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Title:
LAMP MALFUNCTION DETECTING DEVICE AND INVERTER EQUIPPED WITH THE SAME, BACK LIGHTING DEVICE AND DISPLAY DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/105193
Kind Code:
A1
Abstract:
This invention is directed to a lamp malfunction detecting device to detect a lamp malfunction. A maximum and minimum extracting circuit (151) outputs an electric current with the maximum value and the one with the minimum value from electric currents supplied from respective lamp driving circuits (140) as the maximum value of an electric current (Imax) and the minimum value of an electric current (Imin), respectively. A subtracting circuit (152) calculates a difference between the maximum value of the electric current (Imax) and the minimum value of the electric current (Imin) and outputs a difference voltage (ΔV) after the amplification of the difference. A comparison circuit (153) compares the difference voltage (ΔV) with a predetermined threshold voltage and outputs the compared result as a control signal (S). If the control signal (S) indicates that the difference voltage (ΔV) is larger than the predetermined threshold voltage, a control circuit (130) makes the lamp driving circuit stop its operation.

Inventors:
KOH HIDEKI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/050682
Publication Date:
September 04, 2008
Filing Date:
January 21, 2008
Export Citation:
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Assignee:
SHARP KK (JP)
KOH HIDEKI (JP)
International Classes:
G02F1/133; H05B41/24
Foreign References:
JP2006066220A2006-03-09
JPH01167986A1989-07-03
JPS6450395A1989-02-27
JP2002231034A2002-08-16
Attorney, Agent or Firm:
SHIMADA, Akihiro (Manseian Building 1-10-3, Yagi-ch, Kashihara-shi Nara 78, JP)
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Claims:
 電流によってフィードバック制御される複数のランプのうちの任意のランプに生じた異常を検出するランプ異常検出装置であって、
 各ランプに流れる電流を検出する電流検出部と、
 前記複数のランプのそれぞれにつき前記電流検出部によって検出された電流のうち値が最大の電流を抽出する最大電流抽出部と、
 前記複数のランプのそれぞれにつき前記電流検出部によって検出された電流のうち値が最小の電流を抽出する最小電流抽出部と、
 前記最大電流抽出部によって抽出された電流の値と前記最小電流抽出部によって抽出された電流の値との差分を表す差分値を算出し、当該差分値を出力する差分回路と、
 前記差分回路によって出力された差分値と前記複数のランプに異常が生じているか否かの基準となる閾値との比較を行い当該比較結果を出力する比較回路と
を備えることを特徴とする、ランプ異常検出装置。
 前記比較回路は、少なくとも1つの可変抵抗器を含み、所定の一定電圧を分圧することによって前記閾値を表す閾値電圧を生成する分圧回路を有し、
 前記閾値電圧は、前記可変抵抗器の抵抗値の変化に伴って変化することを特徴とする、請求項1に記載のランプ異常検出装置。
 前記差分回路は、前記最大電流抽出部によって抽出された電流の値と前記最小電流抽出部によって抽出された電流の値との差分を増幅して前記差分値として出力する増幅回路を含むことを特徴とする、請求項1に記載のランプ異常検出装置。
 複数のランプを駆動するためのインバータであって、
