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Patent Searching and Data


Title:
PERSONAL AUTHENTICATION DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/151027
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided is a personal authentication device in which transcutaneous gas from the same person whose identity has been authenticated is detected. Impersonation is reduced. The image of criminality associated with breath analysis is reduced. The transcutaneous gas from the same person whose identity has been authenticated is detected.

Inventors:
SAKAIRI MINORU (JP)
NISHIMURA AYAKO (JP)
SUZUKI DAISUKE (JP)
Application Number:
PCT/JP2009/060458
Publication Date:
December 17, 2009
Filing Date:
June 08, 2009
Export Citation:
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Assignee:
HITACHI LTD (JP)
SAKAIRI MINORU (JP)
NISHIMURA AYAKO (JP)
SUZUKI DAISUKE (JP)
International Classes:
B60K28/06; A61B5/117; G06T1/00; G06V40/145; G08G1/16
Foreign References:
JP2008308037A2008-12-25
JP2009153597A2009-07-16
JP2004169524A2004-06-17
JP2008086724A2008-04-17
Attorney, Agent or Firm:
TSUTSUI, YAMATO (JP)
Tsutsui Daiwa (JP)
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Claims:
 指に光を照射する光源と、
 前記光の照射により指を透過する透過光を撮像する撮像部と、
 前記光源と前記撮像部とを夫々保持可能であり、少なくとも当該撮像部による撮像軸方向に空隙を有する筐体と、
 前記撮像部により撮影された指透過光画像に含まれる血管パターンを抽出し、抽出した血管パターンを予め登録された血管パターンと照合して個人認証を行う手段とを有し、
 当該筐体内部に経皮ガスを検出する検出手段を備えることを特徴とする個人認証装置。
 請求項1に記載の個人認証装置において、
 前記個人認証を実行する時間と一部重なる時間において、前記経皮ガスの検出を実行することを特徴とする個人認証装置。
 請求項1に記載の個人認証装置において、
 前記個人認証を実行し、個人を特定した後に、前記経皮ガス検出を実行し、当該経皮ガス検出が完了した後に、再び、前記光源から指に対して光を照射し、当該指を透過した透過光を撮像して、当該撮像した画像に基づき個人認証を実行するように制御する制御手段を有することを特徴とする個人認証装置。
 請求項1に記載の個人認証装置において、
 前記経皮ガスを検出する部位が指の腹側であることを特徴とする個人認証装置。
 請求項1に記載の個人認証装置において、
 前記検出手段は、検出された前記経皮ガスに含まれるアルコール成分量を検知し、当該アルコール成分量が所定値以上であれば、視覚的ないし聴覚的に警告を発する手段を備えることを特徴とする個人認証装置。
 請求項1に記載の個人認証装置において、
 前記空隙を介して前記筐体内部に流入する指からの前記経皮ガスを前記検出手段により検出することを特徴とする個人認証装置。
 請求項1に記載の個人認証装置において、
 前記検出手段は前記空隙に流入する前記経皮ガスを収集するための吸気手段を有することを特徴とする個人認証装置。
 請求項1に記載の個人認証装置において、
 前記空隙内の空気を加熱する加熱手段を備えることを特徴とする個人認証装置。
 請求項8に記載の個人認証装置において、
 前記加熱手段は、前記個人認証を実行中か実行後に前記空隙内の空気の加熱を開始し、少なくとも前記経皮ガス検出が完了した後ないし実行中に加熱を終了させることを特徴とする個人認証装置。
 請求項9に記載の個人認証装置において、
 前記加熱手段による加熱を終了させた後に当該加熱された空気を冷却させることを特徴とする個人認証装置。
Description:
個人認証装置

 本発明は、経皮ガスの検出機能を備えた 静脈個人認証装置に関する。

 従来、呼気、あるいは経皮的アルコール 出技術に関しては、吸着・触媒反応による 気伝導度の変化を測定する半導体センサー 式、電気化学反応による起電力の変化を測 する燃料電池方式など、いくつかの方法が 案されている。これらの方法は、最近の飲 事故の増加を受け、アルコール検知器、ア コールインターロック装置などとして利用 れている。

