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Patent Searching and Data


Title:
SHOE AND INSOLE FOR THE SAME
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/146376
Kind Code:
A1
Abstract:
A shoe has an insole (4), which includes a middle portion (43) to bear a middle of a traverse arch at an anterior portion of a foot, and inside and outside lateral edges (41, 42) lying on both sides as seen from toe, the lateral edges being made softer than the middle portion (43). Surface contour of the insole (4) across the inside lateral edge (41), middle portion (43) and outside lateral edge (42) when seen from toe may be deformed into upward raised convex in conformity with the shape of sole that bears the weight of a bipedal person wearing the shoes. Thus, the insole of the worn shoe, as getting the surface contour to substantially follow the traverse arch at the anterior portion of the foot, keeps the traverse arch less in collapse, easing any strain of foot, which might otherwise rise from the collapse of the traverse arch.

Inventors:
JIMBO YOSHIO (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/061022
Publication Date:
December 04, 2008
Filing Date:
May 30, 2007
Export Citation:
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Assignee:
JIMBO YOSHIO (JP)
International Classes:
A43B17/02; A43B13/38
Foreign References:
JPH02234702A1990-09-17
JPH10234417A1998-09-08
JPH079105U1995-02-10
Attorney, Agent or Firm:
SAKAI, Hiroaki (Kasumigaseki Building2-5, Kasumigaseki 3-chom, Chiyoda-ku Tokyo 20, JP)
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Claims:
 前足部の横アーチ中央に対応する部分に設けられた第1の弾性部材と、
 足先方向から見て前記第1の弾性部材の両側に設けられ、前記第1の弾性部材よりも柔らかい第2の弾性部材と、
 を有する中底であって、前記足先方向から見た場合における前記第1の弾性部材と前記第2の弾性部材との連続した表面形状は、原形がほぼ平坦であり、履用時にかかる重さがかけられたときに上に凸に変形する中底を備えたことを特徴とする靴。
 前記中底においては、
 前記第1の弾性部材は、第2中足骨頭、第3中足骨頭および第4中足骨頭にほぼ対応する領域に設けられ、
 前記第2の弾性部材は、第1中足骨頭にほぼ対応する領域および第5中足骨頭にほぼ対応する領域に設けられることを特徴とする請求項1に記載の靴。
 前記中底においては、
 前記第2の弾性部材は、履用時にかかる重さがかけられたときに、少なくとも足裏の第1中足骨頭対応部分および第5中足骨頭対応部分が沈み込むとともに、該第2の弾性部材の上面が底につかない程度の反発力および厚さを有し、
 前記第1の弾性部材は、履用時にかかる重さがかけられたときに、前記第2の弾性部材よりも少ない沈み込み量で沈み込むとともに、上に凸である前記表面形状を保持できる反発力および厚さを有することを特徴とする請求項2に記載の靴。
 前記中底においては、
 前記第1の弾性部材は、足先方向から見た両側面が底面に対し90°未満の角度で傾斜した原形を有し、
 前記第2の弾性部材は、足先方向から見た側面が前記第1の弾性部材の前記側面の少なくとも一部と接着可能である程度に底面に対し90°よりも大きな角度で傾斜した原形を有することを特徴とする請求項1に記載の靴。
 前足部の横アーチ中央に対応する部分に設けられた第1の弾性部材と、
 足先方向から見て前記第1の弾性部材の両側に設けられ、前記第1の弾性部材よりも柔らかい第2の弾性部材と、
 を備え、前記足先方向から見た場合における前記第1の弾性部材と前記第2の弾性部材との連続した表面形状は、原形がほぼ平坦であり、履用時にかかる重さがかけられたときに上に凸に変形することを特徴とする靴の中敷。
 前記第1の弾性部材は、第2中足骨頭、第3中足骨頭および第4中足骨頭にほぼ対応する領域に設けられ、
 前記第2の弾性部材は、第1中足骨頭にほぼ対応する領域および第5中足骨頭にほぼ対応する領域に設けられることを特徴とする請求項5に記載の靴の中敷。
 前記第2の弾性部材は、履用時にかかる重さがかけられたときに、少なくとも足裏の第1中足骨頭対応部分および第5中足骨頭対応部分が沈み込むとともに、該第2の弾性部材の上面が底につかない程度の反発力および厚さを有し、
 前記第1の弾性部材は、履用時にかかる重さがかけられたときに、前記第2の弾性部材よりも少ない沈み込み量で沈み込むとともに、上に凸である前記表面形状を保持できる反発力および厚さを有することを特徴とする請求項6に記載の靴の中敷。
 前記第1の弾性部材は、足先方向から見た両側面が底面に対し90°未満の角度で傾斜した原形を有し、
 前記第2の弾性部材は、足先方向から見た側面が前記第1の弾性部材の前記側面の少なくとも一部と接着可能である程度に底面に対し90°よりも大きな角度で傾斜した原形を有することを特徴とする請求項5に記載の靴の中敷。
Description:
靴および靴の中敷