 電流によってフィードバック制御される前記複数のランプのうちの任意のランプに生じた異常を検出するランプ異常検出装置と、
 トランスを含み、前記トランスの二次側に交流電圧を発生させることにより前記複数のランプを駆動するランプ駆動回路と、
 前記ランプ駆動回路の動作を制御する制御回路と
を備え、
 前記ランプ異常検出装置は、
  各ランプに流れる電流を検出する電流検出部と、
  前記複数のランプのそれぞれにつき前記電流検出部によって検出された電流のうち値が最大の電流を抽出する最大電流抽出部と、
  前記複数のランプのそれぞれにつき前記電流検出部によって検出された電流のうち値が最小の電流を抽出する最小電流抽出部と、
  前記最大電流抽出部によって抽出された電流の値と前記最小電流抽出部によって抽出された電流の値との差分を表す差分値を算出し、当該差分値を出力する差分回路と、
  前記差分回路によって出力された差分値と前記複数のランプに異常が生じているか否かの基準となる閾値との比較を行い当該比較結果を出力する比較回路と
を含み、
 前記制御回路は、前記比較回路から出力された比較結果が前記閾値よりも前記差分値の方が大きいことを示している時には、前記ランプ駆動回路の動作を停止させることを特徴とする、インバータ。
 表示装置の表示部に背面側から光を照射するバックライト装置であって、
 複数のランプと、
 電流によってフィードバック制御される前記複数のランプのうちの任意のランプに生じた異常を検出するランプ異常検出装置と、トランスを含み前記トランスの二次側に交流電圧を発生させることにより前記複数のランプを駆動するランプ駆動回路と、前記ランプ駆動回路の動作を制御する制御回路とを有するインバータと
を備え、
 前記ランプ異常検出装置は、
  各ランプに流れる電流を検出する電流検出部と、
  前記複数のランプのそれぞれにつき前記電流検出部によって検出された電流のうち値が最大の電流を抽出する最大電流抽出部と、
  前記複数のランプのそれぞれにつき前記電流検出部によって検出された電流のうち値が最小の電流を抽出する最小電流抽出部と、
  前記最大電流抽出部によって抽出された電流の値と前記最小電流抽出部によって抽出された電流の値との差分を表す差分値を算出し、当該差分値を出力する差分回路と、
  前記差分回路によって出力された差分値と前記複数のランプに異常が生じているか否かの基準となる閾値との比較を行い当該比較結果を出力する比較回路と
を含み、
 前記制御回路は、前記比較回路から出力された比較結果が前記閾値よりも前記差分値の方が大きいことを示している時には、前記ランプ駆動回路の動作を停止させることを特徴とする、バックライト装置。
 前記比較回路は、少なくとも1つの可変抵抗器を含み、所定の一定電圧を分圧することによって前記閾値を表す閾値電圧を生成する分圧回路を有し、
 前記閾値電圧は、前記可変抵抗器の抵抗値の変化に伴って変化することを特徴とする、請求項5に記載のバックライト装置。
 前記差分回路は、前記最大電流抽出部によって抽出された電流の値と前記最小電流抽出部によって抽出された電流の値との差分を増幅して前記差分値として出力する増幅回路を含むことを特徴とする、請求項5に記載のバックライト装置。
 前記複数のランプは、それぞれ2本の冷陰極管を互いに導線で接続してU字状に配置した擬似U字型のランプであることを特徴とする、請求項5に記載のバックライト装置。
 表示装置であって、
 前記表示装置の表示部に背面側から光を照射するバックライト装置を備え、
 前記バックライト装置は、
  複数のランプと、
  電流によってフィードバック制御される前記複数のランプのうちの任意のランプに生じた異常を検出するランプ異常検出装置と、トランスを含み前記トランスの二次側に交流電圧を発生させることにより前記複数のランプを駆動するランプ駆動回路と、前記ランプ駆動回路の動作を制御する制御回路とを有するインバータと
を含み、
 前記ランプ異常検出装置は、
  各ランプに流れる電流を検出する電流検出部と、
  前記複数のランプのそれぞれにつき前記電流検出部によって検出された電流のうち値が最大の電流を抽出する最大電流抽出部と、
  前記複数のランプのそれぞれにつき前記電流検出部によって検出された電流のうち値が最小の電流を抽出する最小電流抽出部と、
  前記最大電流抽出部によって抽出された電流の値と前記最小電流抽出部によって抽出された電流の値との差分を表す差分値を算出し、当該差分値を出力する差分回路と、
  前記差分回路によって出力された差分値と前記複数のランプに異常が生じているか否かの基準となる閾値との比較を行い当該比較結果を出力する比較回路と
を含み、
 前記制御回路は、前記比較回路から出力された比較結果が前記閾値よりも前記差分値の方が大きいことを示している時には、前記ランプ駆動回路の動作を停止させることを特徴とする、表示装置。
Description:
ランプ異常検出装置およびそれ 備えたインバータ、バックライト装置、表 装置

 本発明は、ランプの異常を検出するラン 異常検出装置に関し、特に表示装置のバッ ライト等に用いられるランプの断線等によ 異常を検出する装置に関する。

 従来より、液晶表示装置には、光源とし 冷陰極管(CCFL:Cold Cathode Fluorescent Lamp)等が いられたバックライトと呼ばれる装置(以下 、「バックライト装置」という。)が設けら ている。バックライト装置には、表示部の 面に複数の光源が並べて配置される「直下 式」と呼ばれるものと、表示部の一端に光 が配置される「エッジライト方式」と呼ば るものとがある。直下方式のバックライト 置は、容易に輝度を高くすることができる 、複数の光源が使用されているために輝度 ラが生じやすい。一方、エッジライト方式 バックライト装置は、薄型化が容易である 、高輝度化が困難である。

