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Title:
PROCESS FOR PRODUCING EXTRACTION BAG
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/141871
Kind Code:
A1
Abstract:
A process for producing a tetragonal extraction bag, comprising performing fusion bonding/fusion cutting of an extraction bag sheet (5) formed into tubular configuration alternately in directions intersecting with each other in top face view to thereby alternately fabricate a first transverse seal and a second transverse seal and, during alternate repetition of the fabrication of first transverse seal and the fabrication of second transverse seal, filling the interior of tubular body with contents. At the fabrication of each of the transverse seals, a seal head (76a) brought into contact with the extraction bag sheet is controlled by a servomotor so as to run together with the extraction bag sheet (5) to thereby cause the extraction bag sheet (5) to run at a constant speed. Upon fabrication of each of the lateral seals, the seal head (76a) makes return run to the location canceling the run distance of the extraction bag sheet made during the fabrication of the transverse seal. Accordingly, in the production of an extraction bag from a strip-shaped extraction bag sheet, the transverse sealing can be carried out without discontinuation of the run of the extraction bag sheet, thereby enhancing the speed of extraction bag production.

Inventors:
TSUJI YOSHIYUKI (JP)
SUNADA MASAHIRO (JP)
TAKEMOTO TOMOHIRO (JP)
SHINAGAWA YOSHIYUKI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/059256
Publication Date:
November 26, 2009
Filing Date:
May 20, 2008
Export Citation:
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Assignee:
TSUBAKIMOTO KOGYO CO LTD (JP)
TOYAMA FAB CORP (JP)
TSUJI YOSHIYUKI (JP)
SUNADA MASAHIRO (JP)
TAKEMOTO TOMOHIRO (JP)
SHINAGAWA YOSHIYUKI (JP)
International Classes:
B65B29/02; B65B51/10; B65B9/20
Foreign References:
JPH03275409A1991-12-06
JPS63272645A1988-11-10
JPH05193619A1993-08-03
JPH03124519A1991-05-28
JPH03162221A1991-07-12
JPH08512268A1996-12-24
JPS4115494B1
Attorney, Agent or Firm:
TAJIME & TAJIME (JP)
Patent business corporation Tajime international patent firm (JP)
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Claims:
 筒状体に成形されている抽出バッグ用シートを、上面視で互いに交差する方向に交互に溶着溶断することにより第1の横シールと第2の横シールを交互に形成すると共に、
第1の横シールの形成と第2の横シールの形成を交互に繰り返す間に筒状体の内部に内容物を充填する抽出バッグの製造方法であって、
各横シールの形成時に抽出バッグ用シートが一定速度で走行するように、抽出バッグ用シートと接するシールヘッドをサーボモータで制御することにより抽出バッグ用シートと共に走行させ、各横シールの形成毎に、該横シールを形成する間の抽出バッグ用シートの走行距離をキャンセルする位置に戻し走行させる四面体形状の抽出バッグの製造方法。
 横シール装置として、各横シールの形成毎に、抽出バッグ用シートの筒状体の軸中心に溶着溶断方向が揺動する1つの溶着溶断装置を使用する請求項1記載の抽出バッグの製造方法。
 横シール装置として、溶着溶断方向が上面視で交差するように配置した2つの溶着溶断装置を使用する請求項1記載の抽出バッグの製造方法。
 横シール装置として、上面視で溶着溶断方向に対して走行式の溶着溶断装置の中心軸を斜めに配置し、その溶着溶断装置を、第1の横シールと第2の横シールが形成されるように、上面視で8字型に走行させる請求項1記載の抽出バッグの製造方法。
 抽出バッグ用シートを用いて四面体形状の抽出バッグを製造する抽出バッグ用充填包装械であって、
抽出バッグ用シートの長手方向の両側縁部を溶着することにより筒状体に形成する縦シール装置、
抽出バッグ用シートを一定速度で走行させるシート送り手段、
筒状体に成形した抽出バッグ用シートを、上面視で互いに交差する方向に交互に溶着溶断することにより第1の横シールと第2の横シールを交互に形成する横シール装置、
第1の横シールの形成と第2の横シールの形成を交互に繰り返す間に、筒状体の内部に内容物を充填する充填装置、及び
各横シールの形成時に抽出バッグ用シートが一定速度で走行するように、抽出バッグ用シートと接するシールヘッドをサーボモータで制御することにより抽出バッグ用シートと共に走行させると共に、各横シールの形成毎に、該横シールを形成する間の抽出バッグ用シートの走行距離をキャンセルする位置に戻し走行させる駆動機構を有する充填包装機。
 横シール装置として、各横シールの形成毎に、抽出バッグ用シートの筒状体の軸中心に溶着溶断方向が揺動する1つの溶着溶断装置を有する請求項5記載の充填包装機。
 横シール装置として、溶着溶断方向が上面視で交差するように配置した2つの溶着溶断装置を有する請求項5記載の充填包装機。
 横シール装置として、上面視で溶着溶断方向に対して中心軸が斜めになるように配置した走行式の溶着溶断装置、及びその溶着溶断装置を、第1の横シールと第2の横シールが形成されるように、上面視で8字型に走行させる駆動機構を有する請求項5記載の充填包装機。
 
