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Patent Searching and Data


Title:
PLASMA DISPLAY PANEL
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/141851
Kind Code:
A1
Abstract:
A plasma display panel (PDP; 10) comprises a first substrate and a second substrate which face each other across a discharge space. The first substrate includes first electrodes (XE) and second electrodes (YE) extending in a first direction (D1) and address electrodes (AE) extending in a second direction (D2) crossing the first direction (D1). For example, the address electrode (AE) is provided in each cell column area (CA) formed between barrier ribs (BR) adjacent to each other. In an image display area (DA) constituted by cell column areas (CA), at least some address electrodes (AE) of the address electrodes (AE) are arranged symmetrically with respect to a central line (CL1) along the second direction (D2) of the display area (DA). Consequently, the balance between right and left brigthnesses of an image displayed on the PDP (10) when viewed from the center of the PDP (10) can be improved.

Inventors:
KAWASAKI TATSUHIKO (JP)
SASAKI TAKASHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/001281
Publication Date:
November 26, 2009
Filing Date:
May 22, 2008
Export Citation:
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Assignee:
HITACHI LTD (JP)
KAWASAKI TATSUHIKO (JP)
SASAKI TAKASHI (JP)
International Classes:
H01J11/14; H01J11/32
Foreign References:
JP2005310785A2005-11-04
JP2006228721A2006-08-31
JP2006302866A2006-11-02
JPH07111136A1995-04-25
Attorney, Agent or Firm:
FURUYA, Fumio et al. (JP)
History Wang of Furuya (JP)
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Claims:
 放電空間を介して互いに対向する第1基板および第2基板と、
 前記第1基板に第1方向に延在して設けられ、互いに間隔を置いて配置された複数の第1電極および第2電極と、
 前記第2基板に設けられ、前記第1方向と交差する第2方向に延在し、前記第1方向に沿って配置された複数の隔壁と、
 互いに隣接する前記隔壁間に形成されるセル列領域毎に、前記第1基板に前記第2方向に延在して設けられたアドレス電極とを備え、
 複数の前記セル列領域により構成される画像の表示領域内では、複数の前記アドレス電極のうちの少なくとも一部のアドレス電極は、前記表示領域の前記第2方向に沿う中心線である第1中心線に対して互いに対称に配置されていることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
 請求項1記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
 前記第1中心線に対して互いに対称に配置された前記アドレス電極のうち、少なくとも一部のアドレス電極は、前記隔壁に隣接して配置されていることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
 請求項1記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
 前記アドレス電極は、前記互いに隣接する隔壁のうち、前記第1中心線から遠い方の隔壁に隣接して配置されていることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
 請求項1記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
 前記アドレス電極は、前記互いに隣接する隔壁のうち、前記第1中心線に近い方の隔壁に隣接して配置されていることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
 請求項1記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
 互いに異なる色の光をそれぞれ発生する複数の前記セル列領域により画素列領域が構成され、
 前記各画素列領域に設けられた前記アドレス電極は、前記画素列領域の前記第2方向に沿う中心線である第2中心線に対して対称に配置されていることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
 請求項5記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
 前記画素列領域は、赤、緑および青の光をそれぞれ発生する3つの前記セル列領域により構成され、
 前記3つのセル列領域の中央のセル列領域に設けられた前記アドレス電極は、そのセル列領域の中央に配置され、
 前記中央のセル列領域の両側のセル列領域に設けられた前記アドレス電極は、前記隔壁に隣接して配置されていることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
 請求項1記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
 互いに異なる色の光をそれぞれ発生する複数の前記セル列領域により画素列領域が構成され、
 前記セル列領域は、前記セル列領域から発せられる光の色の配列が前記第1中心線に対して対称になるように配置されていることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
 請求項7記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
 前記画素列領域は、赤、緑および青の光をそれぞれ発生する3つの前記セル列領域により構成されていることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
 請求項7記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
 互いに隣接する2つの前記画素列領域では、前記セル列領域は、前記セル列領域から発せられる光の色の配列が前記2つの画素列領域の境界に対して対称になるように配置されていることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
 請求項1記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
 前記各第1電極は、
 前記第1方向に延在する第1バス電極と、
 前記セル列領域毎に、前記第1バス電極に接続されて設けられ、前記第2方向に延在する第1表示電極とを備え、
 前記各第2電極は、
 前記第1方向に延在する第2バス電極と、
 前記セル列領域毎に、前記第2バス電極に接続されて設けられ、前記第2方向に延在し、前記アドレス電極に隣接して配置される第2表示電極とを備えていることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
 