 本発明は、横アーチ形状の崩れに起因す 足の負担を軽減する靴および靴の中敷に関 る。

 足の痛みや変形を防止するために、足の 格を理想の形に近づけられるように足の骨 横断面方向のアーチ(横アーチ)形状に合わ て中底を隆起させた靴が提案されている(た えば、特許文献1参照)。

特開2002-282011号公報

 しかしながら、このような靴は、中底の 起形状が固定されているため足裏形状の個 差までカバーできず、靴を履いた人の横ア チ形状と隆起形状とが合わない場合があっ 。さらに、従来の靴においては、中底の隆 形状を保持するために隆起部分全体が反発 の強い硬い部材で製造されている場合が多 。このため、このような靴を履いた場合、 アーチ形状が崩れた足裏と硬い隆起部分と 強くぶつかり、ぶつかった部分を中心に強 痛みをともなう胼胝や魚の目などが生じる 合があった。

 特に婦人靴は、ヒールが高くなるにした って前足部への体重負荷率が大きくなる。 のため、ヒールが高い婦人靴の場合には前 部に大きな重さがかかる結果、足の第2中足 骨頭から第4中足骨頭までが落ち込んで横ア チ形状が崩れて開張足となりやすく、足の 形が生じることから、特にハイヒールを履 て長時間歩いた場合などは、足裏の第2中足 頭から第4中足骨頭の部分に強い痛みをとも なった胼胝や魚の目などにより、痛みをとも なう状態が生じていた。

 したがって、従来の隆起させた中底を設 た靴であっても、婦人靴の場合には、開張 を防止して胼胝や魚の目などを作らないた にはヒールを3cm以下にまで低くせざるを得 かった。このような理由により、従来から デザイン性が常に要求される婦人靴に対し 、足の負担軽減とヒールを高くさせたデザ ンとをともに満たすことが困難であった。

 本発明は、上記した従来技術の欠点に鑑 てなされたものであり、靴を履いた場合に ける横アーチ形状の崩れに起因する足の負 を軽減できる靴および靴の中敷を提供する とを目的とする。

 上述した課題を解決し、目的を達成する めに、この発明にかかる靴は、前足部の横 ーチ中央に対応する部分に設けられた第1の 弾性部材と、足先方向から見て前記第1の弾 部材の両側に設けられ、前記第1の弾性部材 りも柔らかい第2の弾性部材とを有する中底 であって、前記足先方向から見た場合におけ る前記第1の弾性部材と前記第2の弾性部材と 連続した表面形状は、原形がほぼ平坦であ 、履用時にかかる重さがかけられたときに に凸に変形する中底を備えたことを特徴と る。

 また、この発明にかかる靴は、前記中底 おいては、前記第1の弾性部材は、第2中足 頭、第3中足骨頭および第4中足骨頭にほぼ対 応する領域に設けられ、前記第2の弾性部材 、第1中足骨頭にほぼ対応する領域および第5 中足骨頭にほぼ対応する領域に設けられるこ とを特徴とする。

 また、この発明にかかる靴は、前記中底 おいては、前記第2の弾性部材は、履用時に かかる重さがかけられたときに、少なくとも 足裏の第1中足骨頭対応部分および第5中足骨 対応部分が沈み込むとともに、該第2の弾性 部材の上面が底につかない程度の反発力およ び厚さを有し、前記第1の弾性部材は、履用 にかかる重さがかけられたときに、前記第2 弾性部材よりも少ない沈み込み量で沈み込 とともに、上に凸である前記表面形状を保 できる反発力および厚さを有することを特 とする。

 また、この発明にかかる靴は、前記中底 おいては、前記第1の弾性部材は、足先方向 から見た両側面が底面に対し90°未満の角度 傾斜した原形を有し、前記第2の弾性部材は 足先方向から見た側面が前記第1の弾性部材 の前記側面の少なくとも一部と接着可能であ る程度に底面に対し90°よりも大きな角度で 斜した原形を有することを特徴とする。

 また、この発明にかかる靴の中敷は、前 部の横アーチ中央に対応する部分に設けら た第1の弾性部材と、足先方向から見て前記 第1の弾性部材の両側に設けられ、前記第1の 性部材よりも柔らかい第2の弾性部材と、を 備え、前記足先方向から見た場合における前 記第1の弾性部材と前記第2の弾性部材との連 した表面形状は、原形がほぼ平坦であり、 用時にかかる重さがかけられたときに上に に変形することを特徴とする。

 また、この発明にかかる靴の中敷は前記 1の弾性部材は、第2中足骨頭、第3中足骨頭 よび第4中足骨頭にほぼ対応する領域に設け られ、前記第2の弾性部材は、第1中足骨頭に ぼ対応する領域および第5中足骨頭にほぼ対 応する領域に設けられることを特徴とする。