Description:
抽出バッグの製造方法

 本発明は、帯状の抽出バッグ用シートか 四面体形状の抽出バッグを製造する方法及 その方法を実施する抽出バッグ用充填包装 に関する。

 紅茶、緑茶、ハーブ等のティーバッグ、 干し、鰹節等のだしの抽出バッグとして、 織布等の通水濾過性シートを平袋状、四面 状等の袋体に形成すると共に、その内部に 葉等の抽出材料を充填し、外表面にタグ付 吊し糸を取り付けたものが使用されている

 このような抽出バッグの製造に使用する 出バッグ用シートとしては、抽出バッグ1個 分のタグ付吊し糸を、帯状の通水濾過性シー トの長手方向に所定間隔で配置したものが知 られているが(特許文献1)、抽出バッグ用シー トをより高い生産性で製造できるようにする ものとして、帯状の通水濾過性シートにタグ を該シートの長手方向に所定間隔で配置する と共に、長尺の糸材を各タグに架かるように 特定の回旋パターンに配置したものが知られ ている(特許文献2、特許文献3)。

 そして、このような帯状の抽出バッグ用シ トから四面体形状の抽出バッグを製造する 法としては、その対向縁部を互いに接着す ことにより筒状に成形した後、その筒状体 押し潰して幅方向に溶着溶断する第1の横シ ールの形成と、それと交差する方向に幅方向 に溶着溶断する第2の横シールの形成とを交 に行うと共に、これらの横シールの形成の に内容物を充填する方法が行われている(特 文献2、特許文献3、特許文献4)。

特開平10-157709号公報

特表2001-519729号公報

特表2006-510550号公報

特開平3-275409号公報

 しかしながら、従来の抽出バッグの製造 法では、筒状に成形した抽出バッグ用シー から四面体形状の抽出バッグに製袋するた の横シール時にシートの走行を止めるため シート送りが間欠的となり、抽出バッグの 産速度を高めることに限界をきたしていた なお、特許文献4には、抽出バッグ用シート から形成した筒状体を横一直線状に押し潰す 溶断圧子と受圧子を、クランク機構を用いて シートの流れに沿って移動させるティーバッ グの製造方法が記載されている。しかしなが ら、この製造方法は、クランク機構の回転軸 を等速回転させるに過ぎないため、シートの 流れ方向の溶断圧子と受圧子の速度を一定に することができず、シートの走行速度に脈動 が生じたり、蛇行が生じたりするという不具 合があった。

 これに対し、本発明は、帯状の抽出バッ 用シートから抽出バッグを製造するにあた 、抽出バッグ用シートを一定速度で走行さ つつ横シールを行えるようにし、抽出バッ の生産速度を向上させることを目的とする

 本発明者は、筒状に成形した抽出バッグ シートと接する溶着溶断装置のシールヘッ を、該シールヘッドとして走行式を使用す 場合も直押式を使用する場合も、横シール には抽出バッグ用シートの走行方向の速度 分を持たせて動かし、横シールの形成後、 の横シールの形成までに、その横シールの の抽出バッグ用シートの走向距離分だけ戻 走向させることにより、上述の目的を達成 きることを見出した。