 一方、飲酒した運転者を特定するために キーにおける指紋認証、複数箇所での脈拍 検出、運転者上部でのガス捕集などいろい な技術が検討されている。

特開平8-150853号公報

特開2004-169524号公報

特開2004-249847号公報

特開2007-186124号公報

 これまでの方法は、飲酒した運転者を特 するために、特許文献1に記載のように運転 者上部に捕集部を設けたり、特許文献2に記 のように指紋検出手段とアルコール検出手 を両方備えたキーを用いたり、特許文献3の うにアルコールセンサーと湿度センサーを 備した電子キーを用いたり、さらには、特 文献4のように脈拍を検出する手段とアルコ ール検出手段を両方具備した装置を用いてい た。

 これらの方法では、運転者を特定する手 、あるいはアルコールを検出する手段で得 れる性能がそれぞれ十分でなく、飲酒した 転者を特定した上でそのアルコールを検出 るという目的が十分に達成されていなかっ 。

 例えば、特許文献1では、運転者上部に捕 集部を設けているのでアルコール検出には利 点があるものの、運転者が飲酒しているかど うかを明確に特定することはできない。一方 、特許文献2では、キーに指紋検出手段を用 ているので、運転者の特定は可能であるが 小さいキー自体にアルコール検出装置を設 ているため、吸引ポンプなど経皮ガスを効 的に検出するための装置を使用することが きず、指などから経皮的にアルコールを感 良く検出することはできない。また、運転 ではなく同乗者の呼気で車内がアルコール 充満している場合には、小さなキー自体に ンプ、バルブなどを設けず検出器自体を設 た場合、車内に滞留しているアルコールに り誤検知などの問題も発生する。特許文献3 記載の装置でも同様な問題が発生する。さ に、特許文献4では、シフトレバーと運転者 座席での脈拍検出により運転者が同一である ことを確認し、シフトレバーでアルコールの 検出を行うとしているが、アルコール検出の 方法が開示されておらず、アルコールが十分 な感度で検出できるかどうかが確認できない 。

 指静脈個人認証の時間と一部重なる時間 おいて、指静脈個人認証した同一の人間か 経皮ガスを検出する。または、指静脈個人 証を含む時間において、指静脈個人認証し 同一の人間から経皮ガスを検出する。また 、指静脈個人認証の直後に、指静脈個人認 した同一の人間から経皮ガスを検出する。

 指静脈認証と指からの経皮ガスを検出す ことによって、同乗者等による周囲の影響 排除した高精度かつ高効率なアルコール検 を実現できると同時に、運転者の特定を確 に行うことが可能となる。

本発明の個人認証装置の一実施例を示 図である。 本発明の個人認証装置の一実施例にお る光学系撮影原理を示す図である。 個人認証のタイミングとガス検出タイ ングの一例を示す図である。 検出される経皮ガスの検出例を示す図 ある。 加熱手段による加熱のシーケンスを示 図である。 指静脈個人認証をしながら経皮ガスを 出する応用例を示す図である。 経皮ガス検出と呼気ガスを検出する応 例を示す図である。 本発明の個人認証装置の応用例を示す である。 本発明の個人認証装置の応用例を示す である。 本発明の個人認証装置の応用例を示す 図である。 本発明の個人認証装置の応用例を示す 図である。 本発明の個人認証装置の応用例を示す 図である。

 本発明の実施例を図1に示す。この指静脈 個人認証の例では、光源2a、2bが指に対して 像装置5と同一側、つまり指1を置くインター フェイス部分に上側に向けて設置されており 、光源設置のための立体構造を不要としてい る。光源2a、2bにはLEDを用いており、指1の先 を照射する光源と指1の根元側を照射する光 源とで、それぞれ2個のLEDを設置した。この 源は根元側と指先側で、光源用ケーブル13a 13bを介して、制御ユニット16により独立に光 量を制御できるようになっている。

 また、指1をのせる際の初期位置を視覚的 に示すために、指先側光源の横にマーカを設 けている。この線を第一関節に合わせるよう に指をのせる。ここではマーカを例にしたが 、ガイド等を設けることで物理的に設置位置 を誘導するようにすることも可能である。

 より鮮明な映像を撮影するためには、透 画像の撮影を妨げる反射光が撮像軸方向に 入することを防止しながら、可能な限り多 の光を指内部に照射する必要がある。この 件を満たすために、光源を開口部4aから遠 ける方向に傾け、光源は指幅の内側だけを らし指の外に漏れないように設置している

