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Title:
OPTICAL SCANNING DEVICE AND IMAGE OUTPUTTING DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/069382
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided is an optical scanning device which solves a problem of device size increase. A transmission optical system (17) is provided with at least concave mirrors (19, 20). The transmission optical system (17) permits a beam scanned by a scanning mirror (16) to re-enter the scanning mirror through at least the concave mirrors (19, 20). Then, the scanning mirror (16) scans a laser beam entered through the concave mirrors (19, 20) and projects the laser beam to a projection surface.

Inventors:
ISHIBASHI OSAMU (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/068143
Publication Date:
June 04, 2009
Filing Date:
October 06, 2008
Export Citation:
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Assignee:
NEC CORP (JP)
ISHIBASHI OSAMU (JP)
International Classes:
G02B26/10; H04N1/113; H04N5/74
Foreign References:
GB2053505A1981-02-04
JP2005181927A2005-07-07
JP2005070708A2005-03-17
US3771850A1973-11-13
JP2005091671A2005-04-07
JP2004198500A2004-07-15
JP2004013103A2004-01-15
Attorney, Agent or Firm:
MIYAZAKI, Teruo et al. (16th Kowa Bldg.9-20, Akasaka 1-chome,Minato-k, Tokyo 52, JP)
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Claims:
 入射された光線を反射して該光線を走査する走査ミラーと、前記走査ミラーで走査された光線が入射され、該光線を再び前記走査ミラーに入射させる伝達光学系と、を含む光走査装置において、
 前記伝達光学系は、少なくとも第一凹面ミラーおよび第二凹面ミラーを有し、前記走査ミラーで走査された光線を、少なくとも前記第一凹面ミラーおよび前記第二凹面ミラーを経由して前記走査ミラーに入射させ、
 前記走査ミラーは、前記第一凹面ミラーおよび前記第二凹面ミラーを経由して入射された光線を走査して投射面に出射することを特徴とする光走査装置。
 請求の範囲第1項に記載の光走査装置において、
 前記伝達光学系は、第一反射ミラーをさらに含み、
 前記第一凹面ミラーは、前記走査ミラーで走査された光線を反射して前記第二凹面ミラーに入射させ、また、前記第二凹面ミラーから入射された光線を反射して前記走査ミラーに入射させ、
 前記第二凹面ミラーは、前記第一凹面ミラーから入射された光線を反射して前記第一反射ミラーに入射させ、前記第一反射ミラーから入射された光線を反射して前記第一凹面ミラーに入射させ、
 前記第一反射ミラーは、前記第二凹面ミラーから入射された光線を反射して前記第二凹面ミラーに入射させる、光走査装置。
 請求の範囲第2項に記載の光走査装置において、
 前記走査ミラーの前記光線の入射位置と、前記反射ミラーの前記光線の入射位置とが共役である、光走査装置。
 請求の範囲第2項または請求の範囲第3項に記載の光走査装置において、
 前記第一凹面ミラーおよび前記第二凹面ミラーのそれぞれは、前記走査ミラーによる自ミラー上の走査線に沿った方向のみにパワーを有する、光走査装置。
 請求の範囲第3項に記載の光走査装置において、
 前記第一反射ミラーは、前記第二凹面ミラーから入射された光線を前記走査ミラーの走査方向と異なる走査方向に走査し、該光線を前記第二凹面ミラーに反射する走査ミラーである、光走査装置。
 請求の範囲第2項ないし請求の範囲第5項のいずれか1項に記載の光走査装置において、
 前記伝達光学系は、前記第一凹面ミラーおよび前記第二凹面ミラー間の光路上に配置された第二反射ミラーをさらに含む、光走査装置。
 請求の範囲第2項ないし請求の範囲第6項のいずれか1項に記載の光走査装置において、
 前記第一凹面ミラーは、
 前記走査ミラーで走査された光線を反射して前記第二凹面ミラーに入射させる第三凹面ミラーと、
 前記第二凹面ミラーから入射された光線を反射して前記走査ミラーに入射させる第四凹面ミラーと、を含み、
 前記第二凹面ミラーは、
 前記第一凹面ミラーから入射された光線を反射して前記反射ミラーに入射させる第五凹面ミラーと、
 前記反射ミラーから入射された光線を反射して前記第一凹面ミラーに入射させる第六凹面ミラーと、を含み、
 前記反射ミラーは、前記第五凹面ミラーから入射された光線を前記第六凹面ミラーに入射させる、光走査装置。
 請求の範囲第1項に記載の光走査装置において、
 前記第一凹面ミラーは、前記走査ミラーで走査された光線を反射して前記第二凹面ミラーに入射させ、また、前記第二凹面ミラーから入射された光線を反射して前記走査ミラーに入射させ、
 前記第二凹面ミラーは、前記第一凹面ミラーから入射された光線を反射して前記第一凹面ミラーに入射させる、光走査装置。
 請求の範囲第8項に記載の光走査装置において、
 前記走査ミラーの前記光線の入射位置と、前記第二凹面ミラーの前記光線の入射位置とが共役である、光走査装置。
 請求の範囲第8項または請求の範囲第9項に記載の光走査装置において、
 前記伝達光学系は、
 前記走査ミラーおよび前記第一凹面ミラー間の光路上に配置された第三反射ミラーと、
 前記第一凹面ミラーおよび前記第二凹面ミラー間の光路上に配置された第四反射ミラーと、をさらに含む、光走査装置。
 請求の範囲第1項ないし請求の範囲第10項のいずれか1項に記載の光走査装置と、
 画像信号に応じて、光線を前記光走査装置に入射する画像信号出力装置と、を含む画像出力装置。
Description:
光走査装置および画像出力装置

 本発明は、走査ミラーに光線を複数回入 して走査角を拡大する光走査装置および画 出力装置に関する。

 レーザプリンタ、複写機またはファクシ リ装置などの画像出力装置に用いられる光 査装置において、走査角を拡大するための 術が提案または実用化されている。

 このような技術には、特許文献1に記載の 光走査装置がある。図1は、この光走査装置 構成を示した構成図である。

 図1において、伝達光学系は、反射面を走査 ミラー651に向けて配置された凹面ミラー671と 、凹面ミラー671と走査ミラー651との間に配置 されたレンズ672とを備える。走査ミラー651で 走査された光ビームは、レンズ672を介して凹 面ミラー671に導かれる。また、凹面ミラー671 で折り返された光ビームは、レンズ672を介し て走査ミラー651に導かれる。これにより、光 ビームが走査ミラー651で再度走査されて被走 査面に向けて射出される光ビームの走査角を 拡大している。

特開2005-62358号公報

 特許文献1に記載の光走査装置では、走査 ミラー651で走査された光ビームは、レンズ672 を介して、凹面ミラー671で折り返される。こ のため、走査ミラー651から、光ビームが折り 返される折返し面までの距離が長くなる。例 えば、走査ミラー651から折返し面までの距離 は、レンズの焦点距離の4倍程度になる。

 したがって、装置が大型化するという問 点が生じる。

 そこで、本発明の目的は、上記の課題で る、装置が大型化するという問題点を解決 る光走査装置および画像出力装置を提供す ことである。

 本発明の光走査装置は、入射された光線 反射して該光線を走査する走査ミラーと、 記走査ミラーで走査された光線が入射され とともに該光線を再び前記走査ミラーに入 させる伝達光学系と、を含む。また、前記 達光学系は、少なくとも第一凹面ミラーお び第二凹面ミラーを有し、前記走査ミラー 走査された光線を、少なくとも前記第一凹 ミラーおよび前記第二凹面ミラーを経由し 前記走査ミラーに入射させる。前記走査ミ ーは、前記第一凹面ミラーおよび前記第二 面ミラーを経由して入射された光線を走査 て投射面に出射する。

 また、本発明の画像出力装置は、上記の 走査装置と、画像信号に応じて、光線を前 光走査装置に入射する画像信号出力装置と を含む。

 本発明によれば、装置を小型化すること 可能になる。

関連する光走査装置の構成を示した構 図である。 第一の実施形態の表示システムの構成 示した構成図である。 第一の実施形態の伝達光学系の構成を した模式図である。 第一の実施形態の伝達光学系のX方向か ら見た構成図である。 第一の実施形態の伝達光学系のZ方向か ら見た構成図である。 X方向のみにパワーを有する凹面ミラー を説明するための説明図である。 X方向のみにパワーを有する凹面ミラー を含む伝達光学系の構成を示した構成図であ る。 画像形成装置の構成を示した構成図で る。 第二の実施形態の表示システムの構成 示した構成図である。 第二の実施形態の伝達光学系の構成を 示した模式図である。 第二の実施形態の伝達光学系のX方向 ら見た構成図である。 第二の実施形態の伝達光学系のZ方向 ら見た構成図である。 第三の実施形態の表示システムの構成 を示した構成図である。 第三の実施形態の伝達光学系の構成を 示した模式図である。 第三の実施形態の伝達光学系のX方向 ら見た構成図である。 第三の実施形態の伝達光学系のZ方向 ら見た構成図である。 反射ミラーを一体化した伝達光学系を 示した構成図である。 第四の実施形態の表示システムの構成 を示した構成図である。 第四の実施形態の伝達光学系の構成を 示した模式図である。 第四の実施形態の伝達光学系のX方向 ら見た構成図である。 第四の実施形態の伝達光学系のZ方向 ら見た構成図である。 第五の実施形態の表示システムの構成 を示した構成図である。 第五の実施形態の伝達光学系の構成を 示した模式図である。 第五の実施形態の伝達光学系のX方向 ら見た構成図である。 第五の実施形態の伝達光学系のZ方向 ら見た構成図である。 第六の実施形態の表示システムの構成 を示した構成図である。 第六の実施形態の伝達光学系の構成を 示した模式図である。 第六の実施形態の伝達光学系のX方向 ら見た構成図である。 第六の実施形態の伝達光学系のZ方向 ら見た構成図である。