 
Description:
プラズマディスプレイパネル

 本発明は、ディスプレイ装置に使用する ラズマディスプレイパネルに関する。

 プラズマディスプレイパネル(PDP)は、2枚 ガラス基板(前面ガラス基板および背面ガラ ス基板)を互いに貼り合わせて構成されてお 、ガラス基板の間に形成される空間(放電空 )に放電を発生させることで画像を表示する 。画像における画素に対応するセルは、自発 光型であり、放電により発生する紫外線を受 けて赤、緑、青の可視光を発生する蛍光体が 塗布されている。

 例えば、3電極構造のPDPは、X電極およびY 極間でサステイン放電を発生させることで 画像を表示する。サステイン放電を発生さ るセル(点灯させるセル)は、例えば、Y電極 よびアドレス電極間で選択的にアドレス放 を発生させることにより、選択される。

 近年、X電極およびY電極とアドレス電極の3 極を前面ガラス基板に配置したPDPが提案さ ている(例えば、特許文献1参照)。この種のP DPでは、例えば、アドレス電極は、着目する ルのY電極およびアドレス電極間でアドレス 放電を発生させるために、各セルの放電空間 上に位置し、各セル内の片側に寄って配置さ れている。

特開2006-302866号公報

 一般的に、アドレス電極は、可視光に対 て不透明な金属材料で形成されている。こ ため、前面ガラス基板に3電極を有するPDPで は、アドレス電極が各セルの放電空間上に位 置する場合、蛍光体から発せられた可視光の 一部は、アドレス電極により遮光され、観測 者まで到達しない。例えば、アドレス電極が 各セル内の片側(例えば、左側)に寄って配置 れているPDPでは、PDPに表示される画像をPDP 置の中央から見た場合、アドレス電極によ 遮光量がPDPの左右で異なるおそれがある。

 この場合、特に、大画面のPDPでは、PDPの 端に配置されたセルから観測者まで到達す 可視光の量と、PDPの右端に配置されたセル ら観測者まで到達する可視光の量との差が きくなり、PDPの左右で輝度が異なって見え おそれがある。換言すれば、大画面のPDPに 示される画像をPDP装置の中央から見た場合 アドレス電極による遮光量がPDPの左右で異 り、見た目の輝度がPDPの左右で不均一にな おそれがある。

 本発明の目的は、前面ガラス基板に3電極 を有するPDPにおいて、PDPに表示される画像を PDPの中央から見た際の左右の輝度のバランス を向上させることである。

 プラズマディスプレイパネルは、放電空 を介して互いに対向する第1基板および第2 板を有している。第1基板は、第1方向に延在 する複数の第1電極および第2電極と、第1方向 と交差する第2方向に延在する複数のアドレ 電極とを有している。第2基板は、第2方向に 延在し、第1方向に沿って配置された複数の 壁を有している。例えば、アドレス電極は 互いに隣接する隔壁間に形成されるセル列 域毎に設けられている。そして、複数のセ 列領域により構成される画像の表示領域内 は、複数のアドレス電極のうちの少なくと 一部のアドレス電極は、表示領域の第2方向 沿う中心線に対して互いに対称に配置され いる。

 本発明では、前面ガラス基板に3電極を有 するPDPにおいて、PDPに表示される画像をPDPの 中央から見た際の左右の輝度のバランスを向 上できる。

一実施形態におけるPDPの要部を示す図 ある。 図1に示したPDPの概要を示す図である。 図2に示したPDPのA-A’線に沿う断面を示 す図である。 図1に示したPDPを用いて構成されたプラ ズマディスプレイ装置の一例を示す図である 。 別の実施形態におけるPDPの概要を示す である。 別の実施形態におけるPDPの概要を示す である。 別の実施形態におけるPDPの概要を示す である。 図7に示したPDPのセル列領域の配列の一 例を示す図である。 別の実施形態におけるPDPの概要を示す である。

 以下、本発明の実施形態を図面を用いて 明する。

 図1は、本発明の一実施形態におけるプラ ズマディスプレイパネル(以下、PDPとも称す )の要部を示している。図中の矢印D1は、第1 向D1を示し、矢印D2は、第1方向D1に画像表示 面に平行な面内で直交する第2方向D2を示して いる。PDP10は、画像表示面を構成する前面基 部12(第1基板)と、前面基板部12に対向する背 面基板部14(第2基板)とにより構成されている 前面基板部12と背面基板部14の間(より詳細 は、背面基板部14の凹部)に放電空間DSが形成 される。

