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Title:
ILLUMINATION DEVICE AND INPUT DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2020/175250
Kind Code:
A1
Abstract:
The present invention provides a low cost, thin-type illumination device and input device with which it is easy to add a three-dimensional design shape to an operation surface provided with an illumination symbol. The illumination device of one embodiment comprises: a circuit board in which a first light-emitting member is mounted on the top surface; a case that is placed to cover above the circuit board, and that has a symbol illuminated by light from the first light-emitting member; a transparent support member that is placed below the case, the top surface being formed to follow the bottom surface of the case, and the bottom surface being formed flat; a light diffusion member that is fixed to the bottom surface of the support member, with which light from the side surface is diffused toward the symbol side; and a light guide member that guides light from the first light-emitting member to the side surface of the light diffusion member.

Inventors:
SAIJO TAKAYUKI (JP)
Application Number:
PCT/JP2020/006367
Publication Date:
September 03, 2020
Filing Date:
February 18, 2020
Export Citation:
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Assignee:
ALPS ALPINE CO LTD (JP)
International Classes:
H01H36/00; H01H13/02; H01H13/64; H01H89/00
Foreign References:
JP2013109877A2013-06-06
JP2008071630A2008-03-27
JP2010165663A2010-07-29
Attorney, Agent or Firm:
ITOH, Tadashige et al. (JP)
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Claims:
\¥0 2020/175250 21 卩(:17 2020 /006367

請求の範囲

[請求項 1 ] 上面に第 1の発光部材を実装された回路基板と、

前記回路基板の上方を覆うように配置され、 前記第 1の発光部材か らの光により照光されるシンボルを有する筐体と、 前記筐体の下方に配置され、 上面が前記筐体の下面に沿うように形 成され、 下面が平坦に形成された、 透明な支持部材と、

前記支持部材の下面に固定され、 側面からの光を前記シンボル側に 向けて拡散する光拡散部材と、

前記第 1の発光部材からの光を前記光拡散部材の側面に導光する導 光部材と、

を備える照光装置。

[請求項 2] 前記支持部材及び前記導光部材は、 一体に形成される

請求項 1 に記載の照光装置。

[請求項 3] 前記支持部材は、 前記導光部材の上方に形成された開口部を有する 請求項 1又は請求項 2に記載の照光装置。

[請求項 4] 前記支持部材の上面は、 段差形状を有する

請求項 1から請求項 3までのいずれか 1項に記載の照光装置。

[請求項 5] 前記光拡散部材は、 シート状又は平板状である

請求項 1から請求項 4までのいずれか 1項に記載の照光装置。

[請求項 6] 前記導光部材の少なくとも _部と、 前記光拡散部材と、 は前記支持 部材の下面で隣接するように配置される請求項 1から請求項 5までの いずれか 1項に記載の照光装置。

[請求項 7] 前記筐体と前記支持部材との間に配置されたシート状のセンサ部材 を更に備える

請求項 1から請求項 6までのいずれか 1項に記載の照光装置。

[請求項 8] 前記導光部材は、 下方からの光を前記光拡散部材の側面に導光する 請求項 1から請求項 7までのいずれか 1項に記載の照光装置。

[請求項 9] 第 2の発光部材を有し、 \¥0 2020/175250 22 卩(:17 2020 /006367 前記導光部材は前記第 1の発光部材からの光を一方に向けて導光し 前記第 2の発光部材は前記第 1の発光部材の他方側に配置される 請求項 1から請求項 8までのいずれか 1項に記載の照光装置。

[請求項 10] 請求項 1から請求項 9までのいずれかに記載の照光装置を備えた入 力装置。

Description:
明 細 書

発明の名称 : 照光装置及び入力装置

技術分野

[0001 ] 本発明は、 照光装置及び入力装置に関する。

背景技術

[0002] 従来、 内蔵された L E D (L i ght Em i tt i ng D i ode) からの光を照射するこ とにより、 筐体の表面に形成されたシンボルを光らせて 表示する照光装置が 利用されている。 この種の照光装置を利用した装置として、 例えば、 操作部 材の表面に形成されたシンボルを光らせるこ とにより、 操作部材の操作に対 応する操作内容を見やすく表示するスイッチ 装置が知られている。 また、 側 面に光が照射されたときにはその光が内部を 導光し、 上面から出光する機能 を有するシート材と、 当該シート材の側面に向けて光を照射するサ イ ドビュ 一式の L E Dとを用いることにより、 操作面を照光する機能を有し、 且つ、 薄型化された押釦スイッチが知られている。

先行技術文献

特許文献

[0003] 特許文献 1 :特開 2 0 1 0 - 1 6 5 6 6 3号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0004] しかしながら、 先行技術に記載の導光性のシート材は、 例えば湾曲して配 置した場合には導光性が著しく減じる性質を 有するため、 通常、 平らに配置 される。 そして、 シート材によって導光された光によって照光 されるマーク の設けられた操作面は、 通常、 シート材に沿って平坦に形成される。 そのた め、 導光性のシート材を用いた照光機能を有する 装置は、 操作面に立体的な 形状を含まず、 加飾性が劣ったものとなる虞があった。 また、 導光性のシー 卜材を用いた照光機能を有する装置は、 通常、 低背な形状を有することをセ —ルスポイントの一つにしていることが多い 。 そして、 導光性のシート材は 〇 2020/175250 2 卩(:170? 2020 /006367

側面から光を入光させる必要があるため、 導光性のシート材と一緒に用いら れる光源は、 通常、 サイ ドビュー式の 1-巳 0が選択される。 そのため、 部品 コストが大きくなる虞があった。

[0005] 本発明は、 上記の課題に鑑みてなされたものであり、 照光シンボルの設け られた操作面に立体的なデザイン形状を付加 することが容易かつ低コストか つ薄型の照光装置及び入力装置を提供するこ とを目的とする。

課題を解決するための手段

[0006] _実施形態に係る照光装置は、 上面に第 1の発光部材を実装された回路基 板と、 前記回路基板の上方を覆うように配置され、 前記第 1の発光部材から の光により照光されるシンボルを有する筐体 と、 前記筐体の下方に配置され 、 上面が前記筐体の下面に沿うように形成され 、 下面が平坦に形成された、 透明な支持部材と、 前記支持部材の下面に固定され、 側面からの光を前記シ ンボル側に向けて拡散する光拡散部材と、 前記第 1の発光部材からの光を前 記光拡散部材の側面に導光する導光部材と、 を備える。

