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Title:
METHOD OF PRODUCING FABRIC HAVING FIXED CONCAVO-CONVEX PATTERN, FABRIC HAVING FIXED CONCAVO-CONVEX PATTERN AND ARTICLES USING THE SAME
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/031561
Kind Code:
A1
Abstract:
To provide a biodegradable synthetic fiber-containing fabric having a fixed concavo-convex pattern wherein the concavo-convex pattern can be freely designed or controlled. A fabric having a fixed concavo-convex pattern is produced by a production method which contains the following steps (A) to (D): wherein the concavo-convex pattern-forming step (C) is performed at least one point selected from the group consisting of before the heating step (B), simultaneously with the heating step (B), and after the heating step (B): (A) the step of preparing a biodegradable synthetic fiber-containing fabric; (B) the step of heating the biodegradable synthetic fiber-containing fabric as described above; (C) the step of applying a force to the biodegradable synthetic fiber-containing fabric as described above to form the concavity and convexity; and (D) the step of cooling the biodegradable synthetic fiber-containing fabric as described above.

Inventors:
OKA MASAKO (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/065827
Publication Date:
March 12, 2009
Filing Date:
September 03, 2008
Export Citation:
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Assignee:
OKA MASAKO (JP)
International Classes:
D06C23/04; D06B15/09; D06B21/02; D06C27/00; D06J1/00
Foreign References:
JP2005068629A2005-03-17
JP2006214024A2006-08-17
JPS569561B21981-03-03
JP2002212875A2002-07-31
Attorney, Agent or Firm:
TSUJIMARU, Koichiro et al. (Kyoto Research Park134, Chudoji Minami-machi,Shimogyo-ku, Kyoto-sh, Kyoto 13, JP)
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Claims:
 生分解性合成繊維含有布に凹凸が固定された凹凸固定布の製造方法であって、
下記工程(A)~(D)を含み、
下記凹凸形成工程(C)を、下記加熱処理工程(B)の前、下記加熱処理工程(B)と同時、および下記加熱処理工程(B)の後からなる群から選択される少なくとも一つにおいて行い、かつ、
下記凹凸形成工程(C)を下記加熱処理工程(B)の前に行い、下記凹凸形成工程(C)における凹凸形成方法が、前記生分解性合成繊維含有布を生分解性合成繊維と直交する方向に折り畳む方法である場合は、下記加熱処理工程(B)における加熱処理方法が、大気圧下での熱水処理を除く方法である、製造方法。
(A)生分解性合成繊維含有布を準備する工程
(B)前記生分解性合成繊維含有布を加熱処理する工程
(C)前記生分解性合成繊維含有布に力を掛けて凹凸を形成する工程
(D)前記生分解性合成繊維含有布を冷却する工程
前記凹凸形成工程(C)を下記加熱処理工程(B)の前に行う場合は、前記凹凸形成工程(C)における凹凸形成方法は、前記生分解性合成繊維含有布を生分解性合成繊維と直交する方向に折り畳む方法を除く方法である、請求項1記載の製造方法。
 前記凹凸が、皺、折り目、ひだ、エンボス模様、クラッシュ模様、絞り加工模様、ウェーブ、プリーツ、手もみ模様、ワッシャー模様、洗い模様、リップル模様、およびバキューム模様からなる群から選択される少なくとも一つである請求項1記載の製造方法。
 前記生分解性合成繊維が、ポリ乳酸を含む請求項1記載の製造方法。
 前記生分解性合成繊維含有布が、編物、ニット、織布、不織布、レース、またはフェルトである請求項1記載の製造方法。
 前記加熱処理工程(B)における加熱温度が、前記生分解性合成繊維含有布を形成する繊維のうち最もガラス転移温度が低い繊維のガラス転移温度以上である請求項1記載の製造方法。
前記加熱処理工程(B)における加熱温度が、前記生分解性合成繊維含有布を形成する繊維のうち最もガラス転移温度が高い繊維のガラス転移温度以上であり、かつ、前記生分解性合成繊維含有布を形成する繊維のうち最も融点が低い繊維の融点以下である請求項1記載の製造方法。
 前記生分解性合成繊維含有布が、ポリ乳酸を含むか、またはポリ乳酸のみからなり、前記加熱処理工程(B)における加熱温度が、60℃以上である請求項1記載の製造方法。
 前記凹凸形成工程(C)における凹凸形成方法が、手付け法、機械セット法、アイロン付け法、ハンドプリーツ法、機械プリーツ法、絞り加工法、機械絞り加工法、手絞り加工法、板締め法、糸を用いる方法、蒸気釜法、蒸気圧釜法、湯せん法、収縮糸法、高圧染色釜(圧力染色釜)法、エンボス加工法、クラッシュ法、ウェーブ法、手もみ法、ワッシャー法、洗濯法、リップル法、およびバキューム法からなる群から選択される少なくとも一つである請求項1記載の製造方法。
 前記凹凸形成工程(C)を、前記加熱処理工程(B)の前および前記加熱処理工程(B)と同時の少なくとも一方において行い、かつ、前記凹凸形成工程(C)における凹凸形成方法が、物体を前記生分解性合成繊維含有布で包み、前記物体表面と前記生分解性合成繊維含有布とが接触する部分において前記生分解性合成繊維含有布に力を掛ける方法である請求項1記載の製造方法。
 前記凹凸形成工程(C)を、前記加熱処理工程(B)後に行い、かつ、前記冷却工程(D)を、前記凹凸形成工程(C)と同時に、または前記凹凸形成工程(C)後に行う請求項1記載の製造方法。
 前記冷却工程(D)における冷却方法が、前記生分解性合成繊維含有布を水で冷却する方法、常温の大気中に放置する方法(放冷)、または冷風を当てる方法である請求項1記載の製造方法。
 生分解性合成繊維を含む凹凸固定布であって、請求項1記載の製造方法により製造される凹凸固定布。
 請求項13記載の凹凸固定布を含む製品であり、衣類、洋服、和服、着物、手袋、靴下、ソックス、下着、肌着、シャツ、カーディガン、タンクトップ、スカート、帽子、寝巻き、ストッキング、スカーフ、子供服、カバーリング、雑貨、寝具、クッション、インテリア雑貨、バッグ、手提げ袋、コサージュ、アートフラワー、またはタペストリーである製品。
Description:
凹凸固定布の製造方法、凹凸固 布、およびそれを用いた製品

 本発明は、凹凸固定布の製造方法、凹凸 定布、およびそれを用いた製品に関する。

 近年、自然環境保護の要請の高まりから 生分解性材料が、種々の技術分野で注目を めている。一方、布に関する技術分野では 機能性、デザイン性等の観点から、絞り加 、プリーツ加工、エンボス加工等、布に凹 を形成する技術が用いられている。

 生分解性合成繊維含有布に凹凸を形成する 法としては、例えば、ポリ乳酸繊維を含む 糸に加熱処理し、これを用いて凹凸を有す 布(編物)を形成する方法(特許文献1)、ポリ 酸繊維から形成された布を実質的に拘束せ に(力を掛けずに)熱処理して凹凸上の絞を発 現させる方法(特許文献2および3)がある。

特開2003-253548号公報

特開2001-329448号公報

特許第3686308号公報

 特許文献1~3に記載の方法によれば、前記 に自然な感じの凹凸を発現させることが可 であるが、これらの方法では、凹凸の形状 自在に設計あるいは制御することは困難で る。