 前面基板部12は、ガラス基材FSのガラス基 材RSに対向する面上(図では下側)に第1方向D1 延在して設けられ、互いに間隔を置いて配 された複数のXバス電極Xb(第1バス電極)およ Yバス電極Yb(第2バス電極)を有している。ま 、Xバス電極Xbには、Xバス電極XbからYバス電 Ybに向けて第2方向D2に延在するX透明電極Xt( 1表示電極)が接続されている。Yバス電極Yb は、Yバス電極YbからXバス電極Xbに向けて第2 向D2に延在するY透明電極Yt(第2表示電極)が 続されている。図の例では、X透明電極Xtお びY透明電極Ytは、第2方向D2に沿って対向し いる。なお、透明電極Xt、Ytは、第1方向D1に って対向するように設けられてもよいし、 1方向D1(あるいは、第2方向D2)に対して斜め 方向に沿って対向するように設けられても い。

 例えば、Xバス電極XbおよびYバス電極Ybは 金属材料等で形成された不透明な電極であ 、X透明電極XtおよびY透明電極Ytは、ITO膜等 形成された可視光(以下、単に、光とも称す る)を透過する透明電極である。そして、X電 XE(第1電極)は、Xバス電極XbおよびX透明電極X tにより構成され、Y電極YE(第2電極)は、Yバス 極YbおよびY透明電極Ytにより構成され、X電 XEと対をなしている。そして、互いに対を すX電極XEおよびY電極YE間(より具体的には、X 透明電極XtおよびY透明電極Yt間)で繰り返して 放電(サステイン放電)を発生させる。

 なお、透明電極XtおよびYtは、それぞれが 接続されるバス電極XbおよびYbとガラス基材FS との間に全面に配置されてもよい。また、バ ス電極XbおよびYbと同じ材料(金属材料等)で、 バス電極XbおよびYbと一体の電極が透明電極Xt およびYtの代わりに形成されてもよい。

 電極Xb、Xt、Yb、Ytは、誘電体層DLに覆われ ている。例えば、誘電体層DLは、CVD法により 成された二酸化シリコン膜等の絶縁膜であ 。そして、誘電体層DL上(図では下側)には、 バス電極Xb、Ybの直交方向(第2方向D2)に延在す る複数のアドレス電極AEが設けられている。 えば、アドレス電極AEは、金属材料等で形 された不透明な電極である。このように、 の実施形態のPDPは、前面基板部12に3電極(電 XE、YE、AE)を有している。

 アドレス電極AEおよび誘電体層DLは、保護 層PLに覆われている。例えば、保護層PLは、 電を容易に発生させるために、陽イオンの 突による2次電子の放出特性の高いMgO膜で形 される。

 背面基板部14は、放電空間DSを介してガラ ス基材FSに対向するガラス基材RSを有してい 。そして、ガラス基材RSのガラス基材FSに対 する面上には、第1方向D1と交差する第2方向 D2に延在する複数の隔壁(バリアリブ)BRが、間 隔を置いて配置されている。すなわち、背面 基板部14は、第2方向D2に延在し、第1方向D1に って配置された複数の隔壁BRを有している 例えば、この実施形態では、隔壁BRは、ガラ ス基材RSと一体に形成されている。隔壁BRに り、セルの側壁が構成される。そして、隔 BRの側面と、互いに隣接する隔壁BRの間のガ ス基材RS上とには、紫外線により励起され 赤(R)、緑(G)、青(B)の可視光を発生する蛍光 PHr、PHg、PHbが、それぞれ塗布されている。

 PDP10の1つの画素は、赤、緑および青の光 発生する3つのセルにより構成される。ここ で、1つのセル(一色の画素)は、例えば、後述 する図2に示すように、バス電極Xb、Ybと隔壁B Rとで囲われる領域に形成される。このよう 、PDP10は、カラー画像を表示するためにセル をマトリックス状に配置し、かつ互いに異な る色の光を発生する複数種のセルを交互に配 列して構成されている。すなわち、画像の表 示領域(後述する図2に示す表示領域DA)は、マ リックス状に配置されたセルにより構成さ る。特に図示していないが、バス電極Xb、Yb に沿って形成されたセルにより、表示ライン が構成される。

 PDP10は、前面基板部12および背面基板部14 、保護層PLと隔壁BRが互いに接するように貼 り合わせ、Ne、Xe等の放電ガスを放電空間DSに 封入することで構成される。

 図2は、図1に示したPDP10の概要を示してい る。なお、図2は、画像表示面側(図1の上側) ら見た電極Xb、Xt、Yb、Yt、AEおよび隔壁BRの 態を示している。図の網掛け部分は、隔壁BR を示している。図中の矢印の意味は、上述し た図1と同じである。また、図の例では、図 見やすくするために、2画素×2画素の画素数 PDPを示している。実際には、PDPの画素数は 1920画素×1080画素、1280画素×1080画素、1024画 ×1080画素、1366画素×768画素などである。