発明の効果

[0007] 本発明の各実施形態によれば、 照光シンボルの設けられた操作面に立体的 なデザイン形状を付加することが容易かつ低 コストかつ薄型の照光装置及び 入力装置を実現できる。

図面の簡単な説明

[0008] [図 1]スイッチ装置の一例を示す外観斜視図。

[図 2]図 1 に示すスイッチ装置の分解斜視図。

[図 3]図 1のスイッチ装置の八 _八線断面図。

[図 4]図 1の操作部材を上方から見た外観斜視図。

[図 5]図 1の操作部材を下方から見た外観斜視図。

[図 6]図 1の支持部材及び導光部材を上方から見た外 斜視図。

[図 7]図 1の支持部材及び導光部材を下方から見た外 斜視図。

[図 8]図 1の回路基板を上方から見た外観斜視図。

[図 9]図 1の回路基板を下方から見た外観斜視図。 〇 2020/175250 3 卩(:170? 2020 /006367

[図 10]図 1の可動部材を上方から見た外観斜視図。

[図 1 1]図 1の可動部材を下方から見た外観斜視図。

[図 12]図 1の固定部材を上方から見た外観斜視図。

[図 13]図 1の固定部材を下方から見た外観斜視図。

[図 14]図 1の光拡散部材の構造を示す概念図。

[図 15]図 1の支持部材および導光部材および光拡散部 を組み立てた部分組 立図。

発明を実施するための形態

[0009] 以下、 本発明の各実施形態について、 添付の図面を参照しながら説明する 。 なお、 各実施形態に係る明細書及び図面の記載に関 して、 実質的に同一の 機能構成を有する構成要素については、 同一の符号を付することにより重畳 した説明を省略する。

[0010] —実施形態に係る照光装置について、 図 1〜図 1 5を参照して説明する。

本実施形態に係る照光装置は、 シンボルを有する筐体を備え、 内蔵された発 光部材からの光をシンボルに照射することに より、 シンボルを光らせて表示 する装置である。 本実施形態に係る照光装置は、 シンボルを光らせて表示す る任意の装置に適用できる。 例えば、 本実施形態に係る照光装置は、 対象の 状態 (〇1\]/〇 、 正常/異常、 動作モードなど) を、 シンボルを光らせ ることによって表示する照光装置に適用され てもよいし、 シンボルを有する 操作部材 (筐体) を備え、 シンボルを光らせることによって操作部材に 対応 する操作内容を見やすく表示するスイッチ装 置に適用されてもよい。 本実施 形態に係る照光装置の用途はこれに限られな い。

[001 1] 以下では、 本実施形態に係る照光装置について、 スイッチ装置 1 0 0を例 に説明する。 スイッチ装置 1 0 0は、 入力装置の一例であり、 シンボルを有 する操作部材を備え、 操作部材の操作により、 制御対象を制御可能な任意の スイッチ装置で有り得る。 操作部材の操作は、 押圧操作及びタッチ操作を含 む。

[0012] 以下、 図に示す方向 (X I , 乂2 , 丫 1 , 丫2 , 1 , 2方向) を基準 として、 スイッチ装置 1 〇〇について説明する。 X 1 , X 2方向を X方向、 Y 1 , Y 2方向を Y方向、 Z 1 , Z 2方向を Z方向と総称する。 X , Y , Z 方向は互いに直交する。 また、 Z 1方向及び Z 2方向をそれぞれ上方及び下 方と称する場合がある。

[0013] 図 1は、 スイッチ装置 1 〇〇の一例を示す外観斜視図である。 図 2は、 図

1 に示すスイッチ装置 1 〇〇の分解斜視図である。 図 3は、 図 1のスイッチ 装置 1 0 0の A _ A線断面図である。 図 4は、 図 1の操作部材 1 を上方から 見た外観斜視図である。 図 5は、 図 1の操作部材 1 を下方から見た外観斜視 図である。 図 6は、 図 1の支持部材 3及び導光部材 4を上方から見た外観斜 視図である。 図 7は、 図 1の支持部材 3及び導光部材 4を下方から見た外観 斜視図である。 図 8は、 図 1の回路基板 6を上方から見た外観斜視図である 。 図 9は、 図 1の回路基板 6を下方から見た外観斜視図である。 図 1 0は、 図 1の可動部材 7を上方から見た外観斜視図である。 図 1 1は、 図 1の可動 部材 7を下方から見た外観斜視図である。 図 1 2は、 図 1の固定部材 9を上 方から見た外観斜視図である。 図 1 3は、 図 1の固定部材 9を下方から見た 外観斜視図である。 図 1 4は、 図 1の光拡散部材の構造を示す概念図である 。 図 1 5は、 図 1の支持部材および導光部材および光拡散部 を組み立てた 部分組立図である。

[0014] 図 2のスイッチ装置 1 0 0は、 本実施形態に係る照光装置の一例であり、 ユーザによる押圧操作に応じて制御対象を制 御する装置である。 図 2に示す ように、 スイッチ装置 1 0 0は、 操作部材 1 と、 センサ部材 2と、 支持部材 3と、 導光部材 4と、 光拡散部材 5と、 回路基板 6と、 可動部材 7と、 弾性 部材 8と、 固定部材 9と、 を備える。

[0015] 操作部材 1は、 ユーザにより操作される部材である。 操作部材 1は、 本実 施形態に係る照光装置の筐体に相当する。 操作部材 1の材料は、 例えば、 P C (Po lycarbonate) 又は A B S (Acry lon i t r i le Butad i ene Styrene) であ るが、 これに限られない。

[0016] 操作部材 1は、 図 4及び図 5に示すように、 下面が開口した、 Y方向に延 〇 2020/175250 5 卩(:170? 2020 /006367

びる略直方体形状を有する。 操作部材 1は、 後述するシンボル 1 2 1 を透明 に形成され、 シンボル 1 2 1 を除く部分を不透明に形成される。 操作部材 1 は、 透明な材料により形成されてもよいし、 不透明な材料により形成されて もよい。 前者の場合、 シンボル 1 2 1 を除く部分を塗装により不透明にすれ ばよい。 また、 後者の場合、 シンボル 1 2 1 を薄く形成することにより、 シ ンボル 1 2 1 を透明にすればよい。 なお、 本明細書において、 「透明」 とは 、 後述する発光部材 6 2からの光を、 ユーザが視認可能な程度に透過させる ことをいう。 操作部材 1は、 側板部 1 1及び天板部 1 2を有する。