 即ち、本発明は、筒状体に成形されている 出バッグ用シートを、上面視で互いに交差 る方向に交互に溶着溶断することにより第1 の横シールと第2の横シールを交互に形成す と共に、
第1の横シールの形成と第2の横シールの形成 交互に繰り返す間に筒状体の内部に内容物 充填する抽出バッグの製造方法であって、
各横シールの形成時に抽出バッグ用シートが 一定速度で走行するように、抽出バッグ用シ ートと接するシールヘッドをサーボモータで 制御することにより抽出バッグ用シートと共 に走行させ、各横シールの形成毎に、該横シ ールを形成する間の抽出バッグ用シートの走 行距離をキャンセルする位置に戻し走行させ る四面体形状の抽出バッグの製造方法を提供 する。

 また、本発明は、抽出バッグ用シートを用 て四面体形状の抽出バッグを製造する抽出 ッグ用充填包装械であって、
抽出バッグ用シートの長手方向の両側縁部を 溶着することにより筒状体に形成する縦シー ル装置、
抽出バッグ用シートを一定速度で走行させる シート送り手段、
筒状体に成形した抽出バッグ用シートを、上 面視で互いに交差する方向に交互に溶着溶断 することにより第1の横シールと第2の横シー を交互に形成する横シール装置、
第1の横シールの形成と第2の横シールの形成 交互に繰り返す間に、筒状体の内部に内容 を充填する充填装置、及び
各横シールの形成時に抽出バッグ用シートが 一定速度で走行するように、抽出バッグ用シ ートと接するシールヘッドをサーボモータで 制御することにより抽出バッグ用シートと共 に走行させると共に、各横シールの形成毎に 、該横シールを形成する間の抽出バッグ用シ ートの走行距離をキャンセルする位置に戻し 走行させる駆動機構を有する充填包装機を提 供する。

 本発明の抽出バッグの製造方法ないし抽 バッグ用充填包装機によれば、抽出バッグ シートに横シールを形成する横シール装置 シールヘッドの動きをサーボモータで制御 るので、横シールの形成時にその走行を停 させたり、走行に脈動を生じさせたりせず 一定速度で連続走行させることができる。 たがって、抽出バッグ用シートを間欠送り せていた従来法に比して、抽出バッグの生 速度を向上させることができる。

抽出バッグ用充填包装機の模式図であ 。 抽出バッグ用充填包装機の横シール装 付近の側面図である。 横シール装置の上面視の動作説明図で る。 抽出バッグ用シートの平面図である。 抽出バッグ用シートの製造機械と抽出 ッグ用充填包装機とを組み合わせた機械構 の模式図である。 抽出バッグの斜視図である。 抽出バッグ用充填包装機の模式図であ 。 抽出バッグ用充填包装機の模式図であ 。 抽出バッグ用充填包装機の模式図であ 。 溶着溶断装置の動作説明図である。

符号の説明

 1  抽出バッグ用シートの製造機械
 2  タグ
 2r タグテープ原反
 2t タグテープ
 3  糸材
 3r 糸材原反
 4  通水濾過性シート
 4r シート原反
 5  抽出バッグ用シート
 6  抽出バッグ
10  回転担持体
11  ピン
20  タグ供給装置
21  タグカット供給装置
22  タグ受渡ドラム
30  糸掛装置
40  糸掛機構
 401  駆動ローラ
 410  糸材の張力調整手段
 420  ダンサー機構
 430  パス長調整装置
50  シート供給装置
51  ダンサーローラ
52  ニップ駆動ローラ
60  シール装置
61  第1のシール装置
62  第2のシール装置
63  第3のシール装置
64  第4のシール装置
70  充填包装機
71  基準送りローラ
72  フォーマーガイド
73  筒体
74  送りローラ
75  縦シール装置
76  横シール装置
76a シールヘッド
76b アンビル
 760,760A,760B,760X  溶着溶断装置
 761  ベースプレート上下駆動用サーボモー タ
 762  クランク
 763  リンク
 764  ベースプレート
 770  90°揺動サーボモータ
 771  スプライン軸
 772  90°揺動プレート
 780  水平駆動用サーボモータ
 781  歯車
 782  カム
 783  カムフォロア
 784  リンク機構
 785  ロッド
 790  カムフォロア
 791  リンク機構
77  スクラップ巻き取り手段
78  押さえ
80  オーガ充填装置
s1、s2、s3、s4  シール部位

 以下、図面を参照しつつ、本発明を具体 に説明する。なお、各図中、同一符号は同 又は同等の構成要素を表している。

 図1は、本発明の抽出バッグの製造方法を 実施する一実施例の抽出バッグ用充填包装機 70の模式図であり、図2は、その充填包装機70 おいて横シールを行う横シール装置76付近 側面図であり、図3は、横シール装置76の上 視の動作説明図である。