 そこで、本発明は、凹凸の形状を自在に 計または制御することが可能な、生分解性 成繊維を含む凹凸固定布の製造方法を提供 ることを目的とする。

 前記課題を解決するために、本発明の製造 法は、
 生分解性合成繊維含有布に凹凸が固定され 凹凸固定布の製造方法であって、
下記工程(A)~(D)を含み、
下記凹凸形成工程(C)を、下記加熱処理工程(B) の前、下記加熱処理工程(B)と同時、および下 記加熱処理工程(B)の後からなる群から選択さ れる少なくとも一つにおいて行い、かつ、
下記凹凸形成工程(C)を下記加熱処理工程(B)の 前に行い、下記凹凸形成工程(C)における凹凸 形成方法が、前記生分解性合成繊維含有布を 生分解性合成繊維と直交する方向に折り畳む 方法である場合は、下記加熱処理工程(B)にお ける加熱処理方法が、大気圧下での熱水処理 を除く方法である。
(A)生分解性合成繊維含有布を準備する工程
(B)前記生分解性合成繊維含有布を加熱処理す る工程
(C)前記生分解性合成繊維含有布に力を掛けて 凹凸を形成する工程
(D)前記生分解性合成繊維含有布を冷却する工 程

 本発明の凹凸固定布は、生分解性合成繊 を含む凹凸固定布であって、前記本発明の 造方法により製造される凹凸固定布である また、本発明の製品は、前記本発明の凹凸 定布を含む製品であり、衣類、洋服、和服 着物、手袋、靴下、ソックス、下着、肌着 シャツ、カーディガン、タンクトップ、ス ート、帽子、寝巻き、ストッキング、スカ フ、子供服、カバーリング、雑貨、寝具、 ッション、インテリア雑貨、バッグ、手提 袋、コサージュ、アートフラワー、または ペストリーである。

 本発明の製造方法によれば、生分解性合 繊維含有布に力を掛けて凹凸を形成するた 、力の掛け方を設計または制御することに り、凹凸の形状を自在に設計または制御す ことが可能である。すなわち、本発明によ ば、凹凸の形状が自在に設計または制御さ た凹凸固定布を製造することができる。一 面では、本発明の製造方法は、生分解性合 繊維含有布に凹凸を形成する方法であると うこともできる。また、本発明の凹凸固定 は、生分解性合成繊維を含有するため、廃 時において、自然環境に多大な負荷をかけ ことがない。本発明の凹凸固定布は、例え 、前述の通り、衣類、洋服、和服、着物、 袋、靴下、ソックス、下着、肌着、シャツ カーディガン、タンクトップ、スカート、 子、寝巻き、ストッキング、スカーフ、子 服、カバーリング、雑貨、寝具、クッショ 、インテリア雑貨、バッグ、手提げ袋、コ ージュ、アートフラワー、またはタペスト ーである製品に用いることができる。また 本発明の凹凸固定布は、これらに限定され 、あらゆる製品に使用可能である。

図1は、本発明の凹凸固定布および製品 の一例を示す模式図である。 図2は、本発明の凹凸固定布および製品 の別の一例を示す図である。 図3は、本発明の凹凸固定布および製品 のさらに別の一例を示す図である。 図4は、本発明の凹凸固定布のさらに別 の一例を示す図である。 図5は、本発明の凹凸固定布のさらに別 の一例を示す図である。 図6は、本発明の凹凸固定布のさらに別 の一例を示す図である。 図7は、本発明の凹凸固定布のさらに別 の一例を示す図である。

 以下、本発明の実施形態について説明す 。

[凹凸固定布の製造方法]
 本発明の凹凸固定布の製造方法は、前述の り、
 生分解性合成繊維含有布に凹凸が固定され 凹凸固定布の製造方法であって、
下記工程(A)~(D)を含み、
下記凹凸形成工程(C)を、下記加熱処理工程(B) の前、下記加熱処理工程(B)と同時、および下 記加熱処理工程(B)の後からなる群から選択さ れる少なくとも一つにおいて行い、かつ、
下記凹凸形成工程(C)を下記加熱処理工程(B)の 前に行い、下記凹凸形成工程(C)における凹凸 形成方法が、前記生分解性合成繊維含有布を 生分解性合成繊維と直交する方向に折り畳む 方法である場合は、下記加熱処理工程(B)にお ける加熱処理方法が、大気圧下での熱水処理 を除く方法である。
(A)生分解性合成繊維含有布を準備する工程
(B)前記生分解性合成繊維含有布を加熱処理す る工程
(C)前記生分解性合成繊維含有布に力を掛けて 凹凸を形成する工程
(D)前記生分解性合成繊維含有布を冷却する工 程
 これら以外には、本発明の製造方法は特に 限されないが、例えば以下の通りである。

 本発明において、前記生分解性合成繊維 有布および凹凸固定布における「凹凸」と 、特に制限されず、広く、前記布の形状が 坦でない状態を指す。前記凹凸は、例えば 皺、折り目、ひだ、エンボス模様、クラッ ュ模様、絞り加工模様、ウェーブ、プリー 、手もみ模様、ワッシャー模様、洗い模様 リップル模様、およびバキューム模様から る群から選択される少なくとも一つである 、これらに限定されない。なお、本発明に いて、特定の凹凸形成方法により形成する とができる凹凸を、「模様」ということが る。例えば、「エンボス模様」とは、エン ス加工法により形成可能な凹凸である。「 り加工模様」とは、絞り加工法すなわち手 り加工法または機械絞り加工法により形成 能な凹凸である。

 前記工程(A)~(D)を行う順序は、特に制限さ れない。例えば、前記加熱処理工程(B)は、前 記凹凸形成工程(C)の前に行っても良く、前記 凹凸形成工程(C)の後に行っても良い。また、 前記冷却工程(D)は、例えば、前記凹凸形成工 程(C)と同時に行っても良く、前記凹凸形成工 程(C)の後に行っても良い。

 前記工程(A)~(D)を行う回数も、特に制限さ れない。例えば、前記加熱処理工程(B)は、前 記凹凸形成工程(C)の前または後にのみ行って も良く、前記凹凸形成工程(C)の前後に行って も良い。

 また、本発明の製造方法は、前記工程(A)~ (D)以外の他の工程を適宜含んでいても良いし 、含んでいなくても良い。前記他の工程を行 う時期、回数等も特に制限されず、例えば、 前記工程(A)~(D)の合間に適宜行っても良いし 前記工程(A)~(D)の少なくとも一つと同時に行 ても良い。

 次に、前記工程(A)~(D)のそれぞれについて 、さらに具体的に説明する。

[1.生分解性繊維含有布準備工程(A)]
 まず、前記生分解性繊維含有布準備工程(A) ついて説明する。

 前記生分解性合成繊維含有布は、生分解 合成繊維を含む以外は特に制限されない。 えば、前記生分解性合成繊維含有布は、生 解性合成繊維のみから形成されていても良 し、生分解性合成繊維と他の繊維とから形 されていても良い。また、前記生分解性合 繊維含有布は、生分解性合成繊維を一種類 み含んでいても複数種類含んでいても良く 前記他の繊維を含む場合は、前記他の繊維 一種類でも複数種類でも良い。前記生分解 合成繊維含有布が、生分解性合成繊維と前 他の繊維とから形成されている場合、前記 の繊維の含有率は、特に制限されないが、 えば、0質量%を超え、60質量%以下、50質量% 下、40質量%以下、30質量%以下、20質量%以下 または10質量%以下であり、特に好ましくは9. 9質量%以下である。なお、本発明では、数値 より発明の範囲を限定する場合は、厳密に の数値範囲でも良いが、ほぼその数値範囲 あっても良い。例えば、「60質量%以下」と う場合は、厳密に60質量%以下でも良いし、 60質量%以下であっても良い。また、例えば 「60~210℃」という場合は、厳密に60~210℃で 良いが、約60℃~約210℃でも良い。以下の全 の数値限定において同様である。