 ところで、直下方式のバックライト装置 は、直列に接続された2本の直管型のランプ をU字型に配置した擬似U字型のランプが採用 れているものがある。図7は、擬似U字型の ンプを採用する従来のバックライト装置の 成を示すブロック図である。このバックラ ト装置は、擬似U字型のランプ11と、当該ラ プ11を駆動するための回路等が形成されたイ ンバータ基板12とから構成されている。擬似U 字型のランプ11は、第1のランプ111と第2のラ プ112とそれらのランプ111、112を互いに接続 る導線113とによって構成されている。イン ータ基板12には、制御回路130とランプ駆動回 路140とが含まれている。ランプ駆動回路140に は、第1および第2のランプ111、112にそれぞれ 流電圧を印加するための第1および第2のト ンス141、142と、当該第1および第2のトランス 141、142の一次側に電圧を供給するスイッチ回 路143と、当該第1および第2のトランス141、142 二次側に流れる電流をそれぞれ半波整流す ための第1および第2の整流回路144、145と、 該第1および第2の整流回路144、145によって半 波整流された電流を合成して平滑化する安定 化回路146とが含まれている。なお、一般的に バックライト装置には複数の擬似U字型のラ プ11が設けられているが、便宜上、図7には1 の擬似U字型のランプ11と当該ランプ11を駆 するためのランプ駆動回路140のみを示して る。

 上述のようなバックライト装置において 制御回路130による制御によりスイッチ回路1 43がスイッチング動作を行うことによって、 1および第2のトランス141、142の二次側に交 電圧が発生する。これにより、第1および第2 のランプ111、112が発光する。このとき、第1 よび第2のトランス141、142の二次側を流れる 流はそれぞれ第1および第2の整流回路144、14 5によって半波整流され、その半波整流され 電流は安定化回路146で合成され、平滑化さ る。そして、その平滑化された電流の値に づいて、制御回路130はスイッチ回路143の動 を制御する。このようなフィードバック制 によって、第1および第2のランプ111、112に安 定した電流が供給されている。

 なお、日本の特開2002-231034号公報には、上 のようなバックライト装置の構成の一例が 示されている。

日本の特開2002-231034号公報

 ところが、上述したバックライト装置に いて、例えば第1のランプ111と第2のランプ11 2とを互いに接続する導線113に断線が生じる 、第1および第2のトランス141、142の二次側に 過剰な電流が流れ、回路を構成する部品等が 発熱によって損傷を受けることがある。これ について、図8および図9を参照しつつ説明す 。

 図8は、正常時にランプ11に流れる電流につ て説明するための図である。バックライト 置内において、第1および第2のランプ111、11 2は、筐体の一部(「バックライトアングル」 と呼ばれている)を構成する金属板から数ミ リメートルの位置に実装されている。このた め、ランプ111、112と金属板との間には、図8 示すように寄生容量114、115が存在する。こ で、ランプ111、112には交流電圧が印加され ので、寄生容量114、115を介してランプ111、11 2から金属板に流れる電流(以下、「漏れ電流 という。)が生じる。従って、ランプ111、112 の高圧側に流れる電流(トランスの二次側に れる電流)をIA、ランプ111、112の低圧側に流 る電流をIlamp、漏れ電流をIleakとすると、次 (1)が成立する。なお、IAについてはランプ11 1、112に流入する電流を正とし、IleakおよびIla mpについてはランプ111、112から流出する電流 正としている。
IA=Ileak+Ilamp   ・・・(1)
正常時には、上式(1)を満たす電流IAに基づき 制御回路130とランプ駆動回路140とによって 電流Ilampの大きさの制御が行われる。

 図9は、導線113が断線した時(異常時)にラン 11に流れる電流について説明するための図 ある。図9に示すように断線が生じると、ラ プ111、112の低圧側は電気的に浮いた状態に るので電流が流れなくなる。すなわち、Ilam pは0となる。ところが、上述したようにラン 111、112と金属板との間には寄生容量114、115 存在しているため、上記正常時と同様に漏 電流Ileakが生じる。従って、異常時には次 (2)が成立する。
IA=Ileak   ・・・(2)
ここで、電流Ilampの大きさの制御は電流IAに づいて行われているところ、断線が生じた にはIlampは0になるので電流IAの値は小さくな る。このとき、制御回路130およびランプ駆動 回路140は、電流IAの値を大きくするように動 する。このため、ランプ11内で断線が生じ いるにもかかわらずランプ111、112の高圧側( ランスの二次側)には過剰な電流が供給され る。その結果、上述したように、回路を構成 する部品等が損傷を受けることになる。