 上述したように、画素PXは、赤の光を発 するセルC1(R)、緑の光を発生するセルC1(G)お び青の光を発生するセルC1(B)により構成さ る。また、セルC1(C1(R)、C1(G)、C1(B))は、互い 対をなすバス電極Xb、Ybと互いに隣接する一 対の隔壁BRとで囲われる領域(図の破線で囲ん だ領域)に形成される。

 セル列領域CA(CA(R)、CA(G)、CA(B))は、互いに 隣接する隔壁BR間に形成される。なお、セル 領域CA(R)は、第2方向D2に沿って配置された ルC1(R)を含んで構成され、赤の光を発生する 。また、セル列領域CA(G)は、第2方向D2に沿っ 配置されたセルC1(G)を含んで構成され、緑 光を発生する。そして、セル列領域CA(B)は、 第2方向D2に沿って配置されたセルC1(B)を含ん 構成され、青の光を発生する。

 画素列領域PA(表示列)は、赤の光を発生す るセル列領域CA(R)、緑の光を発生するセル列 域CA(G)および青の光を発生するセル列領域CA (B)により構成される。すなわち、画素列領域 PAは、第2方向D2に沿って配置された画素PXを んで構成される。なお、画素列領域PAを構成 する3つのセル列領域CA(R)、CA(G)、CA(B)の配列 、セル列領域CA(R)が中央に配置されてもよく 、セル列領域CA(B)が中央に配置されてもよい

 そして、画像の表示領域DAは、第1方向D1 沿って配置された複数の画素列領域PAにより 構成される。すなわち、表示領域DAは、複数 セル列領域CAにより構成される。換言すれ 、表示領域DAは、上述した図1で説明したよ に、マトリックス状に配置されたセルC1によ り構成される。

 透明電極Xt、Ytは、セルC1毎にそれぞれ設 られ、バス電極Xb、Ybにそれぞれ接続されて いる。すなわち、各維持電極XEは、セル列領 CA毎に設けられた透明電極Xtを有し、各走査 電極YEは、セル列領域CA毎に設けられた透明 極Ytを有している。また、透明電極Ytは、透 電極Xtおよびアドレス電極AEの両方に隣接し て配置されている。これにより、着目するセ ルC1のアドレス電極AEおよび走査電極YE間に電 圧を印加することにより、着目するセルC1の ドレス電極AEおよび透明電極Yt間でアドレス 放電を発生させることができる。また、維持 電極XEおよび走査電極YE間に電圧を印加する とにより、アドレス放電により選択された ルC1の透明電極Xtおよび透明電極Yt間でサス イン放電を発生させることができる。

 なお、アドレス電極AEは、セル列領域CA毎 に、第2方向D2に延在して設けられている。例 えば、アドレス電極AEは、各セルC1内を通っ 第2方向D2に延在し、隔壁BRと透明電極Ytとの に配置されている。これにより、着目する ルC1のアドレス電極AEおよび透明電極Yt間で ドレス放電を発生させるときに、着目する ルC1以外のセルC1で誤放電が発生することを 防止できる。なお、アドレス電極AEは、画像 示面側から見た場合、一部が隔壁BRに重な 位置に配置されてもよいし、一部が透明電 Ytに重なる位置に配置されてもよい。すなわ ち、アドレス電極AEは、上述したように、透 電極Ytに隣接して配置される。

 また、アドレス電極AEは、表示領域DA内で は、表示領域DAの第2方向D2に沿う中心線CL1(第 1中心線)に対して互いに対称に配置されてい 。図の例では、中心線CL1より左側に位置す セル列領域CAに設けられたアドレス電極AEは 、左側の隔壁BRに隣接して配置され、中心線C L1より右側に位置するセル列領域CAに設けら たアドレス電極AEは、右側の隔壁BRに隣接し 配置されている。すなわち、アドレス電極A Eは、互いに隣接する隔壁BR(セル列領域CAを形 成する2つの隔壁BR)のうち、中心線CL1から遠 方の隔壁BRに隣接して配置されている。