 また、この発明にかかる靴の中敷は、前 第2の弾性部材は、履用時にかかる重さがか けられたときに、少なくとも足裏の第1中足 頭対応部分および第5中足骨頭対応部分が沈 込むとともに、該第2の弾性部材の上面が底 につかない程度の反発力および厚さを有し、 前記第1の弾性部材は、履用時にかかる重さ かけられたときに、前記第2の弾性部材より 少ない沈み込み量で沈み込むとともに、上 凸である前記表面形状を保持できる反発力 よび厚さを有することを特徴とする。

 また、この発明にかかる靴の中敷は、前 第1の弾性部材は、足先方向から見た両側面 が底面に対し90°未満の角度で傾斜した原形 有し、前記第2の弾性部材は、足先方向から た側面が前記第1の弾性部材の前記側面の少 なくとも一部と接着可能である程度に底面に 対し90°よりも大きな角度で傾斜した原形を することを特徴とする。

 本発明によれば、前足部の横アーチ中央 対応する部分に設けられた第1の弾性部材と 、足先方向から見て第1の弾性部材の両側に けられ、第1の弾性部材よりも柔らかい第2の 弾性部材とを備えた中底であって、足先方向 から見た場合における第1の弾性部材と第2の 性部材との連続した表面形状は、履用時に かる重さがかけられたときに足裏の形状に って上に凸に変形する中底を有するため、 を履いたときに前足部の足裏が横アーチに い形状となることから、靴を履いた場合に ける横アーチ形状の崩れが少なくなり、横 ーチ形状の崩れに起因する足の負担を軽減 ることができる。

図1は、実施の形態にかかる靴のインソ ール(中底)を示す平面図である。 図2は、図1のAA線断面図である。 図3は、実施の形態1にかかる靴の履用 における横アーチ方向断面図である。 図4は、従来技術にかかる靴の横アーチ 方向断面図である。 図5は、図1に示す中底とアウトソール の側面図である。 図6は、実施の形態にかかる靴の履用時 における足長方向断面図である。 図7は、実施の形態にかかる靴の製造方 法を説明する側面図である。 図8は、実施の形態にかかる靴の製造方 法を説明する側面図である。 図9は、実施の形態にかかる靴の中底の 他の例を示す横アーチ方向断面図である。 図10は、実施の形態にかかる靴におけ 中底の他の例を示す横アーチ方向断面図で る。 図11は、実施の形態にかかる靴におけ 中底の他の例を示す横アーチ方向断面図で る。 図12は、実施の形態にかかる靴におけ 中底の他の例を示す横アーチ方向断面図で る。 図13は、実施の形態にかかる靴の中敷 示す平面図である。 図14は、図13のCC線断面図である。 図15は、図13のCC線断面図である。 図16は、図13に示す中敷の側面図であ 。 図17は、図13に示す中敷の靴への装着 法を説明する図である。

符号の説明

 2,3,4,104,140,240,340,440 中底
 5 アウトソール
 6 ヒール
 8,503 表面シート
 41,141,241,341 内側部
 42,142,242,342 外側部
 43,143,343 中央部
 540 中敷
 541 周辺部

 以下、図面を参照して、この発明の実施 形態である靴および靴の中敷について説明 る。なお、この実施の形態によりこの発明 限定されるものではない。また、図面の記 において、同一部分には同一の符号を付し いる。さらに、図面は模式的なものであり 各層の厚みと幅との関係、各層の比率など 、現実のものとは異なることに留意する必 がある。図面の相互間においても、互いの 法の関係や比率が異なる部分が含まれてい 。

 実施の形態にかかる靴は、靴を履いたと に足の骨の横断面方向のアーチ(横アーチ) 状が崩れないように、横アーチに対応する 分の弾性を部分的に変えた中底が用いられ いる。まず、本実施の形態における靴の中 について説明する。

 図1は、本実施の形態における靴のインソ ール(中底)を示す平面図である。図1は、本実 施の形態における靴の中底として左足に対応 する中底を例示している。図1に示すように 本実施の形態における靴の中底は、足先部 構成する中底2、土踏まず~踵の部分に対応す る中底3、および、ボールジョイントB上に対 する中底4に作り分けられている。中底2,3は 、クッション性のある弾性材料などによって 形成される。また、中底2,3,4は、靴の製造時 おいて、それぞれ接触する面で接着される