 以下、本発明の実施形態について図面を 照して説明する。なお、以下の説明では、 図面において、同じ機能を有する構成には じ符号を付け、その説明を省略する場合が る。

 (第一の実施形態)
 図2は、本発明の第一の実施形態の表示シス テムの構成を示した構成図である。

 図2において、表示システム100は、画像投 射装置1と、スクリーン101とを含む。

 画像投射装置1は、スクリーン101に画像を 投射する。なお、画像投射装置は、画像出力 装置の一例である。

 画像投射装置1は、画像信号出力装置2と 光走査装置3とを含む。

 画像信号出力装置2は、入力された画像信 号に応じて、レーザ光線を光走査装置3に入 する。具体的には、画像信号出力装置2は、 ーザ光源4ないし6と、コリメータ7ないし9と 、変調器10ないし12と、反射ミラー13と、ダイ クロイックミラー14および15とを含む。

 レーザ光源4ないし6のそれぞれは、入力 れた画像信号に応じて、例えば、赤(R:620nm) 緑(G:530nm)および青(B:470nm)などの、互いに異 る波長のレーザ光線を出射する。

 コリメータ7ないし9のそれぞれは、レー 光源4ないし6のそれぞれが出射したレーザ光 線を所望の径の平行光線にコリメートする。

 変調器10ないし12のそれぞれは、入力され た変調信号に応じて、コリメータ7ないし9の れぞれでコリメートされたレーザ光線の強 を変調する。

 反射ミラー13は、変調器10で変調されたレ ーザ光線を全反射する。また、ダイクロイッ クミラー14は、反射ミラー13で反射されたレ ザ光線を透過し、かつ、変調器11で変調され たレーザ光線を全反射する。さらに、ダイク ロイックミラー15は、反射ミラー13およびダ クロイックミラー14で反射されたレーザ光線 を透過し、かつ、変調器12で変調されたレー 光線を全反射する。

 ここで、レーザ光源4ないし6と、コリメ タ7ないし9と、変調器10ないし12と、反射ミ ー13と、ダイクロイックミラー14および15と 、反射ミラー13とダイクロイックミラー14お び15とのそれぞれで反射されたレーザ光線 、同軸上に合波されて、光走査装置3に入射 るように配置される。

 光走査装置3は、画像信号出力装置2から 射されたレーザ光線を走査し、その走査し レーザ光線をスクリーン101に投射する。具 的には、光走査装置3は、走査ミラー16と、 達光学系17と、走査ミラー18とを含む。

 走査ミラー16は、予め定められた第一の 転軸を中心に往復回転動作することで、入 された光線を反射して、その光線を第一の 査方向(主走査方向)に走査する。なお、図2 は、第一の走査方向をY方向としている。

 例えば、走査ミラー16は、画像信号出力 置2から入射されたレーザ光線を走査して伝 光学系17に出射する。また、走査ミラー16は 、伝達光学系17から入射された光線を走査し 走査ミラー18に出射する。

 伝達光学系17には、走査ミラー16で走査さ れた光線が入射される。また、伝達光学系17 、その入射された光線を再び走査ミラー17 入射させる。

 走査ミラー18は、走査ミラー16の回転軸と 異なる向きの第二の回転軸を中心に往復回転 動作することで、走査ミラー16から入射され レーザ光線を、第一の走査方向と異なる方 の第二の走査方向(副走査方向)に走査して クリーン101へ出射する。第二の走査方向は Z方向である。また、走査ミラー18上の、走 ミラー16から入射されたレーザ光線の入射面 は、投射面の一例である。

 これにより、強度が変調された、互いに 長の異なる3つのレーザ光線が、スクリーン 101に2次元状に投影され、画像を形成する。

 次に伝達光学系17を説明する。

 図3は、伝達光学系17の構成を示した模式 である。

 図3において、伝達光学系17は、少なくと 2つの凹面ミラーを有する複数のミラーを含 む。

 また、伝達光学系17は、走査ミラー16で走 査された光線を、その複数のミラーを経由し て再び走査ミラー16に入射させる。そして、 査ミラー16は、その複数のミラーを経由し 入射された光線を走査して走査ミラー18に出 射する。

 具体的には、伝達光学系17の複数のミラ は、凹面ミラー19および20と、反射ミラー21 を有する。なお、凹面ミラー19は、第一凹面 ミラーの一例であり、凹面ミラー20は、第二 面ミラーの一例である。

 凹面ミラー19は、走査ミラー16で走査され た光線を反射して凹面ミラー20に入射させ、 面ミラー20は、凹面ミラー19から入射された 光線を反射して反射ミラー21に入射させる。 いて、反射ミラー21は、凹面ミラー20から入 射された光線を反射して凹面ミラー20に入射 せる。凹面ミラー20は、反射ミラー21から入 射された光線を反射して凹面ミラー19に入射 せる。そして、凹面ミラー19は、凹面ミラ 20から入射された光線を反射して走査ミラー 16に入射させ、走査ミラー16は、凹面ミラー19 から入射された光線を走査して走査ミラー18 出射する。

 これにより、レンズを用いなくても、走 ミラー16の走査角を拡大することが可能に る。

 次に伝達光学系17の構成をより詳細に説 する。

 走査ミラー16のレーザ光線の入射位置と 反射ミラー21のレーザ光線の入射位置とは、 凹面ミラー19および20を有する光学系につい 、共役である。

 物体上の一点(物点)から出射された光線 、光学系を経由して物点に対応する像平面 の一点(像点)に結像する場合、この物点と像 点との関係を共役と呼ぶ。なお、ここで、共 役は、厳密に共役である必要はなく、必要と される精度で共役であれば良い。

 走査ミラー16のレーザ光線の入射位置と 反射ミラー21のレーザ光線の入射位置とが共 役であるためには、伝達光学系17は、例えば 以下のように構成すればよい。なお、以下 は、凹面ミラー19の焦点距離をf0とし、凹面 ミラー20の焦点距離をf1とする。

 先ず、走査ミラー16および凹面ミラー19間 の光路長は、凹面ミラー19の焦点距離f0に等 く、凹面ミラー19および20間の光路長は、凹 ミラー19の焦点距離f0と凹面ミラー20の焦点 離f1の和(f0+f1)に等しく、凹面ミラー20およ 反射ミラー21の間の光路長は、凹面ミラー20 焦点距離f1に等しくする。

 また、走査ミラー16上の入射光線D1の入射 位置および凹面ミラー19の中心を結ぶ線に沿 て、走査ミラー16から凹面ミラー19に入射さ れた光線が、凹面ミラー19の中心で反射する 、その光線は、凹面ミラー20の中心で反射 る。その後、その光線は、反射ミラー21で反 射し、凹面ミラー20の中心で反射し、凹面ミ ー19の中心で反射し、走査ミラー16上の入射 位置に帰ってくるように構成する。

 これにより、走査ミラー16のレーザ光線 入射位置と、反射ミラー21のレーザ光線の入 射位置とが共役となる。

 具体的には、伝達光学系17は、図4および 5で示した構成を有すればよい。ここで、図 4は、伝達光学系17のX方向から見た構成図で る。また、図5は、伝達光学系17のZ方向から た構成図である。

 先ず、図4を用いて、X方向から見たとき 伝達光学系17の構成を説明する。なお、走査 ミラー16の法線E1と、走査ミラー16に入射する 入射光線D1とのなす角をθiとする。さらに、 査ミラー16の法線E1と、走査ミラー16が走査 ラー18に出射する出射光線D8とのなす角をθo とする。

 走査ミラー16の法線E1と、走査ミラー16の 心および凹面ミラー19の中心とを結ぶ線E2と のなす角は、(θo-θi)/2である。また、走査ミ ー16の中心と、凹面ミラー19の中心との距離 は、f0である。さらに、走査ミラー16の中心 よび凹面ミラー19の中心を結ぶ線E2と、凹面 ラー19の法線E3と、のなす角は(θo-θi)/2であ 。

 また、凹面ミラー19の法線E3と、凹面ミラ ー19の中心および凹面ミラー20の中心を結ぶ E4とのなす角は、(θo-θi)/2である。また、凹 ミラー19の中心と凹面ミラー20の中心との距 離は、(f0+f1)である。さらに、凹面ミラー19の 中心および凹面ミラー20の中心を結ぶ線E4と 凹面ミラー20の法線E5とのなす角は、(θo-θi)/ 2である。

 また、凹面ミラー20の法線E5と、凹面ミラ ー20の中心および反射ミラー21の中心を結ぶ E6とのなす角は(θo-θi)/2である。また、凹面 ラー20の中心と反射ミラー21の中心との距離 はf1である。

 さらに、凹面ミラー20の中心および反射 ラー21の中心を結ぶ線E6と、反射ミラー21の 線E7とのなす角は0度である。

 次に、図5を用いて、Z方向から見たとき 伝達光学系17の構成を説明する。

 走査ミラー16が入射光線D1を最大走査角± iで走査したとき、その走査された光線のそ ぞれを、光線D2およびD2’とする。

 光線D2およびD2’の中心線と、走査ミラー 16の中心および凹面ミラー19の中心を結ぶ線E2 とのなす角は0度である。また、光線D2および D2’の中心線と、凹面ミラー19の法線E3とのな す角は0度である。