 そこで、本発明は、ランプに過剰な電流 流れることのないようにランプの異常を検 することのできる装置、およびランプに異 が生じた際にランプの駆動を停止すること できるバックライト装置を提供することを 的とする。

 本発明の第1の局面は、電流によってフィー ドバック制御される複数のランプのうちの任 意のランプに生じた異常を検出するランプ異 常検出装置であって、
 各ランプに流れる電流を検出する電流検出 と、
 前記複数のランプのそれぞれにつき前記電 検出部によって検出された電流のうち値が 大の電流を抽出する最大電流抽出部と、
 前記複数のランプのそれぞれにつき前記電 検出部によって検出された電流のうち値が 小の電流を抽出する最小電流抽出部と、
 前記最大電流抽出部によって抽出された電 の値と前記最小電流抽出部によって抽出さ た電流の値との差分を表す差分値を算出し 当該差分値を出力する差分回路と、
 前記差分回路によって出力された差分値と 記複数のランプに異常が生じているか否か 基準となる閾値との比較を行い当該比較結 を出力する比較回路と
を備えることを特徴とする。

 本発明の第2の局面は、本発明の第1の局面 おいて、
 前記比較回路は、少なくとも1つの可変抵抗 器を含み、所定の一定電圧を分圧することに よって前記閾値を表す閾値電圧を生成する分 圧回路を有し、
 前記閾値電圧は、前記可変抵抗器の抵抗値 変化に伴って変化することを特徴とする。

 本発明の第3の局面は、本発明の第1の局面 おいて、
 前記差分回路は、前記最大電流抽出部によ て抽出された電流の値と前記最小電流抽出 によって抽出された電流の値との差分を増 して前記差分値として出力する増幅回路を むことを特徴とする。

 本発明の第4の局面は、複数のランプを駆動 するためのインバータであって、
 電流によってフィードバック制御される前 複数のランプのうちの任意のランプに生じ 異常を検出するランプ異常検出装置と、
 トランスを含み、前記トランスの二次側に 流電圧を発生させることにより前記複数の ンプを駆動するランプ駆動回路と、
 前記ランプ駆動回路の動作を制御する制御 路と
を備え、
 前記ランプ異常検出装置は、
  各ランプに流れる電流を検出する電流検 部と、
  前記複数のランプのそれぞれにつき前記 流検出部によって検出された電流のうち値 最大の電流を抽出する最大電流抽出部と、
  前記複数のランプのそれぞれにつき前記 流検出部によって検出された電流のうち値 最小の電流を抽出する最小電流抽出部と、
  前記最大電流抽出部によって抽出された 流の値と前記最小電流抽出部によって抽出 れた電流の値との差分を表す差分値を算出 、当該差分値を出力する差分回路と、
  前記差分回路によって出力された差分値 前記複数のランプに異常が生じているか否 の基準となる閾値との比較を行い当該比較 果を出力する比較回路と
を含み、
 前記制御回路は、前記比較回路から出力さ た比較結果が前記閾値よりも前記差分値の が大きいことを示している時には、前記ラ プ駆動回路の動作を停止させることを特徴 する。

 本発明の第5の局面は、表示装置の表示部に 背面側から光を照射するバックライト装置で あって、
 複数のランプと、
 電流によってフィードバック制御される前 複数のランプのうちの任意のランプに生じ 異常を検出するランプ異常検出装置と、ト ンスを含み前記トランスの二次側に交流電 を発生させることにより前記複数のランプ 駆動するランプ駆動回路と、前記ランプ駆 回路の動作を制御する制御回路とを有する ンバータと
を備え、
 前記ランプ異常検出装置は、
  各ランプに流れる電流を検出する電流検 部と、
  前記複数のランプのそれぞれにつき前記 流検出部によって検出された電流のうち値 最大の電流を抽出する最大電流抽出部と、
  前記複数のランプのそれぞれにつき前記 流検出部によって検出された電流のうち値 最小の電流を抽出する最小電流抽出部と、
  前記最大電流抽出部によって抽出された 流の値と前記最小電流抽出部によって抽出 れた電流の値との差分を表す差分値を算出 、当該差分値を出力する差分回路と、
  前記差分回路によって出力された差分値 前記複数のランプに異常が生じているか否 の基準となる閾値との比較を行い当該比較 果を出力する比較回路と
を含み、
 前記制御回路は、前記比較回路から出力さ た比較結果が前記閾値よりも前記差分値の が大きいことを示している時には、前記ラ プ駆動回路の動作を停止させることを特徴 する。