 つぎに、図1とともに図2および図3を参照 て、図1に示す中底4について、さらに詳細 説明する。図2および図3は、図1における中 4をボールジョイントBに沿ったAA線で切断し 断面を足先方向から見た図である。図2(1)は 、使用者によって靴が履かれていない状態、 すなわち、中底4の原形の断面図であり、図2( 2)は、中底4上から履用時にかかる中底4に重 がかけられた状態の中底4の断面図であり、 3は、使用者によって靴が履かれた状態、す なわち、中底4上に足が置かれた場合におけ 断面図である。なお、図3は、中底4表面の形 状変化に応じて伸縮するナイロン、ポリエス テル、皮革などを材料とした薄い表面シート 8が中底4上に接着された靴完成後の状態を例 する。

 図1~図3に示すように、中底4は、靴の中底 全体のうち、ボールジョイントB部分に対応 た部分であって、本来であれば横アーチ形 が形成される第1中足骨頭~第5中足骨頭に対 する部分を構成する。

 そして、中底4は、足の親指側に対応する 内側部41、足の小指側に対応する外側部42、 よび、中央部43に作り分けられている。中央 部43は、前足部の横アーチ中央に対応する部 に設けられる。そして、内側部41および外 部42は、足先方向から見て中央部43の両側に けられている。これらの内側部41、外側部42 および中央部43は、弾性材料によって形成さ る。さらに、中底4における各部について詳 細に説明する。

 内側部41は、第1中足骨頭にほぼ対応する 域に設けられている。内側部41においては 靴を履いたときに足裏の第1中足骨頭に対応 る領域が内側部41上に乗るように、ボール ョイントB上の幅W1は、ボールジョイントB上 中底4全体の幅Wの約30%の幅を有し、足先方 端部からボールジョイントBまでの足長方向 長さLfは、足長Ltの約8%の長さを有し、ボー ジョイントBから踵方向端部までの足長方向 の長さLaは、足長Ltの約6%の長さを有する。

 外側部42は、第5中足骨頭にほぼ対応する 域に設けられている。外側部42においては 靴を履いたときに足裏の第5中足骨頭に対応 る領域が外側部42上に乗るように、図1に示 ように、ボールジョイントB上の幅W2は、ボ ルジョイントB上の中底4全体の幅Wの約30%の を有し、内側部41と同様に、足先方向端部 らボールジョイントBまでの足長方向の長さL fは、足長Ltの約8%の長さを有し、ボールジョ ントBから踵方向端部までの足長方向の長さ Laは、足長Ltの約6%の長さを有する。

 中央部43は、第2中足骨頭、第3中足骨頭お よび第4中足骨頭にほぼ対応する領域に設け れている。中央部43においては、靴を履いた ときに足裏の第2中足骨頭、第3中足骨頭およ 第4中足骨頭に対応する領域が中央部43上に るように、図1に示すように、ボールジョイ ントB上の幅W3は、ボールジョイントB上の中 4全体の幅Wの約40%の幅を有し、内側部41およ 外側部42と同様に、足先方向端部からボー ジョイントBまでの足長方向の長さLfは、足 Ltの約8%の長さを有し、ボールジョイントBか ら踵方向端部までの足長方向の長さLaは、足 Ltの約6%の長さを有する。なお、高いヒール が設けられている場合や歩行時などにおいて 体重の重みで足全体が足先方向へずれた場合 であっても、横アーチ形状が形成される第1 足骨頭~第5中足骨頭に対応する足裏部分が中 底4に当たるように、中底4の内側部41、外側 42および中央部43の足長方向の長さにおいて 、ボールジョイントBから足先方向の長さを 、ボールジョイントBから踵方向の長さより 長くしている。すなわち、内側部41、外側部 42および中央部43においては、長さLaと比較し 長さLfを長く設定している。

 そして、図2(1)に示すように、内側部41、 側部42および中央部43の連続した表面形状は 、原形がほぼ平坦となるように加工されてお り、内側部41、外側部42および中央部43は、厚 さD1を有する。

 また、図2(1)に示すように、内側部41およ 外側部42の中央部43側の側面全面は、中央部 43の各側面全面と接着剤で接着されている。 お、内側部41および外側部42の中央部43側の 面と中央部43の各側面とを接着剤を用いて 着する場合に、加熱条件下において熱プレ を行なってもよい。

 そして、図2(1)に示すように、中央部43に いては、足先方向から見た両側面が底面に し90°未満の角度θ1で傾斜した原形を有し、 内側部41および外側部42は、足先方向から見 中央部43側の側面が90°よりも大きな角度θ2 傾斜した原形を有する。内側部41および外側 部42の中央部43側の各側面の傾斜角度θ2は、 側部41および外側部42の中央部43側の各側面 中央部43の両側面全面と確実に接着できるよ うに、中央部43の両側面の傾斜角度θ1に対応 せた角度に設定されている。たとえばθ2は (180°―θ1)である。

 さらに、この中底4は、靴を履いたときに 横アーチ形状が崩れないように、弾性が部分 的に変えられており、内側部41および外側部4 2と、中央部43とは、異なる弾性を有する。具 体的には、中央部43は、反発力の強い弾性材 で形成されており、内側部41と外側部42とは 、中央部43よりも柔らかい弾性材料によって 成されている。