 この充填包装機70は、抽出バッグ用シー 5を用いて四面体形状の抽出バッグ6を製造す る機械であって、概略、抽出バッグ用シート 5を案内するフォーマーガイド72を備えた筒体 73、筒体73に巻き付けた抽出バッグ用シート5 一定速度で下方に走行させるシート送り手 (送りローラ74)、抽出バッグ用シート5の長 方向の両側縁部を溶着することにより筒状 に形成する縦シール装置75、筒状体に形成し た抽出バッグ用シートを、上面視で互いに交 差する方向に溶着溶断することにより第1の シールと第2の横シールを交互に形成する横 ール装置76、第1の横シールの形成と第2の横 シールの形成を交互に繰り返す間に、抽出バ ッグの内容物となる茶葉等を筒体73に所定量 つ送り込み、抽出バッグ用シート5の筒状体 の内部に茶葉等を充填するオーガ充填装置80 有している。

 縦シール装置75としては、超音波溶着溶 装置を備えており、縦シール形成時に生じ 不要な縁部(耳部)を巻き取るスクラップ巻き 取り手段77を備えている。

 横シール装置76としては、各横シールの 成毎に、抽出バッグ用シート5の筒状体の軸L を中心に溶着溶断方向が所定角度、好ましく は90°揺動し、図1において実線で記載した位 と破線で記載した位置を交互にとる一つの 音波溶着溶断装置760を備えている。この超 波溶着溶断装置760は、先端が先細に突出し シールヘッド76aと、筒状体に形成されてい 抽出バッグ用シートを横シールの形成時に 坦に押し潰す押さえ78とを有する。

 このシールヘッド76aは、それを走行させ ことにより任意の長さにシールを形成する 謂走行式のものである。走行式のシールヘ ドを用いることにより、シールヘッドを小 軽量化することができるので、高速で駆動 せることが容易となり、また、その駆動機 をコンパクトに構成することが可能となる

 押さえ78は、横シールの形成幅を有して り、横シール形成時に、抽出バッグ用シー と共に下方に走行する。シールヘッド76aは 押さえ78が抽出バッグ用シート5の筒状体を 坦に押し潰している状態で、その抽出バッ 用シート5に当接し、その押し潰されている 状体の幅方向に走行すると共に、下方にも 行し、これにより、抽出バッグ用シート5の 下方への走行を停止させることなく、一定の 走行速度を維持しつつい横シールを形成する 。そして該横シールの形成後、シールヘッド 76aは、その横シールを形成する間の抽出バッ グ用シート5の下方への走行距離をキャンセ する位置に戻し走行する。

 したがって、シールヘッド76aのトータル 動きとしては、第1の横シールの形成時には 、上述の幅方向と下方の動きの合成により、 矢印aのように斜め下方に走行する。そして 該横シールを形成後、該横シールを形成す 間の抽出バッグ用シート5の下方への走行距 をキャンセルすると共に軸Lを中心に90°揺 した位置に矢印bのように戻し走行する。そ 後、第1の横シールと同様に、シールヘッド を矢印cのように斜め下方に走行することに り第2の横シールを形成し、その後、矢印dの ように戻し走行する。この場合、シールヘッ ド76aに対向するアンビル76bも、第1の横シー の形成時には抽出バッグ用シート5と共に矢 a’のように下方に走行し、その後、第1の シールを形成するの間の下方への走行距離 キャンセルすると共に軸Lを中心に90°揺動し た位置に矢印b’のように戻し走行し、第2の シールを形成する間は矢印c’のように下方 に走行し、その後矢印d’のように戻し走行 る。以降、この第1の横シールの形成と第2の 横シールの形成を繰り返す。

 充填包装機70において、上述の横シール 置76の動きは、図2に示す駆動機構により行 れる。即ち、充填包装機70は、ベースプレー ト上下駆動用サーボモータ761と、このサーボ モータ761に接続したクランク762とリンク763に より上下動を繰り返すベースプレート764を有 している。また、90°揺動用サーボモータ770 、このサーボモータ770とスプライン軸771で 続された90°揺動プレート772を有している。 の90°揺動プレート772は、上述のベースプレ ート764上に設けられているため、上下動も繰 り返す。