 図3は、図2に示したPDP10のA-A’線に沿う断 面を示している。図中の矢印の意味は、上述 した図1と同じである。セル列領域CA(R)、CA(G) CA(B)には、蛍光体PHr、PHg、PHbが、それぞれ けられている。そして、蛍光体PHr、PHg、PHb ら発せられた可視光VLの大部分は、前面基板 部12を透過して、PDP10の外側まで到達する。 お、上述したように、アドレス電極AEは、可 視光VLに対して不透明な金属材料で形成され いる。このため、蛍光体PHr、PHg、PHbから発 られた可視光VLの一部は、アドレス電極AEに より遮光され、PDP10の外側(図の上側)まで到 しない。

 ここで、例えば、アドレス電極AEが各セ 内の片側(例えば、左側)に寄って配置されて いる構成では、PDPに表示される画像をPDPの中 央(例えば、中心線CL1を画像表示面側(図の上 )に延長した線上)から見た場合、アドレス 極AEによる遮光量がPDPの左右で異なるおそれ がある。換言すれば、アドレス電極AEが各セ 内の片側(例えば、左側)に寄って配置され いる構成では、PDPの左端に配置されたセル ら観測者まで到達する可視光VLと、PDPの右端 に配置されたセルから観測者まで到達する可 視光VLとの光量が異なり、PDPの左右で輝度が なって見えるおそれがある。特に、大画面 PDPでは、PDPの左端と右端との距離(第2方向D2 に沿う縁部間の距離)が大きいため、PDPの左 と右端とで輝度が異なって見えるおそれが る。

 これに対し、この実施形態では、上述し 図2で説明したように、アドレス電極AEが中 線CL1に対して対称に配置されている。この め、この実施形態では、PDP10に表示される 像をPDP10の中央から見た場合、アドレス電極 AEによる遮光量をPDP10の左右でほぼ均一にで る。換言すれば、この実施形態では、中心 CL1に対して互いに対称の位置(例えば、PDP10 左端および右端)に配置されたセル列領域CA らそれぞれ発せられ、観測者まで到達する れぞれの可視光VLの光量を、互いにほぼ等し くできる。したがって、この実施形態では、 大画面のPDP10に表示される画像をPDP10の中央 ら見た場合でも、PDP10の左右の輝度のバラン スを向上でき、見た目の輝度をPDP10の左右で ぼ均一にできる。

 また、この実施形態では、PDP10の第2方向D 2に沿う縁部側にアドレス電極AEが配置される ため、PDP10の第2方向D2に沿う縁部周辺(PDP10の 方向)から入射される外光をアドレス電極AE より遮蔽できる。これにより、この実施形 では、画像のコントラストの向上に寄与で る。

 図4は、図1に示したPDP10を用いて構成され たプラズマディスプレイ装置の一例を示して いる。プラズマディスプレイ装置(以下、PDP 置とも称する)は、PDP10、PDP10の画像表示面16 (光の出力側)に設けられる光学フィルタ20、 PDP10の画像表示面16側に配置された前筐体30、 PDP10の背面18側に配置された後筐体40およびベ ースシャーシ50、ベースシャーシ50の後筐体40 側に取り付けられ、PDP10を駆動するための回 部60、およびPDP10をベースシャーシ50に貼り けるための両面接着シート70を有している 回路部60は、複数の部品で構成されるため、 図では、破線の箱で示している。光学フィル タ20は、前筐体30の開口部32に取り付けられる 保護ガラス(図示せず)に貼付される。なお、 学フィルタ20は、電磁波を遮蔽する機能を してもよい。また、光学フィルタ20は、保護 ガラスではなく、PDP10の画像表示面16側に直 貼付されてもよい。

 以上、この実施形態では、アドレス電極A Eは、表示領域DA内において、中心線CL1に対し て互いに対称に配置されている。これにより 、この実施形態では、PDP10に表示される画像 PDP10の中央から見た際の左右の輝度のバラ スを向上できる。この結果、この実施形態 は、PDP10に表示される画像をPDP10の中央から た際の見た目の輝度をPDP10の左右でほぼ均 にできる。

 図5は、別の実施形態におけるPDP10の概要 示している。この実施形態では、透明電極X t、Ytおよびアドレス電極AEの配置が、上述し 図1に示した構成と相違している。その他の 構成は、図1-図3と同じである。また、この実 施形態のPDP10を用いたPDP装置は、図4と同じで ある。図1-図4で説明した要素と同一の要素に ついては、同一の符号を付し、これ等につい ては、詳細な説明を省略する。

 なお、図5は、画像表示面側(図1の上側)か ら見た電極Xb、Xt、Yb、Yt、AEおよび隔壁BRの状 態を示している。図の網掛け部分は、隔壁BR 示している。図中の矢印の意味は、上述し 図1と同じである。また、図の例では、図を 見やすくするために、2画素×2画素の画素数 PDPを示している。実際には、PDPの画素数は 1920画素×1080画素、1280画素×1080画素、1024画 ×1080画素、1366画素×768画素などである。