 本発明の第6の局面は、本発明の第5の局面 おいて、
 前記比較回路は、少なくとも1つの可変抵抗 器を含み、所定の一定電圧を分圧することに よって前記閾値を表す閾値電圧を生成する分 圧回路を有し、
 前記閾値電圧は、前記可変抵抗器の抵抗値 変化に伴って変化することを特徴とする。

 本発明の第7の局面は、本発明の第5の局面 おいて、
 前記差分回路は、前記最大電流抽出部によ て抽出された電流の値と前記最小電流抽出 によって抽出された電流の値との差分を増 して前記差分値として出力する増幅回路を むことを特徴とする。

 本発明の第8の局面は、本発明の第5の局面 おいて、
 前記複数のランプは、それぞれ2本の冷陰極 管を互いに導線で接続してU字状に配置した 似U字型のランプであることを特徴とする。

 本発明の第9の局面は、表示装置であって、
 前記表示装置の表示部に背面側から光を照 するバックライト装置を備え、
 前記バックライト装置は、
  複数のランプと、
  電流によってフィードバック制御される 記複数のランプのうちの任意のランプに生 た異常を検出するランプ異常検出装置と、 ランスを含み前記トランスの二次側に交流 圧を発生させることにより前記複数のラン を駆動するランプ駆動回路と、前記ランプ 動回路の動作を制御する制御回路とを有す インバータと
を含み、
 前記ランプ異常検出装置は、
  各ランプに流れる電流を検出する電流検 部と、
  前記複数のランプのそれぞれにつき前記 流検出部によって検出された電流のうち値 最大の電流を抽出する最大電流抽出部と、
  前記複数のランプのそれぞれにつき前記 流検出部によって検出された電流のうち値 最小の電流を抽出する最小電流抽出部と、
  前記最大電流抽出部によって抽出された 流の値と前記最小電流抽出部によって抽出 れた電流の値との差分を表す差分値を算出 、当該差分値を出力する差分回路と、
  前記差分回路によって出力された差分値 前記複数のランプに異常が生じているか否 の基準となる閾値との比較を行い当該比較 果を出力する比較回路と
を含み、
 前記制御回路は、前記比較回路から出力さ た比較結果が前記閾値よりも前記差分値の が大きいことを示している時には、前記ラ プ駆動回路の動作を停止させることを特徴 する。

 本発明の第1の局面によれば、複数のラン プの各ランプに流れる電流が電流検出部によ って検出され、それらの最大値と最小値とが 検出される。そして、それら最大値と最小値 との差分値はランプに異常が生じているか否 かを示す基準となる閾値と比較され、その比 較結果が比較回路から出力される。このため 、閾値を適当な値に設定することによって、 ランプに異常が生じているか否かを容易に検 出することができる。

 本発明の第2の局面によれば、ランプに異 常が生じているか否かの基準となる閾値を動 的に変更することができる。例えば、ランプ の明るさに応じて上記閾値を変更することが できる。これにより、精度良くランプの異常 を検出することができる。

 本発明の第3の局面によれば、ランプに流 れる電流の最大値と最小値との差分値が増幅 されて差分回路から出力される。このため、 比較的小さな電流がランプに流れている時に おいても、増幅された差分値が差分回路から 出力される。これによりランプに流れる電流 が小さい時でも、精度を低下させることなく ランプの異常を検出することができる。

 本発明の第4の局面によれば、複数のラン プを駆動するインバータにおいて、ランプに 流れる電流の最大値と最小値との差分値が、 ランプに異常が生じているか否かを示す基準 となる閾値よりも大きい時には、ランプ駆動 回路の動作が停止する。このため、ランプに 異常が生じている時には、ランプへの電流の 供給が停止される。これにより、ランプに異 常が生じた時に当該ランプに過剰な電流が流 れることを防止することのできるインバータ が実現される。

 本発明の第5の局面によれば、ランプに異 常が生じた時に当該ランプに過剰な電流が流 れることを防止することのできるバックライ ト装置が実現される。

 本発明の第8の局面によれば、ランプに異 常が生じた時に当該ランプに過剰な電流が流 れることを防止することのできる、擬似U字 のランプを備えたバックライト装置が実現 れる。