 そして、内側部41、外側部42および中央部 43の各弾性は、図2(2)に示すように、中底4上 ら履用時にかかる重さがかけられたときに 内側部41、外側部42および中央部43の連続し 表面形状が上に凸形状となるように設定さ ている。

 内側部41は、中底4上から履用時にかかる さがかけられたときに、図2(2)および図3に すように内側部41上に乗る第1中足骨頭B1対応 部分が沈み込むとともに内側部41の上面が底 つかない程度の反発力および厚さD21を有す 。外側部42は、中底4上から履用時にかかる さがかけられたときに、図2(2)および図3に すように外側部42上に乗る第5中足骨頭B5対応 部分が沈み込むとともに外側部42の上面が底 つかない程度の反発力および厚さD22を有す 。また、中央部43は、中底4上から履用時に かる重さがかけられたときに、内側部41お び外側部42よりも少ない沈み込み量で沈み込 み厚さD23(>D21,D22)となるとともに、上に凸 変形する内側部41、外側部42および中央部43 連続した表面形状を保持できる反発力およ 厚さを有する。

 内側部41、外側部42および中央部43の各弾 は、内側部41、外側部42および中央部43にか るおおよその重さを推測して、これらの各 さがかけられた場合に上に凸形状となるよ に設定されている。ここで、靴を履いてい い場合、前足部のボールジョイントB上にお ける体重負荷率は22%程度である。この前足部 のボールジョイントB上にかかる体重負荷率 、ヒールの高さが高くなるにしたがって高 り、ヒールの高さが4cmである靴を履いた場 には前足部のボールジョイントB上における 重負荷率は32%程度であり、ヒールの高さが8 cmである靴を履いた場合には前足部のボール ョイントB上における体重負荷率は63%程度と なる。また、前足部にかかる体重負荷率は、 中央、内側および外側によって異なる。また 、前足部にかかる体重負荷率は、蹴り出し時 と静止時とにおいても異なる。このため、内 側部41、外側部42および中央部43の各弾性は、 ヒール高さに対応する足裏の各部の体重負荷 率、蹴り出し時における体重負荷率、履用対 象者の平均体重などをもとに設定される。な お、中央部43は、比較的硬度を有するクッシ ン性を有するEVAスポンジなどによって形成 れ、内側部41および外側部42は、クッション 性を有する低反発スポンジ材料、たとえばRS ォーム(株式会社大裕商事製)又はX2(ブリュ ゲマン社製)やガスを注入したウレタンなど よって形成される。

 このように中底4においては弾性が部分的 に変えられているため、図3に示すように、 底4を有する靴を履いた場合、すなわち履用 にかかる重さがかけられた場合、第1中足骨 頭B1に対応する内側部41および第5中足骨頭B5 対応する外側部42が沈み込むとともに、第2 足骨頭B2、第3中足骨頭B3および第4中足骨頭B4 に対応する中央部43が内側部41および外側部42 よりも少ない沈み込み量で沈み込む。そして 、中央部43の上部両端の角も中底4上にかかる 応力によってつぶれるように変形する。

 この結果、図3に示すように、履用時にか かる重さがかけられたとき、中底4にかかる 力が適切に分散され、内側部41、外側部42お び中央部43の連続した表面形状が平坦だっ 原形から上に凸に変形する。特に内側部41、 外側部42および中央部43の各側面は横アーチ 状に合わせて底面に対し傾斜した原形を有 るため、内側部41、外側部42および中央部43 連続した表面形状は、足裏の横アーチ形状 近いなだらかな凸形状に変形することがで る。また、内側部41および外側部42は、中底4 上から履用時にかかる重さがかけられたとき に内側部41および外側部42の上面が底につか い程度の反発力および厚さを有するため、 底4においては、内側部41上に乗る第1中足骨 B1対応部分および外側部42上に乗る第5中足 頭B5対応部分を、クッション性を有する弾性 材料で支えることができる。

 これにともない、図3に示すように、中底 4上に置かれた足裏は、上に凸に変形した表 形状を有する内側部41、外側部42および中央 43に支えられて、横アーチ曲線に近い曲線As のように上に凸に変形した状態を保持できる 。言い換えると、中底4を有する靴を履いた き、履用者の足の横アーチ形状が大きく崩 ず、前足部の足裏が横アーチに近い形状を 持することができる。そして、内側部41、外 側部42および中央部43は、弾性材料で形成さ ており、さらに内側部41、外側部42および中 部43の各側面は横アーチ形状に合わせて底 に対し傾斜した原形を有することから、体 や足の骨格形状に個人差がある場合であっ も該個人差を吸収でき、横アーチ曲線に近 凸形状に変形可能である。このため、中底4 有する靴によれば、いずれの人に対しても の横アーチ形状の大きな崩れを防止するこ が可能になるものと考えられる。また、す に横アーチが崩れている人が履く場合であ ても、加重時には第1中足骨頭部および第5 足骨頭部部が第2中足骨頭部から第4中足骨頭 部に相当する部に比べより深く足底側に沈み こむため、加重が分散されることにより横ア ーチの崩れの進行を軽減することが可能にな るものと考える。