 また、凹面ミラー19の法線E3と、凹面ミラ ー19の中心および凹面ミラー20の中心を結ぶ E4とのなす角は0度である。

 また、凹面ミラー19の中心および凹面ミ ー20の中心を結ぶ線E4と、凹面ミラー20の法 E5とのなす角は0度である。

 また、凹面ミラー20の法線E5と、凹面ミラ ー20の中心および反射ミラー21の中心を結ぶ E6とのなす角は0度である。

 そして、凹面ミラー20の中心および反射 ラー21の中心を結ぶ線E6と、反射ミラー21の 線E7とのなす角は0度である。

 (動作の説明)
 先ず、図4を用いて、X方向から見た伝達光 系17の動作を説明する。

 入射光線D1は、走査ミラー16の法線E1に対 て角度θiで走査ミラー16に入射する。

 続いて、入射光線D1が走査ミラー16で反射 された光線D2は、凹面ミラー19の法線E3に対し て角度θiで凹面ミラー19に入射する。

 そして、光線D2が凹面ミラー19で反射され た光線D3は、焦点面22で最小径に集光し、そ 後、凹面ミラー20の法線E5に対して角度(θo-θ i)/2で、凹面ミラー20に入射する。なお、焦点 面22は、凹面ミラー19から、凹面ミラー19およ び20間の光路に沿って距離f0に位置する。

 その後、光線D3が凹面ミラー20で反射され た光線D4は、反射ミラー21に入射する。ここ 、光線D4は、凹面ミラー20にて平行光にコリ ートされる。

 また、光線D4が反射ミラー21で反射された 光線D5は、凹面ミラー20に入射する。

 さらに、光線D5が凹面ミラー20で反射され た光線D6は、焦点面22で最小径に集光し、そ 後、凹面ミラー19の法線E3に対して角度(θo-θ i)/2で、凹面ミラー19に入射する。なお、焦点 面22は、凹面ミラー20から、凹面ミラー20およ び19間の光路に沿って、距離f1に位置する。

 続いて、光線D6が凹面ミラー19で反射され た光線D7は、走査ミラー16の法線E1に対して角 度θoで走査ミラー16に入射する。ここで、光 D7は、凹面ミラー19によって、光線D1と同じ の平行光にコリメートされる。

 そして、光線D7が走査ミラー16で反射され た光線D8は、走査ミラー16の法線E1に対して角 度θoで走査ミラー18に出射する。

 次に、図5を用いて、Z方向から見た伝達 学系17の動作を説明する。

 以下、走査ミラー16が最大に振れるとき 、走査ミラー16の法線のそれぞれを法線E1お びE1’とする。また、入射光線D1と走査ミラ ー16の法線E1とのなす角をφsとし、入射光線D1 と走査ミラー16の法線E1’とのなす角をφs’ する。

 先ず、走査ミラー16の法線が法線E1の場合 を説明する。

 この場合、入射光線D1は、走査ミラー16の 法線E1に対して角度φsで走査ミラー16に入射 る。

 続いて、入射光線D1が走査ミラー16で反射 された光線D2は、凹面ミラー19の法線E3に対し て角度φiで凹面ミラー19に入射する。

 そして、光線D2が凹面ミラー19で反射され た光線D3は、焦点面22で最小径に集光し、そ 後、凹面ミラー20の法線E5に対して角度0度で 凹面ミラー20に入射する。

 その後、光線D3が凹面ミラー20で反射され た光線D4は、反射ミラー21に入射する。ここ 、光線D4は、凹面ミラー20にて平行光にコリ ートされる。

 また、光線D4が反射ミラー21で反射された 光線D5は、凹面ミラー20に入射する。

 さらに、光線D5が凹面ミラー20で反射され た光線D6は、焦点面22で最小径に集光し、そ 後、凹面ミラー19の法線E3に対して角度0度で 凹面ミラー19に入射する。

 続いて、光線D6が凹面ミラー19で反射され た光線D7は、走査ミラー16の法線E1に対して角 度(φs-2φi)で走査ミラー16に入射する。ここで 、光線D7は、凹面ミラー19によって、光線D1と 同じ径の平行光にコリメートされる。

 そして、光線D7が走査ミラー16で反射され た光線D8は、走査ミラー16の法線E1に対して角 度(φs-2φi)で走査ミラー18に出射する。したが って、光線D8は、入射光線D1に対して角度2φi 出射する。

 次に、走査ミラー16の法線が法線E1’の場 合を説明する。

 この場合、入射光線D1は、走査ミラー16の 法線E1’に対して角度φs’で走査ミラー16に 射する。

 続いて、入射光線D1が走査ミラー16で反射 された光線D2’は、凹面ミラー19の法線E3に対 して角度φiで凹面ミラー19に入射する。

 そして、光線D2’が凹面ミラー19で反射さ れた光線D3’は、焦点面22で最小径に集光し その後、凹面ミラー20の法線E5に対して角度0 度で凹面ミラー20に入射する。

 その後、光線D3’が凹面ミラー20で反射さ れた光線D4’は、反射ミラー21に入射する。 こで、光線D4’は、凹面ミラー20にて平行光 コリメートされる。

 また、光線D4’が反射ミラー21で反射され た光線D5’は、凹面ミラー20に入射する。

 さらに、光線D5’が凹面ミラー20で反射さ れた光線D6’は、焦点面22で最小径に集光し その後、凹面ミラー19の法線E3に対して角度0 度で凹面ミラー19に入射する。

 続いて、光線D6’が凹面ミラー19で反射さ れた光線D7’は、走査ミラー16の法線E1に対し て角度(φs’+2φi)で走査ミラー16に入射する。 ここで、光線D7’は、凹面ミラー19によって 光線D1と同じ径の平行光にコリメートされる 。

 そして、光線D7’が走査ミラー16で反射さ れた光線D8’は、走査ミラー16の法線E1に対し て角度(φs’+2φi)で出射する。

 したがって、光線D8’は、入射光線D1に対 して角度-2φiで出射する。また、上述のよう 、光線D8は、入射光線D1に対して角度2φiで 射する。よって、光線D8およびD8’のなす角 、4φiとなる。したがって、走査ミラー16の 査角度は、伝達光学系17によって2倍に拡大 ることが可能になる。

 次に、本実施形態の表示システムの他の 成例を説明する。

 凹面ミラー19および20は、X方向およびZ方 にパワーを有していたが、以下では、X方向 のみにパワーを有している場合の構成例での 形態について述べる。なお、X方向は、走査 ラー16による凹面ミラー19および20上の走査 に沿った方向である。

 図6は、X方向のみにパワーを有する凹面 ラーを説明するための説明図である。

 ここでは、凹面ミラー19を例に説明する 図6では、走査ミラー16による凹面ミラー19上 の走査線501および502が示されている。走査線 501は、走査ミラー16から入射されたレーザ光 の走査線であり、走査線502は、凹面ミラー2 0から入射されたレーザ光線の走査線である

 凹面ミラー19は、X方向およびZ方向にパワ ーを有する場合、球面ミラーにすることがで きる。この場合、凹面ミラー19は、Y方向から 見ると、図6(a)で示したように、走査ミラー16 による凹面ミラー19上の走査線を弦とする円 なる。

 一方、凹面ミラー19は、X方向のみにパワ を有する場合、円筒ミラーにすることがで る。この場合、凹面ミラー19は、Y方向から ると、図6(b)で示したように、凹面ミラー19 での走査ミラー16の走査線を辺とする長方 となる。

 この長方形は、走査線を弦とする円より さい。このため、X方向のみにパワーを有す る凹面ミラー19は、X方向およびZ方向にパワ を有する凹面ミラー19より小型化することが 可能になる。

 さらに、図6(c)で示したように、走査線501 および502間の距離を短縮することで、凹面ミ ラー19をZ方向に短縮することが可能になる。 したがって、凹面をさらに小型化することが 可能になる。

 図7は、X方向のみにパワーを有する凹面 ラー19および20を含む伝達光学系17の構成を した構成図である。具体的には、図7は、そ 伝達光学系17のX方向から見た構成図である

 図7において、凹面ミラー19は、走査ミラ 16から入射された光線D2を凹面ミラー20に入 させるため、および、凹面ミラー20から入 された光線D6を走査ミラー16に入射させるた に、YZ平面において、仰角を有する。

 また、凹面ミラー20は、凹面ミラー19から 入射された光線D3を反射ミラー21に入射させ ため、および、反射ミラー21から入射された 光線D5を凹面ミラー19に入射させるために、YZ 平面において、仰角を有する。

 また、本実施形態では、画像出力装置と て画像投射装置1を例に説明したが、画像出 力装置は、画像投射装置に限らず適宜変更可 能である。例えば、画像出力装置は、プリン タ、複写機およびファクシミリ装置などの画 像形成装置でもよい。

 図8は、画像形成装置の構成を示した構成 図である。

 図8において、画像形成装置102は、画像信 号出力装置2Aと、光走査装置3Aと、fθレンズ23 と、感光体24とを含む。画像信号出力装置2A 、レーザ光源4と、コリメータ7と、変調器10 、反射ミラー13とを含む。さらに、光走査 置3Aは、走査ミラー16と、伝達光学系17とを む。

 走査ミラー16は、画像信号出力装置2Aから 入射されたレーザ光線を走査して伝達光学系 17に出射する。また、走査ミラー16は、伝達 学系17から入射された光線を走査して、fθレ ンズ23を介して感光体24に出射する。なお、 光体24上の、走査ミラー16から入射されたレ ザ光線の入射面は、投射面の一例である。

 (効果の説明)
 本実施形態によれば、伝達光学系17は、少 くとも凹面ミラー19および20を有する。また 伝達光学系17は、走査ミラー16で走査された 光線を、少なくとも凹面ミラー19および20を 由して再び走査ミラーに入射させる。そし 、走査ミラー16は、凹面ミラー19および20を 由して入射されたレーザ光線を走査して投 面に出射する。