[0017] 側板部 1 1は、 操作部材 1の側面を構成する部分である。 側板部 1 1は、 図 5に示すように、 複数の嵌合部 1 1 1 と、 複数の位置決め突起 1 1 2と、 を有する。

[0018] 嵌合部 1 1 1は、 側板部 1 1の内周面に形成された、 中央部が窪んだ凸部 である。 複数の嵌合部 1 1 1は、 可動部材 7の複数の凸部 7 1 (図 1 0参照 ) とそれぞれ対応する位置に形成される。 嵌合部 1 1 1の中央部に凸部 7 1 が嵌合することにより、 操作部材 1が可動部材 7に固定される。

[0019] 位置決め突起 1 1 2は、 側板部 1 1の内周面から突出した凸部である。 複 数の位置決め突起 1 1 2は、 可動部材 7の複数の溝部 7 2 (図 1 0参照) と それぞれ対応する位置に形成される。 位置決め突起 1 1 2が溝部 7 2に揷入 されることにより、 可動部材 7に対して操作部材 1が位置決めされる。

[0020] 天板部 1 2は、 操作部材 1の上面を構成する部分であり、 回路基板 6の上 方を覆うように配置される。 図 4の例では、 天板部 1 2は、 丫 1側部分が丫 2側部分より高い段差形状を有するが、 天板部 1 2の形状はこれに限られな い。 天板部 1 2は、 全体が平坦であってもよいし、 3段以上の段差を有する 段差形状であってもよいし、 少なくとも一部が湾曲していてもよい。 天板部 1 2は、 回路基板 6の上方を覆うことができる任意の形状とす ことができ る。 天板部 1 2は、 図 4及び図 5に示すように、 複数のシンボル 1 2 1 と、 複数の位置決め突起 1 2 2と、 段差部 1 2 3と、 を有する。

[0021 ] シンボル 1 2 1は、 操作部材 1の操作内容を表示する透明な部分である。 シンボル 1 2 1は、 発光部材 6 2からの光を下方から照射され、 照射された 光の一部を透過させる。 これにより、 ユーザには、 シンボル 1 2 1が光って 見える。

[0022] 図 4の例では、 4つのシンボル 1 2 1が Y方向に等間隔に並べて形成され ているが、 シンボル 1 2 1の数及び配置は、 これに限られない。 天板部 1 2 は、 1つ以上の任意の数のシンボル 1 2 1 を、 任意の配置で有し得る。

[0023] また、 図 4の例では、 4つのシンボル 1 2 1は、 「1」 、 「2」 、 「S」

、 及び 「E T」 の形状をそれぞれ有するが、 シンボル 1 2 1の形状はこれに 限られない。 シンボル 1 2 1は、 数字、 文字、 記号、 及び図形を含む任意の 形状とすることができる。

[0024] また、 図 4の例では、 各シンボル 1 2 1は、 各シンボル 1 2 1 に対応する 部分が押圧操作された場合の操作内容を示し ている。 しかしながら、 本実施 形態に係る照光装置が、 対象の状態を表示する照光装置である場合に は、 シ ンボル 1 2 1は、 対象の状態を示す形状に形成される。

[0025] 位置決め突起 1 2 2は、 天板部 1 2の下面から下方に延びる棒状部分であ る。 複数の位置決め突起 1 2 2は、 センサ部材 2の複数の貫通孔 2 1 1、 支 持部材 3の複数の貫通孔 3 1、 光拡散部材 5の複数の貫通孔 5 1、 及び回路 基板 6の複数の貫通孔 6 1 と、 それぞれ対応する位置に形成される (図 2参 照) 。 位置決め突起 1 2 2が貫通孔 2 1 1 , 3 1 , 5 1 , 6 1 に揷入される ことにより、 天板部 1 2に対して、 センサ部材 2、 支持部材 3、 光拡散部材 5、 及び回路基板 6が位置決めされる。

[0026] 段差部 1 2 3は、 天板部 1 2の一部であり、 天板部 1 2の Y 1側部分と Y

2側部分とを、 Z方向の位置が異なるように接続する部分で る。 段差部 1 2 3により、 天板部 1 2の段差形状が形成される。 天板部 1 2が N段の段差 形状を有する場合、 N個の段差部 1 2 3が設けられる。

[0027] なお、 操作部材 1の構成は、 上記の例に限られない。 例えば、 操作部材 1 は、 嵌合部 1 1 1、 位置決め突起 1 1 2、 及び位置決め突起 1 2 2の少なく とも 1つを有しなくてもよい。 本明細書において、 「A及び Bの少なくとも 〇 2020/175250 7 卩(:170? 2020 /006367

1つ」 という表現は、 「八」 、 「巳」 、 及び 「八及び巳」 を含むものとする 。 操作部材 1は、 少なくとも 1つのシンボルを有する、 ユーザが操作可能な 任意の構成とすることができる。

[0028] センサ部材 2は、 ユーザの接触位置を検出する透明なシート状 のセンサで ある。 センサ部材 2は、 例えば、 静電センサであるが、 これに限られない。 センサ部材 2は、 ユーザの接触位置を検出可能な任意のセンサ で有り得る。 センサ部材 2は、 図 2に示すように、 センサ部 2 1 と、 接続端子 2 2と、 を 有する。

[0029] センサ部 2 1は、 センサ機能を有する透明なシート状の部分で ある。 セン サ部 2 1は、 図 3に示すように、 操作部材 1 と支持部材 3との間に配置され る。 より詳細には、 センサ部 2 1は、 上面が操作部材 1の天板部 1 2の下面 と対向し、 かつ、 下面が支持部材 3の上面と対向するように配置される。 後 述する通り、 センサ部 2 1は、 天板部 1 2下面と密着した状態で保持される 。 センサ部 2 1は、 天板部 1 2の形状に沿った状態で、 少なくともシンボル 1 2 1の下方を覆うことができるように形成され 。 また、 センサ部 2 1は 、 図 2に示すように、 複数の貫通孔 2 1 1 を有する。

[0030] 複数の貫通孔 2 1 1は、 天板部 1 2の複数の位置決め突起 1 2 2と対応す る位置にそれぞれ形成された 方向に延びる貫通孔である。 上述の通り、 セ ンサ部材 2は、 貫通孔 2 1 1 に位置決め突起 1 2 2を揷入されることにより 、 天板部 1 2に対して位置決めされる。