 ここで、図4に例示する中底104を有する従 来の靴においては、隆起形状が固定されてい るため足裏形状の個人差までカバーできず、 この靴を履いた人の横アーチ形状と隆起形状 とが合わない場合があった。このため、この 靴を履いた場合、足裏の第2中足骨頭B2から第 4中足骨頭B4に対応する部分と中底104の隆起部 分とがぶつかって、強い痛みをともなう胼胝 や魚の目などに起因して強い痛みが生じる場 合があった。

 これに対し、本実施の形態にかかる靴に いては、中底4における内側部41、外側部42 よび中央部43の各弾性は、中底4上から履用 にかかる重さがかけられたときに内側部41、 外側部42および中央部43の連続した表面形状 なだらかな凸形状に変形するように設定さ ている。このため、この靴を履く各人の足 の形に近い凸形状を形成することができる また、中底4の各構成部位は、履用時に体重 かけられたときに凸形状に変形できれば足 、従来のように横アーチ形状に合わせた隆 形状を保持する必要がないため、反発力の い硬い部材を中底4全体に使用する必要もな い。このため、本実施の形態にかかる中底4 有する靴においては、足裏と中底とが強く つかることに起因する強い痛みをともなう 胝や魚の目などによる痛みの発生を軽減す ことが可能になる。

 したがって、実施の形態にかかる中底4を 有する靴によれば、この靴を履いたときに前 足部の足裏が横アーチに近い形状となるため 、横アーチ形状の崩れが少なくなり、前足部 の足裏が横アーチに近い形状を保持できるこ とから、胼胝や魚の目などによる痛みなどの 横アーチ形状の崩れに起因する足の負担を軽 減することができる。

 さらに、従来においては、ヒールの高い 人靴を履いた場合にはヒールの低い靴を履 た場合よりも大きな重さが前足部にかかる とから、図4のように足の第2中足骨頭B2から 第4中足骨頭B4までが落ち込み、横アーチ形状 が崩れて曲線As0のように足裏が上に反り返っ た開張足となってしまう場合が多かった。そ して、開張足となった結果、足裏と靴の中底 とがぶつかりあい、ぶつかった部分を中心に 強い痛みをともなう胼胝や魚の目などが、さ らには将来的には外反母趾が発生するという 問題があった。この開張足の発生をなくすた めには、前足部への体重負荷率を減らす必要 があったため、従来においては、ヒールの高 さは3cmが限界であった。このため、デザイン 性が常に要求される婦人靴に対して、足の負 担軽減とヒールを高くさせたデザインとをと もに満たすことができなかった。

 これに対し、本実施の形態にかかる靴に いては、中底4における内側部41、外側部42 よび中央部43の弾性は、ヒール高さによって 変化する体重負荷率、足裏の各部における体 重負荷率および蹴り出し時や静止時などにお ける体重負荷率などをもとに設定されるため 、ヒールを高くした場合であっても、足の横 アーチ形状の大きな崩れ防止を可能にし、胼 胝や魚の目による痛みを軽減することができ る。実際に、本実施の形態にかかる中底4を する靴として、5cmまたは6cmの高いヒールを する婦人靴を5足試作し、15名の女性に試用 てもらったところ、従来の靴において発生 ていた履用時における痛みがほとんど感じ れないとの結果が得られた。したがって、 施の形態にかかる靴は、この中底4を採用す ことによって、従来限界であった3cmよりも 段にヒールを高くでき、要求されるデザイ 性を満たすことが可能になる。このため、 施の形態にかかる靴は、この中底4を採用す ることによって、デザイン性が常に要求され る婦人靴において、足の負担軽減とヒールを 高くさせたデザインとの双方を十分に満たす ことが可能になる。さらに、実施の形態にか かる靴は、この中底4を採用することによっ 、ヒールの高くした場合であっても開張足 防止できることから、第1中足骨頭を正常な に保持できる結果、第1中足骨頭が内側に開 いて母趾の付け根が外に飛び出す形となる外 反母趾の予防も期待できる。