 前記生分解性合成繊維は、特に制限されず 例えば、生分解性ポリエステル、セルロー 繊維等が挙げられる。生分解性ポリエステ としては、例えば、ポリ乳酸等が挙げられ 。セルロース繊維としては、例えば、キュ ラ、レーヨン、アセテート(アセチルセルロ ース)、ジアセテート(ジアセチルセルロース) 、トリアセテート(トリアセチルセルロース) ポリノジック、リヨセル、テンセル(登録商 標)等が挙げられる。前記生分解性合成繊維 して、より具体的には、例えば、帝人株式 社製耐熱性バイオプラスチック(ガラス転移 度60℃、融点210℃)、ユニチカ株式会社製テ マック(商品名)等が挙げられる。ただし、 記生分解性合成繊維は、これらに限定され 、任意であり、例えば、その他の従来公知 繊維等でも良い。前記生分解性合成繊維含 布は、ポリ乳酸を含むことが、特に好まし 。ポリ乳酸の長所としては、例えば、
(1)ガラス転移温度が他の繊維と比較して低い ことにより、省エネルギーで加工が可能であ り、環境への負荷が小さいこと
(2)他の繊維とともに加工(交織等)する場合、 リ乳酸のガラス転移温度が低いことにより 加熱によるダメージを他の繊維に与えにく こと
等が挙げられる。ただし、これらの説明は単 なる例示であり、本発明に用いるポリ乳酸の ガラス転移温度等を何ら制限しない。前記生 分解性合成繊維含有布は、例えば、ポリ乳酸 のみから形成されていても良いし、ポリ乳酸 とそれ以外の繊維とから形成されていても良 い。これらの場合、ポリ乳酸含有率は、特に 制限されないが、例えば1~100質量%、好ましく は50~100質量%、より好ましくは70~100質量%であ 。この場合、ポリ乳酸以外の繊維は、例え 、生分解性合成繊維であっても良いし、前 他の繊維であっても良く、またはその両方 あっても良い。

 前記生分解性合成繊維以外の他の繊維は 特に制限されないが、例えば、前記生分解 合成繊維含有布廃棄時における自然環境へ 負荷が少ないという観点から、天然繊維で ることが好ましい。前記天然繊維としては 特に制限されないが、例えば、綿、ウール シルク(絹)、麻、バンブー(竹)、パイナップ ル、バナナ等が挙げられる。また、前記他の 繊維は、天然繊維に限定されず、例えば、生 分解性合成繊維以外の一般的な合成繊維でも 良い。生分解性合成繊維以外の一般的な合成 繊維としては、例えば、ポリエステル、ビニ ロン、アクリル、ナイロン、ポリウレタン等 が挙げられる。前記生分解性合成繊維含有布 が、生分解性合成繊維以外の一般的な合成繊 維を含む場合、その含有率は、特に制限され ないが、例えば、0質量%を超え9.9質量%以下で ある。また、前述の通り、本発明の生分解性 合成繊維含有布が前記他の繊維を含む場合は 、前記他の繊維は、一種類でも複数種類でも 良い。また、前記生分解性合成繊維含有布を 形成する繊維は、単一の材質から形成されて いても良いが、複数の材質から形成されてい ても良い。例えば、前記生分解性合成布を形 成する繊維は、ポリ乳酸から形成された芯の 周囲を絹等の繊維が取り囲む構造の繊維であ っても良い。

 前記生分解性合成繊維含有布の構造も特 制限されないが、例えば、編物、ニット、 布、不織布、レース、またはフェルトであ ことが好ましい。例えば、前記生分解性合 繊維含有布は、経糸にポリ乳酸を用い、緯 にポリ乳酸以外の繊維を用いた織布(交織) あっても良いし、経糸および緯糸のそれぞ に、ポリ乳酸とポリ乳酸以外の繊維とを混 して用いた織布であっても良く、ポリ乳酸 ポリ乳酸以外の繊維とを混合して撚りをか た布(交撚)であっても良い。また、例えば、 前記生分解性合成繊維含有布は、ポリ乳酸と ポリ乳酸以外の繊維から形成されたニット( 編)であっても良い。

 なお、例えば、ニット等の編物に本発明 方法で凹凸を形成すれば、前記編物が本来 する伸縮性(ストレッチ)に加え、二次的な 縮性を生じさせることが可能である。すな ち、本発明によりプリーツ等の凹凸を形成 ると、前記編物全体が本来有する伸縮性に え、前記凹凸部における部分的な伸縮性が じ、前記編物が大小の異なるストレッチを することとなる。また、織布若しくは不織 、例えば、ポリウレタンを含む生分解性合 繊維含有布、撚糸を用いた生分解性合成繊 含有布等においても、ある程度の伸縮性を するものもある。そのような布においても 本発明の方法で凹凸を形成すれば、繊維の 状記憶化により、編物の場合と同様、二次 な(部分的な)ストレッチを生じさせ、大小の 異なるストレッチを固定することができる。 この大小の異なるストレッチにより、例えば 、衣服に仕立てた際に、拘束感がより減少し 、快適な着用感が得られる。ただし、伸縮性 (ストレッチ)に関するこれらの説明は、単な 例示であり、本発明を何ら制限ないし限定 ない。

 なお、前記生分解性合成繊維含有布は、 販のものをそのまま用いても良いし、自作 ても良い。自作する方法は特に制限されず あらゆる方法が可能である。また、本工程 準備する生分解性合成繊維含有布は、平坦 ものでも良いが、すでに凹凸が形成された のでも良い。例えば、ポリ乳酸等から形成 れた生分解性合成繊維の糸を、加熱処理等 より収縮させて撚りを生じさせ、それを編 かまたは織って、凹凸が形成された生分解 合成繊維含有布を製造することにより、本 程(生分解性合成繊維含有布準備工程(A))と ても良い。

[2.加熱処理工程(B)]
 次に、前記加熱処理工程(B)について説明す 。

 前記加熱処理工程(B)における加熱方法は 特に限定されないが、例えば、アイロンを いる方法、乾燥機を用いる方法、蒸気(スチ ーム)による加熱方法、熱水中に前記生分解 繊維含有布を浸漬させる方法(いわゆる湯せ )等が挙げられる。蒸気(スチーム)による加 方法としては、例えば、蒸気釜、蒸気圧釜 たは高圧染色釜(圧力染色釜)を用いる方法 挙げられる。なお、以下において、蒸気(ス ーム)による加熱方法を「蒸気熱法」という ことがあり、蒸気(スチーム)および水を用い い加熱方法を「乾熱法」ということがある 例えば、アイロンを用いて加熱する場合、 気熱法でも乾熱法でも良い。また、熱水中 浸漬させる場合、例えば、あらかじめ水を 熱して、熱水としてから前記生分解性繊維 有布を浸漬させても良いし、前記生分解性 維含有布を常温の水に浸漬させてから水を 熱して熱水としても良い。