[0031 ] 接続端子 2 2は、 センサ部 2 1 を回路基板 6に接続する端子である。 接続 端子 2 2は、 透明でもよいし、 不透明でもよい。 図 2の例では、 接続端子 2 2は、 センサ部 2 1の丫 2側から延びるシート状であるが、 接続端子 2 2の 位置及び形状はこれに限られない。

[0032] ユーザが操作部材 1の天板部 1 2に接触すると、 センサ部 2 1は、 当該ユ —ザの接触位置を検出し、 検出結果 (接触位置) を出力する。 センサ部 2 1 が出力した検出結果は、 接続端子 2 2を介して、 回路基板 6に入力される。 これにより、 回路基板 6は、 天板部 1 2におけるユーザの接触位置を取得し 〇 2020/175250 8 卩(:170? 2020 /006367

、 取得した接触位置に基づいて、 ユーザが接触したシンボル 1 2 1 を特定す ることができる。

[0033] なお、 センサ部材 2の構成は、 上記の例に限られない。 センサ部材 2は、 ユーザの接触位置を検出可能であり、 かつ、 透明な、 シート状の任意の構成 とすることができる。

[0034] 支持部材 3は、 センサ部材 2を下方から支持する透明な部材である。 支持 部材 3の材料は、 例えば、 〇であるが、 これに限られない。 支持部材 3は 、 図 6及び図 7に示すように、 丫方向に延びる略矩形の板状であり、 上面が 天板部 1 2の下面に沿うように形成され、 下面が平坦に形成される。 本実施 形態では、 天板部 1 2は、 丫 1側部分が丫 2側部分より高い段差形状を有す るため、 支持部材 3の上面は、 天板部 1 2の段差形状に沿った、 丫 1側部分 が丫 2側部分より高い段差形状を有する。

[0035] 支持部材 3は、 図 3に示すように、 センサ部材 2と光拡散部材 5との間に 配置される。 より詳細には、 支持部材 3は、 上面がセンサ部材 2の下面と対 向し、 下面が光拡散部材 5の上面と対向するように配置される。 上面が天板 部 1 2の下面に沿うように形成された支持部材 3によりセンサ部材 2を下方 から支持することによって、 シート状のセンサ部材 2 (センサ部 2 1) を、 天板部 1 2の下面と密着した状態で保持することがで る。 これにより、 セ ンサ部材 2による検出精度を向上させることができる 支持部材 3は、 図 6 及び図 7に示すように、 複数の貫通孔 3 1 と、 開口部 3 2と、 位置決め突起 3 3と、 を有する。

[0036] 複数の貫通孔 3 1は、 天板部 1 2の複数の位置決め突起 1 2 2と対応する 位置にそれぞれ形成された 方向に延びる貫通孔である。 上述の通り、 支持 部材 3は、 貫通孔 3 1 に位置決め突起 1 2 2を揷入されることにより、 天板 部 1 2に対して位置決めされる。

[0037] 開口部 3 2は、 導光部材 4の上方に形成された開口部である。 開口部 3 2 は、 シンボル 1 2 1 に対応する部分 (シンボル 1 2 1の真下) とは、 ずれた 位置に形成される。 後述する通り、 開口部 3 2を形成することにより、 支持 〇 2020/175250 9 卩(:170? 2020 /006367

部材 3に導光部材 4を容易に固定することができる。

[0038] 位置決め突起 3 3は、 支持部材 3の下面の丫 1側端部から突出した凸部で ある。 位置決め突起 3 3は、 光拡散部材 5の溝部 5 2 (図 2参照) と対応す る位置に形成される。 位置決め突起 3 3が溝部 5 2に揷入されることにより 、 支持部材 3に対して光拡散部材 5が位置決めされる。

[0039] なお、 支持部材 3の構成は、 上記の例に限られない。 例えば、 支持部材 3 は、 貫通孔 3 1、 開口部 3 2、 及び位置決め突起 3 3の少なくとも 1つを有 しなくてもよい。 支持部材 3は、 センサ部材 2を下方から支持可能であり、 かつ、 透明な、 任意の構成とすることができる。

[0040] 導光部材 4は、 発光部材 6 2からの光を光拡散部材 5の側面に (丫 1方向 に向けて) 導光する透明な部材である。 導光部材 4は、 屈曲又は湾曲した板 状に形成される。 導光部材 4の材料は、 例えば、 (3であるが、 これに限ら れない。 導光部材 4は、 図 7に示すように、 入射部 4 1 と、 導光部 4 2と、 を有する。

[0041 ] 入射部 4 1は、 発光部材 6 2からの光が入射する部分である。 入射部 4 1 は、 図 3に示すように、 発光部材 6 2からの光が入射する下面を有し、 当該 下面から 1方向かつ丫 1方向に延びるように形成される。 また、 入射部 4 1は、 丫 2側の面が丫 1側に向かって湾曲するように形成される。

[0042] 導光部 4 2は、 導光部材 4に入射した光を光拡散部材 5の側面に導光する 部分である。 導光部 4 2は、 導光部材 4に入射した光を光拡散部材 5の側面 に導光する丫 1側の側面を有し、 当該側面から丫 2方向に延びる。 導光部 4 2は、 支持部材 3の下面で光拡散部材 5と隣接するように配置される。

[0043] 入射部 4 1の上端部と、 導光部 4 2の丫 2側端部と、 は接続されている。

結果として、 導光部材 4は、 丫 平面における断面形状が略 !_字形状となる

[0044] 導光部材 4は、 入射部 4 1の下面が発光部材 6 2の上方に位置し、 導光部 4 2の丫 1側の側面が光拡散部材 5の丫 2側の側面と隣接し、 開口部 3 2の 下方に位置するように、 支持部材 3の下面に固定される。 これにより、 発光 〇 2020/175250 10 卩(:170? 2020 /006367

部材 6 2からの光は、 入射部 4 1の下面に入射し、 導光部材 4の内側を反射 しながら導光部 4 2の丫 1側の側面に到達し、 当該側面から光拡散部材 5の 丫 2側の側面に入射する。 すなわち、 発光部材 6 2からの光が、 導光部材 4 を介して、 光拡散部材 5に導光される。