 そして、実施の形態にかかる靴に使用さ る中底4においては、足側面方向から見た左 右側面の双方が底面に対して鋭角に傾斜して いる。具体的に、図5を参照して説明する。 5は、靴の構成部材のうちアウトソールとア トソール上に設けられる中底との側面図で る。図5に示すように、ヒール6を有するア トソール5上に接着される中底2,3,4のうち、 底4は、アウトソール5上面に対し、左側面が 90°よりも小さな角度である角度θ3で傾斜し 形状を有し、右側面が90°よりも小さな角度 あるθ4で傾斜した形状を有する。そして、 底2の右側面は、中底4の左側面の傾斜角度θ 3に合わせて傾斜しており、中底3の左側面は 中底4の右側面の傾斜角度θ4に合わせて傾斜 している。このように、各中底がそれぞれ接 着する面を傾斜させて、接着面を広く取って 、各中底2,3,4が剥がれないようにしている。 たがって、図6の矢印に示すように、蹴り出 し時に履用者の体重が大きくかかってボール ジョイント部を含む領域が大きく変形したと きであっても、なお、蹴り出し時における各 中底2,3,4の変形は、中底2,3,4における弾性に って円滑に吸収される。

 なお、実施の形態にかかる中底4を有する 靴は、まず図7の矢印Y1に示すように、弾性材 料を利用して作成された中底2,3,4に皮革、合 皮革などにより形成された靴本体部分7を取 り付け、次に矢印Y2に示すように、アウトソ ル5を接着し、次いで矢印Y3に示すようにヒ ル6を取り付ける。最後に、図8に示すよう 、表面シート8を中底4上に接着することによ って製造される。なお、実際の作成順は上記 以外の順により作成されても差し支えない。

 また、本実施の形態にかかる靴として、 1~3に示すように足先方向から見た断面が台 形状である中央部43を有する中底4を採用し 場合を例に説明したが、もちろん中底4の各 部の原形は図2に示す形状に限らず、履用時 かかる重さがかけられたときに内側部41、外 側部42および中央部43の連続した表面形状が に凸に変形するものであれば足りる。

 たとえば、図9(1)に示すように、横アーチ よりも半径が大きい円の円弧を描いた中央部 143と、中央部143側の側面が中央部143の側面形 状に合った曲面となるように形成された内側 部141および外側部142とを有する中底140であっ てもよい。この場合も中底4と同様に、履用 にかかる重さがかけられたときに、内側部14 1、外側部142および中央部143の連続した表面 状が、図9(1)のほぼ平坦な原形から、図9(2)の 横アーチ曲線に近い曲線As1のように上に凸に 変形するように、各部の側面形状、各部の厚 さおよび各部の弾性を設定すればよい。この 中底140は、中央部143に側面から上面にかかる 角がないため、中底140は、中底4よりも体重 足裏形状の個人差を円滑に吸収でき、前足 の足裏をさらに横アーチに近づけることが きる。また、中底140においては、内側部141 よび外側部142と、中央部143との接着面を中 4における場合よりも多くとることができる め、各部が剥がれにくくなるという効果も 待できる。

 また、図10(1)に示す中底240の原形形状の うに、中央部143の各側面との間に隙間Saがで きるように中央部143側の側面の角度を中底4 場合よりもさらに大きくした内側部241およ 外側部242としてもよい。この場合、内側部24 1および外側部242の足先方向から見た側面は 剥がれが生じないように、中央部143の各側 の少なくとも一部と接着可能な程度に底面 対して90°よりも大きな角度で傾斜した原形 有する必要がある。この中底4を設けた靴に おいては、図10(2)に示すように、履用時にか る重さがかけられたときに、隙間Saを埋め ように内側部241および外側部242がつぶされ 。このため、図10(2)に示すように、履用時に かかる重さがかけられたときに、内側部241、 外側部242および中央部143の連続した表面形状 は、曲線As2のように中底140よりも大きく隆起 した凸形状となり、さらに前足部の足裏を横 アーチ形状に近づけることができる。

 また、図11(1)に示す中底340の原形形状の うに、中央部343の足先方向から見た端部を 側部341および外側部342の底面まで延伸して 内側部341および外側部342を、側面のみなら 底面でも中央部343に接着できるようにして よい。中底340においては、側面および底面 双方が接着面として使用できるため、各部 剥がれにくくなるという効果を期待できる この場合も、中底4と同様に、内側部341、外 部342および中央部343の連続した表面形状は 図11(1)に示すように、原形が平坦であり、 11(2)に示すように、履用時にかかる重さがか けられたときに上に凸に変形するように、各 部の側面形状、各部の厚さおよび各部の弾性 を設定すればよい。