 この場合、走査ミラー16で走査されたレ ザ光線が少なくとも凹面ミラー19および20を 由して走査ミラー16に入射される。また、 の少なくとも凹面ミラー19および20を経由し 走査ミラー16に入射されたレーザ光線は、 査ミラー16で走査されて出射される。

 したがって、レンズを用いなくても、走 ミラー16で走査された光線を再び走査ミラ 16に入射することが可能になる。したがって 、レンズを用いなくても、第一の走査角で走 査されたレーザ光線を第一の走査角より大き い第二の走査角で出射することが可能になる 。よって、装置を小型化することが可能にな る。

 また、レンズを用いる必要がないため、 えば、MEMS(メムス:Micro Electro Mechanical SYstem s)で、光走査装置3を容易に作製することが可 能になる。

 さらに、レンズを用いる必要がないため 色収差を抑制することが可能になる。した って、例えば、光走査装置3が画像出力装置 に用いられれば、画像の色ずれを抑制するこ とが可能になる。

 また、本実施形態では、凹面ミラー19は 走査ミラー16で走査されたレーザ光線を反射 して凹面ミラー20に入射させる。また、凹面 ラー19は、凹面ミラー20から入射されたレー ザ光線を反射して走査ミラー16に入射させる さらに、凹面ミラー20は、凹面ミラー19から 入射されたレーザ光線を反射して反射ミラー 21に入射させる。また、凹面ミラー20は、反 ミラー21から入射されたレーザ光線を凹面ミ ラー19に入射させる。そして、反射ミラー21 、凹面ミラー20から入射されたレーザ光線を 反射して凹面ミラー20に入射させる。

 この場合、走査ミラー16で走査されたレ ザ光線は、凹面ミラー19で反射され、その後 、凹面ミラー20で反射され、さらに、反射ミ ー21で反射される。そして、その反射ミラ 21で反射されたレーザ光線は、凹面ミラー20 反射され、その後、凹面ミラー19で反射さ て走査ミラー16に入射する。

 したがって、光走査装置の大きさ(Y方向 長さ)を、凹面ミラー19および凹面ミラー20間 の光路長より小型化することが可能になる。

 例えば、先行技術では、光走査装置の大 さ(走査ミラー651から折返し面までの距離) 、レンズ672の焦点距離の4倍程度であった。 実施形態では、光走査装置の大きさは、凹 ミラー19および20のそれぞれの焦点距離の和 (f0+f1)以内にすることが可能になる。

 また、本実施形態では、凹面ミラー19お び20は、走査ミラー16による自ミラー上の走 線に沿った方向(X方向)のみパワーを有する

 この場合、凹面ミラー19および20を円筒ミ ラーにすることが可能になり、凹面ミラー19 よび20を小型化することが可能になる。

 また、本実施形態では、走査ミラー16の ーザ光線の入射位置と、反射ミラー21のレー ザ光線の入射位置とは、共役である。

 この場合、走査ミラー16の特定の位置で 査されたレーザ光線は、反射ミラー21の特定 の位置に入射する。また、反射ミラー21の特 の位置で反射されたレーザ光線は、走査ミ ー16の特定の位置に入射する。

 したがって、走査ミラー16および反射ミ ー21の反射領域を小さくすることが可能にな り、装置をさらに小型化することが可能にな る。

 (第二の実施形態)
 図9は、本発明の第二の実施形態の表示シス テムの構成を示した構成図である。

 図9において、光走査装置3は、走査ミラ 16と、伝達光学系17とを含む。

 図10は、本実施形態の伝達光学系17の構成 を示した模式図である。図10において、伝達 学系17の複数のミラーは、凹面ミラー19およ び20と、走査ミラー31とを含む。

 凹面ミラー19および20は、X方向およびZ方 にパワーを有する。

 走査ミラー31は、凹面ミラー20から入射さ れたレーザ光線を反射して第二の走査方向に 走査し、凹面ミラー20に入射させる。なお、 査ミラー31は、第一反射ミラーの一例であ 。

 また、走査ミラー16のレーザ光線の入射 置と、走査ミラー31のレーザ光線の入射位置 とは、共役である。

 次に伝達光学系17の構成をより詳細に説 する。

 図11は、伝達光学系17のX方向から見た構 図である。また、図12は、伝達光学系17のZ方 向から見た構成図である。

 走査ミラー31は、図4および図5で示した反 射ミラー21の位置に備えられる。このため、 査ミラー16のレーザ光線の入射位置と、走 ミラー31のレーザ光線の入射位置とは、凹面 ミラー19および20を有する光学系について、 役である。

 また、走査ミラー31は、第二の回転軸を 心に往復回転動作することで、凹面ミラー20 から入射したレーザ光線を、第二の走査方向 (Z方向)に走査して凹面ミラー20に入射させる

 (動作の説明)
 次に、伝達光学系の動作を説明する。

 光線D3が凹面ミラー20で反射された光線D4 、走査ミラー31に入射する。光線D4は、走査 ミラー31によって走査されて凹面ミラー20に 射する。

 以下、走査ミラー31が光線D4の反射光線を 最大走査角±φvで走査したとき、その走査さ たレーザ光線のそれぞれを、光線D5およびD5 ”とする。

 光線D5およびD5”のそれぞれが凹面ミラー 20で反射された光線D6およびD6”は、焦点面22 最小径に集光し、その後、凹面ミラー19に 射する。

 光線D6およびD6”のそれぞれが凹面ミラー 19で反射された光線D7およびD7”は、走査ミラ ー16に入射する。ここで、光線D7およびD7”は 、凹面ミラー19によって、光線D1と同じ径の 行光にコリメートされる。

 そして、光線D7およびD7”のそれぞれが走 査ミラー16で反射された光線D8およびD8”がス クリーン101に出射される。

 このとき、光線D8およびD8”間の角度2φv 、第二走査方向の走査角になる。

 (効果の説明)
 互いに異なる2方向に走査する場合、先行技 術では、走査ミラー16で走査されたレーザ光 を第二の走査方向に走査する第二の走査ミ ーのY方向の長さは、少なくとも走査ミラー 16による走査線の長さより長い必要があった このため、通常、第二の走査ミラーは、走 ミラー16より大型化していた。

 本実施形態では、走査ミラー31は、凹面 ラー20から入射されたレーザ光線を反射して 第二の走査方向に走査し、凹面ミラー19に入 させる。また、走査ミラー16のレーザ光線 入射位置と、走査ミラー31のレーザ光線の入 射位置とは、共役である。

 この場合、走査ミラー31は、入射された ーザ光線を特定の位置で反射して第二走査 向に走査することが可能になる。したがっ 、走査ミラー31を小型化することが可能にな る。例えば、走査ミラー31は、走査ミラー16 同程度の大きさにすることが可能になる。

 (第三の実施形態)
 図13は、本発明の第三の実施形態の表示シ テムの構成を示した構成図である。

 図13において、光走査装置3は、走査ミラ 16と、伝達光学系17と、走査ミラー18とを含 。

 図14は、本実施形態の伝達光学系17の構成 を示した模式図である。図14において、伝達 学系17の複数のミラーは、凹面ミラー19およ び20と、反射ミラー21および41とを含む。

 反射ミラー41は、凹面ミラー19および20の 路上に配置される。なお、反射ミラー41は 第二反射ミラーの一例である。

 ここで、凹面ミラー19および20の焦点距離 は、互いに等しい。このとき、反射ミラー41 、凹面ミラー19から、凹面ミラー19および20 の光路に沿って、凹面ミラー19の焦点距離 配置される。

 凹面ミラー19は、走査ミラー16で走査され たレーザ光線を、反射ミラー41を経由して凹 ミラー20に入射させる。また、凹面ミラー20 は、反射ミラー21から入射されたレーザ光線 、反射ミラー41を経由して凹面ミラー19に入 射させる。

 次に伝達光学系17の構成を詳細に説明す 。

 図15は、伝達光学系17のX方向から見た構 図である。また、図16は、伝達光学系17のZ方 向から見た構成図である。

 先ず、図15を用いて、X方向から見たとき 伝達光学系17の構成を説明する。

 凹面ミラー19の法線E3と、凹面ミラー19の 心および反射ミラー41の中心を結ぶ線E4aと なす角は、(θo-θi)/2である。また、凹面ミラ ー19の中心および反射ミラー41の中心との距 は、f0である。さらに、凹面ミラー19の中心 よび反射ミラー41の中心を結ぶ線E4aと、反 ミラー41の法線E8とのなす角は、(θo-θi)/2で る。

 また、凹面ミラー20の法線E5と、凹面ミラ ー20の中心および反射ミラー41の中心を結ぶ E4bとのなす角は(θo-θi)/2である。また、凹面 ミラー20の中心と反射ミラー41の中心との距 はf0である。

 次に、図16を用いて、Z方向から見たとき 伝達光学系17の構成を説明する。なお、図16 では、凹面ミラー20、反射ミラー21および41を 便宜上記載しているが、実際には、反射ミラ ー21および41は、走査ミラー16と重なり、凹面 ミラー20は、凹面ミラー19と重なっている。

 凹面ミラー19の法線E3と、凹面ミラー19の 心および反射ミラー41の中心を結ぶ線E4aと なす角は、0度である。また、凹面ミラー19 中心および反射ミラー41の中心を結ぶ線E4aと 、反射ミラー41の法線E8とのなす角は、0度で る。さらに、凹面ミラー20の法線E5と、凹面 ミラー20の中心および反射ミラー41の中心を ぶ線E4bとのなす角は、0度である。

 本実施形態では、凹面ミラー19および20は 、互いの焦点距離が等しいために、Z方向に ぶ。このため、凹面ミラー19および20を一体 することが可能になる。

 また、反射ミラー21および41は、図16では 分離しているが、実際には、一体化するこ が可能である。図17は、反射ミラー21および 41が一体化した伝達光学系17を示した構成図 ある。