 90°揺動プレート772上には、シールヘッド 76aの上述の幅方向の走行と、筒状体に形成さ れている抽出バッグ用シート5を平坦に押し す押さえ78の横シール位置に対する前後の動 きと、アンビル76bの横シール位置に対する前 後の動きを担う水平駆動用サーボモータ780を 有している。即ち、サーボモータ780の回転は 、歯車781によってカム782に伝えられ、カム782 の上面に形成された溝を従動するカムフォロ ア783が、リンク機構784を矢印p(図3)のように 動させ、それによりアンビル76bが横シール 置に対して水平面内で前後に動く。また、 のリンク機構784と接続したロッド785が、押 え78の基台786を動かすことにより、押さえ78 横シール位置に対して水平面内で前後に動 す。

 さらに、カム782の下面にも溝が形成され おり、この溝を従動するカムフォロア790が ンク機構791を矢印q(図3)のように揺動させ、 これにより、シールヘッド76aが幅方向に動く 。

 このような駆動機構において、ベースプ ート上下駆動用サーボモータ761、90°揺動サ ーボモータ770、水平駆動用サーボモータ780は 、連動駆動を可能とする制御装置(図示せず) より制御され、制御盤にてそれぞれの回転 度が制御される。したがって、横シールの 成時に抽出バッグ用シート5と接する、シー ルヘッド76a、アンビル76b及び押さえ78の走行 度を、抽出バッグ用シート5の走行方向の速 度成分について、完全に抽出バッグ用シート 5と同速に制御することができる。よって、 出バッグ用シート5の走行速度に脈動が生じ り、蛇行が生じたりすることを解消できる

 なお、縦シール装置75及び横シール装置76 を構成する溶着溶断装置としては、超音波に よるものの他、加熱によるものを使用しても よい。

 この抽出バッグ用充填包装機70にかける 出バッグ用シート5としては、抽出バッグ製 用の織物、不織布又はこれらの積層体から る長尺のシートからなり、必要に応じて糸 グを貼着したもの等を種々使用することが きる。

 例えば、糸材としては、ポリプロピレン ポリエチレン等の熱可塑性合成繊維をはじ として超音波溶着や熱溶着が可能な素材か 形成されたものを使用することができ、タ としては、紙、プラスチックシート等から 成されたものを使用することができる。ま 、通水濾過性シートとしては、ポリエステ 、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレ 等の合成繊維、レーヨン等の半合成繊維、 ウゾ、ミツマタ等の天然繊維の単独又は複 繊維からなる織布、不織布、紙類、多くの を開けたフィルム等を使用することができ 。

 通水濾過性シート4上のタグ2や糸材3の配 についても特に制限はなく、例えば、図4に 示す抽出バッグ用シート5のように、帯状の 水濾過性シート4にタグ2を該シート4の長手 向に所定間隔で配置すると共に、長尺の糸 3を各タグ2に架かるように特定の回旋パター ンに配置したものを使用することができる。 図中、s1はタグ2と糸材3の強シール部位、s2は 糸材3と通水濾過性シート4との強シール部位 s3は糸材3と通水濾過性シート4との弱シール 部位、s4はタグ2と通水濾過性シート4との弱 ール部位である。また、破線は抽出バッグ1 分の領域の区切りを示している。

 抽出バッグ用シート5としては、糸材3が 続的に回旋パターンを形成しておらず、抽 バッグ1個分のタグ付吊し糸が、帯状の通水 過性シートの長手方向に所定間隔で配置さ ているものでもよい。

 さらに、抽出バッグ用シート5としては、 ロール状に巻き回されたものを使用してもよ く、また、図5に示すように、本発明の抽出 ッグ用充填包装機70を、抽出バッグ用シート の製造機械1と組み合わせて使用してもよい

 図5の抽出バッグ用シートの製造機械1は 図4に示した抽出バッグ用シート5の製造機械 であり、概略、回転担持体10の周面に所定間 でタグ2を供給するタグ供給装置20、糸掛機 40、回転担持体10上のタグ2と糸材3の上に通 濾過性シート4を供給するシート供給装置50 タグ2と糸材3との接着、タグ2と通水濾過性 ート4との接着、又は糸材3と通水濾過性シ ト4との接着を行うシール装置60からなって る。