[0045] 導光部材 4は、 導光部 4 2の上面を、 支持部材 3の下面に接着することに より、 支持部材 3に固定されてもよい。 また、 導光部材 4は、 導光部 4 2を 支持部材 3に溶接することにより、 支持部材 3に固定されてもよい。 また、 導光部材 4は、 射出成型により、 支持部材 3と一体に形成されてもよい。 い ずれの場合も、 支持部材 3及び導光部材 4は、 1つの部品として一体化され る。 このように、 支持部材 3及び導光部材 4を一体化することにより、 スイ ッチ装置 1 〇〇の部品点数を削減することができる。 また、 支持部材 3に開 口部 3 2を設けることにより、 導光部 4 2の接着及び溶接が容易になるため 、 導光部材 4を支持部材 3に容易に固定することができる。

[0046] なお、 導光部材 4の構成は、 上記の例に限られない。 例えば、 導光部材 4 は、 支持部材 3と異なる材料により形成されてもよい。 導光部材 4は、 発光 部材 6 2からの光を光拡散部材 5の側面に導光可能な任意の構成とすること ができる。

[0047] 光拡散部材 5は、 側面から入射した光を上方 (シンボル 1 2 1側) に向け て拡散する部材である。 図 1 4の例では、 光拡散部材 5は、 略矩形のシート 状又は平板状であり、 透明な上層 5 4と、 光を拡散する光拡散部 5 7を有す る中層 5 5と、 上方に光を反射する下層 5 6と、 を有する 3層構造である。 上層 5 4は、 透明なフィルムにより形成される。 中層 5 5は、 透明な塗料を ベタ印刷することにより形成される。 下層 5 6は、 白色塗料をベタ印刷され たフィルム、 又は反射フィルムにより形成される。 光拡散部 5 7は、 透明な 塗料をドッ ト印刷することにより形成される。 光拡散部 5 7は、 マイクロレ ンズであってもよい。 光拡散部材 5は、 図 2に示すように、 丫 2側の側面が 導光部材 4の丫 1側の側面に隣接し、 少なくともシンボル 1 2 1の下方を覆 うことができるように、 支持部材 3の下面に上面を固定される。 この構成に 〇 2020/175250 1 1 卩(:170? 2020 /006367

おいて、 光拡散部材 5は、 側面から入射した光をシンボル 1 2 1側に向けて 出光する。 光拡散部材 5は、 例えば、 透明な接着剤により、 支持部材 3に固 定することができる。

[0048] 光拡散部材 5をこのように配置することにより、 図 3に矢印で示すように 、 発光部材 6 2からの光は、 導光部材 4によって光拡散部材 5の側面から中 層 5 5へ入光し、 中層 5 5の内部で導光され、 光拡散部 5 7により拡散され 、 一部は上方に向けて散乱して上面全体から放 射される。 また、 当該光の一 部は下方に向けて散乱してから下層 5 6により反射されて向きが変わり、 光 拡散部材 5の上面全体から放射される。 光拡散部材 5の上面から放射された 光は、 透明な支持部材 3を透過し、 透明なシンボル 1 2 1 を透過し、 操作部 材 1の外部に放射される。 図 1の例では、 発光部材 6 2からの光は、 「2」

、 「3」 、 及び 「巳丁」 の形状を有する 3つのシンボル 1 2 1から放射され る。 ユーザには、 光が放射されたシンボル 1 2 1が光って見える。 このよう に、 本実施形態によれば、 導光部材 4 (入射部 4 1の下面) の下方に配置さ れた発光部材 6 2により、 複数のシンボル 1 2 1 を光らせることができる。

[0049] また、 本実施形態によれば、 支持部材 3の下面が平坦であるため、 光拡散 部材 5がシート状である場合であっても、 光拡散部材 5を平坦な状態で支持 することができる。 これにより、 光拡散部材 5の上面からの光の放射を均一 化することができる。 また、 天板部 1 2の丫 1側部分と丫 1側部分とは 方 向の位置の異なる丫 2側部分との両方において、 光拡散部材 5の上方に配置 される支持部材 3が、 操作部材 1 を支持すると共に、 光拡散部材 5の上面か ら放射された光を透過することができる。 すなわち、 複数のシンボル 1 2 1 を均一に光らせることができる。

[0050] 光拡散部材 5は、 複数の貫通孔 5 1 と、 溝部 5 2と、 開口部 5 3と、 を有 する。

[0051 ] 複数の貫通孔 5 1は、 天板部 1 2の複数の位置決め突起 1 2 2と対応する 位置にそれぞれ形成された 方向に延びる貫通孔である。 上述の通り、 光拡 散部材 5は、 貫通孔 5 1 に位置決め突起 1 2 2を揷入されることにより、 天 〇 2020/175250 12 卩(:170? 2020 /006367

板部 1 2に対して位置決めされる。

[0052] 溝部 5 2は、 光拡散部材 5の丫 1側端部に形成された丫方向に延びる溝部 である。 溝部 5 2は、 支持部材 3の位置決め突起 3 3と対応する位置に形成 される。 位置決め突起 3 3が溝部 5 2に挿入されることにより、 光拡散部材 5は支持部材 3に対して位置決めされる。

[0053] 開口部 5 3は、 導光部材 4の側方を取り囲むように形成された開口部 あ る。 導光部材 4は、 開口部 5 3に揷入される。

[0054] なお、 光拡散部材 5の構成は、 上記の例に限られない。 光拡散部材 5は、 例えば、 貫通孔 5 1、 溝部 5 2、 及び開口部 5 3の少なくとも 1つを有しな くてもよい。 また、 光拡散部材 5は、 1層、 2層、 又は 4層以上の構造を有 してもよい。 光拡散部材 5は、 側面から入射した光を上方に拡散可能な任意 の構成とすることができる。

[0055] 回路基板 6は、 操作部材 1 に対するユーザの操作を検出するための回路 ( 図示省略) を実装された基板である。 回路基板 6は、 略矩形の板状又はシー 卜状に形成され、 外部装置に接続される。 回路基板 6は、 例えば、 プリント 基板であるが、 これに限られない。 回路基板 6は、 図 3に示すように、 可動 部材 7の上面に固定され、 操作部材 1の内側に収納される。 回路基板 6は、 図 8及び図 9に示すように、 複数の貫通孔 6 1 と、 発光部材 6 2 , 6 3と、 プッシュスイッチ 6 4と、 を備える。