 アドレス電極AEは、互いに隣接する隔壁BR (セル列領域CAを形成する2つの隔壁BR)のうち 中心線CL1に近い方の隔壁BRに隣接して配置さ れている。例えば、中心線CL1より左側に位置 するセル列領域CAに設けられたアドレス電極A Eは、右側の隔壁BRに隣接して配置され、中心 線CL1より右側に位置するセル列領域CAに設け れたアドレス電極AEは、左側の隔壁BRに隣接 して配置されている。すなわち、アドレス電 極AEは中心線CL1に対して互いに対称に配置さ ている。

 なお、アドレス電極AEは、画像表示面側 ら見た場合、一部が隔壁BRに重なる位置に配 置されてもよいし、一部が透明電極Ytに重な 位置に配置されてもよい。また、透明電極Y tは、アドレス電極AEに隣接して配置され、透 明電極Xtは、透明電極Ytに隣接して配置され いる。図の例では、透明電極Ytは、透明電極 Xtとアドレス電極AEとの間に配置されている

 以上、この実施形態においても、アドレ 電極AEが中心線CL1に対して互いに対称に配 されているため、上述した図1-図4で説明し 実施形態と同様の効果を得ることができる

 図6は、別の実施形態におけるPDP10の概要 示している。この実施形態では、透明電極X t、Ytおよびアドレス電極AEの配置が、上述し 図1に示した構成と相違している。その他の 構成は、図1-図3と同じである。また、この実 施形態のPDP10を用いたPDP装置は、図4と同じで ある。図1-図4で説明した要素と同一の要素に ついては、同一の符号を付し、これ等につい ては、詳細な説明を省略する。

 なお、図6は、画像表示面側(図1の上側)か ら見た電極Xb、Xt、Yb、Yt、AEおよび隔壁BRの状 態を示している。図の網掛け部分は、隔壁BR 示している。図中の矢印の意味は、上述し 図1と同じである。また、図の例では、図を 見やすくするために、2画素×2画素の画素数 PDPを示している。実際には、PDPの画素数は 1920画素×1080画素、1280画素×1080画素、1024画 ×1080画素、1366画素×768画素などである。

 アドレス電極AEは、表示領域DA内では、中 心線CL1に対して互いに対称に配置されている 。さらに、各画素列領域PAに設けられたアド ス電極AEは、画素列領域PAの第2方向D2に沿う 中心線CL2(第2中心線)に対して対称に配置され ている。例えば、セル列領域CA(R)に設けられ アドレス電極AEは、左側の隔壁BRに隣接して 配置され、セル列領域CA(B)に設けられたアド ス電極AEは、右側の隔壁BRに隣接して配置さ れている。そして、セル列領域CA(G)に設けら たアドレス電極AEは、セル列領域CA(G)の中央 に配置されている。

 すなわち、画素列領域PAを構成する3つの ル列領域CAの中央のセル列領域CAに設けられ たアドレス電極AEは、そのセル列領域CAの中 に配置されている。そして、中央のセル列 域CAの両側のセル列領域CAに設けられたアド ス電極AEは、隔壁BRに隣接して配置されてい る。なお、アドレス電極AEは、画像表示面側 ら見た場合、一部が隔壁BRに重なる位置に 置されてもよいし、一部が透明電極Ytに重な る位置に配置されてもよい。

 また、透明電極Ytは、アドレス電極AEに隣 接して配置され、透明電極Xtは、透明電極Yt 隣接して配置されている。例えば、セル列 域CA(R)、CA(B)では、透明電極Ytは、透明電極Xt とアドレス電極AEとの間に配置され、セル列 域CA(G)では、透明電極Ytは、アドレス電極AE 挟んで透明電極Xtに隣接して配置されてい 。

 以上、この実施形態においても、アドレ 電極AEが中心線CL1に対して互いに対称に配 されているため、上述した図1-図4で説明し 実施形態と同様の効果を得ることができる

 図7は、別の実施形態におけるPDP10の概要 示している。この実施形態では、セル列領 CAから発せられる光の色の配列が、上述し 図1に示した構成と相違している。その他の 成は、図1-図3と同じである。また、この実 形態のPDP10を用いたPDP装置は、図4と同じで る。図1-図4で説明した要素と同一の要素に いては、同一の符号を付し、これ等につい は、詳細な説明を省略する。