 この光学系による指静脈の撮影原理を図2 に示す。

 指1の腹側から照射された光は、指内部に 侵入すると、光の拡散がはじまる。これによ り、照射された光は指内部のあらゆる方向に 進路を変えて進んでいく。このとき、開口部 4a上方に到達した光が散乱により下方に進路 変えると、開口部4aの上側に位置する指の 皮を通過して外に放射し、開口部4aのなかに 進む。このとき、静脈により遮られた暗い光 成分とそのまま通過した明るい光成分とを含 んだコントラスト差を持つ透過光が撮像装置 5によって撮影される。この撮像装置5には、 十万画素レベルのモノクロCCDカメラを用い いる。処理は、撮像装置用ケーブル15を介 て制御ユニット16上で行うこととし、キャプ チャボードを用いてフレームレートを30枚/秒 程度として取り込んだ。

 このような指静脈個人認証において、開 部4aを通して、指1からの経皮ガスを検出す ことができる。図1の例では、指1からの経 ガスを、ポンプを用いて空気流吸引口6から 入し、検出部8中に存在する半導体センサー や燃料電池式センサーなどの検出手段により 検出する。

 検出部8に導入された余分な空気は空気流 噴出し口11を通して外部に排出される。半導 センサーは、吸着・触媒反応による電気伝 度の変化を測定する方式であり、一方、燃 電池式センサーは電気化学反応による起電 の変化を測定する方式である。検出部8には 、この他、小型質量分析装置などの別原理の センサーを用いることも可能である。

 指1から開口部4aを通して導入される経皮 スは気体であるため、撮影装置5による指静 脈の撮影を妨げない。図1に示すように、指 脈を撮像する方向に対し、検出部8の空気流 引口6をほぼ直角に配置すれば、指の同一部 分からの情報(静脈パターンと経皮ガス)を取 した上で、お互いの検出を妨害しないとい 観点から有効であるが、必ずしも直角であ 必要は無い。

 図3(a)に示すように、個人認証とほぼ同時 間に経皮ガスの検出をスタートしても問題な いし、図3(b)に示すように、個人認証が終了 た直後に経皮ガスの検出をスタートしても 題ない。ただし、個人認証の時間に比較す と、経皮ガスの検出には、検出部8へ気体を 入する時間、センサーによる検出時間など より、個人認証より長い時間を設定する必 がある。この場合、なりすまし等を防止す ために経皮ガスの検出中に再度確認のため 途中で個人認証をはさむことは有効である すなわち、いったん個人認証を設置された に対して実行し、それと同時か、それより 後に、経皮ガス検出を実行し、ガス検出中 しくはガス検出後に、再び筐体に置かれて る指に対して光源から光を照射し、撮像部 より透過光を撮像して、当該撮像画像をも に個人認証を実行するのである。

 このとき、光源からの光は経皮ガス検出 は光を消光させ、ガス検出が終了ないし、 び個人認証を行うタイミングを予め設定し おき、所定のタイミングで再び発行するよ に制御部によって制御しても良いし、発光 せた状態で撮像部による撮像タイミングを 御部によって制御するようにしても良い。 機能を搭載しても構わないことはいうまで 無い。

 このような個人認証機能付きガス検出装 17aは、特許文献2に記載のように、指紋認証 する領域と経皮ガスを採取する領域が異なる 場合に比較すると、認証する指静脈の領域と 経皮ガスを採取する領域が全く同一であり、 非常に高い個人認証精度を保ったまま、経皮 ガスを検出することが可能となる。

 この装置において、アルコールを摂取し 直後に、指1の腹側から検出される経皮ガス の検出例を図4に示した。このデータ取得に たっては、度数11%のアルコール360mLを1分間 摂取し、そのときを時間軸における起点と ている。検出部8には半導体センサーを用い いる。参考のために、同時に計測した呼気 スの検出結果を示した。飲酒した直後から 呼気ガス中にはアルコールが含まれている とが知られており、経皮ガスも同様な挙動 示していることから、アルコールをはじめ する指からの経皮ガスが検出されていると えられる。