 前記加熱処理工程(B)における加熱温度も 特に制限されないが、例えば、前記生分解 合成繊維含有布を形成する繊維のうち最も ラス転移温度が低い繊維のガラス転移温度 上であることが好ましく、前記生分解性合 繊維含有布を形成する繊維のうち最もガラ 転移温度が高い繊維のガラス転移温度以上 あることがより好ましい。また、前記加熱 度は、前記生分解性合成繊維含有布を形成 る繊維のうち最も融点が低い繊維の融点以 であることが好ましい。前記加熱温度が、 記生分解性合成繊維含有布を形成する繊維 うち最もガラス転移温度が低い繊維のガラ 転移温度以上であれば、凹凸を形成しやす 。前記加熱温度が、最もガラス転移温度が い繊維のガラス転移温度以上であれば、凹 の制御が容易であり、例えば、意図しない 凸ムラ、プリーツムラが生じにくい等の利 がある。また、前記加熱温度が、最も融点 低い繊維の融点以下であれば、前記生分解 合成繊維含有布の融解を防ぐことができる ただし、前記加熱温度は、これに限定され 、例えば、前記生分解性合成繊維含有布を 成する繊維のガラス転移温度以下であって 、凹凸の形成が可能である。また、ガラス 移温度や融点を明確に示さない繊維を用い いる場合は、例えば、凹凸を形成しやすく かつ、繊維の望ましくない変質等を起こさ い範囲で、前記加熱温度を適宜設定するこ ができる。

 前記加熱温度の好適範囲は、前記生分解 合成繊維含有布を形成する繊維の種類等に って異なる。例えば、同じ材質の繊維であ ても、重合度、重量平均分子量等により、 ラス転移温度、融点等は異なるので、それ に応じて適宜前記加熱温度を設定すれば良 。前記加熱温度は、前記生分解性合成繊維 有布がポリ乳酸を含む(またはポリ乳酸のみ からなる)場合、例えば60~210℃、好ましくは60 ~180℃、より好ましくは60~120℃、さらに好ま くは70~100℃、一層好ましくは80~100℃、特に ましくは80~90℃である。例えば、ガラス転移 温度が約60℃のポリ乳酸の場合は、前記加熱 度が、ガラス転移温度すなわち約60℃以上 あれば、製造後の凹凸固定布における凹凸 定性がおおむね良好であり、荷重をかけた 洗濯したりしても凹凸が取れにくい。また ポリ乳酸の融点が高ければ、前記加熱温度 上限を高く設定することが可能である。さ に、前記加熱処理工程(B)における加熱時間 、特に制限されず、適宜設定すれば良い。 記加熱時間は、凹凸の形成および固定の観 からは短すぎないことが好ましく、凹凸固 布の製造効率の観点からは、長すぎないこ が好ましい。好適な加熱時間は、加熱方法 よび前記生分解性合成繊維含有布を形成す 繊維の種類等により異なる。例えば、湯せ 法の場合、前記加熱時間は、特に制限され いが、例えば、10~20分、8~15分、5~10分、また 1~5分である。また、アイロンによる乾熱法 場合、前記加熱時間は、特に制限されない 、例えば、10~30秒、8~25秒、5~20秒、または1~1 5秒である。前記生分解性合成繊維含有布を 成する繊維の種類に合わせて前記加熱温度 の条件を適切に設定すると、前記加熱時間 短縮することができ、製造効率の向上が可 であり好ましい。

[3.凹凸形成工程(C)]
 次に、前記凹凸形成工程(C)について説明す 。

 前記凹凸形成工程(C)における凹凸形成方 は、特に制限されないが、例えば、手付け 、機械セット法、アイロン付け法、ハンド リーツ法、機械プリーツ法、絞り加工法、 械絞り加工法、手絞り加工法、板締め法、 を用いる方法、蒸気釜法、蒸気圧釜法、湯 ん法、収縮糸法、高圧染色釜(圧力染色釜) 、エンボス加工法、クラッシュ法、ウェー 法、手もみ法、ワッシャー法、洗濯法、リ プル法、およびバキューム法からなる群か 選択される少なくとも一つであることが好 しい。絞り加工法には、手絞り加工法と機 絞り加工法とがある。糸を用いる方法にお て、糸は特に制限されないが、例えば、ゴ 等の伸縮糸でも良いし、加熱により融ける でも良い。例えば、前記生分解性繊維含有 を折り畳んで折り目(プリーツ)を形成した後 に、または、絞りを形成した後に、糸により 、前記折り目または絞り(凹凸)の仮固定(しつ け)を行うことができる。前記凹凸形成工程(C )を、前記加熱処理工程(B)と同時に行う場合 例えば、アイロン付け法、機械プリーツ法 を用いることができる。前記凹凸形成工程(C )において、凹凸形成のために力を掛け続け 時間も特に制限されず、凹凸形成方法等に じて、瞬時から長時間まで、適宜設定すれ 良い。前記力を掛け続ける時間は、凹凸の 成および固定の観点からは短すぎないこと 好ましく、凹凸固定布の製造効率の観点か は、長すぎないことが好ましい。好適な時 は、凹凸形成方法等により異なる。例えば アイロンによる乾熱法の場合は、前記凹凸 成工程(C)を、前記加熱処理工程(B)と同時に い、前記力を掛け続ける時間が、前記加熱 間と同じであっても良い。

 前記凹凸形成工程(C)において、例えば、 械プリーツ法等のように、生分解性合成繊 含有布の所定の範囲全体に規則正しく力を ける方法によれば、整然とした規則正しい 凸を形成することが可能である。一方、生 解性合成繊維含有布の一部分のみに力をか る方法(絞り加工法)、または所定の範囲全 に不規則に力を掛ける方法(バキューム法、 ラッシュ法等)によれば、偶然性(ランダム )により、複雑さ、自然な感じ等を備えた凹 を形成することができる。例えば、絞り加 法によれば、絞りを掛けた複数の地点間に 偶然性(ランダム性)による複雑さ、自然な じ等を備えた皺(プリーツ)を形成することも 可能である。

 また、前記凹凸形成工程(C)を、前記加熱 理工程(B)の前および前記加熱処理工程(B)と 時の少なくとも一方において行う場合は、 記凹凸形成工程(C)における凹凸形成方法は 例えば、物体を前記生分解性合成繊維含有 で包み、前記物体表面と前記生分解性合成 維含有布とが接触する部分において前記生 解性合成繊維含有布に力を掛ける方法であ てもよい。この方法によれば、例えば、前 物体表面の形状を凹凸固定布の凹凸形状に 映させ、ユニークな形状の凹凸を形成する とができる。また、この方法は、前記生分 性合成繊維含有布に代えて、任意の布、例 ば、一般的な合成繊維等の任意の材質で形 された布に適用することができる。前記物 は特に制限されず、何でも良いが、本発明 製造方法の妨げにならないように、適度な 熱性等を有するものが好ましい。前記物体 しては、例えば、ビー玉、CD(コンパクトデ スク)、硬貨、コルク(例えば、コルクから 成されたワイン瓶の栓等)、瓶のふた(例えば 、ビール瓶のふた等)等が挙げられる。前記 体表面と前記生分解性合成繊維含有布とが 触する部分において前記生分解性合成繊維 有布に力を掛ける具体的な方法も、特に制 されない。例えば、前記生分解性合成繊維 有布を、糸で縛る、あるいはリングで締め 等の方法により、前記物体表面と前記生分 性合成繊維含有布とが接触する部分に張力 掛けてもよい。糸で縛る、あるいはリング 締める部位も、特に制限されない。例えば 前記生分解性合成繊維含有布の中に前記物 を完全に閉じ込めて袋状にし、袋の口の部 を糸で縛るか、またはリングで締めてもよ 。または、前記物体表面と前記生分解性合 繊維含有布とが接触する部分を直接糸で縛 か、またはリングで締めてもよい。この場 は、例えば、前記物体を前記生分解性合成 維含有布で半包みの状態にしてもよい。こ ような、糸で縛る方法、あるいはリングで める方法等の方法は、いわゆる絞り加工法 一種であると考えることができるので、前 物体を前記生分解性繊維合成繊維含有布で む以外は、絞り加工法と同様にして行うこ ができる。