[0056] 複数の貫通孔 6 1は、 天板部 1 2の複数の位置決め突起 1 2 2と対応する 位置にそれぞれ形成された 方向に延びる貫通孔である。 上述の通り、 回路 基板 6は、 貫通孔 6 1 に位置決め突起 1 2 2を揷入されることにより、 天板 部 1 2に対して位置決めされる。

[0057] 発光部材 6 2 , 6 3は、 回路基板 6の上面に実装された、 上方に光を発す る部材である。 発光部材 6 2 , 6 3は、 回路基板 6に実装された回路からの 指示に従って発光する。 発光部材 6 2 , 6 3は、 例えば、 !_巳 0であるが、 これに限られない。

[0058] 発光部材 6 2 (第 1の発光部材) は、 「2」 、 「3」 、 及び 「巳丁」 の形 〇 2020/175250 13 卩(:170? 2020 /006367

状を有するシンボル 1 2 1 を光らせるための発光部材である。 発光部材 6 2 は、 導光部材 4の入射部 4 1の下面の下方に配置される。 上述の通り、 発光 部材 6 2が発した光は、 導光部材 4、 光拡散部材 5、 及び支持部材 3を介し て、 「2」 、 「3」 、 及び 「巳丁」 の形状を有するシンボル 1 2 1 に照射さ れる。 図 8の例では、 回路基板 6は、 2つの発光部材 6 2を有するが、 1つ 又は 3つ以上の発光部材 6 2を有してもよい。

[0059] 発光部材 6 3 (第 2の発光部材) は、 「1」 の形状を有するシンボル 1 2

1 を光らせるための発光部材である。 発光部材 6 3は、 「 1」 の形状を有す るシンボル 1 2 1の下方に配置される。 発光部材 6 3が発した光は、 「 1」 の形状を有するシンボル 1 2 1 に照射される。 図 8の例では、 回路基板 6は 、 1つの発光部材 6 3を有するが、 2つ以上の発光部材 6 2を有してもよい 。 発光部材 6 3は、 発光部材 6 2の丫 2方向側に設けられている。

[0060] プッシュスイッチ 6 4は、 操作部材 1 に対する押圧操作を検出するための スイッチである。 プッシュスイッチ 6 4は、 回路基板 6の下面に実装される 。 プッシュスイッチ 6 4は、 例えば、 タクタイルスイッチ又はタクトスイッ チ (登録商標) であるが、 これに限られない。

[0061 ] なお、 回路基板 6の構成は、 上記の例に限られない。 例えば、 回路基板 6 は、 発光部材 6 2により全てのシンボル 1 2 1 を光らせることができる場合 、 発光部材 6 3を備えなくてもよい。 回路基板 6は、 操作部材 1 に対するュ —ザの操作を検出可能であり、 発光部材 6 2を備えた任意の構成とすること ができる。

[0062] 可動部材 7は、 操作部材 1の押圧操作に応じて 2方向に移動する部材であ る。 可動部材 7の材料は、 例えば、 であるが、 これに限られない。 可動部材 7は、 略矩形の板状であり、 図 2に示すように 、 回路基板 6と固定部材 9との間に配置される。

[0063] 可動部材 7は、 図 3に示すように、 上面に回路基板 6を固定され、 側面に 操作部材 1の側板部 1 1 を固定される。 これにより、 操作部材 1の下面が可 動部材 7により塞がれ、 操作部材 1及び可動部材 7により囲まれた空間が形 〇 2020/175250 14 卩(:170? 2020 /006367

成される。 当該空間に、 センサ部材 2、 支持部材 3、 導光部材 4、 光拡散部 材 5、 及び回路基板 6は、 収納される。 操作部材 1が押圧操作されると、 操 作部材 1、 センサ部材 2、 支持部材 3、 導光部材 4、 光拡散部材 5、 回路基 板 6、 及び可動部材 7は、 一体となって 方向に移動する。 可動部材 7は、 図 1 0及び図 1 1 に示すように、 複数の凸部 7 1 と、 複数の溝部 7 2と、 開 口部 7 3と、 複数の脚部 7 4と、 複数の抜け止め部 7 5と、 一対の保持部 7 6と、 を有する。

[0064] 凸部 7 1は、 可動部材 7の側面から突状の部位である。 複数の凸部 7 1は 、 操作部材 1の複数の嵌合部 1 1 1 とそれぞれ対応する位置に形成される。 凸部 7 1が嵌合部 1 1 1の中央部に嵌合することにより、 可動部材 7が操作 部材 1 に固定される。

[0065] 溝部 7 2は、 可動部材 7の側面に形成された内側に延びる溝部であ 。 複 数の溝部 7 2は、 操作部材 1の複数の位置決め突起 1 1 2とそれぞれ対応す る位置に形成される。 溝部 7 2に位置決め突起 1 1 2を揷入することにより 、 操作部材 1 に対して可動部材 7が位置決めされる。

[0066] 開口部 7 3は、 プッシュスイッチ 6 4の側方を取り囲むように形成された 開口部である。 プッシュスイッチ 6 4は、 開口部 7 3に揷入される。

[0067] 脚部 7 4は、 可動部材 7の 方向の移動をガイ ドする部分である。 複数の 脚部 7 4は、 固定部材 9の複数のガイ ド部 9 1 (図 1 2参照) とそれぞれ対 応する位置に形成される。 脚部 7 4は、 可動部材 7の下面から突出した凸部 であり、 対応するガイ ド部 9 1が挿入される溝部を有する。 脚部 7 4にガイ ド部 9 1 を揷入することにより、 固定部材 9に対する可動部材 7の X方向及 び丫方向の傾きが抑制され、 可動部材 7の姿勢を維持したまま、 可動部材 7 を 方向に移動させることができる。

[0068] 抜け止め部 7 6は、 固定部材 9から可動部材 7が上方に抜けることを防止 する部分である。 複数の抜け止め部 7 5は、 固定部材 9の複数の凸部 9 2 ( 図 1 3参照) とそれぞれ対応する位置に形成される。 抜け止め部 7 5は、 可 動部材 7の下面から突出した凸部であり、 中央部に開口部 7 5 1 を有する。 〇 2020/175250 15 卩(:170? 2020 /006367

開口部 7 5 1 には凸部 9 2が揷入される。 開口部 7 5 1 に揷入された凸部 9 2の下端が、 開口部 7 5 1の下端と接触することにより、 固定部材 9から可 動部材 7が上方に抜けることが防止される。

