウム、マ ネシウム等)を精製することができる。

 以上、説明したように、本発明の淡水製 装置は、簡便な装置構成を採用しており、 圧室などの複雑な構成を必要としないため 低い設置コストで構築することができ、ま 、その保守コストも低減することが可能で る。また、本発明の淡水製造装置は、容易 多段化して熱効率を向上させることができ ため、太陽光エネルギー等の自然エネルギ によっても充分に運転することができる。

 以下、本発明の淡水製造装置について、実 例を用いてより具体的に説明を行なうが、 発明は、後述する実施例に限定されるもの はない。
(実施例1)
 図1に示した例にならって淡水製造装置を作 製した。具体的には、直径約800mm、高さ約200m mの円筒状の容器12を用意し、ミスト化手段16 、16枚の羽根16bを有する直径約70mmの回転体 2個並設して作製し、蒸発部Xに1台設置した

 本実施例においては、処理対象水として に墨汁を分散させた黒い原水を用意し、以 の手順で実験を行った。上述した淡水製造 置に対し、15℃の処理対象水をラジエタ20の 入口から流量6L/minで圧送し、ラジエタ20の出 から送出された処理対象水を加熱装置14で 熱して60℃まで昇温した後、この処理対象水 をミスト化手段16に対して流量6L/minで噴射す という条件で1時間運転したところ、4181mLの 透明な水が得られた。上記条件で運転中、ラ ジエタ20の出口に設置した温度計は約25℃を していた。

(実施例2)
 図3に示した例にならって反射板26の代りに 風機34を備えた淡水製造装置を作製した。 お、他の条件については、実施例1と同様と た。1時間運転した結果、6002mLの透明な水が 得られた。

(実施例3)
 本発明の淡水製造装置について、鉛直方向 拡張した場合の熱効率について検証した。 実施例においては、図6に示した例にならっ て、実施例2で作製した淡水製造装置を一つ ユニットとし、これを図9に示す態様で複数 連結して実験を行なった。具体的には、各 ニット間において、ラジエタ20の出口と入 をビニールホースで接続し、処理対象水の 入側から見て最後尾のユニットのラジエタ20 の出口を加熱装置14に接続し、さらに、加熱 置14をその最後尾のユニットのノズル24に接 続し、各ユニット間において、排水管32とノ ル24とをビニールホースで接続することに って、最高6台のユニットを連結した。

上述した淡水製造装置に対し、20℃の処理 象水を流量6L/minで最初のユニットのラジエ 20の入口から圧送し、最後尾のユニットの ジエタ20の出口から送出された処理対象水を 加熱装置14としての電熱器で加熱して80℃ま 昇温させた後、この処理対象水を最後尾の ニットのミスト化手段16に対して流量6L/minで 噴射するという条件で運転した。なお、運転 中、各ユニットのラジエタ20の出口およびノ ル24の手前に設置したそれぞれの温度計Tに って温度を計測した。また、運転終了後、 ユニットの底部に貯留された淡水を全て回 し、その全量について計量した。

 下記表は、ユニット6台を連結して運転し た場合における、各ユニットのラジエタ20の 口およびノズル24の手前に設置したそれぞ の温度計Tの測定値を示す。なお、下記表に いて、処理対象水が最初に導入されるユニ トをユニットNo.1として示し、その後、連結 順にNo.2~No.6として示した。

 図10は、連結したユニットの数と単位時 当たりに取得された水の量(L/h)と加熱装置14 消費した電力の関係を示す。図10に示され ように、ユニット1台で運転した場合、単位 間当たりに取得された水の量は6L/hであった のに対し、ユニット2台を連結して運転した 合、単位時間当たりに取得された水の量は14 L/h、ユニット4台を連結して運転した場合、 位時間当たりに取得された水の量は16L/h、ユ ニット6台を連結して運転した場合、単位時 当たりに取得された水の量は18L/hとなった。

 一方、運転のために消費した電力(すなわ ち、加熱装置14が消費した電力)は、ユニット 1台で運転した場合、19KWであったのに対し、 ニットの連結数が増えるにしたがって消費 力は減少し、ユニット6台を連結して運転し た場合、消費電力は10KWとなった。ユニット6 を連結して運転した場合、単位時間当たり 取得された水の量は、ユニット1台で運転し た場合に比較して3倍に増加したにもかかわ ず、消費電力は、ユニット1台で運転した場 に比較して約半分にまで低減されたことが された。

本実施形態の淡水製造装置を示す図。 本実施形態の淡水製造装置が淡水を製 する機構を説明するための概念図。 ミスト化手段の後方に送風機が設けら た淡水製造装置を示す図。 複数のミスト化手段を備える淡水製造 置を示す図。 回転体の回転軸が水平方向にあるミス 化手段を示す図。 複数のユニットを鉛直方向に連結する とによって拡張された淡水製造装置を示す 。 鉛直方向に延長することによって拡張 れた淡水製造装置を示す図。 装置の熱効率が向上する機構を説明す ための概念図。 実験装置を示す図。 連結したユニットの数と単位時間当た りに取得された水の量(L/h)と加熱装置が消費 た電力の関係を示す図。

符号の説明

100,200,300…淡水製造装置、12…容器、14…加 熱装置、16…ミスト化手段、18…デミスタ、20 …ラジエタ、22…支柱、24…ノズル、25…回転 駆動源、26…反射板、28…パイプ、30…圧送装 置、32…排水管、34…送風機、35…パイプ、36 淡水貯留槽、40…ミスト化手段、42…回転軸 、44…羽根車、46…ノズル