 この製造機械1において、回転担持体10は この製造機械1の稼働中はサーボモータによ り矢印方向に連続回転する。

 回転担持体10の外周は複数領域に分割さ 、各分割領域にタグ2の載置部位が2個ずつ近 接するように設けられている。このタグ2の 置部位には、タグ2の吸引機構が設けられて る。また、回転担持体10は、糸掛用のピン11 の上下機構を備えている。

 タグ供給装置20は、タブテープ2tを巻き回 したタグテープ原反2rからタグテープ2tを繰 出し、それを所定の長さのタグ2に切断する グカット供給装置21と、タグカット供給装 21で切断されたタグ2を回転担持体10の周面に 移すタグ受渡ドラム22からなっている。

 このタグ供給装置20では、タグテープ原 2rから回転担持体10に、タグテープ2tを弛ま ることなく、かつできる限り高速にタグ2を 給できるように、タグカット供給装置21を ム機構で矢印のように揺動させつつタグテ プ2tを切断すると共に、切断したタグ2をタ 受渡ドラム22に受け渡す。そして、タグ受渡 ドラム22は、等速回転し、タグカット供給装 21から渡されたタグ2を、所定間隔で回転担 体10に担持させる。

 糸掛機構40は、糸材3の張力を略一定に調 しつつ、タグ2が所定間隔で配置された回転 担持体10の周面で糸材3が各タグ2と重なるよ に糸材3の連続的回旋パターンを形成するも であり、糸材原反3rから糸材3を繰り出す駆 ローラ401と、糸材3の張力調整手段410、及び 回転担持体10の周面に糸材3の連続的回旋パタ ーンを形成する糸掛装置30を備え、張力調整 段410としては、ダンサー機構420とその下流 パス長調整装置430を有している。

 糸掛装置30は、2つの駆動クランク機構を み合わせることにより、糸通しを回転担持 10の周面上で所定の回旋パターンに動かし 回転担持体10の周面から突出した糸掛用のピ ン11に糸をかける。

 シート供給装置50は、通水濾過性シート4 巻き回したシート原反4rから通水濾過性シ ト4を繰り出し、通水濾過性シート4を、回転 担持体10上に所定間隔で担持されたタグ2とそ のタグ2上に形成された糸材3の連続的パター の上に載せるように供給する。ここで、通 濾過性シート4の繰り出しは、経路途中のダ ンサーローラ51に取り付けてあるポテンショ メータで、通水濾過性シート4を繰り出すニ ップ駆動ローラ52で繰り出し速度を制御する とにより、できる限り等速に調整する。

 シール装置60は、第1、第2、第3、第4のシ ル装置61、62、63、64からなっている。第1の ール装置61は、回転担持体10上に通水濾過性 シート4を供給する前に、回転担持体10上に担 持されているタグ2と糸材3を強シールし、図4 のシール部位s1を形成する。第2のシール装置 62は、回転担持体10上に通水濾過性シート4を 給した後に、糸材3と通水濾過性シート4と 強シールし、図4のシール部位s2を形成する 第3のシール装置63は、糸材3と通水濾過性シ ト4とを弱シールし、図4のシール部位s3を形 成する。第4のシール装置64は、タグ2と通水 過性シート4とを弱シールし、図4に示すシー ル部位s4を形成する。なお、これらのシール 置のシール手段は、超音波溶着でも加熱溶 でもよい。また、ここで強シールとは、通 の抽出バッグの使用において、シール部位 剥離しない程度に強固にシールすることを い、弱シールとは、抽出バッグの使用時に シール部位を容易に剥離できる程度に弱く ールすることをいう。

 このシール装置60としては、第1、第2、第 3、第4のシール装置61、62、63、64が、上下駆 用サーボモータを駆動源として、回転担持 10の周面に対して上下動すると共に、揺動用 サーボモータを駆動源として回転担持体10の 転方向に往復揺動し、図5に示した矢印のよ うに揺動するものが好ましい。これにより、 簡便にシール条件の最適化を図ることができ る。

 なお、図5に示したように抽出バッグ用シ ートの製造機械1と抽出バッグ用充填包装機70 とを組み合わせる場合には、サーボモータを 備えた基準送りローラ71で繰り出される抽出 ッグ用シート5の速度にあわせて充填包装機 70を稼動させることが好ましい。