 図17において、反射ミラー21は、反射ミラ ー41と一体化している。また、反射ミラー21 、凹面ミラー20から入射されたレーザ光線を 反射して凹面ミラー20に入射させるために、Y Z平面において、仰角を有する。

 (動作の説明)
 次に伝達光学系17の動作を説明する。

 先ず、図15を用いて、X方向から見た伝達 学系17の動作を説明する。

 光線D2が凹面ミラー19で反射された光線D3 、反射ミラー41の法線E8に対して角度(θo-θi) /2で、反射ミラー41に入射する。なお、光線D3 は、反射ミラー41の入射位置で最小径に集光 る。

 光線D3が反射ミラー41で反射された光線D3a は、凹面ミラー20の法線E5に対して角度(θo-θi )/2で、凹面ミラー20に入射する。

 また、光線D5が凹面ミラー20で反射された 光線D6は、反射ミラー41の法線E8に対して角度 (θo-θi)/2で、反射ミラー41に入射する。なお 光線D5は、反射ミラー41の入射位置で最小径 集光する。

 光線D6が反射ミラー41で反射された光線D6a は、凹面ミラー19の法線E3に対して角度(θo-θi )/2で凹面ミラー19に入射する。

 次に、図16を用いて、Z方向から見た伝達 学系17の動作を説明する。

 光線D2が凹面ミラー19で反射された光線D3 、反射ミラー41の法線E8に対して角度0度で 面ミラー20に入射する。なお、光線D3は、反 ミラーの入射位置で最小径に集光する。

 光線D3が反射ミラー41で反射された光線D3a は、凹面ミラー20の法線E5に対して角度0度で 面ミラー20に入射する。

 また、光線D5が凹面ミラー20で反射された 光線D6は、反射ミラー41の法線に対して角度0 で反射ミラー41に入射する。なお、光線D6は 、反射ミラーの入射位置で最小径に集光する 。

 光線D6が反射ミラー41で反射された光線D6a は、凹面ミラー19の法線E3に対して角度0度で 面ミラー19に入射する。

 (効果の説明)
 本実施形態では、反射ミラー41は、凹面ミ ー19および20間の光路上に配置される。

 この場合、凹面ミラー19および20間のレー ザ光線を反射ミラー41で折り返すことが可能 なるので、光走査装置3の大きさをさらに小 型化することが可能になる。

 例えば、反射ミラー41が凹面ミラー19から 光路に沿って焦点距離f0に位置に備えられれ 、Y方向の光走査装置の長さを、凹面ミラー 19の焦点距離f0と、凹面ミラー20の焦点距離f1 長いほうの距離以内にすることが可能にな 。

 また、本実施形態では、凹面ミラー19お び20は、互いの焦点距離が等しい。

 この場合、凹面ミラー19および20は、Z方向 並ぶ。また、反射ミラー21および41は、Z方向 に並ぶ。よって、凹面ミラー19および20を一 化することが可能になる。また、反射ミラ 21および41を一体化することが可能になる。
したがって、装置構成を簡単にすることが可 能になり、光走査装置3の調整などを簡潔に うことが可能になる。

 (第四の実施形態)
 図18は、本発明の第四の実施形態の表示シ テムの構成を示した構成図である。

 図18において、光走査装置3は、走査ミラ 16と、伝達光学系17と、走査ミラー18とを含 。

 図19は、本実施形態の伝達光学系17の構成 を示した模式図である。

 図19において、伝達光学系17の複数のミラ ーは、凹面ミラー19および20と、反射ミラー21 とを含む。また、凹面ミラー19は、凹面ミラ 51および52を含み、凹面ミラー20は、凹面ミ ー53および54を含む。

 なお、凹面ミラー51は、第三凹面ミラー 一例であり、凹面ミラー52は、第四凹面ミラ ーの一例である。また、凹面ミラー53は、第 凹面ミラーの一例であり、凹面ミラー54は 第六凹面ミラーの一例である。

 凹面ミラー51は、走査ミラー16で走査され たレーザ光線を反射して凹面ミラー53に入射 せる。凹面ミラー52は、凹面ミラー54から入 射されたレーザ光線を反射して走査ミラー16 入射させる。

 凹面ミラー53は、凹面ミラー51から入射さ れたレーザ光線を反射して反射ミラー21に入 させる。凹面ミラー54は、反射ミラー21から 入射されたレーザ光線を反射して凹面ミラー 52に入射させる。

 反射ミラー21は、凹面ミラー53から入射さ れたレーザ光線を凹面ミラー54に入射させる

 次に伝達光学系17の構成を詳細に説明す 。

 図20は、伝達光学系17のX方向から見た構 図である。また、図21は、伝達光学系17のZ方 向から見た構成図である。

 先ず、図20を用いて、X方向から見たとき 伝達光学系17の構成を説明する。

 ここで、凹面ミラー51の焦点距離をf0とし 、凹面ミラー52の焦点距離をf3とし、凹面ミ ー53の焦点距離をf1とし、凹面ミラー54の焦 距離をf2とする。

 第一の実施形態と同様に、走査ミラー16 法線E1と、走査ミラー16の入射光線D1とのな 角をθiとする。また、走査ミラー16の法線E1 、走査ミラー16の出射光線D8とのなす角をθo とする。

 また、走査ミラー16の法線E1と、走査ミラ ー16の中心と凹面ミラー51の中心を結ぶ線E2と のなす角をθ2とする。さらに、走査ミラー16 法線E1と、走査ミラー16の中心および凹面ミ ラー52の中心を結ぶ線E12とのなす角をθ12とす る。

 走査ミラー16の中心および凹面ミラー51の 中心を結ぶ線E2と、凹面ミラー51の法線E3との なす角はθ2である。凹面ミラー54の法線E9と 凹面ミラー54の中心および凹面ミラー52の中 を結ぶ線E10とのなす角は、θ12である。

 走査ミラー16の中心と、凹面ミラー51の中 心との距離は、f0である。

 また、凹面ミラー51の法線E3と、凹面ミラ ー51の中心および凹面ミラー53の中心を結ぶ E4とのなす角は、θ2である。また、凹面ミラ ー51の中心および凹面ミラー53の中心との距 は、(f0+f1)である。また、凹面ミラー51の中 および凹面ミラー53の中心を結ぶ線E4と、凹 ミラー53の法線E5とのなす角は、θ2である。

 凹面ミラー53の法線E5と、凹面ミラー53の 心および反射ミラー21の中心を結ぶ線E6との なす角は、θ2である。また、凹面ミラー53の 心と、反射ミラー21の中心との距離は、f1で ある。

 反射ミラー21の法線E7は、凹面ミラー53の 心と反射ミラー21の中心を結ぶ線E6と、反射 ミラー21の中心と凹面ミラー54の中心を結ぶ E8とのなす角の2等分線である。また、反射 ラー21の中心と凹面ミラー54の中心との距離 、f2である。

 凹面ミラー52の中心と、凹面ミラー54の中 心との距離は、(f2+f3)である。

 凹面ミラー52の法線E11と、凹面ミラー52の 中心および走査ミラー16の中心を結ぶ線E12と なす角は、θ12である。また、凹面ミラー52 中心および走査ミラー16の中心との距離は f3である。

 次に、図21を用いて、Z方向から見たとき 伝達光学系17の構成を説明する。

 光線D2およびD2’の中心線と、走査ミラー 16の中心および凹面ミラー51の中心を結ぶ線E2 とのなす角は、0度である。

 凹面ミラー51の法線E3は、走査ミラー16の 心および凹面ミラー51の中心を結ぶ線E2と、 凹面ミラー51の中心および凹面ミラー53の中 を結ぶ線E4とのなす角の2等分線である。

 凹面ミラー53の法線E5は、凹面ミラー51の 心および凹面ミラー53の中心を結ぶ線E4と、 凹面ミラー53の中心および反射ミラー21の中 を結ぶ線E6とのなす角の2等分線である。

 反射ミラー21の法線E7は、凹面ミラー53の 心および反射ミラー21の中心を結ぶ線E6と、 反射ミラー21の中心および凹面ミラー54の中 を結ぶ線E8とのなす角の2等分線である。

 凹面ミラー54の法線E9は、反射ミラー21の 心および凹面ミラー54の中心を結ぶ線E8と、 凹面ミラー54の中心および凹面ミラー52の中 を結ぶ線E10とのなす角の2等分線である。

 凹面ミラー52の法線E11は、凹面ミラー54の 中心および凹面ミラー52の中心を結ぶ線E10と 凹面ミラー52の中心および走査ミラー16の中 心を結ぶ線E12とのなす角の2等分線である。

 (動作の説明)
 次に伝達光学系17の動作を説明する。

 始めに、X方向から見た伝達光学系17の動 を説明する。

 入射光線D1は、走査ミラー16の法線E1に対 て角度θiで走査ミラー16に入射する。

 続いて、入射光線D1が走査ミラー16で反射 された光線D2は、凹面ミラー51の法線E3に対し て角度θiで凹面ミラー51に入射する。

 そして、光線D2が凹面ミラー51で反射され た光線D3は、焦点面55で最小径に集光し、そ 後、凹面ミラー53の法線E5に対して角度θ2で 面ミラー53に入射する。なお、焦点面55は、 凹面ミラー51から、凹面ミラー51および53間の 光路に沿って距離f0に位置する。