 また、本発明の製造方法の各工程、例え 、前記加熱処理工程(B)または前記凹凸形成 程(C)等において、大規模な機械、装置等を いれば、凹凸固定布の量産化、品質コント ール、製造安定性の確保等がしやすい。大 模な機械、装置等を用いる方法としては、 に制限されないが、例えば、前述の機械セ ト法、機械プリーツ法、圧力染色釜法等が げられる。一方、手作業によれば、さらに 然な感じ、複雑さ等を有する凹凸を形成す ことも可能である。手作業としては、特に 限されないが、例えば、前述の手付け法、 ンドプリーツ法等が挙げられる。

[4.冷却工程(D)]
 前記冷却工程(D)において、冷却方法は、特 制限されない。例えば、加熱された前記生 解性繊維含有布を常温の大気中に放置する 法(放冷)でも良いし、水で冷却する方法で 良い。水で冷却する方法は、例えば、前記 分解性繊維含有布に水流を当てる方法でも いし、前記生分解性繊維含有布を水中に浸 させる方法でも良い。水は、常温(室温とほ 等しい温度)の水でも冷水でも良いが、前者 が簡便である。また、前記冷却方法としては 、例えば、加熱された前記生分解性繊維含有 布に冷風を当てる方法、室温を下げる方法な ども挙げられる。「冷風」とは、温度は特に 制限されないが、例えば室温以下である。

 例えば、前記加熱処理工程(B)および前記 凸形成工程(C)を経た前記生分解性繊維含有 を、前記冷却工程(D)で冷却することにより 凹凸を固定することができる。冷却時間も に制限されず、必要かつ十分な時間に適宜 定すれば良い。

 本発明の凹凸固定布の製造方法は、例え 、以下のようにして行うことができるが、 れらに限定されるものではない。

[実施形態1]
 前記凹凸形成工程(C)を前記加熱処理工程(B) 同時に行う場合は、例えば、以下のように る。

 すなわち、まず、前記生分解性繊維含有 準備工程(A)を、例えば前述の記載に従って う。次に、前記加熱処理工程(B)と前記凹凸 成工程(C)を同時に行う。例えば、ローラー 用いた乾熱法で、加熱しながら圧力をかけ 、プリーツ、エンボス模様等の凹凸を形成 る。このとき、例えば、ローラー表面形状 を適宜設定することで、凹凸形状を適宜設 または制御することができる。加熱温度は 例えば前述の通りである。ローラーの重さ 特に制限されないが、例えば25kg~40kgの範囲 ある。加熱しながら圧力をかける時間も特 制限されないが、例えば20秒程度である。 熱およびローラーの駆動を行う方法も特に 限されず、例えば、適切な機械を用いれば い。さらにその後、前記冷却工程(D)を、例 ば前述の記載に従って行う。例えば、放冷 簡便で好ましい。このようにして本発明の 凸固定布を製造することができる。

[実施形態2]
 前記凹凸形成工程(C)を前記加熱処理工程(B) 前に行う場合は、例えば、以下のようにす 。なお、前述の通り、前記凹凸形成工程(C) 前記加熱処理工程(B)の前に行い、かつ、前 凹凸形成工程(C)における凹凸形成方法が、 記生分解性合成繊維含有布を生分解性合成 維と直交する方向に折り畳む方法である場 は、前記加熱処理工程(B)における加熱処理 法は、大気圧下での熱水処理を除く方法で る。また、例えば、前記凹凸形成工程(C)を 記加熱処理工程(B)の前に行う場合は、前記 凸形成方法は、前記生分解性合成繊維含有 を生分解性合成繊維と直交する方向に折り む方法を除く方法であっても良い。

 すなわち、まず、前記生分解性繊維含有 準備工程(A)を、例えば前述の記載に従って う。次に、前記凹凸形成工程(C)を行う。具 的には、例えば、前記生分解性繊維含有布 、プリーツ型に挟む(ハンドプリーツ)か、 たは、手絞り加工もしくは機械絞り加工で リーツを形成し、糸でしつけ(仮固定)を行う 。次に、前記加熱処理工程(B)を行う。具体的 には、例えば、前記生分解性繊維含有布をプ リーツ型に挟んだまま、あるいはしつけ糸を 付けたまま、真空蒸気セット釜に入れて加熱 する(蒸気熱法)。加熱温度は、特に制限され いが、例えば前述の通りである。加熱時間 特に制限されないが、例えば30~40分である その後、前記生分解性繊維含有布を前記真 蒸気セット釜から取り出し、前記冷却工程(D )を、例えば前述の記載に従って行う。例え 、放冷が簡便で好ましい。このようにして 発明の凹凸固定布を製造することができる

[実施形態3]
 前記凹凸形成工程(C)を前記加熱処理工程(B) 後に行う場合は、例えば、以下のようにす 。

 すなわち、まず、前記生分解性繊維含有 準備工程(A)を、例えば前述の記載に従って う。次に、前記加熱処理工程(B)を行う。具 的には、例えば、前記生分解性繊維含有布 、力をかけないで平坦な状態のまま、真空 気セット釜に入れて加熱する(蒸気熱法)か 乾燥機に入れて加熱する(乾熱法)。加熱温度 および加熱時間は、特に制限されないが、例 えば前述の通りである。次に、前記凹凸形成 工程(C)と前記冷却工程(D)を同時に行うか、ま たは前記凹凸形成工程(C)後に前記冷却工程(D) を行う。これらのうち、例えば、前記凹凸形 成工程(C)と前記冷却工程(D)を同時に行う方法 が、製造効率および簡便性の観点から好まし い。より具体的には、例えば、加熱後の前記 生分解性繊維含有布を、常温(室温とほぼ等 い温度)の水中に浸漬させて瞬時に冷却する 同時に、手で揉んで収縮させ、皺を形成さ ることができる。また、例えば、水中に浸 させる代わりに水流を当てても良い。手で む時間(凹凸形成のために力を掛け続ける時 間)は、特に制限されず、適宜設定すれば良 が、例えば5~25秒、好ましくは8~20秒、より好 ましくは10~15秒である。水で冷却する時間は 特に制限されないが、前記生分解性繊維含 布を常温まで冷却できれば良く、例えば1~10 秒、好ましくは1~5秒、より好ましくは1~3秒で ある。このようにして本発明の凹凸固定布を 製造することができる。

 本発明の凹凸固定布の製造方法は、以上の 明以外にも、多種多様な方法により行うこ ができる。例えば、前記凹凸形成工程(C)を 数回行う(2度掛け、3度掛け等)ことにより、 凹凸のパターン(柄)をさらに自在に設定また 制御できる。より具体的には、例えば、凹 形成用機械の設定、種類等を適宜選択した 、あるいは、タイプの違う機械、ハンドプ ーツ、手作業、縫製(糸により凹凸を仮固定 する方法)等を組み合わせたりして、2度掛け 3度掛け等を行うことができる。以下に、一 部の方法を例示する。
(1)機械プリーツa×機械プリーツb
(2)機械プリーツa×手絞り加工プリーツ
(3)ハンドプリーツ×機械プリーツc
(4)機械プリーツ×アイロン手作業→蒸気セッ プリーツ
(5)縫製→アイロン手作業→蒸気セットプリー ツ