 図6は、図5に示したように、抽出バッグ シートの製造機械1と抽出バッグ用充填包装 70とを組み合わせて得られる抽出バッグ6の 視図である。この抽出バッグ6は、上下両端 縁の幅方向のシールsx、syがねじれの位置と ったピラミッド型の抽出バッグであって、 の頂部近傍のシール部位s2で、糸材3からな 吊し糸の一端と通水濾過性シート4とが強シ ルされ、その吊し糸の他端の部位s1で吊し とタグ2が強シールされ、吊し糸とタグ2がそ れぞれ部位s3、s4で通水濾過性シート4と弱シ ルされている。

 本発明の抽出バッグ用充填包装機70は、 述した実施例の他、種々の態様をとること できる。例えば、図1の抽出バッグ用充填包 機70の先端が先細に突出したシールヘッド76 aを有する走行式の溶着溶断装置に代えて、 7に示す抽出バッグ用充填包装機70Bのように シールヘッドの先端部が、横シールの形成 に扁平に成形されている直押式の溶着溶断 置760Xを使用してもよい。この場合には、横 シールの形成時に、横シール装置76を抽出バ グ用シート5の筒状体の幅方向に走行させる ことが不要となるが、横シール形成時と非形 成時で横シールの形成位置に対して水平方向 の位置を変えることが必要となる。そのため 、横シールの形成時には、シールヘッド76aの 先端部を、矢印a,cのように、前方に移動させ て抽出バッグ用シート5に当接させ、抽出バ グ用シート5と同様に下方に走行させる。

 図8に示す抽出バッグ用充填包装機70Cは、 横シール装置76として、溶着溶断方向が上面 で交差するように配置した2つの溶着溶断装 置760A、760Bを備えたものである。この場合、2 つの溶着溶断装置760A、760Bを交互に使用する また、各溶着溶断装置760A、760Bによる横シ ルの形成方法としては、第1の横シールの形 時には、一方の溶着溶断装置760Aを用いて、 図1の抽出バッグ用充填包装機70の場合と同様 に、シールヘッド76aを矢印aのように斜め下 に走行させる。その後、矢印bのように、第1 の横シールを形成する間の抽出バッグ用シー ト5の下方への走行距離をキャンセル位置に し走行させる。一方、他の溶着溶断装置760B 用いて矢印cのようにシールヘッドを斜め下 方に走行させることにより第2の横シールを 成し、その後、矢印dのように、第2の横シー ルを形成する間の抽出バッグ用シート5の加 への走行距離をキャンセル位置に戻し走行 せる。

 図9に示す抽出バッグ用充填包装機70Dは、 図8の抽出バッグ用充填包装機70Cにおいて、 シール装置76として、直押式の溶着溶断装置 760AX、760BXを備えたものである。この場合、 シールの形成時に、横シール装置を抽出バ グ用シートの筒状体の幅方向に走行させる とが不要となるが、横シール形成時と非形 時で横シールの形成位置に対して水平方向 位置を変えることが必要となる。そのため 横シールの形成方法としては、2つの溶着溶 装置760AX、760BXを交互に使用し、各横シール の形成時には、シールヘッドの先端部を、矢 印a,cのように、前方に移動させて抽出バッグ 用シート5に当接させ、抽出バッグ用シート5 同様に下方に走行させる。

 また、本発明の抽出バッグ用充填包装機 しては、横シール装置76として、図1のよう 一つの走行式の溶着溶断装置760を使用する 合において、図10に示すように、その溶着 断装置760の中心軸L2 を、上面視にて、横シ ル時の溶着溶断方向に対して斜めに配置し 8字型に走行させ、同図(a)の第1の横シール 形成と同図(b)の第2の横シールの形成とが交 に繰り返されるようにしてもよい。この抽 バッグ用充填包装機によれば、溶着溶断装 760を、上面視で前後左右に動かせばよく、 出バッグ用シート5の筒状体の軸Lを中心に 動させることが不要となる。なお、アンビ 76bと横シール時に筒状体に成形されている 出バッグシートを扁平に押し潰す押さえ78の セットは、溶着溶断方向が上面視で互いに交 差するように2セット配置する。これにより 横シール装置に軸Lを中心とする揺動機構を けることが不要となる。

 本発明の抽出バッグ用シートの製造機械は 紅茶、緑茶、ハーブ等のティーバッグ、煮 し、鰹節等のだしの抽出バッグを生産ライ で連続的に製造するために有用である。
 




 
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