 その後、光線D3が凹面ミラー20で反射され た光線D4は、反射ミラー21に入射する。ここ 、光線D4は、凹面ミラー53にて平行光にコリ ートされる。

 また、光線D4が反射ミラー21で反射された 光線D5は、凹面ミラー54に入射する。

 さらに、光線D5が凹面ミラー54で反射され た光線D6は、焦点面55で最小径に集光し、そ 後、凹面ミラー52の法線E3に対して角度θ12で 凹面ミラー52に入射する。なお、焦点面55は 凹面ミラー54から、凹面ミラー54および52間 光路に沿って距離f2に位置する。

 続いて、光線D6が凹面ミラー52で反射され た光線D7は、走査ミラー16の法線E1に対して角 度θoで走査ミラー16に入射する。ここで、光 D7は、凹面ミラー52によって、光線D1のf3/f0 径の平行光にコリメートされる。

 そして、光線D7が走査ミラー16で反射され た光線D8は、走査ミラー16の法線E1に対して角 度θoで走査ミラー18に出射する。

 次に、Z方向から見たときの動作について 説明する。

 ここで、第一の実施形態と同様に、走査 ラー16が最大に振れるときの、走査ミラー16 の法線のそれぞれを法線E1およびE1’とする また、入射光線D1と走査ミラー16の法線E1と なす角をφsとし、入射光線D1と走査ミラー16 法線E1’とのなす角をφs’とする。

 また、走査ミラー16の中心と凹面ミラー51 の中心を結ぶ線E2と、凹面ミラー52の中心お び走査ミラー16の中心を結ぶ線E12とのなす角 をφ12とする。また、凹面ミラー52の中心およ び走査ミラー16の中心を結ぶ線E12と、凹面ミ ー52で反射された光線D7とのなす角をφi’と する。さらに凹面ミラー52の中心および走査 ラー16の中心を結ぶ線E12と、凹面ミラー52で 反射された光線D7’とのなす角をφi’とする

 先ず、走査ミラー16の法線が法線E1の場合 を説明する。

 この場合、入射光線D1は、走査ミラー16の 法線E1に対して角度φsで走査ミラー16に入射 る。

 続いて、入射光線D1が走査ミラー16で反射 された光線D2は、走査ミラー16の中心と凹面 ラー51の中心を結ぶ線E2に対して角度φiで凹 ミラー51に入射する。

 そして、光線D2が凹面ミラー51で反射され た光線D3は、焦点面55で最小径に集光し、そ 後、凹面ミラー53に入射する。なお、焦点面 55は、凹面ミラー51から光路に沿って距離f0に 位置する。

 その後、光線D3が凹面ミラー53で反射され た光線D4は、反射ミラー21に入射する。ここ 、光線D4は、凹面ミラー53にて平行光にコリ ートされる。

 また、光線D4が反射ミラー21で反射された 光線D5は、凹面ミラー54に入射する。

 さらに、光線D5が凹面ミラー54で反射され た光線D6は、焦点面55で最小径に集光し、そ 後、凹面ミラー52に入射する。なお、焦点面 55は、凹面ミラー52から光路に沿って距離f3に 位置する。

 続いて、光線D6が凹面ミラー52で反射され た光線D7は、走査ミラー16の法線E1に対して角 度(φs-φi-φ12-φi’)で走査ミラー16に入射する ここで、光線D7は、凹面ミラー52によって、 光線D1のf3/f0の径の平行光にコリメートされ 。

 そして、光線D7が走査ミラー16で反射され た光線D8は、走査ミラー16の法線E1に対して角 度(φs-φi-φ12-φi’)で走査ミラー18に出射する したがって、光線D8は、入射光線D1に対して 、角度(φi+φ12+φi’)で出射する。

 次に、走査ミラー16の法線が法線E1’の場 合を説明する。

 この場合、入射光線D1は、走査ミラー16の 法線E1’に対して角度φs’で入射する。

 続いて、入射光線D1が走査ミラー16で反射 された光線D2’は、走査ミラー16の中心と凹 ミラー51の中心を結ぶ線E2に対して角度φiで 面ミラー51に入射する。

 そして、光線D2’が凹面ミラー51で反射さ れた光線D3’は、焦点面55で最小径に集光し その後、凹面ミラー53に入射する。

 その後、光線D3’が凹面ミラー53で反射さ れた光線D4’は、反射ミラー21に入射する。 こで、光線D4’は、凹面ミラー53にて平行光 コリメートされる。

 また、光線D4’が反射ミラー21で反射され た光線D5’は、凹面ミラー54に入射する。

 さらに、光線D5’が凹面ミラー53で反射さ れた光線D6’は、焦点面55で最小径に集光し その後、凹面ミラー52の法線E3に対して角度0 度で凹面ミラー52に入射する。

 続いて、光線D6’が凹面ミラー52で反射さ れた光線D7’は、走査ミラー16の法線E1’に対 して角度(φs’+φi-φ12+φi’)で走査ミラー16に 射する。ここで、光線D7’は、凹面ミラー52 にて光線D1のf3/f0の径の平行光にコリメート れる。

 そして、光線D7’が走査ミラー16で反射さ れた光線D8は、走査ミラー16の法線E1に対して 角度(φs’+φi-φ12+φi’)で走査ミラー18に出射 る。

 したがって、光線D8’は、入射光線D1に対 して、角度(-φi+φ12-φi’)で出射する。また、 上述のように、光線D8は、入射光線D1に対し 角度(φi+φ12+φi’)で出射する。よって、光線 D8およびD8’のなす角は、2(φi+φi’)となる。

 この場合、φi’がφiより大きければ、走 ミラー16の走査角度は、伝達光学系17により 2倍以上に拡大できる。したがって、さらに 査ミラー16の走査角度を拡大させることが可 能になる。

 例えば、角度φiおよびφi’が小さいとき φi’は、ほぼ、φi×f0/f3と等しくなる。した がって、f0>f3であれば、走査ミラー16の走 角度を拡大させることが可能になる。

 なお、本実施形態において、凹面ミラー1 9および20間の光路上に反射ミラー41を備えて よい。この場合、反射ミラー41は、凹面ミ ー51および53間の光路上と、凹面ミラー54お び52間の光路上と、の少なくともどちらか一 方に配置されればよい。

 また、反射ミラー21を走査ミラー31に代え てもよい。この場合、レーザ光線を走査ミラ ー31によって第二の走査方向に走査すること 可能になる。また、走査ミラー16のレーザ 線の入射位置と走査ミラー31のレーザ光線の 入射位置とが共役であれば、走査ミラー31は 入射されたレーザ光線を特定の位置で反射 て走査することが可能になる。したがって 走査ミラー31を小型化することが可能にな 。

 (効果の説明)
 本実施形態によれば、凹面ミラー51は、走 ミラー16で走査されたレーザ光線を反射して 凹面ミラー53に入射させる。凹面ミラー52は 凹面ミラー54から入射されたレーザ光線を反 射して走査ミラー16に入射させる。凹面ミラ 53は、凹面ミラー51から入射されたレーザ光 線を反射して反射ミラー21に入射させる。凹 ミラー54は、反射ミラー21から入射されたレ ーザ光線を反射して凹面ミラー52に入射させ 。反射ミラー21は、凹面ミラー53から入射さ れたレーザ光線を凹面ミラー54に入射させる

 この場合、凹面ミラー52から走査ミラー 入射される光線D7’の、凹面ミラー52の中心 よび走査ミラー16の中心を結ぶ線E12に対す 角度φi’が、走査ミラー16から凹面ミラー51 入射される光線D2の、凹面ミラー51の法線に 対する角度φiより大きくなるように、凹面ミ ラー51ないし54と、反射ミラー21とを構成すれ ば、さらに走査ミラー16の走査角度を拡大さ ることが可能になる。

 (第五の実施形態)
 図22は、本発明の第五の実施形態の表示シ テムの構成を示した構成図である。

 図22において、光走査装置3は、走査ミラ 16と、伝達光学系17とを含む。

 図23は、本実施形態の伝達光学系17の構成 を示した模式図である。

 図23において、伝達光学系17の複数のミラ ーは、凹面ミラー19および20を含む。

 凹面ミラー19および20は、走査ミラー16で 査されたレーザ光線を経由して走査ミラー1 6に入射させる。また、走査ミラー16は、凹面 ミラー19および20を経由して入射されたレー 光線を走査して走査ミラー18に出射する。

 具体的には、凹面ミラー19は、走査ミラ 16で走査されたレーザ光線を反射して凹面ミ ラー20に入射させる。また、凹面ミラー19は 凹面ミラー20から入射されたレーザ光線を反 射して走査ミラー16に入射させる。

 凹面ミラー20は、凹面ミラー19から入射さ れたレーザ光線を反射して凹面ミラー19に入 させる。

 また、走査ミラー16のレーザ光線の入射 置と、凹面ミラー20のレーザ光線の入射位置 とが、凹面ミラー19において、共役である。

 次に伝達光学系17の構成を詳細に説明す 。

 図24は、伝達光学系17のX方向から見た構 図である。また、図25は、伝達光学系17のZ方 向から見た構成図である。

 先ず、図24を用いて、X方向から見たとき 伝達光学系17の構成を説明する。

 第一の実施形態と同様に、走査ミラー16 法線E1と、走査ミラー16の入射光線D1とのな 角をθiとする。また、走査ミラー16の法線E1 、走査ミラー16の出射光線D8とのなす角をθo とする。

 また、走査ミラー16の中心と、凹面ミラ 19の中心との距離をs0とする。なお、s0は、 面ミラー19の焦点距離f0の2倍である。

 走査ミラー16の法線E1と、走査ミラー16の 心および凹面ミラー19の中心を結ぶ線E2との なす角は(θo-θi)/2である。さらに、走査ミラ 16の中心および凹面ミラー19の中心を結ぶ線 E2と、凹面ミラー19の法線E3とのなす角は(θo- i)/2である。