 本発明の第9の局面によれば、ランプに異 常が生じた時に当該ランプに過剰な電流が流 れることを防止することのできるバックライ ト装置を備えた表示装置が実現される。

本発明の一実施形態に係るランプ異常 出装置の構成を示すブロック図である。 上記実施形態に係るランプ異常検出装 を有するバックライト装置を備えた液晶表 装置の全体構成を示すブロック図である。 上記実施形態において、バックライト 置の構成を示すブロック図である。 上記実施形態において、擬似U字型のラ ンプおよびランプ駆動回路の詳細な構成を示 すブロック図である。 上記実施形態において、比較回路の構 を示す回路図である。 上記実施形態の変形例において、比較 路の構成を示す回路図である。 従来例において、擬似U字型のランプを 採用するバックライト装置の構成を示すブロ ック図である。 正常時にランプに流れる電流について 明するための図である。 断線が生じた際にランプに流れる電流 ついて説明するための図である。

符号の説明

 11…擬似U字型ランプ
 12…インバータ基板
 13…導線
 100…バックライト装置
 111、112…ランプ
 130…制御回路
 140…ランプ駆動回路
 141、142…トランス
 143…スイッチ回路
 144、145…整流回路
 146…安定化回路
 150…ランプ異常検出装置
 151…最大最小抽出回路
 152…減算回路
 153…比較回路

 以下、本発明の一実施形態について添付 面を参照しつつ説明する。

 <1.液晶表示装置の全体構成および動作>
 図2は、本発明の一実施形態に係るランプ異 常検出装置を有するバックライト装置を備え た液晶表示装置の全体構成を示すブロック図 である。この液晶表示装置は、バックライト 装置100と表示制御回路200とソースドライバ( 像信号線駆動回路)300とゲートドライバ(走査 信号線駆動回路)400と表示部500とを備えてい 。

 表示部500には、複数本(n本)のソースバス イン(映像信号線)SL1~SLnと、複数本(m本)のゲ トバスライン(走査信号線)GL1~GLmと、それら 数本のソースバスラインSL1~SLnと複数本のゲ ートバスラインGL1~GLmとの交差点にそれぞれ 応して設けられた複数個(n×m個)の画素形成 (不図示)が含まれている。各画素形成部には 、スイッチング素子としてのTFTと、そのTFTの ドレイン端子に接続された画素電極と、上記 複数個の画素形成部に共通的に設けられた共 通電極および補助容量電極と、画素電極と共 通電極とによって形成される液晶容量と、画 素電極と補助容量電極とによって形成される 補助容量とが含まれている。そして、液晶容 量と補助容量とによって画素容量が形成され ている。

 表示制御回路200は、外部から送られる画 データDATを受け取り、デジタル映像信号DV 、表示部500における画像表示を制御するた のソーススタートパルス信号SSP、ソースク ック信号SCK、ラッチストローブ信号LS、ゲー トスタートパルス信号GSP、およびゲートクロ ック信号GCKと、バックライト装置100の動作を 制御するためのバックライト制御信号BSとを 力する。

 ソースドライバ300は、表示制御回路200か 出力されるデジタル映像信号DV、ソースス ートパルス信号SSP、ソースクロック信号SCK およびラッチストローブ信号LSを受け取り、 各ソースバスラインSL1~SLnに駆動用映像信号 印加する。ゲートドライバ400は、表示制御 路200から出力されるゲートスタートパルス 号GSPとゲートクロック信号GCKとに基づいて アクティブな走査信号の各ゲートバスライ GL1~GLmへの印加を1垂直走査期間を周期として 繰り返す。バックライト装置100は、表示制御 回路200から出力されるバックライト制御信号 BSに基づいて、表示部500の背面からライトを 射する。

 以上のようにして、各ソースバスラインS L1~SLnに駆動用映像信号が印加され、各ゲート バスラインGL1~GLmに走査信号が印加され、表 部500にライトが照射されることにより、表 部500に画像が表示される。

 <2.バックライト装置の構成および動作>
 図3は、本実施形態におけるバックライト装 置100の構成を示すブロック図である。このバ ックライト装置100は、複数個の擬似U字型の ンプ11と当該ランプ11を駆動するための回路 が形成されたインバータ基板12とから構成 れる。インバータ基板12には、制御回路130と 、複数個のランプ11をそれぞれ駆動するため 複数個のランプ駆動回路140と、ランプ異常 出装置150とが含まれている。

 制御回路130は、複数個のランプ駆動回路1 40のそれぞれの動作を制御する。ランプ駆動 路140は、制御回路130による制御に基づいて ランプ11を駆動する。ランプ駆動回路140は また、ランプ11の高圧側に流れる電流を整流 し、当該整流後の電流をランプ異常検出装置 150に供給する。ランプ11は、ランプ駆動回路1 40による交流電圧の印加に基づいて発光する ランプ異常検出装置150は、各ランプ駆動回 140から供給される電流に基づいて、制御信 Sを出力する。