[0069] 保持部 7 6は、 弾性部材 8を保持する部分である。 保持部 7 6は、 可動部 材 7の丫 1側及び丫 2側に一対形成される。 保持部 7 6は、 可動部材 7の下 面から突出した凸部であり、 下側に弾性部材 8が嵌合する嵌合部 7 6 1 を有 する。 嵌合部 7 6 1 に弾性部材 8が嵌合することにより、 弾性部材 8が可動 部材 7に保持される。

[0070] なお、 可動部材 7の構成は、 上記の例に限られない。 可動部材 7は、 凸部

7 1、 溝部 7 2、 開口部 7 3、 脚部 7 4、 抜け止め部 7 5、 及び保持部 7 6 の少なくとも 1つを有しなくてもよい。 可動部材 7は、 操作部材 1の押圧操 作に応じて 方向に移動可能な任意の構成とすることがで きる。

[0071 ] 弾性部材 8は、 固定部材 9に対して可動部材 7を上方に付勢する部材であ る。 弾性部材 8の材料は、 例えば、 金属であるが、 これに限られない。 弾性 部材 8は、 図 2に示すように、 丫方向に延びる両端部及び中央部と、 X方向 に延び、 両端部及び中央部を接続する接続部と、 を有する。 弾性部材 8は、 中央部を固定部材 9の保持部 9 4に保持され (図 1参照) 、 両端部を可動部 材 7の保持部 7 6に保持される (図 3参照) 。 このような構成により、 弾性 部材 8は、 卜ーシヨンバーとして機能し、 固定部材 9に対して可動部材 7を 上方に付勢する。

[0072] なお、 弾性部材 8の構成は、 上記の例に限られない。 弾性部材 8は、 例え ば、 圧縮コイルばねであってもよい。 弾性部材 8は、 固定部材 9に対して可 動部材 7を上方に付勢可能な任意の構成とすること できる。

[0073] 固定部材 9は、 可動部材 7が 方向に移動可能なように支持する部材であ る。 固定部材 9を外部装置に固定することにより、 スイッチ装置 1 0 0が外 部装置に固定される。 固定部材 9は、 中央部が 方向に開口した略直方体形 状であり、 図 2に示すように、 可動部材 7の下方に配置される。 操作部材 1 、 センサ部材 2、 支持部材 3、 導光部材 4、 光拡散部材 5、 回路基板 6、 及 〇 2020/175250 16 卩(:170? 2020 /006367

び可動部材 7は、 固定部材 9に対して相対的に 方向に移動する。 固定部材 9は、 図 1 2及び図 1 3に示すように、 複数のガイ ド部 9 1 と、 複数の凸部 9 2と、 押圧部 9 3と、 一対の保持部 9 4と、 を有する。

[0074] ガイ ド部 9 1は、 可動部材 7の 方向の移動をガイ ドする部分である。 複 数のガイ ド部 9 1は、 可動部材 7の複数の脚部 7 4とそれぞれ対応する位置 に形成される。 ガイ ド部 9 1は、 固定部材 9の側面から突出した凸部であり 、 対応する脚部 7 4に揷入される。 ガイ ド部 9 1 を脚部 7 4に揷入すること により、 固定部材 9に対する可動部材 7の X方向及び丫方向の傾きが抑制さ れ、 可動部材 7の姿勢を維持したまま、 可動部材 7を 方向に移動させるこ とができる。

[0075] 凸部 9 2は、 固定部材 9から可動部材 7が上方に抜けることを防止する部 分である。 複数の凸部 9 2は、 可動部材 7の複数の抜け止め部 7 5とそれぞ れ対応する位置に形成される。 凸部 9 2は、 図 1 3に示すように、 固定部材 9の X 1側の側面から突出した凸部である。 図 1 3に示すように、 凸部 9 2 を、 2側が高くなるように形成することにより、 凸部 9 2を開口部 7 5 1 に容易に揷入することができる。 開口部 7 5 1 に揷入された凸部 9 2の下端 が、 開口部 7 5 1の下端と接触することにより、 固定部材 9から可動部材 7 が上方に抜けることが防止される。

[0076] 押圧部 9 3は、 プッシュスイッチ 6 4を押圧する部分である。 押圧部 9 3 は、 図 1 2に示すように、 固定部材 9の上面から突出した凸部であり、 プッ シュスイッチ 6 4と対応する位置に形成される (図 3参照) 。 操作部材 1が 押圧操作されると、 回路基板 6が下方へ移動し、 プッシュスイッチ 6 4が押 圧部 9 3により押圧される。 これにより、 回路基板 6は、 操作部材 1の押圧 操作を検出することができる。

[0077] 保持部 9 4は、 弾性部材 8を保持する部分である。 保持部 9 4は、 固定部 材 9の丫 1側及び丫 2側に一対形成される。 保持部 9 4は、 固定部材 9の X 1側の側面から突出した凸部であり、 X 1側に弾性部材 8が嵌合する嵌合部 9 4 1 を有する。 嵌合部 9 4 1 に弾性部材 8が嵌合することにより、 弾性部 〇 2020/175250 17 卩(:170? 2020 /006367

材 8が固定部材 9に保持される。

[0078] なお、 固定部材 9の構成は、 上記の例に限られない。 固定部材 9は、 例え ば、 ガイ ド部 9 1、 凸部 9 2、 押圧部 9 3、 及び保持部 9 4の少なくとも 1 つを有しなくてもよい。 固定部材 9は、 可動部材 7を 方向に移動可能なよ うに支持可能な任意の構成とすることができ る。

[0079] ここで、 本実施形態に係るスイッチ装置 1 0 0の動作について説明する。

以下、 ユーザが 「巳丁」 の形状を有するシンボル 1 2 1 (以下、 「シンボル 巳丁」 という。 ) に対応する操作内容を実行する場合における 、 スイッチ装 置 1 0 0の動作を例に説明する。

[0080] スイッチ装置 1 0 0の非操作時には、 可動部材 7が弾性部材 8により上方 に押圧されているため、 プッシュスイッチ 6 4は〇 になっている。 また 、 ユーザが操作部材 1 (天板部 1 2) に接触していないため、 センサ部材 2 は、 ユーザの接触を検出しない。