 凹面ミラー19の中心および凹面ミラー20の 中心を結ぶ線E4と、凹面ミラー20の法線E5のな す角は0度である。また、凹面ミラー19の中心 と、凹面ミラー20の中心との距離は(f0+s1)であ る。なお、距離s1は、凹面ミラー20と焦点面61 との間の距離であり、凹面ミラー20の焦点距 f1の2倍である。

 次に、図25を用いて、Z方向から見たとき 伝達光学系17の構成を説明する。

 第一の実施形態と同様に、走査ミラー16 入射光線D1の反射光線を最大走査角±φiで走 したときの、その反射光線のそれぞれを、 線D2およびD2’とする。

 光線D2およびD2’の中心線と、走査ミラー 16の中心および凹面ミラー19の中心を結ぶ線E2 とのなす角は0度である。また、光線D2および D2’の中心線と、凹面ミラー19および法線E3と のなす角は0度である。

 また、凹面ミラー19の法線E3と、凹面ミラ ー19の中心および凹面ミラー20の中心を結ぶ E4とのなす角は0度である。

 さらに、凹面ミラー19の中心および凹面ミ ー20の中心を結ぶ線E4と、凹面ミラー20の法 E5とのなす角は0度である。
(動作の説明)
 次に、伝達光学系17の動作を説明する。

 始めに、図24を用いて、X方向から見た伝 光学系17の動作を説明する。

 先ず、入射光線D1は、走査ミラー16の法線 E1に対して角度θiで走査ミラー16に入射する

 続いて、入射光線D1が走査ミラー16で反射 された光線D2は、凹面ミラー19の法線E3に対し て角度θiで凹面ミラー19に入射する。

 さらに、光線D2が凹面ミラー19で反射された 光線D3は、焦点面61で最小径に集光し、その 、凹面ミラー20の中心に入射する。なお、焦 点面61は、凹面ミラー19から、凹面ミラー19お よび20間の光路に沿って距離f0に位置する。
距離f0に位置する。

 続いて、光線D3が凹面ミラー20で反射され た光線D6は、焦点面61で最小径に集光し、そ 後、凹面ミラー19に入射する。なお、焦点面 61は、凹面ミラー20から光路に沿って距離s1に 位置する。

 その後、光線D6が凹面ミラー19で反射され た光線D7は、走査ミラー16の法線E1に対して角 度θoで走査ミラー16に入射する。ここで、光 D7は、凹面ミラー19にて、光線D1と同じ径の 行光にコリメートされる。

 そして、光線D7が走査ミラー16で反射され た光線D8は、走査ミラー16の法線E1に対して角 度θoで出射する。

 次に、図25を用いて、Z方向から見た伝達 学系17の動作を説明する。

 なお、第一の実施形態と同様に、走査ミ ー16が最大に振れるときの走査ミラー16の法 線をE1、E1’とする。走査ミラー16が最大に振 れるときの、走査ミラー16の法線のそれぞれ 法線E1およびE1’とする。また、入射光線D1 走査ミラー16の法線E1とのなす角をφsとし、 入射光線D1と走査ミラー16の法線E1’とのなす 角をφs’とする。

 先ず、走査ミラー16の法線が法線E1の場合 を説明する。

 先ず、入射光線D1は走査ミラー16の法線E1 対して角度φsで走査ミラー16に入射する。

 続いて、入射光線D1が走査ミラー16で反射 された光線D2は、凹面ミラー19の法線E3に対し て角度φiで凹面ミラー19に入射する。

 さらに、光線D2が凹面ミラー19で反射され た光線D3は、焦点面61で最小径に集光し、そ 後、凹面ミラー20の中心に入射する。

 その後、光線D3が凹面ミラー20で反射され た光線D6は、焦点面61で最小径に集光したの 、凹面ミラー19に入射する。

 続いて、光線D6が凹面ミラー19で反射され た光線D7は、走査ミラー16の法線E1に対して角 度(φs-2φi)で走査ミラー16に入射する。ここで 、光線D7は、凹面ミラー19にて光線D1と同じ径 の平行光にコリメートされる。

 さらに、光線D7が走査ミラー16で反射され た光線D8は、走査ミラー16の法線E1に対して角 度(φs-2φi)で出射する。したがって、光線D8は 、入射光線D1に対して角度2φiで出射する。

 次に、走査ミラー16の法線が法線E1’の場 合を説明する。

 先ず、入射光線D1’は、走査ミラー16の法 線E1’に対して角度φs’で走査ミラー16に入 する。

 続いて、入射光線D1が走査ミラー16で反射 された光線D2’は、凹面ミラー19の法線E3に対 して角度φiで凹面ミラー19に入射する。

 さらに、光線D2’が凹面ミラー19で反射さ れた光線D3’は、焦点面61で最小径に集光し その後、凹面ミラー20の中心に入射する。

 その後、光線D3’が凹面ミラー20で反射さ れた光線D6’は、焦点面61で最小径に集光し のち、凹面ミラー19に入射する。

 続いて、光線D6’が凹面ミラー19で反射さ れた光線D7’は、走査ミラー16の法線E1に対し て角度(φs’+2φi)で走査ミラー16に入射する。 ここで、光線D7は、凹面ミラー19にて光線D1と 同じ径の平行光にコリメートされる。

 そして、光線D7’が走査ミラー16で反射さ れた光線D8’は、走査ミラー16の法線E1に対し て角度(φs’+2φi)で出射する。したがって、 線D8’は、入射光線D1に対して角度2φiで出射 する。また、上述のように、入射光線D1に対 て角度2φiで出射する。よって、光線D8およ D8’のなす角は、4φiとなる。したがって、 査ミラー16の走査角度は、伝達光学系17によ って2倍に拡大することが可能になる。

 (効果の説明)
 本実施形態によれば、凹面ミラー19は、走 ミラー16で走査されたレーザ光線を反射して 凹面ミラー20に入射させる。また、凹面ミラ 19は、凹面ミラー20から入射されたレーザ光 線を反射して走査ミラー16に入射させる。凹 ミラー20は、凹面ミラー19から入射されたレ ーザ光線を反射して凹面ミラー19に入射させ 。

 この場合、走査ミラー16で走査されたレ ザ光線は、凹面ミラー19で反射され、さらに 、凹面ミラー20で反射される。そして、その 面ミラー20で反射されたレーザ光線は、凹 ミラー19で反射された走査ミラー16に入射す 。

 したがって、光走査装置の大きさ(Y方向 長さ)を、凹面ミラー19および凹面ミラー20間 の光路長より小型化することが可能になる。 例えば、本実施形態では、光走査装置の大き さは、(f0+2f1)以内にすることが可能になる。

 また、反射ミラー21がなくてもよくなる め、装置構成を簡単にすることが可能にな 、光走査装置3の調整などを簡潔に行うこと 可能になる。

 (第六の実施形態)
 図26は、本発明の第六の実施形態の表示シ テムの構成を示した構成図である。

 図26において、光走査装置3は、走査ミラ 16と、伝達光学系17と、走査ミラー18とを含 。

 図27は、本実施形態の伝達光学系17の構成 を示した模式図である。

 図27において、伝達光学系17の複数のミラ ーは、凹面ミラー19および20と、反射ミラー42 および43とを含む。

 反射ミラー42は、凹面ミラー19および20の 路上に配置される。また、反射ミラー43は 走査ミラー16および凹面ミラー19の光路上に 置される。なお、反射ミラー42は、第三反 ミラーの一例であり、反射ミラー43は、第四 反射ミラーの一例である。

 具体的には、反射ミラー42は、凹面ミラ 19から光路に沿って凹面ミラー19の焦点距離f 0に配置される。また、反射ミラー43は、走査 ミラー16から光路に沿って凹面ミラー19の焦 距離f0(s0/2)に配置される。

 反射ミラー43は、走査ミラー16で走査され たレーザ光線を反射して凹面ミラー19に入射 せる。また、凹面ミラー19から入射された ーザ光線を反射して走査ミラー16に入射させ る。

 凹面ミラー19は、反射ミラー43から入射さ れたレーザ光線を、反射ミラー42を経由して 面ミラー20に入射させる。また、凹面ミラ 20は、反射ミラー42から入射されたレーザ光 を、反射ミラー42を経由して凹面ミラー19に 入射させる。

 なお、走査ミラー16のレーザ光線の入射 置と、凹面ミラー20のレーザ光線の入射位置 とが、凹面ミラー19において、共役である。

 次に伝達光学系17の構成を詳細に説明す 。

 図28は、伝達光学系17のX方向から見た構 図である。また、図29は、伝達光学系17のZ方 向から見た構成図である。

 先ず、図28を用いて、X方向から見たとき 伝達光学系17の構成を説明する。

 第一の実施形態と同様に、走査ミラー16 法線E1と、走査ミラー16の入射光線D1とのな 角をθiとする。また、走査ミラー16の法線E1 、走査ミラー16の出射光線D8とのなす角をθo とする。

 また、走査ミラー16の中心と、反射ミラ 43の中心との距離をf0(s0/2)、反射ミラー43の 心と、凹面ミラー19の中心との距離をf0とす 。

 走査ミラー16の法線E1と、走査ミラー16の 心および反射ミラー43の中心を結ぶ線E2との なす角は(θo-θi)/2である。さらに、走査ミラ 16の中心および反射ミラー43の中心を結ぶ線 E2と、反射ミラー43の法線E8とのなす角は(θo- i)/2である。

 反射ミラー43の中心および凹面ミラー19の 中心を結ぶ線E4aと、凹面ミラー19の法線E3の す角は(θo-θi)/2である。

 凹面ミラー19の中心および反射ミラー42の 中心を結ぶ線E4bと、反射ミラー42の法線E7の す角は(θo-θi)/2である。また、凹面ミラー19 中心と、反射ミラー42の中心との距離はf0で ある。