 経皮ガスとしては、経皮的に気体として 外に拡散する場合と、汗のような体液とし 体外に出てから、それが気化して検出され 場合が考えられるが、これらを両方含めて 経皮ガスとしていることは言うまでもない なお、経皮ガスのみを検出したい場合、測 対象が気体であるので、気体をアルコール ンサーのような検出器近くまで運び、余分 気体を排気する仕組みが必要となる。この めには気体用のポンプなどを用いる必要が り、それには検出器のみをキーのような小 な装置内部に配置することは得策ではなく 例えば、運転者であればハンドル近く、座 シート近くに配置することになる。

 図1に示すように、ポンプを用いて空気流 吸引口6の方向に経皮ガスの流れを発生させ いと、経皮ガスが検出器付近に滞留し、同 者のアルコールが検出され続けるなど、誤 作の大きな原因となる。また、個人認証機 付きガス検出装置17aを使用していない場合 あるいは指静脈認証だけを行い経皮ガス検 を行わない場合、検出部8内部に不必要な気 が入らないように、空気流吸引口6のところ にバルブを設けておくことは有効である。ま た、効率良く空気流吸引口6に経皮ガスが流 するように、空気流吸引口の下部、上部等 ガスの流出を防止する遮蔽手段を設けても い。更に、このような時系列データを保存 ることによって、自分の過去の履歴を調べ れるようにすることは有効である。

 さて、指からの経皮ガスを増やすために 指の腹側にあたる空気流を暖めることは、 取する皮膚近傍に存在する毛細血管を拡張 せ、経皮ガスを増加させる観点から重要で る。その一例として、図1には、空気流吸入 口10の先に、フィルター9を通して、空気流加 熱部7を設けた場合を示している。空気流の 熱には、加熱したヒータに空気流を接触さ て加熱する方法や、空気流吸入口10を含めた 配管を加熱する方法などが使用できる。空気 流加熱部7を通して加熱された空気流は、空 流発生口3から、開口部4aを通して指1の腹側 接触してこの部分を暖めることになる。先 述べたように、経皮ガスには、経皮的に気 として体外に拡散する場合と、汗のような 液として体外に出てから、それが気化して 出される場合があるが、前者では加熱した 気流で毛細血管を拡張して経皮ガスの量を やすのに対して、後者では汗そのものを気 させて経皮ガスの量を増やすことになり、 熱した空気流はどちらの場合にも有効な手 となる。空気流の加熱は、空気流が指の腹 に接触することから、その温度は30から100 程度となる。加熱のシーケンスの例を図5に した。個人認証と同時に加熱を開始して経 ガス検出の準備をはじめ、個人認証が終了 に経皮ガス検出をスタートさせ、終了後は 度を下げるのがひとつの考え方である。

 また、空気を加熱させる空隙に温度セン を独立で設け、所定温度を保つように制御 で制御するようにするのも検出の安定化を れるという観点から有効である。

 また、空気の加熱は、個人認証が終了し 後でも良いが実行中に加熱を開始しても良 。また、ガス検出終了後に加熱を終了して 良いし、検出に影響が出ない範囲でガス検 中に加熱を終了させても良い。

 以上のような、指静脈個人認証をしなが 経皮ガスを検出する応用例を、図6、図7に す。図6では、まず検出部8における信号の閾 値を設けておき、経皮ガスの信号がある閾値 以上であるかどうかによって、アルコールを 飲酒した後の体の状態について、警告を出す というものである。ある閾値以上であれば、 “アルコールがまだ体に残っている可能性が あります”というメッセージを出し、ある閾 値以下であれば、“アルコールは検出されま せん”というメッセージを出すというもので ある。例えば、自動車における応用を考える と、運転の側面からは、運転者そのものを特 定したうえで飲酒運転に対する警告を出せる などのメリットがあり、従来の呼気検査装置 に比較して、なりすましを大幅に軽減するこ とができると同時に、犯罪者というイメージ がつきまとう呼気検査より一般ドライバーに は受け入れやすい。また、高級車後席の観点 からは、飲酒を伴う会食の後の体の状態(ア コールが匂うなど)について、個人情報を保 した上で、簡便にチェックすることができ 。後席に同席する人との関係などから、呼 などの検査を行うことが憚られる場合など 有効である。経皮ガスをチェック後、ある 値を越えている場合、車内の換気などを調 する措置をとることによって車内環境を快 に保つことができる。また、このような時 列データを保存することによって、経皮ガ の量など、自分の過去の履歴を調べること できる。