[0081 ] ユーザが、 シンボル巳丁に接触すると、 センサ部材 2は、 ユーザの接触位 置を検出し、 検出結果を回路基板 6に入力する。 回路基板 6は、 検出結果を 入力されると、 当該検出結果に基づいて、 ユーザが接触したシンボル 1 2 1 (シンボル巳丁) を特定する。 これにより、 ユーザがシンボル巳丁に接触し たことを検出することができる。

[0082] ユーザが、 シンボル巳丁に接触した状態で操作部材 1 を押圧操作すると、 可動部材 7が操作部材 1 と共に下方へ移動する。 可動部材 7が下方へ移動す ると、 可動部材 7の下面に実装されたプッシュスイッチ 6 4が、 押圧部 9 3 により押圧され、 〇1\1になる。 これにより、 回路基板 6は、 操作部材 1の押 圧操作を検出することができる。

[0083] 回路基板 6は、 押圧操作を検出すると、 シンボル巳丁の押圧操作に対応す る操作内容を実行するための制御信号を出力 する。 回路基板 6が出力した制 御信号は、 外部装置に入力される。 外部装置は、 制御信号を入力されると、 当該制御信号に応じた操作内容を実行する。

[0084] その後、 ユーザが押圧操作を終了し、 シンボル日丁から離れる (指を離す 〇 2020/175250 18 卩(:170? 2020 /006367

) と、 弾性部材 8により付勢された可動部材 7が、 上方に移動し、 プッシュ スイッチ 6 4が〇 になる。 また、 ユーザが操作部材 1 (天板部 1 2) に 接触していないため、 センサ部材 2が、 ユーザの接触を検出しなくなる。 こ れにより、 スイッチ装置 1 〇〇が非操作時の状態に戻る。

[0085] スイッチ装置 1 0 0において、 センサ部材 2、 支持部材 3、 導光部材 4、 光拡散部材 5、 及び回路基板 6の相対的な位置関係は固定されているため スイッチ装置 1 〇〇は、 操作の有無に関わらず、 発光部材 6 2からの光によ り 「2」 、 「3」 、 及び 「巳丁」 の形状を有するシンボル 1 2 1 を光らせ、 発光部材 6 3からの光により 「 1」 の形状を有するシンボル 1 2 1 を光らせ ることができる。

[0086] 以上説明した通り、 本実施形態によれば、 スイッチ装置 1 0 0は、 操作部 材 1の表面 (天板部 1 2) に形成されたシンボル 1 2 1 を光らせることによ り、 操作部材 1の操作に対応する操作内容を見やすく表示 ることができる

[0087] また、 本実施形態によれば、 導光部材 4 (入射部 4 1) の下方に配置され た発光部材 6 2からの光により、 複数のシンボル 1 2 1 を光らせることがで きる。 したがって、 シンボル 1 2 1 ごとに発光部材を配置する場合に比べて 、 発光部材 6 2を少なくすることができるため、 スイッチ装置 1 0 0の製造 コストを低減できる。

[0088] また、 本実施形態によれば、 光拡散部材 5によって光を拡散することによ り、 シンボル 1 2 1 を均一に光らせることができる。 したがって、 シンボル 1 2 1 を均一に光らせるために確保が必要な、 発光部材 6 2からシンボル 1 2 1 までの距離!-を小さくすることができる。 例えば、 本実施形態では、 図 1 5に示すように、 発光部材 6 2から 「1」 、 「2」 、 及び 「3」 の形状を 有するシンボル 1 2 1 までの距離 !_ 1は、 入射部 4 1の高さと、 支持部材 3 の丫 2側部分の厚さと、 光拡散部材 5の厚さと、 の合計に相当する。 また、 発光部材 6 2から 「巳丁」 の形状を有するシンボル 1 2 1 までの距離 !_ 2は 、 入射部 4 1の高さと、 支持部材 3の丫 1側部分の厚さと、 光拡散部材 5の 〇 2020/175250 19 卩(:170? 2020 /006367

厚さと、 の合計に相当する。 この結果、 本実施形態によれば、 発光部材 6 2 からの光をシンボル 1 2 1 に直接照射する場合に比べて、 スイッチ装置 1 0 0を薄型化することができる。

[0089] また、 本実施形態によれば、 発光部材 6 2 , 6 3として、 光軸が回路基板

6に対して垂直な、 トップビュー型の !_巳 0を利用できる。 トップビュー型 光軸が回路基板 6に対して平行な、 サイ ドビュー型の り安価であるため、 スイッチ装置 1 0 0の製造コストを低減できる。 なお、 発光部材 6 2 , 6 3の光軸は、 発光部材 6 2 , 6 3の実相誤差により、 回路 基板 6に対して垂直でない場合が有り得る。 発光部材 6 2 , 6 3の光軸は、 回路基板 6に対して、 例えば 8 0 ° 以上、 傾斜していればよい。 なお、 導光 部材 4及び光拡散部材 5が有する導光の経路と相反しない場合、 発光部材 6 2 , 6 3は、 サイ ドビュー型の !_巳 0が用いられても良い。

[0090] また、 本実施形態によれば、 支持部材 3の上面は、 操作部材 1の下面に沿 うように形成される。 これにより、 シート状のセンサ部材 2を、 天板部 1 2 の下面と密着した状態で保持することができ るため、 センサ部材 2による検 出精度を向上させることができる。 また、 操作部材 1の形状によらず、 セン サ部材 2を天板部 1 2の下面と密着した状態で保持することがで るため、 操作部材 1の設計自由度を向上させることができる。 言い換えると、 センサ 部材 2による検出精度を低下させることなく、 天板部 1 2に段差部 1 2 3を 設けることができる。 これにより、 天板部 1 2の加飾性を向上させることが できる。

[0091 ] なお、 上記実施形態に挙げた構成等に、 その他の要素との組み合わせなど 、 ここで示した構成に本発明が限定されるもの ではない。 これらの点に関し ては、 本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能で あり、 その応用形態に応 じて適切に定めることができる。

[0092] なお、 本国際出願は、 2 0 1 9年2月 2 7日に出願した日本国特許出願 2

0 1 9 - 0 3 3 9 0 0に基づく優先権を主張するものであり、 その全内容は 本国際出願にここでの参照により援用される ものとする。 \¥02020/175250 20 卩(:17 2020 /006367

符号の説明

[0093] 1 :操作部材

2 :センサ部材

3 :支持部材

4 :導光部材

5 :光拡散部材

6 :回路基板

7 :可動部材

8 :弾性部材

9 :固定部材

1 00 :スイツチ装置

1 2 1 :シンボル