 反射ミラー42の中心および凹面ミラー20の 中心を結ぶ線E4cと、凹面ミラー20の法線E5の す角は0度である。また、反射ミラー42の中 と、凹面ミラー20の中心との距離はs1(2f1)で る。

 次に、図28を用いて、Z方向から見たとき 伝達光学系17の構成を説明する。

 第一の実施形態と同様に、走査ミラー16 入射光線D1の反射光線を最大走査角±φiで走 したときの、その反射光線のそれぞれを、 線D2およびD2’とする。

 光線D2およびD2’の中心線と、走査ミラー 16の中心および反射ミラー43の中心を結ぶ線E2 とのなす角は0度である。また、光線D2および D2’の中心線と、反射ミラー43の法線E8とのな す角は0度である。

 また、反射ミラー43の法線E8と、反射ミラ ー43の中心および凹面ミラー19の中心を結ぶ E4aとのなす角は0度である。

 また、凹面ミラー19の法線E3と、凹面ミラ ー19の中心および反射ミラー42の中心を結ぶ E4bとのなす角は0度である。

 また、反射ミラー42の法線E7と、反射ミラ ー42の中心および凹面ミラー20の中心を結ぶ E4cとのなす角は0度である。

 さらに、反射ミラー42の中心および凹面 ラー20の中心を結ぶ線E4cと、凹面ミラー20の 線E5とのなす角は0度である。

 (動作の説明)
 次に、図28を用いて、伝達光学系17の動作を 説明する。

 始めに、X方向から見た伝達光学系17の動 を説明する。

 先ず、入射光線D1は、走査ミラー16の法線 E1に対して角度θiで走査ミラー16に入射する

 続いて、入射光線D1が走査ミラー16で反射 された光線D2は、反射ミラー43の法線E8に対し て角度θiで反射ミラー43に入射する。

 さらに、光線D2が反射ミラー43で反射され た光線D3は、凹面ミラー19の法線E3に対して角 度θiで凹面ミラー19に入射する。

 そして、光線D3が凹面ミラー19で反射され た光線D4は、反射ミラー42に入射する。なお 光線D4は、反射ミラー42の入射位置で最小径 集光する。

 さらに、光線D4が反射ミラー42で反射され た光線D5は、凹面ミラー20の中心に入射する

 続いて、光線D5が凹面ミラー20で反射され た光線D6は、反射ミラー42に入射する。なお 光線D6は、反射ミラー42の入射位置で最小径 集光する。

 さらに、光線D6が反射ミラー42で反射され た光線D7は、凹面ミラー19の法線E3に対して角 度θoで凹面ミラー19に入射する。

 そして、光線D7が凹面ミラー19で反射され た光線D8は、反射ミラー43の法線E8に対して角 度θoで反射ミラー43に入射する。ここで、光 D8は、凹面ミラー19にて、光線D1と同じ径の 行光にコリメートされる。

 その後、光線D8が反射ミラー43で反射され た光線D9は、走査ミラー16の法線E1に対して角 度θoで走査ミラー16に入射する。

 そして、光線D9が走査ミラー16で反射され た光線D10は、走査ミラー16の法線E1に対して 度θoで出射する。

 次に、図29を用いて、Z方向から見た伝達 学系17の動作を説明する。

 なお、第一の実施形態と同様に、走査ミ ー16が最大に振れるときの走査ミラー16の法 線をE1、E1’とする。走査ミラー16が最大に振 れるときの、走査ミラー16の法線のそれぞれ 法線E1およびE1’とする。また、入射光線D1 走査ミラー16の法線E1とのなす角をφsとし、 入射光線D1と走査ミラー16の法線E1’とのなす 角をφs’とする。

 先ず、走査ミラー16の法線が法線E1の場合 を説明する。

 先ず、入射光線D1は走査ミラー16の法線E1 対して角度φsで走査ミラー16に入射する。

 続いて、入射光線D1が走査ミラー16で反射 された光線D2は、反射ミラー43の法線E8に対し て角度φiで反射ミラー43に入射する。

 さらに、光線D2が反射ミラー43で反射され た光線D3は、凹面ミラー19の法線E3に対して角 度φiで凹面ミラー19に入射する。

 そして、光線D3が凹面ミラー19で反射され た光線D4は、反射ミラー42に入射する。なお 光線D4は、反射ミラー42の入射位置で最小径 集光する。

 さらに、光線D4が反射ミラー42で反射され た光線D5は、凹面ミラー20の中心に入射する

 その後、光線D5が凹面ミラー20で反射され た光線D6は、反射ミラー42に入射する。なお 光線D6は、反射ミラー42の入射位置で最小径 集光する。

 続いて、光線D6が反射ミラー42で反射され た光線D7は、凹面ミラー19の法線E3に対して角 度φiで凹面ミラー19に入射する。

 さらに、光線D7が凹面ミラー19で反射され た光線D8は、反射ミラー43の法線E8に対して角 度φiで反射ミラー43に入射する。ここで、光 D8は、凹面ミラー19にて、光線D1と同じ径の 行光にコリメートされる。

 さらに、光線D8が反射ミラー43で反射され た光線D9は、走査ミラー16の法線E1に対して角 度φiで走査ミラー16に入射する。

 その後、光線D9が走査ミラー16で反射され た光線D10は、走査ミラー16の法線E1に対して 度(φs-2φi)で出射する。したがって、光線D10 、入射光線D1に対して角度2φiで出射する。

 次に、走査ミラー16の法線が法線E1’の場 合を説明する。

 先ず、入射光線D1’は走査ミラー16の法線 E1’に対して角度φs’で走査ミラー16に入射 る。

 続いて、入射光線D1が走査ミラー16で反射 された光線D2’は、反射ミラー43の法線E8に対 して角度φiで反射ミラー43に入射する。

 さらに、光線D2’が反射ミラー43で反射さ れた光線D3’は、凹面ミラー19の法線E3に対し て角度φiで凹面ミラー19に入射する。

 さらに、光線D3’が凹面ミラー19で反射さ れた光線D4’は、反射ミラー42に入射する。 お、光線D4は、反射ミラー42の入射位置で最 径に集光する。

 さらに、光線D4’が反射ミラー42で反射さ れた光線D5’は、凹面ミラー20の中心に入射 る。

 その後、光線D5’が凹面ミラー20で反射さ れた光線D6’は、反射ミラー42に入射する。 お、光線D4は、反射ミラー42の入射位置で最 径に集光する。

 続いて、光線D6’が反射ミラー42で反射さ れた光線D7’は、凹面ミラー19の法線E3に対し て角度φiで凹面ミラー19に入射する。

 さらに、光線D7’が凹面ミラー19で反射さ れた光線D8’は、反射ミラー43の法線E8に対し て角度φiで反射ミラー43に入射する。ここで 光線D8’は、凹面ミラー19にて、光線D1’と じ径の平行光にコリメートされる。

 さらに、光線D8’が反射ミラー43で反射さ れた光線D9’は、走査ミラー16の法線E1に対し て角度φiで走査ミラー16に入射する。

 その後、光線D9’が走査ミラー16で反射さ れた光線D10’は、走査ミラー16の法線E1に対 て角度(φs’-2φi)で出射する。したがって、 線D10’は、入射光線D1’に対して角度2φiで 射する。

 また、上述のように、光線D10は、入射光 D1に対して角度2φiで出射する。よって、光 D10およびD10’のなす角は、4φiとなる。した がって、走査ミラー16の走査角度は、伝達光 系17によって2倍に拡大することが可能にな 。

 (効果の説明)
 本実施形態では、反射ミラー42は、凹面ミ ー19および20間の光路上に配置される。また 反射ミラー43は、走査ミラー16および凹面ミ ラー19間の光路上に配置される。

 この場合、凹面ミラー19および20間のレー ザ光線を反射ミラー42で折り返すことが可能 なる。また、走査ミラー19および凹面ミラ 20間のレーザ光線を反射ミラー43で折り返す とが可能になる。よって、光走査装置3の大 きさをさらに小型化することが可能になる。

 例えば、反射ミラー42が凹面ミラー19から 光路に沿って焦点距離f0の位置に備えられ、 射ミラー43が凹面ミラー19から光路に沿って 焦点距離f0(S0/2)の位置に備えられるとする。 の場合、Y方向の光走査装置の長さを、凹面 ミラー19の焦点距離f0と、凹面ミラー20の焦点 距離f1の2倍(s1)の長いほうの距離以内にする とが可能になる。

 また、本実施形態では、反射ミラー42お び43は、共に凹面ミラー19の焦点距離f0の位 にある。この場合、反射ミラー42および43は Z方向に並ぶ。よって、反射ミラー42および4 3を一体化することが可能になる。したがっ 、装置構成を簡単にすることが可能になり 光走査装置3の調整などを簡潔に行うことが 能になる。

 また、本実施形態では、凹面ミラー19の 点距離f0と、凹面ミラー20の焦点距離f1の2倍 等しい場合には、凹面ミラー19および凹面 ラー20は、Z方向に並ぶ。この場合、凹面ミ ー19および20を一体化することが可能になる したがって、装置構成を簡単にすることが 能になり、光走査装置3の調整などを簡潔に 行うことが可能になる。

 以上、実施形態を参照して本願発明を説 したが、本願発明は、上記実施形態に限定 れたものではない。本願発明の構成や詳細 は、本願発明のスコープ内で当業者が理解 得る様々な変更を行うことができる。

 この出願は、2007年11月28日に出願された 本出願特願2007-307511号公報を基礎とする優先 権を主張し、その開示の全てをここに取り込 む。