 さらに、前記工程(B)~(D)は、例えば、前記 生分解性繊維含有布を製品に加工した後に行 うこともできる。また、例えば、前記生分解 性繊維含有布を製品のパーツ(半製品)に加工 た後、前記工程(B)~(D)により凹凸を形成し、 さらに前記パーツを組み合わせて製品として も良い。また、例えば、前記生分解性合成繊 維含有布(特に制限されないが、例えば、ニ ト等の編物)を準備し(前記生分解性合成繊維 含有布準備工程(A))、人形(マネキン等)のボデ ィに巻きつけ(前記凹凸形成工程(C))、加熱(特 に制限されないが、水蒸気による加熱等)し( 記加熱処理工程(B))、冷却して(前記冷却工 (D))、凹凸を固定してもよい。このようにし 製造した凹凸固定布は、例えば、そのまま 服として用いることができる。

[凹凸固定布およびそれを用いた製品]
 本発明の凹凸固定布の製造方法は特に制限 れず、どのような製造方法でも良いが、前 本発明の製造方法が好ましい。前述の通り 本発明の製造方法によれば、生分解性合成 維含有布に力を掛けて凹凸を形成するため 力の掛け方を設計または制御することによ 、凹凸の形状を自在に設計または制御する とが可能である。本発明の凹凸固定布は、 えば、前述の通り、衣類、洋服、和服、着 、手袋、靴下、ソックス、下着、肌着、シ ツ、カーディガン、タンクトップ、スカー 、帽子、寝巻き、ストッキング、スカーフ 子供服、カバーリング、雑貨、寝具、クッ ョン、インテリア雑貨、バッグ、手提げ袋 コサージュ、アートフラワー、またはタペ トリーである製品に用いることができる。 えば、衣類としては、上記の通り、洋服、 服、着物、手袋、靴下、ソックス、下着、 着、シャツ、カーディガン、タンクトップ スカート、帽子、寝巻き、ストッキング、 カーフ、子供服等が挙げられる。また、本 明の凹凸固定布は、これらに限定されず、 らゆる製品に使用可能である。

 以下、本発明の凹凸固定布または本発明 製品の例について、図面を用いて説明する

 図1に、本発明の凹凸固定布およびそれを 用いた製品の一例を示す。図1(A)~(C)は、本発 の凹凸固定布の一例を模式的に示した図で る。図1(A)は、平面図であり、図1(B)は、X-X 方向断面図であり、図1(C)は、Y-Y’方向断面 である。図1(A)に示すとおり、この凹凸固定 布1は、複数の突起部2aと、複数の折り目山2b 、複数の折り目谷2cとを有する。図1(B)に示 とおり、突起部2aは、X-X’断面方向に複数 在している。また、図1(C)に示すとおり、折 目山2bと折り目谷2cは、Y-Y’断面方向に複数 存在している。図1(D)および(E)は、そのよう 凹凸固定布を用いた衣服の一例である。図1( D)では、複数の突起部2aが水平かつ左右対称 配列され、複数の折り目山2bと、複数の折り 目谷2cとが左右対称に配列されている。図1(E) では、複数の突起部2aが斜めにかつ左右非対 に配列され、複数の折り目山2bと、複数の り目谷2cとが左右非対称に配列されている。

 図1(A)~(C)に示す凹凸固定布の製造方法は 特に制限されないが、例えば、前記本発明 製造方法の前記凹凸形成工程(C)において、 り加工法(手絞り加工法または機械絞り加工 )を用いればよい。より具体的には、例えば 、前記[実施形態2]のようにしてもよい。この ようにすると、絞り加工により突起部2aが形 される。また、絞り加工の際、突起部2a以 の部分にも張力が掛かり、折り目山2bおよび 折り目谷2cが形成される。折り目山2bおよび り目谷2cについては、これらの部分に直接力 を掛けないことにより、適度な不規則性を有 する自然な感じの凹凸を形成することができ る。また、図1(D)若しくは(E)の衣服を製造す 方法は、特に制限されない。例えば、本発 の凹凸固定布を用いて衣服を仕立てても良 。また、例えば、凹凸を有しない生分解性 成繊維含有布を用いて衣服を仕立て、その 服を生分解性合成繊維含有布として本発明 凹凸固定布の製造方法により凹凸を固定し もよい。また、パーツごとに凹凸を形成し 後、組み合わせて衣服としてもよい。

 図2に、本発明の製品の別の一例を示す。 この製品は、本発明の凹凸固定布を用いた衣 服であるが、この衣服自体が本発明の凹凸固 定布であるということもできる。図2(A)は、 の衣服の一部の形状を拡大して模式的に示 図である。図示のとおり、この衣服3は、表 に複数の突起部4を有する。突起部4は、ほ 球状の形状をしている。また、図2(B)は、図2 (A)に示した衣服を実際に写真撮影した図であ る。

 図2に示す衣服の製造方法は、特に制限さ れないが、例えば、以下のようにすればよい 。すなわち、前記本発明の製造方法の前記凹 凸形成工程(C)において、ビー玉を前記生分解 性合成繊維含有布で包み、前記生分解性合成 繊維含有布に前記ビー玉を完全に閉じ込めて 袋状にし、袋の口の部分を糸で縛るか、また はリングで締める。前記加熱工程(B)等の他の 工程は、特に制限されないが、例えば、いわ ゆる絞り加工法と同様でも良い。より具体的 には、例えば、前記[実施形態2]のようにして もよい。

 図3に、本発明の製品のさらに別の一例を 示す。この製品は、本発明の凹凸固定布を用 いた衣服であるが、この衣服自体が本発明の 凹凸固定布であるということもできる。図3(A )は、この衣服の形状を模式的に示す図であ 。図示のとおり、この衣服5は、表面に複数 突起部6および7を有する。突起部6および7は 、円盤状あるいは紡錘状の形状をしている。 また、図3(B)は、図3(A)の衣服を実際に写真撮 した図である。

 図3に示す衣服の製造方法は、特に制限さ れないが、例えば、以下のようにすればよい 。すなわち、前記本発明の製造方法の前記凹 凸形成工程(C)において、CD(コンパクトディス ク)を前記生分解性合成繊維含有布で包み、 記生分解性合成繊維含有布に前記CDを完全に 閉じ込めて袋状にし、袋の口の部分を糸で縛 るか、またはリングで締める。前記加熱工程 (B)等の他の工程は、特に制限されないが、例 えば、いわゆる絞り加工法と同様でも良い。 より具体的には、例えば、前記[実施形態2]の ようにしてもよい。

 図4に、本発明の凹凸固定布の別の一例を 示す。図4(A)は、平面図であり、図4(B)は、X-X 方向断面図である。これらの図に示すとお 、この凹凸固定布8は、複数の折り目山9aと 複数の折り目谷9bとを有し、それらが複数 規則正しい折り目を形成している。この凹 固定布の製造方法は、特に制限されないが 例えば、前記本発明の製造方法において、 械プリーツ法を用いれば良い。

 図5に、本発明の凹凸固定布の別の一例を 示す。図5(A)は、平面図であり、図5(B)は、X-X 方向断面図である。これらの図に示すとお 、この凹凸固定布10は、複数のシボ山11aと 複数のシボ谷11bとを有し、それらが複数の 規則なシボを形成している。この凹凸固定 の製造方法は、特に制限されないが、例え 、前記本発明の製造方法において、バキュ ムクラッシュ(バキュームプリーツ)法を用い れば良い。

 図6に、本発明の凹凸固定布の別の一例を 示す。図6(A)は、平面図であり、図6(B)は、X-X 方向断面図である。これらの図に示すとお 、この凹凸固定布12は、複数の折り目山13a 、複数の折り目谷13bとを有し、それらが複 の不規則な皺(プリーツ)を形成している。こ の凹凸固定布の製造方法は、特に制限されな いが、例えば、前記本発明の製造方法におい て、ハンドプリーツ法を用いれば良い。この ような方法によれば、適度な不規則性を有す る自然な感じの皺を形成することができる。