 図4は、擬似U字型のランプ11およびランプ 駆動回路140の詳細な構成を示すブロック図で ある。擬似U字型のランプ11は、第1のランプ11 1と、第2のランプ112と、それらのランプ111、1 12を互いに接続する導線113とによって構成さ ている。ランプ駆動回路140は、第1および第 2のランプ111、112にそれぞれ交流電圧を印加 るための第1および第2のトランス141、142と、 当該第1および第2のトランス141、142の一次側 電圧を供給するスイッチ回路143と、当該第1 および第2のトランス141、142の二次側に流れ 電流をそれぞれ半波整流するための第1およ 第2の整流回路144、145と、当該第1および第2 整流回路144、145によって半波整流された電 を合成して平滑化する安定化回路146とを備 ている。なお、本実施形態においては、第1 および第2の整流回路144、145によって電流検 部が実現されている。

 上述のような構成において、制御回路130 よる制御によってスイッチ回路143がスイッ ング動作を行うことによって、第1および第 2のトランス141、142の二次側に交流電圧が発 する。これにより、第1および第2のランプ111 、112に交流電圧が印加され、それらのランプ 111、112は発光する。このとき、第1および第2 トランス141、142の二次側を流れる電流はそ ぞれ第1および第2の整流回路144、145によっ 半波整流され、その半波整流された電流は 定化回路146で合成され、平滑化される。そ て、その平滑化された電流は制御回路130と ンプ異常検出装置150に与えられる。

 <3.ランプ異常検出装置の構成および動作& gt;
 図1は、ランプ異常検出装置150の構成を示す ブロック図である。このランプ異常検出装置 150は、最大最小抽出回路151と差分回路として の減算回路152と比較回路153とを備えている。 最大最小抽出回路151には、最大電流抽出回路 1511と最小電流抽出回路1512とが含まれている 減算回路152には、増幅回路1521が含まれてい る。

 最大最小抽出回路151には、各ランプ駆動 路140より当該各ランプ駆動回路140の第1およ び第2のトランス141、142の二次側に流れる電 の整流後の電流が供給される。最大最小抽 回路151において、最大電流抽出回路1511は、 ランプ駆動回路140から供給された電流の中 ら電流値が最大のものを最大電流Imaxとして 出力し、最小電流抽出回路1512は、各ランプ 動回路140から供給された電流の中から電流 が最小のものを最小電流Iminとして出力する 減算回路152は、最大最小抽出回路151から出 された最大電流Imaxと最小電流Iminとを受け り、それらの差分を算出する。そして、そ 差分は減算回路152内の増幅回路1521で増幅さ 、増幅後の差分が電圧信号(以下、「差分電 圧」という。)δVとして減算回路152から出力 れる。

 比較回路153は、差分電圧δVと所定の閾値 圧Vrefとを比較し、その比較結果を表す制御 信号Sを出力する。図5は、比較回路153の構成 示す回路図である。この比較回路153は、プ ス端子とマイナス端子と出力端子とを有す コンパレータ1531によって構成されている。 プラス端子には差分電圧δVが入力され、マイ ナス端子には差分電圧δVと比較するための基 準値としての閾値電圧Vrefが入力され、デジ ル信号である制御信号Sが出力端子から出力 れる。コンパレータ1531は、差分電圧δVと閾 値電圧Vrefとを比較し、閾値電圧Vrefよりも差 電圧δVの方が大きい時には制御信号Sの値を 「1」にし、差分電圧δVが閾値電圧Vref以下の には制御信号Sの値を「0」にする。

 制御回路130は、比較回路153から出力され 制御信号Sを受け取り、当該制御信号Sの値 「0」の時にはそのままランプ駆動回路140を 作させ、当該制御信号Sの値が「1」の時に ランプ駆動回路140の動作を停止させる。

 <3.1 正常時の動作>
 最大最小抽出回路151には各ランプ駆動回路1 40から整流後の電流が供給されるところ、そ らの電流の値は同程度のものとなる。従っ 、最大最小抽出回路151から出力される最大 流Imaxの値と最小電流Iminの値との差は比較 小さな値となる。このため、減算回路152か 出力される差分電圧δVの値も比較的小さな となる。その結果、差分電圧δVは閾値電圧Vr ef以下となり、比較回路153から出力される制 信号Sの値は「0」になる。これにより、制 回路130はそのままランプ駆動回路140を動作 せる。