 なお、図7は、画像表示面側(図1の上側)か ら見た電極Xb、Xt、Yb、Yt、AEおよび隔壁BRの状 態を示している。図の網掛け部分は、隔壁BR 示している。図中の矢印の意味は、上述し 図1と同じである。また、図の例では、図を 見やすくするために、2画素×2画素の画素数 PDPを示している。実際には、PDPの画素数は 1920画素×1080画素、1280画素×1080画素、1024画 ×1080画素、1366画素×768画素などである。

 セル列領域CAは、セル列領域CAから発せら れる光の色の配列が中心線CL1に対して対称に なるように配置されている。例えば、各画素 列領域PAでは、赤の可視光を発生するセル列 域CA(R)が中心線CL1から遠い位置に配置され 青の可視光を発生するセル列領域CA(B)が中心 線CL1に近い位置に配置されている。そして、 緑の可視光を発生するセル列領域CA(G)は、セ 列領域CA(R)とセル列領域CA(B)との間に配置さ れている。なお、上述した図3で説明したよ に、セル列領域CA(R)、CA(G)、CA(B)には、蛍光 PHr、PHg、PHbが、それぞれ設けられている。

 そして、アドレス電極AEは、互いに隣接 る隔壁BR(セル列領域CAを形成する2つの隔壁BR )のうち、中心線CL1から遠い方の隔壁BRに隣接 して配置されている。また、透明電極Ytは、 明電極Xtとアドレス電極AEとの間に配置され ている。なお、電極Xt、Yt、AEの配置は、上述 した図5と同じでもよいし、上述した図6と同 でもよい。すなわち、アドレス電極AEは、 示領域DA内において、中心線CL1に対して互い に対称に配置されていればよい。

 図8は、図7に示したPDP10のセル列領域CAの 列の一例を示している。なお、図8は、画像 表示面側(図1の上側)から見たセルC1の配置を している。図の網掛け部分は、赤の可視光 発生するセルC1(R)を示し、破線で囲われた 分は、緑の可視光を発生するセルC1(R)を示し ている。図中の矢印の意味は、上述した図1 同じである。また、図の例では、図を見や くするために、8画素×6画素の画素数のPDPを している。実際には、上述したように、PDP 画素数は、1920画素×1080画素、1280画素×1080 素、1024画素×1080画素、1366画素×768画素など ある。

 中心線CL1より左側に位置する画素列領域P Aでは、セル列領域CA(R)が左側に配置され、セ ル列領域CA(B)が右側に配置され、セル列領域C A(G)がセル列領域CA(R)とセル列領域CA(B)との間 配置されている。そして、中心線CL1より右 に位置する画素列領域PAでは、セル列領域CA (R)が右側に配置され、セル列領域CA(B)が左側 配置され、セル列領域CA(G)がセル列領域CA(R) とセル列領域CA(B)との間に配置されている。

 すなわち、セル列領域CAは、上述した図7 説明したように、セル列領域CAから発せら る光の色の配列が中心線CL1に対して対称に るように配置されている。これにより、PDP10 の中央から画像を見た場合、中心線CL1に対し て対称の位置(例えば、PDP10の左端および右端 )に配置された画素列領域PAにおける互いに同 じ色の光を発生するセル列領域CAで、アドレ 電極AEによる遮光量をほぼ均一にできる。 たがって、この実施形態では、例えば、大 面のPDP10に表示される画像をPDP10の中央から た場合でも、画素PXの色合いをPDP10の左右で ほぼ均一にできる。

 なお、画素列領域PAを構成する3つのセル 領域CA(R)、CA(G)、CA(B)の配列は、セル列領域C Aから発せられる光の色の配列が中心線CL1に して対称になるように配置されていればよ 、セル列領域CA(R)やセル列領域CA(B)が中央に 置されてもよい。

 以上、この実施形態においても、アドレ 電極AEが中心線CL1に対して互いに対称に配 されているため、上述した図1-図4で説明し 実施形態と同様の効果を得ることができる さらに、この実施形態では、セル列領域CAか ら発せられる光の色の配列が中心線CL1に対し て対称になるように配置されているため、PDP 10に表示される画像をPDP10の中央から見た際 左右の画素の色合いをほぼ均一にできる。

 図9は、別の実施形態におけるPDP10の概要 示している。この実施形態では、セル列領 CAから発せられる光の色の配列が、上述し 図1に示した構成と相違している。その他の 成は、図1-図3と同じである。また、この実 形態のPDP10を用いたPDP装置は、図4と同じで る。図1-図4で説明した要素と同一の要素に いては、同一の符号を付し、これ等につい は、詳細な説明を省略する。