 図7に、本発明の凹凸固定布の別の一例を 示す。図7(A)は、平面図であり、図7(B)は、X-X 方向断面図である。これらの図に示すとお 、この凹凸固定布14は、複数の折り目山15a 、複数の折り目谷15bとを有し、それらが複 の不規則な皺(プリーツ)を形成している。こ の凹凸固定布の製造方法は、特に制限されな いが、例えば、前記本発明の製造方法におい て、前記凹凸形成工程(C)で手で皺を形成し、 その後、前記加熱工程(B)で、アイロンにより 加熱すれば良い。このような方法によれば、 適度な不規則性を有し、ハンドプリーツ法と はまた異なった自然な感じの皺を形成するこ とができる。

 なお、以上説明した本願の図面は、あく で例示であり、模式図である。本願の凹凸 定布または製品における凹凸パターン等は これらの図面により、何ら制限ないし限定 れない。

 本発明において、生分解性合成繊維含有 に凹凸を固定することの利点としては、例 ば、以下のような利点がある。

 生分解性合成繊維を含有する布または製 は、廃棄時に生分解することで自然環境へ 負荷を軽減できるが、使用時には、耐久性 の観点から、あまり速やかに生分解しない とが好ましい。生分解性合成繊維含有布ま はそれを用いた製品において、使用時に生 解が起こる原因としては、例えば、湿気、 力、熱等が挙げられる。これらの問題は、 えば、前記製品が衣服である場合において 特に顕著となる。なぜならば、衣服を着用 ている人体自体が、発汗等により常に湿気 よび熱を発しており、また、人体自体の運 により衣服に張力が掛かるためである。例 ば、特に発汗量が多い脇部分において、生 解による劣化が問題となったり、袖口の破 、ほつれなどが問題となったりする可能性 ある。

 この点、本発明の凹凸固定布およびそれ 用いた製品は、凹凸が固定されていること より、使用時の急速な生分解が防止されて り、耐久性等に優れる。しかも、本発明の 凸固定布およびそれを用いた製品は、前述 通り、廃棄時においては、自然環境に多大 負荷をかけることがない。

 凹凸固定により使用時の急速な生分解が 止され、耐久性等が向上するメカニズムは 必ずしも明らかではないが、例えば以下の うに考えられる。すなわち、まず、凹凸が 定されていることで繊維と肌の接触面積が 少し、生地と体の間に空気を纏うような状 となり、汗が蒸発しやすくなると考えられ 。さらに、凹凸が固定されていることで、 服の脱着時などにかかる張力が、凹凸非形 の場合と比較して分散される作用が働き、 分解が遅れると考えられる。ただし、これ は、推定可能なメカニズムの一例であり、 発明を何ら限定しない。

 さらに、本発明の衣服は、凹凸が固定さ ていることで、汗による蒸れ等が軽減され 着心地が向上するという効果を得ることも 能である。前述のように、凹凸が固定され いることで汗の蒸発が促進されるためであ 。

 なお、凹凸を固定した生分解性繊維含有 やそれを用いた製品は、前述の通り、本願 願前から存在していた。しかしながら、本 明によれば、前述のように、凹凸の形状を 在に設計または制御することが可能である め、凹凸固定に伴う効果を一層高めること 可能である。例えば、本発明により凹凸の 状を自在に設計または制御すれば、前記凹 の形状に応じて、製品として好ましい耐久 、衣服として好ましい着心地等を自在に演 することも可能である。また、固定された 凸が取れにくいことで、凹凸固定に伴う効 をさらに長く維持させることもできる。

 以下、本発明の実施例について説明する ただし、本発明は、以下の実施例により何 限定されない。

[実施例1]
 ユニチカ株式会社製ポリ乳酸布(商品名テラ マック)のデニットによってポリ乳酸から形 したニット(生分解性合成繊維含有布、RD-1238 A、ユニチカ株式会社の商品名)を準備した(生 分解性合成繊維含有布準備工程(A))。このニ トを、常圧の大気中において80℃で10分間加 した(加熱処理工程(B))。この加熱は、前記 ットを乾燥機内に静置することにより行い 加熱時に加湿等は特に行わなかった。加熱 、前記ニットを、常温(室温とほぼ等しい温 )の水中に浸漬させて瞬時に冷却した(冷却 程(D))。このとき同時に、手で前記ニットを んで収縮させ(手付け法)、皺を形成させた( 凸形成工程(C))。このとき、手で揉んだ時間 は、約15秒であり、水への浸漬時間(冷却時間 )は、約5秒であった。このようにして本実施 の凹凸固定布を製造した。

[実施例2~6]
 前記ニットに代えて小林当織物株式会社製 ポリ乳酸布またはポリ乳酸と他の繊維との 紡布を用いた以外は実施例1と同様にして凹 凸固定布を製造した。

 下記表1に、実施例1~6の凹凸固定布のデータ を示す。表1中、「東レ」は、東レ株式会社 のポリ乳酸糸であることを示す。「dtex/f」 、長さ10,000mの糸を一定本数(f=filament)集めた 合のグラム数(dtex=デシテックス)を示す。「 T/M」は、撚数(Twist/Meter)を示す。「SG」は、防 汚加工を示す。「f/in」は、幅1インチ当たり 糸の本数を示し、「f/cm」は、幅1センチメ トル当たりの糸の本数を示す。「収縮率」 、前記工程(A)~(D)を施す前の生分解性繊維含 布(原反)の寸法をl 0 とし、前記工程(A)~(D)を施した後の寸法をl 1 とした場合、下記数式(1)で表される。
 
収縮率(%)=((l 0 -l 1 )/l 0 )×100      (1)
 

[伸長回復率測定試験]
 実施例1~6の凹凸固定布について伸長回復率 定を行い、凹凸固定性を評価した。伸長回 率測定は、JIS L1096一般織物試験方法 8.14.2 伸長回復率および残留ひずみ率のうち、B-1 (定荷重法)の記載を参照して行った。より具 体的には、まず、実施例1~6の各凹凸固定布を 、幅200mmに切り取って試験片とした。次に、 記試験片に対し、長さ方向に3.0g重(2.94×10 -2 N)の初荷重を加えて引っ張り、初期長L 0 を測定した。その後、長さ方向に247g重(2.42N) 力を加えて1時間引っ張り続けた。1時間後 荷重を加えたままで、長さL 1 を測定した。その後、荷重を取り除き、再び 長さ方向に3.0g重(2.94×10 -2 N)の初荷重を加えて引っ張り、その状態での さL 2 を測定した。伸長回復率Erは、下記式(2)で表 れる。
 
Er(%)=((L 1 -L 2 )/(L 1 -L 0 ))×100      (2)
 

 上記試験は、2回行い、Erは、2回の平均値を 算出した。さらに、参考例として、ウールお よびレーヨンの布について、実施例1~6と同様 の方法により凹凸固定布を製造し、同様の伸 長回復率測定試験を行った(参考例1~2)。下記 2に、実施例1~6および参考例1~2の結果を併せ て示す。表2に示すとおり、実施例1~6の凹凸 定布は、いずれも参考例1~2と同等以上高いEr 値を示した。これは、凹凸固定性が良好であ ることを示す。