 <3.2 断線時(異常時)の動作>
 最大最小抽出回路151には各ランプ駆動回路1 40から整流後の電流が供給されるところ、そ らの電流のうち断線が生じたランプ11を駆 するためのランプ駆動回路140から供給され 電流はそれ以外のランプ駆動回路140から供 される電流よりも大きくなる。従って、最 最小抽出回路151から出力される最大電流Imax 値と最小電流Iminの値との差は比較的大きな 値となる。このため、減算回路152から出力さ れる差分電圧δVの値も比較的大きな値となる 。その結果、差分電圧δVは閾値電圧Vrefより 大きくなり、比較回路153から出力される制 信号Sの値は「1」になる。これにより、制御 回路130はランプ駆動回路140の動作を停止させ る。その結果、ランプ11への電流の供給が停 する。

 <4.効果>
 以上のように、本実施形態によれば、各ラ プ11に対応して設けられているランプ駆動 路140内のトランス141、142の二次側に流れる 流が検出され、それらの電流の最大値と最 値とが抽出される。そして、その最大値と 小値との差分値が所定の基準値と比較され 。その結果、差分値が基準値よりも大きけ ば、制御回路130はランプ駆動回路140の動作 停止させる。ここで、いずれのランプ11にも 異常が生じていない時には、全てのトランス 141、142の二次側に流れる電流の大きさは同程 度の大きさとなるが、いずれかのランプ11に 線等の異常が生じた時には、異常が生じた ンプ11に対応して設けられているトランス14 1、142の二次側に流れる電流の大きさはそれ 外のトランス141、142の二次側に流れる電流 りも大きくなる。このため、いずれかのラ プ11に異常が生じた時には、上記差分値は基 準値よりも大きくなり、ランプ駆動回路140の 動作は停止する。これにより、ランプ11に異 が生じた時にトランス141、142の二次側すな ちランプ11の高圧側に過剰な電流が流れる とを防止することができる。また、最大値 最小値との差分値を基準値と比較している で、ランプの明るさが変更してもランプ11の 異常を検出することができ、ランプ11の高圧 に過剰な電流が流れることを防止すること できる。その結果、回路を構成する部品の 熱による損傷等を防止することができる。

 <5.変形例>
 上記実施形態では、ランプ異常検出装置150 比較回路153において差分電圧δVは予め定め れた閾値電圧Vrefと比較される構成となって いるが、本発明はこれに限定されない。例え ば、差分電圧δVと比較するための閾値電圧Vre f’がランプ11の明るさに応じて動的に変更さ れる構成にすることもできる。図6は、閾値 圧Vref’が動的に変更される比較回路153の構 を示す回路図である。この比較回路150は、 ンパレータ1532とツェナーダイオード1533と 変抵抗器1534と抵抗器1535、1538とによって構 されている。可変抵抗器1534の一端と抵抗器1 535の一端とは互いに接続され、両抵抗器によ って分圧回路が構成されている。可変抵抗器 1534の他端は、ツェナーダイオード1533の出力 子と抵抗器1538の一端とに接続されている。 抵抗器1535の他端は、接地されている。抵抗 1538の他端は、電源電圧VDDと接続されている 可変抵抗器1534と抵抗器1535との接続点は、 ンパレータ1532のマイナス端子に接続されて る。また、ツェナーダイオード1533の入力端 子は接地され、出力端子は抵抗器1538と可変 抗器1534とに接続されている。このような構 により、接続点1537では、電源電圧VDDの電位 が維持される。例えば、電源電圧が5Vであれ 、接続点1537の電位は5Vで維持される。

 上述のような構成において、可変抵抗器1 534の抵抗値を変えることにより、接続点1536 電位が変動する。その結果、コンパレータ15 32のマイナス端子に入力される閾値電圧Vref’ の値が変動する。ここで、制御回路130からは 明るさを指定する電圧信号が出力されるとこ ろ、その電圧信号に基づいて可変抵抗器1534 抵抗値を変える構成とすることができる。 れにより、明るさに応じて、上記差分電圧δ Vと比較するための閾値電圧Vref’の値を変更 ることができ、ランプ11の異常の検出精度 高めることができる。

 また、上記実施形態においては、擬似U字 型のランプ11の断線を例に挙げて説明してい が、本発明はこれに限定されない。例えば ランプ11が割れた時にも、断線時と同様の 由で最大電流Imaxと最小電流Iminとの差が大き くなるので、ランプ駆動回路140の動作は停止 する。このようにランプ11の断線以外の異常 も検出することができるので、U字型のラン プや直管型のランプにも本発明に係るランプ 異常検出装置を適用することができる。