 なお、図9は、画像表示面側(図1の上側)か ら見たセルC1の配置を示している。図の網掛 部分は、赤の可視光を発生するセルC1(R)を し、破線で囲われた部分は、緑の可視光を 生するセルC1(R)を示している。図中の矢印の 意味は、上述した図1と同じである。また、 の例では、図を見やすくするために、8画素 6画素の画素数のPDPを示している。実際には 上述したように、PDPの画素数は、1920画素×1 080画素、1280画素×1080画素、1024画素×1080画素 1366画素×768画素などである。

 セル列領域CAは、互いに隣接する2つの画 列領域PAの境界に対して、セル列領域CAから 発せられる光の色の配列が対称になるように 配置されている。例えば、PDP10の左端(あるい は、右隅)に配置された2つの画素列領域PAで 、セル列領域CA(R)が2つの画素列領域PAの境界 から遠い位置に配置され、セル列領域CA(B)が2 つの画素列領域PAの境界に近い位置に配置さ ている。また、PDP10の左(あるいは、右)から 2番目および3番目に配置された2つの画素列領 域PAでは、セル列領域CA(R)が2つの画素列領域P Aの境界に近い位置に配置され、セル列領域CA (B)が2つの画素列領域PAの境界から遠い位置に 配置されている。そして、セル列領域CA(G)は セル列領域CA(R)とセル列領域CA(B)との間に配 置されている。

 すなわち、この実施形態では、セル列領 CAから発せられる光の色の配列は、中心線CL 1に対して対称になるように配置され、かつ 互いに隣接する2つの画素列領域PAの境界に して対称になるように配置されている。し がって、PDP10に表示される画像をPDP10の中央 ら見た際の左右の画素の色合いをほぼ均一 できる。なお、画素列領域PAを構成する3つ セル列領域CA(R)、CA(G)、CA(B)の配列は、互い 隣接する2つの画素列領域PAの境界に対して セル列領域CAから発せられる光の色の配列 対称になるように配置されていればよく、 ル列領域CA(R)やセル列領域CA(B)が中央に配置 れてもよい。

 ここで、電極Xt、Yt、AEの配置は、例えば 上述した図2と同じである。なお、電極Xt、Y t、AEの配置は、上述した図5と同じでもよい 、上述した図6と同じでもよい。すなわち、 ドレス電極AEは、表示領域DA内において、中 心線CL1に対して互いに対称に配置されていれ ばよい。以上、この実施形態においても、上 述した図1-図4で説明した実施形態および上述 した図7、図8で説明した実施形態と同様の効 を得ることができる。

 なお、上述した実施形態では、1つの画素 が、3つのセル(赤(R)、緑(G)、青(B))により構成 される例について述べた。本発明はかかる実 施形態に限定されるものではない。例えば、 1つの画素を4つ以上のセルにより構成しても い。あるいは、1つの画素が、赤(R)、緑(G)、 青(B)以外の色を発生するセルにより構成され てもよく、1つの画素が、赤(R)、緑(G)、青(B) 外の色を発生するセルを含んでもよい。す わち、互いに異なる色の光をそれぞれ発生 る4つ以上のセル列領域CAにより画素列領域PA が構成されてもよい。この場合にも、上述し た実施形態と同様の効果を得ることができる 。

 上述した実施形態では、第2方向D2が、第1 方向D1に直交する例について述べた。本発明 かかる実施形態に限定されるものではない 例えば、第2方向D2は、第1方向D1と、ほぼ直 方向(例えば、90度±5度)に交差してもよい。 この場合にも、上述した実施形態と同様の効 果を得ることができる。

 上述した実施形態では、全てのアドレス 極AEが中心線CL1に対して対称に配置される について述べた。本発明はかかる実施形態 限定されるものではない。例えば、表示領 DAの中央付近(中心線CL1付近)に配置された画 列領域PAでは、アドレス電極AEは、中心線CL1 に対して対称に配置されていなくてもよい。 すなわち、表示領域DAの第2方向D2に沿う縁部 辺(例えば、PDP10の左端付近および右端付近) に配置された画素列領域PAのアドレス電極AE みが、中心線CL1に対して対称に配置されて よい。このように、複数のアドレス電極AEの うちの少なくとも一部のアドレス電極AEが、 心線CL1に対して互いに対称に配置されてい ばよい。この場合にも、上述した実施形態 同様の効果を得ることができる。

 以上、本発明について詳細に説明してき が、上記の実施形態およびその変形例は発 の一例に過ぎず、本発明はこれに限定され ものではない。本発明を逸脱しない範囲で 形可能であることは明らかである。

 本発明は、ディスプレイ装置に使用する ラズマディスプレイパネルに適用できる。




 
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