[洗濯による凹凸固定性試験]
 前記各実施例の布を洗濯し、洗濯前後の寸 測定により、凹凸固定性を試験した。すな ち、まず、40℃のぬるま湯に洗剤を溶かし 前記各実施例の布を洗濯機で5分間洗った。 の後、脱水、すすぎ、脱水、すすぎ、脱水 順に処理し、洗濯を完了した。洗いから最 の脱水までの全工程にかけた時間は、9分間 であった。下記表3に、寸法測定結果を示す 表3に示すとおり、いずれの実施例において 、洗濯による寸法の伸びは、まったくない 、またはきわめて小さく、凹凸固定性が良 であることが確認できた。

[実施例7]
 前記実施例5の凹凸固定布を用いて、衣服( ャツ、カーディガン、タンクトップ、スカ ト、寝巻き)、クッション、およびバッグを 立てた。

[官能評価試験]
 実施例7の衣服を、20代~60代の女性20名に着 してもらい、「非拘束感」「柔軟性」「軽 感」「非摩擦感」「着心地」の5項目につい 、それぞれ10点満点で評価してもらった。 の結果、下記表4に記載の通り、いずれの項 についても非常に良好な評価が得られた。 お、下記表4において、点数は、20名の平均 を示す。また、「非拘束感」とは、(a)両手 前にまっすぐ伸ばす、(b)両手を上にまっす 伸ばす、(c)両手を身体の前で交差させる、( d)両肘を曲げ伸ばしする、の動作を一分間繰 返した際の非拘束感の評価である。また、 柔軟性」および「非摩擦感」は、それぞれ 着用時における、肌に触れた感触の評価で る。

 また、前記その他の実施例の凹凸固定布 ついても、実施例7と同様に衣服を仕立て、 官能評価試験を行ったところ、良好な評価が 得られた。

[実施例8]
 絞り加工法を用いて、図1(A)~(C)に示すよう 構造の凹凸固定布を製造した。具体的には まず、実施例1で用いたものと同じポリ乳酸 有布(生分解性合成繊維含有布)を準備し、 れに対し、機械絞り法により突起部2aを形成 した。その張力により、前記ポリ乳酸含有布 に、同時に折り目山2bおよび折り目谷2cが形 された。このポリ乳酸含有布を、絞りを掛 たまま高圧染色釜に入れ、110℃で1分間加熱 ると同時に染色した。これを高圧染色釜か 取り出して放冷し、目的の凹凸固定布を得 。さらに、実施例2~6と同じポリ乳酸含有布( 生分解性合成繊維含有布)を用いる以外は同 にして、同じように凹凸固定布を得ること できた。

[実施例9]
 実施例8の凹凸固定布を用いて、図1(D)およ (E)に示すような衣服を製造した。これに対 、実施例7の衣服と同様に官能評価試験を行 たところ、良好な評価が得られた。

[実施例10]
 図2に示すような衣服を製造した。すなわち 、まず、実施例2で用いたものと同じポリ乳 含有布(生分解性合成繊維含有布)で仕立てた 衣服を準備した。これにビー玉を包み、手絞 り法により突起部4を形成した。この衣服を 絞りを掛けたまま高圧染色釜に入れ、110℃ 1分間加熱すると同時に染色した。これを高 染色釜から取り出して放冷し、目的の、凹 が固定された衣服(凹凸固定布)を得た。こ に対し、実施例7の衣服と同様に官能評価試 を行ったところ、良好な評価が得られた。

[実施例11]
 図3に示すような衣服を製造した。すなわち 、まず、実施例2で用いたものと同じポリ乳 含有布(生分解性合成繊維含有布)で仕立てた 衣服を準備した。これにCD(コンパクトディス ク)を包み、手絞り法により突起部6および7を 形成した。この衣服を、絞りを掛けたまま高 圧染色釜に入れ、110℃で1分間加熱すると同 に染色した。これを高圧染色釜から取り出 て放冷し、目的の、凹凸が固定された衣服( 凸固定布)を得た。これに対し、実施例7の 服と同様に官能評価試験を行ったところ、 好な評価が得られた。

[実施例12]
 図4に示すような凹凸固定布を製造した。具 体的には、まず、実施例1で用いたものと同 ポリ乳酸含有布(生分解性合成繊維含有布)を 準備した。これに対し、機械プリーツ(マシ プリーツ)により90℃で仮押さえをした後、 気釜に入れ、100℃で3分間加熱した。これを 冷し、目的の凹凸固定布を得た。さらに、 施例2~6と同じポリ乳酸含有布(生分解性合成 繊維含有布)を用いる以外は同様にして、同 ように凹凸固定布を得ることができた。

[実施例13]
 図5に示すような凹凸固定布を製造した。具 体的には、まず、実施例1で用いたものと同 ポリ乳酸含有布(生分解性合成繊維含有布)を 準備した。これに対し、バキュームクラッシ ュにより皺を形成した後、力を掛けたまま蒸 気釜に入れ、100℃で1分間加熱した。これを 冷し、目的の凹凸固定布を得た。さらに、 施例2~6と同じポリ乳酸含有布(生分解性合成 維含有布)を用いる以外は同様にして、同じ ように凹凸固定布を得ることができた。

[実施例14]
 図6に示すような凹凸固定布を製造した。具 体的には、まず、実施例1で用いたものと同 ポリ乳酸含有布(生分解性合成繊維含有布)を 準備した。これに対し、ハンドプリーツによ り皺を形成した後、力を掛けたまま蒸気釜に 入れ、100℃で1分間加熱した。これを放冷し 目的の凹凸固定布を得た。さらに、実施例2~ 6と同じポリ乳酸含有布(生分解性合成繊維含 布)を用いる以外は同様にして、同じように 凹凸固定布を得ることができた。

[実施例15]
 図7に示すような凹凸固定布を製造した。具 体的には、まず、実施例1で用いたものと同 ポリ乳酸含有布(生分解性合成繊維含有布)を 準備した。これに対し、手で折り目(皺)を形 した後、アイロンで加熱(アイロン付け法) た。アイロン付け法は、アイロン温度を「 温」に設定して4~8秒間プレスすることによ 行った。これを放冷し、目的の凹凸固定布 得た。さらに、実施例2~6と同じポリ乳酸含 布(生分解性合成繊維含有布)を用いる以外は 同様にして、同じように凹凸固定布を得るこ とができた。

 これら実施例12~15の凹凸固定布について 前述と同様に伸張回復率測定および洗濯に る凹凸固定性試験を行ったところ、実施例1~ 6と同様、良好な結果を示した。例えば、伸 回復率試験においては、実施例15中、前記RD- 1238A(実施例1と同じ生分解性合成繊維含有布) 用いて製造した凹凸固定布が、93.9%という い値を示し、その他に製造した凹凸固定布 それぞれ高い値を示した。

 以上、説明したとおり、本発明の製造方 によれば、生分解性合成繊維含有布に力を けて凹凸を形成するため、力の掛け方を設 または制御することにより、凹凸の形状を 在に設計または制御することが可能である すなわち、本発明によれば、凹凸の形状が 在に設計または制御された凹凸固定布を製 することができる。また、本発明の凹凸固 布は、生分解性合成繊維を含有するため、 棄時において、自然環境に多大な負荷をか ることがない。本発明の凹凸固定布は、衣 、洋服、和服、着物、手袋、靴下、ソック 、下着、肌着、シャツ、カーディガン、タ クトップ、スカート、帽子、寝巻き、スト キング、スカーフ、子供服、カバーリング 雑貨、寝具、クッション、インテリア雑貨 バッグ、手提げ袋、コサージュ、アートフ ワー、またはタペストリーである製品に用 ることができ、さらに、これらに限定され 、あらゆる製品に使用可能である。