 また、弾性が異なる3つの部材で中底を作 り分ける場合に限らず、さらに多数の部材で 中底を作り分けてもよい。たとえば、図12(1) 中底440に示すように、端部から中央にかけ 徐々に硬くなるように、異なる弾性を有す 部材441,442,443a~443cによって作り分けてもよ 。この場合も中底4と同様に、履用時にかか 重さがかけられたときに、部材441,442,443a~443 cの連続した表面形状が図12(1)に示す平坦な原 形から、図12(2)の曲線As4のように横アーチ曲 に近い凸形状に変形するように、側面形状 各部の厚さおよび各部の弾性を設定すれば い。中底440においては、第2中足骨頭、第3 足骨頭および第4中足骨頭にほぼ対応する領 に設けられた部材443a~443cは、それぞれ足先 向から見た両側面が底面に対し90°未満の角 度で傾斜した原形を有している。また、中央 に位置する部材443a、側面方向にかけて位置 る部材443b、部材443cの順に徐々に柔らかい材 料で形成されており、足の内側に対応する部 材441および足の外側に対応する部材442がさら に柔らかい材料で形成されている。このため 、図12(2)に示すように、中底440は、履用時に かる重さがかけられたときには、理想的な アーチ形状にさらに合致した凸形状を形成 ることができるものと考えられる。

 また、本実施の形態にかかる靴に採用し 中底を、靴の大きさを調整するための中敷 応用してもよい。中敷に応用した場合も中 4と同様に、弾性が異なる材料で中敷におけ るボールジョイントに対応する各領域を作り 分ければよい。

 具体的に、図13に示すように、足裏形状 合わせて足裏中央から足先に対応する形状 有する中敷540を例に説明する。中敷540のう 第2中足骨頭、第3中足骨頭および第4中足骨 にほぼ対応する領域には、中底4と同様に中 部43が形成されている。そして、中敷540の ち中央部43以外の領域である周辺部541は、中 底4における内側部41および外側部42と同様の 性を有する弾性材料で形成される。足の親 側に対応する周辺部541の領域のボールジョ ントB上の幅は、靴を履いたときに足裏の第 1中足骨頭に対応する領域が乗るように中底4 同様に幅W1を有する。そして、足の小指側 対応する周辺部541の領域のボールジョイン B上の幅は、靴を履いたときに足裏の第5中足 骨頭に対応する領域が乗るように中底4と同 に幅W2を有する。また、中央部43の足長方向 長さL43は、体重の重みによって足全体が足 方向へずれた場合であっても、第2中足骨頭 ~第4中足骨頭に対応する足裏部分が中敷540に たるように、実際の第2中足骨頭~第4中足骨 に対応する足長方向の長さよりも長く設定 れている。

 つぎに、図14に、図13における中敷540をCC で切断した断面を足先方向から見た図を示 。この図14に示すように、中底4と同様に、 辺部541および中央部43は、厚さD1を有し、周 辺部541および中央部43の連続した表面形状は 平坦な原形を有する。そして、周辺部541お び中央部43の連続した表面形状は、原形が 坦である。さらに、図15に示すように、中敷 540は、中底4と同様に、中敷540上から履用時 かかる重さがかけられたときに、周辺部541 よび中央部43の連続した表面形状が横アーチ 曲線に近い曲線Asのように上に凸形状となる このため、中敷540を装着した靴を履いた場 には、前足部の足裏が横アーチに近い形状 なるため、横アーチ形状の崩れが少なくな 、横アーチ形状の崩れに起因する足の負担 軽減することができる。さらに、図13に示 中敷540の側面図である図16に示すように、中 底4と同様に、中敷540の踵方向の側面は、ア トソール5上面に対し90°よりも大きな角度で ある角度θ4で傾斜した形状を有する。したが って、中敷540を靴に装着した場合、中敷540と 靴の表面シート503との間にスペースSbができ ため、蹴り出し時に表面シート503および中 540のボールジョイント対応部分が大きく変 したときであっても、スペースSbにおいて 面シート503および中敷540の変形を吸収して 中敷540の踵方向端部の浮き上がりを防止し 裏への押し上げを抑制している。

 この中敷540を使用するには、図17の矢印 示すように、既に完成した靴内部に中敷540 差し入れて、表面シート503上の第2中足骨頭~ 第4中足骨頭に対応する部分に中央部43が配置 するように中敷540を装着すればよい。この場 合、靴内部の形状に合うように、中敷540の周 辺部をカットしてもよい。また、中敷540は、 足長の長さに対応させて複数のサイズを設定 してもよい。また、中敷540の裏面に接着剤を 塗布して表面シート503上から剥がれないよう にしてもよい。この場合、表面シート503上に 中敷540を取り付けるまでの間に接着剤が固化 しないように、中敷540裏面の接着剤上をフィ ルム膜などで覆った状態で保管する。

 また、中底4,140,240,340,440の内側部、外側 および中央部の弾性の組み合わせ、および 中敷540の周辺部541および中央部43の弾性の組 み合わせは、ヒールの高さや、体重が重い人 、体重が軽い人などに対応させてそれぞれ複 数種類設定してもよい。

 以上のように、本発明にかかる靴の中底 よび靴は、靴を履いた場合における横アー 形状の崩れに起因する足の負担軽減を目的 する場合に有用であり、特に、デザイン性 要求される婦人靴への使用に適している。