 図7の場合は、経皮ガスのチェックに続い て、呼気ガスのチェックを行う場合である。 経皮ガスは呼気ガスに比較して量が少ないの で、これらの方法を組み合わせることは有効 となる場合がある。指静脈個人認証の後、経 皮ガスで信号がある閾値を越えた場合、同じ 装置の開口部4aに呼気ガスを吹き込み、その 態を検出しようというものである。例えば 飲酒時、個人認証機能付き気体検出装置17a おいて、経皮ガスがある閾値を越えた場合 個人認証、経皮ガスチェックの後に、“呼 を吹き込んでください”というメッセージ 出し、個人認証機能付き気体検出装置17aの 口部4aに呼気を直接吹き込ませるというも である。その量によって、“大量のアルコ ルが検出されています”、“かなりのアル ールが検出されています”、“少量のアル ールが検出されています”、などのメッセ ジを出し、運転者に警告を出すというもの ある。この呼気検査で一定以上のアルコー が検出され警告が出た場合には、自動車の ンジンがかからないようにするなどのイン ーロックを設けることも可能である。

 一方、図8に示すように、LEDなどのような 光源2cを指の背中側に配置することが可能で るし、また、図9に示すように、指1を少し げて、指の背中側から静脈を撮影しながら 指の腹側から経皮ガスを採取するようにす ことも可能である。図1の場合に比較すると 認証する指静脈の領域と経皮ガスを採取す 領域が全く同一ではなくなるが、同一の指 用いて個人認証と経皮ガス検出を行えると う点では、高い個人認証精度を保ったまま 経皮ガスを検出することに変わりはない。 お、図1のように、指をまっすぐにして計測 する場合に比較すると、指を少し曲げて配置 できるようにした場合は、指の疲労感も少な くなる。

 経皮ガスの量は採取する指の領域の面積 ほぼ比例するので、特許文献2にあるように 、キーのような小さな装置に経皮ガスの採取 口を設けることは得策ではなく、本方式の指 静脈個人認証のように、採取する指の領域の 面積を広げられる余地が大きいことは、経皮 ガスの信号量を上げるという観点から重要で ある。さらには、本方式によれば、複数の指 から経皮ガスを採取することもできる。図10 示したのは、個人認証機能付き気体検出装 17bにおいて、親指用ガス導入口21で親指か の経皮ガスを、人差し指用ガス導入口22a、22 bで人差し指からの経皮ガスを、中指用ガス 入口23a、23bで中指からの経皮ガスを、薬指 ガス導入口24a、24bで薬指からの経皮ガスを 小指用ガス導入口25a、25bで小指からの経皮 スを導入する場合を示しており、図11のよう に、個人認証機能付き気体検出装置17cを握る ような構造体となっている。それぞれの指が 置きやすいように、溝のようなガイドを設け ておくことは有効である。この場合の指静脈 個人認証は、図9に示す場合と同じように、 れかの指、あるいは複数の指の背中におけ 静脈を認証するのが良い。このような構造 にすることによって、経皮ガスの信号量は 幅に向上することになるので、飲酒による 告などを行う場合にはより有効となる。図12 では、5本の指を用いる場合を示しているが 2本の指、あるいは3本の指、あるいは4本の を用いても良いし、両手の指を同時に用い ことも可能であることは言うまでもない。

 自動車における飲酒検査、車内環境最適 などに有効である。

 1・・・指、2a、2b、2c・・・光源、3・・ 空気流発生口、4a、4b、4c・・・開口部、5・ ・撮像装置、6・・・空気流吸引口、7・・ 空気流加熱部、8・・・検出部、9・・・フィ ルター、10・・・空気流吸込口、11・・・空 流噴出し口、12・・・電源ケーブル、13a、13b ・・・光源用ケーブル、14・・・検出部用ケ ブル、15・・・撮像装置用ケーブル、16・・ ・制御ユニット、17a、17b、17c・・・個人認証 機能付き気体検出装置、18a、18b・・・散乱光 、19a、19b・・・指静脈、20・・・ガス導入口 21・・・親指用ガス導入口、22a、22b・・・ 差し指用ガス導入口、23a、23b・・・中指用 ス導入口、24a、24b・・・薬指用ガス導入口 25a、25b・・・小指用ガス